JP2016067205A - コンバイン - Google Patents

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Manabu Saito
学 齋藤
大崎 正美
Masami Osaki
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Abstract

【課題】エンジンとエアクリーナ等の接続部品の劣化を防止し、ホッパーの左右方向の揺れを抑制して、穀粒袋のホッパーへの吊持作業を容易に行なうことができるコンバインを提供する。
【解決手段】脱穀装置の下部と貯留装置の上部を、穀粒を揚穀する揚穀装置7で連通し、操縦部の後部に立設した右後側フレーム10と左後側フレーム11を、左右方向に延在する第1連結フレーム12で連結し、左後側フレーム11を、揚穀装置7よりも前側に設け、左後側フレーム11の上部を、揚穀装置7の投入部33よりも上側に延出させ、脱穀装置と貯留装置の間に形成される空間の上部に、エンジンEに供給する空気を洗浄するエアクリーナ70とプレクリーナ75を配置し、左後側フレーム11の延出部に、プレクリーナ75を固定し、正面視において左後側フレーム11における投入部33よりも下側の部位、又は略同じ高さの部位に、エアクリーナ70を固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、穀粒を貯留する貯留装置を備えるコンバインに係るものである。
従来、エンジンに供給する空気中の異物を除去するプレクリーナとエアクリーナを脱穀装置とグレンタンクの間に形成された空間の上方に配置する構造が知られている(特許文献1)。
また、脱穀装置で脱穀処理された穀粒を貯留する貯留装置を脱穀装置の横側の部位に配置し、貯留装置のフレームの両端部を、貯留装置の前側に配置されたエンジンルームのエンジンカバーと貯留装置の後側に立設された支持フレームに固定する構造が知られている(特許文献2)。
特開2014―140321号公報 特開2012―95540号公報
しかしながら、特許文献1に示すように脱穀装置で脱穀処理された穀粒を貯留装置の上部に揚穀する揚穀装置の上部にエアクリーナ等を配置した場合、走行時に発生する振動によってエンジンとエアクリーナの相対的な位置が変化するために、エンジンとエアクリーナを接続するホースが早期に劣化する虞があり、また、揚穀装置にエアクリーナ等を取付ける部品の構造が複雑なために、組立作業時間が長くなる虞があった。
また、特許文献2に示す貯留装置は横剛性が低いために、刈取脱穀作業時に発生する振動により貯留装置が左右方向に大きく揺れる虞があることから、貯留装置に穀粒袋の吊持作業を行なう作業者の作業能率が低下したり、揚穀装置や貯留装置が破損する虞があるという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、走行時に発生する振動が加わった場合にあってもエンジンとエアクリーナ等の相対的な位置を維持し、エアクリーナ等の組立作業を簡易に行なうことができる構造を具現化することにある。
次に、貯留装置の左右方向の揺れを抑制し、作業者の作業能率の低下を防止し、揚穀装置や貯留装置が破損を防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、機体フレーム(1)の左側に刈取穀桿の脱穀を行なう脱穀装置(4)を配置し、該脱穀装置(4)の右側に穀粒を貯留する貯留装置(5,80)を配置し、該貯留装置(5,80)の前側に操縦者が搭乗する操縦部(6)を配置し、該操縦部(6)の下側にエンジン(E)を搭載したエンジンルーム(9)を配置したコンバインにおいて、
前記脱穀装置(4)の下部と貯留装置(5,80)の上部を、穀粒を揚穀する揚穀装置(7)で連通し、前記操縦部(6)の後部に立設した右後側フレーム(10)と左後側フレーム(11)を、左右方向に延在する第1連結フレーム(12)で連結し、前記左後側フレーム(11)を、前記揚穀装置(7)よりも前側に設け、前記左後側フレーム(11)の上部を、前記揚穀装置(7)の投入部(33)よりも上側に延出させ、前記脱穀装置(4)と貯留装置(5,80)の間に形成される空間の上部に、前記エンジン(E)に供給する空気を洗浄するエアクリーナ(70)とプレクリーナ(75)を配置し、前記左後側フレーム(11)の延出部に、前記プレクリーナ(75)を固定し、正面視において前記左後側フレーム(11)における前記投入部(33)よりも下側の部位、又は、前記左後側フレーム(11)における前記投入部(33)と略同じ高さの部位に、前記エアクリーナ(70)を固定したことを特徴とするコンバインである。
請求項2に係る発明は、前記左後側フレーム(11)の上下方向の中間部と脱穀装置(4)の右側枠体(4A)を脱穀連結フレーム(11B)で連結した請求項1記載のコンバインである。
請求項3に係る発明は、前記貯留装置(5,80)としてグレンタンク(80)を配置し、該グレンタンク(80)の後部を、前記機体フレーム(1)の後部に立設した支持フレーム(32)に設けられた上下方向に延在する支軸(45)に回転可能に支持し、前記左後側フレーム(11)におけるエアクリーナ(70)を支持した部位と脱穀連結フレーム(11B)を連結した部位の間の部位に、前記グレンタンク(80)と係合する前後方向に延在するピン(19)を設けた請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4に係る発明は、前記貯留装置(5,80)としてホッパー(5)を備え、該ホッパー(5)の前側枠体(5A)に設けた前側ステー(30)を、前記第1連結フレーム(12)に固定し、前記ホッパー(5)の後側枠体(5B)に設けた後側ステー(31)を、前記支持フレーム(32)に固定した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項5に係る発明は、前記右後側フレーム(10)と左後側フレーム(11)を、前記第1連結フレーム(12)の上側に配置した左右方向に延在する第2連結フレーム(40)で連結し、前記前側ステー(30)を、該第2連結フレーム(40)に固定した請求項4記載のコンバインである。
請求項6に係る発明は、前記ホッパー(5)の右外側部に、前後方向に延設するホッパフレーム(43)を設け、該ホッパフレーム(43)の前部を前記前側ステー(30)に固定し、前記ホッパフレーム(43)の後部を前記後側ステー(31)に固定した請求項4又は5記載のコンバインである。
請求項7に係る発明は、前記支持フレーム(32)の上端部を、左右方向に延在する第3連結フレーム(41)を介して前記脱穀装置(4)の右側枠体(4A)に固定した請求項4〜6のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、脱穀装置(4)の下部と貯留装置(5,80)の上部を、穀粒を揚穀する揚穀装置(7)で連通し、操縦部(6)の後部に立設した右後側フレーム(10)と左後側フレーム(11)を、左右方向に延在する第1連結フレーム(12)で連結し、左後側フレーム(11)を、揚穀装置(7)よりも前側に設け、左後側フレーム(11)の上部を、揚穀装置(7)の投入部(33)よりも上側に延出させ、脱穀装置(4)と貯留装置(5,80)の間に形成される空間の上部に、エンジン(E)に供給する空気を洗浄するエアクリーナ(70)とプレクリーナ(75)を配置し、左後側フレーム(11)の延出部に、プレクリーナ(75)を固定し、正面視において左後側フレーム(11)における投入部(33)よりも下側の部位、又は、左後側フレーム(11)における投入部(33)と略同じ高さの部位に、エアクリーナ(70)を固定しているので、刈取脱穀作業時に発生する振動に起因するエンジン(E)と、エアクリーナ(70)と、プレクリーナ(75)の相対的な位置変化を防止してエンジン(E)とエアクリーナ(70)等の接続部品の劣化を防止することができる。また、左後側フレーム(11)に対するエアクリーナ(70)とプレクリーナ(75)の位置決めが容易になり組立作業負担を軽減することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、左後側フレーム(11)の上下方向の中間部と脱穀装置(4)の右側枠体(4A)を脱穀連結フレーム(11B)で連結しているので、左後側フレーム(11)の横剛性が高まり刈取脱穀作業時に発生する振動に起因するエアクリーナ(70)とプレクリーナ(75)の左右方向の揺れを防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、貯留装置(5,80)としてグレンタンク(80)を配置し、グレンタンク(80)の後部を、機体フレーム(1)の後部に立設した支持フレーム(32)に設けられた上下方向に延在する支軸(45)に回転可能に支持し、左後側フレーム(11)におけるエアクリーナ(70)を支持した部位と脱穀連結フレーム(11B)を連結した部位の間の部位に、グレンタンク(80)と係合する前後方向に延在するピン(19)を設けているので、グレンタンク(80)の収納時にグレンタンク(80)とピン(19)を容易に係合することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、貯留装置(5,80)としてホッパー(5)を備え、ホッパー(5)の前側枠体(5A)に設けた前側ステー(30)を、第1連結フレーム(12)に固定し、ホッパー(5)の後側枠体(5B)に設けた後側ステー(31)を、支持フレーム(32)に固定しているので、ホッパーの横剛性が高まり刈取脱穀作業時に発生する振動に起因するホッパー(5)の左右方向の揺れを防止し、ホッパー(5)に穀粒袋の吊持作業を行なう作業者の作業能率を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明による効果に加えて、右後側フレーム(10)と左後側フレーム(11)を、第1連結フレーム(12)の上側に配置した左右方向に延在する第2連結フレーム(40)で連結し、前側ステー(30)を、第2連結フレーム(40)に固定しているので、前側ステー(30)と後側ステー(31)の共用化によりコンバインの製造コストの低減を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項4又は5記載の発明による効果に加えて、ホッパー(5)の右外側部に、前後方向に延設するホッパフレーム(43)を設け、ホッパフレーム(43)の前部を前側ステー(30)に固定し、ホッパフレーム(43)の後部を前記後側ステー(31)に固定しているので、更に、ホッパー(5)の左右方向の揺れを防止できると共に、ホッパー(5)の変形も防止することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項4〜6のいずれか1項に記載した発明の効果に加えて、支持フレーム(32)の上端部を、左右方向に延在する第3連結フレーム(41)を介して脱穀装置(4)の右側枠体(4A)に固定しているので、更に、脱穀装置(4)の前後・左右方向の揺れを防止することができる。
汎用コンバインの右側面図である。 汎用コンバインの正面図である。 汎用コンバインの背面図である。 左後側フレームにプレクリーナとエアクリーナを支持した要部正面図である。 左後側フレームにプレクリーナとエアクリーナを支持した要部左側面図である。 脱穀装置の選別部の要部右側面図である。 脱穀装置とホッパーの要部右側面図である。 脱穀装置とホッパーの要部正面図である。 脱穀装置とホッパーの要部背面図である。 脱穀装置とホッパーの要部平面図である。 ホッパーのシャッターと袋支持杆の要部背面図である。 ホッパーのシャッターと袋支持杆の要部右側面図である。 他の汎用コンバインの排出筒の要部背面図である。 他の汎用コンバインの排出筒の要部右側面図である。
以下、本発明の汎用コンバインについて添付図面を参照しつつ説明する。
図1〜3に示すように、機体フレーム1の下側には、土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側には、圃場の穀桿を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、機体フレーム1の上側の一側には、脱穀・選別を行なう脱穀装置4が設けられ、機体フレーム1における脱穀装置4の横側の部位には、本発明における貯留装置である穀粒を一時的に貯留するホッパー5が設けられ、ホッパー5の前側には、操縦者が搭乗する操縦部6が設けられ、操縦部6の後側には、エンジンEを搭載するエンジンルーム9が設けられている。また、脱穀装置4の下部とホッパー5の上部は、脱穀処理された穀粒を揚穀する揚穀装置7によって連通されており、脱穀装置4の後部には、脱穀処理された排藁を切断処理する排藁切断装置8が設けられ、脱穀装置4とホッパー5の間には、エンジンEに供給する空気中の異物を除去するエアクリーナ70が取付けられ、エアクリーナ70の上側には、エアクリーナ70に外部の空気を取り込み空気中の異物を除去して清浄な空気を供給するプレクリーナ75が設けられている。
図4,5に示すように、操縦部6は、機体フレーム1に基部が溶接され上側に向かって延在する2本の前側フレーム(図示省略)と、機体フレーム1に基部が溶接され上側に向かって延在する2本の後側フレーム10,11により形成されている。また、操縦部6の剛性を高めるために、右後側フレーム10の上部と左後側フレーム11の上下方向の中間部から前後方向に延在する下側フレーム13の前部は、左右方向に延在する第1連結フレーム12により連結されている。これにより、走行時に発生する外力等による後側フレーム10,11の変形が抑制され、操縦部6の左右、前後方向の移動を防止することができる。
脱穀装置4の剛性を高めるために、左後側フレーム11の中間部から左右方向に延在する上側フレーム14の左部は、脱穀装置4の右側枠体4Aに連結されている。これにより、走行時に発生する外力等による脱穀装置4の左右、前後方向の移動を防止することができる。なお、防振ゴムを介して、上側フレーム14の左側部を脱穀装置4の右側枠体4Aに連結するのが好適である。これにより、操縦部6に脱穀装置4で発生した振動の伝播が抑制され、操縦部6における操作環境を高めることができる。
エアクリーナ70とプレクリーナ75の支持構造を簡易にして組立て作業負担の軽減を図るために、左後側フレーム11の上端部に、プレクリーナ75の排気口とエアクリーナ70の供給口を連結する連結管76を支持する左右方向に延在する上側ステー13が設けられている。上側ステー13は、左後側フレーム11の上端部に右側部が溶接され左側に向かって延在して左側部に円弧状の切欠き部が形成された右上側ステー13Aと、右側部に円弧状の切欠き部が形成された左上側ステー13B等から構成されている。右上側ステー13Aと左上側ステー13Bで連結管76を挟込んだ後に、右上側ステー13Aの左側部のウエルドナットに左上側ステー13Bをボルトにより締結して連結管76を挟持する。これにより、左後側フレーム11の上端部に、上側ステー13を介してプレクリーナ75を容易に固定することができる。
左後側フレーム11の上部における上側ステー13の下側には、エアクリーナ70の右側に溶接されたプレート71を支持する下側ステー14が設けられている。下側ステー14は、正面視において略コ字形状に形成されており、左後側フレーム11から左側に向かって延在する上下脚部14A,14Bと、上下脚部14A,14Bの左側部を連結する上下方向に延在する連結部14C等から構成されている。下側ステー14の連結部14Cにプレート71をボルトにより締結してエアクリーナ70を支持する。これにより、左後側フレーム11の上部に、下側ステー14を介してエアクリーナ70を容易に固定することができる。また、左後側フレーム11の上部に、プレクリーナ75とエアクリーナ70を近接させて支持しているので、走行時に発生する外力等による左後側フレーム11の変形による大きな変形が連結管76に生じることを防止することができる。なお、エアクリーナ70の排気口とエンジンEの吸気口はゴム製のホース72により接続されている。
また、脱穀装置4で脱穀処理された穀粒を一時的に貯留する左右方向に開閉可能なグレンタンク80を本発明における貯留装置として備えた汎用コンバインにおいては、正面視において左後側フレーム11の中間部における上側フレーム(請求項における「脱穀連結フレーム」)11Bと下側ステー14の間に、グレンタンク80の前側枠体に設けられたフックが係合する前後方向に延在するピン11Cを設けるのが好適である。なお、図13に示すように、グレンタンク80の後側枠体は、第3連結フレーム41の右側部に回転自在に設けられた支軸45に連結部材(図示省略)に連結されている。グレンタンク80の保守・点検作業を行なう場合、ピン11Cに係合されたフックを外した後に、支軸45を中心としてグレンタンク80を、前部を左側から右側に向かって開放させる。
図6に示すように、脱穀装置4は、上側に穀稈の脱穀を行う扱室15を備え、扱室15の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室16を備えている。扱室15には、複数の扱歯を有する前後方向に延在する扱胴(図示省略)が設けられており、扱胴の下側には脱穀網15Aが張設されている。選別室16の上部には、揺動選別装置17が設けられ、選別室16の下部には、揺動選別装置17の前部のシーブに空気を送風する唐箕18Aと、揺動選別装置17から漏下する穀粒を回収する一番受樋18Bと、揺動選別装置17から漏下する枝梗等が付着した二番物である穀粒を回収する二番受樋18Cが前側から順に設けられている。
収穫効率を高めるために、二番受樋18Cの上方に位置する脱穀網15Aの部位に下側に向かって延出する排出防止板15Bを設けるのが好適である。これにより、唐箕18Aの送風により揺動選別装置17から後方に吹き飛ばされた穀粒を排出防止板15Bに衝突させて落下させ二番受樋18Cで回収し収穫ロスを少なくすることができる。
図7に示すように、ホッパー5の下部には、前後2個の漏斗部25が形成され、各漏斗部25の下端部には、それぞれ内部に貯留されていた穀粒を外部に流下する排出筒20が装着されている。排出筒20には、排出筒20の排出口の開閉操作を行なうシャッター21と、穀粒袋を吊持する袋支持杆22が装備されている。図11に示すように、シャッター21を左側から右側に引き出すと排出口が開放してホッパー5内に貯留されていた穀粒が流下して袋支持杆12に吊持された穀粒袋に充填される。また、ホッパー5の下側には、袋支持杆22に吊持された穀粒袋を上載する荷台23が設けられ、荷台23の内側部は機体フレーム1に溶接されている。
図11,12に示すように、シャッター21は、漏斗部25の排出筒20に形成された開口部に挿通されて左右方向に移動可能なプレート部21Aと、プレート21の右側に設けられた平面視において略コ字形状の取手22B等から構成されている。
袋支持杆22は、漏斗部25の排出筒20の前後に設けられた支持部24に溶接された平面視において略長方形状の外枠22Aと、外枠22Aの左枠体に基部が溶接されて左側に向かって延出して左側端部が尖鋭に形成された複数のピン22Bと、外枠22Aの前後枠体に前後方向に延在して設けられた支軸22Cに揺動自在に支持された平面視において略コ字形状の内枠22Dと、内枠22Dの支軸22Cとは反対方向の端部に設けられた取手22E等から構成されている。なお、支軸22Cを中心として内枠22Dを時計方向に揺動させて内枠22Dを倒伏させた場合、外枠22Aと内枠22Dが対向する部位には、外枠22Aと内枠22Dの間に所定間隔の隙間が形成されるように設定されている。
袋支持杆22に穀粒袋を容易に吊持にするために、図11に示すように、倒伏時における袋支持杆22の内枠22Dの右枠体が、シャッター21を右側に引出した取手22Bよりも右側に位置するように設定している。また、シャッター21の左右方向に移動位置に制限されることなく袋支持杆22に穀粒袋を吊持可能にするために、図12に示すように、袋支持杆22の内枠22Dの内幅W2をシャッター21の取手22Bの外幅W1よりも広く形成している。これによりシャッター21の左右方向に移動位置に制限されることなく袋支持杆22に穀粒袋を容易に吊持することができる。
次に、袋支持杆22に穀粒袋を吊持する方法について説明する。先ず、袋支持杆22の外枠22Aの内側に穀粒袋の上部を挿通させる。次に、穀粒袋の上部を外枠22Aの上側を内側から外側に向かって通過させた後、穀粒袋の上部の左側部は、下側に向かって折曲げて外枠22Aに横設されたピン22Bに係合させる。これにより穀粒袋の上部の左側部を袋支持杆22に吊持することができる。次に、袋支持杆22の内枠22Dを倒伏させ、穀粒袋の上部の右側部と右側部に隣接する前部と後部を、外枠22Aと内枠22Dで挟込み、外枠22Aと内枠22Dの間に形成された隙間22Fに固定する。これにより穀粒袋の上部の右側部と右側部に隣接する前部と後部を袋支持杆22に吊持することができる。
<ホッパーの支持構造>
次に、ホッパー5の支持構造について説明する。図7〜10に示すように、ホッパー5の剛性を高めるために、ホッパー5の前側枠体5Aにボルトにより取付けられた前側ステー30の下部を、操縦部6を形成する第1連結フレーム12に溶接し、ホッパー5の後側枠体5Bにボルトにより取付けられた後側ステー31の下部を、機体フレーム1に基部が溶接され上側に向かって延在する支持フレーム32に溶接し、ホッパー5の左側枠体5Cを、揚穀装置7の上部に設けられた投入部33にボルトで連結している。なお、投入部33は、揚穀装置7とホッパー5を連通しており、揚穀装置7で揚送された穀粒は、投入部33内を通過してホッパー5に投入される。これにより、走行時に発生する外力等によるホッパー5の左右、前後方向の移動を防止することができる。
また、図8,10に示すように、部品の共有化を図るために、操縦部6の第1連結フレーム12の上側に、第1連結フレーム12の右部と左後側フレーム11の中間部を連結する第2連結フレーム40を設け、ホッパー5の前側ステー30の下部を第2連結フレーム40に溶接するのが好適である。これにより、ホッパー5の前側ステー30と後側ステー31の共有化を図ることができ、製造時における部品管理作業を軽減することができる。また、第1連結フレーム12の右側部と左後側フレーム11の中間部を第2連結フレーム40で連結することにより、脱穀装置4と操縦部6の剛性を更に高めることができ、走行時に発生する外力等による脱穀装置4と操縦部6の左右、前後方向の移動を更に防止することができる。なお、第2連結フレーム40は、第1連結フレーム12の右側部に溶接された右側端部から上側に向かって延在した後、湾曲して左後側フレーム11に向かって延在している。なお、左後側フレーム11は、揚穀装置7の前側に配置され、左後側フレーム11の上部は、揚穀装置7の投入部33よりも上側に延出している。
また、図9,10に示すように、支持フレーム32の剛性を高めるために、支持フレーム32の上端部をホッパー5の後側ステー31の左側に偏倚して配置し、支持フレーム32の上端部と脱穀装置4の右側枠体4Aを左右方向に延在する第3連結フレーム41で連結するのが好適である。これにより、支持フレーム32の剛性が高まりホッパー5を確実に支持することができる。更に、この場合には、図9に示すように、連結プレート42を介してホッパー5の後側ステー31と第3連結フレーム41の右端部を溶接することにより位置調整を容易に行うことができる。なお、部品点数を削減するために、支持フレーム32と第3連結フレーム41を一体形成することもできる。
また、図7,10に示すように、荷台23に乗って袋支持杆22に穀粒袋を吊持等する補助作業者の落下を防止するために、ホッパー5の右側には、前後方向に延在するホッパーフレーム43が設けられている。ホッパーフレーム43の前端部は、ホッパー5の前側ステー30に回転自在に支持され、ホッパーフレーム43の後端部は、ホッパー5の後側ステー31に回転自在に支持されており、補助作業者が袋支持杆22に穀粒袋を吊持等する場合に、ホッパー5の右側に引き出すことができる。なお、ホッパー5の前側ステー30と後側ステー31をホッパーフレーム43で連結することによりホッパー5の剛性を更に高めることができる。
なお、図示は省略するが、補助作業者による穀粒袋の付替え作業等を更に容易にするために、荷台23の外側方には、収納可能な補助荷台を設けるのが好適である。
<刈取前処理装置>
次に、刈取前処理装置3について説明する。図1,2に示すように、刈取前処理装置3は、フィーダハウス50と、オーガ装置55と、刈刃装置60と、掻込み装置65から構成されている。なお、オーガ装置55の左側には、オーガ装置55の左側上方で絡み合った穀桿を切断する縦刈刃装置を設けることもできる。
フィーダハウス50は、オーガ装置55によって搬送された稲、麦、大豆、そば等の穀桿を脱穀装置4に搬送する装置であり、オーガ装置55と脱穀装置4の間に設けられている。
オーガ装置55は、掻込み装置65で掻込まれた穀桿を送込口の前方に寄せ集めてフィーダハウス50に引き継ぐ装置であり、フィーダハウス50の前方に配置され、汎用コンバインの機体の全幅とほぼ同一幅に形成されている。
オーガ装置55は、オーガフレーム56と、掻込まれた穀桿を送込口の前方に寄せ集める掻込みオーガ57等から構成されている。オーガフレーム56は、左右一対の側板と、両側板の後面を連結する後板と、両側板の一部下面と後板の下面を連結する底板によってバケット状に形成されている。また、両側板の前端部には、圃場の穀桿を分草する分草体58,58が設けられ、後板の左側部には、穀桿をフィーダハウス50に搬送する送込口が形成され、底板の前端部には、穀桿の株元を切断する刈刃装置60が設けられている。
刈刃装置60は、掻込み装置65で掻込まれた穀桿の株元を切断する装置であり、オーガフレーム56の底板の前端部に設けられ、側面視において前側から後側に緩やかに後上がり傾斜している。
掻込み装置65は、倒伏した穀桿、大豆やそば等の丈の低い穀桿、油菜や菜の花等の丈の高い穀桿をオーガ装置55に掻込む装置であり、オーガ装置55の全幅とほぼ同一幅に形成され、オーガ装置55の上側に設けられている。
(他の汎用コンバイン)
次に、上述したホッパー5に替えてグレンタンク80を備え、グレンタンク80内に貯留された穀粒を外部に排出する簡易排出筒81を備えた他の汎用コンバインについて説明する。なお、同一部材については、同一符号を付し説明を省略する。
図13,14に示すように、簡易排出筒81の基部は、グレンタンク80の下部に設けられた排出螺旋(図示省略)と連通し、前後方向に延在する支軸82に揺動自在に支持されている。簡易排出筒81は、複動仕様の油圧シリンダ83によって基部を中心として略12時方向に向かって延在する収納位置と、略3時方向に向かって延在する排出位置を揺動する。また、図13に示すように、背面視において収納位置にある簡易排出筒81の仮想上下方向中心線C2は、機台の仮想上下方向中心線C1よりも反時計方向に略5度傾斜している。これにより、走行時に発生する振動によって簡易排出筒80を確実に収納位置に維持し排出位置側への倒伏を防止することができる。
油圧シリンダ83の基部は、支持フレーム31の上部に設けられた前後方向に延在する支軸83Aに支持され、油圧シリンダ83の先端部は、簡易排出筒81の基部に設けられた前後方向に延在する支軸83Bに支持されている。操縦部6に配置されている排出スイッチを操作し油圧シリンダ83は駆動して簡易排出筒81の位置を収納位置と排出位置に切換えることができる。また、簡易排出筒81によって穀粒を排出した後に、簡易排出筒81を収納位置に効率良く揺動させるために、簡易排出筒81の先端部の排出口の近傍に排出スイッチ81Aを設けることが好適である。
本発明は、汎用コンバインのホッパーの支持構造に利用できるものである。
1 機体フレーム
4 脱穀装置
4A 右側枠体
5 ホッパー(貯留装置)
5A 前側枠体
5B 後側枠体
6 操縦部
7 揚穀装置
9 エンジンルーム
10 右後側フレーム
11 左後側フレーム
11B 上側フレーム(脱穀連結フレーム)
12 第1連結フレーム
19 ピン
30 前側ステー
31 後側ステー
32 支持フレーム
33 投入部
40 第2連結フレーム
41 第3連結フレーム
43 ホッパーフレーム
45 支軸
70 エアクリーナ
75 プレクリーナ
80 グレンタンク(貯留装置)
E エンジン

Claims (7)

  1. 機体フレーム(1)の左側に刈取穀桿の脱穀を行なう脱穀装置(4)を配置し、該脱穀装置(4)の右側に穀粒を貯留する貯留装置(5,80)を配置し、該貯留装置(5,80)の前側に操縦者が搭乗する操縦部(6)を配置し、該操縦部(6)の下側にエンジン(E)を搭載したエンジンルーム(9)を配置したコンバインにおいて、
    前記脱穀装置(4)の下部と貯留装置(5,80)の上部を、穀粒を揚穀する揚穀装置(7)で連通し、
    前記操縦部(6)の後部に立設した右後側フレーム(10)と左後側フレーム(11)を、左右方向に延在する第1連結フレーム(12)で連結し、
    前記左後側フレーム(11)を、前記揚穀装置(7)よりも前側に設け、前記左後側フレーム(11)の上部を、前記揚穀装置(7)の投入部(33)よりも上側に延出させ、
    前記脱穀装置(4)と貯留装置(5,80)の間に形成される空間の上部に、前記エンジン(E)に供給する空気を洗浄するエアクリーナ(70)とプレクリーナ(75)を配置し、
    前記左後側フレーム(11)の延出部に、前記プレクリーナ(75)を固定し、
    正面視において前記左後側フレーム(11)における前記投入部(33)よりも下側の部位、又は、前記左後側フレーム(11)における前記投入部(33)と略同じ高さの部位に、前記エアクリーナ(70)を固定したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記左後側フレーム(11)の上下方向の中間部と脱穀装置(4)の右側枠体(4A)を脱穀連結フレーム(11B)で連結した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記貯留装置(5,80)としてグレンタンク(80)を配置し、該グレンタンク(80)の後部を、前記機体フレーム(1)の後部に立設した支持フレーム(32)に設けられた上下方向に延在する支軸(45)に回転可能に支持し、
    前記左後側フレーム(11)におけるエアクリーナ(70)を支持した部位と脱穀連結フレーム(11B)を連結した部位の間の部位に、前記グレンタンク(80)と係合する前後方向に延在するピン(19)を設けた請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記貯留装置(5,80)としてホッパー(5)を備え、該ホッパー(5)の前側枠体(5A)に設けた前側ステー(30)を、前記第1連結フレーム(12)に固定し、前記ホッパー(5)の後側枠体(5B)に設けた後側ステー(31)を、前記支持フレーム(32)に固定した請求項1又は2記載のコンバイン。
  5. 前記右後側フレーム(10)と左後側フレーム(11)を、前記第1連結フレーム(12)の上側に配置した左右方向に延在する第2連結フレーム(40)で連結し、
    前記前側ステー(30)を、該第2連結フレーム(40)に固定した請求項4記載のコンバイン。
  6. 前記ホッパー(5)の右外側部に、前後方向に延設するホッパフレーム(43)を設け、該ホッパフレーム(43)の前部を前記前側ステー(30)に固定し、前記ホッパフレーム(43)の後部を前記後側ステー(31)に固定した請求項4又は5記載のコンバイン。
  7. 前記支持フレーム(32)の上端部を、左右方向に延在する第3連結フレーム(41)を介して前記脱穀装置(4)の右側枠体(4A)に固定した請求項4〜6のいずれか1項に記載のコンバイン。
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