JP2016064869A - 蓋部開閉構造とその構造を使用した収納容器 - Google Patents

蓋部開閉構造とその構造を使用した収納容器 Download PDF

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Abstract

【課題】蓋部を気密状態で閉じることが容易な蓋部開閉構造とその構造を使用した収納容器の提供。【解決手段】収納容器10では、蓋部12と蓋受け止め部15とが蓋部開閉構造を形成している。蓋部開閉構造では、蓋部と蓋受け止め部との所要部位どうしが当接して蓋受け止め部の開口21を囲繞する周壁部72を形成する。所要部位の少なくとも一方は、柔軟弾性材料によって形成されていて、周壁部の径方向へ弾性変形して、蓋部と蓋受け止め部とが気密状態で閉じることを容易にする。【選択図】図3

Description

本発明は、ティッシュペーパ等の物品を容器から取り出すために使用するのに好適な蓋部開閉構造とその構造を使用した収納容器とに関する。
積層状態にあるティッシュペーパを収納し、そのティッシュペーパの1枚ずつを取り出すことのできる収納容器は従来よく知られている。また、収納したティッシュペーパを取り出すための開口を有している容器部に対して往復旋回運動可能に蓋を取り付けて、その蓋を使用して開口を開閉することのできる収納容器は公知である。
例えば、特開2007−261670号公報(特許文献1)に記載のワンタッチ開閉容器は、プッシュロック/プッシュオープン型のロック機構を採用した気密性容器であって、容器部とキャップと蓋とを有する。キャップは、ヒンジ機構を介して容器部に取り付けられていて、そのヒンジ機構を中心に往復旋回運動して容器部の開口を開閉する。この容器では、蓋を閉じると、PPやABS樹脂で作られた蓋の内面におけるシール用リブがキャップにおける円筒状のパッキングの平坦な頂部に突き当たる。パッキングはエラストマーで形成されていて、蓋とキャップとの間が気密状態になる。
特開2007−261670号公報
前記従来の開閉容器では、エラストマーで形成されている円筒状のパッキングが容器部の頂部に取り付けられている。開いた蓋部が旋回運動して閉じようとするときに、蓋部におけるリング状リブは、まず初めに、ヒンジ機構に近い部分がパッキングの頂部に突き当たり、その後にパッキングの頂部に対するリブの突き当たる範囲がパッキングの周方向に広がり、蓋部が閉じたときには、リブがパッキングの全周に対して軸方向から突き当って、開閉容器が気密性のものになる。また、この開閉容器はプッシュロック/プッシュオープン型のロック機構を採用していて、蓋部を開閉しようとするたびにその蓋部を押して、パッキングを軸方向において圧縮変形させる。しかるに、このような開閉容器では、円筒状のパッキングをその軸方向において変形させるには大きな力を要する場合が多いから、この開閉容器の用途の如何によっては、パッキングに対して蓋部を気密状態となるように閉じることが容易ではないという問題を生じる可能性がある。
本発明が課題とするところは、このような問題を解消することのできる蓋部開閉構造とそれを使用した収納容器の提供である。
前記課題を解決するための本発明は、蓋部開閉構造に係る第1発明と、その構造を使用した収納容器に係る第2発明とを含んでいる。
第1発明が対象とするのは、蓋部と、蓋受け止め部とを有し、前記蓋受け止め部が前記蓋部によって開閉する開口が形成されるとともに前記蓋部を上下方向へ旋回運動可能に支持し前記開口を閉じる方向へ旋回運動する前記蓋部を受け止めて離脱可能に係合させる蓋部開閉構造である。
第1発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記蓋部が前記開口を閉じている状態の前記蓋部開閉構造では、前記蓋部と前記蓋受け止め部との所要部位どうしが前記上下方向において互いに当接して前記開口を囲繞する周壁部を形成し、前記所要部位の少なくとも一方が柔軟弾性材料によって形成されていて、前記周壁部では、前記少なくとも一方が前記周壁部の径方向へ弾性変形した状態にある。
第2発明が対象とするのは、収納した物品を取り出すための開口が頂面部に形成された容器部と、前記容器部に取り付けられて前記開口を開閉できる蓋部とを有する前記物品の収納容器である。
第2発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記収納容器には、前記蓋部と、前記頂面部にあって前記蓋部を旋回運動可能に支持し前記開口を閉じる方向へ旋回運動する前記蓋部を受け止めて離脱可能に係合させる蓋受け止め部とを有する蓋部開閉構造が使用され、前記蓋部は、前記開口を開く方向へ付勢されていて、前記容器部に向かって延びるラッチが形成され、前記蓋受け止め部には前記ラッチに対するキーパー部が形成され、前記キーパー部は、前記ラッチを前記上方から前記下方に向かって案内する進入路と、前記ラッチを前記下方から前記上方に向かって案内する退出路と、前記進入路と前記退出路との最下端部それぞれにつながり前記最下端部それぞれよりも上方に位置して前記ラッチを係合させて静止させることにより付勢されている前記蓋部を閉じた状態に維持することができるラッチ係合部とを有し、前記蓋部が前記開口を閉じている状態の前記蓋部開閉構造では、前記蓋部と前記蓋受け止め部との所要部位どうしが前記上下方向において互いに当接して前記開口を囲繞する周壁部を形成し、前記所要部位の少なくとも一方が柔軟弾性材料によって形成されていて、前記周壁部では、前記少なくとも一方が前記周壁部の径方向へ弾性変形可能であって、前記ラッチが、前記キーパー部の前記最下端部それぞれに位置しているときにおいても前記キーパー部の前記ラッチ係合部に位置しているときにおいても、弾性変形した状態にある。
本発明のうちの第1発明に係る蓋部開閉構造は、蓋部と蓋受け止め部との所要部位どうしが上下方向において互いに当接して蓋受け止め部の開口を囲繞する周壁部を形成する。所要部位の少なくとも一方は柔軟弾性材料によって形成されていて、周壁部の径方向へ弾性変形可能であるから、蓋部と蓋受け止め部とを気密状態で閉じることが容易である。
本発明のうちの第2発明に係る収納容器では、蓋部開閉構造を形成している蓋部と蓋受け止め部との所要部位どうしが当接して、蓋受け止め部における開口を囲繞する環状の周壁部を形成する。所要部位の少なくとも一方は柔軟弾性材料によって形成されていて、周壁部の径方向へ弾性変形可能であるから、蓋部におけるラッチが容器部のキーパー部における進入路と退出路との最下端部それぞれに位置しているときでも、キーパー部における係合部に位置しているときでも、蓋部と蓋受け止め部とを気密状態で閉じておくことが容易である。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る収納容器の斜視図。 図1のII−II線断面図。 図1のIII−III線断面図。 ラッチとラッチ受け部の一連の動きを示す図3のIV−IV線矢視図。 実施態様の一例を示す図3と同様な図。 実施態様の一例を示す図3と同様な図。 実施態様の一例を示す図4の(e)と同様な図。 実施態様の一例を示す構造体の斜視図。 蓋部が開いた状態にある図8と同様な図。 図8のX−X線断面図。
本発明に係る収納容器として、ティッシュペーパの収納容器を例にとり、添付の図面を参照して本発明の詳細を説明すると、以下のとおりである。以下における実施形態は、本発明の欠くことのできない要件を含む他に、選択的に採用することのできる要件及び適宜に組み合わせることのできる要件を含んでいる。
図1において斜視図で示された収納容器10は、ウエットティシュのごとき後記ティッシュペーパ9を収納するのに好適なもので、容器部11と蓋部12とを有する。容器部11では、着脱可能な底蓋13を外すことによって、ティッシュペーパ9の後記包装体8を収納することができる。図における双頭矢印A,B,Cは、収納容器10の上下方向、横方向、前後方向を示している。
図2は、図1のII−II線断面図であって、収納容器10に納まる包装体8とティッシュペーパ9とが仮想線で示されている。II−II線は、収納容器10の底蓋13における前後方向Cの寸法を二等分する位置にある。容器部11は、上下方向Aで対向する頂面部14と底面部16とを有し、頂面部14は横方向Bの中央部分に凹状に形成された蓋受け止め部15を有する。蓋受け止め部15は、シリコーンゴムや熱可塑性のエラストマー等の柔軟弾性材料で形成されていて所要部位が容易に弾性変形する仕切板17と、仕切板17を上下方向Aからサンドウィッチしている上方部位18と、下方部位19とを有する。仕切板17は、ティッシュペーパ9を取り出すための開口21が形成され、横方向Bの両側では起立部22が上方に向かって延びている。開口21は、適宜の形状にすることができ、図示例では仕切板17に形成されたスリットが横方向Bと前後方向Cとに延びて十字を画く形状が採用されている。起立部22は、開口21を囲繞するように環状に形成されている。仕切板17はまた、開口21と起立部22との間に厚さが一様で平坦な板状部23を有する。
蓋受け止め部15における上方部位18は、下方部位19とは別体のもので、下方部位19を形成している材料とは異なる材料で形成することができるが、下方部位19を形成している材料と同じ材料、例えば硬質の熱可塑性合成樹脂を使用して形成することができる。上方部位18はまた、仕切板17と一体となるように、射出成形の技術の一つである二色成形の技術を使用して成形することができる。上方部位18には、開口21よりも大きな上方開口24が形成されている。上方部位18にはまた、起立部22の基端部26に横方向Bから当接する周縁部27が形成されている。周縁部27は、起立部22の両側に位置するものが起立部22を貫通する連結部27aを介してつながっている。連結部27aは、二色成形を実施する際に、起立部22の両側に周縁部27を形成するための成形材料の流路として利用された部分であるが、蓋受け止め部15においての連結部27aは、仕切板17と上方部位18とを分離することがないように一体化させるように作用している。連結部27aは、起立部22の周方向に間隔をあけて複数設けることができる(図3参照)。
蓋受け止め部15における下方部位19は、容器部11の側壁部分34等と同時に射出成形することのできる部分であって、仕切板17を形成している材料に比べて硬質の材料、例えばポリプロピレンやポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂によって形成されている。かかる下方部位19には仕切板17の下面17bが接着または溶着により接合されている。下方部位19にはまた、開口21よりも大きい下方開口25が形成されている。上方開口24と開口21と下方開口25とは、ティッシュペーパ9を取り出すことができるように、位置合わせをしてある。上方開口24と開口21と下方開口25とのそれぞれは、ティッシュペーパ9の取り出しが容易になるように、大きさや形状を適宜変更することができる。
蓋部12は、蓋受け止め部15における上方部位18および/または下方部位19と同じ硬質の材料、例えば硬質の熱可塑性合成樹脂よって形成されていて、蓋受け止め部15の内側に開閉可能に嵌合している。蓋部12は、それが閉じた状態にあるときに収納容器10の外面の一部分を形成する外面部28と、開口21と向かい合う内面部29とを有する。内面部29には、蓋受け止め部15に向かって直状に延び、起立部22の頂部32における傾斜した部分31に当接する垂下部30が形成されている。その垂下部30は、頂部32を囲繞するように環状に形成されている。頂部32における傾斜した部分31は、起立部22の外側から内側に向かって上り勾配となるように傾斜している。頂部32はまた、傾斜した部分31において、下方から上方に向かって厚さが次第に薄くなるように形成されていて、垂下部30が当接すると、径方向の内側に向かって容易に弾性変形する。その弾性変形に伴って、起立部22は上下方向Aの高さが僅かに低くなることがある。このように互いに当接している起立部22と垂下部30とは、一体となって開口21を囲繞する周壁部72を形成している。周壁部72の内側では、蓋部12の内面部29が開口21と対向する天井部73を形成している。これら周壁部72と天井部73とによって、開口21の上方には気密性のある空間74が形成され、湿潤状態にあるティッシュペーパ9の乾燥を防ぐことができる。このような収納容器10では、蓋部12と容器部11のうちの蓋受け止め部15とが本発明における蓋部開閉構造を形成している。
蓋部開閉構造においては、蓋受け止め部15が蓋部12によって開閉し、ティッシュペーパ9を取り出すことのできる開口21を有するとともに、蓋部12を上下方向Aへ旋回可能に支持していて、蓋部12が蓋受け止め部15に対して離脱可能に係合する。また、蓋部12が閉じた状態にあるときには、蓋部12と蓋受け止め部15との所要部位どうし、例えば垂下部30と起立部22とが上下方向Aにおいて当接して周壁部72を形成する。垂下部30と起立部22とのいずれか、例えば起立部22は柔軟弾性材料によって形成されていて、周壁部72の径方向へ弾性変形している。
なお、本発明において硬質の材料というときには、収納容器10において、収納容器10のいずれかの部分を形成している柔軟弾性材料に当接したときに、変形することのない部分を形成している材料であることを意味している。また、ある部分が柔軟弾性材料で形成されているとは、硬質の材料で形成されている部分が当接したときに弾性的に容易に変形する材料で形成されている部分であることを意味している。
図示例で明らかなように、容器部11における内面の適宜の部位には、収納している包装体8の揺動を防ぐために、リブ33が形成されている。
図3は、図1のIII−III線断面図であって、上方に向かって旋回した状態にある蓋部12が仮想線で示されている。III−III線は、収納容器10の底蓋13における横方向Bの寸法を二等分する位置にある。図の右方において、蓋部12は、それに形成された軸部36が蓋受け止め部15に形成された軸受部37に回動可能に挿入されていて、双頭矢印Eで示すように上下方向へ往復旋回運動することによって、ティッシュペーパ9を取り出すための開口21を開閉することができる。軸部36と軸受部37とは、収納容器10のヒンジ部38を形成している。軸部36の近傍では、蓋受け止め部15における下方部位19と蓋部12との間に、ばね部材40が蓄勢状態で介在していて、蓋部12をそれが開く方向へ付勢している。図示例のばね部材40は、合成ゴムや天然ゴムで形成された弾性帯片であって、この弾性帯片が適宜回数だけ折り重ねられるとともに、弾性帯片の長さ方向における一方の端部41が蓋受け止め部15における下方部位19に対して固定され、もう一方の端部42が蓋部12に対して固定されることによって、ばね部材40が蓄勢状態にある。一方の端部41は、下方部位19と上方部位18とによる挟持によって固定してあり、もう一方の端部42は、おさえ部材43を使用して、蓋部12の内面部29に形成された突起44に対して固定してある。ばね部材40は、図示例のものに代えて、コイルスプリング等の慣用のばね材料を使うことができる。
図3の左方において、閉じた状態にある蓋部12の内面部29からは、ラッチ46が下方に向かって延びている。ラッチ46の下端部分では、係合用突起部47がラッチ46に対してのキーパー部となるラッチ受け部材51に向かって延びている。容器部11の前方部分48(図1を併せて参照)には、蓋受け止め部15の一部分である凹部49が形成されていて、ラッチ受け部材51が収納されるとともに、閉じた状態にあるときの蓋部12におけるラッチ46がそのラッチ受け部材51に進入している。蓋部12が閉じた状態にあるときに、凹部49の頂部開口49aは蓋部12によって覆われていて、収納容器10の外からは見えることがなく、収納容器10の外観に影響を与えることがない。ラッチ46を係合させるためのラッチ受け部材51は、蓋受け止め部15における上方部位18の前方への延出部52が上方から当接していることによって、凹部49から上方へ抜け出ることがない。また、ラッチ受け部材51は、上端部と下端部とに形成された小突起53が凹部49と上方部位18の延出部52とに形成された隆起部54a,54bに前後方向Cから当接し得る状態にあることによって、前後方向Cにおいて揺動することがない。図3においてもまた、仕切板17には、起立部22を貫通して延びる連結部27aが形成されている。
図4は、図3におけるIV−IV線矢視図であって、凹部49に収納されているラッチ受け部材51の前面部51aを示している。ただし、図示の前面部51aは、そこに多数のドットを記入することによって、前面部51aとその他の部分との識別が容易となるようにしてある。図4における(a)−(f)は、蓋部12が閉じてから開くまでのティッシュペーパ使用者による一連の操作に対応するもので、ラッチ46の突起部47がラッチ受け部材51に進入してから退出するまでの過程を示している。蓋部がこの過程をたどって開閉する収納容器10は、いわゆるプッシュロック/プッシュオープンのロック機構を有する容器の一種である。
図4の(a)は、蓋部12を閉じようとするときに、ラッチ46の突起部47がラッチ受け部材51に進入し始めているときの状態を示している。この状態では、凹部49において、ラッチ受け部材51が横方向Bの両側にスライド運動できるように、ラッチ受け部材51と凹部49の両側部との間にクリアランス61が形成されている。ラッチ受け部材51は、小突起53が凹部49と上方部位18の延出部52とに形成された隆起部54a,54bを横方向Bにおいて摺動することによって、横方向Bへの直線的なスライド運動が可能である。ラッチ受け部材51は、その前面部51aに溝部62が形成されている。溝部62は、蓋部12を閉じるときに溝部62の出入口62aから進入したラッチ46の突起部47を下方に向かって案内することのできる進入路63と、その突起部47を下方から上方に向かって案内し、出入口62aから退出させることのできる退出路64と、進入路63と退出路64との間にあって、これら両路63,64の最下端部65,66につながる係合部67とを有する。係合部67は、最下端部65,66のそれぞれから所要寸法だけ上方に位置していて、ばね部材40(図3参照)の作用によって蓋部12とともに図の上方へ付勢されているラッチ46の突起部47を下方から上方に向かって圧接する態様で係合させ、静止させることができる。
図4の(b)において、蓋部12を下方に向けてさらに旋回させると、ラッチ46は、下方に向かって直線的に進む。ただし、進入路63は図示の如く曲線を画いていることによって、突起部47は進入路63の側壁部分を押圧し、ラッチ受け部材51を図の左方へスライドさせる。ラッチ46がこのように進む間に、蓋部12は、ばね部材40の付勢に抗しながら、容器部11における起立部22を蓋部12の垂下部30によって押圧して、起立部22を弾性的に変形させる。
図4の(c)において、突起部47が進入路63の最下端部65に到達すると、蓋部12を閉じようとするティッシュペーパ使用者に対して、ラッチ46の行き止まり感、すなわち蓋部12が完全に閉じたという感じを与えることができる。最下端部65に位置する突起部47は、進入路63の最下端部65の手前に形成されていて、突起部47の上方への動きを阻止する段差部68aを通過していることによって、進入路63を逆行して上昇するということがない。
さらに図4の(c)において、閉じた蓋部12から手を離すと、ばね部材40の付勢下にあり、かつ、起立部22の弾性復元力が作用している蓋部12は、開く方向へ、すなわち上方に向かって旋回する。すると、突起部47は、逆行を防止するもう一つの段差部68bを通過し、上方に向かって凸となるように湾曲している係合部67に向かって上昇し、図4の(d)の状態となる。このときの突起部47は、係合部67に下方から圧接することにより係合していて、静止した状態にある。突起部47が静止しているときに、蓋部12は、ばね部材40の付勢に抗して閉じた状態にある。また、蓋部12の垂下部30が容器部11における起立部22の頂部32に圧接していることによって、起立部22は弾性変形しているから、蓋部12は起立部22の弾性的な復元力に抗して閉じた状態にある。
図4の(e)においては、突起部47が退出路64における最下端部66に位置している。突起部47が図4の(d)の状態にあるときに、蓋部12の外面部28をラッチ46の直上に相当する部分70(図1,3参照)において押圧すると、突起部47は、逆行を防止する次の段差部68cを通過する方向へ案内されて係合部67から退出路64の最下端部66へと向かう。最下端部66では、蓋部12の下降が止まり、ティッシュペーパ使用者にラッチ46の行き止まり感を与えることができる。
図4の(f)は、突起部47が退出路64に案内されて最下端部66から上昇し、溝部62の出入口62aから外へ出ようとする状態にある。図4の(e)において、蓋部12から手を離すと、ばね部材40の付勢下にあるとともに、弾性変形している起立部22の復元力が作用している蓋部12は、開口21を開くように、上方に向かって自動的に旋回し始める。蓋部12の旋回に伴って、突起部47は退出路64に案内されて出入口62aに達する。
本発明において、このように形成されている収納容器10では、蓋部開閉構造における蓋部12の閉じているときに、環状の垂下部30が、蓋部開閉構造の蓋受け止め部15に形成された環状の起立部22に圧接して、起立部22を径方向の内側に向かって弾性変形させている。換言すると、図2では垂下部30が、起立部22の頂部32における内径が小さくなるように、起立部22を横方向Bへ変形させ、図3では起立部22を前後方向Cへ変形させている。垂下部30は、起立部22をこのように変形させることに伴って、起立部22を上下方向Aの寸法が小さくなるように弾性変形させることもある。また、蓋部12が開くときの垂下部30は、ラッチ46の突起部47が係合部67から退出路64の最下端部66にまで下降するときの上下方向Aの寸法に対応する寸法だけ、垂下部30にすでに当接して弾性変形している起立部22をさらに弾性変形させる。すなわち、起立部22と垂下部30とで作る周壁部72は、突起部47が係合部67にあるときでも、両最下端部65,66のそれぞれにあるときでも、弾性変形した状態にある。このように使用される収納容器10では、起立部22を柔軟弾性材料によって形成して、上下方向Aにおける周壁部72の弾性的変形量が十分に大きくなり得るようにしてあることが好ましい。具体的には、周壁部72において、起立部22が持つ弾性的に変形可能な量、すなわち弾性的に変形可能な寸法は、蓋部12が閉じているときに空間74を気密状態に保つめに必要な上下方向Aにおける弾性的変形量と、蓋部12を開くときに、ラッチ46の突起部47が係合部67から退出路64の最下端部66にまで移動するときに必要な上下方向Aにおける弾性的変形量との和よりも大きくなるように起立部22を作ることが好ましい。
図示例の容器部11において、蓋受け止め部15を形成している仕切板17と、仕切板17をサンドウィッチしている上方部位18と下方部位19とは、相互の機械的な嵌合や適宜形状のファスナーの使用、溶着や超音波接合等の接合手段の使用等によって一体化することができる他に、ホットメルト接着剤等の接着剤を使用して一体化することもできる。また、仕切板17と上方部位18とは、既述のように二色成形技術を使用して一体化することもできる。柔軟弾性材料で形成された仕切板17は、平坦に形成されている板状部23が硬質材料で形成された上方部位18と下方部位19とによってサンドウィッチされていることで、サンドウィッチされていない開口21の周辺部分のみを弾性的に変形させたり、その変形から弾性的に復元させたりすることができる。また、起立部22の基端部26に上方部位18の周縁部27を横方向Bから当接させることで、起立部22は、基端部26が周縁部27によって固定されるから、頂部32のみが弾性変形するようになって、垂下部30との圧接力が高まるようになる。周縁部27における連結部27aの存在によって、周縁部27による基端部26の固定が確実になる。
収納容器10はまた、起立部22と垂下部30との両者を柔軟弾性材料で形成する態様で実施することもできる。ただし、その場合でも、起立部22と垂下部30との間では、材料の柔軟性に差をもたせておくことが好ましい。
収納容器10ではさらに、起立部22の頂部32が、図示例とは異なり、起立部22の外側から内側に向かって下り勾配となる態様で実施することもできる。この態様における垂下部30は、起立部22の内面に圧接させて、起立部22を径方向の外側へ、図2の場合でいえば横方向Bにおける外側に向かって変形させる。
図示例の収納容器10は、ティッシュペーパ9を収納するためのものであったが、本発明に係る収納容器に収納すべき物品は、ティッシュペーパに限らない。
本発明に係る収納容器10の蓋部開閉構造では、起立部22と垂下部30とがこれまでに説明した態様のいずれにあっても、蓋部12が閉じるときに、蓋受け止め部15の一部分と蓋部12における一部分とが互いに密着するように当接して、開口21を囲繞する弾性変形可能な周壁部72を形成するとともに、蓋部12が周壁部72の内側に開口21と対向する天井部73を形成して、開口21の上方には気密性のある空間74が形成される。
図5は、本発明の実施態様の一例を示す図3と同様な図であるが、収納容器10はその一部分のみが示してある。その収納容器10では、蓋部12として、垂下部30が形成されておらず、内面部29が平滑であるものが使用されている。蓋部12を閉じると、内面部29に対して容器部11における丈の高い起立部22の頂部32が圧接して、周壁部72と天井部73と気密性のある空間74とが形成される。その周壁部72は、起立部22によって形成されている。なお、本発明は、図示例と異なり、容器部11に起立部22が形成されておらず、蓋部12を閉じるときに、蓋部12において柔軟弾性材料で形成されている垂下部30が容器部11において硬質材料で形成されている上方部位18の平滑な部位に圧接する態様で実施することもできる。この態様では、蓋部12が閉じるときに、蓋部12と容器部11とが協働することによって、垂下部30が本発明における周壁部72を形成する。
図6もまた、本発明の実施態様の一例を示す図3と同様な図(a)と、図(a)の部分拡大図(b)とである。ただし、その部分拡大図では、起立部22と垂下部30とが斜視図で示されている。この収納容器10では、起立部22の傾斜した部分31における外面31aに隆起部81が形成されている。隆起部81は、蓋部12が閉じているときの垂下部30における下端部30aに隣接した位置にある。蓋部12を開くために、蓋部12の部分70(図3参照)を押すと、垂下部30は矢印Fで示すように下降して、起立部22を変形させながら隆起部81の上に乗って仮想線の状態になる。この状態では、隆起部81の両側において、起立部22と垂下部30との間に空間74(図3参照)の内側に通じる隙間84が生じ、その隙間84において空間74の外側から内側に向かって空気(図においてAirと表記)の流入が可能になる。図4の(a)−(d)の過程を経て、容器部11に対して蓋部12を閉じるときには、図4の(a)−(c)までの過程において形成された空間74は、蓋部12が図4の(d)に相当する位置に来ると、内容積が少しだけ大きくなることに伴い、空間74の外部と比較して陰圧になることがある。そのような状態にあるときの蓋部12は、ばね部材40(図3参照)による付勢と起立部22の弾性的復元力との作用下に速やかに開くことができるものであっても、空間74が陰圧であることによって、そのようには開くことができないとういうことがある。しかし、図示例の隆起部81を有する収納容器10では、蓋部12が開く直前に、空間74がその外部に対して開放状態になるので、蓋部12を速やかかつスムーズに開くことができる。なお、起立部22の頂部32が起立部22の外側から内側に向かって下り勾配となるときには、隆起部81を外面31aではなくて、その反対面である内面(図示せず)に形成する。このように、起立部22の外面31aまたは内面のいずれかの表面に隆起部81を形成することは、蓋部12の開閉を容易にするように作用する。
図7もまた、本発明の実施態様の一例を示す図4の(e)と同様な図である。図7における容器部11では、凹部49においてラッチ受け部材51の背後に位置する後部壁83に空間74(図3参照)に通じる透孔82が形成されている。透孔82は、ラッチ受け部材51が図示の位置、すなわち図4の(e)における位置にあるときに露出した状態になって、空間74と空間74の外側に位置する凹部49とを通気可能につなぐことができる。凹部49は、容器部11と蓋部12との間に生じる間隙49b(図6(a)参照)を介して収納容器10の外側と通気可能につながっている。ただし、ラッチ受け部材51は、図4の(a)−(d)および(f)の状態にあるときに、透孔82を通気不能に覆うことができる。このような透孔82もまた、蓋部12が開く直前に、空間74をその外部に向かって開放し、陰圧であった空間74を常圧に戻すように作用する。
収納容器10箱のような作用を有するものであるが、収納すべき物品は、ティッシュペーパ9に限定されるわけではなく、どのような物品でも収納することができる。
図8は、本発明のうちの第2発明が対象とする蓋部開閉構造を含む構造体110の斜視図である。構造体110における蓋部開閉構造は図1に例示の収納容器10における蓋部開閉構造と実質的に同じであるから、構造体110のうちで収納容器10における部位と同じ作用を有するとみなされる部位については、収納容器10における参照符号に100を加えた参照符号が使用されている。かかる構造体110は、蓋部112と蓋受け止め部として作用する蓋受け止め部115とを有する。蓋部112は、前後方向Cにおける前方部分に開閉のために使用するラッチ146を有し、後方部分がヒンジ部138を介して蓋受け止め部115に取り付けられている。蓋受け止め部115は、蓋部112の周縁に沿って延びる環状の外周縁部115aを有する。
図9は、図8の蓋部112において、ラッチ146の指あて部146a(図10参照)に下方から指を当てて、蓋部112を矢印Fで示す上方へ向けて旋回させたときの構造体110の斜視図である。蓋部112は、それが閉じているときに構造体110の外面の一部分を形成する外面部128と、蓋受け止め部115と向かい合う内面部129とを有する。内面部129には、環状の垂下部130が形成されている。
図9において、蓋受け止め部115には、環状の起立部122が形成されている。起立部122の内側には、十字形の開口121と、開口121よりも大きな十字形の上方開口124とが形成されている。外周縁部115aには、蓋部112におけるラッチ146に対してのキーパー部となるラッチ受け部151が形成されている。蓋部112を矢印Gで示す下方に向かって旋回させると、ラッチ146とラッチ受け部151とが係合するとともに、蓋部112が蓋受け止め部115における外周縁部115aの内側に嵌合し、図8の状態になる。ラッチ146とラッチ受け部151とが係合するときには、これら両者のうちの少なくとも一方が弾性的に変形する。
図10は、図8におけるX−X線断面図であって、図9の状態にある蓋部112が仮想線で示されている。図10にはまた、構造体110の使用対象となるティッシュペーパ109の包装体108と、包装体108から取り出されたティッシュペーパ109とが仮想線で示されている。
図10において、蓋受け止め部115は、シリコーンゴム等の柔軟弾性材料で形成されていて、所要部位が容易に弾性変形するように形成されている仕切板117と、仕切板117をサンドウィッチしていて硬質材料で形成されている上方部位118と下方部位119とを有する。仕切板117は、ティッシュペーパ109を取り出すための開口121が形成され、前後方向Cの両側では起立部122が上方に向かって延びている。起立部122の頂部132は、起立部122の外側から内側に向かって上り勾配となるように傾斜している。その頂部132はまた、下方から上方に向かって厚さが次第に薄くなるように形成されている。かような起立部122は開口121を囲繞するように環状に形成されている。仕切板117はまた、平坦に形成された板状部123を有している。
蓋受け止め部115における上方部位118と下方部位119とは別体のものであるが、同じ硬質の材料、例えば硬質の熱可塑性合成樹脂を使用して作ることができる。また、これら両者118,119は、種類の異なる硬質の材料で形成することもできる。上方部位118はまた、仕切板117と一体となるように収納容器10で採用した二色成形の技術を使用して成形することができる。上方部位118には、起立部122の基端部126に前後方向Cから当接する周縁部127が形成されている。周縁部127は、起立部122の両側に位置するもので、起立部122を貫通する連結部127aを介してつながっている。連結部127aは、二色成形を実施する際に、起立部122の両側に周縁部127を形成するための成形材料の流路として利用された部分である。連結部127aは、起立部122の周方向に間隔をあけて複数設けることができる。
下方部位119は、上面119aと下面119bとを有し、上面119aが仕切板117の下面117bに対して接着または溶着により接合している。下方部位119にはまた、横方向Bと前後方向Cとの中央部分に、開口121よりも大きい下方開口125が形成されていて、下面119bには下方開口125を囲繞するように粘着域185が形成されている。接着域185は、下面119bに対する粘着剤の塗布や両面粘着紙の粘着によって形成される。使用前の構造体110では、粘着域185がセパレータ(図示せず)によって被覆保護されている。下方部位119の前方部分には、ラッチ146に対してのキーパー部であるラッチ受け部151が形成されている。ラッチ146は、その先端部分に形成された突起部147がラッチ受け部151に対して離脱可能に係合して、蓋受け止め部115において蓋部112を閉じた状態に維持することができる。下方部位119の後方部分には、蓋部112における軸部136が摺動可能に挿入される軸受部137が形成されていて、軸部136と軸受部137とが構造体110におけるヒンジ部138を形成している。
蓋部112では、垂下部130が内面部129から蓋受け止め部115の起立部122に向かって延びていて、起立部122の頂部132に圧接している。そのときの起立部122は、頂部132における内径が小さくなるように、径方向の内側に向かって変形している。このような状態にある起立部122と垂下部130とは、開口121を囲繞する環状の周壁部172を形成している。蓋部112は、開口121と対向する天井部173を有し、周壁部172と天井部173とは、開口121の上方に気密性の空間174を形成している。
図10においてはまた、セパレータ(図示せず)を剥離した後の構造体110が粘着域185を介してウェットタイプであるティッシュペーパ109の包装体108に取り付けられている。包装体108は、図2における包装体8と同じもので、ティッシュペーパ109を一枚ずつ取り出すことのできる取り出し口(図示せず)を有し、その取り出し口は、構造体110における開口121と上方開口124と下方開口125とに重なっている。構造体110は、その取り出し口の周囲に対して気密性のある状態で剥離可能に接合している。このように形成されている構造体110はまた、図1における収納容器10の蓋部開閉構造と同様に、蓋部112が蓋受け止め部115に離脱可能にラッチ係合して、気密性の空間174を形成する蓋部開閉構造を有するから、包装体108の取り出し口が開放状態にあっても、また図示例の如く、ティッシュペーパ109の一部分が空間174に取り出された状態にあっても、ティッシュペーパ109は、容易に乾燥することがなく、湿潤状態を長く維持することができる。構造体110は、空になった包装体108から剥離することによって、再度使用することができる。構造体110ではまた、熱可塑性合成樹脂を使用して蓋部112と蓋受け止め部115とを一体的に成形し、その際に蓋部112と蓋受け止め部115との間には肉厚が薄くて折曲の繰り返しが容易な連結部を設けておき、ヒンジ部138に代えて、その連結部を使って蓋受け止め部115に対して蓋部112を往復旋回運動させてもよい。
これまでに説明した本発明に係る第1発明と第2発明とは、少なくとも以下のように整理することができる。
(第1発明)
蓋部と、蓋受け止め部とを有し、前記蓋受け止め部が前記蓋部によって開閉する開口が形成されるとともに前記蓋部を上下方向へ旋回運動可能に支持し前記開口を閉じる方向へ旋回運動する前記蓋部を受け止めて離脱可能に係合させる蓋部開閉構造であって、前記蓋部が前記開口を閉じている状態の前記蓋部開閉構造では、前記蓋部と前記蓋受け止め部との所要部位どうしが前記上下方向において互いに当接して前記開口を囲繞する周壁部を形成し、前記所要部位の少なくとも一方が柔軟弾性材料によって形成されていて、前記周壁部では、前記少なくとも一方が前記周壁部の径方向へ弾性変形した状態にある。
また、第1発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)前記蓋受け止め部は、前記開口を閉じている前記蓋部と対向する表面と、前記表面の反対面である裏面とを有し、前記裏面の少なくとも一部分に粘着域が形成されている。
(2)前記周壁部では、前記蓋受け止め部において前記開口を囲繞するとともに前記蓋部に向かって延びる環状の起立部と、前記蓋部から前記蓋受け止め部に向かって延びる環状の垂下部とが、前記所要部位のそれぞれを形成しており、前記起立部は、前記柔軟弾性材料によって形成されていて、前記垂下部に当接して弾性変形する頂部を有し、前記頂部は前記起立部の径方向の外側から内側に向かって上り勾配となるかまたは下り勾配となるいずれかの態様にあり、前記垂下部は前記頂部に当接するように延びているが、前記頂部に当接しても変形することのない硬質材料で形成されている。
(3)前記蓋受け止め部は、前記柔軟弾性材料で形成された板状部を有し、前記板状部には前記開口と前記環状の起立部とが形成され、前記起立部の径方向内側では、前記板状部の一部分が硬質材料でサンドウィッチされた状態にある。
(第2発明)
収納した物品を取り出すための開口が頂面部に形成された容器部と、前記容器部に取り付けられて前記開口を開閉できる蓋部とを有する前記物品の収納容器であって、前記収納容器には、前記蓋部と、前記頂面部にあって前記蓋部を旋回運動可能に支持し前記開口を閉じる方向へ旋回運動する前記蓋部を受け止めて離脱可能に係合させる蓋受け止め部とを有する蓋部開閉構造が使用され、前記蓋部は、前記開口を開く方向へ付勢されていて、前記容器部に向かって延びるラッチが形成され、前記蓋受け止め部には前記ラッチに対するキーパー部が形成され、前記キーパー部は、前記ラッチを前記上方から前記下方に向かって案内する進入路と、前記ラッチを前記下方から前記上方に向かって案内する退出路と、前記進入路と前記退出路との最下端部それぞれにつながり前記最下端部それぞれよりも上方に位置して前記ラッチを係合させて静止させることにより付勢されている前記蓋部を閉じた状態に維持することができるラッチ係合部とを有し、前記蓋部が前記開口を閉じている状態の前記蓋部開閉構造では、前記蓋部と前記蓋受け止め部との所要部位どうしが前記上下方向において互いに当接して前記開口を囲繞する周壁部を形成し、前記所要部位の少なくとも一方が柔軟弾性材料によって形成されていて、前記周壁部では、前記少なくとも一方が前記周壁部の径方向へ弾性変形可能であって、前記ラッチが、前記キーパー部の前記最下端部それぞれに位置しているときにおいても前記キーパー部の前記ラッチ係合部に位置しているときにおいても、弾性変形した状態にある。
また、第2発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)前記蓋受け止め部において前記開口を囲繞するとともに前記蓋部に向かって延びる環状の起立部と、前記蓋部において前記蓋受け止め部に向かって延びる環状の垂下部とが前記所要部位のそれぞれを形成しており、前記蓋部が前記開口を閉じている状態では、前記起立部と前記垂下部とが前記上下方向において互いに当接して前記周壁部を形成している。
(2)前記起立部と前記垂下部とは、一方が前記柔軟弾性材料によって形成され、もう一方が硬質材料によって形成されている。
(3)前記起立部と前記垂下部とが前記柔軟弾性材料によって形成されている。
(4)前記起立部は、前記柔軟弾性材料によって形成されていて、前記垂下部に当接して弾性変形する頂部を有し、前記頂部は前記起立部の径方向の外側から内側に向かって上り勾配となるかまたは下り勾配となるいずれかの態様にあり、前記垂下部は前記頂部に当接するように延びているが、前記頂部に当接しても変形することのない前記硬質材料で形成されている。
(5)前記蓋受け止め部は、前記柔軟弾性材料で形成された板状部を有し、前記板状部には前記開口と前記環状の起立部とが形成され、前記起立部の径方向内側では、前記板状部の一部分が硬質材料でサンドウィッチされた状態にある。
(6)前記起立部の表面には、隆起部が形成され、閉じている前記蓋部を開くために前記蓋部を前記容器部に向かって押圧すると、前記蓋部における前記垂下部が前記隆起部に上方から当接して、前記起立部と前記垂下部との間に前記周壁部の内外に通じる通気性の隙間が形成される。
(7)前記容器部には、前記容器部の内外に通じる通気性の透孔が形成され、前記容器部に摺動可能に組み込まれた前記キーパー部が摺動することによって前記透孔が開閉される。
(8)前記周壁部は、前記蓋受け止め部において前記開口を囲繞するとともに前記蓋部に向かって延びる弾性変形可能な起立部と、前記蓋部が閉じた状態にあるときに、前記起立部の頂部が当接する前記蓋部の内面とによって形成されている。
(9)前記容器部には、前記容器部の内外に通じる通気性の透孔が形成され、前記容器部に摺動可能に組み込まれた前記キーパー部が摺動することによって前記透孔が開閉される。
10 収納容器
11 容器部
12 蓋部
15 蓋受け止め部
21 開口
22 起立部
30 垂下部
32 頂部
46 ラッチ
47 先端部(突起部)
51 ラッチ受け部
63 進入路
64 退出路
65 最下端部
66 最下端部
67 係合部
72 周壁部
73 天井部
81 隆起部
83 透孔
110 構造体
112 蓋部
115 蓋受け止め部
121 開口
122 起立部
130 垂下部
137 頂部
146 ラッチ
151 ラッチ受け部
172 周壁部
173 天井部

Claims (14)

  1. 蓋部と、蓋受け止め部とを有し、前記蓋受け止め部が前記蓋部によって開閉する開口が形成されるとともに前記蓋部を上下方向へ旋回運動可能に支持し前記開口を閉じる方向へ旋回運動する前記蓋部を受け止めて離脱可能に係合させる蓋部開閉構造であって、
    前記蓋部が前記開口を閉じている状態の前記蓋部開閉構造では、前記蓋部と前記蓋受け止め部との所要部位どうしが前記上下方向において互いに当接して前記開口を囲繞する周壁部を形成し、前記所要部位の少なくとも一方が柔軟弾性材料によって形成されていて、前記周壁部では、前記少なくとも一方が前記周壁部の径方向へ弾性変形した状態にあることを特徴とする前記蓋部開閉構造。
  2. 前記蓋受け止め部は、前記開口を閉じている前記蓋部と対向する表面と、前記表面の反対面である裏面とを有し、前記裏面の少なくとも一部分に粘着域が形成されている請求項1記載の蓋部開閉構造。
  3. 前記周壁部では、前記蓋受け止め部において前記開口を囲繞するとともに前記蓋部に向かって延びる環状の起立部と、前記蓋部から前記蓋受け止め部に向かって延びる環状の垂下部とが、前記所要部位のそれぞれを形成しており、
    前記起立部は、前記柔軟弾性材料によって形成されていて、前記垂下部に当接して弾性変形する頂部を有し、前記頂部は前記起立部の径方向の外側から内側に向かって上り勾配となるかまたは下り勾配となるいずれかの態様にあり、前記垂下部は前記頂部に当接するように延びているが、前記頂部に当接しても変形することのない硬質材料で形成されている請求項1または2記載の蓋部開閉構造。
  4. 前記蓋受け止め部は、前記柔軟弾性材料で形成された板状部を有し、前記板状部には前記開口と前記環状の起立部とが形成され、前記起立部の径方向内側では、前記板状部の一部分が硬質材料でサンドウィッチされた状態にある請求項3記載の蓋部開閉構造。
  5. 収納した物品を取り出すための開口が頂面部に形成された容器部と、前記容器部に取り付けられて前記開口を開閉できる蓋部とを有する前記物品の収納容器であって、
    前記収納容器には、前記蓋部と、前記頂面部にあって前記蓋部を旋回運動可能に支持し前記開口を閉じる方向へ旋回運動する前記蓋部を受け止めて離脱可能に係合させる蓋受け止め部とを有する蓋部開閉構造が使用され、
    前記蓋部は、前記開口を開く方向へ付勢されていて、前記容器部に向かって延びるラッチが形成され、前記蓋受け止め部には前記ラッチに対するキーパー部が形成され、前記キーパー部は、前記ラッチを前記上方から前記下方に向かって案内する進入路と、前記ラッチを前記下方から前記上方に向かって案内する退出路と、前記進入路と前記退出路との最下端部それぞれにつながり前記最下端部それぞれよりも上方に位置して前記ラッチを係合させて静止させることにより付勢されている前記蓋部を閉じた状態に維持することができるラッチ係合部とを有し、
    前記蓋部が前記開口を閉じている状態の前記蓋部開閉構造では、前記蓋部と前記蓋受け止め部との所要部位どうしが前記上下方向において互いに当接して前記開口を囲繞する周壁部を形成し、前記所要部位の少なくとも一方が柔軟弾性材料によって形成されていて、前記周壁部では、前記少なくとも一方が前記周壁部の径方向へ弾性変形可能であって、前記ラッチが、前記キーパー部の前記最下端部それぞれに位置しているときにおいても前記キーパー部の前記ラッチ係合部に位置しているときにおいても、弾性変形した状態にあることを特徴とする前記収納容器。
  6. 前記蓋受け止め部において前記開口を囲繞するとともに前記蓋部に向かって延びる環状の起立部と、前記蓋部において前記蓋受け止め部に向かって延びる環状の垂下部とが前記所要部位のそれぞれを形成しており、前記蓋部が前記開口を閉じている状態では、前記起立部と前記垂下部とが前記上下方向において互いに当接して前記周壁部を形成している請求項5記載の収納容器。
  7. 前記起立部と前記垂下部とは、一方が前記柔軟弾性材料によって形成され、もう一方が硬質材料によって形成されている請求項6記載の収納容器。
  8. 前記起立部と前記垂下部とが前記柔軟弾性材料によって形成されている請求項6記載の収納容器。
  9. 前記起立部は、前記柔軟弾性材料によって形成されていて、前記垂下部に当接して弾性変形する頂部を有し、前記頂部は前記起立部の径方向の外側から内側に向かって上り勾配となるかまたは下り勾配となるいずれかの態様にあり、前記垂下部は前記頂部に当接するように延びているが、前記頂部に当接しても変形することのない前記硬質材料で形成されている請求項7記載の収納容器。
  10. 前記蓋受け止め部は、前記柔軟弾性材料で形成された板状部を有し、前記板状部には前記開口と前記環状の起立部とが形成され、前記起立部の径方向内側では、前記板状部の一部分が硬質材料でサンドウィッチされた状態にある請求項7−9のいずれかに記載の収納容器。
  11. 前記起立部の表面には、隆起部が形成され、閉じている前記蓋部を開くために前記蓋部を前記容器部に向かって押圧すると、前記蓋部における前記垂下部が前記隆起部に上方から当接して、前記起立部と前記垂下部との間に前記周壁部の内外に通じる通気性の隙間が形成される請求項6−10のいずれかに記載の収納容器。
  12. 前記容器部には、前記容器部の内外に通じる通気性の透孔が形成され、前記容器部に摺動可能に組み込まれた前記キーパー部が摺動することによって前記透孔が開閉される請求項5−11のいずれかに記載の収納容器。
  13. 前記周壁部は、前記蓋受け止め部において前記開口を囲繞するとともに前記蓋部に向かって延びる弾性変形可能な起立部と、前記蓋部が閉じた状態にあるときに、前記起立部の頂部が当接する前記蓋部の内面とによって形成されている請求項5記載の収納容器。
  14. 前記容器部には、前記容器部の内外に通じる通気性の透孔が形成され、前記容器部に摺動可能に組み込まれた前記キーパー部が摺動することによって前記透孔が開閉される請求項13記載の収納容器。
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