JP2016066950A - 表示装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents

表示装置及びテレビジョン受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016066950A
JP2016066950A JP2014195650A JP2014195650A JP2016066950A JP 2016066950 A JP2016066950 A JP 2016066950A JP 2014195650 A JP2014195650 A JP 2014195650A JP 2014195650 A JP2014195650 A JP 2014195650A JP 2016066950 A JP2016066950 A JP 2016066950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frame member
frame members
plate
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014195650A
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 黒田
Daisuke Kuroda
大輔 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014195650A priority Critical patent/JP2016066950A/ja
Publication of JP2016066950A publication Critical patent/JP2016066950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】表示部を囲繞する枠体の外観品位を向上させることができる表示装置及びテレビジョン受信機を提供する。
【解決手段】枠部材41,42における凹凸の係合及び接触によって、金属を用いてなる枠部材41が、合成樹脂を用いてなる枠部材42を補強することができる。故に、枠部材41より剛性が低い枠部材42においても歪みの発生を抑制することができる。枠部材41,42の歪みが抑制されているので、隣り合う枠部材41,42同士の間に隙間が生じることが抑制される。故に、枠体3の外観品位を向上させることができる。枠体3を構成する枠部材41〜44の内、枠部材42,43が合成樹脂を用いてなるので、枠部材41〜44全てが金属部材である場合よりも容易に、製造コスト又は設計条件等の要件を満たすことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示部と枠体とを備える表示装置及びテレビジョン受信機に関する。
従来、矩形平盤状の表示部を矩形枠状の枠体に取り付けてなる表示装置が提案されている。枠体は、矩形枠の4辺部を構成する4個の枠部材を有する(特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の表示装置においては、矩形枠の周方向に隣り合う2個の枠部材同士を、枠部材とは別体の接合部材が接合している。
特許文献2に記載の表示装置が備える枠体は、断面形状が内側に向かって開いたコ字状である。枠部材夫々は、表示部の周縁部を覆う側壁と、側壁の正面側端部及び背面側端部夫々から突出する前壁及び後壁とを一体に有する。
隣り合う2個の枠部材同士は、互いに突き合わさる位置に設けられたほぞ組構造によって継合されている。このために、隣り合う2個の枠部材の内、一方の枠部材の後壁にはほぞが形成されており、他方の枠部材の後壁にはほぞ穴が形成されている。ほぞ穴にほぞが嵌合することによって、2個の枠部材は継合される。
特許文献2に記載の表示装置においては、接合部材を用いることなく枠部材同士を継合しているので、部品点数の低減及び表示装置の小型軽量化を図ることができる。
特開2005−17397号公報 特許第5554870号公報
一般に、枠体は合成樹脂製である。故に、各枠部材も合成樹脂製である。
合成樹脂製の枠部材は、金属製の枠部材に比べて剛性が低いので、外力による捻じれ又は撓み等の歪みを生じ易い。枠部材が歪んでいると、隣り合う2個の枠部材同士の間に無用な隙間が生じる。故に、枠体の外観品位が劣化する。
一方、金属製の枠部材は、合成樹脂製の枠部材に比べて剛性が高いので、外力による歪みを生じ難い。
とはいえ、金属製の枠体は、製造コスト又は設計条件等の観点から、採用できない場合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、枠体の外観品位を向上させることができる表示装置及びテレビジョン受信機を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、盤状の表示部と、該表示部の周縁部を外周側から覆う板状の枠本体、及び、該枠本体から内側に突出し、前記表示部の周縁部を一面側から覆う板枠部を有する断面L字状の枠体とを備え、該枠体は、複数個の枠部材を前記枠体の周方向に突き合わせて継合してなり、各枠部材は、前記枠本体及び板枠部夫々の一部を有している表示装置であって、隣り合う2個の枠部材の一方は合成樹脂を用いてなり、他方は金属を用いてなり、前記2個の枠部材夫々の板枠部には、前記2個の枠部材同士を継合するための互いに係合する凹凸が設けられており、前記一方が有する板枠部の外面の一部は、前記他方が有する板枠部の内面の一部に接触していることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記外面の一部は前記外面の他部に対して凹状であるか、又は、前記内面の一部は前記内面の他部に対して凹状であることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記凹凸は、各板枠部に、厚み方向に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記2個の枠部材夫々の板枠部における互いに接触する部分の一方には位置決めピンが突設されており、他方には前記位置決めピンが遊挿される位置決め孔が開設されていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記2個の枠部材の内、一方には前記2個の枠部材を突き合わせる方向に沿う条状部が設けられており、他方には前記条状部に近接配置された近接部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記2個の枠部材夫々は前記枠本体から内側に突出した突出部を有し、該突出部同士に、枠部材同士を継合するための互いに係合する係合部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、盤状の表示部と、該表示部の周縁部を外周側から覆う板状の枠本体、及び、該枠本体から内側に突出し、前記表示部の周縁部を一面側から覆う板枠部を有する断面L字状の枠体とを備え、該枠体は、複数個の枠部材を前記枠体の周方向に突き合わせて継合してなり、各枠部材は、前記枠本体及び板枠部夫々の一部を有している表示装置であって、隣り合う2個の枠部材の一方は合成樹脂を用いてなり、他方は金属を用いてなり、前記2個の枠部材夫々の板枠部には、前記2個の枠部材同士を継合するための互いに係合する凹凸が設けられており、前記2個の枠部材夫々は前記枠本体から内側に突出した突出部を有し、該突出部同士に、枠部材同士を継合するための互いに係合する係合部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るテレビジョン受信機は、本発明に係る表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明の表示装置及びテレビジョン受信機による場合、金属を用いてなる枠部材(以下、金属枠部材という)が、合成樹脂を用いてなる枠部材(以下、樹脂枠部材という)を補強することによって、樹脂枠部材に歪みが発生することを抑制することができる。
枠部材の歪みが抑制されているので、隣り合う2個の枠部材同士の間に隙間が生じることが抑制される。故に、枠体の外観品位を向上させることができる。
枠体を構成する複数個の枠部材は、一部(枠部材が偶数個であれば半数)が樹脂枠部材であるので、全てが金属部材である場合よりも容易に、製造コスト又は設計条件等の要件を満たすことができる。
本発明の実施の形態1に係る表示装置を備えるテレビジョン受信機の外観を示す斜視図である。 テレビジョン受信機の上端部の内部構成を示す断面図である。 表示装置が備える枠部材の構成を示す斜視図である。 枠部材の構成(左上隅)を示す拡大斜視図である。 枠部材の構成(右上隅)を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置を備えるテレビジョン受信機の上端部の内部構成を示す断面図である。 表示装置が備える枠部材の構成を示す斜視図である。 枠部材の構成を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置を備えるテレビジョン受信機の上端部の内部構成を示す断面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では、図において矢符で示す上下、前後、及び左右を使用する。
(実施の形態 1.)
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置11を備えるテレビジョン受信機1の外観を示す斜視図である。
図2は、テレビジョン受信機1の上端部の内部構成を示す断面図である。
図3は、表示装置11が備える枠部材41〜43の構成を示す斜視図である。
図4は、枠部材41,42の構成を示す拡大斜視図である。図4は図3の左上隅部分を示している。
図5は、枠部材41,43の構成を示す拡大斜視図である。図5は図3の右上隅部分を示している。
テレビジョン受信機1は、表示装置11、受信部12、信号処理部13、スタンド14、及び背面カバー15を備えている。
表示装置11は、表示部2及び枠体3を備えている。
表示部2は、表示パネル21、光学シート群22、導光板23、反射シート24、BLシャーシ25、ベゼル26、Pシャーシ27、及び図示しない光源部を備えている。
枠体3は枠本体31及び板枠部32を有し、枠部材41〜44を用いて構成されている。
まず、図1を参照しつつ、テレビジョン受信機1の大略について説明する。
テレビジョン受信機1は据え置き式である。表示装置11は正面視矩形状である。表示装置11は受信部12及び信号処理部13を内蔵している。スタンド14は、表示装置11を載置台(例えばいわゆるテレビ台)に載置するための脚部として機能し、表示装置11を縦姿勢で支持する。
なお、テレビジョン受信機1は、据え置き式に限定されず、例えば壁掛け式でもよい。この場合、テレビジョン受信機1がスタンド14を備えている必要はない。
受信部12及び信号処理部13は表示装置11の外部にあってもよい。
次に、図1及び図2を参照しつつ、表示部2の各部について説明する。
表示パネル21は液晶表示パネルを用いてなる。表示パネル21は矩形状であり、縦姿勢で配されている。表示パネル21は、矩形状の表示領域と表示領域を囲繞する矩形枠状の額縁領域とを有する。表示パネル21は、正面側のガラス基板と背面側のガラス基板とを有し、2枚のガラス基板の間には液晶が封止されている。表示パネル21の光透過率は、表示パネル21の液晶に印加された電圧に応じて変化する。
光学シート群22は、各矩形状の複数枚の光学シートが積層されてなる。光学シート群22を構成している各光学シートは、光の拡散機能又は集光機能等を有する。光学シート群22は、表示パネル21に背面側から対面配置されている。光学シート群22は、表示パネル21の背面側にて表示パネル21の表示領域を覆う。
導光板23は矩形板状になしてある。導光板23は、光学シート群22に背面側から対面配置されている。
導光板23は、導光板23の内部に入射した光が、導光板23の前面から出射するようにしてある。このために、導光板23の後面には、図示しない複数の反射部が設けられている。反射部に入射した光は、正面側へ反射する。
反射シート24は矩形状である。反射シート24の前面は、導光板23の後面に密着配置されている。従って、導光板23の後面から出射した光は、反射シート24に反射して、再び導光板23の内部に入射する。
光源部は、導光板23の下方にて導光板23の下端面に対向配置されている。
なお、光源部は、導光板23の上方、左方、及び右方の何れか一方に配されていてもよい。又は、2個の光源部が、導光板23の上下両方又は左右両方に1個ずつ配されていてもよい。
BLシャーシ25は縦姿勢の矩形皿状であり、矩形皿の底面部に相当する背板部251と、矩形皿の周面部に相当する側板部252とを有する。BLシャーシ25は、導光板23、反射シート24、及び光源部を収容している。光源部は、図示しないヒートシンクを介して側板部252に取り付けられている。BLシャーシ25には、ネジを挿通すべき挿通孔(各不図示)が形成されている。
ベゼル26は、前面部261と側面部262とを有する。前面部261は矩形枠状であり、矩形枠の開口を通して表示パネル21の表示領域を露出させた状態で、表示パネル21の額縁領域を正面側から覆う。側面部262は矩形筒状であり、前面部261の外周縁部から後ろ向きに突出している。側面部262は、表示パネル21及び光学シート群22夫々の周縁部とBLシャーシ25の側板部252とを外側から覆っている。
Pシャーシ27は、ベゼル26の側面部262及び/又はBLシャーシ25の側板部252に取り付けられている枠状部材である。Pシャーシ27とベゼル26の前面部261との間には、適宜の緩衝部材を介して、表示パネル21が挟持されている。Pシャーシ27には、光学シート群22の上辺部が取り付けられている。Pシャーシ27とBLシャーシ25の背板部251との間には、適宜の緩衝部材を介して、導光板23及び反射シート24が挟持されている。
以上のような表示部2は矩形平盤状である。
次に、図1〜図5を参照しつつ、枠体3の各部について説明する。
枠本体31は、表示部2の周縁部を外周側から覆う正面視矩形環状の板状である。更に詳細には、枠本体31は、表示部2の上辺部、左辺部、右辺部、及び下辺部を外周側から覆う各板状の天壁部411、左壁部421、右壁部431、及び底壁部を有する。天壁部411、左壁部421、右壁部431、及び底壁部は、枠本体31の上枠部、左枠部、右枠部、及び下枠部に相当する。
板枠部32は、枠本体31から枠の内側に突出する矩形枠状の板状である。板枠部32は、表示部2の周縁部を背面側から覆う。更に詳細には、板枠部32は、表示部2の上端部、左端部、右端部、及び下端部を背面側から覆う各板状の天後壁部412、左後壁部422、右後壁部432、及び底後壁部を有する。天後壁部412、左後壁部422、右後壁部432、及び底後壁部は、板枠部32の上枠部、左枠部、右枠部、及び下枠部に相当する。
天後壁部412は、天壁部411の後端部から下側に突出している。枠部材41は金属を用いてなり、天壁部411及び天後壁部412を一体に有している断面L字状の部材である。
左後壁部422は、左壁部421の後端部から右側に突出している。枠部材42は合成樹脂を用いてなり、左壁部421及び左後壁部422を一体に有している断面L字状の部材である。
右後壁部432は、右壁部431の後端部から左側に突出している。枠部材43は合成樹脂を用いてなり、右壁部431及び右後壁部432を一体に有している断面L字状の部材である。
同様に、枠部材44は金属を用いてなり、底壁部及び底後壁部を一体に有している断面L字状の部材である。
枠体3は、4個の枠部材41〜44を突き合わせて継合してなる正面視ロ字枠状、且つ断面L字状である。つまり、枠部材41〜44は枠体3の周方向に隣り合い、隣り合う2個の枠部材の一方(枠部材41,44)は金属を用いてなり、他方(枠部材42,43)は合成樹脂を用いてなる。
なお、枠体3は、例えば枠部材44を備えていなくてもよい。この場合の枠体3は、3個の枠部材41〜43を突き合わせて継合してなる正面視コ字枠状、且つ断面L字状である。また、枠体3は、5個以上の枠部材を用いてなる構成でもよい。
以下では、枠部材41と枠部材42との継合、及び枠部材41と枠部材43との継合について説明し、枠部材42と枠部材44との継合、及び枠部材43と枠部材44との継合については説明を省略する。
枠部材43の構成は、枠部材41の構成と同様である。ただし、枠部材41と及び枠部材43夫々の形状は左右対称の鏡像の関係にある。
枠部材41と枠部材43との継合は、枠部材41と枠部材42との継合を左右逆にしたものである。
以上のことから、以下では、枠部材41及び枠部材42夫々の構成を詳述し、枠部材41と枠部材42との継合について説明する。
まず、枠部材41の構成を詳述する。
枠部材41の天壁部411は平面視矩形状であり、上側に凸状の湾曲板状である。
枠部材41の天後壁部412は矩形平板状である。天後壁部412の左右方向の長さは、天壁部411よりも短い。故に、天壁部411の左右両端部は、天後壁部412よりも左右両方向に突出している。天後壁部412は、凸条部51、先細リブ52、2本の条状部53,53、並びに、各2個の位置決め孔54,54及び挿通孔55,55を有する。
凸条部51は、天後壁部412の内面(前面)における上端部に、天後壁部412の左右両端部に亘って設けられている。即ち、凸条部51の長手方向は左右方向である。また、凸条部51は、本発明の実施の形態における互いに係合し、板枠部32に厚み方向に設けられている凹凸の一方であり、他方は後述する凹条部61である。凸条部51の短手方向上端部は天壁部411と一体である。凸条部51は、前向きの面及び下向きの面を有する。
先細リブ52は、天後壁部412の外面(後面)における天壁部411近傍に突設してある。先細リブ52は左右方向の条状であり、天後壁部412の左右両端部に亘っている。先細リブ52は天後壁部412を補強する。
条状部53,53は、天後壁部412の内面に、互いに平行に凸設してある。各条状部53は、左右方向に沿って天後壁部412の左右両端部に亘って配されている。条状部53,53は、天後壁部412を補強するリブとしても機能する。なお、天後壁部412は、内面に凸設された2本の条状部53,53に限定されず、例えば内面に凹設された1本の条状部53を有していてもよい。
位置決め孔54,54は、天後壁部412の左右両端部に1個ずつ形成してある。
挿通孔55,55は、天後壁部412の左右両端部における位置決め孔54,54よりも左右方向中央部側に1個ずつ形成してある。
位置決め孔54,54及び挿通孔55,55は、条状部53,53の間に配されている。
次に、枠部材42の構成を詳述する。
枠部材42の左壁部421は側面視矩形状であり、左側に凸状の湾曲板状である。
枠部材42の左後壁部422は矩形平板状であるが、矩形の左上隅部分は切り欠き状に欠落している。この欠落は、枠部材41,42の継合時に左後壁部422が枠部材41の天後壁部412に無用に干渉することを避けるためのものである。左後壁部422は、接触部60、凹条部61、先細リブ62、2個の近接部63,63、位置決めピン64、挿通孔65、及び2個の補強リブ66,66を有する。
接触部60は、左後壁部422の上端部に設けられている。接触部60は、左後壁部422の外面(後面)における凹状部分である。接触部60は、前向きの内面である接触面600と、接触面600を縁どる左向き又は上向きの内側面とを有する。左後壁部422の内面(前面)における接触部60に対応する部分は凸状である。接触部60の深さ(前後方向の長さ)は、枠部材41の天後壁部412の厚みと同程度である。
凹条部61は、接触部60の外面における上端部に、左後壁部422の左右両端部に亘って設けられている。即ち、凹条部61の長手方向は左右方向である。凹条部61は、後ろ向きの面及び上向きの面の2面からなる。凹条部61は、接触部60の後ろ面側(左後壁部422の外面側)においては凹状であるが、左後壁部422の内面における凹条部61に対応する部分は凸状である。
先細リブ62は、左後壁部422の外面における右端部に突設してある。先細リブ62は上下方向の条状であり、左後壁部422の上下両端部に亘っている。先細リブ62は左後壁部422を補強する。
近接部63,63は、左後壁部422の内面(更に詳細には、左後壁部422の内面における接触部60に対応する部分)に、互いに平行に凸設してある横姿勢の板状である。各近接部63は、左右方向に沿って左後壁部422の左右両端部に亘って配されている。近接部63,63の離隔距離は、枠部材41の条状部53,53の離隔距離より短い。近接部63,63は、左後壁部422(特に接触部60の接触面600)を補強するリブとしても機能する。
位置決めピン64は、左後壁部422の上端部の外面(更に詳細には、接触部60の接触面600)に突設してある。位置決めピン64の突設位置は、接触面600における近接部63,63の間に対応する位置である。位置決めピン64は円柱状であり、位置決めピン64の外径は、位置決めピン64を枠部材41の位置決め孔54に遊挿可能な長さである。
挿通孔65は、左後壁部422の上端部における接触部60よりも上下方向中央部側に形成してある。
補強リブ66,66は、左後壁部422の内面における挿通孔65の開口周縁部近傍に設けてある。補強リブ66,66は横姿勢の板状であり、左後壁部422を補強する。
次に、枠部材41と枠部材42との継合、及び枠体3の表示部2に対する取り付けについて説明する。
製造者は、枠部材41の左端部に対して枠部材42の上端部を枠部材41の左側から右方向に突き合わせる。
このために、製造者は、まず、枠部材41の条状部53,53の間に、枠部材42の近接部63,63を挿入し、次いで、枠部材42の位置決めピン64を、枠部材41の右端部側の位置決め孔54に後ろ側から挿入する。
このとき、上側(及び下側)の近接部63は、上側(及び下側)の条状部53に案内される。この結果、枠部材41,42が容易に正確に突き合わされる。また、位置決めピン64の位置決め孔54に対する挿入によって、枠部材41,42が互いに位置決めされる。更に、枠部材42の接触部60の接触面600が、枠部材41の天後壁部412における位置決め孔54の周縁部を含む内面に接触する。換言すれば、枠部材41の天後壁部412の一部が、枠部材42の左後壁部422の一部を背面側から覆う。
次に、製造者は、枠部材41の凸条部51と枠部材42の凹条部61とを係合させる。このとき、凹条部61は、凸条部51の下端部を下側から受けるようにして凸条部51と係脱可能に係合する。凸条部51と凹条部61との係合によって、凹条部61の後ろ向きの面及び上向きの面は、枠部材41の天後壁部412の凸条部51における前向きの面及び下向きの面に接触する。
以上の結果、枠部材41と枠部材42とが継合する。このとき、枠部材41の天壁部411の左端部が、枠部材42の左壁部411及び左後壁部422夫々の上端部を上側から覆う。近接部63は、条状部53に近接配置される。枠部材41の左側の挿通孔55が枠部材42の挿通孔65に臨んで配される。
同様にして、枠部材41と枠部材43とが継合する。また、枠部材42と枠部材44とが継合し、枠部材43と枠部材44とが継合する。
製造者は、継合された枠部材41,42を含む枠体3を、背面側から表示部2の周縁部に配置する。次に、製造者は、枠部材41の左側の挿通孔55及び枠部材42の挿通孔65に図示しないネジを挿通し、枠部材41の天後壁部412及び枠部材42の左後壁部422と表示部2のBLシャーシ25とを共締めする。
以上の結果、枠体3は表示部2に取り付けられて表示部2の周縁部を外周側及び背面側から覆う。
次に、枠部材41,42の継合に関する作用効果を説明する。
枠部材41は剛性が高いので、歪みを生じ難い。
枠部材42は枠部材41よりも剛性が低い。しかしながら、枠部材41,42の継合により、枠部材42は歪みを生じ難い。何故ならば、枠部材41,42の凸条部51と凹条部61とが係合し、更に天後壁部412と左後壁部422とが接触しているので、枠部材42が枠部材41に補強されるからである。
仮に、天後壁部412と左後壁部422との接触がない場合、枠部材42は、左壁部421を中心に左後壁部422が背面側へ向けて回転するような歪みを生じ易い。しかしながら、枠部材42が回転しようとしても、左後壁部422が天後壁部412に当接するので、回転は停止する。故に、枠部材42の歪みは抑制される。
枠部材41の凸条部51と枠部材42の凹条部61との係合は、枠部材41の天後壁部412及び枠部材42の左後壁部422夫々の厚み方向の凹凸による係合であるので、外部から視認し難い。故に、枠体3の美観が向上する。
枠部材41の天後壁部412の内面と枠部材42の左後壁部422の外面における接触部60の接触面600とが接触することによって、天後壁部412の外面と左後壁部422の接触面600を除く外面とが面一になる。何故ならば、接触部60が凹状だからである。このため、枠体3の美観が向上する。
位置決め孔54は、枠部材41の正面側及び背面側の何れからであっても容易に視認される。しかも、位置決め孔54の寸法は位置決めピン64の外径よりも大きい。故に、位置決め孔54に対する位置決めピン64の挿入作業は作業性が向上されている。
条状部53,53及び近接部63,63並びに位置決めピン64及び位置決め孔54によって枠部材41,42の継合の作業性が向上されている。
枠部材41,42の継合は作業性が高いので、継合作業中に製造者が枠部材41,42に無用な外力を加えてしまう可能性が低い。故に、枠部材41,42の継合時に枠体3に歪みが生じることが抑制される。
次に、表示装置11の残りの各部について説明する。
受信部12は、図示しない受信回路が実装された回路基板である。受信回路は、図示しないアンテナを介して外部からテレビジョン放送を受信する。
信号処理部13は、図示しない信号処理回路が実装された回路基板である。信号処理回路は、受信部12が受信したテレビジョン信号に所定の信号処理を施すことによって、映像データを出力する。
出力された映像データは、図示しない液晶駆動部に入力される。液晶駆動部は、入力された映像データに基づいて、表示パネル21の液晶に電圧を印加する。
背面カバー15は、枠体3に囲繞されている表示部2を背面側から覆う。
次に、表示パネル21における映像の表示について説明する。
光源部が発した光は、導光板23の下端面から導光板23の内部に入射する。
導光板23の内部に入射した光の一部は、導光板23の前面、後面、又は反射部等にて反射し、やがて前面から光学シート群22へ出射する。導光板23の内部に入射した光の他の一部は、導光板23の後面から出射し、反射シート23に反射して再び導光板23の内部に入射する。
光学シート群22へ出射した光は、光学シート群22による拡散及び集光等を経て、表示パネル21の後面から表示パネル21の内部に入射する。
以上のように、表示パネル21は、背面側から照明される。表示パネル21の内部に入射した光は、表示パネル21を透過するか、又は、表示パネル21の通過を遮断される。この結果、表示パネル21の表示領域に映像が表示される。
以上のようなテレビジョン受信機1は、金属を用いてなる枠部材41,44が、合成樹脂を用いてなる枠部材42,43を補強することによって、枠部材42,43に歪みが発生することを抑制することができる。故に、枠体3に歪みが発生することを抑制することができる。
枠体3に歪みがないので、枠部材41,42間、枠部材41,43間、枠部材42,44間、又は枠部材43,44間に無用な隙間が生じる虞がない。従って、枠体3の外観品位を向上させることができる。
枠体3を構成する枠部材41〜44の内、2個だけが金属を用いてなるので、枠体3は、4個全てが金属を用いてなる場合よりも、容易に製造コスト又は設計条件等の要件を満たすことができる。
また、枠体3の周方向に隣り合う2個の枠部材が、視覚的な印象が互いに異なる素材を用いてなる。故に、テレビジョン受信機1の意匠性が向上する。しかも、枠体3の上枠部及び下枠部を構成する2個の枠部材41,44が金属を用いてなるので、テレビジョン受信機1の高級感が向上する。
更に、特許文献1に記載されているような接合部材を用いることなく、凹凸の係合によって枠部材41〜44同士を継合することは、部品点数の低減及びテレビジョン受信機1の小型軽量化に寄与する。
枠体3は、隣り合う2個の枠部材同士が継合している状態で表示部2にネジ留めされるので、枠体3を構成する枠部材41〜44が無用に分離する虞はない。故に、隣り合う2個の枠部材同士をネジで固定する必要はない。換言すれば、枠体3に必要なネジの本数を減少させることができる。
(実施の形態 2.)
図6は、本発明の実施の形態2に係る表示装置11を備えるテレビジョン受信機1の上端部の内部構成を示す断面図である。
図7は、表示装置11が備える枠部材41〜43の構成を示す斜視図である。
図8は、枠部材41,42の構成を示す拡大斜視図である。
図6〜図8は、実施の形態1の図2〜図4に対応している。
本実施の形態のテレビジョン受信機1は、実施の形態1のテレビジョン受信機1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
枠部材41の天後壁部412は、接触部50、先細リブ52、ほぞ穴57,57、2個の位置決め孔58,58、及び4個の挿通孔59,59,…を有しており、凸条部51、条状部53,53、位置決め孔54,54、及び挿通孔55,55を有していない。
接触部50は、天後壁部412の下端部に、天後壁部412の左右両端部に亘って設けられている。接触部50は、天後壁部412の内面(前面)における凹状部分である。天後壁部412の外面(後面)における接触部50に対応する部分は凸状である。
ほぞ穴57,57は、天後壁部412の左右両端部における上下方向中央部に1個ずつ、天後壁部412を切り欠くようにして設けられている。各ほぞ穴57は、本発明の実施の形態における互いに係合し、板枠部32に面方向に設けられている凹凸の一方であり、他方は後述するほぞ67である。
位置決め孔58,58は、天後壁部412における接触部50の左右両端部に1個ずつ形成してある。
4個の挿通孔59,59,…は、天後壁部412の左右両端部におけるほぞ穴57,57よりも左右方向中央部側に2個ずつ形成してある。
枠部材42の左後壁部422は、先細リブ62、ほぞ67、位置決めピン68、及び挿通孔69を有しており、接触部60、凹条部61、近接部63,63、位置決めピン64、挿通孔65、及び補強リブ66,66を有していない。
ほぞ67は、左後壁部422の上端部左側から、左後壁部422の矩形の左上隅部分(即ち切り欠き状に欠落している部分)に突出している縦姿勢の平板状である。ほぞ67の形状は、ほぞ穴57の形状に対応する。
位置決めピン68は、左後壁部422の上端部の外面におけるほぞ67よりも下側の位置に突設してある。位置決めピン68は円柱状であり、位置決めピン68の外径は、位置決めピン68を枠部材41の位置決め孔58に遊挿可能な長さである。
挿通孔69は、ほぞ67に形成してある。
背面カバー15には、ネジ70を挿通すべき挿通孔が形成されている。
次に、枠部材41と枠部材42との継合、及び枠体3の表示部2に対する取り付けについて説明する。
製造者は、枠部材41の左端部に対して枠部材42の上端部を枠部材41の左側から右方向に突き合わせる。
このために、製造者は、枠部材42の位置決めピン68を、枠部材41の右端部側の位置決め孔58に後ろ側から挿入する。
位置決めピン68の位置決め孔58に対する挿入によって、枠部材41,42が互いに位置決めされる。更に、枠部材41の接触部50が、枠部材42の左後壁部422における位置決めピン68の周囲を含む外面に着脱可能に接触する。
次に、製造者は、枠部材41のほぞ穴57と枠部材42のほぞ67とを係合させる。このとき、ほぞ67はほぞ穴57に嵌め込まれ、ほぞ67の周縁部がほぞ穴57の周縁部と係脱可能に係合する。
以上の結果、枠部材41と枠部材42とが継合する。同様にして、枠部材41と枠部材43とが継合する。また、枠部材42と枠部材44とが継合し、枠部材43と枠部材44とが継合する。
製造者は、継合された枠部材41,42を含む枠体3を、背面側から表示部2の周縁部に配置する。次に、製造者は、表示部2及び枠体3の背面側に背面カバー15を配置する。更に、製造者は、枠部材41の挿通孔59,59,…、枠部材42の挿通孔69及び夫々に1本ずつネジ70,70,…を挿通し、枠部材41の天後壁部412及び枠部材42の左後壁部422と表示部2のBLシャーシ25と背面カバー15とを共締めする。
以上の結果、枠体3は表示部2に取り付けられて表示部2の周縁部を外周側及び背面側から覆う。
枠部材41,42の継合に関する作用効果は、実施の形態1の場合と略同様である。
ただし、枠部材41のほぞ穴57と枠体43のほぞ67との係合は、枠部材41の天後壁部412及び枠部材42の左後壁部422夫々の面方向の凹凸による係合であるので、外部から視認し易い。故に、凹凸の係合作業の作業性が向上されるという利点がある。
以上のようなテレビジョン受信機1は、実施の形態1のテレビジョン受信機1と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態 3.)
図9は、本発明の実施の形態3に係る表示装置11を備えるテレビジョン受信機1の上端部の内部構成を示す断面図である。図9は、実施の形態2の図6に対応している。
本実施の形態のテレビジョン受信機1は、実施の形態2のテレビジョン受信機1と略同様の構成である。以下では、実施の形態2との差異について説明し、その他、実施の形態2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
枠部材41の天壁部411は、突出リブ71(突出部)及び凸条係合部72(係合部)を有する。
突出リブ71は、天壁部411の内面(下面)に突設されており、天壁部411の左右両端部に亘って左右方向に配されている縦姿勢の平板状である。突出リブ71の左右方向の長さは、天壁部411よりも短い。故に、天壁部411の左右両端部は、突出リブ71よりも左右両方向に突出している。
凸条係合部72は、突出リブ71の先端部に凸設されており、突出リブ71の左右両端部に亘って左右方向に配されている。
枠部材42の左壁部421は、突出板部73(突出部)及び凹条係合部74(係合部)を有する。
突出板部73は、左壁部421の内面(右面)における上端部に突設されている横姿勢の板状であり、枠部材41の天壁部411と同様に湾曲している。突出板部73の前後方向の長さは、左壁部421よりも短い。突出板部73の後端部は、左後壁部422に一体である。突出板部73の厚みは、枠部材41の突出リブ71の突出量と同程度である。
凹条係合部74は、突出板部73の前辺部の下部に凹設されており、突出板部73の左右両端部に亘って左右方向に配されている。
枠部材41と枠部材42との継合、及び枠体3の表示部2に対する取り付けは、実施の形態2のそれらと同様である。
ただし、本実施の形態では、製造者は、枠部材41のほぞ穴57と枠部材42のほぞ67とを係合させると共に、枠部材41の凸条係合部72と枠部材42の凹条係合部74とを係合させる。このとき、凸条係合部72が凹条係合部74の内面に着脱可能に接触する。
以上の結果、枠部材41と枠部材42とが継合する。
なお、突出リブ71〜凹条係合部74は、実施の形態1の枠部材41,42に設けてあってもよい。
枠部材41,42の継合に関する作用効果は、実施の形態2の場合と略同様である。
ただし、ほぞ穴57とほぞ67との係合のみならず、凸条係合部72と凹条係合部74との係合によって枠部材41,42が継合されるので、枠部材41による枠部材42の補強が実施の形態2の場合よりも強固になる。従って、枠体3の歪みが生じることが更に抑制される。
以上のようなテレビジョン受信機1は、実施の形態2のテレビジョン受信機1と同様の作用効果を奏する。
本実施の形態の枠部材41,42においては、天後壁部412及び左後壁部422が接触していなくてもよい。
最後に、本発明の実施の形態についてまとめる。
本発明に係る表示装置11は、盤状の表示部2と、該表示部2の周縁部を外周側から覆う板状の枠本体31、及び、該枠本体31から内側に突出し、前記表示部2の周縁部を一面側から覆う板枠部32を有する断面L字状の枠体3とを備え、該枠体3は、複数個の枠部材41〜44を前記枠体3の周方向に突き合わせて継合してなり、各枠部材41〜44は、前記枠本体31及び板枠部32夫々の一部を有している表示装置11であって、隣り合う2個の枠部材41〜44の一方は合成樹脂を用いてなり、他方は金属を用いてなり、前記2個の枠部材41〜44夫々の板枠部32には、前記2個の枠部材41〜44同士を継合するための互いに係合する凸状部51及び凹状部61又はほぞ穴57及びほぞ67が設けられており、前記一方が有する板枠部32の外面の一部は、前記他方が有する板枠部32の内面の一部に接触していることを特徴とする。
本発明に係る表示装置11は、前記外面の一部は前記外面の他部に対して凹状であるか、又は、前記内面の一部は前記内面の他部に対して凹状であることを特徴とする。
本発明に係る表示装置11は、前記凸状部51及び凹状部61は、各板枠部32に、厚み方向に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置11は、前記2個の枠部材41〜44夫々の板枠部32における互いに接触する部分の一方には位置決めピン64,68が突設されており、他方には前記位置決めピン64,68が遊挿される位置決め孔54,58が開設されていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置11は、前記2個の枠部材41〜44の内、一方には前記2個の枠部材41〜44を突き合わせる方向に沿う条状部53が設けられており、他方には前記条状部53に近接配置された近接部63が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置11は、前記2個の枠部材41〜44夫々は前記枠本体31から内側に突出した突出リブ71及び突出板部73を有し、該突出リブ71及び突出板部73同士に、枠部材41〜44同士を継合するための互いに係合する凸条係合部72及び凹状係合部74が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置11は、盤状の表示部2と、該表示部2の周縁部を外周側から覆う板状の枠本体31、及び、該枠本体31から内側に突出し、前記表示部2の周縁部を一面側から覆う板枠部32を有する断面L字状の枠体3とを備え、該枠体3は、複数個の枠部材41〜44を前記枠体3の周方向に突き合わせて継合してなり、各枠部材41〜44は、前記枠本体31及び板枠部32夫々の一部を有している表示装置11であって、隣り合う2個の枠部材41〜44の一方は合成樹脂を用いてなり、他方は金属を用いてなり、前記2個の枠部材41〜44夫々の板枠部32には、前記2個の枠部材41〜44同士を継合するための互いに係合する凸状部51及び凹状部61又はほぞ穴57及びほぞ67が設けられており、前記2個の枠部材41〜44夫々は前記枠本体31から内側に突出した突出リブ71及び突出板部73を有し、該突出リブ71及び突出板部73同士に、枠部材41〜44同士を継合するための互いに係合する凸条係合部72及び凹状係合部74が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るテレビジョン受信機1は、本発明に係る表示装置11と、テレビジョン放送を受信する受信部12とを備え、該受信部12にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置11に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、樹脂枠部材と金属枠部材とが枠体の周方向に隣り合う。
隣り合うべき2個の枠部材において、夫々の板枠部に設けられている凹凸を係合させると、2個の枠部材は容易に継合される。このとき、樹脂枠部材の板枠部の外面の一部は、金属枠部材の板枠部の内面の一部に接触する。
金属枠部材は、自身の剛性が高いので、歪みを生じ難い。
一方、樹脂枠部材は、自身の剛性こそ低いものの、金属枠部材との継合により、歪みの発生が抑えられる。何故ならば、樹脂枠部材及び金属枠部材夫々の板枠部に設けられている凹凸が係合し、更に板枠部同士が接触しているので、樹脂枠部材が金属枠部材に補強されるからである。
樹脂枠部材の板枠部が金属枠部材の板枠部に金属枠部材の内側から接触している理由は、表示装置において、樹脂枠部材は、枠本体を中心に板枠部が樹脂枠部材の外側へ向けて回転するような歪みを生じ易いからである。樹脂枠部材の板枠部が回転しようとしても、金属枠部材の板枠部に当接するので回転は停止する。故に、樹脂枠部材の歪みは抑制される。
以上の結果、枠部材の歪みのせいで、枠体における枠部材同士の継合部分に無用な隙間が生じてしまうことが抑制される。
隣り合う2個の枠部材は、視覚的な印象が互いに異なる素材を用いてなる。故に、表示装置の意匠性が向上する。
本発明にあっては、樹脂枠部材の板枠部の外面の一部は他部に対して凹状であるので、樹脂枠部材の板枠部の外面の他部と金属枠部材の板枠部とが面一になりやすい。又は、金属枠部材の板枠部の内面の一部は他部に対して凹状であるので、金属枠部材の板枠部の内面の他部と樹脂枠部材の板枠部とが面一になりやすい。つまり、樹脂枠部材及び金属枠部材の板枠部同士の接触構造がコンパクトである。
凹状部分の周縁部に対する板枠部の外縁部の係合が生じる場合には、枠部材の歪みは更に抑制される。
本発明にあっては、隣り合うべき2個の枠部材において、夫々の板枠部の厚み方向の凹凸が係合する。
厚み方向の凹凸は、面方向の凹凸に比べて、凹凸の係合が外部から視認し難いので、枠体の美観が向上する。
本発明にあっては、隣り合うべき2個の枠部材において、一方の枠部材の板枠部に突設されている位置決めピンを他方の枠部材の板枠部に開設されている位置決め孔に挿入することによって、2個の枠部材が互いに位置決めされ、更に位置決めピン又は位置決め孔が設けられている板枠部同士が接触する。
互いに位置決めされた2個の枠部材において、夫々の板枠部に設けられている凹凸を係合させると、2個の枠部材は容易に継合される。このとき、位置決めピンは位置決め孔に遊びを有して挿入されているので、位置決めのための係合が、継合のための凹凸の係合を阻害する虞はない。以上のことから、枠部材同士の継合の作業性が高い。
位置決め孔は板枠部を貫通しているので、正面側及び背面側の何れから見ても、位置決め孔の位置は容易に視認される。即ち、位置決め孔に替えて非貫通の位置決め穴が設けられている場合に比べて、位置決めの作業性が高い。
作業性が向上すると、作業性が悪い場合に比べて、製造者が枠部材に無用な外力を加えてしまう可能性が低い。故に、枠部材同士の継合時に枠体に歪みが生じることが更に抑制される。
本発明にあっては、隣り合うべき2個の枠部材を継合する場合、一方の枠部材に設けられている条状部に、他方の枠部材に設けられている近接部が案内される。このとき、一方の枠部材に対して他方の枠部材が容易に正確に突き合わさせる。故に、枠部材同士の継合の作業性が向上される。
作業性が向上すると、作業性が悪い場合に比べて、製造者が枠部材に無用な外力を加えてしまう可能性が低い。故に、枠部材同士の継合時に枠体の歪みが生じることが更に抑制される。
本発明にあっては、隣り合うべき2個の枠部材において、夫々の板枠部に設けられている凹凸の係合のみならず、夫々の枠本体から内側に突出した突出部に設けられている係合部同士の係合によって枠部材同士が継合される。故に、樹脂枠部材が金属枠部材に更に補強されるので、枠体の歪みが生じることが更に抑制される。
本発明にあっては、樹脂枠部材と金属枠部材とが枠体の周方向に隣り合う。
隣り合うべき2個の枠部材において、夫々の板枠部に設けられている凹凸を係合させると、2個の枠部材は容易に継合される。このとき、樹脂枠部材の板枠部の外面の一部は、金属枠部材の板枠部の内面の一部に接触する。
金属枠部材は、自身の剛性が高いので、歪みを生じ難い。
一方、樹脂枠部材は、自身の剛性こそ低いものの、金属枠部材との継合により、歪みの発生が抑えられる。何故ならば、樹脂枠部材及び金属枠部材夫々の板枠部に設けられている凹凸が係合し、更に、樹脂枠部材及び金属枠部材夫々の枠本体から内側に突出した突出部に設けられている係合部同士が係合しているので、樹脂枠部材が金属枠部材に補強されるからである。
表示装置において、樹脂枠部材は、枠本体を中心に板枠部が樹脂枠部材の外側へ向けて回転するような歪みを生じ易い。しかしながら、樹脂枠部材の板枠部が回転しようとしても、樹脂枠部材の枠本体及び板枠部が両方とも金属枠部材の枠本体及び板枠部に係合しているので、回転は停止する。故に、樹脂枠部材の歪みは抑制される。
以上の結果、枠部材の歪みのせいで、枠体における枠部材同士の継合部分に無用な隙間が生じてしまうことが抑制される。
隣り合う2個の枠部材は、視覚的な印象が互いに異なる素材を用いてなる。故に、表示装置の意匠性が向上する。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、テレビジョン受信機1又は表示装置11に、実施の形態1〜3に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 テレビジョン受信機
11 表示装置
12 受信部
2 表示部
3 枠体
31 枠本体
32 板枠部
41〜44 枠部材
51 凸条部(凹凸)
53 条状部
54,58 位置決め孔
57 ほぞ穴(凹凸)
61 凹条部(凹凸)
63 近接部
64,68 位置決めピン
67 ほぞ(凹凸)
71 突出リブ(突出部)
72 凸条係合部(係合部)
73 突出板部(突出部)
74 凹条係合部(係合部)

Claims (8)

  1. 盤状の表示部と、
    該表示部の周縁部を外周側から覆う板状の枠本体、及び、該枠本体から内側に突出し、前記表示部の周縁部を一面側から覆う板枠部を有する断面L字状の枠体と
    を備え、
    該枠体は、複数個の枠部材を前記枠体の周方向に突き合わせて継合してなり、
    各枠部材は、前記枠本体及び板枠部夫々の一部を有している表示装置であって、
    隣り合う2個の枠部材の一方は合成樹脂を用いてなり、他方は金属を用いてなり、
    前記2個の枠部材夫々の板枠部には、前記2個の枠部材同士を継合するための互いに係合する凹凸が設けられており、
    前記一方が有する板枠部の外面の一部は、前記他方が有する板枠部の内面の一部に接触していることを特徴とする表示装置。
  2. 前記外面の一部は前記外面の他部に対して凹状であるか、又は、
    前記内面の一部は前記内面の他部に対して凹状であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記凹凸は、各板枠部に、厚み方向に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記2個の枠部材夫々の板枠部における互いに接触する部分の一方には位置決めピンが突設されており、他方には前記位置決めピンが遊挿される位置決め孔が開設されていることを特徴とする請求項1から3の何れかひとつに記載の表示装置。
  5. 前記2個の枠部材の内、
    一方には前記2個の枠部材を突き合わせる方向に沿う条状部が設けられており、
    他方には前記条状部に近接配置された近接部が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかひとつに記載の表示装置。
  6. 前記2個の枠部材夫々は前記枠本体から内側に突出した突出部を有し、
    該突出部同士に、枠部材同士を継合するための互いに係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れかひとつに記載の表示装置。
  7. 盤状の表示部と、
    該表示部の周縁部を外周側から覆う板状の枠本体、及び、該枠本体から内側に突出し、前記表示部の周縁部を一面側から覆う板枠部を有する断面L字状の枠体と
    を備え、
    該枠体は、複数個の枠部材を前記枠体の周方向に突き合わせて継合してなり、
    各枠部材は、前記枠本体及び板枠部夫々の一部を有している表示装置であって、
    隣り合う2個の枠部材の一方は合成樹脂を用いてなり、他方は金属を用いてなり、
    前記2個の枠部材夫々の板枠部には、前記2個の枠部材同士を継合するための互いに係合する凹凸が設けられており、
    前記2個の枠部材夫々は前記枠本体から内側に突出した突出部を有し、
    該突出部同士に、枠部材同士を継合するための互いに係合する係合部が設けられていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1から7の何れかひとつに記載の表示装置と、
    テレビジョン放送を受信する受信部と
    を備え、
    該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とするテレビジョン受信機。
JP2014195650A 2014-09-25 2014-09-25 表示装置及びテレビジョン受信機 Pending JP2016066950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014195650A JP2016066950A (ja) 2014-09-25 2014-09-25 表示装置及びテレビジョン受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014195650A JP2016066950A (ja) 2014-09-25 2014-09-25 表示装置及びテレビジョン受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016066950A true JP2016066950A (ja) 2016-04-28

Family

ID=55805879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014195650A Pending JP2016066950A (ja) 2014-09-25 2014-09-25 表示装置及びテレビジョン受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016066950A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022538039A (ja) * 2019-06-27 2022-08-31 広州視源電子科技股▲分▼有限公司 額縁接続構造及びディスプレイ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022538039A (ja) * 2019-06-27 2022-08-31 広州視源電子科技股▲分▼有限公司 額縁接続構造及びディスプレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4619979B2 (ja) 面光源装置及びこれを用いた液晶表示装置
US9766488B2 (en) Liquid crystal display apparatus and display apparatus
JP6140993B2 (ja) 表示装置
JP5616996B2 (ja) 液晶表示装置
US20100321605A1 (en) Liquid crystal module
JP4730434B2 (ja) スクリーン組立体及び背面投射型映像表示装置
WO2011125628A1 (ja) 表示装置
JP6307893B2 (ja) 表示装置
CN211857125U (zh) 显示装置
JP2016066950A (ja) 表示装置及びテレビジョン受信機
JP2019144305A (ja) 表示装置及びテレビジョン受像機
WO2010106602A1 (ja) パネルに対する組付け構造
JP2012133348A (ja) 表示装置及びテレビ受像装置
JP2010072366A (ja) 表示装置
JP5453164B2 (ja) 画像表示装置
JP6741054B2 (ja) 表示装置
JP6111553B2 (ja) 表示装置およびテレビジョン装置
JP6297731B1 (ja) 表示装置及びテレビジョン受信機
JP2014032283A (ja) 表示パネルアッセンブリまたは該表示パネルアッセンブリを有する表示装置
JP2013130829A (ja) 表示装置及びテレビ受信装置
JP2009282435A (ja) 表示装置
JP2009163163A (ja) スクリーン装置および投射型表示装置
JP5743670B2 (ja) 表示装置およびその筐体取付構造
JP7029312B2 (ja) 表示装置、及びテレビジョン受信機
JP6557508B2 (ja) 表示装置及びテレビジョン受信機