JP2016069024A - 注出用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容器がわずかな内部圧力の変化でも容量を変化させ、収納部隙間の容量を詰めることができると共に、特別の製造装置を必要とせずに、かつ、製造し易い容器を得る事。
【解決手段】可撓性を有し復元自在な胴部と剛性を有する口部とからなるボトル(4)と、ボトル内部に収納され変形自在な可撓性を有する内袋(1)と、からなる複合容器であって、内袋はボトル口部より飛び出した吸引口(222)に融着されており、液体内容物(5)をボトルと内袋の隙間に充填したことを特徴とする注出用容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、しょう油、マヨネーズ、ソース、コーヒー、ジュースなどの酸化劣化を防止したい内容物を収納する注出用容器であって、低粘度から高粘度の内容物に対応可能な、スクイズして内容物を注出する容器に関する。
しょう油、マヨネーズ、コーヒー、ジュースなどの酸化劣化しやすい内容物は、ガラス瓶や缶など、酸素が透過し難い容器に充填し、流通して来た。しかし、ガラス瓶では落下で破損し易い問題があり、缶では一度開けると長期に保存できない問題があった。しかも、このような酸化劣化しやすい内容物は、冷凍してしまうと分離してしまうなど、一気にその製品の品質劣化も発生するなどの問題があった。
そこで、落下しても破損しない可撓性を有する容器に収納し、かつ、一度開封した後でも酸素を内容物に接触させずに保存できる容器が切望されていた。
以上の問題に対し、文献1では、スクイズ変形可能で復元自在な胴部を有する外容器の内側に可撓性を有する内容器が収納された二重容器と、
該二重容器の口部に装着され、前記内容器の内側に収容された内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、
が備えられ、
前記吐出口と前記内容器の内側とを連通する連通路に、該連通路を閉塞する開閉自在な閉塞手段が設けられており、
前記二重容器のスクイズ変形によって前記内容器が減容されて該内容器の内圧が陽圧となり、該内容器の内圧によって前記閉塞手段が開放されて前記連通路を通って前記内容物が吐出される吐出容器において、
前記外容器と前記内容器との間に形成される中間空間と外部とを連通し、前記中間空間に外気を流入させる外気流入路が形成されており、
該外気流入路中に、前記中間空間の内圧が陽圧になった際には閉鎖状態が維持され、前記中間空間の内圧が陰圧になると開けられる逆止弁が設けられており、該逆止弁の弁体が着座する弁座部が、前記中間空間の内圧上昇に伴い弾性変形可能な弾性体からなることを特徴としている吐出容器が提案されている。
しかし、この吐出容器は、外層と内層とが剥離可能に積層された二層構造の積層剥離ボトル(デラミボトル)を使用している。
その為、ボトルであって、多層ブロー成形法で製造する必要があり、機械などの設備が限定されてしまう問題がある。
又、容器にスクイズであっても、注出時に、容器内の減圧が余程大きくないと、剥離を開始してくれない。特にわずかずつしか使用しない調味料などの注出用容器には対応できない問題があった。
特許第5538057号公報
上記問題に鑑みて、内容器がわずかな内部圧力の変化でも容量を変化させ、収納部隙間の容量を詰めることができると共に、特別の製造装置を必要とせずに、かつ、製造し易い
容器を得る事が、本発明の課題である。
本発明の請求項1の注出用容器は、
可撓性を有し復元自在な胴部と剛性を有する口部とからなるボトルと、
ボトル内部に収納され変形自在な可撓性を有する内袋と、
からなる複合容器であって、
内袋はボトル口部より飛び出した吸引口に融着されており、
液体内容物をボトルと内袋の隙間に充填したことを特徴とする注出用容器である。
また、本発明の請求項2の注出用容器は、吸引口中央に下キャップが形成され、下キャップはボトル口部に螺合してなることを特徴とする請求項1に記載の注出用容器である。
また、本発明の請求項3の注出用容器は、注出口に通じる下キャップの開孔部口径を吸引口径に比べ充分小さくしたことを特徴とする請求項2に記載の注出用容器である。
また、本発明の請求項4の注出用容器は、吸引口と内袋との融着部断面は船形融着部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注出用容器である。
また、本発明の請求項5の注出用容器は、ボトル胴部断面がオーバル形状としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注出用容器である。
また、本発明の請求項6の注出用容器は、注出口開口部に逆流防止弁機能を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の注出用容器である。
また、本発明の請求項7の注出用容器は、内袋は、フィルムをシールして製造したフィルム袋であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の注出用容器である。
本発明の注出用容器は、可撓性の高い内袋を使用するので、内部の圧力変化に追随しやすく、内容物に接する容器内部のヘッドスペースを最小限に抑え、酸素が酸化防止ができる。また、一般的な設備で製造可能なので、製造コストを押さえられ、小ロットであっても、容器のコストを抑えることができる。
また、内容物を注出する前後で、ボトル外観は変形しないので、自立性などの使い易さが変化しない。
本発明の注出用容器に内容物が充填されている状態の縦断面図である。 本発明の注出用容器で、キャップを外し、内容物を充填した状態の縦断面図と、内袋上部と内袋中央における横断面図である。 本発明の注出用容器で、キャップを外し、内容物の多くを注出した状態の縦断面図と、内袋上部と内袋中央における横断面図である。 本発明の注出用容器で、下キャップの吸引口と下キャップ中央天板との接続面における横断面図である。 本発明の注出用容器で、内容物を注出している下キャップの吸引口と下キャップ中央天板との接続面における横断面図である。 本発明の注出用容器で、下キャップ中央天板に逆流防止弁を設けた実施形態における縦断面図と、下キャップの吸引口と下キャップ中央天板との接続面における横断面図である。 本発明の注出用容器の下キャップを成形する金型の図で、型締状態と、ネジ部スライドの状態を示す断面図である。 本発明の注出用容器の下キャップを成形する金型の図で、キャビ側が開く第2工程としたネジ部が回転して下キャップをエジェクトしている第3工程を示す断面図である。 本発明の注出用容器の下キャップを成形する金型の図で、スリーブピンを突き上げ、下キャップを取り出している工程を示す断面図である。
以下、本発明の注出用容器における実施の形態例について、図を用いて詳細に説明する。
図1に示す実施形態例の注出用容器は、ボトル4と内袋1と上キャップ3と下キャップ2とからなっている。
ボトル4は、可撓性を有し復元自在な胴部41と剛性を有する口部42とからなる。
胴部41の下方には底部43が、胴部41と口部42の間には肩部44があっても良い。また、内容物などの充填をし易くする為、口部42下側にフランジ45を設けていても良い。胴部41形状はチューブ状であっても、円柱状であっても良いが、断面が扁平なオーバル形状であると、わずかな押圧で注出しやすい。
ボトル4は、熱可塑性プラスチックをダイレクトブロー成形機やインジェクションブロー成形機などで成形して得られる。ボトル4の胴部はやや薄肉になっていて可撓性を有し、この胴部等を外から押圧すことで、内容積が減少し、その変化で内部の空気等内圧力で内容物が押し出され、注出される。
胴部への押圧を無くすと、ボトル4は形状を復元しようとする力が働き、内部は陰圧になり、外部の空気をボトル内部に入れようとする力が生じる。
内袋1は、ボトル内部に収納され、変形自在な可撓性を有する。軟質のフィルム材料をシールして製造されているので、わずかな気圧差であっても容易に内部へ空気を取り込むことができる。また、変形自在なので、細口のボトル口部42から挿入する時には、内袋1を折り畳んだり巻いたりして、容器内部へ挿入することができる。
内袋の容量は、大きく膨らんだ時には、ボトル4の内容積よりも小さくないことが必要である。もし、ボトル4の内容積よりも小さいと、内容物の未注出になる残量が大きくなってしまう恐れがある。もちろん、内容積だけではなく、縦方向の長さや幅方向の長さも、充分大きくしておくことは必須である。
上キャップ3は、下キャップの注出口21と吸入口222先端を覆うと共に、液止めして、内容物が内袋1側に入らないようにすると共に、外部にも内容物が漏れないようにする役目がある。
その為、内容物が通過する注出口21と吸入口222と当接する近傍に外インナーリング32と内インナーリング33を天板34内側に設けることが望ましい。もちろん、コンタクトリングであってもかまわないし、併用であっても良い。
下キャップ2は、注出口21と、吸引口22と、下側壁23と、下キャップ中央天板24と、からなる。
注出口21は上キャップ3と嵌合すると共に、内容物を注出する時の注出口になる。
吸引口22は下端が船形融着部221となって内袋1と融着され、上端は吸入口222となって上キャップ3と嵌合すると共に、内容物を注出する時に空気を取り込む通り道を確保する管になる。
下側壁23は、ボトル4の口部42に嵌合し、ボトル4と強く結合し、上キャップ3の開口、閉鎖によって無駄に開口してしまわないよう、強く嵌合することが望ましい。
下キャップ中央天板24は、注出口21と吸引口22と下側壁23とを繋いでいると共に
、注出口21と吸引口22との間に開孔部241を設け、内容物が注出できるようにしている。また、下キャップ中央天板24の下側に、ボトルの口部42に液止めをするボトル用インナーリング242やボトル用コンタクトリング243を設けている。
図2は、内容物5が充填され、上キャップを外した状態の縦断面図と、内袋上端AA面と内袋中央BB面における横断面図である。
図2−1で示すように、注出口21先端高さよりも、吸入口222の高さが高く、飛び出しておく。この飛び出し高さ25は、注出口21先端と吸入口222との注出隙間26よりも大きくしておくことが望ましい。
吸入孔224は、吸入口222先端から内袋1内部へ連通している。
図2−2は、内袋1の上端AA面における横断面図である。内袋1の幅はシール部11を除いた未シール部の表裏を合わせた長さは、ボトル胴部41の内周より長くしてある。なお、このボトル胴部41の断面は、円形ではなく、オーバル形状になっている。この為、外側からボトル胴部41を押すことによって、容易に内容物を抽出することが出来るとともに、注出した容量に相当する空気が吸入口222から入り易くなっている。
図2−3は、内袋1の上端BB面における横断面図である。内容物5が完全に充填された状態では、内袋内部10には外気が入っていない。
図3は、上キャップを外し、内容物5の多くが注出された状態の縦断面図と、内袋上端AA面と内袋中央BB面における横断面図である。
図3−1は縦断面図で、内容物5は注出口21先端と吸入口222との隙間から注出され、吸入口222から外気6が流入する。
吸入孔224は、吸入口222先端から内袋内部10へ連通している。
図3−2は、内袋1の上端AA面における横断面図である。シール部分なので、図2−2と同様である。
図3−3は、内袋1の上端BB面における横断面図である。内容物5の多くが注出された状態では、内袋内部10に外気が入り、図2−3でたるんでいた内袋1の未シール部は大きく引き伸ばされ、ボトル4内壁に沿って広がっている。
このように、内袋1がボトル4内部に広がり、内容物5を押出すので、押出しチューブのように、無理矢理容器を押しつぶさなくても、簡単で確実に内容物5を押し出すことができる。
通常、押出しチューブを徹底的に押し出しても、内容物残存量は3〜5パーセントは残ってしまうが、この容器では、無理なく、残存量を3パーセント以下まで押し出すことができる。
図4は口部42の下キャップ中央天板24における断面を示す図である。
図4−1は注出口近傍の縦断面図で、下キャップ中央天板24であるCC面を示した。また、図4−2は、CC面の横断面図で、一般的な下キャップ中央天板24における注出口21と吸引口22との間に設けた開孔部241を示した。
この開孔部241は大きく開口されているので、注出口21と吸引口22との間の下キャップ中央天板24はリブ状になっている。
図4−3は、CC面の横断面図で、粘度の高い内容物用の開孔部241を示した。粘度が高い内容物を収納する、スクイズ性の高い容器が必要な場合には、このように、小さな径の孔を開孔部241にする。開孔部241を小さな径にすると、ボトル内部に陰圧が確実に生じ、エアーの吸い込む力が大きくなって、内容物が高粘度であっても、内袋1が確実にボトル4内部で膨らみ、内容物を押し出す。
図5−1は本発明の容器において、内容物が充分に充填されている状態での注出状況を
示す縦断面図である。
内容物5は、注出口21から注出され、同時に、吸引口222から外気6が吸引されている。
図5−2では、ボトル4をさらに傾けて内容物5を注出している状態を示した。吸引口222が注出口21先端よりも飛び出して設けられている。この飛び出し量25があるので、内容物5は先端から吸引口に入らず、吸引口222の外周を伝わって注出される。
その為、問題なく外気6は吸引口222に入ることができ、内袋1が確実に膨らみ、内容物が注出されるようになる。
図6は、下キャップ中央天板24に、逆流防止弁242を設けた例である。
この部分に逆流防止弁を設けると、吸引された外気6は、確実に容器内部に留まり、わずかに胴部を押す事によって、内容物を注出することができる。
図7〜9は、下キャップの射出成形金型における実施形態の例を示す各工程の断面図である。
図7−1は型締めの状態で、射出成形される状態を示す。
図7−2は第2の工程で、上ネジ部71が外側にスライドし、キャビ側の外側が開放される。
図8−1は第3の工程で、型開きして、キャビ側が製品から抜ける。
図8−2は第4の工程で、下ネジ部が回転し、製品をエジェクトしながら、下ネジ部が抜ける。
図9は第5の工程で、コア側のスリーブピン78が上昇し、船形融着部221から製品を押し上げ、ゲート791を切断し、下キャップ2を抜く工程で、図9−1は船形融着部の広幅方向から見た断面図である。又、図9−2は、船形融着部の狭幅方向から見た断面図で、船形融着部を前後2部品に分割した倒れピン76にして、回転するネジ部のコアから抜けると、開くようにしてあるので、船形融着部の先端が細くなっていても、下キャップ2のエジェクトで、無理がなく金型から抜くことができ、成形可能である。
このように、複雑ではあるが、一型で充分に下キャップは成形可能で、安価に製造できる。
本発明に使用される内袋1は、可撓性が高く、吸引口に融着しやすく、内容物によって犯されないものであれば、特に材質は問わない。
例えば、外側から、
ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
ポリアミド/ポリエチレン/無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン/アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
ポリアミド/ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/エチレン酢酸ビニル共重合体鹸化物/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/接着性樹脂/ポリアミド/接着性樹脂/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/接着性樹脂/エチレン・ビニルアルコール共重合体/接着樹脂/ポリエチレン、
などの構成が考えられる。できる限り腰ない材料が好ましいが、外層には内容物中で、滑り性のある材料が好ましいので、ポリエチレンテレフタレートやポリアミドなどの延伸フィルムを薄くして、腰のなく、かつ、強度の高いフィルム構成が好ましい。
内袋1用フィルム内側のポリエチレンは、高圧法低密度ポリエチレンの他、直鎖状低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などが使用できる。上記構成のフィルムは、ドライラミネーション機、エクストルーダーラミネート機、共押出し機などを使用して、製造できる。
本発明に使用される下キャップ2は、剛性があって、内容物によって犯されないものであって、内袋1と融着可能であれば、特に材質は問わない。
基本的には低密度ポリエチレンで、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく、射出成形機で射出成形される。
本発明に使用されるボトル4の材料としては、内容物によって犯されない樹脂であって、可撓性があり、かつ、復元性の高い材料が良い。
例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、アクリロニトリルなどの単体樹脂ボトルの他、ポリアミド/接着性樹脂/ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物/接着性樹脂/ポリエチレンなどの多層ボトルでも良い。
また、スクイズし易く、かつ、元の形状に戻り易いボトルでないと、本発明の効果が出難い。その為、胴部断面形状が図2や図3で示すようにオーバル形状であることが望ましい。もちろん、円筒形の胴部であっても、ボトルの材質によっては問題がない。
なお、本発明に使用されるボトル4は、ブロー成形機で製造されるが、もちろん、射出ブロー成形で、口元の精度を上げる方法であれば、更に効果が生み易い。さらに、延伸ブロー成形機であってもかまわない。
本発明の注出用容器は、以上のようなものであり、内袋がわずかな内部圧力の変化でも容量を変化させ、収納部隙間の容量を詰めることができるので、手間を掛けずに、単に注出する時に、ボトルの胴部を押すだけで、最後まで内容物を注出することができる。
また、特別の製造装置を必要とせずに、かつ、製造し易い容器を得る事ができる。
さらに、内容物に接する容器内部のヘッドスペースは、注出時の外気流入が無く、満容量の時と大きく変化せず、最小限に抑えられるので、内容物の酸化劣化をほとんど防止することができ、防湿性も確保できるなど、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・・内袋
10・・・・・・・・内袋内
11・・・・・・・・シール部
2・・・・・・・・・下キャップ
21・・・・・・・・注出口
22・・・・・・・・吸引口
221・・・・・・・船形融着部
222・・・・・・・吸入口
224・・・・・・・吸入孔
23・・・・・・・・下側壁
24・・・・・・・・下キャップ中央天板
241・・・・・・・開孔部
25・・・・・・・・飛び出し高さ
26・・・・・・・・注出隙間
3・・・・・・・・・上キャップ
32・・・・・・・・外インナーリング
33・・・・・・・・内インナーリング
34・・・・・・・・天板
4・・・・・・・・・ボトル
41・・・・・・・・胴部
42・・・・・・・・口部
43・・・・・・・・底部
44・・・・・・・・肩部
45・・・・・・・・フランジ
5・・・・・・・・・内容物
6・・・・・・・・・外気
71・・・・・・・・上ネジ部(スライド)
72・・・・・・・・キャビコア
73・・・・・・・・キャビピン
74・・・・・・・・内ネジ部(回転コア)
75・・・・・・・・ストリッパプレート
76・・・・・・・・倒れピン
77・・・・・・・・コアピン
78・・・・・・・・スリーブピン
790・・・・・・・ランナー
791・・・・・・・ゲート
792・・・・・・・スプル

Claims (7)

  1. 可撓性を有し復元自在な胴部と剛性を有する口部とからなるボトルと、
    ボトル内部に収納され変形自在な可撓性を有する内袋と、からなる複合容器であって、
    内袋はボトル口部より飛び出した吸引口に融着されており、
    液体内容物をボトルと内袋の隙間に充填したことを特徴とする注出用容器。
  2. 吸引口中央に下キャップが形成され、下キャップはボトル口部に螺合してなることを特徴とする請求項1に記載の注出用容器。
  3. 注出口に通じる下キャップの開孔部口径を吸引口径に比べ充分小さくしたことを特徴とする請求項2に記載の注出用容器。
  4. 吸引口と内袋との融着部断面は船形融着部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注出用容器。
  5. ボトル胴部断面がオーバル形状としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注出用容器。
  6. 注出口開口部に逆流防止弁機能を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の注出用容器。
  7. 内袋は、フィルムをシールして製造したフィルム袋であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の注出用容器。
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