JP2016063559A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3相変調や2相変調を行う場合でも電圧飽和による異音や振動を適切に抑制するモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置101の電圧飽和量演算部41は、飽和ガード部37による補正後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*から電圧飽和量V_satを演算する。電流制限ゲイン演算部421、422は、電圧飽和量V_satに基づいて電流制限ゲインKIq_lim、KId_limを演算し、続いて電流ガード値演算部471、472は、電流ガード値Iq_guard、Id_guardを演算する。電流指令値制限部321、322は、この電流ガード値を用いて、q軸電流指令値Iq*及びd軸電流指令値Id*を制限する。これにより、PWMのデューティ値から電圧飽和量を求める従来技術に比べ、3相変調や2相変調を行う場合でも電圧飽和量を正しく演算することができ、異音や振動を適切に抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、モータの駆動を制御するモータ制御装置に関する。
従来、ブラシレスモータの電流フィードバック制御において、電圧が飽和しないように電流指令制限値を補正することで、モータの異音や振動を抑制する技術が知られている。
例えば特許文献1に記載のモータ制御装置では、PWMのデューティ値から電圧飽和度を算出し、その電圧飽和度に基づいて、デューティが100%になるような電流指令制限値を演算することで、電流指令値を抑制し、電圧の飽和を防止している。
特開2008−79387号公報
特許文献1の装置では、モータ端子電圧とPWMのデューティ値との間に比例関係があることを前提として、電圧飽和度をデューティ値から求めている。しかし、インバータへ出力するPWM信号の生成において3相変調や2相変調を行う場合には、デューティ値が実際のモータ端子電圧と比例関係にならないため、特許文献1の装置を用いて電流制限を行うことができない。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、3相変調や2相変調を行う場合でも電圧飽和による異音や振動を適切に抑制するモータ制御装置を提供することにある。
本発明は、ベクトル制御によって多相ブラシレスモータの通電を制御するモータ制御装置に係る発明である。このモータ制御装置は、電流指令値生成部、制御器、飽和ガード部及び電流指令値制限部を備える。
電流指令値生成部は、q軸電流指令値及びd軸電流指令値を生成する。
制御器は、q軸電流指令値及びd軸電流指令値に対するフィードバック制御により、q軸電圧指令値及びd軸電圧指令値を演算する。
飽和ガード部は、q軸電圧指令値及びd軸電圧指令値の電圧ベクトルの大きさが所定の電圧ガード値以下となるようにq軸電圧指令値又はd軸電圧指令値の少なくとも一方を補正する。
電流指令値制限部は、飽和ガード部による補正後のq軸電圧指令値及びd軸電圧指令値の電圧ベクトルの大きさである「電圧飽和量」に基づいて演算された「電流制限ゲイン」又は「電流ガード値」を用いて、q軸電流指令値又はd軸電流指令値の少なくとも一方を制限することを特徴とする。
本発明の第1の構成では、電流指令値制限部は、電流制限ゲインを定格電流に乗じて算出された電流ガード値、及び電流ガード値の正負を反転した値を、正領域での最大値及び負領域での最小値として、q軸電流指令値又はd軸電流指令値の少なくとも一方を制限する。また、本発明の第2の構成では、電流指令値制限部は乗算器によって構成され、電流制限ゲインを乗算することにより、q軸電流指令値又はd軸電流指令値の少なくとも一方を制限する。
本発明のモータ制御装置は、PWM変換よりも前の段階で、飽和ガード部による補正後のq軸電圧指令値及びd軸電圧指令値から電圧飽和量を演算するため、PWMのデューティ値から電圧飽和量を求める特許文献1の従来技術に比べ、3相変調や2相変調を行う場合でも電圧飽和量を正しく演算することができる。そして、その電圧飽和量に基づいて演算された電流制限ゲイン又は電流ガード値を用いて、q軸電流指令値又はd軸電流指令値を適正に制限することで、異音や振動を適切に抑制することができる。
また、電流指令値を制限するための演算において、機器定数等のパラメータから求めた値を用いないため、適用されるモータやインバータの機種毎にパラメータを細かく設定する必要がない。したがって、設計工数を低減することができる。
また、本発明のモータ制御装置は、電流制限ゲイン又は電流ガード値の所定範囲の周波数成分を除去するフィルタを備えることが好ましい。代表的には、一次遅れフィルタ等のローパスフィルタを用いることができる。これにより、電流制限ゲイン又は電流ガード値の急変に伴って電流指令値が急変することを防止し、制御を安定させることができる。
さらに、電流制限ゲインは、電圧飽和量と、電圧飽和量の目標値である目標電圧飽和量との比率に基づいて演算された「電流制限ゲインの仮値」に対し最大値及び最小値が制限されることによって決定されることが好ましい。これにより、電流制限ゲインが不適切な値となることをより確実に防止することができる。
本発明の実施形態によるモータ制御装置が適用されるモータ駆動システムの概略構成図。 本発明の第1実施形態によるモータ制御装置の制御ブロック図。 電流指令値の制限を説明するマップ。 電圧指令値の電圧ベクトル図。 図2の電流制限ゲイン演算部の詳細ブロック図。 本発明の第1実施形態による電流指令値制限処理のフローチャート。 本発明の第2実施形態によるモータ制御装置の制御ブロック図。 本発明の第2実施形態による電流指令値制限処理のフローチャート。 本発明の他の実施形態による電流制限ゲイン演算処理のフローチャート。 比較例のモータ制御装置の制御ブロック図。
以下、本発明のモータ制御装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態のモータ制御装置10は、インバータ60のスイッチング動作を操作することで多相ブラシレスモータ(以下、「モータ」という。)80の通電を制御する。本実施形態のモータ80は、3相の巻線組81、82、83を有する3相ブラシレスモータであり、例えば車両の電動パワーステアリング装置において、運転者の操舵を補助する操舵アシストモータとして使用される。回転角センサ85で検出されたモータ80のロータ回転角は、電気角θに換算され、モータ制御装置10に入力される。
インバータ60は、6つのスイッチング素子61〜66がブリッジ接続され、バッテリ15の直流電力をPWM制御によって3相交流電力に変換し、モータ80へ供給する。本実施形態では、スイッチング素子61〜66としてMOSFET、すなわち金属酸化物半導体電界効果トランジスタが用いられる。なお、他の実施形態では、MOSFET以外の電界効果トランジスタやIGBT等を用いてもよい。
インバータ60は、電源ラインLpを経由してバッテリ15の正極側に接続され、グランドラインLgを経由してバッテリ15の負極側に接続される。インバータ60の入力側には、入力電圧の脈動を平滑化するコンデンサ67が設けられている。
モータ制御装置10は、図示しないマイコンや駆動回路(プリドライバ)等から構成される。モータ制御装置10は、外部から入力されるトルク信号等、並びに、モータ80の電流及び電気角のフィードバック信号に基づいて制御器で電圧指令値を演算し、この電圧指令値をPWM信号に変換してインバータ60の各スイッチング素子61〜66のゲートに出力する。
ところで、制御器で演算された電圧指令値の電圧ベクトルの大きさが許容最大値を超えると「電圧飽和」が生じる。電圧飽和が生じると制御器での制御ができなくなり、モータ80の異音や振動の原因の一つとなる。
そこで、本発明の実施形態のモータ制御装置10は、電圧飽和が生じないように電流指令値を制限する制御を行うことで、異音や振動を抑制することを目的とする。以下、第1実施形態のモータ制御装置の符号を「101」、第2実施形態のモータ制御装置の符号を「102」とし、電流指令値を制限する具体的な構成について実施形態毎に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態のモータ制御装置について、図2〜図6を参照して説明する。
まず、モータ制御装置101の制御ブロックを図2に示す。モータ制御装置101は、固定座標系(3相)と回転座標系(2相)とを座標変換する周知のベクトル制御を用いてモータ80に印加する電圧指令値を演算する。以下、本明細書では、回転座標系のdq軸電流及びdq軸電圧について記載するとき、原則として、トルク成分であるq軸電流及びq軸電圧を先に、励磁成分であるd軸電流及びd軸電圧を後に記載する。また、対応する制御ブロックの符号について、q軸電流に関する制御ブロックの符号の末尾に「1」を、d軸電流に関する制御ブロックの符号の末尾に「2」を付して区別する。
さらに、q軸電流に関する制御ブロックとd軸電流に関する制御ブロックとの構成及び作用はほぼ対応するため、重複する説明を適宜省略する。
q軸電流指令値生成部311及びd軸電流指令値生成部312は、図示しないトルクセンサからのトルク信号等に基づき、それぞれ、q軸電流指令値Iq*及びd軸電流指令値Id*を生成する。なお、q軸電流Iqの正負は、モータ80の回転方向、すなわち電動パワーステアリング装置の場合には操舵方向によって、例えば右方向へ操舵するときは正、左方向へ操舵するときは負というように定義される。
q軸電流指令値制限部321及びd軸電流指令値制限部322は、後述する通り、LPF481、482から入力される電流ガード値のフィルタ後の値(以下、「フィルタ値」という。)Iq_guard_lpf、Id_guard_lpfを用いて、q軸電流指令値Iq*及びd軸電流指令値Id*を制限し、q軸電流指令制限値Iq*_lim及びd軸電流指令制限値Id*_limを出力する。
詳しくは、q軸電流指令値について例示した図3のマップに示すように、電流ガード値のフィルタ値は、それ自体の値(正の電流ガード値)Iq_guard_lpfが「正領域での最大値」を制限し、正負を反転した値(負の電流ガード値)−Iq_guard_lpfが「負領域での最小値」を制限する。
つまり、q軸電流指令値Iq*が正の電流ガード値Iq_guard_lpfを超える領域では、正の電流ガード値Iq_guard_lpfをq軸電流指令制限値Iq*_limとし、q軸電流指令値Iq*が負の電流ガード値−Iq_guard_lpf未満の領域では、負の電流ガード値−Iq_guard_lpfをq軸電流指令制限値Iq*_limとする。一方、q軸電流指令値Iq*が正負の電流ガード値以内の領域では制限せず、q軸電流指令値Iq*をそのままq軸電流指令制限値Iq*_limとする。
ここで、従来技術に対する本実施形態の特徴は、「電流ガード値を何の情報に基づいて求めるか」という点にあり、それについては後述する。
3相2相変換部34、電流減算器351、352、制御器361、362は、周知の電流フィードバック制御に係る構成である。
3相2相変換部34は、インバータ60(図2中「INV」と記す。)内、或いはインバータ60からモータ80への電流経路に設けられた図示しない電流センサから3相電流Iu、Iv、Iwを取得する。なお、3相のうち2相の電流を検出し、他の1相の電流をキルヒホッフの法則により算出してもよい。また、3相2相変換部34は、回転角センサ85からモータ80の電気角θを取得し、電気角θに基づいて、3相電流Iu、Iv、Iwをq軸電流Iq及びd軸電流Idに3相2相変換する。
電流減算器351、352は、それぞれ、3相2相変換部34からフィードバックされるq軸電流Iq、及びd軸電流Idをq軸電流指令制限値Iq*_lim及びd軸電流指令制限値Id*_limから減算してq軸電流偏差ΔIq及びd軸電流偏差ΔIdを算出する。
制御器361、362は、それぞれ、q軸電流偏差ΔIq及びd軸電流偏差ΔIdがゼロに収束するように、代表的にはPI(比例積分)制御演算によって、q軸電圧指令値Vq*及びd軸電圧指令値Vd*を算出する。なお、他の実施形態では、さらにD(微分)制御演算を行ってもよい。
飽和ガード部37は、q軸電圧指令値Vq*及びd軸電圧指令値Vd*の電圧ベクトルの大きさ(=√(Vq*2+Vd*2))が例えば電源電圧を基準として設定される所定の電圧ガード値を超えるとき、電圧ベクトルの大きさが当該電圧ガード値以下となるように、q軸電圧指令値Vq*及びd軸電圧指令値Vd*の少なくとも一方を、絶対値を小さくする方向に補正する。
本実施形態では、トルク成分であるq軸電圧指令値Vq*のみを補正し、励磁成分であるd軸電圧指令値Vd*はそのまま出力する。以下、飽和ガード部37による補正後のq軸電圧指令値を記号「Vq**」で示す。また、「飽和ガード部37による補正後のq軸電圧指令値Vq**」を省略し、「飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**」ともいう。
飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*は、dq軸電圧座標にて図4のように示される。
2相3相変換部38は、電気角θに基づき、飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*を3相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に2相3相変換してインバータ60に出力する。
PWM変換部39は、3相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*を換算したデューティ信号をキャリアと比較して、PWM信号PWM_U、PWM_V、PWM_Wに変換する。
このとき、例えば電圧利用率を向上させるため、3相変調や2相変調により、1相以上のデューティ値を増加又は減少させる制御を行う場合がある。3相変調及び2相変調は、例えば、特許第2577738号公報、特開2012−125022号公報等に開示された周知の技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
PWM信号に基づいてインバータ60のスイッチング素子61〜66のオンオフが操作され、所望の3相交流電圧Vu、Vv、Vwが生成される。この3相交流電圧Vu、Vv、Vwがモータ80に印加されることにより、要求トルクを出力するようにモータ80の駆動が制御される。
続いて、第1実施形態の特徴構成である電圧飽和量演算部41、電流制限ゲイン演算部421、422、電流ガード値演算部471、472、及び、LPF481、482について説明する。ここでは各ブロックの機能の概要を説明し、演算内容等の詳細については後でフローチャート(図6)に沿って説明する。
電圧飽和量演算部41は、飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*の電圧ベクトルの大きさである電圧飽和量V_satを演算する。
電流制限ゲイン演算部421、422は、それぞれ、電圧飽和量V_satに基づいてq軸電流制限ゲインKIq_lim及びd軸電流制限ゲインKId_limを演算する。
図5を参照し、q軸電流制限ゲイン演算部421の詳細構成について説明する。なお、d軸電流制限ゲイン演算部422についても同様である。図5の説明では、後述のフローチャート(図6)との整合により、一連の演算処理について、今回の処理における演算値(今回値)には(n)を付し、前回の処理における演算値(前回値)には(n−1)を付して表す。一方、構成の概要説明を主眼とする図2では、(n)の記載を省略している。
比率演算器43は、電圧飽和量演算部41から電圧飽和量の今回値V_sat(n)を取得し、予め記憶している目標電圧飽和量V_sat_tgtを電圧飽和量の今回値V_sat(n)で除した比率rv(n)を算出する。
ここで図4に示すように、電圧飽和量V_sat(n)が目標電圧飽和量V_sat_tgtよりも大きくなる場合、比率rv(n)は1未満となる。一方、電圧飽和量V_sat(n)が目標電圧飽和量V_sat_tgtよりも小さい場合には、比率rv(n)は1より大きくなる。
乗算器44では、遅延素子46から入力されたq軸電流制限ゲインの前回値KIq_lim(n−1)に比率rv(n)を乗じ、q軸電流制限ゲインの今回の「仮値」KIq_lim(n)_Xを算出する。すなわち、前回値KIq_lim(n−1)を基準とし、電圧飽和量の今回値V_sat(n)を目標電圧飽和量V_sat_tgtに一致させる方向に修正した値を、電流制限ゲインの今回の仮値とする。
ゲイン決定部45は、q軸電流制限ゲイン仮値KIq_lim(n)_Xに対し、最大値をKIq_lim_maxに制限し、最小値をKIq_lim_minに制限してq軸電流制限ゲイン決定値KIq_lim(n)を出力する。例えば、q軸電流制限ゲイン最大値KIq_lim_maxは1より少し小さい値に設定され、q軸電流制限ゲイン最小値KIq_lim_minは0より少し大きい値に設定される。
図2に戻り、電流ガード値演算部471、472は、それぞれ、q軸電流及びd軸電流の定格電流に電流制限ゲイン決定値KIq_lim、KId_limをそれぞれ乗じて、q軸電流ガード値Iq_guard及びd軸電流ガード値Id_guardを演算する。
ローパスフィルタ(以下、「LPF」と記す。)481、482は代表的には一次遅れフィルタであり、それぞれ、q軸電流ガード値Iq_guard及びd軸電流ガード値Id_guardの所定範囲の周波数成分、具体的には所定周波数以上の高周波成分を除去する。これにより、ノイズを除去したり、入力の急変に対する出力変動を抑制したりする。
本実施形態では、主に電流指令値Iq*、Id*に対する電流ガード値Iq_guard、Id_guardの急変を抑制し、制御の安定を図ることを目的とする。なお、フィルタによる位相遅れに関しては、制御応答性に影響を及ぼさない程度に定数を設定する。
q軸電流ガード値のフィルタ値Iq_guard_lpf及びd軸電流ガード値のフィルタ値Id_guard_lpfは、それぞれ、電流指令値制限部321、322に入力される。
以上のように、第1実施形態は、「飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*の電圧ベクトルの大きさである電圧飽和量V_sat」に基づいて演算された「電流ガード値Iq_guard、Id_guard」を用いて、電流指令値Iq*、Id*を制限する点が特徴である。
次に、モータ制御装置101が実行する電流指令値制限処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。フローチャートの説明で記号「S」はステップを意味する。ここで、S3、及び、末尾に「A」を付したS4A、S5Aは、後述の第2実施形態とは異なる第1実施形態に特有のステップである。
この処理ルーチンは、例えば制御器36の制御周期と同期して繰り返し実行される。今回の処理をn回目とし、今回の処理における演算値(今回値)には(n)を付し、前回の処理における演算値(前回値)には(n−1)を付して表す。
S1では、電圧飽和量演算部41にて、飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**、及びd軸電圧指令値Vd*に基づいて、電圧飽和量の今回値V_sat(n)を演算する。具体的には、式(1.1)を用いて二乗和平方根を算出してもよい。また、位相角θv(図4参照)が既知の場合は、式(1.2)を用いて算出してもよい。
Figure 2016063559
S2−1及びS2−2について、図5を参照しつつ、記号や数式についてはq軸電流及びd軸電流を含めて説明する。
S2−1では、電流制限ゲイン演算部421の比率演算器43にて電圧飽和量の今回値V_sat(n)と目標電圧飽和量V_sat_tgtとの比率rv(n)(=V_sat_tgt/V_sat(n))を算出し、さらに乗算器44にて比率rv(n)を電流制限ゲインの前回値KIq_lim(n−1)、KId_lim(n−1)に乗じて、電流制限ゲインの仮値KIq_lim(n)_X、KId_lim(n)_Xを演算する。この演算は、式(2)で表される。
Figure 2016063559
S2−2では、ゲイン決定部45にて、電流制限ゲインの仮値KIq_lim(n)_X、KId_lim(n)_Xに対して、最大値KIq_lim_max、KId_lim_max及び最小値KIq_lim_min、KId_lim_minを制限し、電流制限ゲインの決定値KIq_lim(n)、KId_lim(n)を出力する。この演算は、式(3)で表される。式(3)の右辺の「GUARD(x,y,z)」は、x、y、zを引数とする関数を意味する。
Figure 2016063559
S3では、電流ガード値演算部471、472にて、q軸電流及びd軸電流の定格電流Iq_rat、Id_ratに電流制限ゲインの決定値KIq_lim(n)、KId_lim(n)をそれぞれ乗じて、q軸電流ガード値Iq_guard(n)及びd軸電流ガード値Id_guard(n)を演算する。この演算は、式(4)で表される。
Figure 2016063559
S4Aでは、LPF481、482にて一次遅れ等のフィルタ処理を行い、式(5)によりq軸電流ガード値のフィルタ値Iq_guard_lpf(n)及びd軸電流ガード値のフィルタ値Id_guard_lpf(n)を算出する。式(5)の右辺の「LPF(x)」は、入力xに対してフィルタ処理した出力を意味する。
Figure 2016063559
S5Aでは、電流指令値制限部321、322にて、式(6)により、正の電流ガード値Iq_guard_lpf(n)、Id_guard_lpf(n)を最大値、負の電流ガード値−Iq_guard_lpf(n)、−Id_guard_lpf(n)を最小値として、電流指令値Iq*(n)、Id*(n)を制限する。
Figure 2016063559
(対比)
本実施形態のモータ制御装置101の効果を、特許文献1(特開2008−79387号公報)に開示された従来技術と対比しつつ説明する。
図10に示す比較例のモータ制御装置109は、特許文献1の従来技術の構成を本実施形態のモータ制御装置101の制御ブロックに倣って記載したものである。本実施形態と実質的に同一の構成については同一の符号を付す。比較例のモータ制御装置109は、本実施形態のモータ制御装置101と異なる点として、電圧飽和度演算部91、電流指令制限値演算部92、及び、最小値選択部93を備える。
電圧飽和度演算部91は、PWMの各相のデューティ値PWM_dutyU,V,W、供給電圧Vrg、及びその他の信号に基づいて電圧飽和度を演算する。
電流指令制限値演算部92は、電圧飽和度、モータ回転速度、ベース電圧VR_bas、供給電圧Vrg等の情報に基づいて、マップ演算により電流指令制限値を演算する。
最小値選択部93は、トルクに基づいて算出された電流指令値と、電流指令制限値演算部92によって演算された電流指令制限値とを比較し、最小値を選択して出力する。
上記のように比較例の装置では、モータ端子電圧とPWMのデューティ値との間に比例関係があることを前提として、電圧飽和度を各相デューティ値PWM_dutyU,V,Wから求めている。しかし、PWM信号の生成において3相変調や2相変調を行う場合には、デューティ値が実際のモータ端子電圧と比例関係にならないため、比較例の装置を用いて電流制限を行うことができない。
それに対し、本実施形態のモータ制御装置101では、PWM変換よりも前の段階で、飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*から電圧飽和量V_satを演算するため、3相変調や2相変調を行う場合でも電圧飽和量V_satを正しく演算することができる。そして、その電圧飽和量V_satに基づいて演算された電流ガード値Iq_guard、Id_guardを用いて、電流指令値Iq*、Id*を適正に制限することで、異音や振動を適切に抑制することができる。
電動パワーステアリング装置の操舵アシストモータがコラム取付式の場合、運転者に近い場所に設置されるため、異音や振動が特に問題となりやすい。したがって、本実施形態による異音や振動を抑制する効果が有効に発揮される
また、電流指令値Iq*、Id*を制限するための演算において、機器定数等のパラメータから求めた値を用いないため、適用されるモータ80やインバータ60の機種毎にパラメータを細かく設定する必要がない。したがって、設計工数を低減することができる。
また、本実施形態では、電流ガード値演算部471、472の後にLPF481、482が設けられており、電流ガード値のフィルタ値Iq_guard_lpf、Id_guard_lpfが電流指令値制限部321、322に入力される。これにより、電流ガード値Iq_guard、Id_guardが急変した場合、絶対値が電流ガード値Iq_guard、Id_guardを超える領域で電流指令値Iq*、Id*が急変することを防止し、制御を安定させることができる。
さらに、q軸電流について例示すると、本実施形態の電流制限ゲイン演算部421は、電圧飽和量V_sat(n)と目標電圧飽和量V_sat_tgtとの比率rv(n)に基づいて演算した電流制限ゲインの仮値KIq_lim(n)_Xに対し、電流制限ゲインの最大値KIq_lim_max及び最小値KIq_lim_minを制限し、電流制限ゲインKIq_lim(n)を決定する。これにより、電流制限ゲインの決定値KIq_lim(n)が不適切な値に設定されることをより確実に防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のモータ制御装置について、図7の制御ブロック図、及び、図8のフローチャートを参照して説明する。第1実施形態と実質的に同一の構成、又は、実質的に同一のステップには、同一の符号又はステップ記号を付して説明を省略する。
図7に示す第2実施形態のモータ制御装置102について、図2に示す第1実施形態のモータ制御装置101と異なる点のみを説明する。
モータ制御装置102では、「電流指令値制限部」は、乗算器331、332によって構成される。また、第1実施形態の電流ガード値演算部471、472を有しておらず、電流制限ゲイン演算部421、422が演算したq軸電流制限ゲインKIq_lim及びd軸電流制限ゲインKId_limが直接LPF491、492に入力される。
q軸電流指令値生成部311が生成したq軸電流指令値Iq*、及び、d軸電流指令値生成部312が生成したd軸電流指令値Id*は、乗算器331、332にて、電流制限ゲイン演算部421、422からLPF491、492を経由して入力されるq軸電流制限ゲインのフィルタ値KIq_lim_lpf、及び、d軸電流制限ゲインのフィルタ値KId_lim_lpfが乗算されることで、それぞれ、q軸電流指令制限値Iq*_lim及びd軸電流指令制限値Id*_limに制限される。
第2実施形態では、電流制限ゲインKIq_lim、KId_limが急変すると、電流指令値Iq*、Id*の全ての領域で影響を受ける。したがって、電流制限ゲインKIq_lim、KId_limをフィルタ処理することにより、電流指令値Iq*、Id*の急変を一律に防止し、制御を安定させることができる。
図8に示すように、第2実施形態の電流指令値制限処理は、第1実施形態(図6)の処理に対しS1、S2−1、S2−2が同じであり、電流ガード値演算のS3を含まない。また、S4A、S5Aとは異なるS4B、S5Bを含む。
S4Bでは、LPF491、492にて一次遅れ等のフィルタ処理を行い、式(7)によりq軸及びd軸電流制限ゲインのフィルタ値KIq_lim_lpf(n)、KId_lim_lpf(n)を算出する。
Figure 2016063559
S5Bでは、乗算器331、332にて、式(8)により電流指令値Iq*(n)、Id*(n)を制限する。
Figure 2016063559
第2実施形態のモータ制御装置102は、第1実施形態と同様に、3相変調や2相変調を行う場合でも電圧飽和量V_satを正しく演算することができる。そして、その電圧飽和量V_satに基づいて演算された電流制限ゲインKIq_lim、KId_limを用いて、電流指令値Iq*、Id*を適正に制限することで、異音や振動を適切に抑制することができる。また、第1実施形態に比べ、電流ガード値を演算するステップが不要となるため、演算負荷を低減することができる。
(その他の実施形態)
(ア)上記実施形態では、q軸電流指令値Iq*及びd軸電流指令値Id*の両方について、それぞれ制限処理を実施している。しかし本発明では、q軸電流指令値Iq*又はd軸電流指令値Id*の少なくとも一方について制限処理を実施することとしてもよい。それに応じて、制限値を演算するために必要な電流制限ゲインや電流ガード値は、q軸電流Iq又はd軸電流Idの一方について演算してもよい。
(イ)上記実施形態では、電圧飽和量演算部41で電圧飽和量V_satを算出してから、次の電流制限ゲイン演算部421、422で電圧飽和量V_satと目標電圧飽和量V_sat_tgtとの比率rvを算出している。その他の実施形態では、電圧飽和量演算部と電流制限ゲイン演算部との機能を包括した機能部を有し、飽和ガード後のq軸電圧指令値Vq**及びd軸電圧指令値Vd*に基づいて、比率rvを直接算出するようにしてもよい。
(ウ)電流制限ゲインの演算に関し、上記実施形態のような仮値を用いない別の方法について図9を参照して説明する。
図9のS21では、電圧飽和量の今回値V_sat(n)と目標電圧飽和量V_sat_tgtとを比較する。電圧飽和量の今回値V_sat(n)が目標電圧飽和量V_sat_tgt以下の場合(S21:YES)、S22にて、式(9)により、電流制限ゲイン最大値KIq_lim_max、KId_lim_maxを電流制限ゲインKIq_lim(n)、KId_lim(n)として設定する。
Figure 2016063559
一方、電圧飽和量の今回値V_sat(n)が目標電圧飽和量V_sat_tgtより大きい場合(S21:NO)、S23にて、式(10)により、電流制限ゲインKIq_lim(n)、KId_lim(n)を演算する。式(10)は、図6、図8のS2−1に対応する式(2)の仮値KIq_lim(n)_X、KId_lim(n)_Xを電流制限ゲインKIq_lim(n)、KId_lim(n)に置き換えたものに相当する。
Figure 2016063559
(エ)上記実施形態のモータ制御装置101、102は、LPF481、482、又はLPF491、492を備え、電流指令値制限処理において、電流ガード値又は電流制限ゲインをフィルタ処理するステップS4A、S4Bを含む。ただし、電流指令値Iq*、Id*の急変が問題にならない場合や、制御応答性を優先したい場合等は、LPFを設けず、電流指令値制限処理においてフィルタ処理のステップを実施しなくてもよい。
(オ)図8のS5Bでは、生成された電流指令値Iq*、Id*のうち制限せずに残す量を電流制限ゲインにより演算しているが、これとは逆に、電流指令値Iq*、Id*のうち制限する量を演算し、電流指令値Iq*、Id*から差し引くようにしてもよい。
(カ)本発明のモータ制御装置は、電動パワーステアリング装置用のブラシレスモータに限らず、他のいかなる用途のブラシレスモータに適用されてもよい。また、三相に限らず、四相以上の多相のブラシレスモータにも適用可能である。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10(101、102)・・・モータ制御装置、
311、312・・・電流指令値生成部、
321、322・・・電流指令値制限部、
331、332・・・乗算器(電流指令値制限部)、
361、362・・・制御器、
37 ・・・飽和ガード部、
41 ・・・電圧飽和量演算部、
421、422・・・電流制限ゲイン演算部、
80 ・・・モータ(多相ブラシレスモータ)。

Claims (5)

  1. ベクトル制御によって多相ブラシレスモータ(80)の通電を制御するモータ制御装置(10)であって、
    q軸電流指令値及びd軸電流指令値を生成する電流指令値生成部(311、312)と、
    前記q軸電流指令値及びd軸電流指令値に対するフィードバック制御により、q軸電圧指令値及びd軸電圧指令値を演算する制御器(361、362)と、
    前記q軸電圧指令値及びd軸電圧指令値の電圧ベクトルの大きさが所定の電圧ガード値以下となるように前記q軸電圧指令値又は前記d軸電圧指令値の少なくとも一方を補正する飽和ガード部(37)と、
    前記飽和ガード部による補正後の前記q軸電圧指令値及びd軸電圧指令値の電圧ベクトルの大きさである電圧飽和量に基づいて演算された電流制限ゲイン又は電流ガード値を用いて、前記q軸電流指令値又は前記d軸電流指令値の少なくとも一方を制限する電流指令値制限部(321、322、331、332)と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記電流指令値制限部(321、322)は、
    前記電流制限ゲインを定格電流に乗じて算出された前記電流ガード値、及び前記電流ガード値の正負を反転した値を、正領域での最大値及び負領域での最小値として、前記q軸電流指令値又は前記d軸電流指令値の少なくとも一方を制限することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置(101)。
  3. 前記電流指令値制限部は乗算器(331、332)によって構成され、
    前記電流制限ゲインを乗算することにより、前記q軸電流指令値又は前記d軸電流指令値の少なくとも一方を制限することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置(102)。
  4. 前記電流制限ゲイン又は前記電流ガード値の所定範囲の周波数成分を除去するフィルタ(481、482、491、492)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記電流制限ゲインは、
    前記電圧飽和量と、前記電圧飽和量の目標値である目標電圧飽和量との比率に基づいて演算された前記電流制限ゲインの仮値に対し最大値及び最小値が制限されることによって決定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
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