JP2016055802A - 駆動制御装置、及びその駆動制御装置を備えたハイブリッド車両、並びに駆動制御方法 - Google Patents

駆動制御装置、及びその駆動制御装置を備えたハイブリッド車両、並びに駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】三相短絡による車両の走行性能への影響を最小限に抑えることができる、駆動制御装置、及びその駆動制御装置を備えたハイブリッド車両、並びに駆動制御方法を提供する。【解決手段】駆動制御装置は、三相短絡手段(14)によりインバータ(10)が三相短絡状態とされた場合において、回転数検出手段(15)により検出された電動機(3)の回転数(N)が設定回転数(Ns)未満となるとき、変速機(5)による変速を禁止する変速制御禁止手段(14)を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、駆動制御装置、及びその駆動制御装置を備えたハイブリッド車両、並びに駆動制御方法に関する。
近年、環境問題等を考慮して、モータ(電動機)のみで走行可能な電気自動車や、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド電気自動車等の電動車両の開発が進んでいる。モータには主として三相モータが用いられ、モータを駆動するための電力が蓄電可能なバッテリから、電力の直流及び交流の変換を行うインバータを介してモータに電力が供給される。
そして、モータやインバータを含む駆動系に異常が生じた場合に、バッテリに過大な電力が入力されるのを抑制すること、エンジン駆動力によりモータが発電して不用意な充電を防止すること等を目的とし、インバータを三相短絡状態とする三相短絡制御が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、インバータの三相短絡状態においては、モータに負荷トルク(ドラッグトルクとも称する)が発生することも知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2011−172343号公報 特開2006−296068号公報
しかしながら、変速機の入力側にモータが直接連結された駆動系を備える車両においては、インバータの三相短絡時にモータに発生するドラッグトルクが車両の走行性能、特に変速制御に多大な影響を及ぼす。三相短絡時におけるドラッグトルクの影響を排除するためには、変速機を2速等の低速ギヤに固定し、変速を行わないで車両を走行する必要があり、車両の走行性能が大幅に制限されるおそれがある。
本発明はこのような問題の少なくとも一部を解決するためになされたもので、その目的とするところは、インバータの三相短絡による車両の走行性能への影響を最小限に抑えることができる、駆動制御装置、及びその駆動制御装置を備えたハイブリッド車両、並びに駆動制御方法を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
(1)本適用例に係る駆動制御装置は、車両の駆動源であるエンジンと、クラッチを介して前記エンジンの出力側に連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機の出力側に直接連結され、前記車両の変速を行う変速機と、前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータと、前記変速機を変速制御する変速制御手段と、前記電動機、前記インバータ、及び前記バッテリを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡手段と、前記電動機の回転数を検出する回転数検出手段と、前記三相短絡手段により前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記回転数検出手段により検出された前記電動機の回転数が前記設定回転数未満となるとき、前記変速機による変速を禁止する変速制御禁止手段と、を備える。
(2)本適用例に係る駆動制御装置は、車両の駆動源であるエンジンと、クラッチを介して前記エンジンの出力側に連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機の出力側に直接連結され、前記車両の変速を行う変速機と、前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータと、前記変速機を変速制御する変速制御手段と、前記電動機、前記インバータ、及び前記バッテリを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡手段と、前記三相短絡手段により前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記変速制御手段におけるシフトアップ変速制御の目標回転数が所定の設定回転数未満となるとき、前記変速制御手段によるシフトアップ変速制御を禁止する変速制御禁止手段と、を備える
(3)前記本適用例に係る駆動制御装置において、前記モータの回転数を増加させる回転数補正手段を備えても良い。
(4)前記本適用例に係る駆動制御装置において、前記設定回転数は、前記電動機の回転数の漸減に伴い前記電動機に発生するドラッグトルクが漸増し始める回転数領域に設定されても良い。
(5)本適用例に係るハイブリット車両は、前記した何れかの駆動制御装置を備える。
(6)本適用例に係る駆動制御方法は、車両の駆動源であるエンジンの出力側にクラッチを介して連結され、変速機の入力側に直接連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出ステップと、前記変速機の変速制御を行う変速制御ステップと、前記異常検出ステップにより異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡ステップと、前記電動機の回転数を検出する回転数検出ステップと、前記三相短絡ステップにより前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記回転数検出ステップにより検出された前記電動機の回転数が前記設定回転数未満となるとき、前記変速機による変速を禁止する変速制御禁止ステップと、を備える。
(7)本適用例に係る駆動制御方法は、車両の駆動源であるエンジンの出力側にクラッチを介して連結され、変速機の入力側に直接連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出ステップと、前記変速機の変速制御を行う変速制御ステップと、前記異常検出ステップにより異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡ステップと、前記三相短絡ステップにより前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記変速制御手段におけるシフトアップ変速制御の目標回転数が所定の設定回転数未満となるとき、前記変速制御手段によるシフトアップ変速制御を禁止する変速制御禁止ステップと、を備える。
(8)前記本適用例に係る駆動制御方法において、前記モータの回転数を増加させる回転数補正ステップを備えても良い。
(9)前記本適用例に係る駆動制御方法において、前記設定回転数は、前記電動機の回転数の漸減に伴い前記電動機に発生するドラッグトルクが漸増し始める回転数領域に設定されても良い。
前記適用例を用いる本発明によれば、インバータの三相短絡による車両の走行性能への影響を最小限に抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る駆動制御装置を備えたハイブリッド車両の概略構成図である。 図1のインバータの概略構成図である。 図1のインバータの三相短絡によるモータのドラッグトルク特性を示した図である。 図1の変速機による変速を行ったときの変速機の入力軸回転数の変化を時系列的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係る変速制御を示したフローチャートである。 (a):図5の変速制御の変形例を示したフローチャートであり、(b):図6(a)の回転数補正制御の一例を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る変速制御を示したフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る駆動制御を図面に基づき説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る駆動制御装置を備えたハイブリッド車両の概略構成を示し、図2は図1の駆動制御装置を構成するインバータの概略を示す。
図1に示すように、ハイブリッド車両1(以下、単に車両とも称する)は、エンジン2及びモータ3(電動機)を走行駆動源とする、例えばパラレル型ハイブリッドのトラックである。
エンジン2の出力軸にはクラッチ4が連結され、クラッチ4にはモータ3の回転軸を介して変速機5の入力軸が連結されている。すなわち、車両1は、モータ3がクラッチ4を介してエンジン2の出力側に連結され、変速機5の入力側にモータ3がクラッチを介さずに直接連結された駆動系を形成している。したがって、モータ3と変速機5は機械的に連結されていれば良く、その連結形態は特に限定されない。具体的には、モータ3は、エンジン2および変速機5と同軸上において連結されていても良い。あるいは、モータ3は、エンジン2と変速機5とが連結される軸とは別の軸で変速機5と機械的に連結されていても良い。
変速機5の出力側にはプロペラシャフト6を介して差動装置7が連結され、差動装置7には駆動軸8を介して左右の駆動輪9が連結されている。
変速機5は、一般的な手動変速機をベースとしてクラッチ4の断接操作及び変速段の切換操作を自動化したものである。本実施形態では、変速機5は、前進12速後退1速の変速段を有している。変速機5の構成はこれに限るものではなく、任意に変更可能である。例えば手動式変速機として具体化しても良いし、2系統の動力伝達系を備えた、いわゆるデュアルクラッチ式自動変速機として具体化しても良い。
モータ3はいわゆる三相モータであり、永久磁石が貼り付けられたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備えた同期発電電動機である。モータ3は、インバータ10を介してモータ3を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリ11と接続されている。
インバータ10は、電力変換器であって、バッテリ11とモータ3との間に配置され、バッテリ11に蓄電された電力の直流及び交流の変換を行う。
詳しくは、図2に示すように、インバータ10はモータ3の三相コイルと接続された一相につき一対のスイッチング素子(半導体素子)12a〜12f(例えばIGBT:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を備えている。これらスイッチング素子12a〜12fは三相ブリッジ回路を形成し、この三相ブリッジ回路は直流電流と三相交流電流との変換、あるいは、バッテリ11からモータ3に供給する電力の電圧変換を行う。
インバータ10は、バッテリ11からの直流電力を三相交流電力に変換してモータ3に供給可能であるとともに、モータ3からの三相交流電力を整流してバッテリ11へ供給可能である。こうして、モータ3、インバータ10、及びバッテリ11から電力供給回路13が構成されている。
このように構成された車両1は、走行に際し、エンジン2又はモータ3で発生させた駆動力を変速機5で変速した後、駆動輪9に伝達する。
詳しくは、モータ3が発生する駆動力は、クラッチ4の断接状態に拘わらず駆動輪9側に伝達される。一方、エンジン2が発生する駆動力は、クラッチ4の接続時に限って駆動輪9側に伝達される。したがって、クラッチ4の切断時には、モータ3が発生する正側又は負側の駆動力が駆動輪9側に伝達されることにより車両1が走行する。一方、クラッチ4の接続時には、エンジン2及びモータ3の駆動力が駆動輪9側に伝達されたり、あるいはエンジン2の駆動力のみが駆動輪9側に伝達されたりすることにより車両1が走行する。
また、例えば車両1の減速時や降坂路での走行時には、駆動輪9側からの逆駆動によりモータ3が発電機として作動する。そして、モータ3が発生した負側の駆動力は、制動力として駆動輪9側に伝達されるとともに、モータ3が発電した交流電力がインバータ10で直流電力に変換されてバッテリ11に充電される。
ここで、インバータ10はインバータECU14と接続されている。インバータECU14は、インバータ10からモータ3に流す電流の目標値等を演算し、インバータ10に指令を送る。さらに、インバータECU14は、インバータ10を流れる電流及び電圧や、図示しない温度センサにより検出されるインバータ10の温度等を含むインバータ10の状態を監視している。
一方、バッテリ11はバッテリECU16と接続されている。バッテリECU16は、バッテリ11からインバータ10ひいてはモータ3に供給する電力の目標値等を演算し、バッテリ11に指令を送る。
さらに、バッテリECU16は、図示しない温度センサ、電圧センサ、及び電流センサによりそれぞれ検出されるバッテリ11の温度、電圧、及び電流等を含むバッテリ11の状態を監視している。また、バッテリECU16は、バッテリ11に設けられた非常停止ボタン、及びクラッシュセンサ(何れも図示しない)等の作動の有無も監視している。
また、バッテリECU16はインバータECU14と接続されている。インバータECU14が取得した各種情報は、インバータECU14と共有可能であり、バッテリECU16が取得した各種情報をインバータECU14と共有可能である。
一方、変速機5は変速機ECU16に接続されている。変速機ECU16は、変速機5に後述する変速制御の指令を行う。
そして、前述したインバータECU14、バッテリECU16、および変速機ECU18は、車両ECU20に接続されている。
車両ECU20は、図示しないメモリ、CPU、タイマカウンタなどから構成された制御回路であり、様々な制御量の演算を行うとともに、その制御量に基づき各種デバイスの制御を行っている。車両ECU20は、各種センサ・スイッチ類が接続され、車両1の各種情報を取得することができる。例えば、車両ECU20には、図示しない車速センサにより検出された車両速度等の信号や、モータ3に設けられた回転数センサ15(回転数検出手段)により検出され、インバータECUに読み込まれるモータ回転数Nの信号が送られる。なお、モータ3の状態についての情報は、インバータECU等から間接的に取得することに限られず、モータ3から直接取得することも可能である。
こうして、本実施形態の車両1の駆動制御装置は、車両ECU20により検出されるモータ3の状態、要求される車両1の車速やトルク等の運転状態、及びバッテリ11の状態、変速機5の状態等に応じて、インバータECU14、バッテリECU16、変速機ECU18を介して、それぞれインバータ10、バッテリ11、変速機5に指令を送ることにより、バッテリ11及びインバータ10の作動、ひいてはモータ3及び車両1の駆動、並びに変速機5の変速を制御する。
ここで、車両ECU20は、モータ3、インバータECU14、バッテリECU16と接続されることにより、モータ3、インバータ10、及びバッテリ11を含む電力供給回路13における異常を検出することが可能である(異常検出手段)。
前述した異常には、前述した、モータ3の回転数センサ15、インバータ10の温度センサ、及びバッテリ11の温度センサ、電圧センサ、電流センサ等の各センサの異常や、バッテリ11に蓄電される電力の電圧の異常低下、電力供給回路13における漏電、絶縁抵抗低下(絶縁異常)、過電圧、高電圧インターロック機能の異常、及び前述したバッテリ11の非常停止ボタン及びクラッシュセンサの作動等が該当する。
そして、車両ECU20は、電力供給回路13における前述した異常を検出したとき、インバータ10の三相短絡を実行する(三相短絡手段)。
具体的には、図2に示すように、インバータ10の三相短絡を実行する場合、インバータ10の各相一対のスイッチング素子のうち一方のスイッチング素子12d〜12fからなる素子群を全てON状態とし、他方のスイッチング素子12a〜12cからなる素子群を全てOFF状態とする。あるいは、一方のスイッチング素子12d〜12fからなる素子群を全てOFF状態とし、他方のスイッチング素子12a〜12cからなる素子群を全てON状態とすることによりインバータ10の三相短絡を実行しても良い。
ここで、本実施形態の車両1たるトラックを含むハイブリッド車両においては、インバータ10の三相短絡に伴いモータ3に発生するドラッグトルク(引きずりトルクとも称する)の影響により変速機5による変速を実行できないという問題点がある。以下に、その詳細を説明する。
先ず、図3に示すインバータ10の三相短絡時におけるモータ3のドラッグトルク特性によれば、モータ回転数NがN2(例えば1000rpm)以上の高回転領域では、モータ回転数Nに拘わらず、ドラッグトルクTは比較的小さい略一定な値であるT2(例えば−50N・m程度)となる。すなわち、モータ回転数Nが所定回転数以上となる領域のドラッグトルク特性には、ドラッグトルクTが略一定となるフラット特性が出現する。
一方、モータ回転数NがN2未満の低回転領域では、モータ回転数Nが減少するのに伴い、ドラッグトルクTは負の方向、すなわちモータ3の正規の回転方向の逆回転方向に漸増する。つまり、モータ回転数が所定回転数未満となる領域のドラッグトルク特性には、ドラッグトルクTが負の方向に漸増する漸増特性が出現する。
より具体的には、図3に示すように、漸増特性が出現するモータ回転数Nの低回転領域においては、ドラッグトルクTが負の方向に指数関数的に増加する。例えば車両1のアイドリング時のモータ回転数NがN2未満、N1(例えば500rpm程度)以上となる領域では、ドラッグトルクTは比較的小さな値であるT1(例えば−60N・m程度)となる。しかしながら、モータ回転数NがN1未満である回転数領域においては、モータ回転数Nの漸減に伴いドラッグトルクTはT1から負の方向に急激に増加し始める。
したがって、漸増特性が出現する低回転数領域は、ドラッグトルクTが比較的緩やかに負の方向に増加する回転数領域(第1の領域)と、ドラッグトルクTが実質的且つ急激に負の方向に増加する回転数領域(第2の領域)とを有する。
次に、図4は、変速機5による変速(シフトチェンジ)を行ったときの変速機5の入力軸回転数nの変化を時系列的に示した図である。
図4に実線で示すように、インバータ10が三相短絡していない通常時に、変速機5において、時間t1に入力軸回転数nがn1となる2速ギヤ等から1速ギヤ等になるようにシフトダウンの変速が開始されたと仮定する。この場合には、エンジン2やモータ3の駆動力により、入力軸回転数nが漸増して時間t2には1速ギヤの目標回転数ntに到達し、変速機5におけるギヤの同期が行われて所望の変速が終了する。
一方、図4に破線で示すように、インバータ10の三相短絡時に、変速機5において前述と同様のシフトダウンの変速が開始されたと仮定する。なお、例えば、クラッチ4が切れてエンジン2の駆動力が変速機5の入力軸に伝達されず、車両1が徐々に減速している、あるいは、クラッチ4がエンジン2に繋がれていたとしても、車両1の運転者はアクセルを踏み込んでおらず、車両1は平坦路を惰性で徐々に減速しながら走行している場合等を前提とする。
この場合には、モータ3の図示しないロータが惰性回転し、前述したドラッグトルクの影響により、時間の経過に伴って入力軸回転数nが漸減して時間t2にはn2まで減少し、1速ギヤの目標回転数ntには到達しない。したがって、変速機5におけるギヤの同期が不可能となり、所望の変速を実現することができない。
以上の理由から、三相短絡時における車両1は、モータ3に発生するドラッグトルクTの漸増特性の影響によりシフトダウンが失敗し、さらには変速機5が破損するおそれがある。このため、三相短絡時に、変速機5の破損を防止するためには、車両1は、例えば2速ギヤなどの固定ギヤ段での走行を常時強いられる。
このような問題点を解決すべく、本実施形態では、インバータ10の三相短絡時であっても変速機5による変速を実現することができる変速制御を行う(変速制御禁止手段)。
以下、図5に示すフローチャートを参照し、本実施形態の変速制御について詳しく説明する。
先ず、本制御ルーチンがスタートすると、S1(Sはステップを表し、以下同様とする)では、インバータECU14は、前述した電力供給回路13における異常が検出されたか否かを判定する(異常検出ステップ)。異常が検出されず、判定結果が偽(No)である場合には、本制御ルーチンを終了(エンド)する。一方、異常が検出され、判定結果が真(Yes)である場合には、S2に移行する。
S2では、インバータ10の三相短絡を実行し(三相短絡ステップ)、その後S3に移行する。
S3では、インバータECU14は、モータ3の回転数センサ15で検出されたモータ回転数Ncを読み込み(回転数検出ステップ)、このモータ回転数Ncが設定回転数Ns以上(Nc≧Ns)であるか否かを判定する。
設定回転数Nsは、例えば、図3に示すように、モータ回転数Nの漸減に伴い、モータトルク特性において漸増特性が出現する回転数に設定することができる。例えば、設定回転数Nsは、ドラッグトルクが増加し始めるモータ回転数N2(例えば1000rpm)に設定しても良い。これによれば、三相短絡中の変速制御におけるドラッグトルクの影響を確実に防ぐことができるため、制御信頼性を向上させることができる。また、例えば、設定回転数Nsは、ドラッグトルクが実質的且つ急激に増加し始めるモータ回転数N1(例えば500rpm)に設定しても良い。これによれば、変速制御可能な回転数レンジを最大限に拡大することができるため、三相短絡中の変速制御の制御容易性を向上させることができる。
S3において、モータ回転数Nc≧設定回転数Nsが成立し、判定結果が真(Yes)である場合には、S4に移行する。一方、Nc≧Nsが不成立であって判定結果が偽(No)である場合には、S5に移行する。
S4では、車両ECU20は、変速機ECU18による変速制御を許可し、その後本制御ルーチンを終了(エンド)する。
S5では、車両ECU20は、変速機ECU18による変速制御を禁止し、再びS2を実行する(変速制御禁止ステップ)。なお、S5において禁止される変速制御には、シフトアップおよびシフトダウンの双方を含むことができる。
以上のように本実施形態では、電力供給回路13における異常が検出された後、インバータ10を三相短絡し、前述した変速制御を実行する。ドラッグトルクが比較的小さいために実質的に変速制御に影響がないモータ回転数領域のみにおいて変速制御が実施されることにより、インバータ10の三相短絡時に不用意に変速を行うことに伴う変速機5の機械的負荷を軽減し、変速機5の破損を防止しながら、より確実な変速制御が可能となる。したがって、インバータ10の三相短絡時であっても、変速制御においてシフトダウンを禁止した固定ギヤ段での走行を常時実施する必要はなく、インバータ10の三相短絡による車両1の走行性能への影響を最小限に抑えることができる。
具体的には、変速制御ルーチンのS3において、インバータ10の三相短絡時にNc≧Nsが成立し、モータ回転数Ncが設定回転数Ns以上と判定された場合には、クラッチ4が繋がれており、エンジン2の駆動力が変速機5の入力軸に伝達されて車両1が徐々に加速している、あるいは、クラッチ4が繋がれていたとしても車両1の運転者はアクセルを踏み込んでおらず、車両1が降坂路を惰性で徐々に加速しながら走行している場合等が想定される。
したがって、モータ回転数Nは図4に示したフラット特性の回転数領域に位置付けられている。このため、S4において変速機5による変速を許可することにより、変速機5におけるギヤの同期をインバータ10が三相短絡していない通常の場合と同様に円滑に行うことができ、運転者はシフトダウン及びシフトアップの双方のシフトチェンジを自由に行うことができる。
一方、変速制御ルーチンのS3において、インバータ10の三相短絡時にNc≧Nsが不成立、すなわちNc<Nsが成立すると判定された場合には、図4の説明でも述べたように、クラッチ4が切れていてエンジン2の駆動力が変速機5の入力軸に伝達されず、車両1が徐々に減速している、あるいは、クラッチ4が繋がれていたとしても車両1の運転者はアクセルを踏み込んでおらず、車両1が平坦路を惰性で徐々に減速しながら走行している場合等が想定される。
したがって、モータ回転数Ncは図4に示した漸増特性の回転数領域に位置付けられている。このため、S5において変速機5による変速を禁止することにより、変速機5におけるギヤの同期を無理に行うことによって変速機5の機械的負荷が増大し、ひいては変速機5が破損することを確実に防止することができる。
また、モータ回転数Ncが漸増特性の回転数領域に位置付けられている場合であっても、車両1の運転状態が変化することによって、切れていたクラッチ4が繋がれてエンジン2の駆動力が変速機5の入力軸に伝達されたり、あるいは、車両1の走行環境が変化し、車両1が平坦路から降坂路を走行し始めたりすることにより、車両1が徐々に加速し始め、ひいてはモータ3のモータ回転数Ncが漸増し始める場合等が想定される。
この場合には、モータ回転数Ncがドラッグトルク特性の漸増特性からフラット特性に移行するため、再度実行されるS3の判定においてNc≧Nsが成立し、ひいてはS4において変速機5による変速が許可される。このように、変速制御によって、モータ回転数Ncが漸増特性からフラット特性に位置するまで変速機5におけるシフトタイミングが調整されるため、変速機5による変速が一旦禁止された場合であっても、運転者は、2速ギヤ固定等での走行を終始強いられることはなく、車両1の運転状態や走行環境の変化によって、シフトダウン及びシフトアップの双方のシフトチェンジを自由に行うことが可能となる。
また、モータ3の回転数の漸減に伴いモータ3に発生するドラッグトルクが漸増し始める回転数領域に設定回転数Nsを設定することにより、モータ回転数Nが漸増特性からフラット特性に移行する境界において、変速機5における変速の許可及び禁止を確実に行うことができる。したがって、変速機5をより一層確実に保護しながら、変速機5におけるシフトタイミングをより一層適切に制御することが可能である。
このように本実施形態の変速制御は、インバータ10の三相短絡に伴い発生するモータ3のドラッグトルクの影響を軽減するために、モータ3のドラッグトルクが比較的小さい、モータ3の回転軸ひいては変速機5の入力軸の高回転数領域を使用した変速を行うものである。
このような高回転数領域は、いわゆるエンデュランス・ブレーキ作動時やキックダウン時(アクセル踏み込み時)に使用する変速のアプリケーションとして車両1に実装済みであることが多い。したがって、この既存のアプリケーションやシステムを拡張することにより、本実施形態の変速制御を車両1に容易に実装することもできる。
<変形例>
以下、図6(a)を参照し、第1実施形態に係る駆動制御の変形例について詳しく説明する。
当該変形例に係る駆動制御においては、第1実施形態の図5に示す変速制御禁止ステップ(S3)の直前において、検出されたモータ回転数Ncが設定回転数Ns未満であった場合、モータ回転数Nを増加させる補正制御(回転数補正手段:S6)を行う。これにより、S5の変速制御禁止ステップへ移行する頻度を低減することができる。
具体的には、S3において設定回転数Nsを図3に示すN1に設定し、図6(b)に示すモータ3の回転数補正制御を実施する。
S6では、先ず、モータ回転数NcがS3における設定回転数であるN1以上であり、ドラッグトルクが発生し始める回転数であるN2(図3に示す)未満か否かを判定する(S6−1)。
モータ回転数NcがN2未満であった場合、モータ3の回転数を増加させる補正制御として、例えば変速機5において強制的にシフトダウンを行うシフトダウン制御を実施する(S6−2)。この補正制御はシフトダウン制御に特に限定されない。これにより、S5の変速制御禁止ステップへの移行頻度を確実に低減することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る駆動制御を、図面を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態に係る駆動制御の要部となる制御を説明するフローチャートである。既に説明した構成および制御ステップについては、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態においては、変速制御のシフトアップを禁止するS7(シフトアップ制御禁止ステップ)を含む。
S7では、先ず、変速機5のシフトアップ制御における変速機5の入力軸の目標回転数ntを算出する(S7−1)。目標回転数ntは、例えば、検出されたモータ回転数Ncに基づいて算出することができる。
次に、算出された目標回転数ntが、ドラッグトルクの影響を受けないモータ3の設定回転数Ns未満か否かを判定する(S7−2)。
具体的には、S7−2において設定回転数Nsを図3に示すN2に設定し、図7に示す変速機5のシフトアップ禁止制御を実施する。
算出された変速機5の目標回転数ntがN2未満であった場合、変速制御においてシフトアップを禁止する(S7−3)。なお、この際、変速機5のシフトダウンは禁止されない。
ところで、通常、変速機5がシフトアップされると、変速機5の入力軸の回転数nは漸減するように制御される。したがって、当該シフトアップ前の時点におけるモータ3の回転数がドラッグトルクの影響を受けないN2以上であったとしても、変速機5でシフトアップが行われることにより、モータ3の回転数が漸減してドラッグトルクが増加する回転数まで低下し、変速機5におけるシフトアップが失敗するおそれがある。
これに対し本実施形態に係る駆動制御においては、算出された目標回転数ntがN2未満であった場合、変速制御においてシフトアップが禁止されるため、シフトアップ制御時のドラッグトルクの影響を確実に防ぐことができる。
本実施形態に係る駆動制御(S7)は、第1実施形態に係る駆動制御のS2の直後に実施しても良い。また、駆動制御S7は、第1実施形態に係るS3〜S5に置換して実施しても良い。
本発明は前述した実施形態に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、図4に破線で示し、インバータ10の三相短絡時に変速機5によるシフトダウンが行えない場合について説明した。しかし、モータ3のドラッグトルク特性はモータ3の固有特性であり、図3の特性に限られない。したがって、インバータ10の三相短絡時に変速機5によるシフトダウンのみならずシフトアップも行えない場合も想定される。この場合であっても、本実施形態の変速制御を行うことにより、変速機5を確実に保護しながら、変速機5によるシフトタイミングを適切に制御し、シフトアップを行うことが可能である。
また、本実施形態では、モータ3の回転数の漸減に伴いモータ3に発生するドラッグトルクが漸増し始める回転数領域に設定回転数Nsを設定する。しかし、これに限らず、例えば、設定回転数Nsを車両1のアイドリング時のモータ回転数N1にする等、設定回転数Nsを少なくともモータ回転数Nが漸増特性からフラット特性に移行する境界の近傍に設けても良い。この場合であっても、変速機5を保護しながら、変速機5によるシフトタイミングを適切に制御可能である。
また、本実施形態では、電力供給回路13の異常の検出(異常検出手段)、インバータを三相短絡状態とする三相短絡制御(三相短絡手段)、回転数センサ15により検出されたモータ3の回転数に応じて変速機5による変速を許可又は禁止する変速制御(変速制御手段)は、すべてインバータECU14で行われる。しかし、これらの検出、判定、指令の実行はインバータECU14以外の上位ECUやBCU等で実行しても良いし、CAN通信等によりインバータECU14に実行信号を送ることで実現しても良い。
また、本実施形態で列挙した電力供給回路13の異常の要因はこれらに限定されない。
また、本実施形態の車両1はエンジン2及びモータ3を駆動源とするパラレル型ハイブリッドのトラックであるが、本発明はトラックに限らずハイブリッド車両全般に適用することができる。
1 車両(ハイブリッド車両)
2 エンジン
3 モータ(電動機)
4 クラッチ
5 変速機
10 インバータ
11 バッテリ
13 電力供給回路
15 回転数センサ(回転数検出手段)
20 車両ECU(異常検出手段、三相短絡手段、変速制御手段、変速制御禁止手段、回転数補正手段)

Claims (9)

  1. 車両の駆動源であるエンジンと、
    クラッチを介して前記エンジンの出力側に連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、
    前記電動機の出力側に直接連結され、前記車両の変速を行う変速機と、
    前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、
    前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータと、
    前記変速機を変速制御する変速制御手段と、
    前記電動機、前記インバータ、及び前記バッテリを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡手段と、
    前記電動機の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記三相短絡手段により前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記回転数検出手段により検出された前記電動機の回転数が前記設定回転数未満となるとき、前記変速機による変速を禁止する変速制御禁止手段と、
    を備える駆動制御装置。
  2. 車両の駆動源であるエンジンと、
    クラッチを介して前記エンジンの出力側に連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、
    前記電動機の出力側に直接連結され、前記車両の変速を行う変速機と、
    前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、
    前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータと、
    前記変速機を変速制御する変速制御手段と、
    前記電動機、前記インバータ、及び前記バッテリを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡手段と、
    前記三相短絡手段により前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記変速制御手段におけるシフトアップ変速制御の目標回転数が所定の設定回転数未満となるとき、前記変速制御手段によるシフトアップ変速制御を禁止する変速制御禁止手段と、
    を備える駆動制御装置。
  3. 前記モータの回転数を増加させる回転数補正手段を備える、請求項1又は2に記載の駆動制御装置。
  4. 前記設定回転数は、前記電動機の回転数の漸減に伴い前記電動機に発生するドラッグトルクが漸増し始める回転数領域に設定される、請求項1に記載の駆動制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の駆動制御装置を備えたハイブリッド車両。
  6. 車両の駆動源であるエンジンの出力側にクラッチを介して連結され、変速機の入力側に直接連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出ステップと、
    前記変速機の変速制御を行う変速制御ステップと、
    前記異常検出ステップにより異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡ステップと、
    前記電動機の回転数を検出する回転数検出ステップと、
    前記三相短絡ステップにより前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記回転数検出ステップにより検出された前記電動機の回転数が前記設定回転数未満となるとき、前記変速機による変速を禁止する変速制御禁止ステップと、
    を備える駆動制御方法。
  7. 車両の駆動源であるエンジンの出力側にクラッチを介して連結され、変速機の入力側に直接連結され、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機を駆動するための電力を蓄電可能なバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で前記電力の直流及び交流の変換を行うインバータを含む電力供給回路における異常を検出する異常検出ステップと、
    前記変速機の変速制御を行う変速制御ステップと、
    前記異常検出ステップにより異常を検出したとき、前記インバータを三相短絡状態とする三相短絡ステップと、
    前記三相短絡ステップにより前記インバータが前記三相短絡状態とされた場合において、前記変速制御手段におけるシフトアップ変速制御の目標回転数が所定の設定回転数未満となるとき、前記変速制御手段によるシフトアップ変速制御を禁止する変速制御禁止ステップと、
    を備える駆動制御方法。
  8. 前記モータの回転数を増加させる回転数補正ステップを備える、請求項6又は7に記載の駆動制御方法。
  9. 前記設定回転数は、前記電動機の回転数の漸減に伴い前記電動機に発生するドラッグトルクが漸増し始める回転数領域に設定される、請求項6乃至8の何れか一項に記載の駆動制御方法。
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