JP2016056895A - 弾性体シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コイルばねと、コイルばねを支持するばね受け200と、の間に設けられるラバーシートであって、コイルばねは中心線方向視で円弧状の線材101であり、線材101の周方向視において、ばね受け200側の側面は両端部14a及び14bでばね受け200に接触する。
【選択図】図10
Description
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るサスペンション装置300の概略構成を示す図である。
サスペンション装置300は、図1に示すように、四輪車に搭載され、ストラット型のサスペンションを構成している。サスペンション装置300は、油圧緩衝器400と、コイルばね100と、コイルばね100の圧縮荷重を受けるばね受け200と、コイルばね100とばね受け200との間に介在するラバーシート(弾性体シート)1と、を備えている。
油圧緩衝器400は、外殻を構成するダンパケース410と、ダンパケース410内に同軸で設けられたシリンダ(不図示)と、シリンダ内を摺動するピストン(不図示)と、ピストンに固定されると共に上方に突出するピストンロッド420と、を備えている。ピストンロッド420は、円柱状または円筒状の部材である。以下、ピストンロッド420の中心軸の方向(円柱または円筒の中心線方向)を、単に「上下方向」と称す場合がある。
コイルばね100は、油圧緩衝器400に外装すると共に、上下方向に延びる部品である。コイルばね100は、線材101が螺旋状に巻かれて形成されている。
図2は、ばね受け200、コイルばね100及びラバーシート1を示す斜視図である。
ばね受け200は、ダンパケース410に固定されて、コイルばね100を下方から支持する浅底で皿状を呈する部品である。ばね受け200には、ラバーシート1が配置される、平面視で約3/5円弧状の溝210(凹部)が形成されている。溝210の径方向断面は、略コの字状の形状である。
図3は、本実施の形態に係るラバーシート1を斜め上から見た斜視図である。図4は、本実施の形態に係るラバーシート1を上方から見た平面図である。図5は、本実施の形態に係るラバーシート1を下方から見た平面図である。図6は、本実施の形態に係るラバーシート1を横から見た平面図である。図7は、図4のVII−VII部の断面図である。図8は、図4のVIII−VIII部の断面図である。図9は、図4のIX−IX部の断面図である。
着座部10は、平面視(軸方向視)で約3/5円弧状を呈しており、その周方向の一方側はコイルばね100の入口側であり、他方側はコイルばね100の線材101の端末102に接する端末側である(図2参照)。
着座部10は、円弧の周方向視(図8に示した径方向断面形状)で、上底であるコイルばね100側の底辺より下底であるばね受け200側の底辺が長い略等脚台形状に対して、上底側には略半円状の溝が形成された形状である。つまり、着座部10は、周方向視で、上部に位置して略半円状の溝を形成する上面11と、径方向内側の側面である内側側面12と、径方向外側の側面である外側側面13と、ばね受け200側の側面である底面14と、を有している。
着座部10の入口側端面15は、図7に示すように、周方向においてばね受け200側が凹むように斜めである。これにより、入口側端面15の下方には、周方向断面で略直角三角状を呈し、コイルばね100から圧縮荷重を受けた変形時に着座部10の逃げ場となる逃げ空間15aが形成されている。
これにより、ラバーシート1は、例えば、着座部10と線材101との間に砂や泥等が侵入した場合であっても、コイルばね100の塗装剥がれや折損等を防止できる。
着座部10は、上述した一方側(入口側)の約1/4部分に、底面14から凹むと共に周方向に延びるばね受け側凹部20を有する(図5、図7参照)。ばね受け側凹部20は、入口側端面15に近づくにつれて徐々に肉厚であり、かつ上面11が一方側に向けて立ち上がるスロープ面となっている部位に設けられている。
なお、着座部10は、底部の幅方向の両端部14a及び14bのいずれか一方が、ばね受け200の溝210の側部210aに接触してもよい。
(コイルばね100の)線材101の周方向視において、ばね受け200側の側面の両端部14a及び14bの幅は、ばね受け200側の側面が配置されるばね受け200に設けられた溝210の溝幅Wsよりも小さい部分を有し、両端部14a及び14bの内の少なくとも一つの端部と、前記端部と対向する溝210の周方向側面と、の間に隙間を有する。
なお、着座部10は、底部の幅方向の両端部14a及び14bのいずれか一方が、ばね受け200の溝210の側部210aに接触してもよい。
これらのばね受け側凹部20による作用及び効果については後述する。
図11は、図4のXI−XI部の断面図である。
着座部10は、図11に示すように、周方向の他方側(端末側)の端部に、上面11から上方に突出する端壁部18を有している。線材101の端末102(下方側先端)がこの端壁部18に突き当たることで、ラバーシート1とコイルばね100との周方向の位置が定まる。
図12は、図4のXII−XII部の断面図である。
図13は、図4のXIII−XIII部の断面図である。
第1脱落防止部50、第2脱落防止部60は、ラバーシート1のコイルばね100への装着後、ラバーシート1がコイルばね100から脱落することを防止する部分である。なお、第1脱落防止部50は、ラバーシート1の周方向中間に配置されており、第2脱落防止部60は、ラバーシート1の他方側(端末側)に配置されている。
次に、ラバーシート1の組み付け方法を説明する。
先ず、ラバーシート1とコイルばね100とを組み付ける。
具体的には、コイルばね100の端末102と、ラバーシート1の端壁部18とを位置合わせした後、コイルばね100を下方向にラバーシート1に押し込む。そうすると、第1脱落防止部50の第1内側脱落防止片51及び第1外側脱落防止片52と、第2脱落防止部60の第2内側脱落防止片61及び第2外側脱落防止片62とが弾性変形する。これにより、線材101が、第1内側脱落防止片51及び第1外側脱落防止片52の間、第2内側脱落防止片61及び第2外側脱落防止片62の間に嵌まり込み、着座部10に着座する(図2、図11参照)。
具体的には、凸部53をばね受け200に対して位置合わせをしたうえで、ラバーシート1の肉厚部19とばね受け200の位置決め部211とを位置合わせする。その後、ラバーシート1をばね受け200の溝210に配置する。
次に、ラバーシート1の作用効果を説明する。
着座部10の上面11の半径R11は、線材101の半径R101よりも小さい。これにより、上面11と線材101とが密着するので、上面11と線材101との間に隙間が形成され難くなる。したがって、泥や砂等が、上面11と線材101との間に侵入し難くなり、コイルばね100の塗装はげや折損等が防止される。
また、着座部10の内側側面12及び外側側面13は、上面11側から底面14側にかけて線材101の中心線から遠ざかるように傾斜しているので、泥や砂等が滑り落ちる。これにより、泥や砂等が内側側面12及び外側側面13と線材101との間に侵入し難くなる。
次に、ラバーシート1の変形例について説明する。
図14及び図15は、ラバーシート1の入口側端部の変形例を示す断面図である。図14及び図15は、図4のVII−VII部の断面図でもある。
上述した実施の形態では、図7に示すように、周方向における入口側端面15からの入口側凹部17の深さが、上側に向かうにつれて徐々に大きくなる構成を例示したが、その他に例えば、図14に示すように、入口側凹部17の底面17aが複数段で形成された構成でもよい。なお、段数は、2段、3段…等に適宜に変更してよい。
この場合において、入口側凹部17の底面17aは、上下方向に延びる構成としてもよいし(図15(a)参照)、図15(b)に示すように、底面17aの下側が一方側に向けて傾斜し、入口側凹部17の深さが上側に向かうにつれて徐々に大きくなる構成としてもよい。
上述した実施の形態では、着座部10は、周方向視(図8に示した径方向断面形状)で、略等脚台形状に対して略半円状の溝が形成された形状を例示したが、その他に例えば、図16に示すように、底面14から上方に直角に延びる面を有する略五角形状に対して略半円状の溝が形成された形状でもよい。
Claims (4)
- コイルばねと、前記コイルばねを支持するばね受けと、の間に設けられる弾性体シートであって、
前記コイルばねは中心線方向視で円弧状の線材であり、
前記線材の周方向視において、前記ばね受け側の側面は両端部で前記ばね受けに接触する弾性体シート。 - 前記ばね受け側の側面は前記コイルばねの方に凹んだ凹部を有する
請求項1に記載の弾性体シート。 - 前記凹部は、前記線材の周方向視で三角形である
請求項2に記載の弾性体シート。 - 前記線材の周方向視において、
前記ばね受け側の側面の前記両端部の幅は、前記ばね受け側の側面が配置される前記ばね受けに設けられた溝の溝幅よりも小さい部分を有し、
前記両端部の内の少なくとも一つの端部と、前記端部と対向する前記溝の周方向側面と、の間に隙間を有する
請求項1から3のいずれか1項に記載の弾性体シート。
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