JP2016078559A - 車両用サイドミラー - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラ及びランプをミラーハウジングに組み付ける際に部品点数及び組み付け工数を削減する。
【解決手段】後方視認用のミラーが組み付けられるミラーハウジングに、カメラ50と、カメラ50の撮影範囲に光を照射するランプ60とが組み付けられる。カメラ50とランプ60はミラーハウジングに対して締結部材Bによって共締めされている。カメラ50とランプ60をミラーハウジングに組み付ける際に、共通の締結部材によって締結固定することが可能になるので、締結部材の数が減少し、組み付け工数も減少する。
【選択図】図2
【解決手段】後方視認用のミラーが組み付けられるミラーハウジングに、カメラ50と、カメラ50の撮影範囲に光を照射するランプ60とが組み付けられる。カメラ50とランプ60はミラーハウジングに対して締結部材Bによって共締めされている。カメラ50とランプ60をミラーハウジングに組み付ける際に、共通の締結部材によって締結固定することが可能になるので、締結部材の数が減少し、組み付け工数も減少する。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば自動車等の側部に配設される車両用サイドミラーに関し、特にカメラを備えた構造の技術分野に属する。
従来より、自動車の側部に配設される車両用サイドミラーは、後方視認用のミラーが組み付けられるミラーハウジングと、ミラーハウジングを車両に支持するミラーベースとを備えている。
近年、ミラーハウジングには、様々な電気部品が配設されるようになってきており、例えば特許文献1に開示されているように車両の側方を視認するためのカメラとランプとが配設される場合がある。特許文献1のミラーハウジングの下部には、下方に開口した窓部が形成されている。ミラーハウジングの内部には、箱状のケースがミラーハウジングの窓部に臨むように配設されている。このケース内にランプが収容された状態で組み付けられている。また、カメラは、レンズがミラーハウジングの窓部側に位置するようにケースに組み付けられている。
ところで、特許文献1では、ケースにカメラ及びランプを別々に組み付けているので、カメラをケースに取り付けるための締結部材と、ランプをケースに取り付けるための締結部材とが必要になる。また、これらカメラ及びランプは一般に複数箇所を締結する必要があるので、締結部材の数が多くなる。加えて、ミラーハウジングとは別体のケースを設けていることから、ケースをミラーハウジングに取り付けるための締結部材も必要になる。つまり、特許文献1の構造は締結部材が多く必要になって部品点数及び組み付け工数が増加してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カメラ及びランプをミラーハウジングに組み付ける際に部品点数及び組み付け工数を削減することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、カメラとランプを共締めするようにした。
第1の発明は、
後方視認用のミラーが組み付けられるミラーハウジングと、
上記ミラーハウジングを車両に支持するミラーベースと、
上記ミラーハウジングに組み付けられるカメラと、
上記ミラーハウジングに組み付けられ、上記カメラの撮影範囲に光を照射するランプとを備えた車両用サイドミラーにおいて、
上記カメラと上記ランプとが上記ミラーハウジングに対して共通の締結部材によって共締めされていることを特徴とする。
後方視認用のミラーが組み付けられるミラーハウジングと、
上記ミラーハウジングを車両に支持するミラーベースと、
上記ミラーハウジングに組み付けられるカメラと、
上記ミラーハウジングに組み付けられ、上記カメラの撮影範囲に光を照射するランプとを備えた車両用サイドミラーにおいて、
上記カメラと上記ランプとが上記ミラーハウジングに対して共通の締結部材によって共締めされていることを特徴とする。
この構成によれば、カメラとランプをミラーハウジングに組み付ける際に、共通の締結部材によって締結固定することが可能になるので、締結部材の数が減少し、組み付け工数も減少する。
第2の発明は、第1の発明において、
上記カメラと上記ランプとは水平方向に間隔をあけて並ぶように配設され、
上記カメラと上記ランプとの間に上記共通の締結部材が配置されることを特徴とする。
上記カメラと上記ランプとは水平方向に間隔をあけて並ぶように配設され、
上記カメラと上記ランプとの間に上記共通の締結部材が配置されることを特徴とする。
この構成によれば、カメラとランプとの間に共通の締結部材を配置してカメラとランプを締結することで、これらの締結作業が容易になるとともに、カメラとランプの相対的な位置を正確に決めることが可能になる。
第3の発明は、第1の発明において、
上記ミラーハウジングには、上記ランプを位置決めする第1位置決めピンと、上記カメラを位置決めする第2位置決めピンとが設けられていることを特徴とする。
上記ミラーハウジングには、上記ランプを位置決めする第1位置決めピンと、上記カメラを位置決めする第2位置決めピンとが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ランプが第1位置決めピンによって位置決めされ、カメラが第2位置決めピンによって位置決めされるので、ランプとカメラの相対的な位置をずれにくくした状態で共締めすることが可能になる。
第4の発明は、第1の発明において、
上記ミラーハウジングには、締結部材がそれぞれ螺合する第1ボス部と、第2ボス部と、第3ボス部とが互いに間隔をあけて並ぶように設けられ、
上記第2ボス部は、上記カメラの本体部と上記ランプの本体部との間に配置されて上記共通の締結部材が螺合するものであり、
上記ランプの本体部は、上記第1ボス部と上記第2ボス部との間に配置されて上記第1ボス部に締結され、
上記カメラの本体部は、上記第3ボス部と上記第2ボス部との間に配置されて上記第3ボス部に締結されていることを特徴とする。
上記ミラーハウジングには、締結部材がそれぞれ螺合する第1ボス部と、第2ボス部と、第3ボス部とが互いに間隔をあけて並ぶように設けられ、
上記第2ボス部は、上記カメラの本体部と上記ランプの本体部との間に配置されて上記共通の締結部材が螺合するものであり、
上記ランプの本体部は、上記第1ボス部と上記第2ボス部との間に配置されて上記第1ボス部に締結され、
上記カメラの本体部は、上記第3ボス部と上記第2ボス部との間に配置されて上記第3ボス部に締結されていることを特徴とする。
この構成によれば、ランプは、該ランプの本体部を挟むように配置される第1ボス部と第2ボス部とに締結されるので、少ない締結部材であってもランプが安定する。また、カメラは、該カメラの本体部を挟むように配置される第2ボス部と第3ボス部とに締結されるので、同様に安定する。
第1の発明によれば、カメラとランプをミラーハウジングに共締めしたので、部品点数及び組み付け工数を削減することができる。
第2の発明によれば、カメラとランプとの間に共通の締結部材を配置したので、カメラとランプの締結作業を容易にできるとともに、カメラとランプの相対的な位置を正確に決めることができる。
第3の発明によれば、ランプを位置決めする第1位置決めピンと、カメラを位置決めする第2位置決めピンとをミラーハウジングに設けたので、ランプとカメラの相対的な位置をずれにくくした状態で共締めすることができ、作業性を良好にすることができる。
第4の発明によれば、ミラーハウジングに第1ボス部と、第2ボス部と、第3ボス部とを設け、第2ボス部をカメラの本体部とランプの本体部との間に配置し、ランプの本体部を第1ボス部と第2ボス部との間に配置して第1ボス部に締結し、カメラの本体部を第3ボス部と第2ボス部との間に配置して第3ボス部に締結したので、ランプ及びカメラを少ない締結部材で安定させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用サイドミラー1の分解斜視図である。この車両用サイドミラー1は、例えば自動車の側部に配設されるドアに取り付けて使用される、いわゆるドアミラーである。この実施形態では、図示しないがドアのアウタパネルに取り付けられる場合について説明するが、取付箇所はこれに限定されるものではない。尚、以下の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両右側を単に「右」といい、車両左側を単に「左」というものとする。
また、以下の説明では車両右側に配設される車両用サイドミラー1について説明するが、左側に配設されるものは、右側のものと左右対称であるだけで構造は同じである。
車両用サイドミラー1は、後方視認用のミラー2と、ミラー2が組み付けられるミラーハウジング3と、ミラーハウジング3を車両に支持するミラーベース4とを備えている。ミラーベース4は、自動車のドアパネル(図示せず)に締結部材によって締結固定されている。ミラーベース4は、ドアパネル以外の例えばサッシュ部に固定するようにしてもよい。
ミラーベース4の下部は下側ベースカバー4aによって覆われている。また、ミラーベース4の上部は上側ベースカバー4bによって覆われている。また、ミラーベース4のドアへの取り付け面には、弾性部材からなるシール材4cが取り付けられている。このシール材4cによってミラーベース4とドアのアウタパネルとの間がシールされるようになっている。
ミラーハウジング3は、ミラー2が取り付けられるミラーハウジング本体30と、アッパーパネル31と、アンダーパネル32とを備えている。ミラーハウジング本体30、アッパーパネル31及びアンダーパネル32は例えば樹脂材で構成することができる。ミラーハウジング本体30は、左右方向に長い形状を有している。ミラーハウジング本体30の後面には、ミラー2を収容するミラー配設用凹部30aが形成されている。また、ミラーハウジング本体30の前側には、フレーム部材34が配設されている。フレーム部材34は、ミラーハウジング本体30に固定されており、アッパーパネル31及びアンダーパネル32によって前側から覆われるようになっている。フレーム部材34の右端部は、ミラーベース4に対して上下方向に延びる軸周りに回動可能に支持されている。ミラーハウジング3は、当該軸周りに回動することによって、ミラー2が左右方向に延びる姿勢となる使用可能状態と、ミラー2が前後方向に延びる姿勢となる格納状態とに切り替えられる。
ミラーハウジング本体30のミラー配設用凹部30a内には、角度調整ユニット35が配設されている。角度調整ユニット35はミラーハウジング本体30ないしフレーム部材34に固定されており、ミラー2の角度を調整するためのものである。角度調整ユニット35には、プレート部材36が揺動可能にピボット結合されている。プレート部材36にミラー2が貼り付けられている。
アッパーパネル31は、ミラーハウジング本体30の前側における上下方向中間部よりも上側部分を、その前方から覆うためのものであり、車両用サイドミラー1の上側の意匠面を形成している。アッパーパネル31は、全体として前側へ膨出するように湾曲していて、ミラーハウジング本体30の左端から右端まで延びている。
アッパーパネル31の左縁部には、ウインカーランプ37を配設するための切欠部31aが形成されている。ウインカーランプ37は、切欠部31a内に入り込んだ状態で固定される。アッパーパネル31の内面には、ミラーハウジング本体30の前側に係止する爪部31bが形成されている。また、アッパーパネル31の下縁部31cは、左右方向に延びている。
アンダーパネル32は、ミラーハウジング本体30の前側における上下方向中間部よりも下側部分を、その前方から覆うためのものであり、車両用サイドミラー1の下側の意匠面を形成している。アンダーパネル32は、図2や図3にも示すように、左右方向に長い形状とされており、左右方向に延びる下板部40と、下板部40の前縁部から上方へ延びるとともに左右方向にも長く延びる前板部41とを有している。下板部40は、左側へ行くほど前後方向の寸法が短くなるように形成されている。前板部41は、下板部40よりも左側へ延びており、左側へ行くほど後方に位置するように緩やかに湾曲している。この前板部41の左側の上縁部には、ミラーハウジング本体30に締結される締結部41aが設けられている。
前板部41の上縁部41bは、アッパーパネル31の下縁部31cに沿うように左右方向に延びている。また、前板部41は、下板部40よりも右側へ延びており、右側へ行くほど後方に位置するように緩やかに湾曲している。前板部41の右縁部には、ミラーハウジング本体30に係止する爪部41cが後側へ突出するように設けられている。
アンダーパネル32には、図4〜図6に示すようなカメラ50及びランプ60が配設される。カメラ50は、車両の側方を撮影するためのものであり、本体部が有しているレンズが下方へ向くようにしてアンダーパネル32に固定される。カメラ50はその本体部に固定されるブラケット70を有している。図3に示すように、アンダーパネル32には、ランプ60を位置決めするための第1位置決めピン43と、カメラ50を位置決めするための第2位置決めピン44とが設けられている。これにより、ランプ60とカメラ50の締結前における相対的な位置がずれにくくなる。
第1位置決めピン43は、下板部40の前縁部近傍から上方へ突出し、上側へ行くほど後に位置するように傾斜している。第1位置決めピン43の中心線方向中間部には段部43aが形成されている。第2位置決めピン44は、第1位置決めピン43から右斜め前方に離れた部位から上方へ突出し、上側へ行くほど後に位置するように傾斜している。第2位置決めピン44の中心線方向中間部には段部44aが形成されている。第1位置決めピン43と第2位置決めピン44とは互いに平行に延びている。
また、アンダーパネル32には、ランプ60を締結固定するための第1ボス部45と、ブラケット70、即ちカメラ50及びランプ60を共締め状態で締結固定するための第2ボス部46と、カメラ50のブラケット70を締結固定するための第3ボス部47とが設けられている。第1ボス部45、第2ボス部46及び第3ボス部47は、左側から右側に順に、互いに間隔をあけて並んでいる。
すなわち、第1ボス部45は、第1位置決めピン43から左側へ離れた部位から上方へ突出している。第2ボス部46は、第1ボス部45から右側へ離れ、かつ、第1位置決めピン43から後方に離れた部位から上方へ突出している。第3ボス部47は、第2位置決めピン44から右側へ離れた部位から上方へ突出している。第1ボス部45、第2ボス部46及び第3ボス部47の突出方向は、第1位置決めピン43や第2位置決めピン44の突出方向と同方向である。
また、アンダーパネル32の下板部40には、カメラ50のレンズを下方へ臨ませるためのカメラ用開口部40aと、ランプ60の本体部が有する光照射部を下方へ臨ませるためのランプ用開口部40bとが形成されている。カメラ用開口部40aは、略円形とされて、第1位置決めピン43及び第2ボス部46の右側で、かつ、第2位置決めピン44の後方に位置している。また、カメラ用開口部40aは、第2ボス部46と第3ボス部47との間に位置している。下板部40の内面におけるカメラ用開口部40aの周縁部には、環状の弾性材からなるカメラ用シール材S1が配設されている。
ランプ用開口部40bは、略矩形とされて、第1位置決めピン43及び第2ボス部46の左側に位置している。また、ランプ用開口部40bは、第1ボス部45と第2ボス部46との間に位置している。下板部40の内面におけるランプ用開口部40bの周縁部には、環状の弾性材からなるランプ用シール材S2が配設されている。
つまり、この実施形態では、第2ボス部46は、カメラ50の本体部とランプ60の本体部との間に配置される。また、ランプ60の本体部は、第1ボス部45と第2ボス部46との間に配置される。さらに、カメラ50の本体部は、第3ボス部47と第2ボス部46との間に配置される。
一方、図2や図4等に示すように、カメラ50は、ハーネス51を有している。ハーネス51は、カメラ50に電力を供給するとともに、カメラ50から映像信号を送出するためのものである。ハーネス51の基端部は、カメラ50の上部に接続されている。ハーネス51の中途部には、映像信号のノイズを除去するための雑防素子を有する雑防部52が設けられている。雑防部52の雑防素子は、従来からこの種のカメラ等に使用されているものである。この実施形態では、雑防部52がハーネス51の長手方向に長い形状とされていて、ハーネス51の他の部分に比べて太くなっている。また、ハーネス51の先端部にはコネクタ53が設けられている。このコネクタ53には、車両側から延びるハーネス(図示せず)が接続されるようになっている。
また、ランプ60は、例えばLED等の発光体(図示せず)を備えており、カメラ50の撮影範囲、即ち、下方を照射するためものである。ランプ60の上部には、コネクタ61が設けられている。このコネクタ61には、車両側から延びるハーネス(図示せず)が接続されるようになっている。
ランプ60には、左側締結部62と、右側締結部63と、位置決め部64とが設けられている。左側締結部62は、ランプ60の本体部の左側面から左側へ延出する板状に形成されていて、その中央部に、例えばビスやねじ、ボルト等の締結部材が挿通する挿通孔62aが形成されている。また、右側締結部63は、ランプ60の本体部の右側面から右側へ向けて斜め後方へ延出する板状に形成されていて、その中央部に、例えばビスやねじ、ボルト等の締結部材が挿通する挿通孔63aが形成されている。位置決め部64は、ランプ60の本体部の右側面から右側へ向けて斜め前方へ延出する板状に形成されていて、その中央部に、第1位置決めピン43が挿通する挿通孔64aが形成されている。
ブラケット70は、ランプ50の本体部をアンダーパネル32に固定するためのものであり、樹脂材で構成されている。ブラケット70は、カメラ50の上面に締結固定される固定板部71と、固定板部71の後側の縁部から上下方向に延びる後側縦板部72と、後側縦板部72に形成された筒部73と、固定板部71の前側の縁部から上下方向に延びる前側縦板部74と、前側縦板部74から延出する延出板部75とを有している。
固定板部71は、カメラ50の上面に沿って延びており、後側へ向かって下降傾斜している。後側縦板部72は、固定板部71に対して垂直に、固定板部71の厚み方向両側に向けて延びている。後側縦板部72の後側の面に、筒部73が形成されている。図7に示すように、筒部73には、アンダーパネル32の第2ボス部46が挿入されるようになっている。筒部73の内周面は、第2ボス部64の外周面に接触するようになっている。筒部73の上端部には、締結部材Bが挿通する挿通孔73aが形成されている。
図6に示すように、前側縦板部74は、固定板部71に対して垂直、かつ、下方に向かって斜め前方に延びている。延出板部75は、前側縦板部74の下縁部から前側縦板部74に対して垂直、かつ、上方に向かって斜め前方に延びている。延出板部75の左側には、第2位置決めピン44が挿通する挿通孔75a(図5に示す)が形成され、また、延出板部75の右側には、第3ボス部47に螺合する締結部材Bが挿通する挿通孔75b(図4に示す)が形成されている。
また、この実施形態では、アンダーパネル32とミラーハウジング本体30との間に、カメラ50の雑防部52を配設するための雑防部配設用空間部R(図8にのみ示す)が形成されている。すなわち、アンダーパネル32の前板部41は、ミラーハウジング本体30の前面から前方へ離れていて、前板部41とミラーハウジング本体30の前面との間に所定の隙間を形成している。この所定の隙間は、雑防部52を左右方向に延びる姿勢、即ち、アンダーパネル32の長手方向に沿うように配設して収容することができる程度の大きさであり、雑防部配設用空間部Rとなっている。
また、アンダーパネル32の前板部41の内面には、雑防部配設用空間部Rに配設された雑防部52を挟持するための挟持部Aが設けられている。挟持部Aは、アンダーパネル32の前板部41の内面から突出するように該アンダーパネル32に一体成形された第1板状部48及び第2板状部49を有している。第1板状部48は左右方向に延びており、前板部41の上縁部41b近傍に位置している。第2板状部49は第1板状部48と平行に延びており、第1板状部48から下方に離れている。第1板状部48及び第2板状部49の離間寸法は、雑防部52の外径よりも若干短く設定されている。第1板状部48及び第2板状部49は樹脂材の持つ弾性力によって上下方向に撓み変形することが可能になっている。したがって、雑防部52は、第1板状部48及び第2板状部49の間に配置された状態で第1板状部48及び第2板状部49が有する弾性力によって径方向に挟持される。尚、第1板状部48及び第2板状部49の代わりに、ピンや柱状部を設けて雑防部52を挟持するようにしてもよい。
さらに、図8に示すように、ミラーハウジング本体30の前面には、雑防部52が第1板状部48及び第2板状部49の間から離脱するのを抑制するための離脱抑制部39が設けられている。離脱抑制部39は、ミラーハウジング本体30の前面から前方へ突出し、第1板状部48及び第2板状部49に挟持された雑防部52に対向するように配置されている。離脱抑制部39は、雑防部52に対してその少なくとも一部に対向していればよい。また、離脱抑制部39は、突出する形状とすることもできるし、板形状にすることもできる。
次に、上記カメラ50及びランプ60の組み付け要領について説明する。始めにブラケット70はカメラ50の本体部に締結固定しておく。そして、ブラケット70の挿通孔75aに第2位置決めピン44を挿通してブラケット70を位置決めする。このとき、第2位置決めピン44の段部44aにブラケット70の挿通孔75aの周縁部が当接するので、ブラケット70の高さ方向の位置決めもなされる。また、ブラケット70の挿通孔75bと第3ボス部47とを一致させた後、締結部材Bを挿通孔75bに挿通させて第3ボス部47に螺合させる。これにより、カメラ50の右側が第3ボス部47に締結されることになる。
また、ランプ60の位置決め部64の挿通孔64aに第1位置決めピン43を挿通させる。このとき、第1位置決めピン43の段部43aに位置決め部64の挿通孔64aの周縁部が当接するので、位置決め部64の高さ方向の位置決めもなされる。そして、ランプ60の左側締結部62の挿通孔62aと第1ボス部45とを一致させた後、締結部材Bを挿通孔62aに挿通させて第1ボス部45に螺合させる。これにより、ランプ60の左側が第1ボス部45に締結されることになる。
また、ランプ60の右側締結部63をブラケット70の筒部73の上面に重ね、右側締結部63の挿通孔63aを筒部73の挿通孔73aと一致させる。その後、締結部材Bを、右側締結部63の挿通孔63a及び筒部73の挿通孔73aに挿通し、第2ボス部46に螺合させる。これにより、カメラ50の左側及びランプ60の右側が第2ボス部46に締結される。そして、カメラ50の周縁部がカメラ用シール材S1に押圧されるとともに、ランプ60がランプ用シール材S2に押圧されてシール性が確保される。
ランプ60とブラケット70とを第2ボス部46に共締めするようにしたので、締結部材Bの数を増やすことなく、ランプ60とブラケット70とを強固に固定することができる。また、ランプ60とブラケット70とを第2ボス部46に共締めすることで、ランプ60とブラケット70との相対的な位置を高精度に設定することができる。この締結時には、ランプ60は、該ランプ60の本体部を挟むように配置される第1ボス部45と第2ボス部46とに締結されるので、少ない締結部材であってもランプ60が安定する。また、カメラ50は、該カメラ50の本体部を挟むように配置される第2ボス部46と第3ボス部47とに締結されるので、同様に安定する。
また、カメラ50の雑防部52は、アンダーパネル32の長手方向に延びる姿勢とし、第1板状部48及び第2板状部49の突出方向先端側から第1板状部48及び第2板状部49の間に押し込む。これにより、第1板状部48及び第2板状部49の間隔が若干広がりながら雑防部52が押し込まれた状態になり、第1板状部48及び第2板状部49によって挟持される。
以上のようにしてカメラ50及びランプ60が組み付けられたアンダーパネル32をミラーハウジング本体30に取り付ける。すると、図8に示すようにカメラ50の雑防部52が雑防部配設用空間部Rに配設された状態になる。
以上説明したように、この実施形態に係る車両用サイドミラー1によれば、カメラ50とランプ60をミラーハウジング3のアンダーパネル32に共締めしたので、部品点数及び組み付け工数を削減することができる。
また、カメラ50とランプ60との間に共通の締結部材Bを配置したので、カメラ50とランプ60の締結作業を容易にできるとともに、カメラ50とランプ60の相対的な位置を正確に決めることができる。
また、ランプ60を位置決めする第1位置決めピン43と、カメラ50を位置決めする第2位置決めピン44とをミラーハウジング3のアンダーパネル32に設けたので、ランプ60とカメラ50の相対的な位置をずれにくくした状態で共締めすることができ、作業性を良好にすることができる。
また、アンダーパネル32には第1〜第3ボス部45〜47以外にも締結用のボス部を設けてもよい。
上記実施形態では、カメラ50の雑防部52が長い形状である場合について説明したが、雑防部52の形状は上記した形状に限られるものではない。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドミラーは、例えば自動車の側部に配設することができる。
1 車両用サイドミラー
2 ミラー
3 ミラーハウジング
4 ミラーベース
30 ミラーハウジング本体
32 アンダーパネル
43 第1位置決めピン
44 第2位置決めピン
45 第1ボス部
46 第2ボス部
47 第3ボス部
50 カメラ
60 ランプ
B 締結部材
2 ミラー
3 ミラーハウジング
4 ミラーベース
30 ミラーハウジング本体
32 アンダーパネル
43 第1位置決めピン
44 第2位置決めピン
45 第1ボス部
46 第2ボス部
47 第3ボス部
50 カメラ
60 ランプ
B 締結部材
Claims (4)
- 後方視認用のミラーが組み付けられるミラーハウジングと、
上記ミラーハウジングを車両に支持するミラーベースと、
上記ミラーハウジングに組み付けられるカメラと、
上記ミラーハウジングに組み付けられ、上記カメラの撮影範囲に光を照射するランプとを備えた車両用サイドミラーにおいて、
上記カメラと上記ランプとが上記ミラーハウジングに対して共通の締結部材によって共締めされていることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記カメラと上記ランプとは水平方向に間隔をあけて並ぶように配設され、
上記カメラと上記ランプとの間に上記共通の締結部材が配置されることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーハウジングには、上記ランプを位置決めする第1位置決めピンと、上記カメラを位置決めする第2位置決めピンとが設けられていることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーハウジングには、締結部材がそれぞれ螺合する第1ボス部と、第2ボス部と、第3ボス部とが互いに間隔をあけて並ぶように設けられ、
上記第2ボス部は、上記カメラの本体部と上記ランプの本体部との間に配置されて上記共通の締結部材が螺合するものであり、
上記ランプの本体部は、上記第1ボス部と上記第2ボス部との間に配置されて上記第1ボス部に締結され、
上記カメラの本体部は、上記第3ボス部と上記第2ボス部との間に配置されて上記第3ボス部に締結されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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