以下、図面を参照して、実施形態について説明する。本実施形態に係る電子機器は、スタンドアローンで構成されてもよいし、セットトップボックス、またはTV装置、レコーダ、携帯端末等に内蔵されてもよい。以下の説明では、一例として、本実施形態に係る電子機器が各種放送番組を視聴可能なTV装置に適用された場合を説明する。
本実施形態に係るTV装置は、番組(コンテンツ)視聴中に、クラウドサービスを起動する指示があった場合に、当該視聴番組とともに、当該番組に関連するサービスメニューを一覧表示させ、また、表示ステートに応じて関連するサービスメニューを切り替え表示することができるものとする。なお、本実施形態に係るTV装置においてクラウドサービスが起動される場合、当該TV装置は、各種サーバと通信可能に接続される。
また、TV装置は、後述するようにネットワークに接続可能な統括コントローラを含む。この統括コントローラは、ログインデータ管理部及びコミュニケーションデータ管理部等を含む。ログイン管理部は、例えば複数人の共通ログイン識別子(共通ID)、個人の専用ログイン識別子(個人ID)を管理する。コミュニケーションデータ管理部は、共通ログイン識別子に対応したコミュニケーションデータ、専用ログイン識別子に対応したコミュニケーションデータを区別して表示出力の選別を行う。また、コミュニケーションデータ管理部は、共通ログイン識別子がログイン状態に有るときは、専用ログイン識別子に対応したコミュニケーションデータを非公開制御する。
なお、本実施形態に係るTV装置は多数のユーザ(クライアント)によって利用されるが、当該多数のTV装置におけるログイン状態及びログアウト状態はサーバのテーブルで管理される。また、上記したログイン管理部は、現在ログイン状態にあるログイン識別子を定期的にサーバへ送信してもよい。これにより、サーバは、各TV装置のログイン状態をより正確に把握することができる。
ここで、図1は、本実施形態に係るTV装置がネットワークに接続され、例えば個人IDによりログインしたときのメニュー画面(以下、クラウドメニュー画面と表記)100の表示状態を示している(この例ではアカウント名がSarahであるユーザがログインしている)。なお、この状態は「ホーム(画面)」と称される。
クラウドメニュー画面100の左側の表示領域101には、放送されている番組の映像、または例えばHDDのような記録装置から再生されている番組の映像を表示する。クラウドメニュー画面100の右側の表示領域102には、複数の小サイズのガイド画像が1個、2個、3個…と増加して表示される。このガイド画像には、例えば友達からの通知、及びレコメンドデータを受け取るための各種送受信箱用のガイド画像等が含まれる。送受信箱としては、アウトルック、メール、メッセージ、レコメンドデータ用等がある。各送受信箱を表す画面枠に対しては、固有名を付加することが可能であり、また画像ファイルの中から所望な画像を選択してガイド画像として付加することも可能である。メッセージやレコメンドデータが送受信箱に到着している場合、対応するガイド画像には、例えば丸印が付加される、フレーム枠の色が変化する、またはフレーム枠の輝度が繰り返し変化する等して表示される。複数のレコメンドデータが送受信箱に到着している場合、複数の丸印が対応するガイド画像に付加されて表示されてもよい。また、複数のレコメンドデータの受信数を示す数字が表示されてもよい。
上記の送受信箱は、例えば友達との間の通信等に利用可能である。この場合、例えば友人からアルバム集が送信されてくる場合もある。また、友人からレコメンドデータが送信されてくる場合もある。レコメンドデータとしては、例えばお勧め番組情報、お勧めショッピング情報等がある。また、お勧めシーン、お勧め出演者等の情報もある。
更に、機能系の複数のガイド画像が表示領域101の下側の表示領域103に表示される。機能系のガイド画像は、表示領域101に表示されている再生画像に関連してユーザがTV装置を操作する場合に利用される。例えば表示領域101に表示されている再生画像に関連して、ユーザと外部サーバ(他のユーザ)との間でコミュニケーションが行われる場合に、このガイド画像を利用することができる。
ここで、表示領域102のガイド画像の利用例について説明する。ユーザは例えばリモートコントローラを操作し、所望のガイド画像(例えば、友達へのメッセージ用のガイド)にフォーカス(カーソル)を合わせることができる。なお、ここではリモートコントローラを操作するものとするが、リモートコントローラ機能を有する携帯端末等が操作されても構わない。また、ガイド画像は操作ボタンと称されてもよい。フォーカスは、例えばガイド画像を囲むフレームとして表示される。また、フォーカスされたガイド画像の輝度が他の部分より高くなる(つまり、ハイライトされる)ようにしてもよい。フォーカスが所望のガイド画像上に位置しているときに、リモートコントローラの決定ボタンが押される(またはクリックボタンでクリックされる)と、ガイド画像に対応した送受信箱が開かれ、例えばメッセージ等が表示される。メッセージは、例えば表示領域102の全体または半分を利用して表示されることができる。
また、ユーザはリモートコントローラを操作し、レコメンドデータの送受信箱を開くこともできる。レコメンドデータは、例えば友達から送られてきたお勧め番組を示すお勧め番組情報、またはお勧めショッピング情報である場合がある。この場合、ユーザがお勧め番組に興味を持ち、当該番組を視聴したいと思ったものとする。このとき、ユーザが表示されているお勧め番組情報の選択ボタンにフォーカスを合わせて決定ボタンを押すと、TV装置は、自動的に当該番組の再生を開始することができる。この場合、番組の再生画像は、小さい画面で表示されて、次にユーザが決定ボタンを押したときに大画面で表示されてもよい。
送受信箱は、通信相手の送受信箱や携帯端末へメッセージを送る場合にも利用することができる。お勧め番組情報は、例えば、タイトル名、番組内の一部のシーン、出演者名または出演者の画像として表示される。お勧め番組情報には、放送チャンネル番号、放送日、出演者のプロローグのような情報及びコンテンツサーバアドレス等も含まれる。
このときのTV装置が番組コンテンツを取得する方法は、TV装置に接続されている記録装置(例えば、HDD)を駆動して取得する第1の方法と、インターネットを介してコンテンツサーバからダウンロードして取得する第2の方法がある。第1の方法においては、記録装置に記録されている番組の番組リスト検索機能が動作する。また、第2の方法においては、先のお勧め番組情報に含まれるコンテンツを有するサーバへのアドレスが利用される。
また、お勧め番組情報には、ユーザが番組コンテンツを取得しやすいように加工されたデータが含まれている場合がある。すなわち、友達が推薦したお勧め番組情報は、例えば当該友達が利用する各種装置からサーバにアップロードされるが、このサーバにおいて、ユーザが利用できる番組情報へと加工されている。この加工が行われるのは、放送番組は地域に応じて、放送チャンネル番号、放送時間帯等が異なる場合があるからである。したがって、友達が推薦した番組と同じ番組をユーザがサーチして取得しやすいように、番組情報がサーバにて加工(例えば、放送チャンネル番号、放送時間帯等が加工)されて当該ユーザに提供される。お勧め番組情報を取得する方法としては、その他、カレンダー等から取得する方法もある。
また、表示領域102のガイド画像を利用して、ガイド画像を管理する管理機能に登録されている友達に対して、メール、ショートメッセージ等を送信することも可能である。
次に、表示領域103のガイド画像の利用例について説明する。例えば、現在視聴している番組(表示領域101に表示されている番組)がドラマである場合において、ユーザが気に入ったシーン、または好きな出演者が現れたシーンがあった場合を想定する。このような場合、ユーザは、リモートコントローラを操作して、レコメンドのガイド画像を選択して決定ボタンを押す。すると、ユーザが視聴している番組の番組情報がアテンション(またはノーティス)番組情報としてサーバにアップロードされる。サーバは、このアテンション番組情報をレコメンド番組情報の作成材料や当該番組のタグリスト作成情報として利用することができる。また、サーバには多くの視聴者から種々の番組に関するアテンション番組情報が送られてくるため、サーバは、アテンション番組情報を利用して統計処理を行うことができる。この統計処理により、人気度の高い番組順の番組情報リストを作成することができる。
また、ユーザは、リモートコントローラを操作して、コメント用のガイド画像を選択して決定ボタンを押すことができる。すると、ユーザが視聴している番組(表示領域101に表示されている番組画像)に関してショートメッセージを入力する画面が現れ、メッセージを入力することができる。メッセージは例えば、リモートコントローラまたは携帯端末のキーボードディスプレイから入力することができる。
更に、本実施形態に係るTV装置は、録画予約をしている番組(以下、録画予約済み番組と表記)、録画中の番組(以下、録画中番組と表記)及び録画済みの番組(以下、録画済み番組と表記)等の一覧(以下、録画番組一覧と表記)を表示するためのメディアガイド再生機能(以下、MGR機能と表記)を有する。このMGR機能は、TV装置上で動作するアプリケーションプログラムによって実現される機能である。
図1に示すクラウドメニュー画面100の中央上部には、上記したMGR機能に対応するウィジェットを表示(配置)するための表示領域104が設けられている。この表示領域104には、MGR機能に関する情報が表示される。なお、表示領域104(MGR機能に対応するウィジェット)の詳細については後述する。
ユーザは、リモートコントローラを操作して、MGR機能に対応するウィジェットを選択して決定ボタンを押すことによって、当該MGR機能を利用することができる。また、クラウドメニュー画面100には、例えば「メディアガイド(MediaGuid)」と称されるボタン105が表示されている。ユーザは、リモートコントローラを操作して、このボタン105を指定することによってもMGR機能を利用することができる。更に、例えばリモートコントローラ20に設けられている専用のボタンを押下することによってもMGR機能を利用することができる。
本実施形態に係るTV装置は、このMGR機能によって表示される録画番組一覧として、カレンダービュー及びシリーズビューを表示する。カレンダービューは、日時(録画予約に基づいて録画される日時及び録画された日時)に基づいて録画予約済み番組、録画中番組及び録画済み番組の全ての一覧を表示するための画面である。一方、シリーズビューは、録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組のうち、各シリーズに属する複数の番組(以下、シリーズ番組と表記)の一覧を表示するための画面(第1画面)である。なお、このカレンダービュー及びシリーズビューの詳細については後述する。
また、クラウドメニュー画面100において、表示領域104の下側には、友達とのコミュニケーションを図るために利用される表示領域106が表示される。この表示領域106では、例えば各種コミュニケーションツール(アプリケーション)に応じた友達からのコメント等が表示される。
なお、上記した図1に示すガイド画像は、表示領域101の視聴画像を除いて、タッチ式の入力操作部であってかつ表示部を有する携帯端末で表示することも可能である。つまり、TV装置は、当該TV装置の通信機能を介して、上記のガイド画像とガイド画像に対応する操作信号を携帯端末に移動させることができる。これにより、携帯端末は、TV装置と通信状態を維持することができ、上記したようにガイド画像を利用してTV装置を操作することが可能となる。
また、図1においては省略されているが、クラウドメニュー画面100には、例えばカレンダー等において当日の各種イベントの情報の要約が表示されるような領域が設けられていても構わない。
図2は、本実施形態に係るTV装置10の全体構成を示す。なお、図2では、デジタルテレビジョン受信機(以下、DVTと表記)の基本機能(テレビジョン信号受信、復調、制御信号処理、3D関連信号処理、記録、オーディオ処理、ビデオ処理及び表示機能等)は、まとめてDTV機能ブロック(またはモジュール)11として示している。DTV機能ブロック11は、DTVインタフェース(IF)12を介して、ブラウザセクションと接続される。
この例では、ブラウザセクションは、ソケット部13、クラウドアプリケーション部14及びアプリケーション共通部15を含む。
ソケット部13は、DTVインタフェース12から見たサーバウェブソケット、ブラウザから見たクライアントウェブソケットを含む。
クラウドアプリケーション部14は、統括コントローラ141、ビュー制御部(表示制御部)142、モデル143を含む。統括コントローラ141は、コマンド、インストラクションに呼応して各種のイベント処理を行う。統括コントローラ141は、ビュー制御部142を制御して、各種の描画処理を実現する。ビュー制御部142は、先に説明したクラウドメニュー画面100内の各種画像及び制御信号を得ることができる。ビュー制御部142の動作に基づく画像及び制御信号は、例えばモデル143、ソケット部13を介してTV装置10の表示部に画像及び制御ボタン等として反映される。
モデル143は、サーバへのアクセス、サーバからの情報取得、サーバへの情報送信、DTV操作、DTVからのデータ受け取り等を行う。したがって、DTVからのメッセージを受け取り、サーバへ送信することができる。また、サーバから受け取ったメッセージをビュー制御部142と協働してDTVの表示部の画面に表示させることができる。サーバとしては、アプリケーションサービス用のサーバ410、タイムクラウドサービス用のサーバ411、ログコレクタ用のサーバ412等が存在する。更に、これらのサーバ410〜412以外のサーバ(図示せず)が存在しても構わない。
ユーザは、リモートコントローラ20を操作して、TV装置10を制御することができる。リモートコントローラ20を介してユーザによる操作(つまり、リモートコントローラ20からの操作信号)は、モデレータ(MOD)16で分配される。クラウドアプリケーション部14用として分配されたキーイベントは、統括コントローラ141によって受け付けられる(入力される)。また、アプリケーション共通部15用として分配されたキーイベントは、ブラウザユーザインタフェース(BUI)17を介してアプリケーション共通部15によって受け付けられる(入力される)。アプリケーション共通部15は、アプリケーション要求コマンドに応じてアプリケーションサーバ410に対して指定されたアプリケーションを要求することができる。アプリケーションサーバ410から送られたアプリケーションは、モデル143を介してクラウドアプリケーション部14に取り込まれる。ログコレクタ用のサーバ412は、例えばTV装置10及び他の接続装置で使用されるログを収集することができる。
ここで、ユーザによってクラウドサービスの提供が指示された場合には、TV装置10のクラウドサービスのアプリケーションが起動される。これによってクラウドサービスが開始された場合、視聴コンテンツとともに、このコンテンツに関連するサービスメニューがタイムクラウドサービスサーバ411から提供され、当該サービスメニューを一覧表示させることができる。そして表示ステートに応じて、関連するサービスメニューを切り替え表示することができる。
なお、タイムクラウドサービスサーバ411は、他の各種サーバ及び他の情報処理装置ともネットワークを通じ接続されることができる。タイムクラウドサービスサーバ411は、TV装置10に対して各種サービスデータを送ることができる。タイムクラウドサービスサーバ411は、映像コンテンツと、メタデータ作成会社やユーザ等が作成したシーン情報やタグリストとを関連づけることができる。関連づけられたデータは、例えばテーブル上に配置されている。
上記した図2に示す各ブロック及びその動作は、ソフトウェアを形成するインストラクションの集合(プログラム)で実現されてもよい。また、図2に示す各ブロック内にはソフトウェアによるデータ処理を実現するためのプロセッサまたは中央演算処理装置(CPU)等が組み込まれている。更に、上記のソフトウェアは、メモリ(記憶媒体)に格納されており、バージョンアップが可能である。また、メモリ内のデータ(ソフトウェア)は、コンピュータにより読み取り可能である。
上記のDTVは、複数のデジタルチューナを有し、同時に複数チャンネルを受信することができる。複数チャンネルの信号が復調されると、複数のストリームが得られる。各ストリームは、テレビジョン番組、制御信号などのパケットを含む。複数チャンネルの複数の番組のストリームは、USB接続された例えばHDDに記録(録画)される。HDDは、記録された番組の番組情報を管理する管理情報を記録することもできる。
また、本実施形態に係るTV装置10においては、録画予約により、各種番組を録画することが可能である。録画予約は、ユーザが所望の番組を所望の記録装置(例えば、HDD)に記録(録画)することを予約することである。この録画予約は、例えば、電子番組案内(EPG)データから作成及び表示された番組表に対して、ユーザがリモートコントローラ20を操作して所望の番組を選択することによって行われる。これにより、ユーザによって選択された所望の番組が例えばHDDに録画される。複数の記録装置が家庭内ネットワークで接続されている場合、ユーザは、録画先のHDDを指定することも可能である。
ここで、図3を参照して、本実施形態における番組の状態遷移について説明する。上述したように、例えば電子番組案内(EPG)等に追加された新規番組については、録画予約をすることができる。なお、録画予約には、自動録画予約及びユーザ録画予約が含まれる。自動録画予約は、TV装置10が有する自動録画機能に基づく録画予約であり、例えばタイムクラウドサービスサーバ411において収集されたアテンション番組情報やログコレクタ用のサーバ412において収集されたログ等に基づいて決定されたお勧め番組(レコメンド番組)を自動的に録画するための録画予約である。一方、ユーザ録画予約は、ユーザによって指定(設定)された番組を録画するための録画予約である。なお、ユーザ録画予約には、ユーザによって指定された1つの番組に対する録画予約と、ユーザによって指定された特定のシリーズに対する録画予約(以下、シリーズ録画予約と表記)が含まれる。このシリーズ録画予約によれば、特定のシリーズに属する複数の番組を一括して録画予約することができる。なお、シリーズに属する複数の番組としては、例えば複数回にわたって放送される連続ドラマ等が挙げられる。
上記した新規番組に対して録画予約がされた場合、当該新規番組は録画予約済み番組となる。なお、録画予約済み番組には、自動録画予約がされた自動録画予約済み番組及びユーザ録画予約がされたユーザ録画予約済み番組が含まれる。
ここで、番組を録画するHDDにおいては、上述した自動録画予約に基づく番組の録画に使用される領域(自動録画領域)とユーザ録画予約に基づく番組の録画に使用される領域(ユーザ録画領域)とが区別されているものとする。この場合、自動録画予約に基づいて録画された番組は、自動録画領域の空き領域が不足すると、当該録画された日時が古いものから順に削除される。すなわち、自動録画済み番組については、ユーザが認知していないところで自動的に削除(以下、自動削除と表記)される場合がある。このため、ユーザは、後の自動削除を防止するために、例えば自動録画予約済み番組をユーザ録画予約済み番組に変更し、当該予約に基づいて録画される番組(録画済み番組)を保護することができる。なお、自動削除処理は、例えば10分毎に実行される。
自動録画予約及びユーザ録画予約に基づいて番組の録画が開始されると、自動録画予約済み番組及びユーザ録画予約済み番組は、録画中番組となる。なお、上記した録画予約(自動録画予約またはユーザ録画予約)以外にも、ユーザは、番組(新規番組)が放送されている際に例えばリモートコントローラ20に設けられている録画ボタン等を押下することによって当該番組を録画することも可能である。このような場合には、新規番組は、録画中番組となる。
録画中番組の録画が完了すると、当該録画中番組は録画済み番組となる。この録画済み番組には、自動録画済み番組及びユーザ録画済み番組が含まれる。自動録画済み番組は、上記した自動録画予約に基づいて録画された番組である。一方、ユーザ録画済み番組は、上記したユーザ録画予約に基づいて録画された番組及びリモートコントローラ20に設けられている録画ボタン等が押下されることによって録画された番組である。なお、上記した自動削除を防止するために、自動録画済み番組をユーザ録画済み番組に変更し、当該録画済み番組を保護することも可能である。
また、ユーザによって指定された録画済み番組(自動録画済み番組及びユーザ録画済み番組)は、削除されることができる。なお、自動録画済み番組については、上記したように自動的に削除される場合もある。このように、録画済み番組が削除されると、当該録画済み番組は削除済み番組となる。
なお、TV装置10は、上記した録画予約機能以外に、例えば視聴予約機能を備える。視聴予約は、ユーザが所望の番組を視聴することを予約することである。新規番組に対してこのような視聴予約がされた場合、当該新規番組は視聴予約済み番組となる。これによれば、視聴予約済み番組の放送時間帯にTV装置10において自動的に当該番組が表示される。
図2に示すビュー制御部142は、上記したように遷移する番組の状態に基づいて、上述したMGR機能により録画番組一覧を表示する処理を実行する。以下、図4のフローチャートを参照して、録画番組一覧を表示する際のビュー制御部142の処理手順について説明する。
まず、上記したようにユーザによってクラウドサービスの提供が指示された場合には、TV装置10のクラウドサービスのアプリケーションが起動され、ビュー制御部142は、図1に示すようなクラウドメニュー画面100を表示する(ブロックB1)。
ここで、ユーザは、リモートコントローラ20を操作して、クラウドメニュー画面100上でMGR機能の利用を指示することができる。具体的には、ユーザは、クラウドメニュー画面100上の表示領域104に表示されているMGR機能に対応するウィジェットを選択する、または当該クラウドメニュー画面100に設けられている「メディアガイド」ボタン105を指定することによって、MGR機能の利用を指示することができる。なお、MGR機能の利用の指示は、例えばリモートコントローラ20に設けられている専用のボタンが押下されることによって行われても構わない。
ビュー制御部142は、上記したMGR機能の利用を指示する各種操作(以下、利用指示操作と表記)が受け付けられたか否かを判定する(ブロックB2)。
利用指示操作が受け付けられていないと判定された場合(ブロックB2のNO)、処理は終了され、例えばクラウドメニュー画面100の表示が継続される。
一方、利用指示操作が受け付けられたと判定された場合(ブロックB2のYES)、TV装置10においては必要事項の設定処理が実行される(ブロックB3)。このブロックB3においては、ユーザによるリモートコントローラ20に対する操作に応じて、適宜ユーザによって選択されたサービスプロバイダ(TVプロバイダ)及びその他の事項(例えば、TV装置10を使用する国や地域、言語等)が設定画面上で設定される。また、ブロックB3においては、ユーザに対してログの取得を許可するか拒否するかの設定も行われる。なお、ログは、上述したように自動録画予約において用いられ、例えばログコレクタ用のサーバ412において収集されるデータである。このログの取得の許可または拒否は、設定画面に表示された許可ボタン及び拒否ボタンのいずれかをユーザが押下することによって設定することができる。ログの取得が拒否された場合には、例えば「このサービス(自動録画機能)を利用するためには、ログの取得を許可する必要があります。」等の警告メッセージが出力される。
上記したブロックB3の処理が実行されると、自動録画機能を設定するための処理(以下、自動録画機能設定処理と表記)が実行される(ブロックB4)。なお、自動録画機能設定処理の詳細については後述する。
次に、ビュー制御部142は、ユーザの操作に応じて、MGR機能(を利用するためのアプリケーションプログラム)を起動し、録画番組一覧(MGRトップページ)を表示する(ブロックB5)。この録画番組一覧としては、例えば上述したカレンダービューまたはシリーズビューが表示される。なお、上記したようにMGR機能の起動時に、録画番組一覧としてカレンダービュー及びシリーズビューのいずれを表示するかについてはユーザにより適宜設定可能であるものとする。また、カレンダービュー及びシリーズビューは、後述するようにリモートコントローラ20を操作することによって切り替え可能であるものとする。
この録画番組一覧(カレンダービュー及びシリーズビュー)において、録画予約済み番組、録画中番組及び録画済み番組は、当該各番組のコンテンツ情報(メタデータ)に基づいて配置される。このコンテンツ情報は、例えば上述したタイムクラウドサービスサーバ411において管理されている情報であり、当該タイムクラウドサービスサーバ411から取得することができる。
コンテンツ情報には、日時及び当該番組に関する情報(当該番組の番組情報)が含まれる。例えば録画予約済み番組のコンテンツ情報に含まれる日時は、当該録画予約に基づいて当該番組が録画される日時(つまり、当該番組が放送される日時)である。また、録画中番組のコンテンツ情報に含まれる日時は、当該番組が録画されている日時(当該番組が放送されている日時)である。更に、録画済み番組のコンテンツ情報に含まれる日時は、当該番組が録画された日時(当該番組が放送された日時)である。以下、録画予約に基づいて録画予約済み番組が録画される日時を便宜的に当該録画予約済み番組の日時、録画中番組が録画されている日時を便宜的に当該録画中番組の日時、録画済み番組が録画された日時を便宜的に当該録画済み番組の日時と称する場合がある。
また、上記したシリーズに属さない番組の番組情報には、番組名(番組のタイトル名)、出演者名及び番組の概要等が含まれる。一方、シリーズに属する番組の番組情報には、シリーズ名(番組のタイトル名)、シーズン番号、エピソード番号、エピソード名、出演者名及び番組の概要等が含まれる。
なお、上記したようにMGR機能が一度起動されると、次回のMGR機能の起動時には上記したブロックB3における必要事項の設定処理及びブロックB4における自動録画機能設定処理は省略されても構わない。
以下、本実施形態に係るTV装置10に表示される録画番組一覧(カレンダービュー及びシリーズビュー)について詳細に説明する。
まず、図5を参照して、TV装置10に録画番組一覧として表示されるカレンダービューについて説明する。
カレンダービュー200には、複数の録画予約済み番組のアイコン及び複数の録画済み番組のアイコンの双方が表示される。
このカレンダービュー200において、録画予約済み番組のアイコンは、当該録画予約済み番組の日時(つまり、当該録画予約済み番組が録画予約に基づいて録画される日時)順に配列される。また、録画済み番組のアイコンは、当該録画済み番組の日時(つまり、当該録画済み番組が録画された日時)順に配列される。この各番組のアイコンは、当該番組に関連する画像等であればよく、当該番組に含まれる画像(例えば、当該番組を表すサムネイル画像)を含む。また、各番組のアイコンとしては、上記した当該番組を表すサムネイル画像以外に、例えば各種サーバ等から取得される画像が用いられても構わない。
また、録画予約済み番組及び録画済み番組が上述したシリーズに属する番組である場合、当該番組のアイコンには、当該シリーズに属する番組であることをユーザに伝えるための所定のマーク(例えば、フォルダを表すマーク)が付加されている。なお、本実施形態においては、同一のシリーズに属する複数の番組のうちの少なくとも2つ以上の番組が録画予約済み番組または録画済み番組(もしくは録画中番組)である場合、当該少なくとも2つ以上の番組をシリーズ番組と定義する。また、このように定義されたシリーズ番組を構成する複数の番組(録画予約済み番組、録画済み番組または録画中番組)の各々をシリーズ構成番組と定義する。すなわち、本実施形態においては、シリーズに属する複数の番組のうちの例えば1つが録画予約済み番組または録画済み番組(もしくは録画中番組)であったとしても、当該番組は、録画番組一覧(カレンダービュー200及び後述するシリーズビュー)においてはシリーズ(番組)として表示されない。一方、上述したシリーズ録画予約がされている場合には、1番組のみであってもシリーズとして表示されるものとする。
なお、上記したカレンダービュー200において表示される各番組のアイコン(サムネイル画像)の詳細については後述する。
以下の説明では、各番組のアイコンは当該番組を表すサムネイル画像であるものとして説明する。また、カレンダービュー200には各番組のアイコンが表示されるが、以下の説明では便宜的に、当該カレンダービュー200に各番組が表示されるものとして説明する場合がある。なお、これらのアイコン(録画予約済み番組のアイコン及び録画済み番組のアイコン)は、2次元状(例えば、2次元マトリクス状)に配列される。
具体的には、図5に示すように、カレンダービュー200は、番組表示領域201〜203を含む。
番組表示領域201は、他の番組表示領域202及び203より上位の位置に配置され、録画予約済み番組(を表すサムネイル画像)を表示する。また、番組表示領域201においては、最左端に録画される日時が直近の録画予約済み番組が配置され、他の録画予約済み番組が当該日時順に右側に配置される。すなわち、番組表示領域201には、録画される日時の昇順に録画予約済み番組が左側から配置される。
一方、番組表示領域201より下位に位置する番組表示領域202及び203には、過去の番組、つまり、録画済み番組(を表すサムネイル画像)が表示される。具体的には、番組表示領域202には、録画された日時が今週に該当する録画済み番組(つまり、今週録画された録画済み番組)が表示される。一方、番組表示領域203には、録画された日時が先週に該当する録画済み番組(つまり、先週録画された録画済み番組)が表示される。
なお、番組表示領域202及び203においては、各領域202及び203に表示される番組のうち、録画された日時が直近の番組が最左端に配置される。
具体的には、番組表示領域202には、今週録画された録画済み番組のうち、最新のものが最左端に配置され、他の録画済み番組(今週録画された番組)が録画された日時順に右側に配置される。なお、録画中番組が存在する場合には、当該録画中番組は、番組表示領域202の最左端に配置されるものとする。
また、番組表示領域203には、先週録画された録画済み番組のうち、最新のものが最左端に配置され、他の録画済み番組(先週録画された番組)が録画された日時順に右側に配列される。
すなわち、番組表示領域202及び203には、該当する録画済み番組(今週録画された番組及び先週録画された番組)が、録画された日時の降順に左側から配列される。
このように、本実施形態におけるカレンダービュー200では、上位行(の番組表示領域201)に録画予約済み番組(つまり、未来の番組)を配列し、下位行(の番組表示領域202及び203)に録画済み番組(つまり、過去の番組)を配列することによって、録画予約済み番組と録画済み番組を別の行で表示する。また、録画予約済み番組は番組表示領域201において右側ほど未来になり、録画済み番組は各番組表示領域202及び203において左側ほど新しくなるようにマトリクス状に配列される。換言すれば、カレンダービュー200においては、録画される日時が直近の録画予約済み番組と録画された日時が最新の録画済み番組が近接するように配列される。
これは、例えば一般的に文字等を書く方向は左から右であり、重要なものを左側に配置し、右側に重要でないものを配置した方がユーザが直感的に判別しやすいという観点に基づくものである。
なお、図5に示すように、各番組を表すサムネイル画像上には当該各番組の日付(つまり、録画予約に基づいて録画される日付または録画された日付)を表すアイコンが表示される。
また、図5に示す例では、例えば番組表示領域201には5つの番組(録画予約済み番組)が表示されているが、当該録画予約済み番組が6つ以上存在する場合、当該6つ目以降の番組については当該番組表示領域201を横方向(左方向)にスクロールすることによって表示可能である。なお、このスクロールは行単位(つまり、各番組表示領域単位)で行うことができるものとする。
また、例えば録画予約済み番組に対する録画予約が取り消された場合、または録画済み番組がHDD等の記録装置から削除された場合には、当該番組を表すサムネイル画像は、カレンダービュー200から削除される。
ここで、ユーザは、カレンダービュー200上で、例えば再生したい番組、詳細を確認したい番組等を選択(指定)することができる。この番組の選択は、ユーザがリモートコントローラ20を操作し、当該番組(を表すサムネイル画像)上に設定(表示)されるフォーカス204を移動させることによって行われる。なお、図5に示す例では、フォーカス204は、番組表示領域202の最左端に位置する番組(録画済み番組)上に設定されている。フォーカス204は、図5に示す例では、番組を表すサムネイル画像を囲むフレームとして表示されているが、番組が選択されている状態をユーザが把握可能であれば他の態様であっても構わない。
このようにフォーカス204を移動させることによって番組が選択される(つまり、当該番組上にフォーカス204が設定される)と、カレンダービュー200の上部に設けられている番組情報表示領域205には、当該フォーカス204に基づいて選択された番組(つまり、フォーカス204が表示されている番組)の番組情報が表示される。具体的には、番組情報表示領域205には、選択された番組が放送されたチャンネル(のロゴ)、当該番組のジャンル(を表すアイコン)、当該番組のタイトル、放送日(曜日)、放送開始時刻及び放送終了時刻が表示される。図5に示す例では、1月22日(水曜日)の9:00pm〜10:00pmに放送されたタイトルが「XXXXXX」である番組に関する情報が表示されている。なお、番組情報表示領域205には、上記した以外に例えば出演者名等が表示されてもよい。更に、選択された番組が録画中番組である場合には、当該録画の進捗状況(つまり、当該番組の放送時間に対する録画済みの時間の割合)を表示するようにしてもよい。また、選択された番組が録画済み番組であり、当該録画済み番組が放送時間の途中から録画されている場合または放送時間の途中で録画が停止されている場合にも、当該番組の放送時間に対する録画済み時間の割合を表示するようにしてもよい。
上記したカレンダービュー200において表示される各番組を表すサムネイル画像及び番組情報表示領域205に表示される番組情報(を含むコンテンツ情報)は、タイムクラウドサービスサーバ411から取得される。なお、番組を表すサムネイル画像が存在しない場合には、当該番組のジャンルを表す画像等が用いられても構わない。
更に、カレンダービュー200の右上部には、ストレージ情報表示領域206が設けられている。このストレージ情報表示領域206には、録画済み番組の数や当該録画済み番組のうち視聴していない録画済み番組(未視聴番組)の数等が表示される。
また、ストレージ情報表示領域206には、番組の録画に使用されているストレージ(例えば、HDD)の容量(つまり、使用容量)の割合(%)が表示される。なお、ここで表示されるストレージの使用容量は、上記したユーザ録画領域に対する使用容量であるものとする。
図5に示す例では、録画済み番組数(録画番組)が55であり、そのうち未視聴番組数が21であることが表示されている。また、ストレージの使用容量が81%であることが表示されている。
ストレージ情報表示領域206には、上記した以外に、例えば自動録画機能がON状態であるかOFF状態であるかを示す情報や、エラー状態を示す情報等が表示されても構わない。また、自動録画機能がON状態である場合には、ストレージ情報表示領域206に自動録画済み番組の数等が表示されてもよい。
なお、図5に示す例では、番組表示領域201〜203のみが表示されているが、先々週以前に録画された番組(録画済み番組)については、図5に示すカレンダービュー200を縦方向(上方向)にスクロールすることによって表示可能である。
以下、図6を参照して、カレンダービュー200における各番組の表示位置について具体的に説明する。
ここでは、現在が1月22日(水曜日)であるものとする。また、本実施形態においては、1つの週を月曜日から日曜日として定義する。
この場合におけるカレンダービュー200においては、例えば1月22日(現在)以降に録画される予定である録画予約済み番組は、他の番組表示領域よりも上位に配置される番組表示領域(つまり、録画予約に対応する番組表示領域)201に表示される。なお、番組表示領域201における録画予約済み番組は、上記したように録画される日時の昇順に左側から配列される。
一方、1月20日(月曜日)から1月22日(現在)までの間に録画された録画済み番組は、番組表示領域201の1つ下位に配置される番組表示領域(つまり、今週に対応する番組表示領域)202に表示される。なお、録画中番組が存在する場合、当該録画中番組は、この番組表示領域202に表示される。
更に、1月13日(月曜日)から1月19日(日曜日)の間に録画された録画済み番組は、番組表示領域202の1つ下位に配置される番組表示領域(つまり、先週に対応する番組表示領域)203に表示される。
また、1月1日(水曜日)から1月12日(日曜日)までの間に録画された録画済み番組は、番組表示領域203の1つ下位に配置される番組表示領域(つまり、月の初めに対応する番組表示領域)207に表示される。なお、上記したようにカレンダービュー200においては例えば3つの番組表示領域(例えば、番組表示領域201〜203)が一画面で表示されるが、当該カレンダービュー200を上方向にスクロールすることによって、番組表示領域207(〜209等)を表示することができるものとする。
また、12月の間に録画された録画済み番組は、番組表示領域207の1つ下位に配置される番組表示領域(つまり、12月に対応する番組表示領域)208に表示される。
また、11月の間に録画された録画済み番組は、番組表示領域208の1つ下位に配置される番組表示領域(つまり、11月に対応する番組表示領域)209に表示される。
なお、上記した各番組表示領域202、203及び207〜209における録画済み番組は、上記したように録画された日時の降順に左側から配列される。
以下、詳しい説明については省略するが、10月以前に録画された録画済み番組についても同様に、各月に対応する番組表示領域に表示されるものとする。また、各月に対応する番組表示領域は12か月分用意されているものとし、それ以前(つまり、1年以上前)に録画された録画済み番組については、カレンダービュー200において最下位に配置される番組表示領域(例えば、1年以上前に対応する番組表示領域)にまとめて表示されるものとする。
なお、月初めや各月に対応する番組表示領域に表示されるべき録画済み番組が存在しない場合には、当該番組表示領域は省略されるものとする。具体的には、図6に示す例において、月初めに対応する番組表示領域207に表示される録画済み番組が存在しない場合には、番組表示領域208が番組表示領域203の1つ下位に配置されるように表示されるものとする。
また、図6に示す例では、月の初めに対応する番組表示領域207が設けられているが、例えば現在が1月8日(水曜日)等の月の前半の日(月の始まりから2週間以内)であるような場合には、当該月の初めに対応する番組表示領域207は設けられず、番組表示領域208が番組表示領域203の1つ下位に配置されるように表示されるものとする。
次に、図7〜図9を参照して、上述したカレンダービュー200において表示される各番組を表すサムネイル画像(つまり、各番組のアイコン)の表示態様について具体的に説明する。
まず、図7は、録画予約済み番組を表すサムネイル画像の表示態様を示す。なお、ユーザ録画予約済み番組については、シリーズ録画予約がされている番組(シリーズ録画予約済み番組)以外のユーザ録画予約済み番組と、当該シリーズ録画予約済み番組とを区別して説明する。ここでは、シリーズ録画予約済み番組以外のユーザ録画予約済み番組を便宜的にユーザ録画予約済み番組と称する。
図7に示す例では、ユーザ録画予約済み番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像211の左上部には、当該番組が録画される(予定の)日付を表すアイコン(以下、日付アイコンと表記)211aが表示される。また、サムネイル画像211の下部には、番組のタイトル211bが表示される。更に、ユーザ録画予約済み番組を表すサムネイル画像211上には、録画予約済み番組であることをユーザに伝えるための所定のマーク211cが表示される。なお、図7に示す例では、所定のマーク211cとして時計を表すマークが示されている。
一方、自動録画予約済み番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像212上には、上記したユーザ録画予約済み番組の場合と同様に、日付アイコン212a、タイトル212b及び所定のマーク212cが表示される。更に、自動録画予約済み番組を表すサムネイル画像212上には、自動録画予約済み番組であることを表すアイコン212dが表示される。
また、シリーズ録画予約済み番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像213上には、上記したユーザ録画予約済み番組及び自動録画予約済み番組の場合と同様に、日付アイコン213a、タイトル213b及び所定のマーク213cが表示される。更に、シリーズ録画予約済み番組を表すサムネイル画像213上には、シリーズ録画予約済み番組であることを表すアイコン213dが表示される。このアイコン213dには、例えばシリーズにおけるエピソード番号を表すアイコン等が含まれる。
なお、上記した録画予約済み番組(ユーザ録画予約済み番組、自動録画予約済み番組及びシリーズ録画予約済み番組)の場合、当該番組を表すサムネイル画像211〜213は、例えばグレイアウト表示される。
ここで、上記したように録画予約済み番組を表すサムネイル画像の表示態様は、当該録画予約済み番組の状態、すなわち、例えばユーザ録画予約済み番組であるか、自動録画予約済み番組であるか、シリーズ録画予約済み番組であるかに応じて異なる。したがって、例えば同一の番組に対して複数の録画予約がされる(つまり、録画予約が重複する)場合に、当該番組をユーザ録画予約済み番組、自動録画予約済み番組及びシリーズ録画予約済み番組のいずれとして扱うかについて定義しておく必要がある。また、例えば放送される時間帯が重複する複数の番組を録画することができない場合において、当該複数の番組に対して録画予約がされる場合、いずれの番組に対する録画予約を有効なものとして扱うかについても定義しておく必要がある。以下、これらの場合における録画予約の扱いついて説明する。
まず、例えば自動録画予約がされている番組(つまり、自動録画予約済み番組)に対して重複してユーザ録画予約がされる場合を想定する。この場合、自動録画予約済み番組は、ユーザ録画予約済み番組とされるものとする。つまり、本実施形態においては、ユーザ録画予約は自動録画予約に対して優先される。なお、自動録画予約済み番組がシリーズに属する番組であり、当該シリーズに対してシリーズ録画予約がされる場合には、当該自動録画予約済み番組はシリーズ録画予約済み番組とされる。
次に、例えばユーザ録画予約がされている番組(つまり、ユーザ録画予約済み番組)と放送される時間帯が重複する他の番組に対して異なるユーザ録画予約がされる場合を想定する。この場合、既にユーザ録画予約がされている番組(ユーザ録画予約済み番組)に対するユーザ録画予約を維持するか、または当該ユーザ録画予約をキャンセルするかを問い合わせるメッセージが表示される。ここで、ユーザ録画予約をキャンセルすることにユーザが同意した場合には、当該ユーザ録画予約はキャンセルされ、他の番組に対するユーザ録画予約が有効となる(つまり、当該他の番組がユーザ録画予約済み番組となる)。
更に、例えばユーザ録画予約がされている番組(つまり、ユーザ録画予約済み番組)と重複する時間帯にシリーズに属する他の番組が放送される場合であって、当該シリーズに対するシリーズ録画予約がされる場合を想定する。この場合、シリーズに属する複数の番組の全てについて録画予約(つまり、シリーズ録画予約)をするか、または既にユーザ録画予約がされている番組(ユーザ録画予約済み番組)と放送される時間帯が重複する番組以外の番組についてのみ録画予約をするかを問い合わせるメッセージが表示される。この場合、表示されたメッセージに対して同意された内容に応じた録画予約がされることとなる。
また、例えば自動録画予約がされている番組(つまり、自動録画予約済み番組)がシリーズ番組を構成するシリーズ構成番組である場合において、当該自動録画予約済み番組に対する自動録画予約がキャンセルされる場合を想定する。この場合、自動録画予約済み番組に対する自動録画予約のみをキャンセルするか、または当該自動録画予約済み(シリーズ構成番組)によって構成されるシリーズ番組(つまり、複数のシリーズ構成番組)に対する全ての録画予約をキャンセルするかを問い合わせるメッセージが表示される。ここで、シリーズ番組に対する録画予約をキャンセルすることにユーザが同意した場合、当該シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組についての全ての録画予約がキャンセルされ、後に放送される当該シリーズに属する番組についての自動録画予約もされないものとする。
次に、図8は、録画中番組を表すサムネイル画像の表示態様を示す。なお、ユーザ録画予約に基づいて録画中である番組(ユーザ録画中番組)については、シリーズ録画予約に基づいて録画中であるユーザ録画中番組以外のユーザ録画中番組と、当該シリーズ録画予約に基づいて録画中である番組(以下、シリーズ録画中番組と表記)とを区別して説明する。ここでは、シリーズ録画中番組以外のユーザ録画中番組を便宜的にユーザ録画中番組と称する。一方、自動録画予約に基づいて録画中である番組は自動録画中番組と称する。
図8に示す例では、ユーザ録画中番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像221の左上部には、当該番組が録画されている日付を表すアイコン(日付アイコン)221aが表示される。また、サムネイル画像221の下部には、番組のタイトル221bが表示される。更に、ユーザ録画中番組を表すサムネイル画像221上には、番組が録画中であることを表すアイコン(以下、録画中アイコンと表記)221cが表示される。なお、この録画中アイコン221cには、例えば赤色が付された丸型のアイコン等が含まれる。
一方、自動録画中番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像222上には、上記したユーザ録画中番組の場合と同様に、日付アイコン222a、タイトル222b及び録画中アイコン222cが表示される。更に、自動録画中番組を表すサムネイル画像222上には、自動録画中番組であることを表すアイコン222dが表示される。なお、このアイコン222dとしては、上記した図7に示すアイコン212dと同様のものが用いられても構わない。
また、シリーズ録画中番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像223上には、上記したユーザ録画中番組及び自動録画中番組の場合と同様に、日付アイコン223a、タイトル223b及び録画中アイコン223cが表示される。更に、シリーズ録画中番組を表すサムネイル画像223上には、シリーズに含まれる番組(つまり、シリーズ録画中番組)であることを表すアイコン223dが表示される。なお、アイコン223dには、例えばシリーズにおけるエピソード番号を表すアイコン等が含まれる。
次に、図9は、録画済み番組を表すサムネイル画像の表示態様を示す。なお、ユーザ録画済み番組については、シリーズ録画予約に基づいて録画された番組(シリーズ録画済み番組)以外のユーザ録画済み番組と、当該シリーズ録画済み番組とを区別して説明する。ここでは、シリーズ録画済み番組以外のユーザ録画済み番組を便宜的にユーザ録画済み番組と称する。
図9に示す例では、ユーザ録画済み番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像231の左上部には、当該番組が録画された日付を表すアイコン(日付アイコン)231aが表示される。また、サムネイル画像231の下部には、番組のタイトル231bが表示される。また、ユーザ録画済み番組がユーザによって視聴されていない(つまり、未視聴である)場合には、当該番組を表すサムネイル画像231上には、番組が未視聴であることを表すアイコン(以下、未視聴アイコンと表記)231cが更に表示される。なお、ユーザ録画済み番組がユーザによって視聴済みである(つまり、未視聴でない)場合には、当該番組を表すサムネイル画像231上には未視聴アイコン231cは表示されない。
一方、自動録画済み番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像232上には、上記したユーザ録画済み番組の場合と同様に、日付アイコン232a及びタイトル232bが表示される。また、自動録画済み番組が未視聴である場合には、当該番組を表すサムネイル画像232上には未視聴アイコン232cが更に表示される。なお、自動録画済み番組が視聴済みである場合には、サムネイル画像232上には未視聴アイコン232cは表示されない。更に、自動録画済み番組を表すサムネイル画像232上には、自動録画済み番組であることを表すアイコン232dが表示される。なお、このアイコン232dとしては、上記した図7に示すアイコン212d等と同様のものが用いられても構わない。
また、シリーズ録画済み番組の場合、当該番組を表すサムネイル画像233上には、上記したユーザ録画済み番組及び自動録画済み番組の場合と同様に、日付アイコン233a及びタイトル233bが表示される。また、ユーザ録画済み番組が未視聴である場合には、当該番組を表すサムネイル画像233上には未視聴アイコン233cが更に表示される。なお、シリーズ録画済み番組が視聴済みである場合には、サムネイル画像233上には未視聴アイコン233cは表示されない。更に、シリーズ録画済み番組を表すサムネイル画像233上には、シリーズに含まれる番組(つまり、シリーズ録画済み番組)であることを表すアイコン233dが表示される。なお、アイコン233dには、例えばシリーズにおけるエピソード番号を表すアイコン等が含まれる。
上記したように、録画済み番組(ユーザ録画済み番組、自動録画済み番組及びシリーズ録画済み番組)においては、未視聴アイコン231c、232c及び233cにより、当該録画済み番組が未視聴であるか視聴済みであるかを容易に把握することができる。
なお、上記したようにカレンダービュー200においてシリーズ構成番組として扱われる録画予約済み番組、録画中番組及び録画済み番組を表すサムネイル画像(つまり、シリーズ構成番組を表すサムネイル画像)には、当該シリーズ構成番組であることをユーザに伝えるための所定のマークが表示される。
図10は、シリーズ構成番組を表すサムネイル画像の表示態様を示す。図10に示す例では、シリーズ構成番組を表すサムネイル画像241の左上部には、当該シリーズ構成番組の日付を表すアイコン(日付アイコン)241aが表示される。なお、シリーズ構成番組の日付は、当該シリーズ構成番組が録画予約済み番組である場合には当該シリーズ構成番組が当該録画予約に基づいて録画される日付であり、当該シリーズ構成番組が録画中番組である場合には当該シリーズ構成番組が録画されている日付であり、当該シリーズ構成番組が録画済み番組である場合には当該シリーズ構成番組が録画された日付である。また、サムネイル画像241の下部には、シリーズ名(シリーズ番組のタイトル名)241bが表示される。更に、シリーズ構成番組を表すサムネイル画像241の中央部には、シリーズ構成番組であることをユーザに伝えるためのマークとして、例えばフォルダを表すマーク(以下、フォルダマークと表記)241cが表示される。
なお、同一のシリーズ番組を構成するシリーズ構成番組の各々を表すサムネイル画像は当該シリーズ番組において同一のものが用いられるものとする。この場合、上記したフォルダマーク241c内の領域にシリーズ構成番組(に対応するエピソード)に関連するサムネイル画像(つまり、当該シリーズ構成番組に固有のサムネイル画像)が表示されるようにしてもよい。これによれば、シリーズ構成番組自体の内容(概要)をユーザに把握させることができる。
図10においてはシリーズ構成番組を表すサムネイル画像の表示態様について説明したが、当該図10において説明した以外の点については、上述した図7〜図9において説明した通りであるため、その詳しい説明は省略する。
なお、上記した図5において説明したフォーカス204を移動させることによってシリーズ構成番組(を表すサムネイル画像)が選択されると、カレンダービュー200の上部に設けられている番組情報表示領域205には当該シリーズ構成番組の番組情報が表示される。この場合、図11に示すように、選択された番組がシリーズ構成番組であることをユーザに対して通知するために、番組情報表示領域205においては例えばチャンネル(のロゴ)がフォルダマーク(アイコン)中に表示されるものとする。なお、図11に示す例では、番組情報表示領域205には、シリーズ構成番組の番組情報として、1月17日(金曜日)の9:00pm〜10:00pmに放送されたシリーズ名(番組のタイトル)が「XXXXXX」であるシリーズ構成番組に関する情報が表示されている。また、番組情報表示領域205には、シリーズ構成番組が属するシリーズに対するシリーズ録画予約が設定されているか否かを示す情報や、当該シリーズ全体として放送期間等の情報が表示されても構わない。
また、図7〜図10においてはカレンダービュー200上に表示される各サムネイル画像が1つの番組を表すものとして説明したが、当該カレンダービュー200において同一のシリーズ番組を構成するシリーズ構成番組が同一の番組表示領域に複数存在する場合には、当該複数のシリーズ構成番組は1つのサムネイル画像で表示されるものとする。このような同一の番組表示領域に存在する複数のシリーズ構成番組を表すサムネイル画像上では、当該複数のシリーズ構成番組の日付のうち、直近の日付を表す日付アイコン241aが表示されるものとする。また、同一の番組表示領域に存在する複数のシリーズ構成番組のうち少なくとも1つが録画中である場合には、当該複数のシリーズ構成番組を表すサムネイル画像上には、上述した録画中アイコン221c、222cまたは223cに相当するアイコンが表示される。同様に、同一の番組表示領域に存在する複数のシリーズ構成番組のうち少なくとも1つが未視聴である場合には、当該複数のシリーズ構成番組を表すサムネイル画像上には、上述した未視聴アイコン231c、232cまたは233cに相当するアイコンが表示される。
なお、上記したように1つのサムネイル画像が複数のシリーズ構成番組を表す場合、当該サムネイル画像は、当該シリーズ構成番組の日付のうちの直近の日付(日時)、つまり、当該サムネイル画像上の日付アイコン241aによって表される日付に基づいてカレンダービュー200上に配列される。また、上記したようにカレンダービュー200上でこのようなサムネイル画像が選択された場合、番組情報表示領域205には、複数のシリーズ構成番組のうち日付が直近のシリーズ構成番組の番組情報が表示される。更に、同一の番組表示領域に存在する複数のシリーズ構成番組を表すサムネイル画像上のフォルダマーク241c内の領域に当該シリーズ構成番組に固有のサムネイル画像が表示される場合、当該フォルダマーク241c内の領域には、当該複数のシリーズ構成番組のうち日付が直近のシリーズ構成番組に固有のサムネイル画像が表示されるものとする。
また、本実施形態においては、上記したように同一のシリーズに属する複数の番組のうち少なくとも2つ以上の番組が録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組である場合に、これらの番組はシリーズ構成番組(シリーズ番組)として扱われる。このため、シリーズ構成番組は、ユーザ録画予約に基づく番組(ユーザ録画予約済み番組、ユーザ録画中番組及びユーザ録画済み番組)であってもよいし、自動録画予約に基づく番組(自動録画予約済み番組、自動録画中番組及び自動録画済み番組)またはシリーズ録画予約に基づく番組(シリーズ録画予約済み番組、シリーズ録画中番組及びシリーズ録画済み番組)であってもよい。具体的には、例えば連続ドラマ等のシリーズ番組において、最初の数話(の番組)については自動録画予約に基づいて録画され、残りの数話についてはユーザによって設定されたシリーズ録画予約に基づいて録画されたような場合であっても、これらの自動録画済み番組及びシリーズ録画済み番組はそれぞれ同一のシリーズ番組を構成するシリーズ構成番組として扱われる。
上述したように、カレンダービュー200上では、ユーザは、リモートコントローラ20を操作することによって、当該カレンダービュー200において配列された番組上に設定されているフォーカス204を移動させることができる。ここで、カレンダービュー200上でフォーカス204を移動させるために用いられるリモートコントローラ20(に対するユーザによる操作)について説明する。
リモートコントローラ20には、例えば矢印キー、決定ボタン(Enterキー)、戻るボタン、ページ上/下ボタン、ページ左/右ボタン、Exitボタン、ホームボタン、パーソナルボタン、ガイドボタン、サーチボタン、再生ボタン及び複数のカラーボタン等が設けられている。
矢印キーは、上下左右のキーを含み、例えばカレンダービュー200上に表示されているフォーカス204を各方向に移動させるためのキーである。例えばユーザによって矢印キー上が押下された場合には、フォーカス204は、現在の位置から1つ上に位置する番組上に設定される。
なお、カレンダービュー200上の各番組表示領域において表示される番組のうち最左端に位置する番組上にフォーカス204が設定されている場合において矢印キー左が押下されると、当該フォーカス204は、当該番組表示領域において最右端に位置する番組上に設定される。同様に、カレンダービュー200上の各番組表示領域において表示されている番組のうち最右端に位置する番組上にフォーカス204が設定されている場合において矢印キー右が押下されると、当該フォーカス204は、当該番組表示領域において最左端に位置する番組上に設定される。ここでは、同一の番組表示領域内においてフォーカス204が移動されるものとして説明したが、番組表示領域の最左端に位置する番組上にフォーカス204が設定されている場合において矢印キー左が押下されると、1つ上位に配置されている番組表示領域の最右端に位置する番組上にフォーカス204が設定されても構わない。同様に、番組表示領域の最右端に位置する番組上にフォーカス204が設定されている場合において矢印キー右が押下されると、1つ下位に位置する番組表示領域の最左端に位置する番組上にフォーカス204が設定されても構わない。
また、カレンダービュー200上の各番組表示領域のうち最下位に配置されている番組表示領域(例えば、1年以上前に対応する番組表示領域)に位置する番組上にフォーカス204が設定されている場合において矢印キー下が押下されると、当該フォーカス204は、最上位に配置されている番組表示領域(例えば、録画予約に対応する番組表示領域)に位置する番組上に設定される。同様に、カレンダービュー200上の各番組表示領域のうち最上位に配置されている番組表示領域(例えば、録画予約に対応する番組表示領域)に位置する番組上にフォーカス204が設定されている場合において矢印キー上が押下されると、当該フォーカス204は、最下位に配置されている番組表示領域(例えば、1年以上前に対応する番組表示領域)に位置する番組上に設定される。
決定ボタン(Enter key)は、カレンダービュー200上でフォーカス204に基づいて選択された番組(つまり、フォーカス204が設定されている番組)に対応するポップアップを表示するためのボタンである。上記したシリーズ番組(によって構成されるシリーズ構成番組)以外の番組が選択されて決定ボタンが押下された場合には、当該番組の番組情報を含む番組詳細ポップアップが表示される。一方、シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組が選択されて決定ボタンが押下された場合には、当該シリーズ番組用のポップアップ(以下、シリーズフォルダポップアップと表記)が表示される。この番組詳細ポップアップ及びシリーズフォルダポップアップの詳細については後述する。
なお、カレンダービュー200が表示されている間に例えば自動録画済み番組が自動的に削除された場合、既に削除された番組であるにもかかわらず、カレンダービュー200上に当該番組を表すサムネイル画像が表示されたままとなる可能性がある。このような場合において削除された番組(を表すサムネイル画像)が選択されて決定ボタンが押下された場合には、エラーが返されるものとする。
戻るボタンは、前の状態に戻るためのボタンである。例えば上記した各ポップアップが表示された状態で戻るボタンが押下された場合には、当該ポップアップを閉じてカレンダービュー200に戻ることができる。
ページ上/下ボタンは、1画面に表示されている複数の番組表示領域(例えば、3つの番組表示領域)をまとめて切り替えるためのボタンである。上述した図6を用いて具体的に説明すると、例えばカレンダービュー200における番組表示領域201〜203が1画面で表示されている場合においてページ下ボタンが押下されると、当該番組表示領域201〜203の下方向に配置されている番組表示領域207〜209が1画面で表示される。このようにページ下ボタンが押下されることによって番組表示領域207〜209が表示された場合、フォーカス204は、例えば番組表示領域207の最左端に位置する番組上に設定される。一方、例えばカレンダービュー200における番組表示領域207〜209が1画面で表示されている場合においてページ上ボタンが押下されると、当該番組表示領域207〜209の上方向に配置されている番組表示領域201〜203が1画面で表示される。このようにページ上ボタンが押下されることによって番組表示領域201〜203が表示された場合、フォーカス204は、例えば番組表示領域203の最左端に位置する番組上に設定される。
ページ左/右ボタンは、1つの番組表示領域において1画面に表示されている複数の番組(を表すサムネイル画像)をまとめて切り替えるためのボタンである。上述した図5に示すように例えば番組表示領域201において5つの番組が1画面で表示されている場合においてページ右ボタンが押下されると、当該番組表示領域201において当該5つの番組の更に右側に位置する番組(例えば、5つの番組)が表示される。なお、ページ左ボタンについても同様である。なお、このページ左/右ボタンによる操作の対象となる番組表示領域は、フォーカス204が設定されている番組を含む番組表示領域である。
Exitボタンは、上記したMGR機能を利用するためのアプリケーションを終了するためのボタンである。
ホームボタンは、上述した図1に示すクラウドメニュー画面100のようなホーム画面に移動するためのボタンである。
パーソナルボタン(MGRボタン)は、例えばMGRトップページ(録画番組一覧)及びビデオフルスクリーン表示等を切り替えるためのボタンである。具体的には、ビデオフルスクリーンにおいて各種放送番組を視聴しているときにパーソナルボタンが押下された場合には、MGRトップページが開かれる。一方、MGRトップページ(または後述する各種ポップアップ等)が開かれているときにパーソナルボタンが押下された場合には、当該MGRトップページは閉じられる。なお、このパーソナルボタンは、上述したMGR機能の利用をTV装置10に対して指示する際に用いることもできる。
ガイドボタンは、番組表(EPGグリッド)を表示するためのボタンである。サーチボタンは、例えばユーザが所望の番組を検索する検索画面(サーチポータル)を開くためのボタンである。
再生ボタンは、例えばフォーカス204が設定されている録画済み番組(コンテンツ)を再生するためのボタンである。なお、フォーカス204が録画予約済み番組上に設定されている場合には、この再生ボタンは無効であるものとする。ここでは詳細な説明を省略するが、リモートコントローラ20には、例えば録画済み番組の再生時に用いられるボタンとして早送りボタン、早戻しボタン及び一時停止ボタン等も設けられている。
複数のカラーボタンとしては、例えば赤色、緑色及び青色ボタンが設けられている。
赤色ボタンは、カレンダービュー200上でフォーカス204に基づいて選択された番組(つまり、フォーカス204が設定されている番組)を削除するためのポップアップ(以下、削除ポップアップと表記)を表示するためのボタンである。例えばシリーズ番組以外の番組が選択されて赤色ボタンが押下された場合には、当該番組の削除に関する確認メッセージとともに「はい」ボタン(及び「いいえ」ボタン)を含む削除ポップアップが表示される。この削除ポップアップにおいて「はい」ボタンがユーザによって選択された場合には、フォーカス204が設定されている番組が削除される。一方、シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組が選択されて決定ボタンが押下された場合には、当該シリーズ番組全体を削除するか当該選択されたシリーズ構成番組のみを削除するかについての確認メッセージを表示する削除ポップアップが表示される。ユーザは、この削除ポップアップにおいてシリーズ番組全体を削除するか、または選択されたシリーズ構成番組のみを削除するかを選択することができる。
緑色ボタンは、自動録画機能のONまたはOFFを設定する(切り替える)ためのボタンである。例えば自動録画機能がOFF状態にある場合おいて緑色ボタンが押下された場合には、当該自動録画機能がON状態にされる。一方、自動録画機能がON状態にある場合において緑色ボタンが押下された場合には、当該自動録画機能がOFF状態にされる。
青色ボタンは、上述した図5に示すカレンダービュー200及び後述するシリーズビューの表示を切り替えるためのボタンである。
なお、複数のカラーボタンとしては上記した赤色、緑色及び青色ボタン以外にも他のボタン(例えば、黄色ボタン)が設けられている。この黄色ボタンは例えば無効であるが、必要に応じて適宜機能を割り当てることができる。また、カラーボタン以外のリモートコントローラ20に設けられている各種ボタンに割り当てられる機能についても適宜変更することが可能であるものとする。
以下、上記したシリーズ番組以外の番組が選択されて決定ボタンが押下された場合に表示される番組詳細ポップアップと、シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組が選択されて決定ボタンが押下された場合に表示されるシリーズフォルダポップアップとの各々について説明する。
まず、図12は、番組詳細ポップアップの一例を示す。以下の説明において図12に示す番組詳細ポップアップが表示される際に選択された番組を対象番組と称する。ここでは、対象番組は、ユーザ録画済み番組であるものとする。
番組詳細ポップアップ310は、カレンダービュー200上に表示される。この番組詳細ポップアップ310は、図12に示すように、番組詳細表示領域311及びアクションボタン領域312を含む。
番組詳細表示領域311には、対象番組を表す画像(サムネイル画像)及び当該対象番組の番組情報が表示される。この番組詳細表示領域311に表示される番組情報には、上記したカレンダービュー200の上部に設けられている番組情報表示領域205に表示される情報(図5において説明したチャンネルのロゴ、タイトル、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻及び出演者明等)に加えて、例えば対象番組の概要等の更なる詳細な情報が含まれる。
アクションボタン領域312には、各種アクションを実行するためのボタン(以下、アクションボタンと表記)が表示される。図12に示す例では、アクションボタン領域312には、再生ボタン、削除/取消ボタン、詳細ボタン及び閉じるボタンが表示されている。
次に、図13は、シリーズフォルダポップアップの一例を示す。以下の説明において、図13に示すシリーズフォルダポップアップが表示される際に選択されたシリーズ構成番組よって構成されるシリーズ番組を対象シリーズ番組と称する。
シリーズフォルダポップアップ320は、上述した番組詳細ポップアップ310と同様に、カレンダービュー200上に表示される。このシリーズフォルダポップアップ320は、図13に示すように、シリーズ番組表示領域321及びアクションボタン領域322を含む。
シリーズ番組表示領域321の中央部には、対象シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組の各々に対応する同一のサムネイル画像(対象シリーズ番組を表すサムネイル画像)が表示される。このシリーズ構成番組の各々に対応するサムネイル画像には、当該シリーズ構成番組に対応するエピソード番号を表すアイコンが表示される。エピソード番号を表すアイコンが表示される点以外におけるサムネイル画像の表示態様は、上述した図7〜図9において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。シリーズ構成番組に対応するサムネイル画像は、当該シリーズ構成番組に対応するエピソード番号の昇順に左側から配列されて表示される。なお、シリーズ構成番組に対応するエピソード番号が存在しない場合には、シリーズ構成番組に対応するサムネイル画像は、当該シリーズ構成番組の日付の昇順(つまり、古い順)に左側から配列されて表示される。
また、図13に示す例では、エピソード番号が3〜7のシリーズ構成番組が表示されているが、シリーズ番組表示領域321を横方向にスクロールすることによって、当該エピソード番号が2以前または8以降のシリーズ構成番組(に対応するサムネイル画像)を表示することができる。また、シリーズ構成番組に対応するサムネイル画像の各々の下側には、当該シリーズ構成番組に対応するエピソード名が更に表示されている。
なお、シリーズ番組表示領域321においては、上述したカレンダービュー200と同様に、対象シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組上にフォーカス323が設定される。シリーズフォルダポップアップ320が表示された時点では、このフォーカス323は、対象シリーズ番組を構成する複数のシリーズ構成番組のうち、ユーザによって視聴されていない録画済み番組(以下、未視聴録画済み番組と表記)であって録画された日付が最も古いシリーズ構成番組(に対応するサムネイル画像)上に設定される。一方、対象シリーズ番組を構成する複数のシリーズ構成番組の中に未視聴録画済み番組が存在しない場合には、フォーカス323は、録画済み番組であって録画された日付が直近のシリーズ構成番組上に設定される。更に、対象シリーズ番組を構成する複数のシリーズ構成番組の中に録画済み番組が存在しない(つまり、録画予約済み番組しか存在しない)場合には、フォーカス323は、録画予約済み番組であって録画予約に基づいて録画される日付が直近のシリーズ構成番組上に設定される。
図13に示すように、シリーズ構成番組に対応するサムネイル画像の各々は、上記したようにフォーカス323が設定されたシリーズ構成番組に対応するサムネイル画像がシリーズポップアップ320において最左端に位置するように配置されるものとする。
ここで説明したフォーカス323が設定される手法は一例であり、他の手法によってフォーカス323が設定されても構わない。具体的には、シリーズフォルダポップアップ320が表示される際に選択されたシリーズ構成番組上にフォーカス323が設定されても構わない。
このようなフォーカス323がシリーズ構成番組上に設定された状態で、リモートコントローラ20に設けられている決定ボタンがユーザによって押下された場合、当該シリーズ構成番組に対応する番組詳細ポップアップが表示される。なお、ここで表示される番組詳細ポップアップは、上述した図12において説明した番組詳細ポップアップと同様のものである。
また、シリーズ番組表示領域321の上部には、上記したようにフォーカス323が設定されているシリーズ構成番組の番組情報が表示される。このシリーズ番組表示領域321の上に部に表示される番組情報は、上記したカレンダービュー200の上部に設けられている番組情報表示領域205に表示される情報(図11において説明したチャンネルのロゴ、シリーズ名、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻及び出演者名等)と同様である。
アクションボタン領域322には、各種アクションを実行するためのボタン(アクションボタン)が表示される。図12に示す例では、アクションボタン領域322には、全て削除ボタン、シリーズ録画/取消ボタン、一括自動削除防止ボタン及び閉じるボタンが表示されている。
ここで、上記した図12及び図13に示すように、番組詳細ポップアップ310とシリーズフォルダポップアップ320とでは表示されるアクションボタン(の種類)が異なる。また、図12及び図13においてはユーザ録画済み番組及びシリーズ番組の場合についてのみ説明したが、アクションボタンは、ポップアップが表示される際に選択された番組の状態に応じて異なる。
図14は、ポップアップが表示される際に選択された各番組の状態に応じて表示されるアクションボタンの一例を示す。図14に示すように、アクションボタンには、例えば番組表ボタン、再生ボタン、削除/取消ボタン、全て削除ボタン、シリーズ録画/取消ボタン、詳細ボタン、自動削除防止ボタン、一括自動削除防止ボタン及び終了ボタンが含まれる。
番組表ボタンは、番組表(EPGグリッド)を表示するためのボタンである。再生ボタンは、番組詳細ポップアップが表示される際に選択された番組(録画済み番組)を再生するためのボタンである。
削除/取消ボタンは、例えば番組詳細ポップアップが表示される際に選択された番組が録画予約済み番組(自動録画予約済み番組またはユーザ録画予約済み番組)である場合に、当該録画予約を取り消すためのボタンである。また、削除/取消ボタンは、例えば番組詳細ポップアップが表示される際に選択された番組が録画済み番組(自動録画済み番組またはユーザ録画済み番組)である場合に、当該録画済み番組をHDD等の記録装置から削除するためのボタンである。
全て削除ボタンは、例えばシリーズフォルダポップアップが表示される際に選択されたシリーズ構成番組によって構成されるシリーズ番組を全て削除するためのボタンである。
シリーズ録画/取消ボタンは、例えば番組詳細ポップアップまたはシリーズフォルダポップアップが表示される際に選択された番組がシリーズに属する番組である場合(つまり、シリーズ録画予約が可能である場合)に、当該シリーズに対してシリーズ録画予約をするためのボタンである。また、シリーズ録画/取消ボタンは、例えば番組詳細ポップアップまたはシリーズフォルダポップアップが表示される際に選択された番組が属するシリーズに対して既にシリーズ録画予約がされている場合に、当該シリーズ録画予約を取り消すためのボタンである。なお、このシリーズ録画/取消ボタンが指定されることによってシリーズ録画予約が取り消された場合であっても、録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組の中に同一のシリーズに属する番組が2つ以上存在する場合には、当該番組はシリーズ番組として扱われる。
詳細ボタンは、例えば番組詳細ポップアップが表示される際に選択された番組の詳細を表示するためのボタンである。ここで表示される番組の詳細は、上記した図12に示す番組詳細表示領域311に表示される情報よりも詳細な情報であるものとする。
自動削除防止ボタンは、例えば番組詳細ポップアップが表示される際に選択された番組が自動録画予約済み番組または自動録画済み番組である場合において、前述した自動削除の防止を設定するためのボタンである。すなわち、この自動削除防止ボタンが指定された場合には、自動録画予約済み番組及び自動録画済み番組は、自動的に削除されず保護される。
一括自動削除防止ボタンは、例えばシリーズフォルダポップアップが表示される際に選択されたシリーズ構成番組によって構成するシリーズ番組全体に対して上記した自動削除の防止を設定するためのボタンである。
閉じるボタンは、番組詳細ポップアップまたはシリーズフォルダポップアップを閉じるためのボタンである。
図14に示す例では、例えばポップアップが表示される際に選択された番組が自動録画予約済み番組である場合には、当該ポップアップ(番組詳細ポップアップ310のアクションボタン領域312)には、番組表ボタン、削除/取消ボタン、シリーズ録画/取消ボタン、詳細ボタン、自動削除防止ボタン及び閉じるボタンが表示されることが示されている。なお、ポップアップが表示される際に選択された番組がシリーズ録画予約を行うことができない番組である場合には、シリーズ録画/取消ボタンは表示されない。上述した図12はポップアップが表示される際に選択された番組がユーザ録画済み番組である場合の番組詳細ポップアップの例を示しているが、当該図12では当該番組がシリーズ録画予約を行うことができない番組である場合を想定している。
なお、図14に示す例では、例えば自動録画予約済み番組及びユーザ録画予約済み番組の場合には再生ボタン等は表示されないが、当該再生ボタン等についてはグレイアウト表示されるような構成であっても構わない。
更に、図14に示す例では、シリーズ構成番組(つまり、シリーズフォルダポップアップ)の場合には再生ボタンは表示されないが、当該シリーズフォルダポップアップにおいても再生ボタンが表示されるようにしてもよい。このようにシリーズフォルダポップアップにおいて表示された再生ボタンがユーザによって指定された場合には、フォーカス323が設定されているシリーズ構成番組が再生されるようにすることができる。
本実施形態においては、上述したようなポップアップ(番組詳細ポップアップ及びシリーズフォルダポップアップ)が表示されることによって、ユーザは、カレンダービュー200上でフォーカス204に基づいて選択した番組の番組情報等を確認することができるとともに、当該番組に対する操作を行う(つまり、アクションを実行する)ことができる。
次に、カレンダービュー200上におけるフォーカス204について詳細に説明する。本実施形態においては、上述したように重要な番組(例えば、最新の録画済み番組等)をユーザが直感的に把握することが可能なように、フォーカス204は、デフォルト状態(つまり、カレンダービュー200への遷移時)では録画された日時が直近の録画済み番組(つまり、図5に示す番組表示領域202の最左端に位置する録画済み番組)上に表示される。
また、上述したようにリモートコントローラ20に対するユーザの操作に応じてフォーカス204を移動させることができる。例えばフォーカス204が移動された後にカレンダービュー200(の画面)から他の画面(例えば、後述するシリーズビュー、コンテンツ再生画面、クラウドメニュー画面100または各種ポップアップ等)に遷移した場合、当該フォーカス204が設定されている番組(つまり、移動先のフォーカス204の位置)がTV装置10内(のメモリ等の記憶装置)に記憶される。
ここで、本実施形態においては、上記した移動後のフォーカス204が設定されている番組(以下、フォーカス番組と表記)が記憶された後にカレンダービュー200が再度表示される場合、当該フォーカス番組(フォーカス204の位置)に基づいて当該カレンダービュー200の表示を変えることができる。この場合、フォーカス番組が所定の位置に設定(表示)されるようにカレンダービュー200が表示される。
図15を参照して具体的に説明すると、まず、今週に対応する番組表示領域に番組A〜Eが左側から順番に配列されている場合を想定する。この場合において、上記したフォーカス204を移動することによって当該フォーカス204が番組C上に設定されているものとする。
ここで、カレンダービュー200が他の画面に遷移した場合には、フォーカス番組として番組Cが記憶される。
次に、カレンダービュー200が再度表示される場合には、フォーカス番組Cが上から2番目の番組表示領域(ここでは、今週に対応する番組表示領域)の最左端に位置するようにカレンダービュー200が表示される。この場合、図15に示すように、カレンダービュー200における今週に対応する番組表示領域には、番組C〜Gが左側から順番に配列される。なお、番組A及びBは、今週に対応する番組表示領域を右にスクロールした場合に表示されることになる。
なお、図15に示す例では、今週に対応する番組表示領域に表示されている番組Cがフォーカス番組である場合について説明したが、例えば他の番組表示領域に表示されている番組がフォーカス番組である場合も同様である。
本実施形態においては、上記したようにカレンダービュー200が再度表示される場合に、フォーカス番組を上から2番目の番組表示領域の最左端に位置するようにカレンダービュー200を表示することにより、ユーザは、当該フォーカス番組(つまり、他の画面に移動する前に注目していた番組)を直感的に把握することができる。
なお、ここでは、上記したようにフォーカス番組が記憶された後にカレンダービュー200が再度表示される場合に当該フォーカス番組が所定の位置に表示されるようにカレンダービュー200が表示されるものとして説明したが、このような表示方法は、カレンダービュー200以外の画面が表示される場合に適用されても構わない。具体的には、カレンダービュー200に表示されている全ての番組のうちの特定のジャンルの番組のみの一覧(以下、ジャンル一覧と表記)を表示するような機能を有する場合を想定する。この場合、ジャンル一覧が表示される前に表示されていたカレンダービュー200上でフォーカスが設定されていた番組(フォーカス番組)が所定の位置に配置されるように当該ジャンル一覧が表示されても構わない。一方、ジャンル一覧を表示する場合には、フォーカス番組が当該ジャンルに該当しない番組であるために、当該フォーカス番組が当該一覧に表示されない場合がある。この場合には、上述したデフォルト状態の場合のように、特定のジャンル一覧の複数の番組のうち、録画された日時が直近の録画済み番組上にフォーカスを設定するようにしてもよい。
ところで、上述したようにフォーカス204が設定されている番組について番組詳細ポップアップが表示された場合において、当該番組詳細ポップアップ(のアクションボタン領域)に表示された削除/取消ボタンがユーザによって指定されると、当該番組は記録装置から削除されるとともに、カレンダービュー200からも削除される。
以下、図16を参照して、このようにフォーカス204が設定されている番組が削除された後に当該フォーカス204が設定される番組について説明する。ここでは、ケース1〜3について説明する。
まず、ケース1は、図16に示すように、特定の番組表示領域に左側から番組A〜Eが表示されている場合において番組C401aが削除される場合を想定している。このような番組C401aが削除された場合には、フォーカス204は、番組D401b上に設定されるものとする。すなわち、番組が削除される場合、カレンダービュー200におけるフォーカス位置を維持することを基本的なルールとし、次の番組(つまり、削除された番組の右側の番組)上にフォーカス204が設定されるものとする。
次に、ケース2は、図16に示すように、特定の番組表示領域において右側に番組が存在しない番組C402aが削除される場合を想定している。このような番組C402aが削除された場合には、フォーカス204は、番組B402b上に設定されるものとする。このように、削除された番組の右側に番組が存在しない(つまり、フォーカス204の位置を維持することができない)場合には、当該削除された番組の前の番組(つまり、削除された番組の左側の番組)上にフォーカス204が設定されるものとする。
次に、ケース3は、図16に示すように、特定の番組表示領域において1つしか番組が存在しない場合に、当該1つの番組A403aが削除される場合を想定している。このような番組A403aが削除された場合、フォーカス204は、番組H403b上に設定されるものとする。このように、削除される番組のみが番組表示領域に表示されている場合において当該番組が削除された場合には、当該番組表示領域自体が削除され、当該削除された番組表示領域より下位の番組表示領域(ここでは、番組H〜Lが表示されている番組表示領域等)が繰り上げて配置される。この場合におけるフォーカス204は、削除された番組表示領域の位置に繰り上げて配置された番組表示領域の最左端に位置する番組上に設定されるものとする。
なお、上記したように削除される番組のみが番組表示領域に表示されている場合において当該番組が削除された場合には当該番組表示領域が削除されるが、当該番組表示領域が録画予約、今週及び先週に対応する番組表示領域である場合には、図17に示すように当該番組表示領域は削除されないものとする。
ここで、図17のケース4に示されるように、今週に対応する番組表示領域に表示されている番組A404aが削除された場合、フォーカス204は、先週に対応する番組表示領域の最左端に位置する番組404b上に設定されるものとする。すなわち、図17のケース4では、上記した録画予約、今週または先週に対応する番組表示領域において番組が全て削除された場合において、当該番組表示領域(以下、空番組表示領域と表記)の上位に配置された番組表示領域に再生可能な番組(つまり、録画済み番組)が存在しない場合を想定している。このような場合、フォーカス204は、空番組表示領域の下位に配置された番組表示領域(ここでは、先週に対応する番組表示領域)の最左端に位置する番組(録画済み番組)上に表示されるものとする。すなわち、フォーカス204を設定する対象とする番組としては、録画予約済み番組より録画済み番組(つまり、再生可能な番組)を優先する。
なお、空番組表示領域の上位に配置された番組表示領域に再生可能な番組が存在する場合には、図17のケース5に示すように、当該空番組表示領域(ここでは、先週に対応する番組表示領域)の上位に配置された番組表示領域(ここでは、今週に対応する番組表示領域)の最左端に位置する番組上にフォーカス204が設定されるものとする。
また、図18に示すように、例えばカレンダービュー200において最下位に配置された番組表示領域が空番組表示領域となった場合には、当該番組表示領域は削除され、当該番組表示領域の1つ上位に配置された番組表示領域の最左端に位置する番組がフォーカス番組となる。
本実施形態においては、上記したようにフォーカス204が設定されている番組が削除された場合であっても、当該フォーカス204を他の番組上に適切に設定することができる。
ここでは、番組の削除に応じたフォーカス位置の移動(変更)について説明したが、例えば番組の削除以外の番組の状態の遷移に応じてもカレンダービュー200における録画番組の一覧が変更される。具体的には、例えばカレンダービュー200上の録画予約済み番組上にフォーカス2904が設定されていた場合において、当該録画予約済み番組が録画予約に基づいて録画された場合を想定する。この場合には、この録画予約済み番組は録画済み番組となり、当該録画予約済み番組(を表すサムネイル画像)は録画予約に対応する番組表示領域から今週に対応する番組表示領域に移動する。このとき、フォーカス204は今週に対応する番組表示領域に移動された番組上に設定される。すなわち、上述した番組が削除されるような場合とは異なり、フォーカス204が設定されていた番組がカレンダービュー200上に存在している限りは、番組の状態が遷移した場合であっても当該番組上のフォーカス204の設定は維持されるものとする。
また、本実施形態においては、前述したシリーズフォルダポップアップ320におけるフォーカス323についてもユーザが直感的に把握しやすい位置(番組上)に設定されるように制御される。すなわち、シリーズフォルダポップアップ320においては、上述したように例えば未視聴録画済み番組であって録画された日付が最も古いシリーズ構成番組(つまり、再生する可能性の高いと推測されるシリーズ構成番組)を最左端に配列した上で、当該シリーズ構成番組上にフォーカス323が設定される。これによれば、ユーザは、シリーズフォルダポップアップ320において録画された日付が最も古い未視聴録画済み番組を容易に把握することができるとともに、当該シリーズ構成番組を再生する等の次の操作を容易に行うこと可能となる。
また、シリーズフォルダポップアップ320が表示された後は、フォーカス323が設定されている番組が記憶される。これによれば、再度シリーズフォルダポップアップ320が表示される場合に、記憶された番組(つまり、フォーカス323が設定されていた番組)を最左端に配列した上で当該番組上にフォーカス323を設定することができる。
次に、図19を参照して、TV装置10に録画番組一覧として表示されるシリーズビューについて説明する。なお、図19に示すシリーズビュー500は、上述したように録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組のうち、複数のシリーズ番組を一覧表示するための画面である。
シリーズビュー500は、例えば上述したカレンダービュー200が表示されている状態において、リモートコントローラ20に設けられている青色ボタン(カレンダービュー200及びシリーズビュー500の表示を切り替えるためのボタン)がユーザによって押下された場合に表示される。
ここで、カレンダービュー200からシリーズビュー500への画面遷移の一例について簡単に説明する。カレンダービュー200が表示されている状態において上記した青色ボタンが押下されると、まず、例えばカレンダービュー200の番組表示領域205等が上方向に遷移し、当該カレンダービュー200のヘッダ部にビュー名(例えば、「カレンダービュー」という文字列)が現れる。その後、カレンダービュー200が例えば横にスライドしてTV装置10の画面上から消えるとともに、シリーズビュー500が当該カレンダービュー200に追従するようにスライドしてTV装置10の画面上に表示される。このシリーズビュー500のヘッダ部には当該シリーズビュー500のビュー名(例えば、「シリーズビュー」という文字列)が表示されている。このようにシリーズビュー500が表示されると、当該シリーズビュー500のヘッダ部に重なる位置に番組表示領域405等が配置される。これにより、カレンダービュー200からシリーズビュー500への画面遷移が完了される。
なお、シリーズビュー500は、MGR機能が起動された際にMGRトップページとして表示されるように設定されることも可能である。
シリーズビュー500では、上述したカレンダービュー200に表示される複数の録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組のうち、各シリーズに属する複数の番組の各々(つまり、シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組の各々)のアイコンが2次元マトリクス状に配置される。
なお、本実施形態においては、シリーズビュー500には、各シリーズ番組のうちの録画中番組及び録画済み番組であるシリーズ構成番組のアイコンが当該シリーズ番組毎に表示されるものとして説明するが、録画予約済み番組であるシリーズ構成番組のアイコンについてもシリーズビュー500に表示されても構わない。
具体的には、シリーズビュー500において、各シリーズ(番組)は、当該シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組(録画中番組及び録画済み番組)が録画された日時のうち直近の日時(以下、最新の日時と表記)に基づいてソートされる。また、シリーズビュー500において、このようにソートされた各シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組のアイコンは、当該シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組に対応するエピソード番号順に配列される。なお、各番組(シリーズ構成番組)のアイコンは、上述した図5において表示されるものと同様であり、例えば図7〜図9等において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
以下の説明では、上述したカレンダービュー200の場合と同様に、シリーズビュー500において表示される各番組のアイコンは当該番組を表すサムネイル画像(当該番組に対応するサムネイル画像)であるものとして説明する。また、シリーズビュー500には各番組のアイコンが表示されるが、以下の説明では便宜的に、当該シリーズビュー500に各番組が表示されるものとして説明する場合がある。
なお、図19においては、同一のシリーズ番組(を構成する複数のシリーズ構成番組)については同一のサムネイル画像が用いられているが、上述した当該シリーズ構成番組の各々を表すサムネイル画像としては当該シリーズ構成番組に固有のサムネイル画像(当該シリーズ構成バングに対応するエピソードに関連するサムネイル画像)が用いられても構わない。
図19に示すシリーズビュー500について具体的に説明すると、当該シリーズビュー500は、番組表示領域501〜503を含む。なお、この番組表示領域501〜503には、それぞれ異なるシリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組)が表示される。また、番組表示領域501〜503には、当該番組表示領域に表示されるシリーズ番組に関する情報を表示するための領域(以下、シリーズ情報表示領域と表記)501a〜503aが設けられている。
番組表示領域501は、他の番組表示領域502及び503よりも上位の位置に配置され、上記した最新の日時が直近のシリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組)を表示する。また、番組表示領域501においては、録画中番組及び録画済み番組であるシリーズ構成番組のうち当該シリーズにおけるエピソード番号が最大のシリーズ構成番組が最左端に配置され、他のシリーズ構成番組が当該エピソード番号順に右側に配置される。すなわち、番組表示領域501には、エピソード番号の降順にシリーズ構成番組(録画中番組及び録画済み番組)が左側から表示される。
また、シリーズ情報表示領域501aは、図19に示すように、番組表示領域501中の上記したシリーズ構成番組(を表すサムネイル画像)の左側に設けられている。このシリーズ情報表示領域501aには、番組表示領域501に表示されるシリーズ番組のシリーズ名、シーズン番号、当該シリーズ(番組)に対してシリーズ録画予約が設定されているか否かを示すアイコン及び当該シリーズ番組であって録画予約されている番組(つまり、録画予約済み番組)の数等が表示される。なお、この録画予約済み番組(の数)には、シリーズ録画予約済み番組以外に、自動録画予約済み番組及びユーザ録画予約済み番組も含まれる。また、シリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組)にシーズン番号等が存在しない場合には、当該シーズン番号は、シリーズ情報表示領域501aに表示されなくても構わない。
なお、前述したカレンダービュー200における番組を表すサムネイル画像の下部には番組のタイトル(名)が表示されるものとして説明したが、シリーズビュー500におけるシリーズ構成番組を表すサムネイル画像の下部には番組のタイトル(シリーズ名)ではなく、当該シリーズ構成番組に対応するエピソード名が表示されるものとする。
一方、番組表示領域501より下位に位置する番組表示領域502には、上記した番組表示領域501に表示されるシリーズ番組の次に最新の日時が直近のシリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組)が表示される。なお、番組表示領域502においては、シリーズ構成番組を表すサムネイル画像として当該シリーズ構成番組(によって構成されるシリーズ番組)のジャンルを表す画像が用いられている例が示されている。
また、番組表示領域502より下位に位置する番組表示領域503には、番組表示領域502に表示されるシリーズ番組の次に最新の日時が直近のシリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組)が表示される。
なお、番組表示領域502及び503は、表示されるシリーズ番組が異なる点以外は上記した番組表示領域501と同様であるため、その詳しい説明を省略する。また、番組表示領域502及び503に設けられるシリーズ情報表示領域502a及び503aについても上記したシリーズ情報表示領域501aと同様であるため、その詳しい説明を省略する。
このように、本実施形態におけるシリーズビュー500では、縦方向において複数のシリーズ(番組)が当該シリーズ番組における最新の日時の降順にソート(配列)され、当該シリーズ番組毎に、横方向において当該シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組がエピソード番号の降順に配列されることにより、各シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組(録画中番組及び録画済み番組)を表すサムネイル画像(アイコン)が2次元マトリクス状に配置される。
なお、図19においては、複数のシリーズ番組が当該シリーズ番組における最新の日時の降順にソートされて表示されるものとして説明したが、当該複数のシリーズ番組は異なる観点でソートされても構わない。具体的には、複数のシリーズ番組は、例えばシリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組)の数の昇順または降順に配列されてもよいし、未視聴番組の数の昇順または降順に配列されてもよい。
また、図19においては、シリーズ構成番組(を表すサムネイル画像)がエピソード番号の降順に配列されるものとして説明したが、当該シリーズ構成番組は、エピソード番号の昇順に配列されるようにすることも可能である。
また、図19に示すように各シリーズ構成番組を表すサムネイル画像上には当該各シリーズ構成番組の日付(つまり、録画された日付)を表すアイコン及び当該各シリーズ構成番組に対応するエピソード番号を表すアイコンが表示されるが、当該エピソード番号が存在しない場合には当該エピソード番号を表すアイコンは表示されなくても構わない。この場合、番組表示領域501〜503には、当該番組表示領域に表示されるシリーズ番組を構成する複数のシリーズ番組が、録画された日時の降順に左側から配列されればよい。
また、上述したカレンダービュー200では、シリーズ構成番組を表すサムネイル画像にフォルダを表すマークが付加されるものとして説明したが、シリーズビュー500におけるサムネイル画像は全てシリーズ構成番組を表すものであるため、このようなマークは付加されない。
また、図19に示す例では、例えば番組表示領域501には5つのシリーズ構成番組(録画済み番組)が表示されているが、当該シリーズ構成番組が6つ以上存在する場合、当該6つ目以降の番組については当該番組表示領域501を横方向(左方向)にスクロールすることによって表示可能である。なお、このスクロールは行単位(つまり、各番組表示領域単位)で行うことができるものとする。
また、例えば録画済み番組であるシリーズ構成番組がHDD等の記録装置から削除された場合には、当該番組を表すサムネイル画像は、シリーズビュー500から削除される。
なお、上述したようにシリーズビュー500には、シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組のうち録画中番組及び録画済み番組(を表すサムネイル画像)のみが表示される。このため、本実施形態においては上述したように同一のシリーズに属する少なくとも2つ以上の番組が録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組として存在する場合には当該2つ以上の番組をシリーズ番組(シリーズ構成番組)として扱う(管理する)が、当該シリーズ構成番組の全てが録画予約済み番組である場合には当該シリーズ構成番組(によって構成されるシリーズ番組)はシリーズビュー500には表示されないものとする。
ここで、ユーザは、シリーズビュー500上で、例えば再生した番組、詳細を確認したい番組等を選択(指定)することができる。この番組の選択は、ユーザがリモートコントローラ20を操作し、当該番組(を表すサムネイル画像)上に設定(表示)されるフォーカス504を移動させることによって行われる。なお、フォーカス204は、デフォルト状態(つまり、シリーズビュー500への遷移時)では番組表示領域501の最左端に位置する番組(シリーズ構成番組)上に設定されている。図19に示す例では、ふぉーかす504は、番組を表すサムネイル画像を囲むフレームとして表示されているが、番組が選択されている状態をユーザが把握可能であれば他の態様であっても構わない。
このようにフォーカス504を移動させることによって番組が選択される(つまり、当該番組上にフォーカス504が設定される)と、シリーズビュー500の上部に設けられている番組情報表示領域505には、当該フォーカス504に基づいて選択された番組(つまり、フォーカス504が表示されている番組)の番組情報が表示される。
更に、シリーズビュー500の右上部には、ストレージ情報表示領域506が設けられている。
この番組情報表示領域505及びストレージ情報表示領域506については、上述した図5等において説明したカレンダービュー200の番組情報表示領域205及びストレージ情報表示領域206と同様であるため、その詳しい説明を省略する。なお、ここではカレンダービュー200におけるストレージ情報表示領域206及びシリーズビュー500におけるストレージ情報表示領域506は同様の情報を表示するものとして説明したが、シリーズビュー500においては当該シリーズビュー500に表示されているシリーズ番組うちの録画済み番組の数や未視聴番組の数が表示されても構わない。
なお、図19に示す例では、番組表示領域501〜503のみが表示されるものとして説明したが、当該番組表示領域501〜503以外の番組表示領域(つまり、番組表示領域501〜503に表示されているシリーズ番組以外のシリーズ番組)については、図19に示すシリーズビュー500を縦方向(上方向)にスクロールすることによって表示可能である。
このようにシリーズビュー500においてシリーズ番組(を構成するシリーズ構成番組を表すサムネイル画像)がスクロールして表示された後にシリーズビュー500が例えばカレンダービュー200のような他の画面(第2画面)に遷移する場合、当該スクロールに応じたシリーズビュー500の表示状態(つまり、スクロール位置及びフォーカス位置等)は、TV装置10内(のメモリ等の記憶装置)に記憶される。この場合において、シリーズビュー500が再度表示される場合には、TV装置10内に記憶された状態に基づいてシリーズビュー500が表示される。換言すれば、シリーズビュー500が再度表示される場合、当該シリーズビュー500は、前回表示されていた状態(スクロール位置及びフォーカス位置)で表示される。
なお、ここではシリーズビュー500が前回表示されていた状態で表示されるものとして説明したが、カレンダービュー200に関して上述した図15において説明したように、記憶されたフォーカス位置(フォーカス504が設定されていた番組)に基づいて当該シリーズビュー500の表示を変えることも可能である。この場合、フォーカス504が設定されていた番組が所定の位置に設定(表示)されるようにシリーズビュー500が表示されてもよい。具体的には、例えばフォーカス504が設定されていた番組が表示される番組表示領域を最上位に配置し、かつ、当該番組を当該番組表示領域の最左端に配置するようにシリーズビュー500を表示することができる。
また、シリーズビュー500において表示されるサムネイル画像の各々は単一の番組(シリーズ構成番組)を表している。すなわち、シリーズビュー500に表示されている特定のシリーズ構成番組にフォーカス504が設定された状態で決定ボタンが押下された場合には、上述したシリーズフォルダポップアップではなく、番組詳細ポップアップが表示される。なお、この場合に表示される番組詳細ポップアップでは、上述した図14に示す自動録画済み番組またはユーザ録画済み番組である場合におけるアクションボタンに加えて、シリーズ構成番組である場合におけるアクションボタン(例えば、シリーズ録画/取消ボタン等)が表示されても構わない。
また、シリーズビュー500においてシリーズ構成番組にフォーカス504が設定された状態で上述したリモートコントローラ20に設けられている赤色ボタンが押下された場合には、例えば当該シリーズ構成番組によって構成されるシリーズ番組全体を削除するか当該選択されたシリーズ構成番組のみを削除するかについての確認メッセージを表示する削除ポップアップが表示されるものとする。
ここでは、図19を参照してシリーズビュー500について説明したが、当該図19を用いて説明した点以外(例えば、フォーカス504を移動させるために用いられるリモートコントローラ20に設けられる各種ボタン、番組詳細ポップアップ及びフォーカス504の設定等)については上記したカレンダービュー200と共通するため、その詳しい説明を省略する。
なお、上述したようにカレンダービュー200及びシリーズビュー500が他の画面に遷移した場合、当該カレンダービュー200及びシリーズビュー500においてフォーカス204及び504が設定されている番組(つまり、フォーカス位置)が記憶されるが、当該フォーカス位置はビュー(つまり、カレンダービュー200及びシリーズビュー500)毎に管理(記憶)されるものとする。
また、上述したカレンダービュー200及びシリーズビュー500についての説明では省略したが、当該カレンダービュー200及びシリーズビュー500のフッタ部には、例えばリモートコントローラ20に設けられているページ上/下ボタン、ページ左/右ボタン、ガイドボタン、サーチボタン及び各種カラーボタンに相当するボタンが設けられている。すなわち、カレンダービュー200及びシリーズビュー500のフッタ部に設けられているこれらのボタンを指定(選択)することによっても上述したリモートコントローラ20に対する操作と同等の操作を行うことができる。なお、カレンダービュー200及びシリーズビュー500のフッタ部に設けられるボタンは、例えば自動録画機能のON/OFF等に応じて異なるようにしてもよい。
次に、図20のフローチャートを参照して、前述した自動録画機能設定処理(図4に示すブロックB4の処理)の処理手順について説明する。この自動録画機能設定処理は、TV装置10においてMGR機能を利用するための前処理であり、前述した利用指示操作が受け付けられ、必要事項の設定が行われた後に実行される。
自動録画機能設定処理において、ビュー制御部142は、自動録画機能の利用確認メッセージを表示する(ブロックB11)。自動録画機能の利用確認メッセージは、ユーザに対して自動録画機能を利用するか否かを問い合わせるためのメッセージである。なお、この利用確認メッセージの近傍には、自動録画機能の利用を承諾することを指示するための「はい」ボタン、当該自動録画機能の利用を承諾しないことを指示するための「いいえ」ボタン及び当該利用確認メッセージを今後表示しないことを指示するためのチェックボックス等が併せて表示(ポップアップ表示)される。自動録画機能の利用を促すために、「はい」及び「いいえ」ボタンの一方を選択するためのフォーカスは「はい」ボタン上に設定されている。ユーザは、自動録画機能の利用を承諾する場合には「はい」ボタンを選択し、当該自動録画機能の利用を承諾しない場合には「いいえ」ボタンを選択することができる。また、利用確認メッセージを今後表示しないことを指示するためのチェックボックスは、デフォルト状態ではチェックされていないものとする。ユーザの操作に応じてこのチェックボックスがチェックされた場合には、自動録画機能の利用確認メッセージは今後表示されない。
次に、ユーザによって選択されたボタンに応じて自動録画機能の利用が承諾されたか否かが判定される(ブロックB12)。
自動録画機能の利用が承諾された(つまり、上記した「はい」ボタンが選択された)と判定された場合(ブロックB12のYES)、TV装置10において自動録画予約を行うことができる(つまり、自動録画可能である)か否かが判定される(ブロックB13)。このブロックB13の処理は、自動録画可能であるか否かのTV装置10のシステムチェックを含む。この場合、例えば自動録画予約に基づいて録画を行うために必要な記録装置(例えば、HDD)がTV装置10に接続されているか否か等がチェックされる。
自動録画可能であると判定された場合(ブロックB13のYES)、自動録画機能がONされる(ブロックB14)。これにより、TV装置10において自動録画予約が行われる。この場合、自動録画機能がONされた旨のメッセージ等が出力されても構わない。
一方、自動録画機能の利用が承諾されていない(つまり、上記した「いいえ」ボタンが選択された)と判定された場合(ブロックB12のNO)、または自動録画可能でないと判定された場合(ブロックB13のNO)、自動録画機能はONされない。
なお、ブロックB12において自動録画機能の利用が承諾されていないと判定された場合には、当該自動録画機能の利用を促すためのマーケティングメッセージが表示されても構わない。この場合、自動録画機能を利用した場合には電力消費量が多くなる旨が併せて通知されるようにしてもよい。
また、ブロックB13において例えばHDDがTV装置10に接続されていないために自動録画可能でないと判定された場合には、当該HDDをTV装置10に接続することを促すような警告メッセージが出力されても構わない。このようなメッセージによりHDDがTV装置10に接続された場合には、再度自動録画機能設定処理(またはブロックB13の処理)が実行されるようにすることも可能である。
次に、本実施形態に係るTV装置10において例えば録画済み番組(コンテンツ)が再生される場合について説明する。
ここで、本実施形態に係るTV装置10においては、前述した複数の共通ログイン識別子(共通ID)を家族で使用するファミリーIDとして用いることによって、当該家族の構成員の各々がTV装置10を利用することができる。
この場合における家族の構成員の中には子供が含まれる場合があり、上述した録画済み番組の内容によってはその視聴(再生)を制限したい場合がある。
このため、本実施形態に係るTV装置10を利用する家族の構成員のうちの例えば親等は、所望の番組に対して暗証番号(PIN)を設定することによって、当該番組の再生をロックすることができる。この暗証番号は、例えば0から9の数字からなる4ケタの番号であるものとする。なお、このようにロックされた番組(を示す情報)及び当該番組に対して設定された暗証番号は、例えばTV装置10内で管理されてもよいし、当該TV装置10の外部のサーバ等で管理されてもよい。
以下、図21のフローチャートを参照して、本実施形態に係るTV装置10において録画済み番組が再生される場合の処理手順について説明する。
まず、TV装置10において、ユーザによって選択された録画済み番組(以下、再生対象番組と表記)に対する再生指示操作が受け付けられたものとする(ブロックB21)。
なお、再生対象番組に対する再生指示操作には、例えばカレンダービュー200においてフォーカス204が再生対象番組上に設定されている状態でリモートコントローラ20に設けられている再生ボタンをユーザが押下する操作、及び当該カレンダービュー200において再生対象番組が選択されて決定ボタンが押下された際に表示される番組詳細ポップアップ上で再生ボタンをユーザが指定する操作等が含まれる。なお、ここではカレンダービュー200が表示されている場合について説明したが、シリーズビュー500が表示されている場合であっても同様である。
次に、上記したTV装置10またはサーバで管理されている情報に基づいて、再生対象番組がロックされているか否かが判定される(ブロックB22)。
再生対象番組がロックされていると判定された場合(ブロックB22のYES)、TV装置10には、暗証番号の入力を促すポップアップ(以下、暗証番号入力ポップアップと表記)が表示される(ブロックB23)。この暗証番号入力ポップアップには、例えば「この番組はロックされています。番組を再生するためには暗証番号を入力して下さい。」等のメッセージが表示される。また、暗証番号入力ポップアップには4つのボックスが表示され、ユーザは、例えばリモートコントローラ20(に設けられている例えばテンキー等)を操作することによって当該4つのボックスの各々に0〜9の数字を入力することができる。
なお、暗証番号入力ポップアップの下部等に、例えば各ボックスには0〜9の数字のみを入力することができる旨の操作ガイドメッセージが表示されても構わない。
この場合、暗証番号ポップアップの4つのボックスの各々に入力された数字からなる番号(以下、入力番号と表記)が、再生対象番組に対して設定された暗証番号と一致するか否かが判定される(ブロックB24)。
入力番号が再生対象番組に対して設定された暗証番号と一致すると判定された場合(ブロックB24のYES)、当該再生対象番組(コンテンツ)が再生される(ブロックB25)。
一方、入力番号が再生対象番組に対して設定された暗証番号と一致しないと判定された場合(ブロックB24のNO)、当該再生対象番組は再生されない。なお、この場合においては、例えば入力番号が暗証番号と一致しない旨の警告メッセージが出力される。
また、再生対象番組がロックされていないと判定された場合(ブロックB22のNO)、上記したブロックB25の処理が実行される。
本実施形態においては、上記した図21に示す処理が実行されることによって、例えば家族でTV装置10を利用するような場合において、家族の構成員のうちの特定の者(例えば、子供等)に対して番組の視聴を制限することができる。
なお、TV装置10を利用するに際して家族の構成員の年齢等を登録しておくことによって、所定の番組が自動的にロックされるような構成とすることも可能である。
上記したように再生対象番組(コンテンツ)が再生されると、TV装置10には、例えば図22に示すようなコンテンツ再生画面600が表示される。具体的には、コンテンツ再生画面600は、コンテンツ表示領域601、番組情報表示領域602及びジャンル表示領域603等を含む。
コンテンツ表示領域601には、再生された再生対象番組が表示される。番組情報表示領域602には、再生対象番組の番組情報が表示される。番組情報表示領域602に表示される番組情報には、例えば再生対象番組が放送されたチャンネル(のロゴ)、当該再生対象番組のタイトル、放送日、放送開始時刻及び放送終了時刻等が含まれる。また、番組情報表示領域602には、再生対象番組の再生状況(例えば、当該再生対象番組の再生時間等)を表すプログレスバーが更に表示される。また、ジャンル表示領域603には、再生対象番組のジャンルを表すアイコンが表示される。この番組情報表示領域602及びジャンル表示領域603(つまり、番組情報、プログレスバー及びジャンルを表すアイコン)は、リモートコントローラ20に設けられている後述する番組の再生に関するボタン、矢印キー及び決定ボタン等が押下された際に表示されるようにしてもよい。
なお、図22においては省略されているが、例えば再生対象番組の再生中に他の番組を録画中である場合には、当該他の番組を録画中であることを示すアイコンや当該番組が放送されているチャンネル等がコンテンツ再生画面600上に表示されてもよい。更に、再生対象番組が2D表示及び3D表示に対応している場合には、当該2D表示及び3D表示を切り替えることができる旨がコンテンツ再生画面600上に表示されても構わない。
また、ここではテレビジョン番組が再生される場合について説明したが、本実施形態に係るTV装置10は例えばラジオ番組等を録音及び再生する機能を有していてもよい。このようにTV装置10においてラジオ番組が再生される場合には、例えばコンテンツ再生画面600には「音声のみ」等のメッセージが表示されても構わない。
更に、上述したように再生対象番組(録画済み番組)が再生される場合、予め設定された広告(例えば、ビデオクリップ等)が当該再生前に表示されるような構成であっても構わない。なお、この広告は、例えば再生対象番組が自動録画済み番組であり、当該再生対象番組が広告を放送しない公共放送によるものでない(つまり、再生対象番組が放送されたチャンネルが公共放送のチャンネルでない)場合にのみ表示されるようにしてもよい。
上記したように再生対象番組が再生された場合、ユーザは図22に示すようなコンテンツ再生画面600において当該再生対象番組を視聴することができるが、当該ユーザは、この再生対象番組の視聴中にリモートコントローラ20等を操作することによって当該再生対象番組を早送り再生または早戻し再生等を行うことができる。
なお、リモートコントローラ20には、再生対象番組の再生に関するボタンとして、再生ボタン、一時停止ボタン、早送りボタン、早戻しボタン、停止ボタン、スキップ送りボタン及びスキップ戻しボタン等が設けられているものとする。
以下、図23を参照して、上記したリモートコントローラ20に対するユーザの操作に応じた再生対象番組の状態遷移について説明する。なお、再生対象番組が再生された場合における当該再生対象番組の状態には、再生状態、一時停止状態、早送り状態及び早戻し状態等が含まれる。
まず、上記したように再生対象番組の再生が開始された場合、当該再生対象番組は再生状態となる。この再生状態では、再生対象番組は通常速度で再生される。なお、前回のこの再生対象番組の再生が途中で終了(つまり、中断)されていた場合には、当該再生対象番組の再生は、当該中断位置から開始(再開)されるものとする。すなわち、例えば再生対象番組の再生が中断された場合には、当該中断位置はTV装置10内に保持される。
ここで、再生対象番組が再生状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている一時停止ボタンが押下された場合には、再生対象番組は一時停止状態に遷移する。
また、再生対象番組が一時停止状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている一時停止ボタンが押下された場合には、再生対象番組は再生状態に戻る。
一方、再生対象番組が再生状態または一時停止状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている早送りボタンが押下された場合には、再生対象番組は早送り状態に遷移する。この早送り状態において、再生対象番組は、上記した再生状態時の再生方向に対して順方向に、通常速度よりも早い速度で再生(早送り再生)される。
なお、この早送り状態には、通常速度の2倍の速度で早送り再生される2倍早送り状態、通常速度の4倍の速度で早送り再生される4倍早送り状態、通常速度の8倍の速度で早送り再生される8倍早送り状態、通常速度の16倍の速度で早送り再生される16倍早送り状態、及び通常速度の32倍の速度で早送り再生される32倍早送り状態が含まれる。
これらの各早送り状態間の遷移について説明すると、まず、再生対象番組が再生状態または一時停止状態である場合において早送りボタンが1度押下された場合には、再生対象番組は2倍早送り状態に遷移する。また、再生対象番組が2倍早送り状態である場合において早送りボタンが再度押下された場合には、再生対象番組は4倍早送り状態に遷移する。換言すれば、例えば再生対象番組が再生状態である場合には、早送りボタンが押下される度に早送り再生の速度が2倍になり、当該速度が増加する。
一方、上記したように複数回早送りボタンが押下されることによって再生対象番組が32倍早送り状態となった場合において早送りボタンが更に押下された場合には、再生対象番組は16倍早送り状態に遷移するものとする。換言すれば、例えば再生対象番組が32倍早送り状態となった後は、早送りボタンが押下される度に早送り再生の速度が1/2になり、当該速度が減少する。
すなわち、本実施形態において、早送り状態は、早送りボタンの押下に応じて、2倍早送り状態、4倍早送り状態、8倍早送り状態、16倍早送り状態、32倍早送り状態、16倍早送り状態、8倍早送り状態、4倍早送り状態、2倍早送り状態、4倍早送り状態、…の順に遷移する。
また、再生対象番組が再生状態または一時停止状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている早戻しボタンが押下された場合には、再生対象番組は早戻し状態に遷移する。この早戻し状態において、再生対象番組は、上記した再生状態時の再生方向に対して逆方向に、通常速度よりも早い速度で再生(早戻し再生)される。
なお、この早戻し状態には、通常速度の2倍の速度で早戻し再生される2倍早戻し状態、通常速度の4倍の速度で早戻し再生される4倍早戻し状態、通常速度の8倍の速度で早戻し再生される8倍早戻し状態、通常速度の16倍の速度で早戻し再生される16倍早戻し状態、及び通常速度の32倍の速度で早戻し再生される32倍早戻し状態が含まれる。
これらの各早戻し状態の間の遷移について説明すると、まず、再生対象番組が再生状態または一時停止状態である場合において早戻しボタンが1度押下された場合には、再生対象番組は2倍早戻し状態に遷移する。また、再生対象番組が2倍早戻し状態である場合において早戻しボタンが再度押下された場合には、再生対象番組は4倍早戻し状態に遷移する。換言すれば、例えば再生対象番組が再生状態である場合には、早戻しボタンが押下される度に早戻し再生の速度が2倍になり、当該速度が増加する。
一方、上記したように複数回早戻しボタンが押下されることによって再生対象番組が32倍早戻し状態となった場合において早戻しボタンが更に押下された場合には、再生対象番組は16倍早戻し状態に遷移するものとする。換言すれば、例えば再生対象番組が32倍早戻し状態となった後は、早戻しボタンが押下される度に早戻し再生の速度が1/2になり、当該速度が減少する。
すなわち、本実施形態において、早戻し状態は、早戻しボタンの押下に応じて、2倍早戻し状態、4倍早戻し状態、8倍早戻し状態、16倍早戻し状態、32倍早戻し状態、16倍早戻し状態、8倍早戻し状態、4倍早戻し状態、2倍早戻し状態、4倍早戻し状態、…の順に遷移する。
なお、再生対象番組が上記した早送り状態または早戻し状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている再生ボタンが押下された場合には、再生対象番組は再生状態に戻る。また、再生対象番組が早送り状態または早戻し状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている一時停止ボタンが押下された場合には、再生対象番組は一時停止状態に遷移する。
一方、再生対象番組が早送り状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている早戻しボタンが押下された場合には、再生対象番組は早戻し状態(例えば、2倍早戻し状態)に遷移する。同様に、再生対象番組が早戻し状態である場合においてリモートコントローラ20に設けられている早送りボタンが押下された場合には、再生対象番組は早送り状態(例えば、2倍早送り状態)に遷移する。
なお、図23においては省略されているが、例えば再生対象番組が再生状態(または一時停止状態)である場合においてリモートコントローラ20に設けられている停止ボタンが押下された場合には、当該再生対象番組の再生が停止され、当該再生対象番組の再生前の画面に戻る。
また、例えば再生対象番組がシリーズ構成番組であり、当該再生対象番組が再生状態(または一時停止状態)である場合においてリモートコントローラ20に設けられているスキップ送りボタンが押下された場合には、当該シリーズ構成番組の次のシリーズ構成番組(つまり、次のエピソード番号に対応するシリーズ構成番組)の再生が開始されるものとする。なお、次のエピソード番号に対応するシリーズ構成番組が存在しない場合には、スキップ送りボタンは無効であるものとする。
一方、再生対象番組が再生状態(または一時停止状態)である場合においてリモートコントローラ20に設けられているスキップ戻しボタンが押下された場合には、当該再生対象番組は最初から再生されるものとする。なお、例えば再生対象番組がシリーズ構成番組であり、当該再生対象番組の再生時間が予め定められた範囲内(例えば、再生時間が4秒以内)である場合においてスキップ戻しボタンが押下された場合には、当該シリーズ構成番組の1つ前のシリーズ構成番組(つまり、1つ前のエピソード番号に対応するシリーズ構成番組)の再生が開始されるものとする。なお、1つ前のエピソード番号に対応するシリーズ構成番組が存在しない場合には、当該再生対象番組が最初から再生される。
なお、図23には示されていないが、再生対象番組がシリーズ構成番組である場合、再生対象番組の再生の終了に応じて、当該シリーズ構成番組の次のシリーズ構成番組(つまり、次のエピソード番号に対応するシリーズ構成番組)が自動的に再生されてもよい。
次に、前述した図1に示すクラウドメニュー画面100に設けられている表示領域104(に表示されるMGR機能に対応するウィジェット)について説明する。
なお、表示領域104にはMGR機能に関する情報が表示されるが、当該情報は、当該MGR機能に関する設定状態によって異なるものとする。以下、この表示領域104に表示される情報について、MGR機能に関する設定状態毎に説明する。なお、MGR機能に関する設定状態には、例えば上述したサービスプロバイダの設定がされていないという状態(以下、サービスプロバイダ未設定状態と表記)、当該サービスプロバイダの設定はされているが自動録画機能がONされていないという状態(以下、自動録画機能OFF状態と表記)、及びサービスプロバイダの設定がされており、かつ、自動録画機能がONされているという状態(以下、自動録画機能ON状態と表記)を含む。
まず、サービスプロバイダ未設定状態である場合について説明する。この場合、表示領域104には、MGR機能におけるサービス名とともに、例えば「MGR機能を利用する前にサービスプロバイダ(TVプロバイダ)を設定して下さい。」等のメッセージが表示される。なお、この場合においてMGR機能に対応するウィジェットが選択されて決定ボタンが押下された場合、サービスプロバイダの設定画面(例えば、ポップアップ)が表示される。ユーザは、この設定画面においてサービスプロバイダを設定することができる。
次に、自動録画機能OFF状態である場合について説明する。この場合、表示領域104には、例えば自動録画機能がONされた場合に自動録画予約がされると想定される番組(以下、自動録画候補番組と表記)が表示される。具体的には、上述したログの取得が許可されている場合には、当該ログに基づいてTV装置10を利用するユーザ向けの自動録画候補番組が表示される。一方、ログの取得が許可されていない場合には、一般的な自動録画候補番組(単に人気度の高い番組等)が表示される。このように表示領域104に自動録画候補番組を表示する場合には、当該自動録画候補番組のタイトル及び当該自動録画候補番組を表すサムネイル画像等が表示されるものとする。なお、この表示領域104に表示される自動録画候補番組は、クラウドメニュー画面100が再表示される度に更新される。
更に、表示領域104には、MGR機能におけるサービス名とともに、例えば「このTVはあなたにとって素晴らしいこれらの番組(自動録画候補番組)を自動的に録画することができます。」等のメッセージが表示される。
すなわち、自動録画機能がONされていない場合には、表示領域104に自動録画候補番組及び上記したようなメッセージを表示することによって、ユーザに対して自動録画機能の利用を促すことができる。
なお、この場合においてMGR機能に対応するウィジェットが選択されて決定ボタンが押下された場合には、例えば上述した自動録画機能設定処理が開始され、自動録画機能をONすることができる。
次に、自動録画機能ON状態である場合について説明する。この場合、表示領域104には、例えば録画される日時が直近の3つの自動録画予約済み番組(自動録画機能により自動録画予約がされた番組)が表示される。このように表示領域104に自動録画予約済み番組を表示する場合には、当該自動録画予約済み番組のタイトル及び当該自動録画予約済み番組を表すサムネイル画像等が表示されるものとする。
一方、自動録画予約済み番組が存在しない場合には、表示領域104には、上述した一般的な自動録画候補番組等が表示されてもよいし、例えば現在自動録画予約済み番組がないことを表すウィジェット等が表示されても構わない。
なお、この表示領域104に表示される自動録画予約済み番組は、クラウドメニュー画面100が再表示される度に更新される。
更に、表示領域104には、MGR機能におけるサービス名とともに、例えば「このTVはあなたにとって素晴らしいこれらの番組(自動録画予約済み番組)を録画します。」等のメッセージが表示される。
すなわち、自動録画機能がONされている場合には、表示領域104に自動録画予約済み番組及び上記したようなメッセージを表示することによって、ユーザに対して自動録画機能によって自動録画予約された番組を提示することができる。
なお、自動録画機能がONされている場合においてMGR機能に対応するウィジェットが選択されて決定ボタンが押下された場合には、MGR機能が起動され、上述したMGRトップページ(例えば、カレンダービュー200またはシリーズビュー500)が表示される。
また、MGR機能の起動は、上述したクラウドメニュー画面100上に表示されている「メディアガイド」ボタン105を指定することによっても行うことができる。この「メディアガイド」ボタン105が指定された場合には、例えば図24に示すように「番組表(EPGグリッド)」ボタン701及び「メディアガイドリプレイ(MGR)」ボタン702が表示される。ユーザは、リモートコントローラ20を操作することによって、これらのボタン701及び702上に設定されるフォーカス703を移動させることができる。これにより、ユーザは、「番組表」ボタン701及び「メディアガイドリプレイ」ボタン702の一方を選択することができる。「番組表」701ボタンが選択された場合には、TV装置10には番組表が表示される。一方、「メディアガイドリプレイ」ボタン702が選択された場合には、上記したようにMGR機能が起動されて、MGRトップページ(カレンダービュー200またはシリーズビュー500)が表示される。
なお、「番組表」ボタン701内の領域には、例えばユーザが番組表を選択するボタンであることを容易に把握することが可能なサムネイル画像(例えば、現在放送されている番組に関連する画像等)が表示される。一方、「メディアガイドリプレイ」ボタン702内の領域には、上述したMGR機能に関する画像(例えば、録画される日時が直近の録画予約済み番組を表すサムネイル画像等)が表示される。
これにより、ユーザは、クラウドメニュー画面100上で「メディアガイド」ボタン105を指定することによって、番組表の表示またはMGR機能の起動をTV装置10に対して指示することができる。
上記したように本実施形態においては、ユーザによる操作(MGR機能の利用を指示する操作)に応じて、録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組のうち、各シリーズに属する複数の番組の各々のアイコン(第1シリーズに属する複数の第1番組の複数の第1アイコンと、第2シリーズに属する複数の第2番組の第2アイコンと)が2次元状に配置されるシリーズビュー500(第1画面)を表示する。このシリーズビュー500において、各シリーズはそれぞれシリーズに属する複数の番組のうち少なくとも録画済み番組が録画された日時のうちの直近の日時に従ってソートされ、複数の番組の各々のアイコンは、それぞれシリーズにおける番組に対応するエピソード番号順に配列される。なお、本実施形態においては、同一のシリーズに属する複数の番組のうちの少なくとも2つ以上の番組が録画予約済み番組、録画中番組または録画済み番組である場合に、当該少なくとも2つ以上の番組をシリーズ番組(シリーズ構成番組)として定義する。
すなわち、本実施形態においては、例えば各シリーズ番組を縦方向に最新の日時順に配列し、かつ、当該シリーズ番組を構成するシリーズ構成番組のアイコンを横方向にエピソード番号順に配列したシリーズビュー500を一画面で表示することによって、視認性の高いシリーズ番組の一覧(画面)を表示することができる。これによれば、ユーザは、例えば記録装置に多数のシリーズ番組が記録されている場合であっても、新規に録画されたシリーズ番組(シリーズ構成番組)等を容易に把握することが可能となる。
更に、本実施形態において、シリーズビュー500はシリーズ毎にシリーズ録画予約が設定されているか否かを示す情報(例えば、アイコン等)を含む。本実施形態においては、このような構成により、ユーザは、シリーズビュー500を閲覧する際に、各シリーズに対してシリーズ録画予約が設定されているか否かを容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態において、シリーズビュー500は各シリーズのシリーズ名を含み、各シリーズ構成番組のアイコンはそれぞれシリーズにおける当該番組に対応するエピソード名を含む。本実施形態においては、このような構成により、ユーザは、シリーズビュー500において各シリーズ番組を構成する複数のシリーズ番組の各々を区別して把握することができるため、所望の番組(例えば、再生したいシリーズ構成番組等)を容易に見つけ出すことが可能となる。
また、本実施形態においては、録画中番組または録画済み番組のアイコンのみが2次元状に配置されるシリーズビュー500を表示し、当該シリーズビュー500はシリーズ毎の録画予約済み番組数を含む。ここで、シリーズビュー500に対する操作としては、例えば再生を指示するための操作のような主に録画済み番組(または録画中番組)に対して行われるものが多い。このため、シリーズビュー500においては、録画予約済み番組のアイコンは表示せず、録画中番組または録画済み番組のアイコンのみを表示することにより、ユーザによる操作性を向上させることができる。また、録画予約済み番組についてはシリーズ毎に録画予約済み番組数を表示することにより、ユーザは当該録画予約済み番組数についても容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態においては、各シリーズ番組を構成する複数のシリーズ構成番組のアイコンがスクロールして表示された後にシリーズビュー500が他の画面(第2画面)に遷移する場合、当該スクロールに応じたシリーズビュー500の状態(表示状態)を記憶し、当該シリーズビュー500が再度表示される場合、当該記憶された状態に基づいて当該シリーズビュー500を表示する。本実施形態においては、このような構成により、例えばシリーズビュー500に対する操作を中断して他の画面を表示したような場合であっても、当該シリーズビュー500を前回表示されていた状態で表示することができるため、ユーザの操作性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態の処理はコンピュータプログラムによって実現することができるため、このコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのコンピュータプログラムをコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。