JP2016060186A - インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016060186A
JP2016060186A JP2014192699A JP2014192699A JP2016060186A JP 2016060186 A JP2016060186 A JP 2016060186A JP 2014192699 A JP2014192699 A JP 2014192699A JP 2014192699 A JP2014192699 A JP 2014192699A JP 2016060186 A JP2016060186 A JP 2016060186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
surface tension
dynamic surface
jet recording
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014192699A
Other languages
English (en)
Inventor
米山 博人
Hiroto Yoneyama
博人 米山
弘之 植木
Hiroyuki Ueki
弘之 植木
真実 畠中
Mami Hatanaka
真実 畠中
礼佳 蓬田
Reika Yomogida
礼佳 蓬田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2014192699A priority Critical patent/JP2016060186A/ja
Priority to US14/620,440 priority patent/US9522532B2/en
Priority to CN201510111873.4A priority patent/CN106032090B/zh
Publication of JP2016060186A publication Critical patent/JP2016060186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04586Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads of a type not covered by groups B41J2/04575 - B41J2/04585, or of an undefined type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/106Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/322Pigment inks

Abstract

【課題】印刷速度が10〜50m/minであっても、画像における剥がれの発生を抑制することができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクジェット記録用インクを備え、前記インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出手段を有し、記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とするインクジェット記録装置。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法に関する。
インクジェットプリンティング技術は、広幅・高速化が容易であることから、近年、印刷分野においてシェアを大きく伸ばしている。
このインクジェット印刷では、インクが乾く前に用紙を重ねたり、連続用紙であれば巻き取ったりすると、裏写りなどのトラブルが発生することから、インクの乾燥工程が必須である。一般的なインクの乾燥方法としては、例えば、温風乾燥、ラジエーター乾燥などが挙げられる。
また、従来のインク組成物としては、例えば、特許文献1及び2に記載されているものが知られている。
特許文献1には、着色剤と、水と、難水溶性のアルカンジオールと、20℃において固体である結晶性糖アルコールと、(ポリ)アルキレングリコールとを少なくとも含んでなる、インクジェット記録用インク組成物が記載されている。
特許文献2には、非水系インクからなり、当該インクは、紫外線や電子線等の光を照射することにより硬化する特性を有し、インクの80ミリ秒の時の動的表面張力が28mN/mより大きく、かつ最大泡圧法における動的表面張力測定において、80ミリ秒の時の動的表面張力値から1000ミリ秒の時の動的表面張力値を引いた値が8mN/mより小さいことを特徴とするインクジェット記録用インクが記載されている。
特開2011−127088号公報 特開2006−219625号公報
本発明の目的は、印刷速度が10〜50m/minであっても、画像における剥がれの発生を抑制することができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法を提供することである。
本発明の上記課題は、以下の<1>又は<3>に記載の手段により解決された。好ましい実施態様である<2>及び<4>とともに以下に示す。
<1>着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクジェット記録用インクを備え、前記インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出手段を有し、記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とするインクジェット記録装置、
<2>前記記録媒体が、ロール紙である、<1>に記載のインクジェット記録装置、
<3>インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出工程を含み、前記インクが、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であり、記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とするインクジェット記録方法、
<4>前記記録媒体が、ロール紙である、<3>に記載のインクジェット記録方法。
上記<1>に記載の発明によれば、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクを用いない場合に比べて、記録速度が10〜50m/minであっても、画像における剥がれの発生を抑制することができるインクジェット記録装置を提供することができる。
上記<2>に記載の発明によれば、記録媒体としてロール紙を用いない場合に比べて、画像における剥がれの発生をより抑制することができるインクジェット記録装置を提供することができる。
上記<3>に記載の発明によれば、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクを用いない場合に比べて、記録速度が10〜50m/minであっても、画像における剥がれの発生を抑制することができるインクジェット記録方法を提供することができる。
上記<4>に記載の発明によれば、記録媒体としてロール紙を用いない場合に比べて、画像における剥がれの発生をより抑制することができるインクジェット記録方法を提供することができる。
本実施形態のインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図である。
以下、本実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態において、「A〜B」との記載は、AからBの間の範囲だけでなく、その両端であるA及びBも含む範囲を表す。
(インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法)
本実施形態のインクジェット記録装置(以下、単に「記録装置」ともいう。)は、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクジェット記録用インクを備え、前記インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出手段を有し、記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とする。
本実施形態のインクジェット記録方法(以下、単に「記録方法」ともいう。)は、インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出工程を含み、前記インクが、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であり、記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とする。
水性インクを用いる高速インクジェット記録装置(例えば10m/min以上)は、オフセットを抑制するためインクを乾燥する乾燥手段が必要となる。しかしながら、乾燥手段は、多くの電力を消費する。乾燥手段を用いない場合、浸透性の高い普通紙を用い、更に、自然乾燥させるための時間が必要なため、印刷速度を遅くする必要がある。
本発明者等が詳細に検討した結果、上記特定成分を含有し、動的表面張力の各値が特定の範囲であるインクを使用することにより、記録速度が10〜50m/minであっても、画像における剥がれの発生を抑制することができることを見いだした。
詳細な機構は不明であるが、上記特定のインクであると、濡れ拡がり易く、乾燥手段が不要となるほど乾燥性に優れるとともに、高分子粒子を含有することにより、定着性に優れ、画像における剥がれの発生が抑制されると推定される。
本実施形態のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法における記録速度(印刷速度)は、10〜50m/min(毎分10〜50m)であり、20〜50m/minであることが好ましく、20〜40m/minであることがより好ましい。
本実施形態のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法は、上記のような高速の記録速度であっても、画像形成を行える。
本実施形態のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法は、記録媒体上においてインクを乾燥する乾燥手段を必要とせず、乾燥手段を有していない又は用いないことが好ましい。前記乾燥手段を有していない又は用いないことにより、電力消費が抑えられ、コスト面に優れるとともに、記録装置周囲への熱の発散量も少なくなる。
<吐出手段、及び、吐出工程>
本実施形態のインクジェット記録装置は、インクの液滴をインクジェットヘッドにより記録媒体へ吐出する吐出手段を有する。
本実施形態のインクジェット記録方法は、インクの液滴をインクジェットヘッドにより記録媒体へ吐出する吐出工程を含む。
インク液滴の吐出に用いるインクジェットヘッドは、特に制限はなく、公知のインクジェットヘッドが用いられ、例えば、ピエゾ型のインクジェットヘッドや、サーマル型のインクジェットヘッドが挙げられる。
インクの吐出温度は、特に制限はなく、使用するインクに応じて調製することができる。
本実施形態のインクジェット記録方法において、インクの吐出は、必要に応じ、複数回行ってもよい。例えば、記録媒体の同一の箇所に、1種類のインクを複数回吐出してもよいし、2種以上のインクをそれぞれ1回吐出してもよいし、2種以上のインクをそれぞれ複数回吐出してもよい。
本実施形態に用いられるインクは、1種のみを使用しても、2種以上を使用してもよい。例えば、カラー画像を形成する場合は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色インクが好適に用いられる。
本実施形態のインクジェット記録装置及び本実施形態のインクジェット記録方法において、インク液滴1ドロップ当たりの液体質量は25ng以下であることが好ましく、0.5ng以上20ng以下であることがより好ましく、2ng以上15ng以下であることが更に好ましい。上記態様であると、乾燥性に優れ、画像における剥がれの発生がより抑制される。
なお、1つのノズルから複数の体積のドロップを噴射することが可能であるインクジェット装置において、上記1ドロップ当たりの液体質量とは、印字可能な最小ドロップのドロップ量を指すこととする。
本実施形態のインクジェット記録装置及び本実施形態のインクジェット記録方法は、滲み及び色間滲みの改善効果という観点から、サーマルインクジェット記録方式、又は、ピエゾインクジェット記録方式を採用することが好ましい。この効果をもたらすメカニズムは明らかとはなっていないが、サーマルインクジェット記録方式の場合、吐出時にインクが加熱され、低粘度となっているが、記録媒体上でインクの温度が低下するため、粘度が急激に大きくなる。このため、滲み及び色間滲みに改善効果があると考えられる。一方、ピエゾインクジェット方式の場合、高粘度の液体を吐出することが可能であり、高粘度の液体は記録媒体上での紙表面方向への広がりを抑制することが可能となるため、滲み、及び、色間滲みに改善効果があるものと推測している。
本実施形態のインクジェット記録装置及び本実施形態のインクジェット記録方法において、インクのインクジェットヘッドへの補給(供給)は、インクを収納したインクタンクから行われることが好ましい。このインクタンクは、装置に脱着可能なカートリッジ方式であることが好ましく、このカートリッジ方式のインクタンクを交換することで、インクの補給が簡易に行われる。
また、インク供給系は、例えば、インクを含む元タンク、供給配管、インクジェットヘッド直前のインクタンク、フィルター、ピエゾ型のインクジェットヘッドからなる態様が好ましく挙げられる。
<記録媒体>
本実施形態のインクジェット記録装置及び本実施形態のインクジェット記録方法に用いられる記録媒体は、特に制限はなく、公知の記録媒体が用いられる。
記録媒体としては、浸透性の記録媒体を用いることが好ましい。上記態様であると、乾燥性に優れ、画像における剥がれの発生がより抑制される。
なお、浸透性の記録媒体としては、普通紙等が挙げられる。具体的には、浸透性の記録媒体とは、動的走査吸液計で測定した接触時間500ms以内におけるインクの最大吸液量が15mL/mを超える記録媒体を意味する。
一方、非浸透性の記録媒体としては、コート紙、樹脂フィルム等が挙げられる。具体的には、非浸透性の記録媒体とは、動的走査吸液計で測定した接触時間500ms以内におけるインクの最大吸液量が15mL/m以下である記録媒体を意味する。
また、記録媒体としては、ロール紙又は連帳紙を用いることが好ましく、ロール紙を用いることが特に好ましい。上記態様であると、本実施形態の効果がより発揮される。
本実施形態のインクジェット記録装置は、記録速度が10〜50m/minであり、前記乾燥手段を有していない以外、例えば、記録媒体の搬送手段や各部の制御手段等については、公知のインクジェット記録装置の構成が好適に用いられる。
また、本実施形態のインクジェット記録方法は、本実施形態のインクジェット記録装置を用いて行うことが好ましい。
以下、本実施形態のインクジェット記録装置及び本実施形態のインクジェット記録方法の一例について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図である。
インクジェット記録装置10は、図1に示すように、水性インク(以下「インク」とも称する)を記録媒体P上に吐出する吐出ヘッド122(吐出ヘッド122を有する吐出装置121)を備える記録装置である。インクジェット記録装置10では、インクを記録媒体P上に吐出する吐出工程を有するインクジェット記録方法が実現される。これにより、記録媒体P上にインクによる画像を記録する。
具体的には、インクジェット記録装置10は、例えば、記録媒体Pとしての連帳紙(以下、「連帳紙P」とも称する。)に画像を記録する画像記録ユニット12を備えている。
記録装置10は、画像記録ユニット12に供給する連帳紙Pが収容される前処理ユニット14と、前処理ユニット14から画像記録ユニット12へ供給される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット16と、を備えている。バッファユニット16は、画像記録ユニット12と前処理ユニット14との間に配置されている。
記録装置10は、例えば、画像記録ユニット12から排出される連帳紙Pを収容する後処理ユニット18と、画像記録ユニット12から後処理ユニット18へ排出される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット20と、を備えている。バッファユニット20は、画像記録ユニット12と後処理ユニット18との間に配置されている。
記録装置10は、画像記録ユニット12とバッファユニット20との間に配置され、画像記録ユニット12から搬出される連帳紙Pを冷却する冷却ユニット22を備えている。
画像記録ユニット12は、例えば、連帳紙Pを連帳紙Pの搬送経路124に沿って案内するロール部材(符号省略)と、連帳紙Pの搬送経路124に沿って搬送される連帳紙Pにインク(インクの液滴)を吐出して画像を記録する吐出装置121とを備えている。
吐出装置121は、連帳紙Pにインクを吐出する吐出ヘッド122を備えている。吐出ヘッド122は、例えば、有効な記録領域(インクを吐出するノズルの配置領域)が連帳紙Pの幅(連帳紙Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向の長さ)以上とされた長尺状の記録ヘッドである。
なお、吐出ヘッド122は、これに限られず、連帳紙Pの幅よりも短尺状の吐出ヘッドであって、連帳紙Pの幅方向に移動してインクを吐出する方式(いわゆる、キャリッジ方式)の吐出ヘッドであってもよい。
吐出ヘッド122は、インクの液滴を熱により吐出する、いわゆる、サーマル方式であってもよいし、インクの液滴を圧力により吐出する、いわゆる、ピエゾ方式であってもよく、公知のものが適用される。
吐出ヘッド122は、例えば、連帳紙Pにインクを吐出してK(ブラック)色の画像を記録する吐出ヘッド122Kと、Y(イエロー)色の画像を記録する吐出ヘッド122Yと、M(マゼンタ)色の画像を記録する吐出ヘッド122Mと、C(シアン)色の画像を記録する吐出ヘッド122Cとを有している。そして、吐出ヘッド122Kと、吐出ヘッド122Yと、吐出ヘッド122Mと、吐出ヘッド122Cとは、この順番で連帳紙Pの搬送方向(以下、単に「用紙搬送方向」と記載することがある。)に沿って上流側から下流側に連帳紙Pと対向するように並べられている。なお、吐出ヘッドの表記において、K、Y、M、Cを区別しない場合には、符号に付しているK、Y、M、Cを省略する。
吐出ヘッド122K,122Y,122M,122Cは、それぞれ、インクジェット記録装置10に着脱される各色のインクカートリッジ123K,123Y,123M,123Cと供給管(不図示)を通じて連結され、インクカートリッジ123により、各色のインクがそれぞれ吐出ヘッド122へ供給される。
吐出ヘッド122は、上記4色のそれぞれに対応した4つの吐出ヘッド122を配置する形態に限られず、目的に応じて、他の中間色を加えた4色以上のそれぞれに対応した4つ以上の吐出ヘッド122を配置した形態であってもよい。
ここで、吐出ヘッド122としては、例えば、インク滴量以上15pl以下の範囲でインクを吐出する低解像度用の吐出ヘッド122(例えば600dpiの吐出ヘッド)、インク滴量10pl未満の範囲でインクを吐出する高解像度用の吐出ヘッド122(例えば1,200dpiの吐出ヘッド)のいずれを備えていてもよい。また、吐出装置121は、低解像度用の吐出ヘッド122、及び、高解像度用の吐出ヘッド122の双方を備えていてもよい。吐出ヘッド122のインク液滴量は、インクの最大液滴量の範囲である。また、dpiは「dot per inch」を意味する。
吐出装置121は、吐出ヘッド122に対して用紙搬送方向の下流側に、例えば、連帳紙Pの裏面が巻き掛けられ、搬送される連帳紙Pと接触して従動回転しながら連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する乾燥ドラム126(乾燥装置の一例)が配置されている。
乾燥ドラム126の内部には、加熱源(例えばハロゲンヒータ等:不図示)が内蔵されている。乾燥ドラム126は、加熱源による加熱により連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する。
乾燥ドラム126の周囲には、連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する温風送風装置128(乾燥装置の一例)が配置されている。この温風送風装置128による温風によって、乾燥ドラム126に巻き掛けられた連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する。
ここで、吐出装置121は、吐出ヘッド122に対して用紙搬送方向の下流側には、連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する近赤外線ヒータ(不図示)、レーザ照射装置等の他の乾燥装置が配置されていてもよい。近赤外線ヒータ、レーザ照射装置等の他の乾燥装置は、乾燥ドラム126及び温風送風装置128の少なくとも一方に代えて、又は、乾燥ドラム126及び温風送風装置128に加えて配置される。
なお、本実施形態においては、乾燥ドラム126及び温風送風装置128がなくともよく、また、あっても使用なくてもよい。
一方、前処理ユニット14は、画像記録ユニット12へ供給される連帳紙Pが巻き付けられている供給ロール14Aを備えており、この供給ロール14Aは、図示せぬフレーム部材に回転可能に支持されている。
バッファユニット16には、例えば、用紙搬送方向に沿って第1パスローラ16A、ダンサーローラ16B及び第2パスローラ16Cが配置されている。ダンサーローラ16Bは、図1中上下に移動することにより、画像記録ユニット12へ搬送される連帳紙Pの張力調整、及び連帳紙Pの搬送量を調整する。
後処理ユニット18は、画像が記録された連帳紙Pを巻き取る搬送部の一例としての巻取ロール18Aを備えている。この巻取ロール18Aが図示せぬモータから回転力を受けて回転することで、連帳紙Pが搬送経路124に沿って搬送されるようになっている。
バッファユニット20には、例えば、用紙搬送方向に沿って第1パスローラ20A、ダンサーローラ20B及び第2パスローラ20Cが配置されている。ダンサーローラ16Bは、図1中上下に移動することにより、後処理ユニット18へ排出される連帳紙Pの張力調整、及び、連帳紙Pの搬送量を調整する。
冷却ユニット22には、複数のクーリングローラ22Aが配置されている。複数のクーリングローラ22Aの間に連帳紙Pを搬送することにより、連帳紙Pを冷却する。
本実施形態においては、冷却ユニット22がなくてもよい。
次に、本実施形態に係る記録装置10による動作(記録方法)について説明する。
本実施形態に係る記録装置10では、まず、前処理ユニット14の供給ロール14Aから、バッファユニット16を通じて、画像記録ユニット12に連帳紙Pを搬送する。
次に、画像記録ユニット12において、吐出装置121の各吐出ヘッド122からインクを連帳紙Pに吐出する。これにより、連帳紙P上にインクよる画像が形成される。その後、乾燥ドラム126により、連帳紙P上の画像(インク)を連帳紙Pの裏面側(記録面とは反対側の面)から乾燥する。そして、温風送風装置128により、連帳紙Pに吐出されたインク(画像)を連帳紙Pの表面側(記録面)から乾燥する。つまり、乾燥ドラム126及び温風送風装置128により、連帳紙P上に吐出されたインクを乾燥する。
次に、冷却ユニット22において、クーリングローラ22Aにより、画像が記録された連帳紙Pを冷却する。
次に、バッファユニット16を通じて、後処理ユニット18は、画像が記録された連帳紙Pを巻取ロール18Aにより巻き取る。
なお、本実施形態においては、上記乾燥及び冷却を行わなくともよい。
以上の工程を通じて、記録媒体Pとしての連帳紙Pにインクによる画像が記録される。
なお、インクジェット記録装置10では、吐出装置121(吐出ヘッド122)によってインクの液滴を記録媒体Pの表面に直接吐出する方式について説明したが、これに限られず、例えば中間転写体にインクの液滴を吐出した後に、中間転写体上のインクの液滴を記録媒体Pに転写する方式であってもよい。
また、インクジェット記録装置10では、記録媒体Pとして連帳紙Pにインクを吐出して画像を記録する方式について説明したが、記録媒体Pとして枚葉紙にインクを吐出して画像を記録する方式であってもよい。
<インク>
本実施形態に用いられるインクは、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクジェット記録用インクである。
また、上記インクは、水溶性有機溶媒、及び、水を含む水性インクである。
上記範囲の1msec(ミリ秒)後及び1sec(秒)後での動的表面張力、並びに、動的表面張力の変動幅を持つインクは、各動的表面張力を小さくした上で、動的表面張力の変動幅も小さくしたインクである。つまり、このインクは、記録媒体上で濡れ拡がりやすい性質を持つインクを示している。
記録媒体上で濡れ拡がりやすい性質を持ち、かつ高分子粒子を含む上記インクは、浸透性の記録媒体上に吐出されると、記録媒体上で迅速に濡れ拡がると共に、インク中の液体成分の記録媒体中への浸透が促進されると推定される。このとき、インク中の固形分である高分子粒子は、記録媒体中(つまり紙繊維間)への浸透が遅れ、高分子粒子同士の相互作用(インタラクション)が強くなると推定される。
この高分子粒子同士の相互作用が強くなると、高分子粒子付近の見かけ上の粘度が高まり、高分子粒子は、記録媒体の表面に残存しやすくなると共に、記録媒体の面方向(面に沿った方向)に拡がり難くなり、同じくインクの固形成分である着色剤も高分子粒子同士の相互作用に取り込まれ、記録媒体の表面に残存しやすくなると共に、記録媒体の面方向(面に沿った方向)に拡がり難くなると推定される。特に、上記インクは、上記表面張力特性を持つため、インク中の液体成分の一部が記録媒体中に吸収されると、インク安定性が崩れやすく、インク中の液体成分と固形分(着色剤及び高分子粒子)との分離が促進され、これら現象が生じやすいと推定される。
したがって、上記インクは、乾燥手段が不要となるほど乾燥性に優れるとともに、高分子粒子を含有することにより、定着性に優れ、画像における剥がれの発生が抑制されると推定される。
本実施形態に用いられるインクにおける1msec後での動的表面張力は、32mN/m以下であり、画像の滲み、及び、画像剥がれをより抑制する点から、20〜29mN/mであることが好ましく、22〜28mN/mであることがより好ましい。
本実施形態に用いられるインクにおける1sec後での動的表面張力は、30mN/m未満であり、画像の滲み、及び、画像剥がれをより抑制する点から、20〜28.5mN/mであることが好ましく、22〜27mN/mであることがより好ましい。
本実施形態に用いられるインクにおける1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅は、0.2mN/m以上3.0mN/m以下であり、画像の滲み、及び、画像剥がれをより抑制する点から、0.5〜2.0mN/mであることが好ましく、0.9〜1.2mN/mであることがより好ましい。なお、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅は、当該変化は時間の経過と共に値が小さくなるため、1msec後での動的表面張力の値から1sec後での動的表面張力の値を引いた値と等しい。
本実施形態における動的表面張力は、動的表面張力計MPT C(LAUDA社製)を用い、23℃、55%RHの環境において最大泡圧法により測定した値である。
なお、1msec後での動的表面張力の値とは、キャピラリー先端で新しい界面が形成されてから1msecで最大泡圧に達したときの動的表面張力の値である。ただし、最大泡圧法動的表面張力計の測定限界が、1msec後での動的表面張力の場合、0msec後での動的表面張力として表記されることがある。この場合、0msec後での動的表面張力の値を1msec後での動的表面張力の値として採用する。
一方、1sec後での動的表面張力の値とは、キャピラリー先端で新しい界面が形成されてから1secで最大泡圧に達したときの動的表面張力の値である。ただし、最大泡圧法動的表面張力計の測定限界が、1sec未満後の動的表面張力の場合、測定限界での動的表面張力の値を1sec後での動的表面張力の値として採用する。これは、測定限界での動的表面張力の値であれば、動的表面張力が安定領域にあると判断できるためである。
本実施形態に用いられるインクの静的表面張力は、吐出安定性の点から、30mN/m未満であることが好ましく、22〜28mN/mであることがより好ましい。
本実施形態における静的表面張力は、ウイルヘルミー型表面張力計CBVP−Z(協和界面科学(株)製)を用い、23℃、55%RHの環境において測定した値である。
−界面活性剤−
前記インクにおいて、1msec後又は1sec後での動的表面張力、及び、動的表面張力の変化幅を上記範囲とするには、前記インクは界面活性剤を含有することが好ましい。つまり、界面活性剤の種類及び量により、1msec後又は1sec後での動的表面張力、及び、動的表面張力の変化幅を調整することが好ましい
前記インクに用いられる界面活性剤としては、例えば、HLB(親水基/疎水基バランス「Hydrophile− Lipophile Barance」)値が14以下の界面活性剤が好ましく挙げられる。例えば、HLBが14以下の界面活性剤の量を調整することで、目的とする静的表面張力に調整しやすくなる。また、前記インクは、目的とする動的表面張力への調製が容易であり、また、画像剥がれをより抑制する点から、界面活性剤を2種以上含有することが好ましく、2〜4種含有することがより好ましく、2又は3種含有することが更に好ましく、2種含有することが特に好ましい。
なお、HLB(親水基/疎水基バランス「Hydrophile−Lipophile Barance」)値は、以下の式(グリフィン法)により定義されるものである。
・HLB=20×(親水部の式量の総和/分子量)
界面活性剤としては、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物、及び、ポリエーテル変性シリコーンが好ましく挙げられ、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、及び、ポリエーテル変性シリコーンがより好ましく挙げられ、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物が更に好ましく挙げられる。
アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物は、例えば、アセチレングリコールの少なくとも一つの水酸基にエチレンオキサイドを付加させた−O−(CHCHO)−H構造(例えば、nは1以上30以下の整数を表す。)を持つ化合物である。
アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物の市販品(なお、括弧内の数値はHLBのカタログ値を示す。)としては、例えば、オルフィンE1004(7〜9)、オルフィンE1010(13〜14)、オルフィンEXP.4001(8〜11)、オルフィンEXP.4123(11〜14)、オルフィンEXP.4300(10〜13),サーフィノール104H(4)、サーフィノール420(4)、サーフィノール440(4)、ダイノール604(8)(以上、日信化学工業(株)製)等が挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンは、例えば、シリコーン鎖(ポリシロキサン主鎖)に、ポリエーテル基がグラフト状に結合した化合物、又はブロック状に結合した化合物である。ポリエーテル基としては、例えば、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基が挙げられる。ポリエーテル基としては、例えば、オキシエチレン基とオキシプロピレン基がブロック状又はランダムに付加したポリオキシアルキレン基であってもよい。
ポリエーテル変性シリコーンの市販品(なお、括弧内の数値はHLBのカタログ値を示す。)としては、シルフェイスSAG002(12)、シルフェイスSAG503A(11)、シルフェイスSAG005(7)(以上、日信化学工業(株)製)等が挙げられる。
これらの中でも、前記インクは、界面活性剤として、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物、及び、ポリエーテル変性シリコーンよりなる群から選ばれた2種以上の化合物を含有することが好ましく、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物を2種以上含有することがより好ましく、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物を2種含有することが更に好ましい。
前述した以外の他の界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等が挙げられる。
これらの中でも、アニオン性界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸塩等が好ましく挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール等が挙げられる。
これらの中でも、ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコールが好ましく挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、その他、ポリシロキサンオキシエチレン付加物等のシリコーン界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等のフッ素界面活性剤;スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント等も挙げられる。
前記インクにおける界面活性剤の含有量は、インクの全重量に対し、0.01〜20重量%であることが好ましく、0.1〜10重量%であることがより好ましく、0.5〜8重量%であることが更に好ましく、2〜5重量%であることが特に好ましい。上記範囲であると、目的とする動的表面張力への調製が容易であり、また、画像剥がれがより抑制される。
−着色剤−
本実施形態に用いられるインクは、着色剤を含有する。
着色剤としては、顔料が好ましく挙げられる。
顔料としては、有機顔料、及び、無機顔料が挙げられ、特に制限はなく、公知の顔料が用いられる。
黒色顔料(ブラック顔料)の具体例としては、Raven7000,Raven5750,Raven5250,Raven5000 ULTRAII,Raven 3500,Raven2000,Raven1500,Raven1250,Raven1200,Raven1190 ULTRAII,Raven1170,Raven1255,Raven1080,Raven1060(以上、コロンビアン・カーボン社製)、Regal400R,Regal330R,Regal660R,Mogul L,Black Pearls L,Monarch 700,Monarch 800,Monarch 880,Monarch 900,Monarch 1000,Monarch 1100,Monarch 1300,Monarch 1400(以上、キャボット社製)、Color Black FW1,Color Black FW2,Color Black FW2V,Color Black 18,Color Black FW200,Color Black S150,Color Black S160,Color Black S170,Printex35,Printex U,Printex V,Printex140U,Printex140V,Special Black 6,Special Black 5,Special Black 4A,Special Black4(以上、デグッサ社製)、No.25,No.33,No.40,No.47,No.52,No.900,No.2300,MCF−88,MA600,MA7,MA8,MA100(以上、三菱化学(株)製)等を挙げられるが、これらに限定されるものではない。
シアン顔料の具体例としては、C.I.Pigment Blue 1,2,3,15,15:1,15:2,15:3,15:4,16,22,60等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
マゼンタ顔料の具体例としては、C.I.Pigment Red 5,7,12,48,48:1,57,112,122,123,146,168,177,184,202,C.I.Pigment Violet 19等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
イエロー顔料の具体例としては、C.I.Pigment Yellow 1,2,3,12,13,14,16,17,73,74,75,83,93,95,97,98,114,128,129,138,151,154,180等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ここで、着色剤として顔料を使用した場合には、前記インクは、顔料分散剤を含有することが好ましい。使用される顔料分散剤としては、高分子分散剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。
高分子分散剤としては、親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体が好適に用いられる。親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体としては、例えば縮合系重合体と付加重合体とが使用される。縮合系重合体としては、公知のポリエステル系分散剤が挙げられる。付加重合体としては、α,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の付加重合体が挙げられる。親水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体と疎水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体を組み合わせて共重合することにより目的の高分子分散剤が得られる。また、親水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の単独重合体も用いられる。
親水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、りん酸基等を有する単量体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、スルホン化ビニルナフタレン、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリロキシエチルホスフェート、ビスメタクリロキシエチルホスフェート、メタクリロオキシエチルフェニルアシドホスフェート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
疎水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン誘導体、ビニルシクロヘキサン、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル等が挙げられる。
高分子分散剤として好ましい共重合体の例としては、スチレン−スチレンスルホン酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−メタクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸シクロヘキシルエステル−メタクリル酸共重合体、及び、これらの塩等が挙げられる。また、これらの重合体に、ポリオキシエチレン基、水酸基を有する単量体を共重合させてもよい。
これらの中でも、本実施形態に用いられるインクは、スチレン−アクリル酸共重合体中和物を含有することが好ましく、スチレン−アクリル酸共重合体中和物を、インクの全重量に対し、0.1〜10重量%含有することが好ましく、スチレン−アクリル酸共重合体中和物を、インクの全重量に対し、0.5〜5重量%含有することがより好ましい。
スチレン−アクリル酸共重合体中和物としては、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩が好ましく、スチレン−アクリル酸共重合体のナトリウム塩がより好ましい。
高分子分散剤の重量平均分子量(Mw)としては、例えば、2,000以上50,000以下であることが好ましい。
顔料分散剤は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
顔料分散剤の含有量は、顔料により大きく異なるため一概には言えないが、顔料100重量部に対し、0.1〜100重量部であることが好ましい。
顔料としては、水に自己分散する顔料(以下、「自己分散型顔料」ともいう。)も挙げられる。
自己分散型顔料とは、顔料表面に水に対する可溶化基を有し、高分子分散剤が存在しなくとも水中で分散する顔料のことを指す。自己分散型顔料は、例えば、顔料に対して酸・塩基処理、カップリング剤処理、ポリマーグラフト処理、プラズマ処理、酸化/還元処理等の表面改質処理を施すことにより得られる。
自己分散型顔料としては、上記顔料に対して表面改質処理を施した顔料の他、キャボット社製のCab−o−jet−200、Cab−o−jet−300、Cab−o−jet−400、IJX−157、IJX−253、IJX−266、IJX−273、IJX−444、IJX−55、Cab−o−jet−250C、Cab−o−jet−260M,Cab−o−jet−270Y,Cab−o−jet−450C,Cab−o−jet−465M,Cab−o−jet−470Y,Cab−o−jet−480M、オリエント化学工業(株)製のMicrojet Black CW−1、CW−2等の市販の自己分散顔料等も挙げられる。
自己分散型顔料としては、その表面に官能基として少なくともスルホン酸、スルホン酸塩、カルボン酸、又はカルボン酸塩を有する顔料であることが好ましく、表面に官能基として少なくともカルボン酸、又は、カルボン酸塩を有する顔料であることがより好ましい。
ここで、顔料としては、樹脂により被覆された顔料等も挙げられる。これは、マイクロカプセル顔料と呼ばれ、DIC(株)製、東洋インキ(株)製などの市販のマイクロカプセル顔料がある。なお、市販のマイクロカプセル顔料に限られず、目的に応じて作製したマイクロカプセル顔料を使用してもよい。
また、顔料としては、高分子化合物を顔料に物理的に吸着又は化学的に結合させた樹脂分散型顔料も挙げられる。
また、顔料としては、黒色顔料やシアン、マゼンタ、イエローの3原色顔料のほか、赤、緑、青、茶、白等の特定色顔料や、金、銀色等の金属光沢顔料、無色又は淡色の体質顔料、プラスチックピグメント等も挙げられる。
また、顔料としては、シリカ、アルミナ、又は、ポリマービード等をコアとして、その表面に染料又は顔料を固着させた粒子、染料の不溶レーキ化物、着色エマルション、着色ラテックス等も挙げられる。
着色剤としては、顔料の他、その他、親水性のアニオン染料、直接染料、カチオン染料、反応性染料、高分子染料等や油溶性染料等の染料類、染料で着色したワックス粉・樹脂粉類やエマルション類、蛍光染料や蛍光顔料等も挙げられる。
着色剤の体積平均粒径は、10nm以上1,000nm以下であること好ましい。
着色剤の体積平均粒径とは、着色剤そのものの粒径、又は着色剤に分散剤等の添加物が付着している場合には、添加物が付着した粒径をいう。体積平均粒径の測定には、マイクロトラックUPA粒度分析計 UPA−UT151(Microtrac社製)により行う。その測定は、1,000倍希釈したインクを測定セルに入れて行う。なお、測定時の入力値として、粘度にはインク希釈液の粘度を、粒子屈折率は着色剤の屈折率とした。
着色剤の含有量(濃度)は、インクの全重量に対し、1〜25重量%であることが好ましく、2〜20重量%であることがより好ましい。
−高分子粒子−
本実施形態に用いられるインクは、高分子粒子を含有する。
高分子粒子は、非浸透性の記録媒体に対するインクによる画像の定着性を高める成分である。
高分子粒子としては、例えば、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸ナトリウム共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン、シリコン−アクリル酸共重合体、アクリル変性フッ素樹脂等の粒子(ラテックス粒子)が挙げられる。なお、高分子粒子としては、粒子の中心部と外縁部で組成を異にしたコア・シェル型の高分子粒子も挙げられる。
高分子粒子は、乳化剤を用いてインク中に分散させたものであってもよく、乳化剤を用いないでインク中に分散させたものであってもよい。乳化剤としては、界面活性剤、スルホン酸基、カルボキシル基等の親水性基を有するポリマー(例えば、親水性基がグラフト結合しているポリマー、親水性を持つ単量体と疎水性の部分を持つ単量体とから得られるポリマー)が挙げられる。
高分子粒子の体積平均粒径は、画像の光沢性及び耐擦過性の点から、10nm以上300nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましい。
本実施形態における高分子粒子の体積平均粒径の測定には、マイクロトラックUPA粒度分析計 UPA−UT151(Microtrac社製)により行う。その測定は、1,000倍希釈したインクを測定セルに入れて行う。なお、測定時の入力値として、粘度にはインク希釈液の粘度を、粒子屈折率は高分子の屈折率とした。
高分子粒子のガラス転移温度は、画像の耐擦過性の点から、−20℃以上80℃以下が好ましく、−10℃以上60℃以下がより好ましい。
高分子粒子のガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
高分子粒子の含有量は、インクの全重量に対し、0.1〜10重量%であることが好ましく、0.5〜5重量%であることがより好ましい。
−水−
本実施形態に用いられるインクは、水を含有する。
水としては、特に不純物の混入、又は微生物の発生を防止するという観点から、イオン交換水、超純水、蒸留水、限外濾過水が好適に挙げられる。
水の含有量は、インクの全重量に対し、10〜95重量%であることが好ましく、30〜90重量%であることがより好ましい。
−水溶性有機溶媒−
本実施形態におけるインクは、水溶性有機溶媒を含有する。
水溶性有機溶媒としては、多価アルコール類、多価アルコール類誘導体、含窒素溶媒、アルコール類、含硫黄溶媒等が挙げられる。また、水溶性有機溶媒としては、その他、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等も挙げられる。
多価アルコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,2−へキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、キシリトールなどの糖アルコール類;キシロース、グルコース、ガラクトースなどの糖類等が挙げられる。
多価アルコール類誘導体としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジグリセリンのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
含窒素溶媒としては、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
アルコール類としてはエタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
含硫黄溶媒としては、チオジエタノール、チオジグリセロール、スルフォラン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
水溶性有機溶媒は、1種単独で含有しても、2種以上を含有してもよい。
水溶性有機溶媒の含有量は、インクの全重量に対して、0.1〜60重量%であることが好ましく、1〜50重量%であることがより好ましく、5〜40重量%であることが更に好ましく、10〜30重量%であることが特に好ましい。
−他の添加剤−
本実施形態に用いられるインクは、前述した以外の他の添加剤を含有していてもよい。
他の添加剤としては、特に制限はなく、公知の添加剤が用いられる。具体的には、例えば、インク吐出性改善剤(ポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、導電率/pH調整剤(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属類の化合物等)、反応性の希釈溶媒、浸透剤、pH緩衝剤、酸化防止剤、防カビ剤、粘度調整剤、導電剤、キレート化剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤等が挙げられる。
本実施形態に用いられるインクのpHは、4〜10であることが好ましく、5〜9であることがより好ましい。
インクのpHは、温度23±0.5℃、湿度55±5%RH環境下において、pH/導電率計(メトラー・トレド社製MPC227)により測定した値を採用する。
本実施形態に用いられるインクの導電率は、0.01〜0.5S/mであることが好ましく、0.01〜0.25S/mであることがより好ましく、0.01〜0.20S/mであることが更に好ましい。
導電率の測定は、MPC227(pH/Conductivity Meter、メトラー・トレド社製)で行う。
本実施形態に用いられるインクの粘度は、1.5〜30mPa・sであることが好ましく、1.5〜20mPa・sであることがより好ましい。
粘度は、TV−20(東機産業(株)製)を測定装置として用い、測定温度は23℃、せん断速度は1,400s−1の条件で測定する。
以下、実施例を交えて本実施形態を詳細に説明するが、以下に示す実施例のみに本実施形態は限定されるものではない。なお、以下の記載における「部」とは、特に断りのない限り「重量部」を示すものとする。
<インクの動的表面張力の測定方法>
動的表面張力は、最大泡圧法動的表面張力計MPT C(LAUDA社製)を用い、23℃、55%RHの環境において測定した。
1msec後の動的表面張力の値は、キャピラリー先端で新しい界面が形成されてから1msecで最大泡圧に達したときの動的表面張力の値とした。ただし、最大泡圧法動的表面張力計の測定限界が、1msec後での動的表面張力の場合、0msec後での動的表面張力として表記されることがある。この場合、0msec後での動的表面張力の値を1msec後での動的表面張力の値として採用した。
一方、1sec後の動的表面張力の値は、キャピラリー先端で新しい界面が形成されてから1secで最大泡圧に達したときの動的表面張力の値とした。ただし、最大泡圧法動的表面張力計の測定限界が、1sec未満後の動的表面張力の場合、測定限界での動的表面張力の値を1sec後での動的表面張力の値として採用した。
<インクジェット用インク1の調製>
・カーボンブラック(Mogul L:キャボット社製):5質量%
・スチレン−アクリル酸共重合体ナトリウム中和物(Mw=30,000、BASF社製):2.5質量%
・アクリル系エマルション(アクリル樹脂粒子、W−4627:トーヨーケム(株)製:5質量%(固形分))
・グリセリン(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製):10質量%
・オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=13〜14、日信化学工業(株)製):2質量%
・オルフィンEXP.4123(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=11〜14、日信化学工業(株)製):2質量%
・イオン交換水:残部
以上の成分を混合し、インクジェット用インク1を作製した。
インクジェット用インク1の動的表面張力の測定値は、表1にまとめて示す。
<インクジェット用インク2の調製>
オルフィンEXP.4123:2質量%をオルフィンEXP.4001(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=8〜11、日信化学工業(株)製):1質量%及びイオン交換水:1質量%に変更した以外は、インクジェット用インク1の調製と同様にして、インクジェット用インク2を調製した。
<インクジェット用インク3の調製>
・カーボンブラック(Mogul L:キャボット社製):5質量%
・スチレン−アクリル酸共重合体ナトリウム中和物(Mw=30,000、BASF社製):2.5質量%
・グリセリン(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル(和光純薬工業(株)製):3質量%
・オルフィンE1010:1質量%
・イオン交換水:残部
以上の成分を混合し、インクジェット用インク3を作製した。
<インクジェット用インク4の調製>
オルフィンE1010:1質量%を、オルフィンEXP.4300(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=10〜13、日信化学工業(株)製):1質量%に変更した以外は、インクジェット用インク3の調製と同様にして、インクジェット用インク4を調製した。
<インクジェット記録装置>
(記録装置)
図1に示す構成と同じ構成で、インクの吐出ヘッドとして、600dpiのピエゾヘッド(最大インク滴量11pl)のピエゾヘッドを備えた記録装置を準備した。
記録速度10、20、30、50、70m/min、乾燥手段無しのインクジェット記録装置で、印字ヘッドは600dpiのピエゾヘッド(最大滴量11pl)のピエゾヘッドを用いた。
記録媒体は、日本製紙(株)製NPiフォームNext−IJ(坪量81.4g/m)、又は、NPiフォーム(坪量81.4g/m)の各ロール紙を用いた。
<画像剥がれ評価>
印字後の画像に関し、画像部剥がれの有無を評価した。
◎:剥がれが全くない
○:わずかに剥がれがある
△:一部に剥がれがある
×:剥がれが著しく汚れる
(実施例1)
インクとして、インクジェット記録用インク1を用い、また、記録媒体として、NPiフォームNext−IJ(坪量81.4g/m)を用い、上記のインクジェット記録装置にて印字を行った。得られた画像を用い、上記画像剥がれを評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例2)
インクとして、インクジェット記録用インク1を用い、また、記録媒体として、NPiフォーム(坪量81.4g/m)を用い、上記のインクジェット記録装置にて印字を行った。得られた画像を用い、上記画像剥がれを評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例3)
インクをインクジェット記録用インク2に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(実施例4)
インクをインクジェット記録用インク2に変更した以外は、実施例2と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(比較例1)
インクをインクジェット記録用インク3に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(比較例2)
インクをインクジェット記録用インク3に変更した以外は、実施例2と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(比較例3)
インクをインクジェット記録用インク4に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(比較例4)
インクをインクジェット記録用インク4に変更した以外は、実施例2と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(実施例5)
<インクジェット用インク5の調製>
・カーボンブラック(Mogul L:キャボット社製):5質量%
・スチレン−アクリル酸共重合体ナトリウム中和物(Mw=30,000、BASF社製):2.5質量%
・ウレタン系エマルション(ウレタン樹脂粒子、SF210:第一工業製薬(株)製:5質量%(固形分))
・グリセリン(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製):10質量%
・オルフィンE1004(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=7〜9、日信化学工業(株)製):0.5質量%
・イオン交換水:残部
以上の成分を混合し、インクジェット用インク5を作製した。
インクをインクジェット記録用インク5に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(実施例6)
<インクジェット用インク6の調製>
・カーボンブラック(Mogul L:キャボット社製):5質量%
・スチレン−アクリル酸共重合体ナトリウム中和物(Mw=30,000、BASF社製):2.5質量%
・ウレタン系エマルション(ウレタン樹脂粒子、SF210:第一工業製薬(株)製:5質量%(固形分))
・グリセリン(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製):10質量%
・オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=13〜14、日信化学工業(株)製):2質量%
・オルフィンEXP.4123(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=11〜14、日信化学工業(株)製):2質量%
・イオン交換水:残部
以上の成分を混合し、インクジェット用インク6を作製した。
インクをインクジェット記録用インク6に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(実施例7)
<インクジェット用インク7の調製>
・カーボンブラック(Mogul L:キャボット社製):5質量%
・スチレン−アクリル酸共重合体ナトリウム中和物(Mw=30,000、BASF社製):2.5質量%
・アクリル系エマルション(アクリル樹脂粒子、モビニール730:日本合成化学(株)製:5質量%(固形分))
・グリセリン(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製):10質量%
・オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=13〜14、日信化学工業(株)製):2質量%
・オルフィンEXP.4123(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=11〜14、日信化学工業(株)製):2質量%
・イオン交換水:残部
以上の成分を混合し、インクジェット用インク7を作製した。
インクをインクジェット記録用インク7に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(実施例8)
記録媒体として、NPiフォームNext−IJ(坪量64g/m)用いた以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
(比較例5)
<インクジェット用インク8の調製>
・カーボンブラック(Mogul L:キャボット社製):5質量%
・スチレン−アクリル酸共重合体ナトリウム中和物(Mw=30,000、BASF社製):2.5質量%
・アクリル系エマルション(アクリル樹脂粒子、モビニール730:日本合成化学(株)製:5質量%(固形分))
・グリセリン(和光純薬工業(株)製):10質量%
・ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製):10質量%
・オルフィンEXP.4123(アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、HLB値=11〜14、日信化学工業(株)製):5質量%
・イオン交換水:残部
以上の成分を混合し、インクジェット用インク8を作製した。
インクをインクジェット記録用インク8に変更した以外は、実施例1と同様にして、印字及び評価を行った。評価結果を表1に示す。
Figure 2016060186
10:インクジェット記録装置
12:画像記録ユニット
14:前処理ユニット
14A:供給ロール
16:バッファユニット
16A:第1パスローラ
16B:ダンサーローラ
16C:第2パスローラ
18:後処理ユニット
18A:巻取ロール
20:バッファユニット
20A:第1パスローラ
20B:ダンサーローラ
20C:第2パスローラ
22:冷却ユニット
22A:クーリングローラ
121:吐出装置
122、122K、122Y、122M、122C:吐出ヘッド
123、123K、123Y、123M、123C:インクカートリッジ
124:搬送経路
126:乾燥ドラム
128:温風送風装置
P:記録媒体

Claims (4)

  1. 着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であるインクジェット記録用インクを備え、
    前記インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出手段を有し、
    記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 前記記録媒体が、ロール紙である、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. インクの液滴を記録媒体へ吐出する吐出工程を含み、
    前記インクが、着色剤、高分子粒子、水溶性有機溶媒、及び、水を少なくとも含有し、かつ最大泡圧法により動的表面張力を測定したとき、1msec後での動的表面張力が32mN/m以下であり、1sec後での動的表面張力が30mN/m未満であり、1msec後から1sec後までの動的表面張力の変化幅が0.2mN/m以上3.0mN/m以下であり、
    記録速度が、10〜50m/minであることを特徴とする
    インクジェット記録方法。
  4. 前記記録媒体が、ロール紙である、請求項3に記載のインクジェット記録方法。
JP2014192699A 2014-09-22 2014-09-22 インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法 Pending JP2016060186A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192699A JP2016060186A (ja) 2014-09-22 2014-09-22 インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法
US14/620,440 US9522532B2 (en) 2014-09-22 2015-02-12 Ink jet recording apparatus and ink jet recording method
CN201510111873.4A CN106032090B (zh) 2014-09-22 2015-03-13 喷墨记录装置和喷墨记录方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192699A JP2016060186A (ja) 2014-09-22 2014-09-22 インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016060186A true JP2016060186A (ja) 2016-04-25

Family

ID=55524943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014192699A Pending JP2016060186A (ja) 2014-09-22 2014-09-22 インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9522532B2 (ja)
JP (1) JP2016060186A (ja)
CN (1) CN106032090B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018079687A (ja) * 2016-11-08 2018-05-24 株式会社リコー 画像形成方法、画像形成装置、画像形成システム、及び印刷物の製造方法
JP2020172399A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置および画像形成システム
US11267255B2 (en) 2016-11-08 2022-03-08 Ricoh Company, Ltd. Image forming method, image forming apparatus, and method for manufacturing printed matter

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6880952B2 (ja) * 2017-04-07 2021-06-02 セイコーエプソン株式会社 水系インクジェットインク組成物、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置の制御方法
DE102017107920A1 (de) * 2017-04-12 2018-10-18 Heraeus Noblelight Gmbh Druckmaschine mit einer Infrarot-Trocknereinheit
JP6739479B2 (ja) * 2018-07-20 2020-08-12 大日本塗料株式会社 インクセット及び印刷方法
JP2022026642A (ja) * 2020-07-31 2022-02-10 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Citations (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276397A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Seiko Epson Corp インクセットを用いるインクジェット記録方法、及び前記方法用のインクセット
JP2004352859A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Sony Corp 記録液およびこれを用いた記録方法
JP2006188604A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Fuji Shikiso Kk インクジェット印刷用インク組成物およびその製法
JP2006219625A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Ricoh Printing Systems Ltd インクジェット記録用インク、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録物
JP2006272933A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法
JP2007146135A (ja) * 2005-10-24 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 記録用インク、該インクを含むインクセット、及び該インク又はインクセットを用いた記録方法、記録装置と記録物、及びインクカートリッジ
JP2009297924A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp クリアインク組成物
JP2010070620A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP2010194998A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインクセット及びインクジェット記録画像形成方法
JP2010265405A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェット記録用インク組成物およびインクジェット記録方法
JP2011063016A (ja) * 2009-08-21 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成物
JP2011127088A (ja) * 2009-11-19 2011-06-30 Seiko Epson Corp インクジェット記録用インク組成物
JP2011161643A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Fujifilm Corp インクセット、及び画像形成方法
JP2012051286A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Seiko Epson Corp 転写媒体の製造方法、転写媒体、及び転写媒体の製造装置
JP2012207202A (ja) * 2011-03-14 2012-10-25 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
WO2013131924A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-12 Oce-Technologies B.V. Ink composition
JP2013248763A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ricoh Co Ltd インクジェット画像形成方法及び画像形成物
JP2014043544A (ja) * 2012-03-28 2014-03-13 Fujifilm Corp 画像形成方法
JP2014070152A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Fujifilm Corp 新規なアゾ化合物、水溶液、インク組成物、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録用インクカートリッジ、及びインクジェット記録物
JP2014097632A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Ricoh Co Ltd 記録媒体を処理する処理液、この処理液を用いた画像形成装置及び画像形成方法
JP2016016563A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 富士ゼロックス株式会社 記録方法及び記録装置
JP2016030337A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 富士ゼロックス株式会社 記録装置及び記録方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3484878B2 (ja) * 1996-05-27 2004-01-06 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録用インクユニット及びインクジェット記録方法
US6630017B2 (en) * 2000-03-31 2003-10-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inkset for graphic art ink jet image printers
JP2003231838A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Sony Corp インクジェット記録用水性インク
CN1511898B (zh) * 2002-09-18 2010-04-28 夏普株式会社 油墨组合物、使用它的记录法及记录图像、油墨组和喷墨头
US8343268B2 (en) * 2005-11-30 2013-01-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inks with improved performance
JP5109262B2 (ja) * 2006-02-16 2012-12-26 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インクセット
US7997716B2 (en) * 2007-03-28 2011-08-16 Fujifilm Corporation UV curable ink-jet recording apparatus
GB0907362D0 (en) * 2009-04-29 2009-06-10 Ten Cate Itex B V Print carriage
CN102248777B (zh) * 2010-03-31 2016-03-02 富士胶片株式会社 图像形成方法
JP6260204B2 (ja) * 2013-03-06 2018-01-17 株式会社リコー インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、記録物の製造方法
US9447300B2 (en) * 2014-03-24 2016-09-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink, ink set, and recording device

Patent Citations (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276397A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Seiko Epson Corp インクセットを用いるインクジェット記録方法、及び前記方法用のインクセット
JP2004352859A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Sony Corp 記録液およびこれを用いた記録方法
JP2006188604A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Fuji Shikiso Kk インクジェット印刷用インク組成物およびその製法
JP2006219625A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Ricoh Printing Systems Ltd インクジェット記録用インク、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録物
JP2006272933A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法
JP2007146135A (ja) * 2005-10-24 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 記録用インク、該インクを含むインクセット、及び該インク又はインクセットを用いた記録方法、記録装置と記録物、及びインクカートリッジ
JP2009297924A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp クリアインク組成物
JP2010070620A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP2010194998A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインクセット及びインクジェット記録画像形成方法
JP2010265405A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェット記録用インク組成物およびインクジェット記録方法
JP2011063016A (ja) * 2009-08-21 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成物
JP2011127088A (ja) * 2009-11-19 2011-06-30 Seiko Epson Corp インクジェット記録用インク組成物
JP2011161643A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Fujifilm Corp インクセット、及び画像形成方法
JP2012051286A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Seiko Epson Corp 転写媒体の製造方法、転写媒体、及び転写媒体の製造装置
JP2012207202A (ja) * 2011-03-14 2012-10-25 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
WO2013131924A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-12 Oce-Technologies B.V. Ink composition
JP2015515510A (ja) * 2012-03-06 2015-05-28 オセ−テクノロジーズ ビーブイ インク組成物
JP2014043544A (ja) * 2012-03-28 2014-03-13 Fujifilm Corp 画像形成方法
JP2013248763A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ricoh Co Ltd インクジェット画像形成方法及び画像形成物
JP2014070152A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Fujifilm Corp 新規なアゾ化合物、水溶液、インク組成物、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録用インクカートリッジ、及びインクジェット記録物
JP2014097632A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Ricoh Co Ltd 記録媒体を処理する処理液、この処理液を用いた画像形成装置及び画像形成方法
JP2016016563A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 富士ゼロックス株式会社 記録方法及び記録装置
JP2016030337A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 富士ゼロックス株式会社 記録装置及び記録方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018079687A (ja) * 2016-11-08 2018-05-24 株式会社リコー 画像形成方法、画像形成装置、画像形成システム、及び印刷物の製造方法
US11267255B2 (en) 2016-11-08 2022-03-08 Ricoh Company, Ltd. Image forming method, image forming apparatus, and method for manufacturing printed matter
JP2020172399A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置および画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20160082726A1 (en) 2016-03-24
CN106032090B (zh) 2018-06-29
US9522532B2 (en) 2016-12-20
CN106032090A (zh) 2016-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6273911B2 (ja) 記録装置、及び記録方法
JP2016060186A (ja) インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法
JP6492487B2 (ja) 画像記録装置
US9469099B2 (en) Recording apparatus and recording method
US9505235B2 (en) Recording method and recording apparatus
US9447300B2 (en) Ink, ink set, and recording device
JP2015183089A (ja) インクセット、インクカートリッジセット、記録装置、及び記録方法
JP2016141733A (ja) 水性インク、記録装置、及び記録方法
JP6287357B2 (ja) 記録装置、及び記録方法
JP2005271401A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2018035295A (ja) インクジェットインクセット、インクカートリッジセット、インクジェット記録装置、及び、インクジェット記録方法
US20180030299A1 (en) Aqueous ink set, ink cartridge set, inkjet recording method, and inkjet recording apparatus
JP2016065137A (ja) インクジェット用インクセット、及び、画像記録装置
US9724940B1 (en) Recording method, recording system, and recording apparatus
US9663673B2 (en) Ink, recording device, and recording method
JP2018035233A (ja) インクセット及び記録装置
JP7019954B2 (ja) インクセット、インクカートリッジセット、記録装置、及び記録方法
JP2015183088A (ja) インクセット、インクカートリッジセット、記録装置、及び記録方法
JP2018035294A (ja) 処理液、処理液カートリッジ、インクセット、インクカートリッジセット、記録装置、記録方法、及び、処理記録媒体
JP6343992B2 (ja) インク、インクカートリッジ、記録装置、及び記録方法
JP2018039872A (ja) インク組成物及び記録装置
JP6808922B2 (ja) 水性インク、記録装置、及び記録方法
JP2017189980A (ja) 記録装置、及び記録方法
JP6287424B2 (ja) インクセット、インクカートリッジセット、記録装置、及び記録方法
JP2019059804A (ja) インクジェット用インク組成物、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160418

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181127