JP2000134832A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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JP2000134832A JP10307014A JP30701498A JP2000134832A JP 2000134832 A JP2000134832 A JP 2000134832A JP 10307014 A JP10307014 A JP 10307014A JP 30701498 A JP30701498 A JP 30701498A JP 2000134832 A JP2000134832 A JP 2000134832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣り合った分割コア間の境界部の隙間を極力
安定させることができて、効率や機械的強度を安定させ
ると共に、異常音の発生を防止する。 【解決手段】 複数個の分割コア12を環状に配置して
構成された固定子鉄心11を樹脂21によりモールド成
形するようにした構成のものにおいて、隣り合った分割
コア12間の境界部22に、樹脂21が入り込む樹脂収
容部20を設けた。固定子鉄心11を樹脂21によりモ
ールド成形した際に、樹脂収容部20に樹脂21が入り
込むようになるので、境界部22において、樹脂収容部
20を除いた部分の主たる隙間23が極力一定になるよ
うに確保されるようになると共に、樹脂収容部20に入
り込んだ樹脂21により隣り合った分割コア12が強固
に固定されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の分割コア
を環状に配置して固定子鉄心を構成し、この固定子鉄心
を樹脂によりモールド成形するようにした構成の電動機
の固定子に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の電動機の固定
子の従来例について図9ないし図13を参照して説明す
る。これらのうち、図9の(a)ないし(d)は、固定
子鉄心を組み立てるまでの工程を示し、図10は組みて
られた固定子鉄心を示し、図11は樹脂モールドした後
のモールド成形体を示している。
【0003】固定子鉄心を組み立てる場合、まず、図9
(a)に示すように、打ち抜き加工により、鋼板1から
多数枚の分割コア用素子2を打ち抜く。そして、図9
(b)に示すように、打ち抜かれた分割コア用素子2を
所定枚数(例えば42枚)積層し、かしめ部3にてかし
めることにより分割コア4を形成する。分割コア4は、
図10にも示すように、円弧状をなすヨーク部4aと、
このヨーク部4aの外周部に設けられた複数個のティー
ス4bと、ヨーク部4aの周方向の両端部に設けられた
嵌合凸部4c及び嵌合凹部4dとを有している。
【0004】このような構成の分割コア4をこの場合6
個用意し、隣り合った分割コア4同士を、隣り合った嵌
合凸部4cと嵌合凹部4dとを嵌合することにより連結
する(図9(c)参照)。このようにして6個の分割コ
ア4を環状に連結することにより、固定子鉄心5を構成
する(図9(d)及び図10参照)。
【0005】この後、固定子鉄心5を図示しない成形型
に入れて、絶縁性の樹脂によりモールド成形することに
より、図11に示すモールド成形体6を得る。モールド
成形体6は、上記固定子鉄心5の外面のほぼ全体を樹脂
7で覆っていると共に、取付部6aを一体に形成してい
る。この後、モールド成形体6の各ティース部6bに図
示しないコイルを巻装することにより、固定子が完成す
る。この固定子は、アウターロータ形の電動機の固定子
として使用される。このような方法により固定子を製造
した場合には、鋼板1の材料取りが良く、ロスが少ない
利点がある。
【0006】ところで、上記固定子鉄心5を樹脂7でモ
ールド成形する際に、図12に示すように、隣り合った
分割コア4間の境界部8に隙間9が生じるが、成形状態
などにより、この隙間9は境界部8ごとにまちまちとな
るため、次のような問題点がある。
【0007】上記境界部8において、隙間9が形成され
ず、図13に示すように、隣り合った分割コア4の端面
同士が積厚方向にずれた状態で接触していた場合には、
各分割コア用素子2の端面2aに、その積厚方向にうず
電流が発生し、効率が低下してしまう。これとは逆に、
上記隙間9が大きい場合には、分割コア4間の磁気抵抗
が大きくなりすぎて、やはり効率が低下し、また、機械
的な強度も低下してしまう。
【0008】一方、上記隙間9が極微小な場合、或いは
分割コア4の端面同士が僅かに接触していたような場合
には、励磁振動により分割コア4の端面同士が微妙に当
たり、異常音が発生することがある。この場合、隙間9
には樹脂7はほとんど入らない。また、分割コア4のヨ
ーク部4aの内周部及び外周部は樹脂7で覆われている
が、分割コア4は樹脂7に対して動き得る状態にある。
【0009】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、隣り合った分割コア間の境界部
の隙間を極力安定させることができて、効率や機械的強
度を安定させることができると共に、異常音の発生を防
止できる電動機の固定子を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、複数個の分割コアを環状に配
置して固定子鉄心を構成し、この固定子鉄心を樹脂によ
りモールド成形するようにした構成の電動機の固定子に
おいて、隣り合った前記分割コア間の境界部に、前記樹
脂が入り込む樹脂収容部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】上記した手段によれば、固定子鉄心を樹脂
によりモールド成形した際に、上記樹脂収容部に樹脂が
入り込むようになる。これにより、隣り合った分割コア
間の境界部において、樹脂収容部を除いた部分の主たる
隙間が極力一定になるように確保されるようになると共
に、樹脂収容部に入り込んだ樹脂により隣り合った分割
コアが強固に固定されるようになる。
【0012】この場合、樹脂収容部は、開口部の幅が
0.3mm以上で、断面積が0.3mm以上となるよ
うに設定することが好ましい(請求項2の発明)。これ
によれば、樹脂収容部に樹脂を良好に入り込ませること
ができる。また、境界部において、樹脂収容部を除いた
部分の主たる隙間が0.02〜0.1mmとなるように
設定することが好ましい(請求項3の発明)。これによ
れば、隣り合った分割コアの端面同士が接触することに
よるうず電流の発生を防止できると共に、分割コア間の
磁気抵抗が大きくなりすぎることを防止でき、効率の低
下を防止できる。
【0013】各分割コアは、ヨーク部の外周部または内
周部に、コイルが巻装されるティースを有し、樹脂収容
部は、前記ヨーク部において前記ティースとは反対側に
設けることが好ましい(請求項4の発明)。これによれ
ば、ヨーク部を通る磁束の最短経路を確保でき、境界部
で磁気抵抗が大きくなりすぎることを防止できるように
なる。
【0014】隣り合った分割コアのうちの一方には、先
端部が基端部よりも幅広な嵌合凸部を設けると共に、他
方には、前記嵌合凸部に対応する形状の嵌合凹部を設け
ていて、隣り合った分割コア同士は、前記嵌合凸部と嵌
合凹部とを嵌合することにより連結することが好ましい
(請求項5の発明)。これによれば、境界部の隙間が必
要以上に大きくなることを防止できる。
【0015】樹脂収容部を、境界部において分割コアの
ヨーク部の内周部と外周部の両方に設けたり(請求項6
の発明)、境界部に臨む両分割コアにそれぞれ設けたり
(請求項7の発明)、或いは固定子鉄心の複数箇所の境
界部のうち、周方向に1箇所おきの境界部に設けたり
(請求項8の発明)することもできる。また、樹脂収容
部の開口部から奥行き方向に延びた面と、相手側の分割
コアの樹脂収容部に臨む面とを対向させることが好まし
い(請求項9の発明)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図5を参照して説明する。まず、図3に
おいて、固定子鉄心11は、複数個この場合6個の分割
コア12を環状に配置して構成されている。
【0017】各分割コア12は、従来と同様に、鋼板か
ら打ち抜かれた分割コア用素子13を所定枚数(例えば
42枚)積層し、かしめ部14にてかしめることにより
形成されたものであり、図2にも示すように、円弧状を
なすヨーク部15と、このヨーク部15の外周部に設け
られた複数個のティース16,17と、ヨーク部15の
周方向の一方の端部に設けられた嵌合凸部18と、ヨー
ク部15の周方向の他方の端部に設けられた嵌合凹部1
9及び樹脂収容部20とを有した構成となっている。
【0018】このうち、ティース16とティース17と
は形状が異なっていて、これらティース16とティース
17は周方向に交互に配置されている。また、嵌合凸部
18は、図1にも示すように、平面形状が、先端部が基
端部よりも幅広となる台形状に形成され、嵌合凹部19
は、その嵌合凸部18に対応して、開口部が底部よりも
幅狭となる台形状に形成されている。そして、樹脂収容
部20は、ヨーク部15においてティース16,17と
は反対側の内周部側に、L字形に切り欠くように形成さ
れている。
【0019】このような構成の分割コア12同士を、隣
り合った嵌合凸部18と嵌合凹部19とを嵌合すること
により連結し、6個の分割コア12を環状に連結するこ
とにより、図3の固定子鉄心11が形成される。
【0020】次に、上記固定子鉄心11を図示しない成
形型に入れて、絶縁性の樹脂21(図1参照)によりモ
ールド成形することにより、モールド成形体(図11参
照)を得る。これにより、固定子鉄心11の外面のほぼ
全体が樹脂21により覆われる。このとき、図1に示す
ように、隣り合った分割コア12間の各境界部22にお
ける各樹脂収容部20にも樹脂21が入り込んだ状態と
なる。また、各樹脂収容部20に樹脂21が入り込むこ
とにより、各境界部22において、樹脂収容部20を除
いた部分の主たる隙間23にも樹脂21が入りやすくな
る。
【0021】ここで、図1において、上記樹脂収容部2
0の開口部20aから奥行き方向に延びた面20bと、
相手側の分割コア12の樹脂収容部20に臨む面12a
とは対向している。そして、この場合、樹脂収容部20
の開口部20aの幅寸法A1は、0.3mm以上、例え
ば約1mm、奥行き寸法A2も約1mmに設定されてい
て、樹脂収容部20の断面積S1は、約1mmに設定
されている。
【0022】このようにして得られたモールド成形体の
各ティース部に、コイル24(図5参照)を巻装するこ
とにより、固定子が完成する。
【0023】上記した実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。まず、上記した実施例において、
6個の分割コア12を環状に連結して構成された固定子
鉄心11を樹脂21によりモールド成形した際に、隣り
合った分割コア12間の各境界部22に設けられた樹脂
収容部20に樹脂21が入り込むようになる。これによ
り、各境界部22において、樹脂収容部20を除いた部
分の主たる隙間23が極力一定になるように確保される
ようになる。本実施例においては、境界部22における
上記隙間23を、0.02mm〜0.1mmの範囲、好
ましくは0.05mmとなるようにしている。
【0024】ここで、図4に示すように、境界部22に
おける上記隙間23が、0.02mmよりも小さい場合
には、隣り合った分割コア12の端面同士が接触しやす
くなり、接触することに基づくうず電流の発生により効
率が低下し、また、0.1mmよりも大きい場合には、
隣り合った分割コア12間の磁気抵抗が大きくなりすぎ
て、やはり効率が低下してしまうが、上記隙間23を
0.02mm〜0.1mmの範囲とすることにより、効
率を安定させることができる。
【0025】また、樹脂収容部20に入り込んだ樹脂2
1により隣り合った分割コア12が強固に固定されると
共に、隣り合った分割コア12間に樹脂21が介在する
ようになるため、機械的強度をアップできると共に、隣
り合った分割コア12間で励磁振動による異常音が発生
することを防止できるようになる。
【0026】さらに、上記実施例において、樹脂収容部
20の開口部20aの幅寸法A1は、0.3mm以上、
例えば約1mm、奥行き寸法A2も約1mmに設定され
ていて、樹脂収容部20の断面積S1は、約1mm
設定していることにより、樹脂収容部20に樹脂21が
良好に入り込むようになる。ちなみに、樹脂収容部20
の開口部20aの幅寸法A1が0.3mmよりも小さい
場合には、樹脂収容部20に樹脂21が入りにくく、ま
た、樹脂収容部20の断面積S1が0.3mmよりも
小さい場合には、樹脂収容部20に樹脂21が入り込ん
でも、上記効果を十分には得ることができない。
【0027】また、樹脂収容部20の開口部20aから
奥行き方向に延びた面20bと、相手側の分割コア12
の樹脂収容部20に臨む面12aとを対向させているの
で、樹脂21が樹脂収容部20に入り込む際には、それ
ら面20b及び面12aに対する樹脂21の圧力が極力
均等に作用し、また、励磁振動により分割コア12が振
動した際には、それらの面20b,12aから樹脂12
に対して圧力が極力均等に作用するようになる。このた
め、樹脂収容部20部分、ひいては境界部22部分の状
態を極力安定させることができる。
【0028】さらに、隣り合った分割コア12同士は、
一方に設けた嵌合凸部18と他方に設けた嵌合凹部19
とを嵌合させることにより連結しているので、それら隣
り合った分割コア12間の隙間23が必要以上に大きく
なることを防止できる。
【0029】加えて、樹脂収容部20は、ヨーク部15
においてティース16,17とは反対側である内周部に
設けているので、図5に示すように、ヨーク部15を通
る磁束25の最短経路を確保でき、境界部22で磁気抵
抗が大きくなりすぎることを防止できるようになる。
【0030】図6は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は、請求項6に対応する実施例で
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、樹脂収容部20を、境界部22において、図
6中、左側の分割コア12のヨーク部15の内周部と外
周部との両方に設けていて、各樹脂収容部20に樹脂2
1が入り込んでいる。
【0031】このような構成とした第2実施例によれ
ば、境界部22において、樹脂収容部20を除いた部分
の主たる隙間23を一層確実に確保できて、異常音の発
生を一層防止でき、また、機械的強度を一層向上でき
る。
【0032】図7は本発明の第3実施例を示したもので
あり、この第3実施例は、請求項7に対応する実施例で
あり、上記した第1及び第2実施例とは次の点が異なっ
ている。すなわち、樹脂収容部26を、境界部22に臨
む両分割コア12の内周部側にそれぞれ設けている。こ
の場合、1個の樹脂収容部26の大きさは、第1実施例
の樹脂収容部20よりも少し小さく形成している。この
ような構成とした第3実施例によれば、機械的強度が一
層向上し、また、樹脂収容部26,26が、境界部22
において周方向のほぼ中央部となり、バランスが良くな
る。
【0033】図8は本発明の第4実施例を示したもので
あり、この第4実施例は、請求項8に対応する実施例で
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、樹脂収容部20を、固定子鉄心11の6箇所
の境界部22のうち、周方向に1箇所おきの境界部22
に設けている。
【0034】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。上記した実施例では、分割コア12のヨーク
部15の外周部にティース16,17を設けた構成の固
定子(アウターロータ形の電動機の固定子)を例示した
が、本発明は、ヨーク部の内周部にティースを設けた構
成の固定子(インナーロータ形の電動機の固定子)に適
用することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の電動機の固定子によれば、複数個の分割コアを環状に
配置して構成された固定子鉄心を樹脂によりモールド成
形した際に、隣り合った分割コア間の境界部に設けられ
た樹脂収容部に樹脂が入り込むようになるので、隣り合
った分割コア間の境界部の隙間を極力安定させることが
できて、効率や機械的強度を安定させることができると
共に、異常音の発生を防止できるようになる。
【0036】請求項2の電動機の固定子によれば、樹脂
収容部に樹脂を良好に入り込ませることができる。請求
項3の電動機の固定子によれば、隣り合った分割コアの
端面同士が接触することによるうず電流の発生を防止で
きると共に、分割コア間の磁気抵抗が大きくなりすぎる
ことを防止でき、効率の低下を防止できる。
【0037】請求項4の電動機の固定子によれば、ヨー
ク部を通る磁束の最短経路を確保でき、境界部で磁気抵
抗が大きくなりすぎることを防止できるようになる。請
求項5の電動機の固定子によれば、境界部の隙間が必要
以上に大きくなることを防止できる。
【0038】請求項6の電動機の固定子によれば、境界
部において、樹脂収容部を除いた部分の主たる隙間を一
層確実に確保できて、異常音の発生を一層防止でき、ま
た、機械的強度を一層向上できる。請求項7の電動機の
固定子によれば、機械的強度を一層向上でき、また、バ
ランスも良くできるようになる。請求項8の電動機の固
定子においても、請求項1とほぼ同様な作用効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の拡大横断面図
【図2】分割コアの平面図
【図3】固定子鉄心の斜視図
【図4】境界部における隙間と効率との関係を示す特性
線図
【図5】作用説明用の要部の平面図
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図3相当図
【図9】従来例において、固定子鉄心の組み立て工程を
示す図
【図10】図3相当図
【図11】モールド成形体の斜視図
【図12】図1相当図
【図13】分割コアの端面同士が積厚方向にずれて接触
した状態の縦断面図
【符号の説明】
11は固定子鉄心、12は分割コア、12aは面(分割
コアの樹脂収容部に臨む面)、15はヨーク部、16、
17はティース、18は嵌合凸部、19は嵌合凹部、2
0は樹脂収容部、20aは開口部、20bは面(樹脂収
容部の開口部から奥行き方向に延びた面)、21は樹
脂、22は境界部、23は隙間、24はコイル、26は
樹脂収容部を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の分割コアを環状に配置して固定
    子鉄心を構成し、この固定子鉄心を樹脂によりモールド
    成形するようにした構成の電動機の固定子において、 隣り合った前記分割コア間の境界部に、前記樹脂が入り
    込む樹脂収容部を設けたことを特徴とする電動機の固定
    子。
  2. 【請求項2】 樹脂収容部は、開口部の幅が0.3mm
    以上で、断面積が0.3mm以上であることを特徴と
    する請求項1記載の電動機の固定子。
  3. 【請求項3】 境界部において、樹脂収容部を除いた部
    分の主たる隙間が0.02〜0.1mmであることを特
    徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  4. 【請求項4】 各分割コアは、ヨーク部の外周部または
    内周部に、コイルが巻装されるティースを有し、樹脂収
    容部は、前記ヨーク部において前記ティースとは反対側
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動
    機の固定子。
  5. 【請求項5】 隣り合った分割コアのうちの一方には、
    先端部が基端部よりも幅広な嵌合凸部を設けていると共
    に、他方には、前記嵌合凸部に対応する形状の嵌合凹部
    を設けていて、隣り合った分割コア同士は、前記嵌合凸
    部と嵌合凹部とを嵌合することにより連結されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  6. 【請求項6】 樹脂収容部を、境界部において分割コア
    のヨーク部の内周部と外周部の両方に設けたことを特徴
    とする請求項1記載の電動機の固定子。
  7. 【請求項7】 樹脂収容部を、境界部に臨む両分割コア
    にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の電動
    機の固定子。
  8. 【請求項8】 樹脂収容部を、固定子鉄心の複数箇所の
    境界部のうち、周方向に1箇所おきの境界部に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  9. 【請求項9】 樹脂収容部の開口部から奥行き方向に延
    びた面と、相手側の分割コアの樹脂収容部に臨む面とが
    対向していることを特徴とする請求項1記載の電動機の
    固定子。
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