JP2010178174A - 画像補間装置、画像補間方法、および画像補間プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンタクトイメージセンサの連結部分に対応する位置の画素データを、判別手段を用いずに精度良く補間する。
【解決手段】画像読取装置によって読み取られた補間対象画素が位置する前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによってそれぞれの相関係数を算出し、その最大値の相関係数を算出した時の仮補間データを補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を出力するマッチング補間データ生成手段と、真偽判定信号に基づいて本補間データ又は線形補間データを選択して、補間対象画素位置に挿入する選択手段とによって構成する。
【選択図】図2
【解決手段】画像読取装置によって読み取られた補間対象画素が位置する前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによってそれぞれの相関係数を算出し、その最大値の相関係数を算出した時の仮補間データを補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を出力するマッチング補間データ生成手段と、真偽判定信号に基づいて本補間データ又は線形補間データを選択して、補間対象画素位置に挿入する選択手段とによって構成する。
【選択図】図2
Description
この発明は、複数のコンタクトイメージセンサ(CIS)が連結されることにより画像読取センサが構成されている画像読取装置に用いられ、画像読取センサによって読み取られた画像データに基づいて、コンタクトイメージセンサの連結部分に対応する位置の画素データを補間する画像補間装置、画像補間方法、および画像補間プログラムに関する。
CCD素子で構成されているコンタクトイメージセンサ(CIS)は、画像形成装置(MFP)、ファクシミリ装置、スキャナ等の機器に搭載され、原稿画像の読取装置として重要な役目を担っている。コンタクトイメージセンサは等倍センサであるため、原稿画像を読み取るためには、原稿用紙の幅以上の長さが必要となる。そこで、通常は、プリント基板上に搭載した複数のコンタクトイメージセンサを連結することにより、画像読取センサを構成している。
このように複数のコンタクトイメージセンサを連結した場合、解像度が高くなると、コンタクトイメージセンサの画像読取素子の間隔が狭くなるので、コンタクトイメージセンサの連結部分では、画素データが読み取れなくなる。
この問題を解決するものとして、コンタクトイメージセンサの連結部分に対応する補間対象画素位置が網点領域内であるか非網点領域内であるかを判別する判別手段を設けて、その判別手段によって補間対象画素位置が非網点領域であると判定された場合は線形補間によって補間対象画素の画素データを生成し、網点領域であると判定された場合はパターンマッチングによって補間対象画素の画素データを生成して、補間対象画素位置に挿入する方法が発明されている(例えば、特許文献1を参照)。
しなしながら、特許文献1の方式によれば、補間対象画素位置が網点領域内であるか非網点領域内であるかを判別する判別手段を必要とするものである。特許文献1では、網点領域内であるか非網点領域内であるかを判別する判別手段としては、特開平8−149291号公報に記載される方法を提唱している。よって、そのような判別手段を必要とすることは画像処理装置が大きくなるばかりか、コストも余計に掛かる問題がある。また、特許文献1の方法では、単純なパターンマッチング方法による画素補間であるため、画像の振幅値が異なっても周波数が同じであれば全てマッチング係数が高くなる結果とするため、網点領域の継ぎ目が目立たない画像が得られないことが実験により判明した。
この発明の第1の目的は、網点領域内であるか非網点領域内であるかを判別する判別手段を必要としない構成で、複数のコンタクトイメージセンサの連結部分に対応する位置の画素データを精度良く補間することができる画像補間装置、画像補間方法、および画像補間プログラムを提供するものである。
また発明の第2の目的は、複数のコンタクトイメージセンサの連結部分の継ぎ目が目立たない画像が得ることができる画像補間装置、画像補間方法、および画像補間プログラムを提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の画像補間装置は、多数の画像読取素子が直線状に配列された複数のコンタクトイメージセンサが連結され、その連結部が補間対象画素とする画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データの線形補間によって得られた線形補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力する線形補間データ生成手段と、前記前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、前記補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された前記基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによってそれぞれの相関係数を算出し、その相関係数の中から最大値の相関係数を求め、その最大値の相関係数を算出した時の前記仮補間データを前記補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、前記本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を出力するマッチング補間データ生成手段と、前記真偽判定信号に基づいて前記本補間データ又は前記線形補間データを選択して、前記補間対象画素位置に挿入する選択手段と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の画像補間方法は、多数の画像読取素子が直線状に配列された複数のコンタクトイメージセンサが連結され、その連結部が補間対象画素とする画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データの線形補間によって得られた線形補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力する線形補間データ生成手段と、前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データのパターンマッチングによって得られたマッチング補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力するマッチング補間データ生成手段と、前記マッチング補間データ生成手段から出力される前記本補間データ又は線形補間データ生成手段から出力される前記線形補間データを選択して前記補間対象画素位置に挿入する選択手段と、を備える画像補間装置の画像補間方法であって、マッチング補間データ生成手段は、前記前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、前記補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された前記基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによって複数の相関係数を算出し、前記複数の相関係数の中から最大値の相関係数を求め、前記最大値の相関係数を算出した時の前記仮補間データを前記補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、前記本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を前記選択手段に出力することを特徴とする。
また、本発明の画像補間プログラムは、多数の画像読取素子が直線状に配列された複数のコンタクトイメージセンサが連結され、その連結部が補間対象画素とする画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データの線形補間によって得られた線形補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力する線形補間データ生成手段と、前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データのパターンマッチングによって得られたマッチング補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力するマッチング補間データ生成手段と、前記マッチング補間データ生成手段から出力される前記本補間データ又は線形補間データ生成手段から出力される前記線形補間データを選択して前記補間対象画素位置に挿入する選択手段と、を備える画像補間装置の画像補間プログラムであって、マッチング補間データ生成手段は、前記前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックの画素データと、前記補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された前記基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックの画素データとからそれぞれ算出された標準偏差と、前記複数の基本ブロックの画素データと前記複数のマッチング対象ブロックの画素データとから算出した共分散とから、前記相関係数を算出すると同時に、各基本ブロックとそれに対応する各マッチング対象ブロックのそれぞれの標準偏差を被除数および除数に設定して複数のスカラ比を算出する相関係数/スカラ比算出機能と、前記複数の相関係数を段階的に比較することによって最大値の相関係数を求め、その最大値の相関係数が所定値より大きい場合、前記最大値の相関係数を算出した前記仮補間データを前記補間対象画素の前記本補間データとして出力すると共に、前記最大値の相関係数を算出した時の2つのスカラ比を被除数および除数に設定して算出した標準偏差の比が所定範囲内である場合、前記本補間データを採用する前記真偽判定信号を出力する補間値確定機能とを有することを特徴とする。
この発明によれば、網点領域内であるか非網点領域内であるかを判別する判別手段を用いることなく、複数のコンタクトイメージセンサの連結部分に対応する位置の画素データを精度良く補間することができる。また、連結部分の継ぎ目が目立たない画像が得ることができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
図1は、プリント基板にCCD等の画像読取素子を搭載した複数のコンタクトイメージセンサを並べて構成した画像読取センサを示している。
画像読取センサ10は、例えば第1のコンタクトイメージセンサ(CIS)10aと第2のコンタクトイメージセンサ(CIS)10bとが連結されることにより、構成されている。ここでは、2つのコンタクトイメージセンサ10a、10bとしたが、搭載される機器に応じて3つ以上のコンタクトイメージセンサが連結されるものである。全ての連結部の補間は、同じ動作で処理されるものである。各コンタクトイメージセンサ10a、10bには、等間隔をおいてCCD素子の画像読取素子20が設けられている。
そして、コンタクトイメージセンサ10a内の各画像読取素子20に対応する画素をa1〜a9で表している。また、コンタクトイメージセンサ10b内の各画像読取素子20に対応する画素をb1〜b9として表している。コンタクトイメージセンサ10aとコンタクトイメージセンサ10bとの連結部である補間対象画素は、欠落画素位置Xで表す。ここでは、後述する実施形態に合わせて、欠落画素位置Xの前後9つの各画像読取素子20に対応する画素a1〜a9,b1〜b9のみを表し、他の画像読取素子は省略している。
図2は、本発明の実施形態に係わる画像補間装置の全体の構成を示すブロック図である。図示した画像補間装置の各構成要素は、図12に示すクロック信号CLKに同期して動作するものである。また、各回路ブロックは、イネーブル信号EN1,EN2、クリア信号CLR−nに基づき動作制御される。
画像読取センサ10内のコンタクトイメージセンサ10a,10bの欠落画素位置Xの、例えば前後9つの各画像読取素子20から読み取られた10ビット幅の各画素データおよび欠落画素位置Xに設定したダミーデータは入力信号の流れに従い、シフトレジスタ30と、パターンマッチング回路40に同時に入力される。なお、コンタクトイメージセンサ10a,10bのビット長、欠落画素位置X、および前後9つの各画像読取素子20の画素データの位置は、画像読取センサ10の設計時に予め分かっているので、それに基づいて本装置が設計されている。
シフトレジスタ30に入力された10ビット幅の各画素データは、クロック信号CLKに応じて順次シフトされ、線形補間回路50に入力される。線形補間回路50では、欠落画素位置Xの前後の画素データの平均値(a9+b1)/2(線形補間データ)を算出して、セレクタ60の一方に出力する。この時、線形補間回路50からの補間データは、パターンマッチングによる補間データの出力と伝搬遅延を合わせてセレクタ60に出力されるものである。
一方、パターンマッチング回路40では、後述する演算処理によって相関係数、スカラ比(ベクトル)、および仮補間値が算出され、ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70に入力される。ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70は、後述する演算処理によってパターンマッチングによる補間データ(マッチング補間データ)と切替ステータス信号(真偽判定信号)とを生成し、セレクタ60に出力する。
セレクタ60は、切替ステータス信号に基づいて線形補間回路50から得られた線形補間データ、又はピーク検出・補間切替・補間値確定回路70から得られたパターンマッチングによるマッチング補間データのいずれか一方を選択して、後続する画像処理装置(図示せず)に出力する。
タイミングパルス生成回路80およびステートマシン制御回路90から構成されるタイミング生成回路は、クロック信号CLKからイネーブル信号EN1,EN2,クリア信号CLR−nを生成して、パターンマッチング回路40に供給される。また、クロック信号CLK−nは、ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70にも供給される。
(パターンマッチング回路40の構成)
図3(図3Aおよび図3B)は、パターンマッチング回路40の詳細な構成を示すブロック図である。
パターンマッチング回路40は、18個のバッファレジスタ40a乃至40q、40Xと、10個の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410から構成される。
図3(図3Aおよび図3B)は、パターンマッチング回路40の詳細な構成を示すブロック図である。
パターンマッチング回路40は、18個のバッファレジスタ40a乃至40q、40Xと、10個の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410から構成される。
バッファレジスタ40a乃至40qと40Xは、10ビット幅のバッファメモリである。バッファレジスタ40a乃至40q、および40Xには、コンタクトイメージセンサ10a,10bから読み出された欠落画素位置Xの前後9つの各画像読取素子20から読み取られた10ビット幅の各画素データ、および欠落画素位置Xのダミーデータがイネーブル信号EN1に同期して順次シフトされながらセットされる。そして、バッファレジスタ40qに画素データb9がセットされたときに、パターンマッチングの演算処理が開始される。即ち、バッファレジスタ40qに画素データb9がセットされた状態では、バッファレジスタ40a乃至40hには画素データa2乃至a9がセットされ、バッファレジスタ40Xには欠落画素位置Xのダミーデータがセットされ、バッファレジスタ40i乃至40qには画素データb1乃至b9がセットされた状態である。
欠落画素位置Xのダミーデータがセットされたバッファレジスタ40Xには、パターンマッチング処理の過程で、画素データa3乃至a7、画素データb3乃至b7の10個のデータが、10回の演算ステップ毎に切り替えられながらセットされる。
そして、欠落画素位置Xに対応するバッファレジスタ40Xを中央とし、その前後2つのバッファレジスタ40g,40h,40i,40jから構成される5つの画素データa8,a9,Xi,b1,b9が比較データの「基本ブロック」となる。なお、画素データXiは、上記画素データa3乃至a7、画素データb3乃至b7のいずれか1つである。
この「基本ブロック」と比較される「比較対象ブロック」は、基本ブロックの前後に位置する画素データa1乃至a9、画素データb1乃至b9から同じ長さのブロック(5ブロック)を持つ画素データが選択される。ここでは、「画素データa1乃至a5」、「画素データa2乃至a6」、「画素データa3乃至a7」、「画素データa4乃至a8」、「画素データa5乃至a9」、「画素データb1乃至b5」、「画素データb2乃至b6」、「画素データb3乃至b7」、「画素データb4乃至b8」、「画素データb5乃至b9」の10個のブロックが比較対象ブロックとして定められている。よって、バッファレジスタ40Xに切り替えセットされる画素データa3乃至a7、画素データb3乃至b7の各画素データは、上記した10個の「比較対象ブロック」の中央の画素データである。なお、ここでは前後5個ずつ、計10個の比較対象データを選択したが、その個数は任意に設定することができ、前後5画素以上であることが好ましい。
10個の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410は、標準偏差算出回路42a乃至42j、共分散算出回路43a乃至43j、標準偏差算出回路44a乃至44j、および相関係数・スカラ比算出回路45a乃至45jからそれぞれ構成される。そして、次の3つのポイントによって相関係数を算出する。第1のポイントとして、相関係数は5画素の2フレームで係数を算出する。また第2のポイントとして、相関係数は「基本フレーム」と10個の「比較対象フレーム」とを比較して求める。第3のポイントとして、「基本フレーム」中の欠落画素は「比較対象フレーム」の中央画素の値を挿入し、相関係数を算出する。
第1の相関係数・スカラ比算出回路401の標準偏差算出回路42aには、入力画素データa1、バッファレジスタ40a乃至40dから出力される画素データa2乃至a5の5つの画素データが入力される。即ち、第1の比較対象ブロックである画素データa1乃至a5が入力される。標準偏差算出回路44aには、バッファレジスタ40g,40h,40X,40i,40jから出力される基本ブロックの画素データa8,a9,a3,b1,b2が入力される。つまり、第1の相関係数・スカラ比算出回路401では、基本ブロックの欠落画素位置Xに第1の比較対象ブロックの中央の画素データa3がセットされている。また、共分散算出回路43aには、標準偏差算出回路42aと同じ画素データa1乃至a5と、基本ブロックの画素データa8,a9,a3,b1,b2が入力される。そして、標準偏差算出回路42a、共分散算出回路43a、標準偏差算出回路44aの演算結果は、相関係数・スカラ比算出回路45aに入力される。相関係数・スカラ比算出回路45aは、後述する演算処理を実行して第1の相関係数と、第1のスカラ比を出力する。
第2の相関係数・スカラ比算出回路402の標準偏差算出回路42bには、バッファレジスタ40a乃至40eから出力される画素データa2乃至a6の5つの画素データ(第2の比較対象ブロック)が入力される。標準偏差算出回路44bには、バッファレジスタ40g,40h,40X,40i,40jから出力される基本ブロックの画素データa8,a9,a4,b1,b2が入力される。つまり、第2の相関係数・スカラ比算出回路402では、基本ブロックの欠落画素位置Xに第2の比較対象ブロックの中央の画素データa4がセットされている。また、共分散算出回路43bには、標準偏差算出回路42bと同じ画素データa2乃至a6と、基本ブロックの画素データa8,a9,a4,b1,b2が入力される。そして、標準偏差算出回路42b、共分散算出回路43b、標準偏差算出回路44bの演算結果は、相関係数・スカラ比算出回路45bに入力される。相関係数・スカラ比算出回路45bは、後述する演算処理を実行して第2の相関係数と、第2のスカラ比を出力する。
第3の相関係数・スカラ比算出回路403の標準偏差算出回路42cには、バッファレジスタ40b乃至40fから出力される画素データa3乃至a7の5つの画素データ(第3の比較対象ブロック)が入力される。標準偏差算出回路44cには、バッファレジスタ40g,40h,40X,40i,40jから出力される基本ブロックの画素データa8,a9,a5,b1,b2が入力される。つまり、第3の相関係数・スカラ比算出回路403では、基本ブロックの欠落画素位置Xに第3の比較対象ブロックの中央の画素データa5がセットされている。また、共分散算出回路43cには、標準偏差算出回路42cと同じ画素データa3乃至a7と、基本ブロックの画素データa8,a9,a5,b1,b2が入力される。そして、標準偏差算出回路42c、共分散算出回路43c、標準偏差算出回路44cの演算結果は、相関係数・スカラ比算出回路45cに入力される。相関係数・スカラ比算出回路45cは、後述する演算処理を実行して第3の相関係数と、第3のスカラ比を出力する。
第4の相関係数・スカラ比算出回路404では、基本ブロックとして画素データa8,a9,a6,b1,b2が入力され、第4の比較対象ブロックとして画素データa4乃至a8が入力される以外は上記と同じである。また、第5の相関係数・スカラ比算出回路405では、基本ブロックとして画素データa8,a9,a7,b1,b2が入力され、第5の比較対象ブロックとして画素データa5乃至a9が入力される以外は上記と同じである。
第6の相関係数・スカラ比算出回路406では、基本ブロックとして画素データa8,a9,b3,b1,b2が入力され、第6の比較対象ブロックとして画素データb1乃至b5が入力される以外は上記と同じである。また、第7の相関係数・スカラ比算出回路407では、基本ブロックとして画素データa8,a9,b4,b1,b2が入力され、第7の比較対象ブロックとして画素データb2乃至b6が入力される以外は上記と同じである。
第8の相関係数・スカラ比算出回路408では、基本ブロックとして画素データa8,a9,b5,b1,b2が入力され、第8の比較対象ブロックとして画素データb3乃至b7が入力される以外は上記と同じである。また、第9の相関係数・スカラ比算出回路409では、基本ブロックとして画素データa8,a9,b6,b1,b2が入力され、第9の比較対象ブロックとして画素データb4乃至b8が入力される以外は上記と同じである。
最後に、第10の相関係数・スカラ比算出回路410の標準偏差算出回路42jには、バッファレジスタ40m乃至40qから出力される画素データb5乃至b9の5つの画素データ(第10の比較対象ブロック)が入力される。標準偏差算出回路44jには、バッファレジスタ40g,40h,40X,40i,40jから出力される基本ブロックの画素データa8,a9,b7,b1,b2が入力される。つまり、第10の相関係数・スカラ比算出回路410では、基本ブロックの欠落画素位置Xに第10の比較対象ブロックの中央の画素データb7がセットされている。また、共分散算出回路43jには、標準偏差算出回路42jと同じ画素データb5乃至b9と、基本ブロックの画素データa8,a9,b7,b1,b2が入力される。そして、標準偏差算出回路42j、共分散算出回路43j、標準偏差算出回路44jの演算結果は、相関係数・スカラ比算出回路45jに入力される。相関係数・スカラ比算出回路45jは、後述する演算処理を実行して第10の相関係数と、第10のスカラ比を出力する。
そして、第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410における相関係数の算出を一般式で表現すると以下のようになる。
のなす角の余弦である。
また、この式(1)は共分散をそれぞれの標準偏差で割ったものに等しい。
そこで、標準偏差算出回路42a乃至42jおよび標準偏差算出回路44a乃至44jは、式(1)の分母の右辺と左辺の標準偏差を算出する回路である。
図4は、標準偏差算出回路42a乃至42jおよび標準偏差算出回路44a乃至44jの詳細な構成を示すブロック図である。上記した基本ブロックの各5フレームの画素データ(各10ビット幅)又は第1乃至第10の比較対象ブロックの各5フレームの画素データ(各10ビット幅)は、減算器4210乃至4214、および加算器422へ入力される。加算器422は、5フレームの画素データを加算して、割算器423へ入力する。割算器423は、加算器422からの(加算データ/5)の割算処理を行い、5フレームの画素データの平均値を算出して、減算器4210乃至4214に入力する。
減算器4210乃至4214は、各5フレームの画素データから前記平均値を減算して、乗算器4241乃至4245の乗数および被乗数に入力することによって、乗算器4241乃至4245は入力データのべき乗の乗算値を算出する。そして、その出力を加算器425に入力する。加算器425からの加算データは平方根計算回路426に出力され、加算データの平方根が標準偏差値Hi0又はHi1として出力される。これにより、上記式(1)の分母の左辺に示した基本ブロックの標準偏差値又は右辺に示した比較対象ブロックの標準偏差値が算出される。なお、平方根計算回路426には、公知のニュートン法等が用いられる。
図5は、共分散算出回路43a乃至43jの詳細な構成を示すブロック図である。共分散算出回路43a乃至43jは、式(1)の分子の共分散を算出する回路である。そして、図5での入力信号は、共分散算出回路43aを例示している。即ち、基本ブロックの5フレームの画素データa8,a9,a3,b1,b2(各10ビット幅)と第1の比較対象ブロックの5フレームの画素データa1乃至a5(各10ビット幅)が入力信号として入力される例としている。
上記基本ブロックの画素データa8,a9,a3,b1,b2は、減算器4310乃至4314、および加算器433に入力される。同様に、第1の比較対象ブロックの画素データa1乃至a5は、減算器4315乃至4319、および加算器435に入力される。加算器433は、画素データa8,a9,a3,b1,b2を加算して、その加算値(a8+a9+a3+b1+b2)を割算器434に出力する。割算器434は、(a8+a9+a3+b1+b2)/5の割算を行い、画素データa8,a9,a3,b1,b2の平均値av0を算出して、減算器4310乃至4314に出力する。また、加算器435は、画素データa1乃至a5を加算して、その加算値(a1+a2+a3+a4+a5)を割算器426に出力する。割算器426は、(a1+a2+a3+a4+a5)/5の割算を行い、画素データa1乃至a5の平均値av1を算出して、減算器4315乃至4319に出力する。
減算器4310は、(a8−av0)の減算を行い、減算値a8’を乗算器4371に出力する。同様に、減算器4311は、(a9−av0)の減算を行い、減算値a9’を乗算器4372に出力する。減算器4312は、(a3−av0)の減算を行い、減算値a3’を乗算器4373に出力する。減算器4313は、(b1−av0)の減算を行い、減算値b1’を乗算器4374に出力する。減算器4314は、(b2−av0)の減算を行い、減算値b2’を乗算器4375に出力する。
また減算器4315は、(a1−av1)の減算を行い、減算値a1’を乗算器4371に出力する。同様に、減算器4316は、(a2−av1)の減算を行い、減算値a2’を乗算器4372に出力する。減算器4317は、(a3−av1)の減算を行い、減算値a3’’を乗算器4373に出力する。減算器4318は、(a4−av1)の減算を行い、減算値a4’を乗算器4374に出力する。減算器4319は、(a5−av1)の減算を行い、減算値a5’を乗算器4375に出力する。
乗算器4371は、(a8’×a1’)の掛け算を行い、その結果を加算器438へ出力する。また、乗算器4372は、(a9’×a2’)の掛け算を行い、その結果を加算器438へ出力する。乗算器4373は、(a3’×a3’’)の掛け算を行い、その結果を加算器438へ出力する。乗算器4374は、(b1’×a4’)の掛け算を行い、その結果を加算器438へ出力する。乗算器4375は、(b2’×a5’)の掛け算を行い、その結果を加算器438へ出力する。加算器438は、(a8’×a1’+a9’×a2’+a3’×a3’’+b1’×a4’+b2’×a5’)の加算を行なう。
これにより、上述した式(1)の分子に示した共分散が算出される。図5では、第1の相関係数・スカラ比算出回路401の共分散算出回路43aを示しているので、加算器438から出力された共分散値Kaは、第1の相関係数・スカラ比算出回路401へ出力される。第2乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路402乃至410の共分散算出回路43b乃至43jでも、それぞれに入力される基本ブロックと比較対象ブロックの共分散値Ki(i=b乃至j)が同様に算出される。
図6は、相関係数・スカラ比算出回路45a乃至45jの詳細な構成を示すブロック図である。相関係数・スカラ比算出回路45i(i=a乃至j、以下同様)では、共分散算出回路43iから出力された共分散値Kiが割算器451の被除数として入力される。また、標準偏差算出回路42iからの標準偏差値Hi0と、標準偏差算出回路44iからの標準偏差値Hi1は、乗算器452に入力される。そして、乗算器452の掛け算結果である掛け算値(Hi0×Hi1)は、除数として割算器451に入力される。割算器451では、[Ki/(Hi0×Hi1)]の割算が行われ、その結果はセレクタ453の一方側に入力される。このセレクタ453の他方側には、相関係数「0」が入力されている。乗算器452からの掛け算値(Hi0×Hi1)は、0割検出器454に入力され、ゼロ検出が行われる。0割検出器454からのゼロ検出信号は、セレクタ453の選択信号として入力される。そして、セレクタ453は、0割検出器454からゼロ検出信号が出力される場合は、相関係数「0」(相関係数ゼロ)を選択出力し、ゼロ検出信号が出力されない場合は、割算器451の割算値[Ki/(Hi0×Hi1)]を選択出力する。この選択出力が当該ブロックの「相関係数」となる。
また、標準偏差算出回路42iからの標準偏差値Hi0は割算器455の被除数として入力され、標準偏差算出回路44iからの標準偏差値Hi1は割算器455の除数として入力される。そして、割算器455では、(Hi0/Hi1)の割算が行われ、その結果はセレクタ456の一方側に入力される。このセレクタ456の他方側には、固定値が入力されている。また、標準偏差算出回路44iからの標準偏差値Hi1は、0割検出器457に入力され、ゼロ検出が行われる。0割検出器457からのゼロ検出信号は、セレクタ456の選択信号として入力される。そして、セレクタ456は、0割検出器454からゼロ検出信号が出力される場合は、固定値(スカラ比X)を選択出力し、ゼロ検出信号が出力されない場合は、割算器455の割算値(Hi0/Hi1)をスカラ比として選択出力する。この選択出力が当該ブロックの「スカラ比」となる。
こうして、第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410で算出されたそれぞれの相関係数とスカラ比、並びにそれぞれの補間データ(a3乃至a7、b3乃至b7)がピーク検出・補間切替・補間値確定回路70に入力される。
(ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70の構成)
図7(図7Aおよび図7B)は、ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70の詳細な構成を示すブロック図である。ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70は、図3(図3Aおよび図3B)の第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410から出力された相関係数とスカラ比、およびそれぞれの基本ブロックの中央に挿入した仮補間データを入力として、相関係数の最大値を検出して、それに対応する仮補間データを本補間データとして出力するものである。同時に、本補間データとして採用するか否かを示す真偽判定信号であるステータス信号(即ち、線形補間を選択するか又はマッチング補間を選択する信号)も同時に生成するものである。
図7(図7Aおよび図7B)は、ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70の詳細な構成を示すブロック図である。ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70は、図3(図3Aおよび図3B)の第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410から出力された相関係数とスカラ比、およびそれぞれの基本ブロックの中央に挿入した仮補間データを入力として、相関係数の最大値を検出して、それに対応する仮補間データを本補間データとして出力するものである。同時に、本補間データとして採用するか否かを示す真偽判定信号であるステータス信号(即ち、線形補間を選択するか又はマッチング補間を選択する信号)も同時に生成するものである。
そして、ピーク検出・補間切替・補間値確定回路70は、9つの比較回路701乃至709によって構成される。
第1段目の比較回路701乃至705では、第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路401乃至410の任意の組合せペアの信号が入力される。ここでは、比較回路701では、第1および第2の相関係数・スカラ比算出回路401および402からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。
また、比較回路702では、第3および第4の相関係数・スカラ比算出回路403および404からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。また、比較回路703では、第5および第6の相関係数・スカラ比算出回路405および406からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。
また、比較回路704では、第7および第8の相関係数・スカラ比算出回路407および408からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。また、比較回路705では、第9および第10の相関係数・スカラ比算出回路409および410からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。
第2段目の比較回路706では、比較回路701と比較回路702からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。第2段目の比較回路707では、比較回路703と比較回路704からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。第2段目の比較回路708では、比較回路707と比較回路705からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方の相関係数、スカラ比、および仮補間値を出力する。
最終段目の比較回路709では、比較回路706と比較回路708からの相関係数とスカラ比が比較され、相関係数の大きい方を検出して、その大きい方(最大値)の仮補間値(本補間値)と、セレクタ60のステータス信号(選択信号)を生成して出力する。なお、相関係数・スカラ比算出回路401乃至410の比較組合せペアは、任意に定めて構わない。
図8は、比較回路701乃至708の更に詳細な構成を示すブロック図である。また、図9は最終段の比較回路709の更に詳細な構成を示すブロック図である。先ず、図8の比較回路701乃至708では、それぞれ比較器72、セレクタ73,74,75から構成されている。
比較器72では、入力される2つの相関係数A,Bを比較して、大きい方の相関係数を選択する選択信号をセレクタ73、74、75に出力する。その選択信号によってセレクタ73では大きい方の相関係数に対応する仮補間値が選択出力される。また、セレクタ74では、大きい方の相関係数が選択出力される。また、セレクタ75では、大きい方の相関係数に対応するスカラ比が選択出力される。
図9の最終段の比較回路709では、比較器7091、セレクタ7092、7093,7094に加えて、判定回路7095、真偽判定器7096、ANDゲート7097が設けられている。
図9の比較器7091では、入力される2つの相関係数A,Bを比較して、大きい方の相関係数(最大値)に対応する選択信号をセレクタ7092,7093,9094に出力する。その選択信号によってセレクタ7092では、大きい方の相関係数に対応する仮補間値(本補間値)が選択出力される。また、セレクタ7093では、大きい方の相関係数xが選択出力され、判定回路7095に入力される。判定回路7095は、入力される相関係数xが所定値(例えば、0.90以上)であるか否かを判定し、所定値であれば“1”を、所定値でなければ“0”をANDゲート7097に出力する。
また、セレクタ7094では、大きい方の相関係数に対応するスカラ比が選択出力され、真偽判定器7096に入力される。真偽判定器7096では、選択出力されたスカラ比xが所定範囲内(例えば、0.5<x<2)であれば“1”を、所定範囲内でなければ“0”をANDゲート7097に出力する。そして、ANDゲート7097から出力は、ステータス信号としてセレクタ60(図2を参照)に出力される。ステータス信号は、マッチング補間からの出力である本補間値を選択する信号”1”をセレクタ60に出力し、それ以外では線形補間回路50(図1を参照)の出力を選択する信号”0”をセレクタ60に出力するものである。
(実施形態の動作説明)
次に、本発明の実施形態に係る画像補間装置の動作を説明する。
図10は、画像補間装置のパターンマッチング回路40の動作を示すフローチャートである。図11は、パターンマッチング回路40の状態遷移図である。また、図12はマッチング補間のタイミングチャートを示す図である。以下、図1乃至図12を参照して画像補間装置の動作を説明する。
次に、本発明の実施形態に係る画像補間装置の動作を説明する。
図10は、画像補間装置のパターンマッチング回路40の動作を示すフローチャートである。図11は、パターンマッチング回路40の状態遷移図である。また、図12はマッチング補間のタイミングチャートを示す図である。以下、図1乃至図12を参照して画像補間装置の動作を説明する。
先ず、画像読取センサ10内のコンタクトイメージセンサ10a,10bの欠落画素位置Xの、例えば前後9つの各画像読取素子20から読み取られた10ビット幅の各画素データと欠落画素位置Xのダミーデータは入力信号の流れに従い、シフトレジスタ30と、パターンマッチング回路40に同時に入力される。そして、パターンマッチング回路40では、末尾の画素データを除く17個の画素データが、図2のバッファレジスタ40a乃至40qにセットされる(図10のステップS100)。バッファレジスタには、欠落画素位置Xを補間するためのパターンマッチングを行う際に、最適な画素データを見つけるための仮補間値が設定されるバッファレジスタ40Xが用意されている。このバッファレジスタ40Xには、パターンマッチング動作開始前には欠落画素位置Xのダミーデータがセットされる。
そして、欠落画素位置Xを中心とする基本ブロック(5フレーム)のデータと、基本ブロックと同じ大きさの画素データであって、基本ブロックに近い位置から抽出した10個の比較対象ブロックとのパターンマッチングが開始される。この10回のパターンマッチングを実行するために、相関係数計算ループiがi<10であることをステップS110でチェックされる。これにより、以下に説明するステップS110乃至S190の動作が10回繰り返し実行される(図10のステップS110)。
パターンマッチングの前方5つの相関係数の計算、即ち、第1乃至第5の比較対象ブロックの相関係数を算出する動作では、まず比較対象ブロックの読み出しに当たってはフレーム先頭アドレスが0〜4まで移動することになる。基本ブロックのフレーム先頭アドレスは「7」固定である(図10のステップS120)。
そして、第1の比較対象ブロックの中央の画素データを持つバッファレジスタ40bから出力される画素データa3が、バッファレジスタ40Xに欠落画素として挿入(仮補間)される(図10のステップS130)。これにより、フレーム先頭アドレスが「7」であるバッファレジスタ40g,40h,40X,40i,40jから読み出された5フレームの画素データ(基本ブロック1)a8,a9,a3,b1,b2が第1の相関係数・スカラ比算出回路401の標準偏差算出回路44aに入力される。そして、標準偏差算出回路44aによって、基本ブロック1の標準偏差が算出される(図10のステップS140)。
また、フレーム先頭アドレス「0」から読み出された5フレームの画素データ、即ち、入力画素データa1、バッファレジスタ40a乃至40dから読み出された画素データa2乃至a5の画素データが、第1の相関係数・スカラ比算出回路401の標準偏差算出回路42aに入力される(図10のステップS150)。そして、標準偏差算出回路42aによって、比較対象ブロック1の標準偏差が算出される(図10のステップS160)。
更に、比較対象ブロック1の画素データa1乃至a5および基本ブロック1の画素データa8,a9,a3,b1,b2が入力される第1の相関係数・スカラ比算出回路401の共分散算出回路43aによって、共分散aが算出される(図10のステップS170)。
そして、標準偏差算出回路44aによって算出された基本ブロックaの標準偏差a0、標準偏差算出回路42aによって算出された比較対象ブロックaの標準偏差a1、および共分散算出回路43aによって算出された共分散aが相関係数・スカラ比算出回路45aに入力される。相関係数・スカラ比算出回路45aは、2つの標準偏差a0/a1と共分散aを用いて第1の相関係数aを算出すると共に、2つの標準偏差を用いて第1のスカラ比a(ベクトル比)を算出する(図10のステップS180)。これらの第1の相関係数aと第1のスカラ比aの算出に当たっては、標準偏差の0割検出を行ってエラー処理が行われる(図10のステップS181)。
最後に、相関係数・スカラ比算出回路45aによって算出された第1の相関係数aと第1のスカラ比a、およびステップS130で設定した仮補間値a3が、図示しない一時保存メモリに一時保存される(図10のステップS190)。これにより、第1の相関係数・スカラ比算出回路401における演算を全て終了して、ステップS110に戻る。
そして、ステップS110の判断によって2回目の相関係数計算ループが開始される。2回目のループでは、第2の比較対象ブロックの中央の画素データを持つバッファレジスタ40cから出力される画素データa4が、バッファレジスタ40Xに欠落画素として挿入(仮補間)される(図10のステップS130)。これにより、フレーム先頭アドレスが「7」であるバッファレジスタ40g,40h,40X,40i,40jから読み出された5フレームの画素データ(基本ブロック2)a8,a9,a4,b1,b2が第2の相関係数・スカラ比算出回路402の標準偏差算出回路44bに入力される。そして、標準偏差算出回路44bによって、基本ブロック2の標準偏差b0が算出される(図10のステップS140)。
また、フレーム先頭アドレス「1」から読み出された5フレームの画素データ、即ち、バッファレジスタ40a乃至40eから読み出された画素データa2乃至a6の画素データが、第2の相関係数・スカラ比算出回路402の標準偏差算出回路42bに入力される(図10のステップS150)。そして、標準偏差算出回路42bによって、比較対象ブロック2の標準偏差b1が算出される(図10のステップS160)。
更に、比較対象ブロック2の画素データa2乃至a6および基本ブロック2の画素データa8,a9,a4,b1,b2が入力される第1の相関係数・スカラ比算出回路402の共分散算出回路43bによって、共分散bが算出される(図10のステップS170)。
そして、標準偏差算出回路44bによって算出された基本ブロック2の標準偏差b0、標準偏差算出回路42bによって算出された比較対象ブロック2の標準偏差b1、および共分散算出回路43bによって算出された共分散bが相関係数・スカラ比算出回路45bに入力される。相関係数・スカラ比算出回路45bは、2つの標準偏差b0/b1と共分散bを用いて第2の相関係数を算出すると共に、2つの標準偏差を用いて第2のスカラ比b(ベクトル比)を算出する(図10のステップS180)。これらの第2の相関係数bと第2のスカラ比bの算出に当たっては、標準偏差の0割検出を行ってエラー処理が行われる(図10のステップS181)。
最後に、相関係数・スカラ比算出回路45bによって算出された第2の相関係数bと第2のスカラ比b、およびステップS130で設定した仮補間値a4が、図示しない一時保存メモリに一時保存される(図10のステップS190)。これにより、第2の相関係数・スカラ比算出回路402における演算を全て終了して、ステップS110に戻る。
同じ動作を、第3乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路403乃至410において実行され、算出された第3乃至第10の相関係数、第3乃至第10のスカラ比、および各ステップS130で設定したそれぞれの仮補間値が、図示しない一時保存メモリに一時保存される。そして、ステップS110に戻り、10回の相関係数計算ループが終了したことを判断して、ステップS200に移る。
なお、第6乃至第10の相関係数計算ループでは、後方5フレームの相関係数を算出するものであるので、ステップS120では、比較対象ブロックの読み出しに当たっては、フレーム先頭アドレスを10〜14まで移動することになる。
ステップS200では、一時保存メモリに一時保存された第1乃至第10の相関係数、第1乃至第10のスカラ比、および各ステップS130で設定したそれぞれの仮補間値が読み出されて、図7の比較回路701乃至709によって、第1乃至第10の相関係数の中から、相関係数の最大値が検出される。また、最大値の相関係数を算出した時の仮補間値を本補間値として出力する(図10のステップS200)。
そして、最大値の相関係数の値が所定値(例えば、0.90)以上であって、且つスカラ比から算出した標準偏差比hが所定範囲内(例えば、0.5<h<2)である場合は(図10のステップS210のYes)、ステップS200で求めた本補間値を欠落画素の補間値として出力する((図10のステップS220)。一方、最大値の相関係数の値が所定値(例えば、0.90未満)、又はスカラ比から算出した標準偏差比hが所定範囲内(例えば、0.5<h<2)でない場合は(図10のステップS210のNo)、線形補間回路50で求めた線形補間値を欠落画素の補間値として出力する(図10のステップS230)。
図11は、実施形態に係わる画像補間装置の動作遷移図を示している。図12は、図2に示す画像補間装置の動作タイミングを示している。図11,図12から理解されるように、画像補間装置は、アイドル状態300→データ保持状態310→標準偏差/共分散計算状態320→クリア状態330の順に変化して、再びアイドル状態300に戻るルーチンを持っている。
そして、アイドル状態300からクロック信号CLKとイネーブル信号EN1の立ち上がりによってデータ保持状態310に移る。データ保持状態310では、クロックCLK0〜18の期間で、バッファレジスタ40a乃至40q、40Xに画素データを保持する。この間、イネーブル信号EN1は“正”、イネーブル信号EN2は“負”である。そして、カウンタ値が「9」になった時のタイミングで欠落画素のダミーデータが設定される。
次の標準偏差/共分散計算状態320では、クロックCLK19〜27の期間で、標準偏差算出回路44iによって基本ブロックiの標準偏差が算出され、標準偏差算出回路42iによって比較対象ブロックiの標準偏差が算出され、共分散算出回路43iによって共分散iが算出される。それら算出された標準偏差値、共分散値が次段の相関係数・スカラ比算出回路45iに入力される。この間、イネーブル信号EN1は“負”、イネーブル信号EN2は“正”である。そして、カウンタ値が「27」になった時のタイミングで欠落画素の仮補間値が出力される。
最後にクリア状態330では、クロック信号CLK28とクリア信号CLR−nに応じて、画像補間装置を構成する各回路がクリアされる。
以上詳述した発明によれば、網点領域内であるか非網点領域内であるかを判別する判別手段を用いることなく、複数のコンタクトイメージセンサの連結部分に対応する位置の画素データを精度良く補間することができる。また、連結部分の継ぎ目が目立たない画像が得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨に逸脱しない範囲において、適宜設計変更しても良い。
10‥画像読取センサ
10a,10b‥コンタクトイメージセンサ(CIS)
20‥画像読取素子
30‥シフトレジスタ
40‥パターンマッチング回路
50‥線形補間回路
60‥セレクタ
70‥ピーク検出・補間切替・補間値確定回路
80‥タイミングパルス生成回路
90‥ステートマシン制御回路
40a乃至40q、40X‥バッファレジスタ
401乃至410‥第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路
42a乃至42j、44a乃至44j‥標準偏差算出回路
43a乃至43j‥共分散算出回路
45a乃至45j‥相関係数・スカラ比算出回路
701乃至709‥比較回路
10a,10b‥コンタクトイメージセンサ(CIS)
20‥画像読取素子
30‥シフトレジスタ
40‥パターンマッチング回路
50‥線形補間回路
60‥セレクタ
70‥ピーク検出・補間切替・補間値確定回路
80‥タイミングパルス生成回路
90‥ステートマシン制御回路
40a乃至40q、40X‥バッファレジスタ
401乃至410‥第1乃至第10の相関係数・スカラ比算出回路
42a乃至42j、44a乃至44j‥標準偏差算出回路
43a乃至43j‥共分散算出回路
45a乃至45j‥相関係数・スカラ比算出回路
701乃至709‥比較回路
Claims (12)
- 多数の画像読取素子が直線状に配列された複数のコンタクトイメージセンサが連結され、その連結部が補間対象画素とする画像読取装置と、
前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データの線形補間によって得られた線形補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力する線形補間データ生成手段と、
前記前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、前記補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された前記基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによってそれぞれの相関係数を算出し、その相関係数の中から最大値の相関係数を求め、その最大値の相関係数を算出した時の前記仮補間データを前記補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、前記本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を出力するマッチング補間データ生成手段と、
前記真偽判定信号に基づいて前記本補間データ又は前記線形補間データを選択して、前記補間対象画素位置に挿入する選択手段と、
を備えていることを特徴とする画像補間装置。 - 前記複数の基本ブロックは前記仮補間データに前記複数のマッチング対象ブロックの中央に設定された画素データがそれぞれ挿入され、
1つの基本ブロックと対応するマッチング対象ブロックとの前記パターンマッチングでは、前記マッチング対象ブロックおよび前記基本ブロックの画素データからそれぞれ算出された標準偏差と、前記基本ブロックの画素データと前記マッチング対象ブロックの画素データとから算出した共分散とから、前記相関係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像補間装置。 - 前記基本ブロックおよび前記マッチング対象ブロックは、それぞれ6以上であることを特徴とする請求項2に記載の画像補間装置。
- 前記基本ブロックと対応する前記マッチング対象ブロックとの前記パターンマッチングによって複数の相関係数を算出すると同時に、
各基本ブロックとそれに対応する各マッチング対象ブロックのそれぞれの標準偏差を被除数および除数に設定して複数のスカラ比を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像補間装置。 - 前記複数の相関係数を段階的に比較することによって最大値の相関係数を求め、その最大値の相関係数が所定値より大きい場合、前記最大値の相関係数を算出した前記仮補間データを前記補間対象画素の前記本補間データとして出力することを特徴とする請求項4に記載の画像補間装置。
- 前記最大値の相関係数を算出した時のスカラ比が所定範囲内である場合、前記本補間データを採用する前記真偽判定信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の画像補間装置。
- 多数の画像読取素子が直線状に配列された複数のコンタクトイメージセンサが連結され、その連結部が補間対象画素とする画像読取装置と、
前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データの線形補間によって得られた線形補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力する線形補間データ生成手段と、
前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データのパターンマッチングによって得られたマッチング補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力するマッチング補間データ生成手段と、
前記マッチング補間データ生成手段から出力される前記本補間データ又は線形補間データ生成手段から出力される前記線形補間データを選択して前記補間対象画素位置に挿入する選択手段と、
を備える画像補間装置の画像補間方法であって、
マッチング補間データ生成手段は、
前記前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックと、前記補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された前記基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックとのパターンマッチングによって複数の相関係数を算出し、
前記複数の相関係数の中から最大値の相関係数を求め、
前記最大値の相関係数を算出した時の前記仮補間データを前記補間対象画素の本補間データとして出力すると共に、前記本補間データを採用するか否かを示す真偽判定信号を前記選択手段に出力することを特徴とする画像補間方法。 - 前記複数の基本ブロックは前記仮補間データに前記複数のマッチング対象ブロックの中央に設定された画素データがそれぞれ挿入され、
1つの基本ブロックと対応するマッチング対象ブロックとの前記パターンマッチングでは、前記マッチング対象ブロックおよび前記基本ブロックの画素データからそれぞれ算出された標準偏差と、前記基本ブロックの画素データと前記マッチング対象ブロックの画素データとから算出した共分散とから、前記相関係数を算出することを特徴とする請求項7に記載の画像補間方法。 - 前記基本ブロックと対応する前記マッチング対象ブロックとの前記パターンマッチングによって複数の相関係数を算出すると同時に、
各基本ブロックとそれに対応する各マッチング対象ブロックのそれぞれの標準偏差を被除数および除数に設定して複数のスカラ比を算出することを特徴とする請求項8に記載の画像補間方法。 - 前記複数の相関係数を段階的に比較することによって最大値の相関係数を求め、その最大値の相関係数が所定値より大きい場合、前記最大値の相関係数を算出した前記仮補間データを前記補間対象画素の前記本補間データとして出力することを特徴とする請求項9に記載の画像補間方法。
- 前記最大値の相関係数を算出した時のスカラ比が所定範囲内である場合、前記本補間データを採用する前記真偽判定信号を出力することを特徴とする請求項10に記載の画像補間方法。
- 多数の画像読取素子が直線状に配列された複数のコンタクトイメージセンサが連結され、その連結部が補間対象画素とする画像読取装置と、
前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データの線形補間によって得られた線形補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力する線形補間データ生成手段と、
前記画像読取装置によって読み取られた前記補間対象画素が位置する前後の画素データのパターンマッチングによって得られたマッチング補間データを前記補間対象画素に対する補間データとして出力するマッチング補間データ生成手段と、
前記マッチング補間データ生成手段から出力される前記本補間データ又は線形補間データ生成手段から出力される前記線形補間データを選択して前記補間対象画素位置に挿入する選択手段と、
を備える画像補間装置の画像補間プログラムであって、
マッチング補間データ生成手段は、
前記前後の画素データを含む複数の画像データの中央に異なる仮補間データを挿入した複数の基本ブロックの画素データと、前記補間対象画素の位置に近い前後5画素以上の画像データから切り出された前記基本ブロックと同じ大きさを有する複数の比較対象ブロックの画素データとからそれぞれ算出された標準偏差と、前記複数の基本ブロックの画素データと前記複数のマッチング対象ブロックの画素データとから算出した共分散とから、前記相関係数を算出すると同時に、各基本ブロックとそれに対応する各マッチング対象ブロックのそれぞれの標準偏差を被除数および除数に設定して複数のスカラ比を算出する相関係数・スカラ比算出機能と、
前記複数の相関係数を段階的に比較することによって最大値の相関係数を求め、その最大値の相関係数が所定値より大きい場合、前記最大値の相関係数を算出した前記仮補間データを前記補間対象画素の前記本補間データとして出力すると共に、前記最大値の相関係数を算出した時のスカラ比が所定範囲内である場合、前記本補間データを採用する前記真偽判定信号を出力する補間値確定機能と
を有することを特徴とする画像補間プログラム。
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2009
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