JP2016078155A - 研磨装置、及び、基板処理装置 - Google Patents

研磨装置、及び、基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】研磨対象物を研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングする。
【解決手段】研磨装置は、ウェハWを研磨するための研磨パッド10が貼り付けられた研磨テーブル30Aと、ウェハWを保持し研磨パッド10に押圧する保持部と、研磨テーブル30Aに設けられウェハWの膜厚を検出する複数の膜厚センサ130と、を備える。保持部は、ウェハWを研磨パッド10の研磨面に沿って移動可能である。複数の膜厚センサ130は、ウェハWが研磨パッド10に対向する第1の位置αにあるときにウェハWに対向して複数分布するとともに、ウェハWが保持部によって移動されて研磨パッド10に対向する第2の位置βにあるときにウェハWに対向して複数分布する。
【選択図】図4

Description

本発明は、研磨装置、及び、基板処理装置に関するものである。
近年、半導体ウェハなどの基板に対して各種処理を行うために基板処理装置が用いられている。基板処理装置の一例としては、基板の研磨処理を行うためのCMP(Chemical Mechanical Polishing)装置が挙げられる。
CMP装置は、基板の研磨処理を行うための研磨装置、基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うための洗浄装置、研磨装置へ基板を受け渡すとともに洗浄装置によって洗浄処理及び乾燥処理された基板を受け取るロード/アンロード装置などを備える。また、CMP装置は、研磨装置、洗浄装置、及びロード/アンロード装置内で基板の搬送を行う搬送装置を備えている。CMP装置は、搬送装置によって基板を搬送しながら研磨、洗浄、及び乾燥の各種処理を順次行う。
また、半導体デバイスの高集積化・高密度化に伴い、回路の配線がますます微細化し、多層配線の層数も増加している。回路の微細化を図りながら多層配線を実現するためには、半導体デバイス表面を精度よく平坦化処理する必要がある。
研磨装置は、研磨パッドが貼り付けられた研磨テーブルと、研磨対象物(例えば半導体ウェハなどの基板、又は基板の表面に形成された各種の膜)を保持するためのトップリングとを備えている。研磨装置は、研磨テーブルを回転させながら、トップリングに保持された研磨対象物を研磨パッドに押圧することによって研磨対象物を研磨する。
ところで、従来技術の研磨装置では、研磨対象物の下部に複数の膜厚モニタを設け、複数の膜厚モニタによって研磨対象物の膜厚をモニタリングすることにより、研磨対象物の平坦化することが知られている。
特開平11−77525号公報
しかしながら、従来技術は、研磨対象物を研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることは考慮されていない。
すなわち、従来技術は、2つのローラの周りに巻き回されたベルトをローラの回転によって回転移動させながら、ベルトの直線状の部分に研磨対象物を押圧することによって研磨対象物を研磨するものである。また、ベルトを挟んで研磨対象物の反対側に設けられたプラテンには複数の開口が形成され、各開口にはそれぞれ膜厚モニタが設けられる。一方、ベルトには、プラテンの複数の開口に対応する複数の開口が形成されており、ベルトの回転移動によってベルトの開口とプラテンの開口とが整合するタイミングで研磨対象物の膜厚をモニタするものである。したがって、従来技術は、ベルトの開口とプラテンの開口とが整合するタイミングでしか研磨対象物の膜厚をモニタすることができないので、研磨対象物を研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることは考慮されていない。
そこで、本願発明は、研磨対象物を研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることを課題とする。
本願発明の研磨装置の一形態は、上記課題に鑑みなされたもので、研磨対象物を研磨するための研磨パッドが貼り付けられた研磨テーブルと、研磨対象物を保持し前記研磨パッドに押圧する保持部と、前記研磨テーブルに設けられ前記研磨対象物の膜厚を検出する複数の膜厚センサと、を備え、前記保持部は、前記研磨対象物を前記研磨パッドの研磨面に沿って移動可能であり、前記複数の膜厚センサは、前記研磨対象物が前記研磨パッドに対向する第1の位置にあるときに前記研磨対象物に対向して複数分布するとともに、前記研磨対象物が前記保持部によって移動されて前記研磨パッドに対向する第2の位置にあるときに前記研磨対象物に対向して複数分布する、ことを特徴とする。
また、研磨装置の一形態において、前記研磨テーブルは、固定されていてもよい。
また、研磨装置の一形態において、さらに、前記研磨テーブルに設けられ、前記研磨パッドの研磨面の反対側の裏面を押圧する押圧機構を備えることができる。
また、研磨装置の一形態において、前記押圧機構は、前記複数の膜厚センサと一対に設けられるか、前記複数の膜厚センサのそれぞれに対して複数設けられるか、又は、前記複数の膜厚センサを構成する複数の膜厚センサの組みに対して1つ設けられていてもよい。
また、研磨装置の一形態において、前記保持部は、第1のトップリングと、前記第1のトップリングと前記研磨パッドとの間に設けられ前記研磨対象物を保持する第2のトップリングと、前記第1のトップリングの中央に取り付けられた第1の回転軸と、前記第1のトップリングの中央以外の場所と前記第2のトップリングの中央とを連結する第2の回転軸と、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸を回転駆動する駆動部と、を備える、ことができる。
また、研磨装置の一形態において、前記保持部は、前記研磨対象物を保持するトップリングと、前記研磨対象物が前記研磨パッドの研磨面に沿って移動するように前記トップリングを直線状に往復移動させる駆動部と、を備える、ことができる。
また、研磨装置の一形態において、前記保持部は、前記トップリングの中央に取り付けられた回転軸と、前記回転軸を回転駆動する駆動部と、を備える、ことができる。
また、研磨装置の一形態において、前記押圧機構は、前記研磨テーブルに形成された穴に設けられたピストンと、前記研磨パッドの裏面を押圧する方向に前記ピストンを駆動可能な駆動機構と、を備える、ことができる。
また、研磨装置の一形態において、前記駆動機構は、流体を流入出可能な第1及び第2の連通口が形成されたシリンダと、前記シリンダ内の前記第1の連通口と連通する第1の空間と前記シリンダ内の前記第2の連通口と連通する第2の空間とを仕切る仕切り部材と、前記仕切り部材と前記ピストンとを連結する連結部材と、を備え、前記第1及び第2の連通口に対する前記流体の流入出によって前記ピストンを前記研磨パッドの裏面に対して接離する方向に駆動する流体シリンダを含む、ことができる。
また、研磨装置の一形態において、さらに、前記複数の膜厚センサによって検出された前記研磨対象物の1又は複数の測定点における時系列の膜厚データに基づいて、前記保持部に対して前記研磨対象物が位置ずれ又はスリップしたことを検出する制御部を備えてい
てもよい。
また、研磨装置の一形態において、前記制御部は、前記複数の膜厚センサによって検出された前記研磨対象物の1又は複数の測定点における時系列の膜厚データに基づいて、前記保持部に対する前記研磨対象物の位置ずれ又はスリップの量及び方向を検出し、検出した位置ずれ又はスリップの量に基づいて、前記研磨対象物の1又は複数の測定点を補正することができる。
また、本願発明の基板処理装置の一形態は、基板の研磨処理を行うための上記のいずれか研磨装置と、前記基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うための洗浄装置と、前記研磨装置へ基板を受け渡すとともに前記洗浄装置によって洗浄処理及び乾燥処理された基板を受け取るロード/アンロード装置と、を備えることを特徴とする。
かかる本願発明によれば、研磨対象物を研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。 図2(a)は洗浄装置を示す平面図であり、図2(b)は洗浄装置を示す側面図である。 図3は、第1実施形態の第1研磨装置を模式的に示す図である。 図4は、第1実施形態における膜厚センサの配置態様を示す図である。 図5は、第2実施形態の第1研磨装置を模式的に示す図である。 図6は、第2実施形態における膜厚センサの配置態様を示す図である。 図7は、第3実施形態の第1研磨装置を模式的に示す図である。 図8は、押圧機構の一例を示す図である。 図9は、押圧機構の一例を示す図である。
以下、本願発明の一実施形態に係る研磨装置、及び、基板処理装置を図面に基づいて説明する。以下では、基板処理装置の一例として、CMP装置を説明するが、これには限られない。
まず、CMP装置の全体構成について説明し、その後に研磨装置について説明する。
<基板処理装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示すように、CMP装置は、略矩形状のハウジング1を備えており、ハウジング1の内部は隔壁1a,1bによってロード/アンロード装置2と研磨装置3と洗浄装置4とに区画されている。ロード/アンロード装置2、研磨装置3、及び洗浄装置4は、それぞれ独立に組み立てられ、独立に排気される。また、洗浄装置4は、CMP装置に関する各種制御を行う制御部5を有している。
<ロード/アンロード装置>
ロード/アンロード装置2は、多数のウェハ(基板)をストックするウェハカセットが載置される2つ以上(本実施形態では4つ)のフロントロード部20を備えている。これらのフロントロード部20はハウジング1に隣接して配置され、基板処理装置の幅方向(長手方向と垂直な方向)に沿って配列されている。フロントロード部20には、オープン
カセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができるようになっている。ここで、SMIF、FOUPは、内部にウェハカセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
また、ロード/アンロード装置2には、フロントロード部20の並びに沿って走行機構21が敷設されており、この走行機構21上にウェハカセットの配列方向に沿って移動可能な2台の搬送ロボット(ローダー、搬送機構)22が設置されている。搬送ロボット22は走行機構21上を移動することによってフロントロード部20に搭載されたウェハカセットにアクセスできるようになっている。各搬送ロボット22は上下に2つのハンドを備えている。上側のハンドは、処理されたウェハをウェハカセットに戻すときに使用される。下側のハンドは、処理前のウェハをウェハカセットから取り出すときに使用される。このように、上下のハンドを使い分けることができるようになっている。さらに、搬送ロボット22の下側のハンドは、その軸心周りに回転することで、ウェハを反転させることができるように構成されている。
ロード/アンロード装置2は最もクリーンな状態を保つ必要がある領域であるため、ロード/アンロード装置2の内部は、CMP装置外部、研磨装置3、及び洗浄装置4のいずれよりも高い圧力に常時維持されている。研磨装置3は研磨液としてスラリーを用いるため最もダーティな領域である。したがって、研磨装置3の内部には負圧が形成され、その圧力は洗浄装置4の内部圧力よりも低く維持されている。ロード/アンロード装置2には、HEPAフィルタ、ULPAフィルタ、またはケミカルフィルタなどのクリーンエアフィルタを有するフィルタファンユニット(図示せず)が設けられており、このフィルタファンユニットからはパーティクルや有毒蒸気、有毒ガスが除去されたクリーンエアが常時吹き出している。
<洗浄装置>
図2(a)は洗浄装置4を示す平面図であり、図2(b)は洗浄装置4を示す側面図である。図2(a)及び図2(b)に示すように、洗浄装置4は、第1洗浄室190と、第1搬送室191と、第2洗浄室192と、第2搬送室193と、乾燥室194とに区画されている。第1洗浄室190内には、縦方向に沿って配列された上側一次洗浄モジュール201A及び下側一次洗浄モジュール201Bが配置されている。上側一次洗浄モジュール201Aは下側一次洗浄モジュール201Bの上方に配置されている。同様に、第2洗浄室192内には、縦方向に沿って配列された上側二次洗浄モジュール202A及び下側二次洗浄モジュール202Bが配置されている。上側二次洗浄モジュール202Aは下側二次洗浄モジュール202Bの上方に配置されている。一次及び二次洗浄モジュール201A,201B,202A,202Bは、洗浄液を用いてウェハを洗浄する洗浄機である。これらの一次及び二次洗浄モジュール201A,201B,202A,202Bは垂直方向に沿って配列されているので、フットプリント面積が小さいという利点が得られる。
上側二次洗浄モジュール202Aと下側二次洗浄モジュール202Bとの間には、ウェハの仮置き台203が設けられている。乾燥室194内には、縦方向に沿って配列された上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bが配置されている。これら上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bは互いに隔離されている。上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bの上部には、清浄な空気を乾燥モジュール205A,205B内にそれぞれ供給するフィルタファンユニット207,207が設けられている。上側一次洗浄モジュール201A、下側一次洗浄モジュール201B、上側二次洗浄モジュール202A、下側二次洗浄モジュール202B、仮置き台203、上側乾燥モジュール205A、及び下側乾燥モジュール205Bは、図示しないフレームにボルトなどを介して固定されている。
第1搬送室191には、上下動可能な第1搬送ロボット(搬送機構)209が配置され、第2搬送室193には、上下動可能な第2搬送ロボット210が配置されている。第1搬送ロボット209及び第2搬送ロボット210は、縦方向に延びる支持軸211,212にそれぞれ移動自在に支持されている。第1搬送ロボット209及び第2搬送ロボット210は、その内部にモータなどの駆動機構を有しており、支持軸211,212に沿って上下に移動自在となっている。第1搬送ロボット209は、搬送ロボット22と同様に、上下二段のハンドを有している。第1搬送ロボット209は、図2(a)の点線が示すように、その下側のハンドが上述した仮置き台180にアクセス可能な位置に配置されている。第1搬送ロボット209の下側のハンドが仮置き台180にアクセスするときには、隔壁1bに設けられているシャッタ(図示せず)が開くようになっている。
第1搬送ロボット209は、仮置き台180、上側一次洗浄モジュール201A、下側一次洗浄モジュール201B、仮置き台203、上側二次洗浄モジュール202A、下側二次洗浄モジュール202Bの間でウェハWを搬送するように動作する。洗浄前のウェハ(スラリーが付着しているウェハ)を搬送するときは、第1搬送ロボット209は、下側のハンドを用い、洗浄後のウェハを搬送するときは上側のハンドを用いる。第2搬送ロボット210は、上側二次洗浄モジュール202A、下側二次洗浄モジュール202B、仮置き台203、上側乾燥モジュール205A、下側乾燥モジュール205Bの間でウェハWを搬送するように動作する。第2搬送ロボット210は、洗浄されたウェハのみを搬送するので、1つのハンドのみを備えている。図1に示す搬送ロボット22は、その上側のハンドを用いて上側乾燥モジュール205Aまたは下側乾燥モジュール205Bからウェハを取り出し、そのウェハをウェハカセットに戻す。搬送ロボット22の上側ハンドが乾燥モジュール205A,205Bにアクセスするときには、隔壁1aに設けられているシャッタ(図示せず)が開くようになっている。
<研磨装置>
研磨装置3は、ウェハの研磨(平坦化)が行われる領域であり、第1研磨装置3A、第2研磨装置3B、第3研磨装置3C、第4研磨装置3Dを備えている。これらの第1研磨装置3A、第2研磨装置3B、第3研磨装置3C、及び第4研磨装置3Dは、図1に示すように、基板処理装置の長手方向に沿って配列されている。
図1に示すように、第1研磨装置3Aは、研磨面を有する研磨パッド10が取り付けられた研磨テーブル30Aと、ウェハを保持しかつウェハを研磨テーブル30A上の研磨パッド10に押圧しながら研磨するための保持部31Aと、研磨パッド10に研磨液やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための研磨液供給ノズル32Aと、研磨パッド10の研磨面のドレッシングを行うためのドレッサ33Aと、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射するアトマイザ34Aとを備えている。
第1研磨装置3Aと同様に、第2研磨装置3Bは、研磨テーブル30Bと、保持部31Bと、研磨液供給ノズル32Bと、ドレッサ33Bと、アトマイザ34Bとを備えている。第3研磨装置3Cは、研磨テーブル30Cと、保持部31Cと、研磨液供給ノズル32Cと、ドレッサ33Cと、アトマイザ34Cとを備えている。第4研磨装置3Dは、研磨テーブル30Dと、保持部31Dと、研磨液供給ノズル32Dと、ドレッサ33Dと、アトマイザ34Dとを備えている。
図1に示すように、第1研磨装置3A及び第2研磨装置3Bに隣接して、第1リニアトランスポータ6が配置されている。この第1リニアトランスポータ6は、研磨装置3A,3Bが配列する方向に沿った4つの搬送位置(ロード/アンロード装置側から順番に第1
搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4とする)の間でウェハWを搬送する機構である。
また、第3研磨装置3C及び第4研磨装置3Dに隣接して、第2リニアトランスポータ7が配置されている。この第2リニアトランスポータ7は、研磨装置3C,3Dが配列する方向に沿った3つの搬送位置(ロード/アンロード装置側から順番に第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7とする)の間でウェハWを搬送する機構である。
ウェハWは、第1リニアトランスポータ6によって研磨装置3A,3Bに搬送される。第1研磨装置3Aの保持部31Aは、トップリングヘッドのスイング動作により研磨位置と第2搬送位置TP2との間を移動する。したがって、保持部31Aへのウェハの受け渡しは第2搬送位置TP2で行われる。同様に、第2研磨装置3Bの保持部31Bは研磨位置と第3搬送位置TP3との間を移動し、保持部31BへのウェハWの受け渡しは第3搬送位置TP3で行われる。第3研磨装置3Cの保持部31Cは研磨位置と第6搬送位置TP6との間を移動し、保持部31CへのウェハWの受け渡しは第6搬送位置TP6で行われる。第4研磨装置3Dの保持部31Dは研磨位置と第7搬送位置TP7との間を移動し、保持部31DへのウェハWの受け渡しは第7搬送位置TP7で行われる。
第1搬送位置TP1には、搬送ロボット22からウェハを受け取るためのリフタ11が配置されている。ウェハWはこのリフタ11を介して搬送ロボット22から第1リニアトランスポータ6に渡される。リフタ11と搬送ロボット22との間に位置して、シャッタ(図示せず)が隔壁1aに設けられており、ウェハWの搬送時にはシャッタが開かれて搬送ロボット22からリフタ11にウェハが渡されるようになっている。また、第1リニアトランスポータ6と、第2リニアトランスポータ7と、洗浄装置4との間にはスイングトランスポータ12が配置されている。スイングトランスポータ12は、第4搬送位置TP4と第5搬送位置TP5との間を移動可能なハンドを有しており、第1リニアトランスポータ6から第2リニアトランスポータ7へのウェハの受け渡しは、スイングトランスポータ12によって行われる。ウェハWは、第2リニアトランスポータ7によって第3研磨装置3C及び/又は第4研磨装置3Dに搬送される。また、研磨装置3で研磨されたウェハWはスイングトランスポータ12を経由して洗浄装置4に搬送される。
第1研磨装置3A、第2研磨装置3B、第3研磨装置3C、及び第4研磨装置3Dは、互いに同一の構成を有しているので、以下、第1研磨装置3Aについて説明する。
<第1実施形態>
図3は、第1実施形態の第1研磨装置3Aを模式的に示す図である。図3に示すように、第1研磨装置3Aは、研磨対象物であるウェハWを研磨するための研磨パッド10が貼り付けられた研磨テーブル30Aと、ウェハWを保持し研磨パッド10に押圧する保持部31Aと、研磨テーブル30Aに設けられウェハWの膜厚を検出する複数の膜厚センサ130と、を備える。研磨パッド10の上面はウェハWを研磨する研磨面となる。研磨時には、研磨液供給ノズル32Aから研磨パッド10の研磨面に研磨液が供給され、研磨対象であるウェハWが保持部31Aによって研磨面に押圧されて研磨される。なお、膜厚センサ130は、例えば、渦電流センサ(R−ECM)、光学式センサ(S−OPM)、又は磁気センサなどが挙げられるが、これらには限られない。
保持部31Aは、第1のトップリング311と、第1のトップリング311と研磨パッド10との間に設けられ真空吸着によりウェハWを保持する第2のトップリング312と、第1のトップリング311の中央に取り付けられ上方へ延伸する第1の回転軸313と、第1のトップリング311の中央以外の場所と第2のトップリング312の中央とを連
結する第2の回転軸314と、第1の回転軸313を回転駆動する第1の駆動部315と、第2の回転軸314を回転駆動する駆動部316、を備える。なお、本実施形態では、第1の駆動部315と第2の駆動部316は、第1の回転軸313と第2の回転軸314とを互いに反対方向に回転駆動するが、これには限られない。また、本実施形態では、ウェハWは、保持部31Aによって、ウェハW自体が回転(自転)しながら、研磨テーブル30A(研磨パッド10)の中心周りに回転(公転)する。このため、本実施形態では、研磨テーブル30Aは回転又は移動などせず固定又は静止されているが、これには限られない。
保持部31Aは、第1の回転軸313周りに第1のトップリング311を回転させるとともに第2の回転軸周りに第2のトップリング312を回転させながら、ウェハWを研磨パッド10へ押圧することができる。保持部31Aは、第1の回転軸313周りに第1のトップリング311を回転させることによって、ウェハWを研磨パッド10の研磨面に沿って移動可能である。
図4は、第1実施形態における膜厚センサ130の配置態様を示す図である。図4に示すように、膜厚センサ130は、研磨テーブル30Aに格子状に多数配置される。具体的には、膜厚センサ130は、第1の回転軸313周りに第1のトップリング311を回転させることによってウェハWが移動する領域に対向して配置される。なお、研磨テーブル30Aの中央の領域はウェハWが通過しないので膜厚センサ130は配置されない。その結果、膜厚センサ130は、ドーナツ状に複数配置される。なお、膜厚センサ130の配置は格子状には限られない。また、膜厚センサ130の配置間隔、及び、配置個数は、ウェハWに求められる平坦度の精度などに応じて適宜選択することができる。
また、複数の膜厚センサ130は、ウェハWが研磨パッド10に対向する第1の位置αにあるときにウェハWに対向して複数分布するとともに、ウェハWが保持部31Aによって移動されて研磨パッド10に対向する第1の位置αとは異なる第2の位置βにあるときにもウェハWに対向して複数分布している。なお、第1の位置αと第2の位置βは、ウェハWが相互に重ならない位置関係である。また、第1の位置αと第2の位置βとの間のウェハWの移動軌跡には、ウェハWが研磨パッド10に対向する位置が複数あるが、これら複数の位置のいずれにおいても、複数の膜厚センサ130がウェハWに対向して複数分布している。
以上、本実施形態によれば、ウェハWを研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることができる。すなわち、本実施形態では、ウェハWの研磨工程においてウェハWが移動する軌跡上には、複数の膜厚センサ130がウェハWに対向して分布している。したがって、ウェハWを研磨しながら連続的にウェハWの複数箇所の膜厚を検出することができる。その結果、ウェハWを研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることができる。
さらに、本実施形態によれば、研磨テーブル30Aが固定されているので、研磨テーブル30Aに複数の膜厚センサ130を容易に配置することができる。すなわち、研磨テーブル30Aが例えば回転する場合には、回転体である研磨テーブル30Aに研磨テーブル30Aに冷却水又は膜厚センサ130用の純水などの流体を供給したり、膜厚センサ130などの電気部品のための配線を供給したりするために、ロータリジョイント及びロータリコネクタなどが必要になる。ロータリジョイント及びロータリコネクタなどを設ける場合には、特に、研磨テーブル30Aに流体を供給するための系統数などに制限が生じるため、複数の膜厚センサ130を配置することが難しくなるおそれがある。これに対して、本実施形態は、研磨テーブル30Aが固定されているので、ロータリジョイント及びロータリコネクタなどが不要となり、その結果、研磨テーブル30Aに複数の膜厚センサ13
0を容易に配置することができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態の第1研磨装置3Aを模式的に示す図である。図5に示すように、第1研磨装置3Aは、研磨対象物であるウェハWを研磨するための研磨パッド10が貼り付けられた研磨テーブル30Aと、ウェハWを保持し研磨パッド10に押圧する保持部31Aと、研磨テーブル30Aに設けられウェハWの膜厚を検出する複数の膜厚センサ130と、を備える。研磨パッド10の上面はウェハWを研磨する研磨面となる。研磨時には、研磨液供給ノズル32Aから研磨パッド10の研磨面に研磨液が供給され、研磨対象であるウェハWが保持部31Aによって研磨面に押圧されて研磨される。なお、膜厚センサ130は、例えば、渦電流センサ(R−ECM)、光学式センサ(S−OPM)、又は磁気センサなどが挙げられるが、これらには限られない。
保持部31Aは、真空吸着によりウェハWを保持するトップリング321と、トップリング321の中央に取り付けられ上方へ延伸する回転軸322と、回転軸322を回転駆動する駆動部323と、ウェハWが研磨パッド10の研磨面に沿って移動するようにトップリング321を直線状に往復移動させる駆動部324と、を備える。なお、本実施形態では、ウェハWは、保持部31Aによって、ウェハW自体が回転(自転)しながら、研磨パッド10の研磨面に沿って往復移動する。このため、本実施形態では、研磨テーブル30Aは回転又は移動などせず固定されているが、これには限られない。また、本実施形態では、駆動部323によってウェハWを回転させながら駆動部324によってウェハWを直線状に往復移動させる例を示すが、これに限らず、例えば、ウェハWを回転させずに駆動部324によってウェハWを直線状に往復移動させてもよい。
図6は、第2実施形態における膜厚センサ130の配置態様を示す図である。図6に示すように、研磨テーブル30Aは矩形状に形成される。また、図6に示すように、膜厚センサ130は、研磨テーブル30Aに格子状に多数配置される。具体的には、膜厚センサ130は、駆動部324によってウェハWが移動する領域に対向して配置される。なお、膜厚センサ130の配置は格子状には限られない。また、膜厚センサ130の配置間隔、及び、配置個数は、ウェハWに求められる平坦度の精度などに応じて適宜選択することができる。
また、複数の膜厚センサ130は、ウェハWが研磨パッド10に対向する第1の位置αにあるときにウェハWに対向して複数分布するとともに、ウェハWが保持部31Aによって移動されて研磨パッド10に対向する第1の位置αとは異なる第2の位置βにあるときにもウェハWに対向して複数分布している。なお、第1の位置αと第2の位置βは、ウェハWが相互に重ならない位置関係である。また、第1の位置αと第2の位置βとの間のウェハWの移動軌跡には、ウェハWが研磨パッド10に対向する位置が複数あるが、これら複数の位置のいずれにおいても、複数の膜厚センサ130がウェハWに対向して複数分布している。
以上、本実施形態によれば、ウェハWを研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることができる。すなわち、本実施形態では、ウェハWの研磨工程においてウェハWが移動する軌跡上には、複数の膜厚センサ130がウェハWに対向して分布している。したがって、ウェハWを研磨しながら連続的にウェハWの複数箇所の膜厚を検出することができる。その結果、ウェハWを研磨しながら連続的に平坦度をモニタリングすることができる。
さらに、本実施形態によれば、研磨テーブル30Aが固定されているので、研磨テーブル30Aに複数の膜厚センサ130を容易に配置することができる。すなわち、研磨テー
ブル30Aが例えば回転する場合には、回転体である研磨テーブル30Aに研磨テーブル30Aに冷却水又は膜厚センサ130用の純水などの流体を供給したり、膜厚センサ130などの電気部品のための配線を供給したりするために、ロータリジョイント及びロータリコネクタなどが必要になる。ロータリジョイント及びロータリコネクタなどを設ける場合には、特に、研磨テーブル30Aに流体を供給するための系統数などに制限が生じるため、複数の膜厚センサ130を配置することが難しくなるおそれがある。これに対して、本実施形態は、研磨テーブル30Aが固定されているので、ロータリジョイント及びロータリコネクタなどが不要となり、その結果、研磨テーブル30Aに複数の膜厚センサ130を容易に配置することができる。
<第3実施形態>
上記の第1及び第2実施形態では、研磨テーブル30Aに複数の膜厚センサ130を配置する例を示したが、これに限らず、研磨テーブル30Aに、研磨パッド10の研磨面の反対側の裏面を押圧する押圧機構を配置することもできる。
図7は、第3実施形態の第1研磨装置3Aを模式的に示す図である。図7に示すように、押圧機構300は研磨テーブル30A内に複数配置される。また、図7に示すように、押圧機構300は、複数の膜厚センサ130と一対に複数設けることができる。ただし、押圧機構300の配置態様は、図7に示す場合には限られない。例えば、2つの膜厚センサ130に対して1つの押圧機構300を設けることができる。この場合、例えば、2つの膜厚センサ130の中央に押圧機構300を設けることができる。また、例えば、4つの膜厚センサ130に対して1つの押圧機構300を設けることができる。この場合、例えば、矩形状に配置された4つの膜厚センサ130の中央に押圧機構300を設けることができる。
図8,9は、押圧機構300の一例を示す図である。なお、図8,9では、1つの押圧機構300を代表的に図示しているが、実際には、押圧機構300は上述のように複数配置される。なお、押圧機構300は、複数の膜厚センサ130と一対に設けられていてもよいし、複数の膜厚センサ130のそれぞれに対して複数設けられていてもよい。また、押圧機構300は、複数の膜厚センサ130を構成する複数の膜厚センサの組みに対して1つ設けられていてもよい。
図8に示すように、研磨装置3Aは、ウェハWの平坦化に関する各種の操作指令を入力したり、ウェハWの平坦化に関する各種情報を出力したりするための操作パネル135と、研磨装置3Aの各部品を制御する制御部5と、を備える。
制御部5は、ウェハWの研磨工程において、研磨テーブル30Aに貼り付けられた研磨パッド10の研磨面の反対側の裏面10bを押圧するためのコントローラである。
また、研磨装置3Aは、押圧機構300を動作させるための圧縮空気ライン152を備える。圧縮空気ライン152には、圧力レギュレータ156が設けられている。圧縮空気ライン152は、圧力レギュレータ156の下流側で2系統の圧縮空気ライン152−1,152−2に分岐されている。圧縮空気ライン152−1,152−2にはそれぞれ、ラインを開閉するバルブ158−1,158−2が設けられる。圧力レギュレータ156は、圧縮空気ライン152から注入される空気の圧力を、例えば高圧,低圧などに制御する電空レギュレータである。なお、圧力レギュレータ156は、電空レギュレータには限定されない。
図8,図9に示すように、研磨テーブル30Aには、穴111が形成されている。具体的には、研磨テーブル30Aには、研磨パッド10が貼り付けられる貼り付け面30Aa
と貼り付け面30Aa以外の面(本実施形態では、研磨テーブル30Aの裏面30Ab)とを連通する穴(連通路)111が形成されている。
また、研磨テーブル30Aの裏面側には、研磨工程において、研磨パッド10の研磨面の反対側の裏面10bを押圧する押圧機構300が設けられている。
押圧機構300は、穴111に設けられたピストン310と、研磨工程において研磨パッド10の裏面10bを押圧する方向にピストン310を駆動可能な駆動機構320と、を備える。駆動機構320は、研磨テーブル30Aの裏面側に取り付けられた筐体330内に収容されている。ピストン310は、研磨工程の際に研磨パッド10の裏面10bを押圧する押圧面310aを有する。
また、押圧機構300は、ピストン310が研磨テーブル30Aの裏面30Abへ向かう方向(ピストン310が研磨パッド10の裏面10bから離れる方向)へ移動した際に、ピストン310の移動を規制するストッパ部材340を備える。具体的には、ストッパ部材340は、円筒状部340−aと、円筒状部340−aの一方の端部から外方へ張り出すフランジ部340−bとを有する。
また、押圧機構300は、ピストン310がストッパ部材340によって移動を規制された状態において、ピストン310の押圧面310aと、研磨テーブル30Aの貼り付け面30Aaとが同一面になるように、ストッパ部材340の位置を調整するシム部材350を備える。
具体的には、シム部材350は円板状に形成され、円板の中央に穴が形成されている。ストッパ部材340は、円筒状部340−aの他方の端部がシム部材350の穴を介して穴111に挿入され、フランジ部340−bがシム部材350を介して研磨テーブル30Aの裏面30Abにねじ342によって固定されることによって、研磨テーブル30Aに取り付けられる。
ピストン310が研磨テーブル30Aの裏面30Abへ向かう方向へ移動すると、ピストン310が円筒状部340−aの他方の端部に当接することによって移動が規制される。押圧機構300は、シム部材350の厚みを調節することによって、ピストン310がストッパ部材340によって移動を規制された状態においてピストン310の押圧面310aと研磨テーブル30Aの貼り付け面30Aaとを同一面にすることができる。
駆動機構320は、流体(空気等)を流入出可能な第1及び第2の連通口360a,360bが形成されたシリンダ360と、仕切り部材370と、を備える。仕切り部材370は、シリンダ360内の第1の連通口360aと連通する第1の空間362と、シリンダ360内の第2の連通口360bと連通する第2の空間364と、を仕切る部材である。また、駆動機構320は、仕切り部材370とピストン310とを連結する連結部材380を備える。
駆動機構320は、第1及び第2の連通口360a,360bに対する流体の流入出によってピストン310を研磨パッド10の裏面10bに対して接離する方向に駆動する流体シリンダを含んでいる。ただし、駆動機構320は、流体シリンダに限らず、研磨工程において、研磨パッド10の裏面10bを押圧する方向にピストンを駆動可能なものであればよい。例えば、押圧機構は、ステッピングモータを用いてピストンを駆動してもよい。また、押圧機構は、袋状部材に流体を出し入れすることによって研磨パッド10を押圧可能なエアバッグ型の押圧機構であってもよい。
また、図8,9においては、シリンダ360が研磨テーブル30Aの外部に設けられる例を示したが、これには限られない。シリンダ360は、研磨テーブル30Aに形成された穴111の一部によって形成されてもよい。これによれば、研磨テーブル30Aの裏面側に筐体330を取り付ける必要がないので、押圧機構300をコンパクトに形成することができる。
また、図8,図9に示すように、圧縮空気ライン152−1,152−2はそれぞれ、第1及び第2の連通口360a,360bに接続される。圧縮空気ライン152−1には、ピストン310が下降する際のスピードを調整するためのスピードコントロールバルブ182が設けられている。また、圧縮空気ライン152−2には、ピストン310が上昇する際のスピードを調整するためのスピードコントロールバルブ184、及びピストン310が研磨テーブルから急に飛び出すのを防止するためのスピードコントロールバルブ186が設けられている。
本実施形態によれば、第1,第2実施形態と同様の効果に加えて、ウェハWの平坦度を向上させることができる。すなわち、本実施形態では、複数の押圧機構300が配置されている。これにより、複数の膜厚センサ130によってウェハWの膜厚を複数ポイントで計測し、複数ポイントの計測結果に基づいてウェハWの平坦度をモニタする結果、膜厚がウェハWの他の場所に比べて厚い場所を検出することができる。この場合、膜厚が厚い場所に対応する押圧機構300によって研磨パッド10を押圧することによって、膜厚が厚い場所の研磨レートを向上させ、その結果、ウェハWの平坦度を向上させることができる。
なお、上記第1〜第3実施形態において、制御部5は、複数の膜厚センサ130によって検出されたウェハWの1又は複数の測定点における時系列の膜厚データに基づいて、トップリング312,321に対してウェハWが位置ずれ又はスリップしたことを検出することができる。また、制御部5は、複数の膜厚センサ130によって検出されたウェハWの1又は複数の測定点における時系列の膜厚データに基づいて、トップリング312,321に対するウェハWの位置ずれ又はスリップの量及び方向を検出し、検出した位置ずれ又はスリップの量に基づいて、ウェハWの1又は複数の測定点を補正することができる。すなわち、上記第1〜第3実施形態を実現した場合、ウェハプロファイルの取得が可能となる。従来技術の構成では、トップリング及び研磨テーブルの回転数からウェハ上の位置の特定は可能であったが、トップリング内のウェハ位置ズレ、スリップについては計算から想定できない座標のズレが起こり得る。そこで、ウェハ上の適当な1又は複数の測定点を常時監視して、トップリング内で生じたウェハの位置ズレ、スリップに対しても補正を行うためのデータを取得することによって、ウェハの位置ズレ、スリップを補正することが可能となる。例えば、位置ズレ、スリップは、いくつかの測定点の組み合わせで膜厚を監視し、膜厚が突然大きく変化したりした場合に検出することができる。
2 ロード/アンロード装置
3 研磨装置
3A,3B,3C,3D 研磨装置
4 洗浄装置
10 研磨パッド
30A,30B,30C,30D 研磨テーブル
31A,31B,31C,31D 保持部
111 穴
130 膜厚センサ
300 押圧機構
310 ピストン
311 第1のトップリング
312 第2のトップリング
313 第1の回転軸
314 第2の回転軸
315 第1の駆動部
316 第2の駆動部
320 駆動機構
321 トップリング
322 回転軸
323 駆動部
324 駆動部
330 筐体
360 シリンダ
360a 第1の連通口
360b 第2の連通口
362 第1の空間
364 第2の空間
370 仕切り部材
380 連結部材
W ウェハ
α 第1の位置
β 第2の位置

Claims (12)

  1. 研磨対象物を研磨するための研磨パッドが貼り付けられた研磨テーブルと、
    研磨対象物を保持し前記研磨パッドに押圧する保持部と、
    前記研磨テーブルに設けられ前記研磨対象物の膜厚を検出する複数の膜厚センサと、
    を備えた研磨装置において、
    前記保持部は、前記研磨対象物を前記研磨パッドの研磨面に沿って移動可能であり、
    前記複数の膜厚センサは、前記研磨対象物が前記研磨パッドに対向する第1の位置にあるときに前記研磨対象物に対向して複数分布するとともに、前記研磨対象物が前記保持部によって移動されて前記研磨パッドに対向する第2の位置にあるときに前記研磨対象物に対向して複数分布する、
    ことを特徴とする研磨装置。
  2. 請求項1の研磨装置において、
    前記研磨テーブルは、固定されている、
    ことを特徴とする研磨装置。
  3. 請求項1又は2の研磨装置において、さらに、
    前記研磨テーブルに設けられ、前記研磨パッドの研磨面の反対側の裏面を押圧する押圧機構を備える、
    ことを特徴とする研磨装置。
  4. 請求項3の研磨装置において、
    前記押圧機構は、前記複数の膜厚センサと一対に設けられるか、前記複数の膜厚センサのそれぞれに対して複数設けられるか、又は、前記複数の膜厚センサを構成する複数の膜厚センサの組みに対して1つ設けられる、
    ことを特徴とする研磨装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の研磨装置において、
    前記保持部は、第1のトップリングと、前記第1のトップリングと前記研磨パッドとの間に設けられ前記研磨対象物を保持する第2のトップリングと、前記第1のトップリングの中央に取り付けられた第1の回転軸と、前記第1のトップリングの中央以外の場所と前記第2のトップリングの中央とを連結する第2の回転軸と、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸を回転駆動する駆動部と、を備える、
    ことを特徴とする研磨装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項の研磨装置において、
    前記保持部は、前記研磨対象物を保持するトップリングと、前記研磨対象物が前記研磨パッドの研磨面に沿って移動するように前記トップリングを直線状に往復移動させる駆動部と、を備える、
    ことを特徴とする研磨装置。
  7. 請求項6の研磨装置において、
    前記保持部は、前記トップリングの中央に取り付けられた回転軸と、前記回転軸を回転駆動する駆動部と、を備える、
    ことを特徴とする研磨装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項の研磨装置において、
    前記押圧機構は、前記研磨テーブルに形成された穴に設けられたピストンと、
    前記研磨パッドの裏面を押圧する方向に前記ピストンを駆動可能な駆動機構と、を備え
    る、
    ことを特徴とする研磨装置。
  9. 請求項8の研磨装置において、
    前記駆動機構は、
    流体を流入出可能な第1及び第2の連通口が形成されたシリンダと、
    前記シリンダ内の前記第1の連通口と連通する第1の空間と前記シリンダ内の前記第2の連通口と連通する第2の空間とを仕切る仕切り部材と、
    前記仕切り部材と前記ピストンとを連結する連結部材と、
    を備え、前記第1及び第2の連通口に対する前記流体の流入出によって前記ピストンを前記研磨パッドの裏面に対して接離する方向に駆動する流体シリンダを含む、
    ことを特徴とする研磨装置。
  10. 請求項1の研磨装置において、さらに、
    前記複数の膜厚センサによって検出された前記研磨対象物の1又は複数の測定点における時系列の膜厚データに基づいて、前記保持部に対して前記研磨対象物が位置ずれ又はスリップしたことを検出する制御部を備える、
    ことを特徴とする研磨装置。
  11. 請求項10の研磨装置において、
    前記制御部は、前記複数の膜厚センサによって検出された前記研磨対象物の1又は複数の測定点における時系列の膜厚データに基づいて、前記保持部に対する前記研磨対象物の位置ずれ又はスリップの量及び方向を検出し、検出した位置ずれ又はスリップの量に基づいて、前記研磨対象物の1又は複数の測定点を補正する、
    ことを特徴とする研磨装置。
  12. 基板の研磨処理を行うための請求項1〜11のいずれか1項の研磨装置と、
    前記基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うための洗浄装置と、
    前記研磨装置へ基板を受け渡すとともに前記洗浄装置によって洗浄処理及び乾燥処理された基板を受け取るロード/アンロード装置と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
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