JP2016064707A - 自動車車体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下部骨格の後面にクラッシュレールおよびリヤバンパービームを介して支持されるリヤパネルの組み付け精度を高める。
【解決手段】 CFRPでバスタブ状に形成した下部骨格68の後面からクラッシュレール81を後方に突出させ、クラッシュレール81の後端にリヤバンパービーム支持ブラケット87を介してリヤバンパービーム90を支持する際に、リヤパネル47の後部をリヤバンパービーム支持ブラケット87に設けた略水平な上下位置決め面87aに前後スライド自在に締結したので、製造上の誤差でクラッシュレール81の前後方向長さにばらつきが存在しても、リヤパネル47をリヤバンパービーム支持ブラケット87の上下位置決め面87aに沿ってスライドさせることで、前記ばらつきを吸収しながらリヤパネル47を精度良く取り付けることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、CFRPでバスタブ状に形成した下部骨格の後面から左右一対のクラッシュレールを後方に突出させ、前記左右一対クラッシュレールの後端にリヤバンパービーム支持ブラケットを介してリヤバンパービームを支持した自動車車体に関する。
FRP(繊維強化樹脂)でバスタブ状に形成した中央セルの後端にエネルギー吸収部材を含む後部フレームを取り付け、リヤフェンダー等の外板をブラケットを介して後部フレームに支持するものが、下記特許文献1により公知である。
特表2005−505471号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、エネルギー吸収部材を含む後部フレームの前後方向長さに寸法誤差が存在する場合、リヤフェンダー等の外板をブラケットを介して後部フレームに支持する際に前記寸法誤差を吸収する手段を持たないため、外板の組み付け精度が低下して継ぎ目の隙間が不均一になる可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、下部骨格の後面にクラッシュレールおよびリヤバンパービームを介して支持されるリヤパネルの組み付け精度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、CFRPでバスタブ状に形成した下部骨格の後面から左右一対のクラッシュレールを後方に突出させ、前記左右一対クラッシュレールの後端にリヤバンパービーム支持ブラケットを介してリヤバンパービームを支持した自動車車体であって、少なくともリヤコンビネーションランプおよびリヤフェンダーを支持するリヤパネルの後部を、前記リヤバンパービーム支持ブラケットに設けた略水平な上下位置決め面に前後スライド自在に締結したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記リヤパネルの下端を後方に折り曲げた上部接合フランジと前記リヤバンパービーム支持ブラケットの前記上下位置決め面との間にシール部材および荷室フロアの後端の下部接合フランジを重ね合わせて共締めすることで、前記上部接合フランジおよび前記下部接合フランジ間に前記シール部材を挟持したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記リヤパネルは左右一対の荷室側壁を一体に備え、前記荷室側壁の下端を前記荷室フロアの車幅方向外端を上向きに折り曲げた側部接合フランジにシール部材を介して当接したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記荷室側壁の前縁およびリヤホイールハウスの後縁に、リヤサイドパネルの後縁および前縁をそれぞれシール部材を介して当接したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、リヤパーセルシェルフの車幅方向両端に突設した延長部に前後方向に延びる溝部を形成し、前記リヤパネルの前部を前記溝部に車幅方向に位置決めするとともに前後スライド自在に締結したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、前記下部骨格に上部骨格を結合する金属ジョイントに前記リヤパーセルシェルフを固定したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記リヤフェンダーの後部を、前記リヤパネルの上部のトランク開口部を構成する溝部と、前記リヤパネルの下部の車幅方向端部とに固定したことを特徴とする自動車車体が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、前記左右一対のクラッシュレールと、前記リヤバンパービームと、前記左右一対のクラッシュレールの後端をリヤピラーの上端に接続する姿勢規制部材とを備えるリヤエンドモジュールを前記下部骨格の後端に取り付け、前記リヤエンドモジュールに前記リヤパネルを支持したことを特徴とする自動車車体が提案される。
尚、実施の形態の接合フランジ87aは本発明の上下位置決め面に対応する。
請求項1の構成によれば、CFRPでバスタブ状に形成した下部骨格の後面から左右一対のクラッシュレールを後方に突出させ、左右一対クラッシュレールの後端にリヤバンパービーム支持ブラケットを介してリヤバンパービームを支持する際に、少なくともリヤコンビネーションランプおよびリヤフェンダーを支持するリヤパネルの後部を、リヤバンパービーム支持ブラケットに設けた略水平な上下位置決め面に前後スライド自在に締結したので、製造上の誤差でクラッシュレールの前後方向長さにばらつきが存在しても、リヤパネルをリヤバンパービーム支持ブラケットの上下位置決め面に沿ってスライドさせることで、クラッシュレールの前後方向長さのばらつきを吸収しながらリヤパネルを精度良く取り付けることができる。
また請求項2の構成によれば、リヤパネルの下端を後方に折り曲げた上部接合フランジとリヤバンパービーム支持ブラケットの上下位置決め面との間にシール部材および荷室フロアの後端の下部接合フランジを重ね合わせて共締めすることで、上部接合フランジおよび下部接合フランジ間にシール部材を挟持したので、供締めにより締結部材の数を削減することができるだけでなく、上部接合フランジおよび下部接合フランジ間に挟持したシール部材で荷室の防水性が確保される。
また請求項3の構成によれば、リヤパネルは左右一対の荷室側壁を一体に備え、荷室側壁の下端を荷室フロアの車幅方向外端を上向きに折り曲げた側部接合フランジにシール部材を介して当接したので、側部接合フランジに対するシール部材の取り付けが容易になって荷室の防水性が確保される。
また請求項4の構成によれば、荷室側壁の前縁およびリヤホイールハウスの後縁に、リヤサイドパネルの後縁および前縁をそれぞれシール部材を介して当接したので、荷室側壁をリヤパネルと一体に形成したことより複雑なシールラインを簡素化できるだけでなく、リヤサイドパネルを荷室側壁およびリヤホイールハウスに当接するときに、シールラインが目視で確認可能になって確実な防水性を確保することができる。
また請求項5の構成によれば、リヤパーセルシェルフの車幅方向両端に突設した延長部に前後方向に延びる溝部を形成し、リヤパネルの前部を溝部に車幅方向に位置決めするとともに前後スライド自在に締結したので、後部の上下位置決め面に対する締結部との協働でリヤパネルの前後方向の位置調整が可能になるだけでなく、リヤパネルの前部を車幅方向に位置決めすることができる。
また請求項6の構成によれば、下部骨格に上部骨格を結合する金属ジョイントにリヤパーセルシェルフを固定したので、下部骨格に上部骨格を容易に着脱できるだけでなく、リヤパーセルシェルフの支持強度が向上する。
また請求項7の構成によれば、リヤフェンダーの後部を、リヤパネルの上部のトランク開口部を構成する溝部と、リヤパネルの下部の車幅方向端部とに固定したので、リヤフェンダーの取り付け位置の精度が向上する。
また請求項8の構成によれば、左右一対のクラッシュレールと、リヤバンパービームと、左右一対のクラッシュレールの後端をリヤピラーの上端に接続する姿勢規制部材とを備えるリヤエンドモジュールを下部骨格の後端に取り付け、リヤエンドモジュールにリヤパネルを支持したので、リヤエンドモジュールで後面衝突の衝突荷重を吸収することでリヤパネルの強度を下げることが可能となり、複雑な形状のリヤパネルを合成樹脂のような軽量な材料で安価に製造することができる。
自動車車体の後部を斜め後方から見た斜視図。 図1に対応する分解斜視図。 図1の3方向矢視図。 図1の4方向矢視図。 図4の5A−5A線および5B−5B線断面図。 図4の6−6線断面図。 図1の7部拡大図。 図6の8A−8A線および8B−8B線断面図。
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1〜図3に示すように、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)を主たる材料とする自動車の車体フレームの後部は、車体フロア11と、車体フロア11の左右両側部に沿って前後方向に延びる左右一対のサイドシル12,12と、左右のサイドシル12,12の後端から後上方に起立する左右一対のリヤピラー14,14と、左右のサイドシル12,12の前後方向中間部から上方に起立する左右一対のセンターピラー15,15と、図示せぬフロントピラーアッパーの上端から左右のセンターピラー15,15の上端を経由して左右のリヤピラー14,14の上端に延びる左右一対のルーフサイドレール16,16とを備える。
車体フロア11の後端と左右のリヤピラー14,14の後面とに平板状の後部隔壁18が接合され、 後部隔壁18の後端からリヤパーセルシェルフ19が後方に延出する。車体フロア11の後端から後方に向かって後部フロア44が一体に連続しており、後部フロア44の後方には荷室フロア46が接続される。車体フロア11の後部下面および後部フロア44の下面に配置された左右一対のリヤサイドフレーム22,22は、左右一対のリヤホイールハウス23,23を介してリヤピラー14,14に接続される。
ルーフサイドレール16,16、センターピラー15,15、ルーフアーチ(図示せず)等は上部骨格67を構成し、車体フロア11、サイドシル12,12、フロントピラーロア(図示せず)リヤピラー14,14、ダッシュパネルロア(図示せず)、後部隔壁18等はCFRPでバスタブ状に形成された下部骨格68を構成する。
荷室フロア46の後端に接続されるリヤパネル47は平面視でU字状の部材であり、車幅方向両端部に図示せぬリヤコンビネーションランプを支持する左右一対のリヤコンビネーションランプ支持部47a,47aを備えており、左右一対のリヤコンビネーションランプ支持部47a,47aから左右一対の荷室側壁47b,47bが前方に延出する。荷室側壁47b,47bの前端とリヤホイールハウス23,23の後端とがリヤサイドパネル48,48で接続されており、後部隔壁18、リヤパーセルシェルフ19、リヤホイールハウス23,23、リヤサイドパネル48,48,リヤパネル47、後部フロア44および荷室フロア46により、上面および後面が開放する荷室45が区画される。
リヤサイドフレーム22は、前側のCFRP製フレーム74と後側の金属製フレーム75とからなり、CFRP製フレーム74は、車体フロア11の後部が後部フロア44に向けてキックアップする部分において、上下のフロアパネル間に中空閉断面部を設けることで構成される。一方、アルミニウム合金の鋳造材よりなる金属製フレーム75は、後部フロア44の後半部の下面に接合され、CFRP製フレーム74の後方に直列に接続される。
金属製フレーム75の後端に金属ジョイント80を介してCFRP製のクラッシュレール81の前端が接続される。クラッシュレール81は、下向きに開放する断面ハット状の上部部材82と、上向きに開放する断面ハット状の下部部材83とをフランジ部どうしを接合することで八角形状の閉断面に構成される。
クラッシュレール81の後端にリヤバンパービーム支持ブラケット87が後方から嵌合して接着により固定され、またリヤピラー14の上端を後方に延長した延長部14aの後端に金属ジョイント88が後方から嵌合して接着により固定される。そして四角形断面の金属管を側面視でL字状に屈曲させた左右一対の姿勢規制部材89,89の前端が金属ジョイント88,88に締結され、後端がリヤバンパービーム支持ブラケット87,87に締結される。そして左右一対のクラッシュレール81,81の後端に設けた左右一対のリヤバンパービーム支持ブラケット87,87に、車幅方向に延びるリヤバンパービーム90が固定される。
左右一対のクラッシュレール81,81と、リヤバンパービーム90と、左右一対の姿勢規制部材89,89とは、下部骨格68の後端に取り付けられるリヤエンドモジュール66(図2参照)を構成し、リヤパネル47はリヤエンドモジュール66を覆うように支持される。
図1〜図3および図6に示すように、リヤバンパービーム90は前方に向かって開放するコ字状断面のバンパービーム本体91と、バンパービーム本体91の開放面を閉塞する閉塞板92とで閉断面に構成されており、バンパービーム本体91および閉塞板92を貫通してリヤバンパービーム支持ブラケット87,87に螺合するボルト93…で供締めされる(図6参照)。リヤバンパービーム支持ブラケット87の上端には後方に折り曲げられた接合フランジ87aが形成されており、この接合フランジ87aの上面に、荷室フロア46の後端から後方に延びる下部接合フランジ46aと、エプトシーラー等のシール部材94と、リヤパネル47の後端から後方に延びる上部接合フランジ47cとが上下方向に重ね合わされ、ボルト95,95およびナット96,96で締結される。このとき、リヤパネル47の上部接合フランジ47cのボルト孔は前後方向に長い長孔47e(図6の鎖線円内参照)で構成されており、従ってリヤパネル47はリヤバンパービーム支持ブラケット87に対して前後方向に位置調整自在である。
また荷室フロア46の車幅方向両端部には上向きに折り曲げられた左右一対の側部接合フランジ46b,46bが形成されており、この側部接合フランジ46b,46bにエプトシーラー等のシール部材97,97を介してリヤパネル47の荷室側壁47b,47bの下端が当接する(図3の破線円内参照)。
図1、図2、図7および図8に示すように、ルーフサイドレール16の後端に金属ジョイント49が溶接されており、金属ジョイント49の前端がリヤピラー14の上端を後方に延長した延長部14aの上面にボルト50およびナット52で締結されるとともに(図8(A)参照)、金属ジョイント49の後端が延長部14aの上面に金属ジョイント88と共に供締めされる(図8(B)参照)。後部フロア44の後端に接続されたリヤパーセルシェルフ19は、車幅方向外側に突出する左右一対の延長部19a,19aを備えており、その延長部19a,19aも前記ボルト51および前記ナット53で金属ジョイント49の上面に供締めされる(図8(B)参照)。
図1〜図3に示すように、リヤサイドパネル48の後端の車幅方向内面が、リヤパネル47の荷室側壁47bの車幅方向外面にシール部材54を介して当接するとともに、リヤサイドパネル48の前端の車幅方向内面が、リヤホイールハウス23の後端の車幅方向外面にシール部材55を介して当接する。そしてリヤサイドパネル48が、リヤパネル47の荷室側壁47bとリヤホイールハウス23とに、ボルト56…およびナット57…で締結される(図3の鎖線円内参照)。
図1、図2、図4および図5に示すように、荷室45の開口部に沿って、図示せぬトランクリッドに設けたシール部材が嵌合する溝部が360°に亙って形成されるが、この溝部の一部を構成するように、リヤパネル47の荷室側壁47bの上端に溝部47d(図4および図5参照)が形成され、かつリヤパーセルシェルフ19の延長部19aに隣接して溝部19bが形成される。リヤパーセルシェルフ19の溝部19b(図4および図5(A)参照)はリヤパネル47の荷室側壁47bの溝部47dに上方から嵌合して重なり合い、ボルト58およびナット59で締結される(図5(A)参照)。このとき、リヤパネル47の溝部47dのボルト孔は前後方向に長い長孔47fで構成されており、従ってリヤパネル47はリヤパーセルシェルフ19に対して前後方向に位置調整自在である。
図3および図4に示すように、リヤホイールハウス23、リヤサイドパネル48およびリヤパネル47の荷室側壁47bの車幅方向外側を覆うリヤフェンダー60は、その後部上端から車幅方向内向きに延びる2個のブラケット60a,60aを備えており、このブラケット60a,60aがリヤパネル47の荷室側壁47bの溝部47dに上方から嵌合して重なり合い、ボルト61およびナット62で締結される(図5(B)参照)。更に、リヤパネル47のリヤコンビネーションランプ支持部47aの車幅方向外端に設けられたブラケット63に、リヤフェンダー60の後端がボルト64およびナット65で締結される(図4参照)。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車体後部に設けられて上面および後面が開放する荷室45は、前面が後部隔壁18で区画され、下面が後部フロア44および荷室フロア46で区画され、左右の側面がリヤホイールハウス23,23、リヤサイドパネル48,48およびリヤパネル47の荷室側壁47b,47bで区画され、上面の一部がリヤパーセルシェルフ19で区画され、後面の一部がリヤパーセルシェルフ19のリヤコンビネーションランプ支持部47a,47aで区画される。
下部骨格68に対して上部骨格67は着脱自在であり、その際に上部骨格67のルーフサイドレール16の後端に溶接した金属ジョイント49がリヤピラー14の延長部14aおよび金属ジョイント88にボルト50,51で締結されるので、上部骨格67の着脱が容易である。しかもリヤパーセルシェルフ19の延長部19aは、金属ジョイント49と共に金属ジョイント88の上面にボルト51で供締めされるので(図8(B)参照)、部品点数が削減されるだけでなく、リヤパーセルシェルフ19の支持強度が向上する。
さてリヤパネル47は、その後部において左右一対のリヤバンパービーム支持ブラケット87,87に支持され、その前部においてリヤパーセルシェルフ19の車幅方向両端部に支持される。即ち、リヤバンパービーム支持ブラケット87の上端を後方に折り曲げた接合フランジ87aの上面に、荷室フロア46の後端から後方に延びる下部接合フランジ46aと、シール部材94と、リヤパネル47の後端から後方に延びる上部接合フランジ47cとが上下方向に重ね合わされ、ボルト95,95およびナット96,96で締結されるが(図6参照)、リヤパネル47の上部接合フランジ47cのボルト孔は前後方向に長い長孔47e…で構成されるため、リヤパネル47はリヤバンパービーム支持ブラケット87に対して上下方向に位置決めされるとともに、前後方向に位置調整自在に締結される。
またリヤパーセルシェルフ19の延長部19aに設けた溝部19bに、リヤパネル47の荷室側壁47bの溝部47dが上方から嵌合して重なり合い、ボルト58およびナット59で締結されるが(図5(A)参照)。リヤパネル47の溝部47dのボルト孔は前後方向に長い長孔47fで構成されるため、リヤパネル47はリヤパーセルシェルフ19に対して車幅方向に位置決めされるとともに、前後方向に位置調整自在に締結される。
このように、リヤパネル47は前後方向に位置調整自在に締結されるので、クラッシュレール81,81の前後方向長さに製造上のばらつきが存在しても、そのばらつきを吸収しながらリヤパネル47を精度良く取り付けることができる。しかもリヤバンパービーム支持ブラケット87,87、荷室フロア46、シール部材94およびリヤパネル47をボルト95…で供締めしたので(図6参照)、ボルト95…の数を削減できるだけでなく、シール部材94によって荷室45の防水性を確保することができる。
またリヤパネル47の取り付けに際し、左右一対のクラッシュレール81,81と、リヤバンパービーム90と、左右一対の姿勢規制部材89,89とを備えるリヤエンドモジュール66を下部骨格68の後端に取り付け、リヤエンドモジュール66にリヤパネル47を支持するので(図2参照)、リヤエンドモジュール66で後面衝突の衝突荷重を吸収することでリヤパネル47の強度を下げることが可能となり、複雑な形状のリヤパネル47を合成樹脂のような軽量な材料で安価に製造することができる。
また荷室45の左右両側部において、リヤパネル47の左右一対の荷室側壁47b,47bの下端を、荷室フロア46の車幅方向外端を上向きに折り曲げた側部接合フランジ46b,46bにシール部材97,97を介して当接したので(図3の鎖線円内参照)、側部接合フランジ46b,46bに対するシール部材97,97の取り付けが容易になって荷室45の防水性が確保される。
また荷室側壁47b,47bをリヤパネル47と一体に形成し、リヤパネル47の荷室側壁47b,47bの前縁をリヤサイドパネル48,48の後縁にシール部材54,54を介して当接するとともに、およびリヤホイールハウス23,23の後縁をリヤサイドパネル48,48の前縁にシール部材55,55を介して当接したので(図2および図3参照)、複雑なシールラインを簡素化できるだけでなく、リヤサイドパネル48,48を荷室側壁47b,47bおよびリヤホイールハウス23,23に当接するときに、シールラインが目視で確認可能になって確実な防水性を確保することができる。
またリヤフェンダー60,60の後部上端に設けたブラケット60a…を、リヤパネル47の荷室側壁47b,47bの上部の溝部47d,47dにボルト61…で締結するとともに(図5(B)参照)、リヤフェンダー60,60の後部をリヤパネル47の荷室側壁47b,47bの下部に設けたブラケット63,63にボルト64,64で固定したので、リヤフェンダー60,60の取り付け位置の精度が向上する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のシール部材は実施の形態のエプトシーラーに限定されず、シール部に塗布される液状のものであっても良い。
14 リヤピラー
19 リヤパーセルシェルフ
19a 延長部
19b 溝部
23 リヤホイールハウス
46 荷室フロア
46a 下部接合フランジ
46b 側部接合フランジ
47 リヤパネル
47b 荷室側壁
47c 上部接合フランジ
47d 溝部
48 リヤサイドパネル
49 金属ジョイント
54 シール部材
55 シール部材
60 リヤフェンダー
66 リヤエンドモジュール
67 上部骨格
68 下部骨格
81 クラッシュレール
87 リヤバンパービーム支持ブラケット
87a 接合フランジ(上下位置決め面)
89 姿勢規制部材
90 リヤバンパービーム
94 シール部材
97 シール部材

Claims (8)

  1. CFRPでバスタブ状に形成した下部骨格(68)の後面から左右一対のクラッシュレール(81)を後方に突出させ、前記左右一対クラッシュレール(81)の後端にリヤバンパービーム支持ブラケット(87)を介してリヤバンパービーム(90)を支持した自動車車体であって、
    少なくともリヤコンビネーションランプおよびリヤフェンダー(60)を支持するリヤパネル(47)の後部を、前記リヤバンパービーム支持ブラケット(87)に設けた略水平な上下位置決め面(87a)に前後スライド自在に締結したことを特徴とする自動車車体。
  2. 前記リヤパネル(47)の下端を後方に折り曲げた上部接合フランジ(47c)と前記リヤバンパービーム支持ブラケット(87)の前記上下位置決め面(87a)との間にシール部材(94)および荷室フロア(46)の後端の下部接合フランジ(46a)を重ね合わせて共締めすることで、前記上部接合フランジ(47c)および前記下部接合フランジ(46a)間に前記シール部材(94)を挟持したことを特徴とする、請求項1に記載の自動車車体。
  3. 前記リヤパネル(47)は左右一対の荷室側壁(47b)を一体に備え、前記荷室側壁(47b)の下端を前記荷室フロア(46)の車幅方向外端を上向きに折り曲げた側部接合フランジ(46b)にシール部材(97)を介して当接したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車車体。
  4. 前記荷室側壁(47b)の前縁およびリヤホイールハウス(23)の後縁に、リヤサイドパネル(48)の後縁および前縁をそれぞれシール部材(54,55)を介して当接したことを特徴とする、請求項3に記載の自動車車体。
  5. リヤパーセルシェルフ(19)の車幅方向両端に突設した延長部(19a)に前後方向に延びる溝部(19b)を形成し、前記リヤパネル(47)の前部を前記溝部(19b)に車幅方向に位置決めするとともに前後スライド自在に締結したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車車体。
  6. 前記下部骨格(68)に上部骨格(67)を結合する金属ジョイント(49)に前記リヤパーセルシェルフ(19)を固定したことを特徴とする、請求項5に記載の自動車車体。
  7. 前記リヤフェンダー(60)の後部を、前記リヤパネル(47)の上部のトランク開口部を構成する溝部(47d)と、前記リヤパネル(47)の下部の車幅方向端部とに固定したことを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の自動車車体。
  8. 前記左右一対のクラッシュレール(81)と、前記リヤバンパービーム(90)と、前記左右一対のクラッシュレール(81)の後端をリヤピラー(14)の上端に接続する姿勢規制部材(89)とを備えるリヤエンドモジュール(66)を前記下部骨格(68)の後端に取り付け、前記リヤエンドモジュール(66)に前記リヤパネル(47)を支持したことを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の自動車車体。
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