JP6349959B2 - Icタグラベル - Google Patents

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本発明は電磁波を利用してデータの読み書きを行なうICタグラベルに関する。
従来より電磁波を利用してデータの読み書きを行なうICタグラベルとして、被貼付物に貼付されるICタグラベルが知られている。
このようなICタグラベルは、アンテナと、アンテナ上に設けられたICチップとを有するICタグと、このICタグを支持するラベル基材とを備え、このICタグに外部のリーダライタから電磁波を照射することにより、アンテナに電波を生じさせ、ICチップを駆動している。
ところで、ICタグラベルが貼付される被貼付物が水分を収納するものであったり、金属製のものである場合、ICタグラベルのICタグにより精度良くデータの読み書きを行なうことができない。
このような問題を解決するため、ICタグラベルを立体的な形状をもつよう構成することも考えられている。
このようにICタグラベルが立体的な形状をもつ場合、被貼付物とICタグラベル1のICタグとの間の距離を長く保つことができるが、ICタグラベルの構造が複雑化してしまう。
特開2006−277524号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、水分を収納したりあるいは金属製の被貼付物に対して貼付した場合でも、精度良くデータの読み書きを行なうことができ、かつ構造が簡単なICタグラベルを提供することを目的とする。
本実施の形態は、被貼付物に対して貼付されるICタグラベルにおいて、アンテナと、このアンテナに設けられたICチップとを有するICタグと、このICタグを支持するラベル基材とを備え、前記アンテナはICチップが載置され、前記ICチップに給電する給電領域と、電磁波を受信しかつ送信する放射領域と、前記給電領域と放射領域とに接続された伝送領域とを有し、前記放射領域の一部と前記被貼付物との間に介在されるスペーサを設けたことを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、スペーサは前記ラベル基材と独立して別体に設けられていることを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、スペーサは前記ラベル基材のうち、前記ICタグ以外の部分に連結されていることを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、前記スペーサはU字状に一回折畳まれて前記放射領域の一部と前記被貼付物との間に介在されることを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、前記スペーサはZ字状に二回折畳まれて前記放射領域の一部と前記被貼付物との間に介在されることを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、前記スペーサは前記ICタグに対し、前記ICタグの長手方向に隣接して、配置されていることを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、前記スペーサは前記ICタグに対し、前記ICタグの長手方向に直交する方向に隣接して、配置されていることを特徴とするICタグラベルである。
本実施の形態は、前記アンテナと前記ICチップは、インレットフィルムに支持され、このインレットフィルムが前記基材フィルムに取付けられることを特徴とするICタグラベルである。
以上のように本発明によれば、精度良くデータの読み書きを行なうことができ、かつ構造が簡単なICタグラベルを提供することができる。
図1は本発明によるICタグラベルの第1の実施の形態を示す断面図。 図2は本発明によるICタグラベルの第1の実施の形態を示す断面図。 図3はICタグラベルを被貼付物に貼り付けた状態を示す断面図。 図4(a)はICタグラベルを示す平面図であり、図4(b)はその側面図、図4(c)はスペーサを挿入する前のICタグラベルを示す平面図。 図5は第1の実施の形態によるICタグラベルの変形例を示す断面図。 図6(a)は本発明によるICタグラベルの第2の実施の形態を示す断面図、図6(b)はその平面図。 図7はICタグラベルを被貼付物に貼り付けた状態を示す断面図。 図8(a)は本発明によるICタグラベルの第3の実施の形態を示す断面図、図8(b)はその平面図。 図9はICタグラベルを被貼付物に貼り付けた状態を示す断面図。 図10は本発明によるICタグラベルの第4の実施の形態を示す断面図。 図11は本発明によるICタグラベルの変形例を示す図。 図12は本発明によるICタグラベルの変形例を示す図。 図13は本発明によるICタグラベルの変形例を示す図。 図14は本発明によるICタグラベルの変形例を示す図。 図15(a)(b)は本実施例によるICタグラベルおよびスペーサの断面図。 図16(a)(b)は本実施例によるICタグラベルとアンテナを示す平面図。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図4(a)(b)(c)は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
図1乃至図4(a)(b)(c)に示すように、被貼付物2に貼付されるICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有するICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
さらに図4(a)(b)(c)および図5に示すように、アンテナ12は、ICチップ13が載置されICチップ13に対して給電する給電領域12aと、電磁波を受信しかつ送信する放射領域12bと、これら給電領域12aと放射領域12bとに接続された伝送領域12cとを有している。
また、少なくともアンテナ12の放射領域12bの一部と被貼付物2との間に、スペーサ30が介在されている。またスペーサ30には、接着層32を介して剥離シート31が設けられている。
この場合、スペーサ30は、ラベル基材20から独立し、ラベル基材20と別体に設けられている。
次にICタグラベル1に組込まれたICタグ10について詳述する。
ICタグ10はインレットフィルム11と、このインレットフィルム11に設けられたICチップ13とアンテナ12とを有し、細長状に延びる形状をもつ。この場合、ICチップ13には、アンテナ12が電気的に接続されている。このアンテナ12に、外部のリーダーライタ(図示せず)からの電磁波が当たるとアンテナ12に電流が生じ、この電流を使ってICチップ13を駆動する。ICチップ13はこのとき、リーダーライタから送られてくるデータを受信したり、自らのメモリに格納されている情報を無線で送信する。
他方、ICチップ13には、メモリが内蔵されており、このメモリには、通常、書き換えできないシステム領域と、書き換え可能なユーザデータ領域がある(書き換え可能な領域を持たないものもある)。
このような構成からなるICタグ10を組込んだICタグラベル1は、偽造やコピーができず、セキュリティに優れている。ICタグラベル1では、数百キロヘルツの長波や、数十メガヘルツの短波、数百メガヘルツのUHF波、数ギガヘルツのマイクロ波など、様々な周波数が使われており、国によっても若干違う。周波数によって、交信距離や指向性、通信速度やノイズや電波障害の特性が異なり、利用目的や周囲環境に合わせた選択が必要になる。
ところで、周波数によっても異なるが、特にUHF帯のICタグラベル1では電磁波が金属や水に吸収されてしまうため、ICタグラベル1の被貼付物2が水分を収納する容器であったり、被貼付物2が金属製の場合、ICタグ10の情報を読み書きできなくなることがある。
本実施の形態によれば、アンテナ12のうち放射領域12bの一部と被貼付物2との間にスペーサ30を介在させることにより、被貼付物2が水分を収納する容器であったり、被貼付物2が金属製の場合であっても、アンテナ12の放射領域12bの一部と被貼付物2との間に所定距離をもつ隙間Gを形成することができる。このように、アンテナ12の放射領域12bの一部と被貼付物2との間に隙間Gを形成することによりアンテナ12の放射領域12bは外部のリーダライタとの間で電磁波を受信し、あるいは送信することができる。このためICタグ10のICチップ13を精度良く作動させて、ICチップ13によるデータの読み取りおよび書き込みを確実に実行することができる。
次に各部の構成部材について述べる。
まずICタグ10のインレットフィルム11は、公知の合成樹脂製フィルムを用いることができ、またアンテナ12はアルミニウム製等の金属製アンテナを用いることができる。
さらにICタグ10を支持するラベル基材としては、合成樹脂製フィルムまたは紙等を用いることができる。
さらに接着層16、21、32としては、いずれも同様の材料の接着剤を用いることができ、例えば、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤、あるいは水糊系接着剤を用いることができる。
さらに接着層16、21、32の特性は、強粘着性、弱粘着性および再剥離性のいずれかから選択可能である。
またスペーサ30の材料としては柔かな発泡材を用いることができる。スペーサ30としてこのような発泡材を用いることにより、ICタグラベル1の不使用時においては押圧して潰れた状態として厚みを小さくすることができ、ICタグラベル1を被貼付物2に貼付した場合、発泡材を膨張させてアンテナ12の放射領域12bとの間に大きな隙間Gを形成することができる。
なお、ICタグラベル1全体の厚みとしては、0.1mm〜0.5mmとなっている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まずICタグラベル1から剥離フィルム15を剥離して接着層16を露出させる。次に被貼付物2に対してICタグラベル1を接着層16を介して接着する。
被貼付物2が水分を収納する容器であったりあるいは金属製の場合、ICタグ10のICチップ13が被貼付物2の影響を受けるため、ICチップ13が精度良く作動しないことがある。
この場合は、スペーサ30から剥離シート31を剥離させてスペーサ30に取付けられた接着層32を露出させる。
次にラベル基材20およびICタグ10をわずかに持上げて接着層16を被貼付物2から剥す。その後、この状態で被貼付物2と接着層16との間にスペーサ30を挿入し、スペーサ30を接着層32を介して被貼付物2上に接着させ、ラベル基材20およびICタグ10を被貼付物2に接着されたスペーサ30上に配置する。このことによりスペーサ30を接着剤32を介して被貼付物2上に接着することができ、かつこのスペーサ30上に接着剤16を介してラベル基材20およびICタグ10を接着することができる(図3乃至図5参照)。なお、予めスペーサ30を接着層32を介して被貼付物2上に接着させ、ラベル基材20およびICタグ10を被貼付物2に接着されたスペーサ30上に配置しても良い。
図3乃至図5に示すように、この場合、アンテナ12の放射領域12bと、被貼付物2との間に所望の隙間Gを確実に形成することができる。
このようにアンテナ12の放射領域12bと被貼付物2との間に隙間Gを形成することにより、アンテナ12の放射領域12bは外部のリーダライタとの間で電磁波を受信し、あるいは送信することができる。
次に図5により本実施の形態の変形例について説明する。図1乃至図4(a)(b)に示す実施の形態において、ICタグラベル1のICタグ10およびラベル基材20はスペーサ30上に設けられ、ICタグ10のアンテナ12の放射領域12bと被貼付物2との間に隙間Gが形成されている。この場合、ICタグ10およびラベル基材20の右端縁は、スペーサ30の右端縁に略一致している(図3参照)。
しかしながら、ラベル基材20をスペーサ30の右端縁から更に右側へ延ばし、ラベル基材20の右側部分を接着層16を介して被貼付物2上に接着してもよい(図5参照)。図5において、ICタグラベル1のICタグ10の右端縁は、スペーサ30の右端縁に一致するが、ラベル基材20の右側部分をスペーサ30の右端縁から更に右側へ延ばすことにより、ICタグラベル1の右側部分の形状を段差のないスムースな形状に仕上げることができる。
なお上記の実施の形態において、ICタグ10がインレットフィルム11と、アンテナ12と、ICチップ13とを有する例を示したが、これに限らずアンテナ12とICチップ13とによりICタグ10を構成し、このICタグ10をラベル基材20に取付けてもよい。
<第2の実施の形態>
次に図6(a)(b)および図7により本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6(a)(b)および図7に示す実施の形態は、スペーサ30をラベル基材に連結したものであり、他の構成は図1乃至図5に示す実施の形態と略同一である。
図6および図7に示す実施の形態において、図1乃至図5に示す実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6および図7に示すように、被貼付物2に貼付されるICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有する細長形状のICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
またラベル基材20には、ICタグ10の配置面と同一の面であってICタグ10の配置領域以外の部分に、スペーサ30が設けられている。この場合、スペーサ30はICタグ10に対し、ICタグの長手方向に隣接して配置されている。
スペーサ30はラベル基材20に接着層21を介して接着され、またスペーサ30は接着層32を介して剥離シート15に接着されている。
さらにまた、ラベル基材20にはミシン目20aが設けられ、ラベル基材20のうちミシン目20aを境としてICタグ10側の部分はラベル基材本体20Aとなっており、スペーサ30側の部分は剥離シート部20bとなっている。
さらにまた、ラベル基材20に設けられたICタグ10とスペーサ30との間には、空間Sが形成されている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まずICタグラベル1から剥離フィルム15を剥離して接着層16を露出させる。次に被貼付物2に対してICタグラベル1を接着層16を介して接着する。
被貼付物2が水分を収納する容器であったりあるいは金属製の場合、ICタグ10のICチップ13が被貼付物2の影響を受けるため、ICチップ13が精度良く作動しないことがある。
この場合は、まず、ラベル基材20およびスペーサ30をわずかに持上げて接着層16を被貼付物2から剥す。その後、ラベル基材20のうち、剥離シート部20bをミシン目20aを介してラベル基材20の他の部分から切離し、スペーサ30上の接着層21を露出させる。次にラベル基材20およびスペーサ30をU字状に一回折り畳み、ラベル基材20およびスペーサ30を接着層21を介して被貼付物2上に接着させる。このことによりスペーサ30を被貼付物2とICタグ10との間に介在させることができる。この場合、スペーサ30は被貼付物2に接着層21を介して接着され、またICタグ10とスペーサ30はU字状に折畳まれた領域において、接着層16、32を介して互いに接着される(図7参照)。なお、予めラベル基材20のうち、剥離シート部20bをミシン目20aを介してラベル基材20の他の部分から切離し、スペーサ30上の接着層21を露出させ、ラベル基材20およびスペーサ30をU字状に一回折り畳み、ラベル基材20およびスペーサ30を接着層21を介して被貼付物2上に接着させても良い。
図6および図7に示すように、この場合、アンテナ12の放射領域12bと、被貼付物2との間に所望の隙間Gを確実に形成することができる。
このようにアンテナ12の放射領域12bと被貼付物2との間に隙間Gを形成することにより、アンテナ12の放射領域12bは外部のリーダライタとの間で電磁波を受信し、あるいは送信することができる。
<第3の実施の形態>
次に図8および図9により本発明の第3の実施の形態について説明する。
図8および図9に示す実施の形態は、スペーサ30をラベル基材に連結したものであり、他の構成は図1乃至図5に示す実施の形態と略同一である。
図8および図9に示す実施の形態において、図1乃至図5に示す実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8および図9に示すように、被貼付物2に貼付されるICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有するICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
またラベル基材20には、ICタグ10の配置面と同一の面であってICタグ10の配置領域以外の部分に、スペーサ30が設けられている。この場合、スペーサ30はICタグ10に対し、ICタグ10の長手方向に隣接して配置されている。
スペーサ30はラベル基材20に接着層21を介して接着され、またスペーサ30は接着層32を介して剥離シート15に接着されている。
さらにまた、ラベル基材20には山形折り目20cと谷形折り目20dとが設けられ、この山形折り目20cと谷形折り目20dを介してラベル基材20を容易に折畳むことができる。またラベル基材20は山形折り目20cを境として、ICタグ10側のラベル基材本体20Aと、スペーサ30側のスペーサ部20Dとに区画されている。
さらにまた、ラベル基材20に設けられたICタグ10とスペーサ30との間には、空間Sが形成されている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まずICタグラベル1から剥離フィルム15を剥離して接着層16を露出させる。次に被貼付物2に対して、ICタグラベル1を接着層16を介して接着する。
被貼付物2が水分を収納する容器であったりあるいは金属製の場合、ICタグ10のICチップ13が被貼付物2の影響を受けるため、ICチップ13が精度良く作動しないことがある。
この場合は、まず、ラベル基材20およびスペーサ30をわずかに持上げて接着層16を被貼付物2から剥す。その後、ラベル基材20を山形折り目20cと谷形折り目20dを介して折畳み、ラベル基材20およびスペーサ30をZ字状に二回折畳み、ラベル基材20およびスペーサ30を接着層32を介して被貼付物2上に接着させる。このことによりスペーサ30を被貼付物2とICタグ10との間に介在させることができる。この場合、スペーサ30は被貼付物2に接着層32を介して接着される(図9参照)。またICタグ10とスペーサ30はZ字状に折畳まれた領域において、接着層16、32を介して互いに接着される(図3乃至図5参照)。なお、予めラベル基材20を山形折り目20cと谷形折り目20dを介して折畳み、ラベル基材20およびスペーサ30をZ字状に二回折畳み、ラベル基材20およびスペーサ30を接着層32を介して被貼付物2上に接着させても良い。
図8および図9に示すように、この場合、アンテナ12の放射領域12bと、被貼付物2との間に所望の隙間Gを確実に形成することができる。
このようにアンテナ12の放射領域12bと被貼付物2との間に隙間Gを形成することにより、アンテナ12の放射領域12bは被貼付物2の影響を軽減し、確実に外部のリーダライタとの間で電磁波を受信し、あるいは送信することができる。
<第4の実施の形態>
次に図10により本発明の第4の実施の形態について説明する。
図10に示す実施の形態は、スペーサ30を剥離シート15にミシン目15aを介してスペーサ部15bを設けたものである。
図10に示す実施の形態において、図1乃至図5に示す実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、被貼付物2に貼付されるICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有するICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
また剥離シート15にはミシン目15aを介してスペーサ機能を果たすスペーサ部15bが設けられている。
図10において、ICタグラベル1から剥離シート15を剥離する。この場合、剥離シート15のうちミシン目15aを境として剥離部15cのみ剥離し、接着層16を外方へ露出させる。
次に被貼付物2に対してICタグラベル1を接着層16を介して貼付ける。
このように剥離シート15のうち剥離部15cのみを剥離し、スペーサ部15bをICタグラベル1側に残すことにより、ICタグ10のアンテナ12の放射領域12bをスペーサ部15bの厚みだけ被貼付物2から引き離すことができる。
<本発明の変形例>
次に本発明の変形例について図11乃至図14により説明する。まず図11および図12により本発明の変形例について説明する。
図11および図12に示す変形例は、第2の実施の形態に対してスペーサ30の配置位置が異なるものであり、他の構成は図6(a)(b)および図7に示す第2の実施の形態と略同一である。
図11および図12に示す変形例において、図6(a)(b)および図7に示す第2の実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、被貼付物2に貼付されるICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有する細長形状のICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
またラベル基材20には、ICタグ10の配置面と同一の面であってICタグ10の配置領域以外の部分に、スペーサ30が設けられている。この場合、スペーサ30はICタグ10に対し、ICタグ10の長手方向に直交する方向に隣接して配置されている。
スペーサ30はラベル基材20に接着層21を介して接着され、またスペーサ30は接着層32を介して剥離シート15に接着されている。
さらにまた、ラベル基材20にはミシン目20aが設けられ、ラベル基材20のうちミシン目20aを境としてICタグ10側の部分はラベル基材本体20Aとなっており、スペーサ30側の部分は剥離シート部20bとなっている。
さらにまた、ラベル基材20に設けられたICタグ10とスペーサ30との間には、空間Sが形成されている。
なお、ICタグラベル1の構造としては、図11に示すものに限らず図12に示すように、ラベル基材20の剥離シート部20bに切込部20gを介してダミー部20Bを接続してもよい。このように剥離シート部20bに切込部20gを介してダミー部20Bを接続することにより、ICタグラベル1全体をシンプルな長方形構成とすることができる。
図12において、ダミー部20Bは切込部20gを介してラベル基材本体20Aおよび剥離シート部20bから分離している。
次に図13および図14により、本発明の更なる変形例について説明する。
図13および図14に示す変形例は、第3の実施の形態に対してスペーサ30の位置が異なるものであり、他の構成は図8(a)(b)および図9に示す第3の実施の形態と略同一である。
図13および図14に示す変形例において、図8(a)(b)および図9に示す実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図13に示すように、被貼付物2に貼付されるICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有する細長形状のICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
またラベル基材20には、ICタグ10の配置面と同一の面であってICタグ10の配置領域以外の部分に、スペーサ30が設けられている。この場合、スペーサ30はICタグ10に対し、ICタグ10の長手方向に直交する方向に隣接して配置されている。
スペーサ30はラベル基材20に接着層21を介して接着され、またスペーサ30は接着層32を介して剥離シート15に接着されている。
さらにまた、ラベル基材20に設けられたICタグ10とスペーサ30との間には、空間Sが形成されている。
ところで、ラベル基材20には山形折り目20cが設けられ、ラベル基材20はこの山形折り目20cを境としてICタグ10側のラベル基材本体20Aと、スペーサ30側のスペーサ部20Dとに区画されている。
スペーサ30はICタグ10と平行に延びる細長形状をもち、これに対応して、ラベル基材20のスペーサ部20Dもラベル基材本体20Aと平行に延びている。
またラベル基材20のスペーサ部20Dにはその中央部に谷形折り目20dが設けられ、図13に示すように、スペーサ部20Dのうち、谷形折り目20dより右側の部分20D1は山形折り目20Cを介してラベル基材本体20Aに接続され、谷形折り目20dより左側の部分20D2は切込部20gを介してラベル基材本体20Aから分離している。
なお、ICタグラベル1の構造としては、図13に示すものに限らず、図14に示すようにラベル基材20のスペーサ部20Dに、切込部20gを介してダミー部20Bを接続してもよい。このようにスペーサ部20Dに切込部20gを介してタグラベル1全体をシンプルな長方形構成とすることができる。
図14において、ダミー部20Bは切込部20gを介して、ラベル基材本体20Aおよびダミー部20Dから分離している。
本発明の具体的実施例について図15(a)(b)及び図16(a)(b)により、説明する。この実施例は第1の実施の形態に対応している。
まず、図15(a)(b)及び図16(a)(b)に示すようなICタグラベル1を準備した。このICタグラベル1は、インレットフィルム11と、インレットフィルム11に設けられたアンテナ12と、アンテナ12に設けられたICチップ13とを有するICタグ10と、このICタグ10を支持するラベル基材20とを備えている。
このうちICタグ10はラベル基材20に接着層21を介して接着されており、ICタグ10のICチップ13側には、接着層16を介して剥離シート15が接着されている。
さらに図16(a)(b)に示すように、ICタグラベル1の長さL1は、56mm、幅L2は、16mmとなっている。また、アンテナ12は、ICチップ13が載置されICチップ13に対して給電する給電領域12aと、電磁波を受信しかつ送信する放射領域12bと、これら給電領域12aと放射領域12bとに接続された伝送領域12cとを有している。このうち、アンテナ12の長さL3は、52mm、幅L4は、12mm、給電領域12aの長さL5は、9mmとなっている。
また、少なくともアンテナ12の放射領域12bの一部と被貼付物2との間に、スペーサ30が介在されている。またスペーサ30は、表面層30Aとクッション層30Bと有し、表面層30A及びクッション層30Bは、接着層32を介して剥離シート31が取り付けられている。
この場合、スペーサ30は、ラベル基材20から独立し、ラベル基材20と別体に設けられている。
次にICタグラベル1に組込まれたICタグ10について詳述する。
ICタグ10はインレットフィルム11と、このインレットフィルム11に設けられたICチップ13とアンテナ12とを有し、細長状に延びる形状をもつ。
ICタグラベル1の構成材料は、以下の通りである。
ラベル基材20(紙、PETまたはPP)、
接着層21(アクリル系樹脂またはゴム系樹脂)、
インレットフィルム11(PET)、
アンテナ12(アルミニウム)、
接着層16(アクリル系樹脂、またはゴム系樹脂)、
スペーサ30の構成材料は、以下の通りである。
表面層30A(紙、PETまたはPP)厚み0.05−0.1mm、
クッション層30B(ウレタン、ポリエステル、ゴム、海綿)、
接着層32(アクリル系樹脂またはゴム系樹脂)厚み0.005−0.02mm、
次にこのような構成からなるICラベル1を金属製の被貼付物2上に、表面層30Aとクッション層30Bとからなるスペーサ30を介して接着させた。スペーサ30によって、アンテナ12の放射領域12bと被貼付物2との間に、隙間Gを形成することができた。
次に、ICラベル1の通信状況を確認した。その結果は、以下の通りである。
隙間G 通信距離
0.1mm 接触―5mm
0.5mm 接触―20mm
1.0mm 接触―50mm
1.5mm 接触―100mm
なお、スペーサなしの場合、隙間Gは0となり、通信は不能となった。
以上のように、本実施例によれば、スペーサ30によって、隙間Gを形成した場合、通信距離が格段に延びることが確認された。
1 ICタグラベル
2 被貼付物
10 ICタグ
11 インレットフィルム
12 アンテナ
12a 給電領域
12b 放射領域
12c 伝達領域
13 ICチップ
15 剥離シート
16 接着層
20 ラベル基材
21 接着層
30 スペーサ
31 剥離シート
32 接着層
G 隙間
S 空間

Claims (8)

  1. 被貼付物に対して貼付されるICタグラベルにおいて、
    アンテナと、このアンテナに設けられたICチップとを有するとともに、細長状に延びるICタグと、
    このICタグを支持するラベル基材とを備え、
    前記アンテナはICチップが載置され、前記ICチップに給電する給電領域と、電磁波を受信しかつ送信する放射領域と、前記給電領域と放射領域とに接続された伝送領域とを有し、
    前記放射領域の一部と前記被貼付物との間に介在されるスペーサを設け
    前記給電領域および前記伝送領域と、前記被貼付物との間に前記スペーサは介在されていない、
    ことを特徴とするICタグラベル。
  2. 前記スペーサは前記ラベル基材と独立して別体に設けられていることを特徴とする請求項1記載のICタグラベル。
  3. 前記スペーサは前記ラベル基材のうち、前記ICタグ以外の部分に連結されていることを特徴とする請求項1記載のICタグラベル。
  4. 前記スペーサはU字状に一回折畳まれて前記放射領域の一部と前記被貼付物との間に介在されることを特徴とする請求項3記載のICタグラベル。
  5. 前記スペーサはZ字状に二回折畳まれて前記放射領域の一部と前記被貼付物との間に介在されることを特徴とする請求項4記載のICタグラベル。
  6. 前記スペーサは前記ICタグに対し、前記ICタグの長手方向に隣接して配置されていることを特徴とする請求項4または5記載のICタグラベル。
  7. 前記スペーサは前記ICタグに対し、前記ICタグの長手方向に直交する方向に隣接して配置されていることを特徴とする請求項4または5記載のICタグラベル。
  8. 前記アンテナと前記ICチップは、インレットフィルムに支持され、このインレットフィルムが前記ラベル基材に取付けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のICタグラベル。
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