JP2016058770A - 利用者端末位置検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建物内に容易に設置可能で、システム全体の省コスト化を実現でき、災害等の停電時にも利用可能な利用者端末位置検出システムの提供を課題とする。
【解決手段】無線通信装置2から所定領域内に送信される送信信号を利用者端末3が受信することで起動すると共に、利用者端末3が送信信号の受信を停止することで終了するアプリケーションプログラムを備える利用者端末3と、アプリケーションプログラムを介して所定の情報を利用者端末3へ送信する管理者端末1と、インターネット通信網5を介して利用者端末3と管理者端末1とを接続するサーバ4とを備えてなる利用者端末位置検出システム10であって、無線通信装置2が、火災報知機や煙探知機等、建物内に設置されている電気設備機器に内蔵若しくは付加的に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信を介して利用者端末の位置を検出できる利用者端末位置検出システムに関する。
従来、携帯電話等の移動体通信端末の位置検出を行うための技術としては、GPS(Global Positioning System)機能を用いるものが一般的であった。
このようなGPS機能を利用した移動体通信端末の位置検出においては、地上での位置情報の認識は可能であるが、地下等、衛星からの電波が届かない領域においては使用が困難であるという問題があった。
このような問題に対して、近年、無線ルータ、ブルートゥース(登録商標)等の無線通信技術を利用して移動体通信端末の位置検出を行う技術が利用されている。より具体的には、ビーコン信号(無線標識信号)等の無線通信装置から送信される信号を移動体通信端末が受信した場合には通信可能領域に位置していると判断し、信号の受信を停止した場合には通信可能領域から外れていると判断することを利用して移動体通信端末の位置検出を行うものである。
このような無線通信機を利用した移動体通信端末の位置検出システムを示す従来技術として、下記特許文献1、2がある。
特開2007−257571号公報 特開2012−257245号公報
上記特許文献1、2に示すような無線通信機を利用した移動体通信端末の位置検出システムにおいては、信号を送信する無線通信機を建物内に別途設置するものが一般的であった。
よって設置作業が煩雑であると共に、設置コストが割高となり、効率的なシステム運営ができないという問題があった。また従来の無線通信機は、常用電源から電力供給を受ける構成であるものが一般的であることから、災害時等の停電時に利用することができないという問題があった。
そこで本発明は上記従来における問題点を解決し、建物内に容易に設置可能で、システム全体の省コスト化を実現でき、災害等の停電時にも利用可能な利用者端末位置検出システムの提供を課題とする。
上記課題を達成するため、本発明の利用者端末位置検出システムは、無線通信装置から所定領域内に送信される送信信号を利用者端末が受信することで起動すると共に、前記利用者端末が前記送信信号の受信を停止することで終了するアプリケーションプログラムを備える利用者端末と、前記アプリケーションプログラムを介して所定の情報を前記利用者端末へ送信する管理者端末と、インターネット通信網を介して前記利用者端末と前記管理者端末とを接続するサーバとを備えてなる利用者端末位置検出システムであって、前記無線通信装置が、火災報知機や煙探知機等、建物内に設置されている電気設備機器に内蔵若しくは付加的に取り付けられていることを第1の特徴としている。
また本発明の利用者端末位置検出システムは、上記第1の特徴に加えて、無線通信装置は、電気設備機器に供給される非常用電源若しくは電池電源により動作するものであることを第2の特徴としている。
また本発明の利用者端末位置検出システムは、上記第1又は第2の特徴に加えて、管理者端末から利用者端末に送信される所定の情報は、災害発生時における避難者誘導情報と救出者誘導情報との少なくとも一方であることを第3の特徴としている。
また本発明の利用者端末位置検出システムは、上記第1〜第3の何れか1つの特徴に加えて、アプリケーションプログラムを介してサーバとの間で各種情報の送受信を行うことができる補助端末を備えることを第4の特徴としている。
上記第1の特徴による利用者端末位置検出システムによれば、無線通信装置から所定領域内に送信される送信信号を利用者端末が受信することで起動すると共に、前記利用者端末が前記送信信号の受信を停止することで終了するアプリケーションプログラムを備える利用者端末と、前記アプリケーションプログラムを介して所定の情報を前記利用者端末へ送信する管理者端末と、インターネット通信網を介して前記利用者端末と前記管理者端末とを接続するサーバとを備えてなる利用者端末位置検出システムであって、前記無線通信装置が、火災報知機や煙探知機等、建物内に設置されている電気設備機器に内蔵若しくは付加的に取り付けられていることから、無線通信装置の設置場所を新たに確保する必要がなく、建物内に容易に無線通信装置を設置することができる。よって無線通信装置の設置にかかる作業負担とコストとを効果的に抑えることができる。従ってシステム全体の省コスト化を実現できる。
また上記第2の特徴による利用者端末位置検出システムによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、無線通信装置は、電気設備機器に供給される非常用電源若しくは電池電源により動作するものであることから、災害発生等に伴う停電時にも利用可能な利用者端末位置検出システムとすることができる。
また上記第3の特徴による利用者端末位置検出システムによれば、上記第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、管理者端末から利用者端末へ送信される所定の情報は、災害発生時における避難者誘導情報と救出者誘導情報との少なくとも一方であることから、避難者誘導用、救出者誘導用の少なくとも一方のシステムとして、利用者端末位置検出システムを利用することができる。
また上記第4の特徴による利用者端末位置検出システムによれば、上記第1〜第3の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、アプリケーションプログラムを介してサーバとの間で各種情報の送受信を行うことができる補助端末を備えることから、補助端末を利用することで利用者端末に新たな機能を付加することができる。
本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システムにおいて利用者端末の位置を検出する動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システムを災害時の避難者誘導システムとして利用した場合の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システムを災害時の避難者誘導システムとして利用した場合の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システムを住宅内の見守りシステムとして利用した場合の動作を説明する図である。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システムを説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は特許請求の範囲に記載の本発明を限定するものではない。
先ず図1を参照して、本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10は、無線通信装置2から送信される信号を利用者端末3で受信したか否かを利用して、利用者端末3の位置を検出する(推定する)システムである。より具体的には、無線通信装置2から所定距離内(数メートルの範囲内)に送信される送信信号を受信する機能を備えた利用者端末3であって、送信信号を受信することで起動すると共に、利用者端末3が送信信号の受信を停止することで終了するアプリケーションプログラム(以下、アプリとする)を備える利用者端末3を用いて、アプリが起動中である場合は無線通信装置2から一定範囲内(信号を受信できる範囲内)に利用者端末3が位置していると判断し、アプリが終了した場合は無線通信装置2から一定範囲外に利用者端末3が位置していると判断するシステムである。
この利用者端末位置検出システム10は、管理者端末1と、無線通信装置2と、利用者端末3と、サーバ4と、インターネット通信網5と、無線通信網6とで構成される。
前記管理者端末1は、本システムを運営する、いわゆる本部の管理者が操作する端末で、主としてインターネット通信網5で接続されるサーバ4を介して、利用者端末3との間で所定の情報や各種データを送受信する。この管理者端末1としては、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話等、インターネット通信網5と接続可能な各種端末を用いることができる。なお詳しくは図示していないが、この管理者端末1は、インターネット通信網5と接続可能な端末が通常有する機能(ハードウェアやソフトウェア)を備える。
なお、管理者端末1から利用者端末3へ送信される所定の情報とは、管理者から利用者に対して通知が必要となった情報、例えば避難者誘導情報、救出者誘導情報等である。
前記無線通信装置2は、商業施設、住宅等の建物内に設置され、無線通信網6を介して利用者端末3が受信可能な送信信号を送信するための、いわゆる無線送信機である。無線送信機の規格としては、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(登録商標)、LTE(登録商標)等、無線通信を行うことができるものであれば如何なるものであってもよいが、数メートル範囲内の近距離無線通信を行うことが可能なブルートゥース(登録商標)を用いることが望ましい。
なお、このようなブルートゥース(登録商標)を利用する無線通信装置2を商業施設やオフィスビル等、延床面積の大きい建物に設置する場合には、送信信号の到達距離を考慮して数メートル或いは数十メートル毎に無線通信装置2を配置して、同じフロア内で何れかの無線通信装置2の送信信号が届く構成とすることが望ましい。また複数の無線通信装置2を同じフロアに設置する場合は、それぞれの無線通信装置2の通信可能範囲(送信信号の到達範囲)が重ならない構成とすることが望ましい。
また送信信号としては、例えばビーコン信号(無線標識信号)を用いることができる。本実施形態においては、送信信号だけを送信する機能を備えるブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機を建物内に設置した場合について、以下の説明を行うものとする。
この無線通信装置2は、固有の識別番号を有しており、この識別番号データを含んだビーコン信号を常時発信している。また固有の識別番号と無線通信装置2の設置場所とを関連付けたデータは、サーバ4に予め記憶されている。
本実施形態においては、この無線通信装置2は、地上や地下の商業施設、住宅、図書館、百貨店、スタジアム等の建物内に設置されている電気設備機器に内蔵若しくは付加的に取り付けられている。電気設備機器としては、火災報知機、煙探知機、ガス漏れ報知機、CO報知機、非常灯、誘導灯、照明器具等、電気を利用して動作する機器であれば如何なるものであってもよい。が、数メートル或いは数十メートル毎に設置義務のある電気設備機器に内蔵若しくは付加的に取り付けることがより好ましい。
またこの無線通信装置2は、電気設備機器に供給される非常用電源若しくは電池電源により動作するものであることが望ましい。
本実施形態においては、火災報知機に無線通信装置2が内蔵されており、火災報知機の非常用電源で動作するものとして、以下の説明を行うものとする。
前記利用者端末3は、無線通信装置2が発信するビーコン信号を受信する受信機を内蔵し、且つビーコン信号を受信することで起動すると共に、ビーコン信号の受信を停止することで終了するアプリを備える、いわゆる移動体通信端末である。移動体通信端末としては、スマートフォン等の携帯電話やノートパソコン、PDA等の各種端末を利用することができる。
なお、この利用者端末3は、図1に示すように、主として制御部31と、記憶部32と、通信部33と、情報表示部34と、操作部35とを備える。
前記制御部31は、CPU(Central Processing Unit)からなり、記憶部32に格納されているOS(Operating System)や各種プログラムに基づき、利用者端末3の様々な制御や処理を行うためのものである。
前記記憶部32は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含み、制御部31が各部を制御するための制御プログラムや各種データ等を記憶するためのものである。より具体的には、ビーコン信号を受信することで起動すると共に、ビーコン信号の受信を停止することで終了するアプリや利用者端末3の固有の識別番号データ等がこの記憶部32に記憶されている。
前記通信部33は、無線通信機2やサーバ4、他の各種端末との間でアンテナ(図示しない)を介して無線通信や各種データの送受信を行う機能やセキュリティ機能を利用者端末3に付与するためのものである。
前記情報表示部34は、利用者端末3が通信部33を介して受信した各種情報を表示するためのもので、LCD(Liquid Crystal Display)等からなるディスプレイと、これを駆動するためのディスプレイ駆動回路を備える。このディスプレイ駆動回路は、利用者端末3が受信した信号データに基づいてディスプレイを駆動する。これによってディスプレイに画像データや文字データ等の各種情報が表示される。なお、表示されるデータは、画像データ、文字データ、音声データ、動画データ等、如何なる形式のデータであってもよい。
前記操作部35は、利用者端末3の各種操作や各種指示を行うためのもので、例えばタッチパネルや操作ボタン等で形成される。
前記サーバ4は、利用者端末位置検出システム10を管理、運営する機能を有するものであり、主として制御部41と、記憶部42と、通信部43とを備える。
前記制御部41は、利用者端末位置検出システム10を運営、管理するプログラムを保有するものである。
例えば無線通信装置2から送信されるビーコン信号を利用者端末3が受信することで起動すると共に、利用者端末3がビーコン信号の受信を停止することで終了するアプリを既に備える(ダウンロードしている)利用者端末3と、新たにダウンロードした利用者端末3との管理を行う機能を有する。具体的には、インターネット通信網5を介して利用者端末3からアプリのダウンロード要請が新たにあった場合に、利用者端末3が備える固有の識別番号データ(MACアドレス等)の送信を要求し、受信した識別番号データを後述する記憶部42へと格納する。なおこの際、受け付けた日時データと関連付けて格納するような構成としてもよい。
また制御部41は、管理者端末1や利用者端末3がサーバ4の照合を得ることが必要なデータ(固体識別番号データやパスワード等)についての認証も行う。本利用者端末位置検出システム10においては、例えば管理者端末認証と利用者端末認証とを設けることができる。具体的には、記憶部42に登録されている管理者端末1の識別番号データ(MACアドレス、パスワード等)と管理者端末1から送信される識別番号データとを照合することで、管理者端末1が正当な管理者端末であるか否かの認証を行うことができる。また記憶部42に登録されている利用者端末3の識別番号データ(MACアドレス、パスワード等)と利用者端末3から送信される識別番号データとを照合することで、利用者端末3が正当な利用者端末であるか否かの認証を行うことができる。勿論、制御部41が行う認証はこれらに限られるものではない。
前記記憶部42は、管理者端末情報、利用者端末情報、無線通信装置情報等の予めサーバ4に記憶させておくデータや、追加・修正のあったデータ等を記憶させておく機能を有するものである。
管理者端末情報としては、例えば管理者端末1に付与される固有の識別番号データ(MACアドレス等)や管理者端末1を操作する管理者に付与される固有のパスワード、管理者端末1が送受信したデータ、送受信日時等がある。
また利用者端末情報としては、例えばアプリをダウンロードした利用者端末3が備える固有の識別番号データ(MACアドレス等)や利用者端末3を操作する利用者に付与される固有のパスワード、利用者端末3が送受信したデータ、送受信日時、アプリのダウンロード日時、性別、年齢、家族構成等がある。
また無線通信装置情報としては、無線通信装置2に付与される固有の識別番号や無線通信装置2の設置場所(地図データを含む)、設置年月日等がある。
前記通信部43は、管理者端末1と利用者端末3とをインターネット通信網5を介して相互に通信可能に接続する機能や、管理者端末1と利用者端末3との間でインターネット通信網5を介して各種データの送受信を行う機能を有するものである。なお、ここで「各種データ」とは、文字データ、音声データ、画像データ、動画データ等の送受信できる全てのデータを含む概念である。
次に図2を参照して、本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10において利用者端末3の位置を検出する動作の概要を説明する。
なお、図2は商業施設等の建物7内での無線通信装置2の配置位置を摸式的に示す図である。
まず前提条件として、建物7内には、3つの無線通信装置2が設置されている。具体的には、第1の無線通信装置21と、第2の無線通信装置22と、第3の無線通信装置23である。またそれぞれの無線通信装置2は、火災報知機に内蔵されていると共に、火災報知機の非常用電源で動作するものである。更に、それぞれの無線通信装置2はブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機であり、常時ビーコン信号を発信している。
なお図2においては、それぞれの無線通信装置2から発信されるビーコン信号が届く領域を円で示すものとする。つまり、第1の無線通信装置21から発信されるビーコン信号は、第1の通信可能領域E1の範囲内だけに届き、第2の無線通信装置22から発信されるビーコン信号は、第2の通信可能領域E2の範囲内だけに届き、第3の無線通信装置23から発信されるビーコン信号は、第3の通信可能領域E3の範囲内だけに届く。
なお本実施形態においては、3つの無線通信機2(21、22、23)の通信可能領域が重ならないように、それぞれの無線通信機2を配置する構成としてある。
ここで、ビーコン信号が届く領域の大きさは、発信する電波の強さによって決まるものであるが、一般的なブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機(周波数が2402〜2480MHz)においては、半径数メートル程度の範囲となる。
今、第1の通信可能領域E1に利用者端末3を所持する利用者が2名入ったとする。具体的には、第1の利用者端末P1と第2の利用者端末P2を所持する利用者である。この2名が所持する利用者端末3(P1、P2)は、既述したように無線通信装置2が発信するビーコン信号を受信する受信機を内蔵し、且つビーコン信号を受信することで起動すると共に、ビーコン信号の受信を停止することで終了するアプリを備えている。
よって、第1の利用者端末P1と第2の利用者端末P2とをそれぞれ所持する2名が第1の通信可能領域E1内に入った際、それぞれの端末はビーコン信号を受信し、これによってそれぞれの端末でアプリが起動される。
その際、無線通信装置2に付与されている固有の識別番号と利用者端末3に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータがサーバ4へと送信される。具体的には、第1の無線通信装置21に付与されている固有の識別番号と第1の利用者端末P1に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータが、第1の利用者端末P1からサーバ4へと送信される。また第1の無線通信装置21に付与されている固有の識別番号と第2の利用者端末P2に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータが、第2の利用者端末P2からサーバ4へと送信される。そしてそれぞれのデータが日時データと共に記憶部42に記憶される。なおこの際、無線通信装置2と利用者端末3との識別番号がサーバ4の記憶部42に記憶されているものであるかの認証を行うような構成としてもよい。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第1の利用者端末P1と第2の利用者端末P2とをそれぞれ所持する利用者2名が、第1の通信可能領域E1内にいることを把握できる。つまり、第1の利用者端末P1と第2の利用者端末P2の位置が第1の無線通信装置21の近傍にあることの推定が可能となる。同時に、第1の無線通信装置21の近傍にいることが把握できた第1の利用者端末P1及び第2の利用者端末P2と管理者端末1との間でインターネット通信網5とアプリとを介して各種情報の送受信を行うことも可能となる。
既述した動作と同様に、第3の利用者端末P3の位置は第2の無線通信装置22の近傍にあり、第4の利用者端末P4及び第5の利用者端末P5の位置が第3の無線通信装置23の近傍にあることの推定が可能となる。
一方、第1の無線通信装置21〜第3の無線通信装置23の通信可能領域(E1〜E3)よりも外側にある第6の利用者端末P6と第7の利用者端末P7については、ビーコン信号を受信できないことから、建物7内での位置を推定することができず、建物7内にいるか否かも判定することができない。なお、ここで第6の利用者端末P6と第7の利用者端末P7とは、建物7内に入ってきた後、どの通信可能領域内にも未だ侵入していない状態とする。
また既述した第1の利用者端末P1を所持する利用者が、例えば第1の通信可能領域E1の外へ出た場合は、第1の無線通信装置21が発信するビーコン信号を受信することができなくなり、これによってアプリが終了する。そしてアプリが終了した旨のデータがインターネット通信網5を介して第1の利用者端末P1からサーバ4へと送信され、日時データと共に記憶部42に記憶される。以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第1の利用者端末P1を所持する利用者が、少なくとも第1の通信可能領域E1から外側の領域に出た(移動した)ことを把握できる。つまり、第1の利用者端末P1の位置が少なくとも第1の無線通信装置21の近傍にはないことの推定が可能となる。
続いて、この第1の利用者端末P1を所持する利用者が、例えば第2の通信可能領域E2に入ったとする。第1の利用者端末P1は第2の無線通信装置22が発信するビーコン信号を受信し、これによって第1の利用者端末P1で再びアプリが起動される。
その際、第2の無線通信装置22に付与されている固有の識別番号と第1の利用者端末P1に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータが、第1の利用者端末P1からサーバ4へと送信される。そしてそのデータが日時データと共に記憶部42に記憶される。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第1の利用者端末P1を所持する利用者が第2の通信可能領域E2内にいることを把握できる。つまり、第1の利用者端末P1の位置が第2の無線通信装置22の近傍にあることの推定が可能となる。同時に、第1の利用者端末P1の位置が第1の無線通信装置21の近傍から第2の無線通信装置22の近傍へと移動したことの推定が可能となる。このように本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10によれば、利用者端末3のリアルタイムでのおよその位置や、時間経過と関連付けた移動経路を効果的に把握することができる。また管理者端末1と利用者端末3との間で双方向のコミュニケーションが可能となる。
次に図3、図4を参照して、本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10を災害時の避難者誘導システムとして利用する場合の動作について説明する。なお図3、図4は、利用者端末3(P8)としてスマートフォンを用いた場合における利用者端末3の画面を摸式的に示す図である。
まず前提条件として、商業施設のビル地下1階に数メートルの間隔を空けて複数台(2台)設置されている火災報知機に無線通信装置2が内蔵されており、この無線通信装置2は火災報知機の非常用電源で動作するものである。また、それぞれの無線通信装置2はブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機であり、常時ビーコン信号を発信している。更にそれぞれの無線通信装置2の通信可能領域が重ならないような構成としてある。
まず図3を参照して、今、第8の利用者端末(スマートフォン)P8を所持する利用者がビルの地下1階に来て、第4の通信可能領域E4内に入ったとする。これによって、第8の利用者端末P8は第4の無線通信装置24が発信するビーコン信号を受信し、アプリが起動される。
その際、第4の無線通信装置24に付与されている固有の識別番号と第8の利用者端末P8に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータがサーバ4へと送信される。そしてそのデータが日時データと共に記憶部42に記憶される。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者(防災センターの責任者等)は、第8の利用者端末P8を所持する利用者が第4の通信可能領域E4内にいることを把握できる。つまり、第8の利用者端末P8の位置が第4の無線通信装置24の近傍にあることの推定が可能となる。同時に、第4の無線通信装置24の近傍にいることが把握できた第8の利用者端末P8と管理者端末1との間でインターネット通信網5とアプリとを介して各種情報の送受信を行うことも可能となる。
このような状況において、気象庁より洪水警報が発令されたとする。
まず管理者端末1を操作する管理者は、管理者端末1を使用して、洪水警報が発令された為に避難が必要である旨の文字情報の入力(或いは定型文の選択)を行う。同時に、サーバ4の記憶部42に第4の無線通信装置24の設置場所データ(建物名や住所、連絡先等)と関連付けられて登録されている地図データ(地下施設の経路を示した地図)を選択する。そしてサーバ4を介して第8の利用者端末P8へ文字情報データと地図データとを送信する。この際、サーバ4は図3に示すように、選択された地図データ上に第8の利用者端末P8のおよその現在位置を重ねて表示させた合成地図データを自動的に作成して送信する。より具体的には、第4の無線通信装置24の配置位置(破線で示す)と、第4の通信可能領域E4と、第8の利用者端末P8のおよその現在位置とを地図データ上に重ねて表示させた合成地図データを自動的に作成して送信する。
なおこの際、避難経路や行ってはいけない方向を表示したり、出入り口等を地図データ上でより目立たせるようにする構成としてもよい。
そして管理者端末1から送信されたデータを受信した第8の利用者端末P8の画面には、図3に示すように、画像データ表示部81に地図データが表示されると共に、文字データ表示部82に洪水警報が発令された為に避難が必要である旨の文字データが表示される(図示しない)。
これによって第8の利用者端末P8を所持する利用者は、画像データ表示部81に表示された地図データと自分のおよその現在位置とを比較しながら、出入り口へと迅速に避難を開始することができる。なおこの際、第8の利用者端末P8を所持する利用者は、管理者端末1へ現場の状況等の各種情報を送信することもできる。
そして図4を参照して、第8の利用者端末P8を所持する利用者が出入り口へと移動することで、第4の通信可能領域E4から出て、第5の通信可能領域E5へと侵入すると、まず第4の無線通信装置24が発信するビーコン信号を受信不能となるため、アプリが一度終了する。そしてアプリが終了した旨のデータがインターネット通信網5を介して第8の利用者端末P8からサーバ4へと送信され、日時データと共に記憶部42に記憶される。以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第8の利用者端末P8を所持する利用者が、少なくとも第4の通信可能領域E4から外側の領域に出た(移動した)ことを把握できる。つまり、第8の利用者端末P8の位置が少なくとも第4の無線通信装置24の近傍にはないことの推定が可能となる。
続いて、この第8の利用者端末P8を所持する利用者が、隣接する第5の通信可能領域E5に入ると、第8の利用者端末P8は第5の無線通信装置25が発信するビーコン信号を受信し、これによって第8の利用者端末P8で再びアプリが起動される。
その際、第5の無線通信装置25に付与されている固有の識別番号と第8の利用者端末P8に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータが、第8の利用者端末P8からサーバ4へと送信される。そしてそのデータが日時データと共に記憶部42に記憶される。
一方サーバ4は、図4に示すように、更新された地図データ(第5の無線通信装置25の配置位置(破線で示す)と第5の通信可能領域E5と第8の利用者端末P8のおよその現在位置とを地図データ上に重ねて表示させたデータ)を自動的に作成して第8の利用者端末P8へと再び送信する。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第8の利用者端末P8を所持する利用者が第5の通信可能領域E5内にいることを把握できる。つまり、第8の利用者端末P8の位置が第5の無線通信装置25の近傍にあることの推定が可能となる。同時に、第8の利用者端末P8の位置が第4の無線通信装置24の近傍から第5の無線通信装置25の近傍へと移動したことを時間経過と共に把握することができ、避難が正しく行われていることの認識が可能となる。
また第8の利用者端末P8を所持する利用者は、自身の利用者端末P8の画面において、画像データ表示部81に表示される更新された地図データで自分のおよその現在位置を把握することで、出入り口へと近づいていることがわかり、自らの避難が正しく行われていることの認識が可能となる。
なお本実施形態においては、避難者を誘導する避難者誘導情報を管理者端末1から送信して避難誘導を行う構成としたが、このような構成に限らず、消防士やレスキュー隊員等の救出者が利用者端末3を所持し、救出者誘導情報を管理者端末1から送信するような構成としてもよい。その場合、救出者が所持する利用者端末3の画像表示部には、救出者のおよその現在位置と要救助者のおよその現在位置とを同時に表示する構成とすることが望ましい。
次に図5を参照して、本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10を一人暮らしの高齢者の、いわゆる見守りシステムとして利用する場合の動作について説明する。なお、図5は建物9内での無線通信装置2の配置位置を摸式的に示す図である。
まず前提条件として、建物9は2階建て住宅である。また無線通信装置2は、それぞれの階に設置される火災報知機に内蔵されていると共に、火災報知機の非常用電源で動作するものである。それぞれの無線通信装置2はブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機であり、常時ビーコン信号を発信している。
今、第9の利用者端末P9を所持する利用者(高齢者)が建物9の1階に居て、第6の通信可能領域E6内に入ったとする。これによって、第9の利用者端末P9は第6の無線通信装置26が発信するビーコン信号を受信し、アプリが起動される。
その際、第6の無線通信装置26に付与されている固有の識別番号と第9の利用者端末P9に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータがサーバ4へと送信される。そしてそのデータが日時データと共に記憶部42に記憶される。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者(例えば介護施設の職員や高齢者の息子等)は、第9の利用者端末P9を所持する利用者(高齢者)が第6の通信可能領域E6内にいることを把握できる。つまり、第9の利用者端末P9の位置が第6の無線通信装置26の近傍にあることの推定が可能となり、一人暮らしの高齢者の在宅を確認できる。同時に、第6の無線通信装置26の近傍にいることが把握できた第9の利用者端末P9と管理者端末1との間でインターネット通信網5とアプリとを介して各種情報の送受信を行うことも可能となる。例えば利用者である高齢者へ音声データを送信することで、呼びかけ等を行うことができる。
なお、このように利用者端末位置検出システム10を、いわゆる見守りシステムとして利用する場合には、図示していないがインターネット通信網5を介してサーバ4から管理者端末1以外の他の端末(例えば介護施設外にいる職員や高齢者の息子以外の家族等)へ、第9の利用者端末P9が第6の通信可能領域E6内にいることを知らせるデータを別途送信或いは自動的に転送するような構成としてもよい。
一方、第9の利用者端末P9を所持する利用者(高齢者)が建物9の2階に移動することで、第6の通信可能領域E6から出て第7の通信可能領域E7へと侵入すると、まず第6の無線通信装置26が発信するビーコン信号を受信不能となるため、アプリが一度終了する。そしてアプリが終了した旨のデータがインターネット通信網5を介して第9の利用者端末P9からサーバ4へと送信され、日時データと共に記憶部42に記憶される。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第9の利用者端末P9を所持する利用者が、少なくとも第6の通信可能領域E6から外側の領域に出た(移動した)ことを把握できる。つまり、第9の利用者端末P9の位置が少なくとも第6の無線通信装置26の近傍にはないことの推定が可能となる。
続いて、この第9の利用者端末P9を所持する利用者が、2階の第7の通信可能領域E7に入ると、第9の利用者端末P9は第7の無線通信装置27が発信するビーコン信号を受信し、これによって第9の利用者端末P9で再びアプリが起動される。
その際、第7の無線通信装置27に付与されている固有の識別番号と第9の利用者端末P9に付与されている固有の識別番号とが関連付けられたデータが第9の利用者端末P9からサーバ4へと送信される。そしてそのデータが日時データと共に記憶部42に記憶される。
以上の動作によって、管理者端末1を操作する管理者は、第9の利用者端末P9を所持する利用者が第7の通信可能領域E7内にいることを把握できる。つまり、第9の利用者端末P9の位置が第7の無線通信装置27の近傍にあることの推定が可能となる。従って管理者端末1を操作する管理者は、第9の利用者端末P9を所持する利用者が、第6の通信可能領域E6内(1階)から第7の通信可能領域E7内(2階)に移動したことを時間経過と共に認識することができる。
また本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10をこのように見守りシステムとして利用する場合等には、本システムの動作に必要なアプリを介してサーバ4との間で各種情報の送受信を行うことができる補助端末を更に備える構成としてもよい。補助端末としては、例えばいわゆるウェアラブル端末(身に着けて持ち歩くことができる情報端末)を用いることができる。より具体的には、例えば血圧計、基礎体温計、睡眠量計、体重計、心拍数等の測定が可能なウェアラブル端末を用いることができる。
このような補助端末を用いることで、ウェアラブル端末で測定された各種データがアプリを介して利用者端末3に送信されると共に、サーバ4を介して管理者端末1にも送信される。よって利用者においては、自身の体調管理を効果的に行うことができる。また、管理者端末1を操作する管理者においては、利用者の見守りと利用者の体調管理とを同時に行うことができる。
このような構成からなる本発明の実施形態に係る利用者端末位置検出システム10は、以下の効果を奏する。
火災報知機や煙探知機等、建物内に設置されている電気設備機器に無線通信装置2を内蔵若しくは付加的に取り付ける構成とすることで、無線通信装置2の設置場所を新たに確保する必要がなく、建物内に容易に無線通信装置2を設置することができる。よって無線通信装置2の設置にかかる作業負担とコストとを効果的に抑えることができる。従ってシステム全体の省コスト化を実現できる。
また無線通信機2として、ブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機を用いる構成とすると共に、送信信号だけを送信する機能を備える構成とすることで、低消費電力の無線通信機2とすることができ、一段とシステム全体の省コスト化を実現することができる。
また同じフロアに複数の無線通信装置2を設置する場合に、それぞれの通信可能領域が重ならないように所定の間隔を空けて設置する構成とすることで、送信信号の混線を確実に防止できる。
また電気設備機器に供給される非常用電源或いは電池電源により無線通信装置2が動作する構成とすることで、災害発生等に伴う停電時にも確実に利用可能な利用者端末位置検出システム10とすることができる。
また管理者端末1からアプリを介して利用者端末3に送信される情報を災害発生時における避難者誘導情報と救出者誘導情報との少なくとも一方である構成とすることで、避難者誘導用、救出者誘導用の少なくとも一方のシステム(災害時誘導支援システム)として、利用者端末位置検出システム10を効果的に利用することができる。
また商業施設やオフィスビル等の延床面積の大きい建物においては、同じフロアに一定の間隔を空けて複数の無線通信装置2を設置すると共に、無線通信装置2として信号の送信距離が数メートルであるブルートゥース(登録商標)を利用したビーコン発信機を用い、更に無線通信装置2の設置位置をサーバ4に記憶させておく構成とすることで、避難者や救出者のおよその位置や時間経過に伴う移動経路を確実に把握することができる。よってどのエリアに何人の避難者や救出者がいるかの把握と、避難状況や取り残されている人の把握等を確実に行うことができる。
またアプリが起動した利用者端末3に固有に付与されている識別番号とアプリを起動させた信号を送信した無線通信装置2に固有に付与されている識別番号とを関連付けてサーバ4の記憶部に格納する構成とすることで、複数の利用者端末3のそれぞれに異なる情報データを管理者端末1から送信することができる。例えば間違った方向へ進む利用者に対しては正しい方向へ導く情報を送信したり、災害発生場所からの距離によって異なる情報を送信したりすることができる。従って一段と効果的な避難者誘導システムや救出者誘導システムとすることができる。
なお、利用者端末3に固有に付与されている識別番号を年齢や性別と関連付けてサーバ4に記憶させる構成とすれば、高齢者や子供の近くにいる成年男性には、高齢者や子供が近くにいる情報を送信することで、避難者同士が助け合って避難することが可能な避難者誘導システムとすることができる。
また利用者端末位置検出システム10を、いわゆる見守りシステムとして利用する場合においては、インターネット通信網5を介してサーバ4から管理者端末1以外の他の端末(例えば介護施設外にいる職員や高齢者の息子以外の家族等)へ利用者端末3が無線通信装置2の通信可能領域内にいること知らせるデータを別途送信するような構成とすることで、一段と安心で効果的な見守りシステムとすることができる。
また利用者端末位置検出システム10に用いる利用者端末3に備えるアプリを介して、サーバ4との間で各種情報の送受信を行うことができる補助端末を備える構成とすれば、利用者端末3に新たな機能を付加することができる。
なお、無線通信装置2の数や設置場所、設置位置等は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
また本実施形態においては、複数の無線通信装置2を設置する場合、それぞれの通信可能領域が重ならない構成としたが、それぞれの通信可能領域が重なるような構成としてもよい。この場合、送信信号が混線しないような構成や、受信する電波の強さを利用者端末3が計算して、強い方の信号を受信するような構成を採用することが必要である。
また無線通信装置2から送信される電波の強さを無線通信装置2からの距離によって変えるような構成としてもよい。このような構成とすることで、無線通信装置2と利用者端末3との距離をより正確に把握することができる。
また本実施形態においては、利用者端末位置検出システム10をいわゆる見守りシステムとして利用する場合の例として、一人暮らしの高齢者が利用者端末3を所持する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば、利用者端末3を子供が所持する構成や、ペットに取り付ける構成としてもよい。このような構成とすることで、留守中の子供やペットの在宅状況を効果的に把握できる見守りシステムとすることができる。
本発明によれば、建物内に容易に設置可能で、システム全体の省コスト化を実現できることから、特にショッピングモールや百貨店等の商業施設における産業上の利用性が高い。
1 管理者端末
2 無線通信装置
3 利用者端末
4 サーバ
5 インターネット通信網
6 無線通信網
7 建物
9 建物
10 利用者端末位置検出システム
21 第1の無線通信装置
22 第2の無線通信装置
23 第3の無線通信装置
24 第4の無線通信装置
25 第5の無線通信装置
26 第6の無線通信装置
27 第7の無線通信装置
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 情報表示部
41 制御部
42 記憶部
43 通信部
81 画像データ表示部
82 文字データ表示部
E1 第1の通信可能領域
E2 第2の通信可能領域
E3 第3の通信可能領域
E4 第4の通信可能領域
E5 第5の通信可能領域
E6 第6の通信可能領域
E7 第7の通信可能領域
P1 第1の利用者端末
P2 第2の利用者端末
P3 第3の利用者端末
P4 第4の利用者端末
P5 第5の利用者端末
P6 第6の利用者端末
P7 第7の利用者端末
P8 第8の利用者端末
P9 第9の利用者端末

Claims (4)

  1. 無線通信装置から所定領域内に送信される送信信号を利用者端末が受信することで起動すると共に、前記利用者端末が前記送信信号の受信を停止することで終了するアプリケーションプログラムを備える利用者端末と、前記アプリケーションプログラムを介して所定の情報を前記利用者端末へ送信する管理者端末と、インターネット通信網を介して前記利用者端末と前記管理者端末とを接続するサーバとを備えてなる利用者端末位置検出システムであって、前記無線通信装置が、火災報知機や煙探知機等、建物内に設置されている電気設備機器に内蔵若しくは付加的に取り付けられていることを特徴とする利用者端末位置検出システム。
  2. 無線通信装置は、電気設備機器に供給される非常用電源若しくは電池電源により動作するものであることを特徴とする請求項1に記載の利用者端末位置検出システム。
  3. 管理者端末から利用者端末に送信される所定の情報は、災害発生時における避難者誘導情報と救出者誘導情報との少なくとも一方であることを特徴とする請求項1又は2に記載の利用者端末位置検出システム。
  4. アプリケーションプログラムを介してサーバとの間で各種情報の送受信を行うことができる補助端末を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の利用者端末位置検出システム。
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