JP2016062576A - Icタグラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】金属を含む書籍に取り付けられる場合でも、精度良くデータの読み書きを行うことができ、かつ構造が簡単なICタグラベルを提供する。
【解決手段】アンテナと、当該アンテナに設けられたICチップと、を有するICタグと、前記ICタグを支持するラベル基材と、を備え、前記アンテナは、前記ICチップが載置され、当該ICチップに給電する給電領域と、電磁波を受信しかつ送信する放射領域と、前記給電領域と前記放射領域とに接続された伝送領域と、を有し、前記ラベル基材は、書籍に対して取り付け可能な取付部と、当該取付部に隣接して設けられ、当該取付部が前記書籍に取り付けられた状態で当該書籍の外方に突出される突出部と、を有し、前記アンテナの前記放射領域の少なくとも一部は、前記突出部に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁波を利用してデータの読み書きを行うICタグラベルに関する。
従来より、電磁波を利用してデータの読み書きを行うICタグラベルとして、書籍に取り付けられるICタグラベルが知られている(たとえば、特許文献1、2参照)。
このようなICタグラベルは、アンテナと、アンテナ上に設けられたICチップと、を有するICタグと、このICタグを支持するラベル基材と、を備えており、このICタグに外部のリーダライタから電磁波を照射することにより、アンテナに電流を生じさせ、ICチップを駆動している。
ICタグラベルでは、数百キロヘルツの長波や、数十メガヘルツの短波、数百メガヘルツのUHF波、数ギガヘルツのマイクロ波など、様々な周波数が使われており、国によっても若干違う。周波数によって、交信距離や指向性、通信速度やノイズや電波障害の特性が異なり、利用目的や周囲環境に合わせた選択が必要になる。特にUHF帯は、交信距離が数mと長いため、書籍の棚卸し作業に適しているが、金属や液体の存在により電場障害が生じやすい。
書籍の中には、表紙に意匠として金属材料が使われていたり、頁内にCD、DVD等の金属含有媒体が挟まれているものがある。このような金属を含む書籍にICタグラベルが取り付けられる場合、金属の影響によりICタグが読み取り不能となる。また、このような金属を含む書籍が金属を含まない書籍に積層されていると、金属を含まない書籍に取り付けられたICタグも読み取りできなくなることがある。
このような問題を解決するために、ICタグラベルを立体的な形状をもつように構成することで、ICタグラベルが貼り付けられる被貼付物とICタグラベルのICタグとの間の距離を離すという方法が考えられているが、この方法では、立体的な形状を構成するため製造コストが高くなってしまう。
特開2006−305739号公報 特許第5537077号公報
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、金属を含む書籍に取り付けられる場合でも、精度良くデータの読み書きを行うことができ、かつ構造が簡単なICタグラベルを提供することである。
本発明のICタグラベルは、
アンテナと、当該アンテナに設けられたICチップと、を有するICタグと、
前記ICタグを支持するラベル基材と、
を備え、
前記アンテナは、前記ICチップが載置され、当該ICチップに給電する給電領域と、電磁波を受信しかつ送信する放射領域と、前記給電領域と前記放射領域とに接続された伝送領域と、を有し、
前記ラベル基材は、書籍に対して取り付け可能な取付部と、当該取付部に隣接して設けられ、当該取付部が前記書籍に取り付けられた状態で当該書籍の外方に突出される突出部と、を有し、
前記アンテナの前記放射領域の少なくとも一部は、前記突出部に設けられている。
本発明のICタグラベルにおいて、前記取付部は、書籍の一部を間に挟んだ状態で当該書籍の内部に挿入可能な一対の挿入片を有していてもよい。
本発明のICタグラベルにおいて、前記突出部は、一方の挿入片の一側の端部の一部から更に一側に延伸するように設けられ、他方の挿入片は、前記一方の挿入片の前記一側の端部の別の一部から更に一側に延伸するように設けられるとともに、当該一側の端部の前記別の一部に設けられた折り畳み線を介して前記一方の挿入片と向かい合うように折り畳み可能であってもよい。
本発明のICタグラベルにおいて、前記他方の挿入片には、前記突出部に対応する切り欠きが形成されていてもよい。
本発明のICタグラベルにおいて、一方の挿入片は、前記突出部の一側の端部から更に一側に延伸するように設けられ、他方の挿入片は、前記突出部の他側の端部から更に他側に延伸するように設けられ、前記突出部は、折り畳み線を介して2つ折りに折畳まれた状態で互いに接着可能な一対の突出要素を有していてもよい。
本発明のICタグラベルにおいて、前記取付部には、接着層を介して剥離シートが接着されていてもよい。
本発明によれば、金属を含む書籍に取り付けられる場合でも、精度良くデータの読み書きを行うことができ、かつ構造が簡単なICタグラベルを提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるICタグラベルを示す平面図である。 図2は、図1のICタグラベルの断面図である。 図3は、図1のICタグラベルが折り畳まれた状態を示す模式図である。 図4は、図1のICタグラベルが書籍に取り付けられた状態を示す模式図である。 図5は、図1のICタグラベルの第1の変形例を示す平面図である。 図6は、図5のICタグラベルの断面図である。 図7は、図5のICタグラベルが折り畳まれた状態を示す模式図である。 図8は、図5のICタグラベルが折り畳まれた状態を示す断面図である。 図9は、図1のICタグラベルの第2の変形例を示す平面図である。 図10は、図9のICタグラベルの断面図である。 図11は、図9のICタグラベルが書籍に取り付けられた状態を示す断面図である。 図12は、図9のICタグラベルが書籍に取り付けられた状態を示す模式図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示の理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1は、本発明の一実施の形態によるICタグラベルを示す平面図である。図2は、図1のICタグラベルの断面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態によるICタグラベル1は、ICタグ10と、ICタグ10を支持するラベル基材20と、を備えている。
このうちICタグ10は、インレットフィルム11と、インレットフィルムに設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13と、を有している。インレットフィルム11としては、たとえば、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の合成樹脂製のフィルムを用いることができる。また、アンテナ12としては、たとえば、アルミニウム等の金属製のアンテナを用いることができる。
図1に示すように、アンテナ12は、ICチップ13が載置され、当該ICチップ13に給電する給電領域12aと、電磁波を受信しかつ送信する放射領域12bと、給電領域12aと放射領域12bとに接続された伝送領域12cと、を有している。
ICチップ13は、アンテナ12に電気的に接続されている。ICチップ13には、メモリが内蔵されており、このメモリには、通常、書き換えできないシステム領域と、書き換え可能なユーザデータ領域とが含まれる(書き換え可能な領域を持たないものもある)。ICチップ13のメモリには、チップごとにユニークなコード等が書き込まれており、個々のチップが識別できるようになっている。これにより、このICチップ13を含むICタグ10を書籍に取り付ける場合、同じタイトルの書籍であってもICタグ10のコードで区別することが可能である。
このアンテナ12に、外部のリーダライタからの電磁波が当たると、アンテナ12に電流が生じ、この電流を使ってICチップ13が駆動される。ICチップ13は、リーダライタから送られてくるデータを受信するとともに、自らのメモリに格納されている情報を無線で送信するようになっている。本実施の形態のICタグ10では、データの受信および送信時に、たとえば、UHF帯の電磁波が使用される。
図2に示すように、このようなICタグ10は、ラベル基材20に接着層26を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して保護フィルム15が接着されている。保護フィルム15としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製のフィルムまたは紙等を用いることができる。また、接着層16、26としては、いずれも同様の材料の接着剤を用いることができ、例えば、ゴム系樹脂接着剤、アクリル系樹脂接着剤、あるいは水糊系接着剤を用いることができる。接着層16、26の特性は、強粘着性、弱粘着性および再剥離性のいずれかから選択可能である。
なお、ICタグ10のインレットフィルム11は、必ずしも必須では無く、省略されてもよい。この場合、接着層26を介さずに、ラベル基材20上に直接アンテナ12が形成されてもよい。
図1および図2に示すように、ラベル基材20は、細長形状を有している。ラベル基材20としては、たとえば、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製のフィルムまたは紙等を用いることができる。
ラベル基材20は、書籍に対して取り付け可能な取付部21と、取付部21に隣接して設けられ、取付部21が書籍に取り付けられた状態で当該書籍の外方に突出される突出部23と、を有している。
より詳しくは、取付部21は、書籍の一部を間に挟んだ状態で当該書籍の内部に挿入可能な一対の挿入片21a、21bを有している。
図示された例では、突出部23は、一方の挿入片21aの右側端部のうち幅方向中央部から更に右側に延伸するように設けられており、他方の挿入片21bは、一方の挿入片21aの右側端部のうち幅方向中央部の外側の幅方向外側部分から更に右側に延伸するように設けられるとともに、当該右側端部の幅方向外側部分に設けられた折り畳み線22を介して一方の挿入片21aと向かい合うように折り畳み可能となっている。
このような構成を有するラベル基材20の作製方法の一例を説明すると、まず、アンテナ12の放射領域12bの少なくとも一部を取り囲むように「コ」字形状または「U」字形状の切り込み線30がラベル基材20に形成され、次に、切り込み線30の始点および終点から幅方向外側に向かって折り畳み線22が引かれる。これにより、切り込み線30の内側に突出部23が規定され、切り込み線30の外側には折り畳み線22を介して折り畳み可能な一対の挿入片21a、21bが規定される。このような作製方法により、一対の挿入片21a、21bと突出部23とを有するラベル基材20が極めて容易に作製され得る。この作成方法では、一方の挿入片21bに、突出部23に対応する切り欠き24が形成される。
本実施の形態では、図1に示すように、アンテナ12の放射領域12bの少なくとも一部は、ラベル基材20の突出部23に設けられている。図示された例では、放射領域12bのうち半分以上が突出部23に設けられている。放射領域12bのうち突出部23に設けられている部分が大きいほど、通信距離が長くなるため好ましい。
また、本実施の形態では、図1および図2に示すように、ラベル基材20の一対の挿入片21a、21bの少なくとも一方21bには、書籍に関する情報を表示する表示部19が設けられている。表示部19は、具体的には、たとえば、ラベル基材20上に印字されることにより形成されている。ここで、表示部19が表示する情報、すなわちラベル基材20上に印字される情報は、書名、著者名、発行所、価格、ISBNのうちの1つまたは2つ以上を含んでもよい。また、表示部19が表示する情報、すなわちラベル基材20上に印字される情報は、ICチップ13のメモリに記憶されているチップごとにユニークな情報、または、当該ユニークな情報に一意に関連する文字・数字、または光学認識可能なコード、であってもよい。図示された例では、表示部19は、一方の挿入片21bにのみ設けられているが、両方の挿入片21a、21bに設けられていてもよい。このようにラベル基材20に表示部19が設けられていることで、ICタグラベル1を、たとえば書籍発注用のスリップとして使用することが可能となる。
なお、ICタグラベル1全体の厚みとしては、たとえば、0.1mm〜0.5mmとなっている。図面では、理解を容易にするために各層の厚みを誇張して表示している。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図3に示すように、ラベル基材20のうち一対の挿入片21a、21bが、突出部23をそのまま残しながら、折り畳み線22を介して2つ折りに折り畳まれる。この時、一対の挿入片21a、21bは、表示部19が外側に露出する向きに折り畳まれることが好ましい。
次に、図4に示すように、一対の挿入片21a、21bが、当該一対の挿入片21a、21bの間に書籍2の一部を挟んだ状態で、書籍2の上端面から内部に挿入される。この場合、ラベル基材20が重力により落下しても、一対の挿入片21a、21bの間に挟まれた書籍2の一部の上端面が、ラベル基材20の折り畳み線22に当接することで、ラベル基材20の更なる落下が防止される。これにより、ラベル基材20全体が書籍2の内部に没入することが防止され、突出部23は書籍2の外方に突出された状態で維持される。
ところで、書籍2の中には、表紙に意匠として金属材料が使われていたり、頁内にCD、DVD等の金属含有媒体が挟まれているものがある。このような金属を含む書籍にICタグラベル全体が隠れるように取り付けられていると、特にUHF帯の電磁波は金属面で反射するため、ICタグラベルのICタグに対して精度良くデータの読み書きを行うことができない。
一方、本実施の形態では、アンテナ12の放射領域12bの少なくとも一部が、ラベル基材20の突出部23に設けられているため、ICタグラベル1を書籍2に取り付ける時に、アンテナ12の放射領域12bの少なくとも一部は、書籍2の外方に露出される。これにより、書籍2が金属を含む場合であっても、アンテナ12の放射領域12bは、外部のリーダライタ3との間で電磁波を受信し、あるいは送信することができる。このため、ICタグ10のICチップ13を精度よく作動させて、ICチップ13によるデータの読み取りおよび書き込みを確実に実行することができる。
本件発明者が、アルミ箔で全体が覆われた書籍を用意し、当該書籍の上端面からICタグラベル1を挿入した状態で、リーダライタ3を用いてICタグラベル1のICタグ10の読み取りを行ったところ、アンテナ12の放射領域12b全体が書籍2の外方に露出している場合には、書籍2の背表紙から5cm離れた位置からICタグ10の情報を読み取ることができた。また、アンテナ12の放射領域12bの半分が書籍2の外方に露出している場合には、書籍2の背表紙から15mm離れた位置からICタグ10の情報を読み取ることができた。
以上のように、本実施の形態によれば、ラベル基材20が、書籍2に対して取り付け可能な取付部21と、取付部21に隣接して設けられ、取付部21が書籍2に取り付けられた状態で当該書籍2の外方に突出される突出部23と、を有し、アンテナ12の放射領域12bの少なくとも一部が突出部23に設けられているため、簡単な構造でありながら、金属を含む書籍2に取り付けられる場合でも、ICタグラベル1のICタグ10に対して精度良くデータの読み書きを行うことができる。
また、本実施の形態によれば、取付部21の一対の挿入片21a、21bが書籍2の一部を間に挟んだ状態で当該書籍2の内部に挿入されることで、書籍2に対するICタグラベル1の取付けが行われるため、突出部23を掴んで挿入方向とは逆向きに引き出すことで、ICタグラベル1を書籍2から容易に取り外すことができる。したがって、書籍2に対して容易に着脱可能なICタグラベル1を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、一対の挿入片21a、21bの少なくとも一方には、書籍に関する情報を表示する表示部19が設けられているため、ICタグラベル1を書籍発注用のスリップとして使用することもできる。書籍発注用のスリップは、通常、書籍の販売時に販売者によって回収され、購入者によって持ち出されることが無いため、ICタグラベル1の再利用が可能であり、コストの増加を抑制できる。
なお、前述の実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、前述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、前述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
まず、第1の変形例について、図5〜図8を参照して説明する。
第1の変形例では、図5および図6に示すように、一方の挿入片21aは、突出部23の左側端部から更に左側に延伸するように設けられ、他方の挿入片21bは、突出部23の右側端部から更に右側に延伸するように設けられている。
また、突出部23は、折り畳み線25を介して2つ折りに折畳まれた状態で互いに接着可能な一対の突出要素23a、23bを有している。図示された例では、ラベル基材20上の接着層26が、突出部23の右側端部まで延ばされて設けられている。また、表示部19は、ラベル基材20に対して接着層26とは反対側に設けられている。
このような構成からなる第1の変形例の作用について説明する。
まず、図7および8に示すように、突出部23の一対の突出要素23a、23bが、折り畳み線25を介して2つ折りに折畳まれ、一方の突出要素23bは、接着層26を介して保護フィルム15に接着される。この時、一方の突出要素23bは、接着層26と保護フィルム15と接着層26とICタグ10と接着層26とを順に介して他方の突出要素23aと接着されることになる。
次に、図4に示すように、一対の挿入片21a、21bが、当該一対の挿入片21a、21bの間に書籍2の一部を挟んだ状態で、書籍2の上端面から内部に挿入される。この場合、ラベル基材20が重力により落下しても、一対の挿入片21a、21bの間に挟まれた書籍2の一部の上端面が、一方の突出要素23bと保護フィルム15との間の接着部分に当接することで、ラベル基材20の更なる落下が防止される。これにより、ラベル基材20全体が書籍2の内部に没入することが防止され、突出部23は書籍2の外方に突出された状態で維持される。その後、前述の実施の形態と同様にして、外部のリーダライタ3を用いてICタグラベル1のICタグ10に対してデータの読み書きが行われる。
以上のような第1の変形例によっても、前述の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
次に、第2の変形例について、図9〜図12を参照して説明する。
第2の変形例では、図10に示すように、取付部21には、接着層16を介して剥離フィルム17が接着されている。剥離フィルム17としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製のフィルムまたは紙等を用いることができる。一方、突出部23には、前述の実施の形態と同様に、接着層16を介して保護フィルム15が接着されている。
このような構成からなる第2の変形例の作用について説明する。
まず、剥離フィルム17が剥離され、接着層16のうち取付部21に対応する部分が露出される。
次に、図11および図12に示すように、取付部21と突出部23との間の境界線が書籍2の上端面と同じ高さ位置になるように位置決めされた状態で、ICタグラベル1が書籍2の表表紙、裏表紙、または背表紙に対して接着層16を介して接着される。これにより、突出部23は書籍2の外方に突出された状態で維持される。
その後、前述の実施の形態と同様にして、外部のリーダライタ3を用いてICタグラベル1のICタグ10に対してデータの読み書きが行われる。
以上のような第2の変形例によっても、ラベル基材20が、書籍2に対して取り付け可能な取付部21と、取付部21に隣接して設けられ、取付部21が書籍2に取り付けられた状態で当該書籍2の外方に突出される突出部23と、を有し、アンテナ12の放射領域12bの少なくとも一部が突出部23に設けられているため、簡単な構造でありながら、金属を含む書籍2に取り付けられる場合でも、ICタグラベル1のICタグ10に対して精度良くデータの読み書きを行うことができる。
1 ICタグラベル
2 書籍
3 リーダライタ
10 ICタグ
11 インレットフィルム
12 アンテナ
12a 給電領域
12b 放射領域
12c 伝送領域
13 ICチップ
15 保護フィルム
16 接着層
17 剥離フィルム
19 表示部
20 ラベル基材
21 接着層
21a、21b 一対の挿入片
22 折り畳み線
23 突出部
23a、23b 一対の突出要素
24 切り欠き
25 折り畳み線
30 切り込み線

Claims (6)

  1. アンテナと、当該アンテナに設けられたICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグを支持するラベル基材と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記ICチップが載置され、当該ICチップに給電する給電領域と、電磁波を受信しかつ送信する放射領域と、前記給電領域と前記放射領域とに接続された伝送領域と、を有し、
    前記ラベル基材は、書籍に対して取り付け可能な取付部と、当該取付部に隣接して設けられ、当該取付部が前記書籍に取り付けられた状態で当該書籍の外方に突出される突出部と、を有し、
    前記アンテナの前記放射領域の少なくとも一部は、前記突出部に設けられている
    ことを特徴とするICタグラベル。
  2. 前記取付部は、書籍の一部を間に挟んだ状態で当該書籍の内部に挿入可能な一対の挿入片を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のICタグラベル。
  3. 前記突出部は、一方の挿入片の一側の端部の一部から更に一側に延伸するように設けられ、
    他方の挿入片は、前記一方の挿入片の前記一側の端部の別の一部から更に一側に延伸するように設けられるとともに、当該一側の端部の前記別の一部に設けられた折り畳み線を介して前記一方の挿入片と向かい合うように折り畳み可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載のICタグラベル。
  4. 前記他方の挿入片には、前記突出部に対応する切り欠きが形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のICタグラベル。
  5. 一方の挿入片は、前記突出部の一側の端部から更に一側に延伸するように設けられ、
    他方の挿入片は、前記突出部の他側の端部から更に他側に延伸するように設けられ、
    前記突出部は、折り畳み線を介して2つ折りに折畳まれた状態で互いに接着可能な一対の突出要素を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のICタグラベル。
  6. 前記取付部には、接着層を介して剥離シートが接着されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のICタグラベル。
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