JP4104526B2 - 画像縮小装置及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル画像の縮小処理を行う画像縮小装置及び撮像装置に関する。
近年では、CCDを利用した撮像素子で画像を読み込んで作成した画像データ、又はスキャナ装置で紙上の画像を読み取ることで作成した画像データなどの、デジタル化された画像データが大いに使用されている。また、ファクシミリ通信、又は画像放送などで扱われる画像データとして、デジタル化された画像データを使用する機会が多くなっている。デジタル画像データは、2次元配列された複数の画素から構成されている。画像データを記録媒体に記録する、又は画像をディスプレイに表示する等のために、撮像素子で作成した任意の画素数の画像データを所定の画素数で規定されたフォーマットへ変換する際、又はハイビジョンフォーマット等の高画質で記録されている画像データをNTSCフォーマット等の低画質の画像データへ変換する際などには、画像データの画素数を所定の画素数まで減らして画像サイズの縮小を行う必要がある。
画像サイズの縮小を行うためには、従来の方法では、FIRフィルタを用いて周波数帯域制限と画素の補間とを行うのが一般的であった。画素の補間を行う補間フィルタとして、平均補間の処理を行う平均補間フィルタ、又はsinc関数と呼ばれる関数を用いて演算を行うsinc関数フィルタ等を用いる方法が知られている。特許文献1では、撮像素子を用いて撮影した画像を、画像サイズを縮小して出力画像へ変換する撮像装置が開示されており、FIRフィルタを用いて画像データの画素数を減らし、画像サイズを縮小する技術が開示されている。
図10は、FIRフィルタを用いて構成した従来の補間フィルタの構造例である。図に示した補間フィルタは、シフトレジスタ6n、係数発生器8n、及び係数発生器8nからの係数と入力信号とを乗算する乗算器7nを一組とする複数組の回路、並びに加算器91からなる。各シフトレジスタは直列に接続されており、初段のシフトレジスタ6nと乗算器7nとに外部からの入力データが入力され、シフトレジスタ6nからの出力が次段のシフトレジスタと乗算器とに入力される構成となっている。また、各乗算器からの出力が、全て加算器91に入力される構成となっている。そして、加算器91にはラインメモリ92が接続されており、加算器91からの出力が補間フィルタの出力としてラインメモリ92に記憶される構成となっている。
次に、窓関数を用いて画像サイズの縮小を行う例を示す。図11は、窓関数の一例であるLanczos3関数を示す特性図である。Lanczos3関数は、次式(1)で表される。
Figure 0004104526
ここで、縮小率を3/4とする。図12は、縮小率が3/4である場合の縮小前後の座標を用いて縮小の概念を示す模式図である。図中のx軸は縮小前の各画素に対応する座標を示し、y軸は縮小後の各画素に対応する座標を示す。また、図中の曲線はLanczos3関数である。x座標上の各点は縮小前の画像データの画素データを有しており、縮小処理によって、x座標上の4点がy座標上の3点へ変換される。
y座標上の3に対応する縮小後の画素データを計算するためには、Lanczos3関数をy座標に合わせてスケーリングし、Lanczos3関数の横軸の0の位置をy座標上の3に合わせ、更にこの関数をx座標上の各点に対応させて畳み込み演算を行う。このとき、y座標上の0,1,2,3,4,5,6がLanczos3関数の横軸の−3,−2,−1,0,1,2,3に対応し、x座標上の0,1,2,3,4,5,6,7の夫々は、Lanczos3関数の横軸の−12/4,−9/4,−6/4,−3/4,0,3/4,6/4,9/4の夫々に対応する。縮小前の各画素データを、X(0),X(1),…と表し、横軸の値がxのときのLanczos3関数の値をLa(x)と表すと、y座標上の3に対応する畳み込み演算の結果は、以下の(2)式となり、これが、y座標上の3に対応する縮小後の画素データY(3)となる。
X(0)La(−3)+X(1)La(−9/4)+X(2)La(−6/4)
+X(3)La(−3/4)+X(4)La(0)+X(5)La(3/4)
+X(6)La(6/4)+X(7)La(9/4) …(2)
図10に示した従来技術のFIRフィルタで前述の縮小処理を行うには、FIRフィルタをタップ数八で構成する必要がある。入力信号として縮小前の画像データの各画素データX(0),X(1),…を順にFIRフィルタへ入力し、シフトレジスタ61,62,…,68での値がデータX(0),X(1),…,X(7)であるときに係数発生器81,82,…,88での係数の値をLa(−3),La(−9/4),…,La(9/4)とすると、加算器の出力は前述の(2)式となり、縮小処理が行われる。
図13は、y座標上の4に対応する縮小後のデータの計算の概念を示す模式図である。x座標上の2,3,4,5,6,7,8,9の夫々は、Lanczos3関数の横軸の−10/4,−7/4,−4/4,−1/4,2/4,5/4,8/4,11/4の夫々に対応し、y座標上の4に対応する畳み込み演算の結果は、以下の(3)式となる。
X(2)La(−10/4)+X(3)La(−7/4)+X(4)La(−1)
+X(5)La(−1/4)+X(6)La(2/4)+X(7)La(5/4)
+X(8)La(2)+X(9)La(11/4) …(3)
これが、y座標上の4に対応する縮小後の画素データY(4)となり、前述と同様にしてFIRフィルタを用いて縮小処理を行うことができる。
以上の如くにして、FIRフィルタを用いた従来の技術では、縮小後の画像データの各画素データを順に計算し、ラインメモリ92へ入力することで、画像データの画像サイズを水平方向へ縮小することができる。また、図10に示したFIRフィルタのシフトレジスタをラインメモリへ、ラインメモリをフレームメモリへ入れ替えて構成し、水平方向へ縮小した画像データを水平ライン順に入力することで、垂直方向へ縮小することが可能である。このようにして、FIRフィルタを用い、画像データの画素数を減らして画像サイズを縮小する処理を行うことができる。
特開2001−86391号公報
従来のFIRフィルタを用いて補間フィルタを構成する技術では、前述の如く、いくつかのタップ数を持ったFIRフィルタで演算を行う。より正確な補間の処理を行うためには、タップ数を充分大きくする必要がある。このため、シフトレジスタ又は加算器などの構成要素が増加し、回路規模が大きくなるという問題がある。また、縮小率を変化させるときには、使用すべきタップ数も変化するので、回路の制御が困難になるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、画像サイズの縮小を行う画像縮小装置にて、縮小前の画素データと窓関数との乗算結果を積算することで畳み込み演算を行って縮小後の画素での画素データを求める演算部を備えることにより、回路規模が小さい画像縮小装置、及び該画像縮小装置を用いた撮像装置を提供することにある。
本発明の画像縮小装置は、2L(Lは自然数)の周期を有し、実数xの関数である窓関数w(x)を用い、画像データを構成する画素数を削減して画像サイズをm/n(m及びnはn≧mの自然数)に縮小する画像縮小装置において、縮小前の画像データの各画素データを順に受け付ける手段と、各画素データの受け付けに同期して、mずつインクリメントする値a(aは整数)の関数w(a/n)を発生する手段と、該手段が発生したw(a/n)と画素データとを乗算する乗算手段と、該乗算手段の乗算結果を順に積算したデータを記憶する記憶手段と、前記aの値がL×n以上になる場合に、前記記憶手段に、記憶しているデータを縮小後の画像データの画素データとして出力させ、前記データをクリアさせる手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、画像データの画像サイズを縮小するために、縮小前の画像データの画素データを順に受け付け、所定の窓関数の値と画素データとの乗算結果とを積算することによって、畳み込み演算を行い、縮小後の画像データの画素データを計算する。
本発明の画像縮小装置は、2L(Lは自然数)の周期を有し、実数xの関数である窓関数w(x)を用い、画像データを構成する画素数を削減して画像サイズをm/n(m及びnはn≧mの自然数)に縮小する画像縮小装置において、縮小前の画像データの各画素データを順に受け付ける2L個の演算部を備え、各演算部は、各画素データの受け付けに同期して、mずつインクリメントし、L×n以上の値になる場合に前記値から2L×nを引いた値になる値a(aは整数)の関数w(a/n)を発生する手段と、該手段が発生したw(a/n)と画素データとを乗算する乗算手段と、該乗算手段の乗算結果を順に積算したデータを記憶する記憶手段と、前記値aがL×n以上の値から2L×nを引いた値になる場合に、前記記憶手段に、記憶しているデータを出力させ、前記データをクリアさせる手段とを有し、各演算部は、互いに並列に縮小前の画像データの各画素データを受け付ける構成としてあり、前記値aは、各演算部で順にnずつずれているようになしてあり、更に、各演算部の前記記憶手段が出力したデータを、縮小後の画像データの画素データとして順に蓄積して記憶する蓄積手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像縮小装置は、2L(Lは自然数)の周期を有し、実数xの関数である窓関数w(x)を用い、画像データを構成する画素数を削減して画像サイズをm/n(m及びnはn≧mの自然数)に縮小する画像縮小装置において、縮小前の画像データの各画素データを順に受け付ける2L個の演算部を備え、各演算部は、各画素データの受け付けに同期してmずつインクリメントする値a(aは整数)を出力し、出力すべき値がL×n以上になる場合に前記値から2L×nを引いた値aを出力するカウンタと、該カウンタが出力した値aを、w(a/n)へ変換して出力する変換手段と、該変換手段の出力と画素データとを乗算して出力する乗算手段と、入力されたデータを記憶して前記演算部の外部へ出力する記憶手段と、該記憶手段が記憶しているデータをフィードバックする手段と、前記乗算手段の出力と前記記憶手段からフィードバックされた前記データとを加算して前記記憶手段へ入力する加算手段と、前記カウンタが出力すべき値aが、L×n以上の値から2L×nを引いた値になる場合に、前記記憶手段が記憶しているデータをクリアさせる手段と、前記カウンタが出力すべき値aが、L×n以上の値から2L×nを引いた値になる場合に、所定の信号を前記演算部の外部へ出力する手段とを有し、各演算部は、互いに並列に縮小前の画像データの各画素データを受け付ける構成としてあり、前記カウンタは、各演算部で順にnずつずらした値aを出力する構成としてあり、更に、各演算部の前記記憶手段からの出力、及び各演算部からの前記所定の信号を受け付け、一の演算部から前記信号を受け付けた場合に、前記演算部から受け付けている前記記憶手段の出力を選択して、縮小後の画像データの画素データとして出力する選択手段と、該選択手段が出力した縮小後の画像データの画素データを順に蓄積して記憶する蓄積手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明においては、窓関数w(x)を用いて画像データの画像サイズをm/nの縮小率で縮小するために、窓関数の周期2Lの数だけの演算部を縮小前の画像データの各画素データの入力に対して並列に備え、演算部では、mずつインクリメントする値aを用いたw(a/n)の値と縮小前の画像データの画素データとの乗算結果を積算することによって、縮小後の画素に対応する畳み込み演算を行い、aの値を各演算部でnずつずらすことによって、各演算部で縮小後の画素を一ずつずらした畳み込み演算を行う。これによって、複数の演算部で、縮小後の各画素での画素データを順に計算する。
本発明の画像縮小装置は、前記演算部は、縮小前の画像データの各画素データを、画像の水平方向へ順に受け付ける構成としてあり、前記記憶手段はシフトレジスタであり、前記蓄積手段はラインメモリであることを特徴とする。
また、本発明においては、各演算部は、縮小前の画像データの各画素データを画像の水平方向へ順に受け付けて縮小後の画像データの画素データを計算し、計算した画素データをラインメモリに蓄積することによって、画像データの画像サイズを水平方向へ縮小する。
本発明の画像縮小装置は、前記演算部は、画像の各水平ライン上の複数の画素データを、画像の垂直方向へ順に受け付ける構成としてあり、前記記憶手段はラインメモリであり、前記蓄積手段はフレームメモリであることを特徴とする。
更に、本発明においては、各演算部は、画像の各水平ライン上の各画素での画素データを、画像の垂直方向へ順に受け付け、各水平ライン間で画像サイズを縮小し、縮小後の画素データをフレームメモリに蓄積することにより、画像データの画像サイズを垂直方向へ縮小する。
本発明の撮像装置は、前記発明のいずれかひとつに記載の画像縮小装置を備えることを特徴とする。
また、本発明においては、撮像装置が、本発明の画像縮小装置を備えている。
本発明においては、縮小前の画素データを順に受け付け、所定の窓関数の値と画素データとの乗算結果とを積算することによって、畳み込み演算を行い、縮小後の画素データを計算する演算部を備えることにより、画像サイズの縮小を行う画像縮小装置を従来より少ない回路素子で構成することができる。
また、本発明においては、窓関数の周期の数だけの演算部を縮小前の画素データの入力に対して並列に備え、演算部では、mずつインクリメントするaを用いたw(a/n)の値と縮小前の画素データとの乗算結果を積算することによって、縮小後の画素に対応する畳み込み演算を行い、aの値を各演算部でnずつずらすことによって、各演算部で縮小後の画素を一ずつずらした畳み込み演算を行い、縮小率m/nで縮小した各画素での画素データを計算する。多くのタップ数を要するFIRフィルタを用いる従来の技術に比べて、より少ない回路素子で画像サイズの縮小を行う画像縮小装置を構成することができる。また、aのインクリメント幅を変化させることによって、回路の構成を変更することなく縮小率を容易に変更することができる。また、画像縮小装置を組み込んだ機器の小型化、又は消費電力の削減を図ることができる。
また、本発明においては、各演算部で、画像の水平ライン上における縮小後の画素データを水平方向へ順に計算し、水平ライン上の縮小後の画素データをラインメモリに蓄積することにより、画像データの画像サイズを水平方向へ縮小することができる。
また、本発明においては、各演算部で、画像の一水平ライン分の画素データを垂直方向へ順に受け付けて、一水平ラインを一単位として縮小を行い、水平ラインの単位で縮小した画素データをフレームメモリに蓄積することにより、画像データの画像サイズを垂直方向へ縮小することができる。更に、画像サイズを水平方向へ縮小する回路の出力に、垂直方向へ縮小する回路の入力が接続された画像縮小装置は、一画面分の画像データの画像サイズを逐次的に縮小することができる。
また、本発明においては、本発明の撮像装置は、本発明の画像縮小装置を組み込んで構成されているため、従来の撮像装置に比べて小型化することができる。また、本発明の画像縮小装置を用いることにより、画像の縮小処理に必要な消費電力の削減が可能となるので、電池を用いて撮像装置を操作させるときの動作時間を長くすることができる。又は、削減された電力を利用して撮像装置の他の機能を拡充することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。以下では、本発明の画像縮小装置の構成及び機能を、窓関数として周期が6であるLanczos3関数を用い、縮小率3/4で画像サイズを縮小する場合を例として説明する。
図1は、本発明の画像縮小装置の構成を示すブロック図である。本発明の画像縮小装置は、デジタル画像データの記録装置、又はディスプレイ装置など、デジタル画像データを扱う機器内に組み込まれており、画像サイズを縮小する前の画像データを受け付け、画像サイズを縮小した後の画像データを出力する構成となっている。図中に示した画像縮小装置は、窓関数として式(1)で表されるLanczos3関数を用いた場合の例である。
本発明の画像縮小装置は、畳み込み演算を行う六個の演算部11,12,…,16を備え、入力データが演算部11,12,…,16へ並列に入力される構成となっている。演算部11,12,…,16はセレクタ(選択手段)21に接続されており、セレクタ21はラインメモリ3に接続されている。演算部11,12,…,16の夫々は、セレクタ21に対して出力データ及び制御信号を出力する構成となっている。セレクタ21は、演算部11,12,…,16から受け付けた出力データの内、選択した出力データをラインメモリ3へ出力し、ラインメモリ3は、セレクタ21から受け付けた出力データを順に記憶する構成となっている。
図2は、演算部11の内部の構成を示すブロック図である。演算部11は、受け付ける入力データに同期して、所定の間隔でインクリメントする値を出力するカウンタ111、カウンタ111が出力した値を変換して出力する本発明に係る変換手段であるルックアップテーブル(LUT)112、及び受け付けた入力データとLUT112の出力とを乗算して出力する乗算器(乗算手段)113を備えている。更に、演算部11は、加算器(加算手段)114及びシフトレジスタ115を備えている。シフトレジスタ115は、加算器114から受け付けたデータを記憶し、記憶したデータをセレクタ21へ出力し、また、記憶しているデータを加算器114へフィードバックする構成となっている。加算器114は、乗算器113からの出力を受け付け、受け付けた乗算器113からの出力とシフトレジスタ115のフィードバックとを加算してシフトレジスタ15へ出力する構成となっている。更に、カウンタ111は、所定のタイミングで制御信号をシフトレジスタ115及びセレクタ21へ出力する構成となっている。演算部11は、入力データとして、縮小前の画像データにおける水平ライン上の各画素での画素データを、順に受け付ける構成となっている。
図3は、LUT112が記憶している数値の対応例を示す概念図である。横軸の値がxのときのLanczos3関数の値をLa(x)と表している。LUT112は、図中に示す如く、−12〜12までの整数aにLa(a/4)が対応したテーブルであり、入力としてカウンタ111から値aを受け付けたときにLa(a/4)を出力すべく構成されている。その他の演算部12,13,…,16についても、以上のような演算部11と同様の構成となっている。
次に、演算部11の動作を説明する。図4は、カウンタ111の値、カウンタ111が出力する制御信号、演算部11が受け付ける入力データ、LUT112が出力する値、及びシフトレジスタ115が記憶しているデータを、時刻の経過に合わせて示した概念図である。時刻が0,1,…と経過するのに従って、演算部11は、縮小前の画像データにおける水平ライン上の各画素での画素データX(0),X(1),…を順に受け付ける。カウンタ111は、画素データの受付に同期して、時刻0のとき−12,時刻1のとき−9,…と、−12から始めて3ずつインクリメントする値を出力する。また、出力すべき値が12になった場合には、値を−12に戻して出力し、インクリメントを続行する。更に、カウンタ111は、値を−12へ戻して出力するときに、制御信号として”1”を出力する。それ以外のときは、カウンタ111は、制御信号として”0”を出力している。
LUT112は、時刻0のときLa(−12/4),時刻1のときLa(−9/4),…と、カウンタ111の値に対応した値を出力する。乗算器113は、画素データとLUT112の出力とを乗算して出力し、加算器114は、乗算器113の出力とシフトレジスタ115のフィードバックとを乗算してシフトレジスタ115へ出力する。シフトレジスタ115は、加算器114の出力を記憶し、記憶したデータをセレクタ21へ出力し、記憶しているデータを加算器114へフィードバックする。この結果、シフトレジスタ115は、時刻0のときX(0)La(−12/4),時刻1のときX(0)La(−12/4)+X(1)La(−9/4),…と、画素データとLUT112の出力との乗算結果を順に積算したデータを記憶することとなる。
以上の動作により、時刻7のとき、シフトレジスタ115が記憶しているデータは、次式(4)となる。
X(0)La(−12/4)+X(1)La(−9/4)+X(2)La(−6/4)
+X(3)La(−3/4)+X(4)La(0/4)+X(5)La(3/4)
+X(6)La(6/4)+X(7)La(9/4) …(4)
この式は、(2)式と同じ式となっている。従って、図12に示した、縮小前のx座標上の4点が縮小後のy座標上の3点へ変換されるときの、y座標上の3に対応する、窓関数Lanczos3関数による畳み込み演算が行われていることとなる。即ち、時刻7のときにシフトレジスタ115が記憶しているデータは、y座標上の3に対応する縮小後の画素データY(3)である。
時刻8のとき、カウンタ111は、値を−12へ戻して出力し、また、制御信号として”1”を出力する。シフトレジスタ115は、”1”の制御信号を受け付けて、記憶しているデータをクリアする。データがクリアされてフィードバックが0になることにより、加算器114の出力はX(8)La(−12/4)となり、シフトレジスタ115はこの出力を記憶する。
また、セレクタ21は、時刻8のとき、”1”の制御信号を受け付けて、シフトレジスタ115から受け付けていたデータが有効であると判定し、(4)式で表されるシフトレジスタ115から受け付けていたデータを、縮小後の画素データY(3)としてラインメモリ3へ出力する。ラインメモリ3は、セレクタ21から受け付けた縮小後の画素データY(3)を記憶する。
次に、演算部11,12,…,16が行う全体の動作を説明する。演算部11,12,…,16の夫々が備えるカウンタを、カウンタ111,121,…,161とする。図5は、カウンタ111,121,…,161が出力する値を、時刻の経過に合わせて示した概念図である。各カウンタの値は、順に互いに4だけずれており、画素データの受付に同期して3ずつインクリメントする値を出力する構成となっている。また、各カウンタは、出力すべき値が12以上になった場合には、その値から24を引いた値へ戻して出力し、インクリメントを続行する構成となっている。また、各カウンタは、12以上になった値から24を引いた値へ戻して出力するときに、制御信号として”1”を出力する。
以上の如くに各演算部が動作することにより、縮小後の各画素での画素データが計算される。例えば演算部16は、時刻9のとき、シフトレジスタ165が記憶しているデータが、次式(5)となる。
X(2)La(−10/4)+X(3)La(−7/4)+X(4)La(−4/4) +X(5)La(−1/4)+X(6)La(2/4)+X(7)La(5/4)
+X(8)La(8/4)+X(9)La(11/4) …(5)
この式は、(3)式と同じ式となっている。従って、y座標上の4に対応する、窓関数Lanczos3関数による畳み込み演算が行われていることとなり、このデータは、y座標上の4に対応する縮小後の画素データY(4)である。時刻10のとき、カウンタ161は制御信号として”1”を出力し、セレクタ21は、縮小後の画素データY(4)を選択して出力し、ラインメモリ3は縮小後の画素データY(4)を記憶する。
図6は、縮小前後の画素に対応する座標と各演算部での計算に用いる窓関数とを示した模式図である。x軸上の各点は、縮小前の画素に対応し、y軸上の各点は縮小後の画素に対応する。各演算部が並列に縮小前の各画素での画素データX(0),X(1),…を受け付け、各カウンタが順に3ずつずれた値を出力することにより、各演算部は、順に一つずつずれた縮小後の画素での、窓関数による畳み込み演算を行い、縮小後の各画素での画素データを順に出力する。図中に示す如く、演算部14,13,12,11は、順に、縮小後の画素データY(0),Y(1),Y(2),Y(3)を計算し、次に、演算部16,15は順に縮小後の画素データY(4),Y(5)を計算し、以下、順に縮小後の画素データを計算する。ラインメモリ3は、縮小後の画素データを順に記憶し、水平ライン上の縮小後の画素データを全て記憶した時点で、他の処理を行うために外部へ出力する。水平ライン上の縮小後の画素データを全て計算した場合には、本発明の画像縮小装置は、次の水平ライン上の画素データを受け付け、縮小処理を行う。
以上詳述した如く、本発明の画像縮小装置は、畳み込み演算に用いる窓関数の周期の数だけの演算部を縮小前の画像データの画素データの入力に対して並列に備え、各演算部では、縮小後の画素に対して中心を一ずつずらした窓関数と縮小前の画素データとの乗算を積算することによって、縮小後の各画素での畳み込み演算を行う。畳み込み演算の結果は、縮小後の画素データとなるので、複数の演算部は、縮小後の各画素での画素データを順に計算することになる。画像サイズを3/4に縮小する補間フィルタをFIRフィルタを用いて構成する従来の技術では、図10にてn=8とした8のタップ数を必要としていたのに対して、本発明では、六個の演算部を用いて構成することができる。即ち、本発明では、従来と同等の処理を同様の処理速度で行うことができる画像縮小装置を、より少ない回路素子で構成することができる。
また、本発明の画像縮小装置は、各カウンタでのインクリメントの量を変化させることにより、縮小率を変化させることができる。インクリメントの量を3にした場合の縮小率が3/4であるので、例えばインクリメントの量を1にした場合は、縮小率は1/4となる。この場合は、4点の画素が1点の画素へ変換されることとなり、カウンタ111の出力は、−12,−11,−10,…,10,11となり、演算部11の出力は、以下の(6)式となる。
X(0)La(−12/4)+X(1)La(−11/4)+X(2)La(−10/4)+…+X(22)La(10/4)+X(23)La(11/4) …(6)
演算部11において、縮小前の各画素での画素データX(0),X(1),…,X(23)から、畳み込み演算によって1/4の縮小率で縮小後の画素データY(3)が計算されることがわかる。各演算部にて同様の計算を行い、画像サイズを1/4に縮小する処理を行うことができる。FIRフィルタを用いた従来の技術で前述と同様の計算を行うには、24のタップ数が必要である。
このように、従来の技術では、縮小率を変化させるためにタップ数を変化させる必要がある。従って、縮小率が可変である補間フィルタを構成するためには、従来の技術では、予め多いタップ数で補間フィルタを構成しておき、縮小率に応じて処理に用いるタップ数を変化できるように構成する必要がある。このため、回路の規模が大きくなり、また、制御が困難である。これに対して、本発明では、必要な演算部の数は六個のままであって、カウンタのインクリメントの量を変更するだけで縮小率を変化させることができるので、本発明の画像縮小装置は、縮小率が可変でありながら、回路の規模が小さく、制御が容易である。
また、本発明の画像縮小装置は、少ない回路素子で構成してあって回路の規模が小さいので、デジタル画像データの記録装置、又はディスプレイ装置などの、本発明の画像縮小装置を組み込んだ機器の小型化が可能となる。また、本発明の画像縮小装置は、回路の規模が小さく、制御が容易であるので、消費電力が小さくなる。このため、本発明の画像縮小装置を組み込んだ機器の消費電力を削減する、又は削減された電力を利用して機器の他の機能を拡充することが可能となる。
本実施の形態においては、水平ライン上の画素データを順に処理することにより、水平方向へ画像サイズを縮小するための形態を示したが、垂直方向へも画像サイズを縮小するための形態とすることも可能である。
図7は、水平方向及び垂直方向へ画像サイズを縮小することができる本発明の画像縮小装置の構成を示すブロック図である。水平方向の縮小を行うための前述の画像縮小装置のラインメモリ3に対して、演算部41,42,…,46が並列に接続されており、演算部41,42,…,46はセレクタ22に接続され、セレクタ22はフレームメモリ5に接続されている。ラインメモリ3は、演算部41,42,…,46に対して、水平方向へ縮小された後の画素データを出力する構成となっている。また、演算部41,42,…,46の夫々は、セレクタ22に対して出力データ及び制御信号を出力し、セレクタ22は、演算部41,42,…,46から受け付けた出力データの内、選択した出力データをフレームメモリ5へ出力し、フレームメモリ5は、セレクタ22から受け付けた出力データを順に記憶する構成となっている。
図8は、演算部41の内部の構成を示すブロック図である。演算部41は、演算部11,12,…,16と同様のカウンタ411、LUT412、乗算器413、及び加算器414を備えており、更にシフトレジスタの代わりにラインメモリ415を備えている。
演算部41は、水平方向へ縮小された一ライン分の画素データを、ラインメモリ3から一度に受け付け、複数ライン分の画素データをラインの順に受け付ける。カウンタ411は、3のカウント幅でインクリメントし、LUT412はLanczos3関数の値を出力し、乗算器413は、LUT412の出力と受け付けた一ライン分の画素データとを乗算し、加算器414は、乗算器413の出力とラインメモリ415からのフィードバックとを加算してラインメモリ415に入力する。ラインメモリ415は、加算器414から受け付けたデータを記憶して出力し、記憶しているデータをフィードバックする。演算部42,…,46も同様の構成であり、各カウンタは、互いに4ずつずれた値でインクリメントを行う。
各カウンタは、カウントの値が12以上となるときに前述と同様の制御信号を出力し、セレクタ22は、制御信号に従って、ラインメモリからの出力を選択し、フレームメモリ5へ入力する。以上の処理により、垂直方向へ縮小した水平ライン毎に、窓関数による畳み込み演算が行われ、垂直方向へ画像サイズを縮小した水平ライン毎の画素データが計算される。フレームメモリ5には、水平方向及び垂直方向へ画像サイズを縮小した一画面分の画素データからなる画像データが記憶される。従って、この形態の画像縮小装置は、一画面分の画像データの画像サイズを逐次的に縮小する処理を行うことができる。この形態の画像縮小装置を組み込んだ機器では、フレームメモリ5が記憶している画像データをディスプレイに出力する等の処理を行うことができる。
また、本実施の形態においては、本発明の画像縮小装置として複数の演算部を備えた形態を示したが、単数の演算部を備え、該演算部によって縮小後の画素データを順に計算する形態であってもよい。この場合は、リアルタイムで画像サイズを縮小することは困難であるが、より小さな構成とすることができる。
なお、以上の説明では、窓関数として、周期が6であるLanczos3関数を用いる画像縮小装置を構成した例について説明したが、他の窓関数を用いる本発明の画像縮小装置を構成することもできる。他の窓関数を用いた場合は、演算部の数を、窓関数の周期と同じ数にして構成する。例えば、次式(7)で定義されるLanczos2関数を窓関数として用いてもよい。
Figure 0004104526
Lanczos2関数は周期が4であるので、この場合は、4個の演算部を用いて本発明の画像縮小装置を構成することができる。
本発明の画像縮小装置は、より一般的には、周期2Lの窓関数w(x)を用いて縮小率m/nで画像サイズを縮小する場合には、2L個の演算部を備え、各演算部でのカウンタの値はnずつずれており、カウンタの値は、mずつインクリメントして、出力すべき値がL×n以上になる場合には、その値から2L×nを引いた値へ戻して出力し、LUTは、カウンタの値aに対してw(a/n)を出力するように構成される。ここで、L、m及びnは自然数である。この構成により、前述のごとく画像サイズの縮小を行うことができる。また、各演算部でのカウンタのインクリメントの量であるmの値を変更することによって、縮小率m/nを変化させることができる。水平方向及び垂直方向へ画像サイズを縮小する画像縮小装置の場合は、水平方向の縮小を行う部分と垂直方向の縮小を行う部分とで構成を変えることにより、水平方向の縮小率と垂直方向の縮小率とが異なった形態としてもよい。
なお、本発明の画像縮小装置が備える演算部は、ハードウェアで演算を行う形態を示したが、演算部は、演算の一部又は全部をソフトウェアで行う形態であってもよい。また、窓関数の値を発生する手段として、カウンタ及びLUTを用いた形態を示したが、係数発生器を用いた形態であってもよい。また、本実施の形態においては、シフトレジスタ又はラインメモリの記憶素子が記憶しているデータをフィードバックする機構と加算器とを用いることで、畳み込み演算を行う形態を示しているが、縮小前の画素データと窓関数の値との乗算結果を順に積算して記憶することができる記憶手段を用いた形態であってもよい。
図9は、本発明の撮像装置の内部の構成を示すブロック図である。本発明の撮像装置は、制御プログラムを記憶するメモリ及び演算を行う演算装置などからなる制御部200と、CCD素子などを用いた撮像部300と、A/D変換部400と、本発明の画像縮小装置100と、液晶ディスプレイ等の出力部500と、画像データを記憶する画像メモリ600とを備えている。撮像部300が生成したデータは、A/D変換部400によりA/D変換されてデジタルの画像データとなり、この画像データの画像サイズを本発明の画像縮小装置100が縮小する。画像サイズが縮小された画像データをデータメモリ600が記憶し、また、出力部500が出力することができる。制御部200は、これら各部の動作を制御する。本発明の撮像装置は、本発明の画像縮小装置100を組み込んで構成されているため、従来の撮像装置に比べて小型化することができる。また、本発明の画像縮小装置100を用いることにより、画像の縮小処理に必要な消費電力の削減が可能となるので、電池を用いて撮像装置を操作させるときの動作時間を長くすることができる。又は、削減された電力を利用して撮像装置の他の機能を拡充することが可能となる。
本発明の画像縮小装置の構成を示すブロック図である。 演算部の内部の構成を示すブロック図である。 LUT112が記憶している数値の対応例を示す概念図である。 カウンタの値、カウンタが出力する制御信号、演算部が受け付ける入力データ、LUTが出力する値、及びシフトレジスタが記憶しているデータを、時刻の経過に合わせて示した概念図である。 カウンタが出力する値を、時刻の経過に合わせて示した概念図である。 縮小前後の画素に対応する座標と各演算部での計算に用いる窓関数とを示した模式図である。 水平方向及び垂直方向へ画像サイズを縮小することができる本発明の画像縮小装置の構成を示すブロック図である。 演算部の内部の構成を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の内部の構成を示すブロック図である。 FIRフィルタを用いて構成した従来の補間フィルタの構造例である。 窓関数の一例であるLanczos3関数を示す特性図である。 縮小率が3/4である場合の縮小前後の座標を用いて縮小の概念を示す模式図である。 y座標上の4に対応する縮小後のデータの計算の概念を示す模式図である。
符号の説明
11,12,…,16、41,42,…,46 演算部
111、411 カウンタ
112、412 LUT(変換手段)
113、413 乗算器(乗算手段)
114、414 加算器(加算手段)
115 シフトレジスタ(記憶部)
21、22 セレクタ(選択手段)
3 ラインメモリ(蓄積手段)
415 ラインメモリ(記憶部)
5 フレームメモリ(蓄積手段)

Claims (6)

  1. 2L(Lは自然数)の周期を有し、実数xの関数である窓関数w(x)を用い、画像データを構成する画素数を削減して画像サイズをm/n(m及びnはn≧mの自然数)に縮小する画像縮小装置において、
    縮小前の画像データの各画素データを順に受け付ける手段と、
    各画素データの受け付けに同期して、mずつインクリメントする値a(aは整数)の関数w(a/n)を発生する手段と、
    該手段が発生したw(a/n)と画素データとを乗算する乗算手段と、
    該乗算手段の乗算結果を順に積算したデータを記憶する記憶手段と、
    前記aの値がL×n以上になる場合に、前記記憶手段に、記憶しているデータを縮小後の画像データの画素データとして出力させ、前記データをクリアさせる手段と
    を備えることを特徴とする画像縮小装置。
  2. 2L(Lは自然数)の周期を有し、実数xの関数である窓関数w(x)を用い、画像データを構成する画素数を削減して画像サイズをm/n(m及びnはn≧mの自然数)に縮小する画像縮小装置において、
    縮小前の画像データの各画素データを順に受け付ける2L個の演算部を備え、
    各演算部は、
    各画素データの受け付けに同期して、mずつインクリメントし、L×n以上の値になる場合に前記値から2L×nを引いた値になる値a(aは整数)の関数w(a/n)を発生する手段と、
    該手段が発生したw(a/n)と画素データとを乗算する乗算手段と、
    該乗算手段の乗算結果を順に積算したデータを記憶する記憶手段と、
    前記値aがL×n以上の値から2L×nを引いた値になる場合に、前記記憶手段に、記憶しているデータを出力させ、前記データをクリアさせる手段と
    を有し、
    各演算部は、互いに並列に縮小前の画像データの各画素データを受け付ける構成としてあり、
    前記値aは、各演算部で順にnずつずれているようになしてあり、
    更に、
    各演算部の前記記憶手段が出力したデータを、縮小後の画像データの画素データとして順に蓄積して記憶する蓄積手段を備えることを特徴とする画像縮小装置。
  3. 2L(Lは自然数)の周期を有し、実数xの関数である窓関数w(x)を用い、画像データを構成する画素数を削減して画像サイズをm/n(m及びnはn≧mの自然数)に縮小する画像縮小装置において、
    縮小前の画像データの各画素データを順に受け付ける2L個の演算部を備え、
    各演算部は、
    各画素データの受け付けに同期してmずつインクリメントする値a(aは整数)を出力し、出力すべき値がL×n以上になる場合に前記値から2L×nを引いた値aを出力するカウンタと、
    該カウンタが出力した値aを、w(a/n)へ変換して出力する変換手段と、
    該変換手段の出力と画素データとを乗算して出力する乗算手段と、
    入力されたデータを記憶して前記演算部の外部へ出力する記憶手段と、
    該記憶手段が記憶しているデータをフィードバックする手段と、
    前記乗算手段の出力と前記記憶手段からフィードバックされた前記データとを加算して前記記憶手段へ入力する加算手段と、
    前記カウンタが出力すべき値aが、L×n以上の値から2L×nを引いた値になる場合に、前記記憶手段が記憶しているデータをクリアさせる手段と、
    前記カウンタが出力すべき値aが、L×n以上の値から2L×nを引いた値になる場合に、所定の信号を前記演算部の外部へ出力する手段と
    を有し、
    各演算部は、互いに並列に縮小前の画像データの各画素データを受け付ける構成としてあり、
    前記カウンタは、各演算部で順にnずつずらした値aを出力する構成としてあり、
    更に、各演算部の前記記憶手段からの出力、及び各演算部からの前記所定の信号を受け付け、一の演算部から前記信号を受け付けた場合に、前記演算部から受け付けている前記記憶手段の出力を選択して、縮小後の画像データの画素データとして出力する選択手段と、
    該選択手段が出力した縮小後の画像データの画素データを順に蓄積して記憶する蓄積手段と
    を備えることを特徴とする画像縮小装置。
  4. 前記演算部は、縮小前の画像データの各画素データを、画像の水平方向へ順に受け付ける構成としてあり、
    前記記憶手段はシフトレジスタであり、前記蓄積手段はラインメモリであることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像縮小装置。
  5. 前記演算部は、画像の各水平ライン上の複数の画素データを、画像の垂直方向へ順に受け付ける構成としてあり、
    前記記憶手段はラインメモリであり、前記蓄積手段はフレームメモリであることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像縮小装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかひとつに記載の画像縮小装置を備えることを特徴とする撮像装置。
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