JP2014103777A - ロータ及びモータ - Google Patents

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Hironori Fujii
裕紀 藤井
Yoshiaki Takemoto
佳朗 竹本
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Asmo Co Ltd
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Abstract

【課題】ロータコアにて発生する渦電流損を抑制し、モータの高効率化に寄与するロータを提供する。
【解決手段】ロータを構成する第1及び第2ロータコア21,22は、例えば同一の5つコアブロックA1〜A5にて構成し、各コアブロックA1〜A5において、隣り合う一方の爪状磁極21b,22bの先端部からコアベース21a,22aを介して他方の爪状磁極21b,22bの先端部まで連続する線状部材25が重ね合わされて構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロータ及びモータに関する。
モータに用いられるロータとしては、周方向に複数の爪状磁極を有するロータコアを対で用い、対のロータコアの各爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わされるとともにその対のロータコアの軸方向間に界磁磁石を配置し、各爪状磁極を交互にN・S磁極に機能させる所謂ランデル型構造のロータが知られている。因みに、例えば特許文献1に開示のランデル型構造のロータは、対のロータコア及び界磁磁石を2組用いた2段構造をなすものである。
実開平5−43749号公報
ところで、モータの高効率化を妨げる要因の1つに、ロータコアにおいて発生する渦電流損がある。上記したランデル型構造のロータにおいてもロータコアにて発生する渦電流損を極力抑制し、モータを高効率化する検討がなされている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータコアにて発生する渦電流損を抑制し、モータの高効率化に寄与するロータ、及びそのロータを備えたモータを提供することにある。
上記課題を解決するロータは、ベース部外周縁から径方向外側に突出する磁極部が周方向に複数設けられてその個々が構成されてなり、各磁極部が周方向に交互に配置されるように互いに組み合わされる第1及び第2ロータコアと、前記第1及び第2ロータコアのベース部の軸方向間に配置され、前記第1及び第2ロータコアの各磁極部を異なる磁極として機能させる界磁磁石とを備えたロータであって、前記第1及び第2ロータコアそれぞれにおいて、少なくとも隣り合う磁極部及びベース部間に跨って連続する線状部材を用い、前記磁極部及び前記ベース部の少なくとも一部が前記線状部材の重ね合わせにて構成される。
この構成によれば、第1及び第2ロータコアは、磁極部及びベース部の少なくとも一部が、少なくとも隣り合う磁極部及びベース部間に跨って連続する線状部材の重ね合わせにて構成される。つまり、線状部材の延びる形状にて界磁磁石に対する磁束の流れを大きく損なうことなく、また重ね合わせによる隣り合う線状部材間が渦電流の発生抑制のための磁気抵抗となる。これにより、ロータコアでの渦電流損が抑制され、モータの高効率化に寄与する。
また上記のロータにおいて、前記第1及び第2ロータコアそれぞれの前記線状部材の重ね合わせにて構成される部位は、複数個の前記線状部材の一体組み付けにて構成されることが好ましい。
この構成によれば、ロータコアの線状部材の重ね合わせにて構成される部位は、複数個の線状部材の一体組み付けにて構成される。これにより、個々の線状部材の作製が容易となり、また渦電流損の抑制効果の向上も可能となる。
また上記のロータにおいて、前記第1及び第2ロータコアそれぞれの全体又は一部は、1つの前記線状部材の塑性加工にて構成されることが好ましい。
この構成によれば、ロータコアそれぞれの全体又は一部は、1つの線状部材の塑性加工にて構成されるため、ロータの部品点数の低減に寄与する。
また上記のロータにおいて、前記線状部材は、電磁鋼板にて構成されることが好ましい。
この構成によれば、ロータコアを構成する線状部材は、一般的なコア材料として用いる電磁鋼板にて構成できる。
また上記のロータにおいて、前記線状部材は、圧粉磁心にて構成されることが好ましい。
この構成によれば、ロータコアを構成する線状部材は、曲げ加工が不要な圧粉磁心にて構成できる。
また上記のロータにおいて、前記第1及び第2ロータコアは、同一構成をなしていることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2ロータコアは同一構成をなすことで、ロータを構成する部品種類の低減が可能である。
また上記課題を解決するモータは、上記のロータを備えるモータである。
この構成によれば、渦電流損を抑制できるロータを備えることで、高効率なモータの提供が可能となる。
本発明のロータ及びモータによれば、ロータコアにて発生する渦電流損を抑制でき、モータの高効率化に寄与することができる。
一実施形態におけるモータの断面図である。 ロータの斜視図である。 ロータ(ロータコア、界磁磁石)の分解斜視図である。 ロータコアの構成を説明するための斜視図である。 ロータコアの1構成部品を示す斜視図である。 別例におけるロータコアの1構成部品を示す斜視図である。 別例におけるロータコアの構成を説明するための斜視図である。
以下、ロータ及びモータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ10の有底円筒状をなすハウジング11には、ステータ12及びロータ13等のモータ構成部品が収容され、ハウジング11の開口部を閉塞するエンドプレート14がその開口部に装着されている。
ステータ12は、径方向内側に向けて延びる複数のティースを有した電機子コア15と、該電機子コア15のティースに巻装されるセグメントコンダクタ巻線(SC巻線)16とを備え、ハウジング11の内周面に固定されている。ステータ12の内側にはロータ13が回転可能に配置され、該ロータ13の回転軸20がハウジング11の底部中央及びエンドプレート14の中央に保持される軸受17a,17bにて回転可能に支持されている。
ハウジング11の底部外側には、給電回路等が構成された回路基板18を収容する回路収容ボックス19が取り付けられ、その回路基板18とステータ12の巻線16とが接続されている。そして、回路基板18から巻線16への給電に基づいてステータ12にて回転磁界が発生し、ロータ13が回転駆動される。
図2及び図3に示すように、ロータ13は、回転軸20と、第1及び第2ロータコア21,22と、界磁磁石23とを備え、所謂ランデル型構造にて構成される。
第1ロータコア21は、円環状のコアベース21aの外周部に、その周方向等間隔に例えば5つの爪状磁極21bが形成されてなる。爪状磁極21bは、コアベース21aの外周縁から径方向外側に突出する突出部21cと、該突出部21cの突出先端から軸方向一方側に延びる爪部21dとを有している。爪部21dの外周面がステータ12と対向する。
第2ロータコア22は、第1ロータコア21と同一構成をなしている。即ち、第2ロータコア22は、第1ロータコア21のコアベース21a(軸固定孔21eを含む)及び爪状磁極21b(突出部21c、爪部21dを含む)と対応するそれぞれ同形状のコアベース22a(軸固定孔22eを含む)及び爪状磁極22b(突出部22c、爪部22dを含む)を有してなる。
このような第1及び第2ロータコア21,22は、各コアベース21a,22aの中央部に設けた軸固定孔21e,22eにスペーサ24が装着され、該スペーサ24を介して回転軸20に対して一体回転するように固定される。尚、第1及び第2ロータコア21,22を回転軸20に直接固定する態様でもよい。
またこのとき、第1及び第2ロータコア21,22は、各爪状磁極21b,22bの突出側が互いに向かい合うように配置され、各爪状磁極21b,22bが周方向等間隔に交互に、また隣り合う爪状磁極21b,22b間に所定の隙間が生じるように組み合わされる。また、第1及び第2ロータコア21,22のコアベース21a,22aの軸方向間には界磁磁石23が挟持されるように配置される。界磁磁石23は、円環状をなしその中央部が軸挿通孔23aとなっており、軸挿通孔23aがスペーサ24に固定、若しくは第1及び第2ロータコア21,22のコアベース21a,22a間に挟持されることで、これら周囲部材と一体回転する。
界磁磁石23は、軸方向に磁化されており、例えば第1ロータコア21と当接する軸方向一側面がN極、第2ロータコア22と当接する軸方向一側面がS極となるように配置されている。つまり、この界磁磁石23にて、第1ロータコア21の爪状磁極21bがN極、第2ロータコア22の爪状磁極22bがS極として機能するようになっている。界磁磁石23としては、例えばネオジム磁石が用いられる。
次に、本実施形態特有の構成及びその作用を説明する。
図3〜図5に示すように、本実施形態の第1及び第2ロータコア21,22のそれぞれは、5つのコアブロックA1〜A5にて構成されている。
第1ロータコア21の各コアブロックA1〜A5は、同一構成であり、爪状磁極21bの周方向中央部を通る径方向の直線が分割面Xであり接合面となっている。各コアブロックA1〜A5は、隣り合う一方の爪状磁極21bからコアベース21aを介して隣り合う他方の爪状磁極21bに跨って連続する形状をなしている。また、各コアブロックA1〜A5は、一方の爪状磁極21bの先端部からコアベース21a、他方の爪状磁極21bの先端部まで連続する断面矩形の線状部材25が複数個重ね合わされ一体に組み付けられて構成されている。線状部材25は、電磁鋼板からそれぞれ所定形状に塑性加工がなされて作製されている。尚、第2ロータコア22は、上記した第1ロータコア21と同一構成であるため、説明を省略する。
上記構成により、第1及び第2ロータコア21,22を構成する各線状部材25の延びる形状から、ステータ12と対向する爪状磁極21b,22bの外周面と界磁磁石23との間の磁束の流れを大きく損なうことなく、複数個の線状部材25の重ね合わせによる隣り合う線状部材25間が磁気抵抗として機能し、渦電流の発生抑制がなされる。つまり、ロータコア21,22での渦電流損を抑制でき、高効率なモータ10の作製が可能となる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)ロータ13を構成する第1及び第2ロータコア21,22は、本実施形態では同一の5つコアブロックA1〜A5からなり、各コアブロックA1〜A5において、隣り合う一方の爪状磁極21b,22bの先端部からコアベース21a,22aを介して他方の爪状磁極21b,22bの先端部まで連続する線状部材25が複数個重ね合わされて構成される。つまり、線状部材25の延びる形状にて界磁磁石23に対する磁束の流れを大きく損なうことなく、また重ね合わせによる隣り合う線状部材25間が渦電流の発生抑制のための磁気抵抗として機能する。これにより、ロータコア21,22にて生じる渦電流損を抑制することができ、モータ10の高効率化に寄与する。また、線状部材25を用いる構成は、歩留まり向上も期待できる。
(2)コアブロックA1〜A5は、複数個の線状部材25の一体組み付けにて構成されるため、個々の線状部材25の作製が容易となり、また渦電流損の抑制効果の向上も期待できる。
(3)線状部材25は、電磁鋼板から作製されるため、一般的なコア材料として用いる電磁鋼板から容易に作製できる。
(4)第1及び第2ロータコア21,22は、同一構成をなしているため、ロータ13を構成する部品種類の低減に寄与する。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ロータコア21,22を5つのブロックに分けたが、分ける数及び位置はこれに限らない。
・線状部材25を用いる部位は、ロータコア21,22の一部であってもよい。
・線状部材25を電磁鋼板以外の材料で作製してもよく、例えば磁性粉体を含む所定材料を圧縮成形してなる圧粉磁心にて構成してもよい。このようにすれば、線状部材25の曲げ加工が不要となる。
・図6及び図7に示すように、ロータコア21,22を線状部材25a,25bの塑性加工にて構成してもよい。
図6に示す態様では、実施形態と同様、線径が細く長い線状部材25aが用いられ、個々のコアブロックA1〜A5が1つの線状部材25aの屈曲にて形成される。この態様では、爪状磁極21b,22bやコアベース21a,22aの部分において、複数回重なり合う。このようにすれば、ロータ13の部品点数の低減に寄与できる。
図7に示す態様では、実施形態よりも線径の太い線状部材25bが用いられ、個々のロータコア21,22の全体が1つの線状部材25aの屈曲にて形成される。この態様では、コアベース21a,22aの部分では重なり合わず、爪状磁極21b,22bの部分では一度重なり合う。このようにすれば、ロータ13の部品点数の一層の低減に寄与できる。
・上記の他、ロータ13のみならず、モータ10の構成を適宜変更してもよい。
10…モータ、13…ロータ、21,22…第1,第2ロータコア、21a,22a…コアベース(ベース部)、21b,22b…爪状磁極(磁極部)、23…界磁磁石、25,25a,25b…線状部材。

Claims (7)

  1. ベース部外周縁から径方向外側に突出する磁極部が周方向に複数設けられてその個々が構成されてなり、各磁極部が周方向に交互に配置されるように互いに組み合わされる第1及び第2ロータコアと、
    前記第1及び第2ロータコアのベース部の軸方向間に配置され、前記第1及び第2ロータコアの各磁極部を異なる磁極として機能させる界磁磁石と
    を備えたロータであって、
    前記第1及び第2ロータコアそれぞれにおいて、少なくとも隣り合う磁極部及びベース部間に跨って連続する線状部材を用い、前記磁極部及び前記ベース部の少なくとも一部が前記線状部材の重ね合わせにて構成されたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記第1及び第2ロータコアそれぞれの前記線状部材の重ね合わせにて構成される部位は、複数個の前記線状部材の一体組み付けにて構成されたことを特徴とするロータ。
  3. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記第1及び第2ロータコアそれぞれの全体又は一部は、1つの前記線状部材の塑性加工にて構成されたことを特徴とするロータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記線状部材は、電磁鋼板にて構成されたことを特徴とするロータ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記線状部材は、圧粉磁心にて構成されたことを特徴とするロータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記第1及び第2ロータコアは、同一構成をなしていることを特徴とするロータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のロータを備えたことを特徴とするモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105322740A (zh) * 2014-07-23 2016-02-10 阿斯莫株式会社 双伦德尔型电动机
JP2016067188A (ja) * 2014-07-23 2016-04-28 アスモ株式会社 マルチランデル型モータ

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