JP2016056725A - 蒸気タービン、制御方法及びプログラム - Google Patents

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貴之 河野
克明 森田
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克明 森田
誠 片懸
Makoto Katagake
誠 片懸
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Abstract

【課題】電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合であっても、タービン回転速度を目標とするタービン回転速度となるように制御し、破損に至らない安全な状態で制御を復旧することができる蒸気タービンを提供する。
【解決手段】蒸気タービンにおいて、電動機は、タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する。複数のコントローラユニットのそれぞれは、電動機の駆動を制御するためのコントローラユニットである。状態保持部は、蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持する。マスターコントローラは、電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合に、コントローラユニットのうち電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、異常が発生する前に状態保持部が保持したパラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービン、制御方法及びプログラムに関する。
タービン回転速度の実測値をフィードバックして目標タービン回転速度と比較し、その偏差に基づいてタービン回転速度を制御する蒸気タービンがある。
特許文献1には、関連する技術として、予備のコントローラユニットを設け、冗長性を持たせた蒸気タービンの制御を行う技術が記載されている。
特開2013−72349号公報
ところで、特許文献1に記載の蒸気タービンの制御では、予備のコントローラユニットへの切り替えシーケンスが明確ではない。また、メインのコントローラユニットから予備のコントローラユニットに切り替える際に、予備のコントローラユニットがどのような状態から動作するかを検知する必要があるが、特許文献1に記載の蒸気タービンの制御では、メインのコントローラユニットに異常が発生した場合には、予備のコントローラユニットの状態を検知するコントローラが存在しないため、予備のコントローラユニットの状態を検知することができない。その結果、予備のコントローラユニットに切り替わったとしても、異常が発生する前と同様の制御を行うことができない。また、特許文献1に記載の蒸気タービンの制御では、メインのコントローラユニットから予備のコントローラユニットに切り替わる最中にも電動アクチュエータからコントローラユニットへのフィードバックが掛からない状態での動作が続く。そのため、切り替え後のコントローラユニットの動作条件は、切り替え前のコントローラユニットの動作条件と異なり、タービン回転速度が目標のタービン回転速度から大きくずれる。タービン回転速度が目標のタービン回転速度から大きくずれた場合、制御量が過大となるため、その結果、電動機、電動アクチュエータ、タービン本体などの各可動部が急激に動作する可能性があり、場合によっては破損する可能性もある。
そのため、蒸気タービンにおいて、電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合であっても、タービン回転速度を目標とするタービン回転速度となるように制御し、破損に至らない安全な状態で制御を復旧することができる技術が求められていた。
そこでこの発明は、上記の課題を解決することのできる蒸気タービン、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の態様は、タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する電動機と、前記電動機の駆動を制御するための複数のコントローラユニットと、蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持する状態保持部と、前記電動機の駆動を制御している前記コントローラユニットに異常が発生した場合に、前記コントローラユニットのうち電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、前記異常が発生する前に前記状態保持部が保持した前記パラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させるマスターコントローラと、を備える蒸気タービンである。
また、第2の態様は、第1の態様において、前記状態保持部は、前記パラメータである前記タービン本体において検出したタービン回転速度を保持する蒸気タービンである。
また、第3の態様は、第1または第2の態様において、前記状態保持部は、前記パラメータである前記調整弁を制御するための弁開度を保持する蒸気タービンである。
また、第4の態様は、第1から第3の何れかの態様において、前記状態保持部は、前記パラメータである目標とするタービン回転速度と検出したタービン回転速度との偏差を保持する蒸気タービンである。
また、第5の態様は、タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する電動機の駆動を制御し、蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持し、前記電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合に、電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、切り替え前に保持した前記パラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させる、蒸気タービンの制御方法である。
また、第6の態様は、コンピュータを、タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する電動機と、前記電動機の駆動を制御するための複数のコントローラユニットと、蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持する状態保持部と、前記電動機の駆動を制御している前記コントローラユニットに異常が発生した場合に、前記コントローラユニットのうち電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、前記異常が発生する前に前記状態保持部が保持した前記パラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させるマスターコントローラ、として機能させるプログラムである。
本発明の実施形態による蒸気タービンによれば、電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合であっても、タービン回転速度を目標とするタービン回転速度となるように制御し、破損に至らない安全な状態で制御を復旧することができる。
本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10の構成の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する制御システムの構成の一例を示す第1の図である。 電動アクチュエータ23の内部構造の一例を示す図である。 電動アクチュエータ23の内部構造の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する信号の送受信の一例を示す図である。 第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する信号の内容の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する制御システムの構成の一例を示す第2の図である。 コントローラ351aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における処理フローの一例を示す図である。 アンプ3521aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における処理フローの一例を示す図である。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10の構成の一例を示す図である。
第一の実施形態による蒸気タービン10は、図1で示すように、タービン本体11と、蒸気流路12と、調整弁13と、レバー部材14と、開閉駆動機構15と、電子ガバナ17と、コントローラユニット35と、マスターコントローラ43と、状態保持部49と、を備える。
タービン本体11は、図1で示すように、筒状のケーシング111と、ケーシング111に設けられた軸受112と、軸受112に回転可能に支持されてケーシング111内部に配されたロータ113と、ロータ113の回転速度を検出する速度検出センサ114と、を備える。
ロータ113は、回転軸115と、回転軸115に固定されたブレード116と、を備える。ブレード116が蒸気により回転し、その回転力により圧縮機18が駆動される。
軸受112は、ロータ113が備える回転軸115を回転可能に支持する。
蒸気流路12は、タービン本体11に対して蒸気を供給する。蒸気流路12は、図1で示すように、蒸気導入口121と、蒸気供給口122と、を備える。蒸気流路12は、蒸気導入口121から蒸気を導入されると共に、蒸気供給口122がタービン本体11に接続される。蒸気導入口121と蒸気供給口122との間には、蒸気流路12の流路幅が狭く絞られた絞り穴123が設けられている。
なお、本実施形態による「蒸気流路」として、タービン本体11に対して供給する蒸気が流通する流路を例に説明するが、蒸気流路12はこれに限られず、例えば、タービン本体11から抽気した蒸気が流通する流路であっても良い。
調整弁13は、タービン本体11に供給する蒸気の量を調整する。調整弁13は、図1で示すように、棒状のアーム部材131と、略半円形状の封止部材132と、を備える。調整弁13は、アーム部材131の一端部に封止部材132が設けられたものであり、アーム部材131の他端部はレバー部材14の長手方向中間部に固定されている。調整弁13によれば、蒸気流路12に沿ってアーム部材131が直線運動することで、封止部材132が蒸気流路12の絞り穴123に嵌合し、または、離間する。これにより、絞り穴123の開口状態が変化し、絞り穴123を介してタービン本体11に供給される蒸気の流量が変化する。
レバー部材14は、開閉駆動機構15の出力を調整弁13に伝達する。レバー部材14は、図1で示すように、長手方向基端部が回動可能に支持されると共に、長手方向基端部にはレバー側ロッド19の一端部が固定されている。また、前述のように、レバー部材14の長手方向中間部には、調整弁13を構成するアーム部材131の固定位置より先端側には、強制的に調整弁13を閉塞させる強制閉塞手段として引きバネ20の一端部が取り付けられている。引きバネ20は、他端部が移動不能に固定される。引きバネ20は、外力が作用しない状態では、図1において、レバー部材14を反時計回りに回動させる方向への張力を付与している。
開閉駆動機構15は、調整弁13を駆動する。開閉駆動機構15は、一対のブラケット21と、保持部材22と、電動アクチュエータ23と、を備える。
開閉駆動機構15が備える一対のブラケット21は、図1で示すように、固定して設置される。
保持部材22は、電動アクチュエータ23を保持する。
電動アクチュエータ23は、調整弁13を駆動するための駆動力を発生させる。
カップリング32は、電動アクチュエータ23側ロッドとレバー側ロッド19とを互いに接続する。
電子ガバナ17は、図1で示すように、圧縮機18における圧力や温度の検出結果に基づいて行われたプロセス制御の結果を入力する。また、電子ガバナ17は、タービン本体11を構成する速度検出センサ114によって検出されたブレード116の回転速度(以下、「タービン回転速度」)を入力する。速度検出センサ114はパルスセンサの機能を有しており、このとき、電子ガバナ17は、タービン回転速度としてその回転速度に応じたパルス信号を速度検出センサ114から入力する。更に、電子ガバナ17は、操作盤34から入力されたユーザからの指示を入力する。電子ガバナ17は、入力したプロセス制御の結果、タービン回転速度及びユーザからの指示に基づいて、制御弁開度に応じた信号を生成する。そして、電子ガバナ17は、生成した制御弁開度を示す信号をマスターコントローラ43に出力する。
コントローラユニット35(メインコントローラユニット35a、予備コントローラユニット35b)は、開閉駆動機構15の動作を制御する。
マスターコントローラ43は、電子ガバナ17から入力した制御弁開度に基づいて、メインコントローラユニット35a(メインコントローラユニット35aに異常が発生した場合には予備コントローラユニット35b)を制御する。より詳細には、マスターコントローラ43は、コントローラユニット35に制御弁開度を出力し、コントローラユニット35は、制御弁開度に基づいて、電動アクチュエータ23を制御する。
状態保持部49は、蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持する。例えば、蒸気タービンにおける状態を示すパラメータは、タービン本体11において速度検出センサ114が検出したタービン回転速度、調整弁13を制御するための弁開度、目標とするタービン回転速度と検出したタービン回転速度との偏差などである。状態保持部49は、所定の周期でパラメータをサンプリングし、記憶する。このとき、状態保持部49は、前回記憶したデータに上書き記憶する。なお、図1は、状態保持部49がタービン回転速度を保持する場合の一例であり、状態保持部49の接続先はこの図で示されるものに限定するものではない。状態保持部49の接続先は保持するパラメータに応じて異なるものであって良い。
図2は、本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する制御システムの構成の一例を示す第1の図である。
図2には、図1で示した蒸気タービン10の構成のうち、開閉駆動機構15と、電子ガバナ17と、電動アクチュエータ23と、メインコントローラユニット35aと、予備コントローラユニット35bと、マスターコントローラ43とが示されている。
電子ガバナ17は、偏差カウンタ46と、PID制御器47と、スイッチ48とを備える。
電動アクチュエータ23は、調整弁13を駆動するための駆動力を発生させる。電動アクチュエータ23は、エンコーダ25と、電動モータ(電動機)26と、ブレーキ28と、リフトセンサ36と、を備える。
メインコントローラユニット35aは、コントローラ351aと、サーボドライブ352aとを備える。また、サーボドライブ352aは、異常検出回路29aと、アンプ3521aとを備える。さらに、アンプ3521aは、電磁接触器(MC)3522aを備える。
予備コントローラユニット35bは、コントローラ351bと、サーボドライブ352bとを備える。また、サーボドライブ352bは、異常検出回路29bと、アンプ3521bとを備える。さらに、アンプ3521bは、電磁接触器(MC)3522bを備える。
電子ガバナ17は、タービン回転速度、プロセス制御及びユーザからの指示を入力する。
電子ガバナ17が備える偏差カウンタ46は、タービン回転速度の目標である目標タービン回転速度から電子ガバナ17が入力したタービン回転速度を減算して偏差を算出する。偏差カウンタ46は、算出した偏差をスイッチ48を介してPID制御器47に出力する。
PID制御器47は、偏差カウンタ46から偏差を入力すると、入力した偏差と、電子ガバナ17が入力したプロセス制御及びユーザからの指示とに基づいて、タービン回転速度を目標タービン回転速度に近づけるPID制御をするための制御弁開度を示す信号を生成する。PID制御器47は、生成した制御弁開度をマスターコントローラ43に出力する。
スイッチ48は、偏差カウンタ46とPID制御器47との間に設けられ、マスターコントローラ43からのスイッチ制御信号に基づいて通電状態と非通電状態とが切り替わる。
電動アクチュエータ23は、調整弁13を駆動するための駆動力を発生させる。電動アクチュエータ23は、エンコーダ25と、電動モータ26と、ブレーキ28と、リフトセンサ36と、を備える。
エンコーダ25は、電動モータ26の回転速度に応じた信号をエンコーダ用スイッチ45を介してサーボドライブ352aが備えるアンプ3521aに送信する。エンコーダ25が電動モータ26の回転速度に応じた信号をサーボドライブ352aに送信することで、コントローラ351aはサーボドライブ352aをより高精度に制御することができる。
電動モータ26は、コントローラユニット35からマグネットスイッチ44を介して入力される制御信号に基づいて、供給されている電力を回転エネルギに変換する。
ブレーキ28は、異常検出回路29aがコントローラ351aまたはアンプ3521aの異常を検出し、ブレーキ28への電源供給をオフした場合に、電動モータ26の回転に制動を掛ける。
異常検出回路29aは、コントローラ351aまたはアンプ3521aの異常を検出する回路であり、異常を検出した場合にブレーキ28に電動モータ26の回転に制動を掛けさせる。例えば、異常検出回路29aは、メインコントローラユニット35aから電動モータ26に入力される電動モータ制御信号が所定の変動量を示すしきい値以上の変動を検出した場合に、コントローラ351aまたはアンプ3521aに異常が発生したと判定する。そして、異常検出回路29aは、ブレーキ28への電源供給をオフする。
また、異常検出回路29aは、異常を検出した場合にマスターコントローラ43に異常の発生を報知する異常発生信号を送信する。
メインコントローラユニット35aは、マスターコントローラ43から制御弁開度を入力し、入力した制御弁開度に基づいて、電動アクチュエータ23の動作を制御する。
より詳細には、メインコントローラユニット35aが備えるコントローラ351aは、入力した制御弁開度に基づいて、位置指令をアンプ3521aに出力する。アンプ3521aは、コントローラ351aから入力した位置指令と、エンコーダ25からエンコーダ用スイッチ45を介して入力した電動モータ26の回転速度に応じた信号とに基づいて、電動モータ制御信号を電動モータ26に送信する。
なお、コントローラ351aとアンプ3521aのそれぞれは、異常が発生したか否かの自己診断機能を有する。コントローラ351aは、マスターコントローラ43から自己診断の実行指令を入力すると、自己診断を実行すると共に、アンプ3521aに自己診断の実行指令を出力する。アンプ3521aは、コントローラ351aから自己診断の実行指令を入力すると、自己診断を実行する。アンプ3521aは、実行した自己診断の診断結果をコントローラ351aに出力する。コントローラ351aは、アンプ3521aから自己診断結果を入力すると、アンプ3521aの自己診断結果と自アンプの自己診断結果とをマスターコントローラ43に送信する。
また、電磁接触器(MC)3522aは、アンプ3521aとアンプ3521の一次電源との間に設けられ、通電状態となった場合にアンプ3521の一次電源からの電力をアンプ3521aに供給し、非通電状態となった場合にアンプ3521aへの一次電源からの電力の供給を遮断する。
マスターコントローラ43は、電子ガバナ17から入力した制御弁開度をメインコントローラユニット35aに出力する。
なお、マスターコントローラ43は、異常検出回路29aから異常発生信号を受信すると、コントローラ351aに自己診断の実行指令を送信する。そして、マスターコントローラ43は、アンプ3521aの自己診断結果とコントローラ351aの自己診断結果とをコントローラ351aから受信する。マスターコントローラ43は、受信したアンプ3521aの自己診断結果とコントローラ351aの自己診断結果の1つでも異常を示す自己診断結果であった場合に、マグネットスイッチ44とエンコーダ用スイッチ45のそれぞれの接続をメインコントローラユニット35a側から予備コントローラユニット35b側に切り替える。また、マスターコントローラ43は、蒸気タービン10において異常が発生したことを示す異常報知信号を電子ガバナ17に送信する。
上述のように、本実施形態による蒸気タービン10では、電子ガバナ17の制御に基づいて、マスターコントローラ43がコントローラユニット35を制御し、コントローラユニット35が電動アクチュエータ23の動作を制御する。この電動アクチュエータ23の動作についての制御に基づいて調整弁13が動作し、タービン本体11に供給する蒸気の量を調整する。
また、メインコントローラユニット35aに異常が発生した場合には、マスターコントローラ43は、マグネットスイッチ44とエンコーダ用スイッチ45の接続先を切り替えることによりメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに接続を切り替える。
なお、予備コントローラユニット35bは、メインコントローラユニット35aと同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
図3及び図4は、電動アクチュエータ23の内部構造の一例を示す図である。
電動モータ26は、図3で示すように、電動アクチュエータ23の基端部に設けられて内部が密閉されたモータ収容部に収容されている。
変換機構27は、図3で示すように、電動モータ26の駆動軸に接続されたボールネジ30と、ボールネジ30の回転によって進退移動するピストンユニット31とを備える。
ボールネジ30は、図3で示すように、長尺なネジ部材であり、その外周面には雄ネジが切られている。ボールネジ30の一端部が電動モータ26の駆動軸に接続され、電動モータ26が回転することによりボールネジ30も回転する。
ピストンユニット31は、ボールネジ30に沿って往復動する。ピストンユニット31は、略円環形状を有する部材であり、図3で示すように、ナット311と、ピストンロッド312と、ロッドエンドコネクタ313と、アクチュエータ側ロッド314と、を備える。
ナット311は、電動アクチュエータ23の内周面で雌ネジに切られたボールネジ30に螺合される。
ピストンロッド312は、筒状形状であり、ナット311の一端面に固定されてボールネジ30の外側を覆う。
ロッドエンドコネクタ313は、ピストンロッド312の先端部に嵌合して装着される。
アクチュエータ側ロッド314は、ロッドエンドコネクタ313に対して長手方向一端部が固定される。
これにより、ピストンユニット31において、ボールネジ30が軸線回りに回転すると、図4で示すように、ボールネジ30に螺合したナット311が軸線に沿って移動する。そして、この移動に伴いナット311に固定されたピストンロッド312、ロッドエンドコネクタ313及びアクチュエータ側ロッド314もナット311と共にボールネジ30の軸線に沿って移動する。
ブレーキ28は、コイルに通電することによって発生する電磁力で機械の連結・切り離し・制動・保持を行う無励磁作動型の電磁ブレーキである。ブレーキ28は、図3で示すように、電動モータ26を挟んでボールネジ30と逆側の位置に設けられる。ブレーキ28は、図1で示した電子ガバナ17によって動作が制御される。より詳細には、電子ガバナ17は、ボールネジ30の周速がしきい値を超えて大きくなった場合に、ブレーキ28が動作するように制御することにより、電動モータ26の回転に制動を掛ける。また、電子ガバナ17は、停電等によって電動モータ26に対する電力の供給が停止した場合に、電力の供給の停止から一定の時間だけブレーキ28が動作するように制御することにより、電動モータ26の回転に制動を掛ける。
図5は、本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する信号の送受信の一例を示す図である。
また、図6は、第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する信号の内容の一例を示す図である。
図6における信号の内容は、図5で示す本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10に対する信号の内容の一例である。
図5において各矢印に示されている1〜9の数字は、図6で示される「データNo.」を示している。また、各矢印の始点は、番号が示す信号を送信する機能部を示し、各矢印の終点は番号が示す信号を受信する機能部を示している。
例えば、図5において、番号1が示す信号は、タービン回転速度を示す信号である。電子ガバナ17は、速度検出センサ114からタービン回転速度を示す信号を取得する。
番号2が示す信号は、制御弁開度を示す信号である。電子ガバナ17がタービン回転速度に基づいて制御弁開度を示す信号を生成し、マスターコントローラ43に送信する。
番号3が示す信号は、コントローラ351a、コントローラ351b、アンプ3521a、アンプ3521b等の異常を示す異常信号(異常報知信号)である。マスターコントローラ43は、コントローラ351からアンプ3521またはコントローラ351の異常を示す自己診断結果を受信した場合に、電子ガバナ17に異常信号(異常報知信号)を送信する。
番号5が示す信号は、コントローラ・アンプの異常を示す異常信号(異常を示す自己診断結果)またはコントローラ・アンプの電動モータ26との接続/遮断完了信号である。マスターコントローラ43は、コントローラ351に自己診断の実行指令を送信し、アンプ3521またはコントローラ351に異常が発生していた場合に異常信号(異常を示す自己診断結果)を取得する。また、マスターコントローラ43は、メインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替える際に、接続/遮断完了信号を取得する。マスターコントローラ43がコントローラ351aから取得する番号5が示す信号は、コントローラ351a・アンプ3521aの異常を示す異常信号またはコントローラ351aの遮断完了信号である。また、マスターコントローラ43がコントローラ351bから取得する番号5が示す信号は、コントローラ351b・アンプ3521bの異常を示す異常信号またはコントローラ351bの接続完了信号である。
番号6が示す信号は、制御弁開度を示す信号である。マスターコントローラ43は、コントローラ351に制御弁開度を示す信号を送信する。コントローラ351a及びアンプ3521aが正常な場合には、マスターコントローラ43がコントローラ351aに制御弁開度を示す信号を送信する。コントローラ351aまたはアンプ3521aに異常が発生した場合には、マスターコントローラ43は、コントローラ351aからコントローラ351bに接続を変更し、コントローラ351bに制御弁開度を示す信号を送信する。
番号7が示す信号は、アンプ3521の異常を示す異常信号である。コントローラ351は、マスターコントローラ43から自己診断の実施指令を受信した場合に、アンプ3521に自己診断の実施指令を出力し、アンプ3521に異常が発生していた場合にアンプ3521の異常信号(自己診断結果)を取得する。コントローラ351aはアンプ3521aの異常信号を取得し、コントローラ351bはアンプ3521bの異常信号を取得する。
番号8が示す信号は、電動アクチュエータ23において可動部が目的位置へ移動するための回転位置指令である。コントローラ351は、アンプ3521に位置指令を送信する。コントローラ351aはアンプ3521aに回転位置指令を送信し、コントローラ351bはアンプ3521bに回転位置指令を送信する。
番号9が示す信号は、コントローラユニット35を切り替える際に、アンプ3521とアンプ3521の一次電源(図示せず)との間に設けられた電磁接触器(図5において「MC」)3522(3522a、3522b)を非導通状態にし、アンプ3521への電力を遮断するためのアンプ一次電源遮断信号である。マスターコントローラ43は、異常信号を取得した場合に、電磁接触器3522にアンプ一次電源遮断信号を送信する。マスターコントローラ43は、コントローラ351aまたはアンプ3521aの異常信号を取得した場合には電磁接触器3522aにアンプ一次電源遮断信号を送信する。また、マスターコントローラ43は、コントローラ351bまたはアンプ3521bの異常信号を取得した場合には電磁接触器3522bにアンプ一次電源遮断信号を送信する。
図7は、本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10における電動アクチュエータ23を制御する制御システムの構成の一例を示す第2の図である。
ここでは、電子ガバナ17が偏差カウンタ46と、PID制御器47と、を備える例を示している。
電子ガバナ17は、タービン回転速度、プロセス制御及びユーザからの指示を入力する。
偏差カウンタ46は、目標タービン回転速度と、速度検出センサ114が検出したタービン回転速度とを入力し、目標タービン回転速度からタービン回転速度を減算する。偏差カウンタ46は、目標タービン回転速度からタービン回転速度を減算した偏差をスイッチ48を介してPID制御器47に出力する。
PID制御器47は、入力した偏差と、電子ガバナ17が入力したプロセス制御及びユーザからの指示とに基づいて、タービン回転速度を目標タービン回転速度に近づけるPID制御をするための制御弁開度を示す信号を生成する。PID制御器47は、制御弁開度を示す信号をマスターコントローラ43に出力する。
マスターコントローラ43は、PID制御器47から制御弁開度を示す信号を入力する。そして、マスターコントローラ43は、制御弁開度をメインコントローラユニット35aに出力する。
メインコントローラユニット35aは、マスターコントローラ43から制御弁開度を入力する。メインコントローラユニット35aは、入力した制御弁開度に基づいて、電動アクチュエータ23を構成する電動モータ26の動作を制御する。
電動アクチュエータ23は、メインコントローラユニット35aまたは予備コントローラユニット35bの制御に基づいて弁を開閉し、タービン本体11への蒸気量を調整する。
タービン本体11が備えるブレード116は蒸気により回転する。
速度検出センサ114は、タービン回転速度を検出し、タービン回転速度をパルス信号として偏差カウンタ46にフィードバックする。
次に、メインコントローラユニット35aが備えるコントローラ351aに異常と、メインコントローラユニット35aが備えるアンプ3521aに異常の何れか一方が発生した場合の蒸気タービン10における制御について説明する。
図8は、コントローラ351aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における処理フローの一例を示す図である。
まず、メインコントローラユニット35aが備えるコントローラ351aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における制御について説明する。
なお、ここでは、主に図7で示した制御ブロックに沿って説明するが、図7には示していない上述した機能部も使用して制御の処理を説明する。
メインコントローラユニット35aが電動アクチュエータ23を制御している状態で、メインコントローラユニット35aが備えるコントローラ351aに異常が発生したとする。
サーボドライブ352aが備える異常検出回路29aは、コントローラ351aの異常を検出するとブレーキ28への電源供給をオフする。すると、ブレーキ28は、電源供給がオフされたことに応じて電磁ブレーキを掛ける(ステップS1)。例えば、異常検出回路29aは、メインコントローラユニット35aから電動モータ26に入力される電動モータ制御信号が所定の変動量を示すしきい値以上の変動を検出した場合に、コントローラ351aまたはアンプ3521aに異常が発生したと判定する。
異常検出回路29aは、異常を検出した場合にマスターコントローラ43に異常の発生を報知する異常発生信号を送信する。
マスターコントローラ43は異常検出回路29aから異常発生信号を受信すると、コントローラ351aに自己診断の実行指令を送信する。
コントローラ351aは、マスターコントローラ43から自己診断の実行指令を入力すると、自己診断を実行すると共に、アンプ3521aに自己診断の実行指令を出力する。アンプ3521aは、コントローラ351aから自己診断の実行指令を入力すると、自己診断を実行する。アンプ3521aは、実行した自己診断の診断結果をコントローラ351aに出力する。コントローラ351aは、アンプ3521aから自己診断結果を入力すると、アンプ3521aの自己診断結果と自アンプの自己診断結果とをマスターコントローラ43に送信する。ここで、マスターコントローラ43は、異常を示す自己診断結果の取得によりコントローラ351aの異常を検知する(ステップS2)。
マスターコントローラ43は、コントローラ351aの異常を検知すると、予備コントローラユニット35bとエンコーダ25とが正常であるか否かを判定する(ステップS3)。例えば、マスターコントローラ43は、コントローラ351aの異常を検知すると、機能が正常であるか否かを判定する自己診断プログラムを実行し、その診断結果を返信させる指令を予備コントローラユニット35bとエンコーダ25のそれぞれに出力する。
そして、マスターコントローラ43は、予備コントローラユニット35bとエンコーダ25の両方から正常を示す診断結果を受信した場合に、予備コントローラユニット35bとエンコーダ25とが正常であると判定する(ステップS3、YES)。
また、マスターコントローラ43は、予備コントローラユニット35b及びエンコーダ25の少なくとも一方から異常を示す診断結果を受信した場合に、予備コントローラユニット35b及びエンコーダ25の少なくとも一方が正常ではないと判定する(ステップS3、NO)。
マスターコントローラ43がステップS3の処理で予備コントローラユニット35b及びエンコーダ25の少なくとも一方が正常ではない(ステップS3、NO)と判定した場合、蒸気タービン10の動作を停止し、処理を終了する。
また、マスターコントローラ43は、ステップS3の処理で予備コントローラユニット35bとエンコーダ25とが正常である(ステップS3、YES)と判定した場合、メインコントローラユニット35aが備える電磁接触器3522aにアンプ3521aへの電力を遮断するためのアンプ一次電源遮断信号を送信する。
電磁接触器3522aは、マスターコントローラ43からアンプ一次電源遮断信号を受信すると、自身が非導通状態となる。そして、電磁接触器3522aは、アンプ3521aへの電力を遮断する(ステップS4)。このとき、状態保持部49は、偏差カウンタ46にマスターコントローラ43がコントローラ351aの異常を検知する直前のタービン回転速度を出力する(ステップS5)。例えば、状態保持部49は、記憶部とバッファ回路とを備える。状態保持部49は、偏差カウンタ46のマイナス入力端子に接続され、所定の周期でタービン回転速度を記憶する。そして、状態保持部49は、マスターコントローラ43がコントローラ351aの異常を検知した場合、マスターコントローラ43からの指令に基づいてコントローラ351aの異常を検知する直前に記憶したタービン回転速度を偏差カウンタ46のマイナス入力端子に出力する。
マスターコントローラ43は、メインコントローラユニット35aが備える電磁接触器3522aにアンプ3521aのアンプ一次電源遮断信号を送信した後、マグネットスイッチ44とエンコーダ用スイッチ45のそれぞれに電動アクチュエータ23の接続先をメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替えるスイッチ制御信号を送信する。
マグネットスイッチ44とエンコーダ用スイッチ45のそれぞれは、マスターコントローラ43からそのスイッチ制御信号を受信すると、電動アクチュエータ23の接続先をメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替える(ステップS6)。
予備コントローラユニット35bは、ステップS6の処理により、電動アクチュエータ23に接続される。予備コントローラユニット35bが備えるコントローラ351bは、予備コントローラユニット35bが電動アクチュエータ23に接続されると、接続完了を報知する接続完了信号をマスターコントローラ43に送信する(ステップS7)。
マスターコントローラ43は、コントローラ351bから接続完了信号を受信すると、電磁接触器3522bにアンプ3521bへの電力を供給するためのアンプ一次電源供給信号を送信する。
電磁接触器3522bは、マスターコントローラ43からアンプ一次電源供給信号を受信すると、自身が導通状態となる。そして、電磁接触器3522bは、アンプ3521bへ一次電源からの電力を供給する(ステップS8)。アンプ3521bは、ブレーキ28へ電力を供給し、電磁ブレーキを解除する(ステップS9)。このとき、偏差カウンタ46には状態保持部49からマスターコントローラ43が異常を検知する直前のタービン回転速度が入力されている。その結果、電動アクチュエータ23への接続がメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替わったときに予備コントローラユニット35bに入力される信号は、マスターコントローラ43が異常を検知する直前にメインコントローラユニット35aに入力されていた信号と同一となる。すなわち、蒸気タービン10における状態を示すパラメータは、マスターコントローラ43が異常を検知する直前の状態を示すパラメータに戻ったことになる。
ここで、状態保持部49から偏差カウンタ46にタービン回転速度を入力する処理を停止する(ステップS10)。
マスターコントローラ43は、コントローラ351bに電動モータ26の回転位置の基準となる原点を設定するための原点セット指令を送信する。
コントローラ351bは、マスターコントローラ43から原点セット指令を受信すると、入力した原点セット指令に基づいて、原点を設定する(ステップS11)。例えば、コントローラ351bは、マスターコントローラ43から原点セット指令として現在のストローク長を示す信号、すなわち、電動モータ26の回転位置の基準となる原点からのずれを示す信号であるリフトセンサ信号を受信する。コントローラ351bは、受信したリフトセンサ信号が示す原点からのずれに基づいて、電動モータ26の原点に設定する。
このように、蒸気タービン10における制御は、予備コントローラユニット35bを用いて復旧する。
以上、メインコントローラユニット35aが備えるコントローラ351aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における制御について説明した。
状態保持部49は、マスターコントローラ43がコントローラ351aの異常を検知する直前のタービン回転速度を記憶する。状態保持部49は、記憶したタービン回転速度を偏差カウンタ46に入力する。この状態でメインコントローラユニット35aを予備コントローラユニット35bに切り替える。そして、状態保持部49は、偏差カウンタ46に異常を検知する直前のタービン回転速度を入力する処理を停止する。
こうすることで、蒸気タービン10における制御をマスターコントローラ43が異常を検知する直前の状態から再開することができる。そして、マスターコントローラ43はコントローラ351aの異常を検知する直前の偏差を保つことができ、PID制御器47のゲインも異常を検知する直前のゲインから制御を再開することができる。その結果、電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合であっても、タービン回転速度を目標とするタービン回転速度となるように制御し、破損に至らない安全な状態で制御を復旧することができる。
図9は、アンプ3521aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における処理フローの一例を示す図である。
次に、メインコントローラユニット35aが備えるアンプ3521aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における制御について説明する。
メインコントローラユニット35aが電動アクチュエータ23を制御している状態で、メインコントローラユニット35aが備えるアンプ3521aに異常が発生したとする。
サーボドライブ352aが備える異常検出回路29aは、アンプ3521aの異常を検出するとブレーキ28への電源供給をオフする。すると、ブレーキ28は、電源供給がオフされたことに応じて電磁ブレーキを掛ける(ステップS1a)。
異常検出回路29aは、異常を検出した場合にマスターコントローラ43に異常の発生を報知する異常発生信号を送信する。
マスターコントローラ43は異常検出回路29aから異常発生信号を受信すると、コントローラ351aに自己診断の実行指令を送信する。
コントローラ351aは、マスターコントローラ43から自己診断の実行指令を入力すると、自己診断を実行すると共に、アンプ3521aに自己診断の実行指令を出力する。アンプ3521aは、コントローラ351aから自己診断の実行指令を入力すると、自己診断を実行する。アンプ3521aは、実行した自己診断の診断結果をコントローラ351aに出力する。コントローラ351aは、アンプ3521aから自己診断結果を入力すると、アンプ3521aの自己診断結果と自アンプの自己診断結果とをマスターコントローラ43に送信する。ここで、マスターコントローラ43は、異常を示す自己診断結果の取得によりアンプ3521aの異常を検知する(ステップS2a)。
マスターコントローラ43は、アンプ3521aの異常を検知すると、予備コントローラユニット35bとエンコーダ25とが正常であるか否かを判定する(ステップS3a)。例えば、マスターコントローラ43は、アンプ3521aの異常を検知すると、機能が正常であるか否かを判定する自己診断プログラムを実行し、その診断結果を返信させる指令を予備コントローラユニット35bとエンコーダ25のそれぞれに出力する。
そして、マスターコントローラ43は、予備コントローラユニット35bとエンコーダ25の両方から正常を示す診断結果を受信した場合に、予備コントローラユニット35bとエンコーダ25とが正常であると判定する(ステップS3a、YES)。
また、マスターコントローラ43は、予備コントローラユニット35b及びエンコーダ25の少なくとも一方から異常を示す診断結果を受信した場合に、予備コントローラユニット35b及びエンコーダ25の少なくとも一方が正常ではないと判定する(ステップS3a、NO)。
マスターコントローラ43がステップS3aの処理で予備コントローラユニット35b及びエンコーダ25の少なくとも一方が正常ではない(ステップS3a、NO)と判定した場合、蒸気タービン10の動作を停止し、処理を終了する。
また、マスターコントローラ43は、ステップS3aの処理で予備コントローラユニット35bとエンコーダ25とが正常である(ステップS3a、YES)と判定した場合、メインコントローラユニット35aが備える電磁接触器3522aにアンプ3521aへの電力を遮断するためのアンプ一次電源遮断信号を送信する。
電磁接触器3522aは、マスターコントローラ43からアンプ一次電源遮断信号を受信すると、自身が非導通状態となる。そして、電磁接触器3522aは、アンプ3521aへの電力を遮断する(ステップS4)。このとき、状態保持部49は、偏差カウンタ46にマスターコントローラ43がアンプ3521aの異常を検知する直前のタービン回転速度を出力する(ステップS5a)。例えば、状態保持部49は、記憶部とバッファ回路とを備える。状態保持部49は、偏差カウンタ46のマイナス入力端子に接続され、所定の周期でタービン回転速度を記憶する。そして、状態保持部49は、マスターコントローラ43がアンプ3521aの異常を検知した場合、マスターコントローラ43からの指令に基づいてアンプ3521aの異常を検知する直前に記憶したタービン回転速度を偏差カウンタ46のマイナス入力端子に出力する。
マスターコントローラ43は、メインコントローラユニット35aが備える電磁接触器3522aにアンプ3521aのアンプ一次電源遮断信号を送信した後、マグネットスイッチ44とエンコーダ用スイッチ45のそれぞれに電動アクチュエータ23の接続先をメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替えるスイッチ制御信号を送信する。
マグネットスイッチ44とエンコーダ用スイッチ45のそれぞれは、マスターコントローラ43からそのスイッチ制御信号を受信すると、電動アクチュエータ23の接続先をメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替える(ステップS6)。
予備コントローラユニット35bは、ステップS6の処理により、電動アクチュエータ23に接続される。また、メインコントローラユニット35aが備えるコントローラ351aは、メインコントローラユニット35aが電動アクチュエータ23から遮断されると、遮断完了を報知する遮断完了信号をマスターコントローラ43に送信する(ステップS7a)。
マスターコントローラ43は、コントローラ351aから遮断完了信号を受信すると、電磁接触器3522bにアンプ3521bへの電力を供給するためのアンプ一次電源供給信号を送信する。
電磁接触器3522bは、マスターコントローラ43からアンプ一次電源供給信号を受信すると、自身が導通状態となる。そして、電磁接触器3522bは、アンプ3521bへ一次電源からの電力を供給する(ステップS8a)。アンプ3521bは、ブレーキ28へ電力を供給し、電磁ブレーキを解除する(ステップS9)。このとき、偏差カウンタ46には状態保持部49からマスターコントローラ43が異常を検知する直前のタービン回転速度が入力されている。その結果、電動アクチュエータ23への接続がメインコントローラユニット35aから予備コントローラユニット35bに切り替わったときに予備コントローラユニット35bに入力される信号は、マスターコントローラ43が異常を検知する直前にメインコントローラユニット35aに入力されていた信号と同一となる。すなわち、蒸気タービン10における状態を示すパラメータは、マスターコントローラ43が異常を検知する直前の状態を示すパラメータに戻ったことになる。
ここで、状態保持部49から偏差カウンタ46にタービン回転速度を入力する処理を停止する(ステップS10)。
マスターコントローラ43は、コントローラ351bに電動モータ26の回転位置の基準となる原点を設定するための原点セット指令を送信する。
コントローラ351bは、マスターコントローラ43から原点セット指令を受信すると、入力した原点セット指令に基づいて、原点を設定する(ステップS11)。例えば、コントローラ351bは、マスターコントローラ43から原点セット指令を受信すると、現在の電動モータ26の回転位置を原点に設定する。
このように、蒸気タービン10における制御は、予備コントローラユニット35bを用いて復旧する。
以上、メインコントローラユニット35aが備えるアンプ3521aに異常が発生した場合の蒸気タービン10における制御について説明した。
状態保持部49は、マスターコントローラ43がアンプ3521aの異常を検知する直前のタービン回転速度を記憶する。状態保持部49は、記憶したタービン回転速度を偏差カウンタ46に入力する。この状態でメインコントローラユニット35aを予備コントローラユニット35bに切り替える。そして、状態保持部49は、偏差カウンタ46に異常を検知する直前のタービン回転速度を入力する処理を停止する。
こうすることで、蒸気タービン10における制御をマスターコントローラ43が異常を検知する直前の状態から再開することができる。そして、マスターコントローラ43はコントローラ351aの異常を検知する直前の偏差を保つことができ、PID制御器47のゲインも異常を検知する直前のゲインから制御を再開することができる。その結果、電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合であっても、タービン回転速度を目標とするタービン回転速度となるように制御し、破損に至らない安全な状態で制御を復旧することができる。
なお、上述の実施形態において、サーボドライブ352を介してコントローラ351に入力される電動モータ26において検出する物理量として回転速度と回転位置を例に示したが、それに限定するものではない。例えば、コントローラ351に入力される電動モータ26において検出する物理量は、電動モータ26に流れる電流であっても良いし、各所の温度であっても良い。その場合、コントローラ351は、電流や各所の温度に基づいて、弁開度を特定する。
また、上述の実施形態において、コントローラユニット35は、メインコントローラユニット35aと予備コントローラユニット35bの2つを例に示したが、それに限定するものではない。コントローラユニット35は、3つ以上の複数のコントローラユニットであっても良い。
また、上述の実施形態において、状態保持部49が保持する蒸気タービンにおける状態を示すパラメータの例として、タービン本体11において速度検出センサ114が検出したタービン回転速度、調整弁13を制御するための弁開度、目標とするタービン回転速度と検出したタービン回転速度との偏差を示したが、それに限定するものではない。状態保持部49が保持する蒸気タービンにおける状態を示すパラメータは、本発明の効果が得られる蒸気タービンにおける状態を示すパラメータであれば良い。
以上、本発明の第一の実施形態による蒸気タービン10について説明した。上述の蒸気タービン10において、タービン本体11に供給される蒸気が流通する蒸気流路12の開閉を調整するための調整弁13を駆動する電動モータ26を備える。また、電動モータ26の駆動を制御するためのメインコントローラユニット35aと予備コントローラユニット35bとを備える。また、蒸気タービンにおける状態を示す、タービン本体11において速度検出センサ114が検出したタービン回転速度、調整弁13を制御するための弁開度、目標とするタービン回転速度と検出したタービン回転速度との偏差などのパラメータを保持する状態保持部49を備える。また、電動モータ26の駆動を制御しているメインコントローラユニット35aに異常が発生した場合に、電動機の制御をしていない予備コントローラユニット35bに切り替え、異常が発生する前に状態保持部49が保持したパラメータを設定した後に予備コントローラユニット35bを動作させるマスターコントローラ43を備える。
こうすることで、蒸気タービンにおいて、蒸気タービンによれば、電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合であっても、タービン回転速度を目標とするタービン回転速度となるように制御し、破損に至らない安全な状態で制御を復旧することができる。
なお本発明の実施形態について説明したが、上述の蒸気タービン10は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
10・・・蒸気タービン
11・・・タービン本体
12・・・蒸気流路
13・・・調整弁
14・・・レバー部材
15・・・開閉駆動機構
16・・・ロック機構
17・・・電子ガバナ
18・・・圧縮機
19・・・レバー側ロッド
20・・・引きバネ
21・・・ブラケット
22・・・保持部材
23・・・電動アクチュエータ
25・・・エンコーダ
26・・・電動モータ
27・・・変換機構
28・・・ブレーキ
29a、29b・・・異常検出回路
30・・・ボールネジ
31・・・ピストンユニット
32・・・カップリング
34・・・操作盤
35a・・・コントローラユニット
35b・・・予備コントローラユニット
36・・・リフトセンサ
43・・・マスターコントローラ
44・・・マグネットスイッチ
45・・・エンコーダ用スイッチ
46・・・偏差カウンタ
47・・・PID制御器
48・・・スイッチ
49・・・状態保持部
111・・・ケーシング
112・・・軸受
113・・・ロータ
114・・・速度検出センサ
115・・・回転軸
116・・・ブレード
121・・・蒸気導入口
122・・・蒸気供給口
123・・・絞り穴
131・・・アーム部材
132・・・封止部材
313・・・ロッドエンドコネクタ
314・・・アクチュエータ側ロッド
351a、351b・・・コントローラ
352a、352b・・・サーボドライブ
3521a、3521b・・・サーボアンプ
3522a、3522b・・・電磁接触器(MC)

Claims (6)

  1. タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する電動機と、
    前記電動機の駆動を制御するための複数のコントローラユニットと、
    蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持する状態保持部と、
    前記電動機の駆動を制御している前記コントローラユニットに異常が発生した場合に、前記コントローラユニットのうち電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、前記異常が発生する前に前記状態保持部が保持した前記パラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させるマスターコントローラと、
    を備える蒸気タービン。
  2. 前記状態保持部は、前記パラメータである前記タービン本体において検出したタービン回転速度を保持する
    請求項1に記載の蒸気タービン。
  3. 前記状態保持部は、前記パラメータである前記調整弁を制御するための弁開度を保持する
    請求項1または請求項2に記載の蒸気タービン。
  4. 前記状態保持部は、前記パラメータである目標とするタービン回転速度と検出したタービン回転速度との偏差を保持する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の蒸気タービン。
  5. タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する電動機の駆動を制御し、
    蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持し、
    前記電動機の駆動を制御しているコントローラユニットに異常が発生した場合に、電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、切り替え前に保持した前記パラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させる、
    蒸気タービンの制御方法。
  6. コンピュータを、
    タービン本体に供給される蒸気が流通する蒸気流路の開閉を調整するための調整弁を駆動する電動機と、
    前記電動機の駆動を制御するための複数のコントローラユニットと、
    蒸気タービンにおける状態を示すパラメータを保持する状態保持部と、
    前記電動機の駆動を制御している前記コントローラユニットに異常が発生した場合に、前記コントローラユニットのうち電動機の制御をしていないコントローラユニットに切り替え、前記異常が発生する前に前記状態保持部が保持した前記パラメータを設定した後に当該コントローラユニットを動作させるマスターコントローラ、
    として機能させるプログラム。
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