JP2016077088A - 太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュール Download PDF

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賢 椛澤
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岳秋 野上
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伊藤  隆
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悠二 加藤
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Abstract

【課題】長期間の使用寿命を保証できる太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュールは、太陽電池パネルに並列に接続された2個のバイパス素子を備える。バイパス素子であるバイパスダイオード42として、Vfが0.55Vのショットキーバリアダイオードを適用し、他のバイパス素子であるバイパスダイオード44として、Vfが1.1Vの一般整流用ダイオードを適用する。したがって、太陽電池モジュールによれば、通常状態では主にバイパスダイオード42に電流が流れる。そして、バイパスダイオード42が熱負荷などを繰り返し受けて破損した場合、その時点でバイパスダイオード42は機能しなくなるが、それ以降はバイパスダイオード44に電流が流れる。これにより、端子箱は問題なく機能を持続できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュールに関する。
従来、複数の太陽電池セルを有するパネル状の太陽電池には、バイパスダイオードが電気的に並列に接続されており、このバイパスダイオードと太陽電池とから太陽電池モジュールが構成されている。このようなバイパスダイオードは、太陽電池に取り付けられる端子箱に内蔵されている。また、複数の太陽電池モジュールを電気的に直列に接続することにより、太陽光発電システムが構成される。
太陽光発電システムにおいて、一部の太陽電池モジュールが未発電状態になると、直列接続された発電状態の他の太陽電池モジュールから流れる電流は、未発電状態の太陽電池モジュールのバイパスダイオードに流れる。これにより、未発電状態の太陽電池モジュールに過剰な逆電圧が印加されるのを防止できるので、未発電状態の太陽電池モジュールの破損を防止できると同時に、未発電状態の太陽電池モジュールが抵抗体となることで、太陽光発電システム全体の電流の低下が生じるのを防止できる。
特許文献1には、各々の太陽電池モジュールに1個のバイパスダイオードが備えられた太陽光発電システムが開示されており、特許文献2には、各々の太陽電池モジュールに2個(2個以上)のバイパスダイオードが並列に接続された太陽光発電システムが開示されている。
特許文献1では、1個のバイパスダイオードに熱負荷が繰り返し作用するので、そのバイパスダイオードが早期に破損する場合があった。なお、バイパスダイオードが破損した時点で、そのバイパスダイオードが内蔵された端子箱の機能は喪失することになる。
これに対して特許文献2では、各々のバイパスダイオードの過熱を抑制するために、2個のバイパスダイオードを並列に備え、各々のバイパスダイオードに流れる電流を特許文献1のバイパスダイオードと比較して小さくする趣旨の内容が開示されている。
また、特許文献2では、バイパスダイオードの過熱を抑制する観点から、2個のバイパスダイオードに流れる電流を等しくするために、2個のバイパスダイオードを同一電気設計、同一形状とすることが好ましいと記載されている。
特開2013−168535号公報 特許第4889377号公報
特許文献2のように2個のバイパスダイオードを並列に用いた太陽電池モジュールは、その目的(バイパスダイオードの過熱防止)を達成するために、バイパスダイオードの1個当たりに流れる電流の大きさを小さく設計している。すなわち、特許文献2のバイパスダイオードは、順方向降下電圧(耐電流)の小さいダイオードを使用している。
このため特許文献2の太陽電池モジュールでは、一方のバイパスダイオードが破損した場合、その時点で他方のバイパスダイオードに順方向降下電圧(耐電圧)よりも大きな電圧が印加されるので、他方のバイパスダイオードも同時に破損する虞があった。
つまり、特許文献1、2の太陽電池モジュールでは、長期間の使用寿命を保証することができないという問題があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、長期間の使用寿命を保証できる太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、電気的に直列に接続された複数の太陽電池セルからなる太陽電池に、電気的に並列に接続されたバイパス素子を備えた太陽電池モジュールの端子箱において、前記バイパス素子は、前記太陽電池に並列に接続された少なくとも第1のバイパス素子と第2のバイパス素子とを備え、前記第1のバイパス素子は第1の電圧で順方向電流が流れ、前記第2のバイパス素子は、前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧で順方向電流が流れることを特徴とする太陽電池モジュールの端子箱を提供する。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、本発明の端子箱を備えた太陽電池モジュールを提供する。
本発明の一態様によれば、太陽電池に対し、少なくとも2個の第1のバイパス素子と第2のバイパス素子と並列に接続するが、本発明の一態様は、引用文献2のように、各バイパス素子に流れる電流の大きさを小さくする目的はない。したがって、使用するバイパス素子は1個で全体の電流に耐えうるものを使用することを前提としている。そして、順方向電流が流れるための電圧を意図的に変えることで、通常状態では主に第1のバイパス素子に電流が流れるようにする。第1のバイパス素子が熱負荷などを繰り返し受けて破損した場合、その時点で第1のバイパス素子は機能しなくなるが、それ以降は第2のバイパス素子に電流が流れることにより、端子箱は問題なく機能を持続できる。正常時は、2個あるバイパス素子のうち、積極的に第1のバイパス素子のみを使用することで、予備の第2のバイパス素子の寿命を延ばす。これにより、端子箱全体、太陽電池全体の寿命が延びるので、長期間の使用寿命を保証できる太陽電池モジュールを提供できる。
バイパス素子としては、バイパスダイオード、電気抵抗体、又はパワーMOSFET、及びこれらの組み合わせを例示できる。第2のバイパス素子として、バイパスダイオードの代わりにパワーMOSFETとオペアンプとを組み合わせたバイパス素子を使用できる。
本発明の一態様は、前記第1のバイパス素子は第1のバイパスダイオードからなり、前記第2のバイパス素子は第2のバイパスダイオードからなり、前記第2のバイパスダイオードの順方向降下電圧は、前記第1のバイパスダイオードの順方向降下電圧よりも高いことが好ましい。
本発明の一態様によれば、第1のバイパスダイオードとして、順方向降下電圧(Vf)が0.55Vのショットキーバリアダイオードを例示でき、第2のバイパスダイオードとして、順方向降下電圧(Vf)が1.1Vの一般整流用ダイオードを例示できる。このように特性(順方向降下電圧など)の異なる第1のバイパスダイオードと第2のバイパスダイオードとを使用することにより、簡単な構造で本発明の目的を達成できる。
本発明の一態様は、前記第1のバイパス素子は第1のバイパスダイオードからなり、前記第2のバイパス素子は第2のバイパスダイオードと前記第2のバイパスダイオードと直列に接続された電気抵抗体からなることが好ましい。
本発明の一態様によれば、バイパスダイオードに関しては同一特性のバイパスダイオードを使用してもよいが、第2のバイパスダイオードに電気抵抗体を直列に接続して第2のバイパス素子を構成し、結果として、第1の電圧よりも大きい第2の電圧で順方向電流が流れるように第2のバイパス素子を構成する。つまり、電気抵抗体によって電流を制限する。このように第2のバイパスダイオードに電気抵抗体を直列に接続して第2のバイパス素子を構成することにより、簡単な構造で本発明の目的を達成できる。
本発明の一態様は、前記太陽電池の出力端子が導線を介して、前記太陽電池モジュールの端子箱に内在された端子板に接続され、前記端子板は、第1の端子板と第2の端子板とを備え、第1の端子板と第2の端子板とに前記第1のバイパス素子と前記第2のバイパス素子とが直列に接続され、かつ前記第1のバイパス素子と前記第2のバイパス素子とが並列に接続されることが好ましい。
本発明の一態様は、第1の端子板には第1の導線を介して太陽電池の負極端子が接続され、第2の端子板には第2の導線を介して太陽電池の正極端子に接続される。そして、第1の端子板と第2の端子板とに第1のバイパス素子と第2のバイパス素子とが直列に接続され、かつ第1のバイパス素子と第2のバイパス素子とが並列に接続される。これにより、2つのバイパス素子を備えたバイパス回路を構成できる。

本発明の一態様は、パネル状の太陽電池の小口に接着部材を介して接着されるアタッチメント部材と、前記アタッチメント部材に取り付けられる端子箱の本体と、を備え、前記アタッチメント部材に対する前記本体の取り付け位置を選択可能とする取付手段が前記アタッチメント部材又は前記本体に備えられていることを特徴とする太陽電池モジュールの端子箱を提供する。
本発明の一態様によれば、太陽電池の小口に接着される端子箱を、小口に接着されるアタッチメント部材と端子箱の本体との二部材に分割し、厚さの異なる太陽電池であっても同一のアタッチメント部材を小口に接着し、このアタッチメント部材に対する本体の取り付け位置を、取付手段によって選択可能とした。これにより、太陽電池の厚さのバリエーションに対応できる太陽電池モジュールの端子箱を提供できる。
本発明の一態様は、前記取付手段は、前記アタッチメント部材又は前記本体に備えられた複数の被係合部と、前記アタッチメント部材又は前記本体に備えられ、前記複数の被係合部のうち選択された被係合部に係合される係合部と、からなることが好ましい。
本発明の一態様によれば、複数の被係合部のうち選択した被係合部に係合部を係合させて、アタッチメント部材に本体を取り付ける。被係合部及び係合部からなる機械的係止部材を介してアタッチメント部材に本体を取り付ければ、アタッチメント部材から本体を取り外すことができるので、本体のメンテナンス作業及び交換作業が容易になる。また、アタッチメント部材と本体との水密性を高めるために、被係合部と係合部との係合面には水密パッキンを備えることが好ましい。
本発明の一態様は、前記アタッチメント部材は断面L字状に構成され、前記太陽電池の小口に前記接着部材を介して接着される第1の面と、前記太陽電池の面に前記接着部材を介して接着される第2の面とが備えられることが好ましい。
本発明の一態様によれば、アタッチメント部材を断面L字状に構成し、第1の面を接着部材によって太陽電池の小口に接着し、第2の面を太陽電池の面に接着部材によって接着する。これにより、太陽電池に対するアタッチメント部材の接着面積を、小口にのみに接着面(第1の面に相当)を備えた平板状のアタッチメント部材と比較して大きくできるので、太陽電池に対するアタッチメント部材の接着安定性が高まる。
本発明の一態様は、前記太陽電池は、2枚のガラス板が熱硬化性樹脂製又は熱可塑性樹脂製の膜体を介して接合されてなる合わせガラスであり、前記接着部材は熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂であることが好ましい。また、前記太陽電池は主受光面側の1枚のガラス板と非受光面側のバックシートを熱硬化性樹脂製又は熱可塑性樹脂製の膜体を介して接着したパネルでもよい。
本発明の一態様によれば、オートクレーブによる合わせガラスの製造と同時にアタッチメント部材を太陽電池に接着できる。
太陽電池の小口に対するアタッチメント部材の取り付け方法は、接着剤によるものでも構わないが、より強固、かつ耐久性を高めるためには、合わせガラスの2枚のガラス板を接合(封着)するために用いられる膜体又は封止材等と同様、熱硬化性若しくは熱可塑性の接着部材を使用して接着することが好ましい。
その接着部材として熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を使用すれば、シリコーンシーラント系の常温硬化性接着材と比較して、接着力、剛性、耐久性ともに優れ、かつ、2枚のガラス板の接合工程(ラミネーション工程)において同時にアタッチメント部材を接着できるので、施工性も向上する。
本発明の一態様は、前記アタッチメント部材には、前記太陽電池から延出された導線が挿通される開口部が備えられ、前記導線の端部が前記本体に内在された端子板に接続されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、太陽電池から延出された導線は、アタッチメント部材の開口部に挿通されて、本体に内在された端子板に接続される。この際に、取付手段を利用して、導線が折れ曲がらない好適な位置に、本体をアタッチメント部材に取り付ける。
以上説明したように本発明によれば、長期間の使用寿命を保証できる太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュールを提供できる。
実施形態の太陽光発電システムの外観を示す斜視図 図1に示した太陽光発電システムの回路図 図1に示した太陽電池パネルの縦断面図 図1に示した端子箱に内装された部品図 2個のバイパスダイオードの使用状態を示した説明図 2本のバスバーを端子板に接続した他の形態を示した説明図 バイパス回路の他の形態を示すブロック図 太陽電池パネルの背面に端子箱が接続された太陽電池モジュールの背面図 図8に示した端子箱の組み立て方を示した斜視図 他の実施形態の端子箱の構成を示した組立斜視図 厚さの厚い太陽電池パネルに取り付けられた図10の端子箱の要部断面図 厚さの薄い太陽電池パネルに取り付けられた図10の端子箱の要部断面図
以下、添付図面に従って本発明に係る太陽電池モジュールの端子箱及び太陽電池モジュールの好ましい実施形態について説明する。
図1は、実施形態の太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システム10の外観を示す斜視図、図2は図1に示した太陽光発電システム10の回路図である。
〔太陽光発電システム10の構成〕
図1、図2に示すように、太陽光発電システム10は、電気的に直列に接続された3台の太陽電池モジュール12、14、16を有している。なお、実施形態では3台の太陽電池モジュール12、14、16を例示するが、太陽電池モジュールの台数は3台に限定されるものではなく、2台又は4台以上であってもよい。また、太陽電池モジュール12、14、16は、同一の発電特性を有しているため、太陽電池モジュール12、14、16の構成を説明する際には、太陽電池モジュール12の構成を説明し、他の太陽電池モジュール14、16については同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。
太陽電池モジュール12は、複数の太陽電池セル18を有する太陽電池パネル(パネル状の太陽電池)20と、バイパス素子(第1のバイパス素子)22及びバイパス素子(第2のバイパス素子)24が内在された端子箱26とからなる。端子箱26は、図1の如く太陽電池パネル20の小口(側面)に取り付けられる。なお、端子箱26は、太陽電池パネル20の背面に取り付けてもよい。
太陽電池セル18は、インターコネクタ28を介して電気的に直列に接続されている。なお、図1、図2に示した太陽電池モジュール12は、複数の太陽電池セル18を直列に接続した1つのストリングスのみ示しているが、実際では複数のストリングスが直列に接続された太陽電池モジュールでもよい。
太陽電池セル18としては、例えばPN接合を有するシリコーン系の太陽電池が適用され、1枚の太陽電池パネル20に対して20〜24枚(なお、図1、図2では12枚)の太陽電池セル18が備えられている。太陽電池パネル20の出力電圧は、例えば最大で24×0.5V=12Vである。なお、太陽電池セル18は、シリコーン系の太陽電池に限定されるものではなく、化合物系、有機系などの他の太陽電池セルであってもよい。また、太陽電池セル18の枚数も上記枚数に限定されるものではない。更に、太陽電池セル18は、両面受光発電型のものであってもよい。
図3は、太陽電池パネル20の縦断面図であり、太陽電池パネル20は、2枚の中間膜30、32を介して太陽電池セル18を、2枚のガラス板34、36によって挟持した合わせガラス構造のものである。中間膜30、32としてはPVB(ポリビニルブチラール)、EVA(エチレンビニルアセテート)等を例示できる。前記合わせガラスは、2枚の中間膜30、32を介して太陽電池セル18を、2枚のガラス板34、36によって挟み込み、これをオートクレーブ等によって加熱、加圧することにより製造される。
なお、太陽電池パネル20は、合わせガラス構造のものに限定されるものではなく、ガラス板とバックシートとによって太陽電池セル18を挟持した構造のものでもよい。
図4は、端子箱26に内装された各部品の配置位置を示した部品図である。バイパス素子22、24は、端子箱26に内装された端子板(第1の端子板)38と端子板(第2の端子板)40との間に直列接続され、かつバイパス素子22とバイパス素子24とは並列で接続される。具体的には、バイパス素子22であるバイパスダイオード(第1のバイパスダイオード)42のアノード端子が端子板38に接続され、カソード端子が端子板40に接続される。同様にバイパス素子24であるバイパスダイオード(第2のバイパスダイオード)44のアノード端子が端子板38に接続され、カソード端子が端子板40に接続される。これにより、端子板38、40に対してバイパスダイオード42、44は直列接続され、かつバイパス素子22とバイパス素子24とが並列で接続される。また、バイパスダイオード42としては、順方向降下電圧(Vf)が0.55V(第1の電圧)のショットキーバリアダイオードが適用され、バイパスダイオード44としては、順方向降下電圧(Vf)が1.1V(第2の電圧)の一般整流用ダイオード(例えば、シリコーンダイオード)が適用されている。なお、バイパスダイオード42、44として、順方向降下電圧(Vf)が異なるショットキーバリアダイオードを使用してもよく、同様に、順方向降下電圧(Vf)が異なる一般整流用ダイオードを使用してもよい。また、バイパス素子の個数は2個に限定されるものではなく、3個以上のバイパス素子を並列に接続してもよい。
端子板38には、1本のバスバー(導線)46から分岐された2本の分岐バスバー(複数の導線)46A、46Bが溶接又は半田などによって接続され、バスバー46の他端は、図2の如く太陽電池パネル20の負極側の太陽電池セル18に接続される。
図4に戻り、端子板40には、1本のバスバー(導線)50から分岐された2本の分岐バスバー(複数の導線)50A、50Bが溶接又は半田などによって接続され、バスバー50の他端は、図2の如く太陽電池パネル20の正極側の太陽電池セル18に接続される。なお、負極側の太陽電池セル18及び正極側の太陽電池セル18が、太陽電池パネル20の出力端子である。また、分岐バスバーの本数も2本に限定されるものではなく、3本以上であってもよい。
太陽電池モジュール12の端子板38には、図2の如く、負荷装置54に一端が接続された外部接続ケーブル56の他端が直結又はコネクタを介して着脱自在に接続される。また、太陽電池モジュール12の端子板40には、外部接続ケーブル58の一端が直結又はコネクタを介して着脱自在に接続され、外部接続ケーブル58の他端が、太陽電池モジュール14の端子箱26の端子板38に直結又はコネクタを介して着脱自在に接続される。更に、太陽電池モジュール14の端子板40には、外部接続ケーブル60の一端が直結又はコネクタを介して着脱自在に接続され、外部接続ケーブル60の他端が、太陽電池モジュール16の端子箱26の端子板38に直結又はコネクタを介して着脱自在に接続される。そして、太陽電池モジュール16の端子板40には、外部接続ケーブル62の一端が直結又はコネクタを介して着脱自在に接続され、外部接続ケーブル62の他端が負荷装置54に接続される。これにより、太陽光発電システム10によって発電された電気が負荷装置54に供給される。
〔太陽光発電システム10の作用〕
太陽電池モジュール12、14、16のうち、例えば、太陽電池モジュール14が未発電状態になると、発電状態の太陽電池モジュール12からの電流は、太陽電池モジュール14の太陽電池パネル20をバイパスし、太陽電池モジュール14の第1のバイパス素子22及び/又は第2のバイパス素子24を介して太陽電池モジュール16に流れる。これにより、未発電状態の太陽電池モジュール14の太陽電池パネル20に逆電流が流れるのを防止でき、太陽電池モジュール14の破損を防止できると同時に、未発電状態の太陽電池モジュール14が抵抗体となることで、太陽光発電システム10全体の電流の低下が生じるのを防止できる。
〔太陽電池モジュール12の特徴〕
太陽電池モジュール12に備えられるバイパス素子として、実施形態では、太陽電池パネル20に並列に接続された2個のバイパス素子22、24を備えている。そして、バイパス素子22であるバイパスダイオード42として、順方向降下電圧(Vf)が0.55Vのショットキーバリアダイオードを適用し、バイパス素子24であるバイパスダイオード44として、順方向降下電圧(Vf)が1.1Vの一般整流用ダイオードを適用している。
すなわち、バイパスダイオード42には、0.55V以上の電圧が印加された際に順方向電流が流れ、バイパスダイオード44には、1.1V以上の電圧が印加された際に順方向電流が流れる。
したがって、実施形態の太陽電池モジュール12によれば、図5(A)において大小の大きさで示した矢印A、Bの如く、通常状態では主にバイパスダイオード42に電流が流れる。そして、バイパスダイオード42が熱負荷などを繰り返し受けて破損した場合、その時点でバイパスダイオード42は機能しなくなるが、それ以降は図5(B)矢印Cの如く、バイパスダイオード44に電流が流れる。これにより、端子箱26は問題なく機能を持続できる。
つまり、実施形態の太陽電池モジュール12は、正常時においては、2個あるバイパスダイオード42、44のうち、積極的にバイパスダイオード42のみを使用することで、予備のバイパスダイオード44が受けるストレスが抑制されるので、バイパスダイオード44の使用寿命が延びる。これにより、端子箱26、太陽電池パネル20の使用寿命が結果として延びるので、長期間の使用寿命を保証できる太陽電池モジュール12を提供できる。
なお、バイパスダイオード44の代わりにパワーMOSFETとオペアンプとを組み合わせたバイパス素子を使用してもよい。
〔太陽電池モジュール12の他の特徴〕
図4の如く、バスバー46、50を各々2本の分岐バスバー46A、46B、50A、50Bに分岐して端子板38、40に接続している。
従来では、太陽電池モジュールの負極端子及び正極端子からのバスバーは各々1本のみであった。よって、バスバーと端子板との1箇所の接点(半田部、溶接部であり、総称して接続部ともいう)が分断などの不具合を起こすと、その時点で太陽電池モジュールの機能が喪失する。
これに対して、実施形態の太陽電池モジュール12では、太陽電池モジュール12からのバスバー46、50を2本の分岐バスバー46A、46B、50A、50Bに分岐し、端子板38、40に対して2個の接点を備えることで、一方の接点に不具合が発生しても、他方の正常な接点に電流が流れることで問題なく太陽電池モジュール12の機能を持続することができる。
この場合、分岐バスバー46Aと分岐バスバー46Bの抵抗値を意図的に変更し、分岐バスバー50Aと分岐バスバー50Bの抵抗値を意図的に変更し、通常使用導線、予備使用導線と用途を分ける方法もある。
これにより、端子箱26、太陽電池パネル20の使用寿命が延びるので、長期間の使用寿命を保証できる太陽電池モジュール12を提供できる。
なお、バスバーを分岐することなく、図6の他の形態の如く、太陽電池パネル20の負極側の太陽電池セル18及び正極側の太陽電池セル18と端子板38、40とを2本以上(図6では2本)のバスバー47A、47B、51A、51Bで接続してもよい。この形態においても、バスバー47Aとバスバー47Bの抵抗値を意図的に変更し、バスバー51Aとバスバー51Bの抵抗値を意図的に変更してもよい。
抵抗値は、分岐バスバー46A、46B、50A、50B、及びバスバー47A、47B、51A、51Bの材料(銅、真鍮など)を変えることで変更ができ、同一材料の場合には、分岐バスバー46A、46B、50A、50B、及びバスバー47A、47B、51A、51Bの断面積(S)を変えることで抵抗値(R=ρ・L/S)を変更できる。
〔太陽電池モジュール12の他の形態〕
図7は、バイパス回路の他の形態を示すブロック図である。
バイパス素子22はバイパスダイオード42からなり、バイパス素子24はバイパスダイオード64とバイパスダイオード64に直列に接続された電気抵抗体66とからなる。
バイパスダイオード64に関しては、バイパスダイオード42と同一特性のバイパスダイオードを使用してもよいが、バイパスダイオード64に電気抵抗体66を直列に接続してバイパス素子24を構成し、結果として、第1の電圧よりも大きい第2の電圧で順方向電流が流れるようにバイパス素子24を構成している。つまり、電気抵抗体66によって電流を制限する。このようにバイパスダイオード64に電気抵抗体66を直列に接続してバイパス素子24を構成することにより、図4に示した形態のバイパス素子22、24と同様の効果が得られる。
具体的に説明すると、バイパスダイオード64としてバイパスダイオード42と同一のショットキーバリアダイオード(Vf=0.55V)を使用する。また、電気抵抗体66の抵抗値Rを0.03Ω程度とする。
常時使用のバイパスダイオード42が故障して、予備のバイパス素子24でバイパスすることを考慮すると、太陽電池セル18の保護の点から、バイパス回路通電時のバイパスダイオード64と電気抵抗体66の両端の電圧を1Vにする必要がある。太陽電池パネル20の出力電流が最大の16A、バイパスダイオード64の順方向電流が16Aのときの順方向電圧(Vf)=0.55Vとすると、電気抵抗体66の抵抗値はR、(1V−0.55V)÷16A=0.028125(≒0.03)Ωとなる。
この抵抗値Rでバイパスダイオード42が使用されているときの、それぞれのバイパスダイオード42、64に流れる電流値は、最大出力電流が16Aのとき、バイパスダイオード42は12A、バイパスダイオード64は4Aとなり、最大出力電流が10Aのとき、バイパスダイオード42は7A、バイパスダイオード64は3Aとなり、最大出力電流が5Aのとき、バイパスダイオード42は2.5A、バイパスダイオード64は2.5Aとなる。
すなわち、大電流側に合わせて抵抗値を選定すると、低電流時にはバイパスダイオード64にも略同量の電流が流れるが、高電流が印加された場合には、予備的なバイパスダイオード64に高電流が印加される状態を避けることができる。
〔端子箱の他の形態〕
図8は、太陽電池パネル20の背面に端子箱68が接続された太陽電池モジュール12の背面図である。太陽電池モジュール12の背面とは、太陽電池セル18の受光面側の面の反対側の面を指す。ここでは、太陽電池セル18の受光面側のガラス板に符号34を付し、反対側のガラス板に符号36を付す。
図9は、端子箱68の組み立て方法を示した斜視図である。図8、図9において、図1〜図7で示した部材と同一又は類似の部材については同一の符号を付して説明する。
端子箱68は本体70、蓋72、及びベース板74からなる。
本体70は、略直方体形状に箱体であり、その内部には端子板38、40及びバイパス素子22、24が所定の位置に取り付けられる。蓋72は、本体70に備えられた開口部76に、不図示の防水シール(例えばパッキン)を介して着脱自在に装着される。
一方で、端子箱68が装着されるガラス板36には開口部78が備えられ、その開口部78から分岐バスバー46A、46B、50A、50Bが外側に突出して配置される。なお、分岐バスバー46A、46B、50A、50Bに代えて図6にて示したバスバー47A、47B、51A、51Bでもよい。
ベース板74には、分岐バスバー46A、46B、50A、50Bを挿通させる矩形状の開口部80が備えられ、この開口部80に分岐バスバー46A、46B、50A、50Bを挿通させた状態でガラス板36に接着材によって固着される。ベース板74には、複数本(図8では4本)の係合用の爪82が突設されており、こられの爪82に本体70の係合部(不図示)を係合させることにより、本体70がベース板74を介してガラス板36に着脱自在に装着される。この装着時においても、本体70とベース板74とは、不図示の防水シールを介して装着される。なお、ベース板74は必須ではなく、本体70を太陽電池パネル20の背面に直接固定してもよい。
ベース板74に本体70を装着した状態で、分岐バスバー46A、46Bが端子板38に接続され、分岐バスバー50A、50Bが端子板40に接続される。端子板38には、分岐バスバー46A、46Bと平行になるように折曲された一対の折曲片38A、38Bが備えられ、これらの折曲片38A、38Bに、分岐バスバー46A、46Bが半田、溶接、ねじ、又はクリップなどの接続手段によって接続される。また、同様に、端子板40には、分岐バスバー50A、50Bと平行になるように折曲された一対の折曲片40A、40Bが備えられ、これらの折曲片40A、40Bに、分岐バスバー50A、50Bが半田、溶接、ねじ、又はクリップなどの接続手段によって接続される。
この端子箱68によれば、本体70が太陽電池パネル20に対して着脱自在に取り付けられているので、端子板38、40、バイパス素子22、22が修理不能な場合には、その本体70を新たな本体70に容易に交換できる。
〔他の実施形態の端子箱100の構成〕
図10は、他の実施形態の端子箱100の構成を示した組立斜視図である。図11は、厚さの厚い太陽電池パネル20に端子箱100を取り付けた要部断面図であり、図12は、厚さの薄い太陽電池パネル20に端子箱100を取り付けた要部断面図である。
端子箱100は、太陽電池パネル20の小口20Aに接着部材102を介して接着されるアタッチメント部材104と、アタッチメント部材104に取り付けられる端子箱100の本体106と、を備えている。
また、端子箱100には、アタッチメント部材104に対する本体106の取り付け位置を選択可能とする、複数の溝(被係合部)108と、その複数の溝108のうち選択した溝108に係合される複数の突起(係合部)110とからなる取付手段112が備えられている。なお、図10〜図12では、溝108をアタッチメント部材104に設け、突起110を本体106に設けているが、溝108を本体106に設け、突起110をアタッチメント部材104に設けてもよい。
溝108は、アタッチメント部材104の長手方向の両端部において、太陽電池パネル20の厚さ方向に所定の間隔をもって複数形成されている。一方、突起110は、アタッチメント部材104に対する本体106の枠状の当接面114に突出して形成され、突起110の先端部には、止水パッキン116が取り付けられる。これによって、突起110は止水パッキン116を介して溝108に係合される。また、本体106の当接面114の全面にも止水パッキン118が備えられ、これによって、本体106がアタッチメント部材104に対して水密状態で取り付けられる。
〔端子箱100の特徴〕
太陽電池パネル20の小口20Aに接着される端子箱100を、小口20Aに接着されるアタッチメント部材104と本体106との二部材に分割し、厚さの異なる太陽電池パネル20であっても同一のアタッチメント部材104を小口20Aに接着し、アタッチメント部材104に対する本体106の取り付け位置を、取付手段112によって選択可能としている。
具体的には、複数の溝108のうち選択した溝108に突起110を係合させて、アタッチメント部材104に本体106を取り付ける。つまり、図11に示す厚さの厚い太陽電池パネル20、及び図12に示す厚さの薄い太陽電池パネル20の如く、太陽電池パネル20の厚さに応じて、太陽電池パネル20の厚さ方向における最適な位置に本体106を取り付ける。これにより、太陽電池パネル20の厚さのバリエーションに対応できる端子箱100を提供できる。
また、溝108及び突起110からなる機械的な係止部材を介してアタッチメント部材104に本体106を取り付ければ、アタッチメント部材104から本体106を取り外すことができるので、本体106のメンテナンス作業及び交換作業が容易になる。
アタッチメント部材104に対する本体106の取り付け位置を選択する理由は、太陽電池パネル20の小口20Aから外部に延設されたバスバー46、50を極力折り曲げることなく、本体106に設けられた端子板(不図示)に接続させるためである。つまり、太陽電池パネル20の厚さに応じて小口20Aに対するバスバー46、50の延設位置が異なるので、その延設位置に応じて本体106の取り付け位置を選択する必要があるからである。
なお、実施形態では、取付手段112として、溝108と突起110を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、アタッチメント部材104に対する本体106の取り付け位置を選択可能とする取付手段であれば、例えば磁石でも、接着剤でも適用できる。
一方、アタッチメント部材104は断面L字状に構成され、太陽電池パネル20の小口20Aに接着部材102を介して接着される第1の接着面(第1の面)104Aと、太陽電池パネル20の面20Bに接着部材102を介して接着される第2の接着面(第2の面)104Bとが備えられている。
これにより、太陽電池パネル20に対するアタッチメント部材104の接着面積を、小口20Aにのみに接着面(第1の接着面104Aに相当)を備えた平板状のアタッチメント部材と比較して大きくできるので、太陽電池パネル20に対するアタッチメント部材104の接着安定性が高まる。なお、アタッチメント部材104の断面形状はL字状なので、太陽電池パネル20の厚さのバリエーションに対応できることは当然である。
また、太陽電池パネル20は、図3に示したように、2枚のガラス板34、36が熱硬化性樹脂製又は熱可塑性樹脂製の中間膜(膜体)30、32を介して接合されてなる合わせガラスである。そして、図10〜図12に示した接着部材102は中間膜30、32と同様に熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂である。
これにより、オートクレーブによる合わせガラス(太陽電池パネル20)の製造と同時にアタッチメント部材104を太陽電池パネル20に接着できる。
太陽電池パネル20の小口20Aに対するアタッチメント部材104の取り付け方法は、一般的なシリコーンシーラント系の常温硬化接着剤によるものでも適用できる。しかしながら、より強固、かつ耐久性を高めるための接着は、合わせガラスの2枚のガラス板34、36を接合(封着)するために用いられる中間膜30、32又は封止材等と同様、熱硬化性若しくは熱可塑性の接着部材102を使用して接着することが好ましい。
接着部材102として熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を使用すれば、シリコーン系の接着材と比較して、接着力、剛性、耐久性ともに優れ、かつ、2枚のガラス板34、36の接合工程(ラミネーション工程)において同時にアタッチメント部材104を小口20Aに接着できるので、施工性も向上する。なお、接着部材102は、順構造用のレベルの接着力を備えたシート状のテープでもよい。
また、アタッチメント部材104には、図10の如く、太陽電池パネル20から延出されたバスバー46、50が挿通される開口部120が備えられ、バスバー46、50の端部が本体106に内在された端子板(不図示)に接続される。
すなわち、太陽電池パネル20から延出されたバスバー46、50は、アタッチメント部材104の開口部120に挿通されて、本体106に内在された端子板に接続される。この際に、取付手段112を利用して、バスバー46、50が折れ曲がらない好適な位置に、本体106をアタッチメント部材104に取り付ける(図11、図12参照)。
太陽電池モジュール12の電圧値、電流値、及び2個のバイパス素子22、24の破損状態をモニタリングするモニタリング回路と、2個のバイパス素子22、24の温度をモニタリングする温度センサとを端子箱26、68に備える。モニタリング回路からその太陽電池モジュール12の電圧値、電流値、及び2個のバイパス素子22、24の破損状態、そして温度センサから2個のバイパス素子22、24の温度を、太陽光発電システム10を統括管理する管理装置に無線で送信する。これにより、各々の太陽電池モジュールの稼働状態を常に管理可能な太陽光発電システムを提供できる。
10…太陽光発電システム、12、14、16…太陽電池モジュール、18…太陽電池セル、20…太陽電池パネル、22、24…バイパス素子、26…端子箱、28…インターコネクタ、30、32…中間膜、34、36…ガラス板、38、40…端子板、42、44…バイパスダイオード、46…バスバー、46A、46B…分岐バスバー、47A、47B、51A、51B…バスバー、50…バスバー、50A、50B…分岐バスバー、54…負荷装置、56、58、60、62…外部接続ケーブル、64…バイパスダイオード、66…電気抵抗体、68…端子箱、70…本体、72…蓋、74…ベース板、76、78、80…開口部、82…爪、100…端子箱、102…接着部材、104…アタッチメント部材、104A…第1の接着面、104B…第2の接着面、106…本体、108…溝、110…突起、112…取付手段、114…当接面、116…止水パッキン、118…止水パッキン、120…開口部

Claims (10)

  1. 電気的に直列に接続された複数の太陽電池セルからなる太陽電池に、電気的に並列に接続されたバイパス素子を備えた太陽電池モジュールの端子箱において、
    前記バイパス素子は、前記太陽電池に並列に接続された少なくとも第1のバイパス素子と第2のバイパス素子とを備え、
    前記第1のバイパス素子は第1の電圧で順方向電流が流れ、前記第2のバイパス素子は、前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧で順方向電流が流れることを特徴とする太陽電池モジュールの端子箱。
  2. 前記第1のバイパス素子は第1のバイパスダイオードからなり、前記第2のバイパス素子は第2のバイパスダイオードからなり、
    前記第2のバイパスダイオードの順方向降下電圧は、前記第1のバイパスダイオードの順方向降下電圧よりも高い請求項1に記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  3. 前記第1のバイパス素子は第1のバイパスダイオードからなり、前記第2のバイパス素子は第2のバイパスダイオードと前記第2のバイパスダイオードと直列に接続された電気抵抗体からなる請求項1に記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  4. 前記太陽電池の出力端子が導線を介して、前記太陽電池モジュールの端子箱に内在された端子板に接続され、
    前記端子板は、第1の端子板と第2の端子板とを備え、第1の端子板と第2の端子板とに前記第1のバイパス素子と前記第2のバイパス素子とが直列に接続され、かつ前記第1のバイパス素子と前記第2のバイパス素子とが並列に接続される請求項1、2又は3に記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  5. パネル状の前記太陽電池の小口に接着部材を介して接着されるアタッチメント部材と、前記アタッチメント部材に取り付けられる前記端子箱の本体と、を備え、
    前記アタッチメント部材に対する前記本体の取り付け位置を選択可能とする取付手段が前記アタッチメント部材又は前記本体に備えられている請求項1から4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  6. 前記取付手段は、
    前記アタッチメント部材又は前記本体に備えられた複数の被係合部と、
    前記アタッチメント部材又は前記本体に備えられ、前記複数の被係合部のうち選択された被係合部に係合される係合部と、
    からなる請求項5に記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  7. 前記アタッチメント部材は断面L字状に構成され、前記太陽電池の小口に前記接着部材を介して接着される第1の面と、前記太陽電池の面に前記接着部材を介して接着される第2の面とが備えられる請求項5又は6に記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  8. 前記太陽電池は、2枚のガラス板が熱硬化性樹脂製又は熱可塑性樹脂製の膜体を介して接合されてなる合わせガラスであり、前記接着部材は熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂である請求項5、6又は7に記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  9. 前記アタッチメント部材には、前記太陽電池から延出された導線が挿通される開口部が備えられ、前記導線の端部が前記本体に内在された端子板に接続される請求項5から8のいずれかに記載の太陽電池モジュールの端子箱。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの端子箱を備えたことを特徴とする太陽電池モジュール。
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