JP2016058332A - 配線装置及び配線システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用状態を把握できるようにした配線装置及び配線システムを提供する。【解決手段】配線装置1のケース100には、外部電源2からの電線L1が電気的に接続される第1接続部11と、電気機器3からの電線L2が電気的に接続される第2接続部12とが保持される。ケース100には、第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に接続する電路の途中に設けられた接点装置13が保持される。第1接続部11及び第2接続部12は、それぞれ、電線が電気的に接続される端子装置を備える。配線装置1は、ケース100の内部及びケース100の表面のうちの何れかで物理量を測定する測定部16を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、配線装置及び配線システムに関し、より詳細には、建物の造営面に取り付けられる配線装置及び配線システムに関する。
従来、建物の壁に設けられた埋込孔に後部を埋め込んだ状態で設置されるスイッチ装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
このスイッチ装置は、電源や負荷からの電線が接続される速結型の端子装置を備えている。この端子装置は端子板と鎖錠バネとを備えている。端子板と鎖錠バネとの間に電線の芯線が挿入されると、鎖錠バネが芯線に食い込むことによって、電線が抜け止めされる。また、鎖錠バネが電線の芯線を端子板に押し付けることによって、端子板と電線の芯線とが電気的に接続されるようになっている。
特開2002−8470号公報
スイッチ装置の施工時において、電線が端子装置に十分に差し込まれていないと、電線が規定の位置まで差し込まれている場合に比べて、鎖錠バネが電線の芯線を端子板に押しつける力が弱まり、電線の芯線と端子板との間の接触抵抗が増加する可能性がある。また、スイッチ装置が長期間使用されると、鎖錠バネの経年変化や、スイッチ装置に加わる振動などによって、鎖錠バネが電線の芯線を端子板に押しつける力が弱まり、電線の芯線と端子板との間の接触抵抗が増加する可能性がある。電線の芯線と端子板との間の接触抵抗が増加すると、通電時に電線の芯線と端子板との接触部分で発生するジュール熱が増加する可能性があるが、スイッチ装置は壁に埋め込まれているため、スイッチ装置の使用状態を容易に把握できなかった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、使用状態を把握できるようにした配線装置及び配線システムを提供することを目的とする。
本発明に係る配線装置の第1の形態は、造営面に設けられた孔の周縁部に固定される取付枠に保持され、前記取付枠を用いて前記孔に一部が埋め込まれた状態で前記造営面に取り付けられるケースを備え、前記ケースに、外部電源からの電線が電気的に接続される第1接続部と、電気機器からの電線が電気的に接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を電気的に接続する電路の途中に設けられた接点装置とが保持され、前記第1接続部及び前記第2接続部は、電線が電気的に接続される端子装置をそれぞれ備え、前記ケースの内部及び前記ケースの表面のうちの何れかで物理量を測定する測定部を備えたことを特徴とする。
本発明に係る配線装置の第2の形態は、造営面に設けられた孔の周縁部に固定される取付枠に保持され、前記取付枠を用いて前記孔に一部が埋め込まれた状態で前記造営面に取り付けられるケースを備え、前記ケースに、外部電源からの電線が電気的に接続される端子装置を備えた第1接続部と、電気機器からの電線に設けられた差込プラグが接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を電気的に接続する回路とが保持され、前記ケースの内部及び前記ケースの表面のうちの何れかで物理量を測定する測定部を備えたことを特徴とする。
配線装置。
本発明の配線システムは、上記の配線装置と、前記配線装置が接続された分岐回路に電力を分配する分電盤に設置されて、前記送信部から送信された前記測定部の測定結果を収集するデータ収集装置と、前記データ収集装置が収集した前記測定部の測定結果を前記データ収集装置から受信して、前記測定部の測定結果を管理する管理装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、使用状態を把握できるようにした配線装置及び配線システムを提供することができる。
実施形態の配線装置のブロック図である。 実施形態の配線装置の分解斜視図である。 実施形態の配線装置の施工状態を示す断面図である。 実施形態の配線装置の変形例を示すブロック図である。 実施形態の配線装置のカバーが外された状態の斜視図である。 実施形態の配線装置の背面図である。 実施形態の配線装置が備える接点装置及び端子装置の下面図である。 実施形態の配線装置が備える接点装置及び端子装置の斜視図である。 実施形態の配線装置の他の変形例を示す背面図である。 実施形態の配線装置の他の変形例を示すブロック図である。 実施形態の配線システムのシステム構成図である。
以下、本発明に係る配線装置及びそれを用いた配線システムの実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
図1は本実施形態の配線装置1のブロック図である。本実施形態の配線装置1はスイッチであり、第1接続部11と、第2接続部12と、接点装置13と、信号処理部14と、報知部15と、測定部16と、信号用端子17と、通信部18と、電源部19とを備える。
この配線装置1は、壁材50に設けられた孔51の周縁部に固定される取付枠20に保持されるケース100と、操作ハンドル120とを備える(図2及び図3参照)。このケース100には、第1接続部11と、第2接続部12と、接点装置13と、測定部16と、信号処理部14と、報知部15と、信号用端子17と、通信部18と、電源部19とが保持されている。ケース100は、取付枠20を用いて壁材50の孔51に一部が埋め込まれた状態で壁材50に取り付けられる(図3参照)。なお、配線装置1は壁面に取り付けられるものに限定されず、天井面や床面などの造営面に取り付けられるものでもよい。
第1接続部11には、商用交流電源のような外部電源2からの電線L1が電気的に接続される。
第2接続部12には、電気機器3からの電線L2が電気的に接続される。なお、電気機器3は、日本電気工業会規格で定められたJEM−A端子301を備えている。
接点装置13は、第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に接続する電路の途中に設けられている。接点装置13は、操作部の操作に応じてオン/オフが切り替えられる。接点装置13がオン状態になると、外部電源2から電気機器3に電力が供給される。接点装置13がオフ状態になると、外部電源2から電気機器3への電力供給が遮断される。
信号処理部14は、メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、所定の機能を実現する。
報知部15は、信号処理部14から報知信号が入力されると、例えばブザーを鳴動させることによって、報知動作を行う。
測定部16は、ケース100の内部で物理量を測定する。測定部16が測定する物理量は、配線装置1の使用状態に関係する物理量であり、例えば温度や電流などである。なお、測定部16はケース100の表面において物理量を測定してもよい。
信号用端子17は、電気機器3のJEM−A端子301に信号線L3を介して接続されている。
通信部18は、信号用端子17を介して電気機器3にオン/オフの信号を出力する。また、通信部18は、信号用端子17を介して電気機器3から動作状態を示すモニタ信号を受信する。また、通信部18は、測定部16の測定結果を外部の機器に送信する送信部としても機能も備えている。通信部18は、無線通信方式で測定部16の測定結果を外部の機器に送信する。ここにおいて、通信部18は免許の不要な無線通信方式で通信を行っている。この種の通信方式としては、例えば特定小電力無線通信や、IEEE(米国電気電子学会)の通信規格であるIEEE802.15.1に準拠した無線通信方式や、IEEE802.15.4に準拠した無線通信方式などがある。
電源部19は、第1接続部11に接続された外部電源2から電力供給を受けて、信号処理部14などの回路に動作に必要な電力を供給する。
この配線装置1では、測定部16によってケース100の内部の温度が測定される。信号処理部14は、測定部16の測定結果を定期的に取り込み、測定部16の測定結果と、予め設定された許容範囲とを比較し、測定結果が許容範囲から外れると、異常が発生したと判断し、報知部15に報知信号を出力する。この時、報知部15が、ブザーを鳴動させて、周囲にいる人物に異常の発生を報知する。また信号処理部14は、異常の発生を検知した場合に電気機器3をオフさせる信号を通信部18から電気機器3に出力させてもよい。この時、電気機器3は、配線装置1からJEM−A端子301に入力された信号に応じて、動作を停止しており、配線装置1を介して電気機器3に流れる電流を停止することができる。
ここで、ケース100は、埋込形の配線器具を造営面に取り付けるための取付枠20を用いて造営面(例えば壁面)に取り付けられる。取付枠20には埋込形の配線器具を最大3個取り付けることができ、この配線器具の大きさを1個モジュール寸法という。本実施形態ではケース100は、3個モジュール寸法(1個モジュール寸法の配線器具を短手方向に3個並べたのとほぼ同じ大きさの寸法)に形成されており、このケース100の内部に、配線装置1の全ての構成が収納されている。
なお、本実施形態では配線装置1の全ての構成を1つのケース100に収納しているが、図4に示すように、配線装置1が2つのケース100,117を備え、配線装置1の構成が2つのケース100,117に分かれて収納されてもよい。ケース100とケース117とは例えば1個モジュール寸法に形成される。ケース100の内部には第1接続部11と第2接続部12と接点装置13と測定部16とが収納されており、一般的なスイッチに測定部16を追加したような構成となっている。ケース117の内部には、信号処理部14と報知部15と信号用端子17と通信部18と電源部19とが収納されている。ケース100とケース117とは同一の取付枠20に取り付けられる。ケース100に収納された測定部16と、ケース117に収納された信号処理部14との間は、ケース100,117間に配線される信号線L4を介して電気的に接続される。また、ケース117に収納された電源部19は、ケース100,117間に配線される電線L5を介して、ケース100内の電路から電力を得ている。なお、ケース117は2個モジュール寸法(1個モジュール寸法の配線器具を短手方向に2個並べたのとほぼ同じ大きさの寸法)に形成されてもよく、1つの取付枠20にケース100とケース117とを並べて取り付けることができる。
次に、2個のケース100,117を備える配線装置1の構造を図2、図3、図5〜図9に基づいて説明する。図2、図3、図5〜図9では配線装置1としてワイドハンドル形のスイッチを例示するが、ワイドハンドル形以外のスイッチでもよい。また、図2、図3、図5〜図9ではケース117の図示は省略し、ケース100のみを図示している。なお、以下の説明では、特に断りが無いかぎり、図2において矢印で示した上下左右前後の各方向にしたがって説明をするが、配線装置1の使用時の方向は上記の方向に限定されない。
配線装置1のケース100は、図2及び図3に示すように、ボディ101とカバー102とを備える。ボディ101は、図5に示すように、熱硬化性樹脂(例えばユリア樹脂など)により、前側が開口した箱形に形成されている。ボディ101の内部は、内壁から突出するリブによって、左右方向において3つの収納空間112〜114に分けられている。左側の収納空間112と右側の収納空間113には端子装置130が収納され、中央の収納空間114には接点装置13が収納されている。カバー102は、熱硬化性樹脂(例えばユリア樹脂など)により、後側が開口した箱形に形成されている。このカバー102は、ボディ101の前側の開口を塞ぐようにして、ボディ101に取り付けられる。カバー102がボディ101に取り付けられた状態では、ボディ101の表面に設けられた突起110が、カバー102に設けられた孔111に嵌まって、カバー102とボディ101とが結合した状態が保たれる。
ケース100の左側面及び右側面には、ケース100を取付枠20に取り付けるための取付爪103が2個ずつ設けられている。ケース100の右側壁において、2個の取付爪103が設けられた部位の周りにはスリットが形成されており、2個の取付爪103が設けられた部位(この部位を可動片104という)は、その前端側でケース100に片持ち支持されている。したがって、可動片104の後部に設けられた突起105を押し込むことによって、可動片104に設けられた2個の取付爪103を、ケース100の内側に移動させることができるようになっている。
ケース100の前面の左側には、操作ハンドル120を支持するための円柱状の2個の軸106が、上下方向に並ぶように設けられている。
ケース100の前面には、押釦107が前後方向において移動自在な状態で取り付けられている。この押釦107が押し込まれるたびに、ケース100の内部に収納された接点装置13のオン/オフが交互に切り替えられるように、接点装置13の開閉機構(図示せず)が構成されている。
また、ケース100の後部(すなわちボディ101の後壁)には、図6に示すように、左右に2個ずつ貫通孔108が設けられている。貫通孔108はボディ101の後壁を前後方向において貫通している。ケース100の外部から貫通孔108に挿入された電線(上記の電線L1,L2)は、貫通孔108を通してケース100の内部に導入され、ケース100の内部に収納された端子装置130に電気的に接続される。
ここで、接点装置13及び端子装置130の構成を図7及び図8に基づいて説明する。
まず端子装置130の構成について説明する。端子装置130は、2つの端子板131,132と、4個の鎖錠バネ140とを備えている。
端子板131,132は、それぞれ、導電性の良好な金属(例えば銅合金)により形成されている。ケース100の内部には左右両側に収納空間112,113が設けられ、左側の収納空間112に端子板131が収納され、右側の収納空間113に端子板132が収納される。
端子板131,132は、それぞれ、端子保持部133を2個ずつ備えている。各々の端子保持部133は、中央片134と、中央片134から中央片134と直交する方向に突出する2つの脚片135,136とを備えている。端子保持部133は、中央片134と脚片135,136とで、上下方向(図7において紙面と垂直な方向)から見た形状がU字形に形成されている。端子板131,132は、U字形の端子保持部133の開口が後側(図7の下側)を向くようにしてケース100の内部に収納されている。端子保持部133には鎖錠バネ140が1個ずつ配置されている。
鎖錠バネ140は、弾性を有する金属材料(例えばステンレス鋼など)の帯板を曲げ加工することによって形成されている。鎖錠バネ140は中央片141と鎖錠片142と押圧片143とを備える。中央片141は矩形の板状に形成されている。鎖錠片142は、中央片141の長手方向における一端側を反対向きに曲げることによって、鎖錠片142と中央片141とでU字形となるように形成されている。押圧片143は、中央片141の長手方向において鎖錠片142と反対側の端部を曲げることによって、上下方向(図7の紙面と垂直な方向)から見た形状がS字形となるように形成されている。この鎖錠バネ140は、端子保持部133の一方の脚片135に中央片141を対向させ、端子保持部133の他方の脚片136に鎖錠片142及び押圧片143をそれぞれ対向させるようにして、端子保持部133に配置されている。なお、端子板131,132と鎖錠バネ140とがボディ101に収納された状態では、貫通孔108が開口するボディ101の後壁に近い位置(すなわち後側)に鎖錠片142が位置し、鎖錠片142よりも前側に押圧片143が位置している。
ここで、ケース100の貫通孔108に、電線500が挿入されると、電線500の導体部分501は鎖錠バネ140と脚片136との間に挿入される。このとき、鎖錠片142の先端が電線500の導体部分501に食い込むことによって、電線500が抜けにくくなる。また、押圧片143が電線500の導体部分501に当たって撓められることにより、押圧片143に弾性力が発生し、この弾性力によって電線500の導体部分501が脚片136に押し付けられる。これにより、電線500の導体部分501が脚片136と電気的に接続され、電線500の導体部分501が端子保持部133(端子板131又は端子板132)に電気的に接続される。また、押圧片143に発生した弾性力によって、電線500の導体部分501と脚片136との接触圧が確保される。
ケース100の内部には、鎖錠片142に一部が対向するように解除釦(図示せず)が収納されている。ケース100の後壁には、図6に示すように、解除釦に対応する位置に貫通孔109が設けられている。端子装置130に接続された電線500を取り外す際は、貫通孔109に工具の先端を挿入し、この工具で解除釦を押すと、解除釦によって鎖錠片142が電線500の導体部分501から離れる方向にたわめられる。工具で解除釦を押して、鎖錠片142の先端を電線500の導体部分501から離した状態で電線500を引き抜くと、電線500を端子装置130から容易に取り外すことができる。ここにおいて、第1接続部11及び第2接続部12のうちの一方が、端子板131と2個の鎖錠バネ140と1個の解除釦で構成され、第1接続部11及び第2接続部12のうちの他方が、端子板132と2個の鎖錠バネ140と1個の解除釦とで構成される。
次に、接点装置13の構成について説明する。接点装置13は固定接点121と可動接点122とを備えている。
端子板131の端子保持部133には、中央片134から端子板132に向かって突出し、その先端が後側(図7における下側)に向かって突出するように曲げられた端子片137が設けられている。この端子片137の先端側には、端子板132と対向する面に固定接点121が固着されている。
端子板132の端子保持部133には、中央片134から後側に向かって突出し、さらにその先端が端子板131側に突出するように曲げられた支持片138が設けられている。この支持片138の先端部分には、板状の開閉子123の下端部が接触している。
開閉子123には、固定接点121に対応する部位に可動接点122が固着されている。開閉子123は、支持片138との接触部分を支点として、可動接点122が固定接点121に接触するオン位置と、可動接点122が固定接点121から離れるオフ位置との間で揺動自在となるように、ケース100の内部に収納されている。
可動接点122が固定接点121に接触している状態で押釦107が押されると、開閉機構(図示せず)によって開閉子123がオフ位置に移動させられ、可動接点122が固定接点121から離れた状態となる。一方、可動接点122が固定接点121から離れている状態で押釦107が押されると、開閉機構によって開閉子123がオン位置に移動させられ、可動接点122が固定接点121に接触した状態となる。このように、押釦107が1回押されるごとに、接点装置13のオン状態とオフ状態とが切り替えられるのである。
次に、操作ハンドル120について説明する。操作ハンドル120は、図2及び図3に示すように、押釦107の前面よりも、左右方向の寸法および上下方向の寸法がそれぞれ大きい矩形板状に形成されている。操作ハンドル120の裏面(後面)には、ケース100の軸106と対向する部位に、軸106が回転自在な状態で取り付けられる軸受け部(図示せず)が設けられている。操作ハンドル120は、軸受け部に軸106を保持させることによって、ケース100の前面において左右方向の一端側(左側)で回転自在に支持されている。よって、操作ハンドル120の右側を後方に押し込むと、操作ハンドル120は軸106によって支持された部位を支点にして回転し、操作ハンドル120の背面に設けられた突起(図示せず)が押釦107を押し込むように構成されている。
上述したように、図2、図3、図5〜図9では、信号処理部14などを収納するケース117の図示を省略しているが、ケース117は、前面に軸106と押釦107とが設けられていない点を除いて、ケース100と同様の構造を有している。
次に、取付枠20について図2及び図3を参照して説明する。取付枠20は、合成樹脂又は金属により、ケース100,117が取り付けられる窓孔23を有した矩形枠状に形成される。この取付枠20は、長手方向(図2の上下方向)において窓孔23を挟んで対向する一対の第1梁部21と、一対の第1梁部21が対向する方向と交差する方向(図2の左右方向)において、窓孔23を挟んで対向する一対の第2梁部22を備える。つまり、一対の第1梁部21と、一対の第2梁部22とで囲まれた空間が窓孔23となっている。
一対の第1梁部21の各々には、第1梁部21の裏面側を壁材50の表面に接触させた状態で(図3参照)、第1梁部21を壁材50に固定するためのネジ(図示せず)を挿入する挿入孔24が設けられている。また、一対の第1梁部21の各々には、挿入孔24よりも外側であって、左右方向の中央に、内周面にネジ溝が形成されたネジ孔25が設けられている。
一対の第2梁部22の各々には、図2及び図3に示すように、第2梁部22の長手方向(上下方向)における両側部及び中央部の取付位置でケース100を保持するための第1保持部が設けられている。すなわち、一対の第2梁部22の各々には、第2梁部22の長手方向における中央部に2個の貫通孔221が設けられている。2個の貫通孔221は、ケース100の片側にある2個の取付爪103と同じ間隔で設けられている。2個の貫通孔221には、中央部の取付位置に配置されるケース100の取付爪103がそれぞれ挿入される。また、一対の第2梁部22の各々には、長手方向における一端側(上側部)に、2個の貫通孔222,223が設けられている。2個の貫通孔222,223には、上側の取付位置にケース100が配置された場合にケース100の取付爪103がそれぞれ挿入される。また、一対の第2梁部22の各々には、長手方向における他端側(下側部)に、2個の貫通孔222,223が設けられている。2個の貫通孔222,223には、下側の取付位置にケース100が配置された場合にケース100の取付爪103がそれぞれ挿入される。つまり、中央部の取付位置でケース100を保持する一対の貫通孔221と、両側部の取付位置でケース100を保持する各一対の貫通孔222,223とで第1保持部が構成される。
また、本実施形態の取付枠20は、第2梁部22の長手方向における両側部及び中央部以外の所定の取付位置でケース100を保持できるように構成されている。本実施形態では、両側部及び中央部以外の2カ所の取付位置(第1中間位置と第2中間位置)でケース100を取付枠20に取り付けることができる。ここで、第1中間位置は、長手方向における一端側(上側)の取付位置と、中央部の取付位置との間にある取付位置である。第2中間位置は、長手方向における他端側(下側)の取付位置と、中央部の取付位置との間にある取付位置である。
一対の第2梁部22の各々には、第1中間位置と第2中間位置のそれぞれでケース100を保持できるように第2保持部が設けられている。すなわち、一対の第2梁部22の各々には、第2梁部22の長手方向において隣り合う貫通孔221と貫通孔223との間に、貫通孔224が設けられている。したがって、第1中間位置にケース100が取り付けられる場合、ケース100の上側の取付爪103は、上側の貫通孔223に挿入され、ケース100の下側の取付爪103は、上側の貫通孔224に挿入される。また、第2中間位置にケース100が取り付けられる場合、ケース100の下側の取付爪103は下側の貫通孔223に挿入され、ケース100の上側の取付爪103は下側の貫通孔224に挿入される。ここにおいて、貫通孔223と貫通孔224とで第2保持部が構成される。なお、貫通孔221,222,224は取付爪103の幅よりも若干大きめに形成されている。一方、貫通孔223は第1保持部と第2保持部を兼用している。この貫通孔223は、両側部に配置されるケース100の取付爪103と、中間位置に配置されるケース100の取付爪103とが両方とも挿入可能なように、他の貫通孔221,222,224よりも幅寸法が大きめに形成されている。
ケース100は第1保持部又は第2保持部によって取付枠20に取付可能であり、ケース100の前端部が窓孔23から前側に突出した状態でケース100が取付枠20に取り付けられる。
次に、取付枠20の前側に取り付けられる化粧部材30について説明する。
化粧部材30は、図2に示すように、取付枠20の前側に取り付けられる中枠310と、中枠310の前側に取り付けられるカバー体320とを備える。この化粧部材30は、前側から取付枠20が見えないようにし、人によって操作される操作ハンドル120のみを前側に露出させる機能を有している。
中枠310は、合成樹脂材料により一対の横片311と一対の縦片312とを有する矩形枠状に形成されている。ここで、一対の横片311と一対の縦片312とで囲まれた窓孔313は、中枠310が取付枠20に取り付けられた状態で、取付枠20の窓孔23と前後方向において連なる位置に設けられている。
一対の横片311の各々には、左右方向における中央部に、ネジを挿入するための挿入孔314が設けられている。また、一対の縦片312の各々には、長手方向(上下方向)における中央部と両側部とに、それぞれ矩形の貫通孔315が形成されている。
カバー体320は、合成樹脂の成型品であり、前板321と側板322とを備える。前板321は、前後方向から見て四隅が湾曲した長方形状であり、周縁から中央に向かって前方へ膨らむ曲面形状に形成されている。前板321の中央には、矩形の窓孔323が前後方向に貫通するように設けられている。さらに、前板321の背面には、中枠310の貫通孔315に対応する部位に、貫通孔315に挿入されて、貫通孔315の周縁部に引っ掛かる係止部(図示せず)が設けられている。
ここで、ケース100,117が取り付けられた取付枠20を壁材50にネジで固定し、取付枠20の前面に化粧部材30を取り付けた状態では、窓孔323から操作ハンドル120のみが露出し、操作ハンドル120を操作できるようになっている。
ところで、本実施形態の配線装置1の測定部16は、図5に示すように、ボディ101の内部(すなわちケース100の内部)で温度を測定する温度測定部161を備える。温度測定部161は例えばサーミスタや測温抵抗体であり、ケース100の内部において端子装置130が収納される収納空間113に配置される。温度測定部161は、ケース117に収納された信号処理部14に電線(図示せず)を介して電気的に接続されている。信号処理部14は、温度測定部161の出力をもとに、ケース100の内部の温度(本実施形態では収納空間113の温度)を定期的に測定する。本実施形態では測定部16がケース100の内部の温度を測定しているが、端子板131,132、鎖錠バネ140、及びケース100のうちの1箇所以上で温度を測定してもよい。図8には測定部16による温度の測定箇所を例示している。測定部16は、例えば端子板131,132の中央片134に設けた測定点P1、端子板131の脚片135に設けた測定点P2、鎖錠バネ140の中央片141に設けた測定点P3のうちの1箇所以上に取り付けられて、その温度を測定してもよい。
例えば施工時の結線不良や使用中に加わる振動の影響などで、端子板131,132と電線500との接触が不十分になると、端子板131,132と電線500との接触抵抗が増加して、端子板131,132と電線との接触部位に発生するジュール熱が増加する。正常な使用状態に比べてジュール熱が増加すると、端子板131,132や鎖錠バネ140やケース100の温度が上昇する。信号処理部14は、測定部16から測定温度を定期的に取り込み、測定部16の測定温度が予め設定された許容範囲から外れると、すなわち測定部16の測定温度が許容範囲よりも高くなると、温度が異常に上昇していると判断し、報知部15に報知信号を出力する。報知部15は信号処理部14から報知信号が入力されると、例えばブザーを鳴動させることによって報知動作を行っており、配線装置1の温度が許容範囲よりも高くなっていることを周囲にいる人物に報知する。
なお、測定部16が測定する物理量は温度に限定されず、温度以外の物理量を測定してもよい。測定部16は、上記の温度測定部161に加えて、鎖錠バネ140に加わる外力の大きさを測定する力測定部162を備えてもよい(図8参照)。力測定部162は例えばピエゾ効果を利用した圧電素子であり、鎖錠バネ140の中央片141において脚片135と対向する部位に取り付けられる。端子装置130に電線が接続されると、電線を押圧片143が押すことによって、電線から鎖錠バネ140に反力が加わり、この反力によって中央片141が脚片135に押し付けられる。信号処理部14は、力測定部162の出力を定期的に取り込むことによって、電線から鎖錠バネ140に加わる外力を測定することができる。端子装置130に電線が接続された状態で、電線から鎖錠バネ140に加わる反力は、鎖錠バネ140が電線を脚片136に押し付ける力と等しくなる。また、端子装置130に電線が接続された状態では、端子板131又は端子板132と電線とを通って電流が流れ、端子板131又は端子板132と鎖錠バネ140との間には電流が流れない。したがって、力測定部162を鎖錠バネ140に取り付けることで、端子板131又は端子板132と電線とを通って流れる電流に影響を与えることなく、鎖錠バネ140が電線を脚片136に押し付ける力を測定できる。
信号処理部14は、力測定部162の出力をもとに鎖錠バネ140に加わる外力を求めると、鎖錠バネ140に加わる外力を予め設定された許容範囲と比較する。信号処理部14は、鎖錠バネ140に加わる外力が許容範囲の下限値を下回っていると、端子板131又は端子板132と電線との接触圧が十分得られていないと判断し、報知部15に報知信号を出力する。また、信号処理部14は、鎖錠バネ140に加わる外力が許容範囲の上限値を上回っていると、端子板131又は端子板132と電線との接触圧が過大であると判断し、報知部15に報知信号を出力する。なお、力測定部162は中央片141に取り付けられているが、押圧片143に取り付けられて押圧片143に加わる外力を測定してもよい。また、端子板131又は端子板132と電線とに流れる電流に影響を及ぼしてもよいのであれば、力測定部162は脚片136に設けられて、電線が脚片136に押し付けられる力を直接測定してもよい。
また測定部16は、外部電源2からの入力電流を物理量として測定してもよい。図9に示すように、ケース100の後面において、外部電源2からの電線が挿入される貫通孔108の周りには、電流センサとしてロゴスキーコイル160が配置されている。測定部16は、ロゴスキーコイル160の出力をもとに、外部電源2からの入力電流を測定する。信号処理部14は、測定部16から入力電流の測定結果を定期的に取り込み、入力電流の測定結果と予め設定された許容範囲との高低を比較する。信号処理部14は、入力電流の測定結果が許容範囲を上回ると、許容範囲を上回る異常な電流が流れていると判断し、報知部15に報知信号を出力する。これにより、配線装置1に異常な電流が流れていることを、周囲の人物に報知することができる。なお、ロゴスキーコイル160が、電気機器3からの電線が挿入される貫通孔108の周りに配置され、測定部16が、ロゴスキーコイル160の出力をもとに電気機器3に流れる負荷電流を測定してもよい。
また、本実施形態の配線装置において、図10に示すように、第1接続部11と第2接続部12との間に、信号処理部14によってオン/オフが切り替えられる遮断部150が設けられてもよい。
遮断部150は、第1接続部11と第2接続部12の間を電気的に接続する電路に設けられた接点151を備えている。接点151は例えばトライアックのような半導体パワー素子である。遮断部150は、信号処理部14からオフ制御信号が入力されていない通常状態では接点151をオン状態とし、信号処理部14からオフ制御信号が入力されると接点151をオフ状態としている。
信号処理部14は、測定部16によって測定された物理量(例えば温度、鎖錠バネ140に加わる外力、又は電流)の測定結果が予め設定された許容範囲から外れると、報知信号を報知部15に出力し、報知部15に報知動作を行わせる。また信号処理部14は、測定部16の測定結果をもとに異常と判断すると、遮断部150にオフ制御信号を出力し、遮断部150に接点151をオフさせている。したがって、測定部16の測定結果が許容範囲から外れると、遮断部150が接点151をオフさせているから、配線装置1の使用状態が異常な状態になると、電気機器3への電力供給を遮断することができる。
なお、本実施形態では、配線装置1としてスイッチを例に説明したが、配線装置1はスイッチに限定されず、コンセントなどのスイッチ以外の配線装置でもよい。配線装置1がコンセントの場合、第2接続部12は、電気機器3からの電線に設けられた差込プラグ(図示せず)が着脱自在に接続されるプラグ受けを備える。またケース100の内部には第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に接続する回路(図示せず)が保持されており、配線装置1は、第2接続部12に差込プラグが接続された電気機器3に、外部電源2からの電力を供給する。
次に、本実施形態の配線装置1を用いた配線システムについて、図11を参照して説明する。
図11に示す配線システムは、上述した配線装置1と、分電盤400と、分電盤400の内部に設置されたデータ収集装置410と、管理装置420と、表示端末430とを備える。なお、図11では配線装置1が1台しか図示されていないが、複数の分岐回路に配線装置1が接続されてもよいし、1つの分岐回路に複数台の配線装置1が接続されていてもよい。
分電盤400は、キャビネット(図示せず)の内部に、主幹ブレーカ401と、複数の分岐ブレーカ402と、電流計測器403と、計測ユニット404と、一次連系ブレーカ405と、データ収集装置410を収納している。
主幹ブレーカ401の一次側端子には、外部電源2の単相三線式の引き込み線(図示せず)が電気的に接続される。主幹ブレーカ401の二次側端子には、単相三線式の導電路を構成する導電バー406を介して複数の分岐ブレーカ402が接続されている。
各分岐ブレーカ402の二次側端子には、建物内に配電するための分岐回路が接続されている。上述の配線装置1は、分岐ブレーカ402によって分岐された分岐回路に接続されている。
電流計測器403は、複数の分岐ブレーカ402の各々に流れる電流を別個に測定する。また電流計測器403には、計測ユニット404から電源電圧の電圧値情報が入力される。電流計測器403は、各分岐ブレーカ402に流れる電流値と、電源電圧の電圧値情報とをもとに、各分岐回路での消費電力を演算により求める。
計測ユニット404は、電流計測器403から各分岐回路での消費電力を収集して、データ収集装置410に出力する。
一次連系ブレーカ405の一次側端子は、主幹ブレーカ401の一次側端子に電気的に接続されている。一次連系ブレーカ405の二次側端子は分散電源407に電気的に接続される。分散電源407は、電力系統への逆潮流が許容されている電源(例えば太陽光発電装置など)である。分散電源407によって発電された電力は建物内で利用される他、電力系統に逆潮流される場合もある。
データ収集装置410は、計測ユニット404から各分岐回路の消費電力を収集したり、配線装置1から測定部16の測定値を収集したりする機能を備える。計測ユニット404から収集される各分岐回路の消費電力は瞬時値であり、データ収集装置410は、各分岐回路の消費電力を積算することで、各分岐回路で使用された使用電力量を求めることもできる。データ収集装置410は、計測ユニット404から収集した各分岐回路の消費電力や、各分岐回路で使用された使用電力量や、配線装置1から収集した測定部16の測定結果などを管理装置420に送信する。データ収集装置410と配線装置1との間や、データ収集装置410と管理装置420との間では、免許の不要な無線通信でデータ通信が行われる。この種の通信方式としては、例えば特定小電力無線通信や、IEEE(米国電気電子学会)の通信規格であるIEEE802.15.1に準拠した無線通信方式や、IEEE802.15.4に準拠した無線通信方式などがある。なお、データ収集装置410と配線装置1との間の通信方式や、データ収集装置410と管理装置420との間の通信方式は無線通信方式に限定されず、有線LAN(Local Area Network)などの有線通信方式でもよい。また、データ収集装置410と配線装置1との間の通信方式や、データ収集装置410と管理装置420との間の通信方式に無線通信方式と有線通信方式の両方を併用してもよい。
またデータ収集装置410は、配線装置1と、配線装置1が接続された分岐回路に接続されている分岐ブレーカ402とを対応付けて記憶している。
分岐ブレーカ402には、外部からオフ信号が入力されると、内蔵する接点をオン状態からオフ状態に切り替える機能を備えた分岐ブレーカが使用されている。
データ収集装置410は、配線装置1から収集した測定部16の測定結果をもとに、この配線装置1の状態が異常であると判断すると、この配線装置1に対応した分岐ブレーカ402にオフ信号を出力し、分岐ブレーカ402をオフ状態としてもよい。これにより、配線装置1の状態が異常になると、この配線装置1への電力供給を停止することができる。
管理装置420は、例えばHEMS(Home Energy Management System)用のコントローラである。管理装置420は、データ収集装置410から各配線装置1の測定部16による測定結果を収集し、この測定結果をもとに各配線装置1の状態を監視する。また、管理装置420は、データ収集装置410から各分岐回路の消費電力を収集し、各分岐回路の消費電力をもとにHEMSに対応する機器(図示せず)の監視又は制御を行うように構成されている。HEMSに対応する機器は、エネルギーの需給を把握するために必要な管理対象であればよい。このような機器には、例えば、照明器具、空調装置などの電気機器や電気自動車などのエネルギーを使用する機器、太陽光発電装置、燃料電池などのエネルギーを創出する機器、蓄電装置、および電気自動車のようなエネルギーを蓄える機器などを含む。なお、HEMSに対応する機器は上記の機器に限定されるものではない。また管理装置420の機能をデータ収集装置410が備えてもよい。この場合は、コントローラ機能を有するデータ収集装置410が、建物内でのエネルギーの需給を管理し、HEMSに対応する機器の監視又は制御を行う。
表示端末430は、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置を有し、建物内の所定の場所に設置される。表示端末430は、管理装置420から送信された表示データをもとに、各配線装置1の状態や、建物内でのエネルギー使用量、部屋や機器ごとの電気使用量(消費電力又は使用電力量)などを、画面上に表示する。
以上説明したように、本実施形態の配線装置1は、造営面(例えば壁材50の表面)に設けられた孔51の周縁部に固定される取付枠20に保持され、取付枠20を用いて孔51に一部が埋め込まれた状態で造営面に取り付けられるケース100を備える。ケース100に第1接続部11と第2接続部12と接点装置13とが保持される。第1接続部11には外部電源2からの電線L1が電気的に接続され、第2接続部12には電気機器3からの電線L2が電気的に接続される。第1接続部11及び第2接続部12は、電線が電気的に接続される端子装置をそれぞれ備える。接点装置13は、第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に接続する電路の途中に設けられている。そして、配線装置1は、ケース100の内部及びケース100の表面のうちの何れかで物理量を測定する測定部16を備えている。
これにより、スイッチのような配線装置1において、測定部16の測定結果から、ケース100の内部及びケース100の表面のうちの何れかで測定対象の物理量をモニタすることができる。
本実施形態の配線装置1において、第2接続部12には、電気機器3からの電線に設けられた差込プラグ(図示せず)が接続され、ケース100の内部には、第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に接続する回路が保持されてもよい。
これにより、コンセントのような配線装置1においても、測定部16の測定結果から、ケース100の内部及びケース100の表面のうちの何れかで測定対象の物理量をモニタすることができる。
本実施形態の配線装置1において、端子装置130は、端子板(端子板131又は端子板132)と鎖錠バネ140(バネ体)とを備えてもよい。鎖錠バネ140は、端子板(端子板131又は端子板132)に電線を押し付けることによって、端子板(端子板131又は端子板132)と電線とを電気的に接続させる。そして、測定部16は、端子板131,132、鎖錠バネ140、及びケース100のうちの1箇所以上で物理量を測定するように構成されてもよい。
これにより、電線が接続される端子板131,132、鎖錠バネ140、及びケース100のうちの1箇所以上で物理量を測定することができる。端子板131,132又は鎖錠バネ140で物理量を測定する場合には、この測定結果をもとに端子装置130への電線の接続状態を監視することもできる。
本実施形態の配線装置1において、測定部16は、端子板131,132、鎖錠バネ140(バネ体)、及びケース100のうちの1箇所以上で温度を測定してもよい。
例えば端子装置130への電線の接続状態が不完全になると、端子装置130と電線との接触抵抗が増加し、端子装置130と電線との接触部分で発生するジュール熱が増加する可能性がある。測定部16が温度を測定していれば、温度の測定結果をもとに、端子装置130への電線の接続状態をモニタすることができる。
本実施形態の配線装置1において、端子装置130は、端子板(端子板131又は端子板132)と鎖錠バネ140(バネ体)とを備え、測定部16は、鎖錠バネ140に加わる外力を測定するように構成されてもよい。
鎖錠バネ140と電線との接触が不十分な場合、鎖錠バネ140に加わる外力は適正範囲よりも小さくなると考えられる。また、鎖錠バネ140に加わる外力が適正範囲よりも大きくなると、鎖錠バネ140が異常な変形を起こす可能性がある。測定部16は、鎖錠バネ140に加わる外力を測定しているので、測定部16の測定結果をもとに端子装置130への電線の接続状態をモニタすることができる。
本実施形態の配線装置1において、ケース100の表面には、外部電源2からの電線L1をケース100の内部に挿入するための貫通孔108が設けられてもよい。測定部16は、貫通孔108の周りに配置されるようにケース100に設けられた電流センサ(ロゴスキーコイル160)を有し、電流センサの出力をもとに外部電源2からの入力電流を測定するように構成されてもよい。
測定部16が、電流が流れることによって発生する磁界から電流を測定する電流センサを用いる場合、電流センサがケース100の内部に設けられていると、ケース100の内部では外乱となる磁界が発生する可能性があり、電流の測定が不正確になる可能性がある。ケース100の表面に設けられた貫通孔108の周りに電流センサが配置されていれば、電流センサがケース100の内部に発生する磁界の影響を受けにくくなり、測定誤差を低減できる。
本実施形態の配線装置1において、測定部16の測定結果が許容範囲から外れると異常と判断する判断部(信号処理部14)を備えてもよく、判断部で配線装置1の異常を検出できるから、配線装置1の安全性が向上する。
本実施形態の配線装置1において、判断部(信号処理部14)が異常と判断すると、異常の発生を報知する報知部15を備えてもよい。報知部15により異常が発生したことを、ユーザに知らしめることができる。
本実施形態の配線装置1において、判断部(信号処理部14)が異常と判断すると、第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に遮断する遮断部150を備えてもよい。判断部が異常と判断すると、遮断部150が第1接続部11と第2接続部12との間を電気的に遮断することによって、第1接続部11と第2接続部12との間に電流が流れなくなるから、配線装置1を保護することができ、安全性が向上する。
本実施形態の配線装置1において、測定部16の測定結果を外部の機器(例えばデータ収集装置410)に送信する送信部(通信部18)を備えてもよい。送信部が、測定部16の測定結果を外部の機器に送信することによって、外部の機器でも配線装置1の状態を監視することができる。
本実施形態の配線システムは、上述の配線装置1と、データ収集装置410と、管理装置420とを備えたことを特徴とする。データ収集装置410は、配線装置1が接続された分岐回路に電力を分配する分電盤400に設置されて、送信部(通信部18)から送信された測定部16の測定結果を収集する。管理装置420は、データ収集装置410が収集した測定部16の測定結果をデータ収集装置410から受信して、測定部16の測定結果を管理する。これにより、データ収集装置410は複数の配線装置1から測定部16の測定結果を収集し、管理装置420で管理することができる。
本実施形態の配線システムにおいて、データ収集装置410は、配線装置1と、配線装置1が接続された分岐回路に接続された分岐ブレーカ402とを対応付けて記憶してもよい。データ収集装置410は、配線装置1の送信部(通信部18)から送信された測定部16の測定結果に基づいて、この配線装置1に対応付けられた分岐ブレーカ402をオフさせるように構成されてもよい。例えば、データ収集装置410は、配線装置1から送信された測定部16の測定結果をもとに、この配線装置1で異常が発生したと判断すると、この配線装置1に対応する分岐ブレーカ402をオフにする。これによりデータ収集装置410は、異常な状態と判断した配線装置1への電力供給を遮断して、安全性を向上させることができる。
1 配線装置
2 外部電源
3 電気機器
11 第1接続部
12 第2接続部
13 接点装置
14 信号処理部(判断部)
15 報知部
16 測定部
18 通信部(送信部)
20 取付枠
50 壁材(造営面)
51 孔
100 ケース
108 貫通孔
130 端子装置
131,132 端子板
140 鎖錠バネ(バネ体)
150 遮断部
160 ロゴスキーコイル(電流センサ)
161 温度測定部
162 力測定部
400 分電盤
402 分岐ブレーカ
410 データ収集装置
420 管理装置
L1,L2 電線

Claims (12)

  1. 造営面に設けられた孔の周縁部に固定される取付枠に保持され、前記取付枠を用いて前記孔に一部が埋め込まれた状態で前記造営面に取り付けられるケースを備え、
    前記ケースに、外部電源からの電線が電気的に接続される第1接続部と、電気機器からの電線が電気的に接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を電気的に接続する電路の途中に設けられた接点装置とが保持され、
    前記第1接続部及び前記第2接続部は、電線が電気的に接続される端子装置をそれぞれ備え、
    前記ケースの内部及び前記ケースの表面のうちの何れかで物理量を測定する測定部を備えたことを特徴とする配線装置。
  2. 造営面に設けられた孔の周縁部に固定される取付枠に保持され、前記取付枠を用いて前記孔に一部が埋め込まれた状態で前記造営面に取り付けられるケースを備え、
    前記ケースに、外部電源からの電線が電気的に接続される端子装置を備えた第1接続部と、電気機器からの電線に設けられた差込プラグが接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を電気的に接続する回路とが保持され、
    前記ケースの内部及び前記ケースの表面のうちの何れかで物理量を測定する測定部を備えたことを特徴とする配線装置。
  3. 前記端子装置は、端子板と、前記端子板に電線を押し付けることによって前記端子板と前記電線とを電気的に接続させるバネ体とを備え、
    前記測定部は、前記端子板、前記バネ体、及び前記ケースのうちの1箇所以上で物理量を測定するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の配線装置。
  4. 前記測定部は、前記端子板、前記バネ体、及び前記ケースのうちの1箇所以上で温度を測定するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の配線装置。
  5. 前記端子装置は、端子板と、前記端子板に電線を押し付けることによって前記端子板と前記電線とを電気的に接続させるバネ体とを備え、
    前記測定部は、前記バネ体に加わる外力を測定するように構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の配線装置。
  6. 前記ケースの表面には、前記外部電源からの電線を前記ケースの内部に挿入するための貫通孔が設けられ、
    前記測定部は、前記貫通孔の周りに配置されるように前記ケースに設けられた電流センサを有し、前記電流センサの出力をもとに前記外部電源からの入力電流を測定するように構成されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の配線装置。
  7. 前記測定部の測定結果が許容範囲から外れると異常と判断する判断部を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の配線装置。
  8. 前記判断部が異常と判断すると、異常の発生を報知する報知部を備えたことを特徴とする請求項7に記載の配線装置。
  9. 前記判断部が異常と判断すると、前記第1接続部と前記第2接続部との間を電気的に遮断する遮断部を備えたことを特徴とする請求項7又は8に記載の配線装置。
  10. 前記測定部の測定結果を外部の機器に送信する送信部を備えたことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の配線装置。
  11. 請求項10に記載の配線装置と、
    前記配線装置が接続された分岐回路に電力を分配する分電盤に設置されて、前記送信部から送信された前記測定部の測定結果を収集するデータ収集装置と、
    前記データ収集装置が収集した前記測定部の測定結果を前記データ収集装置から受信して、前記測定部の測定結果を管理する管理装置とを備えたことを特徴とする配線システム。
  12. 前記データ収集装置は、前記配線装置と、前記配線装置が接続された分岐回路に接続された分岐ブレーカとを対応付けて記憶し、前記配線装置の前記送信部から送信された前記測定部の測定結果に基づいて前記配線装置に対応付けられた前記分岐ブレーカをオフさせるように構成されたことを特徴とする請求項11に記載の配線システム。
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