JP2016075809A - 演奏装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 音階についての知識を持たなくても種々の音階で容易に演奏することができる音高の入力手段を備える演奏装置を提供すること。【解決手段】 単音モードでCメジャーの音階を選択すると、Cメジャースケールの各音を音高順にアサインしたパッド20aがオクターブ順に整列したパッド表示画面2が表示される。音高順に並んだパッド20aにタッチすると、そのパッド20aにアサインされた音高の楽音が発音される。単音モードから和音モードに切り替えると、選択された音階のお勧め和音がパッド表示画面2上に並んだパッド20aアサインされる。お勧め和音の種類は、音色によって、あるいは音階によって独自に設定される。この場合に、パッド20aにタッチすると、そのパッド20aにアサインされたお薦めの和音が発音される。【選択図】 図2

Description

この発明は、種々の音階で容易に演奏することができる音高の入力手段を備える演奏装置に関する。
従来、パッドの数を、各パッドに対応づけられた音高の音で音階音を構成できる数に設定し、マリンバやティンパニ等の音色でメロディを演奏できるようにした電子楽器が知られている(特許文献1参照)。この従来の電子楽器では、複数のパッドを持つ電子ドラムで、ユーザが選択したパーカッションセット名に応じてP1〜P8の各パッドに音色もしくは音高がセットされる。パーカッションセット名がドラム音グループのときはそれぞれ対応するリズム音色がセットされる。パーカッションセット名がマリンバやビブラフォンなどの音階音グループの場合には、その音色で各パッドに対して音高が設定される。パッドP1,P5,P2,P6,P3,P7,P4,P8の順に音階となるように音高が設定され、パッドP1〜P8を叩くと対応する音高が入力されることで、楽曲の演奏を行うことができる。
また、特許文献2には、平均律音階あるいは純正律音階からなる標準音階の楽音信号と、アラビア音階などの特殊音階の楽音信号をそれぞれ発生可能な従来の電子楽器が記載されている。この従来の電子楽器においては、特殊音階としての例として、アラビア音階を発音するための設定部が用意されている。この設定部には、1オクターブの各音に対応した音高変更スイッチが鍵盤の黒鍵と白鍵のイメージで上段に5個、下段に7個配置されている。いずれかの音高スイッチを押すと、そのスイッチに対応する音高が、平均律音階の音高から50セント下がったアラビア音階の音高により発生され、このアラビア音階の音高で発音される音の目印として、該当のスイッチに対応するLEDが点灯されるようになる。
特許第2692677号公報 特許第2962761号公報
音高の入力手段として、パッドなどの鍵盤以外の操作子に音高をアサインした従来の電子楽器では、音階を切り替える仕組みは用意されていない。また、鍵盤では平均律音階など、本来は標準音階用のものなので、その他の音階で演奏されることは考慮されていない。しかしながら、音階は多種多様にあり、それぞれ音階となる音の組合せは変わってくることから、演奏しようとする音階について、音階の各音が鍵盤内のどの音に対応するかユーザが把握している必要があり、演奏する際には音階についての知識が必要になると云う問題点があった。
そこで、本発明は、音階についての知識を持たなくても種々の音階で容易に演奏することができる音高の入力手段を備える演奏装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の演奏装置は、音高を入力するための複数の整列した表示オブジェクトを表示する表示手段と、音階を指定する音階指定手段と、該音階指定手段で指定した音階を構成する各音の音高を、前記表示オブジェクトのそれぞれにアサインする音高アサイン手段と、前記表示オブジェクトを指定する操作がされた時に、該操作により指定された前記表示オブジェクトにアサインされた音高に基づいて楽音を生成して発音する発音手段とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明の演奏装置では、演奏したい音階を選択する切り替えを音階指定手段で行うだけで、ユーザは、音階についての知識を特に持たなくても、容易に音階音のみを使った演奏を楽しむことができる。また、切り替える音階によっては音階を構成する音の数が異なるが、表示画面上の表示オブジェクトで音階を構成する各音を表すので、過不足なく対応することができ、また、広い音域にも対応可能となる。さらに、音階音を使った単音での演奏に限らず、選択された音階の音階音のみからなる和音を選択して、演奏に利用することができる。この場合の和音は、高さの異なる二つ以上の楽音が同時にひびく音の組み合わせとすることができる。これにより、ユーザは音階について知識を持たずともよく、また、複数の表示オブジェクトを同時に選択操作することなく、簡単に多様な和音演奏を行うことができるようになる。
本発明の実施例の演奏装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の演奏装置に表示されるメジャースケールのモノフォニック用のパッド表示画面を示す図である。 本発明の実施例の演奏装置に表示されるパッド表示画面において、音階を選択する選択画面の一例を示す図である。 本発明の実施例の演奏装置に表示されるクロマティックスケールのモノフォニック用のパッド表示画面を示す図である。 本発明の実施例の演奏装置に表示されるメジャースケールのポリフォニック用のパッド表示画面を示す図である。 本発明の実施例の演奏装置に表示されるパッド表示画面において、音階を選択する選択画面の他の例を示す図である。 本発明の実施例の演奏装置に表示されるクロマティックスケールのポリフォニック用のパッド表示画面を示す図である。 本発明の実施例の演奏装置において、演奏を行う際に実行される演奏処理のフローチャートである。 図8に示す演奏処理における設定変更処理のフローチャートである。
本発明の実施例の演奏装置1の構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示す演奏装置1は、CPU(Central Processing Unit)10,ROM(Read Only Memory)11,RAM(Random Access Memory)12,外部記憶装置13,表示器14,操作子15,音源16,波形メモリ17,サウンドシステム18を備え、これらが通信バス19によって接続されている。
CPU10は、演奏装置1の動作を統括制御する制御手段であり、ROM11に記憶された演奏処理などの所要のプログラムを実行することにより、演奏処理や表示器14に表示される画像の表示処理などの処理を行う。ROM11には、CPU10が実行する動作ソフトウェアや画像情報等が格納されている。また、RAM12は、演奏する際の設定データやCPU10が実行した処理の結果等を一時的に記憶する、CPU10のワークメモリとして使用することができる記憶手段である。外部記憶装置13はハードディスク等の記録媒体であり、波形メモリ17にロードする波形データなどが格納されている。
表示器14は、CPU10による制御に従って種々の情報を表示する液晶パネル(LCD)等の表示手段であり、タッチパネルを備えている。操作子15は、演奏装置1に対するユーザの操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン等や、表示器14に表示されるカーソルを移動するマウス、ホイール、タッチパネル、トラックボール等によって構成される。音源16は、音高が入力された際に、指定された音色の波形データを波形メモリ17から読み出して、入力された音高の楽音信号を生成している。波形メモリ17には、音高毎あるいは音域毎の波形データが各種音色毎に記憶されている。サウンドシステム18は、スピーカ等を備え音源16により生成された楽音信号をスピーカ等から放音する。
本発明にかかる演奏装置1は、単音モードと和音モードのいずれかに切り替えて、各種の音階を選択することができる。本発明にかかる演奏装置1において、単音モードを選択して音階を選択した場合は、タッチパネルを備える表示器14上に整列されて表示された各パッドに選択された音階における1つの音高がオクターブ順であって音高順にアサインされる。すなわち、選択された音階各音を音高順にアサインしたパッドがオクターブ順に、タッチパネルを備える表示器14上に整列されて表示される。音高順に並んだパッドのいずれかをタッチすると、そのパッドにアサインされた音高に基づいて楽音が発音され、選択された音階で演奏することができる。また、本発明にかかる演奏装置1を和音モードに切り替えて音階を選択すると、選択された音階のお勧め和音セットの各和音がタッチパネルを備える表示器14上に整列された各パッドにアサインされる。お勧め和音セットの種類は、音色によって、あるいは音階によって独自に設定される。この場合、パッドのいずれかをタッチすると、そのパッドにアサインされた和音に基づいて楽音が発音され、選択された音階音のみからなる和音を演奏することができる。
図1に示す本発明にかかる演奏装置1において、単音モードが選択されると共に、メジャースケールが選択された際に、表示器14に表示されるメジャースケールのモノフォニック用のパッド表示画面2を図2に示す。
この図に示すメジャースケールのモノフォニック用のパッド表示画面2は、上部にパッド指定部21、スケール指定部22、アルペジオボタン(ARP)23、ホールドボタン(HLD)24が一列に表示され、その下に矩形枠状のパッド部20が表示されている。パッド指定部21には、複数のパッドの内の指定されたパッドが表示されており、図示する例では「Rotaly Pad」が表示されている。スケール指定部22には、各種音階の内の指定された音階の種類とキーとが表示されており、図示する例では、スケール指定部22に指定された「Major」の音階(種類)と、「C」のキーが表示されている。この場合、後述する単音/和音モード指定部により単音モードが指定されており、指定された音階はCメジャースケールとされている。アルペジオボタン23には、タッチする毎にアルペジオのオン/オフ状態が切り換わるようになる。アルペジオがオンされている場合は、タッチしたパッド20aにアサインされた音高に基づきアルペジオデータが再生される。また、ホールドボタン24においても、タッチする毎にホールドのオン/オフ状態が切り換わるようになる。ホールドがオンされている場合、タッチしたパッド20aに対応する発音が、演奏終了か別のパッド20aへのタッチを検出するまで継続される。
図示する例では、4行5列に矩形状のパッド20aが整列したパッド部20とされており、指定されたCメジャースケールの音階で単音モードを構成する各音を音高順にアサインしたパッド20aがオクターブ順に整列してパッド部20に表示されている。図3には、指定されたCメジャースケールを構成する約3オクターブの音域のG1〜E4までの音高が、音高順になるようそれぞれのパッド20aにアサインされて、その音名が、それぞれのパッド20aに表示されている。パッドに20aにアサインされた音高は下の行にいくほど低く、行においては左に行くほど低くされている。パッド表示画面2をスクロールすることにより、CメジャースケールのG1より下の音高やE4より上の音高を1行単位でパッド表示画面2に表示することができる。
ユーザがCメジャースケールで演奏する場合は、本発明にかかる演奏装置1において、Cメジャースケールの音階を単音モードで選択して、図2に示すパッド表示画面2を表示させる。そして、楽曲の各音符の発音タイミングに従って、当該音符で指定された音高がアサインされているパッド20aに順次タッチしていくことにより、タッチしたパッド20aにアサインされた音高が入力される。音源16は、入力された音高に従って指定された音色の波形データを波形メモリ17から読み出して楽音信号を生成する。これにより、サウンドシステム18からCメジャースケールで演奏した演奏音が放音されるようになる。なお、演奏に先立って音色や演奏パートを設定しておく。また、パッド部20に表示されている音高の範囲を超える音高を入力する場合は、当該音高がアサインされているパッド20aが表示されるようパッド部20をスクロールして、当該音高がアサインされているパッド20aにタッチすればよい。
ここで、本発明にかかる演奏装置1のパッド表示画面2において、Cメジャースケールの音階を単音モードで選択する選択画面を図3に示す。図3に示すパッド表示画面2において、スケール指定部22にユーザがタッチすると、図示するようにスケールメニュー(Scale)30のウィンドウがパッド部20の上に重なって表示される。スケールメニュー30には、単音(モノフォニック:mono)モードか和音(ポリフォニック:poly)モードのいずれかに切り替える単音/和音モード指定部31と、音階の種類を選択するスケール選択部32と、キーを選択するキー選択部33とが表示されている。単音/和音モード指定部31には、「mono」と「poly」とが表示され、単音モードとするように「mono」を選択すると、図示するようにその表示欄の表示色が選択されたことを示す表示色に変更される。スケール選択部32には「Major」「Natural Minor」「Minor Pentatonic」・・・などの複数の音階の種類が表示されており、「Major」を選択すると、図示するように「Major」の欄の右端に選択されたことを示す「レ」印が表示される。キー選択部33にはアサインされたキーに対応する白鍵と黒鍵からなる鍵盤の図形が表示されており、「C」の白鍵を選択すると、図示するように「C」の白鍵の表示色が選択されたことを示す表示色に変更される。このように、単音モード(mono)で、音階の種類として「Major」が、キーとして「C」が選択されると、Cメジャースケールで単音モードに設定され、図2に示すメジャースケールのモノフォニック用のパッド表示画面2が表示されるようになる。なお、スケール選択部32はスクロールすることができ、スクロールすることにより他の種類の音階が表示される。
図3に示すスケールメニュー30が表示された際に、スケール選択部32において「Chromatic」を選択して、単音モード(mono)と、キーとして「C」が選択されている選択状態を同じとした場合は、Cクロマティックスケールの単音モードに設定され、図4に示すクロマティックスケールのモノフォニック用のパッド表示画面2が表示されるようになる。
この図に示すクロマティックスケールのモノフォニック用のパッド表示画面2では、スケール指定部22に指定された「Chormatic」の音階(種類)と、「C」のキーが表示され、指定された音階がCクロマティックスケールとされている。パッド部20においては、4行5列に整列したパッド20aに、指定されたCクロマティックスケールの音階で単音モードを構成する各音を音高順にアサインしたパッド20aがオクターブ順に整列してパッド部20に表示されている。図4には、指定されたCクロマティックスケールを構成する約1.5オクターブの音域のC2〜G3までの音高が、音高順になるようそれぞれのパッド20aにアサインされて、その音名が、それぞれのパッド20aに表示されている。パッドに20aにアサインされた音高は下の行にいくほど低く、行においては左に行くほど低くされている。パッド表示画面2をスクロールすることにより、CクロマティックスケールのC2より下の音高やG3より上の音高を1行単位でパッド表示画面2に表示することができる。
図4に示すパッド表示画面2における他の構成は、図2に示すパッド表示画面2と同様とされているので、その説明は省略する。
ユーザがCクロマティックスケールで演奏する場合は、本発明にかかる演奏装置1において、Cクロマティックスケールの音階を単音モードで選択して、図4に示すパッド表示画面2を表示させる。そして、楽曲の各音符の発音タイミングに従って、当該音符で指定された音高がアサインされているパッド20aに順次タッチしていくことにより、タッチしたパッド20aにアサインされた音高が入力される。音源16は、入力された音高に従って指定された音色の波形データを波形メモリ17から読み出して楽音信号を生成する。これにより、サウンドシステム18からCクロマティックスケールで演奏した演奏音が放音されるようになる。なお、演奏に先立って音色や演奏パートを設定しておく。また、パッド部20に表示されている音高の範囲を超える音高を入力する場合は、当該音高がアサインされているパッド20aが表示されるようパッド部20をスクロールして、当該音高がアサインされているパッド20aにタッチすればよい。
図3に示すスケールメニュー30が表示された際に、単音/和音モード指定部31において和音モード(poly)を選択した時の選択状態を示すパッド表示画面2を図6に示す。和音モードとするよう単音/和音モード指定部31において「poly」を選択すると、「poly」の表示欄の表示色が選択されたことを示す表示色に変更され、スケール選択部32には「Major 1」「Major 2」「Major 3」・・・などの複数の和音モードの音階の種類が表示される。音階の種類によっては末尾に番号が付いている音階がある。ここで、「Major 1」を選択すると、図示するように「Major 1」の欄の右端に選択されたことを示す「レ」印が表示される。ここで、「Major 1」は音階「Major」の1番目の和音セットを表しており、音階「Major」には「Major 1」ないし「Major 4」の4つの和音セットが用意されている。このように、音階の種類の末尾に付けられた番号は和音セットの番号であり、末尾に番号が付けられた音階では、最も大きい番号に対応する複数組の和音セットが用意されている。また、音階の種類の末尾に番号が付いていない音階では1つの和音セットだけが用意されている。また、キー選択部33で「C」の白鍵を選択すると、「C」」の白鍵の表示色が選択されたことを示す表示色に変更される。このように、和音モード(poly)で、音階の種類とその和音セットとして「Major 1」が、キーとして「C」が選択されると、Cメジャースケールの1番目の和音セットに設定された図5に示すポリフォニック用のパッド表示画面2が表示されるようになる。なお、スケール選択部32はスクロールすることができ、スクロールすることにより他の音階の種類が表示される。この音階に複数組の和音セットが用意されている場合は、和音セットの番号が音階の種類の末尾に表示される。
図5に示すCメジャースケールでは、指定された音階の種類とその末尾に付けられた和音セットの番号とで用意された和音セットに登録された各和音がパッド20aにそれぞれアサインされる。各和音セットと、そこに登録される各和音は、響きの良いプロのお薦めの1つ以上の音高の組み合わせとされている。この場合の和音は、コードとして知られている音高の組み合わせと同じとされたり、コードとは異なる音高の組み合わせとされている。図5を参照すると、1行目のパッド20aには「A3」「D3,F3」「C3,E3」「G3,B3,D4」「E3,G3」がアサインされ、2行目のパッド20aには「B3,D4」「E3,A3,C4」「C3,G3」「G3,D4」「D3,A3,C4」がアサインされ、3行目のパッド20aには「G3,C4,D4」「C3,F3,A3」「E3,B3」「E3,B3,D4」「B3,D4」がアサインされ、4行目のパッド20aには「E3,B3,D4」「C4,E4」「F3,A3」「G3,C4,E4」「D3,G3」 がアサインされている。このように、和音モードの音階では1つの音高ないし3つの音高からなる和音がそれぞれのパッド20aにアサインされる。
図5に示すパッド表示画面2における他の構成は、図2に示すパッド表示画面2と同様とされているので、その説明は省略するが、和音モードの音階の画面では各パッド20aにアサインした和音の音高を追加・削除する等の編集を行うことができる。また、各パッド20aには音高順に音高がアサインされておらず、パッド20aへの不用意なタッチによりスクロールされてしまうことを防止するために、スクロールを禁止するようロックするのが好適とされる。
ユーザがCメジャースケールで和音を演奏する場合は、本発明にかかる演奏装置1において、Cメジャースケールの音階を和音モードで選択して、図5に示すメジャースケールのポリフォニック用のパッド表示画面2を表示させる。そして、和音がアサインされているパッド20aに順次タッチしていくことにより、タッチしたパッド20aにアサインされた和音の音高が入力される。音源16は、入力された和音を定義する音高に従って指定された音色の波形データを波形メモリ17から読み出して楽音信号を生成する。これにより、サウンドシステム18からCメジャースケールの演奏音(和音)が放音されるようになる。なお、演奏に先立って音色や演奏パートを設定しておく。
図6に示すスケールメニュー30が表示された際に、スケール選択部32において表示された音階の種類から「Chromatic」を選択して、和音モード(poly)と、キーとして「C」が選択されている選択状態を同じとした場合は、Cクロマティックスケールが設定され、図7に示すクロマティックスケールのポリフォニック用のパッド表示画面2が表示されるようになる。
図7に示すパッド表示画面2では、スケール指定部22に「Chromatic」の音階と、「C」のキーが表示され、指定された音階がCクロマティックスケールとされている。なお、選択された音階「Chromatic」には末尾に番号が付いていないことから、この音階には1つだけの和音セットが用意されている。パッド部20においては、4行5列に整列したパッド20aに、指定されたCクロマティックスケールのポリフォニックを構成する和音が、それぞれアサインされる。図7を参照すると和音モードの音階では1つの音高ないし3つの音高からなる和音がそれぞれのパッド20aにアサインされ、1行目には「F#2,G#2」「E2,G#2,A#2」「D2,E2,A#2」「A2,B2,D#3」「D#3」がアサインされ、2行目には「A2」「F2,A2」「D#2,G#2」「B2,C#3,F3」「D3,E3,F#3」がアサインされ、3行目には「A#2,F3」「A#2,C#3」「D3,E3」「G3」「E3,A2,C#3」がアサインされ、4行目には「B2」「C#3,E3」「D#2,G2」「E2,F#2,G#2」「F2,G2,A#2」がアサインされる。このように、和音モードであっても1つだけの音高がアサインされたパッド20aがいくつか混在している。これは、例えば、1つの音高のパッド20aが混ざっていると和音の合間に使用することで、演奏に変化が出るようになる。また、現状のアルペジオでは、和音モード時は基になるパッド20aを1つしか選択しないと想定しているが、複数個同時に指定(タッチ)して、指定された各パッド20aにアサインされている音高を足し合わせた音高を基にしてアルペジオ音を生成するようにすることも考えられる。その場合、単音がアサインされたパッド20aが混ざっていると、和音にもう1音足すといった変化に富んだアルペジオの生成に役立つようになる。
図7に示すパッド表示画面2における他の構成は、図2に示すパッド表示画面2と同様とされているので、その説明は省略するが、和音モードが指定された画面では各パッド20aにアサインした和音セットの音高を追加・削除する等の編集を行うことができる。また、上記したように和音モードの音階では、スクロールを禁止するようロックするのが好適とされる。
ユーザがCクロマティックスケールで和音を演奏する場合は、本発明にかかる演奏装置1において、Cクロマティックスケールの音階を和音モードで選択して、図7に示すパッド表示画面2を表示させる。そして、和音がアサインされているパッド20aに順次タッチしていくことにより、タッチしたパッド20aにアサインされた和音の音高が入力される。音源16は、入力された和音を定義する音高に従って指定された音色の波形データを波形メモリ17から読み出して楽音信号を生成する。これにより、サウンドシステム18からCクロマティックスケールの演奏音(和音)が放音されるようになる。なお、演奏に先立って音色や演奏パートを設定しておく。
本発明にかかる演奏装置1のCPU10が実行する演奏処理のフローチャートを図8に示す。ユーザが演奏装置1において演奏処理を行うアプリケーションを立ち上げる等の演奏指示を行うと、CPU10は図8に示す演奏処理を開始して表示器14にパッド表示画面2を少なくとも表示する。そして、ステップS1にてユーザが音階、音色、演奏パート、単音/和音モード、アルペジオ、ホールドを設定する。すなわち、音階および単音/和音モードはユーザがスケールメニュー30を表示して上述したように設定し、音色および演奏パートは、パッド表示画面2とは別に表示される図示しない選択画面においてユーザが設定する。また、アルペジオボタン23にタッチする毎に、アルペジオのオン/オフ状態が切り換えられるよう設定される。さらに、ホールドボタン24にタッチする毎に、ホールドのオン/オフ状態が切り換えられるよう設定される。ステップS1の処理が終了するとステップS2にて、和音モードが選択された際に余ったパッド20aへアサインする音高の音高アサインルール、和音モードが選択された際にスクロールロックをオン/オフする設定、パッド部20におけるパッド20aの並べ方(例えば、画面の上が高い音高、下が低い音高にするとか、横に4列表示させるとか)などの各種ルールをユーザが設定する。
ステップS2の処理が終了すると、ステップS1で設定された音階に基づき、音階に含まれる音高列をCPU10がステップS3にて抽出する。このステップS3の処理は、音階の設定が変わったときのみ実行すればよい。次いで、ステップS1,S2の設定内容と、ステップS3で抽出された音高列に従って、CPU10がステップS4にてパッド表示画面2の表示更新を行う。この処理においてCPU10は、パッド表示画面2上にデフォルトで表示される音域(オクターブ)に該当する音高を抽出された音高列から順次、パッド表示画面2上のパッド20aに音高順にアサインする。なお、和音モードに設定されている場合はステップS1で設定された音階の種類と和音セットの番号から用意された和音セットに登録された各和音をそれぞれパッド20aにアサインする。また、和音モードに設定されている場合は、音階が変更されなくても音色が変更されれば和音セットの番号もしくは登録される和音の種類が変更されることもあり得るので、ステップS4の処理を実行する。
ステップS4の処理が終了するとステップS5にて、ユーザによるパッド部20への操作入力を受け付けたか否かが判断される。ここで、CPU10が、パッド部20への操作入力を検出した場合は、パッド部20への操作入力を受け付けたと判断(Y)してステップS9に分岐する。ステップS9では、受け付けた操作入力がパッド20aのいずれかを指定するパッド20aの指定操作か否かが判断される。ここで、CPU10は、ユーザがパッド20aのいずれかにタッチしたことを検出した場合は、パッド指定操作を受け付けたと判断(Y)してステップS10に進む。ステップS10では、パッド20aの指定操作を検出する直前に別のパッド20aにタッチされたなどで他の音高が発音中であれば、その消音処理を行う。次いで、ステップS11にて、設定された音色の波形データを音源16が波形メモリ17から読み出して、ステップS10で受け付けた指定操作されたパッド20aにアサインされた音高で楽音を再生する発音処理を行う。ここでは、単音モードに設定されている場合は単音の楽音が、和音モードに設定されている場合は指定操作されたパッド20aにアサインされている和音の楽音が再生される。再生された楽音は、サウンドシステム18から放音される。
また、ユーザがパッド部20をスクロールする操作を行った場合は、ステップS9にて、CPU10はパッド20aの指定操作ではないと判断(N)してステップS12に分岐する。ステップS12では、スクロールロックがオフされているか否かが判断される。ここで、CPU10は、スクロールロックがオンに設定されていないことを検出した際にスクロールロックがオフされていると判断(Y)してステップS13に進む。ステップS13では、CPU10は音域変更に伴うパッド部20の表示変更処理を行う。ここでは、スクロールされて消滅するパッド20aおよび新たに表示されるパッド20aの表示更新が行単位で行われると共に、各パッド20aにアサインされている音高あるいは和音の表示更新が行われる。なお、和音モードに設定されている時は、ステップS2で設定されるルールでスクロールが許可されている場合に、ステップS13の処理が行われることになる。ステップS12で、CPU10がスクロールロックがオンされていると判断(N)した場合は、ステップS13の処理はスキップされる。ステップS11、ステップS12、ステップS13の処理のいずれかが終了すると、ステップS5に戻り、ステップS5以降の処理が再度行われる。
ステップS5にて、CPU10が、パッド部20への操作入力を検出しなかった場合は、パッド部20への操作入力を受け付けなかったと判断(N)してステップS6に進む。ステップS6では、ユーザによる設定変更指示を受け付けたか否かが判断される。ここで、CPU10が、設定変更の操作入力を検出した場合は、設定変更指示を受け付けたと判断(Y)してステップS7に進み、ステップS7にて変更指示を受け付けた設定変更処理を行う。このステップS7で実行される設定変更処理では、設定変更指示を受け付けた演奏パート、各種ルール、音階、音色、単音/和音モード、アルペジオ、ホールドの内のいずれかの設定が変更される。ステップS6で設定変更指示を受け付けなかったとCPU10が判断(N)した場合、あるいは、ステップS7の処理が終了した場合は、ステップS8にてユーザによる演奏を終了する指定操作を受け付けたか否かが判断される。ここで、CPU10は、ユーザによる図示しない終了ボタンの操作を検出した場合は、終了指定操作を受け付けたと判断(Y)してステップS14に分岐し、発音中であれば消音処理をステップS14で行った後、演奏処理を終了する。また、ステップS8でCPU10が終了指定操作を受け付けなかったと判断(N)した場合はステップS5に戻り、ステップS5以降の処理が再度行われる。
次に、図8に示す演奏処理のステップS7で実行される設定変更処理のフローチャートを図9に示す。
設定変更処理がスタートすると、ステップS6で受け付けた操作入力が演奏パートの設定を変更する設定変更指示か否かが、ステップS20にて判断される。ここで、CPU10は、図示しない選択画面において演奏パートを変更するユーザの操作を検出した場合は、演奏パートの設定変更指示を受け付けたと判断(Y)してステップS21に分岐する。ステップS21では、ユーザの操作入力に応じた演奏パートに変更する処理が行われて、演奏パートの設定が更新される。また、ステップS20にて、CPU10が、演奏パートの設定を変更する設定変更指示ではないと判断(N)した場合は、ステップS22に進み、ステップS6で受け付けた操作入力が各種ルールの設定を変更する設定変更指示か否かが判断される。ここで、CPU10は、図示しない選択画面において各種ルールを変更するユーザの操作を検出した場合は、各種ルールの設定変更指示を受け付けたと判断(Y)してステップS23に分岐する。ステップS23では、ユーザの操作入力に応じた各種ルールに変更する処理が行われて、各種ルールの設定が更新される。また、ステップS22にて、CPU10が、各種ルールの設定を変更する設定変更指示ではないと判断(N)した場合はステップS24に進む。
ステップS24では、ステップS6で受け付けた操作入力が音階の設定を変更する設定変更指示か否かが判断される。ここで、CPU10は、ユーザがスケール指定部22にタッチしたことを検出した場合は、音階の設定変更指示を受け付けたと判断(Y)してステップS25に分岐する。ステップS25では、スケール選択部32において選択された音階に変更する処理が行われて、音階の設定が更新される。次いで、ステップS26にて設定された音階に基づき、音階に含まれる音高列をCPU10が抽出する。さらに、現在の設定内容と、ステップS26で抽出された音高列に従って、CPU10がステップS27にてパッド表示画面2の表示更新を行う。この処理においてCPU10は、単音モードに設定されている場合は、パッド表示画面2上にデフォルトで表示される音域(オクターブ)に該当する音高を抽出された音高列から順次、パッド表示画面2上のパッド20aに音高順にアサインする。また、和音モードに設定されている場合は設定された音階の種類と和音セットの番号から用意された和音セットに登録された各和音をそれぞれパッド20aにアサインする。さらに、ステップS24にて、CPU10が、音階の設定を変更する設定変更指示ではないと判断(N)した場合はステップS28に進む。
ステップS28では、ステップS6で受け付けた操作入力が音色の設定を変更する設定変更指示、あるいは、単音/和音モードの設定を変更する設定変更指示か否かが判断される。ここで、CPU10は、図示しない選択画面において音色を変更するユーザの操作を検出した場合は、音色の設定を変更する設定変更指示と判断(Y)してステップS29に分岐する。また、CPU10は、ユーザが単音/和音モード指定部31にタッチしたことを検出した場合は、単音/和音モードの設定を変更する設定変更指示と判断(Y)してステップS29に分岐する。ステップS29では、現在発音中であれば、CPU10が、その楽音の消音処理を行い演奏を停止する。そして、ステップS30にて、ユーザの操作入力に応じた音色に変更する処理、あるいは、ユーザの単音/和音モード指定部31へのタッチに応じた単音/和音モードに変更する処理が行われて、音色の設定あるいは単音/和音モードの設定が更新される。この場合、更新された音色あるいは更新された単音/和音モードに応じた音高列もしくは和音セットに更新されることから、ステップS31にて、更新された設定に基づき、音階に含まれる音高列もしくは和音セットをCPU10が抽出し、パッド表示画面2の表示更新を行う。この表示更新の詳細は、上記ステップS27の処理と同様であるので、その説明は省略する。また、ステップS28にて、CPU10が、音色あるいは単音/和音モードの設定を変更する設定変更指示ではないと判断(N)した場合はステップS32に進む。
ステップS32では、ステップS6で受け付けた操作入力がアルペジオの設定を変更する設定変更指示か否かが判断される。ここで、CPU10は、ユーザがアルペジオボタン23にタッチしたことを検出した場合は、アルペジオ設定変更を受け付けたと判断(Y)してステップS33に分岐して、ユーザの操作入力に応じたアルペジオのオン/オフやアルペジオタイプに変更する処理が行われて、アルペジオの設定が更新される。ここでは、発音中であればCPU10は一旦消音処理を行い、続いて、アルペジオがオフからオンに設定変更される時は、タッチされているバッド20aにアサインされている音高を基に、設定されたアルペジオタイプのパターンでアルペジオデータを生成して発音し、アルペジオがオンからオフに設定変更される時は、アルペジオの基になっていた音高(タッチされているバッド20aにアサインされている音高)の発音に切り替える。
このように、アルペジオがオンに設定されている場合は、指定操作されたパッド20aにアサインされた音高に基づき、指定されたアルペジオタイプのパターンデータが展開されてアルペジオの楽音が再生される。なお、アルペジオがオンに設定されている場合に限り、単音モードに設定されている時の複数のパッド20aへの同時指定操作を受け付けるようにしてもよい。この場合、アルペジオがオフに設定されている時は複数のパッド20aへの同時指定操作は後着優先か先着優先となる。あるいは、同時発音数の範囲内で同時に再生してもよい。アルペジオがオンに設定されている時の和音モードでは、パッド20aの指定操作は1つずつとなり、指定操作されたパッド20aにアサインされた和音セットがアルペジオデータ生成の基になる。また、ホールドのオン/オフ設定とアルペジオのオン/オフ設定の組合せ動作も可能とされる。例えば、ホールドがオンに設定されている時は、アルペジオのオンが続く限りアルベジオの楽音は繰り返し再生されるが、ホールドがオフに設定されている時は、アルペジオパターンが1サイクル展開されるとアルペジオの楽音の再生を終了するように設定できる。
また、ステップS32にて、CPU10が、アルペジオの設定を変更する設定変更指示ではないと判断(N)した場合は、ステップS34に進み、ステップS6で受け付けた操作入力がホールドの設定を変更する設定変更指示か否かが判断される。ここで、CPU10は、ユーザがホールドボタン24にタッチしたことを検出した場合は、ホールド設定変更を受け付けたと判断(Y)してステップS35に分岐して、ユーザの操作入力に応じたホールドのオン/オフに変更する処理が行われて、ホールドの設定が更新される。ここでは、ホールドがオフからオンに設定変更される時は、発音中であればホールドし、ホールドがオンからオフに設定変更される時は、発音中であれば、対応する波形あるいはパターン1サイクルの終わりまで再生する。
そして、ホールドがオンに設定されている場合、一旦指定操作されたパッド20aに対応する発音を開始すると、演奏のアプリケーションの終了か別のパッド20aの指定操作を検出するまでは、指定操作されたパッド20aに基づいて波形メモリ17から読み出している波形データをループ読み出して楽音を再生する。そして、ホールドがオフに設定されている場合は、波形データのループ読出しは行わないが、指定操作されたパッド20aに対するユーザの指のタッチ状態が続いている間に限っては、波形データのループ読出しを行って楽音を再生するようにしてもよい。
ステップS34にて、CPU10が、ホールドの設定を変更する設定変更指示ではないと判断(N)した場合、ステップS21,ステップS23,ステップS27,ステップS31,ステップS33,ステップS35のいずれかの処理が終了した場合は、設定変更処理は終了し演奏処理のステップS8にリターンする。
以上説明した本発明にかかる演奏装置において、対応可能な音階の種類は、実施例に示した音階の種類に限らず、種々の音階を追加することができる。例えば、アイオニアン・スケール、ドリアン・スケール、フリジアン・スケール、リディアン・スケール、エオリアン・スケール、ロクリアン・スケール、ハンガリー・スケール、ジプシー・スケール、スパニッシュ・スケール、マカーム・ラースト、琉球音階などを追加することができる。また、音階の種類を削除することも可能である。和音モードとした際には、音階毎に和音セットが用意されているが、表示レイアウトも含め、追加・削除及び設定編集が可能である。さらに、演奏する音域を変える際は、画面をスクロールして使用したい音域がアサインされたパッドを表示させればよい。この場合、ある一定の音域の中で、例えば早い連続したタッチ操作によりパッドにタッチして演奏している場合、パッド指定操作のタッチ操作の仕方によってはパッド表示画面がスクロールしてしまうことがあるため、画面のスクロールをオン・オフするスクロールロック機能を設けてもよい。
本発明にかかる演奏装置においては、パッドにタッチすると当該パッドにアサインされた音高が現在選択されている音色で発音される。この場合、発音される音色の波形データは波形メモリから読み出されるが、各波形データは主音毎に記憶されていてもよいし、1個、あるいはいくつかの主音についての波形データをピッチシフトして利用してもよい。また、アルペジオタイプを選択しておき、パッドをタッチすると、アサインされた音高を基にアルペジオが展開されてもよい。そして、単音モードとされている場合は、複数のパッドを同時に指定操作(タッチ)することで、アルペジオを展開してもよい。また、和音モードとされてパッドに和音セットがアサインされているときは、1つのパッドに指定操作(タッチ)することでアサインされている和音セットを基にしたアルペジオが展開されるようになる。
以上説明した本発明にかかる演奏装置では、タッチパネル上でユーザのタッチ操作によりパッドを選択したが、パーソナルコンピュータ上の画面に順番に配置されたアイコンをマウスなどのポインティングデバイスやカーソル移動やクリックなどの操作により選択する実装形態としてもよい。また、パッドにタッチすることで当該パッドにアサインされた音高が発音されるが、パッドにタッチしている時間に関わらず、波形データの1発音分だけ再生してもよいし、パッドへのタッチが保持されている間、ループして再生してもよい。さらに、和音モード時にお勧め和音を自動で生成して追加してもよい。例えば、音階の主音と他の音階の組合せで、長短2度の音程にならず、音名の組合せで、まだパッドにアサインされていない組合せを抽出して追加・アサインするアルゴリズムを採用してもよい。
以上説明した本発明にかかる演奏装置の音源では、波形メモリを備える波形メモリ音源(PCM音源)により楽音を生成するようにしたが、楽器の物理的な挙動を計算して楽音を合成する物理モデル音源やFM音源などにより楽音を生成するようにしても良い。
1 演奏装置、2 パッド表示画面、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 外部記憶装置、14 表示器、15 操作子、16 音源、17 波形メモリ、18 サウンドシステム、19 通信バス、20 パッド部、20a パッド、21 パッド指定部、22 スケール指定部、23 アルペジオボタン、24 ホールドボタン、30 スケールメニュー、31 単音/和音モード指定部、32 スケール選択部、33 キー選択部

Claims (4)

  1. 音高を入力するための複数の整列した表示オブジェクトを表示する表示手段と、
    音階を指定する音階指定手段と、
    該音階指定手段で指定した音階を構成する各音の音高を、前記表示オブジェクトのそれぞれにアサインする音高アサイン手段と、
    前記表示オブジェクトを指定する操作がされた時に、該操作により指定された前記表示オブジェクトにアサインされた音高に基づいて楽音を生成して発音する発音手段と、
    を備えることを特徴とする演奏装置。
  2. 単音モードと和音モードとのいずれかを選択するモード選択手段を、さらに備え、
    前記モード選択手段で.単音モードが選択された時は、前記音高アサイン手段が、前記音階指定手段で指定した音階を構成する各音を音高順に前記表示オブジェクトにそれぞれアサインし、
    前記モード選択手段で和音モードが選択された時は、前記音高アサイン手段が、前記音階指定手段で指定した音階音のみからなり、該音階音を1つ以上含む音高の組である和音を前記表示オブジェクトにそれぞれアサインすることを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
  3. 前記モード選択手段で和音モードが選択された時は、前記和音の追加・削除・編集が可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の演奏装置。
  4. コンピュータを、
    音高を入力するための複数の整列した表示オブジェクトを表示する表示手段、
    音階を指定する音階指定手段、
    該音階指定手段で指定した音階を構成する各音の音高を、前記表示オブジェクトのそれぞれにアサインする音高アサイン手段、
    前記表示オブジェクトを指定する操作がされた時に、該操作により指定された前記表示オブジェクトにアサインされた音高に基づいて楽音を生成して発音する発音手段、
    として機能させることを特徴とする音楽教習用プログラム。
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