JP2016055041A - 湾曲操作機構及び、湾曲操作機構を備える内視鏡 - Google Patents

湾曲操作機構及び、湾曲操作機構を備える内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】操作レバーの最大傾斜角度を変更する湾曲操作機構及び湾曲操作機構を備える内視鏡を提供する。【解決手段】内視鏡の湾曲操作機構は、挿入部の湾曲部をワイヤ牽引により湾曲動作させる牽引部と、牽引部を保持し一端を支点として他端を全方向に傾倒可能な操作レバーと、操作レバーを貫通させて、操作レバーの傾倒範囲を規制する穴部を有する傾斜規制部材と、この傾斜規制部材を支点に対して遠近移動させる移動機構を含むフレーム部と、を備え、移動機構は、傾斜規制部材を支点に近づける移動により傾斜規制部材の傾倒角度範囲を大きくし、傾斜規制部材を支点から遠離する移動により傾斜規制部材の傾倒角度範囲を小さくする。【選択図】図2

Description

本発明は、挿入部の先端側に設けられた湾曲部を操作する湾曲操作機構及び、その機構を備える内視鏡に関する。
近年、内視鏡は、体腔内や管路内の観察や処置を行うために、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。これらの内視鏡は、体腔内や管路内に差し入れる細く長尺な挿入部を有している。この挿入部として、挿入経路の屈曲状態に応じて湾曲する軟性鏡と、主として手術等に用いられる硬性鏡とが知られている。軟性鏡の先端側には湾曲部が備えられ、ユーザの手元操作に従って、所望する方向に自在に湾曲させることができる。
従来の内視鏡は、例えば、特許文献1に開示されるように、操作部に設けられたジョイスティック型の操作レバーを倒すことにより操作ワイヤを牽引し、湾曲部を手元側で湾曲操作する構成となっている。この操作ワイヤの牽引弛緩で湾曲させる内視鏡の湾曲部においては、個体及び湾曲方向により操作ワイヤ牽引量と湾曲部の湾曲角度の関係が異なっている。
特開2009−89955号公報 特開2004−321492号公報
前述した特許文献1では、例えば、垂直状態を原点位置として、操作レバーを最大に傾斜させた時に、常に一定量のワイヤを牽引する構造では、製造誤差やワイヤ特性の僅かな違いで、同一操作でも4方向(上下左右)の各方向毎に湾曲角度が異なってしまう。また、最大傾斜角度に至ったにもかかわらず、目的とする湾曲角度が確保できない場合や、その目的とする湾曲角度を過度に超えて湾曲してしまう事態も想定される。
従って、製造時に何らかの調整が必要であった。例えば、特許文献2には、4方向に湾曲する内視鏡において、ジョイスティックの最大傾倒角度と湾曲部の湾曲角度とを調整する構造が開示されている。この構造において、ジョイスティックの最大傾倒角度を調整するための傾斜規制部材は、各方向毎に独立して存在している。このため、調整時には、4つの傾斜規制部材に対して夫々に調整し、また、傾斜規制部材間の調整も必要とするため、煩雑な作業となり、調整時間も要していた。さらに、4つもの傾斜規制部材を操作部内に装備するため、操作部の大型化を招くとともに、重量も増加して、内視鏡の操作性の低下を招いている。
そこで本発明は、単体の傾斜規制部材にて、操作レバーの最大傾斜角度を規制し、小型軽量で操作性に優れ、且つ湾曲部の湾曲角度の調整の作業が容易な湾曲操作機構及び、その湾曲操作機構を備える内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に従う実施形態に係る内視鏡の湾曲操作機構は、支点を有し該支点を通る中心軸を基準として、前記支点を中心に全方向に揺動可能な操作レバーと、前記支点を保持し、前記操作レバーが挿通される穴部を有する操作部と、前記穴部に配設された前記操作レバーの揺動範囲を定める傾斜規制部材と、前記傾斜規制部材を穴部の軸方向に移動可能な移動調整部を備えている。
本発明によれば、単体の傾斜規制部材にて、操作レバーの最大傾斜角度を規制し、小型軽量で操作性に優れ、且つ湾曲部の湾曲角度の調整の作業が容易な湾曲操作機構及び、その湾曲操作機構を備える内視鏡を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡の概念的な構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態の湾曲操作ユニットの横断面図である。 図3は、湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。 図4は、傾斜規制部材が最下位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾けた状態を示す図である。 図5は、傾斜規制部材が最上位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。 図6は、第2の実施形態に係る湾曲操作ユニットの横断面図である。 図7は、第2の実施形態の湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。 図8は、傾斜規制部材が最下位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。 図9は、傾斜規制部材が最上位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾けた状態を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る湾曲操作ユニットの横断面図である。 図11は、第3の実施形態の変形例となる湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。 図12は、傾斜規制部材が最下位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。 図13は、第4の実施形態に係る湾曲操作ユニットの横断面図である。 図14は、第4の実施形態の湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。 図15は、テーパ部材が上方に移動した時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。 図16は、テーパ部材が下方に移動した時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾けた状態を示す図である。 図17は、第5の実施形態に係る湾曲操作ユニットの外観構成を斜めに見た斜視図である。 図18は、第5の実施形態の2軸直交型ジョイント機構を湾曲操作機構に適用した構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡の概念的な構成例を示している。本実施形態の内視鏡1は、主として、体腔内へ挿入される長尺で軟性な挿入部2と、この挿入部2の基端と連設された操作部3と、光源装置(不図示)に接続するライトガイドコネクタ4と、ビデオシステムセンタ(不図示)に接続するビデオコネクタ5と、とで構成される。尚、内視鏡1は、操作部3とライトガイドコネクタ4とがユニバーサルコードとしての軟性ケーブル6を介して接続されており、ライトガイドコネクタ4とビデオコネクタ5とが通信ケーブル7を介して接続されている。
挿入部2には、主にステンレス等の金属性部材から円筒形状に形成された先端部11、湾曲部12、及びステンレス等金属管の硬性管13が先端側から順に連設されている。体腔内へ挿入される硬性管13の先端面には、照明光の照射窓や撮像部が配置され、挿入部2の内部には、映像信号のための信号ケーブル及びライトガイド等が内設されている。
操作部3には、湾曲部12を遠隔操作する湾曲操作部である湾曲操作ユニット60と、前述した光源装置及びビデオシステムセンタによる諸機能を操作するための各種スイッチ16が備えられている。湾曲操作ユニット60は、操作部3の基端部分(挿入部2に対して背面側)に設けられている。以下の説明において、操作部3の挿入部2が設けられている側を先端側、湾曲操作ユニット60が設けられている側を基端側と称している。さらに、操作部3の基端部分の側方には、軟性ケーブル6が延出するグリップ10が延設されている。内視鏡1は、湾曲操作ユニット60のジョイスティックレバー50の傾倒操作により湾曲部12が上下左右の4方向およびそれらを複合させた方向(以下、全方向)に湾曲自在な構成である。
図2は、本実施形態の湾曲操作ユニットの横断面図であり、図3は、湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。
湾曲操作ユニット60は、操作部3のハウジング8の基端側に設けられている。勿論、配置箇所は、基端側に限定されるものではなく、操作性が損なわない限り、ハウジング8の側面や、側面から張り出した突起部に設けることも可能である。
湾曲操作ユニット60は、ジョイスティックレバー50[操作レバー]と、このジョイスティックレバー50の一端を外部に露出した状態で周囲を覆うキャップ形状を成すゴムブーツ51と、有底の円筒状(カップ形状)を成し、上部の開口部52dがゴムブーツ51に覆われるフレーム部52と、フレーム部52内に可動自在に支持され、湾曲部12とワイヤ接続されるワイヤ牽引部53と、を有している。
ジョイスティックレバー50は、ロッド50bと、ロッド50bの露出する一端に設けられる半球状の指掛部50aと、ロッド50bのフレーム部52内に配置される他端に設けられる球体54と、で構成される。
ロッド50bの球体54は、フレーム部52の底面52a上の略中心に設けられた球体受け部52bに嵌め込まれて、ボールジョイント機構を構成し、ロッド50bを可動保持している。以下の説明において、ボールジョイント機構の球体54と球体受け部52bとで支点部を構成し、その回動中心位置又は揺動中心位置を、支点(又は、支点位置)と称している。
ロッド50bの球体54の近くにワイヤ牽引部53が嵌合されて固定され、その上方には円筒形状を成す筒状部材50cがロッド外周面上を回転自在に嵌装されている。よって、ジョイスティックレバー50を傾倒操作することで、球体54を通る中心軸Aを基準として、球体54を中心に全方向にワイヤ牽引部53が揺動可能な構成となっている。以下の説明において、中心軸Aが垂直方向(原点位置:角度0°)の際に、ジョイスティックレバー50が傾倒して後述する傾斜規制部材71に当接した時の角度を最大傾倒角度とし、最大傾倒角度からその原点位置を抜けて反対側の最大傾倒角度に至る範囲を最大傾倒角度範囲とする。
ワイヤ牽引部53は、ロッド50bが交点を通過するように嵌合する十字形状を成す4つの牽引腕部53bが延設され、各牽引腕部53bの端部近傍に係止孔53cが穿孔されている。フレーム部52の底面52aには、係止孔53cと垂直位置(中心軸aと平行する方向)の関係を持つ位置に穴部が形成され、コイルパイプ19bが嵌め込まれて固定されている。
これら係止孔53cには、コイルパイプ19bを貫通して導入された湾曲操作ワイヤ19の端部に設けられた係止部材19aが掛け止めされる。これらの掛け止めにより、牽引腕部53bの傾きに応じて、湾曲部12まで延設されている各湾曲操作ワイヤ19が牽引弛緩される。湾曲部12は、各湾曲操作ワイヤ19の牽引弛緩の状態に応じて、内部に設けられた複数の湾曲駒(不図示)が回動することで、全方向に湾曲する。
また、フレーム部52の開口部52dは、絞り形状を成し、外周面に溝が形成され、内周面には、雌ネジ52cが形成されている。溝には、ゴムブーツ51の縁部が嵌め込まれて、取り付けられている。雌ネジ52cには、円盤形状の傾斜規制部材71が螺合されている。また、ゴムブーツ51は、中央部分が凸状に張り出したキャップ形状を成し、開口側の縁部分は、断面が円形状の縁取り部が形成されている。中央の凸部の頂部は、平坦に形成され、中央にロッド50bが貫通する穴部が形成される。尚、この穴部は、ロッド50bが貫通した際に、フレーム部52内部に水(例えば、洗浄液等)が入れ込まないように、水密に構成されている。
傾斜規制部材71は、中心軸Aと一致する同心円上(中心)に穴部71aが形成され、外周部には、雌ネジ52cと螺合するネジ(雄ネジ)71bが形成されている。本実施形態では、雌ネジ52cの長さに比べて、ネジ71bの長さを短くしており、雌ネジ52c上をネジ71bが移動可能な移動機構(又は、移動調整部)に構成されている。この移動機構により、後述する調整時には、傾斜規制部材71を回転することで、フレーム部52に対し、傾斜規制部材71が軸B方向に移動可能になる。ここで、移動により傾斜規制部材71が支点から最も離れた位置を最上位とし、傾斜規制部材71が支点に最も近づいた位置を最下位とする。また、調整終了時には、傾斜規制部材71は、フレーム部52と接着剤等で接着することで固定される。尚、非傾倒操作時には、中心軸Aと軸Bは同軸ないし平行の関係にある。
また、筒状部材50cは、ジョイスティックレバー50を傾倒操作した際に、穴部71aに触れる長さを有し、ジョイスティックレバー50が穴部71aの縁部に直接、当接しないように構成されている。
本実施形態の作用について説明する。
図4は、傾斜規制部材71が最下位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾けた状態を示す図である。図5は、傾斜規制部材71が最上位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。
図4に示すように、ジョイスティックレバー50を傾倒させると、筒状部材50cが最下位にある傾斜規制部材71の穴部71aの縁に当接することで、ジョイスティックレバー50の傾倒が規制される。尚、筒状部材50cが穴部71aの縁に当接した状態で、筒状部材50cが穴部71aの内周に沿うようにジョイスティックレバー50を回旋した場合に、筒状部材50cがロッド50bに対して回転自在である。従って、ジョイスティックレバー50の回旋時に、穴部71aと接触して筒状部材50cが受動により同期しながら回転しているため、筒状部材50cと穴部71aとが擦れ合うことはなく、磨耗の発生を防止している。
フレーム部52に対して、傾斜規制部材71を回転させると、雌ネジ52c上をネジ71bが移動して、傾斜規制部材71が軸Bの軸方向に移動する。図4においては、傾斜規制部材71が最下位に下降する。この移動により、筒状部材50cが傾斜規制部材71と当接する位置が変化するため、ジョイスティックレバー50がフレーム部52の開口部52dの軸Bとなす角度が変化する。
本実施形態では、図5に示すように、傾斜規制部材71を最上位に上昇させて、球体54から遠離するように軸bの軸方向に移動させると、ジョイスティックレバー50の傾倒角度は小さくなる。反対に、図4に示すように傾斜規制部材71を最下位まで下降させて、球体54に近接するように軸bの軸方向に移動させると、ジョイスティックレバー50の傾倒角度は大きくなる。
以上のように構成された本実施形態の内視鏡1は、湾曲部12を湾曲させるためのジョイスティックレバー50の傾倒角度は、支点からの傾斜規制部材71までの距離により規定されている。本実施形態では、傾斜規制部材71を螺合による位置移動が可能な構成とすることで、支点までの距離を容易に変更でき、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度範囲を容易に調整することができる。特に、1つの部位の傾斜規制部材71を移動させることで、全方向(上下左右)に対して、同時に傾倒角度範囲を変更できるため、簡易に湾曲操作ワイヤ19の牽引量を変化させて、湾曲部の最大湾曲角度を適正に調整することができる。
また、ジョイスティックレバー50が傾倒時に当接する傾斜規制部材71との間に、回転自在に嵌め込まれた筒状部材50cを介在させることで、ジョイスティックレバー50を傾斜規制部材71に当接した状態で回転させた際に、その回転と同期して回るロッド50bと傾斜規制部材71とが擦れ合うことはなく、磨耗の発生を防止することができる。また、仕様に応じて雌ネジ52cの長さを設計することにより、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度範囲を容易に設定し、湾曲操作ワイヤ19の牽引量を変化させて、湾曲部の最大湾曲角度を適正に調整することができる。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態に係る湾曲操作ユニットの横断面図であり、図7は、湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。図8は、傾斜規制部材が最下位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。図9は、傾斜規制部材が最上位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾けた状態を示す図である。本実施形態に構成部位において、前述した第1の実施形態に示した構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、第1の実施形態における筒状部材50cに代わって、ワイヤ牽引部53と傾斜規制部材81の間に、ロッド50bに嵌装された円盤部材72(当接部材)を有している。円盤部材72の中心軸は、ロッド50bの中心軸Aと同軸になっている。よって、ジョイスティックレバー50が最大傾倒の時に、円盤部材72の縁部分が傾斜規制部材81に接触する構成である。
本実施形態の作用について説明する。
図8に示すように、ジョイスティックレバー50を傾倒させると、一体的に円盤部材72が傾き、傾斜規制部材81に当接することで、ジョイスティックレバー50の傾倒が規制される。本実施形態では、ジョイスティックレバー50の傾倒角度が少しでも大きく取れ且つ、ロッド50bが傾斜規制部材81の穴部81aの縁に接触しないように、円盤部材72の径が設定されている。このように傾倒した状態でジョイスティックレバー50を回旋させると、円盤部材72も回旋して、円盤部材72の縁部分が傾斜規制部材81に移動しながら当接することとなり、擦れ合うことはなく、磨耗の発生を防止している。
本実施形態において、ジョイスティックレバー50の傾倒角度範囲を変更する場合には、図8に示すように、傾斜規制部材81を回転させて、雌ネジ52c上をネジ81bが軸Bの軸方向に移動して、傾斜規制部材81を最下位まで下降させる。
この最下位までの移動により、円盤部材72からの傾斜規制部材81までの距離が短くなり、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度範囲が小さくなる。従って、湾曲操作ワイヤ19の牽引量が小さくなり、湾曲部の最大湾曲角度が小さくなる。
反対に、図9に示すように傾斜規制部材81を回転させて、雌ネジ52c上をネジ81bが軸Bの軸方向に移動して、傾斜規制部材81を最上位まで上昇させる。この最上位まで移動により、円盤部材72からの傾斜規制部材81までの距離が遠くなり、ジョイスティックレバー50の傾倒角度範囲が大きくなる。従って、湾曲操作ワイヤ19の牽引量が大きくなり、湾曲部の最大湾曲角度が大きくなる。
本実施形態によれば、ジョイスティックレバー50の最大傾斜角度を第1の実施形態と同様にする場合、傾斜規制部材81の位置を、球体54に近づけることが可能となる。すなわち、フレーム部52の雌ネジ52cの位置を球体54に近づけることが可能となることで、フレーム部52を小型にでき、内視鏡の湾曲操作ユニット60の小型化を図ることができる。
尚、本実施形態では、傾斜規制部材81に当接する円盤部材をジョイスティックレバー50のロッド50bに設けることにより、ジョイスティックレバー50が穴部81aの縁に接触しないようにしているが、円盤部材72に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態における牽引腕部53bの外周端の一周に渡り、側壁面を立ち上げて、牽引腕部53bをカップ形状に形成する。この牽引腕部53bをカップ形状にした場合、ジョイスティックレバー50を傾倒させると、側壁面の頂部が傾斜規制部材81に当接するため、円盤部材72と同等の効果を得ることができる。また、ジョイスティックレバー50に円盤部材72を別途取り付ける手段や作業工程が無くなるため、コストの点でも有利である。
[第3の実施形態]
次に第3の実施形態について説明する。
図10は、第3の実施形態に係る湾曲操作ユニットの横断面図である。本実施形態に構成部位において、前述した第1の実施形態に示した構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の湾曲操作ユニット60のフレーム部52は、操作部3のハウジング8の基端内に設けられる。フレーム部52は、カップ形状を成し、底面中央には、ジョイスティックレバー50のロッド50bの球体54が嵌め込まれる球体受け部52bが設けられている。
ジョイスティックレバー50は、球体受け部52bを支点とするボールジョイント機構に構成される。フレーム部52の開口側には、中央が張り出したキャップ形状のゴムブーツ51が覆うように設けられ、その中央からジョイスティックレバー50の一端が外部に突出して、半球状の指掛部50aが取り付けられている。球体54の近傍のロッド50bには、十字形状を成す牽引腕部53bが取り付けられ、十字形状の各腕部には、それぞれに湾曲操作ワイヤ19が連結されている。4本の湾曲操作ワイヤ19は、湾曲部12の複数の湾曲駒に接続され、ジョイスティックレバー50の傾倒操作に応じて、湾曲部12を湾曲させている。
フレーム部52の開口部52dの内周面には、雌ネジ52cが形成されている。調整リング73は、外周面上側に鍔が張り出すように形成され、外周面下側には雄ネジ73aが形成され、雌ネジ52cと螺合して、フレーム部52に螺着されている。調整リング73の雄ネジ73aは、雌ネジ52c上を螺合した状態で移動可能である。従って、調整リング73を回転させることで、フレーム部52に対して、軸Bの軸方向に移動する構造である。調整終了時には、調整リング73はフレーム部52に接着剤により接着されて固定される。また、調整リング73の内周面下側には、内側に張り出す鍔形状の受け部73cが形成され、内周面には、雌ネジ73bが形成されている。
調整リング73の受け部73cに掛かるように載置される円盤形状の傾斜規制部材74が載置されている。傾斜規制部材74は、調整リング73の内径以下で載置状態で回転自在な径を有している。さらに、外周面に雄ネジ75bが形成され、調整リング73の雌ネジ73bと螺合する固定リング75が移動可能に螺着されている。
調整リング73に対して固定リング75を下方向(軸bの軸方向で支点位置に近づく方向)に締め込むことで、調整リング73の受け部73cと固定リング75の底面とで傾斜規制部材74が挟まれて固定される。反対に固定リング75を上方向(軸Bの軸方向で支点位置から離れる方向)に緩めることで、傾斜規制部材74の固定状態が解除され、受け部73c上で回転可能となる。
この傾斜規制部材74には、略中心位置にジョイスティックレバー50が貫通する長穴部形状の穴部74aが形成されている。さらに、傾斜規制部材74には、軸Bの軸方向でワイヤ牽引部53と重ならない位置に貫通穴部74dが形成される。この貫通穴部74dを貫通して、軸B方向と略平行となるように、円柱状のシャフト76(姿勢保持部材)がフレーム部52の底面上に立設される。貫通穴部74dは、シャフト76の外径よりも大きい内径を有し、傾斜規制部材74がシャフト76の長手軸方向に移動可能となっている。尚、シャフト76の固定は、は、端部に雄ネジを形成し、フレーム部52の底面にねじ穴部を形成することで螺着固定する構成であってもよい。
固定リング75を回転させて緩めて、傾斜規制部材74に対する固定を解除した状態で、調整リング73を回転させると、傾斜規制部材74が軸Bの軸方向に昇降移動可能な構造である。また、傾斜規制部材74が緩められた状態の時に、シャフト76によって、調整リング73の回転に連れられて傾斜規制部材74が回転することなく、長穴部形状の穴部74aが同じ向きを維持しつつ、昇降移動する。尚、ジョイスティックレバー50のロッド50bに、前述した筒状部材50cを嵌装させてもよい。
次に、第3の実施形態の変形例について説明する。
図11は、第3の実施形態の変形例となる湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。
本変形例は、第3の実施形態における固定リング75と傾斜規制部材74との形状が異なっている。図11に示すように、傾斜規制部材74の外周面がテーパ形状に形成され、部材断面が台形形状となっている。この傾斜規制部材74のテーパ面74bに当接するように、固定リング75の内面が逆テーパ面に形成されている。この構成により、固定リング75を受け部73c側に締め込むことにより、固定リング75の逆テーパ面75aが傾斜規制部材74のテーパ面74bを押圧することで、調整リング73に対して傾斜規制部材74が固定される。
次に、第3の実施形態及び変形例の作用について説明する。
図12は、傾斜規制部材が最下位時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。ここでは、固定リング75と傾斜規制部材74は、図11に示す変形例の構造を例としている。
ジョイスティックレバー50を最大傾倒角度まで傾倒させると、ロッド50bが最下位にある傾斜規制部材74に当接することで傾倒が規制される。これらは、前述した第1の実施形態と同様な作用により、傾斜規制部材74を軸Bの軸方向に移動させることによって、ロッド50bが傾斜規制部材74と当接する位置が変化するため、ジョイスティックレバー50がフレーム部52の開口部52dの軸Bとなす角度が変化する。
最大傾倒角度範囲を変化させる場合、まず、固定リング75を回転させて緩めることにより、調整リング73の受け部73cに押圧により固定されていた傾斜規制部材74が固定解除されて回転可能な状態となる。
次に、図12に示すように、調整リング73を回転させて、雌ネジ52c上で雄ネジ73aを移動させることで、調整リング73を軸Bの軸方向で最下位に移動させる。この移動で、傾斜規制部材74を支点位置から距離が短くなる方向に移動させることで、ジョイスティックの最大傾倒角度範囲が大きくなるように調整される。逆に、傾斜規制部材74を最上位に移動させて、支点位置から距離が長くなる方向に移動させることで、ジョイスティックの最大傾倒角度範囲が小さくなるように調整される。
以上のことから、本実施形態及び変形例によれば、固定リング75による傾斜規制部材74の固定状態を解除して回転可能とした後、調整リング73を回転させて傾斜規制部材74を軸Bの軸方向に移動させた際に、傾斜規制部材74はシャフト76によって規制されているため、調整リング73の回転に連れられることなく、傾斜規制部材74の長穴部形状の穴部74aの向きを維持したまま、昇降移動できる。従って、穴部74aの形状は、円形に限定されるものではなく、湾曲部の湾曲形状に要求されるジョイスティックレバー50の傾倒操作に応じて、自由な穴形状に形成することが可能である。また、1つの傾斜規制部材74を支点からの距離を変化させるように移動させて、ジョイスティックレバー50の全方向に対する最大傾斜角度を任意に設定することができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について説明する。
図13は、第4の実施形態に係る湾曲操作ユニットの横断面図であり、図14は、湾曲操作ユニットの横断面を斜めに見た斜視図である。本実施形態に構成部位において、前述した第1の実施形態に示した構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態は、前述した第1の実施形態の湾曲操作ユニットに対して、傾斜規制部材82が固定され、筒状部材50cに代わって、移動するテーパ部材77(第2の傾斜規制部材)を用いた構成となっている。傾斜規制部材82は、円盤形状を成し、中心には、ジョイスティックレバー50が貫通する穴部82aが形成されている。傾斜規制部材82は、フレーム部52の開口部52dの内周面に固定される。
本実施形態では、傾斜規制部材82の移動に代わって、ロッド50bに螺合されるテーパ部材77を中心軸Aの軸方向に移動することで、固定された傾斜規制部材82の穴部82aの縁に当たるテーパ面の位置を移動させて、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度範囲を変更する。
ジョイスティックレバー50が傾倒した状態で、ロッド50bが傾斜規制部材82の穴部82aの縁部分に当接する箇所を中心として上下で、後述するテーパ部材77の雌ネジ77aの長さ分の領域には、雄ネジ50dが形成される。円錐形状を成すテーパ部材77は、頂部から底面に掛けて、雄ネジ50dに螺合する雌ネジ77aが形成される。テーパ部材77は、テーパ面が支点を向く方向でロッド50bに嵌装されて移動可能に螺着される。
本実施形態では、図13に示すように、テーパ面が支点を向く方向になるように取り付けた状態を示しているが、反対に、テーパ面が指掛部50aを向く方向に逆配置してもよい。また、調整終了時には、テーパ部材77を接着剤によりロッド50bへ接着して固定する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図15は、テーパ部材77が上方に移動した時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾倒させた状態を示す図である。図16は、テーパ部材77が下方に移動した時にジョイスティックレバーを最大傾倒まで傾けた状態を示す図である。
本実施形態は、テーパ部材77を回転させることで、ロッド50bに対し、テーパ部材77がロッド50bの中心軸Aの軸方向に移動可能な構造である。テーパ部材77において、テーパ面の頂部側と底面側では、半径が異なっている。テーパ面の頂部側即ち、半径が小さい側が前述した傾斜規制部材71の最下位に相当して、ジョイスティックレバー50の傾倒角度が大きくなって、最大傾倒角度範囲が大きくなる。逆に、テーパ面の底面側即ち、半径が大きい側が前述した傾斜規制部材71の最上位に相当して、ジョイスティックレバー50の傾倒角度が小さくなり、最大傾倒角度範囲も小さくなる。
ジョイスティックレバー50を最大に傾倒させると、テーパ部材77が傾斜規制部材82の穴部82aの縁に当接することで、ジョイスティックレバー50の最大傾倒が規制される。この時、テーパ部材77を回転させてロッド50bの中心軸Aに軸方向に移動させることにより、傾斜規制部材82(第1の傾斜規制部材)と当接するテーパ面の位置が頂部側又は底面側に変化するため、軸Bと中心軸A(ジョイスティックレバー50)とが成す角度が変化する。
例えば、図15に示すように、テーパ部材77を支点位置から遠離する方向に移動させると、テーパ面の頂部側が穴部82aの縁に当接する。従って、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度が大きくなり、最大傾向角度範囲も大きくなる。逆に、図16に示すように、テーパ部材77を支点位置に近づく方向に移動させると、テーパ面の底面側が穴部82aの縁に当接する。従って、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度が小さくなり、最大傾向角度範囲も小さくなる。
以上のように本実施形態は、設計上、傾斜規制部材82がフレーム部52に対して移動できない固定された構成であっても、ジョイスティックレバー50に移動可能に設けたテーパ部材を提供する。本実施形態は、固定された傾斜規制部材82に当接するテーパ面の半径を変更させることで、ジョイスティックレバー50の最大傾倒角度を調整することにより、湾曲部の湾曲角度を適正に調整することができる。また、傾斜規制部材82が移動しないので、フレーム部52を小型にでき、内視鏡の湾曲操作ユニット60の小型化を図ることができる。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について説明する。
図17は、湾曲操作ユニットの外観構成を斜めに見た斜視図である。図18は、本実施形態の2軸直交型ジョイント機構を内視鏡の湾曲操作機構に適用した構成例を示している。尚、本実施形態に構成部位において、前述した第1の実施形態に示した構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
前述した各実施形態では、球体54と球体受け部52bからなるボールジョイント機構で支点部を構成していたが、本実施形態では、2軸直交型ジョイント機構を支点部に用いた構成例である。
ワイヤ牽引部53は、前述したように十字状に直交する牽引腕部53e,53fを有し、張り出したそれぞれの腕部先端側に、湾曲操作ワイヤ19が係止部材19aによって係止されている。ワイヤ牽引部53の周囲には、環状の可動フレーム91が配置され、一方組の牽引腕部53eのそれぞれの両端が可動フレーム91に支持部92の中心軸となる軸C回りを回動可能(又は、揺動可能)に支持されている。さらに、可動フレーム91は、一対の支持部92と直交する方向(牽引腕部53eの中心軸となる軸Dの方向)で、固定されたフレーム52に一対の支持部93によって軸C回りを回動可能に支持されている。
このような2軸直交型ジョイント機構は、ジョイスティックレバー50を任意の方向に傾けると、ワイヤ牽引部53が可動フレーム91に対して軸C回り(例えば、X軸方向)に回動すると共に、可動フレーム91がフレーム52に対して、軸D回り(例えば、Y軸方向)に回動する。これらの直交する2軸C,Dにより、ワイヤ牽引部53のジョイスティックレバー50の立設した位置を支点(直交点P)として、2軸回りによるレバーの傾きに応じたワイヤ牽引を実現している。
図18は、この2軸直交型ジョイント機構を第1の実施形態で説明した湾曲操作機構に適用した構成例を示している。
この湾曲操作機構において、可動フレーム91を支持しているフレーム52は、ハウジング8に固定されている。ハウジング8内には、前述した穴部71aが中央に開口された円盤形状の傾斜規制部材71が昇降可能に螺合されている。穴部71aには、ジョイスティックレバー50が貫通して配置されている。本実施形態では、ジョイスティックレバー50が傾倒して穴部71aに当接した時の角度を最大傾倒角度とし、最大傾倒角度からその原点位置を抜けて反対側の最大傾倒角度に至る範囲を最大傾倒角度範囲としている。よって、傾斜規制部材71を昇降させて設定した位置により、ジョイスティックレバー50のおける傾倒角度が規制されている。
以上のように本実施形態によれば、ボールジョイント機構のおける1点支持の構成に比べて大型化してしまうが、それぞれの腕部の一軸方向に対して、2点支持で構成されているため、牽引腕部における強度や耐久性を高めることができる。
以上、説明した各実施形態及び各実施形態に基づく図面は、模式的なものであり、各構成部位における厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
1…内視鏡、2…挿入部、3…操作部、4…ライトガイドコネクタ、5…ビデオコネクタ、6…軟性ケーブル、7…通信ケーブル、8…ハウジング、10…グリップ、11…先端部、12…湾曲部、13…硬性管、16…スイッチ、19…湾曲操作ワイヤ、19a…係止部材、19b…コイルパイプ、50…ジョイスティックレバー、50a…指掛部、50b…ロッド、50c…筒状部材、50d…雄ネジ、51…ゴムブーツ、52…フレーム部、52a…底面、52b…球体受け部、52c…雌ネジ、52d…開口部、53…ワイヤ牽引部、53b…牽引腕部、53c…係止孔、53e…牽引腕部、53f…牽引腕部、54…球体、60…湾曲操作ユニット、71…傾斜規制部材、71a…穴部、71b…ネジ、72…円盤部材、73…調整リング、73a…雄ネジ、73b…雌ネジ、73c…受け部、74…傾斜規制部材、74a…穴部、74b…テーパ面、74d…貫通穴部、75…固定リング、75a…逆テーパ面、75b…雄ネジ、76…シャフト、77…テーパ部材、77a…雌ネジ、81…傾斜規制部材、81a…穴部、81b…ネジ、82…傾斜規制部材、82a…穴部、91…可動フレーム、92…支持部、93…支持部。

Claims (6)

  1. 湾曲部を有し、前記湾曲部をワイヤを牽引することにより湾曲させる内視鏡の湾曲操作機構において、
    一端を支点として、該支点を中心に他端を全方向に傾倒可能な操作レバーと、
    前記支点を備え、前記操作レバーが配置される開口部を有するフレーム部と、
    前記フレーム部の開口部に配置され、前記操作レバーが挿通される穴部を有し、該穴部で前記操作レバーの最大傾倒範囲を定める傾斜規制部材と、
    前記傾斜規制部材を前記支点に対して遠近方向に移動可能な移動調整部を備えたことを特徴とする内視鏡の湾曲操作機構。
  2. 前記操作レバーの中心軸の方向は、前記穴部の深さ方向と平行であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の湾曲操作機構。
  3. 前記移動調整部は、前記穴部と螺合する螺合部を有することを特徴とする請求項2記載の内視鏡の湾曲操作機構。
  4. 前記フレーム部は、前記傾斜規制部材における、前記穴部の深さ方向と平行な軸まわりの回転を規制する回転規制手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡の湾曲操作機構。
  5. 支点を有し、該支点を通る中心軸を基準として該支点を中心に全方向に傾倒可能な操作レバーと、
    前記支点を保持し、前記操作レバーが挿通される穴部を有するフレーム部と、
    フレーム部に設けられた第1の傾斜規制部材と、前記揺動の範囲を定める第2の傾斜規制部材とを有し、
    前記第2の傾斜規制部材は、前記操作レバーと螺合する螺合部により、前記中心軸方向に移動可能な移動調整部を備えたことを特徴とする内視鏡の湾曲操作機構。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の湾曲操作機構を備えた内視鏡。
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