JP2016057830A - 自動改札機 - Google Patents

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洋祐 矢部
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Abstract

【課題】円滑な改札業務を行える自動改札機を提供する。
【解決手段】自動改札機1は、第1の検知手段、第2の検知手段、第1の制御手段、通行判定手段、第2の制御手段、第3の制御手段を有する。第1の検知手段は、通路内の第1の判定位置において人物を検知する。第2の検知手段は、通路内の進行方向において第1の判定位置よりも後段の第2の判定位置において人物を検知する。第1の制御手段は、利用者が提示する券を確認できずに第1の検知手段により第1の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる。通行判定手段は、第1の判定位置で検知される前に利用者が提示した券の情報に基づいて当該利用者の通行の可否を判定する。第2の制御手段は、通行判定手段による判定結果が得られる前に第2の検知手段により第2の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる。第3の制御手段は、通行判定手段による判定結果に応じてゲート扉の開閉を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、自動改札機に関する。
自動改札機は、利用者が所持する券に基づいて改札処理を行う。自動改札機は、券を持たない人物(無札者)に対しては、通過を阻止するためにゲートを閉じる。しかしながら、従来の自動改札機は、通行判定結果によるゲート制御と無札者に対するゲート制御とが同じタイミングである。このため、従来の自動改札機は、無札者に対する対応が遅くなる。無札者に対する対応が遅いと、後に続く人物に対する改札処理が滞るため、改札システム全体としては、円滑な改札業務を行えなくなる。
特開2008−140171号公報
本発明の実施形態は、円滑な改札業務を行える自動改札機を提供することを目的とする。
実施形態によれば、自動改札機は、第1の検知手段と、第2の検知手段と、第1の制御手段と、通行判定手段と、第2の制御手段と、第3の制御手段とを有する。第1の検知手段は、通路内の第1の判定位置において人物を検知する。第2の検知手段は、通路内の進行方向において第1の判定位置よりも後段の第2の判定位置において人物を検知する。第1の制御手段は、利用者が提示する券を確認できずに第1の検知手段により第1の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる。通行判定手段は、第1の判定位置で検知される前に利用者が提示した券の情報に基づいて当該利用者の通行の可否を判定する。第2の制御手段は、通行判定手段による判定結果が得られる前に第2の検知手段により第2の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる。第3の制御手段は、通行判定手段による判定結果に応じてゲート扉の開閉を制御する。
図1は、実施形態に係る自動改札機の外観構成を示す側面図である。 図2は、実施形態に係る自動改札機の外観構成を示す上面図である。 図3は、実施形態に係る自動改札機の制御系統の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る自動改札機の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る自動改札機1の外観構成を概略的に示す側面図である。また、図2は、実施形態に係る自動改札機1の外観構成を示す上面図である。
自動改札機1は、例えば、鉄道関係の駅の改札口等に設置され、利用者に対する改札(入場又は出場)業務などの通行制御(改札処理)を行うものである。自動改札機1は、例えば、図2に示すように、2台1組で1つの改札(入場又は出場)用の通路を形成する。自動改札機1は、改札用の通路を1方向にのみ通過可能な入場専用あるいは出場専用の専用機として用いられる場合と、改札用の通路を両方向に通過可能な両用機として用いられる場合とがある。自動改札機1は、予め入場用の専用機、出場用の専用機あるいは両用機の何れかに設定される。
自動改札機1は、利用者が所持する券(乗車券)を処理する機能を有する。自動改札機1が処理する券は、たとえば、普通乗車券、ストアードフェア(SF)カード、定期券、特急券、あるいは回数券などの券として利用される記録媒体である。自動改札機1が処理する乗車券としての記録媒体は、例えば、磁気券(磁気乗車券)、又は、非接触媒体(非接触券)である。磁気券は、磁気情報を記録した記録媒体である。非接触券は、非接触で記録情報が読み取れる記録媒体である。非接触券は、非接触式ICカード(以下、単にICカードとも称する)、又は、QRコード(登録商標)などのコード情報を印刷した記録媒体(以下、コード券とも称する)である。
非接触券としてのICカードは、非接触式ICカードの通信方式(非接触通信方式)による通信機能を有し、乗車券情報を含む情報を記憶する。利用者は、通路を通過する場合、乗車券としてのICカードを自動改札機1の提示領域Rに提示する。例えば、ICカードは、定期券、運賃精算のための料金前払い方式のストアードフェア(SF)カード、あるいは、運賃精算のための料金後払い方式のカードなどとして利用される。
また、非接触券としてのコード券は、二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))などのコード情報が券面に印刷されたものである。コード券の券面に印刷されるコード情報は、たとえば、乗車券情報を含む情報をコード化した情報である。利用者は、通路を通過する場合、乗車券としてのコード券の券面を自動改札機1の提示領域Rに提示する。例えば、コード券は、普通乗車券、指定券、定期券、特急券、あるいは回数券などの券として利用される記録媒体である。
磁気券は、情報を記憶する磁気記録層を有する記録媒体である。磁気券に記録される情報(磁気情報)は、乗車券情報を含む情報である。利用者は、通路を通過する場合、乗車券としての磁気券を投入口5に投入する。たとえば、磁気券は、普通乗車券、定期券、特急券、あるいは回数券などとして利用される。
自動改札機1は、入場用あるいは出場用の通路を形成する筐体2を有する。自動改札機1の筐体2の上面および側面には、筐体内部における係員による保守作業などのために開閉可能なカバー3を有する。カバー3は、通常の動作モード(運用モード)において、図示しない施錠機構によりロックされており、係員による保守作業を受け付ける動作モード(保守モード)において、施錠機構によるロックが解除される。
また、図1に示す構成例では、自動改札機1を形成する筐体上面の一端部に、乗車券として用いられる非接触券から情報を読み取る非接触リーダ4が設けられている。非接触リーダ4は、たとえば、ICカードとの無線通信を行うICカードリーダライタ、あるいは、券面のコード情報を読み取るコードリーダである。また、非接触リーダ4は、ICカードリーダライタの機能とコードリーダの機能とを合わせものであっても良い。
非接触リーダ4としてのICカードリーダライタは、電波の送受信を行うアンテナ及び送受信回路などにより構成される。非接触リーダ4としてのICカードリーダライタは、筐体上面の一端部分の提示領域RがICカードとの通信範囲となるように設置する。例えば、改札用の通路を通行しようとする利用者がICカードを提示領域Rに提示すると、自動改札機1は、利用者が提示したICカードと通信し、当該ICカードに記録されている情報を読み取る。自動改札機1は、ICカードから読み取った情報に含まれる乗車券情報に基づいて当該利用者の通行の可否を判断し、その判断結果に基づいて当該利用者の通行を制御する。
また、非接触リーダ4としてのコードリーダは、スキャナ及び認識部などにより構成される。非接触リーダ4としてのコードリーダは、筐体上面の一端部分の提示領域Rがコード券の券面の読取範囲となるように設置する。改札用の通路を通行しようとする利用者がコード券の読取面を装置側に向けて提示領域Rに提示すると、自動改札機1は、利用者が提示したコード券の券面をスキャンし、当該コード券の券面に印刷されているコード情報を認識する。自動改札機1は、コード券から読み取ったコード情報に含まれる乗車券情報に基づいて当該利用者の通行の可否を判断し、その判断結果に基づいて当該利用者の通行を制御する。
また、図1に示す構成例において、自動改札機1を形成する筐体上面の一端部には、乗車券として用いられる磁気券が投入される投入口5が設けられる。投入口5は、利用者が磁気券を投入し易いように設計される。たとえば、投入口5は、利用者となりうる人物のうち平均的な人物が磁気券を投入しやすい高さに設置される。
また、投入口5には、シャッタ5aが設けられる。シャッタ5aは、投入口5への磁気券の投入を阻止するものである。自動改札機1が磁気券の受入れ不可な状態である場合、シャッタ5aは閉鎖され、磁気券の受入れが可能な状態である場合には、シャッタ5aは開放される。また、投入口5に投入された磁気券は、自動改札機1の筐体内に取り込まれ、筐体内の磁気券処理部(磁気読取部および磁気書込部)により情報の読み取りおよび書込みが施される。
自動改札機1は、磁気券を処理するための磁気券処理部(後述する)を有する。磁気券処理部は、投入口5に投入された磁気券を搬送する搬送機構、および、搬送機構により搬送される磁気券に対して磁気情報の読取および書込みを行う処理機構などにより構成される。また、図1に示す構成例において、自動改札機1は、上面の通路の退出口側の端部に磁気券処理部で処理された磁気券を排出する取出口6が設けられる。磁気券処理が処理した磁気券は、取出口6から返却されるか、もしくは、回収される。
自動改札機1を形成する筐体の通路側の側面の両端部には、それぞれ通行者の通行の許可不許可を行う開閉動作可能なゲート扉7、7が設けられている。ゲート扉7は、通常運用状態においては、利用者が所持するICカードに対する判定結果、あるいは、人間検知センサSあるいは近接センサの検知結果などに基づいて開閉制御される。
自動改札機1を形成する筐体上面には、利用者あるいは係員などに対して案内を行うための案内表示部8が設けられている。案内表示部8は、例えば、液晶表示装置などにより構成される。案内表示部8は、通路を通行する利用者に対する改札処理の結果などを案内する案内画面を表示する。たとえば、案内表示部8には、ストアードフェア(SF)カード機能を有するICカードを処理した場合には改札処理後のICカードにおけるSF残額を表示する。なお、案内表示部8は、利用者が表示内容を確認できる位置に設ければ良い。案内表示部8は、筐体上面の退出口側の端部に設定するものに限定されず、例えば、筐体上面の中央部や筐体上面において非接触リーダ4に隣接して設けても良い。
自動改札機1を形成する筐体上面には、自動改札機1の状態あるいは処理状況などを報知するための状態表示部9が設けられている。たとえば、状態表示部9は、小児用の非接触券が提示された場合あるいは磁気券としての小児券が投入された場合、小児に対する改札処理であることを示す表示を行う。また、状態表示部9は、無札者を検知した場合、無札者が進入したことを示す表示を行う。また、状態表示部9は、無効な乗車券となる非接触券或いは磁気券が提示された場合、利用者が提示した乗車券が無効券であることを示す表示を行う。
自動改札機1を形成する筐体上面のセンサカバー内および筐体の側面には、複数の人間検知センサSが設けられている。人間検知センサSは、反射型の検知センサ、あるいは透過型の検知センサにより構成される。人間検知センサSからの出力信号は、「明」あるいは「暗」の何れかとなる。人間検知センサSは、所定の検知位置に人物が存在するか否かを検知するものである。自動改札機1は、複数の人間検知センサSにより通路内の各所における人物の有無を検知する。これにより、自動改札機1は、複数の人間検知センサSの検知結果に基づいて通路を通過中の利用者の位置を判定するようになっている。
さらに、自動改札機1は、非接触リーダ4及び投入口5が設けられている側(通路の進入口側)の通路進入方向に面する側面には、通行案内表示部や近接センサを設けても良い。通行案内表示部は、当該自動改札機への通路への進入可否などを表示する。また、近接センサは、自動改札機1に接近してくる人物を検知する。自動改札機1は、近接センサにより通路に接近している人物を検知し、当該人物が改札処理をスムーズに受けられるようにする。たとえば、通路を両方向に通行する運用形態である場合、自動改札機1は、近接センサの検知結果に応じて通行方向(改札方向)を制御する。なお、自動改札機は、近接センサの検知結果に応じて、表示部の消灯などによって消費電力を低減させる省電力モードと通常動作モード(改札処理を実行する動作モード)との切り替え制御を行うようにしても良い。
図3は、上記のように構成された自動改札機1の制御系統の構成を示すものである。
図3に示すように、自動改札機1は、制御部21により全体が制御される。制御部21には、ROM(リード・オンリ・メモリ)22、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)23、データメモリ24、伝送制御回路25、表示制御回路26、開閉機構27、非接触リーダ4、シャッタ開閉機構28、磁気券処理部29、および、人間検知センサSなどが接続されている。
制御部21は、CPU(プロセッサ)などにより構成され、プロセッサがROM22などのメモリに記憶されているプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。たとえば、制御部21は、CPUがプログラムを実行することにより、非接触券又は磁気券から読み取った情報に基づいて通行の可否を判定する機能、センサSの検知結果および通行の判定結果に応じてゲート扉7の開閉を駆動制御する機能、および、通行の判定結果に基づいて利用者の通行(入場又は出場)を制御する機能などを実現する。
また、制御部21は、センサSの検知結果により、当該自動改札機1の通路内における人物の位置および移動状況などを検知する機能を有する。たとえば、制御部21は、通路内の第1の判定位置までの間に無札判定を行う機能と、第1の判定位置とは異なる第2の判定位置までの間に通行の可否判定を行う機能とを有する。制御部21は、センサSによる人物の検知結果によって、人物が第1の判定位置に到達したこと、および、人物が第2の判定位置に到達したことを検知する。
ROM22は、予めデータが記憶されている不揮発性のメモリで構成される。例えば、ROM22には、制御部21により実行される制御プログラムや制御データなどが記憶されている。RAM23は、一時的にデータを記憶する揮発性メモリで構成される。例えば、RAM23は、制御部21にて実行される制御プログラムなどのバッファメモリとして機能する。
データメモリ24は、書き換え可能な不揮発性メモリにより構成される。データメモリ24には、例えば、運賃情報や上位装置としてのホストコンピュータ(図示しない)からダウンロードされたデータなどが記憶されている。
伝送制御回路25は、自動改札機1の稼働状況を駅係員が監視するための監視盤31とのデータ通信を行うためのインターフェースである。伝送制御回路25は、監視盤31からの当該自動改札機1への制御指示(例えば、動作モードを指定する制御指示)を受信したり、当該自動改札機1の動作状況を示す情報(例えば、センサ故障等)を監視盤31へ送信したりする。また、伝送制御回路25としては、データ集計などを行う上位装置としてのホストコンピュータなどとのデータ通信を行うようにしても良い。
表示制御回路26は、案内表示部8の表示制御を行うものである。例えば、表示制御回路26は、制御部21からの指示に応じて案内表示部8に通行判定の結果を示す情報などを表示する。開閉機構27は、ゲート扉7を開閉する機構である。開閉機構27は、制御部21による制御に基づいてゲート扉7を開閉駆動するようになっている。
非接触リーダ4は、非接触券から情報を読み取る。たとえば、非接触リーダ4としてのカードリーダライタは、提示領域(所定の通信範囲)Rに提示されたICカードとのデータの送受信を行う。カードリーダライタは、ICカードにコマンドを供給し、供給したコマンドに対するレスポンスをICカードから受信する。例えば、カードリーダライタは、ICカードに書込みコマンドを送信することにより、ICカードに情報(例えば、改札情報)を書き込む。また、カードリーダライタは、ICカードに読出しコマンドを送信することにより、ICカードから情報(例えば、乗車券情報)を読み取る。
また、非接触リーダ4としてのコードリーダは、乗車券として利用されるコード券の券面から乗車券情報を含むコード情報を読み取る。また、コードリーダは、提示領域(所定の読取範囲)に提示されたコード券の券面を含む画像を読み取り、読み取った画像からコード情報の画像を抽出し、抽出したコード情報の画像から乗車券情報を含む情報を認識する。
シャッタ開閉機構28は、投入口5に設けられたシャッタ5aを開閉する機構である。たとえば、シャッタ開閉機構28は、乗車券としての磁気券の処理が可能な状態(磁気券の処理が可能な動作モード)である場合、制御部21による制御によりシャッタ5aを開放することにより投入口5への磁気券の投入を受付ける。
磁気券処理部29は、投入口5に投入された乗車券として利用される磁気券を処理する。たとえば、磁気券処理部29は、制御部21からの動作指示に基づいて磁気券から情報を読出したり磁気券に改札情報を記録したりする。
次に、自動改札機1の通路内における人物検知について説明する。
自動改札機1は、図1に示すように、通路の入口から出口まで人の位置および動きを把握するための複数の人間検知センサSが設けられている。自動改札機1の通路には、図2に示すように、第1の判定位置P1と第2の判定位置P2とが設定される。第1の判定位置P1と第2の判定位置P2とは、異なる位置である。
第1の判定位置P1は、無札者を検知するための判定位置である。第1の判定位置P1は、利用者による券の提示を受け付ける範囲として設定される。言い換えれば、自動改札機1は、第1の判定位置P1を超えた位置からの券の提示を受け付けない。たとえば、第1の判定位置P1は、通常の状態で通路を通行しようとする利用者が券を提示できる範囲を想定して設定する。
自動改札機1は、投入口5への磁気券の投入または非接触リーダ4による非接触券の提示を検知できていない利用者が第1の判定位置P1で検知された場合、当該利用者を無札者と判断し、ゲート扉7を閉める。
また、第2の判定位置P2は、無札者でない利用者に対して、ゲート扉7を閉鎖するタイミングを検知するための判定位置である。第2の判定位置P2は、利用者に不快感を与えることなく、ゲート扉7を閉鎖できる位置として設定される。たとえば、第2の判定位置P2は、ゲート扉7が利用者に触れることなく、ゲート扉7を閉じることができる範囲を想定して設定する。
投入口5に投入された券または提示領域Rに提示された券に基づく通過判定が完了してない状態のまま、第2の判定位置P2で利用者を検知した場合、自動改札機1は、ゲート扉7を閉じて通過判定を継続する。第2の判定位置P2で利用者を検知した後に当該利用者の通過を許可と判定した場合、自動改札機1は、当該利用者の通過させるため、ゲート扉7を開放する。また、第2の判定位置P2で利用者を検知した後に当該利用者の通過を不可と判定した場合、自動改札機1は、当該利用者の通過を阻止するため、ゲート扉7を閉鎖したままとする。
次に、自動改札機1における動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る自動改札機1の動作例を説明するためのフローチャートである。
自動改札機1の制御部21は、利用者に対する改札処理が可能な状態において、第1の判定位置P1に達した利用者がいるか否かを検知する(ST11)。また、制御部21は、利用者による券の提示があるか否かを確認する(ST12)。例えば、制御部21は、磁気券処理部29により投入口5へ券の投入をチェックする。また、制御部21は、非接触リーダ4により提示領域Rへの券の提示の有無を検出する。
第1の判定位置で検知される前に利用者が提示した券が確認された場合(ST12、YES)、制御部21は、別の利用者が券を投入口5に投入しないように、投入口シャッタ5aを閉じる(ST13)。
また、利用者が提示した券を確認すると、制御部21は、利用者が提示した券の情報に基づく通行判定処理を含む券処理を行う(ST14)。例えば、利用者が投入口5に投入した磁気券を確認した場合、制御部21は、磁気券処理部29によって磁気券から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定する処理を含む券処理を行う。また、利用者が提示領域Rに提示した非接触媒体を確認した場合、制御部21は、非接触リーダ4が非接触媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定する処理を含む券処理を行う。
また、利用者が提示した券に対する通行判定を含む券処理を実行している間、制御部21は、当該利用者が第2の判定位置P2に達したか否かを検知する(ST15)。制御部21は、利用者が提示した券に対する券処理が終了する前に当該利用者が第2の判定位置P2に達したことを検知した場合(ST15、YES)、制御部21は、開閉機構27によりゲート扉7を閉じる(ST16)。ST16でゲート扉7を閉じた場合、制御部21は、通行判定処理を含む券処理を継続して実行する。
通行判定処理が終了した場合(ST17、YES)、制御部21は、通行判定結果に応じてゲート扉7の開閉を制御する。
すなわち、通行判定結果が通行可と判定した場合(ST18、YES)、制御部21は、ゲート扉7を開放する(ST19)。たとえば、当該利用者が第2の判定位置P2に達するまでの間に通行可と判定した場合、制御部21は、ゲート扉7を開放したままの状態とする。また、当該利用者が第2の判定位置P2に達した後に通行可と判定した場合、ゲート扉7がST16の処理によって閉じられているため、制御部21は、開閉機構27によりゲート扉7を開放する。
また、通行可と判定した場合、制御部21は、投入口シャッタ5aを開放する(ST20)。また、通行判定に用いた券に磁気券が含まれる場合、制御部21は、通行判定に用いた磁気券を放出または集札する(ST21)。例えば、入場処理である場合、あるいは、定期券などの利用者に返却すべき磁気券である場合、制御部21は、通行判定に用いた券を取出し口6から放出する。また、利用者に返却する必要が無い券である場合、制御部21は、通行判定に用いた券を自動改札機1内の集札部に集札する。
また、通行判定結果として通行不可と判定した場合(ST18、NO)、制御部21は、開閉機構27によりゲート扉7を閉じる(ST22)。通行不可の判定によりゲート扉7を閉じた場合、制御部21は、通行不可と判定した券を放出するとともに、案内表示部8に通行不可と判定された旨を表示し、当該利用者の通路からの退出を監視する(ST23)。例えば、制御部21は、各人間検知センサSの検知結果により利用者が退出することを確認する。通行不可と判定された利用者が退出したことを検知した場合(ST23、YES)、制御部21は、次の利用者に対する改札処理を行うため、開閉機構27によりゲート扉7を開放し(ST24)、投入口シャッタ5aを開放する(ST25)。
また、券が確認される前に利用者を第1の判定位置で検知した場合(ST12、NO)、制御部21は、当該利用者を無札者と判定し、開閉機構27によりゲート扉7を閉じる(ST22)。無札者との判定によりゲート扉7を閉じた場合(ST18、NO)、制御部21は、案内表示部8に無札者と判定した旨を表示するとともに、当該利用者(無札者)の通路からの退出を監視する(ST23)。無札者が退出したことを検知した場合(ST23、YES)、制御部21は、次の利用者に対する改札処理を行うため、開閉機構27によりゲート扉7を開放し(ST24)、投入口シャッタ5aを開放する(ST25)。
上記のように、本実施形態の自動改札機は、無札者を検知するための第1の判定位置を設定しておく。磁気券の投入または非接触媒体の提示なしで利用者が第1の判定位置に到達した場合、自動改札機1は、当該利用者を無札者と判断してゲート扉を閉める。また、自動改札機1は、第1の判定位置に至るまでに利用者が提示する券を確認した場合、投入口シャッタを閉じて次の利用者の利用を禁止し、当該利用者の通過判定位置を第1の判定位置から第2の判定位置に移動させる。
通行判定を含む券の処理が終了する前に当該利用者が第2の判定位置を通過した場合、自動改札機1は、ゲート扉を閉鎖する。券の処理の結果として券が適正であると判定した場合、自動改札機1は、当該利用者を正券者と判断し、再びゲート扉を開放し、次の利用者の利用を許可する。券の処理の結果として券が適正でないと判定した場合、自動改札機1は、ゲート扉を閉鎖したままにして当該利用者の通行を不可とする。この場合、通行不可と判定処理を正券者と判断し、開放し、次の利用者の利用を許可する。
上記のような自動改札機によれば、通行判定などの券処理が終了するタイミングに関わらずに、無札者を判定する第1の判定位置を設定でき、券の利用者と無札者とを迅速に区別できる。この結果として、無札者を直に判定でき、円滑な改札業務を実現できる。さらに、上記自動改札機では、利用者が提示した券に対する処理に遅れが生じても、通行判定待ちの券利用者が第2の判定位置に達するまでには、ゲート扉を開放したままとして通行阻害を軽減できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…自動改札機、4…非接触リーダ、5…投入口、7…ゲート扉、21…制御部、27…開閉機構、29…磁気券処理部、P1…第1の判定位置、P2…第2の判定位置、R…提示領域、S…人間検知センサ。

Claims (5)

  1. 通路によける利用者の通行を制御する自動改札機であって、
    前記通路内の第1の判定位置において人物を検知する第1の検知手段と、
    前記通路内の進行方向において前記第1の判定位置よりも後段の第2の判定位置において人物を検知する第2の検知手段と、
    利用者が提示する券を確認できずに前記第1の検知手段により前記第1の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる第1の制御手段と、
    前記第1の判定位置で検知される前に利用者が提示した券の情報に基づいて当該利用者の通行の可否を判定する通行判定手段と、
    前記通行判定手段による判定結果が得られる前に前記第2の検知手段により前記第2の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる第2の制御手段と、
    前記通行判定手段による判定結果に応じてゲート扉の開閉を制御する第3の制御手段と、
    を有する自動改札機。
  2. さらに、利用者が提示する券として利用者が投入口に投入する磁気券を処理する磁気券処理手段を有し、
    前記第1の制御手段は、前記投入口への磁気券の投入が確認できない状態のままで前記第1の検知手段が前記第1の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる、
    前記請求項1に記載の自動改札機。
  3. さらに、利用者が提示する券として利用者が所定の領域に提示する非接触券を処理する非接触媒体処理手段を有し、
    前記第1の制御手段は、前記所定の領域への非接触券の提示が確認できない状態のままで前記第1の検知手段が前記第1の判定位置で人物を検知した場合、ゲート扉を閉じる、
    前記請求項1に記載の自動改札機。
  4. 前記非接触媒体処理手段は、前記所定の領域に提示された非接触券としての非接触式ICカードと非接触通信を行うICカードリーダである、
    前記請求項3に記載の自動改札機。
  5. 前記非接触媒体処理手段は、前記所定の領域に提示された非接触券としての記録媒体の券面に印刷されたコード情報を読み取るコードリーダである、
    前記請求項3に記載の自動改札機。
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