JP2007174825A - ステータおよび分割コア - Google Patents
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Abstract
【課題】圧粉体からなる分割コアを、径方向内端が同一円周上に精度よく揃った状態で固定可能とする。
【解決手段】円環状に配置され、圧粉体からなる分割コア1と、隣り合う前記分割コア1,1の間に嵌め込まれたくさび部材2と、前記各分割コア1を径方向内方に締め付ける締め付け手段とを備える構成をステータに採用する。
【選択図】図1
【解決手段】円環状に配置され、圧粉体からなる分割コア1と、隣り合う前記分割コア1,1の間に嵌め込まれたくさび部材2と、前記各分割コア1を径方向内方に締め付ける締め付け手段とを備える構成をステータに採用する。
【選択図】図1
Description
この発明は、ハイブリッド自動車や燃料電池自動車等に組み込まれる回転電機(たとえば電気モータ)のステータに関する。
ハイブリッド自動車や燃料電池自動車は、駆動装置や回生ブレーキとして電気モータを使用する。このモータは、小型化、高出力化するために高周波領域で使用することが多いが、周波数が高くなると、ステータに生じる鉄損が大きくなってエネルギーの変換効率が低下する。そこで、高周波での鉄損を抑えるために、絶縁皮膜処理を施した金属磁性粉末の圧粉体を用いたステータや、樹脂を添加した金属磁性粉末の圧粉体を用いたステータの開発が進められている。このステータは、金属磁性粉末の粒子内に渦電流を閉じ込めるので、電磁鋼板の積層体からなる従来のステータよりも高周波域での鉄損が小さい。
このような圧粉体を用いたステータとして、図7に示すように圧粉体からなる複数の分割コア20を円環状に配置し、その分割コア20の外周に筒体21を焼き嵌めして各分割コア20を固定したものが知られている。
このステータは、分割コア20の径方向内端が同一円周上に精度よく揃うと、性能が安定するが、分割コア20は、成形金型から抜き出す際に生じるスプリングバックや、成形密度の不均一により寸法がばらつきやすい。そこで、分割コア20の径方向内端を同一円周上に精度よく揃えるために、分割コア20の径方向内端を基準にして位置決めし、その状態で各分割コア20の外周に筒体21を焼き嵌めすることが多い。
しかし、筒体21を焼き嵌めするときに、隣り合う分割コア20の隙間が無くなるまで各分割コア20が径方向内方にずれるので、分割コア20の径方向内端の位置精度を確保するのが難しかった。分割コア20の径方向内端の位置精度が悪いと、ステータの内周とロータの外周の間隔が一定でなくなり、回転電機の性能が低下する。
この発明が解決しようとする課題は、圧粉体からなる分割コアを、径方向内端が同一円周上に精度よく揃った状態で固定可能とすることである。
上記の課題を解決するために、円環状に配置され、圧粉体からなる分割コアと、隣り合う前記分割コアの間に嵌め込まれたくさび部材と、前記各分割コアを径方向内方に締め付ける締め付け手段とを備える構成をステータに採用した。
このステータは、前記分割コアの隣の分割コアとの対向面に、前記くさび部材を嵌め込む凹部を形成すると好ましい。
前記締め付け手段としては、たとえば、前記分割コアの外周に焼き嵌めした筒体を用いることができる。
また、この発明では、上記のステータに用いる分割コアとして、円環状に配置されてステータを構成し、くさび部材をはめ込み可能な凹部を隣の分割コアとの対向面に有する分割コアを併せて提供する。
この発明のステータは、隣り合う分割コアの間にはめ込んだくさび部材が、ステータ径方向に位置調整した分割コアの周方向位置を固定する。そのため、締め付け手段で各分割コアを径方向内方に締め付けたときに分割コアが径方向内方にずれず、分割コアは径方向内端が同一円周上に精度よく揃った状態で固定される。
さらに、前記分割コアの隣の分割コアとの対向面に、前記くさび部材を嵌め込む凹部を形成したものは、くさび部材の幅よりも隣り合う分割コアの対向面の間隔を小さくして、隣り合う分割コアの隙間によるステータの性能への影響を小さく抑えることができる。
図1に、この発明の回転電機用ステータの実施形態を示す。このステータは、円環状に配置した複数の分割コア1と、隣り合う分割コア1,1の間にはめ込んだくさび部材2と、各分割コア1を外周から締め付ける筒体3とを有する。
分割コア1は、金属磁性粉末の圧粉体からなる。この分割コア1は、図2(a)(b)に示すように、コイルを巻回するティース部1aと、ティース部1aに連なるヨーク部1bとからなり、隣の分割コア1と対向するヨーク部1bの対向面4には、くさび部材2を嵌め込む凹部5が形成されている。
くさび部材2は、ステータ周方向の幅がステータ径方向の内端に向かって次第に小さくなる形状である。
このステータは、たとえば次のようにして組み立てることができる。まず、図3に示すように、分割コア1を円環状に配置する。このとき、分割コア1のステータ径方向の内端を基準として位置決めする。位置決めの方法としては、円筒状の治具Jを中心に配置してその外周に分割コア1の内端が接触するように各分割コア1を配置する方法が挙げられる。
つぎに、図4に示すように、分割コア1の凹部5の位置にくさび部材2をはめ込み、その後、中央の治具Jを取り除く(図5参照)。こうしてステータ径方向の内端を基準として円環状に位置決めされた分割コア1の外周に、予め加熱して熱膨張により内径を広げておいた筒体3をはめ込み、その筒体3を冷却して収縮させ、収縮する筒体3で分割コア1をステータ径方向の内方に締め付ける(図1参照)。
このステータは、隣り合う分割コア1,1の間にはめ込んだくさび部材2が、ステータ径方向の内端を基準にして位置決めされた分割コア1の周方向位置を固定する。そのため、各分割コア1を筒体3で締め付けたときに分割コアが径方向内方にずれず、各分割コア1は、ステータ径方向の内端が同一円周上に精度よく揃った状態で固定される。
また、くさび部材2をはめ込む凹部5を対向面4に形成したので、隣り合う分割コア1の対向面4,4の間隔が小さい。そのため、隣り合う分割コア1,1の隙間によるステータの性能への影響を小さく抑えることができる。
くさび部材2は、材料として鋼材を用いるとステータの磁化特性が向上するので好ましく、電磁鋼板の積層体や金属磁性粉末の圧粉体を用いると高周波での鉄損を抑えることができるのでより好ましい。
凹部5は、図2(a)(b)に示すように、ステータ軸方向に開放した形状とすると、分割コア1を成形するときに凹部5がアンダーカットにならないので好ましい。
また、上記実施形態では、分割コア1の外周に筒体3を焼き嵌めすることによって各分割コア1を径方向内方に締め付けているが、他の方法で締め付けてもよい。たとえば、分割コア1の外周に帯状の薄板を巻いて各分割コア1を締め付け、その状態で薄板の一端と他端を接続してもよい。このようにすると、分割コア1を締め付ける力の管理が容易となり、過大な締め付け力で分割コア1が破壊するのを防止することができる。
くさび部材2には、図6に示すように、弾性体からなる補助リング6を外周からかけておくと好ましい。このようにすると、くさび部材2のがたつきによる分割コア1の位置ずれを確実に防止することができる。
1 分割コア
2 くさび部材
3 筒体
4 対向面
5 凹部
2 くさび部材
3 筒体
4 対向面
5 凹部
Claims (4)
- 円環状に配置され、圧粉体からなる分割コア1と、隣り合う前記分割コア1,1の間に嵌め込まれたくさび部材2と、前記各分割コア1を径方向内方に締め付ける締め付け手段とを備えるステータ。
- 前記分割コア1が、前記くさび部材2を嵌め込む凹部5を隣の分割コア1との対向面4に有する請求項1に記載のステータ。
- 前記締め付け手段が、前記分割コア1の外周に焼き嵌めした筒体3からなる請求項1または2に記載のステータ。
- 円環状に配置されてステータを構成し、くさび部材2をはめ込み可能な凹部5を隣の分割コアとの対向面4に有する分割コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005370318A JP2007174825A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | ステータおよび分割コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005370318A JP2007174825A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | ステータおよび分割コア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007174825A true JP2007174825A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38300665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005370318A Pending JP2007174825A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | ステータおよび分割コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007174825A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105322740A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-02-10 | 阿斯莫株式会社 | 双伦德尔型电动机 |
JP2016067188A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-04-28 | アスモ株式会社 | マルチランデル型モータ |
-
2005
- 2005-12-22 JP JP2005370318A patent/JP2007174825A/ja active Pending
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