JP2016077121A - トルク検出部一体型モータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向の長さを短縮し、モータ部の温度の類推を排除したトルク検出部一体型モータシステムを提供する。【解決手段】エンコーダ部とトルク検出部のそれぞれの制御回路の少なくとも一部を一体化した制御回路一体基板を、モータ部の外側近傍に沿って配置している。制御回路一体基板と外部コントローラとの電気的接続を行う外部接続コネクタを設けている。また制御回路一体基板にはモータ部の発熱温度を直接的に測る温度検出部がモータ部に対面した近傍に設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、出力軸のトルク検出が可能なトルク検出部一体型モータシステムに関するものである。
従来では図5に示すように、モータ部3の動力を負荷装置に伝達しつつ回転トルクを検出してトルク制御回路する手段として、モータ部3の出力軸に減速機16を連結させて回転数を減少させると同時にトルクを増加させ、カップリング17等の軸継手を介してトルクが測定できるトルク検出部4を繋いで、このトルク検出部4の出力である回転軸5を負荷装置に繋ぐというものが一般的であった。そしてエンコーダ部2からはエンコーダコネクタ204、モータ部3からはモータコネクタ、トルク検知部4からはセンサコネクタ6というように独立して制御回路信号を扱うコネクタが存在していて、制御回路もそれぞれにあり複雑なものとなっていた。この構成であれば各ユニットが独立しており部品交換などメンテナンス等は有利であるが、軸方向の長さが長くなってしまうことからロボットなどに用いることが難しく適用用途に限定があった。
これを改善したものとして、モータ、減速機、トルク検出器を一体構造で構成する発明が開示されている。
特許文献1では、波動歯車減速機のフレックススプラインが、モータの固定子と回転子の隙間に配置されたアクチュエータが公開されていて、減速機の出力エンコーダとトルク検出の配線をまとめてシリアル変換器にてシリアル信号に変換して外部コントローラと繋ぐようになっている。
特許第4581543号公報
しかしながら特許文献1において、エンコーダおよびトルクセンサの検出信号は、各々、コネクタとケーブルにてシリアル変換器へ配線されており、これらの複数の配線が個々に行われていて組み立てが煩雑となる欠点があった。
またモータ部の異常発熱の検知は、温度計をモータ部に直接取り付けるとそのために別途配線ケーブルが必要となるため、モータを駆動する外部コントロール部の制御回路部の温度を検知するかモータの巻線抵抗値を測定してこれから類推することが行われている。いずれにしても実際のモータの発熱を測っている訳では無いため、モータそれぞれに固有の演算式等を作る必要があった。
本発明は、複数の配線の簡素化と、モータ部の温度を直接的に検知することができるトルク検出部一体型モータシステムの実現を図ることが目的である。
本発明に係るトルク検出部一体型モータシステムは
モータ部と、
モータ部の反負荷側にモータ部と繋がって、モータの回転角を検出するエンコーダ部と、
モータ部の負荷側に接続されて、負荷と繋がる出力軸の回転トルクを検出するトルク検出部と、
モータ部の外側近傍に沿って設けられ、エンコーダ部とトルク検出部のそれぞれの制御を行う制御回路の少なくとも一部が一体化された制御回路一体基板と、
制御回路一体基板と外部コントローラとの電気的接続を行うコネクタと、
制御回路一体基板上で、モータ部に対面した近傍に設けられ、モータ部の温度を検出する温度検出部とで構成されている。
エンコーダ部およびトルク検出部が、それぞれの制御を行う制御回路の少なくとも一部を備えた回路基板をそれぞれ有することが好ましい。
本発明の第1の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの外観斜視図 本発明の第1の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの構造斜視図 本発明の第1の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの構造断面図 本発明の第2の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの構造斜視図 従来のトルク検出部と減速機とモータの構成を表した図
以下、本発明による実施形態について、図面をもとに詳細な説明を行う。
図1および図2は本発明の第1の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの外観斜視図であって、図2では図1で示された外装部の一部を省略して内部構造を示している。
図1において、トルク検出部一体型モータシステム1は、エンコーダ部2とモータ部3とトルク検出部4から構成されていて、トルク検出部4から出力軸5が出ていて負荷装置に繋がるようになっている。エンコーダ部2はモータ部3の反負荷側にあって、トルク検出部4はモータ部3の負荷側にあり、軸方向に並んで配置されている。エンコーダ部2とモータ部3とトルク検出部4には外装となる筐体がそれぞれあって、エンコーダ筐体201とモータ筐体301とトルク検出部筐体401とがそれぞれボルトによって連結されている。なおこの実施形態においては、トルク検出部4は波動歯車減速機と一体となってトルク検出部筐体401に収められている。
またモータ部3およびトルク検出部4と不図示の外部コントローラとの電気的接続のための、モータコネクタ302とセンサコネクタ6がそれぞれ、モータ筐体301、トルク検出部筐体401に設けられている。
基板筐体枠7aおよび基板筐体蓋7bは、エンコーダ部2とモータ部3とトルク検出部4の軸方向に渡って設けられていて、エンコーダ部2とトルク検出部4の内部とはそれぞれ開口部をもって繋がっているが、モータ部3とは開口部は無く隔離されている。従って、基板筐体枠7aおよび基板筐体蓋7bは、エンコーダ部2とトルク検出部4の一部を引き伸ばしたものに取り付けられて、実質エンコーダ部2とトルク検出部4の共通の筐体という構造になっている。
次いで図2を参照して本発明による実施形態を説明する。図2では図1の基板筐体枠7a、基板筐体蓋7b、およびエンコーダ筐体201を省略して表したものである。
エンコーダ部2にはエンコーダ制御回路基板8cがあって、エンコーダ板203にてモータの回転角を読み取って電気信号に変換している。エンコーダ制御回路基板8cからの出力はエンコーダ制御回路基板8c上に設けられたコネクタ14、ケーブル13によって取り出される。
基板筐体枠7a、基板筐体蓋7bの部分には制御回路一体基板8aが、 基板筐体枠7aによって囲まれるように取り付けられている。制御回路一体基板8aは、エンコーダ部2からモータ部3を経てトルク検出部4まで、軸方向に伸びて設けられ、軸方向でモータ部3のエリアはモータ筐体301の外側に位置した構造となっている。
また制御回路一体基板8aと平行に対向して、トルク検出部4の領域には、トルク検出制御回路基板8bがあって、制御回路一体基板8aとトルク検出制御回路基板8bは基板間コネクタ15によって電気的に接続されている。また制御回路一体基板8a上にはコネクタ10があって、ケーブル11によってセンサコネクタ6と接続されて、外部コントローラと繋がるようになっている。制御回路一体基板8aとトルク検出制御回路基板8bの詳細については後述する。
次いで図3を参照して各構成の詳細を説明する。図3は本発明の第1の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの構造断面図であって、エンコーダ部2とモータ部3とトルク検出部4の詳細を示している。
モータ部3は、モータ軸305が回転自在にベアリング306によって回転軸方向2箇所で支持されており、モータ軸305に回転子304が取り付けられている。本実施形態ではモータ部3は表面磁石型永久磁石同期モータであって、回転子304の永久磁石はモータ軸305を囲むようにして接着されている。この回転子304の周囲には巻線からなる固定子303が全周設けられ、その配線はモータコネクタ302(図2参照)へ電気的に接続されている。さらに固定子303の外周はモータ筐体301で囲まれており、電磁波ノイズのシールドと剛性の確保および軽量化を考慮してアルミ合金を用いている。
モータ軸305の反負荷側にはモータ軸305の回転位置検出のためエンコーダ部2が機械的に接続されている。本実施形態では光学式エンコーダを用いており、モータ軸305に直結して反射パターンを有するエンコーダ板203が取り付けられている。このエンコーダ板203への発光を行い、反射光を受光して位置検出を行う発光受光素子を有したエンコーダ制御回路基板8cがエンコーダ板203と所定の間隔をもってエンコーダ板203を囲って設置されている。さらにエンコーダ制御回路基板8cはエンコーダ筐体201によって覆われている。(図1参照)
モータ軸305の負荷側には波動歯車減速機が機械的に接続されている。波動歯車減速機は、薄肉カップの形状をして開口部外周にギア歯がもうけられたフレックススプライン422と、このフレックススプライン422の外周ギア歯に対応して内周面にギア歯を持つサーキュラスプライン421と、フレックススプライン422の開口した内周部に位置してモータ軸305と結合したウエーブジェネレータ420から構成されている。
ウエーブジェネレータ420は楕円状カムの外周に薄肉のボール・ベアリングを組み合わせた部品であり、ベアリングの内輪はカムに固定され、外輪はボールを介して弾性変形する。フレックススプライン422は薄肉カップ状の金属弾性体であり、このフレックススプライン422の薄肉カップの底はダイヤフラムと呼ばれ減速機出力部として機能する。サーキュラスプライン421は剛体リング状の部品で、フレックススプライン422より歯数が2枚多い内歯構造となっている。
フレックススプライン422はウエーブジェネレータ420により楕円状に撓み、楕円の長軸の箇所でサーキュラスプライン421と歯が噛み合い、短軸の箇所では歯は噛み合わない状態になる。サーキュラスプライン421を固定し、ウエーブジェネレータ420を時計方向へ回すと、フレックススプライン422は弾性変形し、サーキュラスプライン421との歯の噛み合い位置が順次移動する。ウエーブジェネレータ420が1回転すると、歯数差2枚分だけフレックススプライン422は反時計方向へ移動する。従って、波動歯車減速機のフレックススプライン422のダイヤフラムが出力部となって、この波動歯車減速機の減速比だけ減速することになる。
波動歯車減速機のフレックススプライン422のダイヤフラム部すなわち減速機出力部には出力軸5がボルトにより接続されている。また出力軸5は、深溝玉軸受けであるベアリング416およびベアリング415にて回転自在に設けられ、ベアリング416およびベアリング415は外装部を兼ねるカバーにてその外輪側がそれぞれ固定されている。
出力軸5は、回転自在に支持され、減速機で減速した動力を伝達するとともに、回転トルクを検出するために起歪部5aを備えている。起歪部5aは、出力軸5の軸方向の中央部でその外径が小さく設けられており、出力軸5の軸方向には強度を有して変形せず、ねじれ方向には変形するため、この表面に歪みゲージ(不図示)を貼付し、この起歪部5aに生じるねじれを歪みゲージの抵抗体の抵抗値の変化から感知して、回転トルクを検知するものである。この起歪部5aの形状は円柱形に限らず、測定する回転トルク量によって最適なものが選択される。出力軸5の負荷側においては不図示の負荷装置と機械的に接続され、負荷装置と一緒に回転しつつ回転トルクを検出することになる。
一方、1次側コア410および1次側コア411と、2次側コア413および2次側コイル412は、非接触で電力を給電する回転型変圧器構造を成している。出力軸5には出力軸5と共に回転する回転側基板418があり、回転側基板418には起歪部5aの円筒表面に貼付された歪みゲージを含んで構成するホイートストンブリッジ回路が搭載されており、この回路に非接触にて電力を供給している。
以下、トルク検知部4の制御回路における電力および電気信号の流れについて説明する。トルク検出制御回路基板8bには、外部コントローラより制御回路一体基板8aを経由して電力が供給されると共に、この直流を交流に変換して、出力軸5に設けられて一緒に回転する電気回路へ電力を供給するためのスイッチング回路が設けられている。
1次側コア410は、両端に突部を設けた断面コの字型の形状をしたフェライトであり、1次側コアホルダ417を介してトルク検出制御回路基板8bに取り付けられている。1次側コア410の両突部間には銅線を巻回してなる1次側コア411が設けられている。この1次側コア411はトルク検出制御回路基板8bと電気的に接続されており、トルク検出制御回路基板8b内のスイッチング回路から電力が供給される。
一方出力軸5側には、1次側コア410および1次側コア411と所定間隔をおいて対向するように、変圧器の受電側すなわち2次側が構成されている。すなわち出力軸5の円筒外周面上に円筒形の2次側コアベース419が固定されてその外周円筒面上に2次側コア413が設けられ、この2次側コア413の外周には銅線を巻回してなる2次側コイル412が設けられている。2次側コア413は短冊状のフェライトシートにて2次側コアベース419の外周円筒面に巻回接着されている。また2次側コイル412から引き出された電線は回転側基板418に電気的に接続されている。
従って、外部コントローラから制御回路一体基板8aおよびトルク検出制御回路基板8bへ電力が供給され、トルク検出制御回路基板8b上にあるスイッチング回路にて交流に変換された電流を1次側コア411に通電すると交流磁界が発生し、この交流磁界が出力軸5側の2次側コア413に透過することで、2次側コイル412に電流が誘起される。誘起された電流は、回転側基板418内の整流化回路および安定化回路を経て、ホイートストンブリッジ回路を成す歪みゲージに供給される。歪みゲージは回転側基板418と電気的に接続されている。
回転側基板418は、出力軸5に取り付けられていて、円環状であって、回転時のバランスを保つように電子部品の配置位置が基板上で考慮されている。
実際のトルクの検出は、出力軸5にトルクが加わると、出力軸5の起歪部5aがトルクの大きさに応じて歪み、この歪みの大きさが歪みゲージの抵抗体の抵抗値の変化の大きさとして検出される。検出は回転側基板418内に設けられた制御回路により行われ、この検出アナログ信号はA/D変換でデジタル化および変調される。
このデジタル化された信号は、回転側基板418に設けられた赤外線通信を行うLEDにより送信され、トルク検出制御回路基板8b上に設けられた受光素子でこれを受信して、トルク値に対応したデジタル信号を得ることができる。制御回路一体基板8aもしくはトルク検出制御回路基板8bの両方もしくはいずれかには復調回路が設けられており、検出したトルク値に対応する電圧信号を出力できるようになっている。そして、この出力された電圧信号は、基板間コネクタ15を経由して制御回路一体基板8aへ送られ、コネクタ10、ケーブル11そしてセンサコネクタ6を経て外部コントローラと繋がり、モータの制御回路に使用される。
制御回路一体基板8aは、エンコーダ制御回路基板8cおよびトルク検出制御回路基板8bと信号のやりとりを処理する回路と、それぞれに電源を供給する回路を含んでいる。制御回路一体基板8aのモータ部3側には、基板筐体枠7bに接するようにして温度検出部20が設けられている。モータ部3での発熱は、モータ筐体301、基板筐体枠7bを経て温度検出部20に伝導し、モータ部3の温度を検知することが出来る。モータ筐体301、基板筐体枠7bの材質はいずれもアルミ合金であるため、熱の伝導は良好であって実際のモータコイルの温度に近いものを測定できる。
エンコーダ制御回路基板8c、トルク検出制御回路基板8b、および温度検出部20からの信号はいずれもシリアル信号である。従ってこれを制御回路一体基板8a上に設けたSerDesによって複数のシリアル信号をまとめ、トルク検出部一体型モータシステム1と外部コントローラとのパラレルI/F間をシリアル接続出来るようにしている。もちろんパラレルI/Fにて接続して構わないが、配線本数が増えることになるため、トルク検出部一体型モータシステムの要求仕様によって適宜選択が可能である。
さらに制御回路一体基板8aは、モータ筐体301の外に配置され、基板筐体枠7aにてその外周を囲われ、基板筐体7bにて覆われている。従って組み立ての際には、まずトルク検出制御回路基板8bをトルク検出部筐体401に固定して、その上に基板間コネクタ15介して制御回路一体基板8aを接続した後、予めエンコーダ制御回路基板8cに繋いであったケーブル13をコネクタ12に挿入、同様にセンサコネクタ6に予め繋いであったケーブル11をコネクタ10へ挿入することで接続が完了する。
図4は本発明の第2の実施形態を示したトルク検出部一体型モータシステムの構造斜視図であって、図2同様に外装部の一部を省略して内部構造を示している。 第2の実施形態では、制御回路一体基板8aとエンコーダ制御回路基板8cが一体の基板となっている。すなわち制御回路一体基板8aとエンコーダ制御回路基板8cはリジッドな基板であってその配線層に繋がった配線部19はフレキシブルベースの基板であり、いわゆるリジッドフレキシブル基板を用いている。これによれば、各基板の電子部品のマウント工程が1度で済み、コネクタの挿入も不要で、ケーブルハーネスの製作も不要であり、総合的に鑑みてコスト低減をすることが出来る。また制御回路一体基板8aとトルク検出制御回路基板8bとにおいても同様の構成が可能である。
上述したように、センシング系信号の外部コントローラとの繋ぎを制御回路一体基板8aにまとめセンサコネクタ6に集約することで、配線の簡素化ができる。特にセンサコネクタ6をトルク検出部筐体401側に設けることで、トルク検出部一体型モータシステム1の軸方向の長さを短縮できると共に、制御回路基板8上のコネクタ10とセンサコネクタ6配線を行うケーブル11のケーブル長の短縮が出来る。
また制御回路一体基板8aには温度検出部20が設けられて、直接モータ部3の温度を検知できるため、外部コントローラの制御回路部の温度検知からモータ部の温度を推測する換算演算が不要となる。そして直接温度検知していることから、トルク検出部一体型モータシステム1の置かれている環境温度や取り付けられている装置等による差異の影響を受けないという利点がある。
さらにトルク検出部の制御回路とエンコーダ制御回路と温度検出部20の制御回路を一つの基板、すなわち制御回路一体基板8aに一体化させて配線の省力化を行って、ノイズ源であるモータ部3に近い部分では、シールドがなされているモータ筐体301の外側に配置している。従って制御回路基板8、エンコーダ制御回路基板202、ケーブル13は、モータ部3からのノイズの影響を受けにくい構成となっている。
なお、本実施形態ではトルク検出制御回路基板8bがトルク制御回路の一部、エンコーダ制御回路基板8cがエンコーダ制御回路を有し、制御回路一体基板8aがトルク制御回路の一部と温度検出部20の制御回路と外部コントローラとのI/F回路すなわちSerDesを有するという形態を取っている。その他には、エンコーダ制御回路基板8c部分を検出素子とその周辺回路という最小限の構成にして制御回路一体基板8aにエンコーダ制御回路の主要部を搭載、トルク検出制御回路基板8bを赤外線受光素子や変圧器とその周辺回路という最小限の構成にして制御回路一体基板8aにトルク検出制御回路の主要部を搭載するなど、本発明の趣旨と範囲を逸脱すること無く種々の変形が可能である。
本発明の活用例として、トルクを制御回路しつつ動力を発生するアクチュエータとしてロボット等への適用が可能である。
1 トルク検出部一体型モータシステム
2 エンコーダ部
201 エンコーダ部筐体
202 基板ベース
203 エンコーダ板
204 エンコーダコネクタ
3 モータ部
301 モータカバー
302 モータコネクタ
303 固定子
304 回転子
305 モータ軸
306 ベアリング
4 トルク検出部
401 トルク検出部筐体
410 1次側コア
411 1次側コイル
412 2次側コイル
413 2次側コア
414 2次側コアホルダ
415 ベアリング
416 ベアリング
417 1次側コアホルダ
418 回転側基板
419 2次側コアベース
420 ウエーブジェネレータ
421 サーキュラスプライン
422 フレックススプライン
5 出力軸
5a 起歪部
6 センサコネクタ
7a 基板筐体蓋
7b 基板筐体枠
8a 制御回路一体基板
8b トルク検出制御回路基板
8c エンコーダ制御回路基板
10 コネクタ
11 ケーブル
12 コネクタ
13 ケーブル
14 コネクタ
15 基板間コネクタ
16 減速機
17 カップリング
18 固定側基板
19 配線部
20 温度検出部

Claims (2)

  1. モータ部と、
    前記モータ部の反負荷側に前記モータ部と繋がって、前記モータの回転角を検出するエンコーダ部と、
    前記モータ部の負荷側に接続されて、負荷と繋がる出力軸の回転トルクを検出するトルク検出部と、
    前記モータ部の外側近傍に沿って設けられ、前記エンコーダ部と前記トルク検出部のそれぞれの制御を行う制御回路の少なくとも一部が一体化された制御回路一体基板と、
    前記制御回路一体基板と外部コントローラとの電気的接続を行うコネクタと、
    前記制御回路一体基板上で、前記モータ部に対面した近傍に設けられ、前記モータ部の温度を検出する温度検出部と、
    を有することを特徴とするトルク検出部一体型モータシステム。
  2. 前記エンコーダ部および前記トルク検出部が、それぞれの制御を行う制御回路の少なくとも一部を備えた回路基板をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載のトルク検出部一体型モータシステム。
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