JP2016055107A - 形態変化玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造で、手に持ったままの状態で、車両玩具の形態からロボット玩具の形態への形態変化を行うことができ、面白みのある形態変化玩具を提供する。【解決手段】第1の長尺部材の中間部と第2の長尺部材の中間部とが第1の軸を中心に互いに回動自在に結合され、前記第1の長尺部材の一端部に指で操作可能な第1の指操作部が設けられるとともに、前記第2の長尺部材の一端部に指で操作可能な第2の指操作部が設けられ、前記第1の長尺部材及び前記第2の長尺部材は、前記第1の指操作部と前記第2の指操作部とが互いに離間して前記車両玩具の形態を取らせる第1位置と、前記第1の指操作部と前記第2の指操作部が互いに接近して当該第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して部品を盛り上がらせて前記ロボット玩具の形態を取らせる第2位置とを取り得るように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、形態変化玩具に関するもので、詳しくは、車両玩具の形態とロボット玩具の形態との間で可逆的に形態を変化させることが可能に構成された形態変化玩具に係わるものである。
従来、車両玩具の形態からロボット玩具の形態との間で可逆的に形態を変化させることが可能に構成された形態変化玩具として次のようなものが知られている。
この形態変化玩具は、車両玩具の形態において前方に突出して設けられ、障害物に衝突したときに後方へと変位可能な突出部材と、突出部材が後方へと変位することにより作動し、車両玩具の形態からロボット玩具の形態へと形態を変化させるための形態変化機構と、車両玩具の後部底面に配置され、後方側を支点として回動可能な接地部材と、を備え、接地部材が、形態変化機構が作動したときに接地方向に回動して形態変化玩具を立ち上げるように構成したものである(例えば、特許文献1参照)。
この形態変化玩具によれば、車両玩具の形態で走行し突出部材が障害物に衝突した際に、突出部材が後方へと変位することにより、接地部材が接地方向に回動し、直立したロボット玩具の形態に変化する。
特開2012−187353号公報
しかしながら、上記形態変化玩具は、車両玩具の形態で走行中に障害物に衝突した際に自動的にロボット玩具の形態に変化することを企図したもので、形態変化玩具を手に持ったままの状態で、形態変化を生じさせるには適さないものとなっていた。
すなわち、例えば、車両玩具の形態にある形態変化玩具を手に持ったままロボット玩具の形態へと変化させようとする場合、形態変化玩具を片手で保持しつつ突出部材を指で押圧することになるが、この場合、手の上で、車両玩具の形態を手の上で直立したロボット玩具の形態とすることは極めて困難であった。
また、上記形態変化玩具は、車両玩具の形態にある形態変化玩具をロボット玩具の形態へと変化させようとする場合、接地部材が回動して形態変化玩具が起立することでロボット玩具の形態へと変化するので、変化に予測性があり、この点で面白みに欠けるものであった。
本発明は、単純な構造で、手に持ったままの状態で、比較的扁平な第1形態から比較的高さのある第2形態への形態変化を行うことができ、面白みのある形態変化玩具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の形態変化玩具は、
第1形態と第2形態との間で可逆的に形態を変化させることが可能に構成された形態変化玩具において、
第1の長尺部材の中間部と第2の長尺部材の中間部とが第1の軸を中心に互いに回動自在に結合され、
前記第1の長尺部材及び前記第2の長尺部材には、当該第1の長尺部材及び当該第2の長尺部材と共に前記第1形態及び前記第2形態を構成する部品が設けられ、
前記第1の長尺部材の一端部に指で操作可能な第1の指操作部が設けられるとともに、前記第2の長尺部材の一端部に指で操作可能な第2の指操作部が設けられ、
前記第1の長尺部材及び前記第2の長尺部材は、
前記第1の指操作部と前記第2の指操作部とが互いに離間して前記第1形態を取らせる第1位置と、前記第1の指操作部と前記第2の指操作部が互いに接近して当該第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して前記部品を盛り上がらせて前記第2形態を取らせる第2位置とを取り得るように構成された、
ことを特徴とする形態変化玩具である。
請求項2に記載の形態変化玩具は、請求項1に記載の形態変化玩具であって、
前記第1の長尺部材の前記一端部側と前記第2の長尺部材の前記一端部側には、
前記第1形態の基体を構成するとともに前記第2形態の下半部を構成する部品が設けられ、
前記第1の長尺部材の前記一端部側と前記第2の長尺部材の前記一端部側とは、
前記第1位置にあるときに前記第1形態の前記基体を構成するとともに前記第2位置にあるときに前記第2形態の前記下半部を構成し、
前記第1の長尺部材の他端部側と前記第2の長尺部材の他端部側には、
前記第1形態の前記基体以外の部分を構成するとともに前記第2形態の上半部を構成する部品が設けられ、
前記第1の長尺部材の前記他端部側と前記第2の長尺部材の前記他端部側とは、
前記第1位置にあるときに前記第1形態の前記基体以外の部分を構成するとともに前記第2位置にあるときに前記第2形態の前記上半部を構成する、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の形態変化玩具は、請求項2に記載の形態変化玩具であって、
前記第1形態は車両玩具の形態となっており、
前記第1の長尺部材の前記一端部側には、前輪と、前輪と後輪との間に位置するサイドパネルの前部とが設けられ、前記第1の長尺部材の前記他端部側の左右には、それぞれ、当該左右に対応する後輪及びリアフェンダを有するリアサイド部品が設けられ、
前記第2の長尺部材の前記一端部側には、前記サイドパネルの後部が設けられ、前記第2の長尺部材の前記他端部側には、フロントフェンダ及びフロントパネルを有するフロント部品と上面部品とが設けられている、
ことを特徴とする。
請求項4に記載の形態変化玩具は、請求項3に記載の形態変化玩具であって、
前記第2形態はロボット玩具の形態となっており、
前記第1の長尺部材には前記リアサイド部品が前記第1の長尺部材の長手方向に延在する第2の軸を中心に回動自在に設けられ、前記リアサイド部品の前記リアフェンダの内側には前記ロボット玩具の形態の腕が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の形態変化玩具は、請求項4に記載の形態変化玩具であって、
前記リアサイド部品と前記第1の長尺部材との間にはバネが介在され、
前記リアサイド部品は、前記車両玩具の形態では前記サイドパネルの後部によって前記バネの付勢力に抗して前記腕が当該サイドパネルの後部の内側となる状態に係止され、前記車両玩具の形態から前記ロボット玩具の形態に移行する際に前記バネの付勢力によって回動して前記腕が側方に露出し、前記ロボット玩具の形態から前記車両玩具の形態に移行する際に前記サイドパネルの後部に押圧され前記バネの付勢力に抗して回動して前記腕部が当該サイドパネルの後部の内側となることを特徴とする。
請求項6に記載の形態変化玩具は、請求項3から5のいずれか一項に記載の形態変化玩具であって、前記第2の長尺部材の前記他端部側にはリンク棒を介して前記上面部品が回動自在に設けられ、前記上面部品は、前記ロボット玩具の形態に変化した際に前記ロボット玩具の背部側に配置されることを特徴とする。
請求項7に記載の形態変化玩具は、請求項6に記載の形態変化玩具であって、前記リンク棒は前記ロボット玩具の形態の頭によって構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の形態変化玩具は、請求項3から7のいずれか一項に記載の形態変化玩具であって、前記フロント部品は前記第2の長尺部材の前記他端部側に回動自在に設けられ、前記ロボット玩具の形態に変化した際に、前記ロボット玩具の胸部側に配置されることを特徴とする。
請求項9に記載の形態変化玩具は、請求項3から8のいずれか一項に記載の形態変化玩具であって、
前記第1の指操作部は前記第1の長尺部材に回動自在に設けられるとともに、前記第2の指操作部は前記第2の長尺部材に回動自在に設けられ、
前記第1の指操作部及び前記第2の指操作部は、前記ロボット玩具の足を構成することを特徴とする。
請求項10に記載の形態変化玩具は、請求項1から9のいずれか一項に記載の形態変化玩具であって、前記第1の指操作部及び前記第2の指操作部は、指先を引っ掛けるための凹部を有していることを特徴とする。
本発明の形態変化玩具によれば、比較的扁平な第1形態にあるときに第1の指操作部と第2の指操作部を互いに接近させることにより、当該第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して部品を盛り上がらせて比較的高さのある第2形態とすることができるので、単純な構造で、手に持ったままの状態で、比較的扁平な第1形態から第2形態への形態変化を行うことができる。
また、第1形態から第2形態への変化の際には、第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して前記部品が盛り上がり、第2形態から第1形態への変化の際には、第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して前記部品が沈み込むので、意外性があり面白みのある形態変化玩具を実現できる。
本発明に係る形態変化玩具の一実施形態を示したもので、車両玩具の形態を示した斜視図である。 本実施形態の形態変化玩具のロボット玩具の形態を示した斜視図である。 本実施形態の形態変化玩具の車両玩具の形態の背面図である。 車両玩具の形態における第1の長尺部材及び第2の長尺部材の模式的な平面図である。 車両玩具の形態における第1の長尺部材及び第2の長尺部材の模式的な側面図である。 第1の長尺部材の配置部品を説明するための模式的な平面図である。 第2の長尺部材の配置部品を説明するための模式的な平面図である。 第2の長尺部材の配置部品を説明するための図であり、(A)は模式的な側面図、(B)は結合関係を示す模式的な平面図である。 リアサイド部品の動作を説明するための斜視図である。 本実施形態の形態変化玩具の車両玩具の形態からロボット玩具の形態への変化の初期状態を示した側面図である。 本実施形態の形態変化玩具の車両玩具の形態からロボット玩具の形態への変化の中間状態を示した側面図である。 本実施形態の形態変化玩具の車両玩具の形態からロボット玩具の形態への最終変化を示した側面図である。
以下、本発明の形態変化玩具を図面に示した実施の形態に基づいて説明する。
図1は、実施形態の形態変化玩具の車両玩具の形態(第1形態)を示した斜視図、図2は、実施形態の形態変化玩具のロボット玩具の形態(第2形態)を示した斜視図、図3は、車両玩具の形態の背面図である。
この実施形態の形態変化玩具1では、図1に示した車両玩具1Aの形態と、図2に示したロボット玩具1Bの形態との間で可逆的に変化可能に構成されている。ただし、図2において、左の腕19については形態変化の後に前方に腕19を差し出すように軸18を中心に前方に90度回動させた状態を示している。
続いて、この形態変化玩具1の車両玩具1Aの形態について説明する。
車両玩具1Aは、図1に示すように、前輪2及び後輪3と、サイドパネル前部4と、サイドパネル後部5と、フロントフェンダ6a及びフロントパネル6bを有するフロント部品6と、リアフェンダ7a及び一部のリアパネル7b(図3参照)を有するリアサイド部品7と、フロントフード8a、ルーフ8b及びリアフード8cを有する上面部品8と、フロントバンパ26と、排気装置模型27(図3参照)とを備えている。これらの部品は、第1の長尺部材10及び第2の長尺部材11に適宜に分配された形で配設されている。
なお、リアサイド部品7には軸20を中心に回動自在に後輪3が設けられている。
図4には、車両玩具1Aの形態における第1の長尺部材10及び第2の長尺部材11の模式的な平面図が示され、図5には、その模式的な側面図が示されている。これらの図において、網掛け部分は第1の長尺部材10と第2の長尺部材11とが重なっている部分である。
第1の長尺部材10と第2の長尺部材11は、図5に示すように、それらの中間部で軸(第1の軸)12を中心に互いに回動自在に連結されている。
このうち第1の長尺部材10の一端部はフロアパネル前部を構成している。この第1の長尺部材10の一端部はロボット玩具1Bの脚部を構成する。この第1の長尺部材10の一端部側には、図6に示すように、側面にサイドパネル前部4が一体に配設されるとともに、軸14(図1参照)によって前輪2が回転自在に配設されている。このサイドパネル前部4及び前輪2はロボット玩具1Bの脚部のプロテクタを構成する。
また、第1の長尺部材10の他端部の左右には、それぞれ、当該左右に対応するリアサイド部品7が第1の長尺部材10の長手方向に平行に延設された軸15(図9及び図12)を中心に回動自在に配設されている。第1の長尺部材10の他端部はロボット玩具1Bの胴部を構成する。リアサイド部品7は、軸15に巻回されたねじりコイルバネ16によって外方(図6の矢印Aの方向)に付勢されている。具体的には、リアサイド部品7は、後輪3の外表面が車両玩具1Aの形態における下方を向く方向にねじりコイルバネ16によって付勢されている。ロボット玩具1Bとなったとき後輪3は背中側に位置し、リアサイド部品7はロボット玩具1Bの腕や肩部のプロテクタを構成する。
このリアサイド部品7のリアフェンダ7aの内側には軸18を中心にロボット玩具1Bの腕19の基部が回動自在に配設されている。この軸18は上記軸15に直交する方向に延在している。
一方、第2の長尺部材11の一端部は、図7に示すように、フロアパネル後部を構成している。この第2の長尺部材11の一端部はロボット玩具1Bの脚部を構成する。この第2の長尺部材21の一端部側には、側面にサイドパネル後部5が一体に配設されている。このサイドパネル後部5はドアパネルを構成し、ロボット玩具1Bとなったとき腰部のプロテクタを構成する。
また、第2の長尺部材11の他端部側には、図8(A)及び図8(B)に示すように、軸22を介してロボット玩具1Bの頭部23が配設され、当該頭部23に軸24を介してフロント部品6が配設され、さらに頭部23に軸25を介して上面部品8が配設されている。第2の長尺部材11の他端部はロボット玩具1Bの胴部を構成する。また、ロボット玩具1Bとなったとき、フロント部品6は胸部のプロテクタを構成し、上面部品8はの背中のプロテクタを構成する。
また、この形態変化玩具1では、第1の長尺部材10の一端部にフロントバンパ26が軸28a(図10参照)によって回動自在に配設され、一方、第2の長尺部材11の一端部に車両玩具1Aの排気装置模型27が軸28bによって回動自在に配設されている。そして、フロントバンパ26の底面には、図示しない指差込み凹部26aが形成されている。また、排気装置模型27の底面には、図示しない指差込み凹部27aが形成されている。このフロントバンパ26は第1の指操作部を構成し、排気装置模型27は第2の指操作部を構成する。そして、フロントバンパ26と排気装置模型27とはロボット玩具1Bにおける足を構成している。
なお、本実施形態では、図10に示すように排気装置模型27の軸28bは長孔によって支持されている。そして、図示はしないが、この排気装置模型27はバネの付勢力によって押圧部材を介して軸12から離間する方向に付勢されている。そして、指差込み凹部27aと指差込凹部27Bとを近付ける際に、排気装置模型27の軸12側の弧状部分が押圧部材摺接して回動し易くなるように構成している。
次に、このように構成された形態変化玩具1の動作を説明する。
実施形態の形態変化玩具1では、図1に示す車両玩具1Aの形態において第1の長尺部材10の第1の指操作部(フロントバンパ26)と第2の長尺部材11の排気装置模型27(第2の指操作部)とが最も離れた状態にある。この状態では、フロント部品6及び上面部品8がサイドパネル前部4,サイドパネル後部5等によって位置決めされている。
また、リアサイド部品7は、サイドパネル後部5による押圧力によってねじりコイルバネ16の付勢力に抗して回動されて腕19は車体内部に格納された状態にある。具体的には、図9に示すように、リアサイド部品7は、形態変化玩具1がロボット玩具1Bの形態から車両玩具1Aの形態に変化する際に、矢印B方向に回動するサイドパネル後部5の前端上部に押圧され、矢印Cの方向にねじりコイルバネ16の付勢力に抗して回動し、サイドパネル後部5の内面がリアサイド部品7の段部70の外面に当接した状態で係止される。この状態が腕19は車体内部に格納されている状態である。
この状態で、フロントバンパ26及び排気装置模型27の指差込み凹部26a,27aに指を差込み、第1の長尺部材10の第1の指操作部(フロントバンパ26)と第2の長尺部材11の排気装置模型27(第2の指操作部)とが近付く方向、すなわち、両長尺部材10,11を閉じる方向に力を加える。すると、図10に示すように、第1の長尺部材10に配設されたリアサイド部品7等が軸12を中心に反時計方向上方へ回動され、第2の長尺部材11に配設されたフロント部品6,上面部品8,頭部23等が軸12を中心に時計方向上方に移動される。その際、リアサイド部品7は、サイドパネル後部5によっての拘束が少なくなり、ねじりコイルバネ16の付勢力によって少し外方へ開かれる。
さらに、第1の長尺部材10の第1の指操作部(フロントバンパ26)と第2の長尺部材11の排気装置模型27(第2の指操作部)とが近付く方向に力を加えと、図11に示すように、リアサイド部品7、フロント部品6,上面部品8,頭部23等が上方へ移動される。
さらに、第1の長尺部材10の第1の指操作部(フロントバンパ26)と第2の長尺部材11の排気装置模型27(第2の指操作部)とが近付く方向に力を加えと、図12に示すように、ロボット玩具1Bの形態に変化する。この状態では、フロント部品6がロボット玩具1Bの形態における胴部前面に位置され、上面部品8が胴部背部に位置され、頭部23が立設される。この場合、頭部23は第1の長尺部材10の他端部に形成した図示しないリブに摺接して起立する方向に動作して立設される。また、リアサイド部品7は、サイドパネル後部5による拘束から解放され、ねじりコイルバネ16の付勢力によって完全に外方へ開かれ、腕19がロボット玩具1Bの側方に位置される。そして、腕19を軸18を中心にして回動させて前方に略水平方向に位置させると、図2の形態となる。
この状態において、足は、ロボット玩具1Bの接地面となり、ロボット玩具1Bの支持を確保している。
このように構成された形態変化玩具1によれば、次のような効果を得ることができる。
すなわち、形態変化玩具1によれば、車両玩具1Aの形態にあるときに第1の指操作部と第2の指操作部を互いに接近させることにより、当該第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して部品を盛り上がらせてロボット玩具1Bの形態を取らせることができるので、単純な構造で、手に持ったままの状態で、車両玩具1Aの形態からロボット玩具1Bの形態への形態変化を行うことができる。
また、車両玩具1Aの形態からロボット玩具1Bの形態への変化の際には、第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して前記部品が盛り上がり、ロボット玩具1Bの形態から車両玩具1Aの形態への変化の際には、第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して部品が沈み込むので、意外性があり面白みのある形態変化玩具1を実現できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、車両玩具1Aとロボット玩具1Bとの間で形態変化をさせるように構成したが、例えば比較的扁平な動物、生物、仮想生命体、情景物その他から比較的高さのある動物、生物、仮想生命体、情景物その他への形態変化をさせるように構成することができる。
なお、本発明の「ロボット玩具」には人間型フィギアも含むことは勿論である。
1 形態変化玩具
2 前輪
3 後輪
4 サイドパネル前部
5 サイドパネル後部
6 フロント部品
7 リアサイド部品
8 上面部品
8b リアパネル
10 第1の長尺部材
11 第2の長尺部材
12 軸

Claims (10)

  1. 第1形態と第2形態との間で可逆的に形態を変化させることが可能に構成された形態変化玩具において、
    第1の長尺部材の中間部と第2の長尺部材の中間部とが第1の軸を中心に互いに回動自在に結合され、
    前記第1の長尺部材及び前記第2の長尺部材には、当該第1の長尺部材及び当該第2の長尺部材と共に前記第1形態及び前記第2形態を構成する部分が設けられ、
    前記第1の長尺部材の一端部に指で操作可能な第1の指操作部が設けられるとともに、前記第2の長尺部材の一端部に指で操作可能な第2の指操作部が設けられ、
    前記第1の長尺部材及び前記第2の長尺部材は、
    前記第1の指操作部と前記第2の指操作部とが互いに離間して前記第1形態を取らせる第1位置と、前記第1の指操作部と前記第2の指操作部が互いに接近して当該第1の指操作部及び当該第2の指操作部に対して前記部分を盛り上がらせて前記第2形態を取らせる第2位置とを取り得るように構成された、
    ことを特徴とする形態変化玩具。
  2. 前記第1の長尺部材の前記一端部側と前記第2の長尺部材の前記一端部側とには、
    前記第1形態の基体を構成するとともに前記第2形態の下半部を構成する部分が設けられ、
    前記第1の長尺部材の前記一端部側と前記第2の長尺部材の前記一端部側とは、
    前記第1位置にあるときに前記第1形態の前記基体を構成するとともに前記第2位置にあるときに前記第2形態の前記下半部を構成し、
    前記第1の長尺部材の他端部側と前記第2の長尺部材の他端部側とには、
    前記第1形態の前記基体以外の部分を構成するとともに前記第2形態の上半部を構成する部分が設けられ、
    前記第1の長尺部材の前記他端部側と前記第2の長尺部材の前記他端部側とは、
    前記第1位置にあるときに前記第1形態の前記基体以外の部分を構成するとともに前記第2位置にあるときに前記第2形態の前記上半部を構成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の形態変化玩具。
  3. 前記第1形態は車両玩具の形態となっており、
    前記第1の長尺部材の前記一端部側には、前輪と、前輪と後輪との間に位置するサイドパネルの前部とが設けられ、前記第1の長尺部材の前記他端部側の左右には、それぞれ、当該左右に対応する後輪及びリアフェンダを有するリアサイド部品が設けられ、
    前記第2の長尺部材の前記一端部側には、前記サイドパネルの後部が設けられ、前記第2の長尺部材の前記他端部側には、フロントフェンダ及びフロントパネルを有するフロント部品と上面部品とが設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の形態変化玩具。
  4. 前記第2形態はロボット玩具の形態となっており、
    前記第1の長尺部材には前記リアサイド部品が前記第1の長尺部材の長手方向に延在する第2の軸を中心に回動自在に設けられ、前記リアサイド部品の前記リアフェンダの内側には前記ロボット玩具の形態の腕が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の形態変化玩具。
  5. 前記リアサイド部品と前記第1の長尺部材との間にはバネが介在され、
    前記リアサイド部品は、前記車両玩具の形態では前記サイドパネルの後部によって前記バネの付勢力に抗して前記腕が当該サイドパネルの後部の内側となる状態に係止され、前記車両玩具の形態から前記ロボット玩具の形態に移行する際に前記バネの付勢力によって回動して前記腕が側方に露出し、前記ロボット玩具の形態から前記車両玩具の形態に移行する際に前記サイドパネルの後部に押圧され前記バネの付勢力に抗して回動して前記腕が当該サイドパネルの後部の内側となることを特徴とする請求項4に記載の形態変化玩具。
  6. 前記第2の長尺部材の前記他端部側にはリンク棒を介して前記上面部品が回動自在に設けられ、前記上面部品は、前記ロボット玩具の形態に変化した際に前記ロボット玩具の背部側に配置されることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の形態変化玩具。
  7. 前記リンク棒は前記ロボット玩具の形態の頭によって構成されていることを特徴とする請求項6に記載の形態変化玩具。
  8. 前記フロント部品は前記第2の長尺部材の前記他端部側に回動自在に設けられ、前記ロボット玩具の形態に変化した際に、前記ロボット玩具の胸部側に配置されることを特徴とする請求項3から7のいずれか一項に記載の形態変化玩具。
  9. 前記第1の指操作部は前記第1の長尺部材に回動自在に設けられるとともに、前記第2の指操作部は前記第2の長尺部材に回動自在に設けられ、
    前記第1の指操作部及び前記第2の指操作部は、前記ロボット玩具の足を構成することを特徴とする請求項3から8のいずれか一項に記載の形態変化玩具。
  10. 前記第1の指操作部及び前記第2の指操作部は、指先を引っ掛けるための凹部を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の形態変化玩具。
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