JP2016061788A - 自動分析装置用の培養デバイス(incubationdevice) - Google Patents

自動分析装置用の培養デバイス(incubationdevice) Download PDF

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Abstract

【課題】自動分析装置のより大きな試料スループットを可能にし、それと同時に摩擦のない信頼性の高い動作を可能にする培養デバイスを提供する。【解決手段】培養デバイス16が、反応容器用の幾つかの受取り位置24を有する培養ユニット22と、1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイス32を有し、該把持デバイスを第1のアクセス領域36内に移動させるように構成された第1の移送アーム26と、1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイス42を有し、該把持デバイスを第2のアクセス領域46内に移動させるように構成された第2の移送アーム38とを含む。第1および第2のアクセス領域は重なり合わず、培養ユニットは、受取り位置の少なくとも1つが第1および第2のアクセス領域に達するように、移動させることができるように取り付けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、反応容器用の幾つかの受取り位置を有する培養ユニットと、少なくとも2つの移送アームとを含み、各移送アームは、1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイスを含む、自動分析装置用の培養デバイスに関する。
今日、体液試料または他の生物学的試料中の検体を決定(determination)するための多くの検出および分析方法が、自動分析装置、またいわゆる体外診断システムにおいて自動で数多く行われている。このために、そのような分析装置は、従来、対応する分析および測定ステーションと、様々な移送機器とを含み、そのような移送機器としては、例えば、試料容器、試薬容器、および反応容器用のコンベアベルト、輸送カルーセル、または把持機器を有する移送アーム、さらには液体の移送用のピペット機器がある。さらに、これらの装置は制御ユニットを含み、制御ユニットは、対応するソフトウェアによって、所望の分析のための作業工程を実質的に個別に計画して実行することが可能である。
自動で動作するそのような分析装置で使用される分析方法の多くは、光学法に基づく。臨床的に重要なパラメータ、例えば検体の濃度または活性の決定は、しばしば、反応容器(測定セルでもよい)内で試料の一部を1つまたはそれ以上のテスト試薬と混合させ、それにより生物学的反応または特定の結合反応を開始し、この反応が、反応混合物の光学的または他の物理的特性の測定可能な変化を生じることによって行われる。
従来、自動ピペット機器によって試料容器から試料アリコート(sample aliquot)が取られ、反応容器内に移送される。反応混合物は、1つまたはそれ以上の試薬の添加によって調製される。
次いで、自動分析装置の内部で、反応容器は、典型的には移送アームによって様々な分析ステーションに移動される。これらの移送アームは、反応容器を確実に取り上げるおよび設置する(deposit)ための把持デバイスを含み、運動機構(movement mechanics)の範囲によって定義される(および場合により、制御またはソフトウェア側でさらに制限される)アクセス領域を有し、そのアクセス領域内で反応容器を取り上げるおよび設置することができる。
試料と試薬が反応容器内で混合された後、分析に使用される多くの検出反応は、いくらかの培養時間を必要とし、これは数分に及ぶことがある。この培養時間中、試薬成分、例えば酵素、酵素基質、または抗体が、検出対象の検体と反応する。多くの検出反応は温度に依存するので、通常、反応混合物の培養は培養ユニット内で行われ、培養ユニットは、反応容器を一時的に収納するための複数の受取り位置を有し、その場合、受取り位置の壁は、加熱/冷却によって所定の制御された温度で保つことができる。
この場合、培養ユニットは、自動分析装置の培養デバイス内に配置され、培養デバイスはさらに、培養ユニットの受取り位置に反応容器を設置するためおよび受取り位置から反応容器を取り上げるための上述した移送アームの少なくとも1つを含む。反応容器は、移送アームによって、例えば空の状態で、反応容器ストック(reaction vessel stock)から培養ユニット内に移送されることがあり、または一部充填された状態で、例えば試料液体のみを含んで、分析装置の対応するステーションから培養ユニット内に移送されることがあり、または完全に充填された状態で、反応混合物を全て含んで、分析装置の対応するステーションから培養ユニット内に移送されることがある。さらに、培養時間後、移送アームによって反応容器を測定ユニット内に移送させる必要がある。自動分析装置のスループットが増加されるように意図される場合、すなわち、より多くの試料がより短時間で分析されるように意図される場合、培養デバイスはまた、複数の移送アーム、すなわち少なくとも1つの第2の移送アームを含むことがあり、この移送アームは、培養ユニットにアクセスすることができる。しかし、この場合、特定の状況下で移送アームの衝突が生じ得るという問題が生じ、損壊および動作の中断を避けるためにこれは絶対に回避しなければならない。そのような衝突の回避は、ソフトウェア技術で実施するのは比較的複雑であることが判明している:ソフトウェア制御は、常に、移送アームのどれが現在どの位置にあるかを調整しなければならず、適切であれば、それぞれの移送アームを移動させて退けて、別の移送アームがアクセスできるようにしなければならない。
したがって、本発明の目的は、自動分析装置のより大きな試料スループットを可能にし、それと同時に摩擦のない信頼性の高い動作を可能にする培養デバイス、およびそのような培養デバイス内に1つまたはそれ以上の反応容器を移動させるための方法を提供することである。
本発明によれば、この目的は、培養デバイスに関して、培養ユニットの内外への反応容器の移送のための2つの移送アームが提供され、2つの移送アームのアクセス領域が重なり合わず、すなわち互いに離れており、培養ユニットが、受取り位置の少なくとも1つが2つの移送アームの2つのアクセス領域に達するように、例えば送達レールまたはキャリッジ上で移動させることができるように取り付けられることによって実現される。次いで、移送アームのアクセス要求時、培養ユニットは、少なくともアクセスが意図される対応する受取り位置がそれぞれアクセス中の移送アームのアクセス領域内に入るように移動する。意外にも、変位可能な培養ユニットに伴う追加の機械的出費は、制御ソフトウェアのかなりの単純化によって補って余りあり、さらに、かなり信頼性が高くなることが判明した。
したがって、本発明は、
− 反応容器用の幾つかの受取り位置を有する培養ユニットと、
− 1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイスを有し、該把持デバイスを第1のアクセス領域内に移動させるように構成された第1の移送アームと、
− 1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイスを有し、該把持デバイスを第2のアクセス領域内に移動させるように構成された第2の移送アームと
を含み、
ここで、第1および第2のアクセス領域は重なり合わず、培養ユニットは、受取り位置の少なくとも1つが第1および第2のアクセス領域に達するように、移動させることができるように取り付けられる、
自動分析装置用の培養デバイスに関する。
1つまたはそれ以上の反応容器を自動的に移動させるための方法に関して、この目的は、第1および第2のアクセス領域が重なり合わず、移送アームの1つのアクセス時に、培養ユニットが、受取部(receptacle)の少なくとも1つがアクセス中の移送アームのそれぞれのアクセス領域に達するように移動されることによって実現される。
したがって、本発明は、さらに、上述した培養デバイス内の1つまたはそれ以上の反応容器を自動的に移動させるための方法であって、培養ユニットは、受取り位置の少なくとも1つがアクセス中の移送アームのそれぞれのアクセス領域に達するように移動される方法に関する。
有利には、培養ユニットは、各受取り位置が第1および第2のアクセス領域に達するように、移動させることができるように取り付けられる。すなわち、培養ユニットの移動能力は、各移送アームが各受取り位置にアクセスすることができる程度まで拡張される。これは、培養デバイスにおける自動化された作業プロセスに関して可能な最大の自由度を与える。なぜなら、反応容器用の任意の受取り位置を培養のために使用することができ、個々の移送アームの制限範囲を考慮に入れる必要がないからである。
培養ユニットが、第1の位置に達するように移動させることができるように取り付けられ、第1の位置で各受取り位置が第1のアクセス領域内に位置し、および/また第2の位置に達するように移動させることができるように取り付けられ、第2の位置で各受取り位置が第2のアクセス領域内に位置することによって、プロセスをさらに単純化することができる。この方法に関して、培養ユニットは、この場合、有利には、各受取部がアクセス中の移送アームのそれぞれのアクセス領域に達するような位置に移動される。
そのような構成では、1つの移送アームおよびそのそれぞれのアクセス領域は、培養ユニットの正確に1つの位置を割り当てられる。移送アームのアクセス要求時、培養ユニットは、アクセス中の移送アームに割り当てられた位置に移動され、この場合、移送アームの培養ユニットのアクセス位置のどこがアクセスされることを意図されるかを考慮に入れる必要はない。これは、培養ユニットのソフトウェア側での制御を単純化し、これに関し、ここで、移送アーム当たり1つの位置だけがそれぞれ指定される。培養ユニットはこれらの位置の間で移動し、それぞれの位置への移動のためには、アクセス中の移送アームから培養ユニットに対してソフトウェア側でただ1回のアクセス要求があればよい。
この培養デバイスおよびこの方法の別の有利な構成では、移送アームは、相互接触が防止されるようにそれらの動きを制限される。これは、ソフトウェア側で行われることがあり、または、より有利には、幾何学的に接触が可能でないように技術的ハードウェア構成によって行われることがある。これは、移送アームの移動経路の機械的な制限によって行われることがある。そのような手段は、移送アームの接触を特に高い信頼性で防止し、自動分析装置の特に信頼性が高く障害のない動作を保証する。
本発明による培養デバイスの1つの好ましい実施形態では、第1および第2のアクセス領域は同じ水平面内に位置し、培養ユニットは、水平に、例えば水平レール上またはキャリッジ上で移動させることができるように取り付けられる。本発明による方法に関して、培養ユニットは、この構成で水平に移動される。
好ましくは、受取り位置は、熱的に調整することができる。このために、培養ユニットは、対応する加熱および/または冷却機器を含む。
さらに、本発明は、上述した培養デバイスを含み、したがって特に信頼性が高く障害のない動作を行う自動分析装置に関する。
好ましい自動分析装置は、反応混合物の第1の物理的特性を測定するための第1のユニットと、反応混合物の第2の物理的特性を測定するための第2のユニットとを含み、すなわち2つの測定ステーションを含む。有利には、2つの測定ステーションは、反応混合物の少なくとも1つの光学的特性を測定するようにそれぞれ構成される。反応混合物の物理的特性を測定するための第1および第2のユニットは、例えば、光度計、比濁計、濁度計、および照度計からなる群から選択することができる。
「光度計」は、少なくとも1つの光源と少なくとも1つの光検出器とを含む測定ユニットであって、それらの光源および光検出器が、試料または反応混合物の特定の波長の光の吸光度を測定することを可能にするように構成された測定ユニットを意味するものと意図される。典型的には、光源によって放出される光の波長は、試料中の検出対象の物質によって、例えば反応混合物中の検体依存反応(analyte−dependent reaction)の結果生成される発色団によって吸収されるように選択される。
「濁度計」は、少なくとも1つの光源と少なくとも1つの光検出器とを含む測定ユニットであって、試料または反応混合物での光の吸光度を測定することを可能にするように構成された測定ユニットを意味するものと意図される。典型的には、光源によって放出される光の波長は、反応混合物中の検体依存反応の結果生成される、試料中の検出対象の高分子、例えば粒子凝集体(particle aggregates)によって吸収されるように選択される。
「比濁計」は、少なくとも1つの光源と少なくとも1つの光検出器とを含む測定ユニットであって、試料または反応混合物での光の吸光度を測定することを可能にするように構成された測定ユニットを意味するものと意図される。典型的には、光源と光検出器の配置は、反応混合物中の検体依存反応の結果生成される試料中の検出対象の高分子、例えば粒子凝集体によって散乱される散乱光を測定することができるように選択される。
「照度計」は、少なくとも1つの光検出器、通常は光電子倍増管を含み、試料または反応混合物からの光の放出を測定することを可能にするように構成された測定ユニットを意味するものと意図される。典型的には、光検出器は、試料中の検出対象の物質によって、例えば反応混合物中の検体依存反応の結果生成される発光または蛍光信号基(luminescent or fluorescent signal group)によって放出される生物発光、化学発光、および/または蛍光をそれにより測定することができるように選択される。
本発明によって実現される利点は、特に、アクセス領域間で移動させることができる培養ユニットと共に、移送アームのアクセス領域を離隔することによって、移送アームの接触がソフトウェア側で特に容易に回避されることである。信頼性が高く障害のない培養デバイスの動作がそれによって可能になり、自動分析装置の特に高いスループットを実現することができる。
本発明を、図面を用いてより詳細に説明する。
自動分析装置の概略図である。 自動分析装置の培養デバイスの概略平面図である。 培養デバイスの概略正面図である。
全ての図において、同じ部品には同じ参照符号が付されている。
図1は、自動分析装置1の概略図を示し、自動分析装置1内には、幾つかの構成要素が収容されている。この場合、自動分析装置1の基本機能を説明するために最も重要な構成要素のみが非常に単純な形で表されており、それにより、各構成要素の個々の部品を詳細には表していない。
自動分析装置1は、血液または他の体液の多様な分析を全自動で行うように構成され、分析のためにユーザによる操作は必要とされない。むしろ、ユーザによる操作は、例えば反応容器または試薬を再充填する必要があるときなど、メンテナンスまたは修理および再充填作業に限定される。
試料は、送達レール2内でキャリッジ(詳細には図示せず)上で自動分析装置1に送達される。この場合には、各試料に関して実施すべき分析に関する情報は、例えば試料容器に貼付されたバーコードによって通信されることがあり、このバーコードは自動分析装置1で読み取られる。ピペットデバイス4内の試料容器から、ピペット針(pipetting needle)(詳細には図示せず)によってアリコートが取られる。
アリコートも同様に反応容器(詳細には図示せず)に送達され、反応容器内で、多様な測定ユニット6、例えば光度計、比濁計、濁度計、または照度計などによって実際の分析が行われる。反応容器は、反応容器収納部(reaction vessel store)8から取られる。さらに、実施すべき分析に応じて必要とされるさらなる試薬が、さらなるピペット針(図示せず)によって試薬収納部10からそれぞれの反応容器に送達されることがある。
自動分析装置内部でのキュベットの輸送は、輸送デバイス(ここでは詳細には図示せず)、例えば移送アームによって行われ、この輸送デバイスは、多様な空間方向に移動させることができ、反応容器を取り上げるための把持デバイスを含む。プロセス全体が、制御デバイス、例えばデータライン12を介して接続されたコンピュータ14によって制御され、これは、自動分析装置1およびその構成要素内部の複数のさらなる電子回路およびマイクロプロセッサ(詳細には図示せず)によって支援される。
試料と試薬が反応容器内で混合された後、分析に使用される検出反応の多くは、特定の反応時間が経過した後に、得られた反応生成物の特定の特性を測定することに基づく。この反応時間中、特定の酵素や抗体などが、決定対象の検体と反応する。反応時間中、反応容器は、この場合には自動分析装置1の培養デバイス16内に取り付けられ、培養デバイス16は、図2および図3により詳細に概略的に示されている。
培養デバイス16は、図2では平面図で、図3では正面図で示されている。図2および図3の説明のために、以下では空間方向を使用する。それらの空間方向は、2つの図での視線方向にそれぞれ合わせて示されている。図2で、空間方向xは左から右に延び、空間方向yは下から上に延び、空間方向zは図面の平面から出る。図3は、その視点をx軸の周りで90度回転されている。したがって、図3では、正面図であるので、空間方向xはやはり左から右に延び、空間方向yは図面の平面内に延び、空間方向zは下から上に延びる。
培養デバイス16の底部18に、互いに並べて配置された2つのレール20が配置され、これらのレール20は、空間方向yでの培養デバイス16の広がりのほぼ全体にわたって直線状に延びる。レール20上に培養ユニット22が配置され、培養ユニット22は、実質的に長方形ブロックとして構成され、空間方向yで、すなわち水平方向でレール20に沿って駆動装置(詳細には図示せず)によって移動させることができる。
多く検出反応は温度に依存しているので、培養ユニット22は、培養時間中に反応容器を一時的に収納するための複数の受取り位置24を有し、受取り位置の壁は、加熱/冷却によって所定の制御された温度で保つことができる。受取り位置24は、レール20とは反対側の培養ユニット22の面に、規則的な幾何学パターンで円筒形開口として導入される。このようにして、複数の反応容器を同時に取り付けることができる。図2では、明瞭にするために、同一の受取り位置24の1つのみが参照番号を付されている。
培養デバイス16は、さらに、第1の移送アーム26を含む。移送アーム26は、空間方向yに延びる高架レール(elevated rail)28に取り付けられ、それにより、移送アーム26は、第2のレール30と共に空間方向yに移動させることができる。第2のレール30は、第1のレール28に垂直に、空間方向xに延びる。レール28、30の長さは、移送アーム26が培養デバイス16の外部の所望のステーション(ここでは詳細には図示しない)、例えば反応容器収納部8または測定ユニット6に達することができるように選択される。空間方向zで移動させることができ、反応容器を取り上げるおよび設置することができる把持器(gripper)34を含む把持デバイス32が、空間方向xで移動させることができるように第2のレール30に取り付けられる。レール28上での空間方向yでの、およびレール30上での空間方向xでの(駆動装置(図示せず)によって)制御可能な移動性(mobility)が、x−y平面内で第1の移送アーム26の長方形アクセス領域36を生み出し、このアクセス領域36内で、把持器34は、反応容器を取り上げるおよび設置することができる。図2の図示において、培養ユニット22は、第1の移送アーム26のアクセス領域36内に完全に配置され、すなわち全ての受取り位置24がアクセス領域36内に配置される。
自動分析装置1は、複数の分析の並列処理を行うように構成される。自動分析装置1のスループットを高めるために、培養デバイス16は、第2の移送アーム38を含む。第2の移送アーム38は、第1の移送アーム26と同様に形成され、すなわち第1のレール28上に配置され、第1のレール28に垂直に延びる第2のレール40上に配置され、把持器44を有する把持デバイス42を具備される。レール40の長さも、移送アーム38が培養デバイス16の外部の所望のステーション(ここでは詳細には図示せず)に達するように選択される。第2の移送アーム38の移動性は、第1の移送アーム26に関する移動性と同様に構成される;したがって、同じ幾何学的広がりが、第2の移送アーム38の全く同じ大きさの長方形アクセス領域46をもたらす。
特定の状況下で移送アームの衝突が生じ得るという問題を回避するために、移送アーム26、38は、それらのそれぞれのアクセス領域36、46同士が重ならないように配置される。特に、例示的実施形態では、移送アーム26、38は、同じレール28上に配置されるが、ストッパ48によって空間方向yで互いに離隔される。それに対応して、アクセス領域36、46は、空間方向yで互いに離隔される。したがって、2つの移送アーム26、38の接触は、(ここで提供されるストッパ48の対応する広がりによって)幾何学的に防止される。他の例示的実施形態でも、アクセス領域の離隔がやはり行われることがあり、駆動装置(詳細には図示せず)の機械的な制限によって、または制御ソフトウェア側で、移送アーム26、38の接触が防止されることがある。
2つの移送アーム26、38が培養ユニット22にアクセスすることができるように、既述のように、培養ユニット22は、レール20上でy方向で、すなわち水平に可動であるように構成される。より正確には、例示的実施形態において、培養ユニット22に関する2つの位置が提供される:第1の位置は、図2に表されており、すなわち第1の移送アーム26のアクセス領域36内にあり、したがって全ての受取り位置28がアクセス領域36内にある。同様に、第2の位置が提供され、第2の位置では、全ての受取り位置28が、第2の移送アーム38のアクセス領域46内に配置される。
ここでは、制御側で、生じ得る衝突に関する移送アーム26、38の位置の監視がもはや必要なく、このことは、制御ソフトウェアをかなり単純化する。移送アーム26、38が培養ユニット22にアクセスする必要が生じるとすぐに、まだそこに配置されていない場合には、培養ユニット22は、アクセス中の移送アーム26、38の下の対応する位置に移動される。
したがって、培養デバイス16の上記の実施形態は、確実な動作を可能し、それと同時に培養デバイス16の単純化された駆動も可能にする。
1 自動分析装置
2 送達レール
4 ピペットデバイス
6 測定ユニット
8 反応容器収納部
10 試薬収納部
12 データライン
14 コンピュータ
16 培養デバイス
18 底部
20 レール
22 培養ユニット
24 受取り位置
26 移送アーム
28、30 レール
32 把持デバイス
34 把持器
36 アクセス領域
38 移送アーム
40 レール
42 把持デバイス
44 把持器
46 アクセス領域
48 ストッパ
x、y、z 空間方向

Claims (14)

  1. 自動分析装置(1)用の培養デバイス(16)であって、
    反応容器用の幾つかの受取り位置(24)を有する培養ユニット(22)と、
    1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイス(32)を有し、該把持デバイス(32)を第1のアクセス領域(36)内に移動させるように構成された第1の移送アーム(26)と、
    1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイス(42)を有し、該把持デバイス(42)を第2のアクセス領域(46)内に移動させるように構成された第2の移送アーム(38)と
    を含み、
    ここで、第1および第2のアクセス領域(36、46)は重なり合わず、培養ユニット(22)は、受取り位置(24)の少なくとも1つが第1および第2のアクセス領域(36、46)に達するように、移動させることができるように取り付けられる
    前記培養デバイス。
  2. 培養ユニット(22)は、受取り位置(24)それぞれが第1および第2のアクセス領域(36、46)に達するように、移動させることができるように取り付けられる請求項1に記載の培養デバイス(16)。
  3. 培養ユニット(22)は、第1の位置に達するように移動させることができるように取り付けられ、第1の位置で受取り位置(24)それぞれが第1のアクセス領域(36)内に位置し、および/または第2の位置に達するように移動させることができるように取り付けられ、第2の位置で受取り位置(24)それぞれが第2のアクセス領域(46)内に位置する請求項1に記載の培養デバイス(16)。
  4. 移送アーム(26、38)は、相互接触が防止されるようにそれらの動きを制限される請求項1〜3のいずれか1項に記載の培養デバイス(16)。
  5. 第1および第2のアクセス領域(36、46)は同じ水平面内にあり、培養ユニット(22)は、水平に移動させることができるように取り付けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の培養デバイス(16)。
  6. 受取り位置(24)を熱的に調整することができる請求項1〜5のいずれか1項に記載の培養デバイス(16)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の培養デバイス(16)を含む自動分析装置(1)。
  8. さらに、反応混合物の第1の物理的特性を測定するための第1のユニットと、反応混合物の第2の物理的特性を測定するための第2のユニットとを含む請求項7に記載の自動分析装置(1)。
  9. 反応混合物の物理的特性を測定するための第1のユニットと第2のユニットは、反応混合物の少なくとも1つの光学的特性を測定するようにそれぞれ構成される請求項8に記載の自動分析装置(1)。
  10. 反応混合物の物理的特性を測定するための第1および第2のユニットは、光度計、比濁計、濁度計、および照度計からなる群から選択される請求項9に記載の自動分析装置(1)。
  11. 自動分析装置(1)用の培養デバイス(16)内の1つまたはそれ以上の反応容器を自動的に移動させるための方法であって、培養デバイス(16)は、
    反応容器用の幾つかの受取り位置(24)を有する培養ユニット(22)と、
    1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイス(32)を有し、該把持デバイス(32)を第1のアクセス領域(36)内に移動させるように構成された第1の移送アーム(26)と、
    1つまたはそれ以上の反応容器用の把持デバイス(42)を有し、該把持デバイス(42)を第2のアクセス領域(46)内に移動させるように構成された第2の移送アーム(38)と
    を含み、
    ここで、第1および第2のアクセス領域(36、46)は重なり合わず、培養ユニット(22)は、受取り位置(24)の少なくとも1つがアクセス中の移送アーム(26、38)のそれぞれのアクセス領域(36、46)に達するように移動される
    前記方法。
  12. 培養ユニット(22)は、受取部(24)それぞれがアクセス中の移送アーム(26、38)のそれぞれの領域(36、46)に達するような位置に移動される請求項11に記載の方法。
  13. 移送アーム(26、38)は、相互接触が防止されるようにそれらの動きを制限される請求項11または12に記載の方法。
  14. 第1および第2のアクセス領域(36、46)は同じ水平面内にあり、培養ユニット(22)は水平に移動される請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
JP2015182443A 2014-09-17 2015-09-16 自動分析装置用の培養デバイス(incubationdevice) Active JP6489982B2 (ja)

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