JP5913646B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技制御部が遊技状態を正確に把握でき、遊技状態の区切りに合わせて綺麗にフリーズ演出やリール演出が行えると共に、複数の遊技状態を設けること等、複雑な演出等を行い得る遊技機を提供する。【解決手段】遊技制御部は、特殊状態へ移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段と、ストップスイッチの操作態様に基づき特殊状態への移行、及び終了を制御すると共に、特殊状態を制御する特殊遊技制御手段と、を備え、演出制御部は、特殊状態の区間を管理する管理手段と、移行抽選手段による抽選の結果、特殊状態への移行が決定した場合、遊技制御部を特殊状態へ移行するためのストップスイッチの操作態様を報知すると共に、管理手段が特殊状態の終了を決定した場合、遊技制御部の特殊状態を終了させるためのストップスイッチの操作態様を報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技に関連する制御が行われる遊技制御部から、演出に関連する制御が行われる演出制御部に対して一方向で遊技情報が送信される遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機は、所定の移行契機に該当することより移行可能な、遊技者にとって有利となり得る特殊状態が設けられていることが多い。
この特殊状態としては、例えば、ストップスイッチの特定の操作態様(押し順)や当選図柄等を報知することによって役に係る図柄の組合せを有効ライン上に揃えて停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)や、AT、且つ、再遊技役(リプレイ役)の当選確率が高確率状態であるリプレイタイム(RT)である、いわゆるアシストリプレイタイム(ART)、ATにおけるゲーム数の上乗せ抽選の当選確率が高確率状態であるいわゆる上乗せ特化ゾーン、残りゲーム数を利用して連続した演出、例えば「継続可否演出」が行われるいわゆる継続ゾーン、などが知られている。
従来、上述した特殊状態を回転リールの制御等の遊技の制御を行う遊技制御部が管理している遊技機として、下記特許文献1が開示されている。
この遊技状態としての特殊状態の管理を遊技制御部が行う遊技機は、特殊状態の管理を演出制御部が行うものとは異なり、遊技状態を正確に把握し得る、といったメリットを有する。一方、遊技制御部は演出制御部と異なり、データ容量に制限が課されてしまう。そのため、複数の遊技状態を設けること等、複雑な演出等を行い得ないといったデメリットを有していた。
特開2014−50444号公報
そこで、本発明は、特殊状態の開始を遊技制御部で管理し、特殊状態の終了を演出制御部で管理しても、遊技制御部が遊技状態を正確に把握でき、遊技状態の区切りに合わせて綺麗にフリーズ演出やリール演出が行えると共に、遊技制御部のデータ容量の制限に捕らわれず、複数の遊技状態を設けること等、複雑な演出等を行い得る遊技機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような構成を備える。
本発明は、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール62と、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ40と、前記複数の回転リール62の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール62の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ50と、前記複数の回転リール62の駆動源、前記スタートスイッチ40及び前記ストップスイッチ50にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部110と、前記遊技制御部110からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部500と、を備える遊技機において、遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、前記遊技制御部110は、前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段160と、前記ストップスイッチ50の操作態様に基づき所定の遊技状態への移行、及び終了を制御すると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段170と、を備え、前記演出制御部500は、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段520と、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態へ移行するための前記ストップスイッチ50の操作態様を報知すると共に、前記管理手段520が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を終了させるための前記ストップスイッチ50の操作態様を報知する報知制御手段550と、を備え、前記特殊遊技制御手段170は、前記特殊状態において、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする。
ここで、この発明における「特殊状態」とは、後述する第1の実施の形態における「ART状態」に相当する。
本発明の他の形態としては、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール62と、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ40と、前記複数の回転リール62の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール62の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ50と、前記複数の回転リール62の駆動源、前記スタートスイッチ40及び前記ストップスイッチ50にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部110と、前記遊技制御部110からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部500と、を備える遊技機において、遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、前記遊技制御部110は、前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段160と、前記ストップスイッチ50の操作態様に基づき所定の遊技状態への移行、及び終了を制御すると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段170と、を備え、前記演出制御部500は、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段520と、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態へ移行するための前記ストップスイッチ50の操作態様を報知すると共に、前記管理手段520が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を継続させるための前記ストップスイッチ50の操作態様を報知しない報知制御手段550と、を備え、前記特殊遊技制御手段170は、前記特殊状態において、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする。
ここで、この発明における「特殊状態」とは、上述した通りである。
本発明のさらに他の形態としては、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール62と、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を開示させるためのスタートスイッチ40と、前記複数の回転リール62の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール62の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ50と、前記複数の回転リール62の駆動源、前記スタートスイッチ40及び前記ストップスイッチ50にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部110と、前記遊技制御部110からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部500と、を備える遊技機において、遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、前記遊技制御部110は、前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段160と、所定の遊技状態への移行が決定した場合に、前記所定の遊技状態へ移行させ、前記ストップスイッチ50の操作態様に基づき前記所定の遊技状態を終了させると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段170と、を備え、前記演出制御部500は、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段520と、前記管理手段520が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を終了させるための前記ストップスイッチ50の操作態様を報知する報知制御手段550と、を備え、前記特殊遊技制御手段170は、前記特殊状態において、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする。
ここで、この発明における「特殊状態」とは、後述する第2の実施の形態における「AT状態」に相当し、「特別状態」とは、「ゾーン」に相当する。また、「ゾーン」とは、例えば、上乗せ特化ゾーンや、継続ゾーンなどが該当する。
本発明のさらに他の形態としては、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール62と、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を開示させるためのスタートスイッチ40と、前記複数の回転リール62の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール62の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リール62の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ50と、前記複数の回転リール62の駆動源、前記スタートスイッチ40及び前記ストップスイッチ50にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部110と、前記遊技制御部110からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部500と、を備える遊技機において、遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、前記遊技制御部110は、前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段160と、所定の遊技状態への移行が決定した場合に、前記所定の遊技状態へ移行させ、前記ストップスイッチ50の操作態様に基づき前記所定の遊技状態を終了させると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段170と、を備え、前記演出制御部500は、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段520と、前記管理手段520が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を継続させるための前記ストップスイッチ50の操作態様を報知しない報知制御手段550と、を備え、前記特殊遊技制御手段170は、前記特殊状態において、前記移行抽選手段160による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする。
ここで、の発明における「特殊状態」及び「特殊状態」とは、上述の通りである。

本発明は、以上のように構成されているので、以下の効果を奏する。
本発明によれば、特殊状態の開始を遊技制御部で管理し、特殊状態の終了を演出制御部で管理しても、遊技制御部が遊技状態を正確に把握でき、遊技状態の区切りに合わせて綺麗にフリーズ演出やリール演出が行えると共に、遊技制御部のデータ容量の制限に捕らわれず、複数の遊技状態を設けること等、複雑な演出等を行い得る遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、遊技制御部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、演出制御部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、管理手段を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図4の遊技制御部側で管理している遊技状態の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図5の演出制御部側で管理している演出状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、図4の遊技制御部側で管理している遊技状態の説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、図5の演出制御部側で管理している演出状態の説明図である。 本発明のその他の実施の形態であって、演出制御部を示すブロック図である。 本発明のその他の実施の形態であって、図12の演出制御部側で管理している演出状態の説明図である。
(第1の実施の形態)
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係るスロットマシン等の遊技機10を、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10は、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を、図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個の駆動モータ(図示せず)と、この各駆動モータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記駆動モータ及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。
(演出装置70)
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる演出装置70が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより演出装置70の一種としても使用される。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38からあらかじめメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
(ストップスイッチ50)
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するマックスベットスイッチ34の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(マックスベットスイッチ34)
このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
(貯留払出手段24等)
前記前扉14の下部の後方向(奥方向)には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、後述する遊技制御部110の各遊技状態に対応した抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。
当該遊技機10は、停止時の図柄61の組合せによって、当選した役を構成する図柄61の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
なお「有効ライン86」は後述の停止図柄判定手段140の判定対象となるラインを意味し、後述する小役の「入賞」等は有効ライン86上に役に対応した図柄61の組合せが揃うことを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、各回転リール62の中段を直線的に結んだ1本のみからなるものである。
(図柄61)
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤7」、「青7」、「バー1」、「バー2」、「リプレイ1」、「リプレイ2」、「ベル」、「スイカ1」、「スイカ2」、「チェリー」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
(制御装置100)
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技制御部110と、この遊技制御部110からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御する演出制御部500とを備えている。
ここで、遊技制御部110の制御に基づくスロットマシン等の遊技機10の作動状態を遊技状態といい、演出制御部500の制御に基づくスロットマシン等の遊技機10の作動状態を演出状態というものとする。なお、遊技制御部110と演出制御部500との間は、遊技制御部110への不正操作を防止するために、遊技制御部110から演出制御部500への一方向の通信により行われ、演出制御部500から遊技制御部110への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。遊技制御部110は、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及び貯留払出手段24の作動を制御する。
演出制御部500は、遊技制御部110から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。演出制御部500の出力側には、演出装置70としてのスピーカー72、表示装置84、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、遊技制御部110を有するメイン基板と、演出制御部500を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、遊技制御部110は、メイン基板ケースの内部に収納され、演出制御部500は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
遊技制御部110及び演出制御部500は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常に行われる通常遊技が設けられている。この通常遊技よりも再遊技役(以下、「リプレイ役」とする。)の当選の確率が高く(或いは低く)設定されているリプレイタイム(以下、「RT状態」とする。)と、各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順序(以下、「押し順」とする。)や当選図柄61等を報知することによって役に係る図柄61の組合せを有効ライン86上に揃えて停止させるためのアシストをするアシストタイム(以下、「AT状態」とする。)とが設けられている。また、RT状態は、遊技制御部110により制御され、AT状態は、演出制御部500により制御される。
なお、演出制御部500における演出状態がAT状態の場合に、遊技制御部110の遊技状態がRT状態に移行することで、遊技状態としてのアシストリプレイタイム状態(以下、「ART状態」とする。)が形成される。このART状態は、RT状態(再遊技確率の高確率状態)で、且つ、AT状態の遊技状態をいう。
ここで、第1の実施の形態においては、上記ART状態が「特殊状態」に相当する。
(遊技制御部110)
図4に示すように、遊技制御部110は、役抽選手段120、リール制御手段130、停止図柄判定手段140、払出制御手段150、移行抽選手段160、特殊遊技制御手段170、フリーズ演出制御手段180、リール演出実行手段190、送信手段200の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、遊技制御部110は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止した図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
すなわち、遊技制御部110は、遊技を制御するためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。
そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段120により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。
また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルの払い出しを伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役)が設けられている。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
また、有効ライン86上にリプレイ役に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段120)
役抽選手段120は、役抽選により出現確率の異なる複数種類の役抽選結果、すなわち「ハズレ」を含めて「小役」及び「リプレイ役」の当否を決定するものである。
すなわち、役抽選手段120は、遊技制御部110が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段120は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類として一般遊技状態用、RT状態用のそれぞれに対応して複数備えており、遊技制御部110の「ROM」上に記憶されている。役抽選手段120は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段120による処理は、後述するステップS11(図9参照)において行われる。
(リール制御手段130)
リール制御手段130は、遊技制御部110が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段130は、役抽選手段120の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段130は、必要に応じて各ストップスイッチ50の押し順が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段130による処理は、後述するステップS12(図9参照)において行われる。
(停止図柄判定手段140)
停止図柄判定手段140は、遊技制御部110が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段140による処理は、後述するステップS13(図9参照)において行われる。
(払出制御手段150)
払出制御手段150は、停止図柄判定手段140の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段150は、停止図柄判定手段140の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段150による処理は、後述するステップS14(図9参照)において行われる。
(移行抽選手段160)
移行抽選手段160は、ART状態へ移行の有無につき抽選を行うものである。
具体的には、移行抽選手段160は、ART状態への開始契機となる抽選、換言すると、演出制御部500をAT状態にするための抽選(以下、「AT抽選」とする。)を行い、当該抽選に当選することでART状態への移行を決定する。
ここで、遊技制御部110は、AT抽選に当選すると、後述する送信手段200によりAT抽選の当選に係る移行情報を演出制御部500に送信する。そして、演出制御部500は、後述する受信手段510により当該移行情報を受信して、演出状態をAT状態に移行する。
その後、このAT状態に滞在中に、RT2移行図柄が有効ライン86上に停止表示されたことを契機に、遊技制御部110の遊技状態がRT2状態へ移行すると、ART状態が発生するようになっている。
(特殊遊技制御手段170)
特殊遊技制御手段170は、特定役の入賞(移行図柄の停止)に基づきART状態への移行、及び終了を制御すると共に、ART状態を制御するものである。
具体的には、特殊遊技制御手段170は、移行抽選手段160によるAT抽選に当選して演出状態がAT状態である場合に、役抽選にてRT2状態へ移行可能な役に当選し、遊技者がRT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT2移行図柄が有効ライン86上に停止表示される。このとき、特殊遊技制御手段170は、遊技状態をRT2状態に移行させて、ART状態を開始させる。
また、後述するゲーム数カウント手段522のゲーム数カウンタが0となった場合に、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役に当選し、遊技者がRT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示される。このとき、特殊遊技制御手段170は、遊技状態をRT1状態に移行させて、ART状態を終了させる。
(フリーズ演出制御手段180)
フリーズ演出制御手段180は、遊技の進行を一時的に停止させるフリーズ演出を実行するためのものである。
このフリーズ演出は、役抽選手段120による役抽選において、所定の役(例えば、チェリー)に当選したとき、前述の移行抽選手段160によるAT抽選に当選したときなどに、実行可能に設定されている。また、フリーズ演出が実行される時間は、任意の時間を設定することができる。
なお、このフリーズ演出中に、リール演出実行手段190により、回転リール62の回転、停止、逆回転等を組み合わせたリール演出を実行してもよいものである。
(リール演出実行手段190)
リール演出実行手段190は、フリーズ状態に回転リール62の回転及び停止を実施するリール演出を実行するものである。
リール演出では、各回転リール62を正回転させるだけでなく、逆回転や遊技時とは異なる速度での回転、及びこれらを組み合わせた回転を行うことができる。また、リール演出時に特殊図柄、例えば「青7」を強制的に有効ライン86上に停止表示させるとともに、「青7」の停止表示に伴い、後述するゲーム数の上乗せ抽選を行ってもよい。
(送信手段200)
送信手段200は、演出制御部500へ遊技に関する種々の情報を送信するものである。
具体的には、送信手段200は、演出制御部500に対して、少なくとも役抽選手段120の抽選により当選した役に関する情報(以下、「当選役情報」とする。)、当選役に対応した停止操作に関する情報(以下、「停止操作関連情報」とする。)、移行抽選手段160の抽選結果に関する情報(以下、「移行情報」とする。)、特殊遊技制御手段170の状態に関する情報及び全ての回転リール62の回転が開始され、遊技者により、全ての回転リール62の回転が停止させられた際には、全回胴停止情報を送信する。
(演出制御部500)
図5に示すように、演出制御部500は、受信手段510、管理手段520、上乗せ抽選手段530、停止操作順序決定手段540、報知制御手段550を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、演出制御部500は、遊技制御部110からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
(受信手段510)
受信手段510は、送信手段200からの信号を受信するものである。
具体的には、受信手段510は、送信手段200から、少なくとも当選役情報、停止操作関連情報、移行情報、特殊遊技制御手段170の状態に関する情報及び全回胴停止情報等の受信を行う。そして、受信した情報に基づいて演出制御部500により遊技の進行に伴う演出が行われる。
(管理手段520)
管理手段520は、ART状態の区間を管理するものであり、本実施の形態では、ART状態の区間をゲーム数で管理している。この管理手段520は、図6に示すように、ゲーム数抽選手段521及びゲーム数カウント手段522を有する。
(ゲーム数抽選手段521)
ゲーム数抽選手段521は、移行抽選手段160によるAT抽選の当否を判定し、AT状態への移行時にART状態の初期ゲーム数抽選(以下、「ゲーム数抽選」とする。)を行うものである。
具体的には、ゲーム数抽選手段521は、移行抽選手段160が行うAT抽選に当選していると判定した場合に、ゲーム数抽選を行ってART状態の初期ゲーム数を決定する。なお、このゲーム数抽選は、上記に述べたものには限定されず、例えば、ART状態への移行時に行ってもよい。
(ゲーム数カウント手段522)
ゲーム数カウント手段522は、ART状態の終了を管理、換言すると、ART状態の残りゲーム数のカウントを行うものである。
具体的には、ゲーム数カウント手段522は、ART状態のゲーム数をカウントするためのゲーム数カウンタを有しており、ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定された初期ゲーム数をゲーム数カウンタに記憶して、当該ART状態における初期ゲーム数のカウント値とする。ART状態移行後は、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。
また、ゲーム数カウント手段522は、後述する上乗せ抽選手段530により上乗せするゲーム数が決定された場合は、当該決定されたゲーム数が加算され、累積的に記憶されるように設定されている。
そして、カウント値が0になると、管理手段520はART状態の終了を決定する。
なお、遊技制御部110は、演出制御部500のAT状態の終了後に、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役に当選し、遊技者がRT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、遊技状態がRT1状態へ移行する。
(上乗せ抽選手段530)
上乗せ抽選手段530は、ART状態の上乗せするゲーム数を決定するものである。
上乗せ抽選手段530は、抽選値と、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、所定回数の上乗せに当選したか否かを判定する。
また、上乗せ抽選手段530は、ART状態の毎ゲーム、ゲーム数の上乗せ抽選を行うか否かの抽選を行っているが、所定の役に当選した場合にのみ抽選を行うようにしても良い。
(停止操作順序決定手段540)
停止操作順序決定手段540は、受信手段510が送信手段200から送信された当選役情報、停止操作関連情報及び移行情報を受信すると、当該停止操作関連情報を用いて、例えば遊技制御部110をRT2状態へ移行させる又はRT1状態へ移行させるため等のストップスイッチ50の押し順を決定するものである。
具体的には、役抽選にてRT2状態へ移行可能な役に当選すると、RT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示させるためのストップスイッチ50の特定の押し順を決定する。
また、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役に当選すると、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示させるためのストップスイッチ50の特定の押し順を決定する。
さらに、ART状態で、押し順のある役(例えば、ベル)に当選すると、当該役に対応した図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示させるためのストップスイッチ50の特定の押し順を決定する。
そして、当該停止操作順序決定手段540で決定されたストップスイッチ50の押し順は、後述する報知制御手段550により演出装置70を介して遊技者に報知される。
(報知制御手段550)
報知制御手段550は、液晶表示装置を有する表示装置84、スピーカー72及び演出用ランプ78からなる演出装置70を制御するためのものである。
報知制御手段550は、停止操作順序決定手段540が決定したストップスイッチ50の押し順を演出装置70により遊技者に報知させるためのものである。
具体的には、報知制御手段550は、ART状態において、押し順のある役(例えば、ベル)に当選すると、当該役に対応した図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示させるためのストップスイッチ50の特定の押し順を報知する。
報知制御手段550は、移行抽選手段160によるAT抽選の結果、ART状態への移行が決定した場合は、遊技制御部110をRT2状態へ移行させるためのストップスイッチ50の特定の押し順を報知する。
また、報知制御手段550は、演出制御部500のAT状態の終了を契機に、遊技制御部110をRT1状態へ移行させるためのストップスイッチ50の特定の押し順を報知する。
(図7を用いた遊技状態の説明)
次に、図7を用いて「遊技状態」について説明する。
遊技状態は、遊技制御部110により管理され、図7に示すように、大別すると「一般遊技状態」と「RT状態」とがある。
「一般遊技状態」は、「ノーマル状態(RT0)」と「RT1状態」とに分けられる。
(ノーマル状態(RT0))
「ノーマル状態(RT0)」とは、後述する「RT1状態」、「RT2状態」以外の遊技状態である。「RT」は、いわゆる「リプレイタイム」の略語である。本実施の形態では、「RT1状態」、「RT2状態」に移行するにつれ、リプレイ役に当選する抽選確率、すなわち再遊技を行う確率が高くなる。
(RT1状態)
「RT1状態」は、再遊技を行う確率がノーマル状態(RT0)よりも高くなり、RT2状態よりも低くなる遊技状態を指す。
「ノーマル状態(RT0)」から「RT1状態」には、「RT1移行図柄」を有効ライン86上に停止表示させた時に移行する。例えば、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選し、遊技者がRT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「ノーマル状態(RT0)」から「RT1状態」へ移行する。
また、「RT1状態」においては、「RT0移行図柄」が有効ライン86上に停止表示されることで、「ノーマル状態(RT0)」に戻ることがある。例えば、役抽選にてノーマル状態(RT0)へ移行可能な役(例えば、「リプレイB」)に当選し、遊技者がRT0移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT0移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「RT1状態」から「ノーマル状態(RT0)」に戻る。
(RT2状態)
「RT2状態」は、再遊技を行う確率が最も高い遊技状態を指す。なお、RT2状態は、再遊技を高確率で実行可能なRT状態となっている。
「RT1状態」から「RT2状態」には、「RT2移行図柄」を有効ライン86上に停止表示させた時に移行する。例えば、役抽選にてRT2状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイC」)に当選し、遊技者がRT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT2移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「RT1状態」から「RT2状態」へ移行する。なお、「RT2状態」は、再遊技確率が高確率に設定されており、演出制御部500における演出状態がAT状態の場合に、遊技制御部110の遊技状態がRT2状態に移行することで、遊技状態が「ART状態」となる。「ART状態」は、「RT状態」(再遊技確率の高確率状態)で、且つ、「AT状態」の遊技状態をいう。
また、「RT2状態」においては、「RT1移行図柄」が有効ライン86上に停止表示されることで、「RT1状態」に戻ることがある。例えば、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選し、遊技者がRT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「RT2状態」から「RT1状態」に戻る。
(図8を用いた演出状態の説明)
次に、図8を用いて「演出状態」について説明する。
「演出状態」は、主として演出制御部500により管理され、図8に示すように、「通常状態」、「準備状態」及び「特殊状態(ART)」がある。
(通常状態の説明)
「通常状態」は、後述する「準備状態」及び「特殊状態(ART)」以外の演出状態をいう。
(準備状態の説明)
「準備状態」は、AT抽選に当選した後に特殊状態(ART)への移行までの準備演出を行う演出状態である。この「準備状態」では、特殊状態(ART)の準備状態であることを示す「準備演出」が実行されると共に、役抽選にてRT2状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイC」)に当選し、RT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順が報知される。そして、遊技者がRT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作することで、特殊状態(ART)へ移行する。
(特殊状態(ART)の説明)
「特殊状態(ART)」とは、演出制御部500の演出状態が当選した小役及びリプレイ役のストップスイッチ50の押し順が報知されるAT状態、且つ、遊技制御部110の遊技状態が再遊技確率が高確率となるRT状態、である遊技状態をいう。なお、特殊状態(ART)において、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選した場合は、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示することを回避するストップスイッチ50の押し順が報知される。
そのため、遊技者は、報知されたストップスイッチ50の押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役及びリプレイ役の図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができ、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される上、再遊技確率が高確率となるため、多くのメダルを獲得することができる。
(図9を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図9に示すフローチャートに基づいて、遊技制御部110が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、遊技制御部110により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、遊技制御部110により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、遊技制御部110により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果が遊技制御部110から演出制御部500へ送信される。さらに、移行抽選手段160により、AT抽選が行われる。このとき、AT抽選の結果が遊技制御部110から演出制御部500へ送信される。これらの処理が終了すると、次のステップS12に進む。
なお、ART状態では、この役抽選処理の結果に基づいて、上乗せ抽選手段530によるゲーム数の上乗せ抽選が行われ、ゲーム数の上乗せ抽選に当選した場合には、ゲーム数カウント手段522のカウント値に当選したゲーム数が加算される。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、遊技制御部110により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段130により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応するストップスイッチ50の押し順は、遊技制御部110に形成された所定の記憶領域に記憶される。
また、全ての停止操作終了後、遊技制御部110から演出制御部500へ全回転リール62の全回胴停止情報が送信される。そして、全ての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段140により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、遊技制御部110から演出制御部500へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段150により、停止図柄判定手段140の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定の結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理を終了する。
(ART状態の開始から終了までの一連の流れについての説明)
(概略)
以下、遊技制御部110の遊技状態をRT状態、演出制御部500の演出状態をAT状態へと移行し、ART状態の開始から終了までの一連の流れについて説明する。
具体的には、
(1) 演出制御部500をAT状態へ移行させる過程。
(2) 遊技制御部110をRT状態へ移行させ、ART状態を開始する過程。
(3) ART状態が終了する過程。
に分けて説明していく。
(1) AT状態への移行
AT状態は、移行抽選手段160が行うAT抽選に当選し、演出制御部500が当選に係る移行情報を受信して、移行処理を行うことで開始される。以下、各段階について説明する。
遊技制御部110では、移行抽選手段160によりAT抽選を行い、送信手段200により当該移行情報を演出制御部500に送信する。
演出制御部500では、受信手段510により当該移行情報を受信して、管理手段520により、AT抽選の結果が当選か非当選かを判定する。
そして、移行抽選手段160によるAT抽選に当選した場合は、管理手段520が備えるゲーム数抽選手段521により、ゲーム数抽選を行って、ART状態の初期ゲーム数を決定する。その後、当該ゲーム数抽選により決定されたART状態の初期ゲーム数をゲーム数カウント手段522により、ゲーム数カウンタに記憶して、AT状態へ移行する。
(2) RT状態への移行
「RT2状態」は、「RT2移行図柄」を有効ライン86上に停止表示させた時に移行し、再遊技確率が高確率であるRT状態である。
具体的には、遊技制御部110は、上記(1)の過程で演出制御部500がAT状態へ移行した後、役抽選手段120が行う役抽選にてRT2状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイC」)に当選し、遊技者がRT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT2移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「RT1状態」から「RT2状態」へ移行するとともに、「RT2状態」へ移行したことを示す情報を演出制御部500に送信する。
以上により、演出制御部500は、「AT状態」、遊技制御部110は、「RT状態」となり、「ART状態」が開始される。
(3) ART状態の終了
ART状態は、AT状態及びRT状態が終了することにより終了する。以下、AT状態の終了、RT状態の終了に分けて説明していく。
(AT状態の終了)
AT状態は、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0になると終了する。
ART状態は、上記ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定されたART状態の初期ゲーム数で開始され、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。なお、カウント値は、上乗せ抽選手段530によりゲーム数が上乗せされた場合は、ゲーム数カウント手段522により、上乗せされたゲーム数が加算され、累積的に記憶されている。
そして、遊技が行われる毎にカウント値が1ずつ減算されていった結果、カウント値が0になると、管理手段520は、AT状態の終了を決定する。
(RT状態の終了)
「RT状態」としてのRT2状態は、以下のように終了する。
RT状態において、AT状態終了後、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選すると、報知制御手段550がRT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順を報知する。
そして、報知された通りの押し順で遊技者がストップスイッチ50を操作すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示し、RT2状態からRT1状態へ移行することによりRT状態が終了する。
なお、ストップスイッチ50を左第一停止で操作したときに、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能と設定した場合には、以下の方法でRT状態を終了させることができる。
報知制御手段550は、遊技状態がART状態である場合は、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示することを回避するストップスイッチ50の押し順を報知するため、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示することはない。
しかし、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0となり、ART状態が終了し、それと同時にAT状態が終了すると、報知制御手段550によるストップスイッチ50の押し順の報知が次ゲーム以降行われなくなる。
ここで、本実施の形態の遊技機10では、ストップスイッチ50の押し順が報知されない場合は、左第一停止でストップスイッチ50を操作することを推奨し、それ以外の押し順で操作するとペナルティが科されるように設定されている。
そのため、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示させるためのストップスイッチ50の押し順を左第一停止としておけば、ストップスイッチ50の押し順が報知されない場合の遊技者は、左第一停止を行う蓋然性が高いため、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示させることができる。
したがって、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選すると、遊技者によりRT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示可能な押し順で操作されたか否かが特殊遊技制御手段170により判定される。そして、特殊遊技制御手段170は、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順で操作されたと判定した場合は、遊技状態を「RT2状態」から「RT1状態」へ移行して、RT状態を終了する。
なお、送信手段200は、「RT1状態」への移行時に、「RT1状態」へ移行したことを示す情報を演出制御部500に送信する。
以上により、演出制御部500は、「通常状態」(図8参照)、遊技制御部110は、「一般遊技状態」(図7参照)となり、「ART状態」が終了する。
(第2の実施の形態)
以下、図10、図11を参照して、本発明の実施の形態に係る第2の実施の形態を説明する。また、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成要素には、第1の実施の形態において用いた符号と同一の符号を用いている。そして、第1の実施の形態と重複する部分は説明を省略し、第2の実施の形態における特徴点を中心に説明する。
ここで、第2の実施の形態においては、AT状態が「特殊状態」に相当する。
また、第2の実施の形態においては、役として、第1の実施の形態の構成の「小役」、「リプレイ役」に加え、「ボーナス移行役」(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
(役抽選手段120)
第2の実施の形態における役抽選手段120は、「小役」、「リプレイ役」に加え、「ボーナス移行役」の当否についての決定をも行う。
(移行抽選手段160)
第2の実施の形態における移行抽選手段160は、AT状態へ移行の有無につき抽選を行うものである。
具体的には、移行抽選手段160は、AT抽選を行い、当該抽選に当選することでAT状態への移行を決定する。
ここで、遊技制御部110は、AT抽選に当選すると、送信手段200によりAT抽選の当選に係る移行情報を演出制御部500に送信する。そして、演出制御部500は、受信手段510により当該移行情報を受信して、演出状態をAT状態に移行する。
(特殊遊技制御手段170)
第2の実施の形態における特殊遊技制御手段170は、移行抽選手段160による抽選の結果、AT状態への移行が決定した場合にAT状態へ移行させ、ストップスイッチ50の押し順に基づきAT状態を終了させると共に、AT状態を制御するものである。
第2の実施の形態における特殊遊技制御手段170は、ストップスイッチ50の6通りの押し順のうち、少なくとも1つをAT状態の終了を把握するための押し順として割り当てている。一方、演出制御部500では、受信手段510により押し順の割り当てに係る情報を受信し、停止操作順序決定手段540にて当該受信した情報に対応した押し順を決定する。
そして、特殊遊技制御手段170は、遊技者が操作したストップスイッチ50の押し順がAT状態の終了を把握するための押し順に該当する場合は、当該「AT状態」の終了を認識する。
具体的には、遊技制御部110は、毎ゲーム「停止操作関連情報」を送信手段200により演出制御部500に送信している。この「停止操作関連情報」には、例えば、「押し順のある役を入賞させるための情報」や「AT状態の終了を把握するための情報」などがストップスイッチ50の各々の押し順に対応して割り振られている。
このとき、演出制御部500がAT状態である場合には、報知制御手段550によりAT状態の終了を把握するための押し順とは異なるストップスイッチ50の押し順が報知される。そのため、遊技者により、報知された押し順通りにストップスイッチ50が操作されることで、遊技制御部110は演出制御部500が未だAT状態であると認識する。
しかし、報知制御手段550は、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0となり、AT状態が終了すると、AT状態の終了を把握するための押し順を報知する。
そして、特殊遊技制御手段170は、遊技者により、AT状態の終了を把握するための押し順で操作されたか否かを判定し、操作されたと判定した場合は、遊技制御部110は演出制御部500がAT状態を終了したことを認識する。
(管理手段520)
第2の実施の形態における管理手段520は、「AT状態」の区間を管理するものであり、本実施の形態では、「AT状態」の区間をゲーム数で管理している。
(ゲーム数抽選手段521)
第2の実施の形態におけるゲーム数抽選手段521は、移行抽選手段160による「AT抽選」の当否を判定し、「AT状態」への移行時に「AT状態」の初期ゲーム数抽選(以下、「ゲーム数抽選」とする。)を行うものである。
具体的には、ゲーム数抽選手段521は、移行抽選手段160が行うAT抽選に当選していると判定した場合に、ゲーム数抽選を行ってAT状態の初期ゲーム数を決定する。
(ゲーム数カウント手段522)
第2の実施の形態におけるゲーム数カウント手段522は、「AT状態」の終了を管理、換言すると、「AT状態」の残りゲーム数のカウントを行うものである。
具体的には、ゲーム数カウント手段522は、「AT状態」のゲーム数をカウントするためのゲーム数カウンタを有しており、ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定された初期ゲーム数をゲーム数カウンタに記憶して、当該AT状態における初期ゲーム数のカウント値とする。「AT状態」移行後は、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。
そして、カウント値が0になると、管理手段520は「AT状態」の終了を決定する。
(停止操作順序決定手段540)
第2の実施の形態における停止操作順序決定手段540は、第1の実施の形態の用途に加え、受信手段510が受信した特殊遊技制御手段170により割り当てられた押し順の割り当てに係る情報を用いて、例えば遊技制御部110にAT状態の終了を把握させるためのストップスイッチ50の押し順を決定するものである。
具体的には、特殊遊技制御手段170では、役抽選の結果に係らず、6通りある押し順のうち、少なくとも1つをAT状態の終了を把握するための押し順として割り当てている。例えば、「中左右(CLR)」の押し順をAT状態の終了を把握するための押し順として割り当てている場合、受信手段510が当該押し順の割り当てに係る情報を受信すると、停止操作順序決定手段540は、AT状態の終了を把握するための押し順に対応する「中左右(CLR)」の押し順を報知制御手段550により報知する押し順として決定する。
(図10を用いた遊技状態の説明)
次に、図10を用いて第2の実施の形態における「遊技状態」について説明する。
図10に示すように、遊技制御部110における遊技状態は、ノーマル状態と、内部当選状態(RT1状態)と、ボーナス状態(CBB状態)とがある。
ノーマル状態は、通常遊技が行われる遊技状態である。ノーマル状態において役抽選手段120による役抽選によりボーナス(CBB)に当選した場合に、ノーマル状態から内部当選状態(RT1状態)に移行する。なお、この内部当選状態(RT1状態)では、ノーマル状態よりも再遊技の抽選確率が高い状態となっている。
また、第2の実施の形態において、ノーマル状態では数ゲーム以内にボーナス(CBB)に当選するように設定されており、遊技状態は、内部当選状態(RT1状態)で遊技される割合が大きいように設定されている。
この内部当選状態(RT1状態)におけるRT状態は、再遊技が高確率で当選する遊技状態である。
そして、RT状態において、CBBのボーナス移行役の図柄61の組合せが揃った場合に、内部当選状態(RT1状態)からボーナス状態(CBB状態)に移行する。なお、ボーナス状態(CBB状態)では、再遊技の抽選確率は0に設定されている。
ボーナス状態(CBB状態)においては、賭け数が2枚に変更されると共に、所定枚数、例えば26枚の払出がされた場合に、ボーナス状態(CBB状態)からノーマル状態に移行する。
(図11を用いた演出状態の説明)
次に、図11を用いて第2の実施の形態における「演出状態」について説明する。
図11に示すように、第2の実施の形態における「演出状態」は、「通常状態」、「準備状態」及び「特殊状態(AT状態)」、「上乗せ特化ゾーン」がある。
(通常状態の説明)
「通常状態」は、後述する「準備状態」、「特殊状態(AT状態)」及び「上乗せ特化ゾーン」以外の演出状態をいう。
(準備状態の説明)
「準備状態」は、AT抽選に当選した後に特殊状態(AT状態)への移行までの準備演出を行う演出状態である。この「準備状態」では、特殊状態(AT状態)の準備状態であることを示す「準備演出」が実行され、所定のゲーム数を消化した後、特殊状態(AT状態)へ移行する。
(特殊状態(AT状態)の説明)
「特殊状態(AT状態)」とは、当選図柄61等を報知することによって役に係る図柄61の組合せを有効ライン86上に揃えて停止させるためのアシストをするAT状態である遊技状態をいう。
そのため、遊技者は、報知されたストップスイッチ50の押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役、リプレイ役及び移行役の図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができ、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出されるため、多くのメダルを獲得することができる。
(上乗せ特化ゾーンの説明)
「上乗せ特化ゾーン」は、AT状態におけるゲーム数の上乗せ抽選の当選確率が高確率となる演出状態である。この上乗せ特化ゾーンは、AT状態において、所定の「レア役(例えば、チェリー)」の当選を契機に抽選され、当該抽選に当選すると、演出状態が「AT状態」から「上乗せ特化ゾーン」へ移行する。
(AT状態の開始から終了までの一連の流れについての説明)
(概略)
以下、演出制御部500の演出状態をAT状態へと移行し、AT状態の開始から終了までの一連の流れについて説明する。
具体的には、
(1) 演出制御部500をAT状態へ移行させ、AT状態を開始する過程。
(2) AT状態が終了する過程。
(3) AT状態の終了を報知する過程。
に分けて説明していく。
(1) AT状態への移行及び開始
AT状態は、移行抽選手段160が行うAT抽選に当選し、演出制御部500が当選に係る移行情報を受信して、移行処理を行うことで開始される。以下、各段階について説明する。
遊技制御部110では、移行抽選手段160によりAT抽選を行い、送信手段200により当該移行情報を演出制御部500に送信する。
演出制御部500では、受信手段510により当該移行情報を受信して、管理手段520により、AT抽選の結果が当選か非当選かを判定する。
そして、移行抽選手段160によるAT抽選に当選した場合は、管理手段520が備えるゲーム数抽選手段521により、ゲーム数抽選を行って、AT状態の初期ゲーム数を決定する。その後、当該ゲーム数抽選により決定されたAT状態の初期ゲーム数をゲーム数カウント手段522により、ゲーム数カウンタに記憶して、演出状態がAT状態へと移行して、AT状態が開始される。
(2) AT状態の終了
AT状態は、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0になると終了する。
AT状態は、上記ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定されたAT状態の初期ゲーム数で開始され、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。なお、カウント値は、上乗せ抽選手段530によりゲーム数が上乗せされた場合は、ゲーム数カウント手段522により、上乗せされたゲーム数が加算され、累積的に記憶されている。
そして、遊技が行われる毎にカウント値が1ずつ減算されていった結果、カウント値が0になると、管理手段520は、AT状態の終了を決定する。
(3) AT状態の終了の報知
ゲーム数カウント手段522のカウント値が0となった場合、演出制御部500は、AT状態の終了を把握するための押し順を遊技者に操作させることで、AT状態の終了を遊技制御部110に伝えている。遊技制御部110が演出制御部500の演出状態を把握することで、演出状態の区切りに合わせて綺麗にフリーズ演出やリール演出を行い得るためである。
具体的には、演出制御部500では、ゲーム数カウント手段522が計測するAT状態のカウント値が0になると、停止操作順序決定手段540は特殊遊技制御手段170により割り当てられたAT状態の終了を把握するための押し順を決定し、報知制御手段550は当該決定された押し順を報知する。
そして、遊技者により報知された通りの押し順でストップスイッチ50が操作されると、特殊遊技制御手段170は、AT状態の終了を把握するための押し順で操作されたと判定し、遊技制御部110は演出制御部500のAT状態が終了したことを認識する。
これにより、遊技制御部110は演出制御部500の状態を把握できるので、当該状態が本来フリーズ演出やリール演出を実行する予定のない遊技状態であれば、フリーズ演出やリール演出を実行しないため、遊技機10の不自然な挙動を防止することができる。
なお、特殊遊技制御手段170がAT状態の終了を把握するための押し順を左第一停止と割り当てた場合には、以下の方法で遊技制御部110に演出制御部500のAT状態が終了したことを認識させることができる。
報知制御手段550は、遊技状態がAT状態である場合は、AT状態の終了を把握するための押し順とは異なるストップスイッチ50の押し順を報知するため、遊技制御部110が演出制御部500のAT状態が終了したと認識することはない。
しかし、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0となり、AT状態が終了すると、報知制御手段550によるストップスイッチ50の押し順の報知が次ゲーム以降行われなくなる。
ここで、本実施の形態の遊技機10では、ストップスイッチ50の押し順が報知されない場合は、左第一停止でストップスイッチ50を操作することを推奨し、それ以外の押し順で操作するとペナルティが科されるように設定されている。
そのため、AT状態の終了を把握するための押し順を左第一停止としておけば、ストップスイッチ50の押し順が報知されない場合の遊技者は、左第一停止を行う蓋然性が高いため、AT状態の終了を把握するための押し順で操作させることができる。
したがって、遊技者は、ストップスイッチ50の押し順が報知されないと左第一停止を行い、特殊遊技制御手段170が当該停止操作をAT状態の終了を把握するための押し順と一致したと判定すると、遊技制御部110は演出制御部500のAT状態が終了したことを認識する。
(変形例)
第2の実施の形態では、図11に示す、「特殊状態」を「AT状態」としたが、変形例では、「上乗せ特化ゾーン」を「特殊状態」としている。
この場合、「上乗せ特化ゾーン」への移行抽選は、遊技制御部110が備える移行抽選手段160が、「上乗せ特化ゾーン」への移行の有無についてのゾーン移行抽選を行う。
ここで、遊技制御部110は、演出状態がAT状態である場合に、ゾーン移行抽選に当選すると、送信手段200によりゾーン移行抽選の当選に係る移行情報を演出制御部500に送信する。そして、演出制御部500は、受信手段510により当該移行情報を受信して、演出状態を上乗せ特化ゾーンに移行する。
また、特殊遊技制御手段170は、ストップスイッチ50の6通りの押し順のうち、少なくとも1つを「上乗せ特化ゾーンの終了を把握するための押し順」として割り当てている。
そして、特殊遊技制御手段170は、遊技者が操作したストップスイッチ50の押し順が「上乗せ特化ゾーン」を終了させるための押し順に該当する場合は、当該「上乗せ特化ゾーン」の終了を認識する。遊技制御部110の認識方法については、上記「AT状態」の場合と同様のため、説明を割愛する。
また、管理手段520は、「上乗せ特化ゾーン」の区間を管理し、「上乗せ特化ゾーン」の区間をゲーム数で管理している。
さらに、ゲーム数抽選手段521は、移行抽選手段160による「ゾーン移行抽選」の当否を判定し、「上乗せ特化ゾーン」への移行時に「上乗せ特化ゾーン」のゲーム数抽選(以下、「ゲーム数抽選」とする。)を行うものである。
具体的には、ゲーム数抽選手段521は、移行抽選手段160が行うゾーン移行抽選に当選していると判定した場合に、ゲーム数抽選を行って上乗せ特化ゾーンのゲーム数を決定する。
さらに、ゲーム数カウント手段522は、「上乗せ特化ゾーン」の終了を管理、換言すると、「上乗せ特化ゾーン」の残りゲーム数のカウントを行う。
具体的には、ゲーム数カウント手段522は、「上乗せ特化ゾーン」のゲーム数をカウントするためのゲーム数カウンタを有しており、ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定されたゲーム数をゲーム数カウンタに記憶して、当該上乗せ特化ゾーンにおけるゲーム数のカウント値とする。上乗せ特化ゾーン移行後は、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。
そして、カウント値が0になると、管理手段520は上乗せ特化ゾーンの終了を決定する。
なお、第2の実施の形態の変形例における「特殊状態」は「上乗せ特化ゾーン」に限定されるものではなく、例えば、残りゲーム数を利用して連続した演出、例えば「継続可否演出」が行われるいわゆる「継続ゾーン」や、通常状態に滞在中のAT抽選の当選確率が高確率状態となるいわゆる「高確ゾーン」などを設定することも可能である。
(その他の実施の形態)
以下、図12、図13を参照して、その他の実施の形態を説明する。また、本実施の形態において、第1、第2の実施の形態と同一の構成要素には、第1、第2の実施の形態において用いた符号と同一の符号を用いている。そして、第1、第2の実施の形態と重複する部分は説明を省略し、本実施の形態における特徴点を中心に説明する。なお、本実施の形態における遊技制御部110の遊技状態は、図7を参照し、演出制御部500の演出状態は、図13を参照して説明する。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常に行われる通常遊技が設けられている。また、本実施の形態に係る遊技機10には、「RT状態」や「AT状態」などが設けられている。
なお、演出制御部500における演出状態がAT状態の場合に、遊技制御部110の遊技状態がRT状態に移行することで、遊技状態としての「ART状態」が形成される。
また、図13に示すように、演出制御部500には、ART状態におけるゲーム数の上乗せ抽選の当選確率が高確率となる演出状態である特殊状態としての「上乗せ特化ゾーン」が設けられている。
(移行抽選手段160)
本実施の形態における移行抽選手段160は、RT2状態中に、上乗せ特化ゾーンに移行するか否かのゾーン移行抽選を行うものである。
ここで、遊技制御部110では、ゾーン移行抽選に当選すると、特殊遊技制御手段170により上乗せ特化ゾーンへの移行が決定される。そして、送信手段200は、演出制御部500に対して、上乗せ特化ゾーンへ移行することを示す情報を送信し、演出制御部500は受信手段510により受信した移行情報に基づき、演出状態を上乗せ特化ゾーンへ移行する。
(特殊遊技制御手段170)
本実施の形態における特殊遊技制御手段170は、特定役の入賞(移行図柄の停止)に基づくART状態への移行及び終了の制御に加え、上乗せ特化ゾーンを制御するものである。
また、特殊遊技制御手段170は、上乗せ特化ゾーンの区間管理を行っており、本実施の形態では、上乗せ特化ゾーンの区間をゲーム数で管理している。
具体的には、特殊遊技制御手段170は、移行抽選手段160によるゾーン移行抽選の当選を契機にゲーム数抽選を行い、上乗せ特化ゾーンのゲーム数を決定する。また、特殊遊技制御手段170は、上乗せ特化ゾーンのゲーム数をカウントするためのゲーム数カウンタを有しており、ゲーム数抽選により決定されたゲーム数をゲーム数カウンタに記憶して、当該上乗せ特化ゾーンにおけるゲーム数のカウント値とする。上乗せ特化ゾーン移行後は、遊技が行われる毎にカウント値が1ずつ減算される。
そして、遊技制御部110では、カウント値が0になると、特殊遊技制御手段170により上乗せ特化ゾーンの終了を決定し、送信手段200により受信手段510に対して上乗せ特化ゾーンが終了したことを示す情報を送信する。一方、演出制御部500では、受信手段510により受信した当該情報に基づき、演出状態を「上乗せ特化ゾーン」から「ART状態」に移行させる。
(上乗せ抽選手段530)
本実施の形態における上乗せ抽選手段530は、ART状態の上乗せするゲーム数を決定するものである。なお、本実施の形態においては、演出制御部500に上乗せ抽選手段530を設けたが、これに限定されるものではなく、遊技制御部110に上乗せ抽選手段530を設けてもよい。
(ART抽選手段560)
図12に示す、演出制御部500が備えるART抽選手段560は、ART状態へ移行の有無につき抽選を行うものである。
具体的には、ART抽選手段560は、ART状態への開始契機となる「AT抽選」を行い、当該抽選に当選することでART状態への移行を決定する。
ここで、演出制御部500は、AT抽選に当選すると、管理手段520により演出状態をAT状態に移行させる。そして、報知制御手段550は、受信手段510により受信した役抽選手段120が行う役抽選にてRT2状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイC」)に当選した旨の当選役情報に基づき、遊技制御部110をRT状態にすべくRT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能なストップスイッチ50の押し順を報知する。
そして、遊技者が報知された通りの押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT2移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「RT1状態」から「RT2状態」へ移行するとともに、送信手段200により「RT2状態」へ移行したことを示す情報が演出制御部500に送信される。
(図13を用いた演出状態の説明)
次に、図13を用いて本実施の形態における「演出状態」について説明する。
図13に示すように、本実施の形態における「演出状態」は、「通常状態」、「準備状態」及び「ART状態」、「上乗せ特化ゾーン」がある。なお、これらの演出状態の説明については、第2の実施の形態と同様のため、説明を割愛する。
(遊技状態の変遷についての説明)
(概略)
以下、本実施の形態における遊技状態の変遷についての一連の流れを説明する。
具体的には、
(1) 演出制御部500をAT状態へ移行させる過程。
(2) 遊技制御部110をRT状態へ移行させ、ART状態を開始する過程。
(3) ART状態に滞在中の態様。
(4) 上乗せ特化ゾーンの開始から終了までの過程。
(5) ART状態が終了する過程。
に分けて説明していく。
(1) AT状態への移行
AT状態は、ART抽選手段560が行うAT抽選に当選し、演出制御部500が移行処理を行うことで開始される。以下、各段階について説明する。
演出制御部500では、ART抽選手段560によりAT抽選を行い、管理手段520にてAT抽選の結果が当選か非当選かが判定される。
そして、ART抽選手段560によるAT抽選に当選した場合は、管理手段520が備えるゲーム数抽選手段521により、ゲーム数抽選を行って、ART状態の初期ゲーム数を決定する。その後、当該ゲーム数抽選により決定されたART状態の初期ゲーム数をゲーム数カウント手段522により、ゲーム数カウンタに記憶して、AT状態へ移行する。
(2) RT状態への移行
「RT2状態」は、「RT2移行図柄」を有効ライン86上に停止表示させた時に移行し、再遊技確率が高確率であるRT状態である。
具体的には、遊技制御部110は、上記(1)の過程で演出制御部500がAT状態へ移行した後、役抽選手段120が行う役抽選にてRT2状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイC」)に当選し、遊技者がRT2移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順でストップスイッチ50を操作すると、RT2移行図柄が有効ライン86上に停止表示され、「RT1状態」から「RT2状態」へ移行するとともに、「RT2状態」へ移行したことを示す情報を演出制御部500に送信する。
以上により、演出制御部500は、「AT状態」、遊技制御部110は、「RT状態」となり、「ART状態」が開始される。
(3) ART状態に滞在中の態様
ART状態は、ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定されたART状態の初期ゲーム数で開始され、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。なお、カウント値は、上乗せ抽選手段530によりゲーム数が上乗せされた場合は、ゲーム数カウント手段522により、上乗せされたゲーム数が加算され、累積的に記憶されている。
また、ART状態に滞在中において遊技制御部110では、移行抽選手段160により上乗せ特化ゾーンへの移行に係るゾーン移行抽選が行われる。
(4)上乗せ特化ゾーンの開始から終了
「上乗せ特化ゾーン」は、ART状態に滞在中において、上述した移行抽選手段160によるゾーン移行抽選に当選し、受信手段510により受信した上乗せ特化ゾーンへ移行することを示す情報に基づき、演出制御部500が演出状態を移行することで開始される。
このとき、遊技制御部110では、ART状態に滞在中において、移行抽選手段160によるゾーン移行抽選の当選を契機に、特殊遊技制御手段170によりゲーム数抽選を行い、上乗せ特化ゾーンのゲーム数を決定する。
また、特殊遊技制御手段170は、ゲーム数カウンタに記憶されている当該上乗せ特化ゾーンのゲーム数のカウント値が0になることで終了を決定し、これと同時に、送信手段200により上乗せ特化ゾーンの終了を決定したことを示す情報が受信手段510に送信される。
そして、演出制御部500は、受信手段510により受信した上乗せ特化ゾーンの終了を決定したことを示す情報に基づき、演出状態を「上乗せ特化ゾーン」から「ART状態」へと移行し、「上乗せ特化ゾーン」を終了する。
一方、上乗せ特化ゾーンに滞在中において、演出制御部500では上乗せ抽選手段530によりゲーム数の上乗せ抽選が行われており、当該抽選に当選すると、ゲーム数カウント手段522が計測するART状態のゲーム数に当該抽選に対応したゲーム数が加算される。
なお、上述したように、上乗せ抽選手段530を遊技制御部110に設ける、すなわち、遊技制御部110によりゲーム数の上乗せ抽選を行ってもよく、特にゲーム数上乗せ発生時にフリーズ演出やリール演出を行う場合には、状態の区切りに合わせて綺麗にフリーズ演出やリール演出が行うことができる。
さらに、ゲーム数の上乗せ抽選を遊技制御部110及び演出制御部500の協同管理として、遊技制御部110では上乗せをするか否かの抽選のみを行い、演出制御部500では遊技制御部110により送信されたゲーム数の上乗せ抽選の当選結果に基づき、上乗せゲーム数を決定する抽選を行ってもよい。そのため、遊技制御部110は演出制御部500の状態を把握できるので、当該状態が本来フリーズ演出やリール演出を実行する予定のない遊技状態であれば、フリーズ演出やリール演出を実行しないため、遊技機10の不自然な挙動を防止することができる。
(5) ART状態の終了
ART状態は、AT状態及びRT状態が終了することにより終了する。以下、AT状態の終了、RT状態の終了に分けて説明していく。
(AT状態の終了)
AT状態は、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0になると終了する。
ART状態は、上記ゲーム数抽選手段521が行うゲーム数抽選により決定されたART状態の初期ゲーム数で開始され、遊技が行われる毎に、ゲーム数カウント手段522のカウント値が1ずつ減算される。
そして、遊技が行われる毎にカウント値が1ずつ減算されていった結果、カウント値が0になると、管理手段520は、AT状態の終了を決定する。
(RT状態の終了)
「RT状態」としてのRT2状態は、以下のように終了する。
RT状態において、AT状態終了後、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選すると、報知制御手段550がRT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順を報知する。
そして、報知された通りの押し順で遊技者がストップスイッチ50を操作すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示し、RT2状態からRT1状態へ移行することによりRT状態が終了する。
なお、ストップスイッチ50を左第一停止で操作したときに、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能と設定した場合には、以下の方法でRT状態を終了させることができる。
報知制御手段550は、遊技状態がART状態である場合は、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選すると、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示することを回避するストップスイッチ50の押し順を報知するため、RT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示することはない。
しかし、ゲーム数カウント手段522のカウント値が0となり、ART状態が終了し、それと同時にAT状態が終了すると、報知制御手段550によるストップスイッチ50の押し順の報知が次ゲーム以降行われなくなる。
ここで、本実施の形態の遊技機10では、ストップスイッチ50の押し順が報知されない場合は、左第一停止でストップスイッチ50を操作することを推奨し、それ以外の押し順で操作するとペナルティが科されるように設定されている。
そのため、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示させるためのストップスイッチ50の押し順を左第一停止としておけば、ストップスイッチ50の押し順が報知されない場合の遊技者は、左第一停止を行う蓋然性が高いため、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示させることができる。
したがって、役抽選にてRT1状態へ移行可能な役(例えば、「リプレイA」)に当選すると、遊技者によりRT1移行図柄が有効ライン86上に停止表示可能な押し順で操作されたか否かが特殊遊技制御手段170により判定される。そして、特殊遊技制御手段170は、RT1移行図柄を有効ライン86上に停止表示可能な押し順で操作されたと判定した場合は、遊技状態を「RT2状態」から「RT1状態」へ移行して、RT状態を終了する。
なお、送信手段200は、「RT1状態」への移行時に、「RT1状態」へ移行したことを示す情報を演出制御部500に送信する。
以上により、演出制御部500は、「通常状態」(図13参照)、遊技制御部110は、「一般遊技状態」(図7参照)となり、「ART状態」が終了する。
(総括)
スロットマシン等の遊技機10では、所定の移行契機に該当することにより、当選役に関する情報を遊技者に報知して遊技者の獲得利益を増やすようにした特殊状態として、例えばAT状態や、AT状態、且つ、RT状態である、ART状態、AT状態におけるゲーム数の上乗せ抽選の当選確率が高確率状態である上乗せ特化ゾーンなどが設けられている。
従来の遊技機10では、特殊状態の発生を表示装置84や、演出用ランプ78や、スピーカー72等を制御することで演出の制御を行う演出制御部500が管理していた。
一方、近年、回転リール62の回転を一定時間停止させるフリーズ演出や、各回転リール62を正回転させるだけでなく、逆回転や遊技時とは異なる速度での回転、及びこれらを組み合わせた回転を実施するリール演出等、回転リール62を用いた演出が登場している。なお、回転リール62を用いた演出は、回転リール62の制御等、遊技の制御を行う遊技制御部110により管理されている。
そのため、遊技制御部110は、演出制御部500の状態を把握しないと、本来フリーズ演出やリール演出を実行する予定のない遊技状態において、フリーズ演出やリール演出を実行してしまうことがあった。
ここで、遊技機10において、遊技制御部110と演出制御部500との間の通信は、遊技制御部110から演出制御部500への一方向にのみ行われ、演出制御部500から遊技制御部110への通信は行うことができないこととされている。その結果、特殊状態の発生を演出制御部500が管理している遊技機においては、以下のような問題点を有する。
具体的には、特殊状態の開始を演出制御部500が管理するものは、ストップスイッチ50の特定の押し順を複数回正解させて遊技制御部110に演出制御部500の演出状態を伝達するものである。そのため、この伝達の途中で、ストップスイッチ50の特定の押し順とは異なる停止操作をしてしまうと、遊技制御部110にストップスイッチ50の押し順に不正解したものと認識されてしまい、演出制御部500の演出状態を正確に伝達できなかった。さらに、ストップスイッチ50の押し順の複数回一致を条件としているため、遊技進行が緩慢なものになり、単調なものになって、面白みに欠けていた。
一方、本実施の形態に係る遊技機10のように、特殊状態の開始を遊技制御部110で管理を行えば、特殊状態の開始を演出制御部500が管理しているものとは異なり、遊技に関する情報を演出制御部500に送信できるため、遊技状態を正確に把握可能となる。
さらに、特殊状態の開始を遊技制御部110が管理することで、遊技状態の区切りに合わせて綺麗にフリーズ演出やリール演出が行い得るため、今後、展開される遊技に対して遊技者を興奮させ、期待感を高揚させることができる。
また、特殊状態の終了を演出制御部500で管理しているため、遊技制御部110とは異なりデータ容量の制限に捕らわれることなく、複数の遊技状態を設けること等、複雑な演出等を行うことが可能となる。その結果、遊技が単調なものにならずに興味を維持させることができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口
30 操作部 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 110 遊技制御部
120 役抽選手段 130 リール制御手段
140 停止図柄判定手段 150 払出制御手段
160 移行抽選手段 170 特殊遊技制御手段
180 フリーズ演出制御手段 190 リール演出実行手段
200 送信手段
500 演出制御部 510 受信手段
520 管理手段 521 ゲーム数抽選手段
522 ゲーム数カウント手段
530 上乗せ抽選手段 540 停止操作順序決定手段
550 報知制御手段 560 ART抽選手段

Claims (4)

  1. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記複数の回転リールの駆動源、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチにそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部と、
    前記遊技制御部からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部と、を備える遊技機において、
    遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、
    前記遊技制御部は、
    前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段と、
    前記ストップスイッチの操作態様に基づき所定の遊技状態への移行、及び終了を制御すると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段と、を備え、
    前記演出制御部は、
    前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段と、
    前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態へ移行するための前記ストップスイッチの操作態様を報知すると共に、前記管理手段が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を終了させるための前記ストップスイッチの操作態様を報知する報知制御手段と、を備え、
    前記特殊遊技制御手段は、
    前記特殊状態において、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする遊技機。
  2. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記複数の回転リールの駆動源、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチにそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部と、
    前記遊技制御部からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部と、を備える遊技機において、
    遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、
    前記遊技制御部は、
    前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段と、
    前記ストップスイッチの操作態様に基づき所定の遊技状態への移行、及び終了を制御すると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段と、を備え、
    前記演出制御部は、
    前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段と、
    前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態へ移行するための前記ストップスイッチの操作態様を報知すると共に、前記管理手段が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を継続させるための前記ストップスイッチの操作態様を報知しない報知制御手段と、を備え、
    前記特殊遊技制御手段は、
    前記特殊状態において、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする遊技機。
  3. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記複数の回転リールの駆動源、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチにそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部と、
    前記遊技制御部からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部と、を備える遊技機において、
    遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、
    前記遊技制御部は、
    前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段と、
    所定の遊技状態への移行が決定した場合に、前記所定の遊技状態へ移行させ、前記ストップスイッチの操作態様に基づき前記所定の遊技状態を終了させると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段と、を備え、
    前記演出制御部は、
    前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段と、
    前記管理手段が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を終了させるための前記ストップスイッチの操作態様を報知する報知制御手段と、を備え、
    前記特殊遊技制御手段は、
    前記特殊状態において、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする遊技機。
  4. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記複数の回転リールの駆動源、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチにそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御部と、
    前記遊技制御部からの信号に基づいて演出を制御する演出制御部と、を備える遊技機において、
    遊技状態として、少なくとも通常状態と、前記通常状態から移行可能であり、かつ前記通常状態よりも遊技者にとって有利な特殊状態と、前記特殊状態から移行可能であり、前記特殊状態の区間の延長を恩恵として受けられる特別状態とを有し、
    前記遊技制御部は、
    前記特殊状態への移行の有無につき抽選を行うとともに、前記特殊状態中に前記特別状態への移行の有無につき抽選を行う移行抽選手段と、
    所定の遊技状態への移行が決定した場合に、前記所定の遊技状態へ移行させ、前記ストップスイッチの操作態様に基づき前記所定の遊技状態を終了させると共に、前記所定の遊技状態を制御する特殊遊技制御手段と、を備え、
    前記演出制御部は、
    前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特殊状態への移行が決定した場合、前記特殊状態の区間の管理を開始し、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合、前記特別状態の区間の管理を開始する管理手段と、
    前記管理手段が前記特殊状態又は前記特別状態の終了を決定した場合、当該終了が決定された状態を継続させるための前記ストップスイッチの操作態様を報知しない報知制御手段と、を備え、
    前記特殊遊技制御手段は、
    前記特殊状態において、前記移行抽選手段による抽選の結果、前記特別状態への移行が決定した場合に、前記特殊状態を終了させて前記特別状態へ移行させることを特徴とする遊技機。
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