JP2016077538A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができ、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができて興趣に富む遊技を実施することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段190と、遊技者が操作可能な操作手段31とを備え、上乗せ遊技制御手段190は、特別遊技中にそのときの遊技進行に関与しない操作手段31に対して所定操作が行われたことを条件として上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、特別遊技中に遊技者により所定操作が行われたことを条件として上乗せ遊技を開始可能な遊技機に関する。
従来、スロットマシン等の遊技機では、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、遊技者の操作により回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、複数の回転リールそれぞれに対応して設けられ、複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、遊技の進行及び演出を制御する制御装置と、種々の演出を外部に向かって報知する演出装置とを備え、制御装置は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段を有し、役抽選の結果及びストップスイッチの停止操作に基づいて回転リールの回転を停止させ、当選した役に係る図柄の組合せが有効なライン上に揃ったか否かの判定を行い、その判定の結果に応じて所定の利益を付与するようにしている。
また、従来の遊技機では、遊技として、通常に行われる通常遊技と、通常遊技よりも特典を付与する可能性が高い特別遊技とが設けられている。この特別遊技は、所定の契機で行われ、通常遊技中に特別遊技へ移行するか否かの抽選(以下、「移行抽選」とする。)の結果に応じて移行可能であり、その実行可能な遊技回数は抽選等により上乗せ可能である。
ここで、従来技術として、特別遊技としてのアシストタイムが発生する確率と継続する遊技区間を、遊技者の操作により、設定変更可能な設定変更手段を備え、遊技者の趣向に合わせて設定変更できるものがあった(特許文献1)。
特開2010−207264号公報
上述したような従来技術では、特別遊技としてのアシストタイムが発生する確率と、その遊技区間の設定を遊技者の操作により変更可能なものであるが、具体的には、特別遊技を発生させる抽選確率の設定変更や、その特別遊技を継続させるための継続抽選における継続確率の設定変更等が可能なものである。すなわち、移行抽選における抽選確率や、継続抽選における継続確率の数値設定を変更するものであり、それらの抽選確率を変更するにすぎないため、当選し易くなったり、当選し難くなる等の当選の傾向が変更されるにすぎなかった。遊技者が操作するにしても抽選によるものであるため、特別遊技へ移行することがようやく決定されたとしても、遊技者の趣向に沿うものになるか否かは抽選の結果次第であり、特別遊技の遊技区間の上乗せが可能な上乗せ遊技が実行されないことも発生し、上乗せの恩恵を受けられない場合も当然に発生する。さらに、そのような上乗せ遊技をいつ発生させるのかも遊技者が自由に決定することもできず、遊技者に不満が生じることがあった。
上記の問題点に鑑み、本願における請求項1及び2に記載の発明は、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができ、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができて興趣に富む遊技を実施することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の目的に加え、操作手段の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等が遊技者であっても上乗せ遊技の恩恵を付与することができ、特別遊技中に操作手段による所定操作を行った遊技者と所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項4記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、上乗せ遊技の直後に、当該上乗せ遊技で獲得した上乗せの特別遊技を行うことができ、一連の遊技の流れから上乗せ遊技の効果等を明確に把握することができ、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項5記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の目的に加え、特別遊技の遊技区間の終了直前に上乗せ遊技に移行しても、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技回数がカウントされて特別遊技が終了してしまうようなことを防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを有する遊技機10において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段190と、遊技者が操作可能な操作手段31とを備え、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記特別遊技中にそのときの遊技進行に関与しない前記操作手段31に対して所定操作が行われたことを条件として前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
本発明では、特別遊技中に遊技者により、そのときの遊技進行に関与しない操作手段31に対して所定操作が行われたことを条件として特別遊技の上乗せ遊技を開始させる。これにより、特別遊技へようやく移行した場合には、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができる。したがって、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができ、興趣に富む遊技を実施することができる。
なお、ここで、「特別遊技」としては、いわゆるアシストタイム(AT)や、リプレイタイム(RT)や、AT及びRTの両方の状態を有するアシストリプレイタイム(ART)等の状態となって遊技者に特典が付与される遊技が含まれ、また、いわゆるビッグボーナスゲーム(BB)や、レギュラーボーナスゲーム(RB)も含まれる。
また、「特別遊技の遊技区間の上乗せを行う」とは、特別遊技の遊技区間の遊技回数の上乗せ(例えば、遊技回数50回の上乗せ)を直接的に決定するものに限定されるものではなく、1セットが遊技回数20回の場合に、上乗せするセット数を決定するもの等も含まれる。また、遊技回数だけに限定されるものではなく、最終的に特別遊技の遊技区間の上乗せを決定するパラメータになり得るもの、例えば、特別遊技中に獲得可能なメダルの最大枚数(いわゆる最大払出枚数)に加算される払出枚数のような間接的なパラメータも含まれるものである。
また、「遊技者が操作可能な操作手段31」および「特別遊技中にそのときの遊技進行に関与しない前記操作手段31」は、スタートスイッチ40やストップスイッチ50等の通常の遊技進行に関与せずに別途、新たに設けられたチャンススイッチ等が含まれる。なお、「そのときの遊技進行に関与しない」とあり、スタートスイッチ40やマックスベットスイッチ34は、一般的に「遊技進行に関与する操作手段31」となるが、操作するタイミングによっては「そのときの遊技進行に関与しない」場合もあり得るので、「そのときの遊技進行に関与しない操作手段31」に含めてもよい。例えばスタートスイッチ40操作後、回転リール62が回転を開始した後、再度、スタートスイッチ40を操作しても、当該スタートスイッチ40は「そのときの遊技進行には関与していない操作手段31(操作スイッチ)」になり得る。
また、「所定操作」のなかに長押し(オン状態が長時間継続されるもの)や複数のスイッチの同時操作等の「通常とは異なる操作」を含めてもよい。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを有する遊技機10において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段190と、遊技者が操作可能な操作手段31とを備え、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記特別遊技中に前記操作手段31に対して通常とは異なる所定操作が行われたことを条件として前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
本発明では、特別遊技中に遊技者により、操作手段31に対して通常とは異なる所定操作が行われたことを条件として特別遊技の上乗せ遊技を開始させることで、特別遊技へようやく移行した場合には、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができる。これにより、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができ、興趣に富む遊技を実施することができる。
なお、ここで、「遊技者が操作可能な操作手段31」及び「前記操作手段31に対して通常とは異なる所定操作」とあるので、この「所定操作」には、例えば、ベットスイッチ(マックスベットスイッチ34)や、スタートスイッチ40や、ストップスイッチ50や、精算スイッチ36等を通常の遊技進行に用いるための当該各スイッチが本来有する機能を発揮させるような操作以外の操作であって、具体的には、例えば、複数のスイッチを所定時間範囲内において同時にオン状態となるように操作するようなものや、予め定めた所定時間以上、オン状態となるように、いわゆる長押し(オン状態が継続)するようなものや、通常の遊技進行の操作順番とは異なるような操作順番で操作されるようなものが含まれる。
なお、ここで、「特別遊技」や、「特別遊技の遊技区間の上乗せを行う」は、請求項1の上記手段の欄で説明した内容と同様である。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記特別遊技中に前記所定操作が行われなかった場合、前記特別遊技の遊技区間終了後、前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
本発明では、特別遊技中に操作手段31による所定操作が行われなかった場合でも、特別遊技の遊技区間終了後に、上乗せ遊技が開始される。これにより、遊技者が、操作手段31の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等であっても、上乗せ遊技の恩恵を付与することができる。すなわち、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行った遊技者と、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記上乗せ遊技において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せが得られた場合、前記上乗せ遊技終了後、当該得られた上乗せの遊技区間を用いて前記特別遊技を行うことを特徴とする。
本発明では、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行わずに、特別遊技の遊技区間終了後に上乗せ遊技が開始され、当該上乗せ遊技において獲得した上乗せの遊技回数の特別遊技が、当該上乗せ遊技終了後に行われる。上乗せ遊技の直後に、当該上乗せ遊技で獲得した上乗せの特別遊技を行うことができるので、一連の遊技の流れから上乗せ遊技の効果等を明確に把握することができる。これにより、操作手段31による所定操作の内容等の情報を未入手の初心者等であっても、一連の遊技の内容や流れを明確に把握することができ、興趣に富む遊技にすることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特別遊技の遊技区間中に遊技回数をカウントする遊技回数カウント手段210を備え、前記遊技回数カウント手段210がカウントした遊技回数が所定の遊技回数に到達したことを条件として前記特別遊技の遊技区間を終了させ、前記遊技回数カウント手段210は、前記特別遊技の遊技区間中に前記上乗せ遊技に移行した場合、当該上乗せ遊技中に前記特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしないことを特徴とする。
本発明では、特別遊技の遊技区間中に上乗せ遊技に移行しても、遊技回数カウント手段210は、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしない。これにより、特別遊技の遊技区間の終了直前に上乗せ遊技に移行しても、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技回数がカウントされて特別遊技が終了してしまうようなことを防止することができる。具体的には、例えば、上乗せ遊技が予め定めた規定回数10回だけ遊技が可能に設定されている場合に、特別遊技の残り遊技回数が8回のときに上乗せ遊技へ移行しても、上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントする場合には、10回の上乗せ遊技の途中で特別遊技が終了してしまうが、本発明では、上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしないため、10回の上乗せ遊技の終了した後でも、残り8回の遊技回数の分だけ特別遊技を実行することが可能となる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1及び2に記載の発明によれば、特別遊技中に遊技者により所定操作が行われたことを条件として特別遊技の上乗せ遊技を開始させることで、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができ、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができて興趣に富む遊技を実施することが可能な遊技機を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、遊技者が、操作手段の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等であっても、上乗せ遊技の恩恵を付与することができ、特別遊技中に操作手段による所定操作を行った遊技者と、特別遊技中に操作手段による所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることが可能な遊技機を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、上乗せ遊技の直後に、当該上乗せ遊技で獲得した上乗せの特別遊技を行うことができるので、一連の遊技の流れから上乗せ遊技の効果等を明確に把握することができ、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、特別遊技の遊技区間中に上乗せ遊技に移行しても、遊技回数カウント手段210により当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数がカウントされないことで、特別遊技の遊技区間の終了直前に上乗せ遊技に移行しても、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技回数がカウントされて特別遊技が終了してしまうようなことを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、各回転リールに設けてある図柄の配置を示す図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メイン制御装置における移行状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態であって、AT中の移行状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態であって、特別遊技中に操作手段の所定操作が行われなかった場合の遊技の流れを示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態であって、特別遊技中に操作手段の所定操作が行われた場合の遊技の流れを示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メイン制御装置における遊技制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、上乗せ遊技の移行処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、上乗せ遊技後の特別遊技の実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、特別遊技中に操作手段の所定操作が行われた場合の遊技の流れを示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態であって、上乗せ遊技後の特別遊技の実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、上乗せ遊技後の特別遊技の実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態であって、上乗せ遊技における上乗せによる特別遊技が次の上乗せ遊技後に実行されるようにした場合であって、特別遊技中に操作手段の操作が行われなかったときの遊技の流れを示す概念図である。 本発明の第4の実施の形態であって、上乗せ遊技における上乗せによる特別遊技が次の上乗せ遊技後に実行されるようにした場合であって、特別遊技中に操作手段の操作が行われたときの遊技の流れを示す概念図である。
(第1の実施の形態)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個の駆動モータ(図示せず)と、この各駆動モータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記駆動モータ及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる演出装置70が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより演出装置70の一種として使用してもよい。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38からあらかじめメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するマックスベットスイッチ34の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。なお、後述するCBB中には上記3枚投入が2枚投入に設定されている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
なお、マックスベットスイッチ34とメダル投入口28との間に、操作手段31として遊技の進行に関与しないスイッチとしてのチャンススイッチのようなものを設けてもよい。
上述したスタートスイッチ40、ストップスイッチ50、精算スイッチ36及びマックスベットスイッチ34により、遊技者が操作可能な操作手段を構成している。
前記前扉14の下部の後方向(奥方向)には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
前記前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、後述するメイン制御装置110の各遊技状態に対応した抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組合せによって、当選した役を構成する図柄61の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
なお「有効ライン86」は後述の停止図柄判定手段150の判定対象となるラインを意味し、後述する小役の「入賞」等は有効ライン86上に役に対応した図柄61の組合せが揃うことを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64、中回転リール66の中段と、右回転リール68の下段とを結んだ折れ線状の1本のみからなるものである。
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤7」、「青7」、「白7」、「ベル(BEL)」、「リプレイ(REP)」、「チェリー1(CH1)」、「チェリー2(CH2)」、「スイカ1(WM1)」、「スイカ2(WM2)」、「BAR」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御装置110と、このメイン制御装置110からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御するサブ制御装置300とを備えている。
ここで、メイン制御装置110の制御に基づくスロットマシンの作動状態を遊技状態といい、サブ制御装置300の制御に基づくスロットマシンの作動状態を演出状態というものとする。なお、メイン制御装置110とサブ制御装置300との間は、メイン制御装置110への不正操作を防止するために、メイン制御装置110からサブ制御装置300への一方向の通信により行われ、サブ制御装置300からメイン制御装置110への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御装置110は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及び貯留払出手段24の作動を制御する。サブ制御装置300は、メイン制御装置110から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御装置300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御装置110を有するメイン基板と、サブ制御装置300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御装置110は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御装置300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御装置110及びサブ制御装置300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常に行われる通常遊技が設けられている。この通常遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く(或いは低く)設定されているリプレイタイム(RT)状態と、ストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄61等を報知することによって役に係る図柄61の組合せを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)状態とが設けられている。なお、RT状態は、メイン制御装置110により制御され、AT状態は、主にサブ制御装置300により制御される。もちろん、各状態を制御する装置(メイン制御装置110、サブ制御装置300)は、上述したものに限定されるものではなく、各状態を他方の制御装置で制御するようにしてもよく、また、部分的に一部の手段を他の制御装置で制御し、両方の制御装置に跨がって制御するようにしてもよいものである。なお、その際、サブ制御装置300からメイン制御装置110への直接的な送信は行われていないが、所定の停止操作順序をサブ制御装置300から報知して遊技者の停止操作等によりメイン制御装置110へ間接的に情報を送信することができる。上記アシストタイム(AT)状態は、通常状態よりも遊技者に利益となる特典を付与する可能性が高い特別遊技となるように形成されている。
すなわち、本実施の形態に係る遊技機10では、遊技として、通常の遊技である通常遊技と、この通常遊技中において移行するか否かの抽選(移行抽選)に当選することで移行可能であり通常遊技よりも多くの特典を付与可能な特別遊技としてのアシストタイム状態(AT状態)の遊技(AT遊技)とを備えている。
特別遊技としてのAT遊技は、所定の開始条件を達成したときに開始可能であり、所定の終了条件を達成したときに終了可能に形成されている。具体的には、特別遊技としてのAT遊技は、役抽選の抽選結果、所定の移行役に当選した場合や、後述する移行抽選手段330により所定の移行抽選に当選した場合に開始可能であり、AT中の遊技回数が所定の遊技回数(いわゆる初期遊技可能回数)を実行することで終了可能なものである。なお、これらの開始条件や終了条件に限定されるものではなく、AT中に遊技者へ払い出される枚数が所定の枚数(いわゆる最大獲得枚数)に達する等の他の内容の条件に設定してもよいものである。
特別遊技としてのAT遊技は、所定の移行抽選の結果に応じて実施した遊技回数が初期遊技可能回数の全部を実行するまで実行可能であるが、この実行可能な初期遊技可能回数は、所定の抽選により上乗せ可能に設定されている。この上乗せを決定する際には、特別遊技の初期遊技可能回数に上乗せするときの演出、いわゆる上乗せ演出が実行可能であり、この上乗せ演出としては、回転リール62を用いたリール演出と、表示装置84を用いた表示演出との両方が実行可能に形成されている。
リール演出は、回転リール62を用いた演出であって、3個の回転リール62の回転や停止、回転方向の変更、回転速度の変更、回転加速度の変更、所定図柄61を揃えた状態で回転させる等の種々の手段により行われるものである。表示演出は、液晶表示装置84である表示装置84に表示される動画像や静止画像等により行われる演出である。なお、表示演出に伴ってスピーカー72からの音声や音楽や効果音等は適宜行われる。
特別遊技としてのAT遊技には、AT遊技の開始条件の達成により開始され繰り返し実施可能なAT通常状態と、このAT通常状態中に後述する所定操作(具体的には、スタートスイッチ40の長押し)により移行し、所定回数だけ繰り返し実施可能なAT中上乗せ演出状態とが設けられている(図5参照)。
AT遊技の開始に伴ってAT通常状態が開始されるものであり、AT中上乗せ演出状態において上乗せ演出(上乗せ遊技)が実行可能となっている。
メイン制御装置110は、役抽選手段120、リール制御手段130、停止図柄判定手段150、通常遊技制御手段160、RT制御手段170、ボーナス遊技制御手段180、上乗せ遊技制御手段190、上乗せ演出決定実行手段390、特別遊技終了決定手段200、遊技回数カウント手段210、リール演出実行手段245、払出制御手段250、移行抽選手段330及び送信手段260の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段、特に、上乗せ遊技制御手段190、特別遊技終了決定手段200、遊技回数カウント手段210、上乗せ演出決定実行手段390、移行抽選手段330等は、メイン制御装置110ではなく、サブ制御装置300が有しても良い。その際、サブ制御装置300からメイン制御装置110へのデータの直接的な送信は行われていないので、そのような送信が必要な場合は、サブ制御装置300によりストップスイッチ50による停止操作の順番を演出装置70により遊技者に報知して、遊技者がその停止操作順番で停止操作すること等の間接的な伝達手段を介して、サブ制御装置300からの情報がメイン制御装置110へ伝達される。
以上の構成をもって、メイン制御装置110は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御装置110は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段120により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(CBB)中のみ上記規定数が2に設定されている。
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
本実施の形態に係る遊技機10では、遊技状態として、通常に行われる(一般的な遊技である)通常状態と、この通常状態において役抽選手段120の役抽選によりボーナス(CBB)に当選したにもかかわらず当該ボーナス移行役に係る図柄61が有効ライン86上に停止しなかった場合に、通常状態から移行するRT1状態(CBB当選中状態)と、このRT1状態(CBB当選中状態)においてボーナス移行役に係る図柄61が有効ライン86上に停止した場合に移行し、通常状態よりも遊技者へ付与される利益がより大きくなり得るボーナス状態(CBB状態)とが設けられている(図4参照)。
ボーナス状態は、移行役としてのボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄61の組合せ(例えば、「青7、青7、BAR」)が有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。
なお、ボーナス移行役は、当選時の遊技で有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄61の組合せが揃わなくても、次回の遊技以降、有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄61の組合せが揃うまでボーナス移行役に当選した状態が有効である。その他の役は、当選時の遊技で有効ライン86上に役に対応する図柄61の組合せが揃わなければ、次回の遊技以降は無効となる。ボーナス状態は、ボーナス状態中に遊技者へ払い出したメダルの総枚数が予め設定された枚数を超えたときに終了する。
本実施の形態では、ボーナス状態として、主にメイン制御装置110により制御されるチャレンジボーナス状態(CBB状態)が設けられている。チャレンジボーナス状態は、全ての小役を当選状態にすることで小役の入賞を容易にしているものである。なお、チャレンジボーナス状態中は所定の場合にストップスイッチ50の操作時から75ms以内に停止させることになっており、通常状態よりもいわゆる滑りコマ数が少なくなっている。具体的には、本実施の形態に係るチャレンジボーナス状態では、右回転リール68は、右ストップスイッチRを停止操作したときのタイミングで表示位置にある図柄61と、その図柄61の1コマ上の図柄61との2コマの範囲内の中から停止可能な、いわゆる「1コマすべり」の状態となっている。本実施の形態に係るチャレンジボーナス状態は28枚を超える払出枚数で終了する。もちろん、この終了条件は28枚に限定されるものではなく、他の枚数でもよいものである。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
役抽選手段120は、メイン制御装置110が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段120は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類として通常状態用、ボーナス状態(CBB状態)用、RT1状態(CBB当選中状態)用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御装置110のROM上に記憶されている。役抽選手段120は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段120による処理は、後述するステップ113(図8参照)において行われる。
なお、役抽選手段120の役抽選に用いる抽選確率は、予めプログラムされた範囲内で遊技ホールの管理者により変更可能に形成されている。具体的には、その抽選確率を規定するための値である設定値を変更するための筐体12内部の設定変更スイッチ(図示せず)を操作することにより、複数の設定値(具体的には、1〜6の6個)のうちいずれか1つを選択することで前記抽選確率の変更が可能となる。本実施の形態では、1〜6の6個の設定値が設けられ、設定値の数値が大きくなるほど、抽選確率が遊技者に原則として有利となるように規定されている。
リール制御手段130は、メイン制御装置110が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段130は、役抽選手段120の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段130は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段130による処理は、後述するステップ114(図8参照)において行われる。
また、リール制御手段130は、遊技の進行が停止している、いわゆるフリーズ状態において、所定のリール演出を実行可能なものである。
停止図柄判定手段150は、メイン制御装置110が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段150による処理は、後述するステップ115(図8参照)において行われる。
通常遊技制御手段160は、通常遊技の進行を制御するものである。ここで、通常遊技とは、後述するRT制御手段170によるリプレイタイム(RT)や、ボーナス遊技制御手段180によるCBB以外の遊技状態をいう。なお、通常遊技中における再遊技役の当選確率は、リプレイタイム(RT)状態よりも低く設定されている。
RT制御手段170は、本実施の形態では、リプレイタイム(RT)状態を制御するものである。
ボーナス遊技制御手段180は、ボーナス遊技、具体的には、CBB状態を制御するものである。
上乗せ遊技制御手段190は、特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御するものである。上乗せ遊技制御手段190は、そのときの遊技進行に関与しない状態において、特別遊技中に操作手段31に対して通常とは異なる所定操作が行われたことを条件として上乗せ遊技を開始させる。この操作手段31に対しての通常とは異なる所定操作とは、具体的には、スタートスイッチ40の押下操作後に回転リール62の回転が開始した後のスタートスイッチ40の長押し(予め定めた所定時間である3秒以上のオン状態の継続)を意味する。
なお、このスタートスイッチ40に対する通常とは異なる所定操作は、上述したような長押し(3秒以上のオン状態の継続)に限定されるものではない。例えば、予め定めた所定時間(例えば、1回の押下操作から3秒間)の間に予め定めた所定回数(例えば5回以上)の押下操作のような通常のスイッチ操作とは異なる他の所定操作に設定してもよい。
また、上述したこれらの操作手段31の各スイッチにおいて、例えば複数のスイッチを所定時間範囲内に同時操作する等の通常とは異なる所定操作が行われることで、上述したスタートスイッチ40と同様に上乗せ遊技を開始させるようにしてもよいものである。
また、本実施の形態では、上乗せ遊技を開始させる操作手段31としてスタートスイッチ40を用いているが、必ずしも、このスタートスイッチ40に限定されるものではなく、ストップスイッチ50、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36等や、新たに別個に設けたチャンススイッチ等の操作手段31を上述したような長押し等の通常とは異なる操作をするようにして上乗せを開始させるようにしてもよい。
また、上述したストップスイッチ50、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36等や、新たに設けたチャンススイッチ等の他の操作手段31を、当該スイッチが通常の正規の機能を発揮しない状態(タイミング)、すなわち、そのときの遊技進行に関与しない状態において、操作することにより、上述したスタートスイッチ40と同様に上乗せ遊技を開始させるようにしてもよい。
さらに、上述した操作手段31を、本実施の形態のように、「遊技進行に関与しない状態」において、「通常とは異なる操作」をした場合に、上乗せ遊技を開始させるようにしてもよい。
上乗せ遊技制御手段190は、特別遊技中に上述したスタートスイッチ40の通常とは異なる操作(長押し)が遊技者により行われなかった場合、特別遊技の遊技区間終了後、上乗せ遊技を開始させるように設定されている。
上乗せ遊技制御手段190は、上乗せ遊技において、特別遊技の遊技区間の上乗せが得られた場合、上乗せ遊技終了後、当該得られた上乗せの遊技区間を用いて特別遊技を行う。
上乗せ遊技制御手段190は、特に図示していないが、上乗せ遊技中の毎回の遊技において、特別遊技の遊技区間の上乗せを行うか否か、また、上乗せを行う場合には何回の遊技回数の上乗せを行うかを決定するための抽選や、その抽選結果の記憶を行うための上乗せ抽選手段を備えている。本実施の形態では、これらの抽選は通常遊技中には行われていないが、通常遊技中にも行うようにしてもよい、ただし、通常遊技中に行う場合には、上乗せ遊技中に行われる場合の抽選確率よりも小さなものに設定される。
なお、上乗せ遊技が行われていることを示す信号等をサブ制御装置300に送信する。
本実施の形態では、上述した上乗せ抽選手段により、上乗せ遊技として、特別遊技の遊技区間の遊技回数の上乗せ(例えば、遊技回数20回の上乗せ)を直接的に抽選により決定しているが、特にこれに限定されるものではなく、1セットが遊技回数20回の場合に、上乗せするセット数を決定するもの等も含まれる。また、遊技回数だけに限定されるものではなく、最終的に特別遊技の遊技区間の上乗せを決定するパラメータになり得るもの、例えば、特別遊技中に獲得可能なメダルの最大枚数(いわゆる最大払出枚数)に加算される払出枚数のような間接的なパラメータにより実質的に上乗せとなるようなものを抽選により決定してもよい。
上乗せ遊技制御手段190は、特に図示していないが、上乗せ遊技を予め定められた規定遊技回数(具体的には、10回)だけ実行するために、上乗せ遊技を実行可能な残りの遊技回数(残遊技可能回数)をカウントするためのカウント手段や、実行可能な上乗せ遊技回数(初期状態における規定遊技回数10回及び残遊技可能回数)を記憶する遊技回数記憶手段や、実行可能な上乗せ遊技回数が0回になった場合に上乗せ遊技を終了させるための終了判定手段を備えている。遊技回数記憶手段が記憶した実行可能な上乗せ遊技回数(具体的には、初期状態では規定遊技回数10回に設定されてある)から、カウント手段が上乗せ遊技を1回実行する毎に1を減算し、実行可能な残りの上乗せ遊技回数をカウント(算出)し、その算出した値を、新たな残りの実行可能な上乗せ遊技回数として遊技回数記憶手段が記憶する。残遊技可能回数が0回になった場合に終了判定手段が上乗せ遊技を終了させる。なお、ここで、上乗せ遊技の遊技回数である上述した規定遊技回数の10回は、当該数値に限定されるものではなく、他の数値でもよいものであり、また、所定回数に固定せずに、乱数を用いた抽選により変動させるようにしてもよいものである。
なお、ここで、上乗せ遊技制御手段190は、特別遊技(AT)中に操作手段31に対して通常とは異なる所定操作(長押し)が行われたことを条件として上乗せ遊技(具体的には10回の遊技)を開始させることができる。本実施の形態では、上乗せ遊技を開始させる回数(開始回数)は1回だけに設定されているが、特に1回の開始回数に限定されるものではない。1回以上の開始回数により、上乗せ遊技(10回の遊技)を実施させることができるようにしてもよい。すなわち、10回の上乗せ遊技を複数セット、実施することができるようにしてもよいものである。また、その開始回数を抽選により、設定できるようにしてもよい。
上乗せ演出決定実行手段390は、上乗せ遊技において、所定の契機(具体的には、上乗せ遊技中の毎回の遊技におけるスタートスイッチ40の操作タイミングの契機、なお、上乗せ遊技中の役抽選の結果、予め定めた所定役の当選を契機としてもよい)により、特別遊技(AT)の上乗せの有無及びその上乗せされる特別遊技の遊技回数を抽選(上乗せ遊技獲得抽選)により決定するものである。
なお、得られた特別遊技の遊技回数の上乗せを示す信号をサブ制御装置300に送信する。
特別遊技終了決定手段200は、特別遊技の遊技区間の終了判定を行うためのものである。
具体的には、特別遊技終了決定手段200は、後述する遊技回数カウント手段210がカウントした遊技回数が所定の遊技回数(具体的には0回)に到達したことを条件として特別遊技の遊技区間を終了させる。
なお、サブ制御装置300に特別遊技の終了を示す信号を送信し、サブ制御装置300に特別遊技の演出を終了させる。
遊技回数カウント手段210は、特別遊技の遊技区間中に遊技回数を減算(又は加算)によりカウントするためのものである。
本実施の形態では、特に図示していないが、遊技回数カウント手段210は、特別遊技として実行可能な遊技回数として当初に設定されている初期遊技可能回数(30回)をカウントし記憶するカウント手段と、上乗せ遊技により獲得された上乗せによる特別遊技の遊技回数(上乗せ遊技可能回数)をカウントし記憶するカウント手段との両方を有している。
各遊技回数カウント手段210は、特に図示していないが、特別遊技の遊技が1回行われるごとに、所定の遊技回数から1を減算する演算手段と、この演算手段により算出された数値を記憶する記憶手段とを備えているものである。
また、遊技回数カウント手段210は、上述した初期遊技可能回数と、上乗せ遊技可能回数との両方を合計した合計遊技可能回数をカウントし記憶するようにしてもよいものである。
また、この初期遊技可能回数は、予め30回に設定されてあるが、特にこれに限定されるものではなく、30回未満、又は、30回を超える遊技回数であってもよいものである。また、この所定の遊技回数は、乱数を用いた抽選により毎回、決定してもよい。
また、遊技回数カウント手段210は、上述したように所定の遊技回数から1を減算するものに限定されるものではなく、特別遊技の遊技が1回行われるごとに、0回から1回を加算するようにして、所定の遊技回数に到達したか否かが特別遊技終了決定手段200により判定されるようにしてもよい。
遊技回数カウント手段210は、特別遊技の遊技区間中に上乗せ遊技に移行した場合、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしないように設定されている。
遊技回数カウント手段210がカウントした遊技回数が所定の遊技回数(具体的には0回)に到達したことを条件として特別遊技終了決定手段200が特別遊技の遊技区間の終了を決定する。
すなわち、遊技回数カウント手段が特別遊技の遊技区間中にカウントする遊技回数は、特別遊技としてのATの遊技区間の終了を決定するための直接的なパラメータである。かかる遊技回数が、特別遊技において実行可能な最大の遊技回数を実行したか否かによって特別遊技の遊技区間の終了を判断するか否かが特別遊技終了決定手段200により判断される。
なお、特別遊技の遊技区間を決定するパラメータとして、上述したように遊技回数を用いているが、必ずしもこれに限定されるものではない。最終的に特別遊技の遊技区間を決定する(遊技区間の長さに影響を与える(長さを左右し、制限する))パラメータになり得るものであれば、他のパラメータを用いてもよい。具体的には、払出枚数を前記パラメータとして用いてもよい。特別遊技としてのAT中に獲得可能なメダルの最大枚数(いわゆる最大払出枚数)が決定され、特別遊技としてのATは、AT中に遊技者へ払い出される枚数が最大払出枚数に達することで終了するようにしてもよいものである(なお、この場合は、払出枚数を加算する場合であるが、減算する場合には、最大払出枚数から払い出される枚数を減算して、減算後の数値が0枚に達することで終了するようにしてもよい)。1回の遊技で払い出される払出枚数の最大値は、所定の枚数(15枚)に設定されているため、最大払出枚数が決定されることで特別遊技の長さが制限される。また、その他の最終的な遊技区間を決定可能(制限可能)な直接的又は間接的なパラメータ、または、それらのパラメータを組み合わせたものを用いてもよい。
リール演出実行手段245は、上乗せ演出としてのリール演出を演出装置70として作動中の回転リール62により実行するためのものである。このリール演出実行手段245は、上乗せ演出のリール演出を実行する。
払出制御手段250は、停止図柄判定手段150の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段250は、停止図柄判定手段150の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。
移行抽選手段330は、予め定められた移行抽選確率を用いて通常遊技中に移行抽選を行うものであって、特別遊技としてのAT状態へ移行するか否かを抽選(移行抽選)で決定するものである。具体的には、移行抽選手段330は、通常遊技中、毎回の遊技において移行抽選を行うように設定されている。もちろん、移行抽選を実施する契機は、これに限定されるものではなく、他の所定の契機(例えば、所定の遊技状態が開始又は終了するタイミングや、所定の契機から所定の遊技回数が経過したタイミング、所定の役当選時等)でもよいものである。
なお、この移行抽選手段330の移行抽選に当選した場合、特別遊技終了決定手段200により、特別遊技(AT)中に実行可能な最大の遊技回数(初期遊技可能回数)が設定されると共に、サブ制御装置300に移行抽選に当選した旨の信号を送信し、サブ制御装置300に特別遊技の演出を開始させる。
送信手段260は、サブ制御装置300へ信号を送信するためのものである。
サブ制御装置300は、受信手段310及びAT制御手段320の各手段を有する。
受信手段310は、送信手段260からの信号を受信するものである。
AT制御手段320は、AT状態の演出状態を制御するものである。具体的には、AT制御手段320は、表示演出実行手段370を備えている。
表示演出実行手段370は、表示装置84により行われる表示演出を実行するためのものである。
また、表示演出実行手段370は、特に図示していないが、特別遊技(AT)中であって、未だ上乗せ遊技へ移行するためのスタートスイッチ40による所定操作(長押し)が実施されるまで、表示装置84にスタートスイッチ40の長押しにより上乗せ遊技へ移行可能である操作が可能である旨を表示させる。前記操作可能である表示は、遊技者により前記操作がされるまで継続される。前記操作が実行されることで、また、特別遊技(AT)が終了することで前記表示が終了する。
表示演出実行手段370は、特に図示していないが、特別遊技中、残りの実行可能な特別遊技の遊技回数、上乗せにより獲得した特別遊技の遊技回数、操作(長押し)により中断した残りの特別遊技の遊技回数、特別遊技として実行可能な合計の遊技回数等を表示装置84に表示させる。
なお、これらの手段はメイン制御装置110に配置してもよいものであり、表示演出実行手段370を、サブ制御装置300ではなくメイン制御装置110に配置してもよい。
以上の構成をもって、サブ制御装置300は、メイン制御装置110からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
図4に示すように、メイン制御装置110における移行状態は、通常状態と、RT1状態(CBB当選中状態)と、ボーナス状態(CBB状態)とがある。
通常状態は、通常遊技制御手段160により制御される通常遊技が行われる遊技状態である。通常状態において役抽選手段120による役抽選によりボーナス(CBB)に当選した場合に、通常状態からRT1状態(CBB当選中状態)に移行する。なお、このRT1状態(CBB当選中状態)では、通常状態よりも再遊技の抽選確率が高いリプレイタイム状態(RT状態)となっている。
なお、本実施の形態において、通常状態中では数ゲーム以内にボーナス(CBB)に当選するように設定されており、遊技状態は、RT1状態(CBB当選中状態)で遊技される割合が大きいように設定されている。
このRT1状態(CBB当選中状態)におけるRT状態は、RT制御手段170により制御される再遊技が高確率で当選する遊技状態である。RT状態において、CBBのボーナス移行役の図柄61の組合せ(青7、青7、BAR)が揃った場合に、CBB当選中状態、いわゆるRT状態からボーナス状態(CBB状態)に移行する。このボーナス状態(CBB状態)は、ボーナス遊技制御手段180により制御される。
ボーナス状態(CBB状態)において所定枚数、例えば、28枚の払出がされた場合に、CBB状態から通常状態に移行する。
図5に示すように、特別遊技(AT)中における移行状態には、AT中通常状態と、AT中上乗せ演出状態との2つが設けられている。
AT中通常状態において、そのときの遊技進行に関与しない操作手段31としてのスタートスイッチ40の通常とは異なる操作(長押し)が行われたことを条件として、AT中上乗せ演出状態(上乗せ遊技)へ移行し、更にATの上乗せが可能となる。
なお、特別遊技(AT)は、所定の遊技回数(具体的には、初期遊技可能回数と上乗せされた遊技回数との合計)に達した等の所定の終了条件を達成したときに、終了するように設定されている。
AT中上乗せ演出状態において、上乗せ遊技が実行される。
本実施の形態では、特別遊技(AT)は、終了条件を満たしたときには、AT中通常状態では即時終了する。AT中上乗せ演出状態では、特別遊技の遊技回数がカウントされないため、AT中上乗せ演出状態中に特別遊技の終了条件を満たすことはなく、AT中上乗せ演出状態の終了した以降において特別遊技の終了条件を満たしたときに特別遊技(AT)が終了する。
なお、終了タイミングは必ずしもこれに限定されるものではなく、いずれの状態にあっても、特別遊技(AT)の所定の終了条件を満たしたときには、特別遊技(AT)を即時に終了するようにしてもよい。
図6に示すように、通常遊技において特別遊技(AT)へ移行し、その特別遊技(AT)中に操作手段31としてのスタートスイッチ40による所定操作(オン状態が3秒以上の長押し)が行われない状態で、その特別遊技の初期遊技可能回数30回が行われて当該特別遊技が終了した場合、この特別遊技の遊技区間(30回)終了後、上乗せ遊技が開始される。この上乗せ遊技が遊技回数10回、行われて、当該上乗せ遊技が終了した場合、その後、上乗せ遊技中に獲得した上乗せ遊技回数の特別遊技が実行される。この上乗せによる特別遊技が終了した後、通常遊技に戻る。なお、上乗せ遊技中に上乗せによる特別遊技を全く獲得できなかった場合、上乗せ遊技の後、上乗せによる特別遊技が行われることなく、通常遊技へ戻ることになる。
図7に示すように、通常遊技において特別遊技(AT)へ移行し、その特別遊技(AT)の途中(遊技回数30回に到達する前)で、操作手段31としてのスタートスイッチ40による所定操作(オン状態が3秒以上の長押し)が行われた場合、それを条件として、30回の特別遊技が中断され、そのスタートスイッチ40による長押しの操作後、上乗せ遊技が開始される。この上乗せ遊技が遊技回数10回、行われて、当該上乗せ遊技が終了した場合、その後、上乗せ遊技中に獲得した上乗せ遊技回数の分だけ特別遊技が実行される。この上乗せによる特別遊技が終了した後、中断されていた特別遊技の残りの遊技回数の分だけ、特別遊技が行われ、当該特別遊技が終了した後、通常遊技に戻る。なお、上乗せ遊技中に上乗せによる特別遊技を全く獲得できなかった場合、上乗せ遊技の後、上乗せによる特別遊技が行われることなく、中断されていた残りの特別遊技が行われ、その後、通常遊技へ戻ることになる。
図8に示すフローチャートに基づいて、メイン制御装置110が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップ112において、メイン制御装置110により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御装置110により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ113に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ112となる。
なお、このステップ112の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御装置110により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(2又は3)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップ113において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御装置110からサブ制御装置300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップ114に進む。
ステップ114において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御装置110により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段130により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する停止操作順番は、メイン制御装置110に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御装置110の送信手段260からサブ制御装置300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、全ての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ115に進む。
ステップ115において、停止図柄判定手段150により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御装置110からサブ制御装置300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップ116に進む。
ステップ116において、払出制御手段250により、停止図柄判定手段150の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
図9に示すフローチャートに基づいて、上乗せ遊技の移行処理について説明する。なお、この図9に示すフローチャートは、メイン制御装置110により行われるが、サブ制御装置300からメイン制御装置110への間接的な情報伝達を介してサブ制御装置300により行われるようにしてもよい。
先ず、ステップ210において、特別遊技(AT)へ移行しているか否かが判定される。特別遊技へ移行していると判定された場合、次のステップ211に進み、特別遊技へ移行していないと判定された場合、ステップ210の前に戻る。
ステップ211において、操作手段31としてのスタートスイッチ40による所定操作(3秒以上のオン状態の継続、いわゆる長押し)が行われたか否かが判定される。所定操作(長押し)が行われている(有った)と判定された場合、次のステップ213に進み、所定操作(長押し)が行われていない(無かった)と判定された場合、次のステップ212に進む。
ステップ212において、特別遊技(AT)が終了したか否かが判定される。特別遊技が終了であると判定された場合、ステップ213に進み、特別遊技が終了ではない(特別遊技が継続中である)と判定された場合、ステップ211の前に戻る。
ステップ213において、上乗せ遊技制御手段190により上乗せ遊技への移行が行われる。さらに、遊技回数カウント手段210により特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしない、いわゆる中断処理が行われる。そして、次のステップ214に進む。
ステップ214において、上乗せ遊技制御手段190により上乗せ遊技の規定遊技回数(具体的には、10回)が取得される。そして、次のステップ215に進む。
ステップ215において、上乗せ遊技の実行可能な残りの遊技回数(残遊技可能回数)が有るか否か、具体的には、残遊技可能回数が1以上であるか否かが判定される。残遊技可能回数が1以上であると判定された場合、次のステップ216に進み、残遊技可能回数が1以上でない(実行可能な遊技回数が残っていない、0回である)と判定された場合、ステップ218に進む。
ステップ216において、上乗せ遊技制御手段190により上乗せ遊技の実行処理が行われる。そして、次のステップ217に進む。
ステップ217において、上乗せ遊技制御手段190により上乗せ遊技の遊技回数のカウント処理が行われる。具体的には、遊技回数記憶手段から取得した残遊技可能回数からカウント手段により1が減算され、その結果を新たな実行可能な上乗せ遊技の遊技回数(残遊技可能回数)として遊技回数記憶手段により記憶される。そして、ステップ215の前に戻る。
一方、前記ステップ215で残遊技可能回数が無い(1以上でない)場合は、ステップ218において、上乗せ遊技制御手段190により上乗せ遊技の終了が行われる。そして、当該処理が終了する。
図10に示すフローチャートに基づいて、上乗せ遊技後の特別遊技の実行処理について説明する。
先ず、ステップ310において、上乗せ遊技制御手段190により今回の遊技で上乗せ遊技が終了か否かが判定される。今回の遊技で上乗せ遊技が終了であると判定された場合、次のステップ311に進み、今回の遊技で上乗せ遊技が終了でないと判定された場合、ステップ310の前に戻る。
ステップ311において、遊技回数カウント手段210により、前回の上乗せ遊技中に上乗せ遊技制御手段190の上乗せ抽選手段により上乗せされた特別遊技の遊技回数が取得される。そして、次のステップ312に進む。
ステップ312において、上乗せされた特別遊技の残遊技可能回数が有るか否か(残っているか否か、具体的には上乗せされた特別遊技の残遊技可能回数が1以上であるか否か)が判定される。上乗せされた特別遊技の残遊技可能回数が有る(1以上である)と判定された場合、次のステップ313に進み、上乗せされた特別遊技の残遊技可能回数が無い(0である)と判定された場合、ステップ315に進む。
ステップ313において、上乗せされた特別遊技の実行処理が行われる。そして、次のステップ314に進む。
ステップ314において、遊技回数カウント手段により、上乗せされた特別遊技の遊技回数のカウント処理が行われる。そして、ステップ312の前に戻る。
一方、前記ステップ312で上乗せされた特別遊技の残遊技可能回数が無い(0である)と判定された場合、ステップ315において、特別遊技中断により残っている特別遊技の遊技回数(残遊技可能回数)の取得が遊技回数カウント手段により行われる。そして、次のステップ316に進む。
ステップ316において、特別遊技中断により残っている特別遊技の遊技回数(残遊技可能回数)が有るか否か(1以上であるか否か)が判定される。残遊技可能回数が有る(1以上である)と判定された場合、次のステップ317に進み、残遊技可能回数が無い(0である)と判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ317において、特別遊技中断により残っている特別遊技の遊技回数1回分の実行処理が行われる。そして、次のステップ318に進む。
ステップ318において、遊技回数カウント手段により、特別遊技中断により残っている特別遊技の遊技回数のカウント処理が行われる。具体的には、遊技回数カウント手段に記憶されている特別遊技中断により残っている残遊技可能回数の数値から1が減算され、減算後の数値が特別遊技中断により残っている新たな残遊技可能回数として記憶されるものである。そして、ステップ316の前に戻る。
本実施の形態では、特別遊技中に遊技者により、そのときの遊技進行に関与しない操作手段31に対して通常とは異なる所定操作が行われたことを条件として特別遊技の上乗せ遊技を開始させる。具体的には、スタートスイッチ40の操作後、回転リール62が回転を開始した後のタイミングでは、スタートスイッチ40は、そのときの遊技進行に関与しない操作手段31であり、さらに、スタートスイッチ40の長押し(オン状態を3秒間以上の間、継続させるような操作)という通常の操作とは異なる操作(長押し)が行われたことを条件として特別遊技の上乗せ遊技を開始させている。
これにより、特別遊技(AT)へようやく移行した場合には、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができる。したがって、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができ、興趣に富む遊技を実施することができる。
本実施の形態では、特別遊技中に操作手段31による所定操作が行われなかった場合でも、特別遊技の遊技区間終了後に、上乗せ遊技が開始される。これにより、遊技者が、操作手段31の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等であっても、上乗せ遊技の恩恵を付与することができる。すなわち、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行った遊技者と、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることができる。
本実施の形態では、遊技者の希望や、意思に沿ったタイミングで上乗せ遊技を実行することができ、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができる。
具体的には、本実施の形態では、特別遊技(AT)中に所定操作(スタートスイッチ40の長押し)により上乗せ遊技(10回の遊技の1セット)を1回だけ獲得することができるが、この上乗せ遊技の開始タイミングを、30回の特別遊技の遊技中のいずれのタイミングで行うかを遊技者の趣向に沿って決定することができる。例えば、特別遊技へ移行した当初に上乗せによる特別遊技も含めた特別遊技の遊技回数の獲得処理を全て実行して確定しておきたい遊技者は、特別遊技へ移行した当初に所定操作(長押し)を行って、特別遊技の当初に実行可能な遊技回数を確定させることができる。
一方、特別遊技へ移行して、当初に得られた特別遊技(初期遊技可能回数30回のAT)を先ず最初に実行させて、その最初に設定された特別遊技で得られる利益を先ず獲得し、その後に上乗せによる追加利益のことを考慮したいと考える遊技者は、当初の特別遊技(30回のAT)中には、所定操作(長押し)を行わずに当初の30回の特別遊技を全て実行させて、当該特別遊技が終了した後、上乗せ遊技へ移行させることができる。
本実施の形態では、特別遊技中に操作手段31(スタートスイッチ40)による所定操作(長押し)を行わない場合、特別遊技の遊技区間終了後に上乗せ遊技が開始され、当該上乗せ遊技において獲得した上乗せの遊技回数の特別遊技が、当該上乗せ遊技終了後に行われる。上乗せ遊技の直後に、当該上乗せ遊技で獲得した上乗せの特別遊技を行うことができるので、一連の遊技の流れから上乗せ遊技の効果等を明確に把握することができる。これにより、操作手段31(スタートスイッチ40)による所定操作(長押し)の内容等の情報を未入手の初心者等であっても、一連の遊技の内容や流れを明確に把握することができ、興趣に富む遊技にすることができる。
本実施の形態では、特別遊技の遊技区間(30回のAT)中に上乗せ遊技に移行しても、遊技回数カウント手段210は、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしない。これにより、特別遊技の遊技区間の終了直前に上乗せ遊技に移行しても、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技回数がカウントされて特別遊技が終了してしまうようなことを防止することができる。具体的には、上乗せ遊技が予め定めた規定遊技回数10回だけ遊技が可能に設定されており、例えば特別遊技の残り遊技回数が8回のときに上乗せ遊技へ移行した場合、仮に上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントするようなものでは、10回の上乗せ遊技の途中で特別遊技が終了してしまうが、本実施の形態では、上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしないため、10回の上乗せ遊技が終了した後でも、残り8回の遊技回数の分だけ特別遊技を実行することが可能となる。
なお、ここで、本実施の形態において、「遊技者が操作可能な操作手段31」及び「特別遊技中にそのときの遊技進行に関与しない前記操作手段31」には、スタートスイッチ40やストップスイッチ50等の通常の遊技進行に関与せずに別途、新たに設けられたチャンススイッチ等が含まれる。
また、スタートスイッチ40やマックスベットスイッチ34は、一般的に「遊技進行に関与する操作手段31」であるが、操作するタイミングによっては「そのときの遊技進行に関与しない」場合もあり得るので、「そのときの遊技進行に関与しない操作手段31」に含めてもよいものである。例えばスタートスイッチ40操作後、回転リール62が回転を開始した後、再度、スタートスイッチ40を操作しても、当該スタートスイッチ40は「そのときの遊技進行には関与していない操作手段31(操作スイッチ)」になり得る。
また、本実施の形態では、「特別遊技」としては、アシストタイム(AT)を実施しているが、特にこれに限定されるものではなく、「特別遊技」として、いわゆるアシストリプレイタイム(ART)や、リプレイタイム(RT)等の状態となって遊技者に特典が付与される遊技を実施してもよく、また、いわゆるビッグボーナスゲーム(BB)や、レギュラーボーナスゲーム(RB)を実施してもよい。
また、本実施の形態では、(A)「そのときの遊技進行に関与しない操作手段31に対する操作」(回転リール62の回転開始後のスタートスイッチ40の操作)と、(B)「通常の操作とは異なる所定操作」(いわゆる長押し)との両方が行われることを条件としているが、特に(A)且つ(B)に限定されるものではなく、(A)「そのときの遊技進行に関与しない操作手段31に対する操作」(例えば、回転リール62の回転開始後のスタートスイッチ40の操作や、ベット操作により遊技が開始した後のマックスベットスイッチ34の操作や、回転リール62の回転停止中におけるストップスイッチ50の操作等)と、(B)「通常の操作とは異なる所定操作」(例えば、上述したような長押しや、複数の操作手段31の同時操作等)とのうち、(A)又は(B)のいずれか一方だけを条件としてもよいものである。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、特別遊技(AT)の途中でスタートスイッチ40による所定操作(長押し)が行われた場合、特別遊技が中断し、上乗せ遊技が実施され、この上乗せ遊技が終了した直後に当該上乗せ遊技中に上乗せにより獲得した特別遊技が実施され、その後に中断後に残った特別遊技が実施されていた。
本実施の形態では、そのような場合に、上乗せにより獲得した特別遊技と、中断後に残った特別遊技との実施の順番が第1の実施の形態とは逆になっているものである。すなわち、本実施の形態では、特別遊技(AT)の途中でスタートスイッチ40による所定操作(長押し)が行われた場合、特別遊技が中断し、上乗せ遊技が実施され、この上乗せ遊技が終了した直後に、前記中断後に残った特別遊技が先ず実施され、その実施後に、上乗せ遊技中に上乗せにより獲得した特別遊技が実施されるものである。
図11に示すように、通常遊技において特別遊技(AT)へ移行し、その特別遊技(AT)の途中(遊技回数30回に到達する前)で、操作手段31としてのスタートスイッチ40による所定操作(オン状態が3秒以上の長押し)が行われた場合、それを条件として、30回の特別遊技が中断され、そのスタートスイッチ40による長押しの操作後、上乗せ遊技が開始される。この上乗せ遊技が遊技回数10回、行われて、当該上乗せ遊技が終了した場合、その後、前記特別遊技の前記中断により途中で停止されていた特別遊技の残りの遊技回数の分だけ、特別遊技が行われる。その後に、上乗せ遊技中に獲得した上乗せ遊技回数の分だけ特別遊技が実行される。当該特別遊技が終了した後、通常遊技に戻る。なお、上乗せ遊技中に上乗せによる特別遊技を全く獲得できなかった場合、上乗せ遊技の後、中断されていた残りの特別遊技が行われ、その後、通常遊技へ戻ることになる。
図12に示すように、第1の実施の形態で図10を用いて説明した上乗せ遊技後の特別遊技の実行処理(ステップ310〜318)におけるステップ311〜314の内容が、図12のステップ415〜418の内容と同一であり、ステップ315〜318の内容が、ステップ411〜414の内容と同一であり、その実施順序が逆となるものである。すなわち、中断した後の残っている特別遊技の実行処理(ステップ411〜414)と、上乗せにより獲得した特別遊技の実行処理(ステップ415〜418)との実施順番が、第1の実施の形態とは異なっている(逆になっている)ものである。各ステップの内容は、第1の実施の形態の図10のフローチャートの対応するステップの内容と同一であるのでそれらの説明は省略する。
本実施の形態によれば、当初獲得した30回の特別遊技を全て実施させて終了させた後に、上乗せ遊技により獲得した特別遊技を実施することができる。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態で説明したものと同様である。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態では、所定操作(長押し)後に中断されて残っている特別遊技の遊技回数のカウントと、上乗せ遊技で獲得した上乗せによる特別遊技の遊技回数のカウントとは、それぞれ別個に処理されていた。
本実施の形態では、所定操作(長押し)後に中断されて残っている特別遊技の遊技回数と、上乗せ遊技で獲得した上乗せによる特別遊技の遊技回数とを合計して、特別遊技として実行可能な遊技回数の合計(合計遊技可能回数)として一括処理しているものである。
具体的には、本実施の形態に係る遊技回数カウント手段210は、特別遊技として実行可能な遊技回数として当初に設定されている初期遊技可能回数(30回)と、上乗せ遊技により獲得された上乗せによる特別遊技の遊技回数(上乗せ遊技可能回数)との両方を合計した合計遊技可能回数をカウントし記憶するようにしているものである。
図13に示すフローチャートに基づいて、上乗せ遊技後の特別遊技の実行処理について説明する。
先ず、ステップ510において、上乗せ遊技制御手段190により上乗せ遊技が終了か否かが判定される。上乗せ遊技が終了であると判定された場合、次のステップ511に進み、上乗せ遊技が終了でないと判定された場合、ステップ510の前に戻る。
ステップ511において、遊技回数カウント手段210により、残っている合計遊技可能回数が算出されるとともに取得される。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、上乗せされた特別遊技の合計遊技可能回数が有るか否か(残っているか否か、具体的には合計遊技可能回数が1以上であるか否か)が判定される。合計遊技可能回数が有る(1以上である)と判定された場合、次のステップ513に進み、合計遊技可能回数が無い(0である)と判定された場合、ステップ515に進む。
ステップ513において、上乗せされた特別遊技又は中断後に残っている特別遊技の実行処理が行われる。そして、次のステップ514に進む。
ステップ514において、遊技回数カウント手段210により、合計遊技可能回数のカウント処理が行われる。具体的には、合計遊技可能回数から1が減算され、減算後の数値が新たな合計遊技可能回数として記憶される。そして、ステップ512の前に戻る。
一方、前記ステップ512で残っている合計遊技可能回数が無い(0である)と判定された場合、ステップ515において、特別遊技の終了処理が行われる。そして、当該処理が終了する。
本実施の形態では、遊技回数カウント手段210による特別遊技のカウントや記憶を、1種類のパラメータである合計遊技可能回数としてカウントし、記憶している。これにより、当初に設定されている特別遊技を実行可能な遊技回数(30回)に基づく初期遊技可能回数と、上乗せ遊技により獲得した特別遊技の上乗せの遊技回数に基づく上乗せ遊技回数との両方のパラメータを別個、独立にカウントし、記憶する必要がない。これにより、遊技回数カウント手段210によるカウント処理や、記憶処理等の制御処理を容易にすることができ、記憶容量を少なくすることができる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態で説明したものと同様であり説明を省略する。
(第4の実施の形態)
上述した第1の実施の形態では、上乗せ遊技が実施され、当該上乗せ遊技により獲得した特別遊技の上乗せは、当該上乗せ遊技が終了した直後、直ぐに実施されていた。それに対して本実施の形態では、上乗せ遊技が実施され、当該上乗せ遊技により獲得した特別遊技の上乗せは、当該上乗せ遊技が終了した後、通常遊技等が行われて、当該上乗せ遊技の次の上乗せ遊技の終了直後に実施するようにしているものである。
図14は、特別遊技中に操作手段31(スタートスイッチ40)による所定操作(長押し)が無い場合の状態を示すものであって、例えば、第2通常遊技から第2特別遊技へ移行し、この第2特別遊技中に操作手段31による所定操作(長押し)が無かった場合、第2特別遊技終了後に第2上乗せ遊技へ移行する。第2上乗せ遊技が終了した直後は、この第2上乗せ遊技の1つ前の上乗せ遊技である第1上乗せ遊技で獲得した特別遊技の上乗せである「第1上乗せ遊技における上乗せによる特別遊技」が実施されるものである。一方、第2上乗せ遊技において獲得した特別遊技の上乗せの遊技回数は、第2上乗せ遊技の1つ後に実施される上乗せ遊技としての第3上乗せ遊技の終了直後に「第2上乗せ遊技における上乗せによる特別遊技」が実施されるものである。すなわち、第n上乗せ遊技の終了直後に実施される特別遊技の上乗せは、第(n−1)上乗せ遊技において獲得した特別遊技の上乗せとなるものである。そして、第n上乗せ遊技により獲得した特別遊技の上乗せは、第(n+1)上乗せ遊技の終了直後に実施される(nは0以上の整数)。
図15は、特別遊技の途中で操作手段31(スタートスイッチ40)の所定操作(長押し)が行われて、当該特別遊技が中断された場合の状態を示すものであって、図14の場合と同様に、第n上乗せ遊技の終了直後に実施される特別遊技の上乗せは、第(n−1)上乗せ遊技において獲得した特別遊技の上乗せとなるものである。そして、第n上乗せ遊技により獲得した特別遊技の上乗せは、第(n+1)上乗せ遊技の終了直後に実施される。
このように、上乗せ遊技により獲得して特別遊技の上乗せは、当該上乗せ遊技よりも後に開始される上乗せ遊技の終了直後に開始されることで、得られた上乗せによる特典を後送りにすることができ、楽しみを後に遅らせることができる。また、遊技内容を時間の経過を絡めてより複雑なものにすることができる。
なお、本実施の形態では、上乗せによる特典を1つ後の上乗せ遊技の終了直後に付与するようにしたが、特に1つ後に限定されるものではなく、さらに2以上後に付与するようにしてもよい。第n上乗せ遊技の終了直後に実施される特別遊技の上乗せは、第(n−m)上乗せ遊技において獲得した特別遊技の上乗せとなり、第n上乗せ遊技により獲得した特別遊技の上乗せは、第(n+m)上乗せ遊技の終了直後に実施されるようにしてもよい(n、mは、0以上の整数)。これにより、遊技内容を時間の経過を絡めてさらに複雑なものにすることができる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態で説明したものと同様であり説明を省略する。
上述した第1〜第4の実施の形態は、適用可能な範囲において、種々の組み合わせで実施してもよいものである。また、各実施の形態で説明した「なお書き」等のバリエーションの内容も、適用可能な範囲において、他の実施の形態において種々の組み合わせで実施してもよいものである。
上述した第1〜第4の実施の形態において、メイン制御装置110とサブ制御装置300とに含まれる各手段は、上述したようなメイン制御装置110とサブ制御装置300との振り分け(構成)に限定されるものではなく、メイン制御装置110と、サブ制御装置300とのいずれに配置されてもよいものである。その際、サブ制御装置300からメイン制御装置110への送信が必要な場合は、サブ制御装置300によりストップスイッチ50による停止操作の順番を演出装置70により遊技者に報知して、遊技者がその停止操作順番で停止操作すること等の間接的な伝達手段を介して、サブ制御装置300からの情報がメイン制御装置110へ伝達される。
上述した第1〜第4の実施の形態において、特別遊技(AT)中の所定タイミングにおける操作手段31(スタートスイッチ40)の所定操作(長押し)が行われることを条件として、必ず上乗せ遊技へ移行するようにしているが、当該条件を満たすことで、所定の抽選を行い、その抽選結果に基づいて、上乗せ遊技へ移行するようにしてもよい。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
31 操作手段 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 回転リール
64 左回転リール 66 中回転リール
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 110 メイン制御装置
120 役抽選手段 130 リール制御手段
150 停止図柄判定手段 160 通常遊技制御手段
170 RT制御手段 180 ボーナス遊技制御手段
190 上乗せ遊技制御手段 200 特別遊技終了決定手段
210 遊技回数カウント手段 245 リール演出実行手段
250 払出制御手段 260 送信手段
300 サブ制御装置 310 受信手段
320 AT制御手段 330 移行抽選手段
370 表示演出実行手段 390 上乗せ演出決定実行手段
上記の問題点に鑑み、本発明は、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができ、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができて興趣に富む遊技を実施することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、操作手段の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等が遊技者であっても上乗せ遊技の恩恵を付与することができ、特別遊技中に操作手段による所定操作を行った遊技者と所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、上乗せ遊技の直後に、当該上乗せ遊技で獲得した上乗せの特別遊技を行うことができ、一連の遊技の流れから上乗せ遊技の効果等を明確に把握することができ、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、特別遊技の遊技区間の終了直前に上乗せ遊技に移行しても、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技回数がカウントされて特別遊技が終了してしまうようなことを防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを有する遊技機10において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段190と、遊技者が操作可能な操作手段31とを備え、前記上乗せ遊技は、前記特別遊技中に少なくとも1回実施可能であり、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記特別遊技中における遊技者による任意のタイミングで、そのときの遊技進行に関与しない前記操作手段31に対して所定操作が行われたことを条件として前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
また、「遊技者が操作可能な操作手段31」および「特別遊技中における遊技者による任意のタイミングで、そのときの遊技進行に関与しない前記操作手段31」は、スタートスイッチ40やストップスイッチ50等の通常の遊技進行に関与せずに別途、新たに設けられたチャンススイッチ等が含まれる。なお、「そのときの遊技進行に関与しない」とあり、スタートスイッチ40やマックスベットスイッチ34は、一般的に「遊技進行に関与する操作手段31」となるが、操作するタイミングによっては「そのときの遊技進行に関与しない」場合もあり得るので、「そのときの遊技進行に関与しない操作手段31」に含めてもよい。例えばスタートスイッチ40操作後、回転リール62が回転を開始した後、再度、スタートスイッチ40を操作しても、当該スタートスイッチ40は「そのときの遊技進行には関与していない操作手段31(操作スイッチ)」になり得る。
また、「所定操作」のなかに長押し(オン状態が長時間継続されるもの)や複数のスイッチの同時操作等の「通常とは異なる操作」を含めてもよい。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを有する遊技機10において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段190と、遊技者が操作可能な操作手段31とを備え、前記上乗せ遊技は、前記特別遊技中に少なくとも1回実施可能であり、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記特別遊技中における遊技者による任意のタイミングで、前記操作手段31に対して通常とは異なる所定操作が行われたことを条件として前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
なお、ここで、「特別遊技」や、「特別遊技の遊技区間の上乗せを行う」は上記手段の欄で説明した内容と同様である。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記特別遊技中に前記所定操作が行われなかった場合、前記特別遊技の遊技区間終了後、前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする。
本発明では、特別遊技中に操作手段31による所定操作が行われなかった場合でも、特別遊技の遊技区間終了後に、上乗せ遊技が開始される。これにより、遊技者が、操作手段31の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等であっても、上乗せ遊技の恩恵を付与することができる。すなわち、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行った遊技者と、特別遊技中に操作手段31による所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることができる。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記上乗せ遊技制御手段190は、前記上乗せ遊技において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せが得られた場合、前記上乗せ遊技終了後、当該得られた上乗せの遊技区間を用いて前記特別遊技を行うことを特徴とする。
本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特別遊技の遊技区間中に遊技回数をカウントする遊技回数カウント手段210を備え、前記遊技回数カウント手段210がカウントした遊技回数が所定の遊技回数に到達したことを条件として前記特別遊技の遊技区間を終了させ、前記遊技回数カウント手段210は、前記特別遊技の遊技区間中に前記上乗せ遊技に移行した場合、当該上乗せ遊技中に前記特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしないことを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明によれば、特別遊技中に遊技者により所定操作が行われたことを条件として特別遊技の上乗せ遊技を開始させることで、遊技者の決定したタイミングで上乗せ遊技を開始させることができ、特別遊技中に遊技者の趣向に沿ったタイミングで上乗せ遊技を確実に実行することができて興趣に富む遊技を実施することが可能な遊技機を提供することができる。
本発明によれば、さらに、遊技者が、操作手段の操作に関する情報を知らない初心者や高齢者等であっても、上乗せ遊技の恩恵を付与することができ、特別遊技中に操作手段による所定操作を行った遊技者と、特別遊技中に操作手段による所定操作を行わなかった遊技者との間で公平性を保てることが可能な遊技機を提供することができる。
本発明によれば、さらに、上乗せ遊技の直後に、当該上乗せ遊技で獲得した上乗せの特別遊技を行うことができるので、一連の遊技の流れから上乗せ遊技の効果等を明確に把握することができ、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供することができる。
本発明によれば、さらに、特別遊技の遊技区間中に上乗せ遊技に移行しても、遊技回数カウント手段210により当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技区間の遊技回数がカウントされないことで、特別遊技の遊技区間の終了直前に上乗せ遊技に移行しても、当該上乗せ遊技中に特別遊技の遊技回数がカウントされて特別遊技が終了してしまうようなことを防止することが可能な遊技機を提供することができる。

Claims (5)

  1. 遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを有する遊技機において、
    前記特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段とを備え、
    前記上乗せ遊技制御手段は、前記特別遊技中にそのときの遊技進行に関与しない前記操作手段に対して所定操作が行われたことを条件として前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者にとって有利な特別遊技とを有する遊技機において、
    前記特別遊技の遊技区間の上乗せを行う上乗せ遊技を制御する上乗せ遊技制御手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段とを備え、
    前記上乗せ遊技制御手段は、前記特別遊技中に前記操作手段に対して通常とは異なる所定操作が行われたことを条件として前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする遊技機。
  3. 前記上乗せ遊技制御手段は、前記特別遊技中に前記所定操作が行われなかった場合、前記特別遊技の遊技区間終了後、前記上乗せ遊技を開始させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記上乗せ遊技制御手段は、前記上乗せ遊技において、前記特別遊技の遊技区間の上乗せが得られた場合、前記上乗せ遊技終了後、当該得られた上乗せの遊技区間を用いて前記特別遊技を行うことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記特別遊技の遊技区間中に遊技回数をカウントする遊技回数カウント手段を備え、
    前記遊技回数カウント手段がカウントした遊技回数が所定の遊技回数に到達したことを条件として前記特別遊技の遊技区間を終了させ、
    前記遊技回数カウント手段は、前記特別遊技の遊技区間中に前記上乗せ遊技に移行した場合、当該上乗せ遊技中に前記特別遊技の遊技区間の遊技回数をカウントしないことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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