JP2016068069A - 汚泥掻寄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低い姿勢で進退運動することができることで地震発生時の安定性が高く得られるとともに、沈降直前の汚泥の巻き上げが防止されて沈降作用が確実化し汚泥掻き寄せが早期になされるようにした汚泥掻寄装置を提供することを目的とする。【解決手段】 矩形の短辺に対応する前後の端壁と矩形の長辺に対応する左右の側壁および汚泥掻寄方向である前側の端壁側に汚泥ピットを備える底壁とを備えてなる矩形沈澱池内の底壁上の池幅中央に沿った位置に長尺状をしたガイドレールが敷設され、ガイドレールの上側に対面する面を少なくとも備えた長尺状をした機体と、前後複数個所にあるようにして機体両脇に配され底壁におけるガイドレールの両側方位置に対応して設定された走行軌道路に沿って転動するようにされた車輪と、機体の前後複数個所に上下切換運動可能に設けられた汚泥スクレーパと、機体を前後方向に進退駆動させるための駆動手段とを備えてなる。【選択図】図2

Description

この発明は、汚泥掻寄装置に関する。
矩形沈澱池は、矩形の短辺を前後の端壁とし長辺を幅方向に対向する左右の側壁とするとともに底壁を備えこの底壁の汚泥掻寄方向である前側の端壁側に汚泥ピットを備えて立体構造を構成したものでなる。沈澱池のピットの上方に対応する前側の端壁が上流側とされてその上側には沈澱池外から導かれてきた汚水が導入される流入渠が設けられるとともに同流入渠の池内への出口に横断状に設けた多孔状の整流壁(板)の整流孔を通じて汚水を整流化しながらごく緩徐な流れにして沈澱池内に送り込むようにしてそのまま下流側へゆっくりと流すことにより沈降を促進して底壁上に汚泥を沈澱させるようにしてある。底壁上に沈澱した汚泥は、汚泥掻寄装置により汚泥ピットまで掻き寄せられ回収されピット外に排出されるようにしてある。
前記汚泥掻寄装置には種々のものがあるが、ここではその一例として特許文献1を示す。
特開2005−131627
特許文献1に開示された汚泥掻寄装置は、池幅中央を通るように池底に固定されたガイドレールを備え、このガイドレールには、平行に進退する長尺状の機体を備え、この機体は前後複数枚の汚泥スクレーパを備えて車輪を介して走行案内する構造とされている。そして、汚泥スクレーパは、後退したのちに垂直な汚泥掻寄姿勢とされて例えば、ワイヤ駆動やリンクチェーン駆動方式あるいは水シリンダ駆動方式などにより機体が前進されることにより前方のピット方向に汚泥を掻き寄せるようにされ、掻寄姿勢を終えると汚泥スクレーパは持ち上がって掻き戻しをしない状態で元の後方へと復帰運動をするようになっている。
しかし、上記汚泥掻寄装置は、池底から突設されたガイドレールの上面を介して車輪が転動するようにして機体を走行案内する方式とされていたため、機体高さが高くなるだけでなく、機体の上面に固定した軸受を介して設けられる汚泥スクレーパも高いスクレーパとならざるを得ず、その結果、装置全体の重心は高くなって地震に対する安定性は低くなり、しかも、進退する装置全体が高姿勢になると沈降してくる汚泥を前進および後退運動に伴って巻き上げたりして沈降の促進が図れなかった。
この発明は、上記問題を解決しようとするもので、低い姿勢で進退運動することができることで地震発生時の安定性が高く得られるとともに、沈降直前の汚泥の巻き上げが防止されて沈降作用が確実化し汚泥掻き寄せが早期になされるようにした汚泥掻寄装置を提供することを目的とする。
この発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、矩形の短辺に対応する前後の端壁と矩形の長辺に対応する左右の側壁および汚泥掻寄方向である前側の端壁側に汚泥ピットを備える底壁とを備えてなる矩形沈澱池内の底壁上の池幅中央に沿った位置に長尺状をしたガイドレールが敷設され、ガイドレールの上側に対面する面を少なくとも備えた長尺状をした機体と、前後複数個所にあるようにして機体両脇に配され底壁におけるガイドレールの両側方位置に対応して設定された走行軌道路に沿って転動するようにされた車輪と、機体の前後複数個所に上下切換運動可能に設けられた汚泥スクレーパと、機体を前後方向に進退駆動させるための駆動手段とを備えてなる。
上述したように、請求項1に記載の発明は、矩形の短辺に対応する前後の端壁と矩形の長辺に対応する左右の側壁および汚泥掻寄方向である前側の端壁側に汚泥ピットを備える底壁とを備えてなる矩形沈澱池内の底壁上の池幅中央に沿った位置に長尺状をしたガイドレールが敷設され、ガイドレールの上側に対面する面を少なくとも備えた長尺状をした機体と、前後複数個所にあるようにして機体両脇に配され底壁におけるガイドレールの両側方位置に対応して設定された走行軌道路に沿って転動するようにされた車輪と、機体の前後複数個所に上下切換運動可能に設けられた汚泥スクレーパと、機体を前後方向に進退駆動させるための駆動手段とを備えてなるので、低い姿勢で進退運動することができることで地震発生時の安定性が高く得られるとともに、沈降直前の汚泥の巻き上げが防止されて沈降作用が確実化し汚泥掻き寄せが早期になされるようにした汚泥掻寄装置を提供することができる。
この発明の一実施形態を示す図2のI−I線に対応する横断面図。 図1のII−II線断面図。 図1のIII−III線に対応する横断面図。 横振れおよび浮き上がり防止ローラーの詳細を示す横断面図。 車輪カバーを示す拡大横断面図。 他の実施形態を示す縦断面図。 図6の構造を構成した汚泥掻寄装置の側断面図。 他の実施形態を示す正面からみた縦断面図。 他の実施形態を示す正面からみた縦断面図。 他の実施形態を示す装置側断面図。 図10のA部の拡大断面図。 図10のB−B線拡大断面図。 他の実施形態を示す側断面図。 図13のC部の拡大断面図。 図13のD−D線拡大断面図。 他の実施形態を示す図17の横断面図。 図16のE−E線断面図。 図16のF−F線断面図。 図16のG−G線断面図。 図16のH−H線断面図。 水シリンダの他の設置例を示す側断面図。 水シリンダの他の設置例を示す側断面図。 水シリンダの他の設置例を示す側断面図。 付加的な提案例を示す平面図。 図24のJ−J線断面図。
以下、この発明の一実施形態を図1ないし図5に従って説明する。
これらの図における1は矩形をした沈澱池で図1および図2における図の左が上流側で右が下流側であり、2が前側端壁、3が後側端壁で、これら端壁2,3は、上からみて矩形の短辺に対応し、矩形の長辺は池幅方向に対面する左右の側壁4が対応する。前側端壁2の上部には図示しない整流孔付きの整流板が設けられてそれより左側の流入渠(図示省略)に導入される汚水を多数の整流孔を通じて沈澱池1内に緩徐に導入するようになっている。
5は底壁(池底)で、その前側端壁2側である汚泥掻寄方向側には汚泥ピット6が凹設されている。このピット6には回収した汚泥の吸揚ポンプが設けられる。
沈澱池1内の底壁5上には、池幅間中央ラインに同芯状をなすようにしてアンカー9で両側を固定した状態でガイドレール8が敷設されている。このガイドレール8は、Hビーム製で長尺状のもので、後端が後側端壁3側にまた前端が汚泥ピット6上に対応するようにまたフランジが上下に向くようにして配置されている。底壁5のガイドレール8から左右それぞれに1m程度離れた個所には30cm幅程度の走行軌道路10,10が付設されている。この走行軌道路10は、耐摩耗コンクリートや床下塗着用の強化塗料、あるいは道路の歩道標識用塗料などを一定厚で平滑な表面となるようにライン状に施したものである。底壁5と走行軌道路10とは、水平でなく上流側へ向けてごく緩徐に下がり傾斜した設定になっている。
12は機体で、ガイドレール8の上側に対面する上面壁(対面する面)13とこの上面壁13の両端から垂下する側面壁14とでなる溝形ビーム製の長尺材でなってその溝を下向きにしてガイドレール8を跨ぐ形で設けられるとともに、この機体12は、
その内側上部に配備した内部ローラー15…を介してガイドレール8に沿って直線的に進退するようになっている。この内部ローラー15…は省略することがある。
17は軸受で、機体12の前後3個所に左右一対ずつ突設され、これら軸受17を介してスクレーパ軸18が通されるとともにゴム板付き汚泥スクレーパ19が前後3枚をもって配備されている。これら汚泥スクレーパ19のうち前2枚は、ウエイト20付きの連動アーム21に前リンク22を通して接続することで掻寄状態である垂直状態と復帰状態である前上がり状態とに同時切換可能になっている。前リンク22の前端には前進端において前ストッパ24に当たって前リンク22を後退させるための前ローラー25が取り付けられている。後2枚の汚泥スクレーパ19は後リンク27で互いに逆向きに持ち上げられるように連動可能に連結されている。28は後ストッパで、後の汚泥スクレーパ19が後に持ち上がった後退端において当たって垂直な掻寄状態に押し下げるようにされる。
30は車軸で、機体12の前後3個所において左右一対となるように水平張り出し状に固定されており、この車軸30まわりには、スペーサ筒31やワッシャ32、ナット33などを介して車輪35が遊転自在に取り付けられている。車輪35は、金属あるいは樹脂製の本体35aの外周に耐摩耗性の高いのゴムライニング35bを施してなるもので、この車輪35が前記走行軌道路10,10の中央上を転動しながら進退するようになっている。車輪35の周りには、車軸30の端部に取り付けられた車輪カバー36が設けられ、このカバー36の前後下端に設けられた走行スクレーパー37が走行軌道路10上の汚泥を除去しながら進退するようにしてある。図4において39は横振れ防止ローラー、40は浮き上がり防止ローラーである。
こうした機体12における汚泥スクレーパ19は、図2にP(ピッチ)で示すように配置されるとともに、Sで示すストローク分進退するようになっている。SはPに近い距離であるがPよりもやや長くなっており、従って、後端の汚泥スクレーパ19がS程前進すると、掻寄汚泥は前後中間の汚泥スクレーパ19が後退した位置(実線)よりも前方まで持ち運ばれることになり、その汚泥は、中間の汚泥スクレーパ19によりS程掻き進められて前端の汚泥スクレーパ19の前方まで運ばれ、その汚泥分は前端の汚泥スクレーパ19によりピット6まで掻き進められるようになっている。
この進退駆動をするものが前シーブ42・後シーブ43およびワイヤやリンクチェーンなどの牽引伝達材44であり、図示しない駆動部とともに駆動手段を構成する。例えば、機体12の前端に後端が接続された牽引伝達材44が矢印方向に牽かれれば汚泥スクレーパ19がすべて垂直な掻寄姿勢のままS程前進され、汚泥をピット6まで持ち込むようにする。その際、前ローラー25が前ストッパ24に当たることで前リンク22・後リンク27を介して汚泥スクレーパ19が持ち上げられて復帰姿勢に切り換えられる。その後、後側の牽引伝達材44が牽引されると、前記復帰姿勢のまま汚泥スクレーパ19が後方へ戻され、最後に後端の汚泥スクレーパ19が後ストッパ28に当たって押し下げられることですべての汚泥スクレーパ19…が連動して下げられて掻寄姿勢とされる。
車輪35は走行軌道路10(あるいは底壁5)上を転動するように低くされ、しかも低くされた車輪35により機体12もガイドレール8を跨ぐように低い姿勢とされて走行するようになっているので、地震が発生しても安定走行であり、また、汚泥スクレーパ19の高さも低く抑えられるので沈降しようとする汚泥をその途中で巻き上げたりせずそのまま自然沈降させるようにする。その結果、沈降が早くなって浄化能率が向上することになる。
図6および図7は他の実施形態を示し、機体48が長尺状Hビームを本体部分としその前後3個所(複数個所)の両端に側面片49…を一体化してこれら側面片49を介して車軸30を取り付けて車輪35…を装備したものである。その他の点は前記実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明に代える。内部ローラー15は構成しなくてもよい。
図8は他の実施形態を示し、機体52が丸あるいは角パイプの長尺状本体部分を有し、その3個所(複数個所)の傾斜面部53aと垂直な側面部53bとでなる取付板53を溶接固定して側面部53bを介して車軸30を固定し車輪35を装備したものである。機体52は軽量簡略構造であるとともに両傾斜面部53aが屋根型になっていて沈降してくる汚泥が両脇に流れ落ちやすくなる。その他の点は前記実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明に代える。内部ローラー15は構成しなくてもよい。
図9は他の実施形態を示す。同実施形態は、機体56がHビームの本体部分を備え、この機体56の溝長手3個所(複数個所)からアーム57を張り出し、そのアーム57を介して車輪35を備えたものである。その他の点は前記実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明に代える。内部ローラー15は構成しなくてもよい。
図10ないし図12は他の実施形態を示す。同実施形態は、一端にピット6を備えた矩形沈澱池の底壁5の池幅間中央線上に長尺状ガイドレールでなく複数個のガイド片60…を前後に一定間隔を置いた状態で点在的に配備するとともに、これらガイド片60…にスライド式で案内されて前後に直線的に進退するようにHビーム型の機体61を設けて構成したものである。ガイド片60は、図11のように側面からみると前後に曲面部を有しその間を平坦部とした樹脂あるいは金属製のブロックからなり、それをアンカー62により底壁5上に固定したものである。この実施形態では、ガイド片60とともに取付片63を共締してその取付片63にL形制止片64を取り付けて機体61に当て付けることで横振れや浮き上がり防止手段を構成してある。こうした構成により装置は非常に簡略な構造のものとなるだけでなく低い姿勢で安定走行が可能であるため地震に対しても強くしかも汚泥スクレーパ19である装置高さも低く抑えられることから汚泥の巻き上げも防止されることになる。その他の点は前記実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明に代える。
図13ないし図15は他の実施形態を示す。同実施形態は、一端にピット6を備えた矩形沈澱池の底壁5の池幅間中央線上に長尺状ガイドレールでなく複数個のガイドローラー台68…を前後に一定間隔を置いた状態で点在的に配備するとともに、これらガイドローラー台68…に転動式で案内されて前後に直線的に進退するようにHビーム型の機体70を設けて構成したものである。ガイドローラー台68は、図14のように上部にリップ付きで50cmないし1m前後の短い溝形鋼からなるローラー受台71を備えてアンカー72により底壁5上に移動調節可能に固定してあり、このローラー受台71には、軸心を池幅方向に向けたローラー73…の複数個を前後に配列して回転自在に配備してあり、これらのローラー73…上を介して機体70がガイドされるようになっている。74は樹脂あるいは金属製の抑えシューで、ローラー受台71のリップ部分の内側に取り付けられて機体70の横振れと浮き上がりを防止するものとして設けられている。こうした構成により装置は非常に簡略な構造のものとなるだけでなく低い姿勢で安定走行が可能であるため地震に対しても強くしかも汚泥スクレーパ19である装置高さも低く抑えられることから汚泥の巻き上げも防止されることになる。その他の点は前記実施形態と同様であるので同じ符号を付して説明に代える。尚、ガイドローラー台68は点在的であったが、5mあるいは10m前後のように長いガイドローラー台68を数本配備する方式にしてもよい。
図16ないし図20は他の実施形態を示す。同実施形態は、流体圧(水圧・油圧・空圧など)や電動などの単一本のシリンダ77を機体85の駆動手段としたものである。シリンダ77は、円筒型をしたシリンダ本体79とピストン80付きのロッド81とを備えた水シリンダタイプとなっている。配管等は図示省略されている。シリンダ本体79は、そのテールを下流側終端上にくるようにしてテールブラケット82で固定する一方ヘッドを下流端から数m上流側に位置させた状態でヘッドブラケット83により固定して側壁4間である池幅間中央に対応して固定してある。同シリンダ本体79は、その底面が底壁5より少し浮く状態とされている。ロッド81は、シリンダ本体79のヘッドを通じて前向きに伸びそのロッド端部がストロークSで直線状に進退するようにしてある。シリンダ77には本浄水化施設において得られる浄水が前後のポートを通じて交互に供給される。
機体85は、前部86と後部87とでなってこれらを連結部88でつないだものになっている。前部86は、溝形鋼でその溝を下向きにして内部ローラー89…を池幅中央のガイドレール90上で転動して進退するようにしてある。後部87は、図20に拡大してみるように、アングル材をその溝が下向きで山形になるようにして設定され、その溝内に設けた移動側シュー91がシリンダ77上の固定側シュー92上で滑走して進退するようになっている。後部87には、前後の2個所において左右に伸びる山形の水平ビーム94先端を介して垂下ブラケット95を備え、このブラケット95を介して車輪96を備えている。また、水平ビーム94には軸受97が設けられて汚泥スクレーパ19が回転自在に設けられている。
図16ないし図20の実線状態は復帰状態から掻寄状態に切り換えられた直後の状態を示し、この状態からロッド81が前方へ伸びると、各汚泥スクレーパ19はS程前進して前端の汚泥スクレーパ19からはピット6に汚泥が掻き落とされ中間および後の汚泥スクレーパ19からはそれぞれの前方の汚泥スクレーパ19のやや前方位置まで汚泥が掻き進められる。
尚、図17の下欄に追記するように、機体85は1本の長い屋根型(三角屋根や半丸屋根など)あるいは溝形鋼で形成され、その中間にロッド81が連結されて機体85を進退させるように構成してより構造の簡素化を図るようにしてもよい。この場合、車輪96…が設けられているので機体85をシリンダ77上に滑走させなくともよい。
シリンダ77は、図21に示すように、底壁5の前後中間に配置したり、図22に示すように、前方に配置したり、あるいは、図23に示すように、窪み98に沈めた低い配置とすることもできる。
図24および図25は付加的な提案例を示すもので、同例は、矩形沈澱池100内に汚水が導入される上流域の水面101に浮上し浮遊するスカムをトラフ102と堰103を有するスカム除去装置104の方向へ掻き寄せるようにするスカム掻寄装置105についてのものである。
このスカム掻寄装置105は、図1以降の実施形態で例示したような汚泥掻寄装置から立設した進退自在なポール106によって浮上しながら往復運動しながらスカムスクレーパ107を上げ下げするように構成したもので、左右一対のフロート108と、その間に渡されたつなぎ材109と、つなぎ材109の中間に設けられて前記ポール106に沿って昇降自在とされたセンターブロック110と、フロート108の前部に設けられた軸受111間に回転自在に装架された支持軸112と、この支持軸112周りに上下回転可能に取り付けられたスカムスクレーパ107と、同じく支持軸112周りに回転自在に取り付けられた連動アーム113とを備える。114は張線材で、ポール106の上端に形成されたスリット115に通されることでポール106が直線的に進退するように既定されるようになっている。116は前ストッパ、117は後ストッパで、前進する連動アーム113が終端において前ストッパ116に当たることで後に倒されてスカムスクレーパ107を持ち上げるようにする一方、連動アーム113が後倒れした状態で左方向に戻された終端において後ストッパ117に当たることでスカムスクレーパ107を元のスカムかき寄せ状態に戻すようになっている。その間、スカムスクレーパ107は、フロート108によって支持されながら進退されるようになっている。これにより、スカムスクレーパ107が右方向に進行する際は水面のスカムをスカム除去装置104の方向に掻き寄せて下がる堰103によりトラフ102内に呑み込まれるようにされ、スカムスクレーパ107が持ち上がった状態で左方向に復帰することでスカムの掻き寄せなしに戻されるようにする。こうしたスカムかき寄せが簡単な構造によって得られる。
1…沈澱池 2…前側端壁 3…後側端壁 4…側壁 5…底壁 6…汚泥ピット 8…ガイドレール 10…走行軌道路 12…機体 19…汚泥スクレーパ 35…車輪。

Claims (1)

  1. 矩形の短辺に対応する前後の端壁と矩形の長辺に対応する左右の側壁および汚泥掻寄方向である前側の端壁側に汚泥ピットを備える底壁とを備えてなる矩形沈澱池内の底壁上の池幅中央に沿った位置に長尺状をしたガイドレールが敷設され、ガイドレールの上側に対面する面を少なくとも備えた長尺状をした機体と、前後複数個所にあるようにして機体両脇に配され底壁におけるガイドレールの両側方位置に対応して設定された走行軌道路に沿って転動するようにされた車輪と、機体の前後複数個所に上下切換運動可能に設けられた汚泥スクレーパと、機体を前後方向に進退駆動させるための駆動手段とを備えてなる汚泥掻寄装置。
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