JP2015182551A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

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JP2015182551A
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淳 本橋
Atsushi Motohashi
淳 本橋
晃幸 岩田
Akiyuki Iwata
晃幸 岩田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】ベースブラケットの高さを確保できない場合でも建調用ブラケットをスポット溶接でベースブラケットに結合でき、さらにエンジンルーム内に進入する雨水等の排水経路を改善できる自動車の前部車体構造を提供する。【解決手段】アッパメンバ3を、エプロンメンバ3に溶接固定されるベースブラケット8と、該ベースブラケット8に溶接固定され、フェンダパネル5及びヒンジブラケット12が取り付けられる建調用ブラケット9とで構成し、前記ベースブラケット8及び建調用ブラケット9を、車両前後方向に延びると共に横断面視で上方に開口する凹形状をなすものとし、前記建調用ブラケット9を前記ベースブラケット8の上部に挿入し、該両ブラケット8,9の上縁フランジ部8a,9a同士をスポット溶接により固定した。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンルームの側部を構成するエプロンメンバ上にフェンダパネルやフードヒンジを取り付けるためのアッパメンバを配設した自動車の前部車体構造に関し、詳細にはアッパメンバの溶接組立て性及びエンジンルーム内に進入する雨水等の排水経路の改善に関する。
自動車のエンジンルームの側部には、エプロンメンバと、該エプロンメンバ上に固定されたアッパメンバとが配設され、該アッパメンバ上には、フェンダパネルを取り付けるためのフェンダブラケットやフードヒンジを支持するためのヒンジブラケットが取り付けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−101847号公報
ところで、前記アッパメンバは、前記エプロンメンバに先にスポット溶接により固定されるベースブラケットと、フェンダパネルやフードヒンジの建て付け精度を確保するために前記ベースブラケットに後からスポット溶接により固定される建て付け調整用ブラケット(以下、建調用ブラケットと記す)とで構成される場合がある。
この建調用ブラケットのベースブラケットへのスポット溶接を可能にするためには、前記ベースブラケットに、スポット溶接用ガンの挿入を可能とする大きさのガン挿入開口を形成する必要があり、従ってベースブラケットには前記ガン挿入開口を形成できる程度の高さが必要である。ところが車種によっては、フードの高さを抑える等の要請から、前記ベースブラケットを、スポットガンを挿入可能の高さに設定できない場合がある。
このような場合に、スポット溶接ではなくアーク溶接やCO2ガス溶接あるいはボルト締めにより前記両ブラケットを結合すると、コスト高となり生産性が悪化する問題が生じる。
本発明は、前記従来の実情に鑑みてなされたもので、ベースブラケットの高さを確保できない場合であっても建調用ブラケットをスポット溶接でベースブラケットに結合でき、さらにエンジンルーム内に進入する雨水等の排水経路を改善できる自動車の前部車体構造を提供することを課題としている。
本発明は、エンジンルームの側部に配設されるエプロンメンバの上面に、フェンダパネル及び/又はヒンジブラケットを取り付けるためのアッパメンバが固定された自動車の前部車体構造において、
前記アッパメンバは、前記エプロンメンバに溶接固定されるベースブラケットと、該ベースブラケットに溶接固定され、前記フェンダパネル及びヒンジブラケットが取り付けられる建調用ブラケットとで構成されており、
前記ベースブラケット及び建調用ブラケットは車両前後方向に延びると共に横断面視で上方に開口する凹形状をなしており、前記建調用ブラケットは前記ベースブラケットの上部に挿入され、該両ブラケットの上縁部同士がスポット溶接により固定されていることを特徴としている。
本発明に係る前部車体構造によれば、前記ベースブラケット及び建調用ブラケットを共に横断面視で上方に開口する凹形状をなすものとし、前記建調用ブラケットを前記ベースブラケットの上部に挿入配置したので、該両ブラケットの上縁部が共に上方に立ち上がることとなり、ベースブラケットがスポットガンを挿入できない高さのものである場合にも支障なく該両ブラケットの上縁部同士をスポット溶接により固定することができ、コストの増加,生産性の悪化の問題を回避できる。
また前記建調用ブラケットは、車両前後方向に延びると共に上方に開口する凹形状となっているので、ウインドシールドに沿って流下してフロントフェンダ,フロントフード及びヒンジカバー等の割線部分からエンジンルーム内に進入する大量の雨水等をエンジンルーム前部に導いて排水させる樋として機能することが可能であり、アッパメンバ下方付近に配設される各種電装品に水がかかるのを抑制できる。
本発明の実施例1に係る自動車の前部車体構造のエンジンルーム外方から見た斜視図である。 前記前部車体構造のエンジンルーム内側から見た模式側面図である。 前記前部車体構造の模式断面正面図(図2のIII-III線断面図)である。 前記前部車体構造のフロントフェンダ,フロントフード等の割線と前記アッパメンバとの配置関係を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は本発明の実施例1に係る自動車の前部車体構造を説明するための図である。本実施例において、前,後、左,右とは車両前方から見た場合の前,後、左,右を意味する。
図において、1は自動車の前部に形成されたエンジンルームであり、該エンジンルーム1の左,右側部には、車両前後方向に延び、その後端部がフロントピラー2に溶接固定されたエプロンメンバ3と、該左,右のエプロンメンバ3の上面に配設された左,右のアッパメンバ4と、該アッパメンバ4及び前記エプロンメンバ3を車幅方向外側から覆う左,右のフロントフェンダ5とが配設されている。また左,右の前記フロントフェンダ5,5の上縁部間には、前記エンジンルーム1を開閉するフロントフード6が配設されている。
前記エプロンメンバ3は、インナメンバ3aとアウタメンバ3bとのフランジ部3d,3e同士をスポット溶接により結合してなる横断面矩形状のもので、その上面3cは前記フロントピラー2から前方にいくほど低くなる前下がりに傾斜している。このエプロンメンバ3は、車両衝突時の衝突荷重を前記フロントピラー2から車両後方に伝達する機能を有する。
また本実施例では、ワイパ用洗浄液を貯留するウォッシャタンク7が前記左側のエプロンメンバ3の外側面に沿うように配設されており、その外側を前記フロントフェンダ5が覆っている。また、前記ウォッシャタンク7は、その後端部にポンプ駆動用モータ7aを備えている。
前記アッパメンバ4は、ベースブラケット8と該ベースブラケット8に固定された建付け調整機能を有する建調用ブラケット9とで構成されている。
前記建調用ブラケット9上には、前記フロントフェンダ5を固定するためのフェンダブラケット10が溶接固定され、また前記フロントフード6を回動可能に支持するためのヒンジブラケット12がボルト13bにより締め付け固定されている。
前記フェンダブラケット10は、上方に凸状をなすように折り曲げ形成された板金製のもので、座面10aと、該座面10aの前,後縁に続いて下方に折り曲げ形成された脚部10b,10bと、該脚部10bの下端部に前,後に拡がるよう折り曲げ形成された前,後のフランジ部10c,10cとを有する。
前記座面10aに前記フロントフェンダ5の上縁に折り曲げ形成されたフランジ部5aがボルト13aにより締め付け固定されている。また前記前,後のフランジ部10c,10cが前記建調用ブラケット9の底面9bにスポット溶接により固定されている。
前記フェンダブラケット10は、前記フロントフェンダ5あるいはフロントフード6に上方から衝撃荷重が作用すると、前記脚部10b部分が座屈変形することにより前記衝撃荷重を吸収する機能を有する。
前記ヒンジブラケット12は、横断面L字形状をなす板金製のもので、取付けフランジ部12aと、ここから上方に立ち上がるように折り曲げ形成された支持部12bとを有する。前記取付けフランジ部12aが前,後のボルト13b,13bにより前記建調用ブラケット9の底面9bに締め付け固定されている。また前記支持部12bの支持孔12cに前記ヒンジ11の後端部11aが回動可能に支持されている。このヒンジ11は前方に延び、その前端部にフード支持フランジ11bを有し、該支持フランジ11bに前記フロントフード6の後部がボルト締め固定されている。また前記支持部12bとヒンジ11との連結部上方にはヒンジカバー14が配設されている。
前記アッパメンバ4を構成する前記ベースブラケット8及び建調用ブラケット9は共に車両前後方向に延び、横断面して前方から見たとき上方に開口する凹形状をなしている。
前記ベースブラケット8は、前記エプロンメンバ3の前下がりに傾斜する上面3c上に配置されスポット溶接により固定されており、従って前下がりに傾斜している。
また前記建調用ブラケット9は、これの底面9bが所定高さになるように前記ベースブラケット8の上部内に挿入配置され、該両ブラケット8,9の上縁フランジ部8a,9a同士を上方から接近させたスポットガンSPで溶接することにより前記建調用ブラケット9とベースブラケット8とは結合されている。前記建調用ブラケット9は前記ベースブラケット8と同様に前下がりに傾斜している。
ここで前記建調用ブラケット9の上方には、前記フロントフェンダ5のフロントフード6の縁部同士の隙間からなる割線a及び前記建調用ブラケット9,フロントフード6及び前記ヒンジカバー14の縁部同士の隙間からなる割線bが位置している。またこれらの割線a,bはウインドシールド(図示せず)の下縁近傍に位置している。
本実施例におけるアッパメンバ4の溶接組立に当たっては、先ずベースブラケット8をエプロンメンバ3の上面3cにスポット溶接により固定し、次に建調用ブラケット9をベースブラケット8の上部に挿入配置する。そして前記フェンダブラケット10の座面10aやヒンジブラケット12のヒンジ支持孔12c等の位置が所定精度内に収まるように建調用ブラケット9の位置を治具等を使用して調整しながら該建調用ブラケット9をベースブラケット8にスポット溶接により結合する。
このときベースブラケット8及び建調用ブラケット9の上縁フランジ部8a,9aが上方を向いているので、スポットガンSPを上方から該上縁フランジ部8a,9aに接近させることができ、該両上縁フランジ部8a,9aを支障なく挟持してスポット溶接することができる。
このように本実施例に係る前部車体構造によれば、前記ベースブラケット8及び建調用ブラケット9を共に横断面視で上方に開口する凹形状をなすものとし、前記建調用ブラケット9を前記ベースブラケット8の上部に挿入配置したので、該両ブラケット8,9の上縁フランジ部8a,9aが共に上方に立ち上がることとなり、ベースブラケット8の高さが低く、スポットガンの挿入開口を形成できない場合であっても、両ブラケット8,9の上縁フランジ部8a,9a部同士を支障なくスポット溶接により固定することができ、コストの増加,生産性の悪化の問題を回避できる。
またウインドシールドに沿って流下する大量の雨水あるいは洗車水は前記フロントフェンダ5,フロントフード6及びヒンジブラケット14の割線a,bからエンジンルーム1内に進入することとなる。本実施例では、前記アッパメンバ4が前記割線a,bの交差する付近の下方に位置しており、しかも該アッパメンバ4の上側に位置する建調用ブラケット9が上方に開口する凹形状をなし、さらに前下がりに傾斜しつつ車両前方に延びているので、前記建調用ブラケット9は、前記進入した雨水等を前方に導き、落下させる樋として機能する。
従って前記アッパメンバ4の下方に配置された電装部品、例えば前記ウォッシャタンク7のモータ7aに水が係るのを抑制できる。
1 エンジンルーム
3 エプロンメンバ
4 アッパメンバ
5 フェンダパネル
8 ベースブラケット
8a ベースブラケットの上縁フランジ(上縁部)
9 建調用ブラケット
9a 建調用ブラケットの上縁フランジ(上縁部)
12 ヒンジブラケット

Claims (1)

  1. エンジンルームの側部に配設されるエプロンメンバの上面に、フェンダパネル及び/又はヒンジブラケットを取り付けるためのアッパメンバが固定された自動車の前部車体構造において、
    前記アッパメンバは、前記エプロンメンバに溶接固定されるベースブラケットと、該ベースブラケットに溶接固定され、前記フェンダパネル及びヒンジブラケットが取り付けられる建て付け調整用ブラケット(以下、建調用ブラケットと記す)とで構成されており、
    前記ベースブラケット及び建調用ブラケットは車両前後方向に延びると共に横断面視で上方に開口する凹形状をなしており、前記建調用ブラケットは前記ベースブラケットの上部に挿入され、該両ブラケットの上縁部同士がスポット溶接により固定されている
    ことを特徴としている。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105270483A (zh) * 2015-11-02 2016-01-27 北汽银翔汽车有限公司 D柱阻隔胶安装结构

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