JP2016074632A - 20−ヒドロキシエクジゾンを含有するホウレンソウ抽出物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筋肉増強作用の有効成分としてホウレンソウ由来の20−ヒドロキシエクジゾンを一定濃度に含むとともに、ホウレンソウに含まれる有害な成分であるシュウ酸塩と硝酸塩とを好適に除去したホウレンソウ抽出物を提供する。
【解決手段】 ホウレンソウに対する抽出操作として、ホウレンソウを水あるいは含水アルコールで抽出することで20−ヒドロキシエクジゾンを効率よく抽出し、シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理として、抽出液をスチレンジビニルベンゼン共重合体からなる樹脂に吸着させた後に水あるいは含水アルコールで洗浄し、高濃度の含水アルコールで溶出することで、20−ヒドロキシエクジゾンを損なうことなく、有害なシュウ酸塩並びに硝酸塩を取り除くことができ、得られた20−ヒドロキシエクジゾンをデキストリン等で一定濃度に調整して目的のホウレンソウ抽出物とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、安定した筋肉増強作用が期待できる有効成分として、ホウレンソウから抽出された20−ヒドロキシエクジゾンを所定量含むホウレンソウ抽出物に関する。
ホウレンソウには筋肉増強効果がある20−ヒドロキシエクジゾンが含まれていることが知られており、また一方、ホウレンソウにはシュウ酸塩(主としてシュウ酸カルシウム)、硝酸塩(主として硝酸ナトリウム、硝酸カリウム)が多く含まれている。
上記シュウ酸塩は、不快な味を与えるだけでなく、多量に摂取すると尿路結石の原因物質になり有害である。また、上記硝酸塩は、体内でニトロソアミンを生成し癌の発生原因になる可能性があり、これもまた人体にとって有害な化合物になり得る。
一般に、ホウレンソウをそのまま食す場合、下茹ですることで、上記シュウ酸塩や上記硝酸塩を取り除き、おひたし等にしている。
園学研、4(3):347−352、2005、藤原ら 園学研、4(1):95−98、2005、堀江ら 日本栄養・食糧学会誌 第58巻 第3号 139−144(2005)山田ら 日本栄養・食糧学会誌 第56巻 第3号 167−173(2003)山田ら 日本栄養・食糧学会誌 第38巻 第2号 123−128(1995)菊永ら 食衛誌、第24巻 第5号 454−458 (1983)山中ら 月刊フードケミカル 1988 6号 109−118 D.G.ヘニンガー 月刊漢方療法 第5巻 第10号 829−833(2002) 松下ら J.Agric.Food Chem.2008,56,3532−3537、J.G.Ferdman
ところが、上記したホウレンソウの下茹では、抽出と同様の操作であるから、該ホウレンソウ中に含まれる20−ヒドロキシエクジゾンが湯中に流出してしまい、大半が失われてしまう。このため、シュウ酸塩や硝酸塩は可能な限り取り除きつつも、安定した筋肉増強効果が期待できる有効成分である20−ヒドロキシエクジゾンを効率よく抽出し、一定濃度で含むホウレンソウ抽出物の開発が望まれていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に着目してなされたものであり、請求項1に記載のホウレンソウ抽出物の発明は、筋肉増強作用の有効成分として、ホウレンソウ由来の20−ヒドロキシエクジゾンを所定の含量で含み、該20−ヒドロキシエクジゾンは、ホウレンソウに対する抽出操作を経て得られたものであり、該抽出操作にはシュウ酸塩及び硝酸塩除去処理が含まれることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のホウレンソウ抽出物の発明において、上記抽出操作は、ホウレンソウから水あるいは含水アルコールを用いて抽出液を抽出し、上記シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理として、該抽出液をスチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂に吸着させた後に水あるいは含水アルコールによる洗浄を行い、該シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理の後に高濃度の含水アルコールを用いて前記スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂から溶出することによって行われることを要旨とする。
本発明者らは、ホウレンソウを水あるいは含水アルコールで抽出することで20−ヒドロキシエクジゾンを効率よく抽出し、抽出液をスチレンジビニルベンゼン共重合体からなる樹脂に吸着後、水あるいは含水アルコールで洗浄し、高濃度の含水アルコールで溶出することで、20−ヒドロキシエクジゾンを損なうことなく、多量に含まれるシュウ酸塩並びに硝酸塩を取り除くことができることを見出し、更に得られた20−ヒドロキシエクジゾンを含む溶出液を濃縮後、デキストリン等で一定濃度に調整することで、目的のホウレンソウ抽出物ができることを見出し、本発明を完成した。
本発明によって、有害となる多量のシュウ酸塩並びに硝酸塩が除かれていることから、シュウ酸塩による食味の損ないが無く且つ尿路結石に繋がる可能性が低くなるだけではなく、硝酸塩が除かれていることから、ニトロソアミンの生成が無く発癌性の恐れが無い安全性の高い抽出物になる。また、その20−ヒドロキシエクジゾンを含む溶出液は濃縮後デキストリン等で容易に一定濃度に調整でき、一定の筋肉増強効果が期待できる生成物の創成が可能となる。
以下に、本発明の具体的内容について詳細に説明する。
本発明のホウレンソウ抽出物は、筋肉増強作用の有効成分として、ホウレンソウ由来の20−ヒドロキシエクジゾンを所定の含量で含むものである。該20−ヒドロキシエクジゾンは、ホウレンソウに対して抽出操作を行うことにより、得られたものである。
本発明において、上記ホウレンソウには、次郎丸、ミラージュ種など一般のホウレンソウのみならず、サラダホウレンソウのような水耕栽培で栽培されるもの、トラッド7やクロノス種のような加工用に栽培されるもの、更には、冬季に露地植えされる縮ホウレンソウなどあらゆるホウレンソウが使用可能であるが、これらの中でも、一般のホウレンソウやサラダホウレンソウ、加工用ホウレンソウが望ましい。
上記ホウレンソウは、ブランチせず、スライス加工後乾燥して使用する。また、上記のホウレンソウ中における20−ヒドロキシエクジゾンの含量は、乾燥物換算で0.1mg/g〜1.2mg/gと大きな開きがある。
上記ホウレンソウに対する抽出操作は、主として、抽出処理、シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理、そして溶出処理の3つの処理からなる。
上記抽出処理は、乾燥状態のホウレンソウ(ほうれん草)から水若しくは含水エタノールを用い、抽出物を得るべく行われる。抽出物を得るための抽出条件としては、ホウレンソウの重量の10〜20倍重量の水若しくは50vol%以下の含水エタノールを用い、50℃以上の温度で所定温度に到達後、30分以上抽出することが好ましく、ホウレンソウの重量の15〜20倍重量の水若しくは30vol%以下の含水エタノールを用い、80℃以上の温度で、所定温度に到達後30〜60分間抽出することが更に好ましい。また、抽出液は、ろ布ろ過、遠心分離ろ過、ろ紙ろ過など一般的な方法で細かい抽出残渣が除かれる。
上記シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理は、上記抽出処理によって得られた抽出液から、シュウ酸塩及び硝酸塩を除去するべく行われる。具体的に、該シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理は、上記抽出液から抽出残渣を除いた後ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(イオン交換樹脂)が充填されたカラムに通すことによって行われる。スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂には、ダイヤイオン(登録商標)HP−20、XDA−6など市販のものを使用する。また該除去処理を行うための処理条件として、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂の使用量は、抽出に使用した乾燥ホウレンソウの乾燥重量の好ましくは1〜10倍量の体積であり、更に好ましくは、2〜5倍量の体積である。
上記溶出処理は、上記抽出液(ろ液)を吸着したカラムから、20−ヒドロキシエクジゾンを高収率で溶出させるべく行われる。溶出条件として好ましくは、カラム容量の0.1〜10倍体積量の水若しくは50vol%以下の含水アルコールで洗浄した後で、カラム容量の0.1〜10倍体積量の高濃度(60vol%以上)のアルコールで溶出させることであり、更に好ましくは、カラム容量の0.3〜5倍体積量の水若しくは30vol%以下の含水アルコールで洗浄した後で、カラム容量の0.3〜5倍体積量の高濃度(80vol%以上)のアルコールで溶出させることである。
上記抽出操作によって得られた溶出液は、減圧濃縮、凍結濃縮など一般的な方法で濃縮されて、濃縮エキスとされる。但し、先に述べたように使用するホウレンソウの品種によって20−ヒドロキシエクジゾンの含量が異なるため、該濃縮エキスは、固形分量と20−ヒドロキシエクジゾンの含量をそれぞれ測定し、安定した効果が期待できる20−ヒドロキシエクジゾン濃度になるように濃度調整した後、凍結乾燥、噴霧乾燥、常圧乾燥など適当な方法で乾燥することで、目的とするホウレンソウ抽出物が得られる。
また、上記濃縮エキスの濃度調整は、デキストリン、澱粉などを用い、これらを適量加えることによって行われる。
以下に本発明について代表的な例を示し具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
〔実施例1〕
愛知県産の次郎丸ホウレンソウをスライス後に乾燥したもの(20−ヒドロキシエクジゾン含量 0.5mg/g)1kgに水15Lを加え、90℃で60分間抽出を行い、抽出液を得た。その後、390メッシュの金網を介して固液分離し、抽出液からろ液8Lを得た。
上記ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(三菱化学製 ダイヤイオンHP−20)が3L(乾燥ホウレンソウの乾燥重量1kg(1000g)の3倍量の体積で3000cm)充填された内径10cmのカラムに通し、水10Lで洗浄した後、高濃度の含水エタノール(エタノール含量が95vol%)6Lで溶出し、溶出液を得た。
上記溶出液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は90gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.242gであった。そこで、この濃縮エキスに対し、デキストリン130gを熱湯に溶かした液を加えて混和し、噴霧乾燥して、ホウレンソウ抽出物の粉末220gを得た。
上記ホウレンソウ抽出物の粉末中における20−ヒドロキシエクジゾン含量は1.1mg/gであった。また、上記ホウレンソウ抽出物の粉末中におけるシュウ酸塩と硝酸塩の含量をそれぞれ測定した結果、シュウ酸塩は0.2mg/gと極めて低く、硝酸塩に至っては0.0mg/gであり、含まれていなかった。そして、得られたホウレンソウ抽出物の粉末は、嫌な風味が無く、水に澄明に溶け溶状に優れていた。
〔実施例2〕
静岡県産のサラダホウレンソウをスライス後に乾燥したもの(20−ヒドロキシエクジゾン含量 0.8mg/g)1kgに含水エタノール(エタノール含量が30vol%)20Lを加え、80℃で30分間抽出を行い、抽出液を得た。その後、390メッシュの金網を介して固液分離し、抽出液からろ液11Lを得た。
上記ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(鄭州勤實科技有限公司製 XDA−6 大孔樹脂)が2L(乾燥ホウレンソウの乾燥重量1kg(1000g)の2倍量の体積で2000cm)充填された内径8cmのカラムに通し、含水エタノール(エタノール含量が10vol%)8Lで洗浄した後、高濃度の含水エタノール(エタノール含量が75vol%)6Lで溶出し、溶出液を得た。
上記溶出液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は60gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.358gであった。そこで、この濃縮エキスに対し、デキストリン24gを熱湯に溶かした液を加えて混和し、噴霧乾燥して、ホウレンソウ抽出物の粉末300gを得た。
上記ホウレンソウ抽出物の粉末中における20−ヒドロキシエクジゾン含量は1.2mg/gであった。また、ホウレンソウ抽出物の粉末中におけるシュウ酸塩と硝酸塩の含量をそれぞれ測定した結果、シュウ酸塩が0.2mg/g、硝酸塩が0.1mg/gとそれぞれ極めて低い値であった。そして、得られたホウレンソウ抽出物の粉末は、嫌な風味が無く、水に澄明に溶け溶状に優れていた。
〔実施例3〕
埼玉県産の加工用ホウレンソウ(トラッド7種)をスライス後に乾燥したもの(20−ヒドロキシエクジゾン含量 0.6mg/g)1kgに含水エタノール(エタノール含量が5vol%)15Lを加え、70℃で60分間抽出を行い、抽出物を得た。その後、390メッシュの金網を介して固液分離し、抽出液からろ液8Lを得た。
上記ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(鄭州勤實科技有限公司製 XDA−6 大孔樹脂)が3L(乾燥ホウレンソウの乾燥重量1kg(1000g)の3倍量の体積で3000cm)充填された内径10cmのカラムに通し、水10Lで洗浄した後、高濃度の含水エタノール(エタノール含量が95vol%)6Lで溶出し、溶出液を得た。
上記溶出液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は100gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.288gであった。そこで、この濃縮エキスに対し、デキストリン160gを熱湯に溶かした液を加えて混和し、凍結乾燥して、ホウレンソウ抽出物の粉末255gを得た。
上記ホウレンソウ抽出物の粉末中における20−ヒドロキシエクジゾン含量は1.1mg/gであった。また、ホウレンソウ抽出物の粉末中におけるシュウ酸塩と硝酸塩の含量をそれぞれ測定した結果、シュウ酸塩が0.3mg/g、硝酸塩が0.1mg/gとそれぞれ極めて低い値であった。そして、得られたホウレンソウ抽出物の粉末は、嫌な風味が無く、水に澄明に溶け溶状に優れていた。
〔比較例1〕
上記〔実施例3〕と同様にして、スライスした加工用乾燥ホウレンソウ1kgに15Lの含水エタノールを加え、70℃で60分間抽出を行った抽出物を固液分離し、ろ液8Lを得た。
上記ろ液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は250gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.295gであった。また、固形分当たりのシュウ酸塩、硝酸塩の濃度は、それぞれ48mg/g、80mg/gであった。
上記測定結果を実施例3と比較すると、シュウ酸塩及び硝酸塩の濃度が実施例3に比べて明らかに高く、その結果から、シュウ酸塩及び硝酸塩がカラム処理によって殆ど除かれていることが確認できた。一方、濃縮エキス中における20−ヒドロキシエクジゾン量は、実施例3の結果と比べて大差がないことから、カラム処理によって20−ヒドロキシエクジゾンが損なわれていないことも確認できた。
本発明によって、風味を損ね尿路結石の原因になるシュウ酸塩と発癌性があるニトロソアミンの生成に繋がる硝酸塩を殆ど取り除き、筋肉増強作用本体の20−ヒドロキシエクジゾン含量を一定濃度に調整でき安定した効果が期待できるホウレンソウエキス末を提供することができる。
本発明は、安定した筋肉増強作用が期待できる有効成分として、ホウレンソウから抽出された20−ヒドロキシエクジゾンを所定量含むホウレンソウ抽出物に関する。
ホウレンソウには筋肉増強効果がある20−ヒドロキシエクジゾンが含まれていることが知られており、また一方、ホウレンソウにはシュウ酸塩(主としてシュウ酸カルシウム)、硝酸塩(主として硝酸ナトリウム、硝酸カリウム)が多く含まれている。
上記シュウ酸塩は、不快な味を与えるだけでなく、多量に摂取すると尿路結石の原因物質になり有害である。また、上記硝酸塩は、体内でニトロソアミンを生成し癌の発生原因になる可能性があり、これもまた人体にとって有害な化合物になり得る。
一般に、ホウレンソウをそのまま食す場合、下茹ですることで、上記シュウ酸塩や上記硝酸塩を取り除き、おひたし等にしている。
園学研、4(3):347−352、2005、藤原ら 園学研、4(1):95−98、2005、堀江ら 日本栄養・食糧学会誌 第58巻 第3号 139−144(2005)山田ら 日本栄養・食糧学会誌 第56巻 第3号 167−173(2003)山田ら 日本栄養・食糧学会誌 第38巻 第2号 123−128(1995)菊永ら 食衛誌、第24巻 第5号 454−458 (1983)山中ら 月刊フードケミカル 1988 6号 109−118 D.G.ヘニンガー 月刊漢方療法 第5巻 第10号 829−833(2002) 松下ら J.Agric.Food Chem.2008,56,3532−3537、J.G.Ferdman
ところが、上記したホウレンソウの下茹では、抽出と同様の操作であるから、該ホウレンソウ中に含まれる20−ヒドロキシエクジゾンが湯中に流出してしまい、大半が失われてしまう。このため、シュウ酸塩や硝酸塩は可能な限り取り除きつつも、安定した筋肉増強効果が期待できる有効成分である20−ヒドロキシエクジゾンを効率よく抽出し、一定濃度で含むホウレンソウ抽出物の開発が望まれていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に着目してなされたものであり、請求項1に記載の20−ヒドロキシエクジゾンを含有するホウレンソウ抽出物の発明は、筋肉増強作用の有効成分として、ホウレンソウ由来の20−ヒドロキシエクジゾンを所定の含量で含み、該20−ヒドロキシエクジゾンは、ホウレンソウに対する抽出操作を経て得られたものであり、該抽出操作にはスチレン−ジビニルベンゼン共重合体樹脂を使用するシュウ酸塩及び硝酸塩除去処理が含まれることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のホウレンソウ抽出物の発明において、上記抽出操作は、ホウレンソウから水あるいは含水アルコールを用いて得られた抽出液に、上記シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理として、該抽出液中に含まれる20−ヒドロキシエクジゾンをスチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂に吸着させた後に水あるいは含水アルコールによる洗浄を行い、該シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理の後に高濃度の含水アルコールを用いて前記スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂から溶出することによって行われることを要旨とする。
本発明者らは、ホウレンソウを水あるいは含水アルコールで抽出することで20−ヒドロキシエクジゾンを効率よく抽出し、抽出液をスチレンジビニルベンゼン共重合体からなる樹脂に吸着後、水あるいは含水アルコールで洗浄し、高濃度の含水アルコールで溶出することで、20−ヒドロキシエクジゾンを損なうことなく、多量に含まれるシュウ酸塩並びに硝酸塩を取り除くことができることを見出し、更に得られた20−ヒドロキシエクジゾンを含む溶出液を濃縮後、デキストリン等で一定濃度に調整することで、目的のホウレンソウ抽出物ができることを見出し、本発明を完成した。
本発明によって、有害となる多量のシュウ酸塩並びに硝酸塩が除かれていることから、シュウ酸塩による食味の損ないが無く且つ尿路結石に繋がる可能性が低くなるだけではなく、硝酸塩が除かれていることから、ニトロソアミンの生成が無く発癌性の恐れが無い安全性の高い抽出物になる。また、その20−ヒドロキシエクジゾンを含む溶出液は濃縮後デキストリン等で容易に一定濃度に調整でき、一定の筋肉増強効果が期待できる生成物の創成が可能となる。
以下に、本発明の具体的内容について詳細に説明する。
本発明のホウレンソウ抽出物は、筋肉増強作用の有効成分として、ホウレンソウ由来の20−ヒドロキシエクジゾンを所定の含量で含むものである。該20−ヒドロキシエクジゾンは、ホウレンソウに対して抽出操作を行うことにより、得られたものである。
本発明において、上記ホウレンソウには、次郎丸、ミラージュ種など一般のホウレンソウのみならず、サラダホウレンソウのような水耕栽培で栽培されるもの、トラッド7やクロノス種のような加工用に栽培されるもの、更には、冬季に露地植えされる縮ホウレンソウなどあらゆるホウレンソウが使用可能であるが、これらの中でも、一般のホウレンソウやサラダホウレンソウ、加工用ホウレンソウが望ましい。
上記ホウレンソウは、ブランチせず、スライス加工後乾燥して使用する。また、上記のホウレンソウ中における20−ヒドロキシエクジゾンの含量は、乾燥物換算で0.1mg/g〜1.2mg/gと大きな開きがある。
上記ホウレンソウに対する抽出操作は、主として、抽出処理、シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理、そして溶出処理の3つの処理からなる。
上記抽出処理は、乾燥状態のホウレンソウ(ほうれん草)から水若しくは含水エタノールを用い、抽出物を得るべく行われる。抽出物を得るための抽出条件としては、ホウレンソウの重量の10〜20倍重量の水若しくは50vol%以下の含水エタノールを用い、50℃以上の温度で所定温度に到達後、30分以上抽出することが好ましく、ホウレンソウの重量の15〜20倍重量の水若しくは30vol%以下の含水エタノールを用い、80℃以上の温度で、所定温度に到達後30〜60分間抽出することが更に好ましい。また、抽出液は、ろ布ろ過、遠心分離ろ過、ろ紙ろ過など一般的な方法で細かい抽出残渣が除かれる。
上記シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理は、上記抽出処理によって得られた抽出液から、シュウ酸塩及び硝酸塩を除去するべく行われる。具体的に、該シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理は、上記抽出液から抽出残渣を除いた後ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(合成吸着剤)が充填されたカラムに通すことによって行われる。スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂には、ダイヤイオン(登録商標)HP−20、XDA−6など市販のものを使用する。また該除去処理を行うための処理条件として、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂の使用量は、抽出に使用した乾燥ホウレンソウの乾燥重量の好ましくは1〜10倍量の体積であり、更に好ましくは、2〜5倍量の体積である。
上記溶出処理は、上記抽出液(ろ液)を吸着したカラムから、20−ヒドロキシエクジゾンを高収率で溶出させるべく行われる。溶出条件として好ましくは、カラム容量の0.1〜10倍体積量の水若しくは50vol%以下の含水アルコールで洗浄した後で、カラム容量の0.1〜10倍体積量の高濃度(60vol%以上)のアルコールで溶出させることであり、更に好ましくは、カラム容量の0.3〜5倍体積量の水若しくは30vol%以下の含水アルコールで洗浄した後で、カラム容量の0.3〜5倍体積量の高濃度(80vol%以上)のアルコールで溶出させることである。
上記抽出操作によって得られた溶出液は、減圧濃縮、凍結濃縮など一般的な方法で濃縮されて、濃縮エキスとされる。但し、先に述べたように使用するホウレンソウの品種によって20−ヒドロキシエクジゾンの含量が異なるため、該濃縮エキスは、固形分量と20−ヒドロキシエクジゾンの含量をそれぞれ測定し、安定した効果が期待できる20−ヒドロキシエクジゾン濃度になるように濃度調整した後、凍結乾燥、噴霧乾燥、常圧乾燥など適当な方法で乾燥することで、目的とするホウレンソウ抽出物が得られる。
また、上記濃縮エキスの濃度調整は、デキストリン、澱粉などを用い、これらを適量加えることによって行われる。
以下に本発明について代表的な例を示し具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
〔実施例1〕
愛知県産の次郎丸ホウレンソウをスライス後に乾燥したもの(20−ヒドロキシエクジゾン含量 0.5mg/g)1kgに水15Lを加え、90℃で60分間抽出を行い、抽出液を得た。その後、390メッシュの金網を介して固液分離し、抽出液からろ液8Lを得た。
上記ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(三菱化学製 ダイヤイオンHP−20)が3L(乾燥ホウレンソウの乾燥重量1kg(1000g)の3倍量の体積で3000cm)充填された内径10cmのカラムに通し、水10Lで洗浄した後、高濃度の含水エタノール(エタノール含量が95vol%)6Lで溶出し、溶出液を得た。
上記溶出液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は90gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.242gであった。そこで、この濃縮エキスに対し、デキストリン130gを熱湯に溶かした液を加えて混和し、噴霧乾燥して、ホウレンソウ抽出物の粉末220gを得た。
上記ホウレンソウ抽出物の粉末中における20−ヒドロキシエクジゾン含量は1.1mg/gであった。また、上記ホウレンソウ抽出物の粉末中におけるシュウ酸塩と硝酸塩の含量をそれぞれ測定した結果、シュウ酸塩は0.2mg/gと極めて低く、硝酸塩に至っては0.0mg/gであり、含まれていなかった。そして、得られたホウレンソウ抽出物の粉末は、嫌な風味が無く、水に澄明に溶け溶状に優れていた。
〔実施例2〕
静岡県産のサラダホウレンソウをスライス後に乾燥したもの(20−ヒドロキシエクジゾン含量 0.8mg/g)1kgに含水エタノール(エタノール含量が30vol%)20Lを加え、80℃で30分間抽出を行い、抽出液を得た。その後、390メッシュの金網を介して固液分離し、抽出液からろ液11Lを得た。
上記ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(鄭州勤實科技有限公司製 XDA−6 大孔樹脂)が2L(乾燥ホウレンソウの乾燥重量1kg(1000g)の2倍量の体積で2000cm)充填された内径8cmのカラムに通し、含水エタノール(エタノール含量が10vol%)8Lで洗浄した後、高濃度の含水エタノール(エタノール含量が75vol%)6Lで溶出し、溶出液を得た。
上記溶出液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は60gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.358gであった。そこで、この濃縮エキスに対し、デキストリン24gを熱湯に溶かした液を加えて混和し、噴霧乾燥して、ホウレンソウ抽出物の粉末300gを得た。
上記ホウレンソウ抽出物の粉末中における20−ヒドロキシエクジゾン含量は1.2mg/gであった。また、ホウレンソウ抽出物の粉末中におけるシュウ酸塩と硝酸塩の含量をそれぞれ測定した結果、シュウ酸塩が0.2mg/g、硝酸塩が0.1mg/gとそれぞれ極めて低い値であった。そして、得られたホウレンソウ抽出物の粉末は、嫌な風味が無く、水に澄明に溶け溶状に優れていた。
〔実施例3〕
埼玉県産の加工用ホウレンソウ(トラッド7種)をスライス後に乾燥したもの(20−ヒドロキシエクジゾン含量 0.6mg/g)1kgに含水エタノール(エタノール含量が5vol%)15Lを加え、70℃で60分間抽出を行い、抽出物を得た。その後、390メッシュの金網を介して固液分離し、抽出液からろ液8Lを得た。
上記ろ液を、スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂(鄭州勤實科技有限公司製 XDA−6 大孔樹脂)が3L(乾燥ホウレンソウの乾燥重量1kg(1000g)の3倍量の体積で3000cm)充填された内径10cmのカラムに通し、水10Lで洗浄した後、高濃度の含水エタノール(エタノール含量が95vol%)6Lで溶出し、溶出液を得た。
上記溶出液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は100gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.288gであった。そこで、この濃縮エキスに対し、デキストリン160gを熱湯に溶かした液を加えて混和し、凍結乾燥して、ホウレンソウ抽出物の粉末255gを得た。
上記ホウレンソウ抽出物の粉末中における20−ヒドロキシエクジゾン含量は1.1mg/gであった。また、ホウレンソウ抽出物の粉末中におけるシュウ酸塩と硝酸塩の含量をそれぞれ測定した結果、シュウ酸塩が0.3mg/g、硝酸塩が0.1mg/gとそれぞれ極めて低い値であった。そして、得られたホウレンソウ抽出物の粉末は、嫌な風味が無く、水に澄明に溶け溶状に優れていた。
〔比較例1〕
上記〔実施例3〕と同様にして、スライスした加工用乾燥ホウレンソウ1kgに15Lの含水エタノールを加え、70℃で60分間抽出を行った抽出物を固液分離し、ろ液8Lを得た。
上記ろ液を減圧濃縮し、濃縮エキスを得た。この濃縮エキスの固形分と20−ヒドロキシエクジゾン量を測定した結果、固形分は250gであり、20−ヒドロキシエクジゾン量は0.295gであった。また、固形分当たりのシュウ酸塩、硝酸塩の濃度は、それぞれ48mg/g、80mg/gであった。
上記測定結果を実施例3と比較すると、シュウ酸塩及び硝酸塩の濃度が実施例3に比べて明らかに高く、その結果から、シュウ酸塩及び硝酸塩がカラム処理によって殆ど除かれていることが確認できた。一方、濃縮エキス中における20−ヒドロキシエクジゾン量は、実施例3の結果と比べて大差がないことから、カラム処理によって20−ヒドロキシエクジゾンが損なわれていないことも確認できた。
本発明によって、風味を損ね尿路結石の原因になるシュウ酸塩と発癌性があるニトロソアミンの生成に繋がる硝酸塩を殆ど取り除き、筋肉増強作用本体の20−ヒドロキシエクジゾン含量を一定濃度に調整でき安定した効果が期待できるホウレンソウエキス末を提供することができる。

Claims (2)

  1. 筋肉増強作用の有効成分として、ホウレンソウ由来の20−ヒドロキシエクジゾンを所定の含量で含み、該20−ヒドロキシエクジゾンは、ホウレンソウに対する抽出操作を経て得られたものであり、該抽出操作にはシュウ酸塩及び硝酸塩除去処理が含まれる
    ことを特徴とするホウレンソウ抽出物。
  2. 上記抽出操作は、ホウレンソウから水あるいは含水アルコールを用いて抽出液を抽出し、上記シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理として、該抽出液をスチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂に吸着させた後に水あるいは含水アルコールによる洗浄を行い、該シュウ酸塩及び硝酸塩除去処理の後に高濃度の含水アルコールを用いて前記スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂から溶出することによって行われる
    請求項1に記載のホウレンソウ抽出物。
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