JP2016070510A - 空気清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空気清浄装置に関するもので、風量の低下を抑制することを目的とする。【解決手段】本体ケース1内には、空気清浄手段5と第1のファン3とが配置され、第1のファン3における第1のケーシング部20の側面には、第1のファン吹出口25を備え、第1のファン吹出口25は、第1の本体吹出口11と連通路26を介して連通し、連通路26は、第1のファン吹出口25から第1に対向する他方側水平方向に延びた第1の連通路27と、第1の連通路27から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた第2の連通路28と、第2の連通路28から下方向に延びた第3の連通路29とからなり、第2の連通路28には、風向板30を備え、風向板30は、上下方向に延びた板形状で第1のファン吹出口25に対向する面を有し、風向板30の上端と第2の連通路28との間に空間31を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば天井取り付けされる換気機能を備えた空気清浄装置に関するものである。
従来のこの種空気清浄装置の構成は、下記のようなものとなっていた。
すなわち、略箱形状の本体ケースと、本体ケース内に配置された空気清浄手段と第1のファンと、本体ケースの下面に設けた第1の本体吹出口と第1の本体吸込口とを有している。第1の本体吸込口は、本体ケースの一方側に設け、第1の本体吹出口は、本体ケースの他方側に設けられている。第1のファンは、第1のケーシング部と、第1のケーシング部に固定された第1のモータと、第1のモータによって駆動する第1の羽根とを備えている。第1のケーシング部は、第1のケーシング部に設けた第1のファン吸込口と、第1のケーシング部の側面に設けた第1のファン吹出口とを備えている。第1のファン吸込口は、第1の本体吸込口と連通している。空気清浄手段は、第1の本体吸込口と第1のファン吸込口との間の風路に備えられている。第1の吹出口は、前記第1の本体吹出口と連通路を介して連通している構成としていた(例えば特許文献1参照)。
特開2006−97998号公報
上記従来例で課題となるのは、風量の低下を抑制するということであった。
すなわち、上記従来例における空気清浄装置は、第1のケーシング部の側面に設けた第1のファン吹出口から水平方向へ吹き出した空気は、連通路で下方へ方向を変え、本体ケースの下面に設けた第1の本体吹出口から吹き出す。このように、連通路で、風向が変化するので、風路抵抗が発生し、風量が低下する。
そこで本発明は、風路抵抗を低減し、風量の低下を抑制することを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、前記空気清浄手段は、前記第1の本体吸込口と前記第1のファン吸込口との間の風路に備えられ、前記第1の吹出口は、前記第1の本体吹出口と連通路を介して連通し、前記連通路は、前記第1の吹出口から第1に対向する他方側水平方向に延びた第1の連通路と、前記第1の連通路から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた第2の連通路と、前記第2の連通路から下方向に延びた第3の連通路とからなり、前記第1の本体吹出口から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた送風路を有し、前記第2の連通路には、風向板を備え、前記風向板は、上下方向に延びた板形状で前記第1のファン吹出口に対向する面を有し、前記風向板の上端と第2の連通路との間に空間を備えたことを特徴とし、これにより初期の目的を達成するものである。
以上のように、本発明は、前記空気清浄手段は、前記第1の本体吸込口と前記第1のファン吸込口との間の風路に備えられ、前記第1の吹出口は、前記第1の本体吹出口と連通路を介して連通し、前記連通路は、前記第1の吹出口から第1に対向する他方側水平方向に延びた第1の連通路と、前記第1の連通路から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた第2の連通路と、前記第2の連通路から下方向に延びた第3の連通路とからなり、前記第1の本体吹出口から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた送風路を有し、前記第2の連通路には、風向板を備え、前記風向板は、上下方向に延びた板形状で前記第1のファン吹出口に対向する面を有し、前記風向板の上端と第2の連通路との間に空間を備えたことを特徴としたので、風量の低下を抑制することができる。
すなわち本発明においては、第2の連通路には、風向板を備え、風向板は、上下方向に延びた板形状で第1のファン吹出口に対向する面を有し、風向板の上端と第2の連通路との間に空間を備えたので、風向板の一方面側と他方面側とに気流を分散させることでき、連通路の一部に気流が偏ることを抑制し、風路抵抗を低減し、風量の低下を抑制することができるものである。
本発明の実施の形態の空気清浄装置の設置状態を示す図 同空気清浄装置の展開図 同空気清浄装置の内部を示す図 同空気清浄装置の断面図 同空気清浄装置の内部を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態の空気清浄装置の設置状態を示す図である。図2は、実施の形態の空気清浄装置の展開図である。図2は、本体ケースにおける斜め下方から見た状態で、ルーバと、空気清浄手段とを外した展開図である。
図1、図2に示すように、天井埋込形で、換気機能を備えた空気清浄装置に係るものである。
空気清浄装置は、下方から見ると四角形である略箱形状の本体ケース1の下方に、ルーバ2を設け、本体ケース1内には、空気清浄手段5と、後述する第1のファン3と、第2のファン4とを有している。
空気清浄装置は、天井6裏に挿入設置される。本体ケース1は、上下方向の厚みが小さい、下面が開口した略箱形状で、水平断面形状は、四角形である。
本体ケース1の下面の開口には、この開口を塞ぐように装着されるケース下面カバー8を備えている。このケース下面カバーには、第1の本体吸込口9と、第2の本体吸込口10と、第1の本体吹出口11とを備えている。本体ケース1の他方側の側面には、第2の本体吹出口12を有している。この第2の本体吹出口12は、屋外と連通するダクト13に連結される。
ルーバ2は、第1のルーバ吸込口2Aと、第2のルーバ吸込口2Bと、第1のルーバ吹出口2Cとを備えている。第1のルーバ吸込口2Aは、第1の本体吸込口9と連通し、第2のルーバ吸込口2Bは、第2の本体吸込口10と連通し、第1のルーバ吹出口2Cは、第1の本体吹出口11と連通している。
図3は、実施の形態の空気清浄装置の内部を示す図である。図3は、本体ケースにおける下方から見た状態である。図4は、実施の形態の空気清浄装置の断面図である。
図3、図4に示すように、本体ケース1の下端辺には、外方へ伸びるフランジ部7を備えている。本体ケース1は、天井6に開けられた正方形の孔6Aに挿入され、フランジ部7を介して、ねじによって天井6に固定される。フランジ部7は、ケース下面カバー8に覆われる。
第2のファン4は、第2のケーシング部14と、この第2のケーシング部14内に配置された第2の羽根15と、この第2の羽根15を駆動する第2のモータ16とを有している。
第2のモータ16は、第2のモータ16の下面より下方へ伸びた第2のモータ回転軸17を備えている。この第2のモータ回転軸17に、第2の羽根15が固定されている。この第2の羽根15の1例は、シロッコファンである。
第2のケーシング部14は、第2のファン吸込口(図示せず)と第2のファン吹出口19とを有している。第2のファン吸込口は、第2の本体吸込口10と連通し、第2のファン吹出口19は、第2の本体吹出口12と連通している。第2のファン吸込口は、本体ケース1の第1に対向する他方側(図3における下側)に設けられている。
第2のモータ16によって、第2の羽根15を駆動すると、室内の空気が、ルーバ2の第2のルーバ吸込口2Bから本体ケース1内に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、第2のファン吸込口を介して第2のケーシング部14内に入り、第2のファン吹出口19を介して、第2の本体吹出口12から屋外と連通するダクト13へ送風される。すなわち、室内の空気を屋外へ換気送風するものである。
図2、図3、図4に示すように、ケース下面カバー8は、本体ケース1における第1に対向する一方側(図4における左側、図3における上側)の下面には、第1の本体吸込口9と第2の本体吸込口10を有し、本体ケース1における第1に対向する他方側(図4における右側、図3における下側)の下面には、第1の本体吹出口11を備えている。
第1のファン3は、第1のケーシング部20と、この第1のケーシング部20内に配置された第1の羽根21と、この第1の羽根21を駆動する第1のモータ22とを有している。
第1のモータ22は、第1のモータ22の下面より下方へ伸びた第1のモータ回転軸23を備えている。この第1のモータ回転軸23に、第1の羽根21が固定されている。この第1の羽根21の1例は、シロッコファンである。
第1のケーシング部20は、下面には、第1のファン吸込口24が設けられている。第1のケーシング部20の側面には、本体ケース1における第1に対向する他方側に開口した第1のファン吹出口25を有している。
第1の本体吸込口9の上方には、第1のファン吸込口24を設け、第1のファン吸込口24は、第1の本体吸込口9と連通している。この第1のファン吸込口24と第1の本体吸込口9との間の風路には、空気清浄手段5を設けている。空気清浄手段5の1例は、集塵ファイルターである。
第1の本体吹出口11の上方には、第1のファン吹出口25を備え、第1のファン吹出口25は、連通路26を介して、第1の本体吹出口11と連通している。連通路は、第1のファン吹出口25から第1に対向する他方側水平方向に延びた第1の連通路27と、第1の連通路27から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた第2の連通路28と、第2の連通路から下方向に延びた第3の連通路29とから構成している。
ルーバ2の第1のルーバ吹出口2Cは、第3の連通路から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた送風路35を有している。
第1のモータ22によって、第1の羽根21を駆動すると、室内の空気が、ルーバ2の第1のルーバ吸込口2Aから、第1の本体吸込口9に設けられた空気清浄手段5を介して本体ケース1内に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、第1のファン吸込口24から第1のケーシング部20内に入り、第1のファン吹出口25、ルーバ2の第1のルーバ吹出口2Cを介して、第1の本体吸込口9から室内へ送風される。すなわち、室内の空気が、空気清浄手段5を介して、循環送風するものである。
本実施形態の特徴は、第2の連通路28に、風向板30を備え、風向板30は、上下方向に延びた板形状で第1のファン吹出口25に対向する面を有し、風向板30の上端と第2の連通路28との間に空間31を備えた点である。
これにより、第1の連通路27を通過した空気が、風向板30の一方面側と他方面側とに、第1の気流Aと、第2の気流Bとに分かれる。すなわち、第1の気流Aは、風向板30の第1に対向する一方側の側面に当たり、この側面に沿うように第2の連通路28を流れ、第3の連通路29を介して、第1の本体吹出口11へ流れる。第2の気流Bは、風向板30の上端と第2の連通路28との間の空間31を介して、第2の連通路28、第3の連通路29を介して、第1の本体吹出口11へ流れる。なお、第1の気流Aの風量は、第2の気流Bの風量より大きい。
このように、風向板30を設け、風向板30の一方面側と他方面側とに、第1の気流Aと、第2の気流Bと分散させることで、風向板30を設けない場合に比べ、連通路26の一部に気流が偏ることを抑制し、風路抵抗を低減し、風量の低下を抑制することができるものであると考えられる。なお、気流は、風向板30の一方面側を通る第1の気流Aと、風向板30の他方面側を通る第2の気流Bとに分かれる。風向板30の一方面側とは、第1のファン吹出口25からの送風方向の風向板30における上流側で、風向板30の他方面側とは、第1のファン吹出口25からの送風方向の風向板30における下流側である。
更に、第1の気流Aは、風向板30に当たり、風向板30に沿うように流れることにより、第1の本体吹出口11の方向へ整流され、整流効果が得られると考えられる。
また、風向板30と第1に対向する他方側の第2の連通路28との距離は、風向板30の上端と第2の連通路28との距離より大きい。
これにより、第2の気流Bは、風向板30の上端と第2の連通路28との間の空間31を通過後に、空間が広がることで風速が下がる為、第2の連通路28における第1に対向する他方側の側面への衝突時に発生するエネルギーロスを低減できる。
また、第2の連通路28の下部と第3の連通路29の上部が、第1に対向する他方側へ膨らんでいる。
これにより、第2の気流Bは、風向板30の上端と第2の連通路28との間の空間31を通過後に、第1に対向する他方側の側面である第2の連通路28の下部と第3の連通路29の上部に沿って流れるので、最大限に空間を広げ風の流れを流れ易くできる。また、第2の気流Bは、第1に対向する他方側の側面である第2の連通路28の下部と第3の連通路29の上部に沿って流れた後、第1に対向する一方側へ流れ、第1の気流Aと共に、第1の本体吹出口11へ流れる。これにより、第2の気流Bは、第1の本体吹出口11の方向へ整流され、整流効果が得られると考えられる。
図5は、実施の形態の空気清浄装置の内部を示す図である。図3、図5に示すように、第1のケーシング部20は、第2に対向する一方側の第1のケーシング部20の側面に第1の舌部33を設け、第2に対向する他方側の風向板の下端部32から下方へ延びる延長風向板34を備えている。
このように、第1のケーシング部20は、第2に対向する一方側の第1のケーシング部20の側面に第1の舌部33を設けているので、第1のファン吹出口25から吹き出された空気は、第1の舌部33側へ流れ易い。つまり、主に第2に対向する一方側へ流れようとする。ここで、第2に対向する他方側の風向板の下端から下方へ延びる延長風向板34を設けると、風向板30の一方面に沿って流れる気流の一部は、更に、延長風向板34に沿って流れる。この気流は、延長風向板34に沿って流れない気流に比べ、下方向へ多く流れ、第1に対向する他方側へも流れ易くなる。結果として、第1の本体吹出口11全体からより均一に出易くなる。
以上のように、本発明は、前記空気清浄手段は、前記第1の本体吸込口と前記第1のファン吸込口との間の風路に備えられ、前記第1の吹出口は、前記第1の本体吹出口と連通路を介して連通し、前記連通路は、前記第1の吹出口から第1に対向する他方側水平方向に延びた第1の連通路と、前記第1の連通路から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた第2の連通路と、前記第2の連通路から下方向に延びた第3の連通路とからなり、前記第1の本体吹出口から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた送風路を有し、前記第2の連通路には、風向板を備え、前記風向板は、上下方向に延びた板形状で前記第1のファン吹出口に対向する面を有し、前記風向板の上端と第2の連通路との間に空間を備えたことを特徴としたので、風量の低下を抑制することができる。
すなわち本発明においては、第2の連通路には、風向板を備え、風向板は、上下方向に延びた板形状で第1のファン吹出口に対向する面を有し、風向板の上端と第2の連通路との間に空間を備えたので、風向板の一方面側と他方面側とに気流を分散させることでき、連通路の一部に気流が偏ることを抑制し、風路抵抗を低減し、風量の低下を抑制することができるものである。
このため、家庭用、業務用として、天井取り付けされる換気機能を備えた空気清浄装置に広く活用が期待されるものとなる。
1 本体ケース
2 ルーバ
2A 第1のルーバ吸込口
2B 第2のルーバ吸込口
2C 第1のルーバ吹出口
3 第1のファン
4 第2のファン
5 空気清浄手段
6 天井
6A 孔
7 フランジ部
8 ケース下面カバー
9 第1の本体吸込口
10 第2の本体吸込口
11 第1の本体吹出口
12 第2の本体吹出口
13 ダクト
14 第2のケーシング部
15 第2の羽根
16 第2のモータ
17 第2のモータ回転軸
19 第2のファン吹出口
20 第1のケーシング部
21 第1の羽根
22 第1のモータ
23 第1のモータ回転軸
24 第1のファン吸込口
25 第1のファン吹出口
26 連通路
27 第1の連通路
28 第2の連通路
29 第3の連通路
30 風向板
31 空間
32 下端部
33 第1の舌部
34 延長風向板
35 送風路
A 第1の気流
B 第2の気流

Claims (4)

  1. 下方から見ると四角形である略箱形状の本体ケースと、前記本体ケース内に配置された空気清浄手段と第1のファンと、前記本体ケースの下面に設けた第1の本体吹出口と第1の本体吸込口とを有し、前記第1の本体吸込口は、前記本体ケースの第1に対向する一方側に設け、前記第1の本体吹出口は、前記本体ケースの第1に対向する他方側に設け、前記第1のファンは、第1のケーシング部と、前記第1のケーシング部に固定された第1のモータと、前記第1のモータによって駆動する第1の羽根とを備え、前記第1のケーシング部は、前記第1のケーシング部に設けた第1のファン吸込口と、前記第1のケーシング部の側面に設けた第1のファン吹出口とを備え、前記第1のファン吸込口は、前記第1の本体吸込口と連通し、前記空気清浄手段は、前記第1の本体吸込口と前記第1のファン吸込口との間の風路に備えられ、前記第1の吹出口は、前記第1の本体吹出口と連通路を介して連通し、前記連通路は、前記第1の吹出口から第1に対向する他方側水平方向に延びた第1の連通路と、前記第1の連通路から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた第2の連通路と、前記第2の連通路から下方向に延びた第3の連通路とからなり、前記第1の本体吹出口から第1に対向する他方側斜め下方向に延びた送風路を有し、前記第2の連通路には、風向板を備え、前記風向板は、上下方向に延びた板形状で前記第1のファン吹出口に対向する面を有し、前記風向板の上端と第2の連通路との間に空間を備えたことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 前記風向板の下端部と第1に対向する他方側の前記第3の連通路との距離は、前記風向板の下端部と第1に対向する一方側の前記第3の連通路との距離より大きいことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄装置。
  3. 前記第2の連通路の下部と前記第3の連通路の上部が、第1に対向する他方側へ膨らんだことを特徴とする請求項1または2に記載の空気清浄装置。
  4. 前記第1のケーシング部は、第2に対向する一方側の前記第1のケーシング部の側面に第2の舌部を設け、第2に対向する他方側の前記風向板の下端から下方へ延びる延長風向板を備え、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空気清浄装置。
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