JP2016068069A - 汚泥掻寄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記汚泥掻寄装置には種々のものがあるが、ここではその一例として特許文献1を示す。
しかし、上記汚泥掻寄装置は、池底から突設されたガイドレールの上面を介して車輪が転動するようにして機体を走行案内する方式とされていたため、機体高さが高くなるだけでなく、機体の上面に固定した軸受を介して設けられる汚泥スクレーパも高いスクレーパとならざるを得ず、その結果、装置全体の重心は高くなって地震に対する安定性は低くなり、しかも、進退する装置全体が高姿勢になると沈降してくる汚泥を前進および後退運動に伴って巻き上げたりして沈降の促進が図れなかった。
これらの図における1は矩形をした沈澱池で図1および図2における図の左が上流側で右が下流側であり、2が前側端壁、3が後側端壁で、これら端壁2,3は、上からみて矩形の短辺に対応し、矩形の長辺は池幅方向に対面する左右の側壁4が対応する。前側端壁2の上部には図示しない整流孔付きの整流板が設けられてそれより左側の流入渠(図示省略)に導入される汚水を多数の整流孔を通じて沈澱池1内に緩徐に導入するようになっている。
5は底壁(池底)で、その前側端壁2側である汚泥掻寄方向側には汚泥ピット6が凹設されている。このピット6には回収した汚泥の吸揚ポンプが設けられる。
その内側上部に配備した内部ローラー15…を介してガイドレール8に沿って直線的に進退するようになっている。この内部ローラー15…は省略することがある。
17は軸受で、機体12の前後3個所に左右一対ずつ突設され、これら軸受17を介してスクレーパ軸18が通されるとともにゴム板付き汚泥スクレーパ19が前後3枚をもって配備されている。これら汚泥スクレーパ19のうち前2枚は、ウエイト20付きの連動アーム21に前リンク22を通して接続することで掻寄状態である垂直状態と復帰状態である前上がり状態とに同時切換可能になっている。前リンク22の前端には前進端において前ストッパ24に当たって前リンク22を後退させるための前ローラー25が取り付けられている。後2枚の汚泥スクレーパ19は後リンク27で互いに逆向きに持ち上げられるように連動可能に連結されている。28は後ストッパで、後の汚泥スクレーパ19が後に持ち上がった後退端において当たって垂直な掻寄状態に押し下げるようにされる。
尚、図17の下欄に追記するように、機体85は1本の長い屋根型(三角屋根や半丸屋根など)あるいは溝形鋼で形成され、その中間にロッド81が連結されて機体85を進退させるように構成してより構造の簡素化を図るようにしてもよい。この場合、車輪96…が設けられているので機体85をシリンダ77上に滑走させなくともよい。
シリンダ77は、図21に示すように、底壁5の前後中間に配置したり、図22に示すように、前方に配置したり、あるいは、図23に示すように、窪み98に沈めた低い配置とすることもできる。
このスカム掻寄装置105は、図1以降の実施形態で例示したような汚泥掻寄装置から立設した進退自在なポール106によって浮上しながら往復運動しながらスカムスクレーパ107を上げ下げするように構成したもので、左右一対のフロート108と、その間に渡されたつなぎ材109と、つなぎ材109の中間に設けられて前記ポール106に沿って昇降自在とされたセンターブロック110と、フロート108の前部に設けられた軸受111間に回転自在に装架された支持軸112と、この支持軸112周りに上下回転可能に取り付けられたスカムスクレーパ107と、同じく支持軸112周りに回転自在に取り付けられた連動アーム113とを備える。114は張線材で、ポール106の上端に形成されたスリット115に通されることでポール106が直線的に進退するように既定されるようになっている。116は前ストッパ、117は後ストッパで、前進する連動アーム113が終端において前ストッパ116に当たることで後に倒されてスカムスクレーパ107を持ち上げるようにする一方、連動アーム113が後倒れした状態で左方向に戻された終端において後ストッパ117に当たることでスカムスクレーパ107を元のスカムかき寄せ状態に戻すようになっている。その間、スカムスクレーパ107は、フロート108によって支持されながら進退されるようになっている。これにより、スカムスクレーパ107が右方向に進行する際は水面のスカムをスカム除去装置104の方向に掻き寄せて下がる堰103によりトラフ102内に呑み込まれるようにされ、スカムスクレーパ107が持ち上がった状態で左方向に復帰することでスカムの掻き寄せなしに戻されるようにする。こうしたスカムかき寄せが簡単な構造によって得られる。
Claims (1)
- 矩形の短辺に対応する前後の端壁と矩形の長辺に対応する左右の側壁および汚泥掻寄方向である前側の端壁側に汚泥ピットを備える底壁とを備えてなる矩形沈澱池内の底壁上の池幅中央に沿った位置に長尺状をしたガイドレールが敷設され、ガイドレールの上側に対面する面を少なくとも備えた長尺状をした機体と、前後複数個所にあるようにして機体両脇に配され底壁におけるガイドレールの両側方位置に対応して設定された走行軌道路に沿って転動するようにされた車輪と、機体の前後複数個所に上下切換運動可能に設けられた汚泥スクレーパと、機体を前後方向に進退駆動させるための駆動手段とを備えてなる汚泥掻寄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014213148A JP6511669B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 汚泥掻寄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014213148A JP6511669B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 汚泥掻寄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016068069A true JP2016068069A (ja) | 2016-05-09 |
JP6511669B2 JP6511669B2 (ja) | 2019-05-15 |
Family
ID=55865431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014213148A Active JP6511669B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 汚泥掻寄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6511669B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0593504U (ja) * | 1992-04-01 | 1993-12-21 | 充弘 藤原 | 汚泥掻寄装置 |
JP2001224908A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-08-21 | Mitsuhiro Fujiwara | 汚泥掻寄装置 |
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2014
- 2014-09-29 JP JP2014213148A patent/JP6511669B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0593504U (ja) * | 1992-04-01 | 1993-12-21 | 充弘 藤原 | 汚泥掻寄装置 |
JP2001224908A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-08-21 | Mitsuhiro Fujiwara | 汚泥掻寄装置 |
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