JP2016077265A - 食品成形方法及び食品成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】具充填ピストンに付着した具を有効に除去できる食品成形方法を提供する。【解決手段】ターンテーブル1に開口する成形用凹所2に麺皮6を供給し、麺皮6の上方から成形筒を下降させて麺皮6を成形用凹所2内に押し込むことにより麺皮6をカップ状に成形しつつ、下面がテーブル移動方向に沿って下向き傾斜状となる傾斜面8を形成した具充填ピストン5を下降させ、カップ状の麺皮6内に突入させて具7を充填し、その後、ターンテーブル1を、成形用凹所2の開口周縁2oの一方側の縁部2oaから他方側の縁部2obに向かう方向に移動させる際に、具充填ピストン5を上昇させながら、下向き傾斜状の傾斜面8を、その上位側8aから下位側8bに亘って、成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出する麺皮6の上端部6aを介して一方側の縁部2oaに摺接させることにより、具充填ピストン5の傾斜面8に付着した具7を摺り切る。【選択図】図2

Description

本発明は、麺皮を成形してこれに具を充填してなるシューマイや餃子などの食品を成形するための食品成形方法及び食品成形装置に関する。
図3の(a) には、シューマイなどの食品を成形する周知の食品成形装置の全体を示す。この食品成形装置は、ターンテーブル1の上面1aに開口する所定位置にある成形用凹所2の上に麺皮6を供給する麺皮供給機構3と、前記成形用凹所2の上に供給された麺皮6の上方から成形用凹所2内に下降して、麺皮6をカップ状に成形する昇降自在の成形筒4と、この成形筒4に昇降自在に内嵌合されていて、前記成形用凹所2でカップ状に成形される麺皮6内に具7を充填する具充填ピストン5とを備えている。
麺皮供給機構3は、最終的にターンテーブル1の成形用凹所2に麺皮6を供給するものであるが、ここではその一例を具体的に説明すると、麺体供給ロール11から繰り出した粗麺体12を麺体圧延ローラー13,13に通して麺皮形成用の薄い麺体14を形成し、この麺体14をベルトコンベヤ17上に供給しながら、この麺体14を先ずスリッター15で麺体長さ方向に沿って麺体幅方向に2分割するように切断した後、カッター16で麺体長さ方向に一定ピッチごとに切断することにより、図3の(b) に示すような角形の麺皮6を2枚同時に形成し、ベルトコンベヤ17の搬出端部からターンテーブル1の上面1aに開口する所定の成形用凹所2,2の上に供給する構成となっている。
図4は、図3の(a) に示す麺皮供給機構3におけるベルトコンベヤ17の搬出端部からターンテーブル1の成形用凹所2に麺皮6が供給される状態を示すと共に、成形用凹所2に供給さる麺皮6をカップ状に成形する成形筒4、及びカップ状に成形される麺皮6に具7を充填する具充填ピストン5の断面構造を示している。具7は、図3の(a) に示す具供給ホッパー18からポンプ(図示せず)により図4に示す具供給筒材19に所定量だけ送り出されて、具供給筒材19内を往復する具圧送ピストン20によって成形筒4内に圧送され、この成形筒4内に圧送された具7が、具充填ピストン5により、カップ状に成形される麺皮6内に充填されるようになっている。
ターンテーブル1には、互いに近接する例えば2つの成形用凹所2,2を1組として、例えば4組の成形用凹所2,2対が、回転中心から等距離で且つ周方向等間隔に4カ所に配設され、しかしてこのターンテーブル1は、麺皮6を1枚ずつ前方へ簡欠的に搬送するベルトコンベヤ17の簡欠搬送動作に対応して、2つ1組の成形用凹所2,2を順次所定の成形位置に送るべく簡欠駆動され、各一対の成形用凹所2,2から隣接する成形用凹所2,2対間に至るピッチ毎に間欠回転されるようになっている。尚、図3の(a) において21は、具供給ホッパー18、具供給筒材19及びガイド部材22(成形筒4を支持案内するもの)などが取り付けられる装置機枠を示す。また、図4において23は、成形用凹所2内の下部に昇降可能に設けられて、成形用凹所2の底部を形成する押し出しピストンである。
しかして、上記のような構成の食品成形装置によりシューマイを成形するにあたって、図3の(a) 及び図4に示すように、ベルトコンベヤ17の搬出端部からターンテーブル1の所定位置にある成形用凹所2の上に麺皮6が供給されると、ベルトコンベヤ17の駆動が停止して、この麺皮6に対し成形筒4が下降し、図5の(a) に示すように、麺皮6を成形用凹所2内に押し込んでカップ状に成形し、この成形中に具充填ピストン5が下降して、カップ状の麺皮6内に具7を充填する。この時、カップ状の麺皮6の上端部6aが成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出している。
ターンテーブル1は、麺皮6の成形中及び具7の充填中、回転を停止しているが、具7の充填が終わると回転を開始する。即ち、ターンテーブル1は、具7の充填後、2つ1組の成形用凹所2,2から隣接する成形用凹所2,2対に至る1ピッチだけ回転して、図5の(b) に示すように、成形用凹所2の開口周縁2oの一方側の縁部2oaから他方側の縁部2obに向かう方向(矢印P方向)に移動すると共に、充填を終えた具充填ピストン5が上昇を開始し、その上昇に伴って、具充填ピストン5の下面28が、カップ状の麺皮6の上端部6aを介して、開口周縁2oの一方側の縁部2oaに摺接することにより、具充填ピストン5の下面28に付着した具7が摺り切られて、その付着物が除去される。
この後は、図示を省略するが、成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出しているカップ状の麺皮6の上端部6aが、複数の内倒しアームによって、カップ状の麺皮6の開口部を閉じるように内側へ倒され、これが終わるとターンテーブル1が成形用凹所2,2の更に1ピッチ分移動して、成形された成形食品の上にグリーンピースが載せられ、最後にターンテーブル1が更に1ピッチ移動して、成形用凹所2,2のところで押し出しピストン23,23が上昇して成形用凹所2,2内の食品であるシューマイをターンテーブル1上に押し出し、次いで食品移送手段によってターンテーブル1の外へ移送されることになる。
しかしながら、上記のようなシューマイなどの食品の成形においては、具充填ピストン5の下面28に付着した7を摺り切って除去するにあたり、特に粘性の強い具7の場合には、うまく摺り切ることができず、成形不良が生じてしまうという問題があった。
また、具充填ピストン5の下面28が、各種ピストンの下面と同様に、具充填ピストン5の軸方向と直交する直角面に形成されていることから、再び図5の(b) を参照して分かるように、具充填ピストン5の下面28が、カップ状の麺皮6の上端部6aを介して、開口周縁2oの一方側の縁部2oaに摺接する時に、そのカップ状の麺皮6の上端部6aが、外側へ開いた状態でターンテーブル1の上面1aに伏すように外側へ倒れてしまい、もって、成形不良が生じてしまうという問題があった。
一方、具充填ピストン5への具7の付着の問題を解消する他の方法として、具充填ピストン5を中空状として、その下面28に複数のエア孔を設け、麺皮6への具7の充填時にそのエア孔からエアを噴出させて、具充填ピストン5の下面への具7の付着を防止することが行われているが、この方法によれば、麺皮6に充填された具7の上面側にエアの噴出によって穴ができるため、成形不良が生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題に鑑み、成形不良を低減させることができる食品成形方法及び食品成形装置を提供することを目的とする。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明は、麺皮(6)を成形してこれに具(7)を充填した食品を成形するための食品成形方法であって、
可動体(ターンテーブル1)に開口する凹所(成形用凹所2)に前記麺皮6を供給し、 成形手段(成形筒4)によって前記麺皮(6)を前記凹所(成形用凹所2)内に押し込むことにより成形し、
一端面が前記可動体(ターンテーブル1)の移動方向に沿って傾斜状となる傾斜面(8)を形成した具充填手段(具充填ピストン5)を前記成形した麺皮(6)内に突入させて具(7)を充填し、その後、前記可動体(ターンテーブル1)を、前記凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)の一方側の縁部(2oa)から他方側の縁部(2ob)に向かう方向に移動させる際に、前記具充填手段(具充填ピストン5)を移動させながら、前記傾斜面(8)を、前記凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)から外開き状に突出する前記麺皮(6)の上端部(6a)を介して又は直接前記一方側の縁部(2oa)に摺接させてなることを特徴としている。
請求項2は、請求項1に記載の食品成形方法において、前記具充填手段(具充填ピストン5)が前記成形した麺皮(6)内に具(7)を充填する時は、前記傾斜面(8)の高位側(8a)を前記可動体(ターンテーブル1)の上面(1a)よりも下方に位置させるようにしてなることを特徴としている。
請求項3は、麺皮(6)を成形してこれに具(7)を充填した食品を成形するための食品成形装置であって、
可動体(ターンテーブル1)に開口する凹所(成形用凹所2)に前記麺皮(6)を供給する麺皮供給手段(麺皮供給機構3)と、
前記麺皮(6)を前記凹所(成形用凹所2)内に押し込むことにより成形する成形手段(成形筒4)と、
前記成形手段(成形筒4)にて成形された麺皮(6)内に具(7)を充填する具充填手段(具充填ピストン5)とを備え、
前記具充填手段(具充填ピストン5)の一端面は、前記可動体(ターンテーブル1)の移動方向に沿って傾斜状となる傾斜面(8)に形成され、前記可動体(ターンテーブル1))が前記凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)の一方側の縁部(2oa)から他方側の縁部(2ob)に向かう方向に移動する際に、前記具充填手段(具充填ピストン5)を移動させながら、前記傾斜面(8)を、前記凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)から外開き状に突出する麺皮(6)の上端部(6a)を介して又は直接前記一方側の縁部(2oa)に摺接させてなることを特徴としている。
請求項4は、請求項3に記載の食品成形装置において、前記具充填手段(具充填ピストン5)が前記成形した麺皮(6)内に具(7)を充填する時は、前記傾斜面(8)の高位側(8a)を前記可動体(ターンテーブル1)の上面(1a)よりも下方に位置するように設定してなることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明の食品成形方法によれば、麺皮(6)への具(7)の充填後に、可動体(ターンテーブル1)を凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)の一方側の縁部(2oa)から他方側の縁部(2ob)に向かう方向に移動させる際に、具充填手段(具充填ピストン5)を移動させながら、傾斜面(8)を、凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)から外開き状に突出する麺皮(6)の上端部(6a)を介して、又は、直接、一方側の縁部(2oa)に摺接させることにより、具充填手段(具充填ピストン5)の傾斜面(8)に付着した具(7)の付着物を摺り切って、麺皮(6)内に戻すようにしている。これにより、麺皮(6)の上端部(6a)は、図5の(b) に示す従来方法のように外側へ倒れて可動体(ターンテーブル1)の上面(1a)に伏してしまうことがなく、図2の(b) に示すように外向き傾斜状に開いた状態を維持でき、さらには、粘性の強い具(7)であっても、良好な摺り切りを実現することができる。
よって、本発明によれば、成形不良を低減させることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記具充填手段(具充填ピストン5)が前記成形した麺皮(6)内に具(7)を充填する時は、前記傾斜面(8)の高位側(8a)を前記可動体(ターンテーブル1)の上面(1a)より下方に位置するようにしている。これにより、具充填手段(具充填ピストン5)の傾斜面(8)の全面を凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)の一方側の縁部(2oa)によって確実に摺り切ることができる。
請求項3に係る発明の食品成形装置によれば、可動体(ターンテーブル1)に開口する凹所(成形用凹所2)に麺皮(6)を供給する麺皮供給手段(麺皮供給機構3)と、前記麺皮(6)を前記凹所(成形用凹所2)内に押し込むことにより成形する成形手段(成形筒4)と、この成形手段(成形筒4)にて成形された麺皮(6)内に具(7)を充填する具充填手段(具充填ピストン5)とを備え、具充填手段(具充填ピストン5)の一端面は、可動体(ターンテーブル1)の移動方向に沿って傾斜状となる傾斜面(8)に形成されているから、請求項1の食品成形方法の発明を有効に実施できると共に、前記した請求項1の食品成形方法の発明による効果を同じ効果を奏することができる。
請求項4に係る発明によれば、具充填手段(具充填ピストン5)が前記成形した麺皮(6)内に具(7)を充填する時は、前記傾斜面(8)の高位側(8a)を前記可動体(ターンテーブル1)の上面(1a)よりも下方に位置するように設定している。これにより、具充填手段(具充填ピストン5)の傾斜面(8)の全面を凹所(成形用凹所2)の開口周縁(2o)の一方側の縁部(2oa)によって確実に摺り切ることができる。
(a) 〜(c) は本発明の食品成形装置の使用による麺皮への具の充填方法を説明する説明図である。 (a) 〜(c) は同上の具の充填を終えた後、具充填ピストンの下面に付着した具の摺り切り方法を説明する説明図である。 (a) はシューマイなどの食品を成形する周知の食品成形装置の全体を示す斜視図、(b) は1枚の麺皮を示す斜視図である。 麺皮供給機構の一部を示すと共に、成形筒及び具充填ピストン5を示す断面図である。 (a) 及び(b) は従来における具の摺り切り方法を説明する説明図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、本発明の食品成形装置の構成については、図3及び図4により説明した従来の食品成形装置とほとんど同じであるため、図3及び図4を参照して簡単に説明する。即ち、本発明に係る食品成形装置は、ターンテーブル1の上面に開口する所定位置にある成形用凹所2の上に麺皮6を供給する麺皮供給機構3と、前記成形用凹所2上に供給された麺皮6の上方から成形用凹所2内に下降して、麺皮6をカップ状に成形する昇降自在の成形筒4と、この成形筒4に昇降自在に内嵌合されていて、前記成形用凹所2でカップ状に成形される麺皮6内に具7を充填する具充填ピストン5とを備えている。そして、この食品成形装置の大きな特徴は、図1及び図2に示すように具充填ピストン5の下面(傾斜面8)が、ターンテーブル1の移動方向に沿って下向き傾斜状となるように、具充填ピストン5の軸方向と直交する面に対して所要の傾斜角度で傾斜面に形成されていることである。
しかして、上記のような構成の食品成形装置の使用による本発明の食品成形方法、特に具充填ピストン5に付着した具付着物の摺り切り作用について、図1及び図2を参照して以下に説明する。
図1の(a) 〜(c) は、本発明に係る食品成形装置を使用して、麺皮6への具7の充填方法を説明する説明図であり、図2の(a) ,(b) は、同上の具7の充填を終えた後、具充填ピストン5の下面(傾斜面8)に付着した具7の摺り切り方法を説明する説明図である。先ず、図1の(a) に示すように、ベルトコンベヤ17の搬出端部(図4参照)からターンテーブル1の所定位置(麺皮供給位置)にある成形用凹所2の上に麺皮6が供給されると、この麺皮6に対して成形筒4が下降し、麺皮6を成形用凹所2内に押し込んでカップ状に成形し、この成形中に、具充填ピストン5が下降して、図1の(b) 及び(c) に示すようにカップ状の麺皮6内に具7を充填する。
上記のように具充填ピストン5が成形用凹所2でカップ状に成形される麺皮6内に具7を充填する時は、カップ状の麺皮6の上端部6aが成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出している。また、この具7の充填時、具充填ピストン5は、図1の(c) に示すように、下面である傾斜面8の高位側8aがターンテーブル1の上面1aよりも下方に位置するように設定され、しかしてこの位置(図1の(c) に示す位置)が充填時における具充填ピストン5の最下点となる。
麺皮6の成形中及び具7の充填中、ターンテーブル1は移動を停止しているが、麺皮6の成形を終えた成形筒4が元の位置へ上昇復帰し、そして具7の充填後、具充填ピストン5が上昇を開始すると、ターンテーブル1は、図2の(a) 及び(b) に示すように、成形用凹所2の開口周縁2oの一方側の縁部2oaから他方側の縁部2obに向かう方向(矢印P方向)の移動を開始すると共に、具充填ピストン5の上昇に伴って、具充填ピストン5の下向き傾斜状の傾斜面8が、その高位側8aから低位側8bに亘って、成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出する麺皮6の上端部6aを介して開口周縁2oの一方側の縁部2oaに摺接し、それにより、具充填ピストン5の傾斜面8に付着した具7の付着物7aを摺り切って、その摺り切った付着物7aをそのままカップ状の麺皮6内に戻すようになっている(図2の(c) 参照)。図2の(c) は、具充填ピストン5の傾斜面8が前記開口周縁2oの一方側の縁部2oaとの摺接を終了し、傾斜面8に付着した具7の付着物7aが確実に摺り切られて除去された状態を示す。
上記のような具充填ピストン5の傾斜面8と成形用凹所2の開口周縁2oの一方側の縁部2oa)とによる具7の摺り切り作用によれば、成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出する麺皮6の上端部6aは、図5の(b) に示す従来方法の摺り切り作用のように外側へ倒れてターンテーブル1の上面1aに伏してしまうことがなく、図2の(b) から分かるように外向き傾斜状に開いた状態を維持することができる。よって、成形不良を低減させることができる。また、具充填ピストン5の傾斜面8が、その高位側8aから低位側8bに亘って開口周縁2oの一方側の縁部2oaに摺接することにより、当該傾斜面8に付着した具7の付着物7aを摺り切って、そのままカップ状の麺皮6内に戻すようになっている(図2の(c) 参照)から、粘性の強い具7であっても、良好な摺り切りを実現することができ、もって、成形不良を低減させることができる。
また、この食品成形においては、具充填ピストン5が成形用凹所2でカップ状に成形される麺皮6内に具7を充填する際には、具充填ピストン5は、図1の(c) に示すように、その傾斜面8の高位側8aをターンテーブル1の上面1aより下方に位置するように設定しているために、具充填ピストン5の傾斜面8の高位側8aから低位側8bに亘る全面を前記開口周縁2oの一方側の縁部2oaによって確実に摺り切ることができる。
なお、上述した本実施形態の食品成形装置では、シューマイを成形する場合の例を示したが、それに限らず、餃子やワンタン等、麺皮を成形してこれに具を充填するものであればどのような物にも適用可能である。その際、本実施形態のように、麺皮6の上端部6aが成形用凹所2の開口周縁2oから外開き状に突出してないような場合には、具充填ピストン5の傾斜面8が、その高位側8aから低位側8bに亘って開口周縁2oの一方側の縁部2oaに直接摺接することとなる。
また、本実施形態の食品成形装置では、複数の成形用凹所2をターンテーブル1にその周方向に所要のピッチで配設し、そのターンテーブル1を、周方向に隣り合う一方側の成形用凹所2と他方側の成形用凹所2との間のピッチ毎に間欠回転させて、所定位置にある成形用凹所2に麺皮6を供給するようにしているが、成形用凹所2は、ターンテーブル1に限らず、直線的に移動するテーブルに設けてもよい。即ち、複数の成形用凹所を、直線的に移動可能なテーブルにその移動方向に沿って所要のピッチで設けて、そのテーブルを、麺皮供給側の成形用凹所と待機側の成形用凹所との間で往復移動させるようにしてもよい。
さらに、上述した本実施形態の食品成形装置では、2つの成形用凹所2,2を1組として、複数組の成形用凹所2,2を設け、2つの成形品を同時に成形できるようにしているが、成形用凹所2を1つずつ設けてもよいし、2つ以上の成形用凹所2を1組として、複数組設けるようにしてもよい。
そしてさらに、上述した本実施形態の食品成形装置では、具充填ピストン5の傾斜面8と成形用凹所2の開口周縁2oの一方側の縁部2oaとによる具7の摺り切り作用のみによって、具充填ピストン5の傾斜面8に付着した具7の付着物を除去するようにしているが、この方法と併せ、具充填ピストン5を中空状にし、その下面の傾斜面8に複数のエア孔を設け、麺皮6への具7の充填時にそのエア孔からエアを噴出させることにより、具充填ピストン5の傾斜面8への具7の付着を防止するようにしてもよい。
1 ターンテーブル(可動体)
1a ターンテーブル(可動体)の上面
2 成形用凹所(凹所)
2o 成形用凹所(凹所)の開口周縁
2oa 開口周縁の一方側の縁部
2ob 開口周縁の他方側の縁部
3 麺皮供給機構(麺皮供給手段)
4 成形筒(成形手段)
5 具充填ピストン(具充填手段)
6 麺皮
6a 開口周縁から外開き状に突出する麺皮の上端部
7 具
8 具充填ピストンの下面である傾斜面
8a 傾斜面の高位側
8b 傾斜面の低位側


Claims (4)

  1. 麺皮を成形してこれに具を充填した食品を成形するための食品成形方法であって、
    可動体に開口する凹所に前記麺皮を供給し、
    成形手段によって前記麺皮を前記凹所内に押し込むことにより成形し、
    一端面が前記可動体の移動方向に沿って傾斜状となる傾斜面を形成した具充填手段を前記成形した麺皮内に突入させて具を充填し、その後、前記可動体を、前記凹所の開口周縁の一方側の縁部から他方側の縁部に向かう方向に移動させる際に、前記具充填手段を移動させながら、前記傾斜面を、前記凹所の開口周縁から外開き状に突出する前記麺皮の上端部を介して又は直接前記一方側の縁部に摺接させてなる食品成形方法。
  2. 前記具充填手段が前記成形した麺皮内に具を充填する時は、前記傾斜面の高位側を前記可動体の上面よりも下方に位置させるようにしてなる請求項1に記載の食品成形方法。
  3. 麺皮を成形してこれに具を充填した食品を成形するための食品成形装置であって、
    可動体に開口する凹所に前記麺皮を供給する麺皮供給手段と、
    前記麺皮を前記凹所内に押し込むことにより成形する成形手段と、
    前記成形手段にて成形された麺皮内に具を充填する具充填手段とを備え、
    前記具充填手段の一端面は、前記可動体の移動方向に沿って傾斜状となる傾斜面に形成され、前記可動体が前記凹所の開口周縁の一方側の縁部から他方側の縁部に向かう方向に移動する際に、前記具充填手段を移動させながら、前記傾斜面を、前記凹所の開口周縁から外開き状に突出する前記麺皮の上端部を介して又は直接前記一方側の縁部に摺接させてなる食品成形装置。
  4. 前記具充填手段が前記成形した麺皮内に具を充填する時は、前記傾斜面の高位側を前記可動体の上面よりも下方に位置するように設定してなる請求項3に記載の食品成形装置。
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