JP2016062627A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラム後のメモリの抵抗値の制御を容易にすることのできる抵抗変化メモリを提供する。【解決手段】選択された抵抗変化メモリを第1抵抗状態から第2抵抗状態にプログラムするとき、選択された抵抗変化メモリに流れる電流を第1制限電流値以下に制限するとともに選択された抵抗変化メモリの抵抗状態を第1抵抗状態から第1抵抗状態よりも抵抗値が小さい第3抵抗状態に変化させ、その後、選択された抵抗変化メモリに流れる電流を第1制限電流値よりも大きい第2制限電流値以下に制限し、選択された抵抗変化メモリの抵抗状態を第3抵抗状態から第2抵抗状態に変化させる。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、半導体集積回路に関する。
抵抗変化メモリは、2つの電極と、これら2つの電極の間に設けられた抵抗変化層と、を有する不揮発性メモリである。上記電極に所定の電圧を印加することにより、電極間の電気抵抗を低抵抗状態あるいは高抵抗状態に切り替えること、すなわちプログラムすることができる。いったんプログラムされた抵抗変化メモリは、その抵抗状態は電源を切っても保持される。
抵抗変化メモリをプログラムする際には、電極に印加する電圧の大きさおよび上記電圧の印加時間を適切に制御する必要がある。またそのほかに、プログラム電圧の印加中に抵抗変化メモリに流れる電流の大きさを制御することも重要である。このように、プログラム中に抵抗変化メモリに流れる電流を制御する回路を有する半導体集積回路は、知られている。
複数の抵抗変化メモリを備えた半導体集積回路において、異なる抵抗値を有する複数の抵抗変化メモリに同一のプログラム条件でプログラムを行った場合、プログラム後の抵抗状態が抵抗変化メモリ毎に異なる場合が多い。例えば、比較的大きい抵抗値を有する抵抗変化メモリと比較的小さい抵抗値を有する抵抗変化メモリに同じプログラム条件でプログラムを行った場合、前者の抵抗変化メモリよりも後者の抵抗変化メモリの方がプログラム後の抵抗値が大きくなることがある。
したがって、プログラム後の抵抗変化メモリの抵抗値を制御するためには、プログラム前の抵抗変化メモリの抵抗値に応じて適切なプログラム条件を選択する必要がある。しかし、このようなプログラム条件については、現在のところ知られていない。
特開2012−203962号公報
本実施形態は、プログラム後のメモリの抵抗値の制御を容易にすることのできる抵抗変化メモリを備えた半導体集積回路を提供する。
本実施形態の半導体集積回路は、複数の第1配線と、前記複数の第1配線のそれぞれと交差する複数の第2配線と、前記複数の第1配線と前記複数の第2配線とのそれぞれの交差領域に設けられた複数の抵抗変化メモリであって、各抵抗変化メモリは、対応する前記第1配線に接続された第1電極と、対応する前記第2配線に接続された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた抵抗変化層と、を有し、前記第1電極と前記第2電極との間に電圧が印加されることによって前記第1電極と前記第2電極との間の抵抗が第1抵抗状態あるいは前記第1抵抗状態よりも抵抗値が大きい第2抵抗状態に切り替わる、複数の抵抗変化メモリと、前記複数の第1配線を駆動する第1ドライバと、前記複数の第2配線を駆動する第2ドライバと、前記第1および第2ドライバを制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は前記第1および第2ドライバを制御することにより、前記複数の第1および第2配線から1つの第1配線および1つの第2配線を選択することにより、前記前記複数の抵抗変化メモリから前記選択された第1および第2配線に対応する1つの抵抗変化メモリを選択し、この選択された抵抗変化メモリを前記第1抵抗状態から前記第2抵抗状態にプログラムするとき、前記選択された抵抗変化メモリに流れる電流を第1制限電流値以下に制限するとともに前記選択された抵抗変化メモリの抵抗状態を前記第1抵抗状態から前記第1抵抗状態よりも抵抗値が小さい第3抵抗状態に変化させ、その後、前記選択された抵抗変化メモリに流れる電流を前記第1制限電流値よりも大きい第2制限電流値以下に制限し、前記選択された抵抗変化メモリの抵抗状態を前記第3抵抗状態から前記第2抵抗状態に変化させる。
第1実施形態による半導体集積回路を示すブッロク図。 第1実施形態に係る抵抗変化メモリを示す断面図。 図3(a)、3(b)は、電流制限回路の例を示す図。 図4(a)、4(b)は、電流制限回路の他の例を示す図。 図5(a)は、複数のメモリに対してリセットの前後の抵抗を測定した結果を示す図、図5(b)は、リセット前のメモリ10の抵抗とリセット電圧との関係を示す図。 第1実施形態におけるプログラム方法を説明する図。 セット動作の具体的な手順の一例を示すフローチャート。 リセット動作の具体的な手順の一例を示すフローチャート セット動作の具体的な手順の他の例を示すフローチャート。 第1実施形態の第1実施例による半導体集積回路を示す回路図。 第1実施形態の第2実施例による半導体集積回路を示す回路図。 第1実施形態の第3実施例による半導体集積回路を示す回路図。 第1実施形態の第4実施例による半導体集積回路を示す回路図。 第1実施形態の第5実施例による半導体集積回路を示す回路図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態による半導体集積回路を図1に示す。この第1実施形態の半導体集積回路は、メモリセルアレイ1と、制御回路20と、ドライバ21と、ドライバ22と、を備えている。メモリセルアレイ1はマトリクス状に配列された複数のメモリセルを有し、ドライバ21およびドライバ22によって駆動される。ドライバ21、22は制御回路20から制御信号を受け取り、この制御信号に基づいて、選択したメモリセルにプログラム電圧を印加する。同様にドライバ21、22は上記制御信号に基づいて、選択していないメモリに所定の電圧を与えることもあるし、特定のメモリの電極の電位を浮遊状態にすることもある。
各メモリセルは、図2に示す抵抗変化メモリ(以下、メモリともいう)10を有している。このメモリ10は、電極11、13と、これらの電極11、13の間に挟まれた抵抗変化層12と、を有する。抵抗変化層12は、例えばチタン酸化物、ハフニウム酸化物、タンタル酸化物、およびアルミ酸化物といった金属酸化物でもあってもよいし、チタン酸窒化物、ハフニウム酸窒化物、タンタル酸窒化物、およびアルミ酸窒化物といった金属酸窒化物でもあってもよい。あるいはシリコン酸化物などの半導体酸化物であってもよいし、シリコン窒化物などの半導体窒化物、またはシリコン酸窒化物などの半導体酸窒化物であってもよい。また、アモルファスシリコン等の半導体材料であってもよい。また上記材料を積層した膜であってもよい。
このメモリ10においては、電極11、13に所定の電圧を印加することによって、電極間の電気抵抗を変化させることができる。ここでは、メモリ10の抵抗を高抵抗状態から低抵抗状態に変化させることをセットと称し、メモリ10の抵抗を低抵抗状態から高抵抗状態に変化させることをリセットと称する。また、メモリ10をセットするために必要な電圧をセット電圧と称し、メモリ10をリセットするために必要な電圧をリセット電圧と称する。
メモリ10の種類として、ユニポーラ型メモリと、バイポーラ型メモリがある。ユニポーラ型メモリでは、セット電圧およびリセット電圧の極性が同じである。例えば、メモリ10をセットするために電極11に印加する電圧よりも大きい電圧を電極13に印加するときは、リセットする場合にも同様に電極11に印加する電圧よりも大きい電圧を電極13に印加する。一方、バイポーラ型メモリでは、セット電圧とリセット電圧の極性が逆となる。例えば、メモリ10をセットするために電極11に印加する電圧よりも大きい電圧を電極13に印加するときは、リセットするために電極11に印加する電圧よりも小さい電圧を電極13に印加する。
あるメモリがユニポーラ型メモリであるかバイポーラ型メモリであるかは、電極や抵抗変化層を構成する材料、あるいはフォーミング(製造後にメモリの電極間に所定の電圧を印加することで、メモリ機能を活性化させること)の電圧印加条件等で決まる。同様に、セット電圧やリセット電圧の極性も、電極や抵抗変化層を構成する材料、あるいはフォーミングの電圧印加条件等で決まる。
メモリ10にセット電圧またはリセット電圧を印加する際に、プログラム後のメモリ10の抵抗値のばらつきを抑える目的で、あるいはメモリ10の不可逆的な破壊を防ぐ目的で、プログラム中にメモリ10に流れる電流をある値(制限電流値)以下に制限する機構が設けられる。例えば、一般にセット時の制限電流値を大きくすれば、セット後のメモリ10の抵抗値は小さくなる。一方、リセット時は上記の制限電流値を十分大きくすることでメモリ10に十分大きな量の電流を流し、そのときに発生する熱によってメモリ10の抵抗状態を高抵抗状態へと変化させる。このようにセット時とリセット時では、異なる制限電流値が用いられる。
(電流制限回路の例)
制限電流値を生成する電流制限回路の例を図3(a)、3(b)に示す。電流制限回路30としてメモリ10と直列に接続されたトランジスタを用い、このトランジスタのゲートに印加する電圧Vcompを制御することで、メモリに流れる最大電流を制御する。例えば、図3(a)の例では、トランジスタとしてnチャネルトランジスタ31を用い、メモリ10の一方の電極に電圧Vpgm1を印加し、もう一方の電極にはnチャネルトランジスタ31を介して上記電圧Vpgm1よりも小さい電圧Vpgm2を印加する。このときトランジスタ31のゲートには上記電圧Vpgm2よりも大きい電圧Vcompを印加し、このVcompの大きさを制御することによって、プログラム中にメモリ10に流れる最大電流を制御する。
電流制限回路30としてpチャネルトランジスタ31aを用いた例を図3(b)に示す。この例では、メモリ10の一方の電極に電圧Vpgm2を印加し、もう一方の電極にはpチャネルトランジスタ31aを介して上記Vpgm2よりも大きい電圧Vpgm1を印加する。このときトランジスタ31aのゲートには上記電圧Vpgm1よりも小さい電圧Vcompを印加し、この電圧Vcompの大きさを制御することによって、プログラム中にメモリ10に流れる最大電流を制御する。
このように、図3(a)、3(b)に示す例では、トランジスタのゲートに印加する電圧に複数の電圧Vcompを用いることで複数の制限電流値を設定することができる。
(電流制限回路の他の例)
他の例として、図4(a)、4(b)に示すように、電流制限回路30として、複数のトランジスタおよびセレクタを用いてもよい。例えば、図4(a)に示す例では、電流制限回路30として、n(n≧2)個のnチャネルトランジスタ31〜31と、セレクタ32とを備えている。この場合、メモリ10の一方の電極に電圧Vpgm1が印加され、メモリ10の他方の電極にセレクタ32が接続される。このセレクタ32には複数のトランジスタ31〜31のそれぞれのソースおよびドレインのうちの一方が接続され、セレクタ32によって複数のトランジスタ31〜31のうちの1つのトランジスタが選択される。また、各トランジスタ31(i=1,・・・,n)のソースおよびドレインのうちの他方に、上記電圧Vpgm1よりも小さな電圧Vpgm2が印加される。そして、各トランジスタ31(i=1,・・・,n)のゲートには上記電圧Vpgm2よりも大きな電圧Vcompが印加される。
一方、図4(b)に示す例では、電流制限回路30として、n(n≧2)個のpチャネルトランジスタ31a〜31aと、セレクタ32とを備えている。この場合、メモリ10の一方の電極に電圧Vpgm2が印加され、メモリ10の他方の電極にセレクタ32が接続される。このセレクタ32には複数のトランジスタ31a〜31aのそれぞれのソースおよびドレインのうちの一方が接続され、セレクタ32によって複数のトランジスタ31a〜31aのうちの1つのトランジスタが選択される。また、各トランジスタ31a(i=1,・・・,n)のソースおよびドレインのうちの他方に、上記電圧Vpgm2よりも大きな電圧Vpgm1が印加される。そして、各トランジスタ31(i=1,・・・,n)のゲートには上記電圧Vpgm1よりも小さな電圧Vcompが印加される。
これらの図4(a)、4(b)に示す例においては、複数のトランジスタはそれぞれ駆動力が異なり、同じ電圧を印加したときにソース、ドレイン間に流れる電流量がそれぞれ異なるように設計する。具体的には、チャネル幅、ゲート長、あるいはゲート絶縁膜の膜厚、チャネルの不純物濃度などのうちのいずれか、またはいずれか複数を異なるようにトランジスタを作製する。メモリ10をプログラムする際には、用いる電流制限量に応じて、メモリ10と特定のトランジスタをセレクタによって接続する。
なお、図3(a)乃至図4(b)に示す電流制限回路は、ドライバ21およびドライバ22のうちの少なくとも一方に設けられる。
一般に、メモリ10をセットする場合には制限電流値を小さく設定し、メモリ10に流れる最大電流を小さい値に制限する。このときセット後のメモリ10の抵抗値はこの制限電流値に依存し、制限電流値を小さくするほど、セット後のメモリ10の抵抗値は大きくなる。一方。メモリ10をリセットする場合には制限電流値を大きくし、メモリ10に十分大きな電流が流れるようにする。これはメモリ10をリセットするために電流による熱を発生させる必要があるためである。
低抵抗状態にある複数のメモリ10をリセットするとき、そのプログラム条件が同じであっても、リセット後のメモリ10の抵抗がメモリ10ごとに異なる場合がある。具体的には、ある好適な材料の組み合わせのメモリ10においては、抵抗がより小さいメモリ10の方が、リセット後の抵抗値が大きくなる。これらのことを図5(a)、5(b)を参照して説明する。図5(a)は、複数のメモリに対してリセットの前後の抵抗を測定した結果を示す図である。横軸がリセット前のメモリ10の抵抗(オン抵抗)を示し、縦軸はリセット後のメモリ10の抵抗(オフ抵抗)を示す。
一方、リセット電圧を複数のメモリで比較すると、より抵抗が小さいメモリ10の方がリセット電圧は小さくなる。すなわち、より小さい電圧でリセットが発生する。図5(b)は、リセット前のメモリ10の抵抗とリセット電圧との関係を示す図である。横軸がリセット前のメモリ10の抵抗を示し、縦軸はリセット電圧を示す。
リセット電圧が小さすぎる場合、メモリ10が意図せずに誤リセットしてしまう可能性が高くなる。例えば読み出しを行う際や、他のメモリをプログラムする際にメモリ10に微小な電圧が印加されたとき、その電圧によって状態が変化する可能性がある。もしリセット電圧が十分大きければ、この問題が起こる可能性は低減できる。
図5(b)からわかるように、メモリ10の誤リセットを防ぐためにはオン抵抗を比較的大きくしておくことが有効である。しかし、図5(a)からわかるように、メモリ10のオン抵抗が大きい場合、リセット後のオフ抵抗が十分大きくできない。すなわち、高抵抗状態のメモリ10で大きなリーク電流が発生し、それによる読み出しエラーや消費電力の増大が発生する。
(プログラム方法)
そこで、本実施形態においては、メモリのリセット電圧を十分に大きくし、かつオフ抵抗、すなわちリセット後のメモリ10の抵抗を十分大きくするために、以下のようなプログラム方法を用いる。メモリ10をセットするときには、制限電流値を第1電流値Icomp1に設定したうえでセット電圧を印加する。メモリ10をリセットするときには、まず制限電流値を上記第1電流値Icomp1よりも大きい第2電流値Icomp2に設定したうえでセット電圧を印加し、その後、制限電流値を上記第2電流値Icomp2よりも大きい第3電流値Icomp3に設定したうえでリセット電圧を印加する。
本実施形態のプログラム方法を要約すると、図6に示すようになる。すなわち、セットの際は、オン抵抗Ronのターゲットに合わせてセット動作を行う。オン抵抗Ronが大きければ誤読み出しを防止することができる。
リセットの際は、一度小さいオン抵抗Ron’までセットさせ、その後リセットさせる。これにより、十分なオフ抵抗Roffまでリセットさせることができる。
上記のプログラム方法において、第1電流値Icomp1を比較的小さい値に設定することで、メモリ10のオン抵抗が小さくなりすぎることを防ぐことができる。これによりメモリ10の誤リセットの可能性は小さくなる。一方、リセットの際には、最初に比較的大きな第2電流値Icomp2を用いてセット動作を行うことで、一時的にメモリ10のオン抵抗を十分小さくする。その後、リセット電圧を印加すれば、十分に大きなオフ抵抗を得ることができる。リセット電圧を印加する際に用いる第3制限電流値Icomp3は、メモリ10に十分な電流を流すことができるように十分大きな値に設定する。
(セット動作)
図7はセット動作の具体的な手順の一例を示すフローチャートである。まず、制限電流値を第1電流値Icomp1に設定し(S1)、セット電圧をメモリ10に印加する(S2)。その後、メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第1判定値と比較する(S3)。もしメモリ10の抵抗が第1判定値よりも小さい場合は、セット動作を終了する(S5)。一方、メモリ10の抵抗が第1判定値よりも大きい場合は、再度セット電圧を印加する。この場合は、セット電圧として、前回用いた電圧よりも大きい電圧を用いるか、あるいは前回の電圧印加時間よりも長い時間電圧を印加する(S4)。これによりメモリ10に、より大きなストレスが加わるようにする。その後、再度メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第1判定値と比較する(S3)。メモリ10の抵抗値が第1判定値よりも小さくなるまでこの手順を繰り返す。
図8はリセットの具体的な手順の一例を示すフローチャートである。この手順は大きくステップA,Bの2つに分かれる。ステップAでは、まず制限電流値を第2電流値Icomp2に設定し(S11)、セット電圧をメモリ10に印加する(S12)。その後、メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第2判定値と比較する(S13)。もしメモリ10の抵抗が第2判定値よりも小さい場合は、ステップBへと進む。一方、メモリ10の抵抗が第2判定値よりも大きい場合は、再度セット電圧を印加する。この場合は、セット電圧として、前回用いた電圧よりも大きい電圧を用いるか、あるいは前回の電圧印加時間よりも長い時間電圧を印加する(S14)。これによりメモリ10に、より大きなストレスが加わるようにする。その後、再度メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第2判定値と比較する(S13)。メモリ10の抵抗値が第2判定値よりも小さくなるまでこの手順を繰り返す。なお、第2電流値Icomp2は上記第1電流値Icomp1よりも大きい値に設定し、第2判定値は上記第1判定値よりも小さい値に設定する。
次にステップBでは、制限電流値を第3電流値Icomp3に設定し(S15)、リセット電圧をメモリ10に印加する(S16)。その後、メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第3判定値と比較する(S17)。もしメモリ10の抵抗が第3判定値よりも大きい場合は、リセット動作は終了する(S19)。一方、メモリの抵抗が第3判定値よりも小さい場合は、再度リセット電圧を印加する。この場合、リセット電圧として、前回用いた電圧よりも大きい電圧を用いるか、あるいは前回の電圧印加時間よりも長い時間電圧を印加する(S18)。これにより、メモリ10により大きなストレスが加わるようにする。その後再度メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第3判定値と比較する(S17)。メモリ10の抵抗が第3判定値よりも大きくなるまでこの手順を繰り返す。なお、ここではメモリ10の抵抗と第2判定値とを比較するステップS13は省略してもよい。すなわち、制限電流値を第2電流値Icomp2に設定し、セット電圧を印加したら、その後すぐにステップS15に進んでもよい。第3電流値Icomp3は上記第2電流値Icomp2よりも大きい値に設定し、第3判定値は上記第1判定値よりも大きい値に設定する。
図8に示すリセット動作の手順を用いることで、メモリ10のオフ抵抗を十分大きくすることができる。
(セット動作の他の手順)
次に、セット動作の具体的な手順の他の例について図9を参照して説明する。まず、図7に示した例と同様に、制限電流値をIcomp1に設定し(S1)、セット電圧を印加する(S2)。続いて、メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第1判定値と比較する(S3)。もしメモリ10の抵抗が第1判定値よりも小さい場合は、次のステップS5に進む。一方、メモリ10の抵抗が第1判定値以上の場合は、再度セット電圧を印加する。この場合は、前回用いた電圧よりも大きい電圧を用いるか、あるいは前回の電圧印加時間よりも長い時間電圧を印加する(S4)。これにより、メモリ10により大きなストレスが加わるようにする。その後、再度メモリの抵抗を読み出し、この読み出した値を第1判定値と比較し、メモリ10の抵抗値が第1判定値よりも小さくなるまでこの手順を繰り返す。メモリ10の抵抗値が第1判定値よりも小さくなったら、メモリ10の抵抗値を第4判定値と比較する(S5)。メモリ10の抵抗値が第4判定値よりも大きい場合、セット動作は終了する。一方、メモリ10の抵抗が第4判定値よりも小さい場合は、一度、メモリ10をリセットさせた後、再度最初のステップからやり直す。このときのリセットの手順は、図8に示したステップBと同様である。まず、制限電流値を第3電流値Icomp3に設定し(S6)、リセット電圧を印加する(S7)。その後、メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第3判定値と比較する(S8)。もし、メモリ10の抵抗が第3判定値よりも大きい場合は、ステップ2に戻る。一方、メモリの抵抗が第3判定値以下の場合は、再度リセット電圧を印加する。この場合、リセット電圧として、前回用いた電圧よりも大きい電圧を用いるか、あるいは前回の電圧印加時間よりも長い時間電圧を印加する(S9)。これによりメモリ10に、より大きなストレスが加わるようにする。その後再度メモリ10の抵抗を読み出し、この読み出した値を第3判定値と比較する(S8)。メモリ10の抵抗が第3判定値よりも大きくなるまでこの手順を繰り返す。なお、ここではメモリ10の抵抗と第3判定値とを比較するステップS8は省略してもよい。すなわち、制限電流値を第3電流値Icomp3に設定し、リセット電圧を印加したら、その後すぐにステップS2に戻ってもよい。上記第4判定値は上記第1判定値よりも小さい値に設定する。
図9に示すセットの手順を用いることで、メモリ10のオン抵抗が小さくなりすぎることを防ぐことができる。これにより、メモリ10が誤リセットされてしまう可能性を低くすることができる。
以上説明した本実施形態のプログラム方法では、リセット電圧を印加する時の制限電流値を十分大きく設定した。その理由は、メモリ10に流れる電流を十分大きくすることで熱を発生させるためである。このように熱を利用したプログラムは、メモリ10がユニポーラ型のときに特に有効である。例えば図2に示したメモリ10において抵抗変化膜12としてチタン酸化物や、ハフニウム酸化物、タンタル酸化物といった金属酸化物、あるいはシリコン酸化物といった半導体酸化物を用い、電極11としてチタンあるいは窒化チタンを用い、電極13としてニッケルを用いた場合、メモリはユニポーラ型となる。このメモリに対しては、これまでに示したプログラム手法は有効である。
(第1実施例)
第1実施形態の第1実施例による半導体集積回路を図10に示す。この第1実施例の半導体集積回路は、マトリクス状に配列されたメモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)を有するセルアレイ1と、ドライバ21と、ドライバ22と、図示しない制御回路と、を備えている。各メモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)は、図2に示すメモリ10を備えている。第i(i=1,・・・,m)行のn個のメモリセルMi1〜Minは一端が対応するワード線WLに接続される。第j(j=1,・・・,n)列のm個のメモリセルM1j〜Mmjは一端が対応するビット線BLに接続される。ワード線WL〜WLはドライバ21によって駆動され、ビット線BL〜BLはドライバ22によって駆動される。
(第2実施例)
第1実施形態の第2実施例による半導体集積回路を図11に示す。この第2実施例の半導体集積回路は、メモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)がメモリ10ij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)からなっている場合である。
(第3実施例)
第1実施形態の第3実施例による半導体集積回路を図12に示す。この第3実施例の半導体集積回路は、メモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)がメモリ10ijと、ダイオード15ijとを有し、メモリ10ijと、ダイオード15ijが直列に接続されている場合である。
図12においては、各メモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)のメモリ10ijの一方の電極が対応するビット線BLに接続され、メモリ10ijの他方の電極がダイオード15ijのアノードに接続され、ダイオード15ijのカソードが対応するワード線WLに接続されている。図12に示す場合とは逆に、メモリ10ijの他方の電極がダイオード15ijのカソードに接続され、ダイオード15ijのアノードが対応するワード線WLに接続されるように構成してもよい。また、メモリ10ijとダイオード15ijの配列順序を逆にしてもよい。すなわち、各メモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)のダイオード15ijのアノードが対応するビット線BLに接続され、ダイオード15ijのカソードがメモリ10ijの一方の電極に接続され、メモリ10ijの他方の電極が対応するワード線WLに接続されるように構成してもよい。この場合において、ダイオード15ijのアノードとカソードの接続位置を逆にしてもよい。
第1実施例乃至第3実施例においては、ドライバ21、22は、これまでに示したプログラム方法(例えば、図7乃至図9に示したプログラム手順)にしたがって、選択したメモリにプログラム電圧を与えるとともに、プログラム時の制限電流値を設定する。
第1乃至第3実施例の半導体集積回路は、例えば、大容量データを記憶するファイルメモリに使用できる。それぞれのメモリに任意のデータをプログラムし、必要なときには任意のメモリにプログラムされたデータを読み出すことができる。
また、第1乃至第3実施例の半導体集積回路は、例えばプログラマブルロジックデバイスにおける配線の切り替え回路としても使用できる。プログラマブルロジックデバイスは、チップ製造後に回路を書き換えることができる半導体集積回路である。プログラマブルロジックデバイスは複数の配線を有し、これらの配線のうち選択された2本の配線どうしを電気的に接続または非接続にする。
(第4実施例)
第1実施形態の第4実施例による半導体集積回路を図13に示す。この第4実施例の半導体集積回路は、図10に示す第1実施例の半導体集積回路をプログラマブルロジックデバイスに適用した場合の一例である。
この第4実施例においては、各ビット線BL(j=1,・・・,n)は、トランジスタ42を介してインバータ等のバッファ41の出力端子に接続され、バッファ41の入力端子は入力線INに接続される。同様に、各ワード線WL(i=1,・・・,m)は、トランジスタ44を介してインバータ等のバッファ45の入力端子に接続され、バッファ45の出力端子は出力線OUTに接続される。
メモリセルMij(i=1,・・・,m、j=1,・・・,n)はそれぞれメモリ10ijを含み、入力線INに入力された信号は低抵抗状態にあるメモリ10ijを介して出力線OUTへと伝達される。なお、ここでビット線BLとバッファ41の間のトランジスタ42、あるいはワード線WLとバッファ45との間のトランジスタ44は、なくてもよい。ただし、これらのトランジスタを設けることで、メモリのプログラムを行う際にセット電圧あるいはリセット電圧によってバッファ等の周辺回路にダメージが入ることを防ぐことができる。
(第5実施例)
第1実施形態の第5実施例による半導体集積回路を図14に示す。この第5実施例の半導体集積回路は、第4実施例において、メモリセルMij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)がメモリ10ij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)からなっている場合である。なお、メモリ10ij(i=1,・・・,m,j=1,・・・,n)をプログラマブルロジックデバイスに適用した場合、図12に示すようにダイオードを用いるのは望ましくない。なぜならば、ダイオードを設けると信号のレベル(ハイ/ロー)によって伝達のスピードに差が生じるためである。
第4実施例および第5実施例の半導体集積回路は、ワード線WL(i=1,・・・,m)に接続されるドライバ21と、ビット線BL(j=1,・・・,n)に接続されるドライバ22と、を有する。これらのドライバ21、22はこれまでに示したプログラム方法(例えば、図7乃至図9に示したプログラム手順)にしたがって、選択したメモリにプログラム電圧を与えるとともに、プログラム時の制限電流値を設定する。ただしこのとき、制限電流値はドライバ21によって設定することが望ましい。その理由を以下に示す。
例えば、図14に示す第5実施例の半導体集積回路において、メモリ1021にセット電圧を与える場合を考える。このときメモリ1021の電極にはドライバ21、22によって電位差が与えられる。ここではドライバ21はワード線WLにセット電圧Vsetを与え、ドライバ22はビット線BLに接地電圧Vssを与えるとする。なお逆に、ドライバ21がワード線WLに接地電圧Vssを与え、ドライバ22はビット線BLにセット電圧Vsetを与えてもよい。いずれにしても同時に、メモリ1021以外のメモリに誤ってデータが書き込まれるのを防ぐために、ドライバ21はワード線WL以外のワード線にプログラム防止電圧Vinhを与え、ドライバ22はビット線BL以外のビット線にプログラム防止電圧Vinhを与える。プログラム防止電圧Vinhは例えばVsetとVssの中間の電圧である。
ここで、すでにこのときメモリ1011が低抵抗状態である場合を考える。ワード線WLにはドライバ21によってプログラム防止電圧Vinhが与えられており、ビット線BLにはドライバ22によって接地電圧Vssが与えられている。もし、ドライバ22によって制限電流値を設定する場合、図3(a)乃至図4(b)に示すように、ビット線BLには電流制限用のトランジスタを介してVssが与えられることになる。一方、ビット線BLには、ドライバ21からワード線WLに印加されたプログラム防止電圧Vinhが低抵抗状態のメモリ1011を介して印加される。ここで、ビット線BLの電位が接地電圧Vssになるかプログラム防止電圧Vinhになるかは、上記電流制限用トランジスタの抵抗とメモリ1011の抵抗の比で決まる。しかし、電流制限用トランジスタは比較的大きな抵抗値を有するため、ビット線BLの電位はプログラム防止電圧Vinhに近い電位になる可能性がある。ビット線BLの電位がプログラム防止電圧Vinhになってしまうと、メモリ1021に印加される電圧もプログラム防止電圧Vinhになってしまい、メモリ1021のセットができなくなる。
しかし、もしドライバ21によって制限電流値を設定する場合は、ワード線WLには電流制限用のトランジスタを介してプログラム防止電圧Vinhが与えられることになる。一方、ビット線BLには、ドライバ21によって電流制限用トランジスタを介さずに接地電圧Vssが印加される。したがってビット線BLの電位は接地電圧Vssになり、メモリ1021を確実にセットさせることができる。
上述の説明では、メモリ1021をセットする際に、既にメモリ1011が低抵抗状態である場合を考えた。
一方、メモリ1021をセットする際に、例えば既にメモリ1022が低抵抗状態である場合には、上記の例とは逆に、ドライバ22で制限電流値を設定することが望ましい。しかし、プログラマブルロジックデバイスの場合、同じ出力線に接続された複数のメモリが同時に低抵抗状態になることはない。ここでいう出力線とは、メモリとバッファの入力とを接続する配線のことであり、図13または図14ではワード線に相当する。もし同じワード線に接続された複数のメモリ、例えばメモリ1021とメモリ1022とが両方とも低抵抗状態であったとすると、入力線INとINがいずれも出力線OUTに接続されることを意味し、出力線OUTから出力される信号が不定となる。
したがって、メモリをプログラマブルロジックデバイスに適用した場合には、出力線(ここではワード線)に接続されるドライバ(ここではドライバ21)によって制限電流値を設けることが適当である。
以上説明したように、本実施形態および第1乃至第5実施例によれば、プログラム後のメモリの抵抗値の制御を容易にすることが可能な抵抗変化メモリを備えた半導体集積回路を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 セルアレイ
10 抵抗変化メモリ
1011〜10mn 抵抗変化メモリ
11 電極
12 抵抗変化層
13 電極
1511〜15mn ダイオード
20 制御回路
21 ドライバ
22 ドライバ
31 電流制限素子
31a 電流制限素子
32 セレクタ
41〜41 バッファ
42〜42 トランジスタ
44〜44 トランジスタ
45〜45 バッファ
11〜Mmn メモリセル
BL〜BL ビット線
WL〜WL ワード線

Claims (13)

  1. 複数の第1配線と、
    前記複数の第1配線のそれぞれと交差する複数の第2配線と、
    前記複数の第1配線と前記複数の第2配線とのそれぞれの交差領域に設けられた複数の抵抗変化メモリであって、各抵抗変化メモリは、対応する前記第1配線に接続された第1電極と、対応する前記第2配線に接続された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた抵抗変化層と、を有し、前記第1電極と前記第2電極との間に電圧が印加されることによって前記第1電極と前記第2電極との間の抵抗が第1抵抗状態あるいは前記第1抵抗状態よりも抵抗値が大きい第2抵抗状態に切り替わる、複数の抵抗変化メモリと、
    前記複数の第1配線を駆動する第1ドライバと、
    前記複数の第2配線を駆動する第2ドライバと、
    前記第1および第2ドライバを制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は前記第1および第2ドライバを制御することにより、前記複数の第1および第2配線から1つの第1配線および1つの第2配線を選択することにより、前記複数の抵抗変化メモリから前記選択された第1および第2配線に対応する1つの抵抗変化メモリを選択し、この選択された抵抗変化メモリを前記第1抵抗状態から前記第2抵抗状態にプログラムするとき、前記選択された抵抗変化メモリに流れる電流を第1制限電流値以下に制限するとともに前記選択された抵抗変化メモリの抵抗状態を前記第1抵抗状態から前記第1抵抗状態よりも抵抗値が小さい第3抵抗状態に変化させ、その後、前記選択された抵抗変化メモリに流れる電流を前記第1制限電流値よりも大きい第2制限電流値以下に制限するとともに前記選択された抵抗変化メモリの抵抗状態を前記第3抵抗状態から前記第2抵抗状態に変化させる、半導体集積回路。
  2. 前記第1および第2ドライバは、前記選択された抵抗変化メモリを前記第2抵抗状態から第1抵抗状態にプログラムするとき、前記選択された抵抗変化メモリに流れる電流を前記第1制限電流値よりも小さい第3制限電流値以下に制限する、請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1および第2ドライバは、
    前記選択された抵抗変化メモリを前記第1抵抗状態から前記第3抵抗状態にプログラムするとき、前記選択された前記第1配線に前記選択された第2配線よりも大きい電圧を印加し、
    前記選択された抵抗変化メモリを前記第3抵抗状態から前記第2抵抗状態にプログラムするとき、前記選択された第1配線に前記選択された第2配線よりも大きい電圧を印加する、請求項1または2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1および第2のドライバは、前記選択された抵抗変化メモリを前記第1、第2、第3抵抗状態の1つから他の1つにプログラムするとき、前記選択された第1配線に第1電圧を印加し、前記選択された第2配線に第2電圧を印加し、選択されない第1配線に前記第1電圧と前記第2電圧との間の第3電圧を印加し、選択されない第2配線に前記第1電圧と前記第2電圧との間の第4電圧を印加する、請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 前記第3電圧と前記第4電圧は同一の電圧である、請求項3記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1および第2ドライバは、前記選択された抵抗変化メモリを前記第1、第2、第3抵抗状態の1つから他の1つにプログラムするとき、前記選択された第1および第2配線にそれぞれ前記第1電圧および前記第2電圧を印加する前に前記選択されない第1および第2配線にそれぞれ前記第3電圧および前記第4電圧を印加する、請求項3または4記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1および第2ドライバのうちの一方のドライバは、前記複数の第1配線および前記複数の第2配線のうちの駆動する一方の複数の配線に対応して設けられた複数の第1トランジスタを有し、各第1トランジスタは、ソースおよびドレインの一方が前記一方の複数の配線のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインの他方が第1電源に接続される、請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体集積回路。
  8. 前記一方のドライバは、各第1トランジスタのゲートに複数の大きさの電圧を印加する、請求項7記載の半導体集積回路。
  9. 前記一方のドライバは、駆動する前記一方の複数の配線に対応して設けられ、前記複数の第1トランジスタとは駆動力が異なる複数の第2トランジスタを更に有し、各第2トランジスタは、ソースおよびドレインの一方が前記一方の複数の配線のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインの他方が前記第1電源に接続される、請求項7記載の半導体集積回路。
  10. 前記複数の第1トランジスタは前記複数の第2トランジスタと異なるチャネル幅を有する請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 前記複数の第1配線は信号が入力される複数の入力配線に接続され、前記複数の第2配線は信号が出力される複数の出力配線に接続され、
    前記第1のドライバは、前記抵抗変化メモリを前記第1、第2、第3抵抗状態の1つから他の1つにプログラムするとき、前記抵抗変化メモリに流れる電流を前記第1、第2、第3制限電流値のいずれか以下に制限することを特徴とする、請求項2記載の半導体集積回路。
  12. 前記複数の第1配線に対応して設けられた複数の第1バッファを有し、各第1バッファは、対応する入力配線に接続される第1入力端子と、対応する第1配線に接続される第1出力端子とを備えている、請求項11記載の半導体集積回路。
  13. 前記複数の第2配線に対応して設けられた複数の第2バッファを有し、各第2バッファは、対応する第2配線に接続される第2入力端子と、対応する出力配線に接続される第2出力端子と、を備えている、請求項11または12記載の半導体集積回路。
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