JP2016071115A - 7枚の光学素子構成の撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】低背化と広角に対応し、諸収差が良好に補正された小型の撮像レンズを提供すること。【解決手段】第1の光学素子としての物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズと、第2の光学素子としての像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2レンズと、第3の光学素子としての少なくとも1面が非球面の第3レンズと、第4の光学素子としての少なくとも1面が非球面の第4レンズと、第5の光学素子としての少なくとも1面が非球面の第5レンズと、第6の光学素子としての像側に凹面を向けた両面が非球面の第6レンズとを備えており、前記第6レンズの像側の面は、光軸上以外の位置に変極点を有する非球面が形成されており、前記第1レンズから撮像面までの間に、第7の光学素子としての実質的に屈折力を有さない、両面が非球面の収差補正光学素子を1枚配置して構成した。【選択図】 図1

Description

本発明は、小型の撮像装置に使用されるCCDセンサやC-MOSセンサの固体撮像素子上に被写体の像を結像させる撮像レンズに関し、特に、小型化、薄型化が進むスマートフォンや携帯電話機、およびPDA(Personal Digital Assistant)やゲーム機、PCなどの情報端末機器、更にはカメラ機能が付加された家電製品等に搭載される撮像装置に内蔵する7枚の光学素子で構成される撮像レンズに関するものである。
本発明において、光学素子の内でレンズか否かの分類は、光軸近傍の屈折力の有無によって分類されるものである。光軸近傍で屈折力を有する光学素子をレンズと呼ぶ。レンズ機能のない光学素子は、全体の焦点距離を変更することなく、周辺部の収差の改善に寄与させることができる。なお、レンズの面形状について、凸面、凹面とは近軸(光軸近傍)における形状を指すものとする。また、非球面に形成される変極点とは、接平面が光軸と垂直に交わる非球面上の点を意味するものとする。
近年、多くの情報端末機器にカメラ機能が搭載されることが一般的になった。また、カメラ付きの家電製品も登場するようになり、例えばスマートフォンと家電製品とを通信させることで、外出先からでも家電製品に搭載したカメラを通して自宅の様子をタイムリーに観察しながら、スマートフォン上で家電製品をコントロールすることも可能になった。このような、いわゆるスマート家電と呼ばれる製品として、既に掃除機、エアコン、冷蔵庫などが広く普及するようになった。その一方で、いわゆるウェアラブル端末と呼ばれる製品として、カメラ機能を備えた眼鏡や腕時計等も登場している。様々な製品にカメラ機能を融合させることで、従来にはなかった高付加価値の商品が続々と登場するようになっており、今後益々消費者の利便性や満足度を高めた商品開発が発展していくものと考えられる。このような製品に搭載するカメラの性能は、高画素化に対応した高い解像力を備えることはもちろんのこと、小型で、低背であり、明るいレンズ系であることに加えて、広い画角に対応することも求められる。例えば、携帯端末機器への適用に対しては、高い解像力を備えた明るく低背な撮像レンズの要求が強いが、一方、様々な家電製品等への応用に対しては、これらの性能を満足しながらも、広範囲の被写体の像を撮影可能な撮像レンズの要求が強い。
しかしながら、低背で明るく、さらに広画角の撮像レンズを得るには、画面周辺部における収差補正が困難であり、画面全体にわたって良好な結像性能を確保することには課題があった。
従来、小型で高解像力を目指した撮像レンズとして、例えば、以下の特許文献1のような撮像レンズが知られている。
特許文献1には、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とが配置されて構成された撮像レンズが開示されている。この撮像レンズは、第2レンズ群を物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとし、第3レンズ群の物体側面に所定の口径を規定する開口絞りを設け、第4レンズ群を像面側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとし、さらに、第6レンズ群を近軸では負の屈折力を有し、周辺にいくにしたがって正の屈折力が強くなるレンズで構成することで、比較的広角で明るく、高解像度が得られている。
特開2012−155223号公報
上記特許文献1に記載の撮像レンズは、単レンズの6枚構成、または一つの接合レンズを含む6枚構成として諸収差を良好に補正しつつ、F値は単レンズの6枚構成のもので2.32から2.43、接合レンズを含む6枚構成のもので2.09から2.35と、比較的明るいレンズ系を実現している。また、画角は66°から70°で比較的広い。しかし、光学全長は撮像素子の有効撮像面の対角線の長さよりも長く、薄型化が望まれる携帯端末機器への適用には課題が残る。また、このレンズ系でさらなる広角と明るさを得ようとすると、周辺部の収差補正に限界が生じ、画面全体にわたって高品質な画質を得ることは困難である。また、接合レンズの採用は製造の難易度が高く、大量生産が困難なことから、低コスト化への要求にも課題がある。
このように、従来の技術においては、低背化と広角化に対応し、且つ明るく、高解像度の撮像レンズを低コストで得ることは困難であった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低背化の要求に十分応え、広い画角に対応し、十分な明るさを有し、諸収差が良好に補正された、小型の撮像レンズを低コストで提供することにある。
なお、ここでいう低背とは、光学全長が撮像素子の有効撮像面の対角線の長さよりも短いレベルを指しており、広角とは全画角で70°以上のレベルを指している。なお、撮像素子の有効撮像面の対角線の長さとは、撮像レンズに入射した最大画角からの光線が撮像面に入射する位置の光軸から垂直な高さ、すなわち最大像高を半径とする有効撮像円の直径と同じものとして扱う。
本発明の撮像レンズは、固体撮像素子上に被写体の像を結像する7枚の光学素子構成の撮像レンズであって、物体側から像側に向かって順に、第1の光学素子としての物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズと、第2の光学素子としての像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2レンズと、第3の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第3レンズと、第4の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第4レンズと、第5の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第5レンズと、第6の光学素子としての像側に凹面を向けた正または負の屈折力を有する両面が非球面の第6レンズとを備えており、前記第6レンズの像側の面は、光軸上以外の位置に変極点を有する非球面が形成されており、前記第1レンズから撮像面までの間に、第7の光学素子としての実質的に屈折力を有さない、両面が非球面の収差補正光学素子を1枚配置して構成している。
上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、第1レンズの屈折力を強めることで低背化を図り、第2レンズで球面収差および色収差を良好に補正する。第3レンズ、第4レンズ、第5レンズはそれぞれ、少なくとも1面に非球面を形成し、適切な正または負の屈折力を与えることによって、低背化を維持しながら、非点収差、像面湾曲、歪曲収差等の軸外の諸収差を補正する。第6レンズは、像側に凹面を向けた正または負の屈折力を有するレンズであり、両面に形成した非球面によって、球面収差や周辺部の像面湾曲と歪曲収差の補正をする。また、第6レンズの像側の面は変極点を有する非球面形状になっているため、撮像素子への光線入射角度を適切なものとする。このような屈折力を有する6枚のレンズ構成に加えて、第7の光学素子としての、実質的に屈折力を有さない収差補正光学素子(以後、収差補正光学素子という)を、第1レンズから撮像面までの間に1枚配置することで、画面周辺部における収差補正をさらに良好なものとする。
上記構成で配置される収差補正光学素子は、近軸では平行平板の形状になっているため、撮像レンズ全系の屈折力、及び各レンズの屈折力に影響を与えることは無い。従って、光学系の焦点距離を変えることなく周辺部のみの収差を改善する場合に有効である。
また、収差補正光学素子は、第1レンズと第2レンズとの間、第2レンズと第3レンズとの間、第3レンズと第4レンズとの間、第4レンズと第5レンズとの間、第5レンズと第6レンズとの間、第6レンズと撮像面との間の何れかに1枚配置することで、両面に形成した非球面の効果により、特に収差補正光学素子よりも物体側に配置されたレンズにおいて発生する周辺部の収差を、良好に補正することが可能である。従って、広い画角からの光線に対する収差の改善や低F値化に伴って増大する周辺部の収差改善に有効に機能させることができる。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(1)から(3)を満足することが望ましい。
(1)0.05<TN/f<0.35
(2)0.03<dN/f<0.25
(3)45<νdN<65
ただし、
f :撮像レンズ全系の焦点距離
TN:収差補正光学素子が配置されるレンズ間隔の光軸上の距離
dN:収差補正光学素子の光軸上の厚み
νdN:収差補正光学素子のd線に対するアッベ数
条件式(1)は、収差補正光学素子が配置されるスペースを適切に規定するものであり、低背化の維持と収差補正との両立を図るための条件である。条件式(1)の上限値を上回ると、収差補正光学素子を配置するレンズ間隔が広くなり過ぎて低背化が困難になる。一方、条件式(1)の下限値を下回ると、収差補正光学素子の配置スペースが狭くなるため、周辺部における形状的な制約を受けやすくなり、収差補正の機能が十分発揮できなくなる。なお、収差補正光学素子が第6レンズと撮像面との間に配置される場合、条件式(1)における収差補正光学素子が配置されるレンズ間隔の光軸上の距離とは、フィルタを空気換算した際の第6レンズの像側の面から撮像面までの間の光軸上の距離を指すものとする。
条件式(2)は、収差補正光学素子の光軸上の厚みと全系の焦点距離との関係を適切に規定するものである。条件式(2)の範囲内に規定することで収差補正光学素子が適切な厚みとなり、低背化、および成型安定性を維持しつつ軸外の収差補正機能を発揮することが可能になる。
条件式(3)は、収差補正光学素子の材料に関し、アッベ数を適切な範囲に規定するものであり、条件式(3)を満足する材料、すなわち低分散な材料を採用することによって、周辺部の収差補正を容易にする。また、条件式(3)の範囲は、安価なプラスチック材料の選択が可能なことも示すものであり、低コスト化に寄与することができる。
また、上記構成おける7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)f/EPD<2.40
ただし、
f :撮像レンズ全系の焦点距離
EPD:入射瞳直径
条件式(4)は撮像レンズ系の明るさを決定するための条件であり、いわゆるF値に相当するものである。撮像素子は画素サイズが小さくなる程、撮像レンズから取り込める光量が低下する傾向になるため、明るい画像を得ることが困難になりやすい。この問題を撮像素子側で感度を上げて対応しようとすると、ノイズ等の発生により、画質の劣化が起こりやすくなる。従って、撮像レンズ側から出射する光量を増やすことが有効な手段となる。条件式(4)の範囲を満足することで、近年の高密度化された撮像素子への適応が可能になる。
また、上記構成おける7枚の光学素子構成の撮像レンズは、第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成屈折力が正であり、第4レンズと第5レンズの合成屈折力が正であり、第6レンズの屈折力が負であることが望ましい。このような屈折力の配置によってテレフォト性を高め、低背化を図りながら、光学性能を向上させることができる。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)0.5<f123/f<2.0
ただし、
f123:第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成焦点距離
f :撮像レンズ全系の焦点距離
条件式(5)は、第1レンズと第2レンズと第3レンズの正の合成焦点距離と全系の焦点距離との関係を適切な範囲に規定し、低背化と良好な色収差の補正をするための条件である。条件式(5)の上限値を上回ると、第2レンズの負の屈折力が相対的に強くなるため、第2レンズによる色収差の補正には有利になるが、正の合成屈折力が弱まり、低背化に不利になる。一方、条件式(5)の下限値を下回ると、正の合成屈折力が強くなり過ぎ、低背化には有利になるが、第2レンズの負の屈折力が相対的に弱まるため、色収差の補正が困難になる。
また、上記構成の7枚の光学素子構成の撮像レンズにおいて、第4レンズは正の屈折力を有し、第5レンズは負の屈折力を有し、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)2.0<|f5|/f4<10.0
ただし、
f4:第4レンズの焦点距離
f5:第5レンズの焦点距離
条件式(6)は第4レンズが正の屈折力、第5レンズが負の屈折力の組合せとなる場合において、それぞれの焦点距離の関係を適切な範囲に規定するもので、色収差の補正と低背化を図るための条件である。条件式(6)の上限値を上回ると、第5レンズの負の屈折力が相対的に弱まるため、第4レンズで発生する色収差の補正が困難になる。一方、条件式(6)の下限値を下回ると、第5レンズの負の屈折力が相対的に強まるため、低背化に不利になる。なお、第4レンズに正の屈折力を与えることで、軸上色収差を良好に補正する効果が得られる。
また、上記構成の7枚の光学素子構成の撮像レンズにおいて、第4レンズは負の屈折力を有し、前記第5レンズは正の屈折力を有し、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
(7)0.5<|f4|/f5<5.0
ただし、
f4:第4レンズの焦点距離
f5:第5レンズの焦点距離
条件式(7)は第4レンズが負の屈折力、第5レンズが正の屈折力の組合せの場合において、それぞれの焦点距離の関係を適切な範囲に規定するもので、色収差の補正と低背化を図るための条件である。条件式(7)の上限値を上回ると、第4レンズの負の屈折力が相対的に弱まるため、第5レンズで発生する色収差の補正が困難になる。一方、条件式(7)の下限値を下回ると、第4レンズの負の屈折力が相対的に強まるため、低背化に不利になる。なお、第4レンズに負の屈折力を与えることで、中間域の像高における倍率色収差を良好に補正する効果が得られる。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
(8)−1.2<f6/f<−0.5
f :撮像レンズ全系の焦点距離
f6:第6レンズの焦点距離
条件式(8)は、第6レンズの焦点距離と全系の焦点距離との関係を適切な範囲に規定し、低背化を図りながら球面収差、および歪曲収差を良好に補正するための条件である。条件式(8)の上限値を上回ると、第6レンズの負の屈折力が相対的に強くなるため、低背化が困難になる。一方、条件式(8)の下限値を下回ると、第6レンズの負の屈折力が相対的に弱まるため、球面収差、および歪曲収差の補正が困難になる。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(9)から(12)を満足することが望ましい。
(9)25<νd1−νd2<40
(10)45<νd3<65
(11)20<|νd4−νd5|<40
(12)45<νd6<65
ただし、
νd1:第1レンズのd線に対するアッベ数
νd2:第2レンズのd線に対するアッベ数
νd3:第3レンズのd線に対するアッベ数
νd4:第4レンズのd線に対するアッベ数
νd5:第5レンズのd線に対するアッベ数
νd6:第6レンズのd線に対するアッベ数
条件式(9)から(12)は、第1レンズから第6レンズのd線に対するアッベ数を規定するものであり、良好な色収差補正を行うための条件である。条件式(9)は第1レンズに低分散な材料を、第2レンズに高分散な材料を用いることで、第1レンズで発生する色収差を良好に補正することを示すものである。また、条件式(11)は第4レンズと第5レンズに低分散な材料と高分散な材料を組み合わせることを意味している。第4レンズの屈折力を正とし、第5レンズの屈折力を負とする場合は、第4レンズに低分散な材料を、第5レンズに高分散な材料を用い、第4レンズの屈折力を負とし、第5レンズの屈折力を正とする場合は、第4レンズに高分散な材料を、第5レンズに低分散な材料を用いることを示すものである。それぞれの組合せにおいて、条件式(11)の範囲に規定することで色収差の良好な補正が可能になる。条件式(10)、および条件式(12)は第3レンズと第6レンズに低分散な材料を用いることで倍率色収差の発生を抑制することを示すものである。また、条件式(9)から(12)の範囲となる材料は、安価なプラスチック材料の選択が可能であることをも示すものであり、撮像レンズの低コスト化を容易にする。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(13)、および(14)を満足することが望ましい。
(13)0.5<f1/f<1.5
(14)−1.6<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.5
ただし、
f :撮像レンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズの焦点距離
r1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
r2:第1レンズの像側の面の曲率半径
条件式(13)は第1レンズの焦点距離と全系の焦点距離との関係を適切な範囲に規定するものであり、低背化と良好な色収差補正を行うための条件である。条件式(13)の上限値を上回ると、第1レンズの屈折力が相対的に弱まるため、低背化が困難になる。一方、条件式(13)の下限値を下回ると、第1レンズの屈折力が相対的に強まるため、第2レンズによる色収差補正が困難になる。
条件式(14)は第1レンズの物体側の面と像側の面の形状を適切なものにするための条件であり、低背化を図りながら、色収差を良好に補正するとともに、第1レンズの製造誤差感度の上昇を抑制するための条件である。条件式(14)の上限値を上回ると、第1レンズの物体側の面と像側の面の形状が対称に近づき、色収差が悪化する傾向となる。また、第1レンズの像側主点位置が像側へ移動するため、低背化に不利になる。一方、条件式(14)の下限値を下回ると、第1レンズの像側主点位置が物体側に移動するため低背化には有利になるが、第1レンズの物体側の面の曲率半径、あるいは第1レンズの像側の面の曲率半径が小さくなりすぎ、製造誤差感度が上昇するため好ましくない。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(15)を満足することが望ましい。
(15)2.0<(r3+r4)/(r3−r4)<10.0
ただし、
r3:第2レンズの物体側の面の曲率半径
r4:第2レンズの像側の面の曲率半径
条件式(15)は第2レンズの物体側の面と像側の面の形状を適切なものにするための条件であり、諸収差を良好に補正するための条件である。条件式(15)の範囲内に規定することで、コマ収差、像面湾曲、非点収差、色収差の補正が容易になる。
また、上記構成おける7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(16)を満足することが望ましい。
(16)−0.8<(r11+r12)/(r11−r12)<1.50
ただし、
r11:第6レンズの物体側の面の曲率半径
r12:第6レンズの像側の面の曲率半径
条件式(16)は第6レンズの物体側の面と像側の面の形状を適切なものにするための条件であり、撮像素子への光線入射角の制御と歪曲収差の良好な補正をするための条件である。条件式(16)の上限値を上回るメニスカス形状になると、第6レンズの像側の面の負の屈折力が強くなり、光線の発散が顕著になるためテレセントリック性の確保が困難となる。一方、条件式(16)の下限値を下回る両凹形状になると、第6レンズの物体側面の負の屈折力が強くなりすぎて、周辺部における歪曲収差を補正することが困難となる。
また、上記構成における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(17)、および(18)を満足することが望ましい。
(17)0.02<f123/f45<1.5
(18)−22.0<f45/f6<−1.0
ただし、
f123:第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成焦点距離
f45:第4レンズと第5レンズの合成焦点距離
f6 :第6レンズの焦点距離
条件式(17)は、第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成焦点距離と、第4レンズと第5レンズの合成焦点距離との関係を適切な範囲に規定し、低背化と諸収差の補正を良好に行うための条件である。条件式(17)の上限値を上回ると、第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成屈折力が相対的に弱まるため、低背化に不利になる。一方、条件式(17)の下限値を下回ると、第4レンズと第5レンズの合成屈折力が弱まるため、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズで発生する諸収差の補正が不十分になる。
条件式(18)は第4レンズと第5レンズの合成焦点距離と第6レンズの焦点距離との関係を適切な範囲に規定し、低背化を図りながら、軸上、および軸外の色収差、歪曲収差を良好に補正するための条件である。条件式(18)の上限値を上回ると、第4レンズと第5レンズの合成屈折力が相対的に強まるため、光学全長の短縮化には有利になるが、軸外の色収差補正が困難になる。また、高像高における歪曲収差がマイナス側に増大し、樽型の傾向が強くなるため好ましくない。一方、条件式(18)の下限値を下回ると、第4レンズと第5レンズの合成屈折力が相対的に弱まり、軸上の色収差補正が困難となる。条件式(17)、(18)の範囲内にすることで、低背化を維持し、光学性能の向上を図ることが出来る。
本発明により、低背化の要求に十分応え、広い画角に対応し、十分な明るさを有し、諸収差が良好に補正された、小型の撮像レンズを低コストで提供することができる。
本発明の実施形態に係る数値実施例1の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例1の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例2の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例2の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例3の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例3の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例4の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例4の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例5の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例5の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例6の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例6の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例7の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例7の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例8の撮像レンズの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る数値実施例8の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、および図15はそれぞれ、本実施形態の数値実施例1から数値実施例8に係る7枚の光学素子構成の撮像レンズの概略構成図を示している。何れの数値実施例も基本的な構成は同様のため、主に数値実施例1の概略構成図を参照しながら、本実施形態の撮像レンズ構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の7枚の光学素子構成の撮像レンズは、固体撮像素子上に被写体の像を結像する7枚の光学素子構成の撮像レンズであって、物体側から像側に向かって順に、第1の光学素子としての物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズL1と、第2の光学素子としての像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2レンズL2と、第3の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第3レンズL3と、第4の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第4レンズL4と、第5の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第5レンズL5と、第6の光学素子としての像側に凹面を向けた正または負の屈折力を有する両面が非球面の第6レンズL6とを備えており、第6レンズL6の像側の面には、光軸X上以外の位置に変極点を有する非球面が形成されており、第1レンズL1と第2レンズL2との間に、第7の光学素子としての実質的に屈折力を有さない、両面が非球面の収差補正光学素子NEが1枚配置されて構成されている。従って、本実施形態の撮像レンズは6枚の屈折力を有するレンズと、1枚の実質的に屈折力を有さない収差補正光学素子NEとの合計7枚で構成されている。
また、第6レンズL6と撮像面IMGとの間には、赤外線カットフィルタ等のフィルタIRが配置されている。なお、このフィルタIRは省略することも可能である。本実施形態に係る撮像レンズの光学全長やバックフォーカスの値はフィルタIRを空気換算した距離として定義する。
また、開口絞りSTは第1レンズL1の物体側に配置されている。
本実施形態において、第1レンズL1は物体側および像側が凸面の両凸形状であり、強い正の屈折力を与えることで低背化が図られている。なお、第1レンズL1の形状は、両凸形状に限らず、図11、図13、図15に示す数値実施例6、数値実施例7、数値実施例8のように物体側に凸面を向けたメニスカス形状であっても良い。
第2レンズL2は像側に凹面を向けたメニスカス形状にすることで、第1レンズL1で発生する球面収差および色収差を良好に補正している。
第3レンズL3は、物体側および像側が凸面の両凸形状で正の屈折力を有し、両面に非球面が形成されたレンズである。なお、第3レンズL3の形状は両凸形状に限らず、図7に示す数値実施例4のように、物体側に凸面を向けたメニスカス形状や、図9に示す数値実施例5のように物体側に凹面を向けたメニスカス形状であっても良い。また、第3レンズL3の屈折力は正に限定されない。図7に示す数値実施例4では、第3レンズL3の屈折力が負になる例である。
第4レンズL4は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で、正の屈折力を有し、両面に非球面が形成されたレンズである。なお、第4レンズL4の屈折力は正に限定されない。図11、図13に示す数値実施例6、数値実施例7は物体側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する例であり、図15に示す数値実施例8は物体側と像側に凹面を向けた両凹形状で負の屈折力を有する例である。
第5レンズL5は、物体側と像側に凹面を向けた両凹形状で負の屈折力を有する、両面に非球面が形成されたレンズである。なお、第5レンズL5の屈折力は負に限定されない。図11に示す数値実施例6は、物体側と像側が凸面の両凸形状で、正の屈折力を有する例であり、図13に示す数値実施例7は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状で正の屈折力を有する例であり、さらに図15に示す数値実施例8は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で、正の屈折力を有する例である。
なお、第4レンズL4と第5レンズL5の屈折力は、第4レンズL4が正の時は第5レンズL5が負であって、第4レンズL4が負の時は第5レンズL5が正になる組合せになっている。どちらの組合せも、第4レンズL4と第5レンズL5の合成屈折力は正になるよう構成している。図1、図3、図5、図7、図9に示す数値実施例1、数値実施例2、数値実施例3、数値実施例4、数値実施例5は、第4レンズL4が正、第5レンズL5が負の組合せであり、図11、図13、図15に示す数値実施例6、数値実施例7、数値実施例8は第4レンズL4が負、第5レンズL5が正の組合せになる例である。
また、第3レンズL3から第5レンズL5に、適切な正または負の屈折力を与え、かつそれぞれの面を非球面で形成することによって、低背化を維持しながら、非点収差、像面湾曲、歪曲収差等の軸外の諸収差を良好に補正している。
第6レンズL6は、物体側と像側に凹面を向けた両凹形状で負の屈折力を有し、両面に非球面が形成されたレンズである。両面に形成した非球面は、球面収差や周辺部の像面湾曲と歪曲収差を補正する。また、第6レンズL6の像側の面は変極点を有する非球面形状になっているため、撮像面IMGへの光線入射角度を適切なものとしている。なお、第6レンズL6の形状は両凹形状に限定されない。図5、図7に示す数値実施例3、数値実施例4は物体側に凸面を向けたメニスカス形状になる例である。
本実施形態の7枚の光学素子構成の撮像レンズは、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3を一つのレンズ群で見たときに、合成の屈折力が正となり、第4レンズL4、第5レンズL5を一つの群で見たときに、合成屈折力が正となり、最も像側に位置する第6レンズL6の屈折力は負となる構成を採っている。従って、物体側から順に、正、正、負で配列された、いわゆるテレフォトタイプになっており、低背化を図る上で有利な構成としている。また、各レンズに最適な屈折力を配分し、各レンズ面に適切な非球面を形成することで、高性能化が図られている。
本実施形態の7枚の光学素子構成の撮像レンズは、上述した6枚のレンズ構成に加えて、さらに第7の光学素子としての、実質的に屈折力を有さない収差補正光学素子NEを、第1レンズL1と第2レンズL2との間に配置している。これにより、画面周辺部における収差補正がさらに良好なものになっている。
収差補正光学素子NEは、近軸では平行平板の形状になっているため、撮像レンズ全系の屈折力、及び各レンズの屈折力に影響を与えることは無い。従って、光学系の焦点距離を変えることなく周辺部のみの収差を改善する。
また、収差補正光学素子NEは、図1に示す数値実施例1では第1レンズL1と第2レンズL2との間に配置しているが、図3、図7、図9に示す数値実施例2、数値実施例4、数値実施例5では、第3レンズL3と第4レンズL4との間に、図5に示す数値実施例3では第6レンズL6と撮像面IMGとの間に、図11に示す数値実施例6では第2レンズL2と第3レンズL3の間に、図13に示す数値実施例7では第4レンズL4と第5レンズL5との間に、図15に示す数値実施例8では第5レンズL5と第6レンズL6との間に配置されている。このように、収差補正光学素子NEを各レンズ間の何れかに、1枚配置することで、両面に形成した非球面の効果により、特に収差補正光学素子NEよりも物体側に配置されたレンズで発生する周辺部の収差を、良好に補正する。従って、広い画角からの光線に対する収差の改善や低F値化に伴って増大する周辺部の収差の改善に有効に機能している。
また、本実施形態の7枚の光学素子構成の撮像レンズにおいて、開口絞りSTは第1レンズL1の物体側に配置している。そのため、射出瞳位置が撮像面IMGから遠ざかることで、テレセントリック性が確保され、画面周辺部における光量の低下を防止している。
本実施形態における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(1)から(18)を満足することにより、好ましい効果を奏するものである。
(1)0.05<TN/f<0.35
(2)0.03<dN/f<0.25
(3)45<νdN<65
(4)f/EPD<2.40
(5)0.5<f123/f<2.0
(6)2.0<|f5|/f4<10.0
(7)0.5<|f4|/f5<5.0
(8)−1.2<f6/f<−0.5
(9)25<νd1−νd2<40
(10)45<νd3<65
(11)20<|νd4−νd5|<40
(12)45<νd6<65
(13)0.5<f1/f<1.5
(14)−1.6<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.5
(15)2.0<(r3+r4)/(r3−r4)<10.0
(16)−0.8<(r11+r12)/(r11−r12)<1.50
(17)0.02<f123/f45<1.5
(18)−22.0<f45/f6<−1.0
ただし、
f :撮像レンズ全系の焦点距離
TN:収差補正光学素子NEが配置されるレンズ間隔の光軸X上の距離
dN:収差補正光学素子NEの光軸X上の厚み
νdN:収差補正光学素子NEのd線に対するアッベ数
EPD:入射瞳直径
f1:第1レンズL1の焦点距離
f4:第4レンズL4の焦点距離
f5:第5レンズL5の焦点距離
f6:第6レンズL6の焦点距離
f123:第1レンズL1と第2レンズL2と第3レンズL3の合成焦点距離
f45:第4レンズL4と第5レンズL5の合成焦点距離
νd1:第1レンズL1のd線に対するアッベ数
νd2:第2レンズL2のd線に対するアッベ数
νd3:第3レンズL3のd線に対するアッベ数
νd4:第4レンズL4のd線に対するアッベ数
νd5:第5レンズL5のd線に対するアッベ数
νd6:第6レンズL6のd線に対するアッベ数
r1:第1レンズL1の物体側の面の曲率半径
r2:第1レンズL1の像側の面の曲率半径
r3:第2レンズL2の物体側の面の曲率半径
r4:第2レンズL2の像側の面の曲率半径
r11:第6レンズL6の物体側の面の曲率半径
r12:第6レンズL6の像側の面の曲率半径
また、本実施形態における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(1a)から(18a)を満足することにより、より好ましい効果を奏するものである。
(1a)0.06<TN/f<0.32
(2a)0.03<dN/f<0.23
(3a)50<νdN<60
(4a)f/EPD<2.20
(5a)0.55<f123/f<1.8
(6a)2.2<|f5|/f4<9.0
(7a)0.55<|f4|/f5<4.5
(8a)−1.08<f6/f<−0.55
(9a)28<νd1−νd2<36
(10a)50<νd3<60
(11a)28<|νd4−νd5|<36
(12a)50<νd6<60
(13a)0.55<f1/f<1.35
(14a)−1.44<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.55
(15a)2.2<(r3+r4)/(r3−r4)<9.0
(16a)−0.72<(r11+r12)/(r11−r12)<1.35
(17a)0.02<f123/f45<1.35
(18a)−20.0<f45/f6<−1.0
ただし、各条件式の符号は前の段落での説明と同様である。
さらに、本実施形態における7枚の光学素子構成の撮像レンズは、以下の条件式(1b)から(18b)を満足することにより、特に好ましい効果を奏するものである。
(1b)0.07≦TN/f≦0.28
(2b)0.05≦dN/f≦0.18
(3b)52<νdN<58
(4b)f/EPD≦2.10
(5b)0.75≦f123/f≦1.36
(6b)3.21≦|f5|/f4≦8.22
(7b)0.95≦|f4|/f5≦3.15
(8b)−0.89≦f6/f≦−0.71
(9b)28<νd1−νd2<34
(10b)52<νd3<58
(11b)28<|νd4−νd5|<34
(12b)52<νd6<58
(13b)0.78≦f1/f≦1.08
(14b)−1.35≦(r1+r2)/(r1−r2)≦−0.83
(15b)2.9≦(r3+r4)/(r3−r4)≦6.74
(16b)−0.54≦(r11+r12)/(r11−r12)≦1.25
(17b)0.04≦f123/f45≦1.22
(18b)−19.95≦f45/f6≦−1.29
ただし、各条件式の符号は前の段落での説明と同様である。
本実施形態の7枚の光学素子構成の撮像レンズでは、すべてのレンズ面を非球面で形成している。これらのレンズ面に採用する非球面形状は光軸方向の軸をZ、光軸に直交する方向の高さをH、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12、A14、A16としたとき数式1により表わされる。
Figure 2016071115
次に本実施形態に係る撮像レンズの数値実施例を示す。各数値実施例において、fは撮像レンズ全系の焦点距離を、FnoはFナンバーを、ωは半画角をそれぞれ示す。また、iは物体側から数えた面番号、rは曲率半径、dは光軸上のレンズ面間の距離(面間隔)、Ndはd線(基準波長)の屈折率、νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、非球面に関しては、面番号iの後に*(アスタリスク)の符号を付加して示す。
数値実施例1
基本的なレンズデータを以下の表1に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第1レンズL1と第2レンズL2の間に配置されている。
数値実施例1の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(6)、および条件式(8)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.07
(2)dN/f=0.05
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=1.8
(5)f123/f=1.07
(6)|f5|/f4=8.22
(8)f6/f=−0.79
(9)νd1−νd2=32.32
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=30.09
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.81
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−0.94
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=2.90
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=0.71
(17)f123/f45=0.67
(18)f45/f6=−2.00
図2は数値実施例1の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。球面収差図は、F線(486nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示しており、非点収差図はサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおけるd線の収差量をそれぞれ示している(図4、図6、図8、図10、図12、図14、図16においても同じ)。図2に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例2
基本的なレンズデータを以下の表2に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第3レンズL3と第4レンズL4の間に配置されている。
数値実施例2の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(6)、および条件式(8)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.23
(2)dN/f=0.11
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=1.6
(5)f123/f=1.13
(6)|f5|/f4=3.72
(8)f6/f=−0.8
(9)νd1−νd2=31.6
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=29.99
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.81
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−0.94
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=4.16
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=0.94
(17)f123/f45=0.85
(18)f45/f6=−1.66
図4は数値実施例2の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図4に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例3
基本的なレンズデータを以下の表3に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第6レンズL6と撮像面IMGの間に配置されている。
数値実施例3の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(6)、および条件式(8)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.28
(2)dN/f=0.08
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=2.1
(5)f123/f=1.06
(6)|f5|/f4=3.69
(8)f6/f=−0.71
(9)νd1−νd2=31.6
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=30.09
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.87
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−0.83
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=3.67
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=1.25
(17)f123/f45=0.96
(18)f45/f6=−1.55
図6は数値実施例3の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図6に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例4
基本的なレンズデータを以下の表4に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第3レンズL3と第4レンズL4の間に配置されている。
数値実施例4の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(6)、および条件式(8)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.15
(2)dN/f=0.1
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=1.8
(5)f123/f=1.36
(6)|f5|/f4=3.82
(8)f6/f=−0.86
(9)νd1−νd2=31.6
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=29.99
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.78
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−0.94
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=4.1
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=1.11
(17)f123/f45=1.22
(18)f45/f6=−1.29
図8は数値実施例4の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図8に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例5
基本的なレンズデータを以下の表5に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第3レンズL3と第4レンズL4の間に配置されている。
数値実施例5の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(6)、および条件式(8)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.24
(2)dN/f=0.12
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=1.6
(5)f123/f=1.11
(6)|f5|/f4=3.21
(8)f6/f=−0.78
(9)νd1−νd2=31.6
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=29.99
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.89
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−0.91
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=4.49
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=0.94
(17)f123/f45=0.81
(18)f45/f6=−1.76
図10は数値実施例5の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図10に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例6
基本的なレンズデータを以下の表6に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第2レンズL2と第3レンズL3の間に配置されている。
数値実施例6の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(5)、および条件式(7)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.16
(2)dN/f=0.05
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=1.6
(5)f123/f=0.93
(7)|f4|/f5=2.01
(8)f6/f=−0.73
(9)νd1−νd2=32.32
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=29.99
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=1.08
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−1.2
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=5.52
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=−0.54
(17)f123/f45=0.68
(18)f45/f6=−1.88
図12は数値実施例6の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図12に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例7
基本的なレンズデータを以下の表7に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第4レンズL4と第5レンズL5の間に配置されている。
数値実施例7の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(5)、および条件式(7)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.12
(2)dN/f=0.07
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=2.0
(5)f123/f=0.75
(7)|f4|/f5=0.95
(8)f6/f=−0.89
(9)νd1−νd2=32.32
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=29.99
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.96
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−1.35
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=6.74
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=0.72
(17)f123/f45=0.04
(18)f45/f6=−19.95
図14は数値実施例7の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図14に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
数値実施例8
基本的なレンズデータを以下の表8に示す。
Figure 2016071115
本実施例では、収差補正光学素子NEは第5レンズL5と第6レンズL6の間に配置されている。
数値実施例8の撮像レンズは、以下に示すように条件式(1)から(5)、および条件式(7)から(18)の全てを満たしている。
(1)TN/f=0.27
(2)dN/f=0.18
(3)νdN=55.66
(4)f/EPD=1.7
(5)f123/f=1.06
(7)|f4|/f5=3.15
(8)f6/f=−0.8
(9)νd1−νd2=31.6
(10)νd3=55.66
(11)|νd4−νd5|=30.09
(12)νd6=55.66
(13)f1/f=0.90
(14)(r1+r2)/(r1−r2)=−1.07
(15)(r3+r4)/(r3−r4)=4.36
(16)(r11+r12)/(r11−r12)=0.94
(17)f123/f45=0.77
(18)f45/f6=−1.71
図16は数値実施例8の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図16に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る7枚の光学素子構成の撮像レンズは、6枚の屈折力を有するレンズで構成される撮像レンズに、1枚の実質的に屈折力を有さない収差補正光学素子を加えた7枚という構成枚数を採りながらも、光学全長を短く抑えた低背な光学系を実現する。具体的には、光学全長が有効撮像円の直径(撮像素子の有効撮像面の対角線の長さ)の90%以下にまで低背化された撮像レンズを実現する。さらに、全画角で70°以上の広い撮影を可能にするとともに、F2.4以下の明るさに対応しながら、諸収差が良好に補正された低コストの撮像レンズを実現する。
本発明の各実施の形態に係る7枚の光学素子構成の撮像レンズを、小型化、薄型化が進むスマートフォンや携帯電話機およびPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末機器等、ゲーム機やPCなどの情報端末機器等、更にはカメラ機能が付加された家電製品等に搭載される撮像装置等に適用した場合、当該装置の小型化への寄与とともにカメラの高性能化を図ることができる。
ST:開口絞り
L1:第1レンズ
L2:第2レンズ
L3:第3レンズ
L4:第4レンズ
L5:第5レンズ
L6:第6レンズ
NE:収差補正光学素子
IR:フィルタ
IMG:撮像面

Claims (19)

  1. 固体撮像素子上に被写体の像を結像する7枚の光学素子構成の撮像レンズであって、物体側から像側に向かって順に、第1の光学素子としての物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズと、第2の光学素子としての像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2レンズと、第3の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第3レンズと、第4の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第4レンズと、第5の光学素子としての正または負の屈折力を有する少なくとも1面が非球面の第5レンズと、第6の光学素子としての像側に凹面を向けた正または負の屈折力を有する両面が非球面の第6レンズとを備えており、前記第6レンズの像側の面は、光軸上以外の位置に変極点を有する非球面が形成されており、前記第1レンズから撮像面までの間に、第7の光学素子としての実質的に屈折力を有さない、両面が非球面の収差補正光学素子を1枚配置して構成したことを特徴とする、7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  2. 前記収差補正光学素子が前記第1レンズと前記第2レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  3. 前記収差補正光学素子が前記第2レンズと前記第3レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  4. 前記収差補正光学素子が前記第3レンズと前記第4レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  5. 前記収差補正光学素子が前記第4レンズと前記第5レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  6. 前記収差補正光学素子が前記第5レンズと前記第6レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  7. 前記収差補正光学素子が、前記第6レンズと前記撮像面との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  8. 以下の条件式(1)から(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (1)0.05<TN/f<0.35
    (2)0.03<dN/f<0.25
    (3)45<νdN<65
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    TN:収差補正光学素子が配置されるレンズ間隔の光軸上の距離
    dN:収差補正光学素子の光軸上の厚み
    νdN:収差補正光学素子のd線に対するアッベ数
  9. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1または8に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (4)f/EPD<2.40
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    EPD:入射瞳直径
  10. 前記第1レンズと前記第2レンズと前記第3レンズの合成屈折力は正であり、前記第4レンズと前記第5レンズの合成屈折力は正であり、前記第6レンズの屈折力は負であることを特徴とする請求項1または8に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
  11. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1または10に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (5)0.5<f123/f<2.0
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f123:第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成焦点距離
  12. 前記第4レンズは正の屈折力を有し、前記第5レンズは負の屈折力を有し、以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1または10に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (6)2.0<|f5|/f4<10.0
    ただし、
    f4:第4レンズの焦点距離
    f5:第5レンズの焦点距離
  13. 前記第4レンズは負の屈折力を有し、前記第5レンズは正の屈折力を有し、以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1または10に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (7)0.5<|f4|/f5<5.0
    ただし、
    f4:第4レンズの焦点距離
    f5:第5レンズの焦点距離
  14. 以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1または10に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (8)−1.2<f6/f<−0.5
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f6:第6レンズの焦点距離
  15. 以下の条件式(9)から(12)を満足することを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (9)25<νd1−νd2<40
    (10)45<νd3<65
    (11)20<|νd4−νd5|<40
    (12)45<νd6<65
    ただし、
    νd1:第1レンズのd線に対するアッベ数
    νd2:第2レンズのd線に対するアッベ数
    νd3:第3レンズのd線に対するアッベ数
    νd4:第4レンズのd線に対するアッベ数
    νd5:第5レンズのd線に対するアッベ数
    νd6:第6レンズのd線に対するアッベ数
  16. 以下の条件式(13)、および(14)を満足することを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (13)0.5<f1/f<1.5
    (14)−1.6<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.5
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    r1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
    r2:第1レンズの像側の面の曲率半径
  17. 以下の条件式(15)を満足することを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (15)2.0<(r3+r4)/(r3−r4)<10.0
    ただし、
    r3:第2レンズの物体側の面の曲率半径
    r4:第2レンズの像側の面の曲率半径
  18. 以下の条件式(16)を満足することを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (16)−0.8<(r11+r12)/(r11−r12)<1.50
    ただし、
    r11:第6レンズの物体側の面の曲率半径
    r12:第6レンズの像側の面の曲率半径
  19. 以下の条件式(17)、および(18)を満足することを特徴とする請求項1に記載の7枚の光学素子構成の撮像レンズ。
    (17)0.02<f123/f45<1.5
    (18)−22.0<f45/f6<−1.0
    ただし、
    f123:第1レンズと第2レンズと第3レンズの合成焦点距離
    f45:第4レンズと第5レンズの合成焦点距離
    f6 :第6レンズの焦点距離
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