JP2016067478A - 身体貼着用テープ又は身体貼着用シート、及びその製造方法 - Google Patents

身体貼着用テープ又は身体貼着用シート、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ムレやかぶれが生じにくく、かつ、皮膚から剥がす際の痛みを軽減できる身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
【解決手段】支持基材10と粘着剤層20とを備え、透湿度は、800〜2500g/m・24h、粘着剤層20は、70〜360g/m、厚さ60〜300μmのハイドロゲルであり、粘着剤層20は、15分後吸水倍率が5倍以上、60分後吸水倍率が10倍以上であり、かつ下記式(1)で求められる粘着力維持率が20%以下である身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。粘着力維持率(%)=100×T/T・・・(1)、ただし前記Tは、ベークライト板に測定サンプルを貼り付け、25℃40%RH条件下で1時間経過後、JIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。Tは、前記の1時間経過後の測定サンプルを、37℃のイオン交換水に1時間浸漬後、JIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。
【選択図】図1

Description

本発明は、身体貼着用テープ又は身体貼着用シート、及びその製造方法に関するものである。
従来、怪我の予防や治療のために、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートを関節や筋肉等の部位に貼着したり巻き付けたりして固定する、いわゆるテーピングが広く行われている。また、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートは、絆創膏や粘着包帯等として負傷した部位に貼着されたり、カテーテル等の医療器具を皮膚に固定する際に用いられる。
例えば、特許文献1には、スポーツテーピング等に使用される粘着テープ又はシートが記載されており、特許文献2には、身体貼着用テープが記載されている。
特許第5371292号公報 特開2006−175093号公報
しかしながら、従来の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートを、長時間、皮膚に貼着した場合等には、ムレやかぶれを生じる場合があった。さらに、使用後の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートを皮膚から剥がす際に、痛みを伴う場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ムレやかぶれが生じにくく、かつ、皮膚から剥がす際の痛みを軽減できる身体貼着用テープ又は身体貼着用シートを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、以下の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートが、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートは、以下の構成を有する。
[1]支持基材と、前記支持基材の一方の面に設けられた粘着剤層とを備え、透湿度は、800〜2500g/m・24h、前記粘着剤層は、70〜360g/m、厚さ60〜300μmのハイドロゲルであり、前記粘着剤層は、下記測定方法で測定される15分後吸水倍率が5倍以上、下記測定方法で測定される60分後吸水倍率が10倍以上であり、かつ下記式(1)で求められる粘着力維持率が20%以下であることを特徴とする、身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
<15分後吸水倍率の測定方法>
粘着剤層を50mm×50mmに切断したものを測定サンプルとし、その質量を測定する(浸漬前のサンプル質量)。このサンプルを20℃のイオン交換水に浸漬し、浸漬してから15分経過後の質量を測定する(浸漬後のサンプル質量)。そして、15分後吸水倍率を以下の式から求める。
15分後吸水倍率(倍)=(浸漬後のサンプル質量−浸漬前のサンプル質量)/浸漬前のサンプル質量
<60分後吸水倍率の測定方法>
イオン交換水への測定サンプルの浸漬時間を60分間とする以外は<15分後吸水倍率の測定方法>と同様にして、60分後吸水倍率を求める。
<粘着力維持率の算定式>
粘着力維持率(%)=100×T/T・・・(1)
ただし、式(1)におけるTは、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートを20mm×100mmに切断したものを測定サンプルとし、ベークライト板に測定サンプルを貼り付け、25℃40%RH条件下で1時間経過後、JIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。Tは、前記の1時間経過後の測定サンプルを、ベークライト板に張り付けたままの状態で、37℃のイオン交換水に1時間浸漬後、JIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。
[2]前記支持基材の一方の面に対する前記粘着剤層の被覆面積率が70〜100%であることを特徴とする、[1]に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
[3]前記支持基材が、残留ひずみ率15〜25%の織布であることを特徴とする、[1]又は[2]に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
[4]前記支持基材が、ウレタンフィルムに不織布がラミネートされたものであることを特徴とする、[1]又は[2]に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
[5]前記ハイドロゲルが、重合性単量体と架橋性単量体との共重合体からなる高分子マトリックスと、水と、多価アルコールを含むことを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
[6][1]〜[5]のいずれかに記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの製造方法であって、前記支持基材の一方の面に、前記粘着剤層を形成する工程を有することを特徴とする、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの製造方法。
本発明の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートは、ムレやかぶれが生じにくく、かつ、皮膚から剥がす際の痛みを軽減できる。
本発明の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの断面図である。
<身体貼着用テープ又は身体貼着用シート>
図1に示すように、本発明の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート(以下、これらを総じて「身体貼着用テープ等」という場合がある)1は、支持基材10の一方の面に粘着剤層20が設けられたものである。
本発明の身体貼着用テープ等1としては、身体に貼着されるテープ又はシートであれば特に限定されないが、身体貼着用テープとしては、例えばスポーツテーピングやテーピング治療用のテープ、サージカルテープ、粘着包帯、カテーテル等の医療器具を身体に固定するための粘着テープ等が挙げられ、身体貼着用シートとしては、例えば絆創膏、ドレッシング材、パップ剤等が挙げられる。
[透湿度]
本発明の身体貼着用テープ等1の透湿度は、800〜2500g/m・24hであり、1000〜2500g/m・24hが好ましい。
透湿度が800g/m・24h未満であると、ムレやかぶれを充分に抑制できなくなる。また、透湿度が2500g/m・24hを超えると、ムレやかぶれの抑制効果は飽和し、身体貼着用テープ等1の保形性が損なわれる場合がある。
なお、身体貼着用テープ等1の透湿度は、例えば後述の粘着剤層20の厚さや単位面積当たりの質量を調整したり、支持基材10の透湿度を調整することで容易に調整される。
なお、本発明における透湿度は、JIS Z0208の透湿度試験方法を一部変更して測定される値である。
具体的には、透湿度は、次の手順により測定される。
透湿カップ(JIS規格品φ60mm)に15gの水を入れ、φ70mmの試験片で透湿カップの開口部を覆い(試験片の粘着剤層側が開口部に接する)、試験片の粘着剤層と透湿カップの接着面に溶かしたパラフィンを塗り付け密封する。密封した透湿カップを、密封した面が上になるようにして40±0.5℃、相対湿度40±2%の環境下に24時間放置し、前記密封した透湿カップの質量を秤量する。そして、下記式により透湿度を算出する。
透湿度(g/m・24h)=10−3×(u)/(s)
ただし、sは、透湿面積(m)、uは、減少質量の絶対値の合計(mg)である。
身体貼着用テープ等1の厚みは、特に限定されないが、例えば、90〜950μmとされる。90μm未満では、身体貼着用テープ等1が軟弱となり保形性が損なわれるおそれがある。また、950μm超では、身体貼着用テープ等1をコンパクトに形成できず、取り扱い性が損なわれるおそれがある。
支持基材10の一方の面に対する粘着剤層20の被覆面積率は70〜100%が好ましい。前記被覆面積率が70%以上であると、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの保形性を高めやすくなる。
<支持基材10>
支持基材10としては、その一方の面に粘着剤層20を形成できるものであれば特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタラート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、パルプ、レーヨン、ナイロン等から製造されたフィルム、シート、織布、不織布等が挙げられる。また、前記フィルムやシートに、織布や不織布がラミネートされたものでもよい。
本発明の身体貼着用テープ等1が伸縮を伴うテーピング等として用いられる場合、支持基材10としては、残留ひずみ率15〜25%の織布(a1)であることが好ましい。
支持基材10として、上記(a1)を用いることで、本発明の身体貼着用テープ等1は良好な伸縮性が得られ、皮膚や関節等の被着体により追従しやすいものにできる。
なお、残留ひずみ率は、JIS L1096に準拠して求められる。
具体的には、引張試験機を用い、試験片(50mm×300mm)の一端をクランプで固定し、他端に試験片の幅で1mの長さにかかる重力に相当する荷重(N)の初荷重を加え、試験片にクランプの下端から200mmの位置に印をつける。次いで14.7Nの荷重を加え1時間保持後、この荷重を取り除き、30秒後に初荷重を加えて、クランプの下端から印までの長さLを測り、下記式により求める。
残留ひずみ率(%)=100×(L−200)/200
本発明の身体貼着用テープ等1が、カテーテル等の医療器具を身体に固定するための粘着テープや絆創膏として用いられる場合、支持基材10としては、ウレタンフィルムに不織布がラミネートされた基材(a2)が好ましい。この場合、支持基材10において不織布がラミネートされた面に粘着剤層20が設けられる。かかる構成とすることで、支持基材10と粘着剤層20との一体性をより高められやすくなる。
支持基材10の厚みは、特に限定されないが、例えば、30〜650μmとされる。30μm未満では、身体貼着用テープ等1が軟弱となり保形性が損なわれるおそれがある。また、650μm超では、支持基材10が厚くなりすぎ、身体貼着用テープ等1をコンパクトに形成できず、取り扱い性が損なわれるおそれがある。
支持基材10の目付は、特に限定されないが、例えば、13〜40g/mとされる。13g/m未満では、支持基材10が軟弱となり、粘着テープ又は粘着シートの保形性が損なわれるおそれがある。また、40g/m超では、支持基材10の可撓性が損なわれ、身体貼着用テープ等1の取り扱い性が損なわれるおそれがある。
支持基材10の透湿度は、身体貼着用テープ等1の透湿度を本発明の範囲にできる範囲であれば特に限定されないが、例えば、1000〜5000g/m・24hとされる。1000g/m・24h未満では、身体貼着用テープ等1の透湿度を本発明の範囲に調整しにくくなる。また、5000g/m・24h超では、粘着剤層20が乾燥しやすくなり、粘着力が低下したり、柔軟性が低下したりするおそれがある。
<粘着剤層20>
[粘着剤層20の構成]
粘着剤層20はハイドロゲルで形成される。粘着剤層20がハイドロゲルから形成されることで、充分な透湿度及び吸水性が得られムレやかぶれを抑制しやすくなる。また、ハイドロゲルは生体適合性に優れており皮膚刺激性を低減しやすくできる。
ハイドロゲルとしては、重合性単量体と架橋性単量体との共重合体からなる高分子マトリックスと、水と、多価アルコールを含むものが挙げられる。
上記ハイドロゲルには、さらに水溶性高分子が含まれることが好ましい。
上記高分子マトリックスは、重合性単量体と架橋性単量体とが重合・架橋することで形成される。高分子マトリックスの含有量は、ハイドロゲルの総質量に対し10〜40質量%が好ましく、15〜35質量%がより好ましい。
上記重合性単量体としては、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリン等の非電解質系アクリルアミド誘導体、ターシャルブチルアクリルアミドスルホン酸(TBAS)又はその塩、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド(DMAEAA)塩酸塩、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPAA)塩酸塩、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸又はその塩等の電解質系アクリルアミド誘導体、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、スルホプロピルメタクリレート(SPM)又はその塩、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(QDM)等の電解質系アクリル誘導体、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等の非電解質系アクリル誘導体、ビニルピロリドン、ビニルアセトアミド、ビニルホルムアミド等のビニルアミド誘導体、アリルアルコール等が挙げられる。
上記重合性単量体の中でも、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、TBAS、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。
上記重合性単量体は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
なお、本明細書において、(メタ)アクリルは、アクリル又はメタクリルを、(メタ)アクリレートは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
上記重合性単量体の含有量は、高分子マトリックスの総質量に対して、90〜99.95質量%が好ましい。90質量%未満の場合、硬く脆いゲルになるおそれがある。また、99.95質量%超の場合、架橋密度が低く、形状安定性が損なわれるおそれがある。
上記架橋性単量体としては、分子内に重合性を有する二重結合を2以上有している単量体を使用することが好ましい。架橋性単量体としては、例えば、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリルアミド又は(メタ)アクリレート、テトラアリロキシエタン、ジアリルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
上記架橋性単量体は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
架橋性単量体の含有量は、高分子マトリックスの総質量に対して、0.05〜10質量%が好ましい。0.05質量%未満の場合、架橋密度が低く、形状安定性が損なわれるおそれがある。また、10質量%を超えると、硬く脆いゲルになるおそれがある。さらに、架橋性単量体の総質量は、ハイドロゲル全体の5質量%以下であることが好ましい。
ハイドロゲルとしては、高分子マトリックスが非電解質系アクリルアミド誘導体、電解質系アクリルアミド誘導体等の重合性単量体から形成されたアクリルアミド系ハイドロゲルが好ましい。アクリルアミド系ハイドロゲルは、生体適合性に優れる基材であり、また、上記重合性単量体は、反応性に優れるため、当該ゲル中の残存モノマーが少なく、皮膚刺激性も低い。
ハイドロゲル中の高分子マトリックスの含有量は、5〜50質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましい。5質量%未満ではゲル中の高分子マトリックス濃度が低すぎるため、溶媒をかかえきれずにブリードしやすく、腰強度の弱いゲルとなるおそれがある。一方、50質量%を超えると、重合時の発熱が大きくなりすぎるため、溶媒が沸騰して気泡がゲル中に混入し、良好なゲルが得られにくくなるおそれがある。
上記多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール等のジオール類、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等の多価アルコール類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン等の多価アルコール縮合体、ポリオキシエチレングリセリン等の多価アルコール変成体等が挙げられる。
これらの多価アルコールは、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
ハイドロゲル中の多価アルコールの含有量は、10〜80質量%が好ましく、20〜70質量%がより好ましい。10質量%未満では、ゲルの湿潤力が乏しく、水分の蒸散が著しくなり、ゲルの経時安定性に欠けると共に、柔軟性に欠け、粘着性が不充分となるおそれがある。また、80質量%を超えると、重合性単量体と架橋性単量体、多価アルコール、水を含むモノマー混合物を作製する際、粘度が高くなりすぎ、ハンドリングが悪くなると共に、ハイドロゲルを製造する際に気泡が混入するおそれがある。
ハイドロゲルに含まれる水の含有量は、5〜50質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましい。5質量%未満ではゲルの平衡水分量に対する含水量が少ないため、吸湿性が高くなりすぎるおそれがある。また、50質量%を超えるとゲルの平衡水分量との差が大きくなるため、乾燥によるゲルの収縮や、物性の変化が大きくなるおそれがある。
ハイドロゲルには、水溶性高分子が含まれることが好ましい。水溶性高分子がハイドロゲル中に含まれると、粘着力が高められやすくなる。
上記水溶性高分子としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセトアミド等の重合体や、アクリル酸、メタクリル酸、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルアセトアミドからなる群から選ばれる2種以上のモノマーの共重合体等が挙げられる。
水溶性高分子の含有量は、重合性単量体100質量部に対して0.15〜15質量部が好ましく、1〜10質量部が好ましい。水溶性高分子の含有量が0.15質量部未満であると、充分な粘着力が得られにくくなるおそれがある。また、水溶性高分子の含有量が15質量部を超えるとゲルが硬くなりすぎ結果的に粘着力が低下する場合がある。
なお、上記水溶性高分子は、ハイドロゲル中で高分子マトリックスと架橋されていてもよいし、架橋されていなくてもよい。
ハイドロゲルには、必要に応じて上記以外の添加剤が含まれてもよい。かかる添加剤としては、重合開始剤、防腐剤、殺菌剤、防黴剤、酸化防止剤、消泡剤、界面活性剤、香料、着色剤、薬効成分(例えば、抗炎症剤、ビタミン剤、美白剤等)、pH調整剤等が挙げられる。
[粘着剤層20の厚み]
粘着剤層20は、厚みが60〜300μmであり、80〜200μmが好ましい。
上記厚みが60μm未満であると、皮膚等の身体に対する充分な粘着力が得られなくなる。また、上記厚みが300μm超であると、充分な透湿度が得られなくなり、ムレやかぶれを充分に抑制できなくなる。
[粘着剤層20の吸水倍率]
粘着剤層20は、15分後吸水倍率が5倍以上であり、60分後吸水倍率が10倍以上である。
粘着剤層20の15分後吸水倍率が5倍以上であり、60分後吸水倍率が10倍以上であると、汗等の水分を充分に吸収することができ、ムレやかぶれの抑制性が高められる。
なお、粘着剤層20の吸水倍率は、例えば粘着剤層20の厚みを調整したり、粘着剤層20を形成するハイドロゲル中の水や多価アルコールの含有量を調整することで、容易に調整される。
15分後吸水倍率及び60分後吸水倍率は、以下のように求められる。
(15分後吸水倍率の測定方法)
粘着剤層20を50mm×50mmに切断したものを測定サンプルとし、その質量を測定する(浸漬前のサンプル質量)。このサンプルを20℃のイオン交換水に浸漬し、浸漬してから15分経過後、直ちにサンプルを取り出しサンプル表面に付着した水をガーゼで拭き取り、このサンプルの質量を測定する(浸漬後のサンプル質量)。そして、15分後吸水倍率を以下の式から求める。
15分後吸水倍率(倍)=(浸漬後のサンプル質量−浸漬前のサンプル質量)/浸漬前のサンプル質量
(60分後吸水倍率の測定方法)
イオン交換水への測定サンプルの浸漬時間を60分間とする以外は(15分後吸水倍率の測定方法)と同様にして、60分後吸水倍率を求める。
[粘着剤層20の単位面積当たりの質量]
粘着剤層20の単位面積当たりの質量は、70〜360g/mであり、100〜300g/mが好ましい。
粘着剤層20の質量が70g/m未満であると、皮膚等の身体に対する充分な粘着力が得られなくなる。また、粘着剤層20の質量が360g/mを超えると、身体貼着用テープ等1の透湿度を本発明の範囲に調整することが困難となる。
なお、粘着剤層20の単位当たりの質量は、例えば粘着剤層20の厚みや粘着剤層20を形成するハイドロゲル中の水や多価アルコールの含有量を調整することで、容易に調整される。
[粘着剤層20の粘着力維持率]
粘着剤層20は、粘着力維持率が20%以下であり、10%以下が好ましい。
粘着剤層20の粘着力維持率が20%以下であると、身体貼着用テープ等1を皮膚から剥がす際の痛みを軽減できる。また、身体貼着用テープ等1を皮膚から剥がす際に、前記身体貼着用テープ等1を水と接触させることで皮膚から剥がしやすくでき、より痛みを軽減できる。さらに前記身体貼着用テープ等1を皮膚に残留させずにきれいに剥がすことができる。
なお、粘着剤層20の粘着力維持率は、例えば粘着剤層20の厚みを調整したり、粘着剤層20を形成するハイドロゲル中の高分子マトリックスや水溶性高分子の含有量を調整することで、容易に調整される。
粘着剤層20の粘着力維持率は、下記式(1)で算出される。
粘着力維持率(%)=100×T/T・・・(1)
ただし、式(1)におけるTは、身体貼着用テープ等1を20mm×100mmに切断したものを測定サンプルとし、ベークライト板に測定サンプルを貼り付け、25℃40%RH条件下で1時間経過後、直ちにJIS Z0237に準拠して測定した粘着力(以下、Tを初期粘着力ということがある)である。Tは、前記の1時間経過後の測定サンプルを、ベークライト板に張り付けたままの状態で、37℃のイオン交換水に1時間浸漬後、直ちに取り出しJIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。
[粘着剤層20の初期粘着力(T)]
粘着剤層20の初期粘着力(T)は、1.5〜10N/20mmが好ましく、2〜7N/20mmがより好ましい。
粘着剤層20のTが1.5N/20mm以上であると、身体貼着用テープ等1の貼着性が高められやすくなる。また、10N/20mm以下であると、身体貼着用テープ等1を皮膚から剥がす際の痛みをより軽減しやすくできる。
<身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの製造方法>
本発明の身体貼着用テープ等1の製造方法としては、特に限定されないが、例えば下記(i)、(ii)の方法が挙げられる。
(i)あらかじめシート状の粘着剤層20を形成しておき、前記粘着剤層20に支持基材10を張り合わせる方法。
粘着剤層20と支持基材10との張り合わせ面には、必要応じて接着剤を塗布してもよい。
なお、上記粘着剤層20は、例えば次のように製造される。
重合性単量体と、架橋性単量体と、多価アルコールと、水と、必要に応じて添加される水溶性高分子とを混合し、これに光重合開始剤を添加した重合用組成物(w)を調製する。次に、前記重合用組成物(w)をポリエチレンテレフタラートフィルム等のフィルム上に所定の厚さで展開し、これにUV照射して重合架橋反応を行いハイドロゲルを形成する。
(ii)支持基材10上に、上記重合用組成物(w)を展開し、これにUV照射して、支持基材10上に粘着剤層20を形成する方法。
このときの支持基材10に対する重合用組成物(w)の塗工量は、70〜360g/mが好ましく、100〜200g/mがより好ましい。
なお、支持基材10が(a1)の場合には(i)の方法が好ましく、支持基材10が(a2)の場合には(ii)の方法が好ましい。
また、身体貼着用テープ等1の粘着剤層20の表面には、剥離シートが設けられていてもよい。剥離シートが設けられていれば、身体貼着用テープ等1の表面に異物等が付着することを防止できる。この剥離シートは、身体貼着用テープ等1の使用時に、粘着剤層20の表面から剥がされる。
当該剥離シートは、特に限定されないが、粘着剤層20から容易に剥離できる材質や表面を備えることが好ましい。当該剥離シートとしては、例えば、熱可塑性樹脂からなるシートやフィルムが好ましく、これらの中でも、ポリエチレンテレフタラートフィルム、ポリプロピレンフィルムが好ましい。また、剥離シートは、粘着剤層20の接する面にシリコーン等により離型処理が施されていてもよい。
以上、説明したとおり、本発明の身体貼着用テープ等1は、透湿度、粘着剤層20の厚み、粘着剤層20の単位当たりの質量、粘着剤層20の15分後吸水倍率、60分後吸水倍率、粘着力維持率が特定の範囲であるため、ムレやかぶれが生じにくく、かつ、皮膚から剥がす際の痛みを軽減できる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本実施例において使用した材料は下記の通りである。
<支持基材>
A−1:青山産業株式会社製の残留ひずみ率17.5%の織布。
A−2:ウレタンフィルムに不織布をラミネートしたもの。ウレタンフィルムの厚み30μm、株式会社クラレ製の商品名「FM070」。
A−3:東クロス株式会社製ポリエチレンテレフタラートフィルム、厚み50μm。
<粘着剤層>
[B−1〜B−5]:ハイドロゲル。
B−1〜B−5のハイドロゲルを以下のように製造した。
ジメチルアクリルアミド20質量%と、メチレンビスアクリルアミド0.046質量%と、ポリグリセリン65.9質量%と、水13.254質量%と、アクリル酸とメタクリル酸との共重合体(東亞合成株式会社製の商品名「ジュリマーAC−20H」)0.5質量%と、光重合開始剤0.3質量%とを含有する重合用組成物を調製した。なお、前記光重合開始剤としては、チバ・スペシャリティーケミカルズ社製の商品名「イルガキュア2959」を用いた。
次に、得られた重合用組成物をシリコーンコーティングされた厚さ100μmの二軸延伸ポリエステルフィルム上に滴下した。その上から同じくシリコーンコーティングされた厚さ38μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを被せることで、液を均一に押し広げて、液滴の厚さを必要な厚さに調整した。次に、メタルハライドランプを使用してエネルギー量3000mJ/cmの紫外線を重合用組成物に照射することによりハイドロゲルを得た。
[B’−1〜B’−3、粘着剤層の比較成分]
(B’−1〜B’−2)
表1の厚さとなるように制御した以外は、上記B−1〜B−5と同様にしてB’−1〜B’−2を製造した。
(B’−3):オルガノゲル。
2−エチルヘキシルアクリレート(2−EHA)9質量部、ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)1質量部からなる混合物に、開始剤として2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(ABN−E)0.2質量部、溶剤として酢酸エチルを加え、これをN雰囲気下で70℃、10時間加熱して共重合体を得た。前記共重合体に可塑剤としてミリスチン酸イソプロピル(IPM)5質量部、イソシアネート系架橋剤としてデュラネート (TPA−100)0.03質量部、チタン系カップリング剤としてイソプロピルトリイソステアリルチタン(KRTTS)0.03質量部を加えて10分間撹拌し、均一な粘着剤溶液を作製した。基材の上にアプリケーターを用いて粘着剤溶液を塗布した後、ドラフト内で静置して乾燥させ、次いで60℃のオーブン中で24時間乾燥させて厚さ60μmのゲル状の粘着剤層を作製した。
上記粘着剤層B−1〜B−5、B’−1〜B’−3の15分後吸水倍率、60分後吸水倍率の測定結果を表1に示す。
<実施例1〜6、比較例1〜4>
表1に示す各例の支持基材と粘着剤層とを張り合わせて、実施例1〜6、比較例1〜4の身体貼着用シートを製造した。
それぞれの身体貼着用シートの粘着力維持率を以下のように測定した。測定結果を表1に示す。
また、得られた身体貼着用シートのムレの抑制性、剥がしやすさを、以下のように評価した。それぞれの評価結果を表1に示す。
[粘着力維持率の測定]
各例の身体貼着用シートの測定サンプル(20mm×100mm)を、ベークライト板に貼り付けて25℃40%RH条件下で1時間経過後、直ちにサン科学社製レオメーターにセットし、JIS Z0237に準拠して5mm/sの速度で90°方向に剥離する際の粘着力(T)を測定した。
上記の1時間経過後の粘着剤層を、ベークライト板に張り付けたままの状態で、37℃のイオン交換水に1時間浸漬後、直ちに上記と同様にして粘着力(T)を測定した。そして、下記式から粘着力維持率を求めた。
粘着力維持率(%)=100×T/T
[ムレの抑制性の評価]
エタノールで脱脂した上腕部の皮膚に各例の粘着シート(3cm×5cm)を6時間貼着し、貼着中に感じるムレを下記判断基準で評価した。かかる評価において「○」を合格とした。
(ムレの判断基準)
○:ムレを感じない。
△:ムレを感じる。
×:ムレを強く感じる。
[剥がしやすさ]
ベークライト板(25mm×150mm)に各例の身体貼着用シート(20mm×50mm)を張り付けた。ベークライト板を45度に傾け、シートの短辺側の上端から10cmの高さからホースで水道水を地面と垂直に5分間かけ続けた(ホースの内径9mm、流量3000g/min)。この間にベークライト板からシートが剥がれたものを合格「○」と判断し、剥がれなかったものを不合格「×」と判断した。
なお、かかる評価において「○」のシートは、「×」のシートと比較して、皮膚から剥がす際の痛みが軽減されたものである。また、「○」のシートは、水と接触することで皮膚からより剥がしやすくなり、剥がす際の痛みがより軽減されたものである。さらに「○」のシートは、皮膚から剥がした際に、皮膚に粘着剤層が残留せずにきれいに剥がすことができるものである。
Figure 2016067478
表1に示す結果から、本発明を適用した実施例1〜6の身体貼着用シートは、ムレやかぶれが生じにくく、かつ、皮膚から剥がす際の痛みを軽減できることが確認できた。
一方、本発明の透湿度、粘着剤層の厚み、単位面積当たりの質量、15分後吸水倍率を満たさない身体貼着用シート(比較例1)、本発明の透湿度を満たさない身体貼着用シート(比較例3)は、ムレの抑制性が充分に得られなかった。本発明の粘着剤層の厚み、単位面積当たりの質量を満たさない身体貼着用シート(比較例2)は、ムレの抑制効果は得られるが、粘着力が不足し、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートとして使用するには貼着性が不充分であった。本発明の透湿度、15分後吸水倍率、60分後の吸水倍率を満たさない身体貼着用シート(比較例4)は、ムレの抑制性が充分に得られず、また、皮膚から剥がす際に痛みを感じるものであった。
以上の結果から、本発明を適用した身体貼着用テープ等1は、ムレの抑制性に優れ、かつ皮膚から剥がす際の痛みを軽減できることが確認できた。
1 身体貼着用テープ又は身体貼着用シート
10 支持基材
20 粘着剤層

Claims (6)

  1. 支持基材と、前記支持基材の一方の面に設けられた粘着剤層とを備え、
    透湿度は、800〜2500g/m・24h、
    前記粘着剤層は、70〜360g/m、厚さ60〜300μmのハイドロゲルであり、
    前記粘着剤層は、下記測定方法で測定される15分後吸水倍率が5倍以上、下記測定方法で測定される60分後吸水倍率が10倍以上であり、かつ下記式(1)で求められる粘着力維持率が20%以下であることを特徴とする、身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
    <15分後吸水倍率の測定方法>
    粘着剤層を50mm×50mmに切断したものを測定サンプルとし、その質量を測定する(浸漬前のサンプル質量)。このサンプルを20℃のイオン交換水に浸漬し、浸漬してから15分経過後の質量を測定する(浸漬後のサンプル質量)。そして、15分後吸水倍率を以下の式から求める。
    15分後吸水倍率(倍)=(浸漬後のサンプル質量−浸漬前のサンプル質量)/浸漬前のサンプル質量
    <60分後吸水倍率の測定方法>
    イオン交換水への測定サンプルの浸漬時間を60分間とする以外は<15分後吸水倍率の測定方法>と同様にして、60分後吸水倍率を求める。
    <粘着力維持率の算定式>
    粘着力維持率(%)=100×T/T・・・(1)
    ただし、式(1)におけるTは、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートを20mm×100mmに切断したものを測定サンプルとし、ベークライト板に測定サンプルを貼り付け、25℃40%RH条件下で1時間経過後、JIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。Tは、前記の1時間経過後の測定サンプルを、ベークライト板に張り付けたままの状態で、37℃のイオン交換水に1時間浸漬後、JIS Z0237に準拠して測定した粘着力である。
  2. 前記支持基材の一方の面に対する前記粘着剤層の被覆面積率が70〜100%であることを特徴とする、請求項1に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
  3. 前記支持基材が、残留ひずみ率15〜25%の織布であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
  4. 前記支持基材が、ウレタンフィルムに不織布がラミネートされたものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
  5. 前記ハイドロゲルが、重合性単量体と架橋性単量体との共重合体からなる高分子マトリックスと、水と、多価アルコールを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの製造方法であって、
    前記支持基材の一方の面に、前記粘着剤層を形成する工程を有することを特徴とする、身体貼着用テープ又は身体貼着用シートの製造方法。
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