JP2016055715A - タイヤインナーライナー用シート及びタイヤ - Google Patents

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惇 松本
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Abstract

【課題】カーカスとの接着が良好で、タイヤジョイント部での剥離が生じにくく、ブラダーからの離形性が良好なタイヤインナーライナー用シート及びタイヤを提供すること。【解決手段】ガスバリア層と接着層を有し、接着層の、JISK6251で測定した切断時伸びが80%以上500%以下であることを特徴とするタイヤインナーライナー用シートである。前記接着層は、前記ガスバリア層の樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が5(J/cm2)0.5以下であり、かつ、ガラス転移温度が80℃以上である化合物を含有し、前記接着層は、ポリフェニレンエーテルと、スチレン系エラストマーを含有することを特徴とする。前記ガスバリア層は、スチレン系エラストマーを含有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤインナーライナー用シート及びタイヤに関する。
近年の省エネルギーの社会的な要請に伴い、タイヤの薄ゲージ化による軽量化が図られている。タイヤ部材の中に、タイヤ半径方向の内側に配置され、空気入りタイヤの内部から外部への空気漏れを防止する働きをもつタイヤインナーライナーがあるが、タイヤインナーライナーにおいてもガスバリア性を向上して、軽量化を図ることが行われるようになってきた。
タイヤの軽量化を図るために、ブチル系ゴムよりガスバリア性に優れ、タイヤインナーライナー層の厚みを薄くすることができる熱可塑性樹脂を、タイヤインナーライナーに用いることが提案されている。例えば、ナイロンシート層をタイヤインナーライナーの従来のブチル系ゴムの代わりに用いることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、エチレンービニルアルコール共重合体層をタイヤインナーライナーとして従来のブチル系ゴムの代わりに用いることが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、耐空気透過性(ガスバリア)層としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体を含むSIBS層を用い、その耐空気透過性層とカーカス又はインスレーションとを接着させる接着層としてスチレン−イソプレン−スチレン共重合体を含むSIS層及び/又はスチレン−イソブチレンジブロック共重合体を含むSIB層を用いるタイヤインナーライナー用ポリマーシートが開示されている(例えば、特許文献3)。
特開平9−165469号公報 特開2009−220793号公報 特開2012−31362号公報
ガスバリア層と接着層を有する多層構成のタイヤインナーライナー用シートは、通常、インナーライナーとカーカス又はインスレーションとの接着が安定し、優れた性能の空気入りタイヤを提供できるという利点を有する。しかしながら、その一方で、タイヤインナーライナー用シートの柔軟性が十分でなく、タイヤ走行時にクラックが入る傾向があるという問題が見出された。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、カーカスとの接着が良好で、タイヤジョイント部での剥離が生じにくく、ブラダーからの離形性が良好なタイヤインナーライナー用シート及びタイヤを提供することを目的とする。
このような目的は、下記(1)〜(7)に記載の本発明により達成される。
(1)ガスバリア層と接着層を有し、接着層の、JISK6251で測定した切断時伸びが80%以上500%以下であることを特徴とするタイヤインナーライナー用シート
(2)前記接着層は、前記ガスバリア層の樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が5(J/cm20.5以下である化合物を含有することを特徴とする(1)に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(3)前記接着層は、ガラス転移温度が80℃以上である化合物を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(4)前記接着層は、ポリフェニレンエーテルを含有することを特徴とする(1)ないし(3)のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(5)前記接着層は、スチレン系エラストマーを含有することを特徴とする(1)ないし(4)のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(6)前記接着層のスチレン系エラストマーが、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレン共重合体(SBBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEEPS)、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(SIBS)、スチレン−イソブチレン共重合体(SIB)、イソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、の内少なくとも1つを含有することを含有することを特徴とする(1)ないし(5)のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(7)前記ガスバリア層は、スチレン系エラストマーを含有することを特徴とする(1)ないし(6)のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(8)前記ガスバリア層は、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体を含有することを特徴とする(1)ないし(7)のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
(9)(1)ないし(8)のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シートを備えることを特徴とするタイヤ。
本発明によれば、カーカスとの接着が良好で、タイヤジョイント部での剥離が生じにくく、ブラダーからの離形性が良好なタイヤインナーライナー用シート及びタイヤインナーライナー用シートを備えるタイヤを提供することができる。
本発明の一実施の形態における空気入りタイヤの半分を示す模式的断面図である。 本発明の一実施の形態におけるインナーライナー用シートを示す模式的断面図である。
[タイヤ]
本発明において、「タイヤ」とは、特に言及がない場合、空気入りタイヤをいう。本発明における「空気入りタイヤ」の限定されない一実施形態の構造について、図1を用いて説明する。図1は、限定されない一実施形態の空気入りタイヤの半分を示す模式的断面図である。
空気入りタイヤ1は、これらに限定されないが、乗用車用、トラック・バス用、重機用等として用いることができる。空気入りタイヤ1は、トレッド部2とサイドウォール部3とビード部4とを有している。さらに、ビード部4にはビードコア5が埋設される。また、一方のビード部4から他方のビード部にわたって設けられ、両端を折り返してビードコア5を係止するカーカス6と、該カーカス6のクラウン部外側に2枚のプライよりなるベルト層7とが配置されている。カーカス6のタイヤ半径方向内側には一方のビード部4から他方のビード部4に亘るインナーライナー9が配置されている。ベルト層7は、スチールコード又はアラミド繊維等のコードよりなる2枚のプライを、タイヤ周方向に対してコードが通常5〜30°の角度になるようにプライ間で相互に交差するように配置される。またカーカスはポリエステル、ナイロン、アラミド等の有機繊維コードがタイヤ周方向にほぼ90°に配列されており、カーカスとその折り返し部に囲まれる領域には、ビードコア5の上端からサイドウォール方向に延びるビードエーペックス8が配置される。なお、インナーライナー9とカーカス6との間に、インスレーションが配置されていてもよい。
本発明にかかるタイヤは、後述する本発明にかかるインナーライナー用シートを備えるタイヤを含む。本発明にかかるタイヤの限定されない一実施の形態は、図1のインナーライナー9として本発明にかかるインナーライナー用シートを用いたものである。
[タイヤインナーライナー用シート]
本発明にかかるタイヤインナーライナー用シートは、ガスバリア層及び接着層を含む2層以上を有する構成である。
本発明における「タイヤインナーライナー用シート」の限定されない一又は複数の実施形態の構造について、図2を用いて説明する。図2は、本発明にかかる限定されない一実施の形態のタイヤインナーライナー用シートの一例の断面図である。図2に示すタイヤインナーライナー用シート20は、ジエン系ゴムからなるカーカスに接着する第1接着層22と、それに接するガスバリア層21と、ブチル系ゴムからなるブラダーに押しつけられる第2接着層23とを含む。
[ガスバリア層]
ガスバリア層はタイヤの内圧を一定に保つ機能を有するものである。
ガスバリア層としては、ガスバリア性を有するポリマーシートが使用でき、例えば、イソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、ブチルゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合体)、又は、PVOH(ポリビニルアルコール)、エチレンーシクロオレフィン共重合体、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂などが挙げられる。これらの中でもスチレン系エラストマーを含有することが好ましい。スチレン系エラストマーを含有することで、ガスバリア層は、タイヤ内のガス圧力を保持するガスバリア性と、タイヤ走行時にかかる応力でも破断せずに変形できるという効果が生じる。
スチレン系エラストマーとしては特に限定されないが、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(SIBS)、スチレン−イソブチレン共重合体(SIB)、イソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、などが挙げられる。これらの中でも、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体がガスバリア性の高さ、コストの点から好ましい。
スチレン系エラストマーにおける、スチレン単位含有量は、柔軟性およびゴム弾性の点から、10質量%以上30質量%以下であることが好ましい。
ガスバリア層の厚さは、一又は複数の実施形態において、ガスバリア性の維持の観点から100μm以上が好ましく、より好ましくは200μm以上、さらに好ましくは250μm以上である。また、タイヤ軽量化の観点から600μm以下が好ましく、より好ましくは500μm以下、さらに好ましくは450μm以下である。
[接着層]
接着層はカーカスゴム又はインスレーションとの接着、またブラダーとの良剥離の効果を有するものである。
接着層としては、カーカスゴム又はインスレーションとの接着を提供できるポリマーシートが使用でき一又は複数の実施形態において、タイヤの軽量化の観点から、ポリブタジエン、エチレンプロピレンジエンゴム、イソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、ブチルゴム及びその臭素化物又は塩素化物、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、及び、アクリロニトリルブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレンなどが挙げられる。
第1接着層22および第2接着層23は、同じ材料であっても、異なる材料であってもよいが、同じ材料であることが好ましい。
第1接着層22及び第2接着層23は、それぞれ下記条件を満たす化合物を含有することが好ましい。
(条件)ガスバリア層の樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が5(J/cm20.5以下であり、かつ、ガラス転移温度が80℃以上である化合物。
上記条件を満たす化合物は、第1接着層22及び第2接着層23の樹脂組成物中、質量比において、最も多く配合されていることが好ましい。上記条件を満たす化合物が、最も多く配合されていることことにより、タイヤ走行時に発熱した場合にも、接着層とガスバリア層が剥離することがなく、良好な接着状態を維持できるという効果が生じる。
また、SP値とは、Fedorsの推算法に基づき計算されるものであり、凝集エネルギー密度とモル分子容を基に計算されるものであり、ガラス転移温度とは、動的粘弾性測定によるものである。
接着層はポリフェニレンエーテルを含有することが好ましい。これにより、カーカスゴム又はインスレーションとの接着、またブラダーとの良剥離の効果が得られる。接着層におけるポリフェニレンエーテルの含有量は50%以上90%以下が好ましい。この範囲であるとカーカスゴム又はインスレーションとの接着、またブラダーとの良剥離の効果となり好ましい。
接着層はスチレン系エラストマーを含有することが好ましい。これにより、切断時伸びが向上する効果が得られる。接着層におけるスチレン系エラストマーの含有量は10%以上50%以下が好ましい。この範囲であると切断時伸びが向上する効果となり好ましい。
スチレン系エラストマーとしては特に限定されないが、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレン共重合体(SBBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEEPS)、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(SIBS)、スチレン−イソブチレン共重合体(SIB)、イソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、などが挙げられる。これらの中でも、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体がポリフェニレンエーテルとの相溶性の点から好ましい。
接着層には、柔軟性を高めるために可塑剤を任意に添加することができる。可塑剤としては、芳香族カルボン酸エステル、脂肪族カルボン酸エステル、脂肪族ジカルボン酸エステル、脂肪族トリカルボン酸エステル、リン酸エステル、リン酸トリエステル、エポキシ脂肪酸エステル、石油樹脂、フェノール樹脂、ロジンエステルなどが挙げられる。
接着層は、JISK6251で測定した切断時伸びが80%以上500%以下である。これにより、タイヤ製造工程での部材の拡張に当該フィルムが追随することができる。接着層の切断時伸びが80%以上とすることにより、タイヤ製造工程での部材の拡張に接着層が追随でき、結果、接着層が切断されず、好適な外観を得ることができる。切断時伸びが110%以上であると、十分な柔軟性となりより好ましい。切断時伸びが500%以下であると、カーカスゴムとの接着性が良好となりより好ましい。
接着層の、切断時伸びを上記範囲にするためには、上述した、樹脂の選定や、配合量の最適化により、達成することができる。
接着層の厚さは、一又は複数の実施形態において、カーカスゴム又はインスレーションとの接着性維持の観点から10μm以上が好ましく、より好ましくは50μm以上である。また、タイヤ軽量化の観点から300μm以下が好ましく、より好ましくは200μm以下である。接着層は、図3に示す通り、二層又はそれ以上に積層してもよい。
なお、本発明に係るタイヤインナーライナー用シートは、2層以上のガスバリア層、及び2層以上の接着層を有していてもよく、また、基本的な性能を損なわない範囲で、他の樹脂層を有していてもよい。
[タイヤインナーライナー用シートの製造方法]
本発明にかかるタイヤインナーライナー用シートの製造方法の限定されない一実施形態としては、接着層に用いる樹脂と、ガスバリア層に用いる樹脂とをTダイ押出機で共押出により接着層とガスバリア層とを積層すること、及び、これらを冷却ロール上で常温に冷却することにより製造できる。
[タイヤの製造方法]
本発明にかかるタイヤの製造方法は、一実施の形態において、タイヤの製造方法は以下の工程を含む。
本発明にかかるインナーライナー用シートをインナーライナーに用いた生タイヤを準備する;
前記生タイヤを金型に装着し、ブラダーにより加圧しつつ加硫して加硫タイヤを得る;
前記加硫タイヤを50〜120℃で10〜300秒間冷却する。
(生タイヤを準備する工程)
本発明にかかるタイヤインナーライナー用シートは生タイヤのインナーライナー部に配置される。図2のタイヤインナーライナー用シート20を配置する場合、接着層22がカーカスゴム6の内側のタイヤ内面に接着されるように、接着層22をタイヤ半径方向外側に向けて配置する。この配置により、優れた耐空気透過性及び耐久性を有することができる。また、インナーライナー9とカーカス6との間に、インスレーションが配置されている場合も、接着層22が、インスレーションに接するようにタイヤ半径方向外側に向けて配置することにより、インナーライナー9とインスレーションとの接着強度を高めることができる。
なお、本発明のタイヤにおいて、タイヤ内圧を保持する気体としては、その機能を発揮できる気体であればいずれも用いることができ、例えば、空気、窒素、ヘリウム等が挙げられる。
本発明にかかるタイヤは、本発明にかかるタイヤインナーライナー用シートを具えることで、車走行時にカーカスまたはインスレーションとインナーライナーの層間での剥離が抑制され、耐久性に優れる。
以下に実施例および比較例をあげて本発明を説明するが、下記の例に限定されるものではない。
(実施例1)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100L)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(セプトン2007)、リン酸エステル(CR−733S)、を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層22、第2接着層23の厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
(切断時伸び)
接着層の切断時伸びは、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて、実施例1〜3、比較例1の接着層のみからなるシートを作成し、引張り試験機(テンシロン万能試験機 RTG−1310、オリエンテック社製)でJISK6251の方法、条件で、前記シートを測定した。シートの流れ方向、幅方向それぞれの切断時伸びを測定し、その平均値をシートの切断時伸びとした。評価基準は以下の通りである。
◎:110%以上 500%以下
○:80%以上、110%未満
×:80%未満
(実施例2)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100F)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(セプトン2007)、リン酸エステル(CR−733S)を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層3a、第2接着層3bの厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
(実施例3)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100L)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(セプトン8006)、リン酸エステル(CR−733S)を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層22、第2接着層23の厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
(実施例4)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100L)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(セプトン4099)、リン酸エステル(CR−733S)を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層22、第2接着層23の厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
(実施例5)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100L)、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレン共重合体(タフテックP5051)、リン酸エステル(CR−733S)を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層22、第2接着層23の厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
(実施例6)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100L)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(セプトン8006)、リン酸エステル(CR−733S)を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層22、第2接着層23の厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
(比較例1)
第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100L)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(セプトン8006)を表1の配合比で混合して2軸押出機(シリンダー、ダイス温度:260℃、KTX−30、株式会社神戸製鋼所製)を用いて混練し、ペレットを得た。得られたペレットは60℃で10時間乾燥した。第1接着層22、第2接着層23として、上記混練後のペレットを用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)を表1の配合比で混合したものを用いて、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)に投入し、冷却ロール(温度:25℃)で冷却、固化することにより、第1接着層22、第2接着層23の厚みをそれぞれ10μm、ガスバリア層21の厚みを400μmとした、全厚み420μmのタイヤインナーライナー用シート20を作製した。第1接着層22及び前記第2接着層23では、ポリフェニレンエーテルが、ガラス転移温度が214℃であり、溶解度パラメータが、22.6(J/cm20.5である。ガスバリア層21の樹脂組成物の溶解度パラメータは、19.5(J/cm20.5であるため、ポリフェニレンエーテルとガスバリア層樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が、3.1(J/cm20.5となった。
作製したタイヤインナーライナー用シート20について以下の評価を行った。
(23℃でのカーカス用ゴムシートとの接着力)
ガスバリア層2を、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて1mm厚みのシートとして成形した。また、第1接着層22を、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて0.1mm厚みのシートとして成形した。このガスバリア層21に第1接着層22シートを重ね、第1接着層側が、2mm厚みのカーカス用ゴムシート(天然ゴム70部、スチレンブタジエンゴム30部、カーボンブラック40部、プロセスオイル7部、ステアリン酸2部、酸化亜鉛5部、硫黄3部、加硫促進剤1部)と接するようにして、第1接着層22とゴムシートの間の一部に、めくり口となるようにPTFEシートを1cm程度の長さで挿入し、ガスバリア層21の2枚とゴムシート1枚の両外側を金属メッシュで挟み込み、170℃、15分、5MPaの条件で2層シート厚みが3.5mmとなるように貼り合わせ、130mm長さ×25mm幅の短冊として接着力評価用のサンプルとした。23℃においた後、引張り試験機(テンシロン万能試験機 RTG−1310、オリエンテック社製)で、チャック間隔30mm、引張速度500mm/分の条件で、23℃、50%RHにおけるS−Sカーブ(応力−歪み曲線)を測定し、その値を幅(25mm)で割って接着力を測定することで平均接着力とした。材料破断した場合は、最大荷重を接着力とした。評価結果は下記の通りとした。
◎:8.0N/mm以上
○:5.0N/mm以上、8.0N/mm未満
(80℃でのカーカス用ゴムシートとの接着力)
ガスバリア層21を、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて1mm厚みのシートとして成形した。また、第1接着層22を、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて0.1mm厚みのシートとして成形した。このガスバリア層21に第1接着層22シートを重ね、第1接着層側が、2mm厚みのカーカス用ゴムシート(天然ゴム70部、スチレンブタジエンゴム30部、カーボンブラック40部、プロセスオイル7部、ステアリン酸2部、酸化亜鉛5部、硫黄3部、加硫促進剤1部)と接するようにして、第1接着層22とゴムシートの間の一部に、めくり口となるようにPTFEシートを1cm程度の長さで挿入し、ガスバリア層21の2枚とゴムシート1枚の両外側を金属メッシュで挟み込み、170℃、15分、5MPaの条件で2層シート厚みが3.5mmとなるように貼り合わせ、130mm長さ×25mm幅の短冊として接着力評価用のサンプルとした。23℃においた後、引張り試験機(テンシロン万能試験機 RTG−1310、オリエンテック社製)で、チャック間隔30mm、引張速度500mm/分の条件で、80℃で15分間保持した後のS−Sカーブ(応力−歪み曲線)を測定し、その値を幅(25mm)で割って接着力を測定することで平均接着力とした。材料破断した場合は、最大荷重を接着力とした。評価結果は下記の通りとした。
◎:2.0N/mm以上
○:1.0N/mm以上2.0N/mm未満
△:1.0N/mm未満
(タイヤ成形性)
タイヤインナーライナー用シート1から切り出した引張試験片を23℃においた後、引張り試験機(テンシロン万能試験機 RTG−1310、オリエンテック社製)で、JIS K7127に準拠した条件で、で20%伸張時の荷重を測定した。評価基準は以下の通りである。
◎:100MPa未満
○:100MPa以上、150MPa未満
(ブラダー用ゴムシートとの剥離力)
ガスバリア層21を、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて1mm厚みのシートとして成形した。また、第1接着層22を、Tダイ押出機(スクリュー径:φ50mm、L/D:28、シリンダー、ダイス温度:250℃、SNT50−36V型押出機、株式会社サン・エヌ・ティ社製)を用いて0.1mm厚みのシートとして成形した。このガスバリア層2に第1接着層3aシートを重ね、第1接着層側が、2mm厚みのブラダー用ゴムシート(ブチルゴム95部、クロロプレンゴム5部、カーボンブラック60部、キャスターオイル5部、フェノール樹脂5部、酸化亜鉛5部、ピッチ系炭素繊維5部、硫黄1部、加硫促進剤0.5部を190℃、30分、5MPaの条件で加硫したシート)と接するようにして、第1接着層22とゴムシートの間の一部に、めくり口となるようにPTFEシートを1cm程度の長さで挿入し、ガスバリア層21の2枚とゴムシート1枚の両外側を金属メッシュで挟み込み、170℃、15分、5MPaの条件で2層シート厚みが3.5mmとなるように貼り合わせ、130mm長さ×25mm幅の短冊として接着力評価用のサンプルとした。23℃においた後、引張り試験機(テンシロン万能試験機 RTG−1310、オリエンテック社製)で、チャック間隔30mm、引張速度500mm/分の条件で、23℃、50%RHにおけるS−Sカーブ(応力−歪み曲線)を測定し、その値を幅(25mm)で割って剥離力を測定することで平均剥離力として離型性の評価とした。評価基準は以下の通りである。
○:0.5N/mm未満
×:0.5N/mm以上

第1接着層22、第2接着層23として、それぞれ、ポリフェニレンエーテル(PX100LまたはPX100F)、スチレン系エラストマー、リン酸エステル(CR−733S)を含む混合物を用い、ガスバリア層21としてスチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(シブスター103T)100%を用いて作製した実施例1〜6のタイヤインナーライナー用シート20において、ジエン系カーカス用ゴムシートとの非常に良好な接着力が得られ、また、ブチル系ブラダー用ゴムシートとの剥離性が良好であった。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
8 ビードエーペックス
9 インナーライナー
20 タイヤインナーライナー用シート
21 ガスバリア層
22、23 接着層

Claims (9)

  1. ガスバリア層と接着層を有し、接着層の、JISK6251で測定した切断時伸びが80%以上500%以下であることを特徴とするタイヤインナーライナー用シート。
  2. 前記接着層は、前記ガスバリア層の樹脂組成物との溶解度パラメータの差の絶対値が5(J/cm20.5以下である化合物を含有することを特徴とする請求項1に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  3. 前記接着層は、ガラス転移温度が80℃以上である化合物を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  4. 前記接着層は、ポリフェニレンエーテルを含有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  5. 前記接着層は、スチレン系エラストマーを含有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  6. 前記接着層のスチレン系エラストマーが、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレン共重合体(SBBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEEPS)、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(SIBS)、スチレン−イソブチレン共重合体(SIB)、イソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴム又はその臭素化物若しくは塩素化物、の内少なくとも1つを含有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  7. 前記ガスバリア層は、スチレン系エラストマーを含有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  8. 前記ガスバリア層は、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体を含有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シート。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤインナーライナー用シートを備えることを特徴とするタイヤ。
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