JP2008226067A - 画像処理装置と画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部分画像から合成画像を生成する画像処理において、重ね合わせの精度を下げずに、合成位置算出の処理時間を短縮する。
【解決手段】位置予測部20では、現在の部分画像INの1つ前と2つ前の部分画像に対する合成位置POSに基づいて、この部分画像INが一定速度で移動していると仮定して合成位置の予測を行い、初期値INIとして重ね合わせ部11に与える。重ね合わせ部11では、現在の部分画像INと1つ前の部分画像を初期値INIから予め設定された方向に順次位置をずらして重ね合わせ、画素比較部13と位置決定部14では、各重ね合わせ位置毎に該現在の部分画像と1つ前の部分画像の重なり部分における画素毎の輝度の差分の累計を算出する。このとき、算出途中の累計が既に算出を完了した重ね合わせ位置の累計を超えたときにはその算出中の重ね合わせ位置に対する計算を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、重複部分のある部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する画像処理装置と画像処理方法に関するものである。
図2は、下記特許文献1に記載された従来の画像処理装置の構成図である。
この画像処理装置は、横幅が指と同じ1〜2.5cmで、縦幅が0.5〜5mm程度の細長いセンサを用いて、センサと指とを相対的に移動して指紋を読み取って認証するもので、指紋画像を得るためのセンサ1と、このセンサ1から定期的に出力される指紋の部分画像を蓄積する部分画像メモリ2を有している。部分画像メモリ2には、合成位置算出回路3と合成画像メモリ4が接続されている。合成位置算出回路3は、部分画像メモリ2から与えられる現フレームの部分画像と前フレームの部分画像を比較し、両者の重なりが最も類似している所を合成位置として算出するものである。合成画像メモリ4は、部分画像を重ね合わせた合成画像を蓄積するものである。合成画像メモリ4には認証回路5が接続され、この合成画像メモリ4に指紋全体の合成画像が蓄積されたときに、この指紋画像を用いて指紋認証を行うようになっている。
ここで、合成位置算出回路3は、入力された画像の時間的に前のフレームと現在のフレームとを重ね合わせて、重なり部分の画像を抽出する重ね合わせ部3aと、抽出された重なり部分において前のフレームと現在のフレームとの差分を取る画素を選択する画素選択部3bと、画素選択部3bが選択した画素の差分をとり、その累計値を重ね合わせ位置を変えた時の画素の差分の累計値と比較する画素比較部3cと、画素比較部3cの結果に基づいて差分の累計値が最小になる重ね合わせ位置を決定する位置決定部3dで構成されている。
図3は、図2の合成位置算出回路の動作を示す処理フロー図である。ここでは、フレームの縦方向の重ね合わせ処理について説明するが、横方向についても同様の処理が行われる。
処理が開始されると、前フレームと現フレームの重ね合わせる相対位置Aが0に設定される(ステップS1)。相対位置A=0のとき、前フレームと現フレームが完全に重なった状態を示し、相対位置Aの値が1加算される毎に、現フレームに対して前フレームの相対位置を1画素分、下にずらしていく状態を示す。相対位置Aが決まると(ステップS2)、前フレームと現フレームの重なり部分に対して、差分を行う画素か否かを判定する(ステップS3)。差分を行う画素でなければステップS6へ進み、差分を行う画素であれば画素レベルの差分を求める(ステップS4)。
求めた画素レベルの差を累計に加算し(ステップS5)、重なり部分の処理が終了したか否かを判定する(ステップS6)。処理が終了していなければステップS2へ戻り、終了していれば算出した累計と過去の累計結果と比較し(ステップS7)、小さければそのときの相対位置Aを合成位置として更新する(ステップS8)。現フレームと前フレームの重ね合わせが終了したときに、相対位置AがM−1(Mは、フレームの縦の画素数)であれば(ステップS9)、処理は終了する。相対位置AがM−1に達していなければ、Aに1を加算して(ステップS10)、ステップS2へ戻る。
図4は、図2の動作説明図である。この図2では、処理手順の概略として、フレームのサイズが12×8画素の場合を示している。
処理が開始されると、処理(1)で相対位置A=0に設定され、前フレームと現フレームの重なる部分の差分対象画素すべての画素レベルの差を算出し、累計に加算する。このときの累計結果を40とする。そして、この累計結果の40を、過去の累計結果として保持する。
次の処理(2)で、相対位置Aに1を加算してA=1とし、同様に累計結果を算出する。このときの差分対象画素の累計結果が45とすると、過去の累計結果よりも大きいので、過去の累計結果は更新せず、次のA=2の累計を算出する。A=2での差分対象画素の累計結果が30であると、過去の累計結果よりも小さいので、この値30を過去の累計結果として更新して保持し、同時に相対位置A=2を合成位置として保持する。この処理をA=7の処理(8)まで繰り返した結果、最小の累計結果が保持されている重ね合わせの相対位置A(図4の場合は、A=3)を、再構築画像の合成位置として出力する。
特開2003−331269号公報
しかしながら、前記画像処理装置における合成位置算出回路3では、重ね合わせの相対位置Aのすべてに対して順番に、差分対象画素すべての累計結果を算出し、過去の累計結果と比較している。このため、入力されるフレームのサイズが大きくなった場合、差分の累計を行う画素が増えて処理量が増大し、認証結果を得るまでの時間が長くなるという課題があった。また、処理時間を短縮するために差分の累計を行う画素を削減する方法も考えられるが、画素を削減すると重ね合わせの精度が悪くなるというおそれがあった。
本発明は、部分画像から合成画像を生成する画像処理において、重ね合わせの精度を下げずに、合成位置算出の処理時間を短縮することを目的としている。
本発明は、読み取り対象の画像とこの画像よりも読み取り範囲が狭いセンサとを相対的に移動して順次得られる部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する画像処理装置であって、現在の部分画像と1つ前の部分画像を1画素ずつずらして重ね合わせ、各重ね合わせ位置に対して重なり部分における画素毎の輝度の差分の累計を算出する累計算出手段と、前記累計算出手段で算出された累計の内でその値が最小となる重ね合わせ位置を合成位置として出力する合成位置決定手段と、前記合成位置に基づいて前記現在の部分画像と1つ前の部分画像を合成する画像合成手段とを備え、前記累計算出手段は、各重ね合わせ位置に対する前記累計の算出途中で、その累計が既に算出を完了した重ね合わせ位置の累計を超えたときに、その算出中の重ね合わせ位置に対する処理を終了するように構成したことを特徴としている。
本発明では、累計算出手段によって、現在の部分画像と1つ前の部分画像を1画素ずつずらして重ね合わせ、各重ね合わせ位置に対して重なり部分における画素毎の輝度の差分の累計を算出するときに、各重ね合わせ位置に対する前記累計の算出途中で、その累計が既に算出を完了した重ね合わせ位置の累計を超えたときに、その算出中の重ね合わせ位置に対する計算処理を終了するようにしている。これにより、各重ね合わせ位置に対して累計結果に拘らず最後まで計算を行うという無駄がなくなり、重ね合わせの精度を下げずに、合成位置算出の処理時間を短縮することができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示す合成位置算出回路の構成図である。
この合成位置算出回路は、細長いセンサと指とを相対的に移動することによって指紋の部分画像を定期的に読み取り、指紋の合成画像を生成する画像処理装置において、センサから定期的に出力される部分画像、または部分画像メモリに一旦保持された部分画像から、合成画像を生成するための合成位置を算出する回路である。
この合成位置算出回路は、図示しない部分画像メモリ等に保持された現フレームと過去のフレームを、重ね合わせ位置の初期値INIに従って重ね合わせて重なり部分の画像を抽出する重ね合わせ部11を有している。重ね合わせ部11の出力側には、抽出された重なり部分において前のフレームと現在のフレームとの差分を取る画素を選択する画素選択部12と、この画素選択部12が選択した画素の輝度の差分をとり、その累計結果を重ね合わせ位置を変えた時の画素の差分の累計結果と比較する画素比較部13が接続されている。
画素比較部13は、重ね合わせ位置毎に画素選択部12で選択された画素の差分の累計結果を求めるものであるが、累計結果が前の重ね合わせ位置で算出した過去の累計結果を超えた時点で、その重ね合わせ位置に対する累計処理を終了するようになっている。画素比較部13の出力側には、位置決定部14が接続されている。
位置決定部14は、画素比較部13の結果に基づいて合成位置POSが決定されたときに、その決定された合成位置POSと共に有効信号VALを出力するものである。有効信号VALと合成位置POSは位置予測部20に与えられている。更に、合成位置POSは、図示していないが、合成画像を生成するための合成画像メモリ回路に与えられるようになっている。
位置予測部20は、合成位置POSの変化速度を検出することにより、フレームの相対的な移動速度から現フレームの合成位置を予測し、これを重ね合わせ位置の初期値INIとして重ね合わせ部11に与えるものである。
この位置予測部20は、変化速度を検出するために、1フレーム前と2フレーム前の合成位置POSを保持するためのレジスタ(RES)22,24を有している。即ち、位置決定部14から出力される合成位置POSは、セレクタ(SEL)21の第1入力側に与えられ、このセレクタ21を介してレジスタ22に与えられるようになっている。
更に、レジスタ22の出力側は、セレクタ21の第2入力側に接続されると共に、セレクタ23の第1入力側に与えられ、このセレクタ23を介してレジスタ24に与えられるようになっている。レジスタ24の出力側は、セレクタ23の第2入力側に接続されている。なお、セレクタ21,23は、有効信号VALで合成位置POSが有効であることが示されたときに、第1入力側を選択するものである。また、レジスタ22,24は、フレームに対応するクロック信号によって、それぞれセレクタ21,23の出力を保持するものである。
レジスタ22,24に保持された1フレーム前と2フレーム前の合成位置POSは減算器25で差分が取られ、この減算器25の減算結果とレジスタ22の保持内容が、加算器26で加算されるようになっている。そして、加算器26の加算結果が予測値PREとして範囲判定部27に与えられている。
範囲判定部27は、加算器26から出力される予測値PREがフレームの縦方向または横方向の範囲内の値であることを判定し、フレームの範囲外である場合には値を修正して重ね合わせ位置の初期値INIとし、重ね合わせ部11に出力するものである。即ち、予測値PREが0からフレームの縦方向または横方向の画素数M−1の間であれば、範囲判定部27は、その数を初期値INIとして出力し、負の場合は0を出力し、M以上の場合はM−1を出力するようになっている。
図5は、図1の合成位置算出回路の動作を示す処理フロー図である。また、図6は図1の動作説明図、図7は図1による速度算出方法の説明図、図8は図1による累計算出方法の説明図である。
以下、これらの図に基づいて、図1の合成位置検出処理を説明する。なお、ここでは、縦方向の合成位置POSの検出について説明するが、横方向の合成位置の検出も同様の処理で行われる。また、入力されるフレームINのサイズを12×8画素とする。
重ね合わせ部11には、図示しない部分画像メモリ等から部分画像のフレームINが順次入力されるが、1つのフレームINに対する合成位置POSが決定された時点で、位置決定部14から有効信号VALと共に、その決定されたフレームの合成位置POS、即ち重ね合わせの相対位置A(これを前回結果A1とする)が出力される。
合成結果POSの前回結果A1は、図示しない合成画像メモリに与えられると共に、位置予測部20に与えられて、レジスタ22に保持される。これと同時に、その前のフレームの重ね合わせの相対位置A(これを前々回結果A2とする)が、レジスタ22からレジスタ24にシフトされて保持される。これにより、位置予測部20の減算器25と加算器26では、図7に示すように、部分画像のフレームINが一定の速度で移動していると想定し、次のフレームの重ね合わせの相対位置Aの予測値PREを、前回結果A1と前々回結果A2に基づいて、次式によって算出する。
PRE=A1+(A1−A2)
予測値PREは、範囲判定部27に与えられ、0からフレームの縦方向の画素数8−1の間であれば、範囲判定部27は、その値を初期値INIとして出力し、負の場合は初期値INIとして0を出力し、8以上の場合は7を出力する(図5のステップS11)。重ね合わせ部11は、初期値INIに基づいて、重ね合わせの相対位置Aを、この初期値INIを設定する(ステップS12)。
次のフレームIN(N番目のフレーム)が重ね合わせ部11に入力されると、重ね合わせ部11は、設定された相対位置Aに従って、N番目のフレームとN−1番目のフレームを重ね合わせる(ステップS13)。
ここで、INI=3とすると、画素比較部13は、図6に示すように、N−1番目のフレームがN番目のフレームから相対的に3画素分、下にずれた状態(A=3)を1回目として順番に、画素選択部12で選択された対象画素(ステップS14)に対して、差分を算出し(ステップS15)、累計を求める(ステップS15)。求められた累計結果は、位置決定部14に与えられる。1回目(A=3)で算出した累計結果5は、過去の累計結果として保持される。
2回目では4画素分、下にずれた状態(A=4)で、対象画素に対して差分を算出して累計を求める。1画素ずつ累計を求める毎に、その累計結果と過去の累計結果を比較する(ステップS17)。そして、求めた累計結果が過去の累計結果を超えないときは(ステップS18)、残りの対象画素に対する差分の算出と累計処理を繰り返す(ステップS14〜S18)。そして、図8(a)に示すように、全対象画素に対する差分の累計処理が終了し(ステップS18)、その累計結果が過去の累計結果よりも小さいときは、その累計結果を過去の累計結果として更新すると共に、このときの相対位置Aを合成位置POSとして更新して保持する(ステップS19)。
一方、図8(b)に示すように、求めた途中まで画素の累計結果が過去の累計結果を超えたときは(ステップS20)、残りの画素の処理を行わずに、その重ね合わせ位置に対する累計の算出処理を終了し、次の重ね合わせ位置に対する処理に移る(ステップS21)。
上記処理を、順次A=7まで繰り返し(ステップS22)、A=7の処理が終了した時点でA=0に戻し(ステップS23)、A=2まで同様の処理を繰り返す。
相対位置Aのすべての値、即ち3〜7,0〜2に対する重ね合わせ位置における画素レベル差の累計処理が終了すると、位置決定部14から有効信号VALが出力される。このとき、位置決定部14から出力される合成位置POSは、累計結果が一番小さい相対位置Aの値となっている。
以上のように、この実施例1の合成位置算出回路は、前回フレームの合成位置A1と前々回フレームの合成位置A2を用い、フレームが一定の速度で移動していると想定して次のフレームの重ね合わせの相対位置Aを予測する位置予測部20を有している。更に、この合成位置算出回路は、選択された画素の差分の累計結果を求めるときに、その累計結果が前の重ね合わせ位置で算出した過去の累計結果を超えた時点で、その重ね合わせ位置に対する累計処理を終了する画素比較部13を有している。
これにより、位置予測部20で、最初に目的の合成位置に対応する重ね合わせ位置が選択され、そのときに算出される画素の差分の累計結果が小さくなる可能性が高くなる。その後、画素比較部13により、残りの重ね合わせ位置に対する画素の差分の累計処理が順次行われるが、累計結果が過去の累計結果を超えると累計処理が終了するので、累計処理の演算回数は削減される。従って、重ね合わせの精度を下げずに、合成位置算出の処理時間を短縮することができるという利点がある。
図9は、本発明の実施例2を示す合成位置算出回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この合成位置算出回路は、図1中の位置予測部20に代えて、予測方式が異なる位置予測部20Aを設けたものである。
即ち、この位置予測部20Aは、過去の3フレームの合成位置POSに基づいてフレームの移動の速度と加速度を算出し、その加速度に基づいて重ね合わせ位置の初期値INIを生成して重ね合わせ部11に与えるものである。
この位置予測部20Aは、加速度を算出するために、1フレーム前と2フレーム前の合成位置POSを保持するためのレジスタ22,24に加えて、3フレーム前の合成位置POSを保持するためのレジスタ29を有している。即ち、位置決定部14から出力される合成位置POSは、セレクタ21の第1入力側に与えられ、このセレクタ21を介してレジスタ22に与えられるようになっている。また、レジスタ22の出力側は、セレクタ21の第2入力側に接続されると共に、セレクタ23の第1入力側に与えられ、このセレクタ23を介してレジスタ24に与えられるようになっている。レジスタ24の出力側は、セレクタ23の第2入力側に接続されている。
更に、レジスタ24の出力側は、セレクタ28の第1入力側に与えられ、このセレクタ28を介してレジスタ29に与えられるようになっている。レジスタ29の出力側は、セレクタ28の第2入力側に接続されている。なお、セレクタ21,23,28は、有効信号VALで合成位置POSが有効であることが示されたときに、第1入力側を選択するものである。また、レジスタ22,24,29は、フレームに対応するクロック信号によって、それぞれセレクタ21,23,29の出力を保持するものである。
レジスタ22に保持された1フレーム前の合成位置POS(A1)は乗算器30で3倍にされ、加算器31によって、レジスタ29に保持された3フレーム前の合成位置POS(A3)と加算されるようになっている。また、レジスタ24に保持された2フレーム前の合成位置POS(A2)は乗算器32で3倍にされ、減算器33によって、加算器31の加算結果と減算されて予測値PREが生成されるようになっている。そして、予測値PREが範囲判定部27に与えられている。その他の構成は、図1と同様である。
図10は、図9の合成位置算出回路の動作を示す処理フロー図であり、図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この合成位置算出回路と実施例1の合成位置算出回路との相違は、重ね合わせ部11に与えられる初期値INIが、前のフレームの移動速度に基づいて生成されたものであるか、速度と加速度に基づいて生成されたものであるかの違いであり、その他の動作は全く同様である。従って、図10においても、初期値を設定するステップS11Aが異なる他は、他のステップはすべて同様である。
ステップS11Aは、位置予測部20Aで行われる処理で、合成結果POSの前回結果の相対位置A1は、位置予測部20Aのレジスタ22に保持される。これと同時に、その前のフレームの重ね合わせの相対位置A2がレジスタ22からレジスタ24にシフトされ、また、更にその前のフレームの重ね合わせの相対位置A3は、レジスタ24からレジスタ29にシフトされて保持される。これにより、位置予測部20Aの乗算器30,32、加算器31、及び減算器33では、部分画像のフレームINが加速度を持って移動していると想定し、次のフレームの重ね合わせの相対位置Aの予測値PREを、相対位置A1,A2,A3に基づいて、次式によって算出する。
PRE={(A1−A2)−(A2−A3)}+(A1−A2)+A1
=3A1−3A2+A3
予測値PREは、範囲判定部27に与えられ、0からフレームの縦方向の画素数8−1の間であれば、範囲判定部27は、その値を初期値INIとして出力し、負の場合は初期値INIとして0を出力し、8以上の場合は7を出力する。その後の処理は、実施例1と同様である。
以上のように、この実施例2の合成位置算出回路は、過去3フレーム分の合成位置A1〜A3を用い、フレームが加速度を持って移動していると想定して次のフレームの合成位置POSを予測して、初期値INIとして出力する位置予測部20Aを有している。従って、加速度を含めて予測位置を算出することができるので予測の精度が向上し、入力される部分画像のフレームINの動きが一定速度でない場合でも、実施例1と同様の利点がえられる。
図11は、本発明の実施例3を示す合成位置算出処理の処理フロー図であり、図12は、この図11の動作説明図である。この実施例3の処理は、図9と同じ構成の合成位置算出回路において、図10の処理フローに代えて行われるもので、図10中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS11Aは、位置予測部20Aで行われる処理で、現フレームINの直前の3フレームに対する合成位置A1,A2,A3に基づいて、予測値PREが次式によって算出される。
PRE={(A1−A2)−(A2−A3)}+(A1−A2)+A1
=3A1−3A2+A3
予測値PREは、範囲判定部27に与えられ、0からフレームの縦方向の画素数8−1の間であれば、範囲判定部27は、その値を初期値INIとして出力し、負の場合は初期値INIとして0を出力し、8以上の場合は7を出力する。
ステップS12Aにおいて、重ね合わせ部11は、初期値INIに基づいて、重ね合わせの相対位置Aを、この初期値INIを設定すると共に、処理用のレジスタである方法指示DIRとフラグFLGを共に0に設定する。なお、方向指示DIRは、重ね合わせ位置をずらす方向を指示するもので、例えば0のときは上方向へずらし、1のときは下方向へずらすようになっている。
初期値INIが4で、方向指示DIRとフラグFLGが0であるとすると、最初にA=4の状態で累計を算出する(ステップS13〜S19)。そして、方向指示DIRが0であれば、相対位置Aがフレームの縦の画素数M−1かどうかを判定する(ステップS30,S31)。一方、方向指示DIRが1であれば、相対位置Aがフレーム0かどうかを判定する(ステップS30,S35)。
この場合は、DIR=0であるので、相対位置Aをフレームの縦の画素数M−1(=7)と比較(ステップS31)し、一致していないので相対位置Aに1を加算する(ステップS32)。この処理(ステップS13〜S31)を、A=7となるまで繰り返す。
A=7になると、フラグFLGが0か1かを判定する(ステップS33)。この時点では、FLG=0であるので、相対位置Aを初期値INI−1に設定し、今度は探索方向を逆方向に切り換えるために方向指示DIRを1に設定する。更に、次に相対位置Aが−1または0になったときに処理を終了させるためにフラグFLGを1に設定する(ステップS34)。そして、ステップS13へ戻る。
今度は、A=3から、2,1,…の順に重ね合わせの相対位置を変えながら、同様の処理(ステップS13〜S19)を行う。
A=3に対してステップS13〜S19の処理を行った後、方向指示DIRが1となっているので、Aが0であるか否かを判定する(ステップS30,S35)。この場合はA=3であるので、Aから1を減算する(ステップS36)。この処理(ステップS13〜S36)を、A=0となるまで繰り返す。
A=0になると、フラグFLGが0か1かを判定する(ステップS37)。この時点では、FLG=1であるので、合成位置POSの探索のための累計処理を終了する。
相対位置Aのすべての値、即ち3〜7,2〜0に対する重ね合わせ位置における画素レベル差の累計処理が終了すると、位置決定部14から有効信号VALが出力される。このとき、位置決定部14から出力される合成位置POSは、累計結果が一番小さい相対位置Aの値となっている。
以上のように、この実施例3の合成位置算出処理は、初期値INIから1つの方向に重ね合わせの相対位置Aを順次ずらして合成位置を探索した後、初期値INIに戻って今度は反対の方向に重ね合わせの相対位置Aを順次ずらして合成位置を探索するようにしている。これにより、実施例2の一方向に重ね合わせの相対位置Aを順次ずらす方法に比べて、早期に累計結果の最小値を算出する可能性が高くなる。従って、実施例2よりも更に処理時間を短縮することができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 指紋の画像を処理するものについて説明したが、読み取り対象の画像は指紋に限定されない。即ち、順次入力される重複部分のある部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する画像処理装置すべてに適用することができる。
(b) フレームの重ね合わせ位置を縦方向にずらす場合を説明したが、読み取り対象の画像とセンサの相対的な移動方向によっては、横方向または斜め方向にずらす必要があるが、同様に適用可能である。
(c) フレームのサイズは、12×8画素に限定されない。
(d) 現フレームINの合成位置POSを直前の2〜3フレームに対する合成位置POSに基づいて予測し、初期値INIとして重ね合わせ部11に与えているが、予測に使用する過去のフレーム数は任意である。
(e) 実施例3では、重ね合わせの相対位置Aの探索方向を、初期値INIから重ね合わせの最大位置または最小位置まで探索した後、初期値INIに戻って反対の方向へ探索する例を示したが、初期値INIから前後または左右に交互に探索するようにしても良い。
(f) 実施例3において、実施例1と同じ位置予測部20によって初期値INIを生成するようにしても良い。
本発明の実施例1を示す合成位置算出回路の構成図である。 従来の画像処理装置の構成図である。 図2の合成位置算出回路の動作を示す処理フロー図である。 図2の動作説明図である。 図1の合成位置算出回路の動作を示す処理フロー図である。 図1の動作説明図である。 図1による速度算出方法の説明図である。 図1による累計算出方法の説明図である。 本発明の実施例2を示す合成位置算出回路の構成図である。 図9の合成位置算出回路の動作を示す処理フロー図である。 本発明の実施例3を示す合成位置算出処理の処理フロー図である。 図11の動作説明図である。
符号の説明
11 重ね合わせ部
12 画素選択部
13 画素比較部
14 位置決定部
20,20A 位置予測部
21,23 セレクタ
22,24 レジスタ

Claims (8)

  1. 読み取り対象の画像とこの画像よりも読み取り範囲が狭いセンサとを相対的に移動して順次得られる部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する画像処理装置であって、
    現在の部分画像と1つ前の部分画像を1画素ずつずらして重ね合わせ、各重ね合わせ位置に対して重なり部分における画素毎の輝度の差分の累計を算出する累計算出手段と、
    前記累計算出手段で算出された累計の内でその値が最小となる重ね合わせ位置を合成位置として出力する合成位置決定手段と、
    前記合成位置に基づいて前記現在の部分画像と1つ前の部分画像を合成する画像合成手段とを備え、
    前記累計算出手段は、各重ね合わせ位置に対する前記累計の算出途中で、その累計が既に算出を完了した重ね合わせ位置の累計を超えたときに、その算出中の重ね合わせ位置に対する処理を終了するように構成したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 現在の部分画像の1つ前の部分画像に対する合成位置と2つ前の部分画像に対する合成位置に基づいてこれらの部分画像の移動速度を算出し、該移動速度に基づいて該現在の部分画像の合成位置を推定した初期値を生成して前記累計算出手段に与える位置予測手段を設けると共に、
    前記累計算出手段は、前記現在の部分画像と1つ前の部分画像を重ね合わせる位置の順序を前記初期値に従って制御するように構成したことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 現在の部分画像の1つ前の部分画像に対する合成位置と2つ前の部分画像に対する合成位置と3つ前の部分画像に対する合成位置に基づいてこれらの部分画像の移動速度と加速度を算出し、該移動速度と加速度に基づいて該現在の部分画像の合成位置を推定した初期値を生成して前記累計算出手段に与える位置予測手段を設けると共に、
    前記累計算出手段は、前記現在の部分画像と1つ前の部分画像を重ね合わせる位置の順序を前記初期値に従って制御するように構成したことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記累計算出手段は、前記初期値から予め設定された方向に重ね合わせ位置をずらして各重ね合わせ位置に対応する前記累計の算出を行い、その重ね合わせ位置が最大または最小になったときに、該設定された方向とは反対方向に該初期値から1つ位置をずらしたところから重ね合わせ位置をずらして該累計の算出を行うように構成したことを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
  5. 読み取り対象の画像とこの画像よりも読み取り範囲が狭いセンサとを相対的に移動して順次得られる部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する画像処理方法であって、
    過去の複数の部分画像に対するそれぞれ合成位置に基づいて現在の部分画像の合成位置を推定した初期値を生成する初期値生成処理と、
    現在の部分画像と1つ前の部分画像を前記初期値から予め設定された方向に順次位置をずらして重ね合わせ、各重ね合わせ位置毎に該現在の部分画像と1つ前の部分画像の重なり部分における画素毎の輝度の差分の累計を算出する際に、その算出途中の累計が既に算出を完了した重ね合わせ位置の累計を超えたときにはその算出中の重ね合わせ位置に対する計算を終了し、既に算出した重ね合わせ位置の累計を超えないときには算出を続行する累計算出処理と、
    前記算出された累計のうちでその値が最小となる重ね合わせ位置を合成位置として出力する位置決定処理と、
    前記合成位置に基づいて前記現在の部分画像と1つ前の部分画像を合成する画像合成処理とを、
    順次行うことを特徴とする画像処理方法。
  6. 前記累計算出処理は、前記初期値から予め設定された方向に重ね合わせ位置をずらして各重ね合わせ位置に対応する前記累計の算出を行い、その重ね合わせ位置が最大または最小になったときに、該設定された方向とは反対方向に該初期値から1つ位置をずらしたところから重ね合わせ位置をずらして該累計の算出を行うことを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  7. 前記初期値生成処理は、現在の部分画像の1つ前の部分画像に対する合成位置と2つ前の部分画像に対する合成位置に基づいてこれらの部分画像の移動速度を算出し、該移動速度に基づいて該現在の部分画像の合成位置を推定した初期値を生成することを特徴とする請求項5または6記載の画像処理方法。
  8. 前記初期値生成処理は、現在の部分画像の1つ前の部分画像に対する合成位置と2つ前の部分画像に対する合成位置と3つ前の部分画像に対する合成位置に基づいてこれらの部分画像の移動速度と加速度を算出し、該移動速度と加速度に基づいて該現在の部分画像の合成位置を推定した初期値を生成することを特徴とする請求項5または6記載の画像処理方法。
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