以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、同一又は類似の構成要素には同一又は類似の符号を付して重複する説明は省略する。以下の説明で用いられる構成要素の接尾辞である「モジュール」及び「部」は、明細書の作成を容易にするために付与又は混用されるものであり、それ自体が有意性や有用性を有するものではない。また、本発明の実施形態を説明するにあたって、関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。なお、添付図面は本発明の実施形態を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本発明の技術的思想が制限されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解すべきである。
本明細書で説明される移動端末機には、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、デジタル放送端末機、携帯情報端末(Personal Digital Assistants; PDA)、ポータブルマルチメディアプレーヤ(Portable Multimedia Player; PMP)、ナビゲーション、スレートPC、タブレットPC、ウルトラブック、ウェアラブルデバイス(例えば、ウォッチ型端末機、メガネ型端末機、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display; HMD))などが含まれる。
しかし、本明細書に開示される実施形態による構成は、移動端末機にのみ適用可能な場合を除き、デジタルテレビ、デスクトップコンピュータ、デジタルサイネージなどの固定端末機にも適用できることを、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば容易に理解できるであろう。
図1Aは本発明による移動端末機を説明するためのブロック図であり、図1B及び図1Cは本発明による移動端末機の一例を異なる方向から見た概念図である。
図1A〜図1Cを参照すると、移動端末機100は、無線通信部110、入力部120、検知部140、出力部150、インタフェース部160、メモリ170、制御部180、電源供給部190などを含む。図1Aに示す全ての構成要素が移動端末機の実現において必須構成要素であるわけではなく、本発明による移動端末機は、図示の構成要素よりも多い構成要素で実現してもよく、それより少ない構成要素で実現してもよい。
より具体的には、無線通信部110は、移動端末機100と無線通信システム間、移動端末機100と他の移動端末機間、又は移動端末機100と外部サーバ間の無線通信を可能にする少なくとも1つのモジュールを含む。また、無線通信部110は、移動端末機100を少なくとも1つのネットワークに接続する少なくとも1つのモジュールを含む。
無線通信部110は、例えば放送受信モジュール111、移動通信モジュール112、無線インターネットモジュール113、近距離通信モジュール114及び位置情報モジュール115の少なくとも1つを含む。
入力部120は、画像信号の入力のためのカメラ121又は画像入力部、オーディオ信号の入力のためのマイク122又はオーディオ入力部、ユーザからの情報の入力のためのユーザ入力部123(例えば、タッチキー、プッシュキー(メカニカルキー)など)を含んでもよい。入力部120により得られた画像データやオーディオデータは、分析されてユーザの制御命令で処理される。
検知部140は、移動端末機100内の情報、移動端末機100を囲む周辺環境に関する情報及びユーザ情報の少なくとも1つを検知するための少なくとも1つのセンサを含む。検知部140は、例えば近接センサ141、照度センサ142、タッチセンサ、加速度センサ、磁気センサ、重力センサ、ジャイロセンサ、モーションセンサ、RGBセンサ、赤外線センサ(IRセンサ)、指紋センサ、超音波センサ、光センサ、カメラ(符号121参照)、マイク(符号122参照)、バッテリゲージ、環境センサ(例えば、気圧計、湿度計、温度計、放射能センサ、熱センサ、ガスセンサなど)、及び化学センサ(例えば、電子鼻、ヘルスケアセンサ、生体センサなど)の少なくとも1つを含む。また、本発明による移動端末機は、これらセンサの少なくとも2つのセンサにより検知された情報を組み合わせて用いることができる。
出力部150は、視覚、聴覚又は触覚などに関連する出力を発生するように構成される。出力部150は、例えばディスプレイ部151、音響出力部152、ハプティックモジュール153、光出力部154の少なくとも1つを含む。ディスプレイ部151は、タッチセンサとレイヤ構造をなすか又は一体的に形成されることにより、タッチスクリーンを実現する。前記タッチスクリーンは、移動端末機100とユーザ間の入力インタフェースを提供するユーザ入力部123として機能すると共に、移動端末機100とユーザ間の出力インタフェースを提供する。
インタフェース部160は、移動端末機100に接続される各種外部機器との経路の役割を果たす。インタフェース部160は、例えば有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールが備えられた装置を接続するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートの少なくとも1つを含む。移動端末機100においては、インタフェース部160への外部機器の接続に対応して、接続された外部機器を制御することができる。
メモリ170は、移動端末機100の様々な機能をサポートするデータを保存する。メモリ170は、移動端末機100で起動される複数のアプリケーションプログラム(又はアプリケーション)、移動端末機100の動作のためのデータやコマンドを保存する。前記アプリケーションプログラムの少なくとも一部は、無線通信により外部サーバからダウンロードすることができる。また、前記アプリケーションプログラムの少なくとも一部は、移動端末機100の基本機能(例えば、電話発着信機能、メール送受信機能)のために工場出荷時に移動端末機100にインストールされている。さらに、前記アプリケーションプログラムは、メモリ170に保存され、移動端末機100にインストールされ、制御部180により移動端末機100の動作(又は機能)のために起動されるようにすることができる。
制御部180は、前記アプリケーションプログラムに関する動作に加え、通常の移動端末機100の全般的な動作を制御する。制御部180は、前述した構成要素により入力又は出力される信号、データ、情報などを処理したり、メモリ170に保存されたアプリケーションプログラムを起動することにより、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理することができる。
また、制御部180は、メモリ170に保存されたアプリケーションプログラムの起動のために、図1Aに示す移動端末機100の構成要素の少なくとも一部を制御することができる。さらに、制御部180は、前記アプリケーションプログラムの起動のために、移動端末機100の構成要素の少なくとも2つを組み合わせて動作させることができる。
電源供給部190は、制御部180の制御下で、供給された外部の電源又は内部の電源を移動端末機100の各構成要素に供給する。電源供給部190は、バッテリを含んでもよい。前記バッテリは、内蔵バッテリ又は交換可能なバッテリであってもよい。
前記構成要素の少なくとも一部は、後述する様々な実施形態による移動端末機の動作、制御又は制御方法を実現するために互いに連携して動作することもある。また、前記移動端末機の動作、制御又は制御方法は、前記移動端末機のメモリに保存された少なくとも1つのアプリケーションプログラムの起動により実現されることもある。
以下、前述した移動端末機100により実現される様々な実施形態を説明する前に、前述した移動端末機100の構成要素について図1Aを参照してより具体的に説明する。
無線通信部110の放送受信モジュール111は、放送チャネルを介して、外部の放送管理サーバから放送信号及び/又は放送関連情報を受信する。前記放送チャネルは、衛星チャネル及び地上波チャネルを含む。少なくとも2つの放送チャネルの同時放送受信又は放送チャネルのスイッチングのために、放送受信モジュール111は、移動端末機100に2つ以上備えられてもよい。
無線通信部110の移動通信モジュール112は、移動通信のための技術標準又は通信方式(例えば、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access 2000)、EV−DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Long Term Evolution-Advanced)など)により構築された移動通信網上で基地局、外部の端末、サーバの少なくとも1つと無線信号を送受信する。
前記無線信号は、音声呼信号、テレビ電話呼信号、又はSMS/MMSメッセージの送受信による様々な形態のデータを含む。
無線通信部110の無線インターネットモジュール113は、無線インターネットの接続のためのモジュールであり、移動端末機100に内蔵されるか又は外付けされる。無線インターネットモジュール113は、無線インターネット技術による通信網で無線信号を送受信するように構成される。
無線インターネット技術としては、例えばWLAN(Wireless LAN)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Wi−Fiダイレクト(Wireless Fidelity Direct)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、Wibro(Wireless Broadband)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、HSDPA、HSUPA、LTE、LTE−Aなどがあり、無線インターネットモジュール113は、列挙していない無線インターネット技術をも含む範囲で少なくとも1つの無線インターネット技術によりデータを送受信する。
Wibro、HSDPA、HSUPA、GSM(登録商標)、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE、LTE−Aなどによる無線インターネット接続が移動通信網を介して行われるという観点から、前記移動通信網を介して無線インターネット接続を行う無線インターネットモジュール113は、移動通信モジュール112の一種として理解してもよい。
無線通信部110の近距離通信モジュール114は、近距離通信のためのモジュールであり、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、IrDA(Infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)、Wi−Fi、Wi−Fiダイレクト、ワイヤレスUSB(Wireless Universal Serial Bus)の少なくとも1つの技術を用いて近距離通信をサポートする。近距離通信モジュール114は、近距離無線通信網(近距離無線エリアネットワーク)を介して、移動端末機100と無線通信システム間、移動端末機100と他の移動端末機間、又は移動端末機100と外部サーバ間の無線通信をサポートする。前記近距離無線通信網(近距離無線エリアネットワーク)は、近距離ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network)であってもよい。
前記他の移動端末機は、本発明による移動端末機100とデータ交換が可能な(又は連動可能な)ウェアラブルデバイス(例えば、ウォッチ型端末機、メガネ型端末機、ヘッドマウントディスプレイ)などを含む。近距離通信モジュール114は、移動端末機100の周辺に位置する、移動端末機100と通信可能なウェアラブルデバイスを検知(又は認識)することができる。さらに、制御部180は、前記検知されたウェアラブルデバイスが移動端末機100との通信を認証されたデバイスの場合、移動端末機100で処理されるデータの少なくとも一部を、近距離通信モジュール114を介して前記ウェアラブルデバイスに送信することができる。よって、前記ウェアラブルデバイスのユーザは、移動端末機100で処理されるデータを、前記ウェアラブルデバイスで用いることができる。例えば、ユーザは、移動端末機100に電話がかかってきた場合に前記ウェアラブルデバイスで通話を行ったり、移動端末機100にメールが受信された場合に前記ウェアラブルデバイスで前記受信されたメールを確認したりすることができる。
無線通信部110の位置情報モジュール115は、移動端末機100の位置(又は現在の位置)を取得するためのモジュールであり、代表的な例としては、GPS(Global Position System)モジュールとWi−Fiモジュールがある。一例として、移動端末機100は、GPSモジュールを用いた場合、GPS衛星から送られる信号を用いて、移動端末機100の位置を取得することができる。他の例として、移動端末機100は、Wi−Fiモジュールを用いた場合、当該Wi−Fiモジュールと無線信号を送信又は受信する無線AP(Wireless Access Point)の情報に基づいて、移動端末機100の位置を取得することができる。必要に応じて、位置情報モジュール115は、置換的又は付加的に、移動端末機100の位置に関するデータを得るために、無線通信部110の他のモジュールのいずれかの機能を実行することができる。位置情報モジュール115は、移動端末機100の位置(又は現在の位置)を取得するために用いられるモジュールであり、移動端末機100の位置を直接計算又は取得するモジュールに限定されるものではない。
入力部120は、画像情報(もしくは信号)、オーディオ情報(もしくは信号)、又はユーザからの情報の入力のためのものであり、画像情報の入力のために1つ又は複数のカメラ121を備える。入力部120のカメラ121は、テレビ電話モード又は撮影モードでイメージセンサにより得られる静止画像又は動画像などの画像フレームを処理する。カメラ121で処理された画像フレームは、ディスプレイ部151に表示したり、メモリ170に保存することができる。移動端末機100に備えられる複数のカメラ121は、マトリクス構造に配置されてもよく、この場合、マトリクス構造に配置された複数のカメラ121により、移動端末機100に様々な角度又は焦点の複数の画像情報を入力することができる。また、複数のカメラ121は、立体画像を実現するための左画像及び右画像を取得できるように、ステレオ構造に配置されてもよい。
入力部120のマイク122は、外部の音響信号を電気的な音声データに処理する。マイク122で処理された音声データは、移動端末機100で実行中の機能(又はアプリケーションプログラム)によって多様に用いることができる。マイク122には、外部の音響信号が入力される過程で発生するノイズを除去するための様々なノイズ除去アルゴリズムが実装される。
入力部120のユーザ入力部123は、ユーザからの情報の入力のためのものであり、ユーザ入力部123により情報が入力されると、制御部180は、入力された情報に対応して移動端末機100の動作を制御することができる。ユーザ入力部123は、機械式入力手段(又はメカニカルキー、例えば移動端末機100の前面、背面又は側面に位置するボタン、ドームスイッチ、ジョグホイール、ジョグスイッチなど)及びタッチ式入力手段を含んでもよい。前記タッチ式入力手段は、例えば、ソフトウェア的な処理によりタッチスクリーンに表示される仮想キー、ソフトキー又はビジュアルキーからなるようにしてもよく、前記タッチスクリーン以外の部分に配置されるタッチキーからなるようにしてもよい。また、前記仮想キー又は前記ビジュアルキーは、様々な形態で前記タッチスクリーン上に表示されるようにしてもよく、例えばグラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ又はそれらの組み合わせからなる。
検知部140は、移動端末機100内の情報、移動端末機100を囲む周辺環境に関する情報及びユーザ情報の少なくとも1つを検知し、それに対応する検知信号を発生する。制御部180は、前記検知信号に基づいて、移動端末機100の駆動又は動作を制御したり、移動端末機100にインストールされたアプリケーションプログラムに関するデータ処理、機能又は動作を実行することができる。検知部140に含まれる様々なセンサのうち代表的なセンサについてより具体的に説明すると次の通りである。
まず、近接センサ141とは、電磁界の力又は赤外線などを利用して、所定の検出面に近づく物体又は近傍に存在する物体の有無を機械的な接触なしに検出できるセンサをいう。近接センサ141は、前記タッチスクリーンにより覆われる移動端末機100の内部領域又は前記タッチスクリーンの近くに配置されてもよい。
近接センサ141としては、例えば透過型光電センサ、拡散反射型光電センサ、回帰反射型光電センサ、高周波発振型近接センサ、静電容量型近接センサ、磁気近接センサ、赤外線近接センサなどがある。静電式タッチスクリーンの場合、近接センサ141は、導電性を有する物体の近接による電界の変化から当該物体の近接を検出するように構成されてもよい。この場合、タッチスクリーン(又はタッチセンサ)自体が近接センサにも分類される。
以下、説明の便宜上、前記物体を前記タッチスクリーン上に接触させるのではなく近接させて前記物体が前記タッチスクリーン上に位置することを認識させることを「近接タッチ(proximity touch)」といい、前記物体を前記タッチスクリーン上に実際に接触させることを「接触タッチ(contact touch)」という。前記物体により近接タッチされる前記タッチスクリーン上の位置とは、前記物体が近接タッチされる際に前記物体が前記タッチスクリーンに対して垂直に対応する位置を意味する。
近接センサ141は、近接タッチ動作及び近接タッチパターン(例えば、近接タッチ距離、近接タッチ方向、近接タッチ速度、近接タッチ時間、近接タッチ位置、近接タッチ移動状態など)を検知することができる。一方、制御部180は、近接センサ141により検知された近接タッチ動作及び近接タッチパターンに対応するデータ(又は情報)を処理し、また、処理されたデータに対応する視覚的な情報を前記タッチスクリーン上に出力させることができる。さらに、制御部180は、前記タッチスクリーン上の同一地点へのタッチが近接タッチであるか接触タッチであるかによって、異なる動作又はデータ(もしくは情報)が処理されるように移動端末機100を制御することができる。
次に、タッチセンサは、抵抗膜式、静電容量式、赤外線式、超音波式、磁気式などの様々なタッチ方式のうち少なくとも1つを用いて、前記タッチスクリーン(又はディスプレイ部151)へのタッチ(又はタッチ入力)を検知する。
一例として、前記タッチセンサは、前記タッチスクリーンの特定部位に加わった圧力又は前記タッチスクリーンの特定部位に発生する静電容量などの変化を電気的な入力信号に変換するように構成されてもよい。前記タッチセンサは、前記タッチスクリーンをタッチするタッチ手段により当該タッチセンサ上でタッチされる位置、面積、タッチ時の圧力、タッチ時の静電容量などを検出できるように構成されてもよい。ここで、前記タッチ手段とは、前記タッチセンサをタッチする物体をいい、例えば指、タッチペン又はスタイラスペン、ポインタなどがある。
前記タッチセンサへのタッチ入力がある場合、それに対応する信号がタッチ制御装置に送られる。前記タッチ制御装置は、その信号を処理して対応するデータを制御部180に送る。これにより、制御部180は、ディスプレイ部151のどの領域がタッチされたかなどを把握することができる。ここで、前記タッチ制御装置は、制御部180とは別の構成要素であってもよく、制御部180自体であってもよい。
また、制御部180は、前記タッチスクリーン(又は前記タッチスクリーン以外の部分に配置されるタッチキー)をタッチするタッチ手段の種類によって異なる制御を行うこともでき、同じ制御を行うこともできる。前記タッチ手段の種類によって異なる制御を行うか同じ制御を行うかは、移動端末機100の現在の動作状態又は実行中のアプリケーションプログラムによって決定されるようにしてもよい。
一方、前記タッチセンサ及び近接センサ141は、独立して又は組み合わせて、前記タッチスクリーンへのショートタッチ(もしくはタップ)、ロングタッチ、マルチタッチ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト、スワイプ、ホバーなどの様々な方式のタッチを検知することができる。
次に、超音波センサは、超音波を用いて、検知対象の位置情報を認識することができる。制御部180は、光センサと複数の超音波センサから検知される情報に基づいて、波動発生源の位置を算出することができる。波動発生源の位置は、光のほうが超音波より非常に速いこと、すなわち光が光センサに到達する時間のほうが超音波が超音波センサに到達する時間より非常に速いことを利用して算出することができる。より具体的には、波動発生源の位置は、光を基準信号として超音波が到達する時間との時間差を利用して算出することができる。
一方、前述した入力部120のカメラ121は、カメラセンサ(例えば、CCD、CMOSなど)、フォトセンサ(又はイメージセンサ)及びレーザセンサの少なくとも1つを含む。
前記カメラセンサと前記レーザセンサとを組み合わせ、3次元立体画像への前記検知対象のタッチを検知するようにしてもよい。前記フォトセンサは、前記タッチスクリーンに近接する前記検知対象の動きをスキャンするように構成され、ディスプレイ素子に積層されるようにしてもよい。より具体的には、前記フォトセンサは、フォトダイオードとトランジスタ(TR)を行列状に実装し、前記フォトダイオードに入る光の量に応じて変化する電気的信号を用いて、前記フォトセンサ上に載置されるものをスキャンする。すなわち、前記フォトセンサは、光の変化量に応じた前記検知対象の座標を計算し、それに基づいて前記検知対象の位置情報を取得する。
出力部150のディスプレイ部151は、移動端末機100で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部151は、移動端末機100で起動されるアプリケーションプログラムの実行画面情報、又は当該実行画面情報に応じたUI(User Interface)、GUI(Graphic User Interface)情報を表示する。
また、ディスプレイ部151は、立体画像を表示する立体ディスプレイ部として構成されてもよい。
前記立体ディスプレイ部には、ステレオスコピック方式(眼鏡方式)、オートステレオスコピック方式(裸眼方式)、プロジェクション方式(ホログラフィック方式)などの3次元ディスプレイ方式が適用される。
出力部150の音響出力部152は、呼受信モード、通話モード、録音モード、音声認識モード、又は放送受信モードなどで、無線通信部110から受信するか、又はメモリ170に保存されたオーディオデータを出力する。音響出力部152は、移動端末機100で実行される機能(例えば、呼信号受信音、メール受信音など)に関連する音響信号も出力する。このような音響出力部152は、レシーバ、スピーカ、ブザーなどを含む。
出力部150のハプティックモジュール153は、ユーザが感じることのできる様々な触覚効果を発生する。ハプティックモジュール153が発生する触覚効果の代表的な例としては振動がある。ハプティックモジュール153が発生する振動の強度やパターンなどは、ユーザの選択又は制御部180の設定により制御することができる。例えば、ハプティックモジュール153は、異なる振動を合成して出力することもでき、順次出力することもできる。
ハプティックモジュール153は、振動の他にも、皮膚接触面に対して垂直運動するピン配列、噴射口又は吸入口を用いた空気の噴射力又は吸入力、皮膚表面に対する擦れ、電極の接触、静電気力などの刺激による効果や、吸熱又は発熱が可能な素子を用いた冷温感の再現による効果など、様々な触覚効果を発生することができる。
ハプティックモジュール153は、直接的な接触により触覚効果を伝えることができるだけでなく、ユーザが指や腕などの筋感覚により触覚効果を感じるように実現することもできる。ハプティックモジュール153は、移動端末機100の構成態様に応じて2つ以上備えてもよい。
出力部150の光出力部154は、移動端末機100の光源の光を用いてイベント発生を通知するための信号を出力する。移動端末機100で発生するイベントとしては、呼信号受信、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
光出力部154により出力される信号は、移動端末機100が前面又は背面から単色又は複数色の光を発光することにより実現される。前記信号の出力は、移動端末機100がユーザのイベント確認を検知することにより終了するようにしてもよい。
インタフェース部160は、移動端末機100に接続される全ての外部機器との経路の役割を果たす。インタフェース部160は、外部機器からデータを受信するか、供給された電源を移動端末機100内部の各構成要素に送るか、又は移動端末機100内部のデータを外部機器に送信する。インタフェース部160は、例えば有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールが備えられた装置を接続するポート、オーディオI/Oポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含む。
前記識別モジュールは、移動端末機100の使用権限を認証するための各種情報を保存したチップであり、ユーザ識別モジュール(User Identity Module; UIM)、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module; SIM)、汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module; USIM)などを含む。前記識別モジュールが備えられた装置(以下、識別装置という)は、スマートカード形式で製造されてもよい。よって、前記識別装置は、インタフェース部160を介して移動端末機100に接続することができる。
また、インタフェース部160は、移動端末機100が外部のクレードルに接続された場合、前記クレードルからの電源が移動端末機100に供給される経路となり、ユーザにより前記クレードルから入力される各種命令信号が移動端末機100に伝達される経路となる。前記クレードルから入力される各種命令信号又は電源は、移動端末機100が前記クレードルに正しく取り付けられたことを認知するための信号としても機能する。
メモリ170は、制御部180の動作のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、電話帳、メッセージ、静止画像、動画像など)を一時保存することもできる。メモリ170は、前記タッチスクリーンへのタッチ入力時に出力される様々なパターンの振動及び音響に関するデータを保存することもできる。
メモリ170は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、SSD(Solid State Drive)タイプ、SDD(Silicon Disk Drive)タイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク及び光ディスクの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。移動端末機100は、インターネット上でメモリ170の保存機能を実行するウェブストレージに関連して動作することもできる。
一方、制御部180は、前述したように、アプリケーションプログラムに関する動作と、通常の移動端末機100の全般的な動作を制御する。例えば、制御部180は、移動端末機100の状態が設定条件を満たす場合、アプリケーションに対するユーザの制御命令の入力を制限するロック状態を実行又は解除することができる。
また、制御部180は、音声通話、データ通信、テレビ電話などに関連する制御及び処理を行うこともでき、前記タッチスクリーン上で行われる手書き入力及び手描き入力をそれぞれ文字及び画像として認識するパターン認識処理を行うこともできる。さらに、制御部180は、後述する様々な実施形態を本発明による移動端末機100において実現するために、前述した移動端末機100の構成要素のいずれか又は複数を組み合わせて制御することができる。
電源供給部190は、制御部180の制御下で、供給された外部の電源又は内部の電源を移動端末機100の各構成要素に必要に応じて供給する。電源供給部190は、バッテリを含んでもよい。前記バッテリは、充電可能な内蔵バッテリであってもよく、充電などのために端末機本体に脱着可能に結合されるものであってもよい。
電源供給部190は、接続ポートをさらに含んでもよい。前記接続ポートは、前記バッテリの充電のために電源を供給する外部充電器が電気的に接続されるインタフェース160の一例として構成されてもよい。
他の例として、電源供給部190は、前記接続ポートを用いるのではなく、無線方式で前記バッテリを充電するように構成されてもよい。この場合、電源供給部190は、外部の無線電力送信装置から、電磁誘導現象に基づく電磁誘導方式又は電磁界共鳴現象に基づく電磁界共鳴方式の少なくとも1つを用いて電力を受信する。
以下に説明する様々な実施形態は、例えばソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより、コンピュータ又はそれと類似の装置で読み取りが可能な記録媒体内で実現することができる。
図1B及び図1Cを参照すると、移動端末機100は、ストレート型の端末機本体を備えている。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、ウォッチ型、クリップ型、メガネ型、2つ以上の本体が相対移動可能に結合される折り畳み型、フリップ型、スライド型、スイング型、2軸回転型などの様々な構造に適用可能である。すなわち、ストレート型の移動端末機を一例として説明するが、当該説明は他のタイプの移動端末機にも一般的に適用可能である。
ここで、端末機本体とは、移動端末機100を少なくとも1つの集合体とみなしてそれを示す概念である。
移動端末機100は、外観を形成するケース(例えば、フレーム、ハウジング、カバーなど)を含む。同図に示すように、移動端末機100は、フロントケース101とリアケース102とを含んでもよい。フロントケース101とリアケース102との結合により形成される内部空間には、各種電子部品が配置される。フロントケース101とリアケース102との間には、1つ又は複数のミドルケースがさらに配置されてもよい。
前記端末機本体の前面には、情報を出力できるようにディスプレイ部151が配置されてもよい。同図に示すように、ディスプレイ部151のウィンドウ151aは、フロントケース101に装着されてフロントケース101と共に前記端末機本体の前面を形成するようにしてもよい。
場合によっては、リアケース102にも電子部品が装着される。リアケース102に装着可能な電子部品としては、着脱可能なバッテリ、識別モジュール、メモリカードなどがある。この場合、リアケース102には、装着された電子部品を覆うための背面カバー103が着脱可能に結合される。つまり、背面カバー103がリアケース102から分離した場合、リアケース102に装着された電子部品が外部に露出する。
同図に示すように、背面カバー103がリアケース102に結合された場合、リアケース102の側面の一部が露出する。場合によっては、前記結合時、リアケース102が背面カバー103により完全に遮蔽される。また、背面カバー103には、カメラ121bや音響出力部152bを外部に露出させるための開口部が備えられてもよい。
これらのケース101、102、103は、合成樹脂を射出して形成してもよく、金属、例えばステンレススチール、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)などで形成してもよい。
移動端末機100は、複数のケースが各種電子部品を収容する内部空間を形成する前記例とは異なり、1つのケースが前記内部空間を形成するように構成されてもよい。この場合、合成樹脂又は金属が側面から背面につながるユニボディの移動端末機100が実現される。
さらに、移動端末機100は、前記端末機本体の内部に水が入り込まないようにする防水部(図示せず)を含んでもよい。例えば、前記防水部は、ウィンドウ151aとフロントケース101との間、フロントケース101とリアケース102との間、又はリアケース102と背面カバー103との間に備えられ、これらの結合時に内部空間を密閉する防水部材を含んでもよい。
さらに、移動端末機100は、ディスプレイ部151、第1音響出力部152a及び第2音響出力部152b、近接センサ141、照度センサ142、光出力部154、第1カメラ121a及び第2カメラ121b、第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123b、マイク122、インタフェース部160などを含んでもよい。
以下、図1B及び図1Cに示すように、前記端末機本体の前面にディスプレイ部151、第1音響出力部152a、近接センサ141、照度センサ142、光出力部154、第1カメラ121a及び第1操作ユニット123aが配置され、前記端末機本体の側面に第2操作ユニット123b、マイク122及びインタフェース部160が配置され、前記端末機本体の背面に第2音響出力部152b及び第2カメラ121bが配置された移動端末機100を一例として説明する。
ただし、移動端末機100のこれらの構成要素は、前記配置に限定されるものではなく、必要に応じて除外又は代替されたり、他の面に配置されてもよい。例えば、第1操作ユニット123aが前記端末機本体の前面に備えられず、第2音響出力部152bが前記端末機本体の背面ではなく前記端末機本体の側面に備えられるようにしてもよい。
ディスプレイ部151は、移動端末機100で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部151は、移動端末機100で起動されるアプリケーションプログラムの実行画面情報、又は当該実行画面情報に応じたUI(User Interface)、GUI(Graphic User Interface)情報を表示する。
ディスプレイ部151は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display; LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Display; TFT-LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode; OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイ、電子インクディスプレイの少なくとも1つを含む。
ディスプレイ部151は、移動端末機100の実現形態に応じて2つ以上備えられてもよい。この場合、移動端末機100には、複数のディスプレイ部を1つの面に離隔して又は一体的に配置してもよく、異なる面にそれぞれ配置してもよい。
ディスプレイ部151は、タッチ方式で制御命令の入力を受けることができるように、ディスプレイ部151へのタッチを検知するタッチセンサを含んでもよい。よって、ディスプレイ部151へのタッチが行われると、前記タッチセンサは、前記タッチを検知し、制御部180は、それに基づいて前記タッチに対応する制御命令を発生するようにすることができる。タッチ方式で入力される内容は、文字、数字、各種モードの指示、又は指定可能なメニュー項目などである。
前記タッチセンサは、タッチパターンを備えるフィルム状に構成されてウィンドウ151aとウィンドウ151aの背面上のディスプレイ151との間に配置されてもよく、ウィンドウ151aの背面に直接パターニングされるメタルワイヤで構成されてもよい。また、前記タッチセンサは、ディスプレイ151と一体的に形成されてもよい。例えば、前記タッチセンサは、ディスプレイ151の基板上に配置されてもよく、ディスプレイ151の内部に備えられてもよい。
このように、ディスプレイ部151は、前記タッチセンサと共にタッチスクリーンを実現することができる。この場合、前記タッチスクリーンは、ユーザ入力部123(図1A参照)として機能することができる。場合によっては、前記タッチスクリーンは、第1操作ユニット123aの少なくとも一部の機能を代替することができる。
第1音響出力部152aは、通話音をユーザの耳に伝えるレシーバで実現し、第2音響出力部152bは、各種アラーム音やマルチメディアの再生音を出力するラウドスピーカの形態で実現してもよい。
ディスプレイ部151のウィンドウ151aには、第1音響出力部152aから発生する音響の放出のための音響ホールが形成されてもよい。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、第1音響出力部152aから発生する音響が構造物間の組立隙間(例えば、ウィンドウ151aとフロントケース101間の隙間)から放出されるようにしてもよい。この場合、音響の放出のために独立して形成されるホールが見えなくなるか又は隠れるので、移動端末機100の外観がよりシンプルになる。
光出力部154は、イベントの発生時にそれを通知するための光を出力するように構成される。前記イベントの例としては、呼信号受信、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などが挙げられる。制御部180は、ユーザのイベント確認が検知されると光の出力が終了するように、光出力部154を制御することができる。
第1カメラ121aは、撮影モード又はテレビ電話モードでイメージセンサにより得られる静止画像又は動画像の画像フレームを処理する。第1カメラ121aで処理された画像フレームは、ディスプレイ部151に表示することができ、メモリ170に保存することもできる。
第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bは、移動端末機100の動作を制御するための命令を入力するために操作するユーザ入力部123の一例であり、操作部ともいわれる。第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bは、タッチ、プッシュ、スクロールなど、触知式(tactile manner)であればいかなるタッチ方式も採用可能である。また、第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bは、近接タッチ(proximity touch)、ホバリングタッチなど、非触知式のタッチ方式も採用可能である。
同図においては、第1操作ユニット123aがタッチキーで構成された場合を例示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、第1操作ユニット123aは、プッシュキー(メカニカルキー)で構成されてもよく、タッチキーとプッシュキーの組み合わせで構成されてもよい。
第1操作ユニット123a及び第2操作ユニット123bにより入力される内容は多様に設定することができる。例えば、第1操作ユニット123aには、メニュー、ホームキー、キャンセル、検索などの命令が入力され、第2操作ユニット123bには、第1音響出力部152a又は第2音響出力部152bから出力される音響のボリューム調整、ディスプレイ部151のタッチ認識モードへの移行などの命令が入力される。
また、前記端末機本体の背面には、ユーザ入力部123の他の例として、背面入力部(図示せず)が備えられてもよい。前記背面入力部は、移動端末機100の動作を制御するための命令を入力するために操作するものであり、前記背面入力部により入力される内容は多様に設定することができる。例えば、電源のオン/オフ、開始、終了、スクロールなどの命令、第1音響出力部152a又は第2音響出力部152bから出力される音響のボリューム調整、ディスプレイ部151のタッチ認識モードへの移行などの命令が入力される。前記背面入力部は、タッチ入力、プッシュ入力、又はそれらの組み合わせによる入力が可能な形態で実現することができる。
前記背面入力部は、前記端末機本体の厚さ方向に前面のディスプレイ部151と重なるように配置されてもよい。例えば、ユーザが前記端末機本体を片手で持った場合に人差し指を用いて容易に操作できるように、前記背面入力部は、前記端末機本体の背面の上部に配置されてもよい。ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、前記背面入力部の位置は変更可能である。
このように前記端末機本体の背面に前記背面入力部が備えられた場合、それを用いた新しい形態のユーザインタフェースを実現することができる。また、前記タッチスクリーン又は前記背面入力部が前記端末機本体の前面に備えられた第1操作ユニット123aの少なくとも一部の機能を代替して、前記端末機本体の前面に第1操作ユニット123aが配置されない場合、ディスプレイ部151をより大画面に構成することができる。
さらに、移動端末機100は、ユーザの指紋を認識する指紋センサを含んでもよい。この場合、制御部180は、前記指紋センサにより検知される指紋情報を認証手段として用いることができる。前記指紋センサは、ディスプレイ部151又はユーザ入力部123に内蔵されてもよい。
マイク122は、ユーザの音声、その他の音などを入力できるように構成される。マイク122は、複数箇所に備えられてステレオ音響を入力できるように構成されてもよい。
インタフェース部160は、移動端末機100を外部機器に接続するための経路となる。例えば、インタフェース部160は、他の装置(例えば、イヤホン、外部スピーカなど)との接続のための接続端子、近距離通信のためのポート(例えば、赤外線ポート、ブルートゥースポート、無線LANポートなど)、又は移動端末機100への電源供給のための電源供給端子の少なくとも1つである。インタフェース部160は、SIM(Subscriber Identity Module)、UIM(User Identity Module)、情報保存のためのメモリカードなどの外部カードを収容するソケットの形態で実現してもよい。
前記端末機本体の背面には、第2カメラ121bが配置されてもよい。この場合、第2カメラ121bは、第1カメラ121aとは撮影方向が実質的に反対である。
第2カメラ121bは、少なくとも1つのラインに沿って配列される複数のレンズを含んでもよい。前記複数のレンズは、マトリクス状に配列されてもよい。このようなカメラを「アレイカメラ」ともいう。第2カメラ121bがアレイカメラで構成された場合、前記複数のレンズを用いて様々な方式で画像を撮影することができ、よりよい品質の画像を取得することができる。
フラッシュ124は、第2カメラ121bに隣接して配置されてもよい。フラッシュ124は、第2カメラ121bで被写体を撮影する場合に被写体に向けて光を照射する。
前記端末機本体には、第2音響出力部152bがさらに配置されてもよい。第2音響出力部152bは、第1音響出力部152aと共にステレオ機能を実現することができ、通話時にはスピーカフォンモードの実現のために用いることができる。
前記端末機本体には、無線通信のための少なくとも1つのアンテナが備えられてもよい。前記アンテナは、前記端末機本体に内蔵されてもよく、ケースに形成されてもよい。例えば、放送受信モジュール111の一部を構成するアンテナは、前記端末機本体から引き出し可能に構成されてもよい。また、前記アンテナは、フィルム状に形成されて背面カバー103の内面に取り付けられてもよく、導電性材質を含むケースがアンテナとして機能するように構成されてもよい。
前記端末機本体には、移動端末機100に電源を供給するための電源供給部190が備えられてもよい。電源供給部190は、前記端末機本体に内蔵されてもよく、前記端末機本体の外部に着脱可能に構成されるバッテリ191を含んでもよい。
バッテリ191は、インタフェース部160に接続される電源ケーブルを介して電源が供給されるように構成されてもよい。また、バッテリ191は、無線充電機器により無線充電可能に構成されてもよい。前記無線充電は、電磁誘導方式又は磁界共振方式(電磁界共鳴方式)で実現することができる。
同図においては、背面カバー103がバッテリ191を覆うようにリアケース102に結合されてバッテリ191の離脱を制限し、バッテリ191を外部の衝撃と異物から保護するように構成された場合を例示している。バッテリ191が前記端末機本体に着脱可能に構成された場合、背面カバー103がリアケース102に着脱可能に結合されるようにしてもよい。
さらに、移動端末機100は、外観を保護したり、移動端末機100の機能を補助又は拡張するためのアクセサリーを含んでもよい。前記アクセサリーの一例としては、移動端末機100の少なくとも一面を覆蓋又は収容するカバー又はパウチが挙げられる。前記カバー又は前記パウチは、ディスプレイ部151と連動して移動端末機100の機能を拡張するように構成されてもよい。前記アクセサリーの他の例としては、前記タッチスクリーンへのタッチ入力を補助又は拡張するためのタッチペンが挙げられる。
以下、このように構成された移動端末機の本体を収納するように形成されるカバーについて説明する。
図2A及び図2Bは本発明の一実施形態によるカバーに収納された移動端末機を示す斜視図である。
同図を参照すると、カバー200は、移動端末機100の端末機本体を収納するように形成される。
まず、図2Aはカバー200により移動端末機100の前面が開放された状態を示す。前記前面が開放された状態では、前記前面に配置されたディスプレイ部151が開放された状態となる。
カバー200は、前記端末機本体の背面が収納されるように形成されるカバー背面部210を含む。さらに、カバー200は、ディスプレイ部151を開閉するようにカバー背面部210に回転可能に連結されるカバー前面部220を含む。
ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、カバー背面部210が前記端末機本体の背面ではなく側面に結合されるように構成されてもよい。
また、カバー200は、前記端末機本体の背面カバー103を代替する構造からなるようにしてもよい。より具体的には、カバー200は、バッテリカバーが結合される移動端末機において、前記バッテリカバーを代替して前記端末機本体の背面に結合されるようにしてもよい。この場合、カバー背面部210の内面にはカバー200をバッテリカバーとして着脱可能にする結合突起が形成され、前記移動端末機のリアケースには前記結合突起と結合される結合孔が形成されてもよい。
他の例として、カバー200は、バッテリカバーが一体型として備えられる移動端末機において、前記バッテリカバーを覆うように前記移動端末機に結合されるようにしてもよい。この場合、前記移動端末機とカバー200を結合するための結合突起は、カバー背面部210ではなく他の部分に配置される。
同図に示すように、カバー背面部210は、カバー背面部210から突出して移動端末機100の側面を覆うカバー側面部と一体的に形成されてもよい。前記カバー側面部は、移動端末機100の背面に対向するカバー背面部210の周面の縁部から突出して移動端末機100の側面を覆うように形成される。より具体的には、前記カバー側面部は、前記周面に垂直な方向に突出して前記側面の一部又は全部を覆うように形成されてもよい。
同図に示すように、カバー背面部210とカバー前面部220とを連結するように、連結部230がカバー背面部210の縁部から外部に突出して延びてもよい。連結部230は、容易に曲げることができるように狭い幅にし、カバー前面部220は、連結部230の曲げを用いてディスプレイ部151を覆う状態に回転させることができるようにしてもよい。この場合、連結部230には、カバー背面部210の一端から折り曲げられて移動端末機100の角部の一端に密着する支持突起が備えられてもよい。
一例として、連結部230は、カバー前面部220と一体的に形成され、カバー背面部210に結合されるようにしてもよい。この場合、連結部230は、カバー前面部220と同じ材質でカバー前面部220の一端から延びるようにしてもよい。
他の例として、連結部230は、カバー背面部210と一体的に形成され、カバー前面部220に結合されるようにしてもよい。この場合、連結部230は、カバー背面部210と同じ材質でカバー背面部210の一端から延びるようにしてもよい。
次に、図2Bはカバー200により移動端末機100のディスプレイ部151が覆われた状態を示す。前記覆われた状態では、移動端末機100及びカバー200が手帳のような形態となるので、ユーザの携帯性が向上する。また、カバー200は、移動端末機100を覆う保護カバーの役割を果し、移動端末機100を外部の衝撃や刺激からより安全に保護する。
カバー背面部210及びカバー前面部220は、移動端末機100を覆った状態で互いに平行に配置されるように形成され、連結部230は、カバー背面部210とカバー前面部220との間に形成されるギャップの一部のみを埋めるように形成されてもよい。この場合、前記ギャップの他の部分は、前記カバー側面部が備えられることにより埋められるようにしてもよい。
カバー200は、ディスプレイ部151を覆った状態でディスプレイ部151の視覚情報を外部に露出するように形成される。より具体的には、図2Bを参照すると、カバー前面部220がウィンドウ部240を備えるようにしてもよい。ウィンドウ部240は、光透過性部材からなる領域であってもよい。ウィンドウ部240は、光透過性によりウィンドウ部240の外面上にディスプレイ部151の視覚情報を出力するように形成される。
ウィンドウ部240は、ディスプレイ部151の視覚情報の出力のために、ディスプレイ部151と重なるように配置される。より具体的には、ウィンドウ部240は、カバー前面部220がディスプレイ部151を覆った状態で、ディスプレイ部151の前面上方に配置される。このような構造によれば、ユーザはディスプレイ部151に出力されたアイコン、テキスト、イメージなどを外部からウィンドウ部240を通じて認知することができる。
また、本発明による移動端末機は、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知し、検知されたユーザモーションに基づいて端末機の動作を制御することができる。さらに、本発明による移動端末機は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面カバー103を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態で、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができる。
このために、カバー200には、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するためのセンサ部が備えられる。以下、前記ユーザモーションを検知するためのセンサ部の配置構造についてより具体的に説明する。
図3Aは図2Bのカバー前面部の分解斜視図であり、図3Bは図2Bのカバー前面部が回転してカバー背面部を覆った状態を示す背面斜視図であり、図4は端末機本体とカバーのセンサ部の電源接続を示す概念図である。
図3Aを参照すると、センサ部250は、ウィンドウ部240の縁部に配置される少なくとも1つのセンサ251を備える。センサ251は、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するように構成され、例えば赤外線センサ、レーザセンサ、フォトセンサなどからなる。よって、センサ部250は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができる。
図3A及び図3Bを参照すると、ウィンドウ部240は、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態では前記ディスプレイ部の少なくとも一部を露出し、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態では前記背面の少なくとも一部を露出するように構成される。図示のように、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態は、実質的にはカバー前面部220がカバー背面部210を覆った状態となる。
図3Bを参照すると、前記端末機本体の背面には背面入力部223が配置され、カバー背面部210には背面入力部223に対応する位置に貫通孔が備えられる。背面入力部223は、前記貫通孔から外部に露出する。背面入力部223は、移動端末機100の動作を制御するための命令を入力するために操作するものであり、背面入力部223により入力される内容は多様に設定することができる。例えば、電源のオン/オフ、開始、終了、スクロールなどの命令、音響出力部から出力される音響のボリューム調整、ディスプレイ部のタッチ認識モードへの移行などの命令が入力される。背面入力部223は、タッチ入力、プッシュ入力、又はそれらの組み合わせによる入力が可能な形態で実現することができる。
背面入力部223は、前記端末機本体の厚さ方向に前面のディスプレイ部と重なるように配置されてもよい。例えば、ユーザが前記端末機本体を片手で持った場合に人差し指を用いて容易に操作できるように、背面入力部223は、前記端末機本体の背面の上部に配置されてもよい。ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、背面入力部223の位置は変更可能である。この場合、カバー前面部220のウィンドウ部240は、背面入力部223を外部に露出する位置に配置されてもよい。すなわち、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態では、ウィンドウ部240と背面入力部223が重なり、それにより背面入力部223が外部に露出するようにしてもよい。このような構造によれば、ユーザはカバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態でも背面入力部223をプッシュ(又はタッチ)して操作することができる。ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、ウィンドウ部240により背面入力部223の周辺が外部に露出し、背面入力部223の周辺へのユーザ入力を可能にする構造も可能である。
本発明において、センサ部250は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240へのユーザ入力を検知するように構成される。
図3Aを参照すると、センサ部250は、複数のセンサ251、252を備え、複数のセンサ251、252は、ウィンドウ部240の外周に沿って互いに離隔し、ウィンドウ部240の内側を向くように配置される。複数のセンサ251、252により、ウィンドウ部240に加えられるユーザの指のモーションが検知される。
より具体的には、前記カバーにはフレキシブルプリント基板253が取り付けられる。フレキシブルプリント基板253は、環状に形成されてウィンドウ部240を囲む環状本体部253aを備え、環状本体部253aに複数のセンサ251、252が取り付けられる。複数のセンサ251、252は、環状本体部253aの外周に沿って所定の間隔で離隔して配置されてもよい。さらに、フレキシブルプリント基板253は、環状本体部253aから延びてカバー前面部220からカバー背面部210に連結されてカバー背面部210で前記端末機本体と電気的に接続される延長部253bを備える。
延長部253bの端部には、前記端末機本体から電源が供給されるように前記端末機本体の電源端子291a、291bと電気的に接続される接続端子254が配置されてもよい。接続端子254は、カバー背面部210の一面を貫通して外部に露出する。外部に露出した接続端子254は、カバー背面部210が前記端末機本体に取り付けられると前記端末機本体の電源端子291a、291bに接触するようになっている。図4を参照すると、前記端末機本体の背面に電源端子291a、291bが配置されるが、電源端子291a、291bは、ポゴピンやCクリップなどの弾性変形可能な端子であってもよい。
上記構造によれば、前記カバー前面部が回転して前記カバー背面部を覆った状態で前記ウィンドウ部へのユーザモーションを検知することができる。
このために、本発明による移動端末機は、前記カバー前面部が回転して前記カバー背面部を覆った状態を検知するように構成される。以下、このような状態検知のための構造について図5A及び図5Bを参照して説明する。
図5A及び図5Bはカバーの状態を検知するホール効果素子とマグネットとの組み合わせを示す図である。
移動端末機100は、カバー200によるディスプレイ部151の開閉を検知するように構成される。一例として図5Aを参照すると、カバー200にはマグネットMが取り付けられ、移動端末機100にはマグネットMに対応するセンサが取り付けられてもよい。前記センサは、磁場を検知するホール効果素子Hであってもよい。ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、前記センサは、近接センサや照度センサなどであってもよい。このように、移動端末機100がカバー200によるディスプレイ部151の開閉を検知することは、本実施形態の変形例や他の実施形態にも同様に適用することができる。
他の例として図5Bを参照すると、カバー200には少なくとも1つのマグネットM1、M2が取り付けられ、移動端末機100の端末機本体にはカバー200が前記端末機本体の前面を覆った状態と前記端末機本体の背面を覆った状態をそれぞれ検知するように複数のホール効果素子H1、H2が配置されてもよい。より具体的には、複数のホール効果素子H1、H2は、第1ホール効果素子H1及び第2ホール効果素子H2からなり、第1ホール効果素子H1に対応する第1マグネットM1及び第2ホール効果素子H2に対応する第2マグネットM2は、カバー200の両縁部において互いに対向しない位置にそれぞれ配置されてもよい。これにより、マグネットやホール効果素子の位置の自由度が高くなる。
さらに他の例として、前記カバーが前記端末機本体の背面を覆った状態を検知するように、前記カバー前面部及び前記カバー背面部のいずれか一方にはマグネットが取り付けられ、他方には前記マグネットの磁場を検知するホール効果素子が取り付けられてもよい。例えば、図5Aの例示において、前記カバー背面部にホール効果素子が取り付けられてもよい。この場合、前記カバー前面部が前記端末機本体の前面を覆った状態は前記移動端末機のホール効果素子が検知し、前記カバー前面部が前記端末機本体の背面を覆った状態は前記カバー背面部のホール効果素子が検知する。
一方、本発明によるセンサ部の構造は様々な形態に変形することができる。以下、その変形例について図6A〜図6Eを参照してより具体的に説明する。
図6A〜図6Eはセンサ部の変形例を示す概念図である。
まず、図6Aを参照すると、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するセンサ部は、カバーではなく、移動端末機の本体(端末機本体)に備えられてもよい。
一例として、図6Aの(a)を参照すると、端末機本体の背面にはセンサ部250と背面入力部223が配置される。後述する例示において、背面入力部223については、図3Bを参照する背面入力部223の説明を援用する。例えば、前記端末機本体の背面に取り付けられるセンサ部250は、単独でウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができる。
より具体的には、センサ部250は、背面入力部223の一端に配置される少なくとも1つのセンサ251を備える。センサ251は、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するように構成され、例えば赤外線センサ、レーザセンサ、フォトセンサなどからなる。センサ251は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態でウィンドウ部240と重なるように配置される。図示のように、背面入力部223の上方にはカメラ221が配置され、カメラ221は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態でウィンドウ部240と重なる。よって、センサ251、又はカメラ221及びセンサ251の組み合わせにより、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態でウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができる。
他の例として、図6Aの(b)を参照すると、センサ部250は、背面入力部223の一端に配置される第1センサ251aと、背面入力部223の他端に配置される第2センサ251bとを備える。第1センサ251aは図6Aの(a)と同じ位置に配置され、第2センサ251bは背面入力部223を基準として反対側に配置されてもよい。
次に、図6Bを参照すると、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するセンサ部は、カバーに取り付けられる第1センサ部350aと端末機本体に取り付けられる第2センサ部350bの組み合わせで構成されてもよい。
一例として、図6Bの(a)を参照すると、前記カバーに取り付けられる第1センサ部350aは、図3A及び図3Bを参照して説明した例示のように、ウィンドウ部240の縁部に配置される少なくとも1つのセンサ351を備え、前記端末機本体に取り付けられる第2センサ部350bは、背面入力部223の一端に配置される少なくとも1つの第1センサ352を備える。
第1センサ部350aは、第2センサ部350bと連動してウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するように構成され、例えば赤外線センサ、レーザセンサ、フォトセンサなどからなる。第1センサ部350aは、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態でウィンドウ部240と重なるように配置される。
他の例として、図6Bの(b)を参照すると、前記カバーに取り付けられる第1センサ部350aは、ウィンドウ部240の縁部に配置される少なくとも1つのセンサ351を備え、前記端末機本体に取り付けられる第2センサ部350bは、前記端末機本体の背面において背面入力部223の一端に配置される少なくとも1つの第1センサ352aと、背面入力部223の内部に配置される第2センサ352bとを備える。この場合、第2センサ352bの検知が可能になるように、背面入力部223のキーボタンが光透過性からなるか、又は前記キーボタンにおいて第2センサ352bに対向する位置に貫通孔が備えられる。
第1センサ部350aと第2センサ部350bの組み合わせにより、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができる。
一方、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するセンサ部は、移動端末機の背面に備えられてもよい。
次に、図6Cを参照すると、移動端末機の背面入力部223は、少なくとも一部がタッチ入力可能な形態で実現されてもよい。例えば、背面入力部223のキーボタンの少なくとも1つがプッシュ入力だけでなくタッチ入力も可能になっている。
また、カバー前面部220のウィンドウ部240は、背面入力部223を外部に露出する位置に配置されてもよい。すなわち、カバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240と背面入力部223が重なり、それにより背面入力部223が外部に露出する。このような構造によれば、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240の内側で背面入力部223をタップ(タップ入力)するユーザモーションを検知することができる。つまり、背面入力部223が前記センサ部として機能する。
ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、前記ウィンドウ部により外部に露出する部分には、前記背面入力部ではなく、他の構成要素が備えられてもよい。この場合は、前記他の構成要素が前記センサ部として機能する。
次に、図6Dを参照すると、ウィンドウ部240により外部に露出する部分には、前記背面入力部とは異なる形態のタッチ検知手段が備えられる。この場合は、前記タッチ検知手段が前記センサ部として機能する。
より具体的には、前記タッチ検知手段は、ウィンドウ部240より広く形成されるタッチ検知領域370であってもよい。タッチ検知領域370は、タッチパッドモジュール又は光学センサモジュールが移動端末機の背面(もしくは背面カバー103)に取り付けられることにより実現され、前記移動端末機の背面へのタッチ入力を検知するように構成される。この場合、前記カバーのカバー背面部には、タッチ検知領域370に対応する大きさの貫通孔が形成され、タッチ検知領域370を外部に露出する。
一方、図6A及び図6Bを参照して説明した移動端末機又はカバーに配置されたセンサは、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態でアクティブになる。
また、図6C及び図6Dを参照して説明した移動端末機の背面に配置されたタッチセンサは、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態でアクティブになる。すなわち、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210を覆った状態で、図6C及び図6Dを参照して説明した背面に配置されたタッチセンサ(又は図6A及び図6Bを参照して説明した背面へのユーザモーションを検知するためのセンサ)をアクティブにし、ユーザモーションを検知することができる。これにより、本発明においては、背面へのユーザモーションを検知しなくてもよい状況での不要な電源消費を防止することができる。
一方、カバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態は様々な方法で検知することができる。一例として、カバー200には、カバー200が前記端末機本体の前面又は背面を覆った状態を検知できるように少なくとも1つのマグネットが取り付けられ、前記端末機本体には、前記マグネットに対応する少なくとも1つのホール効果素子が備えられてもよい。
制御部180は、前記ホール効果素子による前記マグネットにより形成される磁場の検知を用いて、カバー200が前記背面を覆った状態であるか前記前面を覆った状態であるかを判断することができる。
ここで、制御部180は、前記ホール効果素子及び前記マグネットにより、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態であるか前記端末機本体の前面を覆っていない状態であるかを検知し、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆っていない状態の場合は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態とみなすことができる。
前記端末機本体に前記ホール効果素子が複数備えられた場合、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態であるか前記端末機本体の背面を覆った状態であるかをそれぞれ判別することができる。
他の例として、カバー200は、前記端末機本体の背面に取り付けられるカバー背面部210と、カバー背面部210に回転可能に連結されてウィンドウ部240が配置されるカバー前面部220とを備え、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態を検知するように、カバー背面部210及びカバー前面部220のいずれか一方にはマグネットが取り付けられ、他方には前記マグネットの磁場を検知するホール効果素子が取り付けられてもよい。よって、制御部180は、カバー200に配置されたマグネット及びホール効果素子により形成される磁場に対応する信号に基づいて、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態であるか否かを検知することができる。
このような方法でカバー200により前記端末機本体の背面が覆われた状態が検知されると、制御部180は、前記端末機本体の背面に配置されたタッチセンサをアクティブにし、前記端末機本体へのユーザモーションを検知することができる。
タッチ検知領域370は、タッチスクリーンで構成されてもよい。例えば、タッチ検知領域370は、前記端末機本体が裏返った状態で簡単な情報を表示するディスプレイ部(図示せず、以下背面ディスプレイ部という)を含んでもよい。前記背面ディスプレイ部は、有機発光ダイオード、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイなどを含む。
前記背面ディスプレイ部により表示される簡単な情報は、タッチパッドモジュール又は光学センサモジュールによる入力の対象であるキーボタンであってもよい。一例として、前記背面ディスプレイ部に仮想キーボードが出力され、前記仮想キーボードへのタッチ入力によりユーザから情報が入力されるようにしてもよい。
他の例として、タッチ検知領域370へのタップ入力により移動端末機を制御できるようにしてもよい。以下、他の実施形態において説明される様々な制御動作はタッチ検知領域へのタップ入力により実現することができる。
さらに他の例として、タッチ検知領域370へのタップ入力により前記背面ディスプレイ部のアクティブ化又は非アクティブ化が決定されるようにしてもよい。より具体的には、前記背面ディスプレイ部の非アクティブ状態でタッチ検知領域370にタップ入力が行われると、前記背面ディスプレイ部がアクティブになり、前記背面ディスプレイ部のアクティブ状態でタッチ検知領域370にタップ入力が行われると、前記背面ディスプレイ部が非アクティブになる。
以上、図6A、図6B、図6C及び図6Dを参照して、カバーが端末機本体の背面を覆った状態で端末機本体の背面に備えられたセンサ又はカバーに備えられたセンサのアクティブ化について説明した。ただし、本発明による移動端末機においては、カバーが移動端末機に結合されていない状態でも、移動端末機の背面へのユーザモーションを検知することができる。
次に、図6Eの(a)を参照すると、本発明による移動端末機100の背面カバー103の少なくとも一部には、タッチ検知領域380が備えられてもよい。タッチ検知領域380は、タッチパッドモジュール又は光学センサモジュールが移動端末機100の背面カバー103に取り付けられることにより実現されてもよい。制御部180は、タッチ検知領域380により、移動端末機100の背面カバー103へのユーザモーションを検知することができる。一方、タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールなどは、所定方式のユーザモーションが検知されるとアクティブになるようにしてもよい。また、制御部180は、前記タッチパッドモジュールがアクティブになった後、タッチ検知領域380へのユーザモーションを検知し、その検知されたユーザモーションに対応する制御を行うことができる。
次に、図6Eの(b)を参照すると、タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールをアクティブにする所定方式のユーザモーションは、所定回数のタップであってもよい。また、図示していないが、タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールをアクティブにする所定方式のユーザモーションは、所定時間維持されるロングタッチであってもよい。
また、タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールは、タッチ検知領域380へのユーザモーションが所定時間ない場合に非アクティブになるようにしてもよい。あるいは、タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールは、当該タッチパッドモジュールに所定方式のユーザモーションが行われた場合に非アクティブになるようにしてもよい。
タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールをアクティブ及び非アクティブにするユーザモーションは、同じモーションであってもよく、異なるモーションであってもよい。
以下、移動端末機へのユーザモーションを用いて移動端末機を制御する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。
移動端末機へのユーザモーションは様々に変形することができる。一例として、ユーザモーションは、移動端末機の背面を1回又は複数回叩くジェスチャーであってもよい。このように端末機本体を叩くジェスチャーを「タップ(もしくはタップ入力)」又は「タップジェスチャー」ともいう。他の例として、ユーザモーションは、移動端末機の背面をタッチするタッチジェスチャーであってもよい。さらに他の例として、ユーザモーションは、移動端末機の側面を叩くタップ又はタップジェスチャーであってもよく、さらに他の例として、ユーザモーションは、移動端末機の側面をタッチするタッチジェスチャーであってもよい。
一方、本発明による移動端末機は、前述したユーザモーションの少なくとも1つを検知できるように、少なくとも1つのセンサを備える。
一例として、本発明による移動端末機には、加速度センサが備えられてもよい。制御部180は、前記加速度センサにより、移動端末機の背面及び側面の少なくとも1つへのタップを検知することができる。ここで、前記加速度センサは、端末機本体の加速度、振動、衝撃などの動的な力を測定できるセンサである。よって、制御部180は、移動端末機を叩くタップにより移動端末機に発生する振動や衝撃を検知することができ、その振動や衝撃の検知に対応して移動端末機の動作を制御することができる。
他の例として、本発明による移動端末機は、側面及び背面の少なくとも1つにタッチセンサが備えられてもよい。制御部180は、前記タッチセンサにより、移動端末機の側面及び背面の少なくとも1つへのタップ又はタッチを検知することができる。
さらに他の例として、本発明による移動端末機においては、移動端末機に結合されたカバー200に備えられた少なくとも1つのセンサによりユーザモーションを検知することができる。特に、カバー200に備えられたセンサは、赤外線センサであってもよい。前記赤外線センサは、図3Aを参照して説明したように、ウィンドウ部240の縁部に配置され、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知するように構成されてもよい。より具体的には、ウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサは、ウィンドウ部240の内側に接近するオブジェクト又はウィンドウ部240の周辺に存在するオブジェクトを、電磁界の力又は赤外線などを利用して検出することができる。一方、ウィンドウ部240に備えられた赤外線センサは、カバー200が移動端末機の背面を覆った状態で、移動端末機の背面へのユーザモーションを検知することができる。
さらに他の例として、本発明による移動端末機は、背面に赤外線センサが配置されてもよい。制御部180は、移動端末機の背面に配置された赤外線センサにより検知された情報と、カバー200が移動端末機の背面を覆った状態でウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサにより検知された情報を組み合わせ、ユーザモーションを検知することができる。
さらに他の例として、本発明による移動端末機は、移動端末機の背面に配置されたカメラ122を用いてユーザモーションを検知することができる。このとき、制御部180は、カメラ122により取得された情報と、カバー200が移動端末機の背面を覆った状態でウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサにより検知された情報を組み合わせ、ユーザモーションを検知することができる。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、移動端末機へのユーザモーションを検知する様々な方法を用いて、ユーザモーションに対応して様々な制御を行うことができる。
以下、移動端末機へのユーザモーション、とりわけ移動端末機の背面へのユーザモーションを用いて移動端末機の動作を制御する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図7A及び図7Bは本発明の一実施形態による移動端末機の制御方法を示すフローチャートであり、図8A、図8B及び図9は本発明の一実施形態による移動端末機の制御方法を説明するための概念図である。
まず、本発明による移動端末機においては、移動端末機100の端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)へのユーザモーションを検知するステップ(S710)が行われる。ここで、ユーザモーションとは、前述したように、タップ又はタップジェスチャーに該当する、前記端末機本体(とりわけ背面)を叩くジェスチャーを意味する。ユーザモーションの検知は、前述したように、タッチセンサ、加速度センサ、カメラセンサ及び赤外線センサの少なくとも1つを活用して行うことができる。
より具体的には、タップとは、指などのタップ手段で前記端末機本体を軽く叩く動作、又は指などのタップ手段を前記端末機本体に接触させる動作をいう。
このようなタップを行うタップ手段は、前記端末機本体に外力を加えることのできるものであり、例えば指、スタイラスペン、ペン、ポインタ、拳などである。なお、前記タップ手段は、本発明による移動端末機にタッチ入力を行うことのできるものに限定されるものではなく、前記端末機本体又はオブジェクトに外力を加えることのできるものであればその種類は問わない。
一方、前記タップに該当するユーザモーションを検知するステップにおいては、少なくとも2回のタップが基準時間内に行われた場合に限り、移動端末機の制御を目的とする「タップ」が検知されたと判断するようにしてもよい。
よって、制御部180は、検知部140により、少なくとも2回(又は複数回)のタップが基準時間内に連続的に行われた場合に限り、1つ又は複数の機能を制御するための「タップ」が検知されたと判断するようにしてもよい。
すなわち、少なくとも2回のタップジェスチャーが基準時間内に連続的に検知されることを「タップジェスチャー」という。よって、以下で「タップ」が検知されたということは、前記端末機本体が複数回叩かれることが検知されたことを実質的に意味する。
また、制御部180は、前記タップが前記基準時間内に検知され、かつ前記タップが「所定領域」内で行われた場合に限り、「タップ」が検知されたと判断するようにしてもよい。例えば、前記タップは、前記基準時間内に所定領域内で連続的に検知される複数回の叩くジェスチャーを意味するようにしてもよい。
一方、前記基準時間は、非常に短い時間であってもよい。また、前記所定領域は、前記タップジェスチャーが行われる地点が同一地点であるか又は同一地点とみなされる狭い領域であってもよい。
このために、検知部140により前記端末機本体への最初の叩くジェスチャーが検知されると、検知部140は、前記最初の叩くジェスチャーが検知された地点から所定領域を算出するようにしてもよい。また、前記最初の叩くジェスチャーが検知された時間から基準時間内に、前記所定領域に前記最初の叩くジェスチャーに続いて次の叩くジェスチャーが検知されると、検知部140又は制御部180は、タップが検知されたと判断するようにしてもよい。
一方、前述した基準時間及び所定領域は、実施形態によって様々に変形することができる。
このように、複数回のタップが検知された場合にそれを制御命令として認識したり、所定領域内で複数回のタップが検知された場合にそれを制御命令として認識するのは、移動端末機の背面へのユーザのタップが移動端末機の制御を意図するものであるかを判断するためである。すなわち、制御部180は、複数回のタップが検知された場合又は所定領域内で複数回のタップが検知された場合、それを移動端末機の制御のためのユーザモーションと判断することができる。よって、ユーザが誤って移動端末機を叩いたり移動端末機の制御を目的としないで移動端末機を叩いた場合のユーザモーションは制御命令として処理しないことにより、ユーザの意図をより忠実に反映して移動端末機の動作を制御することができる。
一方、本発明による移動端末機においては、前述したように、加速度センサ又は移動端末機の背面に備えられたタッチセンサにより、移動端末機の背面へのタップを検知するようにしてもよい。
加速度センサを活用する場合、制御部180は移動端末機の背面を叩くタップを検知することができ、タッチセンサを活用する場合、制御部180は移動端末機の背面を叩くタップに加えて移動端末機の背面へのタッチを検知することができる。ここで、制御部180は、移動端末機の背面へのシングルタッチ、ダブルタッチ、ロングタッチ、フリック、スワイプなどの様々な方式のタッチに該当するユーザモーションを検知することができる。なお、タッチセンサは、移動端末機の背面全体に備えられてもよく、移動端末機の背面の一部にのみ備えられてもよい。
一方、本発明による移動端末機は、加速度センサ又はタッチセンサによりタップを検知するために、ロック状態でも最小限の電流又は電力が消費される特定モードで動作するようにしてもよい。当該特定モードは「ドーズモード」という。つまり、本発明による移動端末機においては、ディスプレイ部151の照明がオフになった状態又はドーズモードで、端末機本体へのタップ又はそのタップに対応するタッチを検知することができる。
また、本発明による移動端末機においては、移動端末機の端末機本体へのタップを検知するために、加速度センサ及びタッチセンサのいずれか一方を用いてもよく、加速度センサ及びタッチセンサを順次用いてもよく、加速度センサ及びタッチセンサを同時に用いてもよい。なお、タッチセンサによりタップを検知する場合、タップ位置をより正確に把握することができる。
このように、前記端末機本体、とりわけ背面へのユーザモーションが検知されると、その検知されたユーザモーションに対応する機能を処理するステップ(S720)が行われる。すなわち、制御部180は、前記端末機本体の背面に対して、所定の条件を満たすタップ(又はユーザモーション)が行われた場合、移動端末機で実行可能な機能の少なくとも1つを制御することができる。
例えば、図8Aの(a)に示すように、移動端末機の端末機本体の背面に対して1回又は複数回のタップが行われると、制御部180は、それに対応して、図8Aの(b)に示すように、移動端末機で実行可能な機能又は特定機能を実行することができる。
ここで、移動端末機で実行可能な機能とは、移動端末機で実行又は起動可能な全ての種類の機能を意味する。一例として、移動端末機で実行可能な機能は、移動端末機にインストールされたアプリケーションの実行機能であってもよい。例えば、「任意の機能が実行される」ということは、「任意のアプリケーションが実行又は起動される」ことを意味する。
他の例として、移動端末機で実行可能な機能は、受信されるイベントに対応する機能であってもよい。ここで、前記受信されるイベントは、メール受信イベント、呼受信イベントなどであってもよい。一方、前記イベントは、移動端末機にインストールされたアプリケーションにおいて発生するイベントであってもよい。
さらに他の例として、移動端末機で実行可能な機能は、移動端末機の基本的な駆動のために必要な機能であってもよい。例えば、前記基本的な駆動のために必要な機能には、ディスプレイ部151に備えられた照明をオン/オフにする機能、移動端末機をロック解除状態からロック状態に又はロック状態からロック解除状態に切り替える機能、通信網を設定する機能、移動端末機の設定情報を変更する機能などがある。
このように、本発明によれば、制御部180は、移動端末機の端末機本体の背面へのタップが行われた場合、特に前記タップが所定の条件を満たす場合、移動端末機で実行可能な機能の少なくとも1つを制御することができる。
ここで、前記所定の条件は、タップの回数、位置、速度、強度、パターン及び領域の少なくとも1つに関連する。例えば、制御部180は、タップが3回行われた場合にのみ、前記実行可能な機能の少なくとも1つを制御するようにしてもよい。
一方、制御部180は、第1基準回数以上軽く叩く第1タップが検知されてから所定時間内に第2基準回数以上軽く叩く第2タップが検知された場合にのみ、前記第2タップに対応して前記実行可能な機能の少なくとも1つを制御するようにしてもよい。すなわち、制御部180は、第1タップが検知されてから所定時間内に第2タップが検知された場合にのみ有効なタップとして認識することにより、移動端末機の制御を目的とするタップであるか誤ったタップであるかを区別することができる。
ここで、前記第1基準回数と前記第2基準回数とは同じでもよく異なってもよい。一例として、前記第1基準回数は3回であり、前記第2基準回数は2回であってもよい。他の例として、前記第1基準回数及び前記第2基準回数はどちらも2回以上であってもよい。
一方、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)にタッチセンサを備えた場合、前記タッチセンサにより検知される様々な方式のタッチに対応して異なる機能を実行することができる。例えば、制御部180は、前記端末機本体の背面に備えられたタッチセンサへの第1方式のタッチ(例えば、シングルタッチ)に対応して第1機能(例えば、ホームスクリーンページ出力機能)を実行し、前記端末機本体の背面に備えられたタッチセンサへの第2方式のタッチ(例えば、ダブルタッチ)に対応して第2機能(例えば、ディスプレイ部151の照明オフ機能)を実行するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応して、移動端末機を制御することができる。また、本発明による移動端末機においては、端末機本体に備えられたセンサの他にも、カバー200に備えられたセンサを用いて、端末機本体の背面へのユーザモーションを検知することができる。
制御部180は、カバー200、とりわけカバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサによりユーザモーションを検知することができる。より具体的には、ウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサは、ウィンドウ部240の内側に接近するオブジェクト又はウィンドウ部240の周辺に存在するオブジェクトを、電磁界の力又は赤外線などを利用して検出することができる。一方、ウィンドウ部240に備えられた赤外線センサは、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態で、前記端末機本体の背面へのユーザモーションを検知することができる。
制御部180は、このようにカバー200に配置されたセンサにより前記端末機本体の背面へのユーザモーションが検知されると、その検知されたユーザモーションに対応する機能を処理する。
一方、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態で、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができるが、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210を覆った状態で、カバー200に備えられたセンサをアクティブにし、ユーザモーションを検知することができる。前述したように、カバー200に備えられたセンサは移動端末機から供給される電源により動作するので、カバー200に備えられたセンサに常に動作電源を供給する場合、ユーザモーションを検知しなくてもよい状況での不要な電源消費が発生することになる。よって、本発明においては、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態で、前記端末機本体の背面へのユーザモーションを検知し、それに対応する機能を処理する制御方法を提案する。
このために、本発明による移動端末機においては、図7Bに示すように、まず、カバー200、とりわけカバー前面部220が移動端末機100の端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態であるか否かを検知するステップ(S810)が行われる。ここで、「カバーが背面を覆った状態」とは、カバー前面部220が前記端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態を意味する。
一方、カバー前面部220が端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態は様々な方法で検知することができる。一例として、カバー200には、カバー200が前記端末機本体の前面又は背面を覆った状態を検知できるように少なくとも1つのマグネットが取り付けられ、前記端末機本体には、前記マグネットに対応する少なくとも1つのホール効果素子が備えられてもよい。
制御部180は、前記ホール効果素子による前記マグネットにより形成される磁場の検知を用いて、カバー200が前記背面を覆った状態であるか前記前面を覆った状態であるかを判断することができる。
ここで、制御部180は、前記ホール効果素子及び前記マグネットにより、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態であるか前記端末機本体の前面を覆っていない状態であるかを検知し、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆っていない状態の場合は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態とみなすことができる。
前記端末機本体に前記ホール効果素子が複数備えられた場合、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態であるか前記端末機本体の背面を覆った状態であるかをそれぞれ判別することができる。
他の例として、カバー200は、前記端末機本体の背面に取り付けられるカバー背面部210と、カバー背面部210に回転可能に連結されてウィンドウ部240が配置されるカバー前面部220とを備え、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態を検知するように、カバー背面部210及びカバー前面部220のいずれか一方にはマグネットが取り付けられ、他方には前記マグネットの磁場を検知するホール効果素子が取り付けられてもよい。よって、制御部180は、カバー200に配置されたマグネット及びホール効果素子により形成される磁場に対応する信号に基づいて、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態であるか否かを検知することができる。
本発明による移動端末機において、カバー前面部が端末機本体の背面を覆った状態を検知する方法は、前述した方法に限定されるものではなく、様々な方法を適用することができる。
一方、以上説明したようにカバー200が端末機本体の背面を覆った状態が検知されると、カバー200に備えられたセンサをアクティブにするステップ(S820)が行われる。
ここで、「カバーに備えられたセンサをアクティブにする」とは、「カバーに備えられたセンサに動作電源を供給する」、「ユーザモーションを検知できるようにカバーに備えられたセンサをアクティブにする」、又は「カバーに備えられたセンサをスリープモードから動作モードに切り替える」ことを意味する。例えば、カバーに備えられたセンサは移動端末機から供給される電源により動作するので、制御部180は、カバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態でのみ、カバー200に備えられたセンサがユーザモーションを検知できるように、カバー200に備えられたセンサに動作電源を供給するようにしてもよい。これにより、カバー200に備えられたセンサに動作電源が供給され続けることによる、ユーザモーションを検知しなくてもよい状況での不要な電源消費を防止することができる。
一方、このようにカバー200に備えられたセンサがアクティブになった状態で、カバー200に備えられたセンサを用いて端末機本体の背面へのユーザモーションを検知するステップ(S830)が行われる。ここで、ユーザモーションは、カバー前面部220に配置されたウィンドウ部240を通じて前記端末機本体の背面に対して行われる。前述したように、カバー200に配置されたセンサは、ウィンドウ部240の外周に沿って互いに離隔し、ウィンドウ部240の内側を向くように配置されることにより、ウィンドウ部240の内側へのユーザモーションを検知することができる。
また、カバー200に配置されたセンサは、端末機本体の背面を叩くタップ、タップの回数、タップが行われた位置、タップを加えたタップ手段(例えば、指)の数、タップの維持時間などを検知することができる。より具体的には、前述したようにカバー200に複数の赤外線センサが配置されることにより、端末機本体の背面に対して行われたタップの位置を検知することができる。さらに、制御部180は、カバー200に配置された複数のセンサを用いて様々なユーザモーションを検知することができる。例えば、カバー200に配置された複数のセンサにより、ドラッグモーション、フリックモーション、スワイプモーションなど、シングルタップ又はダブルタップのタップモーションの他にも、様々な方式のユーザモーションを検知することができる。これにより、制御部180は、様々な方式のユーザモーションを用いてさらに様々な制御を行うことができる。
一方、このようにカバー200に備えられたセンサを用いて前記端末機本体の背面へのユーザモーションが検知されると、それに対応する機能を処理するステップ(S840)が行われる。例えば、図8Bの(b)に示すように、ウィンドウ部240の内側を通じて前記端末機本体の背面に対してタップが行われると、制御部180は、それに対応して、移動端末機で実行可能な機能又は特定機能を実行することができる。例えば、図8Bの(c)に示すように、前記端末機本体の背面へのタップに基づいて、ディスプレイ部151の照明をオフにすることができる。
ここで、移動端末機で実行可能な機能とは、前述したように、移動端末機で実行又は起動可能な全ての種類の機能を意味する。一例として、移動端末機で実行可能な機能は、移動端末機にインストールされたアプリケーションの実行機能であってもよい。例えば、「任意の機能が実行される」ということは、「任意のアプリケーションが実行又は起動される」ことを意味する。
他の例として、移動端末機で実行可能な機能は、受信されるイベントに対応する機能であってもよい。ここで、前記受信されるイベントは、メール受信イベント、呼受信イベントなどであってもよい。一方、前記イベントは、移動端末機にインストールされたアプリケーションにおいて発生するイベントであってもよい。
さらに他の例として、移動端末機で実行可能な機能は、移動端末機の基本的な駆動のために必要な機能であってもよい。例えば、前記基本的な駆動のために必要な機能には、ディスプレイ部151に備えられた照明をオン/オフにする機能、移動端末機をロック解除状態からロック状態に又はロック状態からロック解除状態に切り替える機能、通信網を設定する機能、移動端末機の設定情報を変更する機能などがある。
一方、本発明による移動端末機においては、前述したように、端末機本体の背面に対して行われたタップの位置を検知することができるが、前記タップが行われた位置によって異なる機能を実行することができる。例えば、制御部180は、前記端末機本体の背面のうち右部(ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て端末機本体の右側)にタップが行われれば、第1機能を実行し、前記端末機本体の背面のうち左部(ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て端末機本体の左側)にタップが行われれば、前記第1機能とは異なる第2機能を実行することができる。一例として、制御部180は、図9の(a)に示すように、前記端末機本体の背面のうち右部(右領域103a)にタップが行われれば、通話機能に対応するアプリケーションの画面情報を出力し、図9の(b)に示すように、前記端末機本体の背面のうち左部(左領域103b)にタップが行われれば、ディスプレイ部151の照明をオフにし、ロック状態を実行するようにしてもよい。つまり、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面に対して行われたタップの位置によって異なる機能が実行されるように、各位置毎に異なる機能を連携させることができるが、その連携機能の種類はユーザの選択により設定することができる。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、端末機本体に備えられたセンサ又はカバーに備えられたセンサの少なくとも1つを活用して、端末機本体の背面へのユーザモーションを検知し、それに対応する機能を処理することができる。
以上、カバー200が端末機本体の背面を覆った状態でカバー前面部220に配置されたウィンドウ部240を通じて前記端末機本体の背面に対して行われるユーザモーションを中心に説明した。前述したように、制御部180は、カバー200が端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240の内側領域240aへのユーザモーションに対応して様々な制御を行うことができる。ここで、ウィンドウ部240の内側領域240aは、図6Eを参照して説明したように、端末機本体の背面に備えられたタッチ検知領域380に対応する。
ただし、カバー200にセンサが備えられていない移動端末機においては、ウィンドウ部240の内側領域240aへのユーザモーションではなく、端末機本体の背面に備えられたタッチ検知領域380へのユーザモーションに基づいて制御を行う。
また、カバー200にセンサが備えられていない移動端末機においては、カバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態で、カバー200に備えられたセンサがアクティブになるのではなく、前記端末機本体の背面に備えられたタッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールがアクティブになる。
さらに、カバー200が備えられていない移動端末機においては、ステップS810及びS820を、タッチ検知領域380へのタッチパッドモジュールのアクティブ化に関連する所定のユーザモーションを検知し、その検知されたユーザモーションに対応して、タッチ検知領域380に備えられたタッチパッドモジュールをアクティブにするステップで代替することができる。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、カバーに備えられたセンサ又は端末機本体の背面に備えられたセンサにより、前記端末機本体の背面へのユーザモーションを検知することができ、本明細書で開示される実施形態はこれらの場合の両方に適用することができる。
よって、カバーに備えられたセンサによりユーザモーションが検知される場合、ユーザモーションが行われるウィンドウ部240の内側領域240aは、端末機本体の背面に備えられたタッチ検知領域380と同一又は対応する意味で理解されるべきである。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて移動端末機の動作を制御する具体例について説明する。
図10A、図10B、図10C、図10D及び図10Eは本発明の一実施形態による移動端末機における端末機の背面へのユーザモーションを用いてアプリケーションを制御する方法を説明するための概念図である。
以下、端末機本体にカバー200が結合された場合、カバー200に備えられたセンサにより前記端末機本体の背面へのユーザモーションを検知する方法について例を挙げて説明するが、以下に説明する例は端末機本体に備えられたセンサにより前記端末機本体の背面へのユーザモーションを検知する場合にも同様に適用できることは当業者にとって自明である。よって、以下の実施形態に関して、端末機本体に備えられたセンサにより前記端末機本体の背面へのユーザモーションを検知する場合についての説明は省略する。
本発明による移動端末機においては、移動端末機、とりわけ端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて、特定のアプリケーション、例えば、ユーザが頻繁に使用するアプリケーション、又はユーザが再び使用するアプリケーションに容易かつ迅速にアクセスできるユーザ環境を提供することができる。
すなわち、本発明による移動端末機においては、特定のアプリケーションの画面情報が現在ディスプレイ部151に出力されていなくても、いつでも、端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて、再び前記特定のアプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に出力することができる。
より具体的には、本発明による移動端末機においては、特定のアプリケーションの使用中に移動端末機、とりわけ端末機本体の背面へのユーザモーションが検知されると、前記特定のアプリケーションに関する情報を保存しておき、前記特定のアプリケーションの画面情報が現在ディスプレイ部151に出力されていないか、前記特定のアプリケーションが現在起動されていない場合に、前記保存された情報を活用して前記特定のアプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に直ちに出力できるユーザ環境を提供することができる。これによれば、再び使用するアプリケーションや頻繁に使用するアプリケーションへのアクセス性を向上させることができる。よって、ユーザは移動端末機の使用中にいつでも特定のアプリケーションに迅速にアクセスすることができる。
図10Aの(a)を参照すると、ディスプレイ部151には第1アプリケーションの第1画面情報410が出力されている。ここで、第1アプリケーションとは、移動端末機にインストールされた複数のアプリケーションのうち任意のアプリケーションを意味する。前記第1アプリケーションは、前記複数のアプリケーションのうちユーザにより選択されて実行されたアプリケーションであってもよい。
また、第1画面情報410とは、前記第1アプリケーションの実行画面を意味する。すなわち、前記第1アプリケーションが実行されてディスプレイ部151に表示される画面情報をまとめて第1画面情報410という。
例えば、図10Aの(a)に示すようにウェブブラウザアプリケーションが実行された場合、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報410がディスプレイ部151に出力される。
このように、前記第1アプリケーションの第1画面情報410が出力された状態で、移動端末機に所定のユーザモーションが受信されると、制御部180は、前記ユーザモーションに応答して、前記第1アプリケーションの実行情報を保存することができる。ここで、前記実行情報とは、後でユーザの要求に応じて、前記ユーザモーションが行われたときにディスプレイ部151に出力されていた画面情報410に対応するアプリケーションを実行したり、前記アプリケーションの画面情報を再び出力するのに必要な情報を意味する。制御部180は、ユーザの要求があると、前記実行情報に基づいて、前記アプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に再び出力することができる。
前記アプリケーションの実行情報は、アプリケーションの種類、実行時点、ユーザモーションが行われたときにディスプレイ部151に出力されていた画面情報410の種類、及びアプリケーションの起動状態の少なくとも1つを含む。
前記アプリケーションの実行情報は、RAMに保存され、移動端末機の電源がオフになると自動で削除される。すなわち、制御部180は、前記実行情報を一時保存することができる。
制御部180は、前記アプリケーションの使用要求があると、前記実行情報に基づいて、直近にディスプレイ部151に出力されたアプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に出力することができる。
前記所定のユーザモーションは、端末機本体の背面へのタップであってもよい。ここで、前記ユーザモーションは、カバー200に配置されたセンサにより検知されるものであってもよい。すなわち、前記ユーザモーションは、ウィンドウ部240の内側に対して行われるものであってもよい。あるいは、前記所定のユーザモーションは、前記端末機本体の背面へのタップと前記移動端末機の所定方向への動きの組み合わせであってもよい。すなわち、制御部180は、図10Aの(a)に示すように、前記移動端末機を第1方向に動かしながら前記端末機本体の背面をタップした場合、又は前記移動端末機を第1方向に動かした後に前記端末機本体の背面をタップした場合、前記第1アプリケーションの実行情報を保存するようにしてもよい。
アプリケーションの実行情報は、当該アプリケーションの画面情報が出力された状態で前述した所定のユーザモーションが検知された場合に保存される。メモリ部170には前記実行情報を複数保存することができる。例えば、図10Aの(a)に示す第1アプリケーションの実行情報が保存された後、図10Aの(b)に示すように、第2アプリケーションの第2画面情報420が出力された状態で所定のユーザモーションが行われると、制御部180は、前記第2アプリケーションの実行情報を保存するようにしてもよい。このとき、メモリ部170には、第1及び第2アプリケーションの実行情報がどちらも保存される。
すなわち、制御部180は、既に保存された実行情報に対するユーザの削除要求により又は制御部180の権限により実行情報が削除された場合でなければ、他のアプリケーションの実行情報の保存要求があっても、既に保存された実行情報の保存状態を維持することができる。
よって、複数のアプリケーションに対して、ユーザが使用するアプリケーションをより直観的かつ迅速に実行又は使用できるユーザ環境を提供することができる。
一方、本発明による移動端末機においては、ユーザモーションに基づいてアプリケーションの実行情報が保存される場合、ディスプレイ部に視覚的な情報を出力し、当該アプリケーションの実行情報が保存されたことをユーザに通知することができる。
例えば、図10Bの(a)に示すように第1アプリケーションの第1画面情報410が出力された状態で、移動端末機に所定のユーザモーションが行われた場合、制御部180は、図10Bの(c)に示すように、ディスプレイ部151の一領域に前記第1アプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト411を出力するようにしてもよい。
すなわち、制御部180は、ディスプレイ部151の一領域に前記第1アプリケーションを象徴するグラフィックオブジェクト411を出力することができる。また、グラフィックオブジェクト411の視覚的なイメージは、前記第1アプリケーションの第1画面情報410の少なくとも一部と同一又は類似であってもよい。さらに、グラフィックオブジェクト411は、前記第1アプリケーションを象徴する色で表示されてもよい。さらに、グラフィックオブジェクト411は、前記第1アプリケーションのアイコンイメージであってもよい。さらに、グラフィックオブジェクト411の視覚的な情報は多様に変更可能である。
一方、前記第1アプリケーションに加え、他のアプリケーションの実行情報も保存された場合、制御部180は、図10Bの(c)に示すように、前記第1アプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト411と共に、前記他のアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト413を出力するようにしてもよい。よって、ユーザは、現在メモリ170にどのアプリケーションの実行情報が保存されているかを認識することができる。
このように、アプリケーションの実行情報の保存に関する所定のユーザモーションが移動端末機に対して行われた場合、制御部180は、前記アプリケーション及び既に保存された実行情報に対応するアプリケーションのグラフィックオブジェクトを含むリストをディスプレイ部151に出力することができる。
前記リストは、ユーザの要求により又は所定時間経過後に自動でディスプレイ部151から消えるようにしてもよい。
また、前記グラフィックオブジェクト又は前記リストは、ユーザの要求によりディスプレイ部151に出力されるようにしてもよい。
さらに、前記ユーザの要求は、様々な方式で行うことができ、移動端末機への所定のユーザモーションにより定義されるようにしてもよい。
一方、現在ディスプレイ部151に出力されている画面情報(第1画面情報410)に対応するアプリケーション(第1アプリケーション)の実行情報の保存に関する所定のユーザモーションが行われた場合、制御部180は、前記アプリケーションの実行情報を保存し、ディスプレイ部151での前記画面情報の出力を終了するようにしてもよい。このとき、ディスプレイ部151には、前記第1アプリケーションの第1画面情報410ではなく、他の画面情報430が出力される。ここで、他の画面情報430は、前記第1アプリケーションとは異なるアプリケーションの画面情報(又は実行画面)であってもよく、待ち受け画面であってもよい。前記第1アプリケーションとは異なるアプリケーションは、前記第1アプリケーションの画面情報が出力される前、すなわち直近に出力された画面情報に対応するアプリケーションであってもよい。
前記所定のユーザモーションに基づいて、前記第1アプリケーションの第1画面情報410の出力が終了して他の画面情報430が表示されても、前記第1アプリケーションが終了しないようにしてもよい。制御部180は、前記第1アプリケーションの第1画面情報410の出力を終了し、前記第1アプリケーションをバックグラウンドで起動し続けてもよい。
前述したように、アプリケーションの実行情報が保存された後、当該実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報は、ユーザの要求により再びディスプレイ部に出力することができる。
ここで、前記ユーザの要求は、端末機本体への所定のユーザモーションと定義される。前記所定のユーザモーションは、端末機本体の背面へのタップであってもよい。ここで、前記ユーザモーションは、カバー200に配置されたセンサにより検知されるものであってもよい。すなわち、前記ユーザモーションは、ウィンドウ部240の内側に対して行われるものであってもよい。あるいは、前記所定のユーザモーションは、前記端末機本体の背面へのタップと前記移動端末機の所定方向への動きの組み合わせであってもよい。すなわち、制御部180は、図10Cの(a)に示すように、前記移動端末機を所定方向に動かしながら前記端末機本体の背面をタップした場合、又は前記移動端末機を所定方向に動かした後に前記端末機本体の背面をタップした場合、実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を提供することができる。
実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を再び出力するためのユーザモーションに対応する端末機本体の動き方向は、図10Aを参照して説明したアプリケーションの実行情報を保存するためのユーザモーションに対応する端末機本体の動き方向とは異なる方向であってもよい。これらの動き方向は、互いに反対方向であってもよい。
一方、図10Cの(b)に示すように、制御部180は、所定のユーザモーションに対応して、実行情報が保存されたアプリケーションのリスト又はグラフィックオブジェクト411、412を出力するようにしてもよい。ここで、前記アプリケーションのリスト又はグラフィックオブジェクト411、412は、前記所定のユーザモーションが行われる前にディスプレイ部151に出力されていた画面情報に重ねて出力されてもよい。また、図示していないが、前記アプリケーションのリスト又はグラフィックオブジェクト411、412は、ディスプレイ部151に出力されていた画面情報に重ならないように、ディスプレイ部151に出力されていた画面情報が表示された領域とは異なる領域に表示されてもよい。
一方、制御部180は、前記アプリケーションのリスト又はグラフィックオブジェクト411、412からいずれかが選択された場合、図10Cの(d)に示すように、選択されたグラフィックオブジェクトに対応するアプリケーションの画面情報410を出力するようにしてもよい。前記選択されたグラフィックオブジェクトに対応するアプリケーションの画面情報410は、前記アプリケーションの実行情報が保存された時点でディスプレイ部151に最後に出力された画面であってもよい。また、前記選択されたグラフィックオブジェクトに対応するアプリケーションの画面情報410は、前記アプリケーションがバックグラウンドで起動されて実行されることによりアップデートされた画面情報であってもよい。この場合、前記アプリケーションの画面情報410は、前記アプリケーションの実行情報が保存された時点でディスプレイ部151に最後に出力された画面ではない。
他の例として、制御部180は、実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を再び出力するためのユーザの要求に応じて、図10Cの(c)に示すように、前記実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報410を直ちに出力するようにしてもよい。ここで、前記実行情報が保存されたアプリケーションが複数の場合、制御部180は、複数のアプリケーションのいずれかの画面情報410をディスプレイ部151に出力し、残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト412を画面情報410に重ねて出力するようにしてもよい。
制御部180は、所定の基準に基づいて、複数のアプリケーションのうち画面情報を出力するアプリケーションを決定することができる。一例として、制御部180は、複数のアプリケーションのうち直近に実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報をディスプレイ部に出力するようにしてもよい。他の例として、制御部180は、複数のアプリケーションのうち最初に実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報をディスプレイ部に出力するようにしてもよい。さらに他の例として、制御部180は、ユーザモーションに基づいて、複数のアプリケーションのうち画面情報を出力するアプリケーションを決定するようにしてもよい。例えば、前記ユーザモーションは、端末機本体の背面に対して行われるタップの位置、回数、パターン(複数のタップにより定義されるもの)などに基づいて定義される。制御部180は、前記端末機本体の背面に対して行われるタップの位置、回数、パターン(複数のタップにより定義されるもの)などに基づいて、複数のアプリケーションのうち画面情報を出力するアプリケーションを決定することができる。
前記残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト412は、ユーザの要求により又は所定時間の経過により、図10Cの(d)に示すように、ディスプレイ部151から消えるようにしてもよい。
一方、前記残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト412と画面情報410が共に出力された状態で、ユーザにより前記残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト412が選択された場合、制御部180は、現在出力されている画面情報410を前記選択されたグラフィックオブジェクト412に対応するアプリケーションの画面情報に切り替えるようにしてもよい。
図示していないが、さらに他の例として、実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を再び出力するためのユーザの要求があり、実行情報が保存されたアプリケーションが複数の場合、制御部180は、複数のアプリケーションの画面情報を共にディスプレイ部151に出力するようにしてもよい。この場合、ディスプレイ部151の表示領域が複数の領域に区画され、区画された各表示領域に複数のアプリケーションの画面情報がそれぞれ出力されてもよい。そして、前記複数の領域にそれぞれ出力された画面情報のいずれかが選択された場合、制御部180は、その選択された画面情報を全画面表示に切り替えるようにしてもよい。この場合、前記複数の領域にそれぞれ出力された画面情報の出力が終了し、前記選択された画面情報のみディスプレイ部151に出力されてもよい。
以上のように、本発明によれば、ユーザは、特定のアプリケーションを現在は使用しないが後で再び使用する場合、後で直ちに使用できるように、ユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションの実行情報を保存し、前記ユーザモーションとは異なるユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションの実行画面を再びディスプレイ部151に出力することができる。よって、ユーザは、ユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションに迅速にアクセスすることができる。
一方、本発明による移動端末機においては、所定のユーザモーションに基づいてアプリケーションの実行情報が保存された状態で、他の所定のユーザモーションが行われると、前記保存されたアプリケーションの実行情報がメモリ170から削除されるようにしてもよい。
この場合、前記実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報の出力要求又は前記実行情報が保存されたアプリケーションを象徴するグラフィックオブジェクトの出力要求があっても、制御部180は、前記画面情報又は前記グラフィックオブジェクトを出力しない。
このように、本発明による移動端末機においては、所定のユーザモーションに対応して、保存された実行情報を削除することにより、簡単な操作で不要なメモリ消費を防止することができる。
一方、既に保存された実行情報の削除要求に対応するユーザモーションは多様に定義することができる。例えば、図10Dの(a)に示すように、実行情報が保存されたアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト411、412が出力された状態で、図10Dの(b)に示すように、ディスプレイ部151が床面(又は地面)を向くように動かした後に端末機本体の背面をタップした場合、又はディスプレイ部151が床面を向くように動かしながら端末機本体の背面をタップした場合、制御部180は、図10Dの(c)に示すように、前記保存された実行情報を削除するようにしてもよい。
すなわち、ディスプレイ部151が床面(又は地面)に向けられた状態で移動端末機を叩く動作は、ユーザが実生活でごみ箱を空にする動作に類似し、本発明においては、ユーザの経験に基づいたユーザモーションにより、ユーザがより直観的に移動端末機を制御できるようにする。
また、図示していないが、制御部180は、図10Dの(a)に示すように実行情報が保存されたアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト411、412が出力された状態で、いずれかのグラフィックオブジェクトに対して所定方式のタッチ(例えば、ドラッグ又はフリック)が行われると、前記所定方式のタッチが行われたグラフィックオブジェクトに対応するアプリケーションの実行情報のみを削除するようにしてもよい。このように、本発明においては、保存された実行情報全体を削除することもでき、ユーザが選択した実行情報のみを選択的に削除することもできる。
一方、制御部180は、実行情報が保存されたアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト411、412が出力されていない場合でも、所定のユーザモーションが移動端末機に対して行われることにより、保存された実行情報を削除するようにしてもよい。
例えば、図10Eの(a)に示すように、ディスプレイ部151に任意の画面情報が出力された状態で、図10Eの(b)に示すように、実行情報の削除に対応するユーザモーションが行われた場合、制御部180は、図10Eの(c)に示すように、保存された実行情報を削除することができる。ここで、前記ユーザモーションは、ディスプレイ部151が床面(又は地面)を向くように動かした後に端末機本体の背面をタップするモーション、又はディスプレイ部151が床面を向くように動かしながら端末機本体の背面をタップするモーションであってもよい。
一方、実行情報に基づいてアプリケーションの画面情報が保存された後、再び当該アプリケーションの実行情報を保存するためのユーザモーションが行われることなく、当該アプリケーションの画面情報が他の画面情報に切り替えられるか、又は当該アプリケーションが終了した場合、制御部180は、保存された実行情報を削除するようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、ユーザが特定のアプリケーションを現在は使用しないが後で再び使用する場合、後で直ちに使用できるように、ユーザモーションを用いて前記特定のアプリケーションの実行情報を保存し、ユーザの要求に応じて前記特定のアプリケーションを再び用いる方法を提案する。よって、ユーザは、ユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションに迅速にアクセスすることができる。さらに、直観的なユーザモーションを用いて実行情報を保存、活用及び削除できるようにすることにより、移動端末機の利便性を向上させることができる。
一方、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面へのタップに基づいて、ディスプレイ部151に出力される画面情報を制御することができる。前記端末機本体の背面へのタップがカバーに備えられたセンサにより検知される場合、制御部180は、前記カバーに備えられたセンサにより検知されるユーザモーションを用いて、移動端末機に出力される情報を制御することができる。以下、端末機本体の背面へのタップに該当するユーザモーションを用いて、移動端末機に出力される情報、特に移動端末機の機能制御、発生したイベントの確認及び制御などに関する情報を表示する状態表示ウィンドウを制御する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図11A、図11B、図11C、図11D、図11E及び図12は本発明の一実施形態による移動端末機における端末機の背面へのユーザモーションを用いて端末機の動作を制御する方法を説明するための概念図である。
本発明による移動端末機の一領域には、移動端末機の動作状態(例えば、無線通信状態、アプリケーションのアップデート状態など)、周辺環境状態(例えば、現在時間)、アプリケーションのイベント受信などに関する情報を表示することができる。これらの情報が表示される前記一領域を「ステータス行」又は「ステータスバー」といい、前記一領域はディスプレイ部の周縁領域のいずれかに隣接して配置されてもよい。一方、制御部180は、前記ステータスバーに対して所定方式のタッチ(例えば、ドラッグ)が行われると、前記ステータスバーに出力された情報の詳細情報、移動端末機の機能の制御に関するアイコン、グラフィックオブジェクトなどをディスプレイ部151に出力するようにしてもよい。
このために、制御部180は、前記ステータスバーへの所定方式のタッチに対応して、前記ステータスバーに出力された情報の詳細情報、移動端末機の機能の制御に関するアイコン、グラフィックオブジェクトを出力できるように、前記所定方式のタッチが行われる前に前記ステータスバーを除く表示領域に出力されていた画面情報の出力を終了してもよい。
この場合、制御部180は、前記ステータスバーに出力された情報の詳細情報、移動端末機の機能の制御に関するアイコン、グラフィックオブジェクトを情報表示ウィンドウ510(図11Aの(c)参照)上に含め、前記ステータスバーへの所定方式のタッチに対応して、情報表示ウィンドウ510が徐々に出力されるようにディスプレイ部151を制御してもよい。ここで、情報表示ウィンドウ510は、ディスプレイ部151に出力されていた画面情報に重ねて出力されてもよい。情報表示ウィンドウ510は、情報表示ウィンドウ510への所定方式のタッチに対応して、ディスプレイ部151から消えるようにしてもよいが、このとき、情報表示ウィンドウ510が出力される前にディスプレイ部151に出力されていた画面情報が再び出力されるようにしてもよい。
前記所定方式のタッチがドラッグの場合、制御部180は、前記ステータスバーへの第1方向のドラッグに対応して、情報表示ウィンドウ510が出力されるようにし、情報表示ウィンドウ510への前記第1方向の反対方向である第2方向のドラッグに対応して、情報表示ウィンドウ510が消えるようにしてもよい。
このように、情報表示ウィンドウ510は、ディスプレイ部151へのタッチに基づいて出力されるか又は消えるようにすることができるが、本発明においては、ディスプレイ部151へのタッチの他にも、情報表示ウィンドウ510を制御するさらなる方法を提案する。
本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面への所定方式のユーザモーションに対応して、情報表示ウィンドウ510をディスプレイ部151に出力することができる。例えば、制御部180は、図11Aの(a)に示すように、任意の画面情報500が出力された状態で、図11Aの(b)に示すように、端末機本体の背面(とりわけ、ウィンドウ部240の内側)に対して所定方式のユーザモーション(例えば、第1方向のドラッグモーション)が行われると、図11Aの(c)に示すように、情報表示ウィンドウ510を出力するようにしてもよい。情報表示ウィンドウ510は、前記端末機本体の背面に対して行われる前記第1方向のドラッグモーションに対応してディスプレイ部151に徐々に出力されてもよい。
一方、このようにして出力された情報表示ウィンドウ510は、図11Bの(b)に示すように、所定方式のユーザモーション(例えば、前記第1方向の反対方向である第2方向のドラッグモーションもしくは所定回数のタップモーション)が行われると、図11Bの(c)に示すように、その出力が終了するようにしてもよい。この場合、ディスプレイ部151には、情報表示ウィンドウ510が出力される前にディスプレイ部151に出力されていた任意の画面情報500が再び出力されるようにしてもよい。
前記所定方式のユーザモーションは、モーションを加える手段の数(例えば、指の数)、モーションの進行方向、モーションが行われる位置、回数などを組み合わせて様々な方式で定義することができる。
また、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて、図11Aの(c)に示すように情報表示ウィンドウ510に含まれる情報を制御することができる。
例えば、図11Cの(a)に示すように、情報表示ウィンドウ510に少なくとも1つのイベント情報が出力された状態で、図11Cの(b)に示すように、端末機本体に対して所定のユーザモーションが行われると、制御部180は、図11Cの(c)に示すように、情報表示ウィンドウ510に出力されたイベント情報のいずれかに対応するアプリケーションを実行し、前記イベント情報の詳細情報を出力するようにしてもよい。
移動端末機100で発生するイベントとしては、呼信号受信、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
前記所定のユーザモーションは、ウィンドウ部240を通じて露出する端末機本体の背面のうち特定領域への所定回数のタップモーションと定義することができる。例えば、図11Cの(b)に示すように、右領域103a(例えば、ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て右部)が2回タップされると、制御部180は、情報表示ウィンドウ510に出力されたイベント情報のいずれかに対応するアプリケーションを実行し、前記イベント情報の詳細情報を出力するようにしてもよい。
なお、端末機本体の背面を長手方向に二等分した領域のうち、ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て右側を右領域103aといい、ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て左側を左領域103bという。
一方、情報表示ウィンドウ510に複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のイベント情報が含まれる場合、制御部180は、所定の基準に基づいて、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションに対応するイベント情報を先に出力するようにしてもよい。ここで、所定の基準は多様に設定することができる。例えば、直近にイベントが発生したアプリケーション、最初にイベントが発生したアプリケーション、頻繁に使用するアプリケーション、又は直近に使用されたアプリケーションなどを基準として、前記イベント情報の詳細情報の出力要求に対応する所定のユーザモーションに応答して、図11Cの(c)に示すように、イベントに関する詳細情報520を出力することができる。
また、制御部180は、図11Cの(b)に示すような所定のユーザモーションが再び行われると、図11Cの(d)に示すように、情報表示ウィンドウ510に含まれるイベント情報に対応するアプリケーションのうち、次の出力順序のアプリケーションの実行画面530を出力するようにしてもよい。前記アプリケーションの実行画面530には、イベントに関する情報が含まれてもよい。
一方、制御部180は、図11Dの(a)に示すように、イベント情報に対応するアプリケーションの実行画面530が出力された状態で、端末機本体に対して所定のユーザモーションが行われると、実行画面530の出力を終了し、図11Dの(c)に示すように、情報表示ウィンドウ510を再び出力するようにしてもよい。
ここで、情報表示ウィンドウ510が再び出力されるようにする所定のユーザモーションは、ウィンドウ部240を通じて露出する端末機本体の背面のうち特定領域への所定回数のタップモーションと定義することができる。例えば、図11Dの(b)に示すように、左領域103b(例えば、ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て左部)が2回タップされると、制御部180は、図11Dの(c)に示すように、情報表示ウィンドウ510を再び出力するようにしてもよい。
図11Dの(c)に示すように、情報表示ウィンドウ510に含まれるイベント情報のうち、情報表示ウィンドウ510に対するユーザの選択又は図11Cを参照して説明した方式で確認されたイベント情報は、情報表示ウィンドウ510に出力されなくなるようにしてもよい。
一方、本発明による移動端末機においては、イベントが発生したアプリケーションが複数の場合、制御部180は、複数のアプリケーションの画面情報を同時にディスプレイ部151に出力するようにしてもよい。この場合、ユーザは、複数のアプリケーションの実行画面からイベント情報を確認することができる。
例えば、図11Eの(b)に示すように、複数のタップ手段(例えば、複数の指)により端末機本体の背面が所定回数だけタップされたことがカバー200に備えられたセンサにより検知されると、制御部180は、図11Eの(c)に示すように、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する実行画面を出力し、イベント情報を出力するようにしてもよい。
より具体的には、ディスプレイ部151の表示領域が複数の領域501、502に区画され、区画された各表示領域にそれぞれ異なるアプリケーションの画面情報が出力されるようにしてもよい。そして、前記複数の領域にそれぞれ出力された画面情報のいずれかが選択された場合、制御部180は、その選択された画面情報を全画面表示に切り替えるようにしてもよい。この場合、前記複数の領域にそれぞれ出力された画面情報の出力が終了し、前記選択された画面情報のみディスプレイ部151に出力されてもよい。
一方、本発明による移動端末機においては、前述した端末機本体の背面に対して行われる所定方式のユーザモーション(例えば、前記第1方向の反対方向である第2方向のドラッグモーションもしくは所定回数のタップモーション)に対応して情報表示ウィンドウ510を用いてイベント情報を提供する方法とは異なる方法で、イベント情報を提供することができる。例えば、図12の(a)に示すように、ディスプレイ部151にアプリケーションの実行画面やホームスクリーンページなどの任意の画面情報が出力された状態で、移動端末機にインストールされたアプリケーションの少なくとも1つにおいてイベントが発生した場合、制御部180は、図12の(b)に示すように、端末機本体の背面(とりわけ、ウィンドウ部240の内側)に対して所定方式のユーザモーション(例えば、第1方向のドラッグモーション)が行われると、図12の(c)に示すように、前記イベントが発生したアプリケーションのイベント情報を含む実行画面550を出力するようにしてもよい。
一方、図示していないが、図12の(c)に示すように、前記イベントが発生したアプリケーションのイベント情報を含む実行画面550が出力された状態で、所定方式のユーザモーションと反対のユーザモーション(例えば、前記第1方向の反対方向である第2方向のドラッグモーションもしくは所定回数のタップモーション)又は他の方式のユーザモーションが行われると、制御部180は、図12の(d)に示すように、実行画面550が出力される前にディスプレイ部151に出力されていた任意の画面情報505が再び出力されるようにしてもよい。
前記所定方式のユーザモーションは、モーションを加える手段の数(例えば、指の数)、モーションの進行方向、モーションが行われる位置、回数などを組み合わせて様々な方式で定義することができる。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応してテキスト編集機能を提供する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図13A、図13B及び図13Cは本発明の一実施形態による移動端末機における端末機の背面へのユーザモーションを用いてテキスト編集機能を提供する方法を説明するための概念図である。
本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応してテキスト編集機能を提供する。より具体的には、本発明において、制御部180は、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応して、情報が入力される位置を示すカーソル610を移動させることができる。制御部180は、端末機本体の背面に対して行われるタップの位置、回数、維持時間などに基づいて、カーソル610の移動方向や移動の程度を制御することができる。
一例として、図13Aの(a)に示すように、移動端末機のディスプレイ部151がユーザに向けられた状態で、図13Aの(b)のように、端末機本体の背面の左領域103bへのタップが検知されると、制御部180は、図13Aの(c)に示すように、カーソル610を左に移動させる。
また、図13Bの(a)に示すように、移動端末機のディスプレイ部151がユーザに向けられた状態で、図13Bの(b)に示すように、端末機本体の背面の右領域103aへのタップが検知されると、制御部180は、図13Bの(c)に示すように、カーソル610を右に移動させる。
ここで、制御部180は、タップの回数に対応してカーソル610を移動させる。例えば、制御部180は、タップが1回行われると、カーソル610を1文字分(テキストが表示される単位)移動させ、タップが2回行われると、カーソル610を2文字分移動させるようにしてもよい。
なお、端末機本体の背面を長手方向に二等分した領域のうち、ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て右側を右領域103aといい、ディスプレイ部151がユーザに向けられた状態でユーザから見て左側を左領域103bという。
他の例として、制御部180は、タップの維持時間が所定時間を超えると、カーソル610を入力されたテキストの最初又は最後に移動させるようにしてもよい。例えば、図13Cの(b)に示すように、端末機本体の背面の左領域103bへのタップが所定時間以上維持されると、制御部180は、図13Cの(c)に示すように、カーソル610を入力されたテキストの最初に移動させるようにしてもよい。
図示していないが、さらに他の例として、制御部180は、端末機本体の背面へのドラッグモーションに対応してカーソルを移動させるようにしてもよい。ここで、カーソルの移動方向はドラッグモーションの方向に対応する。また、カーソルは、ドラッグモーションの速度及びドラッグモーションの移動距離の少なくとも一方に基づいて、位置移動の程度が異なるようにしてもよい。例えば、制御部180は、第1速度のドラッグモーションに対応してカーソルを1文字分移動させ、前記第1速度より速い第2速度のドラッグモーションに対応してカーソルを2文字分移動させるようにしてもよい。また、制御部180は、第1移動距離のドラッグモーションに対応してカーソルを2文字分移動させ、前記第1移動距離より長い第2移動距離のドラッグモーションに対応してカーソルを4文字分移動させるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて、テキスト編集機能の利便性を提供することができる。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応して通話関連便宜機能を提供する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図14A、図14B及び図14Cは本発明の一実施形態による移動端末機における端末機の背面へのユーザモーションを用いて通話関連機能を提供する方法を説明するための概念図である。
本発明による移動端末機においては、通話機能の実行中に(例えば、相手端末機と通話が接続された状態で)端末機本体の背面へのユーザモーションが行われると、通話中の相手端末機の電話番号(又はそれに対応する識別情報、例えば、メールアドレスなど)を保存する機能を提供することができる。
制御部180は、前記相手端末機の電話番号(又は識別情報)をRAMに保存し、移動端末機の電源がオフになると自動で削除されるようにしてもよい。すなわち、制御部180は、前記相手端末機の電話番号(又は識別情報)を一時保存することができる。制御部180は、前記相手端末機の電話番号(又は識別情報)がアドレス帳に既に保存されていても、当該電話番号(又は識別情報)をRAMに一時保存することができる。このようにしてRAMに保存された電話番号(又は識別情報)は、ユーザの要求により又は所定時間経過後に削除される。しかし、これに限定されるものではなく、前記相手端末機の電話番号(又は識別情報)は、RAMではなく、他のメモリに保存されるようにしてもよい。
一方、図14Aの(a)に示すように通話しているときに、図14Aの(b)に示すように、端末機本体の背面へのユーザモーション(例えば、端末機本体の背面を複数回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図14Aの(c)に示すように、通話相手の端末機の電話番号(又は識別情報)を保存するようにしてもよい。前記電話番号(又は識別情報)が保存されたことを通知する通知情報は、様々な方式(視覚的方式、触覚的方式又は聴覚的方式)で出力されるようにすることもでき、出力されないようにすることもできる。
前記保存された電話番号(又は識別情報)は、いつでもユーザの要求があれば、ディスプレイ部151に出力することができる。例えば、図14Bの(a)に示すように、電話発信機能に対応する画面情報が出力された状態で、図14Bの(b)に示すように、端末機本体の背面へのユーザモーション(例えば、端末機本体の背面を複数回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図14Bの(c)に示すように、図14Aを参照して説明した方式で保存された電話番号(又は識別情報)が出力されるようにしてもよい。このように、通話中に保存された電話番号(又は識別情報)は、ユーザモーションに基づいて再び用いることができる。ユーザは、アドレス帳に保存したくない電話番号を一時保存し、ユーザモーションに基づいて再び用いることができるので、ユーザ利便性が向上する。
他の例として、図14Cの(a)に示すように、アドレス帳アプリケーションにより電話番号保存機能が行われている場合、図14Cの(b)に示すように、端末機本体の背面へのユーザモーション(例えば、端末機本体の背面を複数回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図14Cの(c)に示すように、図14Aを参照して説明した方式で保存された電話番号(又は識別情報)を電話番号入力領域(又は入力フィールド)に入力するようにしてもよい。よって、ユーザは保存する電話番号を直接入力しなければならない煩雑さを解消することができる。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応して便宜機能を提供する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図15A及び図15Bは本発明の一実施形態による移動端末機における端末機の背面へのユーザモーションを用いて入力欄を並べ替える方法を説明するための概念図である。
本発明による移動端末機においては、複数の入力領域(又は入力フィールド)が出力された状態で、端末機本体の背面に対して行われるユーザモーションに対応して、所定の基準を満たす入力領域を優先して並べ替える機能を提供することができる。例えば、ユーザから入力される情報を保存する機能(例えば、アドレス帳機能、スケジュール入力機能など)が実行されると、ユーザからの情報の入力のための複数の情報入力領域(又は入力フィールド)が出力される。なお、ユーザは、複数の情報入力領域の全てに情報を入力するのではなく、主に一部の情報入力領域にのみ情報を入力する。よって、制御部180は、端末機本体の背面へのユーザモーションが行われると、所定の基準に基づいて、複数の情報入力領域の配列順序を変更するようにしてもよい。例えば、図15Aの(a)に示すように、スケジュール入力機能が実行され、スケジュール入力領域711、712、713が出力された状態で、図15Aの(b)に示すように、端末機本体の背面へのユーザモーション(例えば、端末機本体の背面を複数回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図15Aの(c)に示すように、スケジュール入力領域の配列順序を変更するようにしてもよい。ここで、配列順序は、入力領域の使用頻度を基準として、使用頻度の高いものから決定されてもよい。
一方、図15Bの(a)に示すように、ユーザから情報入力領域に情報が入力された後、端末機本体の背面へのユーザモーション(例えば、端末機本体の背面を複数回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図15Bの(b)に示すように、入力された情報が保存されるようにしてもよい。
図16は本発明の一実施形態による移動端末機における端末機の背面へのユーザモーションを用いて特定情報を削除する方法を説明するための概念図である。
本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面へのユーザモーションに基づいて、メモリに保存された情報の削除機能を実行することができる。例えば、図16の(a)に示すように、保存された情報(例えば、アドレス帳情報)が出力された状態で、図16の(b)に示すように、ディスプレイ部151が床面(又は地面)を向くように動かした後に端末機本体の背面をタップした場合、又はディスプレイ部151が床面を向くように動かしながら端末機本体の背面をタップした場合、制御部180は、前記保存された情報を削除することができる。
すなわち、ディスプレイ部151が床面(又は地面)に向けられた状態で移動端末機を叩く動作は、ユーザが実生活でごみ箱を空にする動作に類似し、本発明においては、ユーザの経験に基づいたユーザモーションにより、ユーザがより直観的に移動端末機を制御できるようにする。
そして、ディスプレイ部151に出力された情報が削除されると、制御部180は、図16の(c)に示すように、前記削除された情報の次の出力順序の情報をディスプレイ部151に出力するようにしてもよい。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて移動端末機の動作を制御する具体例について説明する。
図17A、図17B、図17C、図17D、図17E、図17F及び図17Gは本発明の一実施形態による移動端末機における端末機へのユーザモーションを用いてアプリケーションを制御する方法を説明するための概念図である。
図10A、図10B、図10C、図10D及び図10Eにおいて説明した実施形態においては、端末機本体の背面へのユーザモーションに基づいて、特定のアプリケーションの実行情報を保存し、それを用いて前記特定のアプリケーションの画面情報を再び出力する方法について説明した。しかし、本発明は、端末機本体の背面へのユーザモーションに関する実施形態に限定されるものではなく、端末機本体の側面へのユーザモーションに基づいて、図10A、図10B、図10C、図10D及び図10Eにおいて説明した機能を実行することもできる。
本発明による移動端末機においては、移動端末機、とりわけ端末機本体の側面へのユーザモーションを用いて、特定のアプリケーション、例えば、ユーザが頻繁に使用するアプリケーション、又はユーザが再び使用するアプリケーションに容易かつ迅速にアクセスできるユーザ環境を提供することができる。
すなわち、本発明による移動端末機においては、特定のアプリケーションの画面情報が現在ディスプレイ部151に出力されていなくても、いつでも、端末機本体の側面へのユーザモーションを用いて、再び前記特定のアプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に出力することができる。ここで、前記ユーザモーションは、前記端末機本体の側面に対して行われるタップの位置、回数、パターン(複数のタップにより定義されるもの)などに基づいて定義される。また、前記ユーザモーションは、前記端末機本体の右側面に対して行われる2回のタップモーションであってもよい。
より具体的には、本発明による移動端末機においては、特定のアプリケーションの使用中に移動端末機、とりわけ端末機本体の側面へのユーザモーションが検知されると、前記特定のアプリケーションに関する情報を保存しておき、前記特定のアプリケーションの画面情報が現在ディスプレイ部151に出力されていないか、前記特定のアプリケーションが現在起動されていない場合に、前記保存された情報を活用して前記特定のアプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に直ちに出力できるユーザ環境を提供することができる。これによれば、再び使用するアプリケーションや頻繁に使用するアプリケーションへのアクセス性を向上させることができる。よって、ユーザは移動端末機の使用中にいつでも特定のアプリケーションに迅速にアクセスすることができる。
図17Aの(a)を参照すると、ディスプレイ部151には第1アプリケーションの第1画面情報410が出力されている。ここで、第1アプリケーションとは、移動端末機にインストールされた複数のアプリケーションのうち任意のアプリケーションを意味する。前記第1アプリケーションは、前記複数のアプリケーションのうちユーザにより選択されて実行されたアプリケーションであってもよい。
また、第1画面情報410とは、前記第1アプリケーションの実行画面を意味する。すなわち、前記第1アプリケーションが実行されてディスプレイ部151に表示される画面情報をまとめて第1画面情報410という。
例えば、図17Aの(a)に示すようにウェブブラウザアプリケーションが実行された場合、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報410がディスプレイ部151に出力される。
このように、前記第1アプリケーションの第1画面情報410が出力された状態で、移動端末機に所定のユーザモーションが受信されると、制御部180は、前記ユーザモーションに応答して、前記第1アプリケーションの実行情報を保存することができる。ここで、前記実行情報とは、後でユーザの要求に応じて、前記ユーザモーションが行われたときにディスプレイ部151に出力されていた画面情報410に対応するアプリケーションを実行したり、前記アプリケーションの画面情報を再び出力するのに必要な情報を意味する。制御部180は、ユーザの要求があると、前記実行情報に基づいて、前記アプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に再び出力することができる。
前記アプリケーションの実行情報は、アプリケーションの種類、実行時点、ユーザモーションが行われたときにディスプレイ部151に出力されていた画面情報410の種類、及びアプリケーションの起動状態の少なくとも1つを含む。
前記アプリケーションの実行情報は、移動端末機の電源がオフになると自動で削除されるように、RAMに保存される。すなわち、制御部180は、前記実行情報を一時保存することができる。
制御部180は、前記アプリケーションの使用要求があると、前記実行情報に基づいて、直近にディスプレイ部151に出力されたアプリケーションの画面情報をディスプレイ部151に出力することができる。
前記所定のユーザモーションは、端末機本体の側面へのタップであってもよい。ここで、前記ユーザモーションは、移動端末機に備えられた加速度センサ、又は端末機本体の側面に備えられた圧力センサやタッチセンサなどにより検知されるものであってもよい。なお、前記端末機本体の側面へのユーザモーションを検知するセンサの種類は、前記列挙したセンサに限定されるものではない。
一方、メモリ部170には前記実行情報を複数保存することができる。例えば、図17Aの(a)に示す第1アプリケーションの実行情報が保存された後、前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションの第2画面情報が出力された状態で所定のユーザモーションが行われると、制御部180は、前記第2アプリケーションの実行情報を保存するようにしてもよい。このとき、メモリ部170には、第1及び第2アプリケーションの実行情報がどちらも保存される。
すなわち、制御部180は、既に保存された実行情報に対するユーザの削除要求により又は制御部180の権限により実行情報が削除された場合でなければ、他のアプリケーションの実行情報の保存要求があっても、既に保存された実行情報の保存状態を維持することができる。
よって、複数のアプリケーションに対して、ユーザが使用するアプリケーションをより直観的かつ迅速に実行又は使用できるユーザ環境を提供することができる。
一方、本発明による移動端末機においては、ユーザモーションに基づいてアプリケーションの実行情報が保存される場合、ディスプレイ部に視覚的な情報を出力し、当該アプリケーションの実行情報が保存されたことをユーザに通知することができる。
例えば、図17Aの(a)に示すように第1アプリケーションの第1画面情報410が出力された状態で、図17Aの(b)に示すように移動端末機に所定のユーザモーションが行われた場合、制御部180は、図17Aの(c)に示すように、ディスプレイ部151の一領域に前記第1アプリケーションに対応するグラフィックオブジェクトを出力するようにしてもよい。
前述したように、前記アプリケーションの実行情報は、直ちに保存されるのではなく、さらなるユーザモーションに基づいて保存されるようにしてもよい。
例えば、図17Aの(b)に示すように、端末機本体の側面に対してユーザモーションが行われた場合(例えば、端末機本体の右側面に2回のタップモーションが行われた場合)、制御部180は、図17Aの(c)に示すように、前記第1アプリケーションの実行情報の保存に関する情報を出力するようにしてもよい。
ここで、前記実行情報の保存に関する情報は、前記実行情報を保存するためにさらに入力しなければならない情報(又はさらに行わなければならないユーザモーション)に関するガイド情報710を含んでもよい。
また、図17Aの(b)に示すように、端末機本体の側面に対してユーザモーションが行われた場合(例えば、端末機本体の右側面に2回のタップモーションが行われた場合)、制御部180は、既に保存された実行情報に対応するアプリケーションの情報を出力するためにさらに入力しなければならない情報(又はさらに行わなければならないユーザモーション)に関するガイド情報720をさらに出力するようにしてもよい。
制御部180は、前記端末機本体の側面に対して前記所定のユーザモーションが行われると、前記第1アプリケーションを示す情報730を出力するようにしてもよい。すなわち、制御部180は、現在の実行情報の保存の対象となるアプリケーションを示す情報730を出力するようにしてもよい。アプリケーションを示す情報730は、当該アプリケーションの実行画面及びアイコンの少なくとも一方を含んでもよい。
一方、図17Aの(c)に示すようにガイド情報710、720が出力された状態で、アプリケーションの実行情報を保存するためのユーザモーション又は実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を示すリストを出力するためのユーザモーションが行われた場合、制御部180は、それぞれに対応する機能を実行する。
一例として、図17Bの(a)に示すように、前記端末機本体が前記ガイド情報によりガイドされる方向(例えば、第1方向)に動いた場合、図17Bの(b)に示すように、前記第1アプリケーションの実行情報が保存される。
現在ディスプレイ部151に出力されている画面情報(第1画面情報410)に対応するアプリケーション(第1アプリケーション)の実行情報の保存に関する所定のユーザモーションが行われた場合、制御部180は、前記アプリケーションの実行情報を保存し、ディスプレイ部151での前記画面情報の出力を終了するようにしてもよい。このとき、ディスプレイ部151には、前記第1アプリケーションの第1画面情報410ではなく、他の画面情報430が出力される。ここで、他の画面情報430は、前記第1アプリケーションとは異なるアプリケーションの画面情報(又は実行画面)であってもよく、待ち受け画面であってもよい。前記第1アプリケーションとは異なるアプリケーションは、前記第1アプリケーションの画面情報が出力される前、すなわち直近に出力された画面情報に対応するアプリケーションであってもよい。
前記所定のユーザモーションに基づいて、前記第1アプリケーションの第1画面情報410の出力が終了して他の画面情報430が表示されても、前記第1アプリケーションが終了しないようにしてもよい。制御部180は、前記第1アプリケーションの第1画面情報410の出力を終了し、前記第1アプリケーションをバックグラウンドで起動し続けてもよい。
他の例として、図17Cの(a)に示すように、リストを出力するためのユーザモーションが行われた場合、図17Cの(b)に示すように、実行情報が保存されたアプリケーションを示すリスト730を出力する。
より具体的には、図17Cの(a)に示すように、前記端末機本体が前記ガイド情報によりガイドされる方向(例えば、図17Bの(a)で説明した第1方向の反対方向である第2方向)に動いた場合、図17Cの(b)に示すように、リスト730が出力される。
リスト730は、実行情報が保存されたアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクト731、732を含んでもよい。ここで、前記アプリケーションのリスト730は、前記ユーザモーションが行われる前にディスプレイ部151に出力されていた画面情報に重ねて出力されてもよい。また、図示していないが、前記アプリケーションのリスト730は、ディスプレイ部151に出力されていた画面情報に重ならないように、ディスプレイ部151に出力されていた画面情報が表示された領域とは異なる領域に表示されてもよい。
一方、制御部180は、前記アプリケーションのリスト730からいずれかが選択された場合、選択された項目(アイテム)又はグラフィックオブジェクトに対応するアプリケーションの画面情報を出力するようにしてもよい。前記アプリケーションの画面情報は、前記アプリケーションの実行情報が保存された時点でディスプレイ部151に最後に出力された画面であってもよい。また、前記アプリケーションの画面情報は、前記アプリケーションがバックグラウンドで起動されて実行されることによりアップデートされた画面情報であってもよい。この場合、前記アプリケーションの画面情報は、前記アプリケーションの実行情報が保存された時点でディスプレイ部151に最後に出力された画面ではない。
他の例として、制御部180は、図17Dの(a)に示すような実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を再び出力するためのユーザモーション(例えば、端末機本体を前記第1及び第2方向とは異なる第3方向に傾けるモーション)に対応して、図17Dの(b)に示すように、前記実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報410を直ちに出力するようにしてもよい。図示していないが、前記実行情報が保存されたアプリケーションが複数の場合、制御部180は、複数のアプリケーションのいずれかの画面情報410をディスプレイ部151に出力し、残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクトを画面情報410に重ねて出力するようにしてもよい。前記残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクトは、ユーザの要求により又は所定時間の経過により、ディスプレイ部151から消えるようにしてもよい。
制御部180は、所定の基準に基づいて、複数のアプリケーションのうち画面情報を出力するアプリケーションを決定することができる。一例として、制御部180は、複数のアプリケーションのうち直近に実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報をディスプレイ部に出力するようにしてもよい。他の例として、制御部180は、複数のアプリケーションのうち最初に実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報をディスプレイ部に出力するようにしてもよい。
一方、前記残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクトと画面情報410が共に出力された状態で、ユーザにより前記残りのアプリケーションに対応するグラフィックオブジェクトが選択された場合、制御部180は、現在出力されている画面情報410を前記選択されたグラフィックオブジェクトに対応するアプリケーションの画面情報に切り替えるようにしてもよい。
図示していないが、さらに他の例として、実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を再び出力するためのユーザの要求があり、実行情報が保存されたアプリケーションが複数の場合、制御部180は、複数のアプリケーションの画面情報を共にディスプレイ部151に出力するようにしてもよい。この場合、ディスプレイ部151の表示領域が複数の領域に区画され、区画された各表示領域に複数のアプリケーションの画面情報がそれぞれ出力されてもよい。そして、前記複数の領域にそれぞれ出力された画面情報のいずれかが選択された場合、制御部180は、その選択された画面情報を全画面表示に切り替えるようにしてもよい。この場合、前記複数の領域にそれぞれ出力された画面情報の出力が終了し、前記選択された画面情報のみディスプレイ部151に出力されてもよい。
以上のように、本発明によれば、ユーザは、特定のアプリケーションを現在は使用しないが後で再び使用する場合、後で直ちに使用できるように、ユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションの実行情報を保存し、前記ユーザモーションとは異なるユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションの実行画面を再びディスプレイ部151に出力することができる。よって、ユーザは、ユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションに迅速にアクセスすることができる。
一方、本発明による移動端末機においては、アプリケーションの実行情報が保存された状態で、所定のユーザモーションが行われると、前記保存されたアプリケーションの実行情報がメモリ170から削除されるようにしてもよい。
この場合、前記実行情報が保存されたアプリケーションの画面情報の出力要求又は前記実行情報が保存されたアプリケーションを象徴するグラフィックオブジェクトの出力要求があっても、制御部180は、前記画面情報又は前記グラフィックオブジェクトを出力しない。
このように、本発明による移動端末機においては、所定のユーザモーションに対応して、保存された実行情報を削除することにより、簡単な操作で不要なメモリ消費を防止することができる。
一方、既に保存された実行情報の削除要求に対応するユーザモーションは多様に定義することができる。一例として、図17Eの(a)に示すように、実行情報が保存されたアプリケーションに対応するリスト730が出力された状態で、所定のユーザモーション(例えば、端末機本体を前記第1及び第2方向とは異なる第3方向に傾けるモーション)が行われた場合、制御部180は、図17Eの(b)に示すように、前記保存された実行情報を削除するようにしてもよい。
他の例として、図17Fの(a)に示すように、実行情報が保存されたアプリケーションに対応するリスト730が出力された状態で、端末機本体の側面(例えば、左側面)に対して所定回数のタップが行われた場合、制御部180は、図17Fの(b)に示すように、前記保存された実行情報を削除するようにしてもよい。ここで、制御部180は、リスト730に含まれる項目(又はグラフィックオブジェクト731、732)のうちタップが行われた位置に対応して出力されたグラフィックオブジェクト731に対応するアプリケーションの実行情報のみを削除するようにしてもよい。
また、制御部180は、図17Gの(a)に示すように実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を示すリスト730が出力された状態で、リスト730に含まれるいずれかの項目又はグラフィックオブジェクト731に対して所定方式のタッチ(例えば、ドラッグ又はフリック)が行われると、前記所定方式のタッチが行われたグラフィックオブジェクト731に対応するアプリケーションの実行情報のみを削除するようにしてもよい。このように、本発明においては、保存された実行情報全体を削除することもでき、ユーザが選択した実行情報のみを選択的に削除することもできる。
一方、制御部180は、前述したように、実行情報が保存されたアプリケーションに関する情報を示すリスト730が出力されていない場合でも、所定のユーザモーションが移動端末機に対して行われることにより、保存された実行情報を削除するようにしてもよい。
一方、実行情報に基づいてアプリケーションの画面情報が保存された後、再び当該アプリケーションの実行情報を保存するためのユーザモーションが行われることなく、当該アプリケーションの画面情報が他の画面情報に切り替えられるか、又は当該アプリケーションが終了した場合、制御部180は、保存された実行情報を削除するようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、ユーザが特定のアプリケーションを現在は使用しないが後で再び使用する場合、後で直ちに使用できるように、ユーザモーションを用いて前記特定のアプリケーションの実行情報を保存し、ユーザの要求に応じて前記特定のアプリケーションを再び用いる方法を提案する。よって、ユーザは、ユーザモーションを用いて、前記特定のアプリケーションに迅速にアクセスすることができる。さらに、直観的なユーザモーションを用いて実行情報を保存、活用及び削除できるようにすることにより、移動端末機の利便性を向上させることができる。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションに対応して並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を提供する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図18A、図18B、図18C、図18D、図18E、図18F、図19A、図19B、図20A、図20B、図20C、図20D、図21A、図21B、図22及び図23は本発明の一実施形態による移動端末機における端末機へのユーザモーションを用いて情報を並べ替え又はフィルタリングする方法を説明するための概念図である。
まず、図18A〜図18Fを参照すると、受信メッセージ及び送信メッセージが表示されるダイアログボックスでのユーザモーションが制御命令の入力として処理され、それにより前記ダイアログボックスでの並べ替え機能(又はフィルタリング機能)が実行される。
例えば、メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行中にユーザモーションが行われると、センサ部がそれを検知し、制御部が当該アプリケーションでの並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を実行するようにしてもよい。
一例として、図18Aの(a)に示すように、メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行画面がディスプレイ部に出力された状態で、ユーザのタッチ入力、例えばピンチインが行われると、図18Aの(b)に示すように、前記ディスプレイ部に並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を実行する基準となる項目のガイドが出力される。
より具体的な例として、メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行画面としてのダイアログボックスがディスプレイ部に出力された状態で、ユーザのタッチ入力、例えばピンチインが送信メッセージ(自分の投稿)又は受信メッセージ(相手の投稿)のいずれか901に対して行われると、ピンチインが行われた投稿者のメッセージにおいて並べ替え機能(又はフィルタリング機能)が実行される。並べ替え機能(又はフィルタリング機能)が実行される前に、ディスプレイ部には並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を実行する基準となる項目のガイドが出力される。前記項目は、カテゴリーであってもよく、例えば電話番号、URL、写真、地図などであり、前記ガイドは、端末機本体の側面に対して行われるタップを示すように矢印状に四方に出力されてもよい。
他の例として、図18Bに示すように、メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行画面としてのダイアログボックスがディスプレイ部に出力された状態で、ユーザのタッチ入力、例えばピンチインが行われると、ディスプレイ部には、並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を実行する基準となる項目のガイドが、前記ダイアログボックスに重ねて出力される。この場合、相手からのメッセージ受信は可能であり、相手へのメッセージ送信は不可能な状態であり得る。前記ガイドに重なるダイアログボックスは、メッセージが受信されると受信メッセージが反映されてアップデートされる。
さらに他の例として、前記ユーザのタッチ入力、例えばピンチインが送信メッセージ(自分の投稿)又は受信メッセージ(相手の投稿)のいずれかに対して行われると、ピンチインが行われた投稿者のメッセージのみリストされ、前記ガイドが重ねて出力されるようにしてもよい。
図18A又は図18Bの状態で、図18Cの(a)に示すように端末機本体の側面に前記ガイドが示す方向のタップが行われると、センサ部はそれを検知し、制御部は前記タップを処理して該当カテゴリーが選択されるようにする。例えば、右側の写真の矢印が示す方向に向かって前記端末機本体の右側面がタップされると、前記ダイアログボックスにおいて投稿内容は消えて写真のみリストされるようにしてもよい。この場合、写真の送信者は、図18A又は図18Bにおけるピンチインが行われたメッセージの投稿者であり得る。
図18Cの(b)に示すように、ユーザは、写真のみリストされた画面でいずれかの写真にタッチ入力(例えば、ロングタッチ又はショートタッチ)を行うことにより、当該写真を選択することができる。前記選択に対する応答として、前記ダイアログボックスには、図18Cの(c)に示すように、前記選択された写真を送信したメッセージに関連して投稿されたメッセージが出力される。すなわち、前記選択された写真を送信したメッセージの前後のメッセージが順番に出力される。
他の例として、図18Cの(c)に示すように前記選択された写真を送信したメッセージが前後のメッセージと共に出力された状態で、前記選択された写真に対応するメッセージにタッチ入力(例えば、ドラッグ)が行われると、当該メッセージは上下にスクロールされる。前記選択された写真を送信したメッセージが前後のメッセージと共にスクロールされて出力された状態で、URL情報を有するメッセージにタッチ入力が行われると、当該URLを表示するウェブブラウザが出力(又はポップアップ)される。ただし、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、前記スクロールのためのドラッグを行うことなく、URL情報を有するメッセージにタッチ入力を行うことにより、当該URLを表示するウェブブラウザが出力(又はポップアップ)されるようにすることもできる。
一方、スクロールされた状態で前記ドラッグが解除されると、前記制御部は、前記ディスプレイ部に元の写真リストを出力するようにしてもよい。
さらに他の例として、図18Dの(a)に示すように、前記選択された写真を送信したメッセージが前後のメッセージと共に順番に出力された状態で、前記選択された写真に他のタッチ入力、例えばピンチアウトが行われると、図18Dの(b)に示すように、最初に前記メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行画面としてのダイアログボックスが前記ディスプレイ部に出力された状態に戻る。
以上、ユーザモーションとして、端末機本体の側面に対して行うタップを主に説明したが、ユーザモーションは端末機本体の側面及び背面のどちらに対して行うものであってもよい。
一例として、図18Eの(a)に示すように、メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行画面としてのダイアログボックスがディスプレイ部に出力された状態で、ユーザのタッチ入力が送信メッセージ(自分の投稿)又は受信メッセージ(相手の投稿)のいずれかに対して行われると、タッチ入力が行われた投稿者が並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の条件として設定される。その後、図18Eの(b)に示すように端末機本体の背面にタップが行われると、センサ部はそれを検知し、制御部は並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の条件として設定された投稿者のメッセージのみリストされるように並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を実行する。この状態で、図18Eの(c)に示すように、ユーザのタッチ入力によりURL情報を有するメッセージが選択されると、当該URL情報が並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の条件として設定される。その後、図18Eの(d)に示すように前記端末機本体の背面にタップが行われると、センサ部はそれを検知し、制御部はURL情報を有するメッセージのみリストされるように並べ替え機能(又はフィルタリング機能)を実行する。このように、本例示においては、メッセージへのタッチ入力は並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の条件設定と定義され、端末機本体の背面へのタップ入力は前記並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の実行と定義される。
他の例として、端末機本体のどの側面がタップされるかによって並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の対象が決定されるようにしてもよい。より具体的には、端末機本体の第1側面に対して行われるタップは、送信メッセージ(自分の投稿)を並べ替える(又はフィルタリングする)制御命令に設定され、端末機本体の第2側面(前記第1側面の反対側面)に対して行われるタップは、受信メッセージ(相手の投稿)を並べ替える(又はフィルタリングする)制御命令に設定されてもよい。例えば、図18Fに示すように、メール又はメッセンジャーアプリケーションの実行画面としてのダイアログボックスがディスプレイ部に出力された状態で、ユーザのタップ(又はタップ入力)が端末機本体の右側面に対して行われると、送信メッセージ(自分の投稿)が並べ替え機能(又はフィルタリング機能)の条件として設定され、当該メッセージがリストされるようにしてもよい。
次に、図19A及び図19Bを参照すると、ユーザモーションが行われる位置によって特定のアプリケーションのリストでの並べ替えの基準が決定され、その基準に基づいて前記リストの並べ替え機能(又はフィルタリング機能)が実行される。
図19A及び図19Bにおいては、その例として、メモアプリケーション(又はタスク管理アプリ、電子メールアプリケーション)を例示する。図19Aの(a)を参照すると、メモアプリケーション(又はタスク管理アプリ、電子メールアプリケーション)が実行されると、メモ(又はタスク、電子メール)リストの実行画面がディスプレイ部に出力される。
この場合、端末機本体の第1位置に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式が第1条件基準の並べ替え方式に設定され、端末機本体の第2位置に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式が第2条件基準の並べ替え方式に設定される。
より具体的には、図19Aに示すように、端末機本体の右側上端部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式が日付基準に変更され、リストは日付順にアイテムが表示されるように出力される。また、図19Bに示すように、端末機本体の右側中間部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式がタイトル基準に変更され、リストはタイトルの五十音順又はアルファベット順にアイテムが表示されるように出力される。この場合、前記第1位置及び前記第2位置はそれぞれ右側上端部分及び右側中間部分であり、前記第1条件及び前記第2条件はそれぞれ日付及びタイトルである。さらに、端末機本体の右側下端部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、色、内容の量、重要性などを基準としてリストアップが実行されるようにしてもよい。
次に、図20A、図20B、図20C、図20Dを参照すると、ユーザモーションが連続して行われる場合、各ユーザモーションが行われる位置によって特定のアプリケーションのリストでの並べ替え方式(又はフィルタリング方式)が異なる。
図20Aの(a)に示すように、電話アプリケーションにおいて通話履歴がリストされた画面が出力された状態で、図20Aの(b)に示すように、端末機本体の第1位置に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式が第1条件基準の並べ替え方式に設定され、前記通話履歴が前記第1条件基準の並べ替え方式で並べ替えられる(又はフィルタリングされる )。その例として、通話履歴が時間順に出力された状態で、端末機本体の右側上端部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、図20Aの(c)に示すように、不在着信履歴がフィルタリングされて出力されるようにしてもよい。
また、図20Bの(a)に示すように、不在着信履歴がフィルタリングされて出力された状態で、図20Bの(b)に示すように、端末機本体の第2位置に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式が第2条件基準の並べ替え方式に設定され、前記不在着信履歴が前記第2条件基準の並べ替え方式で並べ替えられる(又はフィルタリングされる)。その例として、不在着信履歴が出力された状態で、端末機本体の右側中間部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、図20Bの(c)に示すように、発信履歴がフィルタリングされて出力されるようにしてもよい。この場合、端末機本体の右側下端部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、受信履歴がフィルタリングされて出力されるようにしてもよい。
さらに、図20Cの(a)に示すように、発信履歴がフィルタリングされて出力された状態で、図20Cの(b)に示すように、端末機本体の第3位置に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、並べ替え方式が第3条件基準の並べ替え方式に設定され、前記発信履歴が前記第3条件基準の並べ替え方式で並べ替えられる(又はフィルタリングされる)。その例として、発信履歴が出力された状態で、端末機本体の上端部分に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、図20Cの(c)に示すように、最近頻繁に連絡した順にリストが出力されるようにしてもよい。すなわち、前記第3条件は連絡回数であり、前記連絡回数はメール送受信回数と通話発着信回数の少なくとも一方を含む。
ただし、本発明において、タップ(又はタップ入力)が行われる位置は、その順序が前述した例示に限定されるものではなく、変更可能である。また、第1〜第3位置に対して行われるタップ(又はタップ入力)により出力されるリストは、前記タップが行われる前に出力されていたリストに関係なく、第1〜第3条件を基準として並べ替えられる(又はフィルタリングされる)ようにしてもよい。
さらに、図20Dに示すように、前記第1、第2及び第3位置に対してタップ(又はタップ入力)が行われ、各条件で並べ替えられた(又はフィルタリングされた)リストが出力された状態で、端末機本体に他のタイプの入力が行われると、通話履歴が時間順に表示された画面が出力されるようにしてもよい。前記他のタイプの入力は、前記端末機本体を左右に振る入力であってもよく、前記他のタイプの入力を行うユーザモーションがセンサ部により検知されるようにしてもよい。
次に、図21A及び図21Bを参照して、ギャラリーアプリケーションにおいて端末機本体の側面に対して行われるタップ入力を処理する方法について説明する。
図21Aの(a)に示すように、ギャラリーアプリケーションが実行されてギャラリーリストがディスプレイ部に出力された状態で、図21Aの(b)に示すように、端末機本体の側面にタップ入力が行われると、センサ部は前記タップ(又はタップ入力)を検知する。この場合、前記タップ(又はタップ入力)の処理は、ギャラリーアプリケーションに関する特定の条件に応じて異なる。例えば、ユーザにより生成されたフォルダがない場合、制御部は、前記タップ(又はタップ入力)に応答して、図21Aの(c)に示すように、カメラフォルダに進んで人物写真をフィルタリングする。それに対して、ユーザにより生成されたフォルダがある場合、制御部は、前記タップ(又はタップ入力)に応答して、図21Aの(d)に示すように、最近更新されたフォルダ(例えば、Jennyという人物フォルダ)に進んで人物写真をフィルタリングする。
また、図21Aの(c)に示すように、カメラフォルダに進んだ状態では当該フォルダの写真がリストされるが、この状態で再び端末機本体の側面に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、当該フォルダにおいて人物写真のみリストされるようにしてもよい。より具体的な例として、図21Bの(a)に示すように、ギャラリーアプリケーションの特定のフォルダの写真が出力された状態で、端末機本体の側面に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、センサ部は前記タップ(又はタップ入力)を検知する。この場合、前記タップ(又はタップ入力)に対する応答として、当該フォルダの人物写真がフィルタリングされるようにしてもよい。一例として、所定の条件に基づいて、最近撮影された人物写真がフィルタリングされて出力されるようにしてもよく、詳細写真を開いた回数の多い写真がフィルタリングされて出力されるようにしてもよい。他の例として、前記フォルダの写真が出力された画面をユーザがドラッグすることにより写真がスクロールされ、そのスクロールによりディスプレイ部には前記フォルダの写真全部ではなく一部の写真のみ出力されるようにしてもよい。このとき、端末機本体の側面に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、制御部は、出力された一部の写真に含まれる人物を基準としてフィルタリングするようにしてもよい。
次に、本発明による移動端末機における端末機本体へのユーザモーションに対応して検索語に関する情報をフィルタリングする方法について説明する。
本発明による移動端末機において、制御部180は、入力された検索語に該当する情報が検索された場合、その検索結果に対してフィルタリング機能(又は並べ替え機能)を実行することができる。
一例として、図22の(a)に示すように、地図関連アプリケーション(又はナビゲーションアプリケーション)において入力された検索語(例えば、「病院」)に該当する情報が検索された状態で、図22の(b)に示すように、端末機本体の特定部分(例えば、右部分)に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、制御部180は、図22の(c)に示すように、その検索結果をフィルタリングするようにしてもよい。例えば、制御部180は、検索語により検索された地図が出力された状態で前記ユーザモーションが行われると、前記検索語に該当する建物のグラフィックオブジェクトのみ出力され、他の建物に対応するグラフィックオブジェクトは出力されないようにしてもよい。また、制御部180は、地図の表示倍率を調整し、検索語に該当する建物に対応するグラフィックオブジェクトが含まれる場所の地図情報がより詳細に出力されるようにしてもよい。
他の例として、図23の(a)に示すように、経路に関する目的地情報が入力され、それに対応して交通手段情報が出力された状態で、図23の(b)に示すように、端末機本体の特定部分(例えば、右部分)に対してタップ(又はタップ入力)が行われると、制御部180は、図23の(c)に示すように、交通手段を基準として検索結果を並べ替えて表示する。例えば、制御部180は、端末機本体に対して、前記ユーザモーションが行われると、第1交通手段(例えば、地下鉄)の経路情報を出力し、再び前記ユーザモーションが行われると、第2交通手段(例えば、バス)の経路情報を出力するようにしてもよい。このように、制御部180は、ユーザモーションが行われることにより、異なる基準にそれぞれ対応する経路情報を切り替えて出力することができる。よって、ユーザ所望の交通手段に関する情報のみを選択的に提供することができる。
以下、端末機本体の背面へのユーザモーションを用いて情報表示ウィンドウを制御する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図24A、図24B、図24C及び図24Dは本発明の一実施形態による移動端末機における端末機へのユーザモーションを用いて端末機の動作を制御するGUI画面を並べ替える方法を説明するための概念図である。
前述したように、本発明による移動端末機の一領域には、移動端末機の動作状態(例えば、無線通信状態、アプリケーションのアップデート状態など)、周辺環境状態(例えば、現在時間)、アプリケーションのイベント受信などに関する情報を表示することができる。これらの情報が表示される前記一領域を「ステータス行」又は「ステータスバー」といい、前記一領域はディスプレイ部の周縁のいずれかに隣接して配置されてもよい。一方、制御部180は、前記ステータスバーに対して所定方式のタッチ(例えば、ドラッグ)が行われると、前記ステータスバーに出力された情報の詳細情報、移動端末機の機能の制御に関するアイコン、グラフィックオブジェクトなどをディスプレイ部151に出力するようにしてもよい。
このために、制御部180は、前記ステータスバーへの所定方式のタッチに対応して、前記ステータスバーに出力された情報の詳細情報、移動端末機の機能の制御に関するアイコン、グラフィックオブジェクトを出力できるように、前記所定方式のタッチが行われる前に前記ステータスバーを除く表示領域に出力されていた画面情報の出力を終了してもよい。
この場合、制御部180は、前記ステータスバーに出力された情報の詳細情報、移動端末機の機能の制御に関するアイコン、グラフィックオブジェクトを情報表示ウィンドウ510(図24Aの(a)参照)上に含め、前記ステータスバーへの所定方式のタッチに対応して、情報表示ウィンドウ510が徐々に出力されるようにディスプレイ部151を制御してもよい。ここで、情報表示ウィンドウ510は、ディスプレイ部151に出力されていた画面情報と重ねて出力されてもよい。情報表示ウィンドウ510は、情報表示ウィンドウ510への所定方式のタッチに対応して、ディスプレイ部151から消えるようにしてもよいが、このとき、情報表示ウィンドウ510が出力される前にディスプレイ部151に出力されていた画面情報が再び出力されるようにしてもよい。
前記所定方式のタッチがドラッグの場合、制御部180は、前記ステータスバーへの第1方向のドラッグに対応して、情報表示ウィンドウ510が出力されるようにし、情報表示ウィンドウ510への前記第1方向の反対方向である第2方向のドラッグに対応して、情報表示ウィンドウ510が消えるようにしてもよい。
このように、情報表示ウィンドウ510は、ディスプレイ部151へのタッチに基づいて出力されるか又は消えるようにすることができる。
情報表示ウィンドウ510には各種情報を表示することができる。制御部180は、情報表示ウィンドウ510に含まれる複数の領域にそれぞれ異なる種類の情報を出力することができる。
例えば、情報表示ウィンドウ510は、第1領域810には移動端末機の動作又は機能を制御するための制御アイコンが出力され、第2領域820には頻繁に使用するアプリケーションのアイコンが出力され、第3領域830には移動端末機の出力(例えば、照明の明るさ、音量の大きさなど)を制御するためのグラフィックオブジェクトが出力され、第4領域840には発生したイベントに対応するイベント情報が表示されるようにしてもよい。なお、情報表示ウィンドウ510に出力される情報の種類は多様に変更可能である。
一方、制御部180は、情報表示ウィンドウ510が出力された状態で、端末機本体へのユーザモーションに対応して、情報表示ウィンドウ510に表示された情報を並べ替えたり、配置順序(又は表示順序)を変更したり、選択的に表示することができる。
一例として、図24Aの(b)に示すように、端末機本体に所定方式のユーザモーション(例えば、端末機本体の上側面を2回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図24Aの(c)に示すように、第1領域810に含まれる制御アイコンのうち、現在移動端末機においてアクティブになっている機能又は実行中の機能に対応する制御アイコンを基準として、第1領域810に含まれる制御アイコンの配置順序が変更されるようにしてもよい。例えば、制御部180は、現在移動端末機においてアクティブになっている機能又は実行中の機能に対応する制御アイコンのほうが、現在アクティブになっていない機能又は実行されていない機能に対応する制御アイコンより優先して出力されるように、ディスプレイ部151を制御することができる。
他の例として、図24Bの(a)に示すように、現在移動端末機においてアクティブになっている機能又は実行中の機能に対応する制御アイコンを基準として第1領域810に含まれる制御アイコンが並べ替えられた状態で、図24Bの(b)に示すように、端末機本体に所定方式のユーザモーション(例えば、端末機本体の上側面を2回叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図24Bの(c)に示すように、第1領域810に含まれる制御アイコンの配置順序(又は表示順序)が元に戻るようにしてもよい。
さらに他の例として、制御部180は、端末機本体への所定方式のユーザモーション(例えば、端末機本体の下側面を2回叩くタップモーション)に対応して、情報表示ウィンドウ510に含まれる複数の領域820、830、840のいずれかの領域に含まれる情報のみ選択的に出力されるようにしてもよい。例えば、図24Cの(a)に示すように、情報表示ウィンドウ510に複数の領域810、820、830、840が含まれる状態で、図24Cの(b)に示すように、端末機本体に所定方式のユーザモーション(例えば、端末機本体の下側面を2回叩くタップモーション)が行われると、図24Cの(c)に示すように、複数の領域820、830、840のいずれかの領域に含まれる情報のみ出力され、他の領域に含まれる情報は出力されないようにしてもよい。
ここで、情報表示ウィンドウ510に含まれる複数の領域820、830、840のいずれかの領域は、イベント情報が表示される領域であってもよく、この場合、情報表示ウィンドウ510には、イベントに関する詳細情報が出力されるようにしてもよい。
なお、複数の領域820、830、840のいずれの領域に含まれる情報を出力するかは、ユーザモーションが行われる端末機本体の位置又はユーザモーションの方式などに基づいて決定される。
さらに他の例として、制御部180は、図24Dの(a)に示すようにいずれかの領域に含まれる情報のみ出力された状態で、図24Dの(b)に示すように、端末機本体に所定方式のユーザモーション(例えば、端末機本体の下側面を2回叩くタップモーション)が行われると、図24Dの(c)に示すように、情報表示ウィンドウ510の出力状態が元に戻るようにしてもよい。すなわち、制御部180は、情報表示ウィンドウ510に複数の領域820、830、840が再び含まれるように、ディスプレイ部151を制御することができる。
一方、制御部180は、ユーザモーションが端末機本体のどの位置に対して行われたかによって、情報表示ウィンドウ510に対して異なる制御を行うことができる。例えば、制御部180は、図24A及び図24Bを参照して説明したように端末機本体の上側面にタップモーションが行われた場合、第1領域810の制御を行い、図24C及び図24Dを参照して説明したように端末機本体の下側面にタップモーションが行われた場合、第4領域840の制御を行うようにしてもよい。
一方、移動端末機は、ユーザが主に手で持って用いる次元を越え、身体に着用できるウェアラブルデバイスに拡張されている。ウェアラブルデバイスには、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイなどがある。以下、ウェアラブルデバイスに拡張された移動端末機の例について説明する。
ウェアラブルデバイスは、他のウェアラブルデバイス、又はストレート型、折り畳み型もしくはスライド型端末機とデータを交換(又は連動)できるように構成される。以下、ウェアラブルデバイスとして、ウォッチ型移動端末機を例に挙げて説明し、前記ウェアラブルデバイスと通信を行う他の端末機として、図1B及び図1Cを参照して説明したストレート型移動端末機を例に挙げて説明する。
図25は本発明の他の実施形態によるウォッチ型移動端末機の一例を示す斜視図である。
図25を参照すると、ウォッチ型移動端末機300は、ディスプレイ部351を備える本体301と、本体301に連結されて手首に着用可能に構成されるバンド302とを含む。一般に、ウォッチ型移動端末機300は、図1A〜図1Cの移動端末機100の特徴又はそれに類似した特徴を含む。
本体301は、外観を形成するケースを含む。同図に示すように、前記ケースは、各種電子部品を収容する内部空間を形成する第1ケース301a及び第2ケース301bを含んでもよい。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、1つのケースが前記内部空間を形成するように構成されてユニボディの移動端末機を実現するようにしてもよい。
ウォッチ型移動端末機300は、無線通信を行えるように構成され、ウォッチ型移動端末機300の本体301に無線通信のためのアンテナが備えられてもよい。前記アンテナは、ケースを用いてその性能を拡張することができる。例えば、前記アンテナは、導電性材質を含むケースに電気的に接続されてグランド領域又は放射領域が拡張されるように構成されてもよい。
本体301の前面にはディスプレイ部351が配置されて情報を出力することができ、ディスプレイ部351にはタッチセンサが備えられてタッチスクリーンとして実現することができる。同図に示すように、ディスプレイ部351のウィンドウ351aは、第1ケース301aに取り付けられて第1ケース301aと共に端末機本体の前面を形成する。
本体301には、音響出力部352、カメラ321、マイク322、ユーザ入力部323などが備えられてもよい。ディスプレイ部351がタッチスクリーンとして実現される場合は、ディスプレイ部351がユーザ入力部323として機能するので、本体301にキーを別途備えなくてもよい。
バンド302は、手首に着用されて手首を覆うように構成され、着用を容易にするためにフレキシブルな材質で形成されてもよい。例えば、バンド302は、革、ゴム、シリコン、合成樹脂材などで形成されてもよい。また、バンド302は、本体301に着脱可能に構成され、ユーザが好みに応じて様々な形態のバンドに交換できるようにしてもよい。
バンド302は、前記アンテナの性能を拡張するために用いることもできる。例えば、バンド302には、前記アンテナに電気的に接続されてグランド領域を拡張するグラウンド拡張部(図示せず)が内蔵されてもよい。
また、バンド302には、留め具302aが備えられてもよい。留め具302aは、バックル、スナップフィットが可能なフック構造、又はベルクロ(登録商標)などにより実現され、伸縮性のある区間又は材質を含んでもよい。同図においては、留め具302aがバックルで構成された場合を例示している。
一方、本発明によるウォッチ型移動端末機300は、ウォッチ型移動端末機300へのユーザモーションを用いて、図1B及び図1Cを参照して説明したストレート型移動端末機と相互連動して動作させることができる。より具体的には、本発明によるウォッチ型移動端末機300は、ウォッチ型移動端末機300の本体301又はケース301a、301bを叩くタップを検知し、それに対応する制御信号を連動可能な他の端末機に送信することにより、当該他の端末機と連動して特定の機能を実行することができる。
ウォッチ型移動端末機300と他の端末機との連動は、ウォッチ型移動端末機300と他の端末機との間のデータ通信により行われるようにしてもよい。ウォッチ型移動端末機300と他の端末機との間のデータ通信は様々な方式で行うことができる。例えば、前記データ通信は、ブルートゥース、RFID、IrDA、UWB、ZigBee、NFC、Wi−Fi、Wi−Fiダイレクト、ワイヤレスUSBの少なくとも1つの技術を用いて行うことができる。
以下、ウォッチ型移動端末機へのユーザモーションを用いてウォッチ型移動端末機とそれに連動する他の端末機間で特定の機能を制御する方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。図26A、図26B、図27A及び図27Bは本発明の他の実施形態によるウォッチ型移動端末機へのユーザモーションを用いて他の端末機を制御する方法を説明するための概念図である。
本発明によるウォッチ型移動端末機においては、ウォッチ型移動端末機又は当該ウォッチ型移動端末機に連動する他の端末機にインストールされたアプリケーションにおいてイベントが発生すると、それに対応するイベント情報を図26Aの(b)に示すように出力することができる。また、ウォッチ型移動端末機の制御部180は、図26Aの(c)に示すようなウォッチ型移動端末機へのユーザモーションに対応して、図26Aの(d)に示すように、発生したイベントに関する詳細情報を出力することができる。
ここで、前記ウォッチ型移動端末機へのユーザモーションは、移動端末機に備えられた加速度センサ、又は端末機本体の側面に備えられた圧力センサやタッチセンサなどにより検知されるものであってもよい。なお、前記ウォッチ型移動端末機へのユーザモーションを検知するセンサの種類は、前記列挙したセンサに限定されるものではない。
一方、前記ウォッチ型移動端末機の制御部180は、複数のアプリケーションにおいてイベントが発生し、図26Aの(c)に示すように、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のイベント情報910、920、930が出力された状態で、前記ウォッチ型移動端末機に所定のユーザモーションが行われると、図26Aの(d)に示すように、複数のイベント情報910、920、930のいずれかの詳細情報940を出力するようにしてもよい。また、制御部180は、いずれかの詳細情報940が出力された状態で、前記ウォッチ型移動端末機に前記ユーザモーションが再び行われると、他のイベント情報の詳細情報を出力するようにしてもよい。制御部180は、前記ユーザモーションが行われる毎に詳細情報を順次切り替えて出力するようにしてもよい。
このように、詳細情報が出力された状態で前記ウォッチ型移動端末機に前記ユーザモーションが再び行われると、制御部180は、前記複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のイベント情報のうち、詳細情報が出力されていないイベント情報の詳細情報を出力することができる。制御部180は、イベントの発生時点を基準として詳細情報の出力順序を決定するようにしてもよい。例えば、制御部180は、直近に発生したイベントに対応する詳細情報を優先して出力するようにしてもよく、最初に発生したイベントに対応する詳細情報を優先して出力するようにしてもよい。また、制御部180は、アプリケーションの使用頻度を基準として、使用頻度の高いものから詳細情報の出力順序を決定するようにしてもよい。
一方、前記ウォッチ型移動端末機の制御部180は、複数のアプリケーションにおいてイベントが発生し、図26Aの(c)に示すように、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のイベント情報が出力された状態で、前記ウォッチ型移動端末機に所定のユーザモーションが行われると、他の端末機において最後に用いられたアプリケーションに対応する詳細情報を先に出力するようにしてもよい。
例えば、図26Aの(a)に示すように、他の端末機においてメッセンジャーアプリケーションが最後に用いられた場合、前記ウォッチ型移動端末機の制御部180は、図26Aの(c)に示すような前記ウォッチ型移動端末機へのユーザモーションに対応して、図26Aの(d)に示すように、前記メッセンジャーアプリケーションにおいて発生したイベントに関する詳細情報を出力するようにしてもよい。
一方、前記ウォッチ型移動端末機の制御部180は、他の端末機にインストールされたアプリケーションに関してイベントが発生すると、前記他の端末機がロック状態の場合に限り、前記他の端末機において発生したイベント情報を前記ウォッチ型移動端末機に出力するようにしてもよい。この場合、前記他の端末機の制御部は、前記他の端末機がロック状態からロック解除状態に切り替えられると、図26Bに示すように、前記イベントが発生したアプリケーションの画面情報(又は実行画面)を優先して出力する。ここで、前記画面情報は、前記発生したイベントに関する情報を含む。また、前記ウォッチ型移動端末機の制御部180は、前記他の端末機において発生したイベントが複数の場合、前記ウォッチ型移動端末機において最後に出力された詳細情報に対応するアプリケーションの画面情報を出力するか、又は前記ウォッチ型移動端末機に現在出力されている詳細情報に対応するアプリケーションの画面情報を出力するようにしてもよい。このように、いずれのアプリケーションの画面情報を先に出力するかは多様に変更可能である。
他の例として、前記ウォッチ型移動端末機の制御部180は、複数のアプリケーションにおいてイベントが発生し、図26Aの(c)に示すように、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する複数のイベント情報が出力された場合、図26Aの(d)に示すように、ユーザにより選択されたイベント情報の詳細情報を出力するようにしてもよい。この場合、前記他の端末機の制御部は、前記他の端末機がロック状態からロック解除状態に切り替えられると、図26Bに示すように、前記ユーザにより選択されたイベント情報に対応するアプリケーションの画面情報を出力する。ここで、前記画面情報は、前記発生したイベントに関する情報を含む。
また、本発明によるウォッチ型移動端末機においては、ウォッチ型移動端末機へのユーザモーションに対応して、アプリケーションの動作を制御することができる。
一例として、図27Aの(a)に示すように、音楽が再生されていない状態で、図27Aの(b)に示すように、ウォッチ型移動端末機に音楽再生に関する所定のユーザモーション(例えば、ウォッチ型移動端末機の本体を所定回数だけ叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図27Aの(c)に示すように、音楽を再生するようにしてもよい。ここで、制御部180は、音楽再生に関するアプリケーションがバックグラウンドで起動されている場合にのみ、前記ユーザモーションに対応して音楽再生機能を実行するようにしてもよい。また、制御部180は、音楽再生に関するアプリケーションがバックグラウンドで起動されていない場合にも、前記ユーザモーションが行われると音楽再生に関するアプリケーションを実行して音楽を再生するようにしてもよい。
他の例として、図27Bの(a)に示すように、音楽が再生されている状態で、図27Bの(b)に示すように、ウォッチ型移動端末機に所定のユーザモーション(例えば、ウォッチ型移動端末機の本体を所定回数だけ叩くタップモーション)が行われると、制御部180は、図27Bの(c)に示すように、音楽再生に関するアプリケーションを制御することにより、現在再生されている曲の再生が完了した場合に出力される次の曲を直ちに再生するようにしてもよい。
以上の実施形態においては、音楽再生に関するアプリケーションを例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、様々な機能のアプリケーションをユーザモーションに基づいて制御することができる。
以上のように、本発明においては、ウォッチ型移動端末機へのユーザモーションを用いて、ウォッチ型移動端末機で実行可能な機能を制御することができる。よって、ユーザは、ウォッチ型移動端末機にタッチや音声による制御命令を与えるのではなく、端末機を叩く簡単な動作だけで、ウォッチ型移動端末機で実行可能な機能を制御することができる。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、移動端末機へのユーザモーションを検知する様々な方法を用いて、所定のユーザモーションに対応する制御を行うことができる。
以下、移動端末機へのユーザモーション、とりわけ移動端末機の背面への所定のユーザモーションを用いて既に発生したイベントに関する制御を行う方法について添付図面を参照してより具体的に説明する。本発明は本発明の思想や必須特徴を逸脱しない範囲で様々な特定の形態に具体化できることは当業者にとって自明である。
図28A及び図28Bは本発明のさらに他の実施形態による移動端末機の制御方法を示すフローチャートである。
図28Aを参照すると、まず、本発明のさらに他の実施形態による移動端末機においては、移動端末機100のディスプレイ部151に第1画面情報を出力するステップ(S2810)が行われる。
ここで、第1画面情報とは、ディスプレイ部151に出力できる任意の視覚情報を意味する。例えば、前記第1画面情報は、ホームスクリーンや、アプリケーションの実行によりディスプレイ部151に表示される実行画面などであり得る。
次に、移動端末機100の端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)への所定のユーザモーションを検知するステップ(S2820)が行われる。ここで、所定のユーザモーションは、前述したように、タップ又はタップジェスチャーに該当する、前記端末機本体(とりわけ背面)を叩くジェスチャーに設定されてもよい。所定のユーザモーションの検知は、前述したように、タッチセンサ、加速度センサ、カメラセンサ及び赤外線センサの少なくとも1つを活用して行うことができる。
より具体的には、タップとは、指などのタップ手段で前記端末機本体を軽く叩く動作、又は指などのタップ手段を前記端末機本体に接触させる動作をいう。
このようなタップを行うタップ手段は、前記端末機本体に外力を加えることのできるものであり、例えば指、スタイラスペン、ペン、ポインタ、拳などである。なお、前記タップ手段は、本発明による移動端末機にタッチ入力を行うことのできるものに限定されるものではなく、前記端末機本体又はオブジェクトに外力を加えることのできるものであればその種類は問わない。
一方、前記タップに該当する所定のユーザモーションを検知するステップにおいては、少なくとも2回のタップが基準時間内に行われた場合に限り、移動端末機の制御を目的とする「タップ」が検知されたと判断するようにしてもよい。
よって、制御部180は、検知部140により、少なくとも2回(又は複数回)のタップが基準時間内に連続的に行われた場合に限り、1つ又は複数の機能を制御するための「タップ」が検知されたと判断するようにしてもよい。
すなわち、少なくとも2回のタップジェスチャーが基準時間内に連続的に検知されることを「タップジェスチャー」という。よって、以下で「タップ」が検知されたということは、前記端末機本体が複数回叩かれることが検知されたことを実質的に意味する。
また、制御部180は、前記タップが前記基準時間内に検知され、かつ前記タップが「所定領域」内で行われた場合に限り、「タップ」が検知されたと判断するようにしてもよい。例えば、前記タップは、前記基準時間内に所定領域内で連続的に検知される複数回の叩くジェスチャーを意味するようにしてもよい。
一方、前記基準時間は、非常に短い時間であってもよい。また、前記所定領域は、前記タップジェスチャーが行われる地点が同一地点であるか又は同一地点とみなされる狭い領域であってもよい。
このために、検知部140により前記端末機本体への最初の叩くジェスチャーが検知されると、検知部140は、前記最初の叩くジェスチャーが検知された地点から所定領域を算出するようにしてもよい。また、前記最初の叩くジェスチャーが検知された時間から基準時間内に、前記所定領域に前記最初の叩くジェスチャーに続いて次の叩くジェスチャーが検知されると、検知部140又は制御部180は、タップが検知されたと判断するようにしてもよい。
一方、前述した基準時間及び所定領域は、実施形態によって様々に変形することができる。
このように、複数回のタップが検知された場合にそれを制御命令として認識したり、所定領域内で複数回のタップが検知された場合にそれを制御命令として認識するのは、移動端末機の背面へのユーザのタップが移動端末機の制御を意図するものであるかを判断するためである。すなわち、制御部180は、複数回のタップが検知された場合又は所定領域内で複数回のタップが検知された場合、それを移動端末機の制御のためのユーザモーションと判断することができる。よって、ユーザが誤って移動端末機を叩いたり移動端末機の制御を目的としないで移動端末機を叩いた場合のユーザモーションは制御命令として処理しないことにより、ユーザの意図をより忠実に反映して移動端末機の動作を制御することができる。
一方、本発明による移動端末機においては、前述したように、加速度センサ又は移動端末機の背面に備えられたタッチセンサにより、移動端末機の背面へのタップを検知するようにしてもよい。
加速度センサを活用する場合、制御部180は移動端末機の背面を叩くタップを検知することができ、タッチセンサを活用する場合、制御部180は移動端末機の背面を叩くタップに加えて移動端末機の背面へのタッチを検知することができる。ここで、制御部180は、移動端末機の背面へのシングルタッチ、ダブルタッチ、ロングタッチ、フリック、スワイプなどの様々な方式のタッチに該当するユーザモーションを検知することができる。なお、タッチセンサは、移動端末機の背面全体に備えられてもよく、移動端末機の背面の一部にのみ備えられてもよい。
一方、本発明による移動端末機は、加速度センサ又はタッチセンサによりタップを検知するために、ロック状態でも最小限の電流又は電力が消費される特定モードで動作するようにしてもよい。当該特定モードは「ドーズモード」という。つまり、本発明による移動端末機においては、ディスプレイ部151の照明がオフになった状態又はドーズモードで、端末機本体へのタップ又はそのタップに対応するタッチを検知することができる。
また、本発明による移動端末機においては、移動端末機の端末機本体へのタップを検知するために、加速度センサ及びタッチセンサのいずれか一方を用いてもよく、加速度センサ及びタッチセンサを順次用いてもよく、加速度センサ及びタッチセンサを同時に用いてもよい。なお、タッチセンサによりタップを検知する場合、タップ位置をより正確に把握することができる。
このように、前記端末機本体、とりわけ背面への所定のユーザモーションが検知されると、既に発生したイベントに関する制御を行うステップ(S2830)が行われる。
ここで、イベントが発生したということは、移動端末機のステータスバーに出力されるイベントが発生したことを意味する。このようなイベントとしては、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
また、既に発生したイベントに関する制御としては、既に発生したイベントに関する情報の出力などがある。例えば、端末機本体の背面へのダブルタップ入力が検知されると、ディスプレイ部151に出力されていた第1画面情報が既に発生したメール受信に関する画面情報に切り替えられる。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、端末機本体の背面への所定のユーザモーションに対応して、既に発生したイベントに関する制御を行うことができる。また、本発明による移動端末機においては、端末機本体に備えられたセンサの他にも、カバー200に備えられたセンサを用いて、端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知することができる。
制御部180は、カバー200、とりわけカバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態で、ウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサにより所定のユーザモーションを検知することができる。より具体的には、ウィンドウ部240の縁部に配置された赤外線センサは、ウィンドウ部240の内側に接近するオブジェクト又はウィンドウ部240の周辺に存在するオブジェクトを、電磁界の力又は赤外線などを利用して検出することができる。一方、ウィンドウ部240に備えられた赤外線センサは、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態で、前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知することができる。
制御部180は、このようにカバー200に配置されたセンサにより前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションが検知されると、既に発生したイベントに関する制御を行う。
一方、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態で、ウィンドウ部240の内側への所定のユーザモーションを検知することができるが、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210を覆った状態で、カバー200に備えられたセンサをアクティブにし、所定のユーザモーションを検知することができる。前述したように、カバー200に備えられたセンサは移動端末機から供給される電源により動作するので、カバー200に備えられたセンサに常に動作電源を供給する場合、ユーザモーションを検知しなくてもよい状況での不要な電源消費が発生することになる。よって、本発明においては、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態で、前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知し、既に発生したイベントに関する制御を行う制御方法を提案する。
このために、本発明による移動端末機においては、図28Bに示すように、まず、カバー200、とりわけカバー前面部220が移動端末機100の端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態であるか否かを検知するステップ(S2822)が行われる。ここで、「カバーが背面を覆った状態」とは、カバー前面部220が前記端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態又はカバー前面部220がカバー背面部210と重なるように回転した状態を意味する。
一方、カバー前面部220が端末機本体の背面(もしくは背面カバー103)を覆った状態は様々な方法で検知することができる。一例として、カバー200には、カバー200が前記端末機本体の前面又は背面を覆った状態を検知できるように少なくとも1つのマグネットが取り付けられ、前記端末機本体には、前記マグネットに対応する少なくとも1つのホール効果素子が備えられてもよい。
制御部180は、前記ホール効果素子による前記マグネットにより形成される磁場の検知を用いて、カバー200が前記背面を覆った状態であるか前記前面を覆った状態であるかを判断することができる。
ここで、制御部180は、前記ホール効果素子及び前記マグネットにより、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態であるか前記端末機本体の前面を覆っていない状態であるかを検知し、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆っていない状態の場合は、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態とみなすことができる。
前記端末機本体に前記ホール効果素子が複数備えられた場合、制御部180は、カバー前面部220が前記端末機本体の前面を覆った状態であるか前記端末機本体の背面を覆った状態であるかをそれぞれ判別することができる。
他の例として、カバー200は、前記端末機本体の背面に取り付けられるカバー背面部210と、カバー背面部210に回転可能に連結されてウィンドウ部240が配置されるカバー前面部220とを備え、カバー200が前記端末機本体の背面を覆った状態を検知するように、カバー背面部210及びカバー前面部220のいずれか一方にはマグネットが取り付けられ、他方には前記マグネットの磁場を検知するホール効果素子が取り付けられてもよい。よって、制御部180は、カバー200に配置されたマグネット及びホール効果素子により形成される磁場に対応する信号に基づいて、カバー前面部220が前記端末機本体の背面を覆った状態であるか否かを検知することができる。
本発明による移動端末機において、カバー前面部が端末機本体の背面を覆った状態を検知する方法は、前述した方法に限定されるものではなく、様々な方法を適用することができる。
一方、以上説明したようにカバー200が端末機本体の背面を覆った状態が検知されると、カバー200に備えられたセンサをアクティブにするステップ(S2824)が行われる。
ここで、「カバーに備えられたセンサをアクティブにする」とは、「カバーに備えられたセンサに動作電源を供給する」、「ユーザモーションを検知できるようにカバーに備えられたセンサをアクティブにする」、又は「カバーに備えられたセンサをスリープモードから動作モードに切り替える」ことを意味する。例えば、カバーに備えられたセンサは移動端末機から供給される電源により動作するので、制御部180は、カバー前面部220が端末機本体の背面を覆った状態でのみ、カバー200に備えられたセンサがユーザモーションを検知できるように、カバー200に備えられたセンサに動作電源を供給するようにしてもよい。これにより、カバー200に備えられたセンサに動作電源が供給され続けることによる、ユーザモーションを検知しなくてもよい状況での不要な電源消費を防止することができる。
一方、このようにカバー200に備えられたセンサがアクティブになった状態で、カバー200に備えられたセンサを用いて端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知するステップ(S2826)が行われる。ここで、ユーザモーションは、カバー前面部220に配置されたウィンドウ部240を通じて前記端末機本体の背面に対して行われる。前述したように、カバー200に配置されたセンサは、ウィンドウ部240の外周に沿って互いに離隔し、ウィンドウ部240の内側を向くように配置されることにより、ウィンドウ部240の内側への所定のユーザモーションを検知することができる。
また、カバー200に配置されたセンサは、端末機本体の背面を叩くタップ、タップの回数、タップが行われた位置、タップを加えたタップ手段(例えば、指)の数、タップの維持時間などを検知することができる。より具体的には、前述したようにカバー200に複数の赤外線センサが配置されることにより、端末機本体の背面に対して行われたタップの位置を検知することができる。さらに、制御部180は、カバー200に配置された複数のセンサを用いて様々なユーザモーションを検知することができる。例えば、カバー200に配置された複数のセンサにより、ドラッグモーション、フリックモーション、スワイプモーションなど、シングルタップ又はダブルタップのタップモーションの他にも、様々な方式のユーザモーションを検知することができる。これにより、制御部180は、様々な方式のユーザモーションを用いてさらに様々な制御を行うことができる。すなわち、既に発生したイベントに関する制御を行わせるユーザモーションを様々な方式で予め設定することができる。
一方、このようにカバー200に備えられたセンサを用いて前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションが検知されると、ディスプレイ部151に出力されていた第1画面情報を既に発生したイベントに関する第2画面情報に切り替えるステップ(S2832)が行われる。
ここで、イベントが発生したということは、前述したように、移動端末機のステータスバーに出力されるイベントが発生したことを意味する。このようなイベントとしては、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
例えば、ウィンドウ部240の内側を通じて端末機本体の背面に対してタップが行われると、ウェブアプリケーションの実行画面(第1画面情報)が受信メールを示す画面(第2画面情報)に切り替えられる。
以上説明したように、本発明による移動端末機においては、端末機本体に備えられたセンサ又はカバーに備えられたセンサの少なくとも1つを活用して、端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知し、既に発生したイベントに関する制御を行うことができる。
以下、端末機本体の背面への所定のユーザモーションに対応して、既に発生したイベントに関する制御を行う具体例について説明する。
図29及び図30は本発明のさらに他の実施形態による移動端末機における端末機の背面への所定のユーザモーションを用いて既に発生したイベントに関する情報を出力する方法を説明するための概念図である。
以下、端末機本体にカバー200が結合された場合、カバー200に備えられたセンサにより前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知する方法について例を挙げて説明するが、以下に説明する例は端末機本体に備えられたセンサにより前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知する場合にも同様に適用できることは当業者にとって自明である。よって、以下の実施形態に関して、端末機本体に備えられたセンサにより前記端末機本体の背面への所定のユーザモーションを検知する場合についての説明は省略する。
前述したように、制御部180は、端末機本体の背面(又はカバー200に備えられたセンサ)への所定のユーザモーションの検知に基づいて、既に発生したイベントに関する情報を出力することができる。
具体的には、制御部180は、端末機本体の背面(又はカバー200に備えられたセンサ)への所定のユーザモーションの検知に基づいて、ディスプレイ部151に出力されていた第1画面情報を既に発生したイベントに関する第2画面情報に切り替えることができる。
図29の(a)を参照すると、ディスプレイ151には第1画面情報2910が出力されている。前述したように、第1画面情報2910とは、ディスプレイ部151に出力できる任意の視覚情報を意味する。例えば、第1画面情報2910は、移動端末機のホームスクリーンであってもよい。
また、第1画面情報2910は、第1アプリケーションに対応するものであってもよい。ここで、第1アプリケーションとは、移動端末機にインストールされた複数のアプリケーションのうち任意のアプリケーションを意味する。前記第1アプリケーションは、前記複数のアプリケーションのうちユーザにより選択されて実行されたアプリケーションであってもよい。さらに、第1画面情報2910は、前記第1アプリケーションの実行画面であってもよい。すなわち、前記第1アプリケーションが実行されてディスプレイ部151に表示される画面情報をまとめて第1画面情報2910という。
例えば、ウェブブラウザアプリケーションが実行された場合、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910がディスプレイ部151に出力される。
一方、所定のユーザモーションが検知される前にイベントが発生し得る。ここで、イベントは、移動端末機のステータスバーに出力されるものと定義される。このようなイベントとしては、メール受信、不在着信、アラーム、スケジュール通知、電子メール受信、アプリケーションによる情報受信などがある。
前記イベントは、第1画面情報2910が出力される前又は後に発生したものであり得る。例えば、前記第1アプリケーションの実行前又は実行後にメール受信イベントが発生した場合、ステータスバーにはメールが受信されたことを示すアイコン2920が出力されるようにしてもよい。
図29の(b)を参照すると、前記第1アプリケーションの第1画面情報2910が出力され、イベントが発生した状態で、所定のユーザモーションが受信される。
ここで、所定のユーザモーションは、端末機本体の背面へのタップであってもよい。前記ユーザモーションは、カバー200に配置されたセンサにより検知されるようにしてもよい。例えば、前記ユーザモーションは、ウィンドウ部240の内側を複数回叩くタップモーションに設定されてもよい。
これは一例にすぎず、ユーザモーションは様々な方式に設定することができる。すなわち、他の例として、ユーザモーションは、ウィンドウ部240の内側における特定方向のドラッグモーションに設定されてもよく、ウィンドウ部240の内側の特定又は任意の領域を1回又は複数回叩くタップモーションに設定されてもよい。
前記所定のユーザモーションが検知されると、図29の(c)に示すように、第1画面情報2910が既に発生したイベントに関する第2画面情報2930に切り替えられる。
一例として、図29の(b)に示すように、ウィンドウ部240の内側を複数回叩くタップモーションが検知されると、図29の(a)に示すようなウェブブラウザアプリケーションの実行画面(第1画面情報)2910が、前記タップモーションが検知される前に受信されたメールを示す受信メール画面(第2画面情報)2930に切り替えられるようにしてもよい。すなわち、ステータスバーに出力されていたアイコン2920に対応する受信メール画面2930に切り替えられ、このために、メールアプリケーションが実行される。
また、第1画面情報2910から第2画面情報2930に切り替える方式は様々に設定することができる。例えば、第2画面情報2930は、第1画面情報2910が出力されている画面上にポップアップ表示されるようにしてもよい。あるいは、第2画面情報2930は、第1画面情報2910の上位レイヤとして徐々に表示されるようにしてもよい。
一方、制御部180は、ディスプレイ部151に第2画面情報2930が出力された状態で、端末機本体の背面(又はカバー200に備えられたセンサ)への所定のユーザモーションの検知に基づいて、第2画面情報2930を第1画面情報2910に再び切り替えることができる。すなわち、切り替えられた画面情報を戻すことができる。
切り替えられた画面情報を戻すためのユーザモーションは、前述した画面情報を切り替えるためのユーザモーションと同一のモーションに設定されてもよく、異なるモーションに設定されてもよい。
一例として、図29の(c)に示すように受信メール画面2930が出力された状態で、再び図29の(b)に示すようなウィンドウ部240の内側を複数回叩くタップモーションが検知されると、再び図29の(a)に示すようなウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910に切り替えられるようにしてもよい。
他の例として、図29の(c)に示すように受信メール画面2930が出力された状態で、図29の(b)に示すようなウィンドウ部240の内側を複数回叩くタップモーションとは異なるモーションに予め設定された第1ユーザモーションが検知されると、再び図29の(a)に示すようなウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910に切り替えられるようにしてもよい。
具体的には、前記第1ユーザモーションは、ウィンドウ部240の内側における特定方向のドラッグモーションに設定されてもよく、ウィンドウ部240の内側の特定又は任意の領域を1回又は複数回叩くタップモーションに設定されてもよい。
ここで、再び図29の(a)に示すようなウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910に切り替えられると、前記ステータスバーに出力されていたメールを確認した状態となるので、前記ステータスバーに出力されていたアイコン2920は消える。
一方、制御部180は、端末機本体の背面(又はカバー200に備えられたセンサ)への所定のユーザモーションの検知に基づいて、既に発生したイベントに対応するアイコンを出力し、前記アイコンが出力された状態で所定時間が経過すると、第1画面情報を既に発生したイベントに関する第2画面情報に切り替えるようにしてもよい。
また、前記第1画面情報が前記第2画面情報に切り替えられると、前記既に発生したイベントに対応するアイコンの出力を終了するようにしてもよい。
図30の(a)を参照すると、図29の(a)と同様に、ウェブブラウザアプリケーションが実行され、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910がディスプレイ部151に出力されている。
前記ウェブブラウザアプリケーションの実行前又は実行後にメール受信イベントが発生した場合、ステータスバーにはメールが受信されたことを示すアイコン2920が出力されるようにしてもよい。
図30の(b)を参照すると、図29の(b)と同様に、ウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが受信される。
前記所定のタップモーションが受信されると、図30の(c)に示すように、前記既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2950が出力される。
一例として、ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力され、上位レイヤ2940に既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2950が出力されるようにしてもよい。
既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2950は、メールが受信されたことを示すオブジェクトであり、イベントの属性を示すように設定される。
例えば、メール受信イベントの場合、アイコン2950は、メールアプリケーションのアイコンに設定されてもよい。すなわち、メールアプリケーションの実行のためにディスプレイ151に表示されるアイコンと同一に設定されてもよい。また、アイコン2950は、メール受信の属性を示すオブジェクトであり、手紙などの形状に設定されてもよい。
図30の(c)に示すようにアイコン2950が出力された状態で所定時間が経過すると、図30の(d)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910が受信メールを示す画面情報2930に切り替えられるようにしてもよい。
例えば、前記所定時間は、1秒〜2秒以内の非常に短い時間に設定され、前記所定時間が経過すると、ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910の上位レイヤとして、受信メールを示す画面情報2930が徐々に表示されるようにしてもよい。
一例として、ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910が受信メールを示す画面情報2930に切り替えられると、上位レイヤ2940とアイコン2950が消えるようにしてもよい。
他の例として、ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910が受信メールを示す画面情報2930に切り替えられている途中で、上位レイヤ2940とアイコン2950が消えるようにしてもよい。
一方、制御部180は、前記既に発生したイベントが複数の場合、端末機本体の背面への所定のユーザモーションの検知に基づいて、前記既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応する複数のアイコンを出力するようにしてもよい。
また、制御部180は、前記既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応する複数のアイコンを出力し、前記複数のアイコンが出力された状態で所定時間が経過すると、前記第1画面情報を前記既に発生した複数のイベントのうち所定の基準を満たすイベントに関する第2画面情報に切り替えるようにしてもよい。
例えば、前記所定の基準は、イベントの発生時間に関するものであってもよい。よって、制御部180は、前記第1画面情報を前記既に発生した複数のイベントのうち直近に発生したイベントに関する画面情報に切り替えることができる。
また、前記第1画面情報が前記第2画面情報に切り替えられると、前記既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応する複数のアイコンの出力を終了するようにしてもよい。
図31、図32及び図33は本発明のさらに他の実施形態による移動端末機における端末機の背面への所定のユーザモーションを用いて既に発生した複数のイベントのうち所定の基準を満たすイベントに関する情報を出力する方法を説明するための概念図である。
図31の(a)を参照すると、ウェブブラウザアプリケーションが実行された場合、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910がディスプレイ部151に出力される。
また、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行前又は実行後にメール受信イベントが発生した場合、ステータスバーにはメールが受信されたことを示すアイコン2920が出力される。さらに、SNSメッセージ受信イベントが発生した場合、メールが受信されたことを示すアイコン2920の左側にはSNSメッセージが受信されたことを示すアイコン1010が出力される。
図31の(b)を参照すると、図31の(a)の状態でウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが受信される。すると、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922が出力される。
一例として、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力され、上位レイヤ2940に既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2922とSNSメッセージ受信イベントに対応するアイコン1012が出力されるようにしてもよい。
ここで、上位レイヤ2940は不透明に設定してもよく、上位レイヤ2940を通じて前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が見えるようにしてもよい。
図31の(b)に示すように前記既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922が出力された状態で所定時間が経過すると、図31の(c)及び(d)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が所定の基準を満たすイベントに関する画面情報1014に切り替えられるようにしてもよい。
例えば、前記所定の基準は、イベントの発生時間に関するものであってもよい。よって、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910を、メール受信イベントとSNSメッセージ受信イベントのうち直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えることができる。あるいは、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910を、メール受信イベントとSNSメッセージ受信イベントのうち先に発生したイベントであるメール受信イベントに関する画面情報に切り替えることもできる。
このとき、前記直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014は、図31の(c)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910上に徐々に表示されるようにしてもよい。
それにより、図31の(d)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が、前記直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えられる。このとき、受信されたSNSメッセージが確認されたので、前記ステータスバーに出力されていたSNSメッセージ受信アイコン1010は消える。
例えば、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922が出力されている上位レイヤ2940は、図31の(c)に示すように画面が切り替えられている途中で、その出力を終了するようにしてもよい。あるいは、上位レイヤ2940は、図31の(d)に示すように画面切替が終了した後に、その出力を終了するようにしてもよい。
一方、制御部180は、前記第2画面情報(SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014)が出力された状態で、前記所定のユーザモーションとは異なる第1ユーザモーションが検知されると、前記第2画面情報を再び前記第1画面情報(ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910)に切り替えるようにしてもよい。
具体的には、前記第1ユーザモーションは、ウィンドウ部240の内側における特定方向のドラッグモーションに設定されてもよく、ウィンドウ部240の内側の特定又は任意の領域を1回又は複数回叩くタップモーションに設定されてもよい。
前記第1ユーザモーションが検知されると、図31の(d)に示すようなSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014が再び図31の(a)に示すようなウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910に切り替えられる。ここで、前記ステータスバーに出力されていたメッセージを確認した状態であるので、前記ステータスバーに出力されていたSNSメッセージが受信されたことを示すアイコン1010は消えている。
一方、制御部180は、前記第2画面情報(SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014)が出力された状態で、端末機本体の背面への所定のユーザモーションが再び検知されると、前記既に発生した複数のイベントのうち前記第2画面情報に関連するイベントを除く少なくとも1つのイベントにそれぞれ対応する少なくとも1つのアイコンを出力し、前記少なくとも1つのアイコンが出力された状態で所定時間が経過すると、前記第2画面情報を前記少なくとも1つのイベントのうち所定の基準を満たすイベントに関する第3画面情報に切り替えるようにしてもよい。
図32の(a)を参照すると、図31の(d)の状態、すなわち前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が前記直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えられた状態で、ウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが再び受信される。
前記所定のタップモーションが再び受信されると、図32の(b)に示すように、前記既に発生したイベントに対応するアイコン2922が再び出力される。
一例として、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力され、上位レイヤ2940に既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2922が出力されるようにしてもよい。このとき、上位レイヤ2940の出力は、画面の下方から上方に徐々に表示されるように行われてもよい。
ここで、上位レイヤ2940は不透明に設定してもよく、上位レイヤ2940を通じてSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014が見えるようにしてもよい。
図32の(b)に示すように前記既に発生したイベントに対応するアイコン2922が出力された状態で所定時間が経過すると、図32の(c)及び(d)に示すように、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014(第2画面情報)がメール受信イベントに関する画面情報2924(第3画面情報)に切り替えられるようにしてもよい。
このとき、メール受信イベントに関する画面情報2924は、図32の(c)に示すように、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014上に徐々に表示されるようにしてもよい。
それにより、図32の(d)に示すように、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014がメール受信イベントに関する画面情報2924に切り替えられる。このとき、受信されたメールが確認されたので、前記ステータスバーに出力されていたメール受信アイコン2920は消える。
例えば、既に発生したイベントに対応するアイコン2922が出力されている上位レイヤ2940は、図32の(c)に示すように画面が切り替えられている途中で、その出力を終了するようにしてもよい。あるいは、上位レイヤ2940は、図32の(d)に示すように画面切替が終了した後に、その出力を終了するようにしてもよい。
一方、制御部180は、前記第3画面情報(メール受信イベントに関する画面情報2924)が出力された状態で、所定の第1ユーザモーションが検知されると、前記第3画面情報を前記第2画面情報(SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014)に切り替えるようにしてもよい。
また、制御部180は、前記第3画面情報(メール受信イベントに関する画面情報2924)が出力された状態で、所定の第2ユーザモーションが検知されると、前記第3画面情報を前記第1画面情報(ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910)に切り替えるようにしてもよい。
具体的には、前記第1ユーザモーション及び前記第2ユーザモーションは、前記所定のユーザモーション、すなわちウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションとは異なるモーションに設定される。また、前記第1ユーザモーションと前記第2ユーザモーションとが異なるモーションに設定される。
例えば、前記第1ユーザモーション及び前記第2ユーザモーションは、異なるモーションに設定され、ウィンドウ部240の内側における特定方向のドラッグモーションに設定されてもよく、ウィンドウ部240の内側の特定又は任意の領域を1回又は複数回叩くタップモーションに設定されてもよい。
図32の(d)の状態で前記第1ユーザモーションが検知されると、図32の(d)に示すメール受信イベントに関する画面情報2924が再び図31の(d)に示すSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えられる。すなわち、その前に出力された画面に戻る。
それに対して、図32の(d)の状態で前記第2ユーザモーションが検知されると、図32の(d)に示すメール受信イベントに関する画面情報2924が再び図31の(a)に示すウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910に切り替えられる。すなわち、最初に出力された画面に戻る。
図33の(a)及び(b)を参照すると、図32の(d)に示すようにSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014がメール受信イベントに関する画面情報2924に切り替えられた状態で、ウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが再び加えられる。
図33の(b)に示すように所定のタップモーションが再び加えられる前に既に発生したイベントがない場合、図33の(c)に示すように、それを通知するメッセージ1210が出力されるようにしてもよい。
一例として、メール受信イベントに関する画面情報2924の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力され、上位レイヤ2940に通知イベントが発生していないことを示すメッセージ1210が出力されるようにしてもよい。このとき、上位レイヤ2940の出力は、画面の下方から上方に徐々に表示されるように行われてもよい。
一方、制御部180は、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応する複数のアイコンのいずれかを選択するユーザモーションが検知されると、前記第1画面情報を前記選択されたアイコンに対応するイベントに関する画面情報に切り替えるようにしてもよい。
図34は本発明のさらに他の実施形態による移動端末機における端末機の背面への所定のユーザモーションを用いて既に発生した複数のイベントのうちユーザにより選択されたイベントに関する情報を出力する方法を説明するための概念図である。
図34の(a)を参照すると、図31の(a)と同様に、ウェブブラウザアプリケーションが実行された場合、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910がディスプレイ部151に出力される。
また、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行前又は実行後にメール受信イベントが発生した場合、ステータスバーにはメールが受信されたことを示すアイコン2920が出力される。さらに、SNSメッセージ受信イベントが発生した場合、メールが受信されたことを示すアイコン2920の左側にはSNSメッセージが受信されたことを示すアイコン1010が出力される。
図34の(b)を参照すると、図34の(a)の状態でウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが受信される。すると、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922が出力される。
一例として、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力され、上位レイヤ2940に既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2922とSNSメッセージ受信イベントに対応するアイコン1012が出力されるようにしてもよい。このとき、上位レイヤ2940の出力は、画面の下方から上方に徐々に表示されるように行われてもよい。
ここで、上位レイヤ2940は不透明に設定してもよく、上位レイヤ2940を通じて前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が見えるようにしてもよい。
この状態で、ユーザは既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922のいずれかを選択することができる。例えば、ユーザはメール受信イベントに対応するアイコン2922をショートタッチ(もしくはタップ)又はロングタッチして選択することができる。
図34の(c)を参照すると、ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910上には、メール受信イベントに関する画面情報2924が徐々に表示されるようにしてもよい。
それにより、図34の(d)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910がメール受信イベントに関する画面情報2924に切り替えられる。このとき、受信されたメールが確認されたので、前記ステータスバーに出力されていたメール受信アイコン2920は消え、SNSメッセージ受信アイコン1010のみ残る。
例えば、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922が出力されている上位レイヤ2940は、図34の(c)に示すように画面が切り替えられている途中で、その出力を終了するようにしてもよい。あるいは、上位レイヤ2940は、図34の(d)に示すように画面切替が終了した後に、その出力を終了するようにしてもよい。
すなわち、図34の実施形態においては、前記既に発生した複数のイベントのうちユーザにより選択されたイベントに関する画面情報に画面切替を行うことができる。
一方、制御部180は、前記既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応する複数のアイコンと共に、所定の条件を満たす少なくとも1つのアプリケーションのアイコンが出力されるようにしてもよい。
また、制御部180は、前記所定の条件を満たす少なくとも1つのアプリケーションのアイコンが出力された状態で、前記所定のユーザモーションとは異なるユーザモーションが検知されると、前記第1画面情報が前記所定の条件を満たす少なくとも1つのアプリケーションのいずれかに関する画面情報に切り替えられるようにしてもよい。
図35、図36、図37A及び図37Bは本発明のさらに他の実施形態による移動端末機における端末機の背面への所定のユーザモーションを用いて既に発生した複数のイベントのうち所定の基準を満たすイベントや最近実行されたアプリケーションに関する情報を出力する方法を説明するための概念図である。
図35の(a)を参照すると、ウェブブラウザアプリケーションが実行された場合、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910がディスプレイ部151に出力される。
また、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行前又は実行後にメール受信イベントが発生した場合、ステータスバーにはメールが受信されたことを示すアイコン2920が出力される。さらに、SNSメッセージ受信イベントが発生した場合、メールが受信されたことを示すアイコン2920の左側にはSNSメッセージが受信されたことを示すアイコン1010が出力される。
図35の(b)を参照すると、図35の(a)の状態でウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが受信される。すると、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922が出力される。
このとき、前記既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922と共に、最近実行されたアプリケーションのアイコン1430、1440が出力されるようにしてもよい。
一例として、前記ウェブブラウザアプリケーションの画面情報2910の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力されるようにしてもよい。このとき、上位レイヤ2940の出力は、画面の下方から上方に徐々に表示されるように行われてもよい。
ここで、上位レイヤ2940は不透明に設定してもよく、上位レイヤ2940を通じて前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が見えるようにしてもよい。
また、上位レイヤ2940は、既に発生したイベントに対応するアイコンが出力される第1領域1410と、最近実行されたアプリケーションのアイコンが出力される第2領域1420に分けられる。すなわち、上位レイヤ2940の第1領域1410には、既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2922とSNSメッセージ受信イベントに対応するアイコン1012を出力し、上位レイヤ2940の第2領域1420には、最近実行されたアプリケーションのアイコン1430、1440を出力することができる。
図35の(b)に示すようにアイコン1012、2922、1430、1440が出力された状態で所定時間が経過すると、図35の(c)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が所定の基準を満たすイベントに関する画面情報1014に切り替えられるようにしてもよい。
例えば、前記所定の基準は、イベントの発生時間に関するものであってもよい。よって、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910を、メール受信イベントとSNSメッセージ受信イベントのうち直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えることができる。あるいは、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910を、先に発生したイベントであるメール受信イベントに関する画面情報に切り替えることもできる。
このとき、前記直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014は、図35の(c)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910上に徐々に表示されるようにしてもよい。
それにより、図35の(d)に示すように、前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が、前記直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えられる。このとき、受信されたSNSメッセージが確認されたので、前記ステータスバーに出力されていたSNSメッセージ受信アイコン1010は消える。
例えば、既に発生した複数のイベントにそれぞれ対応するアイコン1012、2922と最近実行されたアプリケーションのアイコン1430、1440が出力されている上位レイヤ2940は、図35の(c)に示すように画面が切り替えられている途中で、その出力を終了するようにしてもよい。あるいは、上位レイヤ2940は、図35の(d)に示すように画面切替が終了した後に、その出力を終了するようにしてもよい。
一方、上位レイヤ2940に出力されているアイコン1012、2922、1430、1440のいずれかを選択するためのユーザモーションにより実行するアプリケーションを選択することもできる。
具体的には、ユーザがメール受信イベントに対応するアイコン2922をショートタッチ又はロングタッチして選択すると、前記メール受信イベントに関する画面情報が前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910上に徐々に表示されるようにしてもよい。
また、ユーザが直近に実行された第1アプリケーションのアイコン1430をショートタッチ又はロングタッチして選択すると、前記第1アプリケーションの実行画面が前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910上に徐々に表示されるようにしてもよい。
関連実施形態として、図36の(a)を参照すると、図35の(d)の状態、すなわち前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910が前記直近に発生したイベントであるSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014に切り替えられた状態で、ウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが再び受信される。
前記所定のタップモーションが再び受信されると、図36の(b)に示すように、前記既に発生したイベントに対応するアイコン2922が再び出力される。
このとき、前記既に発生したイベントに対応するアイコン2922と共に、最近実行されたアプリケーションのアイコン2912、1430、1440が出力されるようにしてもよい。
一例として、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力されるようにしてもよい。このとき、上位レイヤ2940の出力は、画面の下方から上方に徐々に表示されるように行われてもよい。
ここで、上位レイヤ2940は不透明に設定してもよく、上位レイヤ2940を通じてSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014が見えるようにしてもよい。
また、上位レイヤ2940は、既に発生したイベントに対応するアイコンが出力される第1領域1410と、最近実行されたアプリケーションのアイコンが出力される第2領域1420に分けられる。すなわち、上位レイヤ2940の第1領域1410には、既に発生したメール受信イベントに対応するアイコン2922を出力し、上位レイヤ2940の第2領域1420には、最近実行されたアプリケーションのアイコン2912、1430、1440を出力することができる。例えば、SNSアプリケーションが実行されると、そのSNSアプリケーションの直前に実行されたウェブブラウザアプリケーションのアイコン2912が第2領域1420にさらに出力される。
図36の(b)に示すようにアイコン2922、2912、1430、1440が出力された状態で所定時間が経過すると、図36の(c)及び(d)に示すように、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014がメール受信イベントに関する画面情報2924に切り替えられるようにしてもよい。
このとき、メール受信イベントに関する画面情報2924は、図36の(c)に示すように、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014上に徐々に表示されるようにしてもよい。
それにより、図36の(d)に示すように、SNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014がメール受信イベントに関する画面情報2924に切り替えられる。このとき、受信されたメールが確認されたので、前記ステータスバーに出力されていたメール受信アイコン2920は消える。
例えば、既に発生したイベントに対応するアイコン2922と最近実行されたアプリケーションのアイコン2912、1430、1440が出力されている上位レイヤ2940は、図36の(c)に示すように画面が切り替えられている途中で、その出力を終了するようにしてもよい。あるいは、上位レイヤ2940は、図36の(d)に示すように画面切替が終了した後に、その出力を終了するようにしてもよい。
一方、上位レイヤ2940に出力されているアイコン2922、2912、1430、1440のいずれかを選択するためのユーザモーションにより実行するアプリケーションを選択することもできる。
具体的には、ユーザが最近実行された第2アプリケーションのアイコン1440をショートタッチ又はロングタッチして選択すると、前記第2アプリケーションの実行画面がSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014上に徐々に表示されるようにしてもよい。
関連実施形態として、図37Aの(a)を参照すると、図36の(d)の状態、すなわちSNSメッセージ受信イベントに関する画面情報1014がメール受信イベントに関する画面情報2924に切り替えられた状態で、ウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションが再び受信される。
前記所定のタップモーションが再び受信されると、図37Aの(b)に示すように、最近実行されたアプリケーションのアイコン1012、2912、1430、1440が再び出力される。
一例として、メール受信イベントに関する画面情報2924の一領域に上位レイヤ2940がポップアップ方式又は特定方向に表示される方式で出力されるようにしてもよい。このとき、上位レイヤ2940の出力は、画面の下方から上方に徐々に表示されるように行われてもよい。
ここで、上位レイヤ2940は不透明に設定してもよく、上位レイヤ2940を通じてメール受信イベントに関する画面情報2924が見えるようにしてもよい。
また、上位レイヤ2940は、既に発生したイベントに対応するアイコンが出力される第1領域と、最近実行されたアプリケーションのアイコンが出力される第2領域に分けられる。
図37Aの(b)の場合、既に発生したイベントが存在しないので、上位レイヤ2940には最近実行されたアプリケーションのアイコン1012、2912、1430、1440のみ出力されている。例えば、メールアプリケーションが実行されると、そのメールアプリケーションの直前に実行されたSNSアプリケーションのアイコン1012が上位レイヤ2940にさらに出力される。
このとき、現在実行中のメールアプリケーションの直前に実行されたSNSアプリケーションのアイコン1012は、残りのアイコン2912、1430、1440とは異なる形状や大きさで出力されるようにしてもよく、点滅効果などが加えられて出力されるようにしてもよい。これにより、前記SNSアプリケーションのアイコン1012が選択された状態であることを確認することができる。
図37Aの(c)を参照すると、ユーザはウィンドウ部240の内側を複数回叩く所定のタップモーションとは異なる第1ユーザモーションにより、実行するアプリケーションを選択することができる。一例として、前記第1ユーザモーションは、図37Aの(c)に示すようにウィンドウ部240の内側を1回叩くタップモーションに設定されてもよい。
図37Aの(d)を参照すると、ウィンドウ部240の内側を1回叩くタップモーションが行われることにより、SNSアプリケーションのアイコン1012の右側に出力されているウェブブラウザアプリケーションのアイコン2912が選択される。このとき、前記ウェブブラウザアプリケーションのアイコン2912は、残りのアイコン1012、1430、1440とは異なる形状や大きさで出力されるようにしてもよく、点滅効果などが加えられて出力されるようにしてもよい。
他の例として、ユーザはショートタッチ又はロングタッチにより実行するアプリケーションを選択することもできる。具体的には、ユーザはウェブブラウザアプリケーションのアイコン2912をショートタッチ又はロングタッチして選択することができる。
一方、ユーザは、最近実行されたアプリケーションのアイコン1012、2912、1430、1440が出力されている上位レイヤ2940をフリックすることにより、最近実行された他のアプリケーションのアイコンをさらに確認することもできる。例えば、ユーザが上位レイヤ2940を左にフリックすると、第2アプリケーション(アイコン1440に対応するアプリケーション)の直前に実行されたアプリケーションのアイコンが出力される。
関連実施形態として、図37Bの(a)及び(b)を参照すると、図37Aの(d)の状態で所定時間が経過すると、選択されたアイコン2912に対応するアプリケーションが実行される。具体的には、選択されたアイコン2912に対応するウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910がメール受信イベントに関する画面情報2924上に徐々に表示されるようにしてもよい。それにより、図37Bの(c)に示すように、メール受信イベントに関する画面情報2924が前記ウェブブラウザアプリケーションの実行画面2910に切り替えられる。
このとき、最近実行されたアプリケーションのアイコン1012、2912、1430、1440が出力されている上位レイヤ2940は、図37Bの(b)に示すように画面が切り替えられている途中で、その出力を終了するようにしてもよい。あるいは、上位レイヤ2940は、図37Bの(c)に示すように画面切替が終了した後に、その出力を終了するようにしてもよい。
前述した本発明は、コンピュータ可読媒体にコンピュータ可読コードで実現することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムにより読み取り可能なデータが記録されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータ可読媒体は、HDD、SSD、SDD、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ記憶装置などを含み、かつ搬送波(例えば、インターネットによる送信)状に実現されるものも含む。また、前記コンピュータは、端末機の制御部180を含んでもよい。よって、本発明の詳細な説明は例示的なものであり、あらゆる面で制限的に解釈されてはならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更が本発明の範囲に含まれる。