JP2018035233A - インクセット及び記録装置 - Google Patents

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弘之 植木
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Abstract

【課題】互いに色が異なる複数色のインクを有し、印字順序の早いインクから順に最大泡圧法による5msec後の動的表面張力が小さくなっているインクセットと比較して、画像の濃度ムラが抑制されるインクセットを提供する。【解決手段】着色剤、高分子粒子、水、及び界面活性剤を含み、互いに色が異なる複数色のインクを有し、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力は、印字順序の早いインクから順に大きくなっているインクセットである。【選択図】なし

Description

本発明は、インクセット及び記録装置に関する。
近年、印刷用コート紙などの液体の浸透が遅い記録媒体(以下、非浸透性の記録媒体と称する)に水性のインクで画像を記録する要望が高まっている。
従来の水性のインクとしては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1には、少なくとも、水、着色剤、有機溶剤及び酸価200KOHmg/g以上のビニル重合ポリマーを含有するインクであって、25℃における該インクの粘度(V1)が、4mPa・s<V1<20mPa・sであり、25℃で動的表面張力を測定した際の10mS時の値が35mN/m以下である水性インクが記載されている。
ところで、後述するように、非浸透性の記録媒体にインクを吐出した際、先に着弾したインク液滴に隣接して、後のインク液滴が着弾すると、両方の液滴の一部は合一して、後のインク液滴が着弾位置からずれる場合がある。これを着弾干渉と呼ぶ。特に、各色のインクの印字順序の早いインクから順に動的表面張力が小さくなっているインクセットにおいては、先に着弾したインク(印字順序の早いインク)と、後に着弾した別色のインク(先に着弾したインクより印字順序の遅い別色のインク)との間で着弾干渉が起こり易く、画像の濃度ムラの原因となる場合がある。
特開2014−224248号公報
本発明の目的は、互いに色が異なる複数色のインクを有し、印字順序の早いインクから順に最大泡圧法による5msec後の動的表面張力が小さくなっているインクセットと比較して、画像の濃度ムラが抑制されるインクセット、及び当該インクセットを備える記録装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、着色剤、高分子粒子、水、及び界面活性剤を含み、互いに色が異なる複数色のインクを有し、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力は、印字順序の早いインクから順に大きくなっているインクセットである。
請求項2に係る発明は、前記各インクの静的表面張力が30mN/m以下である請求項1に記載のインクセットである。
請求項3に係る発明は、前記各インクの前記動的表面張力は、34mN/m以下である請求項1又は2に記載のインクセットである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクセットの各インクを非浸透性の記録媒体上に吐出する吐出ヘッドを備える記録装置である。
請求項1に係る発明によれば、互いに色が異なる複数色のインクを有し、印字順序の早いインクから順に最大泡圧法による5msec後の動的表面張力が小さくなっているインクセットと比較して、画像の濃度ムラが抑制されるインクセットが提供される。
請求項2に係る発明によれば、前記各インクの静的表面張力が30mN/mを超える場合と比較して、サテライトの発生が抑制されるインクセットが提供される。ここで、サテライトとは、吐出されたインク液滴が分滴し、インクの着弾箇所以外に着弾するインクである。
請求項3に係る発明によれば、前記各インクの前記動的表面張力が34mN/mを超える場合と比較して、画像の濃度ムラが抑制されるインクセットが提供される。
請求項4に係る発明によれば、互いに色が異なる複数色のインクを有し、印字順序の早いインクから順に最大泡圧法による5msec後の動的表面張力が小さくなっているインクセットの各インクを非浸透性の記録媒体上に吐出する吐出ヘッドを備える記録装置と比較して、画像の濃度ムラが抑制される記録装置が提供される。
インク液滴の着弾干渉が生じるメカニズムの一例を説明するための模式図であり、(A)は、後に着弾するインクが記録媒体に着弾する直前の状態を示す模式図であり、(B)は、インク液滴の着弾干渉が発生した状態を示す模式図であり、(C)は、インク液滴の着弾干渉が発生していない状態を示す模式図である。 本実施形態に係るインクセットにおけるインク液滴が着弾した状態の一例を示す模式図であり、(A)は、後のインク液滴は着弾した直後の状態を示す模式図であり、(B)は、後のインク液滴が着弾した後、先のインク液滴と後のインク液滴との一部が合一した状態を示す模式図である。 本実施形態に係る記録装置の一例を示す概略構成図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<インクセット>
本実施形態に係るインクセットは、着色剤、高分子粒子、水、及び界面活性剤を含み、互いに色が異なる複数色のインクを有し、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力は、印字順序の早いインクから順に大きくなっているインクセットである。言い換えれば、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力は、印字順序の早いインクほど小さくなっているインクセットである。例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクを有するインクセットにおいて、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの印字順序で記録が行われるとすると、最大泡圧法による5msecの動的表面張力は、シアンインク<マゼンタインク<イエローインクの順に大きくなっている。また、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクの印字順序であれば、最大泡圧法による5msecの動的表面張力は、シアンインク<マゼンタインク<イエローインク<ブラックインクの順に大きくなっている。
図1は、インク液滴の着弾干渉が生じるメカニズムの一例を説明するための模式図であり、図1(A)は、後に着弾するインクが記録媒体に着弾する直前の状態を示す模式図であり、図1(B)は、インク液滴の着弾干渉が発生した状態を示す模式図であり、図1(C)は、インク液滴の着弾干渉が発生していない状態を示す模式図である。なお、図1中、Pは非浸透性の記録媒体を示し、Inkはインクを示し、Mはインク液滴の着弾干渉による着弾位置のずれを示す。
一般的に、非浸透性の記録媒体にインクを吐出すると、記録媒体に着弾したインクが記録媒体に浸透しない又は浸透し難いため、インク液滴が着弾する時点でも記録媒体表面にインク液滴が高さを持って残存する(図1(A)参照)。そして、継時で、インク液滴は記録媒体上で拡がっていく。この状態で、先に着弾したインク液滴に隣接して、後のインク液滴が着弾すると、着弾直前に隣に残存するインク液滴に触れて合一するため、後のインク液滴が着弾位置からずれる場合がある(図1(B)参照)。具体的には、後のインク液滴の着弾干渉が生じない場合(図1(C)参照)に比べ、先に着弾したインク液滴側へ後のインク液滴が引き寄せられ、着弾位置からずれる場合がある(これを着弾干渉と呼ぶ)。ここで、動的表面張力の高い滴と低い滴とが合一する場合には、動的表面張力の高い液滴の方が球形になろうとする力が強いため、動的表面張力の低い滴が高い滴側に引き寄せられ易くなると考えられる。したがって、印字順序の早いインクから順に動的表面張力が小さくなっているインクセットでは、先に着弾するインクより後に着弾する別色のインクの動的表面張力が高いため、先に着弾したインク液滴と後に着弾したインク液滴とが合一する際には、後に着弾したインク液滴が先に着弾したインク液滴側へ引き寄せられやすいと考えられる。したがって、着弾干渉による着弾位置ずれが起こり易く、画像の濃度ムラが生じる場合がある。
図2は、本実施形態に係るインクセットにおけるインク液滴が着弾した状態の一例を示す模式図であり、図2(A)は、後のインク液滴は着弾した直後の状態を示す模式図であり、図2(B)は、後のインク液滴が着弾した後、先のインク液滴と後のインク液滴とが合一した状態を示す模式図である。図2中、Pは非浸透性の記録媒体を示し、Inkはインクを示す。
本実施形態では、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力は、印字順序の早いインクから順に大きくなっているため、先に着弾するインク液滴と別色のインク液滴が、先に着弾したインク液滴に接触する際、先に着弾したインク液滴と後に着弾した別色のインク液滴とが合一する力(後に着弾したインク液滴が先に着弾したインク液滴側へ引き寄せられる力)は、後に着弾したインク液滴の球形になろうとする力により弱められると考えられる。したがって、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力が、印字順序の早いインクから順に大きくなっているインクセットは、印字順序の早いインクから順に小さくなっているインクセットと比較して、着弾干渉による着弾位置ずれが抑制され、画像の濃度ムラが抑制されると考えられる。
本実施形態に用いられるインクの5msec後での動的表面張力は、印字順序の早いインクから順に大きくなっていれば特に制限されるものではないが、画像の濃度ムラをより抑制する点等から各インクの上記動的表面張力は、34mN/m以下であることが好ましく、さらに吐出安定性の点等から、25以上34mN/m以下であることが好ましく、30以上34以下であることがより好ましい。
また、インクの色間における5msec後での動的表面張力の差は、滲み等を抑制する点で、0以上4以下であることが好ましく、0以上2以下であることがより好ましい。例えば、シアン、マゼンタ、イエローの印字順序の場合、シアンとマゼンタ、マゼンタとイエローとにおける5msec後での動的表面張力の差は、それぞれ0以上4以下の範囲であることが好ましく、0以上2以下であることがより好ましい。
本実施形態における動的表面張力は、動的表面張力計MPT C(LAUDA社製)を用い、23℃、55%RHの環境において最大泡圧法により測定した値である。また、5msec後の動的表面張力の値とは、キャピラリー先端で新しい界面が形成されてから5msecで最大泡圧に達したときの動的表面張力の値である。ただし、最大泡圧法動的表面張力計の測定限界が、5msec未満後の動的表面張力の場合、測定限界での動的表面張力の値を5msec後の動的表面張力の値として採用する。
本実施形態に用いられるインクの静的表面張力は、例えば、サテライトの発生を抑制する等の点から、30mN/m未満であることが好ましく、20mN/m以上27mN/m以下であることがより好ましい。また、インクの色間における静的表面張力の差は、例えば、滲みの点等から、2mN/m未満であることが好ましく、1mN/未満であることがより好ましい。本実施形態における静的表面張力は、ウイルヘルミー型表面張力計CBVP−Z(協和界面科学(株)製)を用い、23℃、55%RHの環境において測定した値である。
本実施形態に係るインクセットは、色が異なる2種類以上のインクを有しているが、例えば、少なくともマゼンタ、シアン、イエローの3色のインクを有することが好ましく、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のインクを有することが好ましい。なお、本実施形態においては、上記の4色に限定されるものではなく、ホワイト色のインク、ライトマゼンタインク、ライトシアンインク等でもよい。
〔界面活性剤〕
各インクにおける5msec後での動的表面張力、静的表面張力等は、例えば、各インクに含まれる界面活性剤の種類や含有量により調整されることが好ましい。
各インクに用いられる界面活性剤としては、例えば、HLB(親水基/疎水基バランス「Hydrophile− Lipophile Barance」)値が14以下の界面活性剤が好ましい。HLB値が14以下の界面活性剤の方が、HLB値が14超の界面活性剤と比較して、インクの動的表面張力や静的表面張力の調整が容易である。また、HLBが14以下の界面活性剤のうち、インクの動的表面張力の調整が容易である等の点で、HLB値が7以上10以下の界面活性剤を使用することが好ましく、インクの静的表面張力の調整が容易である等の点で、HLB値が10以上14以下の界面活性剤を使用することが好ましい。また、各インクは、動的表面張力や静的表面張力の調整が容易である点から、界面活性剤を2種以上含有することが好ましく、2種以上4種以下含有することがより好ましい。
なお、HLB(親水基/疎水基バランス「Hydrophile− Lipophile Barance」)値は、以下の式(グリフィン法)により定義されるものである。
・HLB=20×(親水部の式量の総和/分子量)
界面活性剤としては、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。これらの中では、例えば、動的表面張力の調整が容易である等の点で、ポリエーテル変性シリコーンを少なくとも1種含むことが好ましく、少なくとも2種含むことがより好ましい。また、これらの中では、例えば、静的表面張力の調整が容易である等の点で、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物を少なくとも1種含むことが好ましく、少なくとも2種含むことがより好ましい。
アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物は、例えば、アセチレングリコールの少なくとも一つの水酸基にエチレンオキサイドを付加させた−O−(CH2CH2O)n−H構造(例えば、nは1以上30以下の整数を表す。)を持つ化合物等である。アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物の市販品(なお、括弧内の数値はHLBのカタログ値を示す。)としては、例えば、オルフィンE1004(7以上9以下)、オルフィンE1010(13以上14以下)、オルフィンEXP.4001(8以上11以下)、オルフィンEXP.4123(11以上14以下)、オルフィンEXP.4300(10以上13以下)、サーフィノール104H(4)、サーフィノール420(4)、サーフィノール440(4)、ダイノール604(8)(以上、日信化学工業(株)製)等が挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンは、例えば、シリコーン鎖(ポリシロキサン主鎖)に、ポリエーテル基がグラフト状に結合した化合物、又はブロック状に結合した化合物等である。ポリエーテル基としては、例えば、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基が挙げられる。ポリエーテル基としては、例えば、オキシエチレン基とオキシプロピレン基がブロック状又はランダムに付加したポリオキシアルキレン基であってもよい。ポリエーテル変性シリコーンの市販品(なお、括弧内の数値はHLBのカタログ値を示す。)としては、シルフェイスSAG002(12)、シルフェイスSAG503A(11)、シルフェイスSAG005(7)(以上、日信化学工業(株)製)等が挙げられる。
前述した以外の他の界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、これらの中では、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等が挙げられる。これらの中では、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸塩等が好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール等が挙げられる。これらの中では、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール等が好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、その他、ポリシロキサンオキシエチレン付加物等のシリコーン界面活性剤、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等のフッ素界面活性剤、スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント等も挙げられる。
各インクにおける界面活性剤の含有量は、印字順序の早いインクから順に、5msec後での動的表面張力が大きくなるように調整されていれば特に制限されるものではないが、例えば、インクの全重量に対し、0.01重量%以上20重量%以下であることが好ましく、0.1重量%以上10重量%以下であることがより好ましく、0.5重量%以上8重量%以下であることが更に好ましく、2重量%以上5重量%以下であることが特に好ましい。
〔着色剤〕
本実施形態に用いられるインクは、着色剤を含有する。着色剤としては、例えば、顔料が挙げられる。顔料としては、例えば、有機顔料、無機顔料等が挙げられる。
黒色顔料(ブラック顔料)の具体例としては、例えば、Raven7000,Raven5750,Raven5250,Raven5000 ULTRAII,Raven 3500,Raven2000,Raven1500,Raven1250,Raven1200,Raven1190 ULTRAII,Raven1170,Raven1255,Raven1080,Raven1060(以上、コロンビアン・カーボン社製)、Regal400R,Regal330R,Regal660R,Mogul L,Black Pearls L,Monarch 700,Monarch 800,Monarch 880,Monarch 900,Monarch 1000,Monarch 1100,Monarch 1300,Monarch 1400(以上、キャボット社製)、Color Black FW1,Color Black FW2,Color Black FW2V,Color Black 18,Color Black FW200,Color Black S150,Color Black S160,Color Black S170,Printex35,Printex U,Printex V,Printex140U,Printex140V,Special Black 6,Special Black 5,Special Black 4A,Special Black4(以上、デグッサ社製)、No.25,No.33,No.40,No.47,No.52,No.900,No.2300,MCF−88,MA600,MA7,MA8,MA100(以上、三菱化学(株)製)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
シアン顔料の具体例としては、例えば、C.I.Pigment Blue 1,2,3,15,15:1,15:2,15:3,15:4,16,22,60等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
マゼンタ顔料の具体例としては、例えば、C.I.Pigment Red 5,7,12,48,48:1,57,112,122,123,146,168,177,184,202,C.I.Pigment Violet 19等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
イエロー顔料の具体例としては、例えば、C.I.Pigment Yellow 1,2,3,12,13,14,16,17,73,74,75,83,93,95,97,98,114,128,129,138,151,154,180等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ここで、着色剤として顔料を使用した場合には、上記インクは、顔料分散剤を含有することが好ましい。使用される顔料分散剤としては、例えば、高分子分散剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。
高分子分散剤としては、例えば、親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体等が好ましい。親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体としては、例えば、縮合系重合体と付加重合体とが使用される。縮合系重合体としては、公知のポリエステル系分散剤等が挙げられる。付加重合体としては、α,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の付加重合体等が挙げられる。例えば、親水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体と疎水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体を組み合わせて共重合することにより目的の高分子分散剤が得られる。また、親水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の単独重合体も用いられる。
親水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、例えば、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、りん酸基等を有する単量体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、スルホン化ビニルナフタレン、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリロキシエチルホスフェート、ビスメタクリロキシエチルホスフェート、メタクリロオキシエチルフェニルアシドホスフェート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
疎水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン誘導体、ビニルシクロヘキサン、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル等が挙げられる。
高分子分散剤として好ましい共重合体の例としては、スチレン−スチレンスルホン酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−メタクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸シクロヘキシルエステル−メタクリル酸共重合体、及び、これらの塩等が挙げられる。また、これらの重合体に、ポリオキシエチレン基、水酸基を有する単量体を共重合させてもよい。
高分子分散剤の重量平均分子量(Mw)としては、例えば、2,000以上50,000以下であることが好ましい。
顔料分散剤は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。顔料分散剤の含有量は、顔料により大きく異なるため一概にはいえないが、顔料100重量部に対し、0.1重量部以上100重量部以下であることが好ましい。
顔料としては、水に自己分散する顔料(以下、「自己分散型顔料」ともいう。)も挙げられる。自己分散型顔料とは、顔料表面に水に対する可溶化基を有し、高分子分散剤が存在しなくとも水中で分散する顔料のことを指す。自己分散型顔料は、例えば、顔料に対して酸・塩基処理、カップリング剤処理、ポリマーグラフト処理、プラズマ処理、酸化/還元処理等の表面改質処理を施すことにより得られる。
自己分散型顔料としては、上記顔料に対して表面改質処理を施した顔料の他、キャボット社製のCab−o−jet−200,Cab−o−jet−300,Cab−o−jet−400,IJX−157,IJX−253,IJX−266,IJX−273,IJX−444,IJX−55,Cab−o−jet−250C,Cab−o−jet−260M,Cab−o−jet−270Y,Cab−o−jet−450C,Cab−o−jet−465M,Cab−o−jet−470Y,Cab−o−jet−480M、オリエント化学工業(株)製のMicrojet Black CW−1,CW−2等の市販の自己分散型顔料等も挙げられる。
自己分散型顔料としては、その表面に官能基として少なくともスルホン酸、スルホン酸塩、カルボン酸、又はカルボン酸塩を有する顔料であることが好ましく、表面に官能基として少なくともカルボン酸、又は、カルボン酸塩を有する顔料であることがより好ましい。
ここで、顔料としては、樹脂により被覆された顔料等も挙げられる。これは、マイクロカプセル顔料と呼ばれ、例えば、DIC(株)製、東洋インキ(株)製などの市販のマイクロカプセル顔料等が挙げられる。なお、市販のマイクロカプセル顔料に限られず、目的に応じて作製したマイクロカプセル顔料を使用してもよい。
また、顔料としては、高分子化合物を顔料に物理的に吸着又は化学的に結合させた樹脂分散型顔料も挙げられる。
また、顔料としては、黒色顔料やシアン、マゼンタ、イエローの3原色顔料のほか、赤、緑、青、茶、白等の特定色顔料や、金、銀色等の金属光沢顔料、無色又は淡色の体質顔料、プラスチックピグメント等も挙げられる。
また、顔料としては、例えば、シリカ、アルミナ、又は、ポリマービード等をコアとして、その表面に染料又は顔料を固着させた粒子、染料の不溶レーキ化物、着色エマルション、着色ラテックス等も挙げられる。
着色剤としては、顔料の他、親水性のアニオン染料、直接染料、カチオン染料、反応性染料、高分子染料等や油溶性染料等の染料類、染料で着色したワックス粉・樹脂粉類やエマルション類、蛍光染料や蛍光顔料等も挙げられる。
着色剤の体積平均粒径は、10nm以上1,000nm以下であること好ましい。着色剤の体積平均粒径とは、着色剤そのものの粒径、又は着色剤に分散剤等の添加物が付着している場合には、添加物が付着した粒径をいう。体積平均粒径の測定には、マイクロトラックUPA粒度分析計 UPA−UT151(Microtrac社製)により行う。その測定は、1,000倍希釈したインクを測定セルに入れて行った。なお、測定時の入力値として、粘度にはインク希釈液の粘度を、粒子屈折率は着色剤の屈折率とした。
着色剤の含有量(濃度)は、例えば、インクの全重量に対し、1重量%以上25重量%以下であることが好ましく、2重量%以上20重量%以下であることがより好ましい。
〔高分子粒子〕
本実施形態に用いられるインクは、高分子粒子を含有することが好ましい。高分子粒子は、例えば、非浸透性の記録媒体に対するインクによる画像の定着性を高める成分である。
高分子粒子としては、例えば、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸ナトリウム共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン、シリコン−アクリル酸共重合体、アクリル変性フッ素樹脂等の粒子(ラテックス粒子)等が挙げられる。なお、高分子粒子としては、粒子の中心部と外縁部で組成を異にしたコア・シェル型の高分子粒子も挙げられる。
高分子粒子は、乳化剤を用いてインク中に分散させたものであってもよく、乳化剤を用いないでインク中に分散させたものであってもよい。乳化剤としては、例えば、界面活性剤、スルホン酸基、カルボキシル基等の親水性基を有するポリマー(例えば、親水性基がグラフト結合しているポリマー、親水性を持つ単量体と疎水性の部分を持つ単量体とから得られるポリマー)が挙げられる。
高分子粒子の体積平均粒径は、画像の光沢性及び耐擦過性の点から、例えば、10nm以上300nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましい。本実施形態における高分子粒子の体積平均粒径の測定には、マイクロトラックUPA粒度分析計 UPA−UT151(Microtrac社製)により行う。その測定は、1,000倍希釈したインクを測定セルに入れて行う。なお、測定時の入力値として、粘度にはインク希釈液の粘度を、粒子屈折率は高分子の屈折率とした。
高分子粒子のガラス転移温度は、画像の耐擦過性の点から、例えば、−20℃以上80℃以下が好ましく、−10℃以上60℃以下がより好ましい。高分子粒子のガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
高分子粒子の含有量は、例えば、インクの全重量に対し、0.1重量%以上10重量%以下であることが好ましく、0.5重量%以上5重量%以下であることがより好ましい。
〔水〕
本実施形態に用いられるインクは、水を含有する。水としては、特に不純物の混入、又は微生物の発生を防止するという観点等から、イオン交換水、超純水、蒸留水、限外濾過水が好ましい。
水の含有量は、インクの全重量に対し、例えば、10重量%以上95重量%以下であることが好ましく、30重量%以上90重量%以下であることがより好ましい。
〔水溶性有機溶媒〕
本実施形態に係るインクセットの各インクは、水を含む水性インクであるが、水に加え、水溶性有機溶媒を含有することが好ましい。水溶性有機溶媒としては、例えば、多価アルコール類、多価アルコール類誘導体、含窒素溶媒、アルコール類、含硫黄溶媒等が挙げられる。また、水溶性有機溶媒としては、その他、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等も挙げられる。
多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,2−へキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、キシリトールなどの糖アルコール類;キシロース、グルコース、ガラクトースなどの糖類等が挙げられる。
多価アルコール類誘導体としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジグリセリンのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
含窒素溶媒としては、例えば、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
アルコール類としては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
含硫黄溶媒としては、例えば、チオジエタノール、チオジグリセロール、スルフォラン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
水溶性有機溶媒は、1種単独で含有しても、2種以上を含有してもよい。水溶性有機溶媒の含有量は、インクの全重量に対して、0.1重量%以上60重量%以下であることが好ましく、1重量%以上50重量%以下であることがより好ましく、5重量%以上40重量%以下であることが更に好ましく、10重量%以上30重量%以下であることが特に好ましい。
〔他の添加剤〕
本実施形態に用いられるインクは、前述した以外の他の添加剤を含有していてもよい。他の添加剤としては、特に制限はなく、公知の添加剤が用いられる。具体的には、例えば、インク吐出性改善剤(ポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、導電率/pH調整剤(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属類の化合物等)、反応性の希釈溶媒、浸透剤、pH緩衝剤、酸化防止剤、防カビ剤、粘度調整剤、導電剤、キレート化剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤等が挙げられる。
本実施形態に用いられるインクのpHは、例えば、4以上10以下であることが好ましく、5以上9以下であることがより好ましい。インクのpHは、温度23±0.5℃、湿度55±5%RH環境下において、pH/導電率計(メトラー・トレド社製MPC227)により測定した値を採用する。
本実施形態に用いられるインクの導電率は、例えば、0.01S/m以上0.5S/m以下であることが好ましく、0.01S/m以上0.25S/m以下であることがより好ましく、0.01S/m以上0.20S/m以下であることが更に好ましい。導電率の測定は、MPC227(pH/Conductivity Meter、メトラー・トレド社製)で行う。
本実施形態に用いられるインクの粘度は、例えば、1.5mPa・s以上30mPa・s以下であることが好ましく、1.5mPa・s以上20mPa・s以下であることがより好ましい。粘度は、TV−20(東機産業(株)製)を測定装置として用い、測定温度は23℃、せん断速度は1,400s-1の条件で測定する。
本実施形態に係るインクセットは、前述のインクと、インクを凝集させる処理液と、を含み、例えばインク液滴が吐出される前に記録媒体に処理液を塗布する2液システムであってもよいが、2液システムは、構成が煩雑になり制御も複雑となる場合がある。したがって、本実施形態に係るインクセットは、上記処理液を含まない1液システムであることが好ましい。
(記録装置)
本実施形態の記録装置は、本実施形態に係るインクセットの各インクを非浸透性の記録媒体上に吐出する吐出ヘッドを備える記録装置である。また、本実施形態に係る記録方法は、本実施形態に係るインクセットの各インクを非浸透性の記録媒体上に吐出する吐出工程を有する記録方法である。
本実施形態の記録装置は、本実施形態に係るインクセットの各インクを収容し、記録装置に着脱されるようカートリッジ化されたインクカートリッジを備えていてもよい。
(記録媒体)
本実施形態の記録装置に用いられる非浸透性の記録媒体としては、コート紙、樹脂フィルム等が挙げられる。本実施形態においては、動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の記録媒体への移転量が3ml/m2以上15ml/m2以下である非浸透性の記録媒体を使用することが好ましい。
以下、本実施形態の画像記録装置の一例について図面を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態に係る記録装置の一例を示す概略構成図である。本実施形態の記録装置10は、図3に示すように、水性インク(以下「インク」とも称する)を非浸透性の記録媒体P上に吐出する吐出ヘッド122(吐出ヘッド122を有する吐出装置121)を備える記録装置である。記録装置10では、インクを非浸透性の記録媒体P上に吐出する吐出工程を有する記録方法が実現される。これにより、非浸透性の記録媒体P上にインクによる画像を記録する。
具体的には、記録装置10は、例えば、非浸透性の記録媒体Pとしての連帳紙(以下、「連帳紙P」とも称する。)に画像を記録する画像記録ユニット12を備えている。
記録装置10は、画像記録ユニット12に供給する連帳紙Pが収容される前処理ユニット14と、前処理ユニット14から画像記録ユニット12へ供給される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット16と、を備えている。バッファユニット16は、画像記録ユニット12と前処理ユニット14との間に配置されている。
記録装置10は、例えば、画像記録ユニット12から排出される連帳紙Pを収容する後処理ユニット18と、画像記録ユニット12から後処理ユニット18へ排出される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット20と、を備えている。バッファユニット20は、画像記録ユニット12と後処理ユニット18との間に配置されている。
記録装置10は、画像記録ユニット12とバッファユニット20との間に配置され、画像記録ユニット12から搬出される連帳紙Pを冷却する冷却ユニット22を備えている。
画像記録ユニット12は、例えば、連帳紙Pを連帳紙Pの搬送経路124に沿って案内するロール部材(符号省略)と、連帳紙Pの搬送経路124に沿って搬送される連帳紙Pにインク(インクの液滴)を吐出して画像を記録する吐出装置121とを備えている。
吐出装置121は、連帳紙Pにインクを吐出する吐出ヘッド122を備えている。吐出ヘッド122は、例えば、有効な記録領域(インクを吐出するノズルの配置領域)が連帳紙Pの幅(連帳紙Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向の長さ)以上とされた長尺状の記録ヘッドである。なお、吐出ヘッド122は、これに限られず、連帳紙Pの幅よりも短尺状の吐出ヘッドであって、連帳紙Pの幅方向に移動してインクを吐出する方式(いわゆる、キャリッジ方式)の吐出ヘッドであってもよい。
吐出ヘッド122は、インクの液滴を熱により吐出する、いわゆる、サーマル方式であってもよいし、インクの液滴を圧力により吐出する、いわゆる、ピエゾ方式であってもよく、公知のものが適用される。
吐出ヘッド122は、例えば、連帳紙Pにインクを吐出してK(ブラック)色の画像を記録する吐出ヘッド122Kと、Y(イエロー)色の画像を記録する吐出ヘッド122Yと、M(マゼンタ)色の画像を記録する吐出ヘッド122Mと、C(シアン)色の画像を記録する吐出ヘッド122Cとを有している。そして、吐出ヘッド122Kと、吐出ヘッド122Yと、吐出ヘッド122Mと、吐出ヘッド122Cとは、この順番で連帳紙Pの搬送方向(以下、単に「用紙搬送方向」と記載することがある。)に沿って上流側から下流側に連帳紙Pと対向するように並べられている。なお、吐出ヘッドの表記において、K、Y、M、Cを区別しない場合には、符号に付しているK、Y、M、Cを省略する。
吐出ヘッド122K,122Y,122M,122Cは、それぞれ、記録装置10に着脱される各色のインクカートリッジ123K,123Y,123M,123Cと供給管(不図示)を通じて連結され、インクカートリッジ123により、各色のインクがそれぞれ吐出ヘッド122へ供給される。
ここで、吐出ヘッド122から吐出される各色のインクの印字に際して、例えば、吐出ヘッド122K、吐出ヘッド122Y、吐出ヘッド122M、吐出ヘッド122Cの順に、画像情報に応じた量のインク液滴が吐出される場合、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力が、ブラックインク(Kインク)<イエローインク(Yインク)<マゼンタインク(Mインク)<シアンインク(Cインク)の順であるインクセットが用いられる。なお、吐出ヘッド122から吐出される各色のインクの印字順序は上記に限定されるものではなく、例えば、吐出ヘッド122C、吐出ヘッド122M、吐出ヘッド122Y、吐出ヘッド122Kの順に、画像情報に応じた量のインク液滴が吐出されるように設定されていてもよい。そして、このような印字順序においては、最大泡圧法による5msec後での各インクの動的表面張力が、Cインク<Mインク<Yインク<Kインクの順であるインクセットが用いられる。
また、例えば、吐出ヘッド構成等の変更によってインクの印字順序が変更された場合等に対応するため、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力が、Kインク<Yインク<Mインク<Cインクの順であるインクセット、Cインク<Mインク<Yインク<Kインクの順であるインクセット等の複数のインクセットを収容した複数のインクカートリッジを備えることが好ましい。具体的には、インクの印字順序がKインク→Yインク→Mインク→Cインクから、Cインク→Mインク→Yインク→Kインクに変更された場合、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力が、Cインク<Mインク<Yインク<Kインクの順であるインクセットを収容したインクカートリッジに切り替えられ、当該インクカートリッジにより、各色のインクがそれぞれ吐出ヘッド122へ供給されることが好ましい。
吐出ヘッド122は、上記4色のそれぞれに対応した4つの吐出ヘッド122を配置する形態に限られず、目的に応じて、他の中間色を加えた4色以上のそれぞれに対応した4つ以上の吐出ヘッド122を配置した形態であってもよい。
吐出ヘッド122としては、例えば、インク液滴量1pl以上15pl以下の範囲でインクを吐出する低解像度用の吐出ヘッド122(例えば600dpiの吐出ヘッド)、インク液滴量10pl未満の範囲でインクを吐出する高解像度用の吐出ヘッド122(例えば1,200dpiの吐出ヘッド)のいずれを備えていてもよい。また、吐出装置121は、低解像度用の吐出ヘッド122、及び、高解像度用の吐出ヘッド122の双方を備えていてもよい。吐出ヘッド122のインク液滴量は、インクの最大液滴量の範囲である。また、dpiは「dot per inch」を意味する。
吐出ヘッド122に対して用紙搬送方向の下流側には、例えば、連帳紙Pの裏面が巻き掛けられ、搬送される連帳紙Pと接触して従動回転しながら連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する乾燥ドラム126(乾燥装置の一例)が配置されている。
乾燥ドラム126の内部には、例えば、加熱源(例えばハロゲンヒータ等:不図示)が内蔵されている。乾燥ドラム126は、加熱源による加熱により連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する。
乾燥ドラム126の周囲には、例えば、連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する温風送風装置128(乾燥装置の一例)が配置されている。この温風送風装置128による温風によって、乾燥ドラム126に巻き掛けられた連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する。
吐出ヘッド122に対して用紙搬送方向の下流側には、連帳紙P上の画像(インク)を乾燥する近赤外線ヒータ(不図示)、レーザ照射装置等の他の乾燥装置が配置されていてもよい。近赤外線ヒータ、レーザ照射装置等の他の乾燥装置は、乾燥ドラム126及び温風送風装置128の少なくとも一方に代えて、又は乾燥ドラム126及び温風送風装置128に加えて配置される。
一方、前処理ユニット14は、画像記録ユニット12へ供給される連帳紙Pが巻き付けられている供給ロール14Aを備えており、この供給ロール14Aは、図示せぬフレーム部材に回転可能に支持されている。
バッファユニット16には、例えば、用紙搬送方向に沿って第1パスローラ16A、ダンサーローラ16B及び第2パスローラ16Cが配置されている。ダンサーローラ16Bは、図3中上下に移動することにより、画像記録ユニット12へ搬送される連帳紙Pの張力調整、及び連帳紙Pの搬送量を調整する。
後処理ユニット18は、例えば、画像が記録された連帳紙Pを巻き取る搬送部の一例としての巻取ロール18Aを備えている。この巻取ロール18Aが図示せぬモータから回転力を受けて回転することで、連帳紙Pが搬送経路124に沿って搬送されるようになっている。
バッファユニット20には、例えば、用紙搬送方向に沿って第1パスローラ20A、ダンサーローラ20B及び第2パスローラ20Cが配置されている。ダンサーローラ16Bは、図3中上下に移動することにより、後処理ユニット18へ排出される連帳紙Pの張力調整、及び、連帳紙Pの搬送量を調整する。
冷却ユニット22には、例えば、複数のクーリングローラ22Aが配置されている。複数のクーリングローラ22Aの間に連帳紙Pを搬送することにより、連帳紙Pを冷却する。
次に、本実施形態に係る記録装置10による動作(記録方法)について説明する。
本実施形態に係る記録装置10では、まず、前処理ユニット14の供給ロール14Aから、バッファユニット16を通じて、画像記録ユニット12に連帳紙Pを搬送する。
次に、画像記録ユニット12において、吐出装置121の各吐出ヘッド122からインクを連帳紙Pに吐出する。これにより、連帳紙P上にインクよる画像が形成される。
その後、乾燥ドラム126により、連帳紙P上の画像(インク)を連帳紙Pの裏面側(記録面とは反対側の面)から乾燥する。そして、温風送風装置128により、連帳紙Pに吐出されたインク(画像)を連帳紙Pの表面側(記録面)から乾燥する。つまり、乾燥ドラム126及び温風送風装置128により、連帳紙P上に吐出されたインクを乾燥する。
次に、冷却ユニット22において、クーリングローラ22Aにより、画像が記録された連帳紙Pを冷却する。
次に、バッファユニット16を通じて、後処理ユニット18は、画像が記録された連帳紙Pを巻取ロール18Aにより巻き取る。
以上の工程を通じて、記録媒体Pとしての連帳紙Pにインクによる画像が記録される。なお、記録装置10では、吐出装置121(吐出ヘッド122)によってインクの液滴を記録媒体Pの表面に直接吐出する方式について説明したが、これに限られず、例えば中間転写体にインクの液滴を吐出した後に、中間転写体上のインクの液滴を記録媒体Pに転写する方式であってもよい。
また、記録装置10では、記録媒体Pとして連帳紙Pにインクを吐出して画像を記録する方式について説明したが、記録媒体Pとして枚葉紙にインクを吐出して画像を記録する方式であってもよい。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
(シアンインク;「Cインク」と表記)
・C.I.Pigment Blue 15:3(着色剤):4質量%
・スチレン/アクリル酸共重合体ナトリウム中和物:2.5質量%
(水溶性樹脂、重量平均分子量=30000)
・TOCRYL W−4627(アクリル系エマルション;トーヨーケム社製):2質量%(固形分)
(高分子粒子、体積平均粒径=0.12μm、ガラス転移温度=45℃)
・プロピレングリコール:10質量%
・ジエチレングリコール:5質量%
・界面活性剤(表1に記載の化合物):表1に記載の質量%
・イオン交換水:残部
上記組成を混合したのち、5μmのフィルターでろ過を行い、Cインクを得た。
(マゼンタインク;「Mインク」と表記)
着色剤として、C.I.Pigment Red 122を使用し、5質量%としたこと、表1に従って界面活性剤の種類及び質量%を変更したこと以外は、Cインクと同様にして、Mインクを得た。
(イエローインク;「Yインク」と表記)
着色剤として、C.I.Pigment Yellow 74を使用したこと、表1に従って界面活性剤の種類及び質量%を変更したこと以外は、Cインクと同様にして、Yインクを得た。
(インクセット)
得られたCインク、Mインク、及びYインクを実施例1のインクセットとした。各インクについて、最大泡圧法による5msec後での動的表面張力(以下、単に動的表面張力と称する場合がある)、静的表面張力を測定した。Cインク、Yインク、Mインクの動的表面張力は29.3mN/m、29.6mN/m、29.9mN/mであった。Cインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は26mN/mであった。
<実施例2>
表1に従って、界面活性剤の種類及び量(質量%)を変更した以外は、実施例1と同様にインクセットを準備した。Cインク、Mインク、Yインクの動的表面張力は、27.1mN/m、29.1mN/m、30.4mN/mであった。Cインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は25mN/m、26mN/m、27mN/mであった。
<実施例3,4>
表1に従って、界面活性剤の種類及び量(質量%)を変更した以外は、実施例1と同様にインクセットを準備した。実施例3のCインク、Mインク、Yインクの動的表面張力は、30.2mN/m、30.4mN/m、31.3mN/mであった。実施例3のCインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は29mN/m、29mN/m、30mN/mであった。実施例4のMインク、Yインクの動的表面張力は、30.8mN/m、31.0mN/m、31.5mN/mであった。実施例4のCインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は31mN/m、32mN/m、31mN/mであった。
<実施例5,6>
表1に従って、界面活性剤の種類及び量(質量%)を変更した以外は、実施例1と同様にインクセットを準備した。実施例5のCインク、Mインク、Yインクの動的表面張力は、33.1mN/m、33.4mN/m、33.8N/mであった。実施例5のCインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は29mN/m、30mN/m、30mN/mであった。実施例6のMインク、Yインクの動的表面張力は、34.3mN/m、34.7mN/m、34.9mN/mであった。実施例6のCインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は30mN/m、30mN/m、30mN/mであった。
<比較例1>
表1に従って、界面活性剤の種類及び量(質量%)を変更した以外は、実施例1と同様にインクセットを準備した。Cインク、Mインク、Yインクの動的表面張力は、33.7mN/m、27.4mN/m、27.8mN/mであった。Cインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は28mN/m、27mN/m、27mN/mであった。
<比較例2>
表1に従って、界面活性剤の種類及び量(質量%)を変更した以外は、実施例1と同様にインクセットを準備した。Cインク、Mインク、Yインクの動的表面張力は、31.5mN/m、31.0mN/m、30.8mN/mであった。Cインク、Mインク、Yインクの静的表面張力は29mN/m、29mN/m、28mN/mであった。
Figure 2018035233
<評価>
(記録装置の準備)
図3に示す構成と同じ構成で、インクの吐出ヘッドとして、600dpiのピエゾヘッド(最大インク滴量12pl)を備えた記録装置を準備した。準備した記録装置の詳細は、以下の通りである。
−記録装置の詳細−
・記録速度(記録媒体搬送速度):100m/min
・印字順序:Cインク→Mインク→Yインク
・非浸透性の記録媒体:王子製紙製「OKトップコート+」(連量43kg)
そして、各実施例及び比較例のインクセットの各色のインクを記録装置の各色のインクタンクに充填した。この記録装置を用いて、次の画像記録を行った。
(画像記録)
上記記録装置を用いて、非浸透性の記録媒体として王子製紙製「OKトップコート+」上に、600dpiのピエゾヘッド(最大インク滴量11pl)からインクを吐出し、印字を行った。印字パターンとして、印字順序C→M→Yの三次色、C→Mの二次色、M→Yの二次色、C→Yの二次色のベタ画像(1.5cm×1.5cm)、C、M、Yそれぞれの一次色のベタ画像(1.5cm×1.5cm)を形成した。形成したベタ画像を目視にて観察し、下記基準により画像の濃度ムラの評価を行った。
−濃度ムラの評価基準−
◎:一次色、二次色、三次色全てで濃度ムラが見られない。
○:一次色で濃度ムラがなく、二次色でわずかに濃度ムラが見られる。
△:一次色で濃度ムラがなく、二次色でムラが見られる。
×:一次色、二次色全てで濃度ムラが見られる。
また、上記記録装置を用いて、王子製紙製「OKトップコート+」上に、600dpiのピエゾヘッド(最大インク滴量11pl)からインクを吐出し、1ドットラインの印字を行った。1ドットラインの画像を目視にて観察し、下記基準によりサテライトの評価を行った。なお、サテライトとは、吐出されたインク滴が分滴し、インクの着弾箇所以外に着弾するインクである。
−サテライトの評価基準−
◎:各色全てにサテライトが見られない。
○:1色だけわずかにサテライトが見られる。
△:各色全てにわずかにサテライトが見られる。
×:各色全てにサテライトが見られる。
表2に、各実施例及び各比較例について、最大泡圧法による5msec後での動的表面張力、静的表面張力、及び上記評価結果をまとめた。
Figure 2018035233
表2の結果から分かるように、最大泡圧法による5msec後のインクの動的表面張力が、印字順序の早いインクから順に大きくなっている(Cインク<Mインク<Yインク)インクセットを用いた実施例1〜6は、上記動的表面張力が印字順序の早いインクから順に小さくなっている(Cインク>Mインク>Yインク)比較例2や印字順序の早いインクから順に大きくなっていない比較例1と比較して、画像の濃度ムラが抑制された。
実施例1〜6の中において、最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力が、34mN/m以下であるインクセットを用いた実施例1,2,5は、上記動的表面張力が34mN/mを超えるインクセットを用いた実施例6と比較して、画像の濃度ムラがより抑制された。また、実施例1〜6の中において、各インクの静的表面張力が30mN/mを超えるインクセットを用いた実施例4は、各インクの静的表面張力が30mN/m以下である実施例1,2,3の画像の濃度ムラの抑制に加えて、サテライトの発生がさらに抑制された。
10 記録装置、12 画像記録ユニット、14 前処理ユニット、14A 供給ロール、16 バッファユニット、16A パスローラ、16B ダンサーローラ、16C パスローラ、18 後処理ユニット、18A 巻取ロール、20 バッファユニット、20A パスローラ、20B ダンサーローラ、20C パスローラ、22 冷却ユニット、22A クーリングローラ、121 吐出装置、122,122K,122Y,122M,122C 吐出ヘッド、123,123K,123Y,123M,123C インクカートリッジ、124 搬送経路、126 乾燥ドラム、128 温風送風装置。

Claims (4)

  1. 着色剤、高分子粒子、水、及び界面活性剤を含み、互いに色が異なる複数色のインクを有し、
    最大泡圧法による5msec後の各インクの動的表面張力は、印字順序の早いインクから順に大きくなっていることを特徴とするインクセット。
  2. 前記各インクの静的表面張力は、30mN/m以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクセット。
  3. 前記各インクの動的表面張力は、34mN/m以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクセット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクセットの各インクを非浸透性の記録媒体上に吐出する吐出ヘッドを備えることを特徴とする記録装置。
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