JP2016058015A - 画像認証装置による人の入退場管理システム - Google Patents

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【課題】本発明は、画像認証装置による人の入退場管理システムに関し、従来の人の入退場管理システムにおいては、IC等のカードで行っているので、カード作成に手間が掛かり、カードの紛失・携帯忘れや、他人に成りすますことが容易に行われることがあり、カード認証では不便・不都合な場合が多いということが課題であって、それを解決することである。【解決手段】 個人データと顔画像データとを同じID情報に紐付けて予め顔蓄積サーバに登録し、建設現場におけるゲートに顔認証装置を設けて、入退場者の顔画像データを取得すると共に、この顔画像データと前記顔蓄積サーバから得られる顔画像データとを照合して、入退場者の入退場を認証することとした、画像認証装置による人の入退場管理システム1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、顔認証による画像認証装置を設けて、多数の人が出入りする建築・土木などの工事現場における、人の入退場管理システムに関するものである。
従来、建設現場などにおける作業所の、作業員の入退場管理システムは、例えば、作業員用にICカード若しくは磁気カードを導入して、作業所の入り口で認証を行って管理することが多かった。このような入退場管理システムでは、例えば、特許文献1,2に記載されているように、非接触ICカードを作業員等に携帯させて、非接触で読み取るカードリーダー無線端末と、ICカードに入退場の時刻等の情報を時系列的に書き込む手段と、室内への入退場を管理する入退管理サーバーとを有機的に接続して配設し、前記作業員等を管理する入退場管理システムが知られている。このほか、指紋認証や静脈認証による認証が知られている。
特開2010−217999号公報 特開2010−163798号公報
しかし、従来の入退場管理システムでは、ICカードの作成やデータのメンテナンスに手間が掛かる。未登録者が居たりした場合やカードの紛失・忘れの場合に、作業員の登録・再登録に手間が掛かる。また、安全面では、悪意によって作業員同士がカードの貸し借りすることで、容易に別の作業員に成りすましを行うことが可能であり、安全管理上の課題がある。
また、カードであると、常に作業者が携帯する必要があり、カードの劣化、紛失、忘れなどの不都合があると、その場で迅速に対応できないという恐れがある。これらに対して、指紋認証の場合では、携帯に対する心配は無いが、指の怪我があったり、指紋の消滅の場合があり、これも完全ではない。更に、指紋認証や静脈認証の場合、手袋をしていると、認証の度に手袋を外す必要があり、その手間が掛かる。本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システムは、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システムの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、個人データと顔画像データとを同じID情報に紐付けて予め顔蓄積サーバに登録し、建設現場におけるゲートに顔認証装置を設けて、入退場者の顔画像データを取得すると共に、この顔画像データと前記顔蓄積サーバから得られる顔画像データとを照合して、入退場者の入退場を認証することである。
また、画像認証装置による人の入退場管理システムの要旨は、ネットワークに接続されているとともに特定業種の社員・作業員の個人データを蓄積するとともに、個人識別用のID情報を有するQRコード(登録商標、以下同じ)付き個人情報識別書を発行する特定業種用の入力装置及び記憶装置とを有する建設用データサイトと、前記ネットワークに接続され前記建設用データサイトから個人データを入手し記憶するとともに、建設現場における事務所に来所した新規入場者が持参したQRコード付き個人情報識別書のQRコードから取得されるID情報によって抽出される前記新規入場者の個人データと、初回登録用の顔画像認証装置から入手される前記新規入場者の顔画像データとを紐付けて、当該新規入場者の顔画像データ付き個人データとして蓄積する、新規入場者用の入力装置と記憶装置と顔画像認証装置および顔蓄積サーバとを少なくとも有する事務所サイトと、前記建設現場における作業所のゲートに設けられ前記ネットワーク若しくは有線LANを介して前記事務所サイトに接続されるとともに、前記ゲートに設置されて入退場者の顔画像データの顔認証を行う、入退場者用の顔認証用端末装置を有するゲートサイトとで構成されていることである。
前記建設用データサイトにおける特定業種用の記憶装置に予め記憶されている個人用データは、グリーンサイト(登録商標、以下同じ)の個人データであることを含む。
前記建設現場における事務所に来所した新規入場者が、持参すべき該新規入場者用のQRコード付き個人情報識別書を忘れた場合には、事務所サイトの入力装置から建設用データサイトの入力装置にアクセスして個人情報識別書を発行し、前記新規入場者の初回登録を行うことである。
前記建設現場における事務所に来所した新規入場者が、予め建設用データサイトにおいて当該新規入場者に係る個人データを登録していない場合には、事務所にてアンケートの回答を行いそれにより前記新規入場者の個人データを事務所サイトのID情報を付けて記憶装置に登録した後、当該事務所サイトにて前記事務所サイトのID情報を有する個人情報識別書を発行し、前記新規入場者の顔画像データ付き個人データとしての初回登録を行うことである。
前記ゲートサイトの顔認証用端末装置では、入退場者の入退場データが記憶装置に記憶され、事務所サイトの入力装置を介して前記入退場データが当該事務所サイトの記憶装置に蓄積されることを含むものである。
本発明の画像認証装置による人の入退場管理システムによれば、例えば、建設現場において入退場する複数の会社に属する作業員の顔認証が可能となり、成りすましを行うことが不可能となり、不正の抑止力にもつながる。顔自体で認証を行うため作業員等がICカード等のカードを持参する必要がなくなり、紛失や忘れる恐れも無くなる。また、顔認証なので両手が自由であり手袋をしていても支障が無く、認証に要する時間が短時間であって手間の掛からない認証作業となる。
顔認証データをサーバーにおき複数の作業所から利用することで、一度、ある建設会社の作業所に入場した作業員は、再度登録すること無く、他の作業所への入場が可能となると共に、過去に入場した履歴や行動を共有することも可能である。
また、新規入場者が、建設用データサイトで発行するQRコード付きの個人情報識別書を持参しなかった場合でも、建設現場の事務所において、氏名・会社名等と顔画像データとの個人データを入力装置で入力して登録する事が可能であり、若しくは、前記事務所においても前記個人データに独自のID情報を付与して個人情報識別書を発行することができるので、このような場合でも、建設現場において新規入場者の顔認証作業に手間を取らせることはない。
更に、前記新規入場者が、建設用データサイトにおいて個人データを未だに登録していなかった者である場合には、事務所にて新規入場者の個人データを登録して、建設現場でのID情報を付けて顔画像データ付きの個人データを作成し、初回登録をできるようにすることで、その後、作業所のゲートにて顔認証ができるようになって、手間が掛からないものである。
しかも、入退場者の入退場のデータである入退場時間が記録され、そのデータにより、作業員の出勤状況や労働時間、残業時間などを集計することができて、労務管理にも容易に活用することができると言う、数々の優れた効果を奏するものである。
本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システム1の全体のシステム概要を示す概略構成図である。 同本発明の画像認証装置による人の入退場管理システム1の具体的な構成を示す構成図である。 同本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システム1による、顔画像認証の手順を示すフローチャート図である。 事務所サイト3における新規入場者である建設作業員9の登録機能を説明する説明図である。 同画像認証装置による人の入退場管理システム1による、新規入退場者の初回登録の手続きを示す説明図である。 同画像認証装置による人の入退場管理システム1による、新規入場者がQRコード付きアンケート用紙を持参しなかった場合の、初回登録の手続きを示す説明図である。 同画像認証装置による人の入退場管理システム1による、新規入場者が建設用データサイトに個人データを登録していなかった場合の、事務所サイトにて行う初回登録の手続きを示す説明図である。 建設現場での作業所における2種類のゲートの入退場構造を示す概略平面図(A),(B)である。 入退場者である建設作業員9の顔人認証システムによる入退場の判定の様子を示す説明図である。 画像認証装置による人の入退場管理システム1における、入退場した建設作業員9のデータを取得する手続きを示す説明図である。
本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システム1は、図1に示すように、建設現場の事務所若しくはゲートにおいて、顔画像データ付きの個人データによって、顔認証による入退場管理システムを構築するものである。
本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システム1は、図1乃至図2に示すように、建設用データサイトとしてその一例として挙げる建設サイト(登録商標、以下同じ)2がある。該建設サイト2の個人データと事務所サイト3で取得される顔画像データとを同じID情報に紐付けて予め顔蓄積サーバ3aに登録し、建設現場におけるゲートに顔認証装置を設けて、入退場者の顔画像データを取得すると共に、この顔画像データと前記顔蓄積サーバ3aから得られる顔画像データとを照合して、図3−Aの認証フローチャートに示す手順にて、入退場者である建設作業員9の入退場を認証するものである。
以下、画像認証装置による人の入退場管理システム1の具体的な構成を説明する。例えば、図2に示すように、インターネットに代表されるネットワーク5に接続されているとともに特定業種の社員・作業員の個人データを蓄積するとともに、個人識別用のID情報のみを有するQRコード(6a)付きの個人情報識別書である、一例としてのアンケート用紙6を発行する特定業種用の入力装置(キーボード、モニター等を含む、図示せず)及び記憶装置2aとを有する、建設用データサイトである建設サイト2がある。
前記特定業種とは、例えば、建設業等である。その個人データ2bとは、例えば、建設業に携わる複数の会社に所属する建設作業員9の、氏名、所属する会社名、性別、年齢などの項目を有するデータである。また、ID情報は、個人データ2bにおいて他の作業員と識別するための、例えば、「G001」、「G002」等の識別符号である。
そして、建物等の建設現場7における事務所サイト3は、図2に示すように、前記ネットワーク5に接続され前記建設サイト2から個人データ2bを入力装置3cで入手し、その個人データ2bを記憶装置3bに記憶するという機能を有する。
更に、建設現場7における事務所3hへ初回に来所した新規入場者である建設作業員9が持参した、該新規入場者を特定するQRコード6a付きアンケート用紙6によって、該QRコードからQRコードリーダ3eで取得されるID情報によって抽出される個人データ2bと、初回登録用の顔画像認証装置(入力装置3c、記憶装置3b、撮像装置3d)から入手される前記新規入場者の顔画像データとを紐付けて、当該新規入場者である建設作業員9の顔画像データ付き個人データ3iとして蓄積するための、新規入場者用の入力装置3cと記憶装置3bとでなる連携システムと、初回登録用の顔画像認証装置(入力装置3c、記憶装置3b、撮像装置3d)および顔蓄積サーバ3aとでなる顔認証システムとを有してなる。
前記建設現場7における建設作業員9が入退場するゲートサイト4は、該ゲートに設けられていて、前記ネットワーク5若しくは有線LAN8を介して前記新規入場者用の入力装置3cに接続されるとともに、顔画像認証装置(入力装置4a、撮像装置4b)で得られた入退場者である建設作業員9の顔画像データの顔認証を行う、入退場者用の顔認証用端末装置を有してなる。
このように、本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システム1は、前記建設用データサイトの一例である建設サイト2、事務所サイト3、ゲートサイト4とで構成されている。以下、上記の各構成について詳述する。
図1に示すように、前記建設サイト2における特定業種用の記憶装置2aに予め記憶されている個人用データ2bは、建設サイトシリーズにて協力会社で構成されるグリーンサイト(労務安全書類ASP:Application Service Provider)の個人データである。なお、これは一例であって、他の特定業種用の個人データであっても良い。
事務所サイト3における連携システムは、図2に示すように、入力装置(キーボード、モニタ、QRコードリーダ3eを含む)3cと記憶装置3bとで構成され、当該記憶装置3bに、建設サイト2の個人データ2bがQRコード6aの読み取りと同時に取り込まれて記憶されている。
更に、入力装置3c、記憶装置3bには、前記個人データ2bと建設作業員9の顔画像3gのデータを紐付ける機能がある。初回入場用の事務所独自のID(例えば、K001等)を発行する機能がある。このほか、ゲートサイト4からの入退場者の入退場記録を記憶して、それを印刷装置3fに帳票として出力させる機能もある。
また、図3−Bに示すように、事務所サイト3には、初回登録用の顔認証システムがあり、顔画像認証装置(入力装置3c、記憶装置3b、撮像装置3d)および顔蓄積サーバ3aでなり、この顔蓄積サーバ3aのデータは、前記個人データ2bと、顔画像3gの画像データとの合体させた顔画像データ付き個人データ3iとなる。
このように、事務所サイト3では、連携システムと顔人認証システムとの二つのシステムが混在しており、この画像認証装置による人の入退場管理システム1の中核をなすものである。
前記ゲートサイト4は、建設現場7の1箇所(複数箇所でも良い)に設けられるゲートに設置される端末装置で顔人認証する機能がある。図1乃至図2に示すように、キーボードとモニタとの入力装置4a、顔画像を採るための撮像装置4bとで構成されており、プログラムなどを記憶する記憶装置があるものの、膨大な個人データを蓄積する記憶装置は無い。この端末装置で、ゲートの入退場者である建設作業員9の顔認証をするものである。
上記本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システム1による、顔認証について、図3−A乃至図4を参照して、基本的な顔認証の手続きを説明する。
図3−Aおよび図4に示すように、ステップ(以下、STと略記)1で、ある建設現場7での新規入場者となる建設作業員9が、QRコード付きアンケート用紙6を持参して、建設現場7の事務所3hに出向いて、この建設現場に出入りする作業員であることを認証するため、初回登録を行う。
この建設作業員9が持参する前記QRコード付きアンケート用紙6は、図4に示すように、前記建設作業員9の属する協力会社の担当者が、インターネットを介して建設サイト2からQRコード6aを特定して前記建設作業員9の個人データを入手し、QRコード付きアンケート用紙6を印刷装置で印刷したものである。なお、建設サイト2には、建設作業員9の個人データが記憶装置2aに予め登録されている。
次に、ST2において、前記建設作業員9の顔画像3gのデータを個人データ2bに登録する。図3−Bに示すように、事務所サイト3の顔認証システムである、顔画像認証装置(入力装置3c、記憶装置3b、撮像装置3d)で行う。
そして、ST3にて、個人データ2bと顔画像3gの画像データとが紐付けられて、顔画像データ付き個人データ3iは、顔蓄積サーバ3aに保存される。これで、初回登録が完了する。
初回登録が完了したので、ST4において、前記建設作業員9は、建設現場7の入退場用のゲートに行く。このゲートは、図7−A(A),(B)に示すように、建設現場7で仮囲いで囲われた作業所の一角に設けられ、該ゲートを入退場者である建設作業員9が、一人づつ出入りするものである。尚、ゲートが複数箇所にある場合には、各ゲート毎に顔認証用の端末装置を設けるものである。
このゲートでは、撮像装置4bの配置と、建設作業員9の入口4eと、出口4fとの関係で、2種類の構造を設定している。そのうち、一つのゲート構造は、顔認証が行い易いようにすべく、図7−A(A)のように、このゲートを通らないと入場できないように設定できる。また、光の影響の防水排除及び防水のため、当該ゲートは屋根付きとするものである。
また、他のゲート構造は、図7−A(B)のように設定することで、光の影響が少ないので顔認証に好都合である。これ以外にも適宜にゲートの設定を変更することが好ましい。尚、図示等していないが、前記ゲートの構造において、入場専用ゲートと退場専用ゲートとを別々に設けてそれぞれの顔画像認証装置で顔認証することも好ましいものである。
次に、ST5において、図7−Bに示すように、ゲートサイト4において、顔認証用の端末装置でゲートを入退場する建設作業員9の顔認証が行われ判定される。入退場する建設作業員9が入力装置4aのモニタ画面4dのタッチパネルに表示された「入場」若しくは「退場」の画像をタッチすると、撮像装置4bで顔画像4cが撮影されて、その顔画像4cのデータと、事務所サイト3における顔蓄積サーバ3aの顔画像データ付き個人データ3iとが瞬時に比較されて、該当者が居る場合には、認証成功となる。よって、建設作業員9は、「OK」にタッチして、建設現場7内部に入場若しくは退場する。
前記顔認証に失敗した場合で、顔画像が上手く撮影されなかったと思われる場合には、再度、顔認証のトライをする。また、顔画像データ付き個人データ3iが登録されていない場合には、事務所3hに行って図4に示す初回の作業員登録を済ませるものである。
なお、ゲートの入口4e、出口4fに電子扉を設けて、前記ゲートサイト4の顔認証用の端末装置と連動させ、前記電子扉の開閉を行うようにしても良い。更に、不正入場しようとした場合には、この端末装置で、警告表示、警報音などで警報を発するものである。
図5に示すように、建設現場7の事務所3hに来た新規入場者である建設作業員9が、持参すべき該新規入場者用のQRコード付きアンケート用紙6を忘れた場合には、事務所サイト3で当該アンケート用紙6を発行する。
即ち、事務所サイト3における入力装置3cから建設サイト2の入力装置にネットワーク(インターネット)5を介してアクセスして、QRコード付きアンケート用紙6を発行してもらい、事務所サイト3の印刷装置3fで印刷する。
前記QRコード付きアンケート用紙6を、QRコードリーダ3eで読み取り、前記新規入場者である建設作業員9の顔画像3gのデータを、顔認証システムである顔画像認証装置(入力装置3c、記憶装置3b、撮像装置3d)で取得する。
そして、前記新規入場者である建設作業員9の個人データ2bと顔画像3gのデータとを紐付けて、顔画像データ付き個人データ3iを、顔蓄積サーバ3aに保存して、当該新規入場者である建設作業員9の初回登録を行うのである。他の実施例として、前記事務所サイト3でQRコード付きアンケート用紙6の発行をしないで、印刷の手間を省くことができる。即ち、前記作業員9の氏名と会社名等とのデータを前記顔画像認証装置で入力し、顔画像付き個人データ3iを顔蓄積サーバ3aに保存して、この作業員9の初回登録を行うことも可能である。その後、新規入場者である建設作業員9は、ゲートに行ってゲートサイト4における顔認証用の端末装置で顔認証をするものである。
図6に示すように、事務所3hに来た新規入場者である建設作業員9が、予め建設サイト2において当該新規入場者に係る個人データ2bを登録していない場合には、事務所サイト3にて初回登録するために、事務所3hにおいて前記新規入場者である建設作業員9がアンケートの回答を行う。
それにより、○×建設の担当者が前記新規入場者の氏名、会社名等の個人データ2bだけを入力装置3cから入力し、QRコードに代わる変わる独自の事務所サイト3におけるID情報(この場合には、K001など)を付けて記憶装置3bに登録する。
そして、当該事務所サイト3にて前記事務所サイト3のID情報を有するQRコード付きアンケート用紙6を発行し、印刷装置3fで印刷する。なお、後に、ID情報として、建設サイト2から初回登録用のG001等のデータを入手して、前記事務所サイト3のID情報(K001)と建設サイト2のID情報(G001)とを、前記建設作業員9の個人データ2bとして互いに結びつけるものである。
前記印刷されたQRコード付きアンケート用紙6を、前述と同様に、QRコードリーダ3eで読み取り、前記新規入場者である建設作業員9の顔画像3gのデータを、顔認証システムである顔画像認証装置(入力装置3c、記憶装置3b、撮像装置3d)で取得する。
そして、前記新規入場者である建設作業員9の個人データ2bと顔画像3gのデータとを紐付けて、顔画像データ付き個人データ3iを、顔蓄積サーバ3aに保存して、当該新規入場者である建設作業員9の初回登録を行うのである。なお、他の実施例として、前記事務所サイト3における登録作業の省力化のために、QRコード付きアンケート用紙6を発行しない場合には、事務所サイト3における前記顔画像認証装置で作業員9の氏名、会社名等を入力してこの個人データ2bと、顔画像3gのデータとを紐付けて、顔画像データ付き個人データ3iを顔蓄積サーバ3aに保存して、初回登録を行うようにしても良い。その後、新規入場者である建設作業員9は、ゲートに行ってゲートサイト4における顔認証用の端末装置で顔認証をするものである。
ゲートサイト4の顔認証用端末装置では、入退場者である建設作業員9の入退場データ(時刻等)が記憶装置(入力装置4aに付属の記憶装置)に記憶され、事務所サイト3の入力装置3cを介して、前記入退場データが当該事務所サイト3の記憶装置3bに蓄積される。この入退場データを入力装置3c、印刷装置3fによって帳票に印刷することで、建設作業員9の勤務時間などを管理することができるものである。
更に、図8に示すように、例えば、〇×建設の事務所サイト3にて担当者が、定期的に建設サイト2から建設作業員9の個人データ2bをネットワーク5を介して出力(例えば、エクセル等)してもらい、常に新しい個人データ2bを記憶装置3bに保存する。
下請け会社等に属する建設作業員9は、複数の建設会社に出入りするので、常に、最新の個人データ2bに更新して、建設業界に新規に登録された者、継続している者、退職した者を識別して、顔認証による入退場の管理を正確に行えるようにするためである。
本発明に係る画像認証装置による人の入退場管理システムによれば、入退場者を顔認証によって入退場を管理することで、建築・土木関連の現場に限らず、人の出入りが多く、且つ、仕事の安全性・秘密管理を確保すべき場合の、事務所、会場、倉庫等に広く適用できるものである。
1 画像認証装置による人の入退場管理システム、
2 建設サイト、 2a 記憶装置、
2b 個人データ、
3 事務所サイト、 3a 顔蓄積サーバ、
3b 記憶装置、 3c 入力装置、
3d 撮像装置、 3e QRコードリーダ、
3f 印刷装置、 3g 顔画像、
3h 事務所、
3i 顔画像データ付き個人データ、
4 ゲートサイト、 4a 入力装置、
4b 撮像装置、 4c 顔画像、
4d 入力装置の画面、 4e 入口、
4f 出口、
5 ネットワーク、
6 QRコード付きアンケート用紙、 6a QRコード、
7 建設現場、
8 有線LAN、
9 建設作業員。

Claims (6)

  1. 個人データと顔画像データとを同じID情報に紐付けて予め顔蓄積サーバに登録し、建設現場におけるゲートに顔認証装置を設けて、入退場者の顔画像データを取得すると共に、この顔画像データと前記顔蓄積サーバから得られる顔画像データとを照合して、入退場者の入退場を認証すること、
    を特徴とする画像認証装置による人の入退場管理システム。
  2. ネットワークに接続されているとともに特定業種の社員・作業員の個人データを蓄積するとともに、個人識別用のID情報を有するQRコード付き個人情報識別書を発行する特定業種用の入力装置及び記憶装置とを有する建設用データサイトと、
    前記ネットワークに接続され前記建設用データサイトから個人データを入手し記憶するとともに、建設現場における事務所に来所した新規入場者が持参したQRコード付き個人情報識別書のQRコードから取得されるID情報によって抽出される前記新規入場者の個人データと、初回登録用の顔画像認証装置から入手される前記新規入場者の顔画像データとを紐付けて、当該新規入場者の顔画像データ付き個人データとして蓄積する、新規入場者用の入力装置と記憶装置と顔画像認証装置および顔蓄積サーバとを少なくとも有する事務所サイトと、
    前記建設現場における作業所のゲートに設けられ前記ネットワーク若しくは有線LANを介して前記事務所サイトに接続されるとともに、前記ゲートに設置されて入退場者の顔画像データの顔認証を行う、入退場者用の顔認証用端末装置を有するゲートサイトとで構成されていること、
    を特徴とする画像認証装置による人の入退場管理システム。
  3. 建設用データサイトにおける特定業種用の記憶装置に予め記憶されている個人用データは、グリーンサイトの個人データであること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像認証装置による人の入退場管理システム。
  4. 建設現場における事務所に来所した新規入場者が、持参すべき該新規入場者用のQRコード付き個人情報識別書を忘れた場合には、事務所サイトの入力装置から建設用データサイトの入力装置にアクセスして個人情報識別書を発行して、前記新規入場者の初回登録を行うこと、
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像認証装置による人の入退場管理システム。
  5. 建設現場における事務所に来所した新規入場者が、予め建設用データサイトにおいて当該新規入場者に係る個人データを登録していない場合には、事務所にてアンケートの回答を行いそれにより前記新規入場者の個人データを事務所サイトのID情報を付けて記憶装置に登録した後、前記事務所サイトのID情報を有する個人情報識別書を発行し、前記新規入場者の顔画像データ付き個人データとしての初回登録を行うこと、
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像認証装置による人の入退場管理システム。
  6. ゲートサイトの顔認証用端末装置では、入退場者の入退場データが記憶装置に記憶され、事務所サイトの入力装置を介して前記入退場データが当該事務所サイトの記憶装置に蓄積されること、
    を特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像認証装置による人の入退場管理システム。
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