JP2016067188A - マルチランデル型モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】歩留まり向上に寄与することができるマルチランデル型モータを提供する。【解決手段】周方向に複数の爪状磁極を備えた第1及び第2ロータコアと、第1及び第2ロータコア間に配置され軸方向に磁化された界磁磁石とを有するロータと、周方向に複数の爪状磁極35,37を備えた第1及び第2ステータコア31,32と、第1及び第2ステータコア31,32間に周方向に配置された巻線33とを有するステータ13とを備える。ステータコア31,32は、周方向に分割された分割コア41を周方向に複数備えて構成される。【選択図】図7

Description

本発明は、マルチランデル型モータに関する。
モータにおいて、周方向に複数の爪状磁極を有する一対のロータコアと、それらロータコア間に配置された永久磁石とによって構成され、各爪状磁極が交互に異なる磁極に機能させるランデル型ロータを有したランデル型モータが知られている。さらに、特許文献1では、ランデル型ロータに加えて、周方向に複数の爪状磁極を有する一対のステータコアと、それらステータコア間に配置された環状巻線とによって構成され、各爪状磁極が交互に異なる磁極に機能させるランデル型ステータを備えたランデル型モータが提案されている。このランデル型モータは、ロータとステータが共にランデル型で構成されていることから、マルチランデル型モータとも言われている。
マルチランデル型モータは、爪状磁極数を変えることで極数を変更できるため、多極化し易い特徴を有している。
特開2013−226026号公報
ところで、上記のようなモータにおいては、例えば板状部材からロータコアのコアベースやステータコアのコアベースを円環状に打ち抜き形成することがある。この際、爪状磁極となる爪部も各コアベースと同時に打ち抜き形成した後に、90度折曲げることで前記爪状磁極を形成する方法が考えられる。
しかしながら、各コアベースは比較的体格が大きいため、板状部材から単純に円環状に打ち抜き形成すると、歩留まりが悪く、改善の余地が残されている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、歩留まり向上に寄与することができるマルチランデル型モータを提供することにある。
上記課題を解決するマルチランデル型モータは、周方向に複数の爪状磁極を備えた第1及び第2ロータコアと、前記第1及び第2ロータコア間に配置され軸方向に磁化された永久磁石とを有するロータと、周方向に複数の爪状磁極を備えた第1及び第2ステータコアと、前記第1及び第2ステータコア間に周方向に配置された巻線とを有するステータとを備えたマルチランデル型モータであって、前記ロータコア及び前記ステータコアの少なくとも一方は、周方向に分割された分割コアを周方向に複数備えて構成される。
この構成によれば、ロータコア及び前記ステータコアの少なくとも一方は、周方向に分割された分割コアを周方向に複数備えて構成されるため、例えばコアを一体形成した場合と比較して分割コアは一体コアよりも小さい。即ち、板状部材から分割コアを打ち抜き形成する際に各分割コア間の隙間を狭くすることで、多くの分割コアを形成することができ歩留まり向上に寄与することができる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記分割コア間に樹脂部が設けられることが好ましい。
この構成によれば、分割コア間に樹脂部が設けられるため、渦電流の発生を抑えることができる。また、樹脂部が緩衝材となって振動を低減させることも可能となる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記分割コアは、前記爪状磁極間及び前記爪状磁極の周方向中心の少なくとも一方で分割されることが好ましい。
この構成によれば、分割コアは、前記各爪状磁極間及び前記爪状磁極の周方向中心の少なくとも一方で分割されるため、磁気バランスが偏ることが抑えられる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記分割コアの周方向外側面には、周方向に凹状をなすコア側係合部が形成され、前記樹脂部は、前記コア側係合部と係合する樹脂側係合部が形成されることが好ましい。
この構成によれば分割コアの周方向外側面には、周方向に凹状をなすコア側係合部が形成され、前記樹脂部は、前記コア側係合部と係合する樹脂側係合部が形成される。これによって、樹脂部と分割コアとが係合することができるとともに、所謂アンカー効果も期待でき、分割コアと樹脂部との係合が外れるといったことが抑えられる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記ロータコア及び前記ステータコアの内の径方向外側に位置するコアには、該コアの径方向外側に環状部材が設けられ、前記ロータコア及び前記ステータコアの内の径方向外側に位置するコアを構成する前記分割コア間に、前記樹脂部を圧入することで一体化することが好ましい。
この構成によれば、ロータコア及びステータコアの内の径方向外側に位置するコアを構成する分割コア間に、樹脂部を圧入することで径方向外側に作用する力が生じ、その力によって前記環状部材に対して前記分割コアと樹脂部とを固定することができる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記樹脂部は、前記分割コアの軸方向面よりも突出するように構成されることが好ましい。
この構成によれば、樹脂部は、前記分割コアの軸方向面よりも突出するように構成されることで、分割コアの軸方向面と巻線や磁石が当接することが抑えられる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記分割コアの全面に樹脂コーティングされることで前記樹脂部が前記分割コア間に設けられることが好ましい。
この構成によれば、樹脂コーティングによって樹脂部が分割コア間に設けられる。また、分割コアの全面を樹脂コーティングすることで、巻線と分割コアとの間にインシュレータを設けることなく絶縁することができ、部品点数を抑えることができる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記分割コア間を離間した状態で円環状に配置し、前記分割コアの全面を覆うように樹脂がインサート成形されて前記分割コアが一体化されることが好ましい。
この構成によれば、分割コアの全面を覆うように樹脂がインサート成形されることで、巻線と分割コアとの間にインシュレータを設けることなく絶縁することができ、部品点数を抑えることができる。また、樹脂のインサート成形によって分割コアが一体化されるため、部品点数を更に抑えることができる。また、インサート成形によって樹脂部が分割コア間に設けられる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記ステータの分割コア間に、前記巻線に通電させるための導電体を設けることが好ましい。
この構成によれば、巻線の端末線(巻始め線や巻終わり線など)の取り出しを行えることができるため、端末線専用のスペースを別途設ける必要がなく巻線スペースを有効利用することができる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記導電体と前記分割コアとの間には、前記導電体と前記分割コアとの間を絶縁する絶縁部材が設けられることが好ましい。
この構成によれば、絶縁部材を導電体と分割コアとの間に設けることで、分割コア側に電流が流れることが抑えられ、導電体(巻線)に流れる電流の低下が抑えられる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記巻線は、前記各爪状磁極間及び前記爪状磁極の周方向中心の少なくとも一方で分割されることが好ましい。
この構成によれば、巻線は、各爪状磁極間及び爪状磁極の周方向中心の少なくとも一方で分割されるため、バランスよく配置することができる。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記巻線は、前記分割コアと周方向において同位置で分割される複数の分割導電体を周方向において電気的に接続することで構成されることが好ましい。
この構成によれば、分割コアと周方向において同位置で巻線が分割されるため、分割コア毎に巻線(分割導電体)を対応させやすい。
上記マルチランデル型モータにおいて、前記複数の分割導電体の間にスイッチング素子を有する回路部が設けられることが好ましい。
この構成によれば、巻線を構成する複数の分割導電体の間にスイッチング素子を有する回路部が設けられるため、スイッチング素子のオン・オフの切り替えによって部分的に通電させることができる。
本発明のマルチランデル型モータによれば、歩留まり向上に寄与することができる。
一実施形態におけるモータの斜視図である。 同上におけるロータの斜視図である。 同上におけるロータユニットの分解斜視図である。 同上におけるU相及びW相ロータユニットの斜視図である。 同上におけるV相ロータユニットの斜視図である。 同上におけるロータ外周を平面状に展開して示す展開図である。 同上におけるステータの断面斜視図である。 同上におけるステータユニットの分解斜視図である。 同上におけるステータ内周を平面状に展開して示す展開図である。 別例におけるステータの斜視図である。 別例におけるステータの斜視図である。 別例におけるステータについて説明するためのモータの斜視図である。 別例における分割コア及び樹脂部について説明するための斜視図である。 別例における分割コア及び樹脂部について説明するための平面図である。 別例におけるモータの斜視図である。 別例における分割コアについて説明するための斜視図である。 同上における分割コアについて説明するための平面図である。 同上における分割コアを組み付けたステータユニットの端面図である。 別例における分割コアについて説明するための平面図である。 別例における巻線と分割コアとの関係について説明するための斜視図である。 別例における巻線とターミナルとの接続関係について説明するための斜視図である。 同上における巻線とターミナルとの接続関係について説明するための斜視図である。 別例における巻線について説明するためのステータユニットの斜視図である。 同上における巻線について説明するための巻線の斜視図である。 同上における巻線を構成する分割導電体の一部について説明するための斜視図である。 同上における巻線を構成する分割導電体間に設けられる回路について説明するための斜視図である。 別例におけるステータユニットの部分分解斜視図である。 別例におけるステータユニットの斜視図である。 同上における巻線とターミナルとの接続関係について説明するための斜視図である。 同上における巻線とターミナルとの接続関係について説明するための斜視図である。
以下、マルチランデル型のモータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ11は、回転軸(図示略)に固定されるロータ12と、ロータ12の外側に配置されるとともにモータハウジング(図示略)に固定された環状のステータ13とを有する。
[ロータの構成]
図2に示すように、ロータ12は、軸方向に順に積層されたU相ロータユニットRu、V相ロータユニットRv及びW相ロータユニットRwから構成されている。各ロータユニットRu,Rv,Rwは互いに略同様の構成を有している。
図2及び図3に示すように、各ロータユニットRu,Rv,Rwは、第1及び第2ロータコア21,22と、それら第1及び第2ロータコア21,22に挟まれた界磁磁石23とから構成されている。
第1ロータコア21は、前記回転軸が挿通固定される貫通孔24aを径中心部に備える円盤状の第1ロータコアベース24を有している。第1ロータコアベース24の外周縁には、8個の第1ロータ側爪状磁極25が周方向において互いに等間隔(45度間隔)に設けられている。
第1ロータ側爪状磁極25は、第1ロータコアベース24の外周縁から径方向外側に延びる径方向延出部25aと、その径方向延出部25aの先端部(径方向外側端部)から突出する第1磁極部25bとを有する。なお、第1ロータ側爪状磁極25は、径方向延出部25aに対して第1磁極部25bを直角に屈曲することで成形してもよく、また、鋳造によって径方向延出部25aと第1磁極部25bとを一体に成形してもよい。
径方向延出部25aは、軸方向から見て、径方向外側に向かうほど幅狭になる台形状に形成されている。また、第1磁極部25bは、径方向から見て長方形状に形成されている。そして、径方向延出部25aと第1磁極部25bからなる第1ロータ側爪状磁極25の周方向両側面は、それぞれ平坦面であり、径方向外側に向かうほど互いに近づくように形成されている。また、第1ロータ側爪状磁極25は、その周方向中心に対して線対称をなしている。なお、各第1磁極部25bの径方向外側面は、軸方向から見てロータ12の回転軸線を中心とする同一円上に位置する円弧状をなしている。
図3に示すように、第2ロータコア22は、第1ロータコア21と略同一形状をなし、第2ロータコアベース26と第2ロータ側爪状磁極27とを有している。第2ロータコアベース26(貫通孔26a)及び第2ロータ側爪状磁極27(径方向延出部27a及び第2磁極部27b)はそれぞれ、第1ロータコアベース24(貫通孔24a)及び第1ロータ側爪状磁極25(径方向延出部25a及び第1磁極部25b)と略同一形状をなしている。
図2に示すように、第1ロータコア21と第2ロータコア22とは、それらの磁極部25b,27bの先端が互いに軸方向において反対方向を向くように組み付けられ、各第1磁極部25bの周方向間に各第2磁極部27bが配置される。第1磁極部25bと第2磁極部27bとは、組み付け状態において周方向に交互に並ぶとともに、周方向において等間隔に位置するように構成されている。
第1及び第2ロータコア21,22の組み付け状態において、第1及び第2ロータコアベース24,26は互いに平行をなし、それらの間に界磁磁石23が配置されている。
図3に示すように、界磁磁石23は、例えばフェライト焼結磁石よりなる円板状の永久磁石である。界磁磁石23の中央位置には、前記回転軸が挿通される貫通孔23aが形成されている。そして、界磁磁石23の一方の端面23bが、第1ロータコアベース24の軸方向内側面24bと、界磁磁石23の他方の端面23cが、第2ロータコアベース26の対向面26bとそれぞれ当接し、界磁磁石23は第1ロータコアベース24と第2ロータコアベース26との間に軸方向に挟持固定される。なお、界磁磁石23の外径は、各コアベース24,26の外径と一致するように設定されている。
そして、図4中の実線で示す矢印は、界磁磁石23の磁化方向(S極からN極向き)を示している。同図に示すように、界磁磁石23は、第1ロータコアベース24側がN極、第2ロータコアベース26側がS極となるように軸方向に磁化されている。従って、この界磁磁石23によって、各第1ロータ側爪状磁極25がN極として機能し、各第2ロータ側爪状磁極27がS極として機能する。
次に、各相のロータユニットRu,Rv,Rwの積層構造について説明する。
図2及び図6に示すように、U相ロータユニットRu、V相ロータユニットRv及びW相ロータユニットRwが軸方向に順に積層されてロータ12が構成される。
ここで、U相及びW相ロータユニットRu,Rwは、第1ロータコア21が上側になるように積層され、V相ロータユニットRvは第2ロータコア22が上側になるように積層されている。つまり、中段のV相ロータユニットRvは、上下段のU相及びW相ロータユニットRu,Rwに対して裏向きで積層されている(図4及び図5参照)。これにより、U−V相間では第2ロータコアベース26同士が軸方向に隣接し、V−W相間では第1ロータコアベース24同士が軸方向に隣接している。
そして、U相及びW相の界磁磁石23の磁化方向は、同方向(図6において上向き)とされ、V相の界磁磁石23の磁化方向は、U相及びW相の界磁磁石23の磁化方向に対して反対向きとされる。より詳しくは、U相及びV相の界磁磁石23のS極同士が、隣接する2枚の第2ロータコアベース26を介して向かい合っている。また、V相及びW相の界磁磁石23のN極同士が、隣接する2枚の第1ロータコアベース24を介して向かい合っている。このように、各相の界磁磁石23は、隣り合う相のもの同士で軸方向への磁化方向が反対向きとされている。
また、U相及びW相ロータユニットRu,Rwの各第1磁極部25b(第1ロータ側爪状磁極25)の軸方向への突出方向は、互いに同方向(図6において下向き)である。それに対し、V相の各第1磁極部25bの突出方向は、U相及びW相の第1磁極部25bとは反対向き(図6において上向き)となっている。
同様に、U相及びW相ロータユニットRu,Rwの第2磁極部27b(第2ロータ側爪状磁極27)の軸方向への突出方向は、互いに同方向(図6において上向き)であり、その方向に対してV相の第2磁極部27bの突出方向は反対向き(図6において下向き)となっている。
そして、各相のロータユニットRu,Rv,Rwは、ずれ角度θrずつ順に位相をずらして積層されている。詳述すると、各相の位相のずれ角度θrは、電気角で60度(機械角で7.5度)に設定されており、V相ロータユニットRvは、U相ロータユニットRuに対して時計回り方向に電気角で60度(機械角で7.5度)位相をずらして配置されている。また、W相ロータユニットRwは、V相ロータユニットRvに対して時計回り方向に電気角で60度(機械角で7.5度)位相をずらして配置されている。
[ステータの構成]
図7に示すように、ロータ12の径方向外側に配置されるステータ13は、各ロータユニットRu,Rv,Rwに対応して軸方向に積層された3相(U相、V相及びW相)のステータユニットSu,Sv,Swから構成されている。各ステータユニットSu,Sv,Swは互いに略同様の構成を有し、第1及び第2ステータコア31,32と、それら第1及び第2ステータコア31,32との軸方向間に配置された巻線33とを有する。
図7及び図8に示すように、第1ステータコア31は、周方向に複数の分割コア41と、各分割コア41間に設けられる樹脂部42とを有する。第1ステータコア31は、前記分割コア41と樹脂部42とで略円環状に形成される。
分割コア41は、第1分割コア41aと第2分割コア41bとで構成される。第1分割コア41aと第2分割コア41bはいずれも円弧部43と、延出部44とを有する。
円弧部43は、平板部43aと、平板部43aの径方向外側の端部には軸方向に延びる軸方向延出片43bが形成される。軸方向延出片43bは軸方向視で円弧形状をなすように形成される。このため、円弧部43は、周方向における端面がL字状をなすように形成される。
延出部44は、前記円弧部43から延出する径方向延出片44aと、径方向延出片44aから軸方向に延びる爪片44bとを有する。このため、延出部44は、周方向における端面がL字状をなすように形成される。
また、第1分割コア41aは、円弧部43に対して周方向一方側に寄せられて形成される。このため、第1分割コア41aの周方向一方側の端面は、前記円弧部43の略L字状の端面と前記延出部44の略L字状の端面とが合わさり、略U字状(凹状)をなすように形成される。なお、第1分割コア41aの周方向他方側の端面は前記円弧部43のみであるため、略L字状をなすように形成される。
また、第2分割コア41bは、円弧部43に対して周方向他方側に寄せられて形成される。このため、第2分割コア41bの周方向他方側の端面は、前記円弧部43の略L字状の端面と前記延出部44の略L字状の端面とが合わさり、略U字状(凹状)をなすように形成される。なお、第2分割コア41bの周方向一方側の端面は前記円弧部43のみであるため、略L字状をなすように形成される。
また、第1分割コア41aと第2分割コア41bとの間には前記樹脂部42が介在される。
樹脂部42は、第1分割コア41aの周方向一方側の端面と第2分割コア41bの周方向他方側の端面との間に介在される第1樹脂部42aと、第1分割コア41aの周方向他方側の端面と第2分割コア41bの周方向一方側の端面との間に介在される第2樹脂部42bとを有する。
第1樹脂部42a及び第2樹脂部42bは、それぞれ周方向に当接する各分割コア41a,41bの端面と同形状の端面を有する。即ち、第1樹脂部42aは、周方向視で略U字状(凹状)をなすように形成される。また、第2樹脂部42bは、周方向視で略L字状をなすように形成される。
そして、各分割コア41a,41b及び各樹脂部42により、第1ステータコアベース34と第1ステータ側爪状磁極35が構成される。
第1ステータコアベース34は、各分割コア41a,41bの円弧部43と樹脂部42とで略円環状をなすように構成される。第1ステータコアベース34は、板面が軸方向に対して垂直をなす板状に形成されている。また、第1ステータコアベース34は、その外周縁から軸方向に延びる円筒状の円筒壁34aを有している。円筒壁34aは、円弧部43の軸方向延出片43b及び樹脂部42により構成される。
そして、第1ステータコアベース34の内周縁には、8個の第1ステータ側爪状磁極35が互いに等間隔(45度間隔)に延出形成されている。第1ステータ側爪状磁極35は、各分割コア41a,41bの延出部44と第1樹脂部42aとで構成される。
第1ステータ側爪状磁極35は、第1ステータコアベース34の内周縁から径方向内側に延びる径方向延出部35aと、その径方向延出部35aの先端部(径方向内側端部)から軸方向一方に突出する第1磁極部35bとからなる。なお、第1ステータ側爪状磁極35は、その周方向中心に対して線対称をなしている。
径方向延出部35aは、軸方向から見て、径方向内側に向かうほど幅狭になる台形状に形成されている。径方向延出部35aは、各分割コア41a,41bの径方向延出片44aと第1樹脂部42aとで構成される。
第1磁極部35bは、径方向から見て長方形状に形成されている。つまり、第1磁極部35bの径方向内側面(ロータ12との対向面)の周方向両端は、軸方向に沿った直線状をなしている。第1磁極部35bは、各分割コア41a,41bの爪片44bと第1樹脂部42aとで構成される。なお、本実施形態の第1ステータコア31は、第1ステータ側爪状磁極35の周方向中心に第1樹脂部42aが介在され、隣り合う第1ステータ側爪状磁極35間に第2樹脂部42bが介在される。
図8に示すように、第2ステータコア32は、第1ステータコア31と略同一形状をなし、第2ステータコアベース36と第2ステータ側爪状磁極37とを有している。第2ステータコアベース36(円筒壁36a)及び第2ステータ側爪状磁極37(径方向延出部37a及び第2磁極部37b)は、前記第1ステータコア31の第1ステータコアベース34(円筒壁34a)及び第1ステータ側爪状磁極35(径方向延出部35a及び第1磁極部35b)とそれぞれ略同一形状をなしている。また、本実施形態の第2ステータコア32は、第2ステータ側爪状磁極37の周方向中心に第1樹脂部42aが介在され、隣り合う第2ステータ側爪状磁極37間に第2樹脂部42bが介在される。
図7に示すように、第1ステータコア31と第2ステータコア32とは、それらの磁極部35b,37bの先端が互いに軸方向において反対方向を向くように組み付けられ、各第1磁極部35bの周方向間に各第2磁極部37bが配置される。第1磁極部35bと第2磁極部37bとは、組み付け状態において周方向に交互に並ぶとともに、周方向において等間隔に位置するように構成されている。
組み付け状態において、第1及び第2ステータコアベース34,36は、互いに平行をなしている。また、第1及び第2ステータコアベース34,36の各円筒壁34a,36aは、軸方向に互いに当接されて各ステータユニットSu,Sv,Swの外周壁を構成している。そして、各円筒壁34a,36aの内周側であって第1及び第2ステータコアベース34,36の軸方向間のスペースには、周方向に円環状をなす巻線33が配置されている。
上記のように構成されたステータユニットSu,Sv,Swは、巻線33にて第1及び第2ステータ側爪状磁極35,37をその時々で互いに異なる磁極に励磁する8極の所謂ランデル型(クローポール型)構造とされている。
次に、各相のステータユニットSu,Sv,Swの積層構造について説明する。
図9に示すように、U相ステータユニットSu、V相ステータユニットSv及びW相ステータユニットSwが軸方向に順に積層されてステータ13が構成される。また、ステータユニットSu,Sv,Swは、第1ステータコアベース34と第2ステータコアベース36とが軸方向に交互に配置されるように積層されている。
また、各相のステータユニットSu,Sv,Swは、ずれ角度θsずつ順に位相をずらして積層されている。詳述すると、各相の位相のずれ角度θsは、電気角で60度(機械角で7.5度)に設定されており、V相ステータユニットSvは、U相ステータユニットSuに対して反時計回り方向に電気角で60度(機械角で7.5度)位相をずらして配置されている。また、W相ステータユニットSwは、V相ステータユニットSvに対して反時計回り方向に電気角で60度(機械角で7.5度)位相をずらして配置されている。
これにより、U相ステータユニットSuからW相ステータユニットSwにかけてのずれ方向(反時計回り方向)が、U相ロータユニットRuからW相ロータユニットRwにかけてのずれ方向(時計回り方向)に対して反対となる。言い換えると、ロータ12とステータ13とは、各相のユニット単位で位相のずれ方向が逆向きとなっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ステータ13に3相交流の電源電圧を印加すると、U相ステータユニットSuの巻線33にはU相電源電圧が、V相ステータユニットSvの巻線33にはV相電源電圧が、W相ステータユニットSwの巻線33にはW相電源電圧がそれぞれ印加される。これによって、ステータ13に回転磁界が発生し、ロータ12が回転駆動される。
ここで、上記のように、各ステータコア31,32は、分割コア41を周方向に複数備えて構成される。このため、ステータコア31,32を構成する分割コア41をプレス成形によって板状部材から複数打ち抜いて成形する場合に、隙間を少なくして打ち抜き成形することができるようになる。
また、各ステータコア31,32は、分割コア41間に樹脂部42が介在されるようになっている。このため、樹脂部42によって磁気回路が切断されることとなるため、各ステータコアを一体コアで構成した際に発生するような渦電流の発生が抑えられるようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)ステータコア31,32は、周方向に分割された分割コア41を周方向に複数備えて構成される。このため、各分割コア41を板状部材から打ち抜く際に、材料の無駄が無いように隙間を少なくして複数の分割コアを形成することができる。その結果歩留まりを向上させることができる。
(2)また、ステータコア31,32が周方向に分割されるため、環状に一体形成された場合と比較して渦電流が抑えられる。
(3)また、ステータコア31,32を構成する分割コア41間に樹脂部42が介在されるため、更に渦電流を抑えることができる。
(4)分割コア41は、爪状磁極35間、爪状磁極37間、爪状磁極35の周方向中心、及び爪状磁極37の周方向中心で分割される。このため、磁気バランスが偏ってアンバランスとなってしまうことが抑えられている。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、隣り合う爪状磁極35間、隣り合う爪状磁極37間、爪状磁極35の周方向中心、及び爪状磁極37の周方向中心で分割したが、その分割位置や分割数は適宜変更してもよい。その一例として以下の方法が考えられる。
図10に示すように、爪状磁極35の周方向中心、及び爪状磁極37の周方向中心で分割される分割コア51で構成してもよい。具体的には、図10に示すように、分割コア51は、円弧部43と、周方向両側において円弧部43から延出する延出部44とを有する。そして、分割コア51は周方向一方の延出部44が樹脂部42(第1樹脂部42a)を介して他の分割コア51の周方向他方の延出部44と隣接するように構成される。換言すると、分割コア51は周方向他方の延出部44が樹脂部42(第1樹脂部42a)を介して他の分割コア51の周方向一方の延出部44と隣接するように構成される。このような構成であっても上記実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を奏することができる。また、分割コアの種類が分割コア51のみ、即ち1種類であるため、部品管理を容易とすることができる。
図11に示すように、爪状磁極35間、及び爪状磁極37間で分割される分割コア52で構成してもよい。具体的には、図11に示すように、分割コア52は、円弧部43と、円弧部43の周方向略中央において径方向に延出する延出部53とを有する。なお、本構成の延出部53は、上記実施形態における第1樹脂部42aを省略した爪状磁極35,37に相当する。そして、分割コア52は円弧部43の周方向一方の端部が第2樹脂部42bを介して他の分割コア52の円弧部43の周方向他方の端部と隣接するように構成される。換言すると、分割コア52の円弧部43の周方向他方の端部が第2樹脂部42bを介して他の分割コア52の円弧部43の周方向一方の端部と隣接するように構成される。このような構成であっても上記実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を奏することができる。
・図13に示すように、樹脂部42は、前記分割コア41の軸方向における端面55(軸方向面)よりも突出するように構成される。この構成によれば、樹脂部42は、前記分割コア41の端面55(軸方向面)よりも突出するように構成されることで、分割コア41の端面55(軸方向面)と巻線33や磁石23が当接することが抑えられる。
・図14に示すように、分割コア41の周方向端面(外側面)には、周方向に凹状をなすコア側係合部61が形成され、樹脂部42は、コア側係合部61と係合する樹脂側係合部62が形成される。この構成によれば分割コア41の周方向外側面には、周方向に凹状をなすコア側係合部61が形成され、樹脂部42は、コア側係合部61と係合する樹脂側係合部62が形成されるため、樹脂部42と分割コア41とが容易に係合することができる。更に、所謂アンカー効果も期待でき、分割コア41と樹脂部42との係合が外れるといったことが抑えられる。なお、図14においては各係合部61,62を誇張して描いており、各係合部61,62は図14に示すものよりも小さい。
・上記実施形態では分割コア41の固定方法について特に言及していないが、例えば、ハウジングに対して接着などを行ってもよい。また、次に示す方法を採用してもよい。
図12に示すように、各ステータユニットSu,Sv,Swの軸方向両側に円環状の環状樹脂部71を設け、これら環状樹脂部71を各分割コア41間に配される樹脂部42と一体成形してもよい。このような構成とすることで、分割コア41の軸方向及び周方向への位置ずれを抑えることができる。
また、図15に示すように、環状部材としての筒状ハウジング81内に分割コア41を配し、くさび状の樹脂部82を径方向内側又は軸方向外側から各分割コア41間に圧入して分割コア41に径方向外側の構成を採用してもよい。この構成によれば、分割コア41間に、樹脂部82を圧入することで径方向外側に作用する力が生じ、その力によって筒状ハウジング81に対して分割コア41と樹脂部82とを固定することができる。
なお、上記各種固定方法に加えて、接着等を組み合わせてもよい。
・また、図16及び図17に示すように、各分割コア41a,41bの全面(周囲)を樹脂コーティング部91によって覆う構成を採用してもよい。樹脂コーティング部91は各分割コア41a,41bのそれぞれの周囲を覆うように構成される。そして、樹脂コーティング部91によって覆われた各分割コア41a,41bを接着部92によって円環状に一体化することで前記第1及び第2ステータコア31,32を構成する。このとき、樹脂コーティング部91の各分割コア41a,41b間に位置する径方向外側部91aが上記実施形態の樹脂部42として作用する。なお、図16及び図17では、分割コア41a,41bを破線で示し、分割コア41a,41bの周囲を覆う樹脂コーティング部91と、各分割コア41a,41b(樹脂コーティング部91)間を接着する接着部92とを実線で示している。
図18に示すように、第1ステータコア31と第2ステータコア32とで軸方向において巻線33を介在させるように組み付けて各ステータユニットSu,Sv,Sw(図18では1つのユニットのみを図示)を構成する。
上記のような構成とすることで、各分割コア41a,41bの全面(周囲)を覆う樹脂コーティング部91(径方向外側部91a)によって上記実施形態の樹脂部42と同様の効果を奏することができる。また、各分割コア41a,41bの全面を覆うことで、巻線33と各分割コア41a,41b(ステータコア31,32)とが接触することが無い。このため、巻線33と各分割コア41a,41b(ステータコア31,32)との間にインシュレータを設けることなく分割コア41a,41b(ステータコア31,32)が絶縁することができる。これによって部品点数が抑えられる。
・また、図19に示すように各分割コア41a,41bを離間した状態で環状に配置し、分割コア41a,41bの全面を覆うような樹脂成形部100をインサート成形によって形成してもよい。この場合、前述した図16〜図18のように各分割コア41a,41b毎にコーティングする必要がないため、接着部92(図16及び図7参照)などによる接着が不要となる。さらに、各ステータユニットSu、Sv、Swを構成する第1ステータコア31及び第2ステータコア32のそれぞれを一体化して1部品とすることができるため、部品点数を更に抑えることができる。また、図16〜図18に示した構成と同様に、インサート成形によって形成された樹脂成形部100によって上記実施形態の樹脂部42と同様の効果を奏することができる。
・上記実施形態では、ステータコア31,32のみを分割コア41で構成したが、例えばロータコア21,22を分割コアで構成したり、ステータコア31,32及びロータコア21,22の両方を分割コアで構成してもよい。
・上記実施形態では、各分割コア41間に樹脂部42を設ける構成としたが、これに限らない。
例えば、図20に示すように、各分割コア41間の周方向における隙間K(スペース)を利用して巻線33の端末線33a(巻始め線や巻終わり線)を取り出す構成を採用してもよい。このような構成とすることで端末線33aを取り出す際に専用のスペースを設ける必要がないため、巻線33のスペース有効利用することができる。ここで、端末線33aは導体を絶縁被覆することで分割コア41同士が巻線33(端末線33a)を介して電気的に接続されることが抑えられる。これにより、ステータで発生しうる大ループ渦電流の発生が抑えられる。
また、図21及び図22に示すように、端末線33aを径方向内側に出し、径方向内側に出した端末線33aと接続されるターミナル110を各分割コア41間の周方向における隙間を利用して配置する構成を採用してもよい。ターミナル110は略L(U)字状に形成し、先端側の係合部111で端末線33aと係合(接続)する。係合部111は、二股形状をなして、その間に端末線33aが挟持されるようになっている。このような構成とすることで、ターミナル110を設ける際にターミナル110を前記隙間Kに設けることができ、スペースの有効利用ができる。
・上記実施形態では特に言及していないが、例えば巻線33を分割する構成を採用してもよい。
図24に示すように、巻線33は、複数の分割導電体121と、各分割導電体120間に介在される回路部122とを有する。
図25に示すように、分割導電体121は、複数の導体121aの外部を絶縁被覆した構成が採用できる。
図26に示すように、回路部122は、前記複数の導体121aと接続される導体部122aと、導体部122aのオン・オフを制御するスイッチング素子を有する制御回路122bとを有する。制御回路122bは、例えば配線によって外部のモータECU(ともに図示略)と接続され、モータECUからの信号に基づいて前記スイッチング素子のオン・オフが切り替えられるようになっている。
また、図23に示すように巻線33は、分割コア41と組みつけられる際に、巻線33の回路部122が各分割コア41の間に介在されるようになっている。より具体的には、第1分割コア41aの周方向一方側と第2分割コア41bの周方向他方側との間、及び、第1分割コア41aの周方向他方側と第2分割コア41bの周方向一方側との間にそれぞれ回路部122が位置することとなる。すなわち、回路部122は、爪状磁極35の周方向中心、各爪状磁極35間、爪状磁極37の周方向中心、及び各爪状磁極37間に配置されることとなる。このため、巻線33は分割コア41と略同一位置で分割されることとなる。このとき、回路部122を各分割コア41との当接部位が樹脂材料で構成すると、上記実施形態の樹脂部42を設けた構成と同様の効果を奏することができる。
上記のように構成することで、分割導電体121毎に通電制御を行うことが可能となり、ステータ13の径方向における変形(弾性変形)によって発生しうる振動を抑えることができる。また、分割導電体121の一部分のみを通電することで巻線33全体で見たときに、巻線33に流れる大ループ渦電流が回避されて磁束の低下が抑えられる。
また、図27に示すように、爪状磁極37の周方向中心であって各爪状磁極35間に、端末線33aと接続するためのターミナル110を配置し、爪状磁極35の周方向中心であって各爪状磁極37間に回路部122を設ける構成を採用してもよい。
また、図28〜図30に示すように、各分割コア41間、即ち爪状磁極35の周方向中心(各爪状磁極37間)及び爪状磁極37の周方向中心(各爪状磁極35間)にターミナル110及び回路部122を設ける構成を採用してもよい。
図29及び図30に示すように、爪状磁極37の周方向中心であって各爪状磁極35間に配置されるターミナル110は、その係合部111が回路部122よりも軸方向一方側(図中、上側)に位置するように取り付けられる。また、爪状磁極35の周方向中心であって各爪状磁極37間に配置されるターミナル110は、その係合部111が回路部122よりも軸方向他方側(図中、下側)に位置するように取り付けられる。
・上記実施形態では、界磁磁石23をフェライト磁石としたが、これ以外に例えば、サマリウムコバルト(SmCo)磁石やネオジム磁石等としてもよい。
・各爪状磁極25,27,35,37の個数(磁極数)は、上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・ロータ12を構成するロータユニットRu,Rv,Rwの数と、ステータ13を構成するステータユニットSu,Sv,Swの数は、上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ステータ13の内側にロータ12が配置されたインナーロータ型のモータに適用したが、アウターロータ型のモータに適用してもよい。
・上記実施形態並びに上記各変形例は適宜組み合わせてもよい。
11…モータ(マルチランデル型モータ)、12…ロータ、13…ステータ、Ru,Rv,Rw…ロータユニット、Su,Sv,Sw…ステータユニット、21…第1ロータコア、22…第2ロータコア、23…界磁磁石(永久磁石)、24…第1ロータコアベース、25…第1ロータ側爪状磁極、25a…径方向延出部、25b…第1磁極部、26…第2ロータコアベース、27…第2ロータ側爪状磁極、27a…径方向延出部、27b…第2磁極部、31…第1ステータコア、32…第2ステータコア、33…巻線、33a…端末線(導電体及び絶縁部材)、34…第1ステータコアベース、35…第1ステータ側爪状磁極、35a…径方向延出部、35b…第1磁極部、36…第2ステータコアベース、37…第2ステータ側爪状磁極、37a…径方向延出部、37b…第2磁極部、41…分割コア、41a…第1分割コア、41b…第2分割コア、42…樹脂部、51…分割コア、52…分割コア、55…端面(軸方向面)、61…コア側係合部、62…樹脂側係合部、81…筒状ハウジング(環状部材)、82…樹脂部、110…ターミナル(導電体)、121…分割導電体、122…回路部、122b…制御回路。

Claims (13)

  1. 周方向に複数の爪状磁極を備えた第1及び第2ロータコアと、前記第1及び第2ロータコア間に配置され軸方向に磁化された永久磁石とを有するロータと、
    周方向に複数の爪状磁極を備えた第1及び第2ステータコアと、前記第1及び第2ステータコア間に周方向に配置された巻線とを有するステータと
    を備えたマルチランデル型モータであって、
    前記ロータコア及び前記ステータコアの少なくとも一方は、周方向に分割された分割コアを周方向に複数備えて構成されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  2. 請求項1に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記分割コア間に樹脂部が設けられることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  3. 請求項1又は2に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記分割コアは、前記各爪状磁極間及び前記爪状磁極の周方向中心の少なくとも一方で分割されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  4. 請求項2又は請求項2を引用する請求項3に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記分割コアの周方向外側面には、周方向に凹状をなすコア側係合部が形成され、
    前記樹脂部は、前記コア側係合部と係合する樹脂側係合部が形成されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  5. 請求項2、請求項2を引用する請求項3、又は請求項2を引用する請求項4に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記ロータコア及び前記ステータコアの内の径方向外側に位置するコアには、該コアの径方向外側に環状部材が設けられ、
    前記ロータコア及び前記ステータコアの内の径方向外側に位置するコアを構成する前記分割コア間に、前記樹脂部を圧入することで一体化することを特徴とするマルチランデル型モータ。
  6. 請求項2、又は請求項2を引用する請求項3〜5のいずれか一項に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記樹脂部は、前記分割コアの軸方向面よりも突出するように構成されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  7. 請求項2に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記分割コアの全面に樹脂コーティングされることで前記樹脂部が前記分割コア間に設けられることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  8. 請求項2に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記分割コア間を離間した状態で円環状に配置し、前記分割コアの全面を覆うように樹脂がインサート成形されて前記分割コアが一体化されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  9. 請求項1に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記ステータの分割コア間に、前記巻線に通電させるための導電体を設けたことを特徴とするマルチランデル型モータ。
  10. 請求項9に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記導電体と前記分割コアとの間には、前記導電体と前記分割コアとの間を絶縁する絶縁部材が設けられることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  11. 請求項9又は10に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記巻線は、前記各爪状磁極間及び前記爪状磁極の周方向中心の少なくとも一方で分割されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  12. 請求項1、請求項9、請求項10、及び請求項11のいずれか一項に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記巻線は、前記分割コアと周方向において同位置で分割される複数の分割導電体を周方向において電気的に接続することで構成されることを特徴とするマルチランデル型モータ。
  13. 請求項12に記載のマルチランデル型モータにおいて、
    前記複数の分割導電体の間にスイッチング素子を有する回路部が設けられることを特徴とするマルチランデル型モータ。
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