JP2016058417A - 半導体パワーモジュールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合層において、絶縁接合部での絶縁特性を維持しつつ、貫通導体部の接続信頼性を高めることができる半導体パワーモジュールの製造方法を提供すること。
【解決手段】準備工程では、キャビティ50が貫通形成された第1ガラスシート61と、貫通孔48が形成され第1ガラスシート61の両面に配置される複数の第2ガラスシート62とを準備する。充填工程では、貫通孔48内に導電ペースト65を充填する。積層工程では、配線基板11の第1面11a上に第1ガラスシート61及び複数の第2ガラスシート62を積層する。焼成工程では、第1ガラスシート61及び第2ガラスシート62を厚み方向に加圧した状態で焼成し接合層を形成する。第1ガラスシート61の流動性が、第2ガラスシート62の流動性よりも高くなるように形成した各ガラスシート61,62を用いて積層工程を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、パワー半導体素子と、配線基板と、接合層と、放熱基板とを備える半導体パワーモジュールの製造方法に関するものである。
ビア導体や配線が形成された配線基板とパワー半導体素子とをガラス材料からなる接合層を介して接合してなる半導体パワーモジュールが従来提案されている(例えば特許文献1等参照)。
特許文献1に開示されている半導体パワーモジュールでは、パワー半導体素子を封止する接合層の上面に配線基板が接合され、接合層の下面に放熱基板が接合されており、パワー半導体素子で発生する熱は主に放熱基板によって外部に放熱される。この半導体パワーモジュールでは、パワー半導体素子を収容するキャビティを有するガラスシートと、キャビティ内に収容されるパワー半導体素子の電極が形成された表面側を覆うように配置されるガラスシートとを用い、それらガラスシートを焼成することで接合層が形成されている。そして、パワー半導体素子のゲート電極を有する一方の表面の電極は、接合層に形成されたビア導体を介して配線基板に接続され、パワー半導体素子の他方の表面の電極は、金属製のバンプを介して放熱基板に接続されている。
また、キャビティを有するガラスシートとキャビティを塞ぐようにそのガラスシートの両面に配置される複数のガラスシートとを積層して接合層を形成するようにした半導体パワーモジュールが開発されている。具体的には、キャビティの開口を塞ぐよう配置される複数のガラスシートにおいて、パワー半導体素子の各電極に対応する位置に貫通孔が設けられ、それら貫通孔内に導電ペーストが充填される。そして、キャビティ内にパワー半導体素子を収納して複数のガラスシートを積層し、その積層方向に加圧した状態で各ガラスシートを焼成する。この結果、各ガラスシートの焼結と同時に導電ペーストが焼結し、ガラス材料を主成分とする絶縁接合部と、パワー半導体素子等に接続されるビア導体(貫通導体部)とを有する接合層が形成される。またこのとき、配線基板、パワー半導体素子及び放熱基板が接合層を介して接合されて半導体パワーモジュールが製造される。
このように、キャビティを有するガラスシートの両面に複数のガラスシートを配置して接合層を形成する場合、パワー半導体素子の一方の表面の電極及び他方の表面の電極は、接合層に形成されたビア導体を介して配線基板及び放熱基板に接続される。この場合、半導体パワーモジュールにおいて、配線基板とパワー半導体素子との接続構造及び放熱基板とパワー半導体素子との接続構造が同じビア導体による接続構造となるため、それらの接続信頼性を高めることが可能となる。
特開2013−197258号公報
ところで、半導体パワーモジュールにおいて、接合層をなす絶縁接合部におけるパワー半導体素子の表裏面側での絶縁性を確保するためには、各ガラスシートの焼結収縮を促し、十分に緻密化した絶縁接合部を形成する必要がある。このため、各ガラスシートの積層方向に比較的に大きな力を加えながら焼成を行うことで接合層を形成している。また、積層工程でのパワー半導体素子の収容を容易に行うために、ガラスシートにおけるキャビティとパワー半導体素子との間には隙間が設けられる。焼成工程では、各ガラスシートを加圧した状態で加熱することで、ガラスシートのガラス材料に流動性が付与され、そのガラス材料によって隙間を埋める形で接合層が形成されている。
ところが、キャビティとパワー半導体素子との隙間を確実に埋めるために、焼成工程における流動性を増したガラスシートを用いると、焼結時にガラスシートが水平方向に流れることでビア導体の形状が変化し、ビア導体における接続不良が生じてしまう。一方、ビア導体の変形を防止するために、焼成工程における流動性を抑制したガラスシートを用いると、キャビティとパワー半導体素子との隙間を埋めることができず、絶縁接合部とパワー半導体素子との間に隙間が生じた状態で接合層が形成されてしまう。この場合には、接合層の絶縁特性が不十分となりパワー半導体素子での沿面放電等が生じることが懸念される。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、接合層において、絶縁接合部での絶縁特性を維持しつつ、貫通導体部の接続信頼性を高めることができる半導体パワーモジュールの製造方法を提供することにある。
そして上記課題を解決するための手段(手段1)としては、パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子に電気的に接続される配線基板側導体層が形成された第1面を有する配線基板と、前記配線基板の前記第1面上に配置されるとともに前記パワー半導体素子と前記配線基板とを接合する接合層と、前記接合層を介して前記配線基板の前記第1面の上方に接合される基板であって、前記パワー半導体素子に電気的に接続される放熱基板側導体層が形成された放熱基板とを備え、前記接合層が、ガラス材料を主成分として形成される絶縁接合部と、前記絶縁接合部のうち前記パワー半導体素子と前記配線基板側導体層との間に形成される部位と前記パワー半導体素子と前記放熱基板側導体層との間に形成される部位とをそれぞれ貫通する複数の貫通孔内に形成された複数の貫通導体部と、を有する半導体パワーモジュールの製造方法であって、前記パワー半導体素子を収容するキャビティが形成された第1ガラスシートと、前記配線基板側導体層と前記パワー半導体素子とで挟まれる部位及び前記放熱基板側導体層と前記パワー半導体素子とで挟まれる部位に貫通孔がそれぞれ形成されるとともに、前記キャビティの開口を塞ぐように前記第1ガラスシートの表裏の両面に配置される複数の第2ガラスシートとを準備する準備工程と、複数の前記第2ガラスシートの前記貫通孔内に前記貫通導体部となる導電ペーストを充填する充填工程と、前記キャビティに前記パワー半導体素子を収容するとともに、前記配線基板の前記第1面上に前記第1ガラスシート及び複数の前記第2ガラスシートを積層する積層工程と、前記充填工程及び前記積層工程の後に、前記絶縁接合部となる前記第1ガラスシート及び前記第2ガラスシートを厚み方向に加圧した状態で焼成し前記接合層を形成する焼成工程とを含み、前記焼成工程における前記第1ガラスシートの流動性が、前記第2ガラスシートの流動性よりも高くなるように形成した前記第1ガラスシート及び前記第2ガラスシートを用いて、前記積層工程を行うことを特徴とする半導体パワーモジュールの製造方法がある。
手段1に記載の発明によると、焼成工程における第1ガラスシートの流動性が、第2ガラスシートの流動性よりも高くなるように形成した第1ガラスシート及び第2ガラスシートを用いて、積層工程が行われる。このようにすると、焼成工程における第1ガラスシートの流動性が高いため、パワー半導体素子の側面とキャビティの壁面との間の隙間を埋めた状態で接合層を形成することができる。この結果、接合層における絶縁特性の劣化を回避することができる。さらに、焼成工程における第2ガラスシートの流動性が低いため、貫通導体部の変形を低く抑えることができる。この結果、貫通導体部における接続不良を防止することができ、半導体パワーモジュールの接続信頼性を高めることができる。
第2ガラスシートにおける無機フィラーの体積含有率が第1ガラスシートにおける無機フィラーの体積含有率よりも高いことが好ましい。このようにすると、焼成工程における第1ガラスシートの流動性が、第2ガラスシートの流動性よりも高くなる。この結果、半導体パワーモジュールの絶縁特性を維持しつつ接続信頼性を高めることができる。加えて、第1、第2ガラスシートに含有される無機フィラーとして絶縁接合部を構成するガラス材料よりも熱伝導率の高い材料を用いると、絶縁接合部において第1ガラスシートから形成される部分よりも第2ガラスシートから形成される部分の方が熱伝導が良好になる。その結果、パワー半導体素子の熱が第1ガラスシートから形成される部分に滞留することが抑制され、パワー半導体素子の熱は、熱伝導の良好な第2ガラスシートから形成される部分を放熱経路として放熱基板又は配線基板を介して外部に効率よく確実に逃がすことができる。
本発明では、無機フィラーの体積含有率を変える以外に、ガラスシートに含まれるガラス材料の組成を変更してもよい。このようにしても、焼成工程における第1ガラスシートの流動性を第2ガラスシートの流動性よりも高くすることができる。
第1ガラスシート及び第2ガラスシートは、ガラス材料の組成が同じガラス材料を用いて形成されるものでもよい。この場合、無機フィラーの体積含有率を変えることにより、焼成工程における第1ガラスシートの流動性が第2ガラスシートの流動性よりも高くなるように、容易かつ確実に調整することができる。
第1ガラスシートにおける無機フィラーの体積含有率が30体積%以下であり、第2ガラスシートにおける無機フィラーの体積含有率が40体積%以上であってもよい。このようにすると、焼成工程における第1ガラスシートの流動性が高くなるため、キャビティとパワー半導体素子との隙間を確実に埋めた状態で接合層を形成することができる。また、焼成工程における第2ガラスシートの流動性が低くなるため、貫通導体部の変形を低く抑えることができる。この結果、半導体パワーモジュールの絶縁特性を維持しつつ接続信頼性を高めることができる。
ガラスシートに含まれる無機フィラーは、焼成工程での加熱温度(ガラス材料が流動性を示すガラス転移温度以上の温度)において状態変化を起こさないフィラーである。具体的には、無機フィラーは無機酸化物または無機窒化物からなり、例えばアルミナ、シリカ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素などのフィラーを挙げることができる。
第1ガラスシート及び第2ガラスシートを形成するガラス材料として、300℃〜800℃の温度範囲においてガラス転移温度を有して流動性を示す材料が用いられる。具体的には、第1ガラスシート及び第2ガラスシートの形成材料として、例えばZnO、B及びNaOを主成分とするガラス材料を含んでいてもよい。また、各ガラスシートの形成材料としては、ZnO、B及びSiOを主成分とするガラス材料、Na、B及びSiOを主成分とするガラス材料、Bi及びBを主成分とするガラス材料等を含んでいてもよい。
焼成工程における第1ガラスシートの厚み方向での焼結収縮率と第1ガラスシートの厚みとを乗算することで求められる焼結収縮後のシート厚みが、パワー半導体素子の厚みの0.8倍以上1.2倍以下となる第1ガラスシートを用いて、積層工程を行ってもよい。このようにすると、焼成後において、第1ガラスシートから形成される部分の厚みがパワー半導体素子の厚みとほぼ等しくなるように接合層を形成することができる。従って、接合層において、第1ガラスシートの表裏に配置される第2ガラスシートから形成される部分では焼成時にかかる応力が均一になるため、均一な緻密度で接合層を形成することができる。この結果、接合層における部分的な強度低下が回避され、パワー半導体素子の角部の近傍でのクラックの発生を抑制することができる。従って、半導体パワーモジュールの絶縁信頼性を高めることができる。
パワー半導体素子の厚みは300μm以上であってもよい。このような厚さを有するパワー半導体素子を第1ガラスシートのキャビティに収容して接合層を形成すると、接合層の緻密度が不均一となる場合がある。これに対して、上記のように、焼結収縮率を考慮して第1ガラスシートを厚く形成することにより、均一な緻密度で接合層を形成することができ、接合層におけるクラックの発生を抑制することができる。
焼成工程における第2ガラスシートの厚み方向での焼結収縮率が、導電ペーストの厚み方向での焼結収縮率に対して±5%以内となる第2ガラスシートを用いて、積層工程を行ってもよい。このようにすると、焼結後の接合層において、貫通導体部とその周囲の絶縁接合部とが同程度の厚みとなる。このため、配線基板や放熱基板と接続する貫通導体部の周囲にてそれら配線基板や放熱基板の表面と絶縁接合部との間に隙間が生じにくくなり、接合層が密着した状態で配線基板や放熱基板を接合することができる。この結果、貫通導体部が傾くことによる接続不良を防止することができるため、半導体パワーモジュールの接続信頼性を高めることができる。
第1の実施の形態における半導体パワーモジュールの概略構成を示す断面図。 第1ガラスシート及び第2ガラスシートの準備工程を示す説明図。 導電ペーストの充填工程を示す説明図。 積層工程において配線基板の第1面に第2ガラスシートを接着した状態を示す説明図。 積層工程において第2ガラスシートの表面に第1ガラスシートを接着した状態を示す説明図。 積層工程においてキャビティ内にパワー半導体素子を収容した状態を示す説明図。 積層工程において第1ガラスシートの表面に第2ガラスシートを接着した状態を示す説明図。 積層体の焼成工程を示す説明図。 第1の実施の形態の半導体パワーモジュールにおいて、マイクロスコープを用いて撮影した接合層の断面を示す拡大断面図。 サンプル4の半導体パワーモジュールにおいて、マイクロスコープを用いて撮影した接合層の断面を示す拡大断面図。 第2の実施の形態における半導体パワーモジュールの概略構成を示す断面図。 第2の実施の形態の半導体パワーモジュールにおいて、マイクロスコープを用いて撮影した接合層の断面を示す拡大断面図。 サンプル9の半導体パワーモジュールにおいて、マイクロスコープを用いて撮影した接合層の断面を示す拡大断面図。 サンプル10の半導体パワーモジュールにおいて、マイクロスコープを用いて撮影した接合層の断面を示す拡大断面図。 サンプル11の半導体パワーモジュールにおいて、マイクロスコープを用いて撮影した接合層の断面を示す拡大断面図。
[第1の実施の形態]
以下、本発明を半導体パワーモジュールに具体化した第1の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施の形態の半導体パワーモジュール10の概略構成を示す断面図である。
図1に示されるように、半導体パワーモジュール10は、配線基板11と、複数のパワー半導体素子12と、接合層13と、放熱基板14とを備える。本実施の形態の半導体パワーモジュール10は、例えば自動車等における電力制御等に用いられる。半導体パワーモジュール10において、パワー半導体素子12は、接合層13の平面方向における横方向及び縦方向に所定の間隔をあけて2つずつ配設されている。つまり、本実施の形態の半導体パワーモジュール10は、4つのパワー半導体素子12を備えている。
パワー半導体素子12は、例えばSiC(シリコンカーバイド)のパワー半導体素子である。パワー半導体素子12は、矩形板状に形成されており、縦横の寸法が4mm×4mm、厚みが500μmである。パワー半導体素子12において、一方の表面12a(図1の上面)にゲート電極21及びソース電極22が設けられ、他方の表面12b(図1の下面)にドレイン電極23が設けられている。なお、パワー半導体素子12のドレイン電極23は、表面全体に形成されたベタ電極となっている。
配線基板11は、第1面11a(図1では下面)及び第2面11b(図1では上面)を有する。配線基板11は、複数のセラミック絶縁層からなる多層基板であり、内層に複数の配線32とそれら配線32間を接続するビア導体33とを備えている。配線基板11において、第1面11aには、パワー半導体素子12と接続するための複数の接続パッド35(配線基板側導体層)が形成され、第2面11bには、ICチップ36やチップコンデンサ(図示略)などのチップ部品を搭載するための複数の接続パッド37が形成されている。なお、配線基板11の第1面11a及び第2面11bには、各接続パッド35,37以外の配線が形成されていてもよい。
放熱基板14は、放熱性に優れた熱伝導性のよいセラミック材料を用いて形成された基板であり、一方の表面14a(図1では上面)には、パワー半導体素子12に電気的に接続される接続パッド42や配線43などの導体層44(放熱基板側導体層)が形成されている。半導体パワーモジュール10において、放熱基板14は、接合層13を介して配線基板11の第1面11aの上方に接合されている。
接合層13は、ガラス材料を主成分として形成された絶縁接合部46と、パワー半導体素子12に電気的に接続される複数のビア導体(貫通導体部)47とを有している。ここで、絶縁接合部46の主成分とは、絶縁接合部46中に50体積%以上含有される材料のことを言う。本実施の形態の絶縁接合部46を形成するガラス材料として、例えばZnO、B及びNaOを主成分とするガラス材料が用いられる。絶縁接合部46は、ガラス材料に加えて無機フィラーを含む。無機フィラーとしては、接合層13の焼成温度(例えば650℃)において状態変化を起こさないフィラーが用いられる。具体的には、例えばアルミナからなる粒径が2〜3μm程度のフィラーが用いられる。
ビア導体47は、絶縁接合部46のうちパワー半導体素子12と配線基板11の接続パッド35との間に形成される部位とパワー半導体素子12と放熱基板14の接続パッド42との間に形成される部位とをそれぞれ貫通する複数の貫通孔48内に形成されている。ビア導体47は、導電性の金属を主体として形成されている。導電性の金属としては、例えば、銀、銅、錫、アルミニウムなどが用いられる。本実施の形態におけるビア導体47は、金属粒子を含む導電ペーストを焼成することで形成されている。なお、ビア導体47の直径は、例えば200μm程度であり、ビア導体47の高さは、例えば300μm程度である。
本実施の形態の接合層13は、3枚のガラスシートを積層してそれらを焼結することで形成されている。つまり、絶縁接合部46は、パワー半導体素子12の収容スペースであるキャビティ50が設けられた第1絶縁部51と、その第1絶縁部51の上下にそれぞれ設けられる第2絶縁部52とを備える。接合層13の絶縁接合部46において、パワー半導体素子12の上下に配設される第2絶縁部52にビア導体47が形成されている。
接合層13の絶縁接合部46において、第1絶縁部51の厚さは、パワー半導体素子12の厚さよりも薄く370μm程度である。また、パワー半導体素子12の上部における第2絶縁部52の厚み、及びパワー半導体素子12の下部における第2絶縁部52の厚みは、ビア導体47の高さと等しく、300μm程度である。本実施の形態の接合層13では、絶縁接合部46における第2絶縁部52の厚みは、第1絶縁部51と接する部分で厚くなっている。そして、それら第1絶縁部51と第2絶縁部52とを合わせた接合層13全体の厚みは、1100μm程度となっている。また、接合層13の縦横のサイズは、配線基板11及び放熱基板14の縦横のサイズと等しく、例えば20mm×20mmである。
半導体パワーモジュール10において、パワー半導体素子12の上面12aにあるゲート電極21及びソース電極22は、接合層13においてパワー半導体素子12の上側に設けられたビア導体47を介して配線基板11に接続されている。また、パワー半導体素子12の下面12bにあるドレイン電極23は、接合層13においてパワー半導体素子12の下側に設けられたビア導体47を介して放熱基板14に接続されている。
次に、半導体パワーモジュール10の製造方法について詳述する。
先ず、配線基板11及び放熱基板14を作製し各基板11,14を準備する。なお、配線基板11及び放熱基板14を作製する製造方法は、従来周知の方法であるためここではその説明を省略する。
また、パワー半導体素子12を収容するキャビティ50が形成された第1ガラスシート61と、キャビティ50を塞ぐように第1ガラスシート61の表裏の両面に配置される複数の第2ガラスシート62とを準備する準備工程を行う。具体的には、ZnO、B及びNaOを主成分とする粉末ガラス(ガラス材料)と、アルミナ等からなる粒径が2〜3μm程度の無機フィラーと、熱分解性の有機結着材と、有機溶媒や水などの溶媒とを混練してスラリーを形成する。そして、そのスラリーをドクターブレード法によって薄いシート状に成形する。さらに、得られた複数枚のガラスシートを積層圧着して乾燥することにより、例えば500μm程度の厚さを有する第1ガラスシート61を作製する。ここでは、第1ガラスシート61中に無機フィラーを21.5体積%の割合で含むようにして第1ガラスシート61を作製している。なお、各ガラスシートの成形方法としては、ドクターブレード法以外に、押し出し成形等の手法を用いてもよい。
同様に、ZnO、B及びNaOを主成分とする粉末ガラス(ガラス材料)と、アルミナ等からなる粒径が2〜3μm程度の無機フィラーと、熱分解性の有機結着材と、有機溶媒や水などの溶媒とを混練してスラリーを形成する。そして、得られたスラリーをドクターブレード法によって薄いシート状に成形する。得られた複数枚のガラスシートを積層圧着して乾燥することにより、例えば420μm程度の厚さを有する第2ガラスシート62を作製する。ここでは、第1ガラスシート61を作製する場合と同じ組成のガラス材料を用いるとともに、第1ガラスシート61よりも無機フィラーを多く含ませるようにして第2ガラスシート62を作製している。具体的には、第2ガラスシート62中に無機フィラーを43.0体積%の割合で含むようにして第2ガラスシート62を作製している。
その後、第1ガラスシート61の所定の位置(パワー半導体素子12の収容位置)に対して、レーザもしくはマイコンパンチなどによる機械加工を施し、シート上面61a及びシート下面61bに開口するキャビティ50を貫通形成する(図2参照)。キャビティ50のサイズは、パワー半導体素子12の外形サイズよりも若干(例えば数百μm)大きくなるように形成する。
また、第2ガラスシート62の所定の位置に対して、レーザもしくはマイコンパンチなどによる機械加工を施し、複数の貫通孔48を形成する(図2参照)。ここでは、配線基板11側の接続パッド35とパワー半導体素子12とで挟まれる部位及び放熱基板14側の接続パッド42とパワー半導体素子12とで挟まれる部位に貫通孔48がそれぞれ形成される。そして、図3に示されるように、第2ガラスシート62の各貫通孔48内に、スクリーン印刷によりビア導体47となる導電ペースト65を充填する(充填工程)。なおここでは、導電ペースト65として、ガラスシート61,62のガラス軟化点よりも低温で焼結するメタルペースト、例えば銀ペーストが用いられる。また、導電ペースト65の充填には、スクリーン印刷以外に、ディスペンサによる吐出などの方法を用いてもよい。
次に、第1ガラスシート61のキャビティ50にパワー半導体素子12を収容するとともに、配線基板11の第1面11a上に1枚の第1ガラスシート61及び2枚の第2ガラスシート62を積層する積層工程を行う。具体的には、先ず、配線基板11の第1面11aに圧着溶剤を塗布する。その後、配線基板11の第1面11aの接続パッド35の位置と、導電ペースト65を充填した各貫通孔48の位置とを位置合わせして配線基板11の第1面11aに第2ガラスシート62を接着する(図4参照)。さらに、第2ガラスシート62の表面62aに圧着溶剤を塗布した後、各貫通孔48の位置とキャビティ50の位置とを位置合わせして第2ガラスシート62の表面62aに第1ガラスシート61を接着する(図5参照)。次に、パワー半導体素子12のゲート電極21及びソース電極22側の表面12aを下方に向けた状態で第1ガラスシート61のキャビティ50内にパワー半導体素子12を収容するとともに、パワー半導体素子12を第2ガラスシート62の表面62aに仮固定する(図6参照)。
この後、第1ガラスシート61の表面61aに圧着溶剤を塗布した後、パワー半導体素子12の位置と各貫通孔48の位置とを位置合わせして第1ガラスシート61の表面61aに第2ガラスシート62を接着する(図7参照)。さらに、第2ガラスシート62の表面62aに圧着溶剤を塗布した後、各貫通孔48の位置と放熱基板14の接続パッド42の位置とを位置合わせして第2ガラスシート62の表面62aに放熱基板14を接着する。以上の積層工程によって、図8に示されるように、配線基板11と放熱基板14との間に未焼成のガラスシート61,62を積層してなる積層体70を得る。
次に、絶縁接合部46となる各ガラスシート61,62を焼成して接合層13を形成する焼成工程を行う。具体的には、図示しない焼成炉内の固定台の上に、放熱基板14を下側にした状態で積層体70を載置する。そして、積層体70の上面70a側(配線基板11の第2面11b側)に550gの重石71(図8参照)を載せ、積層体70に対して138g/cmの圧力を加えた状態で、各ガラスシート61,62を焼成する。本実施の形態では、低酸素雰囲気下、650℃、1時間の焼成条件で、各ガラスシート61,62を焼成し接合層13を形成する。この結果、配線基板11、パワー半導体素子12、接合層13及び放熱基板14が一体化して、図1に示す半導体パワーモジュール10が製造される。
上記の製造方法において、第1ガラスシート61に含まれる無機フィラーの体積含有率を変更して半導体パワーモジュール10の複数のサンプル(サンプル1〜4)を作製した。そして、パワー半導体素子12の側面12dとキャビティ50の壁面50aとの隙間の有無を確認した。その結果を表1に示している。
サンプル1では、上記実施の形態のように、無機フィラーの体積含有率を21.5体積%(vol%)とした第1ガラスシート61と、無機フィラーの体積含有率を43.0体積%とした第2ガラスシート62とを用いて半導体パワーモジュール10を作製している。サンプル2では、無機フィラーの体積含有率を30.0体積%とした第1ガラスシート61と、無機フィラーの体積含有率を43.0体積%とした第2ガラスシート62とを用いて半導体パワーモジュール10を作製している。サンプル3では、無機フィラーの体積含有率を34.4体積%とした第1ガラスシート61と、無機フィラーの体積含有率を43.0体積%とした第2ガラスシート62とを用いて半導体パワーモジュール10を作製している。サンプル4では、無機フィラーの体積含有率を43.0体積%とした第1ガラスシート61と、無機フィラーの体積含有率を43.0体積%とした第2ガラスシート62とを用いて半導体パワーモジュール10を作製している。
サンプル1〜4の各サンプルでは、第2ガラスシート62に含まれる無機フィラーの体積含有率が43.0体積%と高い。このため、焼成工程における第2ガラスシート62の流動性が低くなり、ビア導体47の変形が低く抑えられる。
また、サンプル1及びサンプル2では、第1ガラスシート61に含まれる無機フィラーの体積含有率が30体積%以下と低くっている。このため、焼成工程における第1ガラスシート61の流動性が高くなり、パワー半導体素子12の側面12dとキャビティ50の壁面50aとの間の隙間を確実に埋めた状態で接合層13が形成される(図9参照)。
一方、サンプル3及びサンプル4では、第1ガラスシート61に含まれる無機フィラーの体積含有率がサンプル2よりも高くなっている。このため、焼成工程における第1ガラスシート61の流動性が低くなり、パワー半導体素子12の側面12dとキャビティ50の壁面50aとの間に隙間77が生じていた(図10参照)。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態では、焼成工程における第1ガラスシート61の流動性が高いため、パワー半導体素子12の側面12dとキャビティ50の壁面50aとの間の隙間77を埋めた状態で接合層13を形成することができる。この結果、接合層13における絶縁特性の劣化を回避することができる。さらに、焼成工程における第2ガラスシート62の流動性が低いため、ビア導体47の変形を低く抑えることができる。この結果、ビア導体47における接続不良を防止することができ、半導体パワーモジュール10の接続信頼性を高めることができる。
(2)本実施の形態では、第1ガラスシート61及び第2ガラスシート62は、材料の組成が同じガラス材料を用いて形成され、第2ガラスシート62における無機フィラーの体積含有率が第1ガラスシート61における無機フィラーの体積含有率よりも高くなっている。このようにすると、焼成工程における第1ガラスシート61の流動性が第2ガラスシート62の流動性よりも高くなるように、容易かつ確実に調整することができる。
(3)本実施の形態の半導体パワーモジュール10では、絶縁接合部46においてパワー半導体素子12間にある第1絶縁部51は、絶縁接合部46の主成分であるガラス材料よりも熱伝導率の高い無機フィラーを含むが、その無機フィラーの体積含有率が第2絶縁部52よりも低くなっており熱伝導が悪いため、その部分にパワー半導体素子12の熱が逃げて熱がこもることが回避される。一方、絶縁接合部46においてパワー半導体素子12の上下に位置する第2絶縁部52は、熱伝導率の高い無機フィラーの体積含有率が高くなっており熱伝導が良好となるため、上下方向にパワー半導体素子12の熱を効率よく確実に逃がすことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を半導体パワーモジュールに具体化した第2の実施の形態を図面に従って説明する。上記第1の実施の形態の半導体パワーモジュール10では、接合層13における第1絶縁部51は、パワー半導体素子12の厚さよりも薄く形成されていた。これに対して、本実施の形態では、図11に示す半導体パワーモジュール10Aのように、接合層13Aにおける第1絶縁部51Aは、パワー半導体素子12の厚さとほぼ等しくなるように形成されている。
本実施の形態の半導体パワーモジュール10Aでは、接合層13Aにおける絶縁接合部46A(第1絶縁部51A及び第2絶縁部52A)以外の構成は、第1の実施の形態の半導体パワーモジュール10と同じ構成となっている。以下、接合層13Aの構成について説明する。
図11に示されるように、接合層13Aの絶縁接合部46Aにおいて、第1絶縁部51Aの厚さは、パワー半導体素子12の厚さとほぼ等しく500μm程度である。また、パワー半導体素子12の上部における第2絶縁部52Aの厚み、及びパワー半導体素子12の下部における第2絶縁部52Aの厚みは、パワー半導体素子12に接する部分と第1絶縁部51Aに接する部分とで等しく、300μm程度となっている。
本実施の形態の半導体パワーモジュール10Aを製造する場合、焼結収縮率を考慮してパワー半導体素子12の厚みよりも第1ガラスシート61を厚く形成する。具体的には、第1ガラスシート61の形成材料として、第1ガラスシート61中に無機フィラーを34.4体積%の割合で含む材料を用いる。この場合、第1ガラスシート61の焼結収縮率が68%程度となる。従って、本実施の形態では、例えば740μm程度の厚さを有する第1ガラスシート61を作製する。また、上記実施の形態と同様に、第2ガラスシート62中に無機フィラーを43.0体積%の割合で含み、例えば420μm程度の厚さを有する第2ガラスシート62を作製する。本実施の形態でも、第2ガラスシート62における無機フィラーの体積含有率(43.0体積%)が第1ガラスシート61における無機フィラーの体積含有率(34.4体積%)よりも高くなっている。
そして、これら第1ガラスシート61及び第2ガラスシート62を用い、上記第1の実施の形態と同じ製造工程を経て、図11の半導体パワーモジュール10Aを製造する。このように半導体パワーモジュール10Aを製造すると、接合層13Aにおける第1絶縁部51Aがパワー半導体素子12の厚さとほぼ等しくなる。
また、上記第1の実施の形態の製造方法において、第1ガラスシート61の厚み及びパワー半導体素子12の厚みを変更して半導体パワーモジュール10Aの複数のサンプル(サンプル5〜9)を作製した。そして、接合層13Aにおけるクラックの有無を確認した。その結果を表2に示している。
サンプル5では、パワー半導体素子12の厚みを500μm、第1ガラスシート61の厚みを635μmとして半導体パワーモジュール10Aを作製し、サンプル6では、上記実施の形態のように、パワー半導体素子12の厚みを500μm、第1ガラスシート61の厚みを740μmとして半導体パワーモジュール10Aを作製した。また、サンプル7では、パワー半導体素子12の厚みを500μm、第1ガラスシート61の厚みを865μmとして半導体パワーモジュール10Aを作製し、サンプル8では、パワー半導体素子12の厚みを1000μm、第1ガラスシート61の厚みを1480μmとして半導体パワーモジュール10Aを作製した。さらに、サンプル9では、パワー半導体素子12の厚みを500μm、第1ガラスシート61の厚みを560μmとして半導体パワーモジュール10Aを作製した。
各サンプルの焼成工程での加圧条件(138g/cm)及び焼成条件(低酸素雰囲気下、650℃、1時間の条件)は全て同じであり、第1ガラスシート61の厚み方向での焼結収縮率は、67.9%となる。焼結収縮率は、焼成工程の前後において第1ガラスシート61の実際の厚さを測定し、それらを比較することで求めることができる。また、表2には、パワー半導体素子12の厚みに対する第1ガラスシート61の厚みの比率(シート厚/素子厚)、及びパワー半導体素子12の厚みに対する第1ガラスシート61の焼結収縮後のシート厚みの比率(収縮後シート厚/素子厚)を示している。なお、焼結収縮後のシート厚みは、第1ガラスシート61の厚み方向での焼結収縮率と第1ガラスシート61の厚みとを乗算することで求められる厚みであり、第1絶縁部51Aの厚みと等しくなる。
表2に示されるように、サンプル5〜8では、パワー半導体素子12の厚みよりも厚い第1ガラスシート61、具体的には、パワー半導体素子12の厚みに対して1.2倍以上1.8倍以下の厚みを有する第1ガラスシート61を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。つまり、サンプル5〜8では、第1ガラスシート61の焼結収縮を考慮し、その焼結収縮後のシート厚みが、パワー半導体素子12の厚みの0.8倍以上1.2倍以下となる第1ガラスシート61を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。このように、サンプル5〜8の半導体パワーモジュール10Aを作製した場合、接合層13Aにおいてクラックが観察されなかった。なお、サンプル5〜8において、マイクロスコープを用いて10倍の倍率で拡大した接合層13Aの断面(図12参照)を表示し、その断面にてクラックが観察されなかったものを無としている。
一方、焼結収縮後のシート厚みが、パワー半導体素子12の厚みの0.8倍未満となるサンプル9では接合層13Aにおいて、パワー半導体素子12の角部12cからクラック75が生じていることが確認された(図13参照)。サンプル9では、第1ガラスシート61の焼結収縮により、パワー半導体素子12の厚みよりもシート厚み(第1絶縁部51Aの厚み)が薄くなる。この結果、接合層13Aの上下の第2絶縁部52Aにおいて、パワー半導体素子12の上下に位置する部分(パワー半導体素子12を挟みこんでいる部分)とそれ以外の部分(第1絶縁部51を挟み込んでいる部分)とで緻密度が不均一となり、接合層13Aの強度の低下を招いてしまう。このため、接合層13Aにおいて、絶縁接合部46Aの緻密度が変わる境界線となる箇所である、熱応力の集中するパワー半導体素子12の角部12cの近傍からクラック75が生じてしまう。
さらに、上記製造方法において、第2ガラスシート62に含まれる無機フィラーの体積含有率を変更して半導体パワーモジュール10Aの複数のサンプル(サンプル10〜14)を作製し、ビア導体47の周囲における隙間の有無を確認した。その結果を表3に示している。
サンプル10では、導電ペースト65の焼結収縮率が75.1%であり、無機フィラーの体積含有率を43.0体積%とした第2ガラスシート62を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。サンプル11では、導電ペースト65の焼結収縮率が75.1%であり、無機フィラーの体積含有率を34.4体積%とした第2ガラスシート62を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。サンプル12では、導電ペースト65の焼結収縮率が88.1%であり、無機フィラーの体積含有率を21.5体積%とした第2ガラスシート62を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。サンプル13では、導電ペースト65の焼結収縮率が75.1%であり、無機フィラーの体積含有率を39.0体積%とした第2ガラスシート62を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。サンプル14では、導電ペースト65の焼結収縮率が75.1%であり、無機フィラーの体積含有率を50.0体積%とした第2ガラスシート62を用いて半導体パワーモジュール10Aを作製している。
なお、サンプル12では、加圧条件を12.5g/cmに変更して焼成工程を行い、他のサンプル10,11,13,14では、上記実施の形態と同様に加圧条件を138g/cmに設定して焼成工程を行っている。このようにすると、第2ガラスシート62の焼結収縮率は、サンプル10では72.0%、サンプル11では67.9%、サンプル12では71.9%、サンプル13では70.1%、サンプル14では75.3%となる。
サンプル10及びサンプル13では、導電ペースト65の焼結収縮率と第2ガラスシート62の焼結収縮率との差が5.0%以下となっている。この場合、焼結後の接合層13Aにおいて、第2ガラスシート62が焼結してなる第2絶縁部52Aと導電ペースト65が焼結してなるビア導体47とが同程度の厚みとなる。このため、図14に示されるように、配線基板11や放熱基板14と接続するビア導体47の周囲にてそれら配線基板11や放熱基板14の表面11a,14aと絶縁接合部46A(第2絶縁部52A)との間に隙間が生じにくくなり、接合層13Aが密着した状態で配線基板11や放熱基板14が接合される。なお、図14において、パワー半導体素子12の下側の第2絶縁部52Aにはビア導体47が存在していないが、実際には断面の奥行き側にビア導体47が形成されている。そして、そのビア導体47の周囲でも隙間がなく放熱基板14の表面14aと第2絶縁部52Aとが密着している。
一方、サンプル11,12では、導電ペースト65の焼結収縮率と第2ガラスシート62の焼結収縮率との差が5.0%よりも大きくなっている。この場合、焼結後の接合層13Aにおいて、絶縁接合部46Aの第2絶縁部52Aの厚みがビア導体47の厚みよりも薄くなる。このため、図15に示されるように、配線基板11や放熱基板14の表面11a,14aと絶縁接合部46A(第2絶縁部52A)との間に隙間76が生じる。さらに、第2ガラスシート62の焼結収縮に伴いビア導体47に偏った荷重がかかることでビア導体47が傾いてしまう。なお、図15において、パワー半導体素子12の下側の第2絶縁部52Aにはビア導体47が存在していないが、実際には断面の奥行き側にビア導体47が形成されている。そして、そのビア導体47の周囲では隙間76が生じている。但し、下側の第2絶縁部52Aには上側の第2絶縁部52Aよりも荷重がかかるため、第2絶縁部52Aの厚みとビア導体47の厚みとの差が小さくなる。従って、下側の第2絶縁部52Aにあるビア導体47の傾斜は上側の第2絶縁部52Aにあるビア導体47の傾斜よりも小さくなり、その周囲に形成される隙間76も小さくなっていた。
さらに、サンプル14のように、無機フィラーを50.0体積%の割合で含ませた第2ガラスシート62を用いる場合、焼結収縮率の差は0.2%と小さくなるが、基板表面11a,14aと絶縁接合部46A(第2絶縁部52A)との密着性が低下する。この結果、サンプル14では、配線基板11や放熱基板14と接合層13Aとの界面での剥離が確認された。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態においても、第2ガラスシート62における無機フィラーの体積含有率が第1ガラスシート61における無機フィラーの体積含有率よりも高くなっている。このため、焼成工程における第1ガラスシート61の流動性が高くなり、パワー半導体素子12の側面12dとキャビティ50の壁面50aとの間の隙間77を埋めた状態で接合層13を形成することができる。さらに、焼成工程における第2ガラスシート62の流動性が低くなり、ビア導体47の変形を低く抑えることができる。このように、本実施の形態の半導体パワーモジュール10Aでも、接合層13Aにおいて、絶縁接合部46Aでの絶縁特性を維持しつつ、ビア導体47の接続信頼性を高めることができる。
(2)本実施の形態では、サンプル5〜8では、焼結収縮後のシート厚みがパワー半導体素子12の厚みの0.8倍以上1.2倍以下となる第1ガラスシート61を用いて積層工程が行われる。このようにすると、接合層13Aにおいて、第1ガラスシート61が焼結してなる第1絶縁部51Aの厚みとパワー半導体素子12の厚みとの差が小さくなる。従って、接合層13Aにおいて、第2ガラスシート62が焼結してなる第2絶縁部52Aでは、焼成時にかかる応力の偏りが解消される。つまり、第2ガラスシート62の焼成時において、パワー半導体素子12の上下に位置してパワー半導体素子12を挟み込む部分とそれ以外の部分(第1ガラスシート61を挟み込む部分)とで同等の応力が加わるようになる。このため、均一な緻密度で接合層13Aを形成することができる。この結果、接合層13Aにおける部分的な強度の低下が回避されるため、パワー半導体素子12の角部12cの近傍でのクラック75の発生を抑制することができる。従って、沿面放電等を確実に防止することができ、半導体パワーモジュール10Aの絶縁信頼性を高めることができる。
(3)本実施の形態では、第1ガラスシート61における無機フィラーの体積含有率は34.4体積%であり、焼成工程における第1ガラスシート61の流動性は若干低下する。しかしながら、パワー半導体素子12の厚みに対して1.2倍以上1.8倍以下の厚みを有する第1ガラスシート61を用いて接合層13A(第1絶縁部51A)を形成しているので、パワー半導体素子12の側面12dとキャビティ50の壁面50aとの間の隙間77を確実に埋めることができる。
(4)本実施の形態では、焼成工程における第2ガラスシート62の厚み方向での焼結収縮率が、導電ペースト65の厚み方向での焼結収縮率に対して±5%以内となる第2ガラスシート62を用いて、積層工程が行われる。このようにすると、接合層13Aにおいて、第2ガラスシート62が焼結してなる第2絶縁部52A(接続パッド35とパワー半導体素子21とで挟まれる部位及び接続パッド42とパワー半導体素子21とで挟まれる部位)の厚みは、導電ペースト65が焼結してなるビア導体47の厚みとほぼ等しくなる。このため、配線基板11や放熱基板14と接続するビア導体47の周囲にてそれら配線基板11や放熱基板14の表面11a,14aと第2絶縁部52Aとの間に隙間76が生じにくくなり、接合層13Aが密着した状態で配線基板11や放熱基板14を接合することができる。この結果、ビア導体47が傾くことによる接続不良を回避することができ、半導体パワーモジュール10Aの接続信頼性を高めることができる。
(5)本実施の形態において、サンプル10,13では、第2ガラスシート62は、第2ガラスシート62中に無機フィラーを39.0体積%以上50.0体積%未満の割合で含んでいる。このように、無機フィラーを39.0体積%以上の割合で含ませることで、第2ガラスシート62の焼結収縮率と導電ペースト65の焼結収縮率との差を5%以下にすることができる。また、第2ガラスシート62において無機フィラーを50.0体積%以上の割合で含ませる場合、焼結収縮率の差は小さくなるが、基板表面11a,14aと接合層13Aとの密着性が低下してしまう。従って、第2ガラスシート62中に無機フィラーを39.0体積%以上50.0体積%未満の割合で含ませて第2ガラスシート62を形成すると、配線基板11や放熱基板14に対して接合層13Aの密着性を確保しつつ、ビア導体47と第2絶縁部52Aとの厚みを同程度とすることができる。この結果、半導体パワーモジュール10Aの接続信頼性を確実に高めることができる。
なお、本発明の各実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施の形態では、積層工程において、配線基板11の表面11a上に各ガラスシート61,62を1枚ずつ接着して積層体70を形成していたが、これとは逆に、放熱基板14の表面14a上に各ガラスシート61,62を1枚ずつ接着して積層体70を形成してもよい。また、配線基板11の表面11aや放熱基板14の表面14aに各ガラスシート61,62を接着する前に、第1ガラスシート61のキャビティ50にパワー半導体素子12を収容しつつ3枚のガラスシート61,62を位置合わせして仮接着し、シート積層体を形成する。その後、配線基板11の第1面11a上にシート積層体を配置し、さらにその上に放熱基板14を配置して積層体70を形成してもよい。
・上記実施の形態の半導体パワーモジュール10,10Aは、4つのパワー半導体素子12を備えるものであったが、1つのパワー半導体素子12を備えるものでもよい。勿論、2つや3つのパワー半導体素子12を備えた半導体パワーモジュールを構成してもよいし、5つ以上の複数のパワー半導体素子12を備えた半導体パワーモジュールを構成してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した各実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)手段1において、前記無機フィラーは、前記焼成工程での加熱温度において状態変化を起こさないフィラーであることを特徴する半導体パワーモジュールの製造方法。
(2)手段1において、前記第1ガラスシート及び前記第2ガラスシートの形成材料として、ZnO、B及びNaOを主成分とするガラス材料を含むことを特徴する半導体パワーモジュールの製造方法。
(3)手段1において、前記パワー半導体素子の厚みは300μm以上であることを特徴する半導体パワーモジュールの製造方法。
(4)手段1において、前記パワー半導体素子がSiCのパワー半導体素子であることを特徴する半導体パワーモジュールの製造方法。
(5)手段1において、前記焼成工程における前記第1ガラスシートの厚み方向での焼結収縮率と前記ガラスシートの厚みとを乗算することで求められる焼結収縮後のシート厚みが、前記パワー半導体素子の厚みの0.8倍以上1.2倍以下となる前記第1ガラスシートを用いて、前記積層工程を行うことを特徴する半導体パワーモジュールの製造方法。
(6)手段1において、前記焼成工程における前記第2ガラスシートの厚み方向での焼結収縮率が、前記導電ペーストの前記厚み方向での焼結収縮率に対して±5%以内となる前記第2ガラスシートを用いて、前記積層工程を行うことを特徴する半導体パワーモジュールの製造方法。
10,10A…半導体パワーモジュール
11…配線基板
11a…第1面
12…パワー半導体素子
13,13A…接合層
14…放熱基板
35…配線基板側導体層としての接続パッド
42…放熱基板側導体層としての接続パッド
46,46A…絶縁接合部
47…貫通導体部としてのビア導体
48…貫通孔
50…キャビティ
61…第1ガラスシート
61a,61b…第1ガラスシートの両面
62…第2ガラスシート
65…導電ペースト

Claims (5)

  1. パワー半導体素子と、
    前記パワー半導体素子に電気的に接続される配線基板側導体層が形成された第1面を有する配線基板と、
    前記配線基板の前記第1面上に配置されるとともに前記パワー半導体素子と前記配線基板とを接合する接合層と、
    前記接合層を介して前記配線基板の前記第1面の上方に接合される基板であって、前記パワー半導体素子に電気的に接続される放熱基板側導体層が形成された放熱基板と
    を備え、
    前記接合層が、ガラス材料を主成分として形成される絶縁接合部と、前記絶縁接合部のうち前記パワー半導体素子と前記配線基板側導体層との間に形成される部位と前記パワー半導体素子と前記放熱基板側導体層との間に形成される部位とをそれぞれ貫通する複数の貫通孔内に形成された複数の貫通導体部と、を有する半導体パワーモジュールの製造方法であって、
    前記パワー半導体素子を収容するキャビティが形成された第1ガラスシートと、前記配線基板側導体層と前記パワー半導体素子とで挟まれる部位及び前記放熱基板側導体層と前記パワー半導体素子とで挟まれる部位に貫通孔がそれぞれ形成されるとともに、前記キャビティの開口を塞ぐように前記第1ガラスシートの表裏の両面に配置される複数の第2ガラスシートとを準備する準備工程と、
    複数の前記第2ガラスシートの前記貫通孔内に前記貫通導体部となる導電ペーストを充填する充填工程と、
    前記キャビティに前記パワー半導体素子を収容するとともに、前記配線基板の前記第1面上に前記第1ガラスシート及び複数の前記第2ガラスシートを積層する積層工程と、
    前記充填工程及び前記積層工程の後に、前記絶縁接合部となる前記第1ガラスシート及び前記第2ガラスシートを厚み方向に加圧した状態で焼成し前記接合層を形成する焼成工程と
    を含み、
    前記焼成工程における前記第1ガラスシートの流動性が、前記第2ガラスシートの流動性よりも高くなるように形成した前記第1ガラスシート及び前記第2ガラスシートを用いて、前記積層工程を行う
    ことを特徴とする半導体パワーモジュールの製造方法。
  2. 前記第2ガラスシートにおける無機フィラーの体積含有率が前記第1ガラスシートにおける無機フィラーの体積含有率よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体パワーモジュールの製造方法。
  3. 前記第1ガラスシート及び前記第2ガラスシートは、前記ガラス材料の組成が同じガラス材料を用いて形成されることを特徴とする請求項2に記載の半導体パワーモジュールの製造方法。
  4. 前記第1ガラスシートにおける前記無機フィラーの体積含有率が30体積%以下であり、前記第2ガラスシートにおける前記無機フィラーの体積含有率が40体積%以上であることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体パワーモジュールの製造方法。
  5. 前記無機フィラーは、無機酸化物または無機窒化物からなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の半導体パワーモジュールの製造方法。
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