JP2016057554A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】リザーバタンクを設けた際にも小型化出来ることを可能にしたプロジェクタを提供すること。【解決手段】光源と、筺体と、該光源からの照明光を光変調して映像光を形成する光変調素子と、前記光源からの光が通過する第1の光路を偏向して該筺体の厚み方向に第2の光路を形成する第1の偏向手段と、前記第2の光路を偏向して第3の光路を形成する第2の偏向手段と、前記投射レンズを収納するための鏡筒と、前記光変調素子と熱的に接続される受熱部と、前記受熱部にて吸熱した熱を放出する放熱部と、該液状冷媒を加圧して送り出すポンプと、該液状冷媒を貯蓄するためのリザーバタンクと、を有した画像表示装置において、前記リザーバタンクが該筺体の厚み方向に対して前記鏡筒と該筺体の間に配置されることを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、プロジェクタに関し、特に液冷システムが搭載されたプロジェクタに関する。
従来、プロジェクタの画像表示素子である液晶パネルは、空冷で冷却されていた。しかし、高輝度化、液晶パネルの小型化に伴い、液晶パネルに当たる光密度が増大することで、液晶パネルが高温になってしまうため、空冷で対応すると、ファンの回転数の上昇により騒音が増大するという問題があった。これを受けて、昨今では、高輝度モデルでは空冷に代わって液冷によって冷却されているものもある。液冷は発熱部品から発生する熱を液状冷媒が奪い、ポンプを駆動することで液状冷媒を放熱部まで輸送することで熱交換を行うものである。
液冷システムでは、樹脂製のチューブで管路が構成されているため、チューブから液体が蒸発してしまう。この蒸発に対し、気液分離されたリザーバタンクに液状冷媒を貯蓄することで対応している。特許文献1ではリザーバタンクは投射レンズの側方に配置されていることが開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、長期間の使用を実現するためにはチューブからの液体の蒸発に対抗すべくリザーバタンクが大型化してしまうことから、リザーバタンクを配置する専用スペースを広く取る必要がある。その結果、筺体が大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、リザーバタンクを設けた際にも小型化出来ることを可能にしたプロジェクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、光源と、筺体と、該光源からの照明光を光変調して映像光を形成する光変調素子と、前記光源からの光が通過する第1の光路を偏向して該筺体の厚み方向に第2の光路を形成する第1の偏向手段と、前記第2の光路を偏向して第3の光路を形成する第2の偏向手段と、前記投射レンズを収納するための鏡筒と、前記光変調素子と熱的に接続される受熱部と、前記受熱部にて吸熱した熱を放出する放熱部と、該液状冷媒を加圧して送り出すポンプと、該液状冷媒を貯蓄するためのリザーバタンクと、を有した画像表示装置において、前記リザーバタンクが該筺体の厚み方向に対して前記鏡筒と該筺体の間に配置されることを特徴とする。
本発明の画像表示装置によれば、筺体の厚み方向において光路が階段状に形成されることにより投射レンズの下がデッドスペースとなるため、リザーバタンク24を配置することで、スペースの有効活用が出来る。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
(光学構成)
図1には、本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(画像投射装置)の光学構成を示している。図1において、(A)は光学系の水平断面を、(B)は垂直断面をそれぞれ示す。
(光学構成)
図1には、本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(画像投射装置)の光学構成を示している。図1において、(A)は光学系の水平断面を、(B)は垂直断面をそれぞれ示す。
1は光源ランプ(以下、単にランプという)であり、本実施例では、高圧水銀放電ランプが用いられている。ただし、光源ランプ1として、高圧水銀放電ランプ以外の放電型ランプ(例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ)を用いてもよい。αはランプ1からの光束を均一な明るさ分布を有する平行光束に変換する照明光学系、βは照明光学系αからの光を色分解して、後述するRGBの3色用の液晶パネルに導き、さらに該液晶パネルからの光を色合成する色分解合成光学系である。2は色分解合成光学系βからの光(画像)を図示しないスクリーン(被投射面)に投射する投射レンズ鏡筒である。投射レンズ鏡筒2内には、後述する投射光学系が収納されている。
ランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β及び投射レンズ鏡筒(投射光学系)2により構成される光学系の構成について図1を用いて詳細に説明する。同図において、41は連続スペクトルで白色光を発光する放電発光管(以下、単に発光管という)である。42は発光管41からの光を所定の方向に集光する凹面鏡を有するリフレクタである。発光管41とリフレクタ42により光源ランプ1が構成される。
43aは図1(A)に示す水平方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズセルを複数配列した第1シリンダアレイである。43bは第1シリンダアレイ43aの個々のレンズセルに対応したシリンドリカルレンズセルを複数有する第2シリンダアレイである。44は紫外線吸収フィルタ、45は無偏光光を所定の偏光光に変換する偏光変換素子である。
46は図1(B)に示す垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサである。47はランプ1からの光軸を、ほぼ90度(より詳しくは88度)折り曲げるための反射ミラーである。43cは垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズセルを複数配列した第3シリンダアレイである。43dは第3シリンダアレイ43cの個々のレンズセルに対応したシリンドリカルレンズアレイを複数有する第4シリンダアレイである。
50は色座標を所定値に調整するために特定波長域の色をランプ1に戻すためのカラーフィルタである。48はコンデンサーレンズである。49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。以上により、照明光学系αが構成される。
58は青(B:例えば430〜495nm)と赤(R:例えば590〜650nm)の波長領域の光を反射し、緑(G:例えば505〜580nm)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーである。59は透明基板に偏光素子を貼り付けたG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60は多層膜により構成された偏光分離面においてP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1偏光ビームスプリッタである。
61R,61G,61Bはそれぞれ、入射した光を反射するとともに画像変調する光変調素子(若しくは画像形成素子)としての赤用反射型液晶パネル、緑用反射型液晶パネル及び青用反射型液晶パネルである。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用1/4波長板、緑用1/4波長板及び青用1/4波長板である。
64aはR光の色純度を高めるためにオレンジ光をランプ1に戻すトリミングフィルタである。64bは透明基板に偏光素子を貼り付けたRB用入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はR光の偏光方向を90度変換し、B光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66は偏光分離面においてP偏光を透過し、S偏光を反射する第2偏光ビームスプリッタである。
68BはB用射出側偏光板(偏光素子)であり、B光のうちS偏光成分のみを整流する。68GはG光のうちS偏光成分のみを透過させるG用出側偏光板である。69はR光及びB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
以上のダイクロイックミラー58〜ダイクロイックプリズム69により、色分解合成光学系βが構成される。
本実施例において、偏光変換素子45はP偏光をS偏光に変換するが、ここでいうP偏光とS偏光は、偏光変換素子45における光の偏光方向を基準として述べている。一方、ダイクロイックミラー58に入射する光は、第1及び第2偏光ビームスプリッタ60,66での偏光方向を基準として考え、P偏光光であるとする。すなわち、本実施例では、偏光変換素子45から射出された光をS偏光光とするが、同じS偏光光をダイクロイックミラー58に入射する場合はP偏光光として定義する。
図2には、本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(画像投射装置)の全体構成を示している。この液晶プロジェクタは外装上筺体30a及び外装下筺体30bがパッケージとなり、内部部品を保護および保持している。なお、図2では外装上筺体30aのみが分解された状態で示している。5はランプ1、照明光学系α及び色分解合成光学系βを収納するとともに、投射レンズ鏡筒2が固定される光学ボックスである。
6は商用電源から各基板へのDC電源を作り出すPFC電源基板、7はPFC電源基板6とともに動作してランプ1を点灯駆動するバラスト電源基板である。8はランプ1に対して吹き付け風を送り、ランプ1を冷却するランプ冷却ファンである。9は色分解合成光学系β内に配置される液晶パネルから延びたフレキシブル基板が接続され、制御基板4に接続されるRGB基板である。外装下筺体30bは、光学ボックス6及びバラスト電源基板7、液冷ユニット20等を収納する。
図3は本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(画像投射装置)は外装上筺体30a及び外装下筺体30b、液冷ユニット20等が組まれた状態の筺体厚み方向の断面を示している。ランプ1より出射された光はダイクロイックミラー58よりG光のみを透過し、B光及びR光は反射される。その結果、光路が階段状に形成されるため、投射レンズ、鏡筒2と外装下筺体30bの間にスペースが形成される。前記スペースはデッドスペースであるため、リザーバタンク24を配置することで、スペースの有効活用が出来る。これによりセット全体の小型化を図ることが可能となる。
図4は、本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(画像投射装置)の液冷ユニット20を示している。液冷ユニット20は、ポンプ21、ラジエータ22、軸流ファン23、リザーバタンク24、受熱ジャケット25、管部26等を備える。なお、管部26は、フレキシブル性を考慮した材質のゴムである。液冷ユニット20内には、液状冷媒であるプロピレングリコールが充填されている。
ポンプ21より加圧して送り出された液状冷媒がポンプ21と受熱ジャケット25Gを接続する管部26aを通過した後、受熱ジャケット25Gにて受熱ジャケット25G内の液状冷媒と熱伝導グリスを介して接着されているG用反射型液晶パネル61Gとの間で熱交換を行う。その後は受熱ジャケット25Gと受熱ジャケット25Bを接続する管部26bを通過した後、受熱ジャケット25BにてB用反射型液晶パネル61Bとの間で熱交換を行う。同様に受熱ジャケット25Bと受熱ジャケット25Rを接続する管部26cを通過した後、受熱ジャケット25RにてR用反射型液晶パネル61Rとの間で熱交換を行う。
その後は受熱ジャケット25Rとラジエータ23を接続する管部26dを経て、ラジエータ23まで移動する。この際にラジエータ23と対向する軸流ファン23の駆動により熱交換を行うことで液状冷媒の温度を低減させる。そして、ラジエータ22とリザーバタンク24を接続する管部26eを通過した後、ラジエータ22で冷却された液状冷媒がリザーバタンク24内に貯蓄されている液状冷媒と混ざり合うことで、リザーバタンク24内で拡散される。ここで、リザーバタンク24は金属材料から構成されているので、リザーバタンク24内部で拡散された熱をリザーバタンク24外に放熱できる。
また、リザーバタンク24は軸流ファン23付近に配置されているため、軸流ファン23がリザーバタンク24付近からも吸気するため、更なる放熱が促進される。液状冷媒がリザーバタンク24を通過した後、リザーバタンク24とポンプ21を接続する管部26fを経て、再びポンプに液状冷媒が戻るという経路で構成されている。このようにラジエータ22、リザーバタンク24という順に液状冷媒を流通させることで、両方で効率良く放熱を行うことが出来るため、常温近くまで液状冷媒の温度を下げることが出来る。さらに、リザーバタンク内の液状冷媒も常温近くの温度で貯蓄することが可能となる。
また、本実施例では、波長が長い色ほど、発熱量が大きくなるものであるため、G用反射型液晶パネル61G、B用反射型液晶パネル61B、R用反射型液晶パネル61Rという順で冷却することで、発熱量の大きい順に冷却することで効率良くパネルを冷却することが出来る。その結果、パネルの温度が下がるので、長寿命化を実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 ランプ、2 投射レンズ鏡筒、5 光学ボックス、24 リザーバタンク、
30a 外装上筺体、30b 外装下筺体、58 ダイクロイックミラー、
60 第1偏光ビームスプリッタ、61R 赤用反射型液晶パネル、
61G 緑用反射型液晶パネル、61B 緑用反射型液晶パネル、
66 第2偏光ビームスプリッタ、69 ダイクロイックプリズム
30a 外装上筺体、30b 外装下筺体、58 ダイクロイックミラー、
60 第1偏光ビームスプリッタ、61R 赤用反射型液晶パネル、
61G 緑用反射型液晶パネル、61B 緑用反射型液晶パネル、
66 第2偏光ビームスプリッタ、69 ダイクロイックプリズム
Claims (3)
- 光源と、
筺体と、
該光源からの照明光を光変調して映像光を形成する光変調素子と、
前記光源からの光が通過する第1の光路を偏向して該筺体の厚み方向に第2の光路を形成する第1の偏向手段と、
前記第2の光路を偏向して第3の光路を形成する第2の偏向手段と、
前記投射レンズを収納するための鏡筒と、
前記光変調素子と熱的に接続される受熱部と、
前記受熱部にて吸熱した熱を放出する放熱部と、
該液状冷媒を加圧して送り出すポンプと、
該液状冷媒を貯蓄するためのリザーバタンクと、
を有した画像表示装置において、
前記リザーバタンクが該筺体の厚み方向に対して前記鏡筒と該筺体の間に配置されることを特徴とする画像表示装置。 - ポンプから送り出された液状冷媒が受熱部、放熱部、リザーバタンクの順に通過することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 投射レンズの側方に放熱部と対向する送風手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014185772A JP2016057554A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014185772A JP2016057554A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016057554A true JP2016057554A (ja) | 2016-04-21 |
Family
ID=55758483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014185772A Pending JP2016057554A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016057554A (ja) |
-
2014
- 2014-09-12 JP JP2014185772A patent/JP2016057554A/ja active Pending
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