JP2016055000A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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【課題】特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避するドラム式洗濯機を提供する。【解決手段】乾燥手段から回転槽4内への送風は、水槽2の背面上部から前方へ、または開口部5の上分周縁から後方へ行われるようにし、制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程でヒータ3aにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が突起体12により大きく持ち上がらない回転数、もしくは回転時間で回転槽4を回転させるとともに、乾燥手段を駆動させるようにした。これにより、乾燥手段からの送風は、洗濯物に接触せず、温風の状態で流れ、被乾燥物を乾燥させる。【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等の温水洗濯を行うドラム式洗濯機に関する。
従来、洗濯水を加熱する機能を設けた洗濯機は、所望温度に洗濯水を加熱することで洗剤に含まれる酵素の効能を最大限に発揮し効果的な洗浄力を得ることができ、洗濯物に付着した落ち難い汚れを落とすことができるなど、非常に重宝されている。一方で、洗濯水の加熱に伴って発生する蒸気によって、機器の各部分へ不具合が発生するのを回避するため、特別にシール材を構成するなど、種々の結露対策構成を別途設けている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−68801号公報
しかしながら、前記従来の構成では、本来の洗濯するための機能に追加して結露対策用の構成が別途必要となり、使用者からすると無駄な部品・コストの追加となっていた。また、水槽と連結されて密閉状態にできない部分については、シール材を構成できず、結露の発生を回避することができない、という課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避できる、ドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され、前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上部から前方へ、または前記開口部周縁の上部から後方へ、行われるようにし、前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記突起体により上方まで持ち上がらない回転数で前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させるようにしたものである。
このような構成によって、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避することができる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図 本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート 比較例の洗濯機の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図 比較例のドラム式洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図 本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図
第1の発明は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され、前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上部から前方へ、または前記開口部周縁の上部から後方へ、行われるようにし、前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記突起体により上方まで持ち上がらない回転数で前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させることを特徴とするドラム式洗濯機としたものである。
このような構成によって、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避することができる。
第2の発明は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され、前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上部から前方へ、または前記開口部周縁の上部から後方へ、行われるようにし、前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記突起体により上方まで持ち上がらない回転時間内に前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させることを特徴とするドラム式洗濯機としたものである。
このような構成によって、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避することができる。
第3の発明は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上半分のいずれかから前方へ、または前記開口部の上半分のいずれかから後方へ、行われるようにし、前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記回転槽に張り付く回転数で前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させることを特徴とするドラム式洗濯機としたものである。
このような構成によって、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る洗濯機について、図面を参照しながら説明する。なお
、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図である。図2は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。図3は、従来のドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。図4は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図である。図5は、比較例のドラム式洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図である。
図1〜図5において、有底円筒形に形成された水槽2が筐体1内に弾性的に支持されている。この水槽2内に有底円筒形に形成された回転槽4が回転可能に配設されている。回転槽4の回転軸心10は、回転槽4の円筒形の中心線とほぼ一致しており、これは水槽2の円筒形の中心線ともほぼ一致している。
水槽2および回転槽4は、前面側に各々、開口部5、6が設けられている。水槽2の開口部5側を筐体1の正面側にして、回転槽4の回転軸心10が水平方向から前上がりに傾斜(例えば、10〜20度)されて支持されている。回転軸心10が前上がりに傾斜することで、少量の水で回転槽4の底部11側に深い貯水状態が得られ、節水性を向上することができる。しかし、節水性を考慮しなければ、回転軸心10は水平であってもよい。
水槽2の開口部5および回転槽4の開口部6に対向して、筐体1の前面に開閉自在な扉体7が設けられている。使用者は、扉体7を開くことにより、回転槽4に対して洗濯物を出し入れすることができる。なお、水槽2の開口部5の周囲には、柔軟な、例えばラバー等の弾性体によって成形されたベローズ8が配設されている。扉体7が閉じられると、その内面にベローズ8の一端が圧接し、開口部5と扉体7がシールされる。
水槽2の開口部5と反対側の端面には、回転槽4を回転駆動するモータ9が取り付けられている。モータ9のロータは、回転槽4の回転軸心10で回転槽4と連結されており、モータ9の回転は回転軸心10によって回転槽4に伝達される。回転槽4の周壁には、複数の突起体12が回転軸心10に向かって突出して設けられている。回転槽4が回転することにより、洗濯物が突起体12で引っ掛けられて上方に持ち上げられ、ある程度の高さから落下させるといった撹拌動作が行われる。
回転槽4の周壁には、小孔13が全周にわたって複数設けられており、水槽2内の洗濯水が所定の水位に溜まると、小孔13から回転槽4内に洗濯水が入ってくるように構成されている。
水槽2の上方には、洗剤を収容する洗剤容器14が設けられている。洗剤容器14は、水道の蛇口と接続されている給水弁15に接続されており、この給水弁15の開閉によって洗剤容器14への水道水の供給と停止が行われる。
水槽2の内底下部には凹形状の排水溝3が設けられる。排水溝3の底部かつ水槽2の最下点近傍には、水槽2内の洗濯水を排出する排水口17が設けられ、また排水口17から排出される洗浄水を筐体1の外へと導く排水経路18が設けられている。排水経路18の途中には、排水経路18を開閉する排水弁19が設けられている。
排水溝3には、洗濯水を加熱するヒータ3aが設けられており、所望温度に洗濯水を加熱することができる。
水槽2は、洗濯物を乾燥する乾燥手段と連通しており、乾燥手段は、乾燥ファン20、除湿手段21aおよび加熱手段21bから成る。乾燥工程においては、乾燥ファン20の作用により、除湿手段21aで除湿され、加熱手段21bで加熱されて乾燥した温風が、水槽2の背面の上部の位置に設けた送風口23から、水槽2および回転槽4の内側に向けて図1に矢印aに示す通りに噴出する。その後、乾燥した温風は、回転槽4内の洗濯物と熱交換して洗濯物を乾燥した後、湿った低温の状態となって、水槽2の前方上部に設けた排気口24から図1に矢印bに示す通りに除湿手段21aから加熱手段21bに戻り、除湿された後、再度加熱される。この循環を繰り返す。また、乾燥工程において洗濯物から発生した糸屑は、着脱可能な乾燥フィルタ22により回収され、使用者により廃棄される。
なお、送風口23は、水槽2の背面の上部に形成しているが、水槽2の背面の上半分のいずれかの位置に形成していればよい。また、送風口23は、回転槽4の開口部6の周縁の上部に形成してもよく、開口部6周縁の上半分のいずれかの位置に形成してもよい。
筐体1内には、ヒータ3a、モータ9、給水弁15、排水弁19、乾燥ファン20等を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各工程の動作を設定されたプログラムに基づいて制御する制御手段25が設けられている。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下、その動作、作用を説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。
使用者が、扉体7を開いて回転槽4内に洗濯物を投入して運転を開始すると、制御手段25は、洗い工程を開始し、投入された洗濯物の量を検知する。その後、給水弁15を開き、洗濯水が洗剤容器14内に貯蔵された洗濯洗剤を溶かして、洗濯水が水槽2内に給水される。
水槽2内に溜められる洗濯水は、水槽2の下部と連通した水位検知手段16によって検知される。洗濯物の量に応じて設定された水量が溜められると、制御手段25は、給水を停止する。回転槽4は、モータ9によって正逆回転駆動され、回転槽4内に収容された洗濯物は、突起体12により回転方向に持ち上げられた後、落下し、洗濯物は、叩き洗いの作用によって洗浄される。
所定の洗い時間が経過すると、排水弁19が開かれ、水槽2内の洗濯水は排水経路18を通して排水される。排水完了後、新たにすすぎ用の洗濯水が給水されてすすぎ工程を開始する。すすぎ工程における回転槽4の動作は、洗い工程と同様である。
所定回数のすすぎ工程が終わると、脱水工程を開始し、排水弁19を開いて水槽2内のすすぎ用の洗濯水が排水される。回転槽4が高速で回転して、洗濯物に含まれているすすぎ用の洗濯水が脱水される。脱水工程を所定時間実行して運転を終了する。なお、「洗濯〜乾燥」運転が選ばれた場合は、脱水工程に続いて乾燥工程を実行する。
また、使用者により温水で洗濯するコースが選ばれた場合は、ヒータ3aにより洗濯水が所定温度まで加熱されて、洗い工程が行われる。洗濯水がヒータ3aにより加熱されると、水槽2内および回転槽4内には蒸気が発生して、蒸気は水槽2および回転槽4の上部から矢印bの通りに上昇し、着脱可能な乾燥フィルタ22の周辺で結露してしまう。
これについて、詳しく説明する。図3は、本発明に至る過程で実験した比較例のドラム
式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。図3(a)に示す通り、「洗濯〜乾燥」運転が選択された場合、洗い工程で乾燥フィルタ22に結露が発生しても、その後の乾燥工程中に乾くため、問題とはならない。
しかしながら、図3(b)に示す通り、「洗濯のみ」運転が選択された場合、洗い工程中に発生した結露は、乾燥フィルタ22に付着したままで運転終了するため、使用者が乾燥フィルタを取り外した場合、付着した結露が洗濯機外の床面などに滴下し、床面を汚し、床面が木製の場合には、床面を腐らせたりする虞がある。
この問題に対して、一般的に、乾燥フィルタ22が結露した場合は、使用者が「乾燥のみ」運転を別途実施することで対応している。
しかしながら、この対応は、使用者に手間をかけさせるだけでなく、大変効率が悪い内容となっている。図5は、比較例の洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図である。比較例の乾燥運転は、除湿手段21aおよび加熱手段21bにより除湿されると共に熱せられ乾いた温風が回転槽4内の洗濯物と効率よく熱交換するよう、突起体12により洗濯物が持ち上げられ、回転槽4内をくまなく舞うように回転槽4が駆動される。その結果、温風は、洗濯物を乾かせた後、湿った低温の状態で図1に矢印bに示す通りに、除湿手段21aおよび加熱手段21bに戻り、循環する。よって、乾燥フィルタ22を通過する風は、湿った低温の状態であり、付着した結露を乾燥するのには適さず、結露を除去するには非常に長時間を要することとなる。その結果、非常に多くの無駄なエネルギーを浪費する問題がある。
そこで、本発明は、図2(b)に示す通り、「洗濯のみ」運転が選ばれた場合、最終脱水後に洗濯物が突起体12により大きく持ち上がらない回転数、もしくは、回転時間で回転槽4を回転させるとともに、乾燥手段を駆動させる仕上げ工程を設けている。
即ち、図4に示す通り、回転槽4を低速(例えば15r/min程度)で回転させると、洗濯物は、突起体12により上方まで持ち上がることはなく、回転槽4の下部に集まった状態となるため、送風口23から出る図4に矢印aで示す乾いた温風と接触して熱交換することはなく、その結果、乾いた温風は、乾いた温風の状態のまま図4に矢印bで示す通りに流れ、乾燥フィルタ22周辺の結露を除去する効果が得られる。
回転槽4を低速で回転させた状態では、洗濯物は、突起体12により上方まで持ち上がることはないが、突起体12に引っ掛けられて、回転槽4の回転に伴って回転槽4内で転がる状態となっている。
回転槽4を回転させずに乾燥手段を駆動させると、回転槽4の下部に集まった洗濯物の上表面のみが乾いて、最終脱水後の状態のまま放置されることで、いわゆる脱水シワが付く問題がある。
本発明によれば、回転槽4を低速で回転させることにより、洗濯物は、突起体12に引っ掛けられて、回転槽4の回転に伴って回転槽4内で転がる状態となるので、脱水シワの問題を解消することができる。
なお、回転槽4は、常時回転させる必要はなく、脱水シワが生じない程度に洗濯物を回転させることが可能なように断続的に回転させてもよい。
本実施の形態では、回転槽4の回転数は、洗濯物の量にもよるが、洗濯物が回転槽4の回転方向側の回転槽4の半分よりやや上方位置まで持ち上がる程度の回転速度以下に設定
している。回転槽4の回転速度は、回転槽4の回転に伴って持ち上げられた洗濯物が上方から落下して乾いた温風の流れを大きくさえぎらない回転速度が好ましい。
また、回転槽4を短時間(例えば、本実施の形態では、2秒程度)回転させてもよい。短時間の回転槽4の回転では、洗濯物が突起体12により上方まで持ち上がることはないため、同様に乾燥フィルタ22周辺の結露を除去する効果が得られる。回転槽4を回転させる時間は、回転槽4を回転させても洗濯物が突起体12により持ち上がらない程度の時間であり、本実施の形態の2秒程度に限定するものではない。
回転槽4を短時間回転させた状態では、洗濯物は、突起体12により上方まで持ち上がることはないが、突起体12に引っ掛けられて、回転槽4の回転に伴って回転槽4内で転がる状態となっている。洗濯物は、回転槽4の回転に伴って回転槽4内で転がる状態となるので、脱水シワの問題を解消することができる。
なお、回転槽4は、脱水シワが生じない程度に洗濯物を回転させることが可能な時間間隔で断続的に回転させてもよい。
回転槽4の回転時間は、洗濯物の量にもよるが、洗濯物が回転槽4の回転方向側の回転槽4の半分よりやや上方位置まで持ち上がる程度の回転時間以下に設定している。回転槽4の回転時間は、回転槽4の回転に伴って持ち上げられた洗濯物が上方から落下して乾いた温風の流れを大きくさえぎらない回転時間が好ましい。
以上のように、本発明のドラム式洗濯機は、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生や、洗濯機外への結露水滴下による不具合発生を回避することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗濯物の状態を表す模式図である。以下、実施の形態1とは異なる点のみを説明する。
本発明の第2の実施の形態では、回転槽4を通常の乾燥よりも高速(例えば80r/min程度)で回転させている。回転槽4を高速で回転させると、図6に示す通り、洗濯物は、回転槽4の内側に張り付き落下することはない。従って、送風口23から出る乾いた温風は、図6に矢印aで示すように、洗濯物は、乾いた温風と接触して熱交換することはなく、その結果、乾いた温風は、乾いた温風の状態のまま、図6に示す矢印bの通りに流れ、乾燥フィルタ22周辺の結露を除去する効果が得られる。
なお、回転槽4の高速の回転は、断続的に行なうものである。回転槽4の回転を停止すると、洗濯物は回転槽4の下部に落下し、回転槽4の回転時に温風に接触していない部分が表面になる。再び回転槽4の回転が始まると、回転槽4の内側に張り付いた状態となって、新たな部分が温風と接触することになる。これにより、洗濯物の一部分のみが乾くことによる脱水シワを抑制することができる。
以上のように、本発明のドラム式洗濯機は、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生や、洗濯機外への結露水滴下による不具合発生を回避することができる。
なお、本発明の各実施の形態では、乾燥手段として、乾燥ファン20と、除湿手段21aおよび加熱手段21bの両方を駆動させているが、乾燥ファン20のみを駆動させても良い。
また、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、特別な構成を別途設けることなく、結露の発生による機器の不具合発生や、洗濯機外への結露水滴下による不具合発生を回避することができ、大変有用である。
1 筐体
2 水槽
3 排水溝
3a ヒータ
4 回転槽
5、6 開口部
7 扉体
8 ベローズ
9 モータ
10 回転軸心
11 底部
12 突起体
13 小孔
14 洗剤容器
15 給水弁
16 水位検知手段
17 排水口
18 排水経路
19 排水弁
20 乾燥ファン
21a 除湿手段
21b 加熱手段
22 乾燥フィルタ
23 送風口
24 排気口
25 制御手段

Claims (3)

  1. 洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され、前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上部から前方へ、または前記開口部周縁の上部から後方へ、行われるようにし、
    前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記突起体により上方まで持ち上がらない回転数で前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され、前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上部から前方へ、または前記開口部周縁の上部から後方へ、行われるようにし、
    前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記突起体により上方まで持ち上がらない回転時間内に前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記回転槽の内側に設けられた突起体と、前記水槽の下部に設けられた排水口と、前記水槽の下部に設けられた洗濯水加熱用のヒータと、洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程の洗濯乾燥動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記乾燥手段から前記回転槽内への送風は、前記水槽の背面の上半分のいずれかから前方へ、または前記開口部の上半分のいずれかから後方へ、行われるようにし、
    前記制御手段は、洗い工程および/またはすすぎ工程で前記ヒータにより洗濯水を加熱した場合は、脱水工程後に洗濯物が前記回転槽に張り付く回転数で前記回転槽を回転させるとともに、前記乾燥手段を駆動させることを特徴とするドラム式洗濯機。
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