JP2016063507A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データと、その画像データの画像を形成した媒体を複数のセンサーによって読み取った部分画像データとの比較を行うようにした画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置の修正手段は、画像データの画像を形成した媒体を、複数のセンサーによって、読取領域の少なくとも一部が隣接するセンサーの読取領域と重なり合うように読み取ったそれぞれの部分画像データの傾きを修正し、抽出手段は、前記画像データをそれぞれの前記部分画像データに合せた位置と大きさで抽出し、比較手段は、前記修正手段によって修正された部分画像データと前記抽出手段によって抽出された抽出画像データとの比較を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、複数個の固体走査素子を主走査方向に並べかつ隣接する固体走査素子の一画素が重複するように設定された読取り装置において、重複画素のレベルの平均値をとり一画素のレベルとし、複数個の固体走査素子の重複画素データを補正させることが開示されている。
特許文献2には、複数個の光電変換素子からの画像情報の切換位置での濃度差を緩和して違和感のない画像情報を出力することができる画像読取装置を提供することを課題とし、原稿画像情報を隣合ったもの同士で部分的に重複して読み取る複数個の光電変換素子を有し、この複数個の光電変換素子からの画像情報をこの複数個の光電変換素子の重複読取領域内の所定の切換位置で切換えてつなげる画像読取装置において、前記切換位置の付近の画像情報を補正する補正手段を備えることが開示されている。
特許文献3には、コンタクトイメージセンサーの連結部分に対応する位置の画素データを、判別手段を用いずに精度よく補間することを課題とし、画像読取装置によって読み取られた補間対象画素が位置する前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによってそれぞれの相関係数を算出し、その最大値の相関係数を算出した時の仮補間データを補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を出力するマッチング補間データ生成手段と、真偽判定信号に基づいて本補間データ又は線形補間データを選択して、補間対象画素位置に挿入する選択手段とによって構成することが開示されている。
特開昭56−080963号公報 特開平03−128566号公報 特開2010−178174号公報
本発明は、画像データと、その画像データの画像を形成した媒体を複数のセンサーによって読み取った部分画像データとの比較を行うようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、画像データの画像を形成した媒体を、複数のセンサーによって、読取領域の少なくとも一部が隣接するセンサーの読取領域と重なり合うように読み取ったそれぞれの部分画像データの傾きを修正する修正手段と、前記画像データをそれぞれの前記部分画像データに合せた位置と大きさで抽出する抽出手段と、前記修正手段によって修正された部分画像データと前記抽出手段によって抽出された抽出画像データとの比較を行う比較手段を有する画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記修正手段は、隣り合う部分画像データの間に第1の余白を挿入し、傾きを修正した後に、部分画像データを合成して合成画像データを生成し、前記抽出手段によって抽出された隣り合う抽出画像データの間に、前記第1の余白および部分画像データの傾きから決定された大きさの第2の余白を挿入する挿入手段をさらに有し、前記比較手段は、前記合成画像データと前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データとの比較を行う請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記第1の余白は、部分画像データの傾き角度を修正しても、部分画像データの長さ方向で重なりがなくなるように余白の幅を決定する請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、前記比較手段は、前記合成画像データ又は前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データのうち一方を分割して複数の矩形画像を抽出し、抽出された複数の画像が他方の画像内で対応する位置を探索し、探索された対応する位置でそれぞれの矩形画像と他方の画像との比較を行い、前記第1の余白は、前記合成画像データと前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データとの比較を行う際に、前記修正手段によって修正された、部分画像データと前記第1の余白をあわせた幅が、前記比較手段で抽出される矩形画像の幅の整数倍となっているよう設定され、前記第2の余白は、前記合成画像データと前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データとの比較を行う際に、前記抽出画像データと前記第2の余白とをあわせた幅が、前記比較手段で抽出される矩形画像の幅の整数倍となっているよう設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置である。
請求項5の発明は、コンピュータを、画像データの画像を形成した媒体を、複数のセンサーによって、読取領域の少なくとも一部が隣接するセンサーの読取領域と重なり合うように読み取ったそれぞれの部分画像データの傾きを修正する修正手段と、前記画像データをそれぞれの前記部分画像データに合せた位置と大きさで抽出する抽出手段と、前記修正手段によって修正された部分画像データと前記抽出手段によって抽出された抽出画像データとの比較を行う比較手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、画像データと、その画像データの画像を形成した媒体を複数のセンサーによって読み取った部分画像データとの比較を行うことができる。
請求項2の画像処理装置によれば、合成画像データと前記挿入手段によって余白が挿入された画像データとの比較を行うことができる。
請求項3の画像処理装置によれば、比較結果の幅方向の座標を参照するだけで、どのセンサーで比較結果が生じているかを特定することができる。
請求項4の画像処理装置によれば、矩形画像の幅を考慮せずに第1の余白と第2の余白を設定する場合に比べて、余白が含まれる矩形画像の数を減らすことができる。
請求項5の画像処理プログラムによれば、画像データと、その画像データの画像を形成した媒体を複数のセンサーによって読み取った部分画像データとの比較を行うことができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態を実現した場合のシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 データ採取・位置推定モジュールにおける処理例を示す説明図である。 データ採取・位置推定モジュールにおける処理例を示す説明図である。 データ採取・位置推定モジュールにおける処理例を示す説明図である。 画像内の位置に基づく探索範囲の大きさの例を示す説明図である。 欠陥検知の処理例を示す説明図である。 ブロックサイズ、移動量を算出する処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 ブロック例を示す説明図である。 比較・照合モジュールによる処理例を示す説明図である。 ブロック画像と探索範囲の関係例を示す説明図である。 ブロックサイズを算出する処理例を示す説明図である。 移動量を算出する処理例を示す説明図である。 移動量を算出する処理例を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置150は、画像データが記録された記録媒体125の画像を読み取って、画像データと読取データを比較するものであって、図1の例に示すように、読取モジュール160、加工モジュール170、比較・照合モジュール180を有している。
また、画像処理装置150は、画像記録装置100から印刷画像115を受け取り、画像記録装置100が印刷した記録媒体125を読み取る。
画像記録装置100は、画像生成モジュール110、記録モジュール120を有している。画像形成装置100と画像処理装置150は、別筐体にそれぞれ構成されていてもよいし、1つの筐体に構成されていてもよい。画像形成装置100は、プリンタ等の出力装置の機能を有している。画像処理装置150は、スキャナ等の画像読取装置としての機能を有している。
記録とは、例えば、プリンタによって印刷することである。画像データは、記録媒体125に記録される前のデータであって、いわゆるノイズ(欠陥)がない状態の画像を示している。読取データは、画像データを記録媒体125に記録し、その記録媒体125の画像を読取モジュール160で読み取ったものであるので、記録モジュール120での記録処理、読取モジュール160での読取処理によって、ノイズが発生していることがある。ここでノイズには、画像データにはない画像が記録媒体125に記録されること、画像データにある画像が記録媒体125に記録されないこと、画像データに対して拡大縮小、回転、移動、歪み等が発生すること等がある。
本実施の形態は、画像データと読取データを比較することによって、記録モジュール120、読取モジュール160によってノイズが発生しているか否かを判断するための出力を行う。ノイズが発生している場合は、そのノイズを低減させるために、記録モジュール120、読取モジュール160の調整を行う。
なお、読取モジュール160は、後述するように、1枚の用紙を1つのセンサーで読み取る一般的な読み取りではなく、1枚の用紙を複数のセンサーで読み取るものである。
画像生成モジュール110は、記録モジュール120、画像処理装置150の加工モジュール170と接続されており、印刷データ105を受け付け、印刷画像115を記録モジュール120、加工モジュール170に渡す。画像生成モジュール110は、印刷データ105を印刷画像115に変換する。具体的には、文字、図形、写真等の画像等が記載された印刷データ105を、記録モジュール120で印刷できるようにするためのラスタライズ処理、記録モジュール120が再現可能な色空間への変換処理等を含む印刷に必要な画像変換処理を行う。印刷データ105は、例えば、PDF(Portable Document Format)等で記載されている電子データであってもよいし、文書作成アプリケーションソフトウェア等によって作成されたものであってもよい。印刷画像115は、2値画像データ、階調画像データ、カラー画像データのいずれであってもよい。
記録モジュール120は、画像生成モジュール110、画像処理装置150の読取モジュール160と接続されており、画像生成モジュール110より印刷画像115を受け取り、読取モジュール160に記録媒体125を渡す。記録モジュール120は、印刷画像115を紙等の媒体に記録して、記録媒体125を出力する。具体的には、プリンタとしての機能を有している。つまり、記録媒体125には、印刷画像115が記録されている。
読取モジュール160は、画像記録装置100の記録モジュール120、加工モジュール170と接続されており、記録モジュール120より記録媒体125を受け取り、加工モジュール170に読取画像#1:161…読取画像#n:16nを渡す。読取モジュール160は、記録モジュール120が出力した記録媒体125(印刷画像115の画像を形成した媒体)を読み取って、読取データである読取画像を生成する。具体的には、スキャナとしての機能を有している。つまり、記録媒体125上の印刷画像を読取素子での光電変換等により読取画像に変換する。ただし、図4の例に示すように、1枚の用紙を複数のセンサーで読み取るものである。そして、各センサーが読み取った画像(部分画像データ)を読取画像#1:161、・・・、読取画像#n:16n(nは、読み取りを行ったセンサーの数)として、加工モジュール170に渡す。
図4は、第1の実施の形態(読取モジュール160)による処理例を示す説明図である。複数のセンサー410が、1枚の用紙450を読み取っていることを示している。用紙450は、記録モジュール120によって画像データの画像を形成した媒体である。センサー410は、並列的に並んでいる。読み取り範囲420aは、センサー410aによって読み取られた用紙450の範囲である。読み取り範囲420bは、センサー410bによって読み取られた用紙450の範囲である。読み取り範囲420cは、センサー410cによって読み取られた用紙450の範囲である。読み取り範囲420dは、センサー410dによって読み取られた用紙450の範囲である。読み取り範囲420eは、センサー410eによって読み取られた用紙450の範囲である。読み取り範囲420は、その範囲の少なくとも1辺を含む領域は隣り合う読み取り範囲420の1辺を含む領域と重なり合っている。例えば、読み取り範囲420aの右側は読み取り範囲420bの左側と重なりが生じており、読み取り範囲420bの右側は読み取り範囲420cの左側と重なりが生じている。つまり、複数のセンサーによって、読取領域の少なくとも一部が隣接するセンサーの読取領域と重なり合うように読み取っている。
なお、センサー410のアライメントずれ、温度特性等による歪み、又は用紙450の浮き等のノイズによる読取漏れを防止するため、通常は隣接するセンサー410間で読取領域をオーバーラップさせながら読み取っている。
図5は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。図4で示した例の用紙450における読み取り範囲420の重なりを上側(又は下側)から示したものである。重複領域510は、読み取り範囲420aと読み取り範囲420bの間で重なり合っている領域である。重複領域512は、読み取り範囲420bと読み取り範囲420cの間で重なり合っている領域である。重複領域514は、読み取り範囲420cと読み取り範囲420dの間で重なり合っている領域である。重複領域516は、読み取り範囲420dと読み取り範囲420eの間で重なり合っている領域である。ここで「重なり合っている」とは、同じ媒体の部分を2つのセンサーが読み取ったことを意味する。例えば、重複領域512は、センサー410bとセンサー410cの両方によって読み取られることになる。
加工モジュール170は、画像記録装置100の画像生成モジュール110、読取モジュール160、比較・照合モジュール180と接続されており、画像生成モジュール110より印刷画像115、読取モジュール160より読取画像#1:161…読取画像#n:16nを受け取り、比較・照合モジュール180に印刷画像172、読取画像174を渡す。加工モジュール170は、部分画像データの傾きを修正する。傾きの修正は、既存の技術を用いてもよい。例えば、部分画像データ内にある線分を抽出し、その線分と垂直線又は水平線との角度の検出し、逆方向に回転させるようにしてもよい。また、記録媒体125の辺(ペーパーエッジ)の傾きから傾きを検出してもよい。なお、各部分画像データで検出した角度に基づいて、その部分画像データの傾きを修正するようにしてもよいし、いずれかの部分画像データで検出した角度に基づいて、他の部分画像データの傾きを修正するようにしてもよい。傾き修正は、具体的には、アフィン変換を用いてもよい。
また、加工モジュール170は、画像データである印刷画像115から、読取画像#1:161等の位置と大きさに合わせて画像を抽出する。ここでは部分画像データの傾きと同じ傾きで画像を抽出する。したがって、印刷画像115の抽出結果である抽出画像データも、読取画像#1:161等と同様に、少なくとも1辺は隣り合う抽出画像データの1辺を含む領域と重なり合っている。
なお、加工モジュール170は、印刷画像115を画像生成モジュール110から受け付ける他に、印刷データ105を生成した情報処理装置(画像記録装置100に印刷データ105を渡した情報処理装置)から受け付けるようにしてもよいし、記録モジュール120から受け付けるようにしてもよいし、読取モジュール160が印刷画像115を画像生成モジュール110又は記録モジュール120から受け付けている場合は、読取モジュール160から受け付けるようにしてもよい。
また、加工モジュール170は、読取画像#1:161等の隣り合う部分画像データの間に余白を挿入し、傾きを修正した後に、部分画像データを合成して合成画像データを生成するようにしてもよい。ここで余白とは、色(白又は黒、透過等)を問わないが、固定された値の領域である。また、余白とは、その領域について比較をしても差分としての出力を行わないように設定された領域であってもよい。つまり、余白同士を比較した場合は、差分がないと判断がなされる領域を余白とする。また、この余白の幅は、少なくとも部分画像データが重なっている領域の幅以上とする。さらに、余白の幅は、部分画像データの傾き角度を考慮して決定しても良い。つまり、傾き角度を修正しても、部分画像データの長さ方向で重なりがなくなるように余白の幅を決定する。このことで、後に詳述する比較・照合モジュール180での比較・照合の際に、比較結果の幅方向の座標を参照するだけで、どの読取画像(センサー)で異なる部分が生じているかを特定することができる。また、余白の幅を、比較・照合モジュール180における比較対象(ブロック)の大きさに応じた幅としてもよい。例えば、比較対象(ブロック)の横幅の倍数としてもよい。そして、印刷画像115を分割した隣り合う抽出画像データの間に余白を挿入するようにしてもよい。この場合、抽出画像データに挿入される余白は、部分画像データに挿入される余白に傾きを修正した分の幅とすると、合成画像データと同じ条件での比較ができる。
比較・照合モジュール180は、加工モジュール170と接続されており、加工モジュール170より印刷画像172、読取画像174を受け取り、照合結果185を出力する。比較・照合モジュール180は、加工モジュール170によって修正された部分画像データ(読取画像#1:161等)と加工モジュール170によって抽出された抽出画像データ(印刷画像115の抽出画像データ)との比較を行う。ここでの比較対象は、傾きが修正された部分画像データ(読取画像#1:161等)と印刷画像115の抽出画像データである。
また、比較・照合モジュール180は、加工モジュール170によって生成された合成画像データ(読取画像#1:161等を元にした合成画像データ)と、印刷画像115の抽出画像データの間に余白が挿入された画像データとの比較を行う。ここでの比較対象は、傾きが修正された部分画像データ(読取画像#1:161等)を合成したものと印刷画像115の抽出画像データを合成したものである。
なお、比較とは、両者の画像から異なるものを検出する処理であり、例えば、両者の画像の排他的論理和(EOR)処理を行うようにしてもよいし、両者の差分を抽出して、0以外の値となった部分が異なる部分であるとして検出するようにしてもよい。また、印刷画像172にはあるが読取画像174にはない画像を抽出する処理、印刷画像172にはないが読取画像174にある画像を抽出する処理等がある。そして、異なる部分に、ノイズが発生していると判断する。
ここで、照合結果185を出力するとは、例えば、異なる部分をプリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ画像を書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
図2は、第1の実施の形態を実現した場合のシステム構成例を示す説明図である。
画像記録装置100、画像処理装置150、印刷データ生成装置210、照合結果記憶装置220は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。印刷データ生成装置210が、印刷データ105を生成し、その印刷データ105を画像記録装置100に渡す。画像記録装置100は、印刷データ105を印刷し、記録媒体125を出力する。画像処理装置150は、記録媒体125を読み取り、画像記録装置100(又は印刷データ生成装置210)から印刷データ105を受け取って、照合結果185を照合結果記憶装置220に渡す。照合結果記憶装置220は、画像処理装置150から照合結果185を受け取って記憶する。照合結果記憶装置220によって記憶された照合結果185に基づいて、画像記録装置100の記録モジュール120、画像処理装置150の読取モジュール160の調整が行われる。
図3は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、画像生成モジュール110は、印刷データ105の画像変換を行って、印刷画像115を生成する。
ステップS304では、記録モジュール120は、印刷画像115を媒体に記録する。印刷画像115が印刷された記録媒体125を生成する。
ステップS306では、読取モジュール160は、記録媒体125の読取を行う。
図6は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。画像600は、読み取り直後の画像を示している。画像600は、各センサー410によって読み取られた画像(読み取り分割画像610、612、614、616、618)によって構成されており、オーバーラップしている部分として重複領域510、512、514、516がある。なお、重複領域510は、センサー410aとセンサー410bでそれぞれ読み取った画像データを重複して表示している。したがって、センサー410aで読み取った重複領域510の部分とセンサー410bで読み取った重複領域510の部分との間には、差異がある可能性がある。
ステップS308では、加工モジュール170は、読取画像#1:161等のスキュー角を検出する。例えば、読取画像のペーパーエッジの傾きからスキュー角を検出する。
ステップS310では、加工モジュール170は、読取画像#1:161〜読取画像#n:16n、印刷画像115に対して加工を行う。ここでの加工として、例えば、スキュー角、比較・照合モジュール180での照合における比較対象のサイズ(ブロックサイズ)に応じて、分割読取画像間に余白を挿入する。
図7は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。画像700は、図6の例に示した画像600に対して、余白を挿入した画像の状態を示している。つまり、読み取り分割画像610と読み取り分割画像612の間に余白710を挿入し、読み取り分割画像612と読み取り分割画像614の間に余白712を挿入し、読み取り分割画像614と読み取り分割画像616の間に余白714を挿入し、読み取り分割画像616と読み取り分割画像618の間に余白716を挿入している。なお、読み取り分割画像612には、センサー410bが読み取った重複領域510、重複領域512を含んでいる。
図8は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。画像800は、図7の例に示した画像700に対して、スキュー補正を行った画像の状態を示している。つまり、読み取り分割画像612等の傾きを無くした状態である。ここでの傾きとして、読み取り分割画像610、612、614、616、618のいずれか1つの傾きを検出し、その傾きに応じて読み取り分割画像610、612、614、616、618を補正してもよいし、読み取り分割画像610、612、614、616、618のそれぞれの傾きを検出し、それぞれの傾きに応じて読み取り分割画像610、612、614、616、618を補正してもよい。
図9は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。図9(a)の例に示す画像900は、図8の例に示した画像800に対して、加工後出力画像950に合わせたサイズ補正を行ったものである。ここでのサイズ補正とは、加工後出力画像950の大きさと同じ大きさにするために、画像800の下辺部分(又は上辺部分)を削除し、右辺部分(又は左辺部分)を削除したものである。図9(b)の例に示す加工後出力画像950は、印刷データ105から抽出して、余白を挿入したものである。なお、抽出処理は、読取画像#1:161等と同じ大きさの画像に抽出する。ただし、重複領域は、隣り合う分割画像の両者に含ませるようにする。そして、図7の例で示したスキュー補正後の余白のサイズ(横幅)と同じサイズ(横幅)の余白(余白970、972、974、976)を、各分割画像(出力分割画像960、962、964、966、968)間に挿入する。
ステップS312では、比較・照合モジュール180は、変換後の画像である印刷画像172と読取画像174を比較・照合して欠陥発生領域を検知する。
ここで欠陥検知は、以下のように行ってもよい。
1)印刷画像172と読取画像174のうち少なくとも一方を分割して複数のブロック画像を抽出し、印刷画像172と読取画像174の間で、ブロック画像を抽出した方とは異なる画像上で、ブロック画像の位置を予め定められた探索範囲内で異ならせながら、両画像の差分絶対値を画素毎に算出する。
2)ブロック内での差分絶対値和が極小となる位置を探索し、差分画像を生成する。
3)差分画像から欠陥を検出する。例えば、差分画像の画素値が、予め定められた閾値より高い又は以上である部分を結果として検出する。
ステップS314では、照合結果185を出力する。
ステップS312の処理について、第2の実施の形態を用いて詳細に説明する。比較・照合モジュール180は、以下の例に示すデータ採取・位置推定モジュール1140、ブロック・移動量算出モジュール1150、比較・照合モジュール1160の処理を行う。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。読取モジュール1130は読取モジュール160に該当する。そして、印刷画像115は印刷画像172に該当し、読取画像1135は読取画像174に該当する。つまり、第1の実施の形態における比較・照合モジュール180は、印刷画像172と読取画像174は、それぞれ1枚の画像となった後の処理であるので、第2の実施の形態における印刷画像115と読取画像1135に対する処理と同等である。
第2の実施の形態である画像処理装置を含む画像処理システム全体は、画像データと読取データを比較するものであって、図11の例に示すように、画像記録装置100と画像処理装置1170を有している。画像記録装置100は、画像生成モジュール110、記録モジュール120を有しており、画像処理装置1170は、読取モジュール1130、データ採取・位置推定モジュール1140、ブロック・移動量算出モジュール1150、比較・照合モジュール1160を有している。
読取モジュール1130は、データ採取・位置推定モジュール1140、比較・照合モジュール1160と接続されている。読取モジュール1130は、記録媒体125上の印刷画像115を光電変換等により読取画像1135に変換する。つまり、記録媒体125を読み取った読取データである読取画像1135を生成する。いわゆるスキャン処理であり、読取モジュール1130は画像読取装置であるスキャナとして実現される。読取画像1135をデータ採取・位置推定モジュール1140、比較・照合モジュール1160に渡す。
データ採取・位置推定モジュール1140は、画像生成モジュール110、読取モジュール1130、ブロック・移動量算出モジュール1150、比較・照合モジュール1160と接続されている。データ採取・位置推定モジュール1140は、印刷画像115または読取画像1135のうち一方の画像から抽出したブロック画像について、誤差から算出される探索範囲を設定して他方の画像内で選択されたブロック画像が合致する位置を探索する。そして、探索した位置(変位量の推定値1145)を比較・照合モジュール1160に渡す 。そして、比較・照合モジュール1160は探索した位置でブロック画像と他方の画像を重ね合わせて2つの画像を比較・照合して欠陥発生領域を検知する。
データ採取・位置推定モジュール1140での、ブロック画像の位置推定に関しては、全てのブロック画像についての位置探索をはじめに行わずに、以下のような処理で行ってもよい。
探索処理について先に説明する。この処理は、第1の実施の形態によるステップS312の処理の処理例を示すものでもある。図21を用いて説明する。図21は、比較・照合モジュール1160による処理例を示す説明図である。読取画像1900bの探索範囲1950b内で、参照画像1900aのブロック画像1910aを1画素ずつ移動させて、テンプレートマッチング(例えば、排他的論理和処理)を行う。そして、そのテンプレートマッチングの結果、探索範囲内で最も近似していることを示している最大スコア(例えば、スコアとして差分絶対値和の逆数)が得られたブロック画像との相対位置を変位量2120とする。つまり、探索範囲1950b内においてブロック画像1910aに対応するものはブロック画像1910bであり、探索範囲1950b内のブロック画像とブロック画像1910aとでテンプレートマッチングを行った結果、最大スコア位置でのブロック画像2130が抽出された場合は、変位量2120となる。また、データ採取・位置推定モジュール1140から変位量の推定値1145を受け取り、対象としているブロックを探索する。なお、テンプレートマッチングに平面の推定は必ずしも必要ない(もちろんのことながら、後述するように、テンプレートマッチングのために平面の推定処理を行ってもよい)。
以下に、第2の実施の形態による詳細な処理例の説明を行う。
データ採取・位置推定モジュール1140は、印刷画像115または読取画像1135のうち一方の画像から抽出したブロック画像のうち少なくとも1つ以上を選択し、誤差から算出される探索範囲を設定して他方の画像内で選択されたブロック画像が合致する位置を探索する。その後、選択されたブロック画像が他方の画像内で合致する位置に基づいて、選択されなかったブロック画像が他方の画像内で対応する位置を推定する。そして、推定した位置(変位量の推定値1145)を比較・照合モジュール1160に渡す 。
まず、ブロック画像が他方の画像内で対応する位置を推定する処理について、図13、図14を用いて説明する。図13は、データ採取・位置推定モジュール1140における処理例を示す説明図である。
1)図13(a)、(b)の例に示すように、印刷画像115と読取画像1135を各々矩形(以下、ブロックともいう)に分割し、印刷ブロック画像1310、読取ブロック画像1320を生成する。つまり、記録モジュール120又は読取モジュール1130で発生し得る誤差に基づいて生成されたブロックに、印刷画像115及び読取画像1135の画像を分割して、ブロック画像を抽出する。なお、ここでのブロックサイズは、ブロック・移動量算出モジュール1150が算出するブロックサイズ1152を用いる。
より具体的には、以下のように処理を行う。
記録モジュール120又は読取モジュール1130で発生し得る誤差に基づいて生成された矩形に、印刷画像115又は読取画像1135の一方の画像を分割して、矩形画像を抽出する。一方の画像は、印刷画像115、読取画像1135のいずれであってもよい。以下、主に、印刷画像115を一方の画像とし、読取画像1135を他方の画像として説明する。ブロック分割については、図19を用いて説明する。図19は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。図19(a)の例では、参照画像1900aを9×12個のブロックに分割している。もちろんのことながら、分割数は、ブロックサイズ、参照画像1900aのサイズによって異なる。また、ブロックサイズと参照画像1900aのサイズの関係によっては、必ずしも整数個で分割できるわけではないが、例えば、1つのブロックに満たない部分は、白等の画像を付加すればよい。また、ブロック・移動量算出モジュール1150からブロックサイズ1152を受け取り、ブロックに分割する。
図20は、ブロック例を示す説明図であり、図19(a)の例に示すブロック画像1910aを拡大表示したものである。ブロック画像1910aは、Wp×Hpの大きさを有している。そして、ブロック画像1910aの中心画素2010の座標を(Cx,Cy)とする。
2)図13(c)の例に示すように、抽出したブロック画像のうち少なくとも1組以上を選択し、対応する位置のブロック同士(印刷画像115と読取画像1135)で、両画像の差分絶対値を画素毎に算出する。例えば、画素毎に排他的論理和(EOR:Exclusive OR)処理を行えばよい。
3)ブロック内での差分絶対値和(ブロック内の各画素における差分絶対値の総和)が極小となる位置を探索する。なお、ここでの探索範囲Aは、比較・照合モジュール1160で用いる変位量の推定値1145と同じでもよいし、異なっていてもよい。ブロック・移動量算出モジュール1150で算出した移動量1154によって定めたり、又は、図16を用いて後述する探索範囲としてもよい。
図13の例では、読取ブロック画像1320上で印刷ブロック画像1310を探索する。つまり、印刷ブロック画像1310と読取ブロック画像1320を探索範囲A内でずらし、その位置関係における差分絶対値和を算出する。算出した差分絶対値和が極小となる矩形画像間の位置関係を特定する。図14の例に示すように、読取画像1400内の読取ブロック画像1420に対して、印刷ブロック画像1410を探索する。探索範囲A内において、差分絶対値和が極小となる位置1450を求める。位置1450は、例えば、印刷ブロック画像1410と読取ブロック画像1420の中心の座標の差分(Δx、Δy)である。ここでは、読取ブロック画像1320上で印刷ブロック画像1310を探索する例を示したが、もちろんのことながら、印刷ブロック画像1310上で読取ブロック画像1320を探索するようにしてもよい。本実施例では印刷画像と読取画像の両方をブロックとして切り出したが、印刷画像のみブロック画像を切り出し、他方の読取画像に直接探索範囲を設定して、その範囲内で同様に差分絶対値和最小位置を探索してもよい。また、読取画像のみブロック画像を切り出し、他方の印刷画像に直接探索範囲を設定して、その範囲内で同様に差分絶対値和最小位置を探索してもよい。
本実施例において、探索範囲Aについては、以下のように算出する。
印刷画像115の画像を記録媒体125に形成した記録モジュール120又はその記録媒体125を読み取った読取モジュール1130で発生し得る誤差及び画像(印刷画像115、読取画像1135のいずれでもあってもよい)内の位置に基づいて、探索範囲Aを定める移動量の範囲を決定する。「記録モジュール120又は読取モジュール1130で発生し得る誤差」については、ブロック・移動量算出モジュール1150の説明で後述する。例えば、データ採取・位置推定モジュール1140は、印刷画像115又は読取画像1135における原点からの距離に応じて、移動量を大きくし、原点から最遠の地点における移動量は、印刷画像115又は読取画像1135の大きさにおいて、記録モジュール120又は読取モジュール1130において発生し得る誤差であるアフィン変換による移動量が最大となるように算出する。なお、原点からの距離とは、ブロックの位置と同値である。印刷画像115又は読取画像1135の原点は、記録モジュール120又は読取モジュール1130の誤差の発生が最小の位置であり、例えば、画像の左上角の座標をいう。「原点から最遠の地点」は、原点から最遠の位置である。原点から最遠の位置は、記録モジュール120又は読取モジュール1130の誤差の発生が最大の位置であり、例えば、画像の右下角の座標をいう。具体的には、データ採取・位置推定モジュール1140は、左上角の座標から右下角の座標の方向に向かって、探索範囲Aの大きさを大きくする。そして、その最大の大きさは、「記録モジュール120又は読取モジュール1130で発生し得る誤差」の最大値によって定まるものであり、ブロック・移動量算出モジュール1150によって算出される移動量1154である。
図16の例を用いて説明する。図16は、画像内の位置に基づく探索範囲Aの大きさの例を示す説明図である。図16(a)の例は、画像1600における原点1610(左上角)と最遠点1690(右下角)の位置の例を示している。そして、図16(b)の例は、原点1610におけるブロック1612、探索範囲A1614の関係を示している。探索範囲A1614は、ブロック1612と比較して予め定められた値(0以上)だけ大きい。図16(c)の例は、最遠点1690におけるブロック1692、探索範囲A1694の関係を示している。探索範囲A1694は、ブロック・移動量算出モジュール1150が算出した移動量1154によって定まる大きさである。なお、ブロック1612とブロック1692の大きさは同じであり、ブロック・移動量算出モジュール1150が算出したブロックサイズ1152である。ここでは、原点として左上角、最遠点として右下角の例を示したが、記録モジュール120又は読取モジュール1130で発生し得る誤差の性質に応じて、4点(右下角、右上角、左下角、左上角)のいずれであってもよい。ここでは、記録モジュール120又は読取モジュール1130の回転は左上角を中心に発生し、拡大縮小は左上角から離れるほどその効果が大きい場合を例にしている。
次に、データ採取・位置推定モジュール1140は、探索範囲A内において、差分絶対値和が極小となる位置1450を基準に探索範囲A内で、抽出した矩形画像が他方の画像内で対応する位置を探索する。例えば、図19(b)は、図19(a)に示すブロック画像1910aを探索する例を示している。図19(b)に示すように、読取画像1900b内の「移動量の範囲」である探索範囲1950bで、ブロック画像1910aを探索する。なお、参照画像1900a内のブロック画像1910aに対応するものは、読取画像1900b内のブロック画像1910bである。理想的には(記録モジュール120、読取モジュール1130で発生し得る誤差が0である場合)、欠陥を検出するためには、ブロック画像1910aとブロック画像1910bとを比較するだけで済むことになるが、実際には、記録モジュール120、読取モジュール1130で発生し得る誤差があるので、その実際の誤差を考慮した探索範囲1950b(データ採取・位置推定モジュール1140によって決定された探索範囲)内で探索を行うものである。これによって、読取画像1900b全体を探索する必要がなく、読取画像1900b内におけるブロック画像1910aに合致する位置を発見することができる。探索範囲は、一方の画像における矩形の位置と同じ位置における他方の画像の矩形を含み、その矩形を中心として上下左右の移動量で形成される領域である。
探索処理については、図21を用いて前述の説明通りである。なお、図21に示す例は、図19(b)の例に示す探索範囲1950bを拡大表示したものである。
なお、差分絶対値和が極小となる位置が複数となり得るブロックは、後述の選択されなかった他のブロックの位置推定の元としては予め対象外とする。
例えば、全面が同じ色(例えば、白、黒、透過等)で塗り潰されたようなブロック(完全に同じ色でなくとも、全面の画素値のばらつきが予め定められた値以下である場合を含んでもよい)、一本の直線が描かれたのみのブロック、複数本からなる平行線が描かれたのみのブロック、ブロック内に規則的な図形(実質的に同じ図形)が複数描かれているのみのブロック等がある。これらは、対応する位置が一義的に決定できないため、選択されなかったブロックの位置が推定できない、又は推定できたとしても誤差が大きくなる可能性があり、位置の推定をするのに適していないブロックであるからである。
これらのブロックを対象外とする判断をする時期は、ブロックの選択をする際でもよいし、一度ブロックを選択して対応位置を探索した後で他の画像の位置を推定する際に行ってもよいが、ブロックの選択時に行った方が、余計な探索にかかる計算量を低減できる。
また、ブロックを選択して探索した結果、差分絶対値和が極小となる矩形画像間の距離が予め定められた値より大又は以上である場合は、そのブロックにおける位置関係は選択されなかった他のブロックの位置推定の元としては対象外とする。
次に、データ採取・位置推定モジュール1140による選択されなかったブロック画像が他方の画像内で対応する位置の推定について、図15を用いて説明する。図15は、データ採取・位置推定モジュール1140における処理例を示す説明図である。図15(a)の例に示すように、印刷画像1510内のブロック(図15(a)では斜線のブロック)で、差分絶対値和が極小となる位置が算出されている。なお、対象外となったブロック(図15(a)では白のブロック)は、位置の推定処理には用いられない。データ採取・位置推定モジュール1140は、ブロック画像間の位置によって定まる平面(「特徴空間における平面」としてもよい)を算出し、その平面に基づいて、選択されなかったブロック画像の位置を推定する。具体的には、差分絶対値和が極小となる位置から変位量を表す平面を算出して、各ブロックの位置に応じて変位量を算出する 。
つまり、以下のような処理を行う。ブロック画像の位置(Δx、Δy)を特徴空間にプロットする。特徴空間として、例えば、画像のx軸、y軸、Δx又はΔyを軸とする3次元空間がある。ここでは、x軸、y軸は、ブロックの中心の座標を示す軸である。特徴空間としては、画像のx軸、y軸、Δx軸、Δy軸とする4次元空間としてもよいし、Δx又はΔyを示す軸が含まれていれば、この他の空間としてもよい。このプロットによって構成される平面を算出する。例えば、図15(a)の例における変位量(△x)を表す平面1520、図15(b)の例における変位量を表す(△y)平面1530のようになる。もちろんのことながら、全てのプロットが平面にある必要はなく、これらのプロットから推測される平面を既存の方法を用いて算出すればよい。
この変位量を表す平面を用いて、画像内の全てのブロックにおける変位量を推定できる。具体的には、平面を示す式(Δx=ax+by+c、Δy=ax+by+c)に、各ブロックの位置を代入して、各ブロックにおける変位量を推定する。
ここでの変位量推定については、少なくとも、選択されなかったブロック画像を対象にする必要がある。本処理を逐次処理で行う場合には、全てのブロック画像を対象とするよりも、選択されなかったブロック画像のみを対象にする方が、変位量推定の計算量が低減されて高速に処理ができる。マルチコアCPUやGPU等で並列処理にて変位量推定を実施する場合は、ブロック画像が選択対象か否かを判断するステップを追加するよりも、全てのブロック画像に一律に処理を適用した方がより高速に処理ができる。
次に、データ採取・位置推定モジュール1140は、ブロック画像のそれぞれについて、上述の手法によって推定された変位量に基づいて、他方の画像内で対応する位置を探索する。つまり、推定された変位量を基準の位置として探索範囲を設定し、テンプレートマッチングを行い、探索範囲内で最も近似していることを示す位置を探索する。ここでのテンプレートマッチングは、上述のテンプレートマッチングと同様の手法を用いることができる。
ここでの探索対象は、少なくとも選択されなかったブロック画像とする。本処理を逐次処理で行う場合には、全てのブロック画像を対象とするよりも、選択されなかったブロック画像のみを対象とする方が探索する計算量が低減されて高速に処理ができる。マルチコアCPUやGPU等で並列処理にて2回目の位置探索を実施する場合は、ブロック画像が選択対象か否かを判断するステップを追加するよりも、全てのブロック画像に一律に処理を適用した方がより高速に処理ができる。
ここでの探索範囲は、上述の探索範囲の決定方法と同様に決定したものでも構わないが、既に選択されなかったブロック画像について位置の推定がなされているため、それよりも小さい範囲を探索範囲として構わない。同じ探索範囲を用いる場合と比べ、差分抽出にかかる計算量が低減される。
比較・照合モジュール1160は、画像生成モジュール110、読取モジュール1130、データ採取・位置推定モジュール1140と接続されている。比較・照合モジュール1160は、印刷画像115と読取画像1135を比較・照合して欠陥の有無及び発生領域を検知する。比較・照合モジュール1160は、印刷画像115と読取画像1135を受け付ける。読取画像1135は、印刷画像115の画像を形成した記録媒体125を読み取ったものである。つまり、プリントアウト対象の元の印刷画像115と、その印刷画像115をプリントアウトし、プリントアウトした記録媒体125をスキャンして得た読取画像1135を受け付ける。これは、記録モジュール120、読取モジュール1130によって発生する欠陥の有無を確認するためである。ここで、欠陥とは、ノイズといわれるものであり、理想的には、印刷画像115と読取画像1135とは完全一致することになる。しかし、記録モジュール120、読取モジュール1130の整備状況等によって、欠陥が発生することになる。なお、記録モジュール120、読取モジュール1130では、誤差が発生し得る。ここで、「発生し得る誤差」とは、記録モジュール120、読取モジュール1130の設計仕様上許容されている誤差である。誤差としては、具体的に、拡大縮小、回転、移動のアフィン変換がある。誤差として、例えば、回転がx度以上発生しないという設計仕様を実現(設計目標を達成)した場合に、x度未満の回転は、発生し得ることになる。
そこで、比較・照合モジュール1160は、記録モジュール120、読取モジュール1130で発生し得る誤差を除いた欠陥(例えば、3画素以上の黒画素混入)を抽出しようとするものである。つまり、設計仕様上許容されている誤差以外の欠陥が発生しているか否かを確認し、その欠陥が発生している位置を特定して、記録モジュール120、読取モジュール1130の整備に役立てようとするものである。
次に、比較・照合モジュール1160は、データ採取・位置推定モジュール1140より探索結果を受け取り、抽出した矩形画像と、矩形画像が他方の画像内で対応する部分の画像(探索結果の画像)とを比較する。つまり、印刷画像側の矩形画像と読取画像側の矩形画像とが最も合致する位置で両者を重ね合わせて、差分を抽出するなどの比較を行う。「探索結果」とは、他方の画像の探索範囲内で、一方の画像内の矩形画像を比較し、最も両者が合致する位置を抽出した結果である。その位置と矩形画像の位置との差分を変位量としてもよい。「比較する」には、探索結果を用いるようにしてもよい。すなわち、探索結果は、最も合致した場合であるので、その合致度合いを欠陥検知結果1165としてもよい。また、欠陥検知結果1165には、合致度合いの他に、変位量を含めてもよい。
図17を用いて説明する。図17は、比較・照合モジュール1160による欠陥検知の処理例を示す説明図である。図17(a)の例に示す印刷ブロック画像1710は、印刷画像115内のブロック画像であり、図17(b)の例に示す読取ブロック画像1720は、読取画像1135内のブロック画像であり、図17(c)の例に示す差分ブロック画像1730は、印刷ブロック画像1710と読取ブロック画像1720の差分(排他的論理和処理の結果)である。比較・照合モジュール1160は、ブロック毎に差分画像を生成し、その差分画像内で欠陥を検知する。欠陥としては、例えば、外接矩形の1辺の大きさが予め定められた範囲(例えば、3画素から5画素等)の大きさであるものを検知すればよい。
ブロック・移動量算出モジュール1150は、データ採取・位置推定モジュール1140と接続されている。ブロック・移動量算出モジュール1150は、記録モジュール120又は読取モジュール1130で発生し得る誤差に基づいて、ブロックサイズ1152、移動量1154を算出する。そして、ブロックサイズ1152、移動量1154をデータ採取・位置推定モジュール1140に渡す。記録モジュール120又は読取モジュール1130の誤差として、画像形成装置又は画像読取装置におけるアフィン変換を含む。誤差には、具体例として、拡大縮小率、回転角度等がある。なお、ブロック・移動量算出モジュール1150による処理は、データ採取・位置推定モジュール1140が処理を行う前であればよく、予め算出しておき、データ採取・位置推定モジュール1140内にブロックサイズ1152、移動量1154を記憶していてもよい。また、そのときに用いられた記録モジュール120、読取モジュール1130に対応するために、記録モジュール120、読取モジュール1130から誤差を受け取り、その都度、ブロックサイズ1152、移動量1154を算出するようにしてもよい。
ブロックサイズ1152は、アフィン変換によって、一方の画像の矩形画像と他方の画像の矩形画像との画素ずれが1画素以内であるように定まっている。なお、ブロックサイズ1152の算出については、図23の例を用いて後述する。
ブロック・移動量算出モジュール1150が算出する移動量1154は、印刷画像115又は読取画像1135の大きさにおいて、アフィン変換による移動量が最大となるように定まっている。移動量1154は、探索範囲1950bを形成するためのものである。図22は、ブロック画像1910aと探索範囲1950bの関係例を示す説明図である。移動量1154は、具体的には、上方向移動量、下方向移動量、左方向移動量、右方向移動量である。
ブロック画像1910aの縦(ブロック高さ)は、L+1+Lであり、図20の例に示したHである。
ブロック画像1910aの幅(ブロック幅)は、L+1+Lであり、図20の例に示したWである。
探索範囲1950bの縦(探索範囲高さ)は、H+L+Lである。Lは上方向移動量である。Lは下方向移動量である。
探索範囲1950bの幅(探索範囲幅)は、W+L+Lである。Lは左方向移動量である。Lは右方向移動量である。
なお、移動量1154の算出については、図24、25の例を用いて後述する。
また、移動量1154は、その画像における探索範囲の最大値を示しており、データ採取・位置推定モジュール1140は、移動量1154を用いて、画像内におけるブロックの位置に基づいて、変位量の推定値1145を決定する。
第2の実施の形態による全体の処理例を示す。
まず、画像生成モジュール110は、印刷データ105を画像変換して、印刷画像115を生成する。
次に、記録モジュール120は、印刷画像115を記録媒体125上に記録する。
次に、読取モジュール1130は、印刷画像115が記録された記録媒体125を読み取る。読み取った結果が、読取画像1135である。
次に、データ採取・位置推定モジュール1140は、変位量の推定値1145を決定するためのデータ(具体的には、ブロック画像間の差分)を採取する。
次に、データ採取・位置推定モジュール1140は、ブロック毎の変位量を推定する。
次に、比較・照合モジュール1160は、変換画像(印刷画像115)と読取画像1135を比較・照合して欠陥発生領域を検知する。
図12は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1202では、印刷データの画像か読取データの画像の少なくとも一方の画像を分割する。ここでの分割方法は、誤差を用いて算出された大きさで(例えば、誤差が大きいほど小さくなるように)分割する。
ステップS1204では、一部の分割画像に対して探索範囲を決定する。ここでの探索範囲の決定は、誤差を用いて算出された大きさで(例えば、誤差が大きいほど大きくなるように)決定する。
ステップS1206では、相手の画像での対応する位置を特定する。具体的には、分割した画像を他方の画像に重ね合わせて画素ごとに差分を取って、その差分の絶対値で加算することを探索範囲内で画像の位置を異ならせながら行い、一番差分の小さい位置を対応する位置とする。
ステップS1208では、特定した対応する位置から、他の分割画像が相手の画像で対応する位置を推定する。具体的には、対応する位置と初期位置とのズレ量を平面に描画し、他の分割画像がどの程度ずれるかを、平面と分割画像の分割元の画像に対する位置とから推定する。
ステップS1210では、他の分割画像について、推定された位置から相手の画像での対応する位置を特定する。ここでの探索範囲はステップS1204と同じでもよいが、ステップS1204で決定した探索範囲よりも狭い第2の探索範囲としてもよい。ここで探索される分割画像はステップS1208で推定された位置から探索をするので、対応する位置が近くなっているためである。第2の探索範囲を適用することによって、位置を特定するために行われる差分を取る計算量が低減される。
ステップS1212では、それぞれ特定された位置で比較した結果を出力する。位置特定の際に取得した差分をそのまま比較結果としても構わないし、さらに画像を加工して(例えば、差分を強調する等)出力しても構わない。
図18は、ブロック・移動量算出モジュール1150が、ブロックサイズ1152、移動量1154を算出する処理例を示すフローチャートである。
ステップS1802では、記録モジュール120、読取モジュール1130で発生し得る拡大縮小率、回転角度(スキューの角度)を取得する。
ステップS1804では、ブロックサイズを算出する。
ステップS1806では、移動量を算出する。
ステップS1808では、ブロックサイズ1152、移動量1154をデータ採取・位置推定モジュール1140、比較・照合モジュール1160へ渡す。
図23は、ブロックサイズ1152を算出する処理例を示す説明図である。記録モジュール120、読取モジュール1130による回転、拡大縮小が全て最悪状態で発生した場合に、印刷画像115のブロックと読取画像1135のブロックの中心を合わせたときの各隅での画素ずれが1画素以内となるようにブロックサイズを設定する。
図23の例は、印刷画像115内の点2350が、記録モジュール120、読取モジュール1130の誤差によって、どのようにずれていくかを示したものである。
点2350が、拡縮による移動(両走査方向最大縮小時)2355によって点2360へ移動する。さらに、スキューによる移動(反時計回り)2365によって点2370に移動する。これは、最大縮小(最も小さくなる場合)、反時計回りの回転が最大となった場合である。
点2350が、拡縮による移動(両走査方向最大拡大時)2345によって点2340へ移動する。さらに、スキューによる移動(時計回り)2335によって点2330に移動する。これは、最大拡大(最も大きくなる場合)、時計回りの回転が最大となった場合である。
(1)両走査方向で、最大縮小(x軸方向倍率:r、y軸方向倍率:r)、スキュー最大(反時計回り、回転角度α)のとき、ブロックの中心を原点として最も移動量が大きい対角線上の点の移動量を(1,1)で計算すると、式(1)のようになる。
Figure 2016063507
この点を通る直線と元の直線でy=1のときのxの差分△xを計算する。図23の例では、差分△xは、点2350、原点と点2370を通る直線、y=1の直線によって定まる。
(2)一方、両走査方向最大拡大(x軸方向倍率:r、y軸方向倍率:r)、スキュー最大(時計回り、回転角度β)のとき、ブロックの中心を原点として最も移動量が大きい対角線上の点の移動量を(1,1)で計算すると、式(2)のようになる。
Figure 2016063507
この点を通る直線と元の直線でx=1のときのyの差分△yを計算する。図23の例では、差分△yは、点2350、原点と点2330を通る直線、x=1の直線によって定まる。
(3)△x、△yが1.4となるy’、x’を計算する。そして、ブロックの幅、高さをW、Hとすると、式(3)のようになる。
Figure 2016063507
なお、ceil()は小数点以下を切り上げする関数である。
これによって、ブロックサイズ1152(式(3)のW、H)が算出できる。例えば、ブロックの幅、高さとして、それぞれ100画素、110画素等となる。
次に図24、25の例を用いて、移動量1154(探索範囲のサイズ)を算出する処理例を説明する。ここで算出する移動量1154は、最遠点における移動量である。
記録モジュール120、読取モジュール1130による回転、拡大縮小、移動が全て最悪状態で発生した場合に、ある用紙サイズ(例えば、A3ノビ用紙)において右下隅での移動量を考慮できるように移動量1154を設定する。なお、以下座標は左上隅を原点、右方向・下方向が正値方向、回転角は時計回りが正値方向とする。
右上方向へ移動量が最大となる条件下で、ある用紙サイズでの左上隅を原点として最も移動量が多い右下隅(例えば、A3ノビ用紙では、300dpiでの座標(3897,5763))の移動量を計算すると、式(4)のようになる。
Figure 2016063507
ただし、Mskewはスキューによる移動量、Msizeは拡縮による移動量、Mshiftはシフトによる移動量である。
ここで、Mskew、Msize、Mshiftは、それぞれ式(5)、式(6)、式(7)のようになる。
Figure 2016063507
Figure 2016063507
Figure 2016063507
なお、γは回転角度、r、rは拡大縮小率、s、sは移動量である。
したがって、式(8)のようになる。
Figure 2016063507
図24の例を用いて説明する。図24は、移動量を算出する処理例を示す説明図である。
点2450が、シフトによる移動(右上方向に最大)2455によって点2460へ移動する。さらに、拡縮による移動(主走査方向最大拡大、副走査方向最大縮小時)2465によって点2470に移動する。さらに、スキューによる移動(反時計回り)2475によって点2480に移動する。つまり、画像2400の原点2410(図24では左上隅)から最遠地点(右下隅)での、上方向、右方向への最大移動量を算出している。
一方、左下方向へ移動量が最大となる条件下で、ある用紙サイズでの左上隅を原点として最も移動量が多い右下隅(例えば、A3ノビ用紙)の移動量を計算すると、式(9)、式(10)、式(11)のようになる。
Figure 2016063507
Figure 2016063507
Figure 2016063507
なお、θは回転角度、r、rは拡大縮小率、s、sは移動量である。
したがって、式(12)のようになる。
Figure 2016063507
図25の例を用いて説明する。図25は、移動量を算出する処理例を示す説明図である。
点2450が、シフトによる移動(左下方向に最大)2445によって点2440へ移動する。さらに、拡縮による移動(主走査方向最大縮小、副走査方向最大拡大時)2435によって点2430に移動する。さらに、スキューによる移動(時計回り)2425によって点2420に移動する。つまり、画像2400の原点2410(図25では左上隅)から最遠地点(右下隅)での、下方向、左方向への最大移動量を算出している。
以上から移動量の上方向最大値、下方向最大値、左方向最大値、右方向最大値を、それぞれ算出すればよい。例えば、それぞれ67.41画素、95.99画素、58.73画素、62.47画素となり、ブロックの上下左右方向の移動量は最低限、それぞれ68画素、96画素、59画素、63画素である。なお、実際には、記録モジュール120、読取モジュール1130について、仕様をはずれたもの(スペックオーバー)があり得るために、予め定められた値だけ大きめに移動量を設定してもよい。この値は、原点2410から最遠点である点2450における移動量である。点2450以外の位置における移動量(探索範囲)は、その位置と点2450における移動量とに基づいて、データ採取・位置推定モジュール1140が決定してもよい
図10を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図10に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1017と、プリンタ等のデータ出力部1018を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1001は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、読取モジュール160、加工モジュール170、比較・照合モジュール180等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1002は、CPU1001が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1003は、CPU1001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1004により相互に接続されている。
ホストバス1004は、ブリッジ1005を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1006に接続されている。
キーボード1008、マウス等のポインティングデバイス1009は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1010は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1011は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1001によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、印刷画像115、読取画像#1:161、照合結果185等が格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1012は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1013に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1007、外部バス1006、ブリッジ1005、及びホストバス1004を介して接続されているRAM1003に供給する。リムーバブル記録媒体1013も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1014は、外部接続機器1015を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1014は、インタフェース1007、及び外部バス1006、ブリッジ1005、ホストバス1004等を介してCPU1001等に接続されている。通信部1016は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1017は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1018は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図10に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図10に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図10に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等に組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…画像記録装置
105…印刷データ
110…画像生成モジュール
115…印刷画像
120…記録モジュール
125…記録媒体
150…画像処理装置
160…読取モジュール
161…読取画像#1
16n…読取画像#n
170…加工モジュール
172…印刷画像
174…読取画像
180…比較・照合モジュール
185…照合結果
210…印刷データ生成装置
220…照合結果記憶装置
290…通信回線
1130…読取モジュール
1135…読取画像
1140…データ採取・位置推定モジュール
1145…変位量の推定値探索範囲
1150…ブロック・移動量算出モジュール
1152…ブロックサイズ
1154…移動量
1160…比較・照合モジュール
1165…欠陥検知結果

Claims (5)

  1. 画像データの画像を形成した媒体を、複数のセンサーによって、読取領域の少なくとも一部が隣接するセンサーの読取領域と重なり合うように読み取ったそれぞれの部分画像データの傾きを修正する修正手段と、
    前記画像データをそれぞれの前記部分画像データに合せた位置と大きさで抽出する抽出手段と、
    前記修正手段によって修正された部分画像データと前記抽出手段によって抽出された抽出画像データとの比較を行う比較手段
    を有する画像処理装置。
  2. 前記修正手段は、隣り合う部分画像データの間に第1の余白を挿入し、傾きを修正した後に、部分画像データを合成して合成画像データを生成し、
    前記抽出手段によって抽出された隣り合う抽出画像データの間に、前記第1の余白および部分画像データの傾きから決定された大きさの第2の余白を挿入する挿入手段
    をさらに有し、
    前記比較手段は、前記合成画像データと前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データとの比較を行う
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の余白は、部分画像データの傾き角度を修正しても、部分画像データの長さ方向で重なりがなくなるように余白の幅を決定する
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記比較手段は、前記合成画像データ又は前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データのうち一方を分割して複数の矩形画像を抽出し、抽出された複数の画像が他方の画像内で対応する位置を探索し、探索された対応する位置でそれぞれの矩形画像と他方の画像との比較を行い、
    前記第1の余白は、前記合成画像データと前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データとの比較を行う際に、前記修正手段によって修正された、部分画像データと前記第1の余白をあわせた幅が、前記比較手段で抽出される矩形画像の幅の整数倍となっているよう設定され、
    前記第2の余白は、前記合成画像データと前記挿入手段によって前記第2の余白が挿入された画像データとの比較を行う際に、前記抽出画像データと前記第2の余白とをあわせた幅が、前記比較手段で抽出される矩形画像の幅の整数倍となっているよう設定される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. コンピュータを、
    画像データの画像を形成した媒体を、複数のセンサーによって、読取領域の少なくとも一部が隣接するセンサーの読取領域と重なり合うように読み取ったそれぞれの部分画像データの傾きを修正する修正手段と、
    前記画像データをそれぞれの前記部分画像データに合せた位置と大きさで抽出する抽出手段と、
    前記修正手段によって修正された部分画像データと前記抽出手段によって抽出された抽出画像データとの比較を行う比較手段
    として機能させるための画像処理プログラム。
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