JP2008191927A - 無線タグラベル及びタグテープ - Google Patents

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嘉之 辻本
Tsutomu Ohashi
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史郎 山田
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Abstract

【課題】通信信頼性を向上しつつ、ラベル化による利便性の向上を図れる無線タグラベル及びタグテープを提供する。
【解決手段】無線タグ回路素子Tは、ラベル厚さ方向上側と下側にそれぞれ通信周波数の異なる第1及び第2の無線タグ回路素子を備え、図2の上側より下側に向かって、カバーフィルム20、貼り合わせ用粘着剤層21、第1基材層22、上粘着剤層23、第1無線タグ回路素子To1を備えた略シート状の第1アンテナ基材12、第1定置用粘着剤層24、略テープ状の中間基材層25、第2定置用粘着剤層26、第2無線タグ回路素子To2を備えた略シート状の第2アンテナ基材16、下粘着剤層27、第2基材層28、貼り付け用粘着材層29、および剥離紙30の積層構造に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部と情報送受信可能な無線タグ回路素子を備えた無線タグラベル及びこれを作成するためのタグテープに関する。
管理対象の物品に無線タグを設け、その保持された情報を非接触で読み取って物品管理を行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが既に知られている。
このシステムにおいては、無線タグに備えられる無線タグ回路素子が、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナとを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タグ情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、既に様々な分野において実用化が広く進められている。
このような無線タグの一例としては、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来技術による無線タグは、対象物に関する情報を記憶するIC回路部(半導体チップ)と情報送受信を行うアンテナとからなる無線タグ回路素子を2組設け、一方の無線タグ回路素子のアンテナ(第一アンテナ)と、他方の無線タグ回路素子のアンテナ(第二アンテナ)の動作周波数を異ならせている。これにより、例えば複数の無線タグまでの距離がそれぞればらついているような場合等であっても、通信信頼性を向上できるようになっている。
特開2000−339422号公報
ところで、上記のような無線タグを、ラベル状の素材上に無線タグ回路素子を設けることでラベル化(無線タグラベル)するようにすれば、あらゆる物品に容易に貼り付けて分類・整理することが可能となるため、非常に便利である。
しかしながら、上記従来技術においては、上記のように、無線タグをタグラベルとして構成することについては特に配慮されていない。このため、複数周波数対応による通信信頼性の向上とラベル化による利便性の向上との両立が図られていなかった。
本発明の目的は、通信信頼性を向上しつつ、ラベル化による利便性の向上を図れる無線タグラベル及びタグテープを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、第1の通信周波数に対応した第1無線タグ回路素子を配置した略シート状の第1アンテナ基材と、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、前記第1の通信周波数とは異なる第2の通信周波数に対応した第2無線タグ回路素子を配置した略シート状の第2アンテナ基材と、前記第1アンテナ基材と前記第2アンテナ基材とのラベル厚さ方向中間部に設けられた略テープ状の中間基材層と、前記中間基材層に対し前記第1アンテナ基材を定置させるための第1定置用粘着剤層と、前記中間基材層に対し前記第2アンテナ基材を定置させるための第2定置用粘着剤層と
を有することを特徴とする。
本願第1発明においては、中間基材層の一方側に第1定置用粘着剤層を介して第1無線タグ回路素子入りの第1アンテナ基材を配置し、中間基材層の他方側に第2定置用粘着剤層を介して第2無線タグ回路素子入りの第2アンテナ基材を配置する。これにより、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置した無線タグラベルを実現することができる。このように構成した無線タグラベルでは、ラベル化により利便性を向上できるとともに、それぞれに利点と欠点とがある複数の通信周波数を併用することで互いの通信周波数の欠点を補うことができるので、信頼性の高い情報通信を確実に行うことができる。この結果、さらにラベルを場所を選ばずに多種多様なところに貼り付けることができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記中間基材層は、前記第1定置用粘着剤層及び前記第2定置用粘着剤層とともに両面粘着テープとして構成されていることを特徴とする。
ラベル厚さ方向中間部に両面粘着テープを配置し、その第1定置用粘着剤層及び第2定置用粘着剤層を用いて第1アンテナ基材及び第2アンテナ基材を両面粘着テープの厚さ方向両側に粘着させ配置することで、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置した無線タグラベルを実現することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記第1アンテナ基材を夾んで前記第1定置用粘着剤層と反対側に設けられた第1テープを有することを特徴とする。
これにより、貼り付け側の反対側より貼り付け側に向かって、第1テープ、第1アンテナ基材、第1定置用粘着剤層、中間基材層、第2定置用粘着剤層、第2アンテナ基材をこの順序で含む積層構造の無線タグラベルを実現することができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記第1テープは、前記中間基材層と協働して前記第1無線タグ回路素子を配置するための第1基材層を備えることを特徴とする。
これにより、積層構造中において、第1基材層と中間基材層とで第1無線タグ回路素子入りの第1アンテナ基材を安定的に保持することができる。
第5発明は、上記第4発明において、所定の印字がなされた被印字テープ層を有し、前記第1テープは、前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、前記被印字テープ層と前記第1基材層とを貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層を備えることを特徴とする。
これにより、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置するとともに被印字テープ層に所定の印字を施した、印字つきの無線タグラベルを実現することができる。この結果、IC回路部に記憶された無線タグ情報とは別に、その無線タグ情報に関連した情報を被印字テープ層に印字しておくようにすることで、ユーザ側からその関連情報をラベル上で視認することができ、さらに利便性を向上することができる。
第6発明は、上記第4発明において、前記第1テープは、前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、印字形成可能な被印字材料により構成された被印字層を有することを特徴とする。
これにより、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置するとともに被印字層に所定の印字を形成した、印字つきの無線タグラベルを実現することができる。この結果、IC回路部に記憶された無線タグ情報とは別に、その無線タグ情報に関連した情報を被印字層に印字しておくようにすることで、ユーザ側からその関連情報をラベル上で視認することができ、さらに利便性を向上することができる。
第7発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記第2アンテナ基材を夾んで前記第2定置用粘着剤層と反対側に設けられた第2テープを有することを特徴とする。
これにより、貼り付け側の反対側より貼り付け側に向かって、第1アンテナ基材、第1定置用粘着剤層、中間基材層、第2定置用粘着剤層、第2アンテナ基材、第1テープをこの順序で含む積層構造の無線タグラベルを実現することができる。
第8発明は、上記第7発明において、前記第2テープは、前記中間基材層と協働して前記第2無線タグ回路素子を配置するための第2基材層を備えることを特徴とする。
これにより、積層構造中において、第2基材層と中間基材層とで第2無線タグ回路素子入りの第2アンテナ基材を安定的に保持することができる。
第9発明は、上記第8発明において、前記第2テープは、ラベル全体を貼り付け対象に貼り付けるための貼り付け用粘着剤層を備えることを特徴とする。
これにより、ラベル全体を貼り付け対象に貼り付ける構成を容易に実現することができる。
第10発明は、上記第8又は第9発明において、前記第2テープは、前記第2無線タグ回路素子を貼り付け対象から離間させるための発泡材層を備えることを特徴とする。
発泡材層によって、第2無線タグ回路素子を貼り付け面から離間させた状態を確実に実現することができる。この結果、金属の貼り付け面(又は金属が近くに存在する貼り付け面)に無線タグラベルを貼り付けた場合であっても通信障害を招くことがなく、通信の円滑性・信頼性をさらに確実に確保することができる。
第11発明は、上記第1乃至第10発明のいずれかにおいて、前記第1無線タグ回路素子及び前記第2無線タグ回路素子を、平面視において互いに重なる部分がないように、テープ幅方向に離間させて配置したことを特徴とする。
2つの無線タグ回路素子を互いに平面視においてずれた位置となるようにテープ幅方向に離間させて配置することにより、一方側の無線タグ回路素子への通信に対し他方側の無線タグ回路素子が障害要素となる可能性を低減することができる。
第12発明は、上記第1乃至第10発明のいずれかにおいて、前記第1無線タグ回路素子及び前記第2無線タグ回路素子を、平面視において互いに重なる部分がないように、テープ長手方向に離間させて配置したことを特徴とする。
2つの無線タグ回路素子を互いに平面視においてずれた位置となるようにテープ長手方向に離間させて配置することにより、一方側の無線タグ回路素子への通信に対し他方側の無線タグ回路素子が障害要素となる可能性を低減することができる。
第13発明は、上記第1乃至第12発明のいずれかにおいて、前記第1及び第2無線タグ回路素子のうち、一方が短波を通信周波数とする短波用無線タグ回路素子であり、他方が極超短波を通信周波数とする極超短波用無線タグ回路素子であることを特徴とする。
これにより、短波と極超短波との互いの欠点を補いつつ利点を活用することで、信頼性の高い情報通信を確実に行うことができる。
第14発明は、上記第13発明において、前記第2テープは、前記第2基材層又は前記貼り付け用粘着剤層若しくは前記発泡材層を、磁性材料により構成したことを特徴とする。
これにより、金属の貼り付け面(又は金属が近くに存在する貼り付け面)に無線タグラベルを貼り付けた場合であっても、第2無線タグ回路素子とその貼り付け面との間に磁性材料を介在させることで、磁気誘導による第2無線タグ回路素子との通信において通信障害が発生するのを防止することができる。この結果、通信の円滑性・信頼性をさらに確実に確保することができる。
第15発明は、上記第14発明において、前記第1無線タグ回路素子は、電波の反射により通信を行う無線タグ回路素子であり、前記第2無線タグ回路素子は、磁気誘導により通信を行う無線タグ回路素子であることを特徴とする。
第2テープ層に含まれる第2無線タグ回路素子が磁気誘導による短波帯での通信である場合には、第2テープに磁性材料層を設けることで特に通信障害を効果的に防止できる。
上記目的を達成するために、第16発明は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、第1の通信周波数に対応した第1無線タグ回路素子を配置した略シート状の第1アンテナ基材と、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、前記第1の通信周波数とは異なる第2の通信周波数に対応した第2無線タグ回路素子を配置した略シート状の第2アンテナ基材と、前記第1アンテナ基材と前記第2アンテナ基材とのテープ厚さ方向中間部に設けられた略テープ状の中間基材層と、前記中間基材層に対し前記第1アンテナ基材を定置させるための第1定置用粘着剤層と、前記中間基材層に対し前記第2アンテナ基材を定置させるための第2定置用粘着剤層とを有することを特徴とする。
本願第16発明のタグテープにおいては、中間基材層の一方側に第1定置用粘着剤層を介して第1無線タグ回路素子入りの第1アンテナ基材を配置し、中間基材層の他方側に第2定置用粘着剤層を介して第2無線タグ回路素子入りの第2アンテナ基材を配置する。これにより、このようなタグテープを用いてラベルを作成することで、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置した無線タグラベルを実現することができる。このように構成した無線タグラベルでは、ラベル化により利便性を向上できるとともに、それぞれに利点と欠点とがある複数の通信周波数を併用することで互いの通信周波数の欠点を補うことができるので、信頼性の高い情報通信を確実に行うことができる。この結果、さらにラベルを場所を選ばずに多種多様なところに貼り付けることができる。
第17発明は、上記第16発明において、前記第1アンテナ基材を夾んで前記第1定置用粘着剤層と反対側に設けられ、前記中間基材層と協働して前記第1無線タグ回路素子を配置するための第1基材層を有することを特徴とする。
これにより、貼り付け側の反対側より貼り付け側に向かって、第1基材層、第1アンテナ基材、第1定置用粘着剤層、中間基材層、第2定置用粘着剤層、第2アンテナ基材をこの順序で含む積層構造の無線タグラベルを作成することができる。また積層構造中において、第1基材層と中間基材層とで第1無線タグ回路素子入りの第1アンテナ基材を安定的に保持することができる。
第18発明は、上記第17発明において、前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、所定の印字がなされた被印字テープ層と前記第1基材層とを貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層を有することを特徴とする。
これにより、このタグテープを用いて、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置するとともに被印字テープ層に所定の印字を施した、印字つきの無線タグラベルを作成することができる。
第19発明は、上記第17発明において、前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、印字形成可能な被印字材料により構成された被印字層を有することを特徴とする。
これにより、このタグテープを用いて、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子を積層構造内に配置するとともに被印字層に所定の印字を形成した、印字つきの無線タグラベルを作成することができる。
第20発明は、上記第16乃至第19発明のいずれかにおいて、前記第2アンテナ基材を夾んで前記第2定置用粘着剤層と反対側に設けられ、前記中間基材層と協働して前記第2無線タグ回路素子を配置するための第2基材層を有することを特徴とする。
これにより、貼り付け側の反対側より貼り付け側に向かって、第1アンテナ基材、第1定置用粘着剤層、中間基材層、第2定置用粘着剤層、第2アンテナ基材、第2基材層をこの順序で含む積層構造の無線タグラベルを作成することができる。また積層構造中において、第2基材層と中間基材層とで第2無線タグ回路素子入りの第2アンテナ基材を安定的に保持することができる。
本発明によれば、通信信頼性を向上しつつ、ラベル化による利便性の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の無線タグラベルの一実施形態を表わす平面図、図2は、図1の無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。
図1及び図2において、本実施形態の無線タグラベルTは、ラベル厚さ方向上側と下側にそれぞれ通信周波数の異なる第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2を備えた多層構造に形成されている。
すなわち、無線タグラベルTは、貼り付け状態での上面側(図2中上側)よりその反対側(図2中下側)に向かって、カバーフィルム20(被印字テープ層)、貼り合わせ用粘着剤層21、第1基材層22、上粘着剤層23、第1無線タグ回路素子To1を備えた略シート状の第1アンテナ基材12(「第1タグ」と略示)、第1定置用粘着剤層24、略テープ状の中間基材層25、第2定置用粘着剤層26、第2無線タグ回路素子To2を備えた略シート状の第2アンテナ基材16(「第2タグ」と)、下粘着剤層27、第2基材層28、貼り付け用粘着材層29、および剥離紙(剥離材層)30の13層の積層構造を備えている。
中間基材層25は、第1アンテナ基材12と第2アンテナ基材16とのラベル厚さ方向中間部に備えられている。この中間基材層25の上面に上記第1定着用粘着剤層24が設けられ、この第1定着用粘着剤層24を介して第1アンテナ基材12が定置されている。また、中間基材層25の下面に上記第2定着用粘着剤層26が設けられ、この第2定着用粘着剤層26を介して第2アンテナ基材16が定置されている。
このとき、第1アンテナ基材12を夾んで第1定置用粘着剤層24と反対側(上側)では、貼り合わせ用粘着剤層21、第1基材層22、及び上粘着剤層23により第1テープ31(上テープ)が構成されている。第1テープ31の第1基材層22が上粘着剤層23を介し第1アンテナ基材12に接することで、(第1定着用粘着剤層24を介し)中間基材層25と協働して第1アンテナ基材12を配置し、第1アンテナ基材12を安定的に保持している。この第1テープ31の貼り合わせ用粘着剤層21は、上記第1基材層22の第1アンテナ基材層12と反対側に設けられており、貼り合わせ用粘着剤層21により被印字層としての上記カバーフィルム20が第1基材層22に貼り合わせられている。
また、第2アンテナ基材16を夾んで第2定置用粘着剤層26と反対側(下側)では、下粘着剤層27、第2基材層28、及び貼り付け用粘着剤層29により第2テープ32(下テープ)が構成されている。第2テープ32の第2基材層28が下粘着剤層27を介して第2アンテナ基材16に接することで、(第2定着用粘着剤層26を介し)中間基材層25と協働して第2アンテナ基材16を安定的に保持している。この第2テープ32の貼り付け用粘着剤層29は、上記第2基材層28の第2アンテナ基材層16と反対側に設けられており、剥離紙30によって覆われている。剥離紙30を剥がすと貼り付け用粘着剤層29が露出して、貼り付け用粘着剤層29により無線タグラベルTを貼付け対象に貼り付けることができ、無線タグラベルTの全体を貼付け対象に貼り付けることができる。
なお、上記カバーフィルム20は、例えば透明のPET(ポリエチレンテレフタラート)等から構成されており、この例では裏面に、印刷により所定の印字R(この例では無線タグラベルTの種類を示す「RF−ID」の文字)が(鏡像印字により)施されている。上記貼り合わせ用粘着剤層21、第1定置用粘着剤層24、第2定置用粘着剤層26、貼り付け用粘着剤層29はいずれも、適宜の粘着剤により構成されている。上記第1基材層22、中間基材層25、第2基材層28は、例えば色つきのPET(ポリエチレンテレフタラート)等から構成されている。
第1無線タグ回路素子To1は、ラベル長手方向に延びる略シート状の第1アンテナ基材12に設けられている。この第1無線タグ回路素子To1は、この例では、第1通信周波数としてのUHF(極超短波)を主として用いて通信するもので、情報を記憶するIC回路部10と、主としてUHFの高周波を用いて情報の送受信を行う1対のダイポールアンテナ11とを有し、ラベル長手方向に第1アンテナ基材12に延設されている。すなわち、この例では、IC回路部10は第1アンテナ基材12の長手方向略中央で幅方向略中央の位置に配置されている。1対のダイポールアンテナ11は、IC回路部10より第1アンテナ基材12の長手方向両側から第1アンテナ基材12の幅方向に互いに反対方向に偏倚させつつ長手方向に反対方向に延びるように配置されている。
第2無線タグ回路素子To2は、ラベル長手方向に延びる略シート状の第2アンテナ基材16に設けられている。この第2無線タグ回路素子To2は、この例では、上記第1通信周波数とは異なる第2通信周波数としてのHF(短波)を主として用いて磁気誘導により通信するもので、情報を記憶するIC回路部14と、主としてHFの高周波を用いて情報の送受信を行うループコイルアンテナ15とを有し、ラベル長手方向に第2アンテナ基材16に延設されている。すなわち、この例では、IC回路部14は第2アンテナ基材16の長手方向略中央で幅方向略一方側の位置に配置され、ループコイルアンテナ15はそのループの幅方向の一方側にIC回路部14を介設したようにループを描いて第2アンテナ基材16の長手方向に延びて配置されている。
本実施形態においては、以上説明したように、中間基材層25の一方側に第1定置用粘着剤層24を介して第1無線タグ回路素子To1を含む第1アンテナ基材12を配置し、中間基材層25の他方側に第2定置用粘着剤層26を介して第2無線タグ回路素子To2を含む第2アンテナ基材16を配置している。この結果、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子To1,To2を積層構造内に配置した無線タグラベルTを実現することができる。
このように構成した無線タグラベルTによれば、無線タグをラベル化することで、対象となる物品等に対し手軽に貼り付けることができ、利便性を向上することができる。また、互いに異なる周波数(上記第1周波数と第2周波数)を用いる無線タグ回路素子To1,To2を積層構造内に配置し、それぞれに利点と欠点とがある複数の通信周波数を併用することで、互いの通信周波数の欠点を補うことができる。すなわち、上記の例に即して説明すると、磁気誘導により13.56MHz等の短波を用いて無線通信を行う場合、通信安定性が高いという利点があるが、通信距離が短い。2.45GHz等の極超短波を用いて無線通信を行う場合、通信距離は長いが、マルチパスの影響などにより通信が不安定になりやすく正確な情報が得られない懼れがあり、また他の無線局との混信の懼れもある。さらに水分を含む対象物に貼り付けた場合は通信障害が生じやすい。本実施形態では、これら2つの通信周波数(短波と超短波)を併用することで、無線タグラベルT全体として、通信距離を比較的長くとることができ、水分や混信にも障害されにくい通信を実現することができる。この結果、信頼性の高い情報通信を確実に行うことができ、この結果、さらにラベルを場所を選ばずに多種多様なところに貼り付けることができる。
本実施形態では特に、貼り合わせ用粘着剤層21により被印字層としての上記カバーフィルム20が第1基材層22に貼り合わせられている。これにより、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子To1,To2を積層構造内に配置するとともにカバーフィルム20に所定の印字を施した、印字付きの無線タグラベルを実現することができる。これにより、IC回路部10,14に記憶された無線タグ情報とは別に、その無線タグ情報に関連した情報をカバーフィルム20に印字しておくようにすることで、ユーザ側からその関連情報をラベルT上で視認することができ、さらに利便性を向上することができる。
なお、上記では、中間基材層25は、第1定置用粘着剤層24および第2定置用粘着剤層26と別体に構成したが、中間基材層25を第1定置用粘着剤層24および第2定置用粘着剤層26とともに一体の両面粘着テープとして構成することができる。
本発明は上記実施形態に限られず、その技術思想及び趣旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変形が可能である。以下、それら変形例を示す。
(1)被印字層として感熱層を備える場合
上記実施形態では、無線タグラベルTの被印字層としてカバーフィルム20を用い、裏面に印刷により印字を施したカバーフィルム20を貼り合わせ用粘着剤層21により第1基材層22に貼り合わせたが、本発明はこれに限られない。第1基材層22に印字形成可能な被印字材料により構成された被印字層を設けて、その被印字層の表面に印字を施すようにしてもよい。
図3は、本変形例による無線タグラベルの層構造を模式的にあらわす断面図である。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。この図3において、本変形例の無線タグラベルTaは、第1アンテナ基材12の中間基材層25とは反対側に設けられる第1テープ31aが、第1基材層22および上粘着剤層23を有するが、貼り合わせ用粘着剤層を備えない。そして、第1テープ31aの第1基材層22に、被印字層として、熱により発色し印字形成可能な感熱材料(印字材料)からなる感熱層33が設けられている。
本変形例の無線タグラベルTaによっても、上記実施形態と同様、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子To1,To2を積層構造内に配置するとともに感熱層33に感熱方式により所定の印字を形成した、印字付きの無線タグラベルを実現することができる。
(2)被印字層として転写層を備える場合
図4は、本変形例による無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。この図4において、本変形例の無線タグラベルTbは、第1テープ31aの第1基材層22に、被印字層として、インクリボンからの熱転写により印字形成可能な被転写材料(印字材料)からなる転写層34(レセプタ層)が設けられている。
本変形例の無線タグラベルTbによっても、上記実施形態と同様、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子To1,To2を積層構造内に配置するとともに転写層34に転写により所定の印字を形成した、印字付きの無線タグラベルを実現することができる。
(3)被印字層として受像層を備える場合
図5は、本変形例による無線タグラベルの層構造を模式的にあらわす断面図である。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。この図5において、本変形例の無線タグラベルTcは、第1テープ31aの第1基材層22に、被印字層として、インクを塗布することで印字形成可能な受像材料(印字材料)からなる受像層200受像層35が設けられている。
本変形例の無線タグラベルTcによっても、上記実施形態と同様、互いに異なる周波数を用いる複数の無線タグ回路素子To1,To2を積層構造内に配置するとともに受像層35にインクにより所定の印字を形成した、印字付きの無線タグラベルを実現することができる。
(4)第2テープに発泡材層を備える場合
本変形例は、無線タグラベルTを貼り付け対象に貼り付けたときに、貼り付け面に近い側の第2無線タグ回路素子To2を貼り付け面から離すために発泡材層を設けるものである。図6は、本変形例の無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図であり、上記実施形態の図2に相当する図である。図2と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図6において、本変形例の無線タグラベルTdは、第2アンテナ基材16(第2タグ)の中間基材層25とは反対側に設けられる第2テープ32aが、下粘着剤層27、第2基材層28および貼り付け用粘着剤層29を備える他に、下粘着剤層27と第2基材層28との間に発泡材層36を配置している。発泡材層は、例えば、ポリエチレン系やオレフィン系の樹脂あるいはリグレン樹脂等を用いて構成することができる。
本変形例の無線タグラベルTdによれば、第2アンテナ基材16(第2タグ)の中間基材層25とは反対側に設けられる第2テープ32aに発泡材層36を配置したので、第2無線タグ回路素子To2を貼り付け面から離間させた状態を確実に実現することができる。この結果、金属の貼り付け面又は金属が近くに存在する貼り付け面に無線タグラベルTdを貼り付けた場合であっても通信障害を招くことがなく、通信の円滑性・信頼性をさらに確実に確保することができる。
なお、図7に示す無線タグラベルTeのように、第2テープ32aに設ける発泡材層36を第2基材層28と貼り付け用粘着剤層29との間に配置してもよい。この変形例によっても、上記無線タグラベルTdと同様の効果を得ることができる。
さらに以上のように、新たな発泡材層36を第2基材層28の上または下に設けるのにも限られず、第2基材層28そのものを発泡材で形成し発泡材層を兼ねさせてもよい。この場合も上記と同様の効果を得る。
(5)第2テープを構成する一部の層を磁性材料で形成した場合
本変形例は、無線タグラベルTの貼り付け対象として、金属の貼り付け面に貼り付けたときに、貼り付け面に近い側の第2無線タグ回路素子To2との通信に磁気誘導による影響が生じるのを防止するために、磁性材料を用いて第2無線タグ回路素子To2との通信に磁気誘導による影響が生じるのを防止するものである。
図8は、本変形例の無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図であり、上記実施形態の図2に相当する図である。図2と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図8において、本変形例の無線タグラベルTfは、第2テープ32cが、第2基材層として磁性材料で形成した磁性第2基材層37を備えている。その他の点は、図2に示した上記実施形態と同様である。
本変形例の無線タグラベルTfによれば、第2テープ32の第2基材層37を磁性材料で構成している。したがって、無線タグラベルTfを貼り付け対象の金属の貼り付け面または金属が近くに存在する貼り付け面に貼り付けた場合であっても、第2無線タグ回路素子To2とその貼り付け面との間に磁性材料を介在させ、磁気誘導による第2無線タグ回路素子To2との通信において通信障害が発生するのを防止することができる。この結果、通信の円滑性・信頼性をさらに確実に確保することができる。
なお、上記に限られず、第2テープ32を構成する他の層、すなわち下粘着剤層27や貼り付け用粘着剤層29等を磁性材料で形成してもよい。この場合も同様の効果を得る。また、そのような磁性材料層を上記(4)の発泡材層と併せて設置してもよいし、発泡材層に磁性材料を混入させる等により両方の機能を兼ね備えた層として構成してもよい。
また、上記においては、無線タグラベルTの厚さ方向に上下に位置する第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2は、(それぞれのアンテナ基材12,16がラベル長手方向に位置させた状態において)平面視において長手方向に互いに重なるように設けた。しかしながらこれに限られず、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2を平面視において長手方向に一部分のみが重なるようにしてもよいし、或いは、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2を互いに直交させた態様で部分的に又は全部が重なるようにしてもよい。
(6)第1無線タグ回路素子と第2の無線タグ回路素子とをラベル幅方向にずらして配置する場合
すなわち、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2を平面視において互いに重なる部分がないように設けてもよい。本変形例は、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2をラベル幅方向にずらして配置した場合である。
図9は、本変形例の無線タグラベルの無線タグ回路素子の配置を表わす平面図である。上記実施形態と同等の部分には同一の符号は付し、説明を省略又は簡略化する。
図9において、本変形例の無線タグラベルTgは、第1無線タグ回路素子To1を備えた第1アンテナ基材12をラベル幅方向一方寄り(図9中上側寄り)に配置し、第2無線タグ回路素子To2を備えた第2アンテナ基材16をラベル幅方向他方寄り(図9中下側寄り)に配置している。これにより、平面視において第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2が互いに重ならないように、ラベル幅方向に離間して設けられている。
図10に、本変形例の無線タグラベルの貼り付け対象への貼り付け例を示す。この例では、貼り付け対象40は直方体状の箱体である。この貼り付け対象40に対して、無線タグラベルTgは、第1及び第2のアンテナ基材12,16の間で幅方向に山折りに折り返して貼り付けられている。すなわち、第1アンテナ基材12が位置する、無線タグラベルTgの一方の折り返し片を貼り付け対象40の側面40aに貼り付け、第2アンテナ基材16が位置する、無線タグラベルTgの他方の折り返し片を貼り付け対象40の上面40bに貼り付けている。これにより、貼り付け対象40の側面40aに第1無線タグ回路素子To1が取り付けられ、貼り付け対象40の上面40bに第2無線タグ回路素子To2が取り付けられている。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。またこれに加え、2つの無線タグ回路素子To1,To2を互いに平面視においてずれた位置となるようにテープ幅方向に離間させて配置するようにしたので、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2の一方側、例えば第1無線タグ回路素子To1への通信に対し他方側の第2無線タグ回路素子To2が障害要素となる可能性を低減することができる。
(7)第1無線タグ回路素子と第2の無線タグ回路素子とをラベル長手方向にずらして配置する場合
すなわち、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2を平面視において互いに重なる部分がないように、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2をラベル長手方向にずらして配置してもよい。
図11は、本変形例の無線タグラベルの無線タグ回路素子の配置を表わす平面図である。上記実施形態と同等の部分には同一の符号は付し、説明を省略又は簡略化する。
図11において、本変形例の無線タグラベルThは、第1無線タグ回路素子To1を備えた第1アンテナ基材12をラベル幅方向中央位置でラベル長手方向一方寄り(図11中左側寄り)に配置し、第2無線タグ回路素子To2を備えた第2アンテナ基材16をラベル幅方向中央位置でラベル長手方向他方寄り(図11中右側寄り)に配置している。これにより、平面視において第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2が互いに重ならないように、ラベル長手方向に離間して設けられている。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、前述と同様、2つの無線タグ回路素子To1,To2を互いに平面視においてずれた位置となるように配置したので、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2の一方への通信に対し他方が障害要素となる可能性を低減することができる。
なお、図12に示すように、第1及び第2の無線タグ回路素子To1,To2をラベル長手方向に離間して配置するとき、その一方(この例では第2無線タグ回路To2)の向きをその長手方向がラベル幅方向となるように配置してもよい。この場合も同様の効果を得る。
(8)その他
以上においては、上テープ31,31aにおいて第1基材層22の下部(貼り付け側)に上粘着剤層23を設けていたが、これに限られない。すなわち上粘着剤層23を省略し、上テープ31,31aと中間基材層25とを、第1定置用粘着剤層24による粘着力で接着するようにしてもよい。また図2や図6、図7、図8に示すカバーフィルム20を備える層構造においては、上粘着剤層23のみならず第1基材層22を省略することも考えられる。これらの場合も上記実施形態と同様の効果を得られる。また層が省略されて少なくなる分、ラベル全体の厚さ方向寸法が低減されるので、より皺を寄りにくくすることができる。
また下テープ32,32a,32b,32cについても同様、下粘着剤層27を省略し、下テープ32,32a,32b,32cと中間基材層25とを、第2定置用粘着剤層26による粘着力で接着するようにしてもよい。また図2〜図7に示す各層構造においては、下粘着剤層27のみならず第2基材層28を省略することも考えられる。これらの場合も上記実施形態と同様の効果を得られる。また層が省略されて少なくなる分、ラベル全体の厚さ方向寸法が低減されるので、より皺を寄りにくくすることができる。
また、以上においては、無線タグラベルに(互いに異なる通信周波数の)無線タグ回路素子を2つ設けた場合を例にとって説明したが、3つ以上の無線タグ回路素子を設けてもよい。この場合に、すべての無線タグ回路素子が異なる通信周波数である必要はなく、全体として、少なくとも2種類の通信周波数を用いるようになっていれば足りる。
なお、以上説明したすべての無線タグラベルT,Ta,Tb,Tc,Td,Te,Tf,Tg,Th,Tkは、各ラベルと同様の層構造を持つテープ(タグテープ)を所定の切断手段で切断して構成することも可能である。この場合、そのようなタグテープを用いて構成した上記無線タグラベルT,Ta,Tb,Tc,Td,Te,Tf,Tg,Th,Tkにおいて、前述した効果を得ることができる。
その他、既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の無線タグラベルの一実施形態を表わす平面図である。 図1の無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 被印字層として感熱層を備える場合の変形例における無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 被印字層として転写層を備える場合の変形例における無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 被印字層として受像層を備える場合の変形例における無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 第2テープに発泡材層を備える場合の変形例における無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 第2テープに発泡材層を備える場合の変形例における無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 第2テープの構成層を磁性材料で形成した場合の変形例における無線タグラベルの層構造を模式的に表わす断面図である。 第1及び第2の無線タグ回路素子をラベル幅方向にずらして配置する場合の変形例における無線タグラベルを表わす平面図である。 図9の変形例の無線タグラベルの貼り付け対象への貼り付け例を表わす斜視図である。 第1及び第2の無線タグ回路素子をラベル長手方向にずらして配置する場合の変形例における無線タグラベルを表わす平面図である。 第1及び第2の無線タグ回路素子をタグラベル長手方向にずらして配置する場合の他の変形例における無線タグラベルを表わす平面図である。
符号の説明
10 IC回路部
11 ダイポールアンテナ
12 第1アンテナ基材
14 IC回路部
15 ループコイルアンテナ
16 第2アンテナ基材
20 カバーフィルム
21 貼り合わせ用粘着剤層
22 第1基材層
23 上粘着剤層
24 第1定置用粘着剤層
25 中間基材層
26 第2定置用粘着剤層
27 下粘着剤層
28 第2基材層
29 貼り付け用粘着材層
30 剥離紙
31 第1テープ
31a 第1テープ
32 第2テープ
32a〜c 第2テープ
33 感熱層
34 転写層
35 受像層
36 発泡材層
37 磁性第2基材層
T 無線タグラベル
Ta〜Th 無線タグラベル
Tk 無線タグラベル
To1 第1無線タグ回路素子
To2 第2無線タグ回路素子

Claims (20)

  1. 情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、第1の通信周波数に対応した第1無線タグ回路素子を配置した略シート状の第1アンテナ基材と、
    情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、前記第1の通信周波数とは異なる第2の通信周波数に対応した第2無線タグ回路素子を配置した略シート状の第2アンテナ基材と、
    前記第1アンテナ基材と前記第2アンテナ基材とのラベル厚さ方向中間部に設けられた略テープ状の中間基材層と、
    前記中間基材層に対し前記第1アンテナ基材を定置させるための第1定置用粘着剤層と、
    前記中間基材層に対し前記第2アンテナ基材を定置させるための第2定置用粘着剤層と
    を有することを特徴とする無線タグラベル。
  2. 請求項1記載の無線タグラベルにおいて、
    前記中間基材層は、前記第1定置用粘着剤層及び前記第2定置用粘着剤層とともに両面粘着テープとして構成されていることを特徴とする無線タグラベル。
  3. 請求項1又は請求項2記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1アンテナ基材を夾んで前記第1定置用粘着剤層と反対側に設けられた第1テープを有する
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  4. 請求項3記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1テープは、
    前記中間基材層と協働して前記第1無線タグ回路素子を配置するための第1基材層を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  5. 請求項4記載の無線タグラベルにおいて、
    所定の印字がなされた被印字テープ層を有し、
    前記第1テープは、
    前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、前記被印字テープ層と前記第1基材層とを貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  6. 請求項4記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1テープは、
    前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、印字形成可能な被印字材料により構成された被印字層
    を有することを特徴とする無線タグラベル。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第2アンテナ基材を夾んで前記第2定置用粘着剤層と反対側に設けられた第2テープを有する
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  8. 請求項7記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第2テープは、
    前記中間基材層と協働して前記第2無線タグ回路素子を配置するための第2基材層を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  9. 請求項8記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第2テープは、
    ラベル全体を貼り付け対象に貼り付けるための貼り付け用粘着剤層を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  10. 請求項8又は請求項9のいずれか1項記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第2テープは、
    前記第2無線タグ回路素子を貼り付け対象から離間させるための発泡材層を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1無線タグ回路素子及び前記第2無線タグ回路素子を、平面視において互いに重なる部分がないように、テープ幅方向に離間させて配置した
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  12. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1無線タグ回路素子及び前記第2無線タグ回路素子を、平面視において互いに重なる部分がないように、テープ長手方向に離間させて配置した
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1及び第2無線タグ回路素子のうち、一方が短波を通信周波数とする短波用無線タグ回路素子であり、他方が極超短波を通信周波数とする極超短波用無線タグ回路素子である
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  14. 請求項13記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第2テープは、
    前記第2基材層又は前記貼り付け用粘着剤層若しくは前記発泡材層を、磁性材料により構成したことを特徴とする無線タグラベル。
  15. 請求項14記載の無線タグラベルにおいて、
    前記第1無線タグ回路素子は、電波の反射により通信を行う無線タグ回路素子であり、
    前記第2無線タグ回路素子は、磁気誘導により通信を行う無線タグ回路素子である
    ことを特徴とする無線タグラベル。
  16. 情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、第1の通信周波数に対応した第1無線タグ回路素子を配置した略シート状の第1アンテナ基材と、
    情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備え、前記第1の通信周波数とは異なる第2の通信周波数に対応した第2無線タグ回路素子を配置した略シート状の第2アンテナ基材と、
    前記第1アンテナ基材と前記第2アンテナ基材とのテープ厚さ方向中間部に設けられた略テープ状の中間基材層と、
    前記中間基材層に対し前記第1アンテナ基材を定置させるための第1定置用粘着剤層と、
    前記中間基材層に対し前記第2アンテナ基材を定置させるための第2定置用粘着剤層と
    を有することを特徴とするタグテープ。
  17. 請求項16記載のタグテープにおいて、
    前記第1アンテナ基材を夾んで前記第1定置用粘着剤層と反対側に設けられ、前記中間基材層と協働して前記第1無線タグ回路素子を配置するための第1基材層を有する
    ことを特徴とするタグテープ。
  18. 請求項17記載のタグテープにおいて、
    前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、所定の印字がなされた被印字テープ層と前記第1基材層とを貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層を有する
    ことを特徴とするタグテープ。
  19. 請求項17記載のタグテープにおいて、
    前記第1基材層の前記第1無線タグ回路素子と反対側に設けられ、印字形成可能な被印字材料により構成された被印字層
    を有することを特徴とするタグテープ。
  20. 請求項16乃至請求項19のいずれか1項記載のタグテープにおいて、
    前記第2アンテナ基材を夾んで前記第2定置用粘着剤層と反対側に設けられ、前記中間基材層と協働して前記第2無線タグ回路素子を配置するための第2基材層を有する
    ことを特徴とするタグテープ。
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